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JAMNJAMN - アンテオケ宣教会

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JAMNJAMN - アンテオケ宣教会
アンテオケ
宣教会
NEWS
マルコによる福音書16:15 第 216 号
2016 年 12 月
韓国 長澤久美子
朝晩寒くなりつつ秋の紅葉が深まって、美しい季節
となりました。 主にある皆さまお元気ですか?
今週、私たちの属するソウル地方会(3 5 ほどの教会
の牧師たちの会)で秋の牧会者夫婦セミナー及び観光
があり、2 0 組のご夫妻が集まり雪獄山(ソウラクサン)へ。
一般人も登りやすいコースがあるのですが、それにし
ても皆さん本格的な登山スタイルで驚きました。
一人の老牧師曰く、「ある友人が自分に送ってくれた
メールに、
“春の花より秋の紅葉が勝る”」と。 その意
味は春の花は美しいが、散ると醜い姿に! しかし秋の色、木々の紅葉は静かにゆっくり美し
く変わりしまいには落ちるが、落ちてもそれは本に挟めるしおりと化す。 つまり若者と老年を
意味している深読みの様です。その白先生は引退後、札幌で 10 年以上宣教師としてご夫妻
で労され、今年満 9 0 歳。 こちらでの信仰と宣教の大先輩であり、姪のように可愛がって下
さる叔父さん的存在です。 感謝 !
さて、金長老さんは私たちの新会堂建築の時からの知り合いで、仁川の富平(ブピョン)中
央監理教会の方。 教会では幼稚部から高校生までの教育部長さん。 来年の冬休みに中高
生とそのクラスの教師たち(写真)を連れて日本の宣教をお手伝いしたいので、そのコンタク
トをつけて欲しいと相談を受けました。 日本にいる韓国人宣教師の方に通訳やお世話をし
ていただくようにとお勧めすると、何と私にと!「それはそれは」と心嬉しくもあり、しかし気
は重くもあり。 色々考え、祈り、しかし速やかに東大阪にある姉の属する教会へと道が開か
れました。その教会の先生も中高生への重荷がおありで、
「どうぞどうぞ」と二つ返事の承
諾。 うわぁー、ヤッター ! でもこれからです。 10月初めから毎土曜日に日本の文化、教会、言
葉について教えています。 メンバーは 2 0人で来年 2 017年 1月 1 9日から一週間の滞在。 こ
のミッショントリップでお互い仲良く助け合って学び、仕え、愛し合い、祈り合って行けますよ
うに、よろしくお祈り下さい。
皆さまのいつも変わらぬ主にあるご支援、ご祈祷に心より感謝しつつ。
Go into all the world and preach the good news to all creation.
中高生と共に、来冬の日本宣教に向けて
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Japan
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全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。
Mission Report
Japan Antioch Mission News
ちの心は踊りました。 今回は休暇目的の来訪とは言え、
「光と風」
に満ちた器の登場ともなれば、すでに手ぐすね引いて待望中の宣
教地の民がこの機会を逃すはずがありません。「休暇」の計画は
見事に覆され、諸集会と交わりの中で「ガッチリ」と奉仕して頂き
在原 繁・津紀子
ました。「聖霊の導き」を覚えるその働きについては、
「アルゼンチ
アルゼンチン
ン宣教を支える会」11月号よりお知らせしています。
「移ろう季節の流れに『あわれ』を感じる愛する日本」を意識しな
(3 )
「一人失ったら三人を導こう」と、こんな思いをカルロス兄と
がら、熱い太陽の季節に突入した宣教区より今年最後のレポート
の合言葉で奮闘してきた「モンテカルロ教会」の至近距離に、また
をお送りします。
新たに開拓教会が進出して来ました。「農村型村社会」の日本と
(1)過ぐる 6月に再着任後、妻の眼と足はほぼ癒されて参りまし
違い、この国に「事前の挨拶」などありません。 古くからの教会は
た。「丹下左膳」のように左眼に多少の不自由が残るものの、日常
新教会を強力と見れば、自然と気持ちはとんがり、信徒流出を懸
生活に支障は見られません。 私も「デング熱」から解放されました。 念しながら思いは浮き足立つものです。 しかし、人口 3 万を有す
お祈りを本当にありがとうございました。 10月から熱い夏を迎え
るこの町に 2 0 教会を数えるとはいえ、クリスチャン人口は推定千
ている現在、すでに各宣教地の働きを展開中です。
人にも満たないのです。ここは、2 万 9 千人が滅びに向かっている
(2 )
「明るく爽やかな風」。 8月上旬のこと、空を覆う低い冬の
ことに危機感を覚え、私たちは新教会誕生を大歓迎。 教会は「マ
雲を蹴散らすように、日本から「爽やかで明るい風」が吹いてきて
タイ 2 4 章 14 節」をモットーにしているからです。(繁)
くれました。「爽やかな風」とは保野あかね牧師(箕面福音教会)
その人で、この人物は私たちの古くからの親友です。 生来の「あか
ね」でなく「ねあか」気質牧師の来訪に、多少湿り気味だった私た
爽やかに宣教
も感謝です。 この者がアメリカ長老教会から按手を受け、2 0 年
が経ったのです。そのメリットは、統計上、ひと目で当教会の過去
20年の歩みが分かる点です。短くて長い、長くて短い 20年でした。
多くの方々の祈りと支援、さらに、家内と家族のサポートが、当教
村井優人・ 春美
会と私たちの現実を、今に至らせました。それをまた導いてくれた
カナダ
のが、父なる神様と主イエスのあわれみと恵みです。 それなしに
現在の私たちはありません。 特に、こども園と教会の働きを可能
日本ほどではありませんが、暑くて長い今年のトロントの夏も終
にしてくださった主に感謝、感謝です。
わりました。 この者は 9月下旬から 10月初めにかけて日本に一
第三は、アンテオケ宣教会。 この者と家内が宣教師として宣教
時滞在。 戻ってきたときにはすっかり秋めいて、街路樹の葉は黄
会に受け入れられて、15 年経過したことです。 支援会を建て上げ
金色に染まり、輝いていました!
てくださった二人の兄弟には、主にあって頭が下がります。 今年で
先回のニュースレターから今に至る、当グレーストロント日本
この者は 6 5 歳。 家内は来年で 6 5 歳。 そろそろ退任です。 これ
語教会の新たな出来事。 その第一は赤ちゃん(華ちゃん、恵理咲
までの村井支援会とアンテオケ宣教会の祈りとサポートは、村井
ちゃん、晴太くん)
の誕生。子どもたちのご両親は、教会一同とと
もに、いのちの誕生を喜んでいます。親となることは主の恵みです。 たちにとって、言葉にできない重さがあります。 その働きを思えば、
心の底から喜びと感謝が湧き上がります。 皆さま、退任までの期
と同時に、いのちの主にある、責任と使命を伴った立場でもありま
間、主にあってよろしくお願い申し上げます。(優人)
す。 ご両親が主のよき訓練を受け、成長してゆくことを祈ります。
第二は、今年 6月の 2 0 周年記念礼拝を受け、この 9月にその
記念誌が発行されたことです。 亜紀英姉妹が編集の全般を引き
受け、立派に仕上げてくださいました。 協力してくださった方々に
主に感謝!
ドイツの教会事情
ユダヤ人に関して
井野葉由美
ドイツ
普段ドイツ・ハンブルグにある日本語教会の牧師として主に日
本の方々と関わっていますが、今回は、ドイツ教会のユダヤ人との
関わりについてレポートします。ユダヤ人は歴史を通じて常に迫害
されてきましたが、その中でも第2次世界大戦中のナチスによるホ
ロコーストは規模も大きく残酷なものでした。 よく戦後処理にお
いて日本とドイツが比較されますが、ドイツはナチスが行ったユダ
ヤ人迫害の実態を綿密に調査して公表し、子どもたちにも学校の
授業の一環として強制収容所を見学させるなどして、きちんと教え
ています。 ナチスに関わった人には時効を設けず、現在でも見つ
かれば告発され裁判にかけられて実刑を受けています。 そのよう
な状態ですから、私は、ドイツからイスラエルへの謝罪は浸透した
と思っていましたが、実はキリスト教会の中にこそユダヤ人差別が
根強く残っていることに最近気づき、愕然としました。
2
2年ごとに行われる全ドイツ教会大会が3年前ハンブルグで行
われた際、私たち日本語教会も参加を許されました。 プログラム
の中には「宗教対話」として、イスラム教の司祭とのディスカッショ
ンもありました。 それなのにユダヤ人でイエス・キリストを信じる、
いわゆるメシアニック・ジューの会衆は、この教会大会に参加を許
されなかったのです。私たち日本人はキリスト教の歴史が浅く、ま
た地理的に遠く離れているため、イスラエルについての知識が薄
いと思いますが、ヨーロッパではローマでキリスト教が認められた
頃から、
「旧約聖書でイスラエルに与えられていた祝福は教会が受
け継ぎ、イスラエルは神の祝福を失った」という置換神学が一般的
となり、教会の名をもってユダヤ人を迫害してきたという歴史があ
ります。 私自身がユダヤ人迫害をしていなくても、ネヘミヤ(1:6)
やダニエル(9:5 )が民を代表して悔い改めとりなしをしたように、
キリスト教会が行ってきた罪を一人のキリスト者として告白して悔
い改め、とりなして行きたいと思わされています。
Mission Report
Japan Antioch Mission News
主の権威によって
高橋真一・千恵美
モンゴル
ハレルヤ! 10月に宣教師としてのビザを取得できました。
多くの方々がお祈り下さったことを感謝します。 前号のニュース
で政府公認教会の許可が与えられたことを報告しました。 ギリギ
リのタイミング、いえ主のタイミングで与えられました。
その後、さらに政府公認の追加書類が必要でした。 オヒオ師と
弁護士が何度も役所に足を運びました。 許可が出ているのに追
加書類とは? 不思議な国です。 役所に行くたびに、
「あの書類が
足りない、この書類に不備がある」と窓口で突き返されるのが通常
です。 指定された書類を整えても必ず「足りないものがある」と言
われます。 窓口業務をさっさと終わらせたいからだとか、受理した
ら仕事が増えるから窓口で追い返すのだとか、モンゴルの人々は役
所の対応にいつも文句を言っています。ある日、オヒオ牧師は思い
つく限りの書類を準備して役所へ行きました。 例によって担当者
は「あれもこれも必要だ、次回持ってこい」と要求を増やしてきます。
しかし、要求される書類を次々とカバンから取り出して提出しまし
た。 ついに担当者はしぶしぶ「受理しましょう」。 私たちが勝利し
ました。
次に労働局での外国人労働者枠の取得(宣教師は教会で働く
外国人労働者という位置づけです)ですが、行政区ごとに働くこと
のできる外国人の人数が決まっています。「もう空きはない」。 そ
れが最初の反応でした。 役所に日参する中で、オヒオ師夫人のバ
ヤラーさんが役所で働いている友だちと出会って話をしました。そ
の友だちは外国人枠を増やしてもらえるように上司に掛け合うとい
うのです! 数日後、なんと行政区の外国人労働者枠が増やされま
した、私たちのために! 主は不思議なお方です。
10月 12日に大阪の総領事館でビザ発給されました。 エント
リーのみという形の発給で、滞在日数は後日(入国から 1カ月程度
後)に 1年ビザか半年ビザか、もっと長い許可が下りるのか判定
が下されます。 ある宣教団体のアジア局長がこう言ってくれました
「ビザが与えられたから行くのではない。 主の権威によって行く者
にビザも備えて下さる主です」。(千恵美)
ミッショントリップを
終えて
です」の言葉に、多くの方に助けられながら続けられたことに改め
て主に感謝しました。 しかし、そのデイサービスも 9月 15日で終
了いたしました。
そして、アリヨンボルド君は障がい児センターに移動しました。
坪内貴代子
ナンディンさんもセンターに行きましたが、すぐに辞めたそうです。
モンゴル
チェレンバルジル君とナンディンさんは現在在宅です。 障がい児
センターを見学しましたが、プログラムがないように思いました。
お祈りありがとうございました。 主に守られて 8月 19 日~ 2 6
それが原因でナンディンさんは在宅を選んだと思います。 読書や
日のミッショントリップを無事に終えることができました。
折り紙、好きな時間がありました。 日中独りになるアリヨンボルド
参加者 10人の方々がデイサービスの「ツァルス子供祭り」を子
君が通所していますので、担当のオヨンチメグさんが子供たちの状
供たちが楽しめるように奮闘してくださいました。子供と大人を合
わせると 7 7人、そして日本からの応援者等を加えると 9 0人でした。 態を把握してプログラムを作り、障がい児センターが障がい児とそ
のご家族に用いられますようにお祈りください。
主の恵みに感謝いたします。そして、今年もたくさんの方が浴衣を
そして、私は 9月に頭痛が続きましたので検査のために、予定よ
試着し庭を散歩したり、またスーパーボール釣りや大きなシャボン
り 1か月半早く帰国しました。 霊肉の健康と今後の働きのために
玉、折り紙、ジェット風船、水風船等を楽しみました。 くじ引きで
お祈りください。
は日本のチームがディズニーのキャラのティッシュペーパーや、小
主は私のために すべてを成し遂げてくださいます。
さいサイズのシャボン玉を持って来て下さいましたので、子供たち
主よ、あなたの慈しみが とこしえにありますように。
は大喜びでした。 お弁当は“焼きそばとおにぎり”で、
「おいしい、
御手の業をどうか放さないでください。 おいしい」と言ってくれました。 また、ナンディンさんはお母さんと
(詩篇 13 8 篇 8 節)
妹と一緒に来ました。 お母さんの「子供たちはこのお祭りが好き
この秋の二つの伝道
三輪修男・文子
韓国
現在、教会で力を入れているのが、①子供の教会学校と②ご高
齢の方への伝道である。
子供の教会学校は、子供たちのお母様と家内(三輪文子)が当
番で、礼拝前に聖書を教えている。 そして礼拝が始まると、子供
たちは会衆の前で今日暗記した聖句を発表するのである。 人々
の前で発表するのは勇気がいるが、ここ韓国では平気の様である。
「自分が一番!」という精神で育てられているためだろうか。 子供
に「大人になったら何になりたい?」と尋ねてみる。 日本人の場
合だと「電車の運転手」
「パン屋さん」等が普通であろう。中には、
「普通の人になりたい」と返事をする子もいる。 しかし、ここ韓国
では「大統領の夫人」とか「陸軍大将」などと顔を輝かして言うの
である。子供にマイクを持たせると、自信たっぷりに演説はするは、
歌は歌うはで、大人顔負けの社会である。 日本のように〈躾〉をい
4
うと成長の芽が止まるという。 子供は失敗しても咎めずに、のび
のびと育てるのである。 子供の喧嘩があっても、自分の子供を叱
らず、他人の子供を叱るのには驚かされる。教会では、こうした韓
国式と日本式の両方に気をつけながら育てている。
次にご高齢の方への伝道である。 儒教の教えが文化にある韓
国では、
“年寄り天国”と言ってよい。 老人が一喝すると「仰せご
もっとも」と頭を下げる。 教会では数年前に87歳の男性が洗礼
を受けられた。そして、毎週、感謝の気持ちで会堂を掃除してくだ
さっている。また、最近、86歳の婦人が出席されだした。日本語
は昔使っていたので分かるらしい。こうした方には、若い方と違っ
て難しい話はやめ、早く天国の希望を持っていただけるように知恵
を尽くしている。 家庭訪問や礼拝を通して、信仰告白に導いてい
る今日この頃である。(修男)
ミッショントリップ2016特集
アンテオケ宣教会では、今年 8月と9月にモンゴルとネパールへのミッショントリップを企画し、あわせて2 2 人が異文化で様々な経験
をしました。 参加者たちから寄せられた証しをここにご紹介します。
モンゴル・ミッショントリップ 8月19日~26日
今回のモンゴルへのミッショントリップは、アンテオケ宣教会派遣の坪内貴代子宣教師が現地でスケジュールを組み立て、全面的に世話を
してくださいました。参加者は高齢の牧師から10 代の若者まで合計11名。現地では、坪内宣教師が協力している障がい者施設を訪問し
たり、遊牧民の子供祭りに協力したり、モンゴルの文化に触れたりという内容でした。景教に関心のある教職者も参加し、思わぬ収穫を得た
方々もいたようです。
モンゴル・ミッショントリップの恵み
引率責任者 不破 勝美 今回のモンゴル・ミッショントリップには、北海道から和歌山県まで10 名の参加がありました。高校2年生、大学生、社会人、主婦、神学生、
牧師と多彩な顔ぶれで、モンゴルという宣教地に対する関心の大きさに、まず驚きました。
一行は8月19日金快晴の首都ウランバートルに到着。翌日から、東へ 3 4 0 ㎞のウンドルハーンに向けて移動。乗り物は19人乗り中型
バス、7日間で延べ70 0 ㎞をはるか地平線まで続く大草原をひたすら走り続けました。途中、放牧の羊、山羊、牛、の大群に遭遇したり、夕
陽、日没の美しさに感動したり、モンゴルの美しい大自然に感動。21日
(日)
はウンドルハーン聖書教会の聖日礼拝に出席。私たちはモンゴ
ル語で特別賛美を捧げました。昼食は、ホルホグ( ヤギ1匹を石焼蒸しにしたもの)
をいただき、覚えたモンゴル語は片言でも、笑顔と身振
りで感謝をあらわすことができました。
その後、今回のトリップの準備をしてくださった、障がい者ケアによる宣教活動に励む坪内貴代子宣教師の住まい兼療育室を拝見しました。
壁いっぱいに子どもたちが描いた絵やクラフトや聖句が飾られている中で、障害児療育の働きについて説明を受け、特に氷点下20度を越す厳
寒の中でどのように過ごされるのか、生活の様子を伺い知ることができ、貴重な経験でした。4日目は、子ども祭り。日本の食材で焼きそばを
作り、ヨーヨー、水風船、シャボン玉、ボールすくい、折り紙、浴衣の着付けなど、モンゴルの子どもたち、大人たちと楽しく遊んだり、交わったり。
教会の周辺から子ども47人に、大人と私たち一行でおよそ90人が集いました。6名の青年、姉妹たちが本当によく奉仕してくださいました。
今回、坪内宣教師が10 名という大勢の訪問を快くお受入れくださり、充実した旅程でした。2名の体調不良がありましたが重度に至らず、
回復されました。高校生から80歳代までの大きな年齢差にもかからず、全員がモンゴルと人々について見聞を広め、貴重な実体験が得られ、
参加者同士での幸いな交わりが与えられすばらしい恵みでした。このトリップを通して、よりいっそう主からのチャレンジを受け、これから
の信仰生活、教会生活に大きな励ましを受けられたことと思います。お祈りをありがとうございます。
(小牧クリスチャンセンター牧師、モンゴル DBミッション代表、アンテオケ宣教会理事)
私の特技をとおして
御所 豊穂 私は、モンゴル語も、風土も歴史も、ほぼ知識なしでした。みな新しくて、
真っ白な紙への書き込みのように、体と心に一杯吸収できました。日本から
行ったメンバーとは、救いの証や現在している奉仕、将来の夢などを語るうち
に、打ち解けることができ、多くのことを学ばせてもらいました。ともに、子ど
ものときみたいに楽しんで過ごしました。
坪内先生と一緒にさせていただいた、ヘンティ子ども祭りの準備と当日の
活動は、いつもコイノニア福音教会で参加している
「 お楽しみ会」のモンゴ
ル・バージョンといった感じでした。
ことばは通じなくても、なんか遊べる。お祭り準備で教会の子たちと一緒
に、おにぎりをつくっていたら、近所の子も加わってくれて、みんなでおにぎり
づくり、楽しかった! 水風船なげあいをして、全身びちょびちょ。また、闘争
心あふれる男の子と格闘ごっこ。これも、いつもと同じでした。格闘した子
は、あとで、坪内先生のディサービスのチェレンバルジル君だったと後で知り
ました。神様は、私の特技、好きなことをとおして、ヘンティの教会で小さな
働きをさせてくださいました。感謝です!
(コイノニア福音教会員)
5
28年間祈ってきたモンゴルの地へ 成田 久美
救いを受け間もなく、
「モンゴル」という言葉が繰り返し心に浮
かぶようになりました。その当時はモンゴルが社会主義国家だと
も知らず、草原の国という以外、何のイメージもありませんでした
が、なぜか重荷が与えられたのです。
以来 28 年、折に触れモンゴルのために祈ってきました。数
年前からはモンゴル語の勉強も始め、クリスチャンのツアーで
一度モンゴルを訪問してみたいという願いを持ちつつ過ごして
いました。
実際のモンゴルは思い描いていた通り、草原の国以外の何物
でもありませんでした。しかし、モンゴルの人々、風、空、羊やヤ
ギの群れ、一つ一つその場に行かなければ感じることのできな
いものが多くあったと、つくづく思わされています。何よりも、今
まで遠く離れた日本で祈っていたことを、現地に立って祈ることが
できたことが一番の感動でした。また主から、この国に対し、さ
らに私のなすべき分があるとも語られました。(札幌ペンテコス
テ教会員)
ニュースでは表現できない思いを知った
平山 利香 その地の風、空、におい、食事、時間の流れなどあらゆるものは
五感を通してでなければ感じることはできない。人の温もりも接
することでしか得られない。宣教師の先生方の働きは、ニュース
レターの文字に表現できない多くの思いがそこにあることを、感
じ、知ることができた。そして、何より宣教の働きは、人の思いで
はなく、神の思いによって進められていることを改めて教えられた。
神が人を召し出し、遣わし、不思議な出会いを用意し、導き続けて
おられている。多くの困難があり、立ち行かない状況の連続であ
る。多くの祈りの力なくして、神の宣教の業は成り立たない。最
前線に立つ宣教師の働きを可能にするのは、祈りの力だと確信し、
宣教に祈りで参加している自覚が強められ、そして、祈りが大きく
変えられた。
(関西聖書学院神学生)
看護師に向かって
横田 愛実
中学 3 年生の夏のキャンプで 神様は私に、将来の私の姿を
見せてくださいました。 それは私が看護師になって海外で子供
達を助けている映像でした。 それを見た時に私は看護師にな
りたいと思いました。そして、機会があればこういったミッショ
ントリップに行けたらいいなと思っていました。 そして高校生
になりバイトをしてこつこつお金を貯めていました。 そうしたら
堺の教会でこの夏にあるモンゴルのミッショントリップのチラ
シを母がみつけてくれました。 そして祈って相談し、このモン
ゴルミッショントリップに行くことを決め、行かせていただきま
した。 本当にいい経験をさせていただきました。 私はこれから、
看護師という将来の夢に向かって主と共に歩んで行きたいと思
います。
(堺福音教会員)
モンゴルに主の陽は昇り
常盤 馨
モンゴルでは騎馬民族の意識として、歴代、実力主義が通っ
ている。 人に弱さを見せることがない。 したがって家庭に精
神障害や身体障害を持っている子がいると、外部の人に見せる
ことはない。ところが坪内宣教師は、その働きによって、こうし
た障害者の子供に、愛を持って触れることを人々に教えてこら
れた。その結果いまでは教会にこうした子供が親と共に喜びを
持って集ってきている。 力よりも愛の強さを人々に教えてこら
れた先生の、努力の結晶であることを見て、感動をした。
また、先生が所属しておられるモンゴルの教会の人々の、信
仰の姿勢である。 そこに集う人々の信仰は実に生き生きとして
いた。 何人もの人々が聖書を開いてその週に与えられた主の
恵みを証ししておられ、苦しみを経験された方は、涙を持って
語っておられた。 婦人たちが持っておられた聖書は真っ黒に
なっていて、何度も何度も読んでいたことが良くうかがわれた。
信仰が生き生きとしている。 その現実をこのモンゴルの地で見
させて頂いた。誠に、感謝と感動に満ちた、見聞と研修の時で
あった。
(中原キリスト教会牧師) モンゴル紀行から
森 和亮 モンゴル行きを考え始めた頃、
「ノマド」
( 遊牧民)
という言葉を知りました。モンゴル大使館が発行している立派なモンゴル紹介誌の表紙に
は、Nomadics by Natureとあります。自分たちのアイデンティティは遊牧民たるところにあり、それをむしろ誇りとするということでしょう。も
ちろんウランバートルという大都会(300万人口の半分近く、あるいは半分以上が集中)
のモンゴル人に限らず、実際に今も遊牧生活をしている
人が多いわけでなくとも、本質的にノマドの国なのです。日本から行った我々には、自分がいかに都会化してしまっているか、恥じ入る思いが…。
一歩町を出ると、草原また草原の国。しかしそこに人間としての原点を見、なつかしさを覚えるという不思議さを感じました。
8月21日ウンドルハーンの教会の主日礼拝( 60名出席)
での説教で、詩篇23篇を開きました。ダビデとモンゴル人が今も尊敬し続けている
チンギス・ハンが重なって見えてきたのです。ここに日本人のルーツがあるのではという問題意識につき動かされての今回のモンゴル行きでし
たが、ほんとうのルーツをダビデに、さらにはアブラハムにまで遡って見るようにされた自分を発見しました。「地上では旅人であり寄留者」
(ヘ
ブル11:13)
であることを告白してやまない一人であらせていただきたい、と。
また、13世紀のモンゴル人にネストリアン(景教徒)
が入っていたという事実を確かめたいという個人的関心は、現地でチンギス・ハンの発掘
を続けている日本人の考古学教授に出会って、
「いや10~11世紀ですよ」との証言を聞いたことによって満たされました。チンギス・ハンを単
なる野心的で乱暴な侵略者と見るのではなく、ユウラシア大陸(西洋と東洋と)
を一つとして見、国境や差別を越えた彼の世界観は、キリスト教
的世界観にほかならなかったと確信するに至っています。
(ハイランド・キリスト教会牧師)
6
ネパール・ミッショントリップ 9月5日~17日
日本の若い主のしもべたちとともに
引率責任者 森 敏 一期目3年を過ごしたポカラのラマチョール、二期、三期の6年を過ごしたオカルドゥンガのウブ。そこの主に在る兄弟姉妹たちとの再会は
この上のない喜びです。しかも彼らが主に仕えることを喜びとし、主も彼らを用いてくださっている姿を見るにつけ、主をほめたたえずにはいら
れません。さらに今回、主はそれに加えて大きな喜びと希望を与えてくださいました。共に2週間あまりを過ごした日本からの若い主のしもべ
たちです。現地の村の人たち、特に子供たちとは本当によく遊び、よく笑っていました。若さという特権もあるとは思いますが、主に心開き、主
の恵みを味わい知る魂は、人にも心開くものだと喜びをもって眺めていました。「これまで来たどのボランティアとも違う!」村のひとりが言った
言葉が今も心に残っています。荒削りでデコボコがあっても、恵みを知る若いしもべたちを、自由でオープンな心をもって村の人たちの中に入
り込み、同じ目線で接する若いしもべたちをネパールは待っている、そう心から思うミッショントリップでした。感謝!
(高島チャペル牧師、アンテオケ宣教会専門・地区主事)
神の国が前進している
わたしに仕えてほしい
栢 恵太 平野 有葉 私は自分の進路が神様から語られるように祈り求め
て、ネパールへ行くことを決心しました。 日中に大人
が働けるため無料で子供を預かるという教会の働き
や、女性が社会で自立していけるように裁縫を教えた
りする教会の働き、孤児院や薬物とアルコール依存の
女性のためのリハビリ施設などを見学して、
「わたしに
仕える仕事はこんなこともあるし、あんなこともあるんだよ」
と神様に見せられているような感覚がしました。また、特
に女性が社会に出て働ける環境が不足していることなど、
様々なネパールの必要を見せられました。そのことを通し
て神様が私に「わたしに仕えてほしい」と言われているよう
な感覚がしました。
このような体験を通して神様から語られたことは、
「神様
の思いを第一とする」ということです。自分の進路も、今
目の前にあることもすべて、自分の思いや人の思いではなく、
神様の思いにいつも耳を傾け、従っていきたいです。
ネパールで見させられたことは、
「神の国がこの国においても前進してい
る」ということです。公に伝道ができなくても、個人的な伝道は許されてい
るので、教会は生き生きと増え広がっています。また、地域社会に根ざした、
孤児院、老人ホーム、薬物依存者の更生施設などを通して周りにインパク
トを与えています。カトマンズの小さな教会のリーダーは、かつてネパール
民主化のリーダーで、街頭で「カースト制度は悪の制度だ。人は皆平等だ。
この制度を打ち壊せねばならない」
と演説していましたが、ある時友人の誘
いで行った教会で、一人の貧しく清潔とは言えない人がポケットから出して
勧めた豆を、彼は断りました。あとで彼は森先生のところに来て、
「私は受
け取りたくなかった。差別が良くない、と人前で訴えている私自身が、心に
壁を持っていました」と話し、そこから彼の回心が始まったそうです。
そのように変えられた一人一人が今、神の国を実現させようと働いてい
ます。森先生が昔いた時は、わずか5人の信徒でしたが、今や200人の
教会になっています。十数人の信徒しかいなかったウンブレ族には、今
や13の教会があるそうです。私たちも日本で、神の国を前進させていきま
しょう。人々はみ言葉を求めています。真理に飢え渇いた心を持っていま
す。そのことを信じて、日々働きたいと考えています。
美しくエネルギッシュな人たち
安部 寿弥 ネパールでは他宗教への勧誘が法律で禁じられていると聞いてい
たので、宣教がとても難しい国というイメージがありました。 ところが
現地で接した人たちの多くは、人懐っこく親切で、好奇心があって異文
化にも興味を持ち、私たちにいろいろ聞いてくるし、また教えてくれます。
私の頭にあったネパールの現状を目で見て、耳で聞き、肌で感じること
が出来る機会が与えられたのは、とても感謝です。 その地に立って見
たネパールの国と人々は、とても美しく、エネルギッシュでした。
初日に訪問したカトマンズにある教会は、日曜には数百人が礼拝を
ささげているという、ネパールでも最も大きな教会の一つとの事でした
が、そこで私たちは、献品された 2 台のミシンから始まった働きだという、
母子家庭の女性に就労支援としてミシンの使い方と裁縫を教えるミニス
トリーを見学しました。 一方で、教会内でバイブルスクールが行なわれ
ていて、一部の若者は敷地内の寮で生活しながら学び、修了生は各地
にある関連教会に伝道師として派遣され、そこで数年学んだ後、牧師と
して新たな教会に派遣されていくそうです。 確かに主のみ業は、この国
で前進していました。
7
現在アンテオケ宣教会主事の森敏師は、1982年から1993年までネパールへ農業技術指導のために本宣教会から派遣された宣教師です。
その森師を引率責任者として、昨年ネパールを襲った大地震被災地復興援助を軸にしたミッション・トリップを企画しました。このトリップには
神奈川県横浜市にある教会から11名の若い兄弟姉妹が多く参加し、予想以上の祝福を受けて帰国しました。ぜひ皆さんの証をお読みください。
三つの祝福
森先生が驚いた
高岡 憲司 山崎 紘子 ネパールで神様は何をしているのだろう? ネパールの人々はどう
やって神様と出逢うのだろう?と行く前から思っていました。
1日目、私たちチームは都市カトマンズにある教会を訪れ、牧師先生
ご夫妻と食事をしている時に、ネパールでの神様の働きを少し話して
くださいました。近年、政府が伝道活動に対して厳しく取り締まりを
始めた中、多くの人々は個人伝道または癒しを体験して神様に出会う
そうです。その大半はヒンズー教の人々です。そして、国内各地で教
会が増えています。弟子訓練コースを修了した信徒達はネパールの
様々な村(山地 )
に送られて伝道し、教会を始め、1年間でいくつもの
教会が生み出されていると言われました。ネパール滞在期間中、私た
ちは森先生と行動を共にしてきましたが、たまに大きなリアクションで
森先生が驚いているのを何回も目にしました。それは、以前は教会が
なかった村に教会が生まれていた、または増やされていた事を、現地
の信徒から知らされたからです。一緒にいた私たちもこのような知ら
今回のネパールの旅では3つの祝福がありました。1つ目は、森先
生との出会いです。先生の長年の生きてきた道筋、ネパールの人たち
を愛し支え続ける姿勢から、私は多くの事を学びました。2つ目に現
地の人たち、クリスチャンたちとの交わりです。特にチームで一緒に動
いてくれた現地スタッフのSには感謝です。チームにいる一人一人が、
神様から与えられていた立場と役割を忠実に行っていた事が素晴らし
いと感じました。福音を堂々と言葉で語るような事は難しい状況の中
で、クリスチャンという存在が良い働きをしている事は、チームの言動
や人間関係から滲み出て、現地の人たちにとってもハッキリとしていた
ように強く感じます。
最後に、そもそも私がネパールに行くことができた事を感謝したい
と思います。私にとっては金銭的には絶望的で、人間的な目線で見た
時にそれは諦めるべきようにも思えました。しかし主が様々な必要を
満たして下さって、無事にネパールに行く事が出来ました。
せに感動しました。
神の恵みは十分過ぎるほどに
月井 サムエル
ダンスパーティーでのスキット
雨宮 ジョイ 泉 私を含め、MDC(宣教弟子訓練コース)
の数人は出発する数ヶ月前か
らネパール行きの資金が足りないことがわかっていたので、このことのた
私たちはある村で地元の人々と仲良くなり、最後の夜に彼らが開い
めに祈り、教会で献金をお願いしていました。心配になることもありまし
てくれたダンスパーティーの途中、私たちが用意してきたスキットを
たが、結果的にたくさんの方々の献金があって、必要以上の資金が与え
やる提案がありましたが、ネパールでは地震のあと宣教活動に対す
られ、感謝とともに出発することができました。
る規制が厳しくなったため、現地スタッフの反応はあまりよくありま
旅の終わりに余った資金を集めてみると、かなりの金額が余っていま
せんでした。ところがその会話を聞いていた村のリーダー格の男性
した。みんなで相談してシングルマザーの自立支援をしている教会にミ
が、クリスチャンのでもいいから見てみたいと許可をしてくれたので、
シンを買ってプレゼントしました。
メンバーにやる意向を伝えました。様々な意見があり、みんなで祈っ
それでもまだ5万円近く余っていて、どのように用いるべきか考えるう
て話し合い、個々でも祈って考えました。私は、神様がドアを開いて
ちに、その使い道が気になって眠れなくなったので、聖書を開くと、第二コ
くださったと思ったので、みんなと祈って説得していました。そして
リント8章に献金について書かれていました。このみ言葉をいただいて、
遂にみんなも賛成し、私たちは人々の前でスキットをしました。終わ
自分はただ喜んでネパールのために捧げれば良いのだ、後は神様が必要
ると同時に降ってきた雨のおかげで変な空気にもならず、すぐに解散
に応じて用いてくださるということがわかり、安心してまた眠りにつくこと
になってとてもホッとしました。数日後、森先生からその時の状況と
ができました。帰国前に現地の牧師に彼らがサポートしている孤児院の
一人一人が感じていたことを聞かれ、私たちの焦点が違っていたこと
ために全ての献金を渡すことができました。もともとネパールに行くため
を指摘されました。考えるべきことは自分のことではなくて、自分た
のお金も十分に持っていなかったのに、旅の終わりになってみると使い道
ちの行動が現地の教会や、ずっとそこに住むクリスチャンにいい影響
に悩むほどのお金を神様に与えられていたことに気がつき、いつも神様の
を与えるかということ。私はそこまで考えていただろうかとハッとさせ
恵みは私に十分過ぎる程にあるということを、改めて体験させていただき
られました。
ました。
青春の日々にこそ
池田 恵賜 本郷台キリスト教会では、MDCという1年間の信徒訓練コースを行なっており、毎年宣教訓練の一環として短期の海外宣教旅行に行きますが、今年
はアンテオケ宣教会でネパールへの宣教旅行に参加することにしました。
教会としてはせっかくのチャンスなので、MDC生以外にも参加を呼び掛け、最終的に教会から11名が参加することになり、森先生と先生の教会から
1名の、総勢13名でネパールの地に足を踏み入れました。私にとっても初めての国でとても楽しみな反面、2週間留守にするためにやらないといけない
事や、不在の間に判断が必要になるであろう多くの事柄の前に不安もありましたが、皆さんの祈りに支えられて一つ一つ守られました。
宣教旅行そのものはもちろん素晴らしく、多くの実を見ることができました。それは参加者一人一人の証しを読んでくだされば分かると思います。彼
らが経験したことは、やがて大きな祝福となって満ち溢れ、それぞれが遣わされる地で豊かな流れを作り出していくことでしょう。
ぎっくり腰で大変な中でも笑顔で仕えて下さった森先生のお働きに、心から感謝いたします。すべての栄光を私たちの造り主である主にお返しします。
(本郷台キリスト教会主任牧師)
青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。伝道者の書12:1
(新共同訳)
8
Mission Report
Japan Antioch Mission News
苦難の末に
ダニエル朴・任妍貞
韓国
2 0 0 7年 11月、アンテオケ宣教会から在韓邦人宣教と日韓の
霊的架け橋の使命を持ち、韓国に派遣されもう 9 年が経ちました。
2 0 0 8 年 3月、日本ビジョン教会を開拓し、最初は明洞タウム教会
の礼拝堂で午後礼拝を捧げ、その後、延世(ヨンセ)
大学に来た日本
人学生たちに伝道するため、大学に近い延禧洞にカフェ・マナを作っ
て午前中礼拝を捧げました。少しずつ日本を理解し、愛する人が集
まり始めてソウルの中心部である鍾路 5 街の韓国キリスト教会館
10 0 9 号室を借りて礼拝をしましたが、そこも狭くなって聖徒も 3 0
人を超え、財政的余力も生じて同会館の地下倉庫を礼拝堂に改造し、
来韓後 3 年経った 2 010 年 11月 2 8日から礼拝を捧げました。
聖徒も 4 0人を超え、教会は成長しました。 しかし、2 0 余りの
キリスト教団と団体の力で建てられた、韓国キリスト教会館のオー
ナーの一つである団体が運営する、一階のキリスト教書店の経営
山は動いた
賀川千世美
南アジア
「山は動いた」
。 ある朝、ふっと響いてきた言葉でした。 あまり
に鮮明で、主からのお言葉と感謝して受け取りました。とりなして
いた方の救いの成就か、他の祈りの課題の答えなのか、とにかく
何かが起こる、と期待が膨らみました。 その二日後、知り合いの
紹介で一人の同労者が訪ねてきました。 カフェの上階が完成後、
働き人たちが既に宿として利用してくれています。知り合いの家か
らレンタルバイクでやってきた彼は、南部地方でキャンプ・ミニス
トリーを主催し、北部での可能性をリサーチしているということで
した。南部出身者の目で見た北部での働きの必要の大きさを語っ
てくれ、私たち夫婦も心燃やされ、初対面ながら意気投合しました。
次の日、彼は近辺の主な学校を訪問し、事前の約束なしに校長と
会って彼のキャンプ活動の説明を聞いてもらい、来年度の確約をも
らって帰ってきました。その中の一つ、予定外で彼が立ち寄った学
その日は来る
高橋めぐみ
インドネシア
皆様のお祈りを心から感謝します。
マレーシアとの国境、エンティコンのグロリア中高生寮再建プ
ロジェクトは、予定より大幅に遅れてやっと予定地の造成に入る
ところです。 なかなか前に進めなかった理由は、土地の境界線確
定において役所と問題があったからです。 話せば長くなりますが、
簡単に説明すると、5月末に土地局の部下 2 人が測量に来ました
が正式な手続きではなく、高額な代金を騙し取られた形となりま
した。 その後役所に何度か出向いたり、電話をかけたりし続けま
したが、測量部長とは連絡がとれず、そのまま 4か月が過ぎていき
ました。
予定地の造成に入る前にすでに躓いて、これから先の事を考え
ると一体どうなることやら、と私としては大きなため息でした。 そ
れで、行政側の対応をあきらめて 10月初めに、元の土地所有者
が苦しくなり、一階から地下に移ってきたため、日本ビジョン教会の
荒野生活が始まりました。 ソウルの中心で、少し離れた城北区東
仙洞という所の地下礼拝堂を借りて、礼拝を捧げる事になりました。
しかし、日韓間の悪化した歴史的感情や交通の不便さもあり、聖徒
は 2 0人余りに減少しました。そのうちに礼拝所の建物が売却され、
移転を余儀なくされました。かつてはクリスチャン人口 25 %を誇っ
ていた韓国も現在では 15 %を切っているという現実は、教会に対
するイメージの悪化とともに礼拝堂を借りるのも難しくしました。
しかし、真実な神様は多くの困難の末に再びソウルの中心、鐘路
に礼拝する場所を備えてくださり、内部工事ののち 4月に礼拝を捧
げることができました。ソウル近郊だけでも、日本語で礼拝する教
会が 2 0ほどありますが、賃借料を払いながら牧会する教会は日本ビ
ジョン教会だけです。献金が減り、その大半が賃貸料に消えてしま
うのが現状ですが、そのような困難の中でも、より明確に神様の助け
を祈ることができ感謝です。ソウルの中心にある日本語の看板では
おそらく最大で、明るく輝く日本ビジョン教会の看板を見ると、いくら
困難でも日本に最も近い国にこのような看板の一つはなくてはなら
ないと思いつつ、今日もイエス様とともに十字架の道を歩む事を願い
ます。
(ダニエル)
校は、山の上にあり他宗教を中心とした学校です。 満面の笑みで
報告してくれるその話は、神様の御業としか私には思えず、
「山は動
いた」
という言葉とつながりました。私はあれやこれやの課題を思っ
ていましたが、これだったのか、と。継続的に学校行事としてキャン
プ・ミニストリーを続けられたら何と素晴らしいことでしょう。
誰も想像しなかったようなことが始まろうとしています。 この地
域を揺り動かそうとしておられる主の大きな御腕が見えたようで
した。「祈られてきた学校なんです」。 思わず私の口から出た言葉
に、彼もまた主の導きであると確信を得たそうです。 これまでの
祈りの蓄積があって、このとき神が働かれたと。 数日後、南に帰っ
て行った彼は、一か月後にグループを率いて再びやってきてくれま
す。 主は新たな始まりに備え、カフェの上階を完成させてくださり、
私たちの心も整えてくださっていました。 動かぬように見える現状
の向うに確実に動いている主の御腕を見て喜びます。 日本の皆様
の上にも、主の慈しみと力強い御腕がありますことを感謝し、祝福
を心からお祈りします。
三者と元村長を集めて、舎監たちと建築士のヤシン氏とで GPSを
使って独自に境界線を確認しました。
土地は 3 ヘクタールで山と谷の傾斜地です。 祈りつつその土地
を歩きましたが、雨で斜面は滑りやすく、私はすぐに滑って転んで
しまいました。 しかし、その時一緒に頼もしい助っ人がいたので
す! それはグロリア寮第一期生のクスナディでした。 彼は急斜面
では手を引いてくれ、私のために杖も探してくれ、カメラで写真も
撮ってくれました。 そしてぬかるみを歩く時には自分の長靴も貸し
てくれました(彼は裸足で歩きました)。
彼は現在看護師としてエンティコンよりさらに奥地の村々にバイ
クで、そしてバイクでも行けない村へは徒歩で行って、医療奉仕を
して地域の祝福となっている兄弟です。その献身ぶりはこちらのメ
トロ T Vという民放のドキュメンタリーで放映されたほどです。 そ
の彼が自発的に来て一緒に歩いてくれた事は、私は何か象徴的な
事であると大変励まされました。 寮を通して成長した「人」がバト
ンを握って次の時代へ。そんな風に受け取れました。
新しい寮の完成と、そこを拠点とする宣教の拡がり。 その日が
来ることを信じています。 どうぞ続けてお祈りをお願いします。
9
Photo Album
Japan Antioch Mission News
ビザ取得の新たな道に
向かって
松岡知子
インドネシア
主の御名を賛美します。 皆さま、いつもお祈りとサポートを心
から感謝いたします。
このニュースレターが皆さまのお手元に届く頃には、私はカリマ
ンタンへの引っ越しをすでに終えていると思います。
なぜ 1年もしないうちに、語学の学びを終えてカリマンタンへ移
ることになったかと言いますと、現在通っている語学学校がスポ
ンサーとなってのビザが下りなくなったからでした。 以前はできた
そうですが、今はできないという状況になりました。以前は、外国
人の入国が歓迎されていましたが、現在は I S などの影響で外国人
の長期滞在が厳しくなってきて、すべての外国人の入国への門が
狭くなっているようです。 先日も政府関係者が学校に視察に来て、
生徒たちの持っているビザのチェックと、なぜインドネシア語を学
んでいるのか、というインタビューを何人かの生徒にしていました。
そのような中、大田先生にご相談しましたところ、
「それはカリ
マンタンに移動するちょうど良い主からのプッシュでしょう」とい
うアドバイスをいただきました。 カリマンタンの地に引っ越しをし
て、新たにあちらでビザを申請するということです。 私の一番の心
配は語学の問題でしたが、祈って考えるうちに、
「自分で決めたので
はなく、自分ではどうしようもできない状況が突然目の前に起こり、
その中で突然ひとつの道が閉ざされて、そして突然ひとつの道が
開いた」と思い、主の展開劇はいつも早いなと思いながら、本当に
主は生きておられるのだなぁと感じました。 そしてバタバタと色々
な準備が始まりました。
これからは長期ビザ取得ができますようにお祈りいただけまし
たら本当に感謝です。 皆さまの上にも主の豊かな助けと祝福があ
りますように、祈りつつ、感謝をもって。
「主は、ご自分の羽で、あなたをおおわれる。 あなたは、その翼
の下に身を避ける。 主の真実は、大盾であり、とりでである。」
(詩篇 9 1:4 )
宣教恵みフォト
グロリア寮のための新しい土地
高橋めぐみ宣教師
女性たちとバイブルスタディー
宇井由美宣教師
Welcome back, pastors!
安川宣教師
10
Mission Report
Japan Antioch Mission News
ちえさんの祈りコーナー
みかさんの祈りコーナー
※猛威を振るっている蚊が媒介する感染症や全ての災いか
※新環境に順調に適応していっています。感謝です。続けて
ら守られますように。
ここでの人間関係が守られ、そしてさらに拡大されていきま
※偶像崇拝の背後に働く暗闇の支配から人々が解放され
すように。
ますように。
※「キリストの香り」を放つ存在となるためにも、私の霊的
※救いを求める人々が、すべての迫害と妨害から守られ救
な目と耳がいつも清められ、敏感でありますように。
われますように。
※就労ビザ取得に向けて準備が進んでいます。今年中に取
※この地の魂の救いのために祈ってくださる方々が更に起
得できますように。
こされますように。
※この地の主要言語の理解と学びのための助けが与えら
れますように。
宣教師にとって必要なこと
元アンテオケ宣教会ロシア宣教師、現事務局主事 高山嘉津子
「宣教師にとって必要なこと」は、
「祈り」と「支援」でしょう。すでにこのニュースレターを読んでくださっている皆さまから、
「そんなの当たり前でしょ」と突っ込まれそうですが、ぜひぜひ続いて宣教師のために祈ってください。そして祈っていることを、
宣教師に「伝えて」ほしいのです。現代は、インターネットの普及で瞬時に世界中のニュースが飛び込んできます。宣教師の仕
えている国でテロが、災害が、事件、事故が起こった時、その国のために祈ってください。そして宣教師が巻き添えに遭ってい
ないとしても、それを機に祈っていることを宣教師に伝えてください。
「祈られている」
、
「覚えられている」
、
「繋がっている」と
いうことは、大きな励ましとなります。力です。
「宣教師は忙しいから、私からのメールなんて迷惑じゃないか」と思わずに、ふ
だん皆さまが、宣教師に見えないところでなさっているとりなしの祈りのことばを、ぜひ伝えてください。
次に「支援」です。いろいろな支援がありますが、
「精神的支援」は大切です。宣教師は、神の召しに従ってどこへでも、た
とえライフラインの整っていない地でも、未伝の部族の元へも行くので、精神的に強靭で、たとえ槍が降ったとしてもびくとも
しない人、と思っていらっしゃるかもしれません。いいえ、同じ人間です。もしかしたら、宣教地でたくさんのストレスを受け
て、焦燥感、不安感、喪失感、重圧感などを抱えているかも知れません。まずはどうぞ宣教師の話しに耳を傾けてください。
「ご
苦労さまでした」
、
「すばらしいお働きを感謝します」だけで終わらないで、たとえ短時間でも宣教師の話しを聞いて、いろいろ
質問をしてくださったら、宣教師本人がその交わりの中で、考えが整理できたり、神様に教えられていることや、恵みの大きさ
に改めて気付かされたりと、皆さまとの交わりが大きな精神的な支援になっていくことでしょう。母教会のメンバーが変わったり、
親しくしていた友人の人生のステージが変わっていたり、日本いる私たちにとっては、通常の、日常の、何でもない継続なので
すが、宣教師にとっては「空白の数年間」の穴埋めをしようと必死になっているかもしれません。ぜひとも良いコミュニケーショ
ンをとって、小さなことで笑い合ったり、声を掛け合ったりしてください。そして、皆さまの知り合いや友人たちに宣教師を紹
介して、いろいろな方々と繋げてください。覚えてくださる祈りの輪が広がっていくことは宣教師にとってすばらしいことです。
また、
「経済的支援」も大きな支援の一つでしょう。フィールドと日本との経済格差ゆえに、帰国してからの日本の生活の中
で、葛藤を覚える宣教師も少なくないでしょう。日本にいる私たちには「あり得ない」税金を現地で払わなければならないことや、
こちらでは安いものも、現地では何十倍もする、というようなことは多々あります。宣教師は、自分たちのことより、フィール
ドにいる人々の必要のために奮闘しています。あまりにも悲惨で厳しい状況に、自分のことを顧みている余裕がないかもしれま
せん。そんな宣教師たちが帰国して、気が付いたら自分たちの生活がままならない、というようなことのないように、ぜひとも
「経済的支援」を覚え祈っていただきたいのです。それは単に日々の必要というだけではなく、社会保障という面においてもです。
宣教師は与えられたもので感謝して進んで行きます。老後の心配をしていたら、献身はできないでしょうし、自分のための十分
な必要が満たされるのを待っていたら、フィールドに立つこともできなかったでしょう。そしてその間の働きも進まなかったで
しょう。しかし、現代は人生 80 年と言われています。年金額が年々減り、税金が重くなっていく中、現役の時も退いた後も、せ
めて人並みの生活、たまにはささやかな楽しみもできるように、祈り支えていただきたいのです。皆さまのご理解を感謝します。
11
Information
Japan Antioch Mission News
アンテオケ宣教会会計報告 2016.7.1 ~ 9.30
事務局会計終始
収入科目 金 額
支出科目 金 額
一般献金
457,700
宣教師・国内スタッフ献金 1,013,000
通 信 費
事 務 費 交 通 費
会 議 費
出 張 費 ニュース関係費
IT 関係費
広 告 費 事務所他借料
スタッフ援助費 接 待 費
光 熱 水 費
備 品 費 雑 費
奉仕者交通費他
リトリート費 前月繰越
収入合計
422,939
1,893,639
次月繰越
支出合計
84,340
9,837
98,510
114,283
236,000
138,743
15,000
32,400
373,200
360,000
8,376
18,265
43,453
2,766
24,524
84,486
献金芳名リスト(敬称略・順不同) 計 156 件
教会及び団体
イエス・キリスト(教団(3)垂水(3)東京若枝(3)
)/JEC(南大阪聖書、千代田福音(3)
名古屋グレイスキリスト)JECA(千歳福音キ(2)八栗シオン(2)高松シオン(3)宮崎北
聖書キ(3)大磯キ(3)本郷台キ(3)旭川めぐみ 麻溝台キリスト 高森キリスト)
同盟基督(シ
オンが丘キ(2)
)改革長老(東須磨)ミッション東北(郡山キ福音(3)
)活けるキリスト(名
古屋(3)
)バプ教会連合(大野(3)門真)福音自由(浦和(3)川口中央 東川口 鳩ケ谷
片柳)
(53 件)
単 立
東京めぐみ(3)札幌キ福音館(3)鎌倉海岸キ(2)大和カルバリー(3) 桶川聖書(2) みど
り野キリスト 土崎グローリアチャペル(16 件)
支える会他
韓国ロー者宣教支援会(3)アルゼンチン宣教を支える会(3)佐山師を支える会(3)朴師
を支える会(3)モンゴルミッションジャパン(3)井野師を支える会(3)未伝地ミッションを
支える会(3)宇井師を支える会(3)松崎宣教支援会(3)チベット宣教支援会(3)松岡知
子を支える会
(3) 三輪師を支える会 高橋めぐみ師を支える会
(3)タンザニアミッション
(3)
藤江師を支える会(3)モンゴルDBミッション(3)クリスチャンパートナーズ レインボー
の会(48 件)
個 人
石塚まどか(2)井野葉由美(3)三浦岸雄(3)岩井従男 宮内(3)橋本道子(3)稲垣浜子(3)
寺山加代子 上田利昭(2)
武藤元康 平野雅子 平野一枝 松崎ひかり(3)高山嘉津子 宮川淳子(2)淤見康子 石倉美奈子 水谷弘子 宮永尭史 長田美代子(2)栗山伸子 マ
ツザキユウスケ 匿名(39 件 )
249,456
1,893,639
日本伝道会議レポート
教、在外日本人宣教)
に主事たちも参加しました。海外宣教の分科会で
は、OMF、ウィクリフ、OMとともに松崎ひかり主事が特に現代における
去る9月2 7日から3 0日まで、神戸で開催された第6回日本伝道会
議に、当宣教会の主事たちも参加しました。
社会、政治状況の変化の中での宣教のあり方について発題しました。
在外日本人宣教従事者の集い
世界中に散らばっている日本人への宣教に関わっている宣教師、宣教
「私たちの神は宣教の神、私たちは宣教の民」
主講師クリストファー・ライト師の講演は私たち世界宣教に関わって
団体関係者たちが伝道会議終了後に集いました。当会の宣教師の中で
いる者たちにとって、大きな励ましでした。ライト師は、私たちの神は宣
は、井野葉由美師と村井優人師が参加し、120 名ほどの世界および日
教の神として歴史を導き、救いのご計画を御子イエスにおいて実現した
本からの参加者たちと交わり、協議に加わりました。また、パネルディス
お方であること、私たち贖われた者たちは救いの福音を伝えるために存
カッションのパネリストの一人として三橋恵理哉主事が発題を担当しま
在する宣教の民であることを、明確に語られました。宣教は、私たちの
した。
教会にとって選択肢の一つではなく、教会の本質に関わること、使命そ
のものであることを確認できました。
2 ,10 0人ほどが参加したこの7年に一度の会議に参加することができ、
アンテオケ宣教会が日本と世界の教会に、これからどのように仕えていく
べきかを考えさせられ、多くの励ましを受けた会議でした。
(稲垣博史)
世界宣教に関わる分科会への参加
多くの分科会の中で、世界宣教に直接関わる2つの分科会(海外宣
る会にお問い合わせをお願いします。
発行所 アンテオケ宣教会 〒 330-0064 さいたま市浦和区岸町 6-1-5 TEL・ FAX: 048-823-8366
12
E-mail [email protected] URL http://jantiochm1977.net 郵便振替 00170-4-10379 編集者 稲垣博史
事務局便り
地住所に関しても、事務局または各支え
●アンテオケ宣教会は、来年二〇一七年に四〇周年を迎え
ます。今後の働きのために主の導きをお祈りください。
までご連絡ください。また、宣教師の現
●坪内宣教師は、健康問題で早めに帰国しました。来年度
からの方針に導きを祈っておられます。
ご要望がございましたら、どうぞ事務局
●松岡宣教師は、語学研修を終え、十月下旬にATI神学
校に引っ越しをしました。
示いたしますが、お名前の掲載について
● 高 橋 真 一 ご 夫 妻 は、 一 時 帰 国 中 に ビ ザ を 無 事 取 得 し、
十一月十六日に再赴任しました。
ました。尚、献金者リストは継続して提
《各事務局主事のひとこと》
の一般会計のみ掲載することにいたし
・ 今 年 は、 紅 葉 狩 り に 行 け ず に 秋 が 終 わ り そ う で す。 忙
しい中でも、
一年を振り返ると音楽で満たされた毎日で、
多くのことを賛美を通して教えられました。
(関谷)
から考慮検討した結果、今後は宣教会
・ 日 本 伝 道 会 議 の 翌 週、 世 界 的 な 宣 教 会 議 の た め 二 十 年
ぶりに中米のパナマへ行ってきました。高層ビルの増加
と道路の渋滞、新たな観光地開発など、首都は目を見張
る発展ぶりでしたが、現地の友の話から教会は常に戦い
の中にあることがわかり、とりなしの必要を再認識しま
した。
(松崎)
てきましたが、個人情報保護法の観点
・姉が十月に天に召されました。病気が分かった時から、
私の心は鉛を抱えているような思いでしたが、振り返る
と、主の愛とご配慮に満ちた終末期でした。
(高山) 従来、宣教師口座の詳細内容を掲載し
・ ク リ ス マ ス が 近 く な り 教 会 も 忙 し く な り ま す。 宣 教 会
での働きと合わせ、
しっかりやりたいと思います。(菅野)
お祈りとご支援を心から感謝いたします。
・九月の伝道会議では、何十年ぶりかで再会した先輩、後
輩、友人たちとのつかの間の会話を楽しみました。四日
間で二〇〇〇人以上の参加者ではゆっくりした交わりは
できません。永遠の御国の到来を待ち望みます。
(稲垣)
いつも派遣宣教師と宣教会のために
●次号二一七号は、二〇一七年三月発行の予定です。
宣教会会計報告と
宣教師の連絡先について
Fly UP