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Infomation No.128 10.2.1 アバター

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Infomation No.128 10.2.1 アバター
◇ 今 月の言 葉 ◇
反省とは知恵を得ること
献血・マイカー乗るまぁデー
キャンペーンに参加しました。
︱鈴木秀子、聖心女子大名誉教授
初めての映画を見るたびに、スクリーンを通して今まで気付かな
かったものの見方や、予想もしない創造物などに出会うことは新鮮
な楽しみです。この映画は、3Dという映像技術でその楽しみを与え
てくれました。
パンドラという星で秩序を保って生活を送っているナヴィ達は、貴
重な鉱物資源の採掘を目論む地球人によって危機にさらされていま
す。パンドラに乗り込んだ地球人のアバター達はこの星を破滅させて
しまうのでしょうか。
美しい青空、緑の樹々、澄んだ水のパンドラの風景は立体映像に
よって本物の景色のように目の前に広がります。しかし映画の中の地
球は、そんな自然の風景を失ってしまった星として描かれています。
美しい風景は3D眼鏡をかけなければ見ることができない星では、映
画の楽しみも無くなってしまうことでしょう。
2010.1.1
広島府中ソレイユ入り口前
広島中央ロータリークラブ主催
広島中央ロータリークラブ主催で、献血と『マイカー乗るまぁデー』の
る吉川惠さんです。
今回のキャンペーンには、中央ロータリークラブに所属されている方以
外に、ラボテック株式会社の社員の方や広島県立大学や広島女学院大学の
学生たちも参加され、ショッピングモールの正面入り口付近で、買い物に
訪れた方々に献血の呼びかけと『マイカー乗るまぁデーくらぶ』への入会
を勧めるチラシの配布をされました。
3 1
し、ネット上に設けられたサイトにログインすると、楽しみながら環境に
優しい交通活動が行えるようになっているということです。
寒い中、長時間にわたってチラシを配っておられた方々の思いが少しで
も多くの人に通じれば良いなと思いました。
その後、吉川さんからのご報告によると、献血受付人数:103人、その
うち献血可能人数:76人。乗るまぁデーくらぶ会員登録:150人とのこ
とでした。
マイカー乗るまぁデーくらぶ http://www.noruma-day.jp
4 2
豆をまいて邪気を祓う
素敵な節分!
を削減を目指す取り組みです。『マイカー乗るまぁデーくらぶ』に入会
・
・
・バレンタイン?
用、乗用車の「相乗り」などで、自家用車の利用を控え、排出されるCO2
うちは仏教徒ですから・
・
・
『マイカー乗るまぁデー』のほうは、徒歩や自転車・公共交通機関の利
☆誰かチョコめぐんであげて下さい☆
暦の上で、春の訪れを
告げる節分!
「とにかく血液が足りない」と、吉川さんはおっしゃいました。この日は
70人の献血を目標にしているということです。
みなさんこんにちは!
さて、2月のイベントと言えば
土壌や労働環境などの分析のお仕事をされている会社)の代表取締役であ
作・M そう!節分 ですよね!
(タニシ企画印刷)のお得意様であるラボテック株式会社(大気・水質・
タニシ君のバ…節分の巻
恵方巻きもおいしい
最高な節分!
キャンペーンが開催されました。中心となって運営されていたのは、弊社
日本人なら
ビバ★節分!
『あの小説を読みかえしたい』と頭の隅で思いつつ10年以上
経ってしまった。ネットで探そう。PCの前に座ったら検索してみ
ようと思いつつ、また日が経つうち、町のいつもよく行く書店の棚
で見つけた。
なぜ、私の心の中で、浮きつ沈みつしながらも、引っかかってい
たのだろう。その理由を探るように本書を開いた。
『失踪した』友人の所在を求めて、インドを放浪する男が主人
公。彼が、ポンベイ、マドラス、ゴアといった町で出会う人々は、
現在のインドという国を体現している人たち。タクシードライ
バー、娼婦、牧師、占いをする少年、ホテルのボーイ…。
第一人称で語られる文章は、謎めいていて、推理小説のような感
じもするが、読みながら、手に汗を握る…という類いの小説ではな
い。明確な解決が示されるわけでもなく、そもそも問いからして読
者に取っては曖昧模糊としている。最後の頁までたどり着いたら、
おぼろげながら、作者の意図が見えるような気もした。しかし、そ
れが正しいかどうかはわからない。
主人公の目に映る情景は詩的で美し
い。たとえ、そこが貧富生死がごった煮
となった場所であり、そこにいるのは寂
しい人間ばかりであるとしても。
初めから終わりまで、ずっと夢を見て
いるような感じ。それを味わいたい。こ
の小説が、密やかに私の心の片隅に残っ
て来た理由かもしれない。「インド夜想
曲」というタイトルは、まことに適切だ
と思う。同じ著者で、「遠い水平線」と
いう本もあり、これも同じように淡く長
く私の心に留まり続けている。(哉)
アバター
・・・・・・・・・・・・・・・
【監督】
ジェームズ・キャメロン
【出演】
シガニー・ウィーバー ゾーイ・サルダナ サム・ワーシントン
﹁勝った 試 合 より も 負 け た 試 合 から 学 ぶこ
とが多 くある﹂が持 論。最 近では楽 天の監 督
時代の野村克也さんもボヤキのコメントで度々
語っていた。
二人とも一時代を築いた
〝知将〟
であるが、私
の知る限り、プロ球界では、水原茂、三原郁、
鶴岡一人、西本幸雄などの
〝名将〟
たちも異口同
音ながら敗戦の弁を述べていた。
これは勝負の世界でもさることながら、人生
でも言えること。
鈴木秀子女史が、そのへんのことを諭したの
も頷ける。彼女は、現在、聖心女子大名誉教
授。若き時代に八年間修道院で修行した異色
のクリスチャン。同 著のあとがきには﹁深い知
恵は自分の中だけでとどめておくとすぐ消えて
しまいます。浮かび上がってきたらすぐつかま
えて身につけると、あなたの素晴らしい財産と
なります﹂︵後略︶
この財産は、金では買えない宝。その宝を磨
らない。娘に﹁なんで簡 単ケータイにしないの
いい携帯にしたのはいいが、さっぱり操作がわか
アントニオ・タブッキ 著 須賀敦子 訳
株式会社白水社 発行
キネマ見ましょか お茶飲みましょか
﹁シスター鈴 木 秀 子の愛と癒しの366日﹂
︵海 竜 社 発 行︶を読んでいたら、二月二十 四
日のページで表題の言葉を見つけた。
﹁反 省とは後 悔することではありません。ひ
とつの体験を通して知恵を得ることです。あの
やり方は悪かった。あの行動は失敗だった、と
気づきます。その気づきを生かすのです﹂︵中
略︶︱。この言葉を読んだとき、先年、亡くなっ
た長沼健さん︵元.日本蹴球協会会長︶の言
葉を思い出した。長沼健さんは、私と同年代、
同じ広島県出身で、東京在住の新聞記者時代
に﹁健さん﹂と呼ぶ昵 懇の仲で新 聞 社の専 属
評論家にもなってもらっていた時代だった。
くため、この宝を他の人と分かち合う場をもつ
ことだ、と説く。
私は考えた。この言葉は即座に
〝野村カープ〟
にも言える。
Bクラスに四年間低迷した
〝ブラウンカープ〟
か ら 生 ま れ た 反 省 は、野 村 新 監 督 の 知 恵?
でハードな練習の復活だった。
しか し、ここで 懸 念 されるのは、ブラウン
野 球から野 村 野 球へのモデルチェンジが円 滑に
切 り 替 え られるか。赤ヘル黄 金 時 代のバック
ボーンは﹁練 習ハ不 可 能ヲ可 能ニス﹂︵大 野︶
練 習 場の石 碑=元、慶 應 義 塾 大 学 長 小 泉 信
三 氏 の 言 葉︶で あった。高 橋 慶 彦、山 崎 隆
造、正 田 耕 三らプロ球 界 を 代 表 するスイッチ
ヒッターの誕生がそうだった。
知恵から生まれた財産=宝を監督、コーチ、
選手が互いに磨く場があったからだ。
私は、敬虔なキリスト信者ではないが、おり
にふれて読む﹁シスター鈴木秀子の愛と癒しの
366日﹂には教えられる。 ︱風彦
年 末から膝 を 痛め、歩 行 困 難! しかも 大
待ち受け画面も変えたいのに変え方がわからな
(秀)
と!﹂と怒られる始末。着信音も変えたいし、
ている。36.5度が目標。皆様は何度?
晦日の夜に携帯を失くし、踏んだりけったりで
(幸)
新 年を迎 えた。携 帯が悪 用されないかと心 配
冷えこんでいるので体調に気をつけよう
と思います。
ているので、大人しく待つことにした。
♠今年の一月は、以前とちがったてかなり ♥最近、朝目が覚めると体温計で熱を測っ
い。娘が暇になったらやってあげると言ってくれ
(B)
(高)
週 間 後、警 察 から 連 絡 があり 手 元に戻ってき
私もガンバろっと!
を食べるように努力しています。 (伸) ♠新年会で太りました。
インド夜想曲
で、生きた心 地がしなかったが、幸いにして2
♠最近、生活習慣を改善する為に朝ごはん
今年は還暦明けの年。厄年ということで、身
(元)
た。タクシーに置き忘れていた。心当たりのタ
す。
(お) ♥正月に親友達と語り会えて幸せでした。
体も変調をきたしやすい。今日は膝の検査に広
今年一年よろしくお願いします。(^_^)v
春が本当に待ち遠しい今日このごろで
島 市 立リハビリセンターに行った。廊 下を行き
♠初詣でひいたおみくじは大吉でした。神様
クシー会社には電話をしたのだが、違う会社の
(Q) ♠いよいよ寒さも本番といった所ですね。
タクシーだったのだ。もしかしたら落としたの
(朝)
来する半身麻痺の患者さん達はどうみても同年
ちに。
ぱり寒冷化?
代。ハッキリ言ってヤバイ。飲み忘れている高血
と、春がきてるんだとホッと暖かな気持
尋ね、警察に届け、携帯会社にロックと回線停
♥毎日寒い中、岩国では梅が咲いたと聞く ♥今年はなんだか、よく雪が降るなぁ。やっ
ではと、近 くのスーパーや駅に届いていないか
(千)
圧の薬が頭に浮かんだ。
(山本) ♥「冬来たりなば春遠からじ」
(北)
しかし新年早々、こういう事に遭遇するとい
痛に・
・
・。
しましょう。
止のお願いをし、それでも心配なのと不便なの
でゴロゴロなまけるどころかひどい筋肉
うことは、ひとつの警 告ではないかと思 う。い
♠母の実家に帰省した三箇日、毎日雪かき ♠こんな時は、今一度、自分のまわりを見直
携帯のない生活は、友人や家族に連絡をとろ
(哉)
と・・・ (K) ♠予感がする。石が出る予感。
ない。
持・努力していこうと思ってます…(モン)
つまでもいいことは続かないし、悪いことも続か
的な寒さが。カゼをひかぬようにせねば
と住 所 録 を 大 探 し。なんでもかんでも 携 帯
! で維
♠暖冬だと言われていたがここにきて本格 ♥自分の為、家族の為に健康第一!
うと思ったら、たしかあれに書いてあったはず!
会議のあと、会社近くの舟入第3公園で、社員のレクリエーションとして、
キャッチボール、バドミントンなどを楽しんだ。こんなにからだを動かしたの
は何年ぶりだろう。
夢中になって、ボールやシャトルを追う。大の大人たちが、ワイワイやっ
ている姿は、公園で遊んでいた子どもたちの目にはどう映っただろうか。
「明日が日曜日でよかった」とだれかがため息をついた。
たしかに…。足や肩が、悲鳴をあげかけている。
ちょっとしたトラブルではブレーキを踏み、周
明けまして
おめでとうございます
1月9日 土曜日 はれ
りを確かめ、信 号が青になったら、またアクセ
【コカマキリ】小春日和の光を受けて、天を指すコカマキリ。
(2009.11.4 東広島市で撮影)
新名 俊夫
俊夫
東広島の野鳥と自然に親しむ会 環境カウンセラー(環境省登録) 新名
に入っているので不 便このう えない。そしてと
● 本紙は再生紙を使用しています。
ルを踏んで前にすすんで行こう!︵田河内︶
認証・登録番号0002088
うとう出てくるのが待てず、新しい携帯を買っ
No.128 10.2.1
た。店 員にすすめられるまま、最 新 版のカッコ
Infomation
持つ場所に住んでおられる方々は、今、
どんなことを考え、どんなことをされて
ふなえばなかま
全国にどれくらいの数の「舟入・江波」
があるのだろうと、インターネットで検
索してみたら、こんな結果が出ました。
本名:入道大輔 1979 年 1 月 8 日生れ (31 歳 )
兵庫県淡路島出身。現在、広島市中区羽衣町の
印刷会社に勤務。ご家族は、奥さんと娘さんが一
人。絵以外のご趣味は、ゲームなどの他、健康管理。
毎朝1時間のジョギングが日課であるとのこと(!)。
2010.1.8-2.8
広島市中区舟入川口町9-10
於.喫茶テル(082-232-9012)
喫茶店の奥のスペースに並べられている
襖くらいの大きな絵。植物の、色とりどり
の根のようなものが絡まりあって、人の顔
を形造っている。その絵に吸い込まれるよ
うな気がした。画家は、どんなことを考え
ながら絵筆をはしらせたのだろう。
時間を都合していただき、絵の飾られて
いる場所に行くと、気さくそうな若い男性
が迎えてくださった。
「考えて描くときもあるし。でも、だいたい
インスピレーションに任せて描くことが基
本ですかね」
「樹の枝とかごちゃっとしたものに興味があ
ります」
絵の具をたらしたような抽象画に目を向
けると、スポイトを使って描いたと教えて
下さった。
「宇宙が好きなんです。上に広がっている宇
宙。自分の内部に広がっている宇宙。全部
がつながっていると思うのです」
「なぜ自分なんだろうかと、よく考えます。
底では全体がつながっていて、自分として
岡山県岡山市
北区御舟入町
ふないり
おふないり
えば
ふないり
えなみ
ふないり
大分県佐伯市蒲江
波当津浦 かまえ はとうづうら
熊谷市
江波
ふねいり
えなみ
鳥取県
鳥取市
用瀬町
江波
愛知県 海部郡
蟹江町 舟入
広島県広島市
中区舟入・江波
愛知県一宮市
今伊勢町
馬寄
舟入
えなみ
新潟県
新発田市
舟入町 埼玉県
福井県
丹生郡
越前町
江波
ふないり
いるのでしょう。
宮城県
塩竈市
舟入
日本のいろいろな場所で、同じ地名を
出現してきて、固定されている。自分とし
て切り取られている感じ」
絵画との出会い、関わりについては、大
阪のイラスト専門学校時代、海外のものな
ど、いろいろな絵を見たり、友人たちに刺
激されて絵にのめり込むようになったとい
うこと。
「はじめはマンガ等から影響されていました
が、抽象画やエアロゾールアートに興味が
出てきました」と、おっしゃった。ちなみに、
奥さんとも専門学校で知り合われたそうだ。
30 代になって、描きたいという意欲が
ますます高まってきて、今回個展を企画さ
れたということらしい。
日本全国
お寺の方の﹁寒いのでどうぞお入りください﹂
かったが、お寺の前に自転車を停めたときには、
本堂はとろけそうになるほど暖かい。読経を
植木の根元には、雪が少し残っていた。
聴きながら一年を振り返る。様々なことがあっ
のひと 言 が、身にしみるほどありがたかった。
ぎる。まだ見たことのない五軒町の古い井戸に
たが、去 年の同じ時 刻に、一 年 後、こんな風
■ 十二月二十九日 ■
行ってみる。それは、江 波 山の迫った細い路 地
な年 越しの夜を迎 えるとは思いもしなかった。
快 晴。子 供たちが歓 声を上げながら通り過
直 線 的な道 路の町で暮している者にとっては、
を傾けることができているということは幸せな
しかし、ともかくも、ここに座って、読経に耳
の奥、山の懐に隠されるように鎮 座していた。
えない。井戸にはふたがしてあった。持ち上げ
除 夜の鐘をつくために鐘つき堂へ上がる石段に
ことだと思った。法 話が終わると本 堂を出て、
その井戸のあるあたりが同じ市内であるとは思
した。その音は、﹁よそ者は触っ
並ぶ。二十九番目に、私のついた鐘の音が江波
ようとして手をかけたら、水滴のしたたる音が
てはいけない﹂と言っている
衣羽神社に向
お 寺 を 出、
出たら、いつもと同じたた
かう。神 社の
の町に響き渡った。
ずまいの港があった。
ぎっし り と 並
来た道を引き返し、通りに
■ 十二月三十一日 ■
りながら何 度
んでい た。登
ような気がして、手を離す。
大 晦 日の晩、江 波の海 宝 寺に向かう。着 込
されているいる提 灯の灯りは、夜 空に登って行
も立ち止まらなければならない。石段の横に点
金子さんは、
﹁私は撮るばかりで、写された
れた金子さんという方だ。
たというこのお祭りを最初から世話されてこら
を向けておられたのは、昭和六十一年に始まっ
石 段には人が
んで行ったせいか、それほど寒さは感じられな
年の挨拶を交わす。そんな光景を眺めていると、
託された。
ことがないので⋮﹂とおっしゃり、私にカメラを
く 竜のようだ。登る人と降りてくる人とが新
なんだか今年は良い年になりそうな気がしてき
午前十時を回った頃、
きた。
られてゆく。特大の鍋の中では豚汁が煮立って
つき上がったもちは、お母さん方の手で丸め
ニコニコされていた。
絵を撮ることはできなかったが、かまわないと
れたのに、タイミングがつかめず、希望通りの
杵を振りかぶったところを撮ってくれと頼ま
た。
■ 一月十日 ■
江波東一町目のスーパーみむらの近くの江波
﹁ただいま、とんどに火が⋮、火が点 火されま
盛 り 上 げる、金
北 公 園で﹁と ん ど﹂が あ る と 人 から 聞いた。
子さんの実 況 放
お祭り気 分を
人が大勢集まって祭りの支度の真っ最中。公園
送︵?︶に 思 わ
した!﹂
の真ん中には竹が立っており、点火される時を
ず笑ってしまう。
町なかの住宅街なので、とんどなどできそうも
待っている。
ないような気もしていたが、行ってみて驚いた。
男たちが餅つきを始めた。その様子にカメラ
しゃっていた。
としおとこ
毎 年、年 男の小 学 六年 生の男の子がとんど
ることになったらしい。とんどの竹は井口の方
事で男の子の都 合が付かず、女の子が点 火す
作会で素材にするワンプをわけてもらえないだ
んから、舟 入 公 民 館で開 く﹁恐 竜 作り﹂の工
江 波にお住まいの造 形 作 家 亀 井 由 美 子さ
■ 一月十六日 ■
に火をつけるということだが、今年は、他の行
が寄付をされ、中にくべる門松などは舟入ゴル
ろうかと頼まれた。ともに江波を伝える会のメ
フガーデン、観音のネクスコエンジニア中国など
から提供されたものであるらしい。
れたらしい。ワンプというのは、防水加工をし
ンバーであるというよしみで、私に声をかけら
刷会社に運ばれてくる印刷の紙は、それに包ま
てある薄茶色のクラフト紙で、当社のような印
行事だけに子どももたくさん参加していたが、
大人たちも嬉々としてお祭りを楽しんでおられ
江波東一丁目子ども会︵学区は舟入小︶の
る様子。仲の良い地区だなと思ったが、どうや
彼 女は、
﹁余っているものがなければ、特 別
れているのだ。
に買ったりしてまで用 意 をしなくてよいから﹂
ら、お父さんたちの視線の先にあるのは、竹筒
牡蠣︵?︶
。
クルして活用することに意義があるら
と念を押された。不要となったワンプをリサイ
に入れられた日本酒と、網の上で焼かれている
とんどに点火された火は、あっという間に燃
講 師の 亀 井 さ んは、不 要
ワンプというものは、子ども
たちにまじって、私も参加してみた。
作 りの教 室 が 開 かれた。子 ども
ワンプの準 備もできて、恐 竜
しい。
え広がった。竹がはじけ、くべられたしめ縄な
どの飾 り 物 や 書 道 が 灰 となって空に舞い上 が
りで、ほとんど燃え尽きた。
る。黒い雪が降っているようだ。二十分あま
第二十五回にあたる再来年のお祭り
は盛 大にしますと、金 子 さんはおっ
たちの手には固いので、それ
についての子どもたちの意 識を高めることにな
な物をリサイクルする恐竜作りは、環境保護
塗りたくって、紙を柔らかくすると同
子どもたちだけでなく、子どもの親、お年 寄
る。また、手を動かすことは脳を活性化させ、
に食用の色粉を水で溶いた絵の具を
時に、恐 竜っぽい色を付 ける。リサイ クル工
江波を伝える会の定例会に出る。
■ 一月十七日 ■
りにも有意義なことだとおっしゃっていた。
作 指 導を始めて十 五 年になるという 亀 井さん
だが、この方式は、初めての試みだそうだ。
丸めたりねじったりして、
﹁シワ﹂をつけていく。
二月 十 四日に催される﹁南の風 E B Aあそ
亀井さんの指示に従い、子供たちはワンプを、
恐竜らしさを出すには、このシワシワ感が重要
び﹂というお祭りでは江波山気象館で、また、
三 月のはじめには江 波 小 学 校 一 一〇周 年の記
針 金ハンガーを曲げて芯にして、シワをつけ
念行事で、
﹁江波の懐かしの写真展﹂を開催す
らしい。
付 け、その中に新 聞 紙 を 詰めることで恐 竜が
﹁南の風EBAあそび﹂といえば、広島商業
る。その準備のことなどを話し合った。
たワンプを手・足・胴・頭のパーツごとに巻き
今 回 参 加した子どもたちは教 えられたことを
の先生から、広商と江波小学校とのコラボレー
出来る。慣れないと大人でも難しい作業だが、
けっこう上手にこなしているという気がした。
あると聞いた。江波ならではの﹁い・ろ・は⋮﹂
ションで、カルタを作って出し物にする計 画が
を織り込んで、絵を描き、とても大きなカルタ
子 猫ほどの大 きさの恐 竜が完 成 すると、そ
を作ろうとされており、楽しみだ。
の恐 竜を段ボールの箱の上に置いて、トントン
相撲を楽しんだ。ふだんはゲーム機などで遊ん
体験になったのではないだろうか。
でいるであろう 現 代っ子たちにとっては新 鮮な
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