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Victoryの成功をサポート

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Victoryの成功をサポート
l
Polaris Industries Victory Motorcycles 部門
ユーザ事例紹介
Polaris Industries
Victory Motorcycles 部門
Victoryの成功をサポート
受賞モデルとなったPolaris® Industries社のオートバイについて、MTSとの協
調により製品市場投入までの開発スピードとコスト効率の改善に至った経緯
について、同社のJohn Callahan氏が以下のように述べました。
MTS製品導入の経緯
この50年間でPolarisの名は、
その高性能スノーモービルや、ATV、多目的車、
オ
ートバイでよく知られる名前となりました。
クルーザー・バイクファン層に対して
Victory Motorcyclesという強力なブランド価値を維持するために、Polaris
Industries(本社:ミネソタ州メディナ)の製品開発者は、Victoryのモデルチェ
ンジ間隔を短くする必要性を感じていました。2~3年ごとに新しいモデルを発表
するのでは、競合メーカーに入る込む余地を与えてしまいます。
さらに複雑なの
は、
このように開発期間を短縮する一方で、
ここ数年、消費者やメディアに親しま
れるようになったVictoryバイクを支えてきた優れた性能と魅力的な価格設定も
保持しなければならない、
という要素も絡んでいることでした。
「MTS 試験装置がなければ当社の製品開
発サイクルは維持できないでしょう。当社
のスピード、品質、効率レベルは飛躍的に
向上しました。
このような高水準で競争を
続けていく上でMTS試験システムは欠か
せません」
Polaris Industries社
Polaris エンジニアリング部門ディレクター
John Callahan 氏
Polarisは従来、Victoryの試作品設計検証の大部分をテストコースで行ってい
ました。
これには、開発中のオートバイに様々なセンサーを取り付け、
テストライ
ダーを数人採用してあらゆる運転状況下で数千マイルも走行試験する工程が含
まれます。エンジニア達はこうして集めたデータを分析し、試作品の耐久性を把
握し、改善が必要なメカニカル・システムを特定します。
このプロセスは何ヶ月も
掛かることも少なくありません。時間と費用がかかる上に、
テストコースでの試験
はライダーの癖や、気象の変化など、様々な要因により再現性が低く、収集したデ
ータの信頼性にも限界があります。
MTSソリューション
Polaris Industries社のエンジニアリング・ディレクターであるJohn Callahan氏
は、2001年に入社した時点で、Victoryの開発サイクルの短縮、製品品質の向上、
開発コストの削減という課題をどうしたら達成できるのか、明確な考えを持ってい
ました。Callahan氏は、前職で商用トラックの開発を担当し、
そこでMTSの試験技
術の実務経験を積んでいました。
この技術はそのままPolarisにも完璧に使えると
判断されました。
Callahan氏は次のように語っています。
「私がこの業界に入って間もないこ
ろ、MTSの試験技術を用い、試験の場をテストコースからラボに移すことで、試験
の速度と精度を格段に高められることを目の当たりにしました。MTSの試験シス
テムは、
テストコースで受ける荷重、モーションを、はるかに短時間で制御し再現
することが可能です。MTSとの協調により、
テストコースと同じような結果がラボ
で出せると確信していました。
」
Polarisは、
ミネソタ州ワイオミングの施設にMTSの提供するモデル 320 2ポスタ
ー試験システムを導入しました。モデル 320システムは、業界トップと評される
be certain.
ユーザ事例紹介
MTSのRPC® ソフトウェアを活用して、
目
標とする垂直方向のスピンドル・モーシ
ョンを再現するタイヤ・カップル・シミュ
レータです。
オートバイのシャーシに働
く荷重とモーションは、
テストコースにお
けるものと同様の結果が得られました。
さらに、同じダメージを与えるのに必要
な時間も、
ラボでシミュレータを使えば
テストコース試験と比較して大きく短縮
されます。
「Victoryオートバイの試験は、従来6ヶ
月間掛かったものが19日間で完了しま
す。今では年1回、新型モデルを発売して
います。
」
(Callahan)
。
Callahanは、MTS技術担当者との綿密な
連携によるシステムの保守など、MTSの
カスタマ・サポート体制も恩恵を受けて
いると述べています。
「必要な時にMTS
のサポートが受けられます。技術担当者
が日常保守をよく心得て対応してくれる
ので、
ダウンタイムもほとんど発生したこ
とがありません。
」
お客様にとっての利点
ミネソタ州ワイオミング施設へのモデ
ル320 2ポスター試験システムの導入以
降、PolarisはVictory耐久性試験のほぼ
全てをラボに移行しました。
「この装置
がなければ当社の製品開発サイクルは
維持できないでしょう。当社のスピード、
品質、効率レベルは飛躍的に向上しまし
た。
このような高水準で競争を続けてい
く上でMTS試験システムは欠かせませ
ん」
(Callahan)
。
l
エムティエスジャパン株式会社
〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1
アルカセントラル 8階
Tel: 03-6658-0903
Fax: 03-6658-0906
E-mail: [email protected]
Internet: www.mts.com/japan
ISO 9001 Certified QMS
お 客 様 が 得 た利点
効率面に加え、MTS試験システムから収
Victoryオートバイでの良好な結果を
集した知識の深さも、Polarisにとってメリ 受けて、Polarisでは他の製品シリーズ
ットとなっています。路面からの入力に
についても耐久性、性能試験にMTSテ
対するオートバイのシャーシ応答につい クノロジーを採用するようになりまし
て、なるべく多くの情報を設計プロセス
た。Polaris ATV車の試験にモデル 329
の早い段階で把握しておくことで、優れ
スピンドル・カップル・ロードシミュレ
たオートバイの製品化につながります。
「 ータを使用しているのもその一例です。
こうして追加された見識を基に開発され 「MTSは非常に多方向にわたり、当社の
たのが、当社最上位モデルのツーリング
成長に合わせてMTSも成長できることを
バイクVictory Visionです。MTS試験シス
実証してくれました。今後もMTSと連携し
テムで、製品をどのように試験すればよ
て画期的な成果を挙げることを期待して
いのか熟知しているからこそ、当社の品
います」
(Callahan)
。
質はまぎれもなく業界一であり、
そのこと
は批評家からもお客様からも嬉しい反響 MTS モデル320 2ポスター試験システ
ムを使ったVictory Motorcyclesのビデ
となって届いています」
(Callahan)
。
オは弊社ホームページからご覧いただ
Victoryシリーズは、J. D. Power &
けます。
Associates社から常に品質賞を受賞して
http://www.mts.com/downloads/
いるほか、モーターサイクル業界誌が選
victory/victory.html.。
ぶ「年間最優秀クルーザー」の栄冠にも
輝いています。
また最近は、
ウェブサイト
motorcycle.com主催のユーザによるラ
ンキングで第1位を獲得しました。
©2009 MTS Systems Corporation
100-212-561 PolarisVictory Printed in U.S.A. 4/09
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