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2007/9/10 1 組織変革のソーシャル・キャピタルの研究 組織の認識と

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2007/9/10 1 組織変革のソーシャル・キャピタルの研究 組織の認識と
2007/9/10
資料1
‹
組織変革のソーシャル・キャピタルの研究
‹
‹
‹
2007年 7月21日
京都大学
若林直樹
組織内部や組織間フィールドでのコミュニ
ケーション・ネットワークのある種の構造特性
や過程の特質は、組織の認識、学習、文化に
影響する。
‹ 従って、そうしたコミュニケーション・ネットワー
クの開発や解体をすることは、組織変革に対
する一定の効果を発揮する
‹
組織の認識と学習に影響するネットワークのメ
カニズム
‹
科研プロジェクトの研究計画について
‹
‹
‹
効果的なコミュニケーション・ネットワークの構造と
効果的なコミ
ニケ シ ン ネ トワ クの構造と
過程
個人ではなく組織水準で発達する知識
コミュニティ・オブ・プラクティス(CoP)の生成・
発達・衰退とネットワーク特性の影響
組織の認識と学習に影響を与えるコミュニケー
ション ネットワ クの構造や過程の特性の研究
ション・ネットワークの構造や過程の特性の研究
組織の変革メカニズムとコミュニケーション・ネット
ワークの働きの研究
代表的な実証的領域での変革効果解明
‹
‹
‹
‹
組織統合へのネットワーク効果
組織認識への影響:人事評価への納得
ベンチャー・ネットワークでのCoP構築
地方自治体での官民パートナーシップ
1
2007/9/10
‹
組織変革研究
変革「何らかの目的で意図を持った主体が、その
変革「何らかの目的で意図を持
た主体が その
対象となる状況ないし現実に対して、何らかの働
きかけを行うこと」(内野, 2006, 32)
‹ 変革要因(内野, 2006)
‹
環境に適応する新しい知識の構築と共有
‹ 新しい行動への変革
‹
‹
リーダーシップ、動機付け、コミットメント
‹ 集団の凝集性と行動
‹ 戦略、事業構造、ビジネスモデル
‹
組織変革=組織的知識の構造変容
‹
ソーシャル・キャピタル理論の発達
経営資源となる社会ネットワークの構造と過程の
経営資源となる社会ネ
トワ クの構造と過程の
特性(Adler &Kwon, 2002)
‹ 組織コミットメント、組織認識へのネットワークの構
造効果(Kilduff et al., 2006)
‹ Community of Practice論:学習と行動変革
組織変革に不可避な抵抗の発生
‹ 学習の展開による抵抗の抑制
‹
変革=認識と学習モードの変化と行動変容
‹
組織変革へのソーシャル・キャピタルの特定
変革に効果的なネットワークの特性
変革に効果的なネ
トワ クの特性
‹ ネットワーク診断と変革管理への支援
‹
‹
‹
組織コミュニケーション論とネットワーク論
コミュニケーション・ネットワークの分析
‹ 組織の認識と行動への効果診断
変革への抵抗の抑制と学習
‹
‹
‹
組織変革=学習モードの変化論
‹
Smart Networking of Change Agent
変革主体がスマートに変革をネットワークする
‹ 効果的なネットワ
効果的なネットワーキングのあり方
キングのあり方
‹
‹
組織内と組織間のフィールドへの応用
‹
‹
様々な対象での認識と学習モードの転換
2
2007/9/10
コミュニケーション論での展開(国際コミュニ
ケーション学会など)
‹
‹
企業水準のソーシャル・キャピタル
実証的な研究の必要性
動機付け、組織コミットメント、組織文化
動機付け
組織コミ トメント 組織文化
‹ リストラ、合併・買収、企業グループ
‹ 組織間フィールド:系列、提携、ベンチャリング、
官民パートナーシップ
‹
‹
組織変革
ソーシャル・キャピタル論(INSNA、ASA等)
‹
‹
ネットワーク分析を用いた組織コミュニケーション
論の構築と学習効果の診断
組織行動の変化
‹
組織帰属、ミクロ組織行動、知識学習、イノベー
組織帰属
ミクロ組織行動 知識学習 イノベ
ション、HRMに効果的なソーシャル・キャピタル
コミュニティ・オブ・
プラクティス構築
‹
組織の認識・
学習の形成と共有
組織論での展開(AOM, 組織学会など)
効果的なソーシャル・
キャピタル
‹
本研究の注目する領域
組織の再編と統合
‹ 人的資源管理での組織認識変動(「納得」形成)
‹ 起業家ネットワークでの変革
‹ 地方自治体改革での学習変革
‹
サブテーマ
①コミュニケー
ション・ネットワー
クと学習効果の
分析
種別
研究代
表者
研究分
担者
研究分
担者
研究分
担者
研究協
力者
③ネットワーク開 研究分
発と組織認知
担者
④起業家ネット 研究分
ワークの開発と
ワ
クの開発と 担者
学習の分析
研究分
担者
研究協
力者
②変革マネジメ
ントの理論と手
法の研究
⑤地方自治体
改革でのとコミュ
ニケーション開
発
研究分
担者
研究分
担者
氏名
若林直樹
所属
京都大学
役割
・プロジェクトの全体統括
・組織のコミュニケーション・ネットワークの学
習効果の構造分析
金光淳
京都産業大学
・組織のコミュニケーション・ネットワークの学
習効果の構造分析モデルの開発
山岡徹
横浜国立大学
・企業間ネットワークでの変革管理モデルの
分析
菊地彰
広島大学
・企業内ネットワークでの変革管理手法の分
析
Zamarian,
イタリア・トレント大学 ・組織ルーティンの変革管理についての日
Marco
情報経営学部
欧比較
山口生史
明治大学
・コミュニケーション・ネットワーク開発が組織
認知に与える構造効果の国際比較
山田仁一郎 香川大学
・ベンチャー・クラスターにおける起業家ネッ
トワークでの学習過程の分析
トワ
クでの学習過程の分析
稲垣京輔
横浜市立大学
・起業における起業家ネットワークの学習過
程の分析
Svejenova, S スペイン・ESADEビ ・スペインなどの欧州のベンチャーのネット
ilvia
ジネススクール
ワーク研究と国際比較への協力と助言
田尾雅夫
京都大学
菊地彰
再掲
・地方自治体での官民パートナーシップによ
る経営改革の研究
・地方自治体組織のでコミュニケーション開
発と学習のネットワーク分析
3
2007/9/10
サブテーマ
平成19年
平成20年
平成21年
①コミュニケーション・
成果公表
ネットワーク診断モ モデル研究→ INSNA中間報告 → ネットワーク調査実施→
→組織学会
デル開発
開発効果
②変革マネジメ
ントの理論と手
法の研究
③ネットワーク開
発の組織認知
への構造効果
分析
④起業家ネット
ワークの開発と
ワ
クの開発と
学習の分析
先行事例調査→ 組織変革の国際比較→ ネットワーク調査実
施
→INSNA
経営行動学会
パイロット調査→ 調査手法開発→
較調査
→国際コミュニ
ケーション学会
⑤地方自治体
の官民パートナー
シップ開発
国内事例調査 → 自治体組織の →
ネットワーク分析
効果の検討
‹
欧州代表クラスター→
事例調査
国内調査 →国際比
日本事例調査→ 欧州との比較
ワークショップ
ワ
クショップ
自治体学習
→欧州起業家
研究ネットワーク
研究ネットワ
ク
(RENT)
→日本公益学
会
日本経営学
会
エリアとアジェンダ
‹
組織内、組織間システムに於ける学習と変革
へのコミュニケーション・ネットワークの構造効
果のイメージを作りたい
‹ ネットワークが組織の認識と学習のモード変
化に与える効果
‹ CoP構築
CoP構築の組織論的なイメージづくり
組織論的なイメ ジ くり
‹ CoPの構築・解体に効果を持つソーシャル・
キャピタル
‹
‹
理論
1年目:変革概念研究
‹
組織変革論に於ける認識・学習の変化←変革論
‹ それに対するネットワークの効果←SC論
‹ そしてその診断方法←コミュニケーション診断
‹
‹
‹
‹
実証領域:CoP構築とネットワーク
組織統合におけるネットワーク効果
組織統合におけるネ
トワ ク効果
人的資源管理システムの転換
‹ 起業家ネットワークでの変革
‹ 公的セクター組織の改革
‹
‹
‹
‹
研究会:変革、ネット
研究会
変革 ネ ト
ワーク、認識の関連検討
海外学会調査
(INSNA)
海外研究者交流
(Zamarian, Aldrich)
パイロットフィールド調査
‹
‹
‹
3年目:学習効果検討
‹
‹
2年目:構造効果検討
‹
‹
研究会:構造効果検討
海外学会調査(ICA)
海外研究者交流
(Svejenova)
各フィールドでの実証研
究
‹
研究会:各エリアからの
研究報告と討議
国内・海外への成果報
告の展開(AOMなど)
成果のとりまとめ
4
2007/9/10
‹
研究テーマ
‹
研究する領域の設定
‹
研究活動の方法
‹
予想される成果とその方向性
5
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