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介護保険の
相談窓口一覧
●ケア24(杉並区地域包括支援センター)
(20ヶ所)
No 圏域 ケア 24 名
1
2
5
善福寺
8
FAX番号
3396−0024
5311−1291
5303−5341
5303−5342
5311−1024
5311−1027
5303−6851
5303−6853
3333−4668
3333−3968
5303−5823
5382−2633
3391−0888
3391−2304
5336−3724
5336−3727
3339−1588
3339−1600
成田西3−7−4
(成田会議室2階)
5307−3822
5307−3820
西荻北3−41−14
(サン・ハイツ1階)
西
上荻3−16−6
上 荻
(ゆうゆう上荻窪館1階)
荻
西荻南4−2−7
西 荻
(西荻窪診療所2階)
清 水
6
7
電話番号
上井草3−33−10
井 上井草 (特別養護老人ホーム上井草園内)
草 下井草 下井草2−44−4
(ビル3階)
3
4
住 所
清水2−15−24
(特別養護老人ホームすぎなみ正吉苑内)
荻
荻窪5−20−1
荻 窪
(杉並保健所2階)
窪
南荻窪2−28−13
南荻窪
(荻窪会議室1階)
阿佐谷北1−3−10
阿佐谷
(Baum 1階)
9
阿
10 佐 成 田
谷
11
松ノ木
松ノ木3−3−4
(保育室ほりまつ1階)
3318−8530
3318−8533
12
高円寺
高円寺南4−26−16
(ビクトリアプラザ高円寺 4階)
5305−6151
5305−6152
梅里1−7−17
(K&Ⅱビル5階)
5929−1924
5929−1925
高
13 円 梅 里
寺
14
和 田
和田1−40−15
(老人保健施設グレイス内)
3380−0024
3380−0026
15
久我山
久我山3−47−16
(特別養護老人ホームさんじゅ久我山内)
5346−3348
5336−3370
高井戸西1−12−1
(浴風会ケアハウス内)
3334−2495
3334−2307
浜田山1−36−3
(浜田山会館内)
5357−4944
5357−4966
5305−7328
5305−7331
5355−5124
5355−5125
5929−2751
5929−2757
高
16 井 高井戸
戸
17
浜田山
堀ノ内1−6−6
堀ノ内
(老人保健施設ウェルファー内)
方
南
19 ・ 永 福 永福3−35−11
和
泉
方南2−6−28
方 南
20
(方南二丁目福祉施設内)
18
介護保険の
住 宅 改 修
住み慣れたわが家で自立して暮らすために
住宅改修費の
支給には事前の
申請が必要です
●区役所内
高 齢 者 在 宅 支 援 課
3312−2111
(代)
介
護
保
険
課
この冊子は環境に配慮し、古紙配合率100%の再生紙
及び植物油インキを使用しています
KG020060 -M22
禁無断転載
東京法規出版
2015.04
杉並区保健福祉部介護保険課
どんな人が対象となるの?
介護が必要となってからも、
できるだけ住み慣れたわが家で暮らしたい――
そのためには、
要介護者や要支援者の自立を助け
介護者を支援するような、住まいの整備が必要となります。
介護保険制度では、在宅サービスのメニューのひとつとして
「住宅改修費の支給」
があります。
在宅生活を続けるポイントともなる住宅改修、
その利用のしかたをご紹介します。
介護保険の要介護認定で、要支援1・2、要介護1∼5と認定された人が対
象となり、要支援1・2の人は介護予防住宅改修費、要介護1∼5の人は住
宅改修費の支給を受けられます。
※非該当の人でも、介護保険以外の住宅改修給付事業で住宅改修ができる場合があります。
(詳しくは、事前にケア
24(杉並区地域包括支援センター:裏表紙参照)または高齢者在宅支援課管理係へ相談してください。)
いくら支給されるの?
要介護状態区分(要介護度)にかかわらず、支給限度額を20万円として、
住宅改修に要した費用の9割※(平成27年8月からは一定以上所得者は8
割※)が、介護保険から支給されます。
※負担割合については、負担割合証にて確認してください。
例
9割が介護保険から
支給される場合
支給限度額20万円
改修費用が
17万円のとき
保険給付額 15万3,000円
※残りの3万円については、次回の住宅改修の際に利用することができます。
1万
7,000円
自己負担額
支給限度額20万円
住宅改修で期待できる効果は‥‥‥2
介護保険でできる住宅改修は‥‥‥3
在宅生活を支える住宅改修例① 玄関‥‥‥6
在宅生活を支える住宅改修例② トイレ‥‥‥7
在宅生活を支える住宅改修例③ 浴室‥‥‥8
在宅生活を支える住宅改修例④ 階段・廊下‥‥‥9
在宅生活を支える住宅改修例⑤ 寝室‥‥‥10
在宅生活を支える住宅改修例⑥ 台所‥‥‥11
介護保険
「住宅改修」
の手続きのしかた‥‥‥12
住宅改修を行うときに注意したいこと‥‥‥18
福祉用具の利用もいっしょに考えましょう‥‥‥20
改修費用が20万円
を超えるとき
保険給付額 18万円
自己負担額
18万円を超えた額
※事前に介護保険課に申請し、完成後いったん改修費用の全額を利用者が負担し、保険給付分が後から支給されます。
住宅改修は、現に居住する住まいについて、1人20万円が原則です。しかし、次のような場合
には、再度20万円の利用が可能です。
●最初の改修を行ったときより「介護の必要の程度」の
段階が3段階以上上がった場合
要支援1
要介護3
(20万円利用)
(再度20万円利用)
くわしい内容は
●転居した場合
転居前住宅
転居後住宅
(20万円利用)
(20万円利用)
をご覧ください。
どんな改修ができるの?
介護保険の給付の対象となる住宅改修は、次のように定められています。
手すりの取り付け 段差の解消 滑りの防止、移動の円滑化などのた
めの床または通路面の材料の変更 引き戸などへの扉の取り替えなど 洋式便器などへの便器の取り替え ①∼⑤の改修にともなって必要とな
る工事
この冊子では、わかりやすく解説するために、以下のように表記しています。
●
「利用者」とは、介護保険で要支援/要介護と認定された人を指します。
●
「ケアマネジャー」とは介護支援専門員を指します。
※掲載している内容については、今後見直される場合があります。
※新築、大規模リフォーム、老朽化、身体状況に関係のない改修は対象となりません。
くわしい内容は P3∼11をご覧ください。
1
住宅改修で期待できる効果は
住まいを整えれば心身の状態が変わる
心身の機能が低下して介護が必要となったとき、住まいを安全で使いやすく整えること
介護保険でできる住宅改修は
手すりの取り付け
は、在宅生活を続けるうえでの大きなポイントとなります。
廊下、トイレ、浴室、玄関、玄関から道
生活環境が整うと、今まで「できない」と思っていたことができるようになったり、心
路までの通路(玄関アプローチ)などに、
身の状態が改善することが珍しくありません。日常生活の自立度がアップすれば、必要な
転倒防止や移動補助のために手すりを取
介護サービスも変わり、より有効な利用のしかたが可能になるでしょう。介護する側の負
り付ける工事です。
担が軽減されることも大きなメリットです。
「寝たきりになってしまうのか」とか「在宅での介護はもう無理だ」とあきらめる前に、
住み慣れたわが家で暮らし続けるためにはどこが不便で不自由なのか、改善するためには
何が必要なのか、そんな視点で住まいをもう一度見直してみましょう。
●便器に取り付けたり、浴槽縁に取り付ける、いわ
ゆる建築工事をともなわない手すりは「福祉用具
貸与」または「福祉用具購入費の支給」で利用で
きます。
対象外工事
改修前
改修後
自立した
生活が
可能に
・集合住宅などの共有部分の手すり
・敷地外の手すり
・着脱式の手すり
段差の解消
心身の機能が低下すると、自信や
意欲を失いがちに
自立度が増すと、生活全般に意欲
が出てくる
居室、廊下、トイレ、浴室、玄関などの各室
間の段差や、玄関アプローチの段差を解消す
るために、敷居を低くしたりスロープを設置
したり、浴室の床をかさ上げする工事です。
在宅生活の
安全度が
アップ
通路等の傾斜の解消も含みます。
家庭内での事故が多発!
転倒は寝たきりの原因にも
安全に、快適に暮らせる住まいに
●屋外でも道路に出るための通路部分であれば対象となり
ます。また、掃き出し窓、縁側と地面との段差解消も対
象となります。
●取り付け工事をともなわないスロープや段差解消機は「福
祉用具の貸与」で、浴室用のすのこは「福祉用具購入費
の支給」で利用できます。
対象外工事
・スロープや踏み台を固定せずに置くだけ
・昇降機・リフト・段差解消機等を設置する工事
・すでに低い浴槽をさらに低いものに取替える工事
・ユニットバスからユニットバスへの交換工事
介護の
負担の軽減
重い介護負担は在宅生活を困難に
2
適切な改修は、要介護者、介護者
をともに支える
3
介護保険でできる住宅改修は
滑りの防止、移動の円滑化などのための床または通
路面の材料の変更
居室を畳敷きから板張り、ビニール系床材に変更す
る/浴室の床を滑りにくいものへ変更する/通路面
を滑りにくい舗装材へ変更するなどの工事です。
●屋外でも道路に出るための通路部分であれば対象となります。
対象外工事
・老朽化による床材の張替え
・滑り止めマットを置くだけ
・転倒時のけが防止のために、床をやわらかい材質のものに変更
引き戸などへの扉の取り替えなど
開き戸を引き戸や折り戸、アコーディオンカーテン
などに取り替える工事です。扉全体の取り替えや撤
去のほか、ドアノブの変更や戸車の設置も含みます。
●門扉も対象となります。
●重い戸を軽くする改修も対象となります。
対象外工事
・自動ドアに取替えた場合の動力部分相当費用
・間口の拡大
・雨戸の取替え
洋式便器などへの便器の取り替え
和式便器から洋式便器(暖房便座、洗浄機能付きも
含む)へ取り替える工事です。
●洋式便器の向きを変える工事も対象となります。
●据え置きの腰掛便座は「福祉用具購入費の支給」で利用できます。
対象外工事
・洋式便器から洋式便器への取替え
・既存の和式便器はそのままで、新規に洋式便器を設置
4
1∼5の改修にともなって必要となる工事
●手すり取り付けのための下地の補強
●浴室の床の段差解消(床のかさ上げ)にともなう給排水設備工事、スロープの設置にと
もなう転落防止柵の設置
●床材の変更のための下地の補修や根太の補強または通路面の材料変更のための路盤整備
●扉の取り替えにともなう壁または柱の改修
●便器の取り替えにともなう給排水設備工事(水洗化工事を除く)、床材の変更
こんなときは「住宅改修費」の対象になる?
●住宅改修をともなわない、設計および積算のみの費用は対象となりません。
●新築、大規模リフォーム、老朽化、身体状況に関係のない改修は対象となりません。た
だし、廊下の拡幅にあわせて手すりを取り付ける場合や、トイレの拡幅にともない和式
便器から洋式便器に取り替える場合などは対象となります。
●「住宅改修費」の対象外の工事をあわせて行ったときは、対象部分の抽出、按分など適
切な方法により、住宅改修費の支給対象となる費用を算出します。
●本人や家族などが自ら改修を行った場合は、材料の購入
費のみが対象となります。
●浴槽の取替えに伴うシャワー・水栓の設備工事は対象と
なりません。
●電気工事(コンセントの新設など)は対象となりません。
あん ぶん
「設備給付」について
●対 象 者:介護保険の要介護認定で要支援・要介護と認定された65歳以上の人(審査有)
●対象工事:①浴槽の取替え
給付限度額 379,000円
②流し・洗面台の取替え(車いす対応)
給付限度額 156,000円
③和式便器の洋式化
給付限度額 106,000円
●注意事項:
・①と③については、あくまで介護保険住宅改修の補足給付となりますので、介護保険住宅
改修費に残額があることが条件となります。また、①は、浴槽とその付帯工事(補修・給
湯設備等)のみが対象で、20万円を超える工事の場合は2社の見積りが必要です。
・②については、介護保険住宅改修にはない工事種目ですので、介護保険住宅改修費の残額
がなくても申請できます。(申請書、理由書、添付書類等は、通常の住宅改修と同じで、
必ず事前申請をしてください。)
・①、②、③とも適用額の1割は自己負担となります(ただし生活保護受給者の人は自己負
担なし)。また、限度額まで使わなかったとしても、支給できるのはそれぞれ1回だけです。
・適用される工事の内容等詳しくは、介護保険課給付係にお問い合わせください。
5
在宅生活を支える住宅改修例
在宅生活を支える住宅改修例
玄関の敷居、玄関ポーチの階段、アプローチと公道と
トイレは日常生活の中で、利用する回数が最も多い場
の間の段差は、高齢者が外出する際の大きな障害となり
所です。そのため、排泄の介助が必要になったときには、
ます。「足元が不安で外出がおっくうになる」「介護者
介護者の負担が重くなりがちです。また排泄の自立は本
の手をわずらわせないよう外出は最小限に」といった生活は、心身の機能の低下や閉じこ
人の尊厳を守り、生活全般への意欲をうながすことにつながります。トイレの改修は、在
もりを招きます。地域とのつながりを保てるような改修を考えてみましょう。
宅生活を続けるための大きなポイントです。
住 扉の開閉方向の変更
住 ドアノブの取り替え
外 暖房機の設置
住 ドアノブの変更
住 手すりの取り付け
住 手すりの取り付け
住 設 和式便器を洋
住 玄関ホールを滑
りにくい床材に
変更
外 上がりかまちに
腰掛台設置
式便器に取り
替え、および、
その際の洗浄
機能付き便座
の設置(便器
の取り替えに
ともなう場合
に限る)
住 上がりかまちに式台
を設置(取り付け工
事で固定する場合)
外 上がりかまちに式台
貸 段差解消機の設置
住 玄関土間を滑りにくい床材に変更
凡例 住:住宅改修費給付対象
外:対象外
該当数が多いほど
要注意!
!
住 床上げ、床下げ
向きの変更
凡例 住:住宅改修費給付対象
貸:福祉用具貸与対象
わが家の玄関をチェックしてみましょう
6
を設置(取り付け工
事で固定しない場合)
住 滑りにくい床材に変更
住 設 便器の位置・
外:対象外
設:設備給付
わが家のトイレをチェックしてみましょう
●上がりかまちが高すぎる
●立ち上がりのための手すりがない
●玄関に手すりがない
●洋式便器になっていない
●玄関マットは足を乗せると動く
ドアが内開きなので開けられないおそれがある
●中で倒れた場合、
●玄関から公道までの間に段差がある
●夜、
トイレが大変寒い
●玄関先やアプローチが雨に濡れると滑りやすい
●床が滑りやすい
※P6∼11のイラストは、
「介護保険における住宅改修・実務解説」
(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター刊を参考に作成。
該当数が多いほど
要注意!
!
7
在宅生活を支える住宅改修例
在宅生活を支える住宅改修例
滑りやすく、バランスを崩しやすい浴室は、家庭内で
階段を踏み外して転落すると、大きなけ
最も事故が多い場所のひとつです。また、入浴の介助は
がにつながります。高齢者の生活スペース
負担が大きいことから、要介護度が重くなるにつれ自宅
は階段を使用しなくてすむ間取りが理想で
での入浴が困難になります。安全を確保し、介護者の負担を減らす浴室の改修を検討して
すが、やむを得ない場合は、ぜひ手すりを取り付けましょう。廊下を含め、物を置いたり、
みましょう。自宅のお風呂にいつでも入れることは、心身の健康にも大きく役立ちます。
滑りやすいスリッパを履いたりしないといった日常生活上の注意も必要です。
住 手すりの取り付け
外 壁タイルの取り替え
住 手すりの取り付け
住 滑り止めのための
表面加工
購 浴槽用手すり
外 足元灯の取り付け
購 浴槽内すのこ
購 浴槽内いす
住 敷居の撤去
購 入浴台
住 設 浴槽の取り替え
購 入浴用いす
住 滑りにくい床材に取り替え
住 床のかさ上げ 購 浴室内すのこ
住 段差の解消
住 ドアを引き戸に取り替え
取り替え
※段差解消に伴う浴槽の取り替えは
一部介護保険の対象となります。
凡例 住:住宅改修費給付対象 購:福祉用具購入費給付対象 設:設備給付 外:対象外
わが家の浴室をチェックしてみましょう
該当数が多いほど
要注意!
!
凡例 住:住宅改修費給付対象
住 滑りにくい床材に
外:対象外
わが家の階段・廊下をチェックしてみましょう
●浴室や浴槽の床が滑りやすい
●手すりがない
●浴室の入り口や浴槽の出入りにつかまる手すりがない
●床が滑りやすい
●浴槽が高くまたぎにくい
●照明が不十分で足元が暗い
ドアが内開きなので開けられないおそれがある
●中で倒れた場合、
●階段の勾配がきつい、踏み板の幅が狭い、蹴込み板がない
●浴室が寒い、脱衣室との温度差が大きい
●廊下に向かって開く扉がある
該当数が多いほど
要注意!
!
こう ばい
8
9
在宅生活を支える住宅改修例
在宅生活を支える住宅改修例
寝室は、心身の機能が低下してきたときには生活の中
栄養バランスのとれた食事を作り、おいしくいただく
心となる場所です。陽あたりがよく、トイレなどに近い
ことは、心身の健康の基本です。しかし、作業しづらく
部屋を確保しましょう。「寝たきりは寝かせきりからつ
身体に負担がかかり、安全面での不安が大きい台所では、
くられる」といわれます。
“動かないですむ”ための部屋ではなく、残された身体機能を
食の自立からどんどん遠ざかることになりがちです。わが家の味をいつまでも楽しめるよ
生かし、できる限り自立した生活ができるような部屋作りを考えましょう。
う、こんな改修を考えてみましょう。
住 出入り口のドアを引き戸に取り替え
住 手すりの取り付け
外 ガスコンロを
電磁調理器に
取り替え
住 壁に手すりを
取り付け
貸 車いすを利用
住 畳の床をフローリ
ング床に取り替え
貸 特殊寝台と付属品(ベッド用手すり、
住 掃き出し窓にスロープを設置
マットレス、テーブルなど)を利用
凡例 住:住宅改修費給付対象
貸:福祉用具貸与対象
わが家の寝室をチェックしてみましょう
10
住 滑りにくい床材に取り替え
凡例 住:住宅改修費給付対象
該当数が多いほど
要注意!
!
設 流し台の高さを、座って
作業できる位置に下げる
設:設備給付 外:対象外
わが家の台所をチェックしてみましょう
●畳の部屋で、布団を敷いて寝ている
●床が水に濡れると滑りやすくなる
●じゅうたんやマットが部分的に敷かれており、足を引っかけやすい
●日常的な物を出すのに踏み台に上がる必要がある
●床面に電気コードや新聞紙など、足をとられやすい物がある
●流し台の高さが高く作業しづらい
●夜間寝室の温度が下がり、寝ていても寒い
●コンロのまわりに十分なスペースがない
●入り口に段差がある
●火災報知機やガスもれ警報器が付いていない
該当数が多いほど
要注意!
!
11
介護保険「住宅改修」の手続きの しかた
住宅改修費は、事前に申請して審査を受け、工事終了後に
認められた場合に支給されます
介護保険で住宅改修を行うには、要介護認定により要支援1・2/要介護1∼5と認定さ
れていることが前提となります。介護保険で利用できる費用の上限額は、要介護状態区分に
かかわらず20万円で、利用者負担はその
1割(平成27年8月から一定以上所得者
ケアマネジャー
介護保険で
は2割)となっています。
(介護支援専門員)等
利用できる
住宅改修費の支給については、必ず事前
相談 上限額は20万円
に介護保険課に申請をして審査を受けます。
助言
工事にかかった費用はいったん利用者が負
担し、必要な書類をそろえて介護保険課へ
事前に申請
見積り
杉並区
利用者
提出すると、その工事内容が介護保険の給
(保険者)
施工事業者 契約 (被保険者)
付対象であると認められた場合(P3∼5
工事費用の
保険給付分
参照)に、保険給付分(20万円を上限額
支払い(全額)
を支給
として、費用の9割または8割)が利用者
に支給されます。
手続きの流れ
1 要介護認定の申請
現在、要介護認定を受けていない人は、要介護認定の申請が必要です。
申請の受付窓口 ケア24(杉並区地域包括支援センター)、区役所3階介護保険課認定係
2 理由書の作成
ケアマネジャー等に住宅改修をしたい旨を相談し、
理由書を作成してもらいます。
理由書がない場合は、給付対象となりません。
理由書の作成ができる人
・ケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアプランの作成をお願いしているケアマネジャーに依頼してください。
・福祉住環境コーディネーター(2級以上)
改修を依頼する改修業者に福祉住環境コーディネーターがいれば、その人に依頼すること
もできます。
・作業療法士・理学療法士
退院のために病院でリハビリをしている人は、病院の作業療法士・理学療法士に依頼する
こともできます。
※現在ケアマネジャーが決まっていない人は、今後介護サービスを利用する際にケアプランを作成
してもらう必要がありますので、この機会にケアマネジャーを探して依頼してください。
(ケアマネジャーがいる場合は、必ず意見を聞き、改修内容について情報提供してください)
12
3 見積り依頼・改修前写真の撮影
改修内容が決まったら施工業者へ見積りを依頼します。
(施工業者の指定はありません)
※改修着工前に見積りを取り、きちんと説明を受けて納得してから契約・着工することをおすすめ
します。
※高額な改修、または疑問のある改修内容の場合には、必ず複数の業者から見積りをとりましょう。
改修予定箇所の日付の入った写真を撮影します。
(後日、住宅改修申請書と併せて提出します)
4 住宅改修費の事前申請
必要書類を揃えて、介護保険課給付係へ住宅改修費の申請をします。
申請に必要な書類は以下のとおりです。
住宅改修費の支給申請書(朱肉を使った印で押印、本人口座の記入)
住宅改修が必要な理由書(ケアマネジャー等が作成)原本及び写し
工事費見積書(被保険者あての見積書、改修箇所の内容・仕様・金額のわかるもの、社印の押印があるもの)
改修前写真(日付が入ったもの)
図面(改修前後の様子、動線が確認できるもの)
借家・賃貸住宅の人は、
住宅の所有者の承認書(契約している大家さんに書いてもらってください)
5 申請内容の確認
介護保険課給付係ではご提出いただいた上記書類を審査して、保険給付の対象になるかどうかの
確認をします。区が確認書を発行しますので、必ず確認書を受け取ってから工事を着工してくだ
さい。確認作業には、およそ1週間程かかります。工事内容によっては、現場調査を行うため確
認に時間がかかる場合がありますので、着工予定日までに余裕をもって申請してください。
6 契約・改修工事
改修目的・工事内容・費用について、十分な説明を受け、
契約内容を確認し、事前に契約書を交わしましょう。
7 完了検査・支払
・工事が契約内容や図面通りに行われているか確認しましょう。
・工事完了後、日付の入った改修終了箇所の写真を撮ります。
・検査確認後、領収書を要介護(要支援)者本人名義で発行してもらいます。
※介護保険ではいったん全額を支払って、後から9割(平成27年8月から一定以上所得者は8割)分
戻る償還払いになります。
8 住宅改修費の支給
下記の必要書類を揃え、介護保険課給付係に提出します。
提出後、1か月∼1か月半程で、利用者が支払った住宅改修費用のう
ち対象となる工事について9割または8割が本人口座へ支給されます。
領収書(必ず本人名義で発行してもらってください。申請時に領収書の原本を提示してもらうこ
とにより確認ができれば写しでも可)
工事内訳書(改修箇所の内容、金額のわかるもの。請求内訳書)
改修完了確認書(改修後の写真を添付する用紙)
13
住宅改修申請書 記入例
住宅改修理由書 記入例
☆申請書等の書類はホームページからダウンロードできます。
□ 介護保険居宅介護(介護予防)住宅改修費支給申請書 ・ □ 設備給付支給申請書
スギ ナミ
タ ロウ
被保険者氏名
杉 並 太 郎
<基本情報>
被保険者
番号
131151
保険者番号
フ リ ガ ナ
住宅改修が必要な理由書(P1)
被保険者番号 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
利 被保険者
用
氏名
者
○○○○○○
杉並 太郎
年齢
要介護認定
(該当に○) 1
保
険
者
自宅
どちらかに〇印
借家 → 所有者氏名 ( )本人との関係( )
平成 年 月 日
27
6
10
着 工 予 定日
手すりの取付け
着 工日
平成 年 月 日
床材等の変更
完 成日
平成 年 月 日
扉の取替え
領 収日
平成 年 月 日
浴槽の取替え
段差の解消
便器の洋式化
便器の洋式化
改修費用
流し・洗面台の取替え
備 考
住所
氏名
電話 ○○ー○○○○ー○○○○
○○ ○○
銀 行
信用金庫
信用組合
杉 並 太 郎
金融機関コード
0
0
0
0
口 座 番 号
1.普 通
2.当 座
0 0 0 0 0 0 0
3.その他
杉 並
フ リ ガ ナ
口座名義人
本 店
支 店
出張所
年 月 日∼ 年 月 日
支給決定額
円
給付対象額
円
支給決定額
円
○○○○
○○ ○○
作成者が担当ケアマネ以外の場合上記欄に記入(いない場合は不要)
改修前と改修後想定される福祉用具の利用状況を確認する。
右大腿骨頸部骨折により人工骨頭置換術後。
平成27年4月に廊下で転倒し入院。人工骨頭置換術後、5月15日に退院。
室内は杖でゆっくりではあるが歩行可能。ただし見守りが必要。屋外は車椅子を利用。
介護状況
家族の状況、主な介護者を含む介護状況を記述する。
長男の妻の介助と見守りにより何とか生活できているが、生活動作や家事(調理)なども含め自分でできることはし
ていきたい。
できることは自分で行っていきたいとの思いを支援していく。
家屋が古く段差が多いために、住宅改修を行い、安全に生活できるようにしていく。
玄関はすでに手すりと踏み台があり、一人で上がりかまちの昇降ができるので、今回は排泄と入浴動作及び、調理動
作について改善したい。できればお風呂には毎日入りたい。
住宅改修によって利用者・家族は、介護状況、ADL、社会参加など、日常生活をどう変えたい
と思っているのか(特に何を希望しているか)また、その効果を記述する。
福祉用具の利用状況と
住宅改修後の想定
改修前
改修後
●車いす
●特殊寝台
●床ずれ防止用具
●体位変換器
●手すり
●スロープ
●歩行器
●歩行補助つえ
●認知症老人徘徊感知機器
●移動用リフト
●腰掛便座
●特殊尿器
●入浴補助用具
●簡易浴槽
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
●その他
住宅改修が必要な理由書(P2)
<P1の「総合的状況」を踏まえて、①改善をしようとしている生活動作②具体的な困難な状況③改修目的と改修の方針④改修項目を具体的に記入してください>
活
動
0
0
0
排
泄
タ ロウ
杉 並 太 郎
来窓 ・ケアマネ
所 ・工事業者
者口 ・本人(家族)
【区記入欄】 * 確認書発送日 / 、窓口交付日 / 交付者( )
円
支援事業所
担当ケアマネジャー
骨折前より長男夫婦と同居しており、排泄と入浴の介助については主に長男の妻が行っている。
日中は、本人しかいない場合もある。
店番号
スギ ナミ
確認書の受け取り方法に○印
給付対象額
介護保険給付対象工事として 確認 しました。
この確認書は給付額を支給決定するものではありません。
印
送付先 〒 ‐
支援( )/介護( )
○○ ○○
評
価
欄
03(0000)0000 ・理由書(2部) ・工事内訳書(見積書)・改修前写真 ・図面 ・承諾書
受確 ・ケアマネ
窓口
取認
・工事業者
方
法書 ・本人(家族) 郵送
給付実績
口座入力 申請入力 決定入力
無/有
( )
事 前
保険料段階
設備
№
入
浴
① 改善をしようと
している生活動作
□ トイレまでの移動
□ トイレ出入口の出入
(扉の開閉を含む)
□ 便器からの立ち座り
(移乗を含む)
□ 衣服の着脱
□ 排泄時の姿勢保持
□ 後始末
□ その他( )
№
② ①具体的な困難な状況(・
・なので・・
で困っている)
を記入してください
③ 改修目的・期待効果をチェックした上で、改修の方針
(・・することで・・が改善できる)を記入してください
居室からトイレの移動は、杖歩行だが杖を立
てかける適切な場所がなく、また、歩行バラ
ンスも若干不安定で「見守り」が必要。
便座からの立ち上がりの際に、支持する所が
ないため、介助が必要。
□ できなかったことを 廊下の移動が一人で(「見守り」なしで)行
できるようにする
えるように、連続した手すりを設置する。
□ 転倒等の防止、
手すりの高さについては実際に歩行してもらっ
安全の確保
て決める。
□ 動作の容易性の確保
□ 利用者の精神的負担 一人で便座からの立ち上がりができるように、
つかまれるものなど工夫する。
や不安の軽減
□ 介護者の負担の軽減
□ その他( )
□ 浴室までの移動
□ できなかったことを 居室から浴室の動線は「排泄」と同じ。
居室から浴室への移動は「排泄」と同じ。
□ 衣服の着脱
浴室内での移動の安全を確保するために、移
浴室内では杖は使えず、つかまる場所がない できるようにする
□ 浴室出入口の出入
□ 転倒等の防止、
動の経路に手すりを設置。
ため、移動に不安がある。
(扉の開閉を含む)
安全の確保
浴槽を浅いものに取り替え、バスボードを併
浴槽の60cmの縁高を一人でまたぐことができ
□ 浴室内での移動
□ 動作の容易性の確保
ず、介助を必要としている。
(立ち座りを含む)
□ 利用者の精神的負担 用して一人で浴槽への出入りができるように
する(ただし「見守り」は必要か)。
□ 洗い場での姿勢保持
や不安の軽減
(洗体・洗髪を含む)
□ 介護者の負担の軽減
□ 浴槽の出入
□ その他( )
(立ち座りを含む)
□ 浴槽内での姿勢保持
②生活動作で困っていること、問題点について、その状況や介護の現状を具体的に記述する。
□ その他( )
・改修案の検討の際はすべての行為についてチェックが必要だが、理由書では改善しようとす
外
出
る行為に限定したコメントでよい。
□ 出入口までの屋内移動
□ できなかったことを
□ 上がりかまちの昇降
できるようにする
・生活のどの場面、どの動作が利用者・介助者にとって大変なのか、動作の流れに沿って一つ
□ 車いす等、装具の着脱
□ 転倒等の防止、
ずつ見極めること。寝たきりならば「座位が保てるか」、歩行ができれば「段差を越えられ
□ 履物の着脱
安全の確保
□ 出入口の出入
□ 動作の容易性の確保
るか」などについても記入する。
(扉の開閉を含む)
□ 利用者の精神的負担
・①のレ点評価と②のコメントの両方を合わせて利用者の状況が伝わるようにする。
□ 出入口から敷地外
や不安の軽減
・移動について各行為(排泄・入浴・外出)に共通する内容、たとえば「排泄」の欄のみに記
までの屋外移動
□ 介護者の負担の軽減
□ その他( )
□ その他( )
入し、各行為の欄に重複して記入する必要はない。
そ
の
他
の
活
動
①現状の改善を必要とす
る動作についてレ点チ
ェックをする。
今回改修の対象でない
項目にはレ点チェック
する必要はない。
事 後
介護
14
住環境コーディ
○○ー○ー○○○○○
ネーターの場合 証書番号
たとえば、移動や立ち上がり、姿勢保持といった生活動作に関する身体状況などを記述する。屋
内及び屋外での移動方法(自立歩行・つたい歩き・介助歩行・歩行器利用など)を記述する。
住宅改修により、
利用者等は日常生活
をどう変えたいか
介護保険居宅介護(介護予防)住宅改修費・設備給付費を下記の口座に振り込んでください。
受給資格
○○事業所
杉並区○○1−2−3
電話
氏名
杉 並
1 ・ 2・ 3・ 4・ 5
所属事業所
資 (介護支援専門員
格 でないとき)
朱肉を使った印鑑
申 請 者
(被保険者本人)
ご提出日
氏名
1 8 3,
000 円
上記のとおり関係書類を添えて申請・請求します。
平成 年 月 日
27
5
25
確認日 平成 ○○年 ○○月 ○○日
利用者の身体状況
杉並区長 あて
申
請
者
本
人
口
座
2
作
成
者
<総合的状況>
(株)○○建設
業者名
(設備給付)
住宅改修の種類(介護)
添 付 書 類
・
要介護
平成○○年○○月○○日 作成日 平成○○年○○月○○日
5
5
5
明・大・昭 年 月 日生
改修する住宅
該当に〇
要支援
現地確認日
杉並区○○1−2−3
住所
生 年 月 日
明治
85 歳 生年月日 大正○○年○○月○○日 性別 □男 □女
昭和
④ 改修項目
(改修箇所)
□ 手すりの取り付け
④
( 廊下の移動経路 ・様々な角度から検討し、
)
決定された改修内容の項
目をチェックし、詳細な
)
内容を記述する。
・改修箇所は、場所だけで
( 脱衣室
)
はなく「手すり」なら、
「便器横壁面」等その取
( 浴室内の移動経路 付箇所まで記述する。
)
( 便器横壁面
(
)
□ 段差の解消
( 廊下3cmかさ上げ
)
( 浴槽をエプロン高40cm、深さ50cmのものに取替え)
③ ①②を記入し、現状の問題点を踏まえたうえ
で、改修目的の項目をチェックする。各行
(
)
為の困難事項を改善するために、どのよう
な改修を行うのか、その方針を記述する。
□ 引き戸等への扉の取替え
・改善方法は「手すり設置」や「段差解消」
という表現ではなくてもよい。「つかまれ
杖でなんとか台所へは行けるが、調理は杖な □ できなかったことを 杖なしで長時間の作業が可能なように、車い
(
)
る所を」「つまずかない工夫」「立ち上が
す作業を可能とするため、廊下と台所との床
しで長時間立位作業をしなければならず、現 できるようにする
□ 転倒等の防止、
りの支えを」などの表現でも良い。
段差を解消する。
状では困難。
安全の確保
(
)
・一つの改修項目が複数の目的のために行わ
□ 動作の容易性の確保
れる場合はまとめて記述してもよい。
□ 利用者の精神的負担
や不安の軽減
・具体的手段については当事者はもちろん、
□ 便器の取替え
□ 介護者の負担の軽減
施工者や専門家と一緒に考えることが望ま
□ その他( )
しい。
(
)
15
工事内訳約書 記載例
場 所
部 分
1階洋室
手すり
内 容
手すり
仕 様
木製・I型・L=○○
ブラケット
同取付け工具
住宅改修 改修前写真添付用紙・住宅改修完了確認書
数 量
定 価
単 価
○本
○○○
○○○
○○○○
○個
○○○
○○○
○○○○
○○○
○○○○
○ヶ所
金 額
△△△△△
1階洋室計
この書式に改修前・改修後の写真を添付してください。
写真枚数が多い場合は、ポケットアルバム等に収めて提出いただいても結構です。
介護保険居宅介護(介護予防)住宅改修費・杉並区高齢者住宅改修給付事業設備給付費の支給にかかる
フリガナ
着工予定日
○○○○
既存床畳撤去・処分
根太
コンパネ
ナラ厚○mm、
巾木H=○○
フローリング張り
○㎡
○○○
○○○
○○○○
○枚
○○○
○○○
○○○○
○㎡
○○○
○○○
○○○○
フリガナ
保険者番号
131151
被保険者氏名
0
被保険者番号
0 0
手すりの取付け
段差の解消
(浴槽の取替え)
床材等の変更
扉の取替え
便器の洋式化
流し・洗面台の取替え
平成 年 月 日
完成予定日
平成 年 月 日
改修前の写真を添付してください。
(事前申請時に提出)
住宅改修種類
着 工 日
0
0 0
手すりの取付け
段差の解消
(浴槽の取替え)
床材等の変更
扉の取替え
便器の洋式化
流し・洗面台の取替え
平成 年 月 日
完 成 日
平成 年 月 日
改修後の写真を添付してください。
(事後申請時に提出)
○○○○
大工工賃
△△△△△
1階和室計
諸経費
131151
被保険者氏名
住宅改修種類
床
住 宅 改 修 完 了 確 認 書
保険者番号
被保険者番号
1階和室
介護保険居宅介護(介護予防)住宅改修費・杉並区高齢者住宅改修給付事業設備給付費の支給にかかる
住宅改修 改修前写真添付用紙
○○○
○%
合計
△△△△△
消費税
○○○
総合計
□□□□□
写真撮影にあたっての注意事項
記載にあたっての注意事項
場所、部分、工事内容、仕様、数量、単価(定価)等を区分して記載してください。
材料費(仕様を明記)と施工費(人件費)はきちんと分けてください。
材工一式の表示は、材料の仕様や対象範囲等が不明確となるのでやめてください。
また、「会社経費」
「雑費」など、内容が不明瞭な項目名称は避けてください。
給付対象外の工事を併せて行う場合は、介護保険対象部分を抽出し、その工事範囲(○㎡中
の○㎡)を明示してください。
対象範囲を明示するのが困難な項目については、適切な方法で対象範囲を按分して、その根
拠を示してください。
実際の工事が見積時の内容と変更があった場合は、最終的な工事内容の内訳書を作成してく
ださい。
16
写真(デジタルカメラでも可)は、撮影日が分かるようにしてください。
日付機能のないカメラでの撮影の場合は、日付を書いたボード等を画面に写し込んで
ください。
必ず、すべての改修箇所の写真を撮影してください。
写真が不足している場合は、その箇所の工事相当額が給付対象外となります。
写真が不鮮明な場合は、再度撮りなおしてもらうこともあります。
改修前・後の写真は、同じ構図・角度で写してください。
写真の構図については、工事内容や部材の仕様が確認できるように配慮してください。
・手すりについては、長さや部材数量等の確認のため、画面途中で切れないようにして
ください。ただし、階段等長い手すりについては、角度を変えて何枚かに分けて撮影
してください。
・床材の変更など、面積が算出基礎になっている工事については、対象面積部分をすべ
て写しこんでください。
・段差解消工事については、メジャーを使用し、改修前後の段差がどのくらい変わった
か分かる角度で撮影してください。
17
住宅改修を行うときに注意したいこと
改修を依頼する前に、よく検討する
いったん住宅改修を行うと、簡単には修正ができません。利用者や家族にとって真に
役立つ改修を行うためには、次のような点について、
関係者全員で検討してみる必要があります。
●利用者の心身の状況や日常生活の動線について
●住宅の状況について
●福祉用具の利用について
●家族構成について
●住宅改修の予算について
改修の内容について、専門家に相談する
住宅改修を行う際には、ケアマネジャーが調整役となって、相談に応じたり、必要な
書類を用意したりします。利用したいその他の在宅サービスとあわせ、ケアプラン全体
の中でどのような住宅改修が必要なのかを検討するためにも、担当ケアマネジャーとよ
く話しあいましょう。
しかし、ケアマネジャーは必ずしも住宅改修の具体的な内容――たとえば、どの位置
にどんな形の手すりをつければよいかなど――にくわしいとは限りません。利用者の心
身の状況をよく知る医師や理学療法士などの専門家を紹介してもらうなどして、より具
体的なアドバイスを受けるとよいでしょう。
「介護保険でできる」といわれたが、
実際は対象外だった。
訪問販売業者に「介護保険で改修できる」といわれ、50万
円の住宅改修契約をし、内金として20万円支払ったが、後日、
ケアマネジャーに「その工事は対象にならないし、介護保険
で利用できるのは20万円まで」といわれた。
対処法 必ず、事前に区役所へ申請し審査を受けること。
万一、契約してしまっても、クーリング・オフ期間内で
あれば契約解除を申し出る。期間を過ぎても、工事前
なら返金を要求する。工事途中の場合は中止するか、
工事の内容を、介護保険対象のものに変更させる。
注意点
訪問販売や電話勧誘で安易に契約しない。
「介護保険でできるから」と言われて、実際には対象外の改修工事まで契約してしま
うトラブルが増えています。対象となる改修かどうか、ケアマネジャーや区役所に事
前に相談しましょう。訪問販売や電話勧誘で安易に契約しないことも大切です。
工事がずさんで役に立たない。
やり直してもらいたいが・・・・・・
設置した手すりの位置が高すぎて役に立たない、段差の
解消も仕上げが雑である。やり直してもらいたいが、追加
信頼できる施工事業者を選び、必ず事前申請をする
住宅改修はその他の介護サービスと違って、都道府県による事業者の指定制度がなく、
どんな施工事業者でも介護保険による住宅改修が行えます。それだけに、施工事業者を
選定する際には、十分な検討が必要です。次のような
点に気をつけましょう。また、必ず区役所に事前の申
請をして審査を受けましょう。
●高齢者の住宅改修に実績があるか
工事になり10万円かかるといわれた。
対処法
交渉によりやり直しを。しかし事業者によって対
応が異なり、難しい面もある。区役所へも一報を。
注意点
施工事業者は慎重に選ぶ。専門家にも相談。
●アフターサービスがしっかりしているか
施工事業者の中には、高齢者の住宅改修に関する知識や技術が不足しているところも
●介護保険の対象となる改修、対象とならない改修が明確に
あります。複数の選択肢の中から慎重に選ぶとともに、ケアマネジャーを含めた専門
されているか
家に相談し、事前に改修内容をよく検討しましょう。
●予算に応じた改修プランをたててくれるか
●地域での評判はどうか
トラブル相談先
区役所介護保険課給付係、消費生活センターなど
●複数の施工事業者を比較検討してみたか
18
※国民生活センター資料をもとに作成
19
福祉用具の利用もいっしょに考え ましょう
住宅改修と福祉用具の利用はセットで考える
介護保険では、要支援/要介護と認定された人に対して、「福祉用具貸与」「福祉用
具購入費の支給」のサービスがあります。住宅改修と福祉用具の利用は、身体機能の低
貸与の対象品目
●車いす
下をハードの面から補う役目を果たすものとして、一体的に考える必要があります。た
●車いす
付属品
とえば浴室改修の代わりに福祉用具のすのこや入浴台を使う、逆に車いす利用のために、
住宅改修でスロープを設置するなど、両者をうまく組み合わせることで、効果的に住ま
いを整えることが可能になります。
限られた費用のもとで住宅改修を有効に行うためにも、「福祉用具の利用で何が可能か、
その上でどの部分に改修が必要か」という視点を持って検討を行いましょう。
①自走用車いす ②電動車いす
③介助用車いす ④介助用電動車いす
●自動排泄処理装置の
交換可能部品
①和式便器の上に置いて腰掛式に変換するもの ②洋式便器の上に置いて高
さを補うもの ③電動式またはスプリング式で、便座から立ち上がる際に補
助する機能があるもの ④ポータブルトイレ(室内で利用できるものに限る)
⑤便座の底上げ部材 ⑥水洗ポータブルトイレ
次の要件を全て満たすもの
○レシーバー、チューブ、タンク等
のうち、尿や便の経路となるもの
○要介護者またはその介護を行う者
が容易に交換できるもの
からだの下に入れて、仰臥位(あお
むけ)から側臥位または座位へ体位
交換をする空気パッド等(体位を保
持するだけのものは除く)
●特殊寝台
●特殊寝台付属品
サイドレール付き、あるいは取り付け
可能なものであって、傾斜角度の調節
機能あるいは昇降機能があるもの
①サイドレール ②マットレス
③ベッド用手すり ④テーブル
⑤スライディングボード・スライディ
ングマット 介助用ベルト(入浴
介助用以外のもの)
●スロープ
●手すり
●歩行補助つえ
段差を解消するためのもので、持ち
運びが容易にでき、取り付け工事を
必要としないもの
床にすえ置いて使用するもの等、取
り付け工事を必要としないもの
①松葉づえ
②カナディアン・クラッチ
③ロフストランド・クラッチ
④プラットホームクラッチ
⑤多点杖
●歩行器
●移動用リフト(つり具を除く) ●認知症老人徘徊感知機器
移動時に体重を支え、歩行を補助す
るもの
取り付け工事に住宅改修を必要としないもの
①床走行式(階段移動用を含む)
②固定式(居室、浴室、浴槽などに固
定。垂直移動の入浴用リフトを含む)
③据置式(段差解消機、立ち上がり
用いすを含む)
購入費支給の対象品目
●腰掛便座
①クッションまたはパッド ②電
動補助装置 ③車いすに装着する
テーブル ④ブレーキ
●体位変換器
●床ずれ防止用具
体圧を分散させ圧迫部位への圧力を
減じるもの
①エアーマット
②その他の材質の全身用マット はい かい
●入浴補助用具
①入浴用いす ②浴槽用手すり ③浴槽内いす ④入浴台(バスボード) ⑤浴室内すのこ ⑥浴槽内すのこ ⑦入浴用介助ベルト
●簡易浴槽
空気式など容易に移動でき、居室で
入浴可能なもの
●移動用リフトのつり具部分
身体に適合するもので、移動用リフ
トに連結可能なもの
●費用について
1年間(4月から翌3月まで)に
10万円を限度額として、購入
費の1割(平成27年8月から
一定以上所得者は2割)が自
己負担となります。ただし、
いったん全額を利用者が負担
して、領収書などを添えて杉
並区に申請すると、保険給付
分が支給されるしくみです。
認知症の高齢者が屋外に出ようとし
たとき、または屋内のある地点を通
過したとき(ベッドや布団などを離
れたときを含む)に、センサーによ
り感知し、家族や隣人などへ通報す
るもの
●自動排泄処理装置
●費用について
次の要件を全て満たすもの
○尿または便が自動的に吸引されるもの
○尿と便の経路となる部分を分割す
ることが可能な構造を有するもの
○要介護者またはその介護を行う者
が容易に使用できるもの
貸与(レンタル)費用の1割(平成27年8月から一定以上所得者
は2割)が利用者負担となります。
他の在宅サービス(居宅サービス区分)とあわせて、要介護状態
区分別に、1か月の支給限度額が決まっています。
適切な福祉用具を選ぶためのチェックポイント
●使う人の身体にあっていますか □
小さすぎる、大きすぎて使いづらい、無理な姿勢を強いられる、身体に痛みが生じるといったことはありませんか。
●本人や介護者が無理なく操作できますか □
多大な力が必要、操作が複雑だといったことはありませんか。
●福祉用具を利用できる環境ですか □
十分なスペースがない、段差があって利用できないといったことはありませんか。
20
申請書はホームページからダウンロードできます。
21
相談窓口一覧
●ケア24(杉並区地域包括支援センター)
(20ヶ所)
No 圏域 ケア 24 名
1
2
5
善福寺
8
FAX番号
3396−0024
5311−1291
5303−5341
5303−5342
5311−1024
5311−1027
5303−6851
5303−6853
3333−4668
3333−3968
5303−5823
5382−2633
3391−0888
3391−2304
5336−3724
5336−3727
3339−1588
3339−1600
成田西3−7−4
(成田会議室2階)
5307−3822
5307−3820
西荻北3−41−14
(サン・ハイツ1階)
西
上荻3−16−6
上 荻
(ゆうゆう上荻窪館1階)
荻
西荻南4−2−7
西 荻
(西荻窪診療所2階)
清 水
6
7
電話番号
上井草3−33−10
井 上井草 (特別養護老人ホーム上井草園内)
草 下井草 下井草2−44−4
(ビル3階)
3
4
住 所
清水2−15−24
(特別養護老人ホームすぎなみ正吉苑内)
荻
荻窪5−20−1
荻 窪
(杉並保健所2階)
窪
南荻窪2−28−13
南荻窪
(荻窪会議室1階)
阿佐谷北1−3−10
阿佐谷
(Baum 1階)
9
阿
10 佐 成 田
谷
11
松ノ木
松ノ木3−3−4
(保育室ほりまつ1階)
3318−8530
3318−8533
12
高円寺
高円寺南4−26−16
(ビクトリアプラザ高円寺 4階)
5305−6151
5305−6152
梅里1−7−17
(K&Ⅱビル5階)
5929−1924
5929−1925
高
13 円 梅 里
寺
14
和 田
和田1−40−15
(老人保健施設グレイス内)
3380−0024
3380−0026
15
久我山
久我山3−47−16
(特別養護老人ホームさんじゅ久我山内)
5346−3348
5336−3370
高井戸西1−12−1
(浴風会ケアハウス内)
3334−2495
3334−2307
浜田山1−36−3
(浜田山会館内)
5357−4944
5357−4966
5305−7328
5305−7331
5355−5124
5355−5125
5929−2751
5929−2757
高
16 井 高井戸
戸
17
浜田山
堀ノ内1−6−6
堀ノ内
(老人保健施設ウェルファー内)
方
南
19 ・ 永 福 永福3−35−11
和
泉
方南2−6−28
方 南
20
(方南二丁目福祉施設内)
18
介護保険の
住 宅 改 修
住み慣れたわが家で自立して暮らすために
住宅改修費の
支給には事前の
申請が必要です
●区役所内
高 齢 者 在 宅 支 援 課
3312−2111
(代)
介
護
保
険
課
この冊子は環境に配慮し、古紙配合率100%の再生紙
及び植物油インキを使用しています
KG020060 -M22
禁無断転載
東京法規出版
2015.04
杉並区保健福祉部介護保険課
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