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http://www.akita-kenmin.jp/npo/index2.asp Vol.22
秋田県ボランティア・NPO活動ニュース
中央地区版
22
Vol.
2007年6月
■燃える!若者たち/わか杉国体ボランティア 平元良太さん
■NPO質問箱/NPO法人って、良いことをやっている団体なの?
■NPO法人の運営 はじめの一歩/総会に向けての準備について
■助成金に挑戦!/NPO法人子育て・高齢者介護サポートばっけの会
かだれ:秋田の言葉に「かだれ、かだれ」と呼びかけるやさしい言葉があり
ます。「仲間に入って共に語りましょう」という意味の言葉です。
活動を通してあたたかなつながりをつくっていきましょう。
偶数月(6,8,10,12,2月)に「元気なふるさと秋田づくり」を目指して
県民運動のページが4ページ、増ページになります
シ ー ド
新緑がまぶしい5月27日(日)、由利本荘市の「岩城少年自然の家・森の食堂」で、「子育て応援Seed」主催による「育てよ
ゲ ン キ ッ ズ
う!秋田のGENKIDS☆ 巣箱づくり&ダッチオーブン料理づくり」が開催されました。代表の山崎純さんは「このイベン
トはキリン福祉財団の助成金によって運営しています。普段はなかなか参加してもらえないお父さんも戸外の活動なのでた
くさん参加してくれました。民生児童委員さんも参加してくださっています」と嬉しそうに話してくださいました。巣箱づ
もくしょうじゅく
くりの指導を担当したのは県立大学本荘キャンパスのサークル「木匠塾」のメンバー7名です。「準備は大変でしたが、声
をかけていただいて活動の幅が広がりました」とこちらも楽しそうでした。「Seed」を立ち上げて5年、今までの活動の中
で出会った人たちとのネットワークによってできたイベントです。
「かだれ」に掲載されている情報は、「市民活動情報ネット」に全て掲載されています。
http://www.akita-kenmin.jp/npo/index2.asp
本 祭 24(日)11:00∼大町2丁目、通町
問合せ先:ヤートセ秋田祭実行委員会
TEL.018−886−5197
E-mail:[email protected]
http://www.kochang.jp/ktk6303/yatose.html
イベント・セミナーなど
6/17(日)秋田市
明徳館 子ども広場
∼おいしいおいしいおはなし会∼
明徳館ボランティア「おはなしの会」による、人形劇
「おだんごぱん」、パネルシアター、大型絵本、など。
時 間:11:00∼11:40
会 場:秋田市立中央図書館明徳館2F 研修ホール
定 員:100名(幼児∼小学校低学年) 参加費:無料
申込・問合せ先:明徳館 TEL.018−832−9220(寺田)
6/23(土)・27(水)秋田市
乳幼児のための救急法講習会
小さいお子さんをお持ちのお父さん、おじいちゃん
が対象です。ご夫婦での参加も歓迎します。
日時と会場:23(土)14:00∼15:30 遊学舎 研修室
27(水)18:30∼20:00 遊学舎 昭和館 大広間
定 員:10名 参加費:無料
申込・問合せ先:子どものファーストエイド普及協会 ACFI(アクフイ)
TEL.018−868−1144
http://www.akita-kenmin.jp/child-aid/
6/23(土)・7/7(土)秋田市
6/23(土)秋田市
市民活動支援ネットワーク 市民会合
秋田おやこ劇場 第81回鑑賞例会
肩掛け人形芝居「ねずみのすもう」
肩掛け人形芝居は、室町時代から江戸時代まで行わ
れていた日本古来の芸能を現代に復活したものです。
時 間:受付14:30∼ 開演15:00∼16:00
会 場:ジョイナス 多目的ホール 入会金:200円
会 費:月額800円(3才以下、第3子からは無料)
入会申込・問合せ先:秋田おやこ劇場
TEL.018−839−0317(月と金10:00∼14:00)
http://www14.plala.or.jp/aki-oyako
市民活動に関心のある方ならどなたでもどうぞ。
6/23(土):
「未来を創造するエネルギー:持続可能な社会貢献をめざして」
ファシリテーター:坪井ひろみさん(秋田大学准教授)
7/7(土):
「秋田県内の観光まちづくり:住民参加との接点」
ファシリテーター:上村康之さん(ノースアジア大学講師)
時 間:両日とも14:00∼16:00
会 場:明徳館ビル2F カレッジプラザ
申込・問合せ先:カレッジプラザ TEL.018−825−5455
6/23(土)秋田市
6/24(日)秋田市
ボランティア・NPO支援講座(春)
若い芽の劇団・五本のクレヨン 第4回道草公演
∼活動を継続させるためのヒントをさがそう∼
コミュニケーション能力アップを図ろう
時 間:10:00∼15:00 会 場:遊学舎 研修室
定 員:20名
参加費:500円
申込・問合せ先:NPO法人あきたパートナーシップ
TEL.018−829−5801(畠山)
ポッケの中のカエル(作・演出 さとう修三)
時 間:①13:00∼ ②15:00∼
会 場:ジョイナス 多目的ホール
入場料:500円(「かだれ」持参の方は無料です)
問合せ先:五本のクレヨン TEL.018−845−7965(安宅)
6/24(日)秋田市
6/23(土)秋田市
超高校生パフォーマンスバトル
講演会「女は不浄か?∼大相撲における女人禁制∼」
高校生みんなのための合同学園祭イベント。「なぁん
か楽しいことなぁい?」から「自分らで楽しめるこ
と作っちゃえ」へ。本気で楽しみたい人が集ります。
内 容:バスケ、ダンス、バンド、フードファイトなど
時 間:10:00∼17:30
会 場:サンパティオ大町
問合せ先:超高校生パフォーマンスバトル実行委員会
TEL.080−1041−6660(三浦)
TEL.080−3149−9447(瓜生)
講 師:内館牧子さん(脚本家)
時 間:14:00会場 14:40開講
参加費:無料
会 場:ノースアジア大学 40周年記念館 271番教場
申込・問合せ先:ノースアジア大学 総合研究センター
TEL.018−836−6592
http://www.nau.ac.jp/~center/
6/23(土)∼24(日)秋田市
2
第10回ヤートセ秋田祭
6/24(日)秋田市
祭りに夢中になっている人々が老若男女を問わず集
合します。23(土)は通町で「通の市」、24(日)は
大町で「大町まつり」が同時開催されます。
日程と場所:前夜祭 23(土)14:30∼大町2丁目
児童会館 ボランティアまつり
Vol.22 2007.6
児童会館でボランティア活動をしているグループの
お話やパネルシアター、紙芝居など
時 間:10:00∼15:00
会 場:児童会館 1F創作陶芸室
参加費:無料
問合せ先:秋田県児童会館 TEL.018−865−1161
6/26(火)秋田市
オーバビーさん平和交流会
時 間:18:30∼20:30
会 場:ジョイナス3F 大研修室
参加費:500円(カンパ大歓迎)
問合せ先:オーバビーさん平和交流会を開く会
TEL.018−831−0947(勝守)
6/28(木)秋田市
李政美(い・ぢょんみ)コンサート
「癒しと勇気と愛そして平和」、魂をゆさぶる歌声です。
時 間:開場18:00 開演18:30
会 場:乗福寺(秋田市添川4)
入場料:2,500円(前売2,000円)
申込・問合せ先:李政美コンサート実行委員会
TEL.018−833−5023(佐藤)
会 場:遊学舎 ふれあい広場(雨天の場合は屋内)
募集ブース:32団体(約4.5㎡)
参加費:無料
申込・問合せ先:NPO法人あきたパートナーシップ
TEL.018−829−5801(鈴木)
7/6(金)秋田市
地域活動の会計さん講座
活動をわかりやすく伝え、適正・明瞭で簡単な会計
報告をするための講座です。
内 容:①会計の目的、帳簿の作成方法
②決算書・予算書の作成
③個別相談(希望者5名のみ)
時 間:13:30∼16:00 会 場:遊学舎 研修室4
定 員:20名 参加費:300円
申込・問合せ先:NPO法人あきたパートナーシップ
TEL.018−829−5801(千田)
7/7(土)秋田市
明徳館こんわ会の「おはなしまつり」
6/30(土)秋田市
人形劇のひろば
「おむすび座」による人形劇とパネルシアター
時 間:14:30∼15:10
会 場:児童会館3F 音楽室
参加費:無料
問合せ先:秋田県児童会館TEL.018−865−1161
明徳館を拠点に創作童話の掘り起しなどの事業を展開
しているボランティア団体「こんわ会」の活動です。
時 間:11:00∼12:00
会 場:遊学舎 会議室 参加費:無料
問合せ先:明徳館こんわ会
TEL.018−835−2708(菅原)
7/1(日)秋田市
7/7(土)鳥海山麓
NPO・ボランティア支援 遊学舎フリーマーケット
水と緑の観察会 鳥海山の木々と花々を訪ねて
時 間:10:30∼16:00
コース:鳥海湖南側コース∼御浜小屋
あきたで貴重な体験ができることに感謝!感謝!
ボランティア活動に励む
若者のリレーコラム⑱
秋田福祉専門学校2年 平元良太さん
私は昨年3月、福島県の大学を卒業して、故郷秋田に戻ってきました。理由の
ひとつに、秋田わか杉国体・秋田わか杉大会でボランティア活動をしたいという
ことがありました。
2001年、何ごとにも消極的だった私は、周りからの勧めで秋田で開催された
ワールドゲームズのボランティア活動に参加しました。そこで得意としていた英語が活かせたことで、
自分にもできることがあることに気づきました。すれ違った外国人に笑顔で頭を下げると、相手も笑顔
で返してくれたときは感激しました。普段学校では出会えないたくさんの仲間ができたことも嬉しかっ
たことです。無事に閉幕したとき「自分は間違いなくワールドゲームズに関わったなぁ」という達成感
を得ました。終わってからも感動と余韻が私の中に残りました。
今回は自主的に国体ボランティアの会「スギッチクラブ」に入会し、ボランティア交流会に参加して
います。私がワールドゲームズで感じたような感動を1人でも多くの人に味わって欲しいと願いながら
活動しています。「スギッチクラブ」には若者も高齢者も、健常者も障害者も会員登録しています。そ
の仲間たちと共に「笑顔」と「優しさ」で国体を盛り上げたいと思います。故郷秋田で国体に関われる
ことに感謝しながら、関わったすべての人々に「秋田で国体ができてよかった」と感じてもらえるよう
努めていきたいと思っています。
かだれ編集:月∼金(土・日・祝日休)9:00∼18:00
TEL.018−829−5804 FAX.
018−829−5803 E-mail:[email protected]
Vol.22 2007.6
3
集合場所:プラザクリプトン
時 間:6:30∼ 参加費:3,000円
持 物:昼食、飲み物など 定 員:30名
申込・問合せ先:秋田県森林学習交流館・プラザクリプトン
TEL.018−882−5009
7/7(土)∼10/27(土)秋田市
ファシリテーター育成研修講座
自死遺族の悲嘆と支援について学ぶ3回連続講座で
す。1回のみの受講も可。
日程とテーマ:
7/ 7(土)「みんなで考えよう自死遺族支援」
9/ 1(土)「自死された遺族の心理的変化、症状」
10/27(土)「自死遺族の分かち合いの場から」
時 間:3回とも 13:30∼16:30
会 場:3回とも秋田大学地域共同センター(秋田大学手形キャンパス内)
受講料:3回連続で8,000円(1回3,000円)
定 員:50名(定員になり次第締切)
申込締切:6/22(金)
申込・問合せ先:秋田グリーフケア研究会
〒011−0906 秋田市寺内後城15−16 涌井真弓方
TEL&FAX.018−857−4458
(申込はハガキかFAXでお願いします)
日程と内容:
7/13(金)生活とリハビリテーション
7/20(金)地域包括支援センターを知る
7/27(金)いつまでも住める家
8/10(金)元気の源は口から!
など。以後はお問合せください。
時 間:毎回共通13:30∼16:30(受付13:00∼)
会 場:中央シルバーエリア
参加費:500円(資料、教材代等) 定 員:30名
申込・問合せ先:秋田県介護実習・普及センター 介護講座係
TEL.018−829−2777 FAX.018−8292770
〒010−1412 秋田市御所野下堤5−1−1
(申込は郵送かFAXでお願いします。
)
7/14(土)男鹿市若美
第4回ぽかぽか健康まつり∼いのちのかがやき∼
みんなで元気になるための楽しいまつりです。
時 間:開場8:30∼ 開演9:30∼14:00
会 場:若美コミュニティセンター 参加費:無料
問合せ先:ぽかぽか健康まつり実行委員会
TEL.0185−47−2525 FAX.0185−47−2561
7/14(土)秋田市
シンポジウム「地域で考えるいのち 再発見フォーラム」
7/8(日)秋田市
第9回シニアサロン 初心者のための川柳講座
時 間:13:30∼15:30 会 場:サンパル秋田
参加費:300円
問合せ先:NPO法人あきたシニアクラブ
TEL&FAX.018−834−0014(加藤)
http://www.akita-kenmin.jp/asc/
企業の協力を得て、官・民・学が一体となって自殺
者率が全国一の秋田県の状況について考えます。
内 容:第1部 自殺対策基本法制定までの道のり
第2部 自殺対策における地域の現状など
時 間:13:00∼ 会 場:秋田県児童会館
参加費:無料
主 催:秋田魁新報社
問合せ先:NPO法人蜘蛛の糸 TEL.090−4049−6707(富谷)
7/13(金)∼10/30(火)秋田市
介護講座∼テーマ別∼
どなたでも参加できる全12回の介護講座です。
NPO法人って、良いことをやっている団体なの?
NPO法人は内閣府や秋田県の認証を受けているので、良い活動をやっている団体というイメージを
持っている方が多いのではないでしょうか。確かにたくさんの申請書類をつくり、秋田県や法務局、
税務署などに出かけて手続きをするのですから、生半可な「想い」では設立はできません。しかし、
残念なことに認証を受けた団体であっても、NPO法の理念を損なうような団体も出てきているのも
現状です。NPO法は団体の自主性、自律性を尊重する観点から、行政の関与は極力抑制されたもの
になっています。だからこそ「市民が行う自由な非営利の社会貢献活動」であるかどうかを見守り、
健全なNPO法人を育てていくのは市民であるという自覚を持ちたいものです。
※5月号のNPO質問箱の記述に2箇所間違いがありました。お詫びして訂正します。
NPO法が施行されたのは平成9年→(正)平成10年 阪神・淡路大震災は平成6年→(正)平成7年
4
Vol.22 2007.6
「元気なふるさと秋田づくり」を目指して
県
民
運
動
の
ペ
ー
ジ
地域でこんな人や団体が活躍しています。地域でみつけた心あたたまる活動を紹介します。
●秋田市広面地区
「えんぷれの家」へようこそ!
プ レ イ ス
ゼロロク
NPO法人あきたエンパワ PLACE・ 0 6 (略称えんぷれ)
秋田市広面の住宅街にある「えんぷれの家」は、「NPO法人あきたエ
ンパワPLACE・06」、略して「えんぷれ」の活動の場として、昨年
10月にオープンしました。「えんぷれの家」には、10人ほどで話合いが
できる洋室やゆっくりくつろげる和室、台所、浴室などがあり、友人宅
を訪ねるように利用できる場所です。
「えんぷれ」は平成8年、秋田県に女性センターを作ろうという有志が
集まり「エンパワくらぶ・あきた」を発足
したことから活動が始まりました。以来、
人権尊重の上に立った社会の実現を目指し
て、現状の調査、啓発活動、提言書づくり
などを地道に続けてきましたが、社会の状
況も変化してきたことから、共に活動して
きた仲間6人で、今年1月「NPO法人あ
きたエンパワPLACE・06」として新 一軒家なので草取りもたいへん。
一緒に作業をしてくださる方も大歓迎します。
たな活動を開始しました。
「えんぷれ」の活動のひとつとして、子ども専用電話「チャイルドライン
講座参加者の姿勢に感動しましたと (注)」の開設に向け、
「第1回受け手養成公開講座」が5月13日(日)から始ま
話す事務局の稲場みち子さん。
り、6名の学生を含む40名ほどが参加しています。5月から12月まで全12回
開催されるこの講座で「チャイルドライン」の受け手と共に理解者も増やしながら、大人自身の生き方や社
会のあり方を考えていこうとしています。
もう一つの活動である「えんぷれ相談室」では、女性からのDV(家庭内暴力)・虐待などあらゆる暴力
の相談を受けています。また、女性のエンパワメントのためのグループ・ワークやトレーニングの開催、出
前講座、
講師の派遣などをしています。
行政の相談機関とは一味違った、民間
ならではの柔軟な対応がなされていく
女性の自立のための各種相談
のではないかと期待されています。
電話相談 月曜日10:00∼17:00
ここでこれからどんな活動が展開され
火曜日10:00∼20:00
ていくのか、たくさんの可能性を持つ
面接相談 月、火、水曜日
場として地域の方たちとともに「えん
(予約必要)
ぷれの家」を育てていきたいと、代表 連 絡 先 018−838−1155
者の松葉谷温子さんは話してください
ました。
東地区の子どもたちが寄り道のできる
一人ひとりが生きていてよかったと感じられる、新しいコミュニティづく
場所になればと、代表者の松葉谷さん。
りを目指す活動が始まりました。
「えんぷれの家」の連絡先 TEL:018−838−1412 FAX:018−838−1411(月・火10:00∼17:00)
「えんぷれ」のホームページ:http://www1.ocn.ne.jp/~enple/
(注)チャイルドラインとは、子どもの声に耳を傾け、子どもと一緒に考えて、子どもの気持ちを支援する
「18才までの子どもがかける子ども専用電話」です。
Vol.22 2007.6
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「元気なふるさと秋田づくり」を目指して
県
民
運
動
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ジ
地域でこんな人や団体が活躍しています。地域でみつけた心あたたまる活動を紹介します。
●潟上市昭和豊川地区
子どもたちの声が草木谷に響いた ∼休耕田の再生活動∼
草木谷を守る会
田植え作業も一段落した5月下旬、旧昭和町草木谷の休耕田を潟上市
立大久保小学校の5年生約60名が訪れ、田植えをしました。この田んぼ
は秋田県の農業の発展に尽力した石川理紀之助の5代目にあたる、石川
紀行さん(59才)が所有しているもので、この日は石川さんが代表を
務める「草木谷を守る会」の会員とその家族13名が、子どもたちを迎
えました。
この会の活動は、秋田県秋田
地域振興局が平成18年7月に開催 子どもたちの声が草木谷に響き渡り、
した「環八郎湖・子どもフォーラ あたりはにわかに活気づいた。
ム」の里山観察会に石川さんが会場を提供したことがきっかけで始ま
りました。自然観察会の中で、八郎湖の水質改善には八郎湖の周りだ
けでなく、上流域から環境を整えなければならないという話を聞いた
や つ だ
石川さんは、この地域の谷津田 をなんとかできないかと、地域の人々
に呼びかけました。同じような思いを持つ賛同者がすぐに集まり、「草
「草木谷を守る会」のメンバーとその家族たち、 木谷を守る会」ができました。
久しぶりの手植えを楽しみに待っていた。
谷津田とは山あいの谷地にある
湿田のことで、草刈りなどの手入れをしないとすぐに荒廃が進む場所の
こと。この日のために会員と共に1年余りをかけて、20年間休耕田にな
っていたところに手を入れて、田植えができるよう整備してきました。
田植えから小学生に協力してもらい、できるだけ無農薬、無化学肥料で
もち米を育て、子どもたちと草取りや自然観察会をしながら秋の収穫を
目指します。
この日は会員のひとり、石川久哲さん(68才)が型枠で印をつけて、
子どもでもまっすぐに苗を植え付けられるようにしました。久哲さんは
「機械化が進み、40年ぶりに型枠を押した。初めはうまくいかなかった 「学校を卒業して3年くらいは型枠を使
が、すぐ勘をとりもどした」と汗を拭いながら話してくださいました。 ったが、それからは全部機械で田植え
をした」という石川久哲さん。
10月に予定されている脱穀・収穫祭には足ふみの脱穀機も使うそうで
す。二度と使うことはないと思っていたこれらの農耕道具が各家々で大切に保管されていて、子どもたちと
の活動に活かされることも会員全員の喜びです。
山があって緑があってほっとする、そんな風景を大切にして、今は
都会で暮らす息子さんたちが「いつか帰ってきたい」と思うようなふ
るさとにしたい、との願いも込められた活動です。
軍足をはいて、冷たい田んぼに入った子ど
もたち、泥に足をとられながらも楽しそう。
6
Vol.22 2007.6
5月 田植え
6月 草取りと自然観察会
7月 ホタルの観察会
9月 稲刈り
10月 脱穀・収穫祭・餅つき
「元気なふるさと秋田づくり」を目指して
県
民
運
動
の
ペ
ー
ジ
地域でこんな人や団体が活躍しています。地域でみつけた心あたたまる活動を紹介します。
●秋田県内全域
「精神保健福祉ボランティア」をご存知ですか。
秋田県精神保健福祉ボランティア連絡協議会
「精神保健福祉ボランティア」は障害があってもなく
ても、人として当たり前の暮らしができるような地域づ
くりを目指して活動しています。活動は、共同作業所や
支援センターなどで、障害のある方とお茶を飲みながら
ゆっくりと時間を過ごしたり、身体を動かしてリフレッ
シュしたり、特別なことをしているわけではありません。
そのようなふれあい活動の中から、ボランティア自身も
心を癒されています。
「精神保健福祉ボランティア」の活動は平成8年、
秋田県精神保健福祉センターの呼びかけで、県内各地
で始まりました。その後、県内の各グループがお互い
地域で活動する
に学びあいながら助け合っていこうということにな
仲間が集まり、
り、平成12年「精神保健福祉ボランティア連絡協議
わか杉国体に向
会」が設立されました。現在12グループが参加して
けて何ができる
か話し合いまし
います。初めは秋田県の支援を受けていましたが、参
た。
加グループの中から自分たちでしっかり責任を持った
活動にしていこうという声があがり、今では主体的に自主企画を立て、年に数回の研修会や交流会を開催し
ています。
平成16年に開催した「第6回精神保健福祉ボランティア
全国のつどい in あきた」は会員の一人ひとりが役割を担
って運営され、その事業を無事にやり終えたことは今で
も会員の心に残っています。そのような経過を経て、仲
間同士が顔を合わせておしゃべりをすれば、自然とエネ
ルギーがわいてくるような約200名のあたたかなネットワ
ークが育っています。
今年は「秋田わか杉国
体」「秋田わか杉大会」の
年です。その一環として、
県内各地域で12グループが、それぞれの地域から求め 「第7回精神障害者スポー
られる活動を展開しています。
ツ大会」のソフトバレー
ボールが10月13・14日、横手市で開催されます。選手と大会役員に喜んでい
ただくためにスギッチのマスコットなどを、講習会を開きながら手作りしてい
ます。材料費を捻出するために、大会のPRをしながら作品の販売もしていま
す。
「精神保健福祉ボランティア」の活動があることを、多くの皆さんに知って 会員の工夫から、可愛いスギッ
チもできました。
いただき、理解が進むことを願いながら活動を続けています。
連絡先:秋田県精神保健福祉ボランティア連絡協議会 TEL.0185−24−6189(菅原)
Vol.22 2007.6
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「元気なふるさと秋田づくり」を目指して
県
民
運
動
の
ペ
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地域でこんな人や団体が活躍しています。地域でみつけた心あたたまる活動を紹介します。
●秋田県全域
独居老人や生活保護世帯の困り事の相談にのる
社会福祉士 川村多恵子さん
「お葬式をあげるとお金がかかるので、私が死んでもお葬式をあげなく
ていい」と、遺言を残して亡くなる独り暮らしや生活保護世帯の高齢者が
います。また、そうした方を身内にかかえ、どうしたものか心を痛めてい
る方や地域の高齢者を気遣う民生委員さんもいます。そのような方の心配
事を少しでもなくしたいという思いから、お葬式の前後のあらゆることに
関する相談に応じているのが、社会福祉士の川村多恵子さんです。
川村さんに相談をする人は、誰にも相談できずに不安を大きくしている
方が多く、「判断力があやしくな
ったとき、死後のことを誰に託
したらいいか」「亡くなったとき
の手続きを誰に頼めばいいか
「公的支援の範囲内でお葬式があ 電話での相談を受ける川村さん。外
げられるのか」といったことか 出のときは携帯に転送されるように
ら、「病気になったときや一人で しています。困ったときはいつでも
電話してください。
身の回りのことができなくなっ
たときどうしたらいいか」など、お葬式の前後のあらゆることが
ご本人だけでなく、身内の方も深い悩みをか 持ち込まれます。それらの困り事は、福祉制度や相談窓口を知る
かえています。地域で見守り活動をされてい ことで不安が薄れることもあります。そうした方々に対して、利
る方の相談も受けています。
用できる制度や公的機関、NPOの活動などを紹介することで
「あなたの不安はあなただけのものではありません。あなた一人で悩まずに一緒に考えましょう」というメッ
セージを伝えたいと、活動を続けています。
川村さんには、うつ病にかかった親しい方を自殺で亡くされた苦い経験があり、あのとき誰かに相談でき
ていればそんなことには至らなかったとずいぶん苦しまれたそうです。「病気のことでも、生活のことでも困
っていることを解決する方法は必ず見つかっていきます。自分ひとりで悩みをかかえずに相談してほしい」
との強い思いがあります。
活動を続けるうちに賛同者が増えて、身寄りのない方の遺骨
を預ってくださるお寺さん、7回忌まで永代供養してくれるお
寺さんも活動に参加してくださるようになりました。また、地
域の民生委員さん、病院の医療相談室の方などから相談を受け
ることも増えてきました。
誰でもが安心して年を重ね、安心して生活できるまちづくり
を目指して活動しています。
地域の民生委員さんに向けた相談会では、公的機
関やNPOなど、専門各所の紹介もしています。
独居・生活保護世帯の介護・年金・死後事務に関する相談窓口
TEL.018−847−1599 社会福祉士 川村多恵子
8
Vol.22 2007.6
イベント・セミナーなど
7/14(土)∼16(祝)岩手県葛巻
森のキッチンづくり ワークショップ
∼食を通して、子どもと自然をつなぐ∼石や土、木など
を利用した囲炉裏のあるオープンスタジオを造ります。
日 程:14(土)13:00∼ 16(祝)14:30(2泊3日)
場 所:森と風のがっこう(岩手群葛巻町江刈42−17)
定 員:20名(16才以上)
参加費:17,000円(宿泊費、食材費含む)
◎この事業は独立行政法人福祉医療機構(WAM)
「長寿・子育て・障害者基金」助成事業です。
申込・問合せ先:NPO法人岩手子ども環境研究所
TEL&FAX.0195−66−0646
http://www5d.biglobe.ne.jp/~morikaze
◎この事業は(社)日本マリーナ・ビーチ協会「マリー
ナ・ビーチ活動振興助成」を受け運営しています。
申込・問合せ先:NPO法人あきた海辺の自然学校
TEL.018−839−4343 FAX.018−829−2716
http://www.asahi-net.or.jp/~DQ6S-UCY/
7/22(日)秋田市
自然観察会と川岸のクリーンアップ
カヌーで遊びながらを川岸のゴミを拾います。
集合時間と場所:9:00 水辺の広場
定 員:30名
コース:仁井田∼新屋 参加費:1,000円
申込・問合せ先:NPO法人秋田パドラーズ(舩山)
TEL.090−2275−2664
E-mail:[email protected]
7/27(金)∼28(土)東京都港区
7/15(日)秋田市
協働のための実践力養成セミナー2007
シンポジウム「自死遺族支援 全国キャラバンin秋田」
組織の学び∼組織を成長させる実践の振り返り∼
日 程:27(金)10:00∼17:00 講義、事例発表、交流会
28(土)9:30∼15:30 講義、振り返りと課題整理など
会 場:日本女子会館5F 講義室
自殺者の遺族支援を目的とした「自死遺族支援 全
国キャラバン」が、官・民・学の取り組みが進んで
いる秋田県からスタートします。
内 容:自死遺族支援の総合対策を考える、自殺の地
域対策における民間団体の役割・可能性とは
時 間:13:00∼17:00
会 場:秋田県正庁
参加費:無料
問合せ先:NPO法人蜘蛛の糸 TEL.090−4049−6707(富谷)
7/21(土)秋田市雄和
森の達人と遊ぼう
森の案内人による野鳥の森の自然体験とバードフィ
ーダー(鳥のエサ台)の製作。小学生以上の子ども
と保護者で参加してください。
時 間:9:30∼15:00 集合場所:プラザクリプトン
参加費:300円 定 員:20名
申込・問合せ先:秋田県森の案内人協議会
TEL.018−887−2909(工藤)
7/22(日)秋田市
NPO情報開示と発信力強化セミナー
お金も人も付いてくる組織とは。
講 師:加藤哲夫さん(せんだい・みやぎNPOセンター)
時 間:14:00∼17:00(受付13:30∼)
会 場:遊学舎 会議室 定 員:50名
参加費:1,000円
申込・問合せ先:NPO法人あきたパートナーシップ
TEL.080−5566−6238(高杉)
7/22(日)男鹿市鵜ノ崎海岸周辺
海辺のようちえん
幼少児のためのスノーケリング体験。海の中を覗い
たり、カヤックに乗って遊びます。
時 間:10:00∼15:00 場 所:男鹿市鵜ノ崎海岸
参加費:大人1,000円 子ども500円
定 員:10組の親子
市民活動情報ネット:月∼金(土・日・祝日休)9:00∼18:00
TEL.018−829−5804 FAX.
018−829−5803 E-mail:[email protected]
NPO法人の運営
「NPO法人の運営って、大変ですか」とよ
く訊ねられる○夫さん。今回は総会に向けての
準備についてです。会員全員を集めて総会を開
催する前に、役員や理事で総会に提出するもの
を整えましょう。
今年度の活動を振り返ろう!
この1年間の事業を書き出します。イベント
や事業ごとに、事業名、日時場所、関わったス
タッフ数、受益者数、収支、当初の目的と得ら
れた効果などを整理してみましょう。これらが
事業報告と決算書の基礎となります。
次年度の計画を立てよう!
振り返りを基にして、次年度の計画を立てま
す。事業計画は昨年度と同じでいいか、もっと
活動を拡大させるには何が必要か、ヒト・モ
ノ・カネがどのくらいあればいいか、会費、助
成金、寄付金、事業収入などの増収が可能かを
検討しましょう。これらが事業計画と予算案の
基礎となります。
他に提案はないだろうか。
事業報告と決算書、事業計画と予算案につい
て話し合いながら、総会で審議すべきものが他
にないかを考えます。総会の議決を経なければ
ならない事項は定款で定められていますので、
確認をしてみましょう。審議事項が決まったら、
総会の日時、場所などとともに会員に通知しま
す。
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参加費:7,000円(資料代を含む) 定 員:30名
申込・問合せ先:(財)日本女性学習財団 TEL.03−3434−7575
7/28(土)男鹿市鵜ノ崎海岸周辺
幼少児から大人のスノーケリング教室
実際に海に入っての自然体験教室。いざというとき
の着衣浴の説明もあります。
時 間:10:00∼15:30 場 所:男鹿市鵜ノ崎海岸
参加費:大人3,000円 子ども2,000円 定 員:20名
申込・問合せ先:NPO法人あきた海辺の自然学校
TEL.018−839−4343 FAX.018−829−2716
7/29(日)秋田マリーナ周辺
秋田港海の祭典
ウインドサーフィンとシーカヤックの体験教室
時 間:午前の部10:00∼12:00 午後の部13:00∼15:00
場 所:秋田マリーナ側の海辺
参加費:大人3,000円 子ども2,000円
定 員:午前・午後とも ウインドサーフィンは各3名
シーカヤックは各6名
申込・問合せ先:NPO法人あきた海辺の自然学校
TEL.018−839−4343 FAX.018−829−2716
7/29(日)秋田市
おやこミュージカル第23回公演
「ミミーの耳は花の耳」
時 間:1回目13:30∼ 2回目17:30∼
会 場:秋田市文化会館 大ホール
入場料:大人も子どもも900円(前売700円)
問合せ先:秋田市民おやこミュージカルを上演する会
TEL.018−845−7965(安宅)
8/5(日)∼10/7(日)秋田市
食育料理講座
子育て中の親子を対象にした、美味しい食育講座です。
日 程:8/5(日)、9/2(日)、10/7(日)3回連続
時間と対象:3回共通
午前の部10:00∼12:00 0∼3才児と保護者(託児付)
午後の部13:00∼15:00 4∼10才児と保護者(親子で)
参加費:1家族 500円 定 員:すべて15組
◎この事業は独立行政法人福祉医療機構(WAM)
「子育て支援基金」助成事業です。
申込・問合せ先:NPO法人子育て・高齢者介護サポートばっけの会
TEL.018−834−4733
http://www.akita-kenmin.jp/bakke/
8/25(土)∼26(日)秋田市
八森の海 自然体験学習
スノーケリングで海の観察をして、自然と人間の共
生共存を考える自然体験会です。
日 時:8/25(土)9:00∼26(日)12:00(1泊2日)
集合場所:あきた白神学習センター
参加費:8,800円(昼夕朝食事・保険付・入浴料別)
参加定員:60名(18∼60才の心身ともに健康な方)
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申込締切:7/20(金)16:00まで
申込・問合せ先:NPO法人地球環境教育指導協会(子吉)
事業の募集
「立ち上がる農山漁村」平成19年度公募
農林水産業を核とした自律的で経営感覚豊かな農山漁村
づくりの先駆的な取り組みを募集しています。秋田県で
は平成17年度に横手市の浅舞婦人漬物研究会が「女性
グループ手作りの漬物を全国へ」で選定されています。
対 象:農林水産業や農林水産物を核として地域活
性化に寄与している団体、個人
締 切:8/20(月)
申込・問合せ先:東北農政局 農村計画部 農村振興課 農村整備計画係
〒980−0014 宮城県仙台市青葉区本町3−3−1
仙台合同庁舎
TEL.022−261−6734 FAX.022−715−8217
(申込みは郵送かFAXでお願いします)
http://www.maff.go.jp/tatiagaru/newpage9.htm
農村景観・自然環境保全再生パイロット事業の募集
農村の豊かな自然と心やすらぐ風景を育て、住む人
が故郷を誇れ、訪れる人たちが故郷にしたいと思え
る農村づくり事業を募集します。
対 象:農村特有の良好な景観形成の促進に資する
活動、農村の豊かな自然環境の保全・再生
の推進に資する活動、啓発・普及活動
事業実施期間:平成19年8/1∼平成20年2/29
応募先:(社)農村環境整備センター TEL.03−5645−3671
http://www.acres.or.jp/
問合せ先:東北農政局 整備部 地域整備課
TEL.022−263−1111
http://www.maff.go.jp/nouson/hozen_saisei/
レポートの募集
「女性の学習の歩み」実践・研究レポート募集
女性が社会、地域、家庭の中で葛藤や障害を乗り越えて
きた過程をジェンダーの視点で振り返り、女性の教育、
学習の歩みとしてまとめた実践・研究レポートの募集。
奨励金:入選1篇 20万円 佳作2篇以内 5万円
報告会:入選レポートの発表会を平成20年2月に予定
締 切:9/30(日)当日消印有効
申込・問合せ先:(財)日本女性学習財団 TEL.03−3434−7575
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jawe2
助 成 金
Panasonic NPOサポート ファンド
松下電器では一人ひとりができることを大切に、皆で支
えあう社会に向けて企業市民活動に取り組んでいます。
助成分野:①環境分野 ②子ども分野
対象団体:①②とも法人格の有無を問わず、国内に拠
点をもつ。活動場所は国内外を問わない。
事業期間:平成20年1/1∼12/31
助成対象:基盤強化の事業を実施するために必要な費用(人件費含む)
助成額:1団体150万円まで、各分野1,500万円
応募期間:7/20(金)∼7/31(火)当日消印有効
申込・問合せ先:
①NPO法人地球と未来の環境基金
TEL.03−5298−6644 http://www.eco-future.net
②NPO法人市民社会創造ファンド
TEL.03−3510−1221 http://www.civilfund.org
①②とも松下電器㈱社会文化グループ
TEL.03−3434−3510
http://panasonic.co.jp/cca/pnsf(6/21以後)
日野自動車グリーンファンド
日野自動車グリーンファンドは「社会環境との調和」
を基本理念として、環境緑化、自然保護に関わる事
業の実施と助成を行っています。
助成対象:都市の緑化や自然環境の保全、またその調査研
究、普及と啓発を行う個人、団体、グループ等。
応募資格:活動の基盤が国内にあり、設立2年以上の
活動実績があることなど。
事業期間:平成19年11/1∼平成20年10/31
助成額:総額750万円程度
応募締切:7/31(火)当日消印有効
申込・問合せ先:(財)日野自動車グリーンファンド
TEL.042−586−5369(服部)
http://www.hino.co.jp/j/brand/environment/gree
nfund/promotion2007.html
(財)伊藤忠記念財団 子ども文庫助成
子ども文庫(家庭文庫、地域文庫)、またはその連
合体(子ども文庫連絡会)等で子どもたちの読書啓
発活動を行っている民間の個人、団体が対象です。
内容と助成額: ①子どもの本購入費助成
1件10∼30万円(総額1,200万円)
②子どもの本100冊助成
1セット20万円相当の図書セットを45件まで
応募締切:①6/30(土)②8/31(金)
申込・問合せ先:(社)読書推進運動協議会
TEL.03−3260−3071(月∼金9:30∼17:30)
http://www.itc-zaidan.or.jp/zaidan_bunko_bosyuugaiyou.htm
※「病院施設子ども読書支援」も併せて募集してい
ます。詳しくはホームページをご覧ください。
NPO法人子育て・高齢者介護サポートばっけの会
独立行政法人福祉医療機構(WAM)子育て支援基金
毎年のように助成金を獲得し、先駆的な活動を行っているNPO法人子育て・高齢
者介護サポートばっけの会の事務局長 松村栄一さんにお話を伺いました。
Q.独立行政法人福祉医療機構
(WAM)
の助成金を3年間連続でいただいていますね。
A.はい。平成17年度は「地方分」を「地域参加型子育てサポート事業」として秋田県社会福祉協議会
を通して152万円。「地方分」は2年連続の申請はできないため、平成18年度は「特別分」を申請し、
366万円いただきました。このときは全国の子育て支援の第一線で活躍されている講師をお招きし、
「あきた子育てネット」設立事業として年間6回のイベントとセミナーを開催することができました。
そして平成19年度は「地方分」で「子育て応援隊 家族そろって食育・食農事業」として200万円の
助成が決定しました。
Q.申請に関してたいへんだったことは?
A.初めて申請書を書いた時です。申請書の作成にあたっては予算の整合性や事業計画について県社協
の方に相談にのってもらいました。最初はたいへんでしたが、様式に慣れてくると苦にならなくな
りますよ。
Q.毎年の事業プランが次々に出てきますね。
A.日頃の活動の中から、子育てに苦労している方々にどんな手助けが必要かを検討し、事業計画の原
型が自然に出てきます。全国で今までにどんな活動が採択されているかを見させていただき、その
中で楽しく面白そうな活動をモデルにして、保育サポーターとして子育て支援策の拡充ができたら
との思いをふくらませながら、切なる思いで事業プランを計画作成しています。
編集部から:WAMの助成制度には「地方分」と「特別分」があり、「地方分」は2年続けては申請できな
いなどの特徴があります。助成団体それぞれの募集要項をよく理解したうえで、申請するこ
とが大切です。WAMのホームページ(http://www.wam.go.jp/wam/)にアクセスすると、
助成事業を成功させるためのヒントが細かく示されています。助成する側も事業の成功を後
押ししてくれるのです。「ばっけの会」は助成金の申請から事業の実施、事業報告書作成ま
での一連のプロセスを丁寧に遂行しながら、力をつけている団体です。
※今年度の助成金による事業が始まっています。これから申し込める講習会については情報パレット10
ページをご覧ください。
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11
市民活動情報ネット活用術
入力の仕方 補足篇
2
前号で秋田県市民活動情報ネット(以下
情報ネット)のイベントカレンダーに入力
する(ログイン)方法を紹介しました。今回は入力
の際によく質問のある事例を紹介します。
■IDとパスワードは半角英数字で正確に
が、一日限りのイベントはどちらの欄にも同じ日付
を入力します。自動的にイベントカレンダーに表示
されますが、2日以上続けて開催されるイベントは、
イベントカレンダーには表示されません。しかし、
イベント検索をすると一日限りのイベントも、期間
をまたぐイベントもどちらも表示されます。
■
発
行
秋
田
県
生
活
環
境
文
化
部
県
民
文
化
政
策
課
地
域
活
動
支
援
室
/
〒
010
︱
8570
『情報ネット』に入力するには、IDとパスワード
を正確に入力しなければなりません。IDとパスワー
ドは半角英数字で入力します。Windows XPや
Windows Vistaの場合、「半角/全角キー」を押す
ことによって変換できます。パスワードは数字が表
示されず、*が並びます。その後、文字入力を行う
際には忘れず全角に変換しましょう。
■メールアドレスの入力について
動支援室
活
情報ネットで団体の情報やイベントの情
報などを発信することはできますが、写真
は表示することができません。そこでお勧めしたい
のがホームページの開設です。情報ネットには無料
ホームページ開設サービスがあり、スペースを貸し
出しています。
現在67団体がホームページ登録をして、団体の
詳細ページからホームページにリンクしています。
■ホームページはどう作る?
作り方がわからないという方のために「ホームペ
ージ作成講習 入門編」を開催します。
日時:7月13日(金)10:00∼15:00
会場:遊学舎 研修室/参加費:無料/定員:10名
スペースの利用は無料ですがホームページを作る
には専用のソフトウェア
(1万円前後)
の利用が便利
です。講習後も分からないことがあれば、相談に応
じますので、チャレンジしてみてはいかがでしょう
か。
お問合せは9ページ下の連絡先まで
〒
らの
か
NPO
『市民活動団体 詳細情報』や『イベント紹介 詳
細情報』のページを開くと、メールアドレスの「@」
が「●」と表示されています。これは「迷惑メール」
防止のためで、入力の際は「@」で入力してくださ
い。いったん入力し登録されたイベント情報を再度
編集するために開くと「@」と表示されます。
■開催日の入力について
開催日の欄が「開始」・「終了」と二つあります
3
ホームページで活動を知らせましょう
イベントやセミナーなど、あなたの活動を「かだれ」で広報しませんか。発行日の前月の20日
までにチラシなどをお寄せいただくと、情報パレットに掲載することできます。尚、誌面の関
係で掲載できないこともありますが、そのときは連絡を差し上げます。ご意見、ご要望なども
3ページ下の連絡先まで電話、ファックス、E-mailでお寄せください。お待ちしています。
5月号の「NPO活動支援室からのお知らせ」 「かだれ」は毎月15日(但し4月と1月を
をご覧くださった数件の団体さんが、ファッ
除く)秋田県中央地区のボランティアやN
クスやメールで情報がお寄せくださいまし
PO活動を応援する情報誌として編集・発
行しています。県北版「Ndasuna(んだ
た。たいへん嬉しく受け取りました。ありが
すな)」は大館市・北部市民活動サポート
とうございました。「かだれ」は皆さんから
センターで、県南版「はんさん(Hot And
の情報をもとに編集されています。引き続き
New South Akita Npo)」は横手市・南部
活動情報をお寄せください。お待ちしていま
す。
(かず) 市民活動サポートセンターで編集・発行し
ています。
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丁
目
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編
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Vol.22 2007.6
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山 広小路
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有 南通り
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町
至秋田北I.C
至広面
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駅 東口
明田地下道
秋田
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秋田県ゆとり
生活創造センター
遊学舎
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島
奥
羽
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バス停
【遊学舎】
秋田
赤十字病院
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国道13号線
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自
動
車
道
秋田
南
I.C
至御所野
至協和I.C
この印刷物は2,500部作成し、印刷経費は1部当たり15.54円です。
「かだれ」は100%再生紙を使用しています。
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