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<学校種> 中学校 <派遣元> オーストラリア <期間> 平成 24 年9月

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<学校種> 中学校 <派遣元> オーストラリア <期間> 平成 24 年9月
<学校名> 春日部市立春日部中学校
<所在地> 春日部市粕壁4丁目4番 15 号
<電 話> 048-761-2253
<本事例の特徴>
本校は、オーストラリア・クイーンズランド州立オルドリッジ高校と姉妹校協定を結ん
でおり、約 15 名の生徒の派遣と受け入れをそれぞれ隔年で行っている。本校独自の組織
を作ってオルドリッジ高校と単独で行っているのが最大の特徴である。
ここでは、今年度行われた受け入れの取組を中心に交流全体について紹介する。
<学校種> 中学校
<派遣元> オーストラリア
<期間> 平成 24 年9月 20 日~9月 28 日(9日間)
<具体的な取組や成果>
(1) 本校における姉妹校交流の概要
本校は、オーストラリア・クイーンズランド州立オルドリッジ高校と平成 15 年に姉妹
校協定を結び、それ以降、隔年相互訪問交流を行っている。実際に企画・運営を行う春日
部中学校姉妹校交流推進委員会(略称:KAFE)は、本校職員、PTA、地域有志で組
織されている。
本校からの派遣時期は概ね7月末から8月初頭にかけての約 10 日間で、マリーボロー
市にあるオルドリッジ高校の生徒の家庭でのホームステイが中心である。オルドリッジ高
校からの派遣時期は新学期前である9月下旬から 10 月上旬の約2週間で、そのうちの約
1週間が本校生徒の家庭でのホームステイになる。
滞在中はお互いの学校の見学や授業体験、市長表敬訪問、国際理解ための活動などを行
っている。
(2) 受け入れ期間中の活動
ホームステイ中の日程は、オルドリッジ高校の希望などによって決められ、PTAや地
域有志の協力を得て運営される。本校に登校する2日間に関しては、主に本校職員による
企画と運営で行われる。今年度の内容については以下の通りである。
9 月 20 日(木) 夜
春日部着(22:00)
小学校
21 日(金) 終日 登校 歓迎セレモニー 授業体験(英語)
訪問
調理実習(うどん作り) 給食
春日部中
学校区の3
小学校訪問(授業体験 児童との交流)
校の小学校
22 日(土) 午後 プロ野球観戦 大相撲観戦
を3組に分
23 日(日) 終日 ホストファミリーと過ごす
かれて訪問
24 日(月) 終日 登校 茶道体験 書道体験 ソーラン体験
しました。
日本の小学
羽子板絵付け体験 市長表敬訪問 神社参拝
生はとても
25 日(火) 終日 東京ディズニーランド観光
かわいらし
26 日(水) 終日 都内観光(都庁 明治神宮 国会議事堂)
かったで
27 日(木) 終日 都内観光(浅草 銀座 秋葉原)
す。
28 日(金) 朝
春日部駅を出発し、東京駅から新幹線で京都へ
英語授業に参加
英語の授業に参加しました。6人の
グループに入り、英語で自己紹介をし
たり、ゲームをしたりして、日本の中
学生との交流を深めました。
ソーラン体験
春日部中名物のソーラン
節を中3の生徒たちから身
振り手振りを交えた英語で
教わり、一緒に踊りました。
日本のダンスは初めての体
験でした。
茶道体験
日本の伝統文化であ
る茶道を初めて体験し
ました。お茶も和菓子も
初めての味でしたがお
いしくいただきました。
書道体験
国語の先生に「愛」「幸」
などの書道を教わりました。
書道は初めての体験でした
が、僕たちは、高校で日本語
を勉強しているので、自分の
名前をカタカナで書くこと
ができます。
【参考】派遣時の日程(平成 23 年 8 月 19 日~8 月 28 日 10 日間)
8 月 19 日(金)
午後 春日部を出発 成田空港からシドニーへ
20 日(土)
マリーボロー着
21 日(日)
ホストファミリーと過ごす
22 日(月)
登校(授業体験 調理実習など)
23 日(火)
登校(ダンス ブーメラン作りなど)
24 日(水)
フレイザー島 1 日研修
25 日(木)
ヘリテージマーケット見学 市長表敬訪問
26 日(金)
バスとフェリーでシドニーへ移動し、市内観光
27 日(土)
シドニー市内観光
(フェザーデール動物園 ブルーマウンテン国立公園)
28 日(日)
早朝 成田空港に到着 春日部にて解散
(3) 成果
本校の姉妹校交流は、単独でオーストラリアの高校と交流するという独特の形をもつこ
とで大きな成果を上げている。この交流の成果としては、以下の通りである。
① 本校独自の組織による交流のため、毎年 15 名の生徒を一度に派遣・受け入れする
ことができる。これにより、交流の機会が増え、派遣・受け入れ対象の生徒だけで
なく他の生徒にも効果的な交流の場を作ることにつながっている。
② 交流の相手校が決まっているので、派遣時にお世話になった家の子供を受け入れ
る(その反対も)ことが可能である。よって、生徒個人でも継続的な交流が可能に
なっている。
③ PTAや地域の方々の大きな協力のもとで行われ、家庭・地域との連携につなが
っている。
④ オーストラリア・日本の生徒が、両国の文化を理解する素晴らしい機会である。
また、この交流を通して、自国の文化について振り返る良い機会ともなっている。
公立中学校単独での交流は国内でも珍しいと思われる。今後も、国際理解教育の一環とし
て、よりよい形を目指しながら姉妹校交流を継続していきたい。
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