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第18号

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第18号
北星
第50期 第18 号
ノースウエスト航空日本支社労働組合
〒286−0202
千葉県富里市日吉倉223−1東ビル 303 号室
0476−93−2919
2010年8月25日 発行
E-mail : [email protected]
ホームページ : http://www.h7.dion.ne.jp/~
nwunion/
8 月 10 日の団交を受け、要望書を提出
春闘の会社最終案については団交速報第 16 号でお伝えいたしました。執行部では 8 月 10 日に行
われた労使交渉で会社から新たに提案されたプロフィットシェアリングについて、以下のような
理由で除外するよう要請しておりました。
① 何らかのカットを受けなければ、プロフィットシェアリングを受ける権利を得られないとい
うならば、一時金のカットや定昇の凍結など、長年の削減に貢献してきた日本地区従業員も
十分にその権利を要していると考える。
② この時期にきて労働協約書に盛り込みたいという会社の姿勢は春闘を不用意に延ばしている
だけでなく、今までの労使協議を無にし、
更には良好な労使関係構築を遠のかせると考える。
③ プロフィットシェアリングは、その対象期間、対象内容、対象者などを精査するのに時間を
要するため、春闘は今後も引き続くことが懸念される。
この間、執行部では春闘妥結には、プロフィットシェアリングが労働協約書に盛り込まれるか否
かが、一番の焦点と考え、人事ならびに R.アンダーソン CEO 宛てに以下の要望書を送りました。
春闘早期解決にむけた要望書
私どもノースウエスト航空日本支社労組では ATL 本社での検討時間や社内手続きがこれまでと
大きく異なる状況に戸惑いながらも、フロントライン労働者にとって安心して業務に専念できる
労働環境構築の実現のため一日も早く労働協約を締結すべく、日本支社長であるバーニアー氏を
はじめとしたマネージメントと話し合いを重ねた結果、通常の労働協約締結時期を大きく過ぎて、
やっと交渉の最終段階に迎えておりました。
しかしながら、本社からのプロフィットシェアリングを含めた更なる追加提案が、大変遺憾なこ
とに、終結間近となっていた労使協議に水を差す形となっております。
私ども日本地区従業員が長年昇給を諦めるなど多くの犠牲を払い会社に貢献してまいりました
ことは十分に理解していただいていることとは存じますが、このたびの春闘におきましても昨今
の経済状況や航空事情を鑑み、当初の私たちの要求から大幅な歩み寄りをはかり、ノースウエス
ト時代では難しかった労使の信頼関係の構築に向けた大きな一歩とを踏み出そうとした私どもの
姿勢は、従業員の声に耳を傾け、従業員を大切にするとデルタの理念を信じ、誠意をもって協議
に臨むことによって、首都、東京の羽田空港の乗り入れ再開が決まり、アジア・太平洋地区での
今後のデルタブランドのますますの拡大、発展を図ることに貢献したいという私たちの決意の表
れです。これまでの交渉を水の泡にすることなく、一歩立ち戻ったうえで、ひとつひとつ解決を
図っていくことが、双方の目指す早期調印に至ることにつながると確信致しております。
Re: Proposal for expediting FY2010 Spring Offensive and Bonus Negotiations
This letter serves to suggest that we get back to the main subject putting aside the
matters such as Profit Sharing in order to expedite our negotiations
We were in the final phase of our talk and very close to reach the agreement on our
CBA for the fiscal year 2010. It took us almost 6 months to reach this stage making
a compromise and at the same time developing good and healthy labor-management
relations with Mr. Bernier and HR management - Japan.
We believe that it is necessary to finalize Spring Offensive and Bonus Negotiations
first as soon as possible and move on to the other issues that the company has recently
brought up in order to expedite our talk and not to waste what we have made so far.
The early settlement helps develop employees’ motivations, which is crucial to grow
Delta brand in Japan where the big expansion of our business is expected.
8 月 24 日の会社最終案は、一時金 4.25-4.0-4.0 と定昇 2-2-1。
ただし、懸念のプロフィットシェアリングはオン・トップ(別枠)。
皆様にもお伝えしていましたとおり、当初会社側も交渉では一時金係数4.0−4.0−4.25の
可能性を示唆していましたが、最終的に ATL 本社の判断として、この内容を受け入れなかったも
のと考えます。執行部としても、こうした本社の意向が強く反映するデルタ航空の独自の組織体
系を実感しているとともに、以前皆様に周知し意見を伺った内容から若干の減額となる今回の内
容が最終案として提示されたことを、遺憾に思っております。以下は執行部で算出したモデルケ
ースです。
GRADE 4 STEP 13 の場合
基本給 296.200 円 (1 年目ステップ2 2 年目ステップ2 3 年目ステップ1)
1 年目
2 年目
3 年目
365.100
379.900
386.600
4−4−4.25 の場合
1.460.400
1.51.9600
1.643.050
4.623.050
4.25−4−4 の場合
1.551.675
1.519.600
1.546.400
4.617.675
基礎額(基本給+住宅手当+
扶養家族手当+運転手当)
差額
3 年間総額
5375
モデルケースでわかるように、マイナスの差額が生じています。しかしながら、前回の会社提案
の 1 年目、一時金 4.25 ヶ月〔プロフィットシェアリングは一時金 0.25 ヶ月分を上回った場合の
みその差額〕と今回の交渉で得られた一時金 4.25 ヶ月〔4.25 ヶ月を確定したうえでプロフィット
シェアリングはオン・トップ(別枠)
〕の最終案を比較した場合、後者の方がわれわれにとってよ
り良い選択と考えています。
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