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神戸市スポーツ振興審議会

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神戸市スポーツ振興審議会
神戸市スポーツ振興審議会
資
料
日 時:平成 18 年 7 月 19 日(水) 13:30~
場 所:市庁舎 1 号館 23 階 1235 会議室
目
次
報告事項
①体育施設の指定管理者制度の導入後の状況について
………P1
②本年度のスポーツイベントについて
………P2
③第 61 回国民体育大会(のじぎく兵庫国体)について
………P3
意見交換資料
○
部活動の振興と外部指導員の役割について
………P8
報告事項①
体育施設の指定管理者制度の導入後の状況について
平成 18 年 4 月 1 日から、教育委員会所管施設では 13 施設で指定管理者制度を導入し
た。
(1)体育施設の利用者の状況及び前年度同時期との比較
平成18年度
平成17年度
(単位:人)
4月
5月
6月
102.2%
11,334
14,149
12,532
38,015
85,710
101.4%
26,209
28,512
29,771
84,492
5,472
16,080
102.7%
5,277
4,965
5,416
15,658
4,016
4,361
12,045
102.4%
4,115
3,839
3,811
11,765
6,303
6,229
7,174
19,706
103.2%
6,502
5,785
6,809
19,096
西
8,265
9,439
9,771
27,475
102.8%
8,481
9,585
8,654
26,720
計
63,678
68,313
67,878
199,869
102.1%
61,918
66,835
66,993
195,746
4月
5月
6月
計
中央
10,630
14,279
13,944
38,853
王子SC
29,511
29,043
27,156
東灘
5,301
5,307
須磨
3,668
垂水
対前年同期比
計
(2) 実施した新たなサービス
①体育施設
(王子 SC、中央体育館、4地区体育館)
ア) 無休営業
月1回の施設点検日を除く。
(4月~)
イ) インターネット HP の立ち上げと、施設の空き情報の提供
(6月~)
②ポートアイランドスポーツセンター
ア) 薄暮料金の導入(3月~)
施設
プール
スケート
区分
通常料金
薄暮料金
大人
600 円
500 円
こども
300 円
200 円
1,300 円
1,000 円
700 円
500 円
大人
こども
イ) 利用時間の延長
プールは、勤労者の利便を配慮して、終了時間を 19 時から 20 時 30 分に延長
(3) 今後実施予定のサービス
①中央体育館でのトレーニングジムの開設(7月 29 日
開設予定)
②夏休み子供サッカー教室、ワン・コイン健康教室、チアリーディング教室、シェイプ
アップ教室など初心者を対象としたスポーツ教室を新規実施 (秋季より)
③ポートアイランドホールにおいては、共同事業者である神戸国際会館とタイアップし
て興行の誘致を行うとともに、フットサル大会やエアロビクス関西大会の誘致
(4) その他
上半期終了後及び年度終了後の2回にわたり、指定管理者選定委員会において事業評価
を行う
-1-
報告事項②
本年度のスポーツイベントについて
大会の開催を通じて、スポーツに触れる機会・トップアスリートとふれ合う機会を提
供し、神戸アスリートタウンの推進を図る。
(1)第19 回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)
①開 催 予 定 日:平成 18 年 8 月 2 日(水)~4日(金)
②会
場:神戸文化ホール
③参加予定者数:選手約 3,600 人(194 チーム)、観客数約 20,000 人
④概
要:別名「ダンスの甲子園」とも呼ばれ、ダンスを志す生徒・学生にと
ってあこがれの場であるとともに、全国の高校生・大学生がダンス
を演じ競い合う貴重な場となっている。
(2)2006 バレーボール世界選手権神戸大会
①開 催 予 定 日:平成 18 年 10 月 31 日(火)~11 月 5 日(日)
②会
場:グリーンアリーナ神戸
③種
目:女子第一次ラウンド
Pool C:ブラジル・アメリカ・オランダ、プエルトリコ・カメルーン・カザフスタン
④試
合
⑤概
数:15 試合
要:世界選手権はバレーボール界で最も歴史と伝統のある世界最大規模の
イベントであり、男女ともオリンピックの中間年 4 年毎に開催される。
今大会は男子が第 16 回目、女子が第 15 回目を数え、この日本で開催
される世界選手権男女大会は、1974 年、1998 年に次ぐ 3 回目の男女
同時期、同一国開催となる。出場チーム数は世界選手権出場を目指し
て、それぞれの予選大会へ男女延べ 170 チームと多くのチームがエン
トリーし、予選を勝ち抜いた男女併せて延べ 48 チーム(男子 24、女子
24)が本大会に出場する。
(3)2006神戸全日本女子ハーフマラソン
①開
催
日:平成 18 年 11 月 19 日(日)
午前 9 時 30 分スタート
②コ
ー
ス:8月上旬頃に、記者資料提供予定
ハーフ…HAT 神戸(県立美術館前)~長楽町7丁目折返~神戸ハーバーランド
1 0 k m…HAT 神戸(県立美術館前)~新川運河プロムナード
③参加予定者数:約 2,000 人
スタート
HAT 神戸
④概
要:本大会は、市民が世界のトッ
プランナーと走ることので
きる絶好の機会であるとと
ゴール
モザイク
もに、身近にトップレースを
観戦できる機会となる。
折返し
長楽町7
-2-
報告事項③
第61回国民体育大会(のじぎく兵庫国体)について
(1)大会運営
①競技日程及び選手監督数(神戸市開催分)
競技名(種別等)
水泳
会場
水球
ポートアイランドスポーツセンター
飛込
ポートアイランドスポーツセンター
サッカー
(成年男子)
バスケットボール
(少年男子・女子)
ユニバー記念競技場
同補助競技場
神戸ウイングスタジアム
しあわせの村運動広場
グリーンアリーナ神戸
中央体育館
県立文化体育館
1
日
2
月
日程(平成 18 年 10 月)
3 4 5 6 7 8
火 水 木 金 土 日
○
○
○
9
祝
10
火
選手・
監督数
224
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
150
○
256
819
○
縦走
摩耶山特設縦走コース
○
○
クライミング
神戸ポートアイランドホール
○
○
○
ボウリング
神戸六甲ボウル
○
○
○
テニス
総合運動公園テニスコート
しあわせの村テニスコート
○
○
○
○
陸上競技
ユニバー記念競技場
○
○
○
○
○
1,692
フェンシング
中央体育館
○
○
○
○
○
404
山岳
372
456
○
合
410
4,783
計
(参考)
大会運営従事者数
ア
競技役員
約1,500人
イ
競技補助員
約1,800人
ウ
大会運営ボランティア
約
エ
競技会係員
延べ
800人
約2,100人
②スポーツ芸術(公開競技)
事 業 名
実
阪神・淡路大震災の記録展 「寅さん長田に帰る」
神戸総合型地域スポーツクラブ 平成18年度活動発表会
特別展 オルセー美術館展-19世紀・芸術家たちの楽園-
神戸市室内合奏団設立25周年・モーツアルト生誕250周年特別記念
ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団と奏でるモーツアルトの夕べ
特別展示 -ロートレック・ミュシャ・シャレ-
19世紀末パリのポスターとモード展
特別展 没後20年 荻須高徳展
-3-
施 日
9/30(土)~10/2(月)
10/3(火)~ 10(火)
10/7(土)
9/29(金)~12/24(日)
10/6(金)
場
所
県立文化体育館
長田区役所7階ホール
神戸文化ホール(中ホール)
市立博物館
神戸文化ホール
(中ホール)
7/15(土)~10/10(火)
神戸ファッション美術館
8/5(土)~10/9(月)
市立小磯記念美術館
(2)広報・PR活動の実施
「第61回国民体育大会神戸市広報実施計画」に基づく広報活動を実施
①バナー、のぼりの掲出
ア)
市街地を中心としたバナーの掲出
(新神戸~東遊園地等中心市街地及び競技会場周辺
約 800 枚)
イ)
競技会場周辺及び会場最寄駅からの導線にのぼりを設置(約 1,000 本)
ウ)
設置期間:開催直前から大会終了まで
②車両窓ステッカーの貼付
ア)
神戸市営地下鉄及びバス(市営地下鉄 208 枚、市営バス 540 枚)
イ)
神戸新交通ポートアイランド線(90 枚)
ウ)
5月22日(月)より順次貼付
③印刷物等による広報
ア)
「広報こうべ」への掲載
・4月号から毎月関連記事を掲載、10月号において観戦特集
イ)
国体PRパンフレットの改訂
・競技日程等を補充・表紙デザイン刷新など、5月に改訂(20,000 部)
・各区役所及び北須磨支所にて配布
ウ)
小学生向け観戦ガイドの作成
・競技説明を中心とした児童向け観戦ガイドを作成(A4版 24 頁
85,000 部)
・市立小学校児童へ6月配布
エ)
市民向け観戦ガイド作成(50,000 部)
オ)
関係機関広報誌等へのPR記事の掲載
・神戸市体育協会、神戸アスリートタウンクラブ、神戸市PTA協議会
④イベントでのPR
ア)
区役所、市民、関連団体との連携
・神戸まつりおまつりパレードへの参加【5月13日(土)
】
地域スポーツクラブのバトントワリング、車いすダンス同好会、県実行委
員会、障害者スポーツ大会事務局と合同で参加
・各区の神戸まつりでのPR【5 月 12 日(金)・14 日(日)・20 日(土)・21 日(日】
(全9区)
はばタンダンス、はばタン着ぐるみ、国体PRレディー等によるPR
・会場周辺の地域住民によるイベントでのPR
・大会期間中の関連イベントへの支援
イ)
100日前イベントの開催【6月25日(日)】
⑤その他のメディアの利用
ア)
ホームページによる観戦情報やアクセス情報等の提供
イ)
報道機関との連携
-4-
(3)市民運動の推進
①事前PRの実施
ア)
はばタン着ぐるみ等によるPR
イ)
はばタンダンスの普及
ウ)
国体PRグッズの配布
②クリーン作戦の実施
ア)
中心市街地(三宮)において、クリーンキャンペーンを実施
イ)
9月上旬~10月初旬頃に各区において実施
③競技プログラム表紙デザイン
ア)
デザイン依頼先
市立六甲アイランド高校
イ)
対象競技
陸上、テニス、フェンシング、山岳、ボウリング
④神戸の花卉での飾花(各競技会場)
花卉栽培農家等の協力により実施
⑤NPOや商店街等によるおもてなし
ア)
ウエルカムイベントの実施
イ)
歓迎装飾(バナー・飾花等)の実施
(4)大会旗・炬火リレーの実施
①採火式
ア)
日
時
平成18年9月15日(金)夕刻
イ)
場
所
東遊園地
ウ)
炬火名
“希望の灯り”・・・「1.17希望の灯り」より移し火
②リレー
日
程
コース
9月15日 採火式終了後出発
(金) 三宮・元町周辺、元町商店街・三宮センター街
17日 灘区水道筋、長田区新長田南(本町筋・六間道・大正筋)の各
(日) 商店街
24日 各区代表小学校(10校)の運動会をリレー
(日) ・渦が森小 ・摩耶小 ・中央小 ・夢野小 ・広陵小 ・長尾小
・真陽小 ・高倉台小 ・西舞子小 ・井吹東小
-5-
区間数
計6区間
計4区間
3コース
計10区間
意見交換
部活動の振興と外部指導員の役割について
(1)部活動の現状について
部活動は、運動や文化活動の楽しさ、喜びを、さらにはルールなどを通じて社会的規範の重要
性を知るとともに、生徒同士の友情を育んでいく重要な活動であり、学習活動と並んで中学校教育
の柱のひとつとして、今後も活発に推進していく。
しかし、少子化の進行に生徒数減少とそれに伴う教員数(指導者)減少により、部活動の休・廃
部せざるを得ない状況は変わらず、危機的状況は続いている。
一方、神戸総合型地域スポーツクラブの整備等により、児童がスポーツを行う環境が整いつつ
あり、そこで体験したスポーツを中学校の部活動で続けたいと考える児童・保護者が増えている。し
かし、現状では希望の部活動ができず、やむなく他の部活動に入部せざるを得ない状況である。
現在、各校の努力で 90%と高い入部率を維持しているが、今後希望する部活動がない場合、部
に入らない生徒が増えることが予想される。それによって、生徒の健全育成を図る面からも大きな
課題が浮上してくることが危惧されるとともに、生涯スポーツの素地培う観点からも大きな影響が懸
念される。
①入部状況(入部者数、入部率など)
中学校の入部状況については生徒数の減少にもかかわらず、運動部が全生徒の約
70%、文化部が全生徒の約 20%、全体として約 90%の入部率である。
入部者数の変移
人数
50,000
45,000
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
無所属
文化部
3,102
10,245
33,648
8年
2,895
10,281
33,770
3,417
10,292
32,021
3,078
10,374
30,585
運動部
3,260
3,321
9,397
8,719
29,811
29,095
3,337
3,294
3,379
3,319
8,128
3,504
8,016
7,604
7,692
7,365
27,069
26,180
25,740
25,357
28,093
9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年
年度
入部率の変移
8 年度
9 年度
10年度
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
16年度
17年度
18年度
運動部
71.6
72.0
70.0
69.5
70.2
70.7
71.0
70.5
70.4
70.1
70.0
文化部
21.8
21.9
22.5
23.6
22.1
21.2
20.6
20.9
20.5
20.9
20.3
総数
93.4
93.9
92.5
93.0
92.3
91.9
91.4
91.4
90.9
91.0
90.3
-6-
②部活動数推移
運動部数と平均部員数の変移
運動部数
平均部員数
1,100
33.0
1,050
32.0
31.0
1,000
30.0
950
運動部数
29.0
900
28.0
850
平均部員数
27.0
26.0
800
8年
9年
10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年
年度
神戸市立中学校運動部数推移(男子)
80
野球
卓球
ソフトテニス
バスケットボール
サッカー
バレーボール
剣道
柔道
体操
ハンドボール
バドミントン
相撲
70
60
部
数 50
40
30
20
10
0
8年
9年
10年
11年
12年
13年
14年
15年
16年
17年
年度(平成)
神戸市立中学校運動部数推移(女子)
バレーボール
ソフトテニス
バスケットボール
陸上競技(男女)
卓球
剣道
柔道
ソフトボール
水泳(男女)
バドミントン
ハンドボール
体操
80
70
60
50
部
数
40
30
20
10
0
8年
9年
10年
11年
12年
13年
14年
年度(平成)
-7-
15年
16年
17年
(2)本市の対策
①学校による外部指導員の招聘
顧問の先生とは別に、専門性があり技術指導ができる地域指導者や学校のOB等を外部指
導員として、必要な学校が招聘している。
神戸市体育協会の「スポーツ指導者バンク」により、指導者も確保されつつあり、中学校外部
指導員として活用を図りたい。
しかし、外部指導員の役割は技術指導に限られ、顧問の付き添いが不可欠であるため、教員
の絶対数が減少する状況において、外部指導員の導入によって部活動の問題点を根本的に解
決するものにはならない。
ア) 制度の概要
・顧問教員への支援、生徒の技術の向上のため、部活動を担当する教員とともに、部
活動の技術的な指導を行っている。
・指導時間・回数等…原則として年間 36 回、1 回の指導時間は 2 時間程度
(1 回当り 2,010 円)
イ) 中学校外部指導員
招聘状況
〔経年変化〕
年度(平成)
招聘校数
延 運動部
人 文化部
数 合 計
10
26
19
9
28
〔種目別招聘人数〕
11
41
36
16
52
12
51
56
15
71
13
51
51
26
77
14
48
42
33
75
15
54
66
29
95
16
63
66
39
105
17
71
88
44
132
※17年度
運動部
種目
① バスケットボール
② 卓球
③ 柔道
④ 剣道
⑤ バレーボール
⑥ ソフトテニス
⑦ 野球
⑧ サッカー
⑨ 硬式テニス
⑩ 陸上競技
⑪ バドミントン
⑫ 体操
⑬ 相撲
合計
延人数
24
11
11
10
8
8
5
5
2
1
1
1
1
88
文化部
種目
① 吹奏楽
② 茶華道
③ 家庭科
④ 美術
⑤ 一弦琴
⑥ 合唱
⑦ 演劇
⑧ コンピューター
⑨ 芸術
⑩ 生活文化
⑪ 手話
合計
延人数
22
6
5
3
2
1
1
1
1
1
1
44
ウ) 外部指導員モデル事業の推進
・平成 18 年度より、さらなる部活動の活性化を図るとともに「顧問の弾力化」について推進
-8-
に寄与することを目的とし、外部指導員のモデル事業を行っている。
「神戸市立中学校活動外部指導員招聘事業に関する要綱」規定に加えて、下記のと
おりの取り扱うものとしている。
1 指導員は市・区大会及び市内外の練習試合については、指導員のみでも生
徒を引率し、種目規則に従い、技術指導を行うことができる。
2 委嘱する期間内においては、校内・外を含めて 100 回程度(週2~3回をめ
どとする)を上限として行うこととする。
3 市・区公式試合の審判等については、種目規則に従い、行うことができる。
実施モデル校
種目
校数
実施校名
バスケットボール
2校
神陵台
長峰
サッカー
2校
本庄
鷹取
バレーボール
1校
上野
②「ブロック拠点校部活動」の導入
市立中学校では、個人種目において通学校に希望する部活動のない生徒が、ブロック内の
拠点校に集まり部活動を行うことができる。
・平成17 年度の状況
種
目:〔8種目〕卓球、柔道、剣道、体操、相撲、バドミントン、陸上、水泳
実施校:〔36 校〕
参加者:86 名(男子 42 名、女子 44 名)
(3)今後の課題・対策など
①ブロック拠点校方式の実施により、個人種目の救済制度は設けたが、サッカーやバスケット
ボールなど集団種目に関しては、日本中体連などの大会参加条件が厳しく、複数校合同
部活動や拠点校部活動を実施することは困難である。
②外部指導員の役割拡大や合同チーム結成の条件緩和など、課題の解消に努めているが、
神戸市内に限定されているため、県中体連などへの一層の働きかけが必要。
-9-
○「部活動事故防止のための検討委員会」 〔 報 告 〕
①趣旨と経緯
・平成 17 年 8 月の御影中学校柔道部合宿中の死亡事故を受けて設置。
・山口座長(神戸大学教授)をはじめ、有識者・学校代表・保護者代表等 9 名の
委員で構成。
・安全で活発な部活動を行えるようにするため、部活動における事故等の原因究
明と対策を検討するとともに、事例研究等を通じて、科学的・合理的な運動の
進め方や休憩のとり方、傷病予防、健康・安全管理について調査・検討を行う。
②審議経過
平成 17 年 11 月 10 日から平成 18 年 5 月 18 日にかけて 5 回の検討委員会を開
催。5 月 24 日、報告書をまとめ提出があった。
回
日
時
内
容
・神戸市における部活動の現状把握
第1回
平成 17 年 11 月 12 日
・中学校部活動におけるケガ・体調不良について
・神戸市立御影中学校の死亡事故について
・部活動の指導のあり方に係る事例研究
第2回
平成 17 年 12 月 20 日
・部活動中のケガ・体調不良増加の原因について
・安全点検のチェックリストについて
・スポーツ突然死について
第3回
平成 18 年 2 月 1 日
・部活動指導と心の問題について
・安全点検のチェックリストについて
・部活動年間計画等について
・安全点検のチェックリストについて
第4回
平成 18 年 3 月 1 日
・泊を伴う部活動実施届について
・部活動の意義について
第5回
平成 18 年 5 月 18 日
・報告書の作成
③報告書
検討委員会では、まず部活動の意義を確認し、神戸市における部活動の現状や
課題を整理した。そしてその意義や現状・課題を元に、安全な部活動を行うため
に配慮・整備すべき点を 10 の項目にまとめた。
(1)各校において部活動指導における教職員の共通理解を図ること。
(2)計画的な部活動を行い、かつ保護者等にも活動の内容を知ってもらうために
年間計画、学期計画等を策定すること。
(3)発育途上にある部員の健康状態を把握すること。
(4)施設・用器具について計画的・定期的・組織的に安全点検を実施すること。
(5)一人一人に声をかけるなど部活動指導に留意すること。
- 10 -
(6)熱中症の対策を十分に行うこと。
(7)安全研修を含めた部活動研修を実施すること。
(8)事故やケガが発生した場合の危機管理を徹底して行うこと。
(9)合宿では疲労が蓄積し、不規則な生活に陥りやすいため、合宿の計画・実施
については十分に配慮すること。
(10)顧問・生徒を中心とし、外部指導員・保護者を含めたネットワークを構築
すること。
さらに、報告書には部活動の際に安全や健康を点検するためのチェック表や各
種届け出等、実例や様式についても示されている。
・ 活動前・活動後に顧問がウォーミングアップや水分補給、休息時間の設定等
を実施したかどうかを確認することができる「安全点検のチェックリスト」
・ 生徒・保護者が活動前日の睡眠状態や体調を点検、顧問に報告することがで
きる「部活動健康チェック表」
・ 部活動の年間計画・月間計画・部活動日誌の作成例
・ 熱中症対策として温度と湿度からスポーツ・運動の危険性を簡単に判断でき
るグラフ
・ 合宿の実施形態(合同か単独か)や緊急医療機関連絡先、保護者承諾書の提
出状況の詳細を明記する欄を設けた実施届
④ 研修について
<安全な部活動のための研修会の実施>
・日
時
平成 18 年 5 月 30 日 15:30 より
・場
所
神戸市教育会館
・対
象
全中学校の管理職・部活動担当教諭と全高等学校の部活動担当教諭
(計 178 名)
<今後の研修について>
・本年より 3 ヶ年で計画的に研修会を開催し、部活動の顧問全員が研修を受講
できるようにする。
・平成 19 年 5 月、平成 20 年 5 月にスポーツ体育課主催による「安全な部活動
のための研修会」を開催予定。
・各種目別に行われている「部活動指導者講習会」の中に安全のための部活動
講習を取り入れ、受講させる。
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