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一年間の定点観測径

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一年間の定点観測径
-2
7-
辻川他 :人 の行動 とス トリー ト・フ ァニチ ュア
7
巻 (
1
9
9
9)
大阪市立大学生 活科学部紀要 ・第4
一年 間の定点観測 による人 の行動 とス トリー ト ・フ ァニチ ュア
一 大学 キ ャンパ スオープ ンスペースを事例 に-
辻川 ひとみ ・北浦かほる
St
udy on St
r
eetFurni
t
ur
eand Hun
l
an behavi
or
l
nt
hecaseofopen spaceon campus
HI
TOMITsUJI
KAWA
and
1 は じめに
KAHORU K I
TAURA
のか を探 った もの は見 当 た らな い。 そ こで、筆者 らは、
ス トリー ト・フ ァニチ ュアは、 屋 外 環 境 にお け る人 々
ス トリー ト・フ ァニチ ュアに関す る一 連 の研 究 で、 都 市
の行動 を支 え る もの と して、必 要不可欠 な空 間構成要素
空間 の中 にどの よ うな ス トリー ト・フ ァニ チ ュアが存 在
で あ る。 これ まで に、 ベ ンチや看板 とい ったあ る種 を限
し、 また、 それ らが人 の行動 とどのよ うなかかわ りを持
定 したス トリー ト・フ ァニチ ュアに関 して、 そ れ らの利
って い るのか を明 らか に して い くことを試 みて い る *11。
用状況 や色彩等 のデザイ ンに着 眼 した研究 は多 く見 られ
本報 で は、大学 キ ャ ンパ ス内 オープ ンスペ ースを対象 と
る *】*2*3*4*5*6*7*8*9*10。 しか し、 ス トリー ト・フ ァ
し、一年 間 の定点観 測 を行 った。 また、 同 キ ャンパ ス内
ニチ ュアに関す る研究 の歴史 はいまだ浅 く、 ス トリー ト
つ の オー プ ンスペ ースにお けるス トリー ト・フ
の異 な る2
・フ ァニチ ュアが都市空間の中で どの よ うな現 状 に あ る
ァニチ ュア と曜 日 ・時間帯 によ る人 の行動 特性 を比較 し
霊
こ
こ
.
l
l
.
・
.
二
=
「
4 1
0
2
b
(
A)
事情O
S
(
B)
文系O
S
図 1.学情 O
Sと文系O
S
(1)
-2
8-
生 活 環 境 学 科
検討す ることで、年間 を通 したオープ ンスペースの使 わ
0
/2
8(水) の9:
0
0
-1
9:
5
0の間 を約
い と思 われ る1
れ方 と、 それ らを支 え るス トリー ト・フ ァニチ ュ ア と人
間半 お きに1
0
分間ずつ計
1時
の行動 の関わ りを明 らかに したい。
7回、 また休 日の様子 も観測す
るために1
1
/7(土) を取 り上 げ、 1
0:
4
0
-1
6:
3
0の計 4
2 調査 ・分析方法
回 につ いて ビデオカメラで 記録 した。 文系
OSに対 して
も同 日水曜 の9
:
0
0
か ら撮影 したが、夜 間 にお いて はオ ー
対象地 は大阪市立大学 キ ャンパ ス内の学術情報 セ ンタ
OSと示す) と、文
(
以下、文系 O
Sと示
ー前 オープ ンスペース (
以下、学情
プ ンスペー スに設置 され る照 明が少 なか ったためその画
系 キ ャンパ ス内 オープ ンスペース
像 か ら利用者 を全 く確認す る ことが で きず、 1
6:
3
0を最
OSと同様計
す) の2
つであ る.表 1
に各 オープ ンスペ ースの概要 を示
後 に計 5回 の撮影 を行 った。土曜 日は学情
す。
4回、 ビデオによ り定点観測 を行 った。分析方法 と して
OSは1997年秋 に完成、図書館 と計算 セ ンターの
は、 まず得 られた動画 を1
秒 ごとに静 止 させ、 同一 の場
機能 を持っ施設 の正面玄関前 に位置 し3辺 は道 路 に接 し
所 で5
分以上滞在 している人 を滞在者 とみ な し、 それ以
周辺街路 との隔 た りが な く開放 的な空間 とな って いる。
外 の人 を通行者 と して分類 し、 それぞれの行動 や通行経
学情
一方、文系
OSは昭和 10年代 に計画 され た もので、 キ ャ
路 を1
人ずつ平面図 に記録 した。
3 2つの オープ ンスペースにおけ る ス トリー ト・フ ァ
ンパ ス内の建築物3
棟 に囲 まれて いる為 、 敷 地面 積 は学
OSの2倍以上 を持っ ものの、閉鎖 的 な空 間 とな って
いる。文系 O
Sは時計 台を中心 に シンメ トリーな計画が
な されている。学情 O
Sはエコロジーの喚起 と市民 の広
情
ニチ ュアの比較
場 を コ ンセプ トと して、現代的 な視点 で計画 されている。
ス トリー ト・ファニチ ュアの全体量 は表 2
よ り、 文 系 O
Sが 1
r
r
f
あた り約 0
.
0
2
5
個であ るのに対 し、学 情 O
S
で はそ
の3
倍以上 の約0
.
0
9
5
個 と非常 に多 く見 られた。 その うち、
まず、両 オープ ンスペース内の ス トリー ト・フ ァニチ ュ
構成要素 の種類が最 も多 く見 られたの は、両 オープ ンス
アを現地踏査 によ り抽 出 し、 それぞれを我 々の提案 した
ペース共 に、安全性 を支え るス トリー ト・フ ァニ チ ュア
ス トリー ト・ファニチ ュアの概念 ●11に従 って整 理 した も
で、学情 Sで は1
r
dあた り約 0
.
0
4
個、文系 Sで は約 0
.
0
0
のが表 2であ る。
6
個 であ った。数量 が最 も多 く見 られ たの は、 両 オ ー プ
次 に学情
O
OSに対 して、平成 10年 1月 か ら12月迄 の 1
年間毎月隔週水曜 日の 2回 に、昼休 みの時間帯 である1
2
の1
0
分間学術情報 セ ンター 9階 よ り ビデ オ カ
:
4
0
-1
2:
5
0
O
ンスペース共 に文化性 を支 え る構 成 要 素 で、 学 情
O
S
で
O
OSにお ける安全性 を支 え る構成要素 の うち特徴
は1
r
r
f
あた り約0
.
0
4
2
個、文系 Sで は約0
.
0
1
3
個 であ った.
学情
メ ラを用 いて定点観測 を行 った。 また、 日変化及 び平 日
的 な もの は、 アル ミキ ャス トの橋 や タイルによるペイ プ
と休 日にお け るオープ ンスペ ースの使 われ方 に違 いがみ
メ ン ト等 で、人工 的 なモノが多用 されている ことか ら無
られ るのかを検討す る為、比較 的気候 が よ く過 ご しやす
機 的な空間 に感 じられた。一方、文系
の は面積 の大半 を 占め る芝生で、学情
表 1.各オープンスペースの概要
OSで特徴的な も
OSとは対照的 に
有機的な空 間を提供 して いた。 また、安全性 を支 え る構
l短辺長さ 長辺長さ 面積 圃込面数 竣工年
(
A)
学情OS一 4
5
m
T
O
M 3
1
5
0mJ
1
(
十
1
) 1
9
9
6
.
7
OSで は9個
しかな く夕方以降 は暗 い空間 とな るのに対 し、学情 O
S
成要素 の 1つであ る照明 に関 して は、 文系
表 2.各オープンスペースにおける空間構成要素
(
A)字
キーウ-ト
●
楠o
s
(
a)
実系
O
S
(
数量)
快適性 木製ベンチ(
1
0
)
アルミ製の四角いベンチ(
1
5
)
25価(
0.
0
08個 /r
T
1
)木製ベンチ(
1
5
)
1
5
個(
0
.
002
個 /m'
)
健康性 ゴミ簿(
I
)
利便性 バス停(
1
)
+街路
1
個(
0.
0
0
03個/ m'
)ド
ンラム缶
九九(
4
状のゴミ
)
吸い殻入
籍(
れ(
4)
かご状の空き缶
6
)
.
ど
1
個(
0.
0
0
03個 /m'
)
1
4個 (
0
.
00
2億/m'
)
い豆球(
2列)池の睡 蓮(
5
)
ツツジの櫨え込み (
低木 )
(
3
)
雷に花を咲かせる中高 禾 (
44)
ベンチそばの雫花 (ll
)
文化性 植栽支柱
池(
1
)池の噴水
1
7)
池の演 出冊 明く
8)
橋の経 にある雷
(
4
4) (
看妖彊7'
Dl
J
ク(
1
)
アスファルトの雷遭面.
オ-ナンスヘ■
-入内
の石貼 り氏面(
1
両)
ベンチそばのアルミキャストの柘板
(
7)
.オ-ナン久へ●
-入内の石貼 り床 面 (
1
面).
マンホ-ル
(
25
)
木製テ ンキ (
1
両)
.
池に架かるアルミの橋.
池の石通
路(
1
)
.
街灯(
1
5
)
足下.
F
T
(
1
5
)
雷止 め 撞く
5
6
)
ブッ
クポスト(
1
)
安全性 池の注鷺雷板
(
2
)
建物名称幕内種(
1
)
黄
色の視覚障害
永由性
散水栓(
事1
0
)
電柱(
1
)
+析鼠 空調寝 覆(
1
+4)
0
植え込み のツツジ(
低木 )
(
4)
プランターの
雷花(
21)
プランターのサザンカ(
低木 )
(
9
)
ー
33個 +2列
個く
/r
0.
0
T
4
1
'
2
)積載支
バラ(
花壇
)
(
4
)
ワシント
ンやしく
(
3
0) 1
08個 (
0
.
01
3個/m'
)
社(
2
0
)
植栽支
社(
2
0) 高木 )
ロック(
2
)縄示板(
3
)
時計塔(
1
)
アスファルト
の霊遭面.
レンガ風舗 装タイルの牧 実路
(
1
面).
マンホール(
中l
o)芝生(
4面)街灯
(
9
)赤い駐雷禁止コーン(
事1
4)
車止 め種(
2
)
1
25個 +3両
価(
/m
0.
04
'
0
)標注看 垢(
1
3)
黄色の視鷺障害者辞導7'
1
6価 (
0
,
005
個/nf
)取水栓 (
事2
0)
空調装置 (
4
)
(2)
/m
.
)
5
4個 +5面 (
0
.
0
06
旬
2
4個 (
0.
003億/m'
)
-2
9-
辻川他 :人 の行動 とス トリー ト・ファニチュア
の照明は3
0
個 である上、池 の演 出照明 も手伝 って明 るい
まず、表 3よ り利用者数 の最 も多 いのは、4月で、次 い
空間を演出 していた。次 に文化性 を支 え る構成要素 の う
、6月 とな っている。一方、最 も少 な いの は8月で次
で5
OSでは人工池や池 の噴水 ・演 出照明などが主
にその役割 を果た している。文系 O
Sで は植樹関係が文
化性 の大部分 を支えてお り、学情 OS
の植 樹 関係 が4
種
Sは7種類 で多 く、 中で も高
類であるのに対 し、文系 O
、9
、2
月 とな っている。 4
、5
、6
、1
0月における利用
に3
ち、学情
者 は図 1よ り滞在者 によるもので、通行者数 に比べて滞
-3
倍 とかな り高 い。 この時期 は、新学
在者数 の割合が2
期が始 まる時期であ り、新入生 を含 め、多 くの学生が登
木の ワシン トンやその他の木 々が植え られて いる。 これ
校す る時期である事 と、気候がよい時期であることが要
らによって、緑 の多 い有機的な空間を提供 していると言
、3、8
、9月 は大学 が長期休暇 に入
因 と思 われ る。一 万2
え る。 その他、快適性 ・健康性 ・永続性 においては、両
る時期で大学 に訪 れ る学生数が少 ないことが要因 と思 わ
オープ ンスペース共、 ス トリー ト・フ ァニチ ュアの種類
、7
、1
1
、1
2月 は利用者数 が多 いが、 その
れ る。残 りの1
はほぼ同 じであ ったが、数量 は学情
O
S
の ほ うが比較 的
割合 は滞在者 に比べて通行者が多 くな ってお り、前述 の
4
、5
、6
、1
0月 とは異 なる性質 を持 って いる。 7月 に関 し
多 く見 られた。
以上か ら、多 くの人々が憩 い、交流す る場 としての大
ては気温 の高 さが要因 と思 われ るが、 それ と同時 に木陰
学 キ ャンパ スオープ ンスペースには共通 して、安全性 と
が少 な く直射 日光 を避 けるところが少 ないことや、 タイ
文化性 を支え るス トリー ト・ファニチ ュアが多 く存在 し
ル貼 りペイ プメ ン トか らの照 り返 しが きっ い等 の ことも
ていることがわか った。 しか し、 それ らの種類 や用 い ら
、1
1、 1
2月 に関 し
関わ っていると考 え られ る。 また、 1
れている素材 などによって、一方 は有機的、他方 は無機
て も低 い気温が要因 と思 われ る。
的 とい った対照的な空間を演 出 していた。
以上か ら、学情
OSの利用状況 には、 大 き く分 けて3
4 時系列でみた利用者数
つのパ ター ンがあることが分か った。 1つ は4
、5
、6
、1
4.
1 年間の変化
0月のよ うに、利用者数 が多 く滞在者数 も多 い時期、 次
OSにおける各月2回の滞在者 と通 行 者 の人数 の
、3
、8、9月のよ うに利用者 数が少 な く滞在者数通行
に2
平均値 を算出 し、月別の滞在者数 ・通行者数 と して表 し
、7
、1
1
、1
2月のよ うに利
者数共 に少 ない時期、最後 に1
学情
分間の利用状況 を比較す る
た ものを表3に示す。 また、 1
用者数 は多 いが、滞在者数 は少 ない時期である。学情 O
0
分間の通行者数/分を通行者数 と して考えた。滞
為、 1
Sは年間 を通 して滞在者数 の変動が激 しく、 よ く利用 さ
分以上の滞在が認 め られ た人 を滞在
在者 に関 して は、5
れている月 と殆 ど利用 されていない月 とがあることが分
0
分以上滞在 して いる人であ り、
者 と しているが、大半が1
か った。 また これ らには、気温の変化 と共 に、 オープ ン
そのままの数値 を滞在者数 と して扱 い、滞在者数 と通行
スペースの環境が影響 していると思 われ る。
分間 の利用者数 と して図 1
のよ う
者数 を合わせ た ものを1
4.
2 休 日 ・平 日の 日変化
に示 した。
学情
OSと文系 OSの休 日 ・平 日の時 間帯 によ る1分
分間の滞在者数 を図
間の利用者数 を図2に示 す。 また、 1
表 3.1
0
分間あた りの平均滞在者数謹賀新年
月
滞在
通行 徒 歩
自転車
1 2
・4.
5 2
1
09 6
0
31
.
5 27
3 4 5 6
1
5 5
0 4
4 2
8
29 1
5
41
2
4 11
9
1
5 2
4 1
7 3
0
6
0
人
(
単位 :
人 台)
7 8 9 1
0 ll 1
2
8
.
5 2 4 31 2 2
.
5
9
3 2
3 38 1
0
0 8
31
30
31 2
4 22 2
3 25 2
8
「 =_
=
fl
:
)
-
人
・ 1. 三三
∴
= ==
9
:
00
1
0:
40
1
2
:
40
1
4
:
40
● 一 宇什 水曜日 - C 一 字作 土曜日 ∵
1
6
:
20
1
8
:
00
1
9
:
4
0
文系 水曜日 --占i
一 文系 土曜 日
図 3. 1分間あた りの曜 日別利用者数
9
:
00
図 2. 1分間あた りの滞在者 ・通行音数
1
0
:
40
1
2
:
40
1
4
:
40
1
6
:
2
0
1
8
:
00
図 4.平 日における 1分間あた りの滞在者数
(3)
1
9
.
・
40
-3
0-
生 活 環 境 学 科
人
また、学情
OSには18時以降の夜間 に も滞在者 が多 く
み られた。 これは、街灯や足下灯、池 の演 出照明等 によ
るもので、照 明の数が多 いことか ら、 明 るい空間 とな っ
ている為であ る。 また、池 の演 出照 明の効果で、雰囲気
9
:
00
1
0
:
4
0
1
2
:
4
0
1
4
:
40
1
6
:
20
1
8
;
00
のあ る空間を演 出 して いる。
1
9
:
40
図2よ り、休 日は平 日と比較 して両 オ ープ ンスペ ース
図 5.休日における 1分間あたりの滞在者数
共 に利用者数 はかな り少 ない。 図4、 6によると、両 オー
プ ンスペースの通行者数 は終 日を通 して ほぼ同 じである
が、滞在者数 に関 して は文系
学情o
/
I
b
G
.
-
を とる人 々の滞在か ら最大 の値 を示 しているが、 1
6時頃
、
7
.
9
6
I
.
9
r
」
9
:
00
′
『
7
.
8
1
0
:
4
0
1
2
:
4
0
1
4
:
4
0
の滞在 は全 くみ られない。一方、学情
02
.
81
′1
6
.
3
.
、ヽ
6 ヽ・
o; 7
′
1
6
:
20
1
8
.
・
00
OSで は14時頃に遅 い昼食
OSでは12時頃に
最大数が見 られ るものの、他 の時間帯 との差 は殆 どない。
OSが市民 に開かれたオープ ンスペースで
は学外者 の進入 を許 さないこと
あるのに対 し、文系 OS
が要因 と して考 え られ る。 しか し、学情 O
Sで は休 日に
1
9
:
4
0
これ らは学情
図 6.平日における 1分間あたりの通行者数
学情 セ ンターで学会や研究会が行 われ ることが多 く、 こ
の 日も学会が行われて いた こと もあ り、特殊 な一 日であ
った。毎週様 々な学会等で利用 され ることが多 いため、
「
J
9
:
00
1
0
:
40
J
l
1
2
:
40
l
t
1
4
:
4
0
1
6
:
20
休 日の利用状況 の典型 をはか る ことはで きない。
l
1
8:
00
5 人の行動 とス トリー ト・フ ァニチ ュア
1
9
:
40
ビデオで見 られた特徴的な行為 を年及 び終 日を通 して
図 7.休日における 1分間あたりの通行者数
まとめた ものが表4である。
3図4に示 し、 1
分間の通行者数 を図5
、6にそれぞれ示す。
学情
まず図2
、3
、 5よ り、平 日の両 オープ ンスペースでは、
OSにおいては、 1、2、8、 11、 12月 は他 の月 と
比較 して、み られた行為の種類 が少 ない。特徴的だ った
1
4:4
0を境 に前半 と後半 で2
'
1 のパ ター ンに分 か れて い
のは 4?6月 と1
0月で、飲食す る行為が み られた他、 勉
4時以前 の両 オープ ンスペースにおける利用者数 ・
る。 1
強を した り、絵 を描 くとい った行為 もみ られ る。 また、
滞在者数 ・通行者数 は全 て、 ほぼ同 じ変移 をみせてお り、
図4よ り、 この時間帯 の利用者数 は滞在者 数 によ る もの
4時
ている人 が多 い ことが要因である。一 方 、 図 2よ り1
以降で は、両 オープ ンスペースにおける利用者数の変移
OSで は16:20に もう一度
ピークが見 られ るが、文系 O
Sで は著 しく減少 して いる。
は大 き く異 な ってお り、学情
これ らは図3
、5よ り滞在者数 の違 いによる もので、通行
者数 はほぼ同 じであるが、滞在者数 において は学情
には多 くの滞在者が見 られ るが、文系
れない。 これには、学情
OS
OSでは殆 ど見 ら
OSには他 の校舎 とは異 な った
(
2)
ものであ る為、夕方学校帰 りの中高生等 の学外者 も利用
(
3)
(
4)
(
5)
(
6
)m (
8
1(
9
)
r
i
r
,
a
●
3月
4月 ● ●
5月 ● ●0
6月 ● ●0 ◎
7月 ●
●
8月 ● ●
O
(
学
年
柄
間
A
S
) 9
1月
月 ●
●
10月 ● ●
11月
●
12月
●
●
通過す るだけでな く、 オープ ンスペースに滞在す るのは、
1
24
0● ●
1
44
0
0
O
文
土
系S 1
040
ヘ●
ンチに座って八●
ソコン
●
●
●●
●
●
●
ヘ●
ンチに荷物置 く
●
●
●
O
土
什
字S 1
02
4
0●
●
8
0
● ●
OSを
絵 を描 く
絵 を描く
ヘ●
ン千に荷物置 く
身繕 い .
化粧直 し
●
●
●
●●
写 JL機影
1
240● ●
1
440
していることが要因 として考え られ る。更 に、学情 セ ン
その 他
●
●
◎●
1
040●
●
1
240● ●
1
440●
●
1
62
0● ●○
O
(
情
学
水
A
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(
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水
系
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性格 を持 っ建物 があ り、 この建物 が市民 に も利用 され る
ターを利用す る為 に訪れた学生や学外者 は、学情
Dq
2月
で、食事 の為 に滞在 している人、 また食後 に休息 を とっ
●
●
●
●
0
◎
●
◎
●
●
◎●
●
●●
◎
●
●●
●●
○●
●
●
●
●
●
0
●
●
●
表4
.各オープンスペースに見られた行為
2:4
0
分 の時間帯 に ピークが み られ る。 図3
利用者数 は1
● 立 って身繕いす る
並ぶ (
子供)
● 写 真撮影 .並ぶ (子供)
●
●
●
待 つ、ゴミを捨てる
写 真縫影
ベ ンチ等 のス トリー ト・フ ァニチュアが設 置 されて い る
ことが関係 して いると思 われ る。
地ぺ
ヘ
立つ
●
ンチ
て
たに座つ
に座つl
(4)
舌
ヽ
する 食
⑤
⑥1(
醗
喫勤
るす
帯
る電結
⑩
眺で拝
散
め す
する(
イヌと散 歩 を含 む )
- 31-
辻川他 :人の行動 とス トリー ト・ファニチ ュア
曜 日別 に比較す ると、休 日で は、平 目の 日中で はみ られ
ると比較的行為 の種類 は少 ない。 また座 るとい う行為 に
OSで はベ ンチ以外 に地べたに座 るな
OSにはそ
0
)、 子
ない、老人が散歩す る、 イヌと散歩す る (写 真 1
着眼す ると、学情
供が 自転車 に乗 って遊ぶ とい った行為 もみ られ、学外者
どとい う行為が多 くみ られ たのに対 し、文系
の利用が大半 である。 しか し、時間帯 に着 目す ると、平
のよ うな行為 はみ られない。曜 日別 ・時間別 にみ られた
日で も夕方以降 になると、学外者がベ ンチに座 って会話
行為 を比較 す ると、平 日休 日に関わ らず昼休 みの時間帯
する (
写真 1
0)など、市民 の利用 もみ られ る。
一方、文系
に様 々な行為がみ られたが、学情
OSでは学情 OSでみ られた行為 と比較す
OSのよ うな他 の時間
帯 の利用 はほとん どみ られ なか った。
く
B)文系 O
S
図 8.各オープンスペースにおける通行 ・滞在領域
(5)
- 32-
生 活 環 境 学 科
学情 O
Sには、駐輪 の設備 は全 く無 く、 これ らに対 す る
次 に、各 オープ ンスペース内でみ られ た、利用者 の通
行 の動線 を図7のよ うに各平面図 に重 ね た。 ここで示 し
配慮 が計画 に見 られない ことは大 きな問題であ る。
一方、文系 O
Sの動線 は、 ほぼ左 右 に シ ンメ トリー と
た線 の太 さの違 いは、 同経路で通過 した人数 の差 である。
さ らに、 オープ ンスペース内でみ られた人 の滞在領域 も
な っていた。 これははぼ設計 の意図 に合 うものであるが、
図7
に示 した。
中には、学情 O
Sと同様 に芝生 を横切 る人 もみ られ た。
図 7に示す よ うに、学情 O
Sにお け る人 の通行 は左側
また、一番動線が太か った部分 は、右側の縦 に走 る通路
の通路 に沿 ってみ られ ることが大半 であ った。 中で も左
であ った。 しか し、 これは計画的 には、歩行者専用で は
か ら 3つ 目にあ る通路 の動線が一番太 く、平面図 の上部
な く、主 に車 の利用 を考えた ものであ る。 中央部分 に歩
に位置す る教養 キ ャンパ スと学術情報 セ ンターを行 き来
行者用の散策路 を設 けていることか ら、歩車分離を考え
す る人 が多 いことがわか る。 また、大半 の人がその通路
た ものであ った と予想 され る。図の右側へ分散 して行 く
を最短距離で 目的地 まで移動す る為 に、通路か らはみ出
人の数が最 も多 いが、右側へ行 くための歩行者用通路が
た部分 を横切 った り、池 をまたいだ りして いた。一方、
無 いため、車用の通路 が利用 されて いる。
メイ ンス トリー トと思われ る、 学情 O
S
を斜 め に横切 る
両 オープ ンスペースの滞在領域 を比較す ると、学情 O
アル ミキ ャス トの橋を利用す る人 は非常 に少 なか った。
Sで は、 ほぼ全体 に散在 して形成 されているが、文系 O
これ らか ら、学情O
Sは動線 を考 慮 した計 画 が な されて
Sで は中央部 に集中 して形成 されてい る傾向が ある。 こ
いなか ったと言 うことがで きる。 さ らに、学情 の正面入
れは滞在 を支 え るベ ンチ等 の配置 によるもので、両 オー
り口の両側 には、多 い日で約 1
1
0台以上 もの 自転 車 やバ
プ ンスペース共、滞在領域 の大半がベ ンチの周辺 を囲む
イクが ボラー ドで挟 まれた歩行者通路内 に駐輪 され、障
ように滞在 して いる事 が関係 している。学情
害物 とな っていた。 これ らの駐輪が、学術情報 セ ンター
チは全体 に散在 されて いるが、文系
へ訪れ る人の通行を妨 げていた ことは言 うまで もない。
策路 に沿 って設置 されている。 また、 ベ ンチだ けでな く、
(
母 ・赤ちゃん ・幼児)
イスを背もたれに使う
OSで は中央部 の散
.
0へ■ンチに座 り⑨喫煙する
写真4
写
イ
ス
を
テーγ
ル代
わ
り
写真7.
⑦寝る
に
(
おば
さん た
OSのベ ン
ち)
(6)
⑧携帯電話で話す
ー3
3-
辻川他 :人 の行動 とス トリー ト・フ ァニチ ュア
街灯 あるいはボ ラー ド周辺 や池 の縁 な ど、 ス トリー ト・
差が見 られ、終 日空 間 を開放 して いる事 や、 ベ ンチや
フ ァニチ ュア周辺 にその領域 が形成 され る傾向が あ る。
照明な ど、 ス トリー ト・フ ァニチ ュアが多 く設 置 され
従 って、両 オープ ンスペース とも、滞在 の領域 は快適性
ている事 か ら、学情 OSの方 が、 夜 間 にお いて も、 ま
を支 え るス トリー ト・フ ァニチ ュアを 中心 に して形 成 さ
た休 日にお いて も様 々な行為 が見 られ、多 く利用 され
れて いると言 え る。
て いた。 この ことか ら、大学 キ ャンパ スにあ るオープ
また、 ス トリー ト・ファニチ ュアの うち、 本 来 の役 割
ンスペースで も、計画次第 で は、市民 に も十分利用 さ
以外 の使 われ方 を されてい るモ ノが幾 っ も見受 け られ る。
れ る もの と成 り得 る事 がわか った
「イスを背 もたれに して床 に座 る」(
写真 2)、 「イ スを テ
④大学 キ ャンパ スオープ ンスペースにお ける人 の行動領
ー ブル代 わ りにす る」(
写真5)、「ベ ンチの前 の地べ たに
域 は、快適性 を支 え るス トリー ト・フ ァニチ ュアを 中
座 り込 み飲食 す る」(
写真6)、「ベ ンチをベ ッ ト代 わ りに
心 と して、形成 され る傾 向が強 く、 これ らの配置 によ
して寝 る」(
写真7) などで あ る。 この よ うに、快適性 に
って、行動領域 の散 らば り方 が異 な るため、快適性 を
関わ るス トリー ト・ファニチ ュア以外 に も・
, 床 のペイ プ
支え るス トリー ト・フ ァニチ ュアを うま く配 置 す る こ
メ ン トよ うに安全性 に関わ るス トリー ト・フ ァニチ ュア
とが オープ ンスペース計画 の上 で重要 であ ることが わ
が快適性 と して用 い られ る こともあ った。 使用者数 や場
か った。 また、通路 の計画 において は、 あ らか じめ周
面設定が ス トリー ト・ファニチ ュア本 来 の機 能 に合 致 し
辺建物 の種類 や利用者 の動線 を正確 に把握 してお くこ
ない場合 には、 かな り柔軟 な対応が されてお り、 これ ら
とが重要 と考 え る。
の事 はむ しろ場面や人数 に対応 しやす いモ ノの方 が よ り
⑤人 の行動 とス トリー ト・フ ァニチ ュアの関 わ り方 にお
適切 であ ることを物語 って いる。
いて は、 ス トリー ト・フ ァニチ ュアの持 っ本 来 の役 割
6 まとめ
とは異 な った利用法 も多 く見 られた。 中 には、安全性
本研究 の結果か ら、大学 キ ャンパ スオー プ ンスペース
を支 え る もので も快適 性 を支 え る役割 を して いる もの
に存在す るス トリー ト・フ ァニチ ュアの種 類 と量 を把 握
が あ った事 か ら、 ス トリー ト・フ ァニ チ ュアに は、 本
す ることがで きた。 また、 オープ ンスペ ー スを 1
年 間定
来 の機能以外 の利用法 も考慮 に入 れ たデザイ ンが求 め
点観測 した こと、曜 日別 に観察 した ことで、年間 を通 し
られて いると思 われ る。
たオープ ンスペースの使 われ方 と曜 日 ・時 間帯 による人
註
の行動 や ス トリー ト・ファニチ ュア との関 わ りを明 らか
にす ることがで きた。以下 に詳細 を示 す。
*1船越徹 ・横 田洋
①大学 キ ャ ンパ スにおけるオープ ンスペー スで は、異 な
(
物理量分析)街路空間 の研究 (その2) ,日本 建 築 学 会
:街路空間 にお ける構成要素 の分析
る 2つの オープ ンスペースにお いて、 モ ノの種類 や素
計画系論文報告集 ,
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6.
6
材 は異 な る ものの、文化性 ・安全性 に関 わ るス トリー
*2奥俊 信 :街路景観構 成要 素 の景 観 評 価 へ の影 響 一街
ト・ファニチ ュアが中心 とな って、 数 多 く設 置 され て
路景観 の視覚特性並 びに心理的効果 に関す る実験 的研究
いることがわか った。
第2
報,
日本建築学会計画系論文 報 告 集 ,
Vo
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5
②大学 キ ャンパ スオープ ンスペースの利用状況 を、年間
を通 してみてみ ると、大 き く分 けて 3
つ のパ ター ンが
大 いに利用 されている時期、 また、通行 と して は利用
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の形 態 と
*3近 江 隆 ・北 原 啓 司 :S
形成要因 ,
日本建築学会 計 画 系 論 文 集 ,
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2
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,
1
9
9
1
.
6
されて い るが、滞在 の場 と して はほとん ど利用 されて
*4稲垣卓造 :都市 の構 図 と構成要素 がその色彩評価 に
いない時期、最後 に、通行 に も滞在 に も利用 されてい
Vo
l
.
4
6
2
,
p
p.
9
1
9,
与 え る影響 ,
日本建築学 会計画系論 文 集 ,
ない時期 であ る。 この 3つのパ ター ンは、 オープ ンス
1
9
9
4
.
8
ペースが大学 キ ャンパ スとい う特殊 な環境 の中 に存在
*5橋本崇 ・土肥博至 :都市空間 にお ける動的要素 の影
す るため、学生 の入学 ・卒業時期、 また長期休暇 な ど、
響 につ いて-ビデオ映像 を用 いた景 観 評 価 実 験 , 日本 都
学性生活 のサ イクルによ るところが大 きい。 このよ う
市計画学 会学術研究論文 集 ,
Vo
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2
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1
2
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1
9
9
3
に大学 キ ャンパ スオープ ンスペースには、利用 の され
*6林東龍 ・材野博司 :広場 的空間 にお けるス トリー ト
方 に、一般 のオープ ンスペースにはみ られないパ ター
・フ ァニチ ュアに関す る利用者 の対応行動 ,
日本都市 計 画
ンがあ ると言 え る。
学会学術研究論文集 ,
Vo
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あ った。 ひ とつ は、通行 だけでな く滞在 の場 と して も
*7小柳武和 ・志摩邦雄 ・山形耕一 ・金利昭 :屋外広告
③終 日 ・曜 日別 の利用で は、 2つの オー プ ンスペースで
(7)
-3
4-
生 活 環 境 学 科
物が都市景観の色彩調和 ・イメー ジに与え る影響,日本
*1
0小林茂雄 ・荻原史郎 ・中村芳樹 ・村松 陸雄 :路上
都市計画学会学術研究論文集 ,
Vol
.
2
8,
pp.
5
2
3
5
2
8,
1
9
9
3
行動 の行 いやす さに与 える環境 要 因 と対 人要 因 ,日本建
*8小林正美 :京都の都心街路沿 い建物 の形態 ・業種 ・
築学会計画系論文集 ,
Vol
.
51
5,
pp.
9
7
1
0
3,
9.
1
サイ ンに関す る研究,
日本都市計画学会学術研究論 文集 ,
*
1
1辻川 ひとみ ・北浦か はる ・斎 木 陽子 :都市 にお け
Vol
.
2
7,
pp.
4
9
9
5
0
4,
1
9
9
2
る空間構成要素の位置づけ-ス トリー ト ・フ ァニチ ュア
*9森 田昌嗣 :道路内構成要素の集約 による秩序化 の方
Vo工5
2
0,
pp.
2
3
の定義 と分類 ,
日本建築学会計画系論文集 ,
No
8
9,
pp.
4
7
5
法,
日本 デザイ ン学会デザイ ン学研 究論文 ,
3
2
3
8,
1
9
9
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(8)
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