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京丹後市鳥獣被害防止計画(第3期)一括ダウンロード(PDF:428KB)

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京丹後市鳥獣被害防止計画(第3期)一括ダウンロード(PDF:428KB)
計画作成年度
平成25年度
計画主体
京丹後市
平成26年3月策定
京丹後市鳥獣被害防止計画(第3期)
〈連絡先〉
担当部署名
京丹後市農林水産環境部農林整備課
所在地
京都府京丹後市大宮町口大野226番地
電話番号
0772-69-0430
FAX番号
0772-64-5660
メールアドレス
[email protected]
1 対象鳥獣の種類、被害防止計画の期間及び対象地域
対象鳥獣
イノシシ、ニホンジカ、ニホンザル、ツキノワグマ、ヌートリア、タヌキ、
アライグマ、その他獣類、カラス、その他鳥類
計画期間
平成26年度~平成28年度
対象地域
京丹後市全域
2 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に関する基本的な方針
(1)被害の現状(平成25年度)
被害の現状
鳥獣の種類
品
被害数値
目
面積(ha)
金額(千円)
イノシシ
水稲、野菜、果樹
10.80
14,285
ニホンジカ
水稲、野菜、果樹
14.99
19,242
ニホンザル
水稲、野菜、果樹
0.90
2,069
ツキノワグマ
果樹
0.45
2,658
ヌートリア
水稲、野菜
0.35
499
タヌキ
水稲、野菜
0.29
676
アライグマ
水稲、野菜
0.09
210
その他獣類
水稲、野菜
0.40
773
カラス
野菜、果樹
1.93
10,689
その他鳥類
水稲、野菜、果樹
1.22
1,706
31.42
52,807
合計
(2)被害の傾向
イノシシ
1年を通じて市内全域に出没し、水稲、野菜類及び果樹に大きな被害
を与えている。また、農道・畦畔の掘り起こし等、農作物以外の農業基
盤の被害も発生している。
ニホンジカ
1年を通じて峰山町、大宮町、網野町、弥栄町、久美浜町に出没し、
水稲、野菜類及び果樹に大きな被害を与えている。従来被害がなかった
丹後町においても目撃されるようになり、生息地域は拡大している。
1
ニホンザル
1年を通じて、丹後町、弥栄町に群れで出没し、特に野菜類及び果樹
に大きな被害を与えている。また、丹後町、弥栄町の一部地域では、テ
レビアンテナや雨樋の破損、民家への侵入等の生活環境被害も発生して
おり、人身被害の発生が懸念される。
平成21年頃よりハナレザルが市内全域で目撃されるようになり、生
息地域は拡大している。
ツキノワグマ
1 年を通じて市内全域で目撃情報があることから生息地域は広範囲に
及ぶと考えられる。
農作物被害では、主に 7 月から 10 月にかけて、網野町、久美浜町の
果樹園に出没し、果樹に大きな被害を与えている。
また、秋を中心に集落内の柿等を目当てに大量に出没する年があり、
住民の安全と静穏の確保が求められている。
ヌートリア
タヌキ
1年を通じて市内全域に出没し、水稲、野菜類に被害を与えている。
特にアライグマは民家への侵入等の生活環境被害が発生している。
アライグマ
その他獣類
カラス
その他鳥類
1年を通じて市内全域に出没し、野菜類及び果樹に大きな被害を与え
ている。
(3)被害の軽減目標
指標
現状値(平成25年度) 目標値(平成28年度)
被害面積
31.42ha
15.70ha
被害金額
52,807 千円
26,000 千円
(4)従来講じてきた被害防止対策
区分
従来講じてきた被害防止対策
課題
捕獲等に
1)捕獲対策
猟友会会員の高齢化が
関する取
①捕獲体制
進んでおり捕獲班員の減
組
京丹後市内には、京都府猟友会の支部が
少が見込まれること及び
3支部存在しており、各支部と委託契約を
捕獲頭数の増加から捕獲
締結し、有害鳥獣捕獲班を編成して有害鳥
班員の負担が増加してい
獣の捕獲による個体数調整を実施。
ることから、人材確保の強
・京都府猟友会中郡支部猟友会
峰山町、大宮町を管轄
・京都府猟友会竹野郡支部猟友会
網野町、丹後町、弥栄町を管轄
2
化が必要である。
銃刀法の改正により、猟
銃所持者の更新手続きの
負担が増加しており、猟銃
・京都府猟友会久美浜支部猟友会
久美浜町を管轄
所持者の確保のための負
担軽減が必要である。
②捕獲方法
射撃訓練場は、数が減少
・イノシシ、ニホンジカ
くくりわな、捕獲檻による捕獲と、近
し遠方にあることから、猟
銃所持者の技術維持・向上
隣市町(兵庫県豊岡市、京都府宮津市、 のための支援策が必要で
与謝野町、伊根町)と連携し、銃器を使
用した広域有害鳥獣捕獲を実施。
・ニホンザル
ある。
捕獲頭数の増加に伴い
捕獲獣の処理負担が増大
追い払いと併せて、銃器や捕獲檻に
よる加害個体の捕獲を実施。
・ツキノワグマ
しており、特に高齢者の多
い集落では集落独自での
処理が困難になってきて
京都府第11次鳥獣保護事業計画お
よび特定鳥獣保護管理計画-ツキノワグ
マ(第3期)に基づき、被害発生防除
対策を講じた上でやむを得ない場合に
捕獲及び学習放獣等を実施。
・ヌートリア、タヌキ、アライグマ、その
他獣類
捕獲檻による捕獲を実施。
・カラス、その他鳥類
追い払いと併せて、銃器や捕獲檻に
よる捕獲を実施。
2)捕獲檻・柵の設置支援
農家組合等が設置する捕獲檻・柵に対
し補助を行うとともに、京丹後市野生鳥
獣被害対策協議会が購入した捕獲檻を貸
与。
3)狩猟免許取得奨励
新たに狩猟免許を取得して有害鳥獣捕
獲班に参加する者に対し、狩猟免許取得
経費の補助を行う。
4)猟銃所持許可更新料の補助
銃器を所持する有害鳥獣捕獲班員の減
少を防ぐため、班員の猟銃所持許可更新
料の補助を行う。
3
いるため、負担軽減が必要
である。
5)猟銃購入費補助
銃器を所持する有害鳥獣捕獲班員の確
保を図るため、新規に銃器を取得し有害
鳥獣捕獲を行う見込みの者について、銃
器の購入に要する経費の補助を行う。
6)ふるさとケータイを活用した有害鳥獣捕
獲通報システムの導入
捕獲檻の見回り労力の軽減を図り、檻
の設置数を増加させるために、捕獲通報
システムを導入。
※
有害鳥獣捕獲通報システムとは、カ
メラと小型無線通信機が一体となった
装置を捕獲檻付近に設置し、イノシシ
などの獲物が捕獲檻に入ると関係者の
携帯電話に写真添付付きメールが届く
仕組み。
7)捕獲鳥獣の処理方法
捕獲鳥獣は、焼却処分又は埋設処分し
ているが、イノシシとシカについては、
市が建設した食肉処理施設「京たんごぼ
たん・もみじ比治の里」に持ち込み食肉
利用している。
食肉利用が不適切な個体については、
埋設処分地の施工に必要な経費の補助を
行う。
防護柵の
設置等に
関する取
組
1)防護柵の設置支援(共通対策)
農家組合等が設置する防護柵に対し補
助を行う。
個々の農家が個別の農地
に防護柵を設置している
集落では、防護柵を設置し
2)バッファーゾーン(緩衝帯)の設置(イ
ノシシ・シカ対策)
ていない農地に被害が集
中している。
丹後町袖志地区、久美浜町佐野地区にお
また、防護柵は電気柵の
いてバッファーゾーンの整備を含む総合
電線下の除草作業等維持
的な鳥獣対策に取り組む。
管理が農家にとって負担
特に佐野地区では、バッファーゾーン地
となっており、管理不足か
内において、牛の放牧を実施。
ら獣類の被害を受ける場
3)追い払いの実施(ニホンザル、カラス対
4
合がある。
策)
農地の保全を対象とし
ニホンザル、カラスが出没した場合に
た防護柵の整備が進んだ
は、集落が主体となって花火による追い
ことにより、民家周辺への
払いを実施するとともに、猟友会による
鳥獣の侵入が多くなり、生
銃器での追い払い、捕獲を実施。
活環境被害が増加してい
る。
集落内でも役員など特
定の人のみで追い払いを
行っている場合が多く、野
菜残渣の放置をなくす等
集落ぐるみで防除対策に
取り組む意識が薄い。
(5)今後の取組方針
市では鳥獣被害防止を図るため、
「個体数調整」
、
「被害防除」、
「生息地管理」の3視
点から総合的に対策を行う。
1)個体数調整
① 有害鳥獣捕獲
有害鳥獣捕獲業務を市内の猟友会に委託し、捕獲班を編成して、市内全域で
有害鳥獣の捕獲を行う。捕獲期間は狩猟期間以外の期間とし、狩猟期間におい
て被害が発生した場合は突発対応を行う。被害の発生状況によって、狩猟期間
での有害鳥獣捕獲強化のための奨励策を検討する。
② 捕獲体制強化
捕獲業務を委託している市内各支部猟友会の捕獲班員の高齢化を考慮し、狩
猟免許取得経費の補助を行い新たな捕獲班員の確保を図るとともに、猟銃所持
者の負担軽減のために猟銃所持許可更新料等の補助を行い、猟銃所持者の確
保・育成を図る。猟銃所持者の技術維持・向上のための射撃訓練確保のための支
援策について関係機関と連携して検討する。
③ 捕獲機材の整備
捕獲班員と協力して農家組合等が設置する捕獲檻に対する補助を行い、有害
鳥獣捕獲通報システムの導入を推進して捕獲檻設置数の増加を図る。捕獲頭数
増加に効果のある捕獲機材や方法について、先進地区での事例を調査し実験的
に導入する。
④ 広域有害鳥獣捕獲の実施
市内各支部猟友会と協力し、猟銃を使用したイノシシ、シカの広域有害鳥獣
捕獲を行うとともに、隣接市町である兵庫県豊岡市、京都府宮津市、与謝野町、
5
伊根町と連携し、府県境や市町村境を越えた広域有害鳥獣捕獲を行う。
⑤ 捕獲獣の有効活用
捕獲対策の強化に伴い、捕獲実績が増加するイノシシ、シカについては、市
が建設した食肉処理施設に持ち込み、積極的に食肉利用を図る。
2)被害防除
① 防護柵の整備
農家組合等が設置する防護柵に対する支援を継続する。有害鳥獣からの被害
を効果的に防除するため、集落の農地全体を電気柵や金網柵で囲う防護柵の設
置を推進する。また、防護柵の管理不足による被害が生じているため、維持管
理を徹底するよう指導を行う。
② 追い払い体制整備
ニホンザルやカラスについては、集落が一丸となって追い払いを実施する必
要があるため、集落等を対象にした研修等を行って意識啓発を図り、追い払い
の体制整備を推進する。さらに、効率的・効果的な追い払いのため、サルに発
信機を取り付けて集落への接近がわかるようにするなどの情報提供を検討す
る。
3)生息地管理
① 共生の環境づくり
人と野生鳥獣の共生の環境づくりとして、バッファーゾーン(緩衝帯)の整
備やバッファーゾーンへの牛の放牧を推進する。さらに、モデル地区を選定し
て、地域と行政が連携し、個体数調整、被害防除、生息地管理を集落ぐるみで
総合的に取り組むことを検討する。
② 里山の整備
集落周辺において、人と野生鳥獣の境界となるように、バッファーゾーンの
整備や、天然林(里山林)の間伐、除伐を行う。併せて、集落の奥山林には、
野生鳥獣の餌場や住処となるよう広葉樹植栽を行い、人と野生鳥獣の棲み分け
を促す里山環境整備を行う。
4)ニホンザル対策の強化
集落が一丸となって追い払いを実施できる体制整備に努めるとともに、テレメ
トリー調査による行動圏、生息頭数の調査、被害状況調査などを行い、被害状況
に応じて群れの個体数調整捕獲の実施を検討する。
3 対象鳥獣の捕獲等に関する事項
(1)対象鳥獣の捕獲体制
6
捕獲体制については、従来どおり猟友会各支部に捕獲業務を委託し、捕獲班を編成
する。なお、近隣市町と連携した広域有害鳥獣捕獲を行う際は、広域有害鳥獣捕獲班
を編成する。
猟友会各支部の捕獲班員の高齢化が進んでいるため、狩猟免許取得経費や猟銃所持
許可更新手数料等への補助を行い、捕獲班員の負担軽減や人材の確保・育成を図る。
また、捕獲班のサポートを目的に市職員による鳥獣被害対策実施隊を編成している
が、捕獲体制の強化を図るために、対象鳥獣の捕獲を目的とした民間隊員を含む実施
隊への再編成を検討する。
(2)その他捕獲に関する取組
年度
対象鳥獣
イノシシ
取組内容
捕獲体制強化
ニホンジカ
・近隣市町と連携した広域有害鳥獣捕獲の実施
ニホンザル
・捕獲檻・柵設置に対する支援
ツキノワグマ
平成
26~28
年度
・有害鳥獣捕獲通報システムの導入推進
ヌートリア
・捕獲頭数増加のための仕組みや捕獲方法等の検討
タヌキ
・ツキノワグマについては、府の捕獲許可により対
アライグマ
その他獣類
応し市保有の捕獲檻の貸出し
捕獲班員の確保・育成
カラス
その他鳥類
・狩猟免許取得に対する支援
・猟銃所持許可更新手数料の支援
・猟銃購入経費の支援
・捕獲班員の負担軽減及び猟銃所持者の技術向上の
ための支援策の検討
・捕獲技術向上のための講習会の開催
(3)対象鳥獣の捕獲計画
(ア)捕獲計画数等の設定の考え方
捕獲計画数等の設定の考え方
イノシシ
平成23年度以降、捕獲頭数は1,000頭を下回っているが、被
害額は依然として高い水準で推移していること、また、イノシシは多
産であり自然増加率が高いことから個体数が減少していると推測でき
ない状況にあり、ピーク時の1,800頭を設定する。
ニホンジカ
捕獲頭数は増加傾向にあるが、被害地域が拡大していることから、
個体数が減少していると推測できない状況にあり、平成26年度はピ
7
ーク時の1,600頭を設定する。平成27年度以降は被害地域の拡
大により捕獲従事者が増加することを考慮に入れ、前年度の捕獲頭数
に対し毎年200頭の増加を目標とする。
ニホンザル
京都府の特定鳥獣保護管理計画-ニホンザル-に基づき加害個体の
捕獲(有害鳥獣捕獲)を11頭に設定する。
ただし、人慣れ・加害レベルが悪化している個体群は群単位の捕獲
(個体数調整捕獲)を検討する。
ヌートリア
捕獲頭数、被害ともに減少していることから、現行の捕獲頭数を維
持するため、過去5年間の平均値を参考に70頭を設定する。
タヌキ
被害が減少していることから、現行の捕獲頭数を維持するため、過
去5年間の平均値を参考に70頭を設定する。
アライグマ
捕獲頭数及び被害は年度毎に変動している。農作物被害に加え、寺
その他獣類
社、民家への侵入等生活環境被害が発生している状況から、ピーク時
の160頭を設定する。
ツキノワグマ
京都府第11次鳥獣保護事業計画および特定鳥獣保護管理計画-ツ
キノワグマ(第3期)に基づき、被害発生防除対策を講じた上で捕獲・
学習放獣等を実施し、市民の安全の確保と人とクマの棲み分けを図る。
府の保護管理計画に基づいて実施する必要があるため、捕獲計画数
は設定しない。
カラス
捕獲羽数は平成24年度に増加しているが、被害が高い水準で推移
その他鳥類
していることから個体数が減少していると推測できない状況にある。
捕獲檻の増設を考慮し、前計画と同数の600羽を設定する。
(イ)捕獲計画数等
対象鳥獣
捕獲計画数等(有害鳥獣捕獲)
平成26年度
平成27年度
平成28年度
イノシシ
1,800頭
1,800頭
1,800頭
ニホンジカ
1,600頭
1,800頭
2,000頭
ニホンザル
11頭
11頭
11頭
ヌートリア
70頭
70頭
70頭
タヌキ
70頭
70頭
70頭
160頭
160頭
160頭
600羽
600羽
600羽
アライグマ
その他獣類
カラス
その他鳥類
8
有害鳥獣捕獲実績
頭、匹、羽
2,000
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
H20
H21
H22
H23
H24
1,787
1,126
1,880
780
899
シカ
652
1,094
1,083
1,206
1,540
サル
23
13
52
28
56
ヌートリア
87
91
56
38
11
タヌキ
56
40
95
41
84
アライグマ
その他獣類
61
52
112
51
157
カラス
その他鳥類
483
324
331
252
470
イノシシ
(ウ)捕獲等の取組内容
捕獲等の取組内容
イノシシ
・捕獲手段
ニホンジカ
:くくりわな、捕獲檻、捕獲柵、銃器
侵入防止柵と一体的なわなを設置
・捕獲の実施予定時期 :通年
ニホンザル
・捕獲予定場所
:市内全域
・捕獲手段
:銃器、捕獲檻、大型捕獲柵(個体数調整捕獲)
・捕獲の実施予定時期 :通年
・捕獲予定場所
:丹後町、弥栄町(ハナレザルは市内全域)
ヌートリア
・捕獲手段
:捕獲檻
タヌキ
・捕獲の実施予定時期 :通年
9
アライグマ
・捕獲予定場所
:市内全域
カラス
・捕獲手段
:銃器及び捕獲檻
その他鳥類
・捕獲の実施予定時期 :通年
その他獣類
・捕獲予定場所
:市内全域
(4)許可権限委譲事項
対象地域
対象鳥獣
イノシシ、ニホンジカ、ニホンザル等の有害鳥獣捕獲許可事務につ
いては、地方自治法第252条の17の2第1項及び京都府の事務処
市内全域
理の特例に関する条例に基づき、京丹後市に既に事務委任されてお
り、事務執行において支障等もないことから、現行どおり実施してい
くものとする。
(平成12年度より京都府から権限委譲済み)
4.防護柵の設置その他の対象鳥獣の捕獲以外の被害防止施策に関する事項
(1)侵入防止柵の整備計画
対象鳥獣
イノシシ
ニホンジカ
ニホンザル
整備内容
防護柵種類
平成26年度
平成27年度
平成28年度
電気柵・金網柵等
サル用金網一体
75km
75km
75km
型電気柵等
ツキノワグマ
電気柵
(2)その他被害防止に関する取組
年度
対象鳥獣
イノシシ
ニホンジカ
ニホンザル
平成26~
28年度
ツキノワグマ
取組内容
・鳥獣被害対策実施隊による防護柵の設置や管理に対
する指導
・集落ぐるみの取組(集落の農地全体を囲う防護柵の
設置)に向けた地元調整・推進活動の実施
ヌートリア
・緩衝帯の整備
タヌキ
・里山の整備
アライグマ
・集落・農地の生ゴミ・不要残渣、放任果樹の除去の
その他獣類
普及啓発
10
カラス
・被害対策講習会の開催
その他鳥類
ニホンザル
・ロケット花火による集落主体の追い払い体制の整備
・発信機を取り付け、行動パターンの把握、調査
5.被害防止施策の実施体制に関する事項
(1)被害防止対策協議会に関する事項
名 称
京丹後市野生鳥獣被害対策協議会
構成機関の名称
役 割
京都府猟友会
・有害鳥獣捕獲
中郡支部猟友会
・野生鳥獣および狩猟に関する知識・経験を生かし、農家
京都府猟友会
組合等に対する鳥獣被害防止対策の助言・指導
竹野郡支部猟友会
・新規狩猟免許取得者に対し、効果的な捕獲方法等の指導
京都府猟友会
・狩猟期間における捕獲鳥獣の情報提供
久美浜支部猟友会
・林業者等からの被害状況を把握し、山林における鳥獣被
丹後地区森林組合
害の情報提供
・緩衝帯の整備及び整備後の管理に対し指導・助言
京都府農業共済組合丹後 ・共済加入者からの被害状況を把握し、農地における鳥獣
支所
被害の情報提供
・先進的な取組、近隣市町村の状況など広域的な視点から
情報提供
京都府(丹後地域野生鳥獣
・農林業被害、環境被害対策の立案
被害対策チーム)
・広域有害鳥獣捕獲の調整
・被害防止技術の支援及び普及
・モデル事業の推進
京丹後市農業委員会
京丹後市農業経営者会議
京丹後市
・農業委員を通じ農家からの被害状況を把握し、農地にお
ける鳥獣被害の情報提供
・農家からの被害状況を把握し、農地における鳥獣被害の
情報提供
・事務局を置き、総合窓口として総合調整
11
(2)関係機関に関する事項
関係機関の名称
京都農業協同組合
役 割
・農家組合や農家からの被害状況を把握し、農地における
鳥獣被害の情報提供
・防護柵資材等の購入者に対し、効果的な資材及び設置方
法を指導
丹後地域野生鳥獣広域捕 ・丹後地域の各市町の境界を越える広域的な捕獲を行うた
獲協議会
めに必要な事項を協議
丹後・但馬地域野生鳥獣被 ・京都府兵庫府県の境界を越える広域的な捕獲を行うため
害対策連絡協議会
に必要な事項を協議
(3)鳥獣被害対策実施隊に関する事項
平成23年度に捕獲班のサポートと、追い払いや防除技術の指導に従事する鳥獣被害
対策実施隊を市職員で編成しているが、捕獲体制の強化を図るために、対象鳥獣の捕獲
を目的とした民間隊員を含む実施隊への再編成を検討する。
(4)その他被害防止施策の実施体制に関する事項
市職員により編成されている実施隊により、追い払いや防除技術の指導を行う中で、
集落が一丸となった防除体制の整備を図る。
6.捕獲等をした対象鳥獣の処理に関する事項
捕獲した対象鳥獣の処理については、焼却場での焼却処分及び現地埋設処分を基本
とする。
また、イノシシ、ニホンジカについては、市が建設した食肉処理施設へ運搬し、地
域資源として有効活用を行う。
7.その他被害防止施策の実施に関し必要な事項
特になし
12
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