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DISC奄美.indb
ディスクロージャー誌
2009
DISCLOSURE
奄美信用組合からみなさまへ
2
ごあいさつ
事業の組織
皆さまには、日頃より格別のご愛顧お
引き立てを賜わり、心から御礼申し上げ
ます。
このたび、当組合の現況(平成20年
度第53期)をまとめましたので、ご理
解を深めていただくための資料として、
ご高覧賜わりたいと存じます。
奄美信用組合は、地域の皆さまに本当
にお役に立てる金融機関をめざし、これ
まで以上に経営の健全性と基盤強化に努
めてまいりますので、一層のご支援とご
指導のほど、心からお願い申し上げます。
総代会
監事会
理事会
理事長
常務会
専務理事
常務理事
常勤理事
奄美信用組合 理事長 安 忠 雄
企画部
総務部
経
総
理
務
課
課
課
課
算
査
電
審
課
課
理
画
管
企
■昭和41年 4 月 1 日/本部制設置・導入
課
■昭和37年 6 月 4 日/瀬戸内信用組合を奄美信用組合に改称
査
■昭和31年 5 月11日/瀬戸内信用組合設立登記完了
監
当組合のあゆみ(沿革)
審査管理部
■昭和41年 8 月28日/主たる事務所を名瀬市へ移転
■昭和45年 6 月 1 日/喜界信用組合と合併 喜界支店、早町出張所承継
■昭和46年10月 1 日/電算室設置 給与、日計、出資金稼働
■昭和51年 1 月16日/創立20周年記念事業の一環として、名瀬市へ2,500万円寄贈
本店・各支店
■昭和56年 2 月24日/自営オンライン(当座、普通預金)スタート
■平成 3 年11月23日/総合オンラインスタート
創立40周年記念事業の一環として奄美群島内の福祉施設
■平成 8 年 5 月25日/
(22ヶ所)へ車椅子、テレビを寄贈
■平成10年 3 月31日/早期是正措置に基づく資産の自己査定実施
■平成11年 9 月27日/名瀬市役所内に共同 CD コーナーを設置
■平成12年11月20日/瀬戸内支店新築移転 業務開始
■平成13年 5 月20日/インターネットホームページ開設
■平成14年 5 月13日/信用組合共同センターへオンラインシステム移行
■平成14年 5 月20日/郵便貯金と ATM 提携スタート
■平成14年10月 1 日/生命保険窓販業務開始
■平成15年 4 月 1 日/社会福祉・医療事業団の年金担保融資業務開始
役員一覧(理事および監事の氏名・役職名)(平成21年 6 月20日現在)
理 事 長/安 忠雄
常務理事/松井 隆之
理
事/窪田 稔
理
事/浜田 好義
常勤監事/吉田 利輝
員外監事/市田 盛久
専務理事/丸田 昭英
常勤理事/川畑 敏彦
理
事/里見 弘寿
理
事/登山 恒勇
監
事/向井 浩
「インターネットバンキング・モバイルバンキング」サービ
■平成15年 7 月22日/
ス提供開始
■平成15年11月17日/第 5 次全銀システムの取扱開始
平成 20 年度 経営環境・事業概況
■平成16年 3 月16日/監査法人トーマツと業務契約を締結
■平成16年 4 月 1 日/ATM カード入金取扱開始
■平成16年 5 月17日/しんくみ CD キャッシング取扱開始
■平成17年 2 月21日/決済用預金(無利息型普通預金)取扱開始
■平成17年 9 月 1 日/カードによる ATM での振込取扱開始
■平成17年10月17日/郵貯現金相互入金取扱開始
■平成18年 1 月 4 日/
信組・第 2 地銀・信金・労金によるカードでの相互入金取扱
開始
■平成18年 4 月17日/FSS(ファイルセキュリティシステム)の稼働開始
■平成18年 6 月12日/為替「定額自動送金」の取扱開始
■平成18年 6 月24日/創立50周年記念式典・祝賀会開催
■平成19年 5 月 7 日/SKC センター第 5 次システムの稼働開始
■平成20年 4 月 4 日/龍郷町の量販小売店に共同 ATM コーナーを設置
■平成20年12月15日/小浜支店地区内の量販小売店に ATM コーナーを設置
事業方針
■理念
・組合員への奉仕
・地域社会への貢献
■経営方針
・共存共栄の実を上げるため組合員の増加と資金の充実を図る
・組合員企業の繁栄と生活向上を推進するため業務の効率化・
合理化につとめる
・適正な資金需要については機会を失することのないよう迅速
にこれを処理する
・労を厭わず業務に精励し、もって組合員及び地域社会の発展
に寄与する
・感謝と謙虚の念を保持し、自己啓発と人格の向上につとめる
平成20年度における信用組合は、世界的な景気後退の影響により国内経済は低迷
し、主たる取引先である中小零細事業者や地域の生活者は急激な景気の悪化に見舞わ
れ、これに対応した中小企業金融の円滑化への取組が一層強く求められた一年であり
ました。
当組合の業績については、公共事業の激減や個人消費の低迷から奄美経済は依然厳
しい局面にあり、景気回復には程遠い状況の中にあって、預金積金は61,730百万円
であり堅調に推移しているものの、貸出金は42,938百万円となり、主たる取引先で
ある中小零細事業者の業況は一段と厳しい状況にあることや、金融機関間の競争が一
層激化していることなどを反映し低調にとどまっています。収益面では有価証券減損
処理、個別貸倒引当金の追加引当、固定資産の減損処理、退職給付引当金等により、
当期純損失244百万円となりました。
平成21年度は健全経営に徹し、更なる地域密着型金融を推進し、組合員の多様化・
高度化するニーズにきめ細かく対応していくとともに、将来を見据えた明確な経営戦
略に基づく事業運営を行っていくことが肝要であります。
このような厳しさを増す経済環境を踏まえ、地域経済を支える中小零細事業者や地
域に暮らす生活者の金融の円滑化のための協同組合組織金融機関として、地域活性化
につながる使命・役割を果たし幅広いサービスを提供する必要があります。そのため
には「顧客志向経営の徹底」「取引基盤の強化」「顧客への情報提供」「地域社会への
積極的参加」
「経営理念の徹底」
「人材の育成」
「収益力の強化」
「内部管理態勢の充実」
「ディスクロージャーの推進」「総合力の発揮」を重点課題と捉え、内部統制を図り役
職員総力を挙げて取組んでまいります。
組合員の推移
区
分
平成19度末
(単位:人)
平成20年度末
個
人
29,644
29,829
法
人
1,613
1,608
合
計
31,257
31,437
3
総代会について
■総代会の仕組みと機能
総代会は、信用組合の組合員から選ばれた総代によって構成される信用組合の最高意思決定機関です。
総代会は、定款の変更や決算承認、理事・監事の選任等信用組合の運営に関する重要事項を決議します。
総代会の開催につきましては毎年 6 月に通常総代会を、また必要に応じて臨時総代会を開催します。
■総代の役割
総代には、組合員の代表として総代会等において、組合員の信用組合に対する意見や要望を信用組合の経営に反映させる重要な役割が
あります。
■総代の選出方法
総代は「総代選挙規定」に基づき、営業店単位に14の地区より選出され、任期は 3 年です。地区ごとに定数を定めており、選出方法は、
立候補または推薦により届出のありました候補者について選挙を行っています。
■第53期通常総代会の報告
平成21年 6 月20日開催されました第53期通常総代会において、次の報告事項ならびに議決事項が上程され、原案のとおり承認可決され
ました。
●報告事項
1 .平成20年度第53期 事業報告、貸借対照表、損益計算書 報告の件
2 .監事の監査報告
●議決事項
第 1 号議案 平成20年度第53期 剰余金処分
(案)
承認の件
第 2 号議案 平成21年度第54期 事業計画及び収支予算
(案) 承認の件
第 3 号議案 平成21年度第54期における役員報酬総額 承認の件
第 4 号議案 定款第16条に基づく組合員除名の件
■総代のご紹介
平成21年 6 月20日現在
選 挙 区
本
小
店
浜
支
総代定数 総 代 氏 名 (合計110名)
区
店
23名
区
9名
永 田 橋 支 店 区
13名
瀬 戸 内 支 店 区
13名
(敬称略:五十音順)
荒垣 継生
勇 芳博
屋宮 重蔵
喜入 昭
小村 和好
積山幸太郎
田中 智
平 一孝
平 淳
竹山 正人
富田 一馬
富 勝久
浜田 正文
治山 強
前之濱久雄
松元 榮幸
松尾 典昭
三浦 サチ
恵 俊一
安田善次郎
山元 正隆
吉田 利夫
渡 博文
有村 文應
上原 克夫
皛納 建悟
竹田 政茂
當田謙次郎
西村 年生
浜手 栄男
原 正仁
盛 末和
岩崎 菊美
恵畑 達広
尾﨑 健一
屋 種夫
築地 俊造
都成俊一郎
成田 博宗
野崎 亦雄
畠 義利
浜田 幸雄
深佐 千尋
向井 勇人
村 上 稔
勇 勝四郎
勇 健一
小川純一郎
桂 久和
高田 幸三
田原 清宏
富田 正之
信島 一
藤野 修一
松村 保宏
政岡 博重
泰江 徹
油井 大国
有川 貞好
大山 国雄
屋 美佐男
里 和郎
前田 幸男
重枝 哲能
重野 寛輝
前田 豊成
山 田 隆
大友 満輝
杉浦 治俊
中村 真典
渡 秀美
木下 修一
徳田 哲也
渕上平八郎
宮本 仁
元田喜一郎
吉川 清吾
吉村 辰巳
笠
利
支
店
区
6名
竜
郷
支
店
区
6名
宇
検
支
店
区
4名
徳 之 島 支 店 区
7名
天
城
支
店
区
5名
神田 和基
徳田 正久
永岡 敏裕
藤田 弘喜
前田 伍一
喜
界
支
店
区
5名
中山 続
中村昭一郎
比嘉 武徳
峰山 常功
吉川 文浩
伊
仙
支
店
区
4名
上木 敏之
清瀬 辰郎
前元 哲郎
宮岡 猛
長
浜
支
店
区
7名
伊勢 徹二
納 教芳
里 不二男
玉野 勉
日置 洋和
山下 哲郎
沖永良部支店区
4名
中原 克美
肥後 忠仁
前 登志朗
嶺元真之助
知
4名
染川 實麿
東山 榮三
宗岡須賀美
吉俣 文一
名
支
店
区
南 利郎
里山 雅家
嘉原 卓朗
中本 英一
4
経理・経営内容
貸借対照表
科
目
( 資
産
の
部 )
現
金
預
け
金
全 信 組 連 短 期 資 金
買
入
手
形
コ
ー
ル
ロ
ー
ン
買
現
先
勘
定
債券貸借取引支払保証金
買
入
金
銭
債
権
金
銭
の
信
託
商
品
有
価
証
券
商
品
国
債
商
品
地
方
債
商 品 政 府 保 証 債
その他の商品有価証券
有
価
証
券
国
債
地
方
債
短
期
社
債
社
債
株
式
そ の 他 の 証 券
貸
出
金
割
引
手
形
手
形
貸
付
証
書
貸
付
当
座
貸
越
外
国
為
替
外 国 他 店 預 け
外
国
他
店
貸
買 入 外 国 為 替
取 立 外 国 為 替
そ
の
他
資
産
未 決 済 為 替 貸
全 信 組 連 出 資 金
商 工 中 金 出 資 金
前
払
費
用
未
収
収
益
先 物 取 引 差 入 証 拠 金
先 物 取 引 差 金 勘 定
保 管 有 価 証 券 等
金 融 派 生 商 品
そ の 他 の 資 産
有
形
固
定
資
産
建
物
土
地
建
設
仮
勘
定
その他の有形固定資産
無
形
固
定
資
産
ソ フ ト ウ ェ ア
の
れ
ん
その他の無形固定資産
繰
延
税
金
資
産
再評価に係る繰延税金資産
債
務
保
証
見
返
貸
倒
引
当
金
(うち個別貸倒引当金)
資
産
の
部
合
計
金
平成19年度
2,619,196
17,092,582
額
平成20年度
2,482,165
17,227,962
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
1,960,325
158,087
10,083
2,098,372
220,750
10,080
―
―
1,406,410
3,884
381,860
44,097,008
1,140,272
1,905,846
34,808,901
6,241,988
1,484,780
72,922
309,840
42,938,680
812,775
1,736,723
34,288,800
6,100,381
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
776,744
14,963
200,000
70,250
656,311
19,887
200,000
―
―
―
140,690
126,223
―
―
―
―
―
―
―
―
350,840
959,538
345,862
521,807
310,199
815,953
307,853
428,359
―
―
91,868
3,822
―
79,739
6,446
2,623
―
―
3,822
163,620
3,822
133,965
―
―
925,056
△1,297,595
( △1,213,327)
751,876
△1,359,571
( △1,302,355)
67,300,298
65,752,162
(単位:千円)
目
債
の
部
)
金
積
金
当
座
預
金
普
通
預
金
貯
蓄
預
金
通
知
預
金
定
期
預
金
定
期
積
金
そ の 他 の 預 金
譲
渡
性
預
金
借
用
金
借
入
金
当
座
借
越
再
割
引
手
形
売
渡
手
形
コ
ー
ル
マ
ネ
ー
売
現
先
勘
定
債券貸借取引受入担保金
コ マ ー シ ャ ル・ ペ ー パ ー
外
国
為
替
外 国 他 店 預 り
外
国
他
店
借
売 渡 外 国 為 替
未 払 外 国 為 替
そ
の
他
負
債
未 決 済 為 替 借
未
払
費
用
給 付 補 て ん 備 金
未 払 法 人 税 等
前
受
収
益
払
戻
未
済
金
職
員
預
り
金
先 物 取 引 受 入 証 拠 金
先 物 取 引 差 金 勘 定
借 入 商 品 債 券
借 入 有 価 証 券
売 付 商 品 債 券
売
付
債
券
金 融 派 生 商 品
そ の 他 の 負 債
賞
与
引
当
金
退 職 給 付 引 当 金
役 員 退 職 慰 労 引 当 金
睡眠預金払戻損失引当金
偶 発 損 失 引 当 金
特 別 法 上 の 引 当 金
金融商品取引責任準備金
繰
延
税
金
負
債
再評価に係る繰延税金負債
債
務
保
証
負
債
の
部
合
計
( 純 資 産 の 部 )
出
資
金
普
通
出
資
金
優
先
出
資
金
優 先 出 資 申 込 証 拠 金
資
本
剰
余
金
資
本
準
備
金
そ の 他 資 本 剰 余 金
利
益
剰
余
金
利
益
準
備
金
そ の 他 利 益 剰 余 金
特
別
積
立
金
(経営安定化積立金)
当 期 未 処 分 剰 余 金
自
己
優
先
出
資
自己優先出資申込証拠金
組 合 員 勘 定 合 計
その他有価証券評価差額金
繰 延 ヘ ッ ジ 損 益
土 地 再 評 価 差 額 金
評 価・ 換 算 差 額 等 合 計
純 資 産 の 部 合 計
負債及び純資産の部合計
(
預
科
負
金
平成 19 年度
62,860,556
158,935
19,299,420
202,170
515,800
38,831,819
3,703,443
148,967
額
平成 20 年度
61,730,773
151,919
19,512,622
180,796
101,500
37,961,455
3,658,847
163,632
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
275,126
17,298
133,695
3,432
1,976
14,799
35,870
43,117
247,144
16,239
118,010
5,117
1,976
10,631
22,546
46,751
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
24,937
25,871
―
―
―
100,650
5,000
2,450
78,396
109,496
3,000
3,189
―
―
―
―
―
―
―
―
925,056
64,168,840
751,876
62,923,876
793,419
793,419
802,022
802,022
―
―
―
―
―
―
―
―
―
2,302,124
740,000
1,562,124
1,450,000
(600,000)
112,124
―
―
3,095,543
35,915
―
―
2,041,833
755,000
1,286,833
1,500,000
(650,000)
△213,166
―
―
2,843,855
△15,570
―
―
―
35,915
3,131,458
67,300,298
△15,570
2,828,285
65,752,162
5
貸借対照表の注記事項
1 .記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。なお、以下の注記につい
ては、表示単位未満を切り捨てて表示しております。
2 .有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法
(定額法)、その他有価証券のうち時価のあるものについては事業年度末の市場価格
等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)
、時価のないもの
については移動平均法による原価法により行っております。なお、その他有価証券
の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
3 .有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定率法(ただし、平成10年 4
月 1 日以後に取得した建物(建物附属設備を除く)については定額法)を採用して
おります。また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物 22年~50年
そ の 他 3 年~20年
4 .無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は定額法により償却しております。
なお、自社利用のソフトウェアについては、当組合内における利用可能期間( 5 年)
に基づいて償却しております。
5 .貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しており
ます。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する
実務指針」
(日本公認会計士協会 ・ 銀行等監査特別委員会報告第 4 号)に規定する
正常先債権及び要注意先債権に相当する債権については、一定の種類毎に分類し、
過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき引当て
ております。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める額
を引当てております。破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権については、
債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額を
引当てております。全ての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署の
協力の下に資産査定部署が資産査定を実施しており、その査定結果により上記の引
当てを行っております。
6 .退職給付引当金は、 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職
給付債務(適格退職年金制度における責任準備金を退職給付債務とする簡便法)及
び年金資産の見込額に基づき必要額を計上しております。
また、当組合は、複数事業主(信用組合等)により設立された企業年金制度(総合
型厚生年金基金)を採用しております。 当該企業年金制度に関する事項は次のとお
りです。
(1)制度全体の積立状況に関する事項(平成20年 3 月31日現在)
年金資産の額
316,216百万円 年金財政計算上の給付債務の額
352,905百万円 差引額
△36,689百万円 (2)制度全体に占める当組合の掛金拠出割合
(自平成19年 4 月 1 日 至平成20年 3 月31日)
0.587% 7 .役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため「役員の退職
慰労金に関する内規」に基づく当事業年度末要支給額を計上しております。
8 .睡眠預金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠預金について預金者からの払戻請
求による支払いに備えるため、過去の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計
上しております。
9 .偶発損失引当金は、信用保証協会の責任共有制度による負担金の将来における支
出に備えるため、将来の負担金支出見込額を計上しております。
10.所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成20年 4
月 1 日前に開始する事業年度に属するものについては、通常の賃貸借取引(又は売
買取引)に準じた会計処理によっております。
11.消費税及び地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
12.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債権総額 268百万円
13.有形固定資産の減価償却累計額
1,137百万円
14.貸出金のうち、破綻先債権額は1,017百万円、延滞債権額は2,370百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本または利息の支払いの遅延が相当期間継続しているこ
とその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込がないものとして未収
利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計
上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第 1
項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第 4 号に規定する事由が生じている
貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経
営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払いを猶予した貸出金以外の貸出
金であります。
15.貸出金のうち、 3 か月以上延滞債権額は10百万円であります。
なお、 3 か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払いが約定支払日の翌日から 3
か月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものでありま
す。
16.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は183百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、
金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利と
なる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3 か月以上延滞債権に該当
しないものであります。
17.破綻先債権額、延滞債権額、 3 か月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合
計額は3,582百万円であります。
なお、14.から17.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
18.貸借対照表に計上した有形固定資産のほか、電子計算機、電話・複写機等につい
てリース契約により使用しております。
19.手形割引により取得した商業手形は、812百万円であります。
20.担保に提供している資産として、 公金取扱いのために預け金 2 百万円を担保提供
しております。
上記のほかに為替決済、全国信用組合保証基金、当座借越担保、九州信用組合共済
基金として預け金4,461百万円を担保提供しております。また、預け金のうち定期
預金1,000百万円については、期限前解約時の清算金条項が付されております。
21.出資 1 口当たりの純資産額は3,526円44銭です。
22.有価証券の時価、評価差額等に関する事項は次のとおりであります。
⑴ 売買目的有価証券に区分した有価証券はありません。
⑵ 満期保有目的の債券で時価のあるものはありません。
⑶ 子会社・子法人等株式及び関連法人等株式に区分した有価証券はありません。
⑷ その他有価証券で時価のあるもの
取得原価
株 式
債 券
国 債
地方債
社 債
そ の 他
合 計
貸借対照表
評価差額
計 上 額
1百万円
0百万円
1,715 △9 220 4 10 0 1,484 △14 209 △15 1,926 △23 0百万円
1,724 215 9 1,498 224 1,950 うち益
0百万円
11 4 0 6 2 14 うち損
―百万円
20 ― ― 20 17 37 注 1 .貸借対照表計上額は、当事業年度末における市場価格等に基づく時価により
計上したものであります。
2 .「うち益」「うち損」はそれぞれ「評価差額」の内訳であります。
3 .その他有価証券で時価のあるもののうち、当該有価証券の時価が取得原価に
比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込があると認め
られないものについては、当該時価をもって貸借対照表価額とするとともに、
評価差額を当事業年度の損失として処理(以下「減損処理」という。)して
おります。当事業年度における減損処理額は、証券投資信託 d および株式に
ついて32百万円減損処理を行っております。
23.当期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
24.時価のない有価証券のうち、主なものの内容と貸借対照表計上額は、次のとおり
であります。
内容
貸借対照表計上額
満期保有目的の債券
非上場外国証券
その他有価証券 非上場株式 100百万円
71百万円
25.その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の期間毎の償還予
定額は次のとおりであります。
1 年以内
債 券
国 債
地方債
社 債
そ の 他
合 計
396百万円
6 ― 390 15 412 1 年超
5 年以内
722百万円
111 10 600 ― 722 5 年超
10年以内
596百万円
103 ― 493 ― 596 10年超
―百万円
― ― ― 100 100 26.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客から融資実行
の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の
限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。 これらの契約に係る融資
未実行残高は、5,594百万円であります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未
実行残高そのものが必ずしも当組合の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるも
のではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全、その
他相当の事由があるときは、当組合が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極
度額の減額をすることができる旨の条件が付けられております。また、契約時にお
いて必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予
め定めている当組合内手続きに基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の
見直し、与信保全上の措置等を講じております。
27.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の内訳は、それぞれ以下のとおりで
あります。
繰延税金資産
貸倒引当金
減価償却超過
254百万円
24 役員退職慰労引当金
33 有価証券評価損
15 税務上の繰越欠損金
33 その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
― ― 33 退職給付引当金
有価証券評価差額金
繰延税金負債
繰延税金負債合計
7 75 478 △344 133 繰延税金資産の純額
133百万円
6
経理・経営内容
損益計算書
科
経
資
役
そ
そ
経
資
役
そ
経
そ
経
目
常
収
益
金 運 用 収 益
貸 出 金 利 息
預 け 金 利 息
全信組連短期資金利息
買 入 手 形 利 息
コールローン利息
買 現 先 利 息
債券貸借取引受入利息
有価証券利息配当金
金利スワップ受入利息
その他の受入利息
務 取 引 等 収 益
受 入 為 替 手 数 料
その他の役務収益
の 他 業 務 収 益
外 国 為 替 売 買 益
商品有価証券売買益
国債等債券売却益
国債等債券償還益
金融派生商品収益
その他の業務収益
の 他 経 常 収 益
株 式 等 売 却 益
金銭の信託運用益
その他の経常収益
常
費
用
金 調 達 費 用
預
金
利
息
給付補てん備金繰入額
譲 渡 性 預 金 利 息
借 用 金 利 息
売 渡 手 形 利 息
コールマネー利息
売 現 先 利 息
債券貸借取引支払利息
コマーシャル・ペーパー利息
金利スワップ支払利息
その他の支払利息
務 取 引 等 費 用
支 払 為 替 手 数 料
その他の役務費用
の 他 業 務 費 用
外 国 為 替 売 買 損
商品有価証券売買損
国債等債券売却損
国債等債券償還損
国 債 等 債 券 償 却
金融派生商品費用
その他の業務費用
費
人
件
費
物
件
費
税
金
の 他 経 常 費 用
貸倒引当金繰入額
貸 出 金 償 却
株 式 等 売 却 損
株 式 等 償 却
金銭の信託運用損
そ の 他 資 産 償 却
その他の経常費用
常
利
益
平成19年度
1,771,410
1,596,169
1,432,087
123,350
平成20年度
1,699,619
1,539,146
1,379,664
119,963
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
30,621
―
10,111
154,291
67,858
86,432
19,123
科
特
28,356
11,161
151,459
65,456
86,002
4,845
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
433
189,418
23,195
166,223
80,643
―
―
―
―
―
―
―
―
23
1,266,184
852,285
401,179
12,720
15,708
―
△ 244,559
越
金
当 期 未 処 分 剰 余 金
18,376
―
112,124
―
―
―
698
―
―
―
―
―
6,545
△ 70,940
31,393
250,000
36,833
(百万円)
地 域
主な用途
種 類
瀬戸内町古仁屋
営業用店舗
事業用不動産(土地)
93
瀬戸内町古仁屋
営業用店舗
事業用不動産(建物)
37
天城町平土野
遊休不動産
所有不動産(土地)
合 計
減損損失
1
131
営業用店舗については、営業店(本店、各支店)毎に継続的な収支の把握をおこなっ
ていることから各営業店を、遊休資産は各資産をグルーピングの最小単位としており
ます。本部別館、倉庫等については独立したキャッシュ・フローを生み出さないこと
から共用資産としております。
営業利益減少によるキャッシュ・フローの低下及び継続的な地価の下落等により、資
産グループ 2 ヵ所の帳簿価格を回収可能価額まで減額し、当該減少額131百万円を「減
損損失」として特別損失に計上しております。
なお、当期の減損損失の測定に使用した回収可能価額は正味売却価額であります。正
味売却価額は、
「不動産鑑定評価基準」
(国土交通省 平成14年 7 月 3 日改正)等に基
づき算定しております。
3 .出資 1 口当たりの当期純損失 302円58銭
31,670
10
1,231,345
823,268
394,833
13,243
104,069
96,826
42,208
(注)
1 .記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。なお、以下の注記については、
表示単位未満を切り捨てて表示しております。
2 .当期において、以下の資産について減損損失を計上しております。
―
―
15,708
9,422
1,976
40,232
444
179,165
22,520
156,644
31,680
―
80,620
1,803
93,748
―
―
△ 202,350
益
額
―
90,540
計
―
―
―
―
利
―
―
―
合
崩
868
131,761
純
取
132,629
―
税
―
―
558
繰
1,219
―
固 定 資 産 処 分 損
減
損
損
失
金融商品取引責任準備金繰入額
そ の 他 の 特 別 損 失
金
―
―
558
期
1,219
―
―
失
立
平成20年度
―
期
―
4,167
1,770,560
224,299
219,133
4,722
457
人
―
4,845
4,167
81,218
当
積
―
損
―
法
前
1,826
1,761,988
210,033
206,234
3,364
別
81,675
△ 5,010
△ 3,207
―
―
平成19年度
益
法人税・住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
―
―
利
税 引 前 当 期 純 利 益
―
―
別
固 定 資 産 処 分 益
貸 倒 引 当 金 戻 入 益
償 却 債 権 取 立 益
金融商品取引責任準備金取崩額
そ の 他 の 特 別 利 益
―
―
目
特
―
19,123
1,826
(単位:千円)
アマミノクロウサギ
7
経理・経営内容
剰余金処分計算書
科
目
平成19年度
平成20年度
当 期 未 処 分 剰 余 金
112,124
36,833
積
立
金
取
崩
額
―
剰
余
金
処
分
額
80,731
利
益
準
備
金
普通出資に対する配当金
15,000
15,731
項
人
手
当
648,162
601,495
21,033
退
職
給
付
費
用
132,978
144,084
5,000
16,033
そ
他
費
費
費
費
費
費
他
金
計
71,144
401,179
189,599
65,916
33,689
7,517
54,641
49,815
12,720
1,266,184
77,688
394,833
181,964
66,960
31,842
9,533
53,739
50,792
13,243
1,231,345
―
別
積
立
金
―
―
経 営 安 定 化 積 立 金
次
期
繰
越
50,000
金
31,393
―
―
件
事
固
事
人
減
そ
―
―
の
物
(-円につき-円の割合) (-円につき-円の割合)
退 職 給 与 積 立 金
823,268
料
(-円につき-円の割合) (-円につき-円の割合)
特
税
経
定
事
価
費
務
資
業
厚
償
の
産
生
却
合
15,799
役務取引の状況
粗利益
資
役
そ
業
業
科
目
資 金 運 用 収
資 金 調 達 費
金
運
用
収
役 務 取 引 等 収
役 務 取 引 等 費
務 取 引 等 収
そ の 他 業 務 収
そ の 他 業 務 費
の 他 業 務 収
務
粗
利
務
粗
利
益
(注)業務粗利益率=
益
用
支
益
用
支
益
用
支
益
率
平成19年度
1,596,169
210,033
1,386,136
154,291
189,418
△ 35,127
19,123
80,643
△ 61,519
1,289,489
2.07%
業務粗利益
×100
資金運用勘定計平均残高
(単位:千円)
平成20年度
1,539,146
224,299
1,314,846
151,459
179,165
△ 27,705
4,845
31,680
△ 26,834
1,260,307
2.00%
(単位:千円)
科
目
役 務 取 引 等 収 益
受 入 為 替 手 数 料
そ の 他 の 受 入 手 数 料
その他の役務取引等収益
平成19年度
154,291
67,858
86,432
平成20年度
151,459
65,456
86,002
―
―
役 務 取 引 等 費 用
支 払 為 替 手 数 料
そ の 他 の 支 払 手 数 料
その他の役務取引等費用
189,418
23,195
647
165,575
受取利息および支払利息の増減
項
目
受 取 利 息 の 増 減
支 払 利 息 の 増 減
平成19年度
52,255
89,269
業務純益
業
アカヒゲ
平成20年度
852,285
給
―
―
平成19年度
費
酬
(年2.0%の割合)
事業の利用分量に対する配当金
目
件
(単位:千円)
報
―
(年2.0%の割合)
優先出資に対する配当金
経費の内訳
(単位:千円)
項
務
目
純
益
平成19年度
32,966
アカショウビン
179,165
22,520
624
156,019
(単位:千円)
平成20年度
△ 57,023
14,266
(単位:千円)
平成20年度
64,859
8
経理・経営内容
自己資本の充実状況
項
(
自
目
己
資
出
平成19年度
本
資
平成20年度
)
金
793
802
―
―
優 先 出 資 申 込 証 拠 金
―
―
資
金
―
―
そ の 他 資 本 剰 余 金
―
―
利
特
次
そ
自
準
益
別
期
先
備
立
越
755
1,500
31
760
1,250
15
―
―
平成20年度
3,164
2,885
他の金融機関の資本調達
手段の意図的な保有相当額
―
―
負 債 性 資 本 調 達 手 段
及びこれに準ずるもの
―
―
期限付劣後債務及び期限付優先出資
並びにこれらに準ずるもの
―
―
非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク
削減手法として用いる保証又はクレジット・
デリバティブの免責額に係る控除額
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
基本的項目からの控除分を除く、自己資本控除とされ
る証券化エクスポージャー及び信用補完機能を持つ
I/O ストリップス(告示第223条を準用する場合を含む)
営
業
権
相
当
額 (△)
―
―
控 除 項 目 不 算 入 額 (△)
―
の
れ
ん
相
当
額 (△)
―
―
―
企 業 結 合 に よ り 計 上 さ れ る
無 形 固 定 資 産 相 当 額(△)
―
―
控
除
項
目
計 (D)
自 己 資 本 額 (C)
-
(D)
=
(E)
( リ ス ク・ ア セ ッ ト 等 )
証 券 化 取 引 に よ り 増 加 し た
自 己 資 本 に 相 当 す る 額 (△)
―
―
的
出
金
金
金
他
平成19年度
資 (△)
本
優
準
積
繰
の
目
自己優先出資申込証拠金
その他有価証券の評価差損 (△)
基
己
備
項
自 己 資 本 総 額 (A)
+
(B)
=
(C)
非累積的永久優先出資
本
(単位:百万円)
項
目 (A)
土地の再評価額と再評価の直前
の帳簿価額の差額の45%相当額
一 般 貸 倒 引 当 金
負 債 性 資 本 調 達 手 段 等
負 債 性 資 本 調 達 手 段
期限付劣後債務及び期限付優先出資
補 完 的 項 目 不 算 入 額 (△)
補
完
的
項
目 (B)
3,079
―
3,164
2,885
資 産( オ ン・ バ ラ ン ス ) 項 目
30,283
30,225
オ フ・ バ ラ ン ス 取 引 等 項 目
780
593
オペレーショナル・リスク相当額
を 8 % で 除 し て 得 た 額
2,703
2,581
57
リ ス ク・ ア セ ッ ト 等 計 (F)
33,767
33,400
57
単 体 Tier 1 比 率 (A/F)
単 体 自 己 資 本 比 率 (E/F)
2,827
―
84
―
―
―
―
―
―
―
―
84
―
9.12%
9.37%
8.46%
8.63%
(注) 1 .「協同組合による金融事業に関する法律第 6 条第 1 項において準用する銀行法第14条の 2 の規定に基づき、信用協同組合及び信用協同組合連合会がその保有する資産等に照ら
し自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第22号)」に係る算式に基づき算出しております。なお、当組合は国内基準を採用
しております。
2 .平成20年度以降の「その他有価証券の評価差損(△)」欄は、平成24年 3 月31日までの間は、平成20年金融庁告示第79号に基づく特例に従い当該金額を記載しておりません。な
お、特例を考慮しない場合の金額は次のとおりです。 15,570千円
1 .自己資本調達手段の概要(平成20年度末現在)
自己資本額は、基本的項目(Tier 1 )および補完的項目( Tier 2 )により構成されています。
自己資本額のうち、当組合が積み立てている以外のものとしては、基本的項目の中で地域のお客様よりお預かりしています出資金が
該当します。
2 .自己資本の充実度に関する評価方法の概要
自己資本の充実度に関しては、自己資本比率は国内基準である 4 %を大きく上回っており経営の健全性、安全性について十分確保し
ています。また、繰延税金資産が自己資本に占める割合は些少であり、ほとんど依存しておりません。
今後の自己資本の充実策としては、年間事業計画に基づく業務活動を着実に推進し、結果として得られる利益の蓄積による自己資本
の増加策を第一に考えております。また、地域のお客様のご協力を頂き出資金の増強に努めてまいります。
9
経理・経営内容
主要な経営指標の推移
区
分
平成16年度
平成17年度
(単位:千円)
平成18年度
平成19年度
平成20年度
経
常
収
益
1,842,814
1,749,918
1,722,974
1,771,410
経
常
利
益
140,139
292,861
93,685
16,872
△70,940
益
142,989
280,842
101,568
93,748
△244,559
60,428,816
48,291,684
1,457,009
65,265,811
2,647,947
8.03%
731,786
731,786口
14,649
125人
63,036,338
46,254,888
1,882,648
67,756,902
2,930,416
8.46%
751,159
751,159口
22,345
122人
62,141,089
45,252,051
2,087,641
66,764,376
3,042,845
8.87%
783,590
783,590口
15,674
121人
当
期
純
利
預 金 積 金 残 高
貸 出 金 残 高
有 価 証 券 残 高
総
資
産
額
純
資
産
額
自己資本比率(単体)
出
資
総
額
出 資 総 口 数
出資に対する配当金
職
員
数
62,860,556
44,097,008
1,960,325
67,300,298
3,131,458
9.37%
793,419
793,419口
15,731
125人
1,699,619
61,730,773
42,938,680
2,098,372
65,752,162
2,828,285
8.63%
802,022
802,022口
16,033
120人
(注)
1 .残高計数は期末日現在のものです。
2 .「自己資本比率(単体)
」の平成18年度以降の計数は、平成18年金融庁告示第22号により算出しております。
資金運用勘定、調達勘定の平均残高等
科
目
資金運用勘定
う
貸
出
ち
金
う
預
け
ち
金
う
ち
金融機関貸付等
う
ち
有 価 証 券
資金調達勘定
う
ち
預 金 積 金
う
ち
譲渡性預金
う
借
用
ち
金
利
年 度
19年度
平均残高
62,268百万円
1,596,169千円
2.56%
20年度
19年度
20年度
19年度
20年度
62,851
40,343
39,574
19,626
20,999
1,539,146
1,432,087
1,379,664
123,350
119,963
2.44
3.54
3.48
0.62
0.57
19年度
―
―
―
20年度
19年度
20年度
19年度
20年度
19年度
20年度
19年度
―
―
―
2,028
2,077
61,835
62,301
61,792
62,257
息
総資産利益率
30,621
28,356
210,033
224,299
209,599
223,855
利 回 り
1.50
1.36
0.33
0.36
0.33
0.35
―
―
―
20年度
19年度
―
―
―
―
―
―
20年度
―
―
―
オフバランス取引の状況
該当事項なし
先物取引の時価情報
該当事項なし
区
分
総 資 産 経 常 利 益 率
総資産当期純利益率
(注)
総資産経常
(当期純)
利益率=
平成19年度
0.02
0.14
(単位:%)
平成20年度
△0.10
△0.37
経常(当期純)利益
×100
総資産
(債務保証見返を除く)
平均残高
総資金利鞘等
区
分
資 金 運 用 利 回( a)
資 金 調 達 原 価 率( b)
資 金 利 鞘( a − b)
平成19年度
2.56
2.37
0.19
(単位:%)
平成20年度
2.44
2.32
0.12
10
経理・経営内容
有価証券、金銭の信託等の取得価格または契約価格、時価及び評価損益(単位 : 百万円)
取得価格
または契約価格
時 価
19年度末
1,921
1,960
38
20年度末
2,121
2,098
△23
19年度末
―
―
―
20年度末
19年度末
―
―
―
―
―
―
20年度末
―
―
―
項 目
有
価
証
券
金 銭 の 信 託
デリバティブ等
商
品
項 目
為 替 売
平成19年度
平成20年度
―
―
商 品 有 価 証 券 売 買 益
―
―
国
買
国 債 等 債 券 売 却 益
1
国 債 等 債 券 償 還 益
―
金 融 派 生 商 品 収 益
―
そ の 他 の 業 務 収 益
そ の 他 業 務 収 益 合 計
預
貸
預
証
率
率
(単位:%)
平成19年度
平成20年度
(期 末)
70.15
69.55
(期中平均)
65.28
63.56
(期 末)
3.11
3.39
(期中平均)
3.28
3.33
1店舗当りの預金および貸出金残高
区 分
1 店 舗 当 り の 預 金 残 高
1店舗当りの貸出金残高
平成19年度末
4,490
3,149
(単位:百万円)
平成20年度末
4,409
3,067
(単位:百万円)
益
外
区 分
評価損益
(注) 1 .
「時価」は、
「金融商品に係る会計基準の設定に関する意見書」
(企業会計審議会:
平成11年1月22日)に定める時価に基づいて表示しております。なお、時価のな
いものについては、帳簿価格で表示しております。
2 .デリバティブ等商品とは、金融先物商品やデリバティブ商品(協同組合による
金融事業に関する法律施行規則第41条第1項第5号に掲げる取引)です。
その他業務収益の内訳
預貸率および預証率
―
職員1人当りの預金および貸出金残高
―
―
18
19
4
4
区 分
職員1人当りの預金残高
職員1人当りの貸出金残高
平成19年度末
491
344
(単位:百万円)
平成20年度末
505
351
資 金 調 達
預金種目別平均残高
種 目
流 動 性 預 金
定 期 性 預 金
譲 渡 性 預 金
その他の預金
合 計
平成19年度
金 額
構成比
19,463
31.5
42,328
68.5
平成20年度
金 額
構成比
19,454
31.2
42,802
68.8
―
―
―
―
―
―
―
―
61,792
100.0
定期預金種類別残高
62,257
100.0
平成19年度末
38,831
平成20年度末
37,961
―
―
そ の 他 の 定 期 預 金
―
―
計
38,831
区 分
個
法
人
人
一般法人
金融機関
公
金
合
計
平成19年度末
金 額
構成比
46,668
74.2
16,191
25.8
13,444
21.4
1,108
1.8
1,639
2.6
62,860
100.0
財形貯蓄残高
(単位:百万円)
区 分
固 定 金 利 定 期 預 金
変 動 金 利 定 期 預 金
合
預金者別預金残高
(単位:百万円、
%)
財
形
項 目
貯 蓄 残
高
(単位:百万円、%)
平成20年度末
金 額
構成比
47,572
77.1
14,157
22.9
11,885
19.3
663
1.0
1,609
2.6
61,730
100.0
(単位:百万円)
平成19年度末
平成20年度末
―
―
37,961
資 金 運 用
貸出金種類別平均残高
科 目
割
手
証
当
合
引
形
書
座
手
貸
貸
貸
形
付
付
越
計
平成19年度
金 額
構成比
966
2.4
1,876
4.7
31,388
77.8
6,111
15.1
40,343
100.0
貸出金金利区分別残高
(単位:百万円、
%)
平成20年度
金 額
構成比
851
2.1
1,567
4.0
31,142
78.7
6,013
15.2
39,574
100.0
固
変
合
定
動
区 分
金 利 貸
金 利 貸
出
出
計
平成19年度末
28,777
15,319
44,097
(単位:百万円)
平成20年度末
27,968
14,970
42,938
11
資 金 運 用
有価証券種類別平均残高
平成19年度
区 分
国
地
短
方
平成20年度
構成比
金 額
構成比
債
212
10.5
216
10.4
債
9
0.5
9
0.5
社
債
証
債
式
券
1,329
2
154
65.6
0.1
7.6
1,456
37
117
70.1
1.8
5.7
その他の証券
合
計
319
2,028
15.7
100.0
239
2,077
11.5
100.0
社
株
外
期
金 額
国
―
―
担保種類別貸出金残高及び債務保証見返額 (単位:百万円、%)
(単位:百万円、
%)
―
―
(注)当組合は、商品有価証券を保有しておりません。
区 分
当
組
合 平成19年度末
預 金 積 金 平成20年度末
平成19年度末
有 価 証 券
平成20年度末
動
産
不
動
そ
の
小
区 分
平成19年度末
債
平成20年度末
国
地
方
債
短期社債
社
株
式
その他の証券
1年超5年以内 5年超10年以内
6
114
6
平成19年度末
平成20年度末
―
平成19年度末
―
平成20年度末
―
111
10
10年超
―
103
―
10
―
―
―
平成19年度末
債
平成20年度末
外国証券
合
1年以内
37
(単位:百万円)
―
―
―
―
―
―
―
199
390
703
600
503
493
―
―
平成20年度末
―
―
―
―
平成19年度末
平成20年度末
―
平成19年度末
平成20年度末
―
100
―
―
100
―
―
―
―
―
―
―
―
237
412
734
722
627
596
―
―
―
―
―
3
―
―
2
0.0
―
平成19年度末
平成20年度末
平成19年度末
平成20年度末
平成19年度末
平成20年度末
平成19年度末
平成20年度末
平成19年度末
平成20年度末
19,055
19,247
5,184
4,697
10,048
9,986
9,808
9,006
44,097
42,938
43.2
44.8
11.8
10.9
22.8
23.3
22.2
21.0
100.0
100.0
計
保
証
信
用
合
計
消費者ローン・住宅ローン残高
区 分
消費者ローン
住 宅 ロ ー ン
合
計
区 分
(単位:百万円、
%)
平成20年度末
金 額
構成比
1,235
2.9
237
0.6
4
0.0
22
0.0
50
0.1
3,506
8.2
電気・ガス・熱供給・水道業
情 報 通 信 業
運
輸
業
卸 売 業、 小 売 業
金 融 ・ 保 険 業
不
動
産
業
各 種 サ ー ビ ス
そ の 他 の 産 業
小
計
地 方 公 共 団 体
43
68
596
3,743
199
1,496
5,291
235
17,295
7,783
42
55
517
3,584
438
1,187
5,229
370
16,481
7,547
雇 用・ 能 力 開 発 機 構 等
―
個人(住宅・消費・納税資金等)
合
計
19,017
44,097
製
農
林
漁
鉱
建
造
設
業
業
業
業
業
業
0.1
0.2
1.4
8.5
0.5
3.4
12.0
0.5
39.2
17.7
―
43.1
100.0
―
18,909
42,938
―
240
189
245
189
244
202
431
350
2
9
925
751
平成19年度末
金 額
構成比
8,478
56.2
6,604
43.8
15,082
100.0
(単位:百万円、%)
平成20年度末
金 額
構成比
8,645
55.8
6,835
44.2
15,480
100.0
100
100
平成19年度末
金 額
構成比
1,602
3.6
233
0.5
6
0.0
20
0.0
56
0.1
3,702
8.4
業 種 別
―
39.2
40.6
0.0
貸出金使途別残高
貸出金業種別残高・構成比
0.0
―
17,285
17,425
8
―
―
平成19年度末
計
平成20年度末
―
―
―
―
15
4.2
債務保証見返額
4
―
平成19年度末
24
1,819
構成比
4.0
平成19年度末
産
平成20年度末
平成19年度末
他
平成20年度末
信用保証協会
・信用保険
有価証券種類別残存期間別残高
平成19年度末
平成20年度末
金 額
1,757
0.1
0.1
1.2
8.3
1.0
2.8
12.2
0.9
38.4
17.6
―
44.0
100.0
運
設
合
転
備
資
資
金
金
計
平成19年度末
金 額
構成比
26,791
60.8
17,306
39.2
44,097
100.0
貸出金償却額
貸
出
項 目
金 償 却
額
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
貸倒引当金合計
平成20年度末
金 額
構成比
25,883
60.3
17,055
39.7
42,938
100.0
(単位:百万円)
平成19年度
平成20年度
―
―
貸倒引当金の内訳
項 目
(単位:百万円、%)
平成19年度
期末残高
増減額
84
△ 38
1,213
△ 76
1,297
△ 114
(単位:百万円)
平成20年度
期末残高
増減額
57
△ 27
1,302
89
1,359
61
(注)当組合は、特定海外債権を保有しておりませんので「特定海外債権引当勘定」に係
る引当は行っておりません。
12
経 営 内 容
金融再生法開示債権及び同債権に対する保全額
債 権 額
( A)
区 分
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
危
険
債
権
要
管
理
債
権
不
良
債
権
計
正
常
債
合
権
計
担保・保証等
( B)
貸倒引当金
( C)
(単位:百万円、%)
保 全 額
(D)
=
(B)
+
(C)
保 全 率
(D)
(A)
/
貸倒引当金引当率
(C)/(A-B)
平成19年度
1,872
809
1,063
1,872
100.00
100.00
平成20年度
1,729
613
1,116
1,729
100.00
100.00
平成19年度
平成20年度
平成19年度
平成20年度
平成19年度
平成20年度
平成19年度
平成20年度
平成19年度
平成20年度
1,476
1,687
229
194
3,578
3,610
41,533
40,163
45,112
43,774
1,176
1,314
88
59
2,074
1,987
149
186
17
12
1,230
1,315
1,326
1,501
106
72
3,304
3,302
89.84
88.97
46.12
37.11
92.35
91.46
50.00
50.00
12.28
9.53
81.80
81.01
(注) 1 .
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対
する債権及びこれらに準ずる債権です。
2 .
「危険債権」とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りが
できない可能性の高い債権です。
3 .
「要管理債権」とは、「 3 か月以上延滞債権」及び「貸出条件緩和債権」に該当する貸出債権です。
4 .
「正常債権」とは、債務者の財政状態及び経営成績に問題がない債権で、「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」、「危険債権」、「要管理債権」以外の
債権です。
5 .
「担保・保証等(B)」は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額の合計額です。
6 .
「貸倒引当金(C)」は、「正常債権」に対する一般貸倒引当金を控除した貸倒引当金です。
リスク管理債権及び同債権に対する保全額
区 分
残 高
( A)
(単位:百万円、
%)
担保・保証額 貸倒引当金 保全率
( B)
( C) (B+C)/A
平成19年度
平成20年度
平成19年度
延 滞 債 権
平成20年度
1,077
1,017
2,245
2,370
319
218
1,646
1,694
758
799
451
495
100.00
100.00
93.41
92.37
3か月以上延滞債権
平成19年度
平成20年度
43
10
29
6
3
0
75.93
71.06
貸出条件緩和債権
平成19年度
平成20年度
186
183
59
52
14
12
39.25
35.17
平成19年度
計
平成20年度
3,553
3,582
2,054
1,972
1,227
1,307
92.35
91.54
破綻先債権
合
(注) 1 .
「破綻先債権」とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間
継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て
又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかっ
た貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不
計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第 1 項
第 3 号のイ.会社更生法又は、金融機関等の更生手続の特例
等に関する法律の規定による更生手続開始の申立てがあった
債務者、ロ.民事再生法の規定による再生手続開始の申立て
があった債務者、ハ.破産法の規定による破産手続開始の申
立てがあった債務者、ニ.会社法の規定による特別清算開始
の申立てがあった債務者、ホ.手形交換所の取引停止処分を
受けた債務者、等に対する貸出金です。
2 .
「延滞債権」とは、上記1.および債務者の経営再建又は支援
(以
下「経営再建等」という。)を図ることを目的として利息の支
払いを猶予したもの以外の未収利息不計上貸出金です。
3 .
「 3 か月以上延滞債権」とは、元本又は利息の支払いが約定支
払日の翌日から 3 か月以上延滞している貸出金(上記 1 .お
よび 2 .を除く)です。
4 .
「貸出条件緩和債権」とは、債務者の経営再建等を図ることを
目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金
(上記 1 .~ 3 .を除く)です。
5 .
「担保・保証額( B)」は、自己査定に基づく担保の処分可能
見込額及び保証による回収が可能と認められる額です。
6 .
「貸倒引当金( C)」は、リスク管理債権区分の各項目の貸出
金に対して引き当てた金額を記載しており、リスク管理債権
以外の貸出金等に対する貸倒引当金は含まれておりません。
7 .
「保全率( B + C)/( A)
」はリスク管理債権ごとの残高に対
し、担保・保証、貸倒引当金を設定している割合です。
8 .これらの開示額は、担保処分による回収見込額、保証による
回収が可能と認められる額や既に引当てている個別貸倒引当
金を控除する前の金額であり、全てが損失となるものではあ
りません。
法令遵守体制
当組合は、協同組織金融機関として、中小零細事業者および勤
労者の金融の円滑化、ならびにお客さまへのサービスの向上に努
めることにより地域の経済、社会生活の健全な発展に貢献する使
命を負っています。こうした社会的責任と公共的使命を充分自覚
し、今後もコンプライアンスを最重要課題と位置づけ取組んでま
いります。
当組合では、全役職員にコンプライアンスの徹底を図るため、
各営業部店にコンプライアンス担当者を配置し、本部に設置した
「コンプライアンス委員会」で報告・相談苦情等を討議するとと
もに、具体的な実践計画である「コンプライアンス・プログラム」
を策定し、検定試験の受験、職場内研修・外部派遣研修を実施す
るなど、体制の整備・充実を図っております。
アマミヤマシギ
13
経 営 内 容
リスク管理体制
― 定 性 的 事 項 ―
・信用リスクに関する事項
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要…該当事項なし
・証券化エクスポージャーに関する事項…該当事項なし
・オペレーショナル・リスクに関する事項
・協同組合による金融事業に関する法律施行令(昭和五十七年政令第四十四号)第三条第五項第三号に規定する出資その他これ
に類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
・金利リスクに関する事項
●信用リスクに関する事項
リスクの説明
「信用リスク」とは、融資先の財務状況の悪化等によって、資産の価値が減少または消失し、損失を被るリスクをいいます。
信用リスクは業務の基幹をなすリスクであるとともに、経営に与える影響が最も大きなリスクであるとの認識のもと、万全
の管理体制整備を図るとともに管理手法の高度化に取り組んでいます。
管
制
「信用リスク管理規定」に基づいて審査・管理体制を強化し、資産の健全性維持・確保の観点から、
「公共性」「収益性」「成
長性」「流動性」「安全性」の原則に則り、お取引先の財務内容・実態の把握、資金使途および返済財源の確認など、キャッ
シュ・フロー重視の審査によって個別審査の厳格化を図っています。
また、貸出ポートフォリオの健全性確保の観点から、特定のお取引先や業種への貸出に偏ることのないような制度・枠組
みを設け、リスク分散に留意した貸出運営に努めています。
評 価 ・ 計 測
信用リスクを評価するため、融資先に関する定量的・定性的な要素に基づいて、資産査定を定期的に実施し、その結果を
開示しています。
なお、それぞれの結果については監査法人の監査を受けるなど、適正な計上に努めております。
理
体
■貸倒引当金の計上基準
償却・引当基準に則り、次の通り計上しております。
法的・形式的に経営破綻の事実が発生している債務者(「破綻先」
)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(
「実質破綻先」)に係る債
権については、担保の処分可能見込額及び保証による処分可能見込額を控除し、その残額を計上しております。
現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(
「破綻懸念先」
)に対する債権のうち、担保の処分
可能見込額及び保証による処分可能見込額を控除し、その残額に対し、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率を乗じた金額
を計上しております。ただし、算出した貸倒実績率が50%を下回る場合には、貸倒実績率を50%に置き換えております。
上記以外の債務者(「正常先」「要注意先」「要管理先」)については、債務者区分ごとに、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒
実績率を債権額に乗じた金額を計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき資産査定を実施し、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
■リスク・ウエイトの判定に使用する適格格付機関等の名称
リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の 5 つの機関を採用しております。また、エクスポージャーの種類ごとの適格格付機
関も同様となっております。
① 株式会社格付投資情報センター( R&I)
② 株式会社日本格付研究所( JCR)
③ ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク( Moody’s)
④ スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ( S&P)
⑤ フィッチレーティングスリミテッド( Fitch)
■信用リスクの削減手法に関するリスク管理方針及び手続の概要
下の条件を満たしているのを確認し、貸出金と当組合預金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後エクスポージャーとみなしており、これ
を用いている取引の種類は、総合口座貸越、個別担保貸出であり、担保預金を該当の貸出金にのみ充当しております。
① 預金担保差入証の徴求により、貸出金と担保預金の相殺が法的に有効である根拠を有している。
② オンライン登録による照会等で、相殺契約下にある貸出金と担保預金をいつでも特定可能である。
③ オンライン登録による期日管理で、担保預金が継続されないリスクが監視、管理されている。
④ オンライン登録による照会等で、貸出金と担保預金の相殺後の額が監視、管理されている。
■派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
該当事項なし
14
経 営 内 容
●証券化エクスポージャーに関する事項
該当事項なし
●オペレーショナル・リスクに関する事項
リスクの説明
オペレーショナル・リスクとは、「内部プロセス、人、システムが不適切であることもしくは機能しないこと、または外
性的事象が生起することから生じる損失にかかわるリスク」のことです。具体的には、事務ミス、不正、法令違反、システ
ム障害などの内部管理上の問題や、災害、テロリズム、犯罪などの外部要因により損失が発生するリスクのことです。
管
オペレーショナル・リスクへ対応するため、事務リスク、システムリスク等の管理方針を規定し、内規および危機管理マ
ニュアルに基づいたリスク管理体制を構築しております。
理
体
制
評 価 ・ 計 測
「基礎的手法」に基づいてオペレーショナル・リスク量の計測を行っております。
■オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称
オペレーショナル・リスクは、当組合は「基礎的手法」を採用しております。
●出資その他これに類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関するリスクの管理の方法及び手続の概要に関する事項
リスク管理の方法
及び手続の概要
上場株式、株式関連投資信託については、時価評価によるリスク量計測によって把握しています。また、非上場株式につ
いては、当組合の内部規定に基づき適正に運用、管理を行っています。さらに、関連会社等への出資金については、常務会、
理事会の承認に基づいた運用、管理を行っています。リスクの状況については、有価証券保有報告等により定期的に常務会、
理事会へ報告しています。
評 価 ・ 計 測
時価評価によるリスク量計測に加え、VaRに基づく最大予想損失額による計測も行い、リスク管理を厳格に行います。
●金利リスクに関する事項
リスクの説明
金利リスクとは、市場金利の変動により金融機関が保有する資産や負債に対して価値の変動が生じ、利益の低下ないし損
失を被るリスクのことです。
管
制
当組合では、リスク管理部署である総務部経理課が金利リスクのモニタリング・分析を行い定期的に ALM 委員会へ報告
し、金利リスク管理に関する重要な事項を ALM 委員会で協議・検討を行い、資産・負債の最適化に向けたリスク管理を行
います。
評 価 ・ 計 測
信用組合業界で構築した SKC-ALM(資産負債総合管理)システムを用いて、VaR により99パーセンタイル値による銀
行勘定の金利リスクを定期的に計測しています。
理
体
■内部管理上使用した金利リスクの算定手法の概要
当組合は、信用組合業界で構築した SKC-ALM システムを用いて、VaR 法により金利リスクを計測しております。VaR 法とは、過去のデー
タを使って(観測期間)、一定の期間に(保有期間)、一定の確率で発生し得る(信頼区間)
、最大の損失額を計測する手法です。
(単位:百万円)
平成19年度
金利リスクに関して内部管理上使用した金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
712
平成20年度
914
15
経 営 内 容
利益相反管理方針
1 .お客様保護のための基本方針
当組合は、法令、諸規則、諸規程(以下「法令等」といいます。)を遵守し、誠実かつ公正に事業を遂行し、当組合の商品・サービ
ス(以下「商品等」といいます。
)を利用し又は利用しようとされる方(以下「お客様」といいます。)の正当な利益の確保及びその利
便性の向上を図り、もって、お客様からの信頼を確保するために継続的に取り組みます。
2 .お客様の利益が不当に害されないための利益相反管理について
当組合は、当組合とお客様の間における利益相反のおそれのある取引に関し、法令等および本基本方針に従い、お客様の利益が不当
に害されることのないよう適切な利益相反管理措置を講じ、適正に業務を遂行します。
3 .利益相反管理の対象となる取引(対象取引)と特定方法
利益相反とは、当組合とお客様の間、及び、当組合のお客様相互間において利益が相反する状況をいいます。
当組合では、利益相反管理の対象となる利益相反のおそれのある取引(以下「対象取引」といいます。)として、以下の①、②に該
当するものを管理いたします。
① お客様の不利益のもとに、当組合が利益を得、または損失を回避している状況が存在すること
② ①の状況がお客様との間の契約上または信義則上の地位に基づく義務に反すること
また、お客様との取引が対象取引に該当するか否かにつき、お客様から頂いた情報に基づき、営業部門から独立した総務部により、
適切な特定を行います。
4 .利益相反取引の類型
対象取引は、個別具体的な事情に応じて対象取引に該当するか否かが決まるものですが、例えば、以下のような取引については、対
象取引に該当する可能性があります。
⑴ お客様の不利益のもとに、当組合が利益を得たり、または損失を回避する可能性がある状況の取引
⑵ お客様に対する利益よりも優先して他のお客様の利益を重視する動機を有する状況の取引
⑶ お客様から入手した情報を不当に利用して当組合または他のお客様の利益を図る取引
5 .利益相反管理態勢
適正な利益相反管理の遂行のため、当組合に利益相反管理統括部署(総務部)を設置し、利益相反管理に係る当組合の情報を集約す
るとともに、対象取引の特定および管理を一元的に行い、その記録を保存します。
対象取引の管理方法として、以下に掲げる方法その他の措置を適宜選択し組み合わて講じることにより、利益相反管理を行います。
また、これらの管理を適切に行うため、研修・教育を実施し、組合内において周知・徹底するとともに、監査課において監査を行い、
その適切性および有効性について定期的に検証いたします。
⑴ 対象取引を行う部門とお客様との取引を行う部門を分離する方法
⑵ 対象取引又はお客様との取引の条件又は方法を変更する方法
⑶ 対象取引又はお客様との取引を中止する方法
⑷ 対象取引に伴い、お客様の利益が不当に害されるおそれがあることについて、お客様に適切に開示する方法
6 .利益相反管理の対象となる範囲
利益相反管理の対象となるのは、当組合のみとなります。
以上につき、ご不明な点がございましたら、当組合の各営業店のほか、次のお問合せ窓口までご連絡下さい。
〔お問い合わせ窓口〕奄美信用組合 総務部 総務課 電話 0997-52-7111
【受付時間9:00~17:30 ただし、当組合の休業日を除く】
リュウキュウサンコウチョウ
リュウキュウコノハズク
16
経 営 内 容
資
料
編
リスク管理体制
― 定 量 的 事 項 ―
・自己資本の構成に関する事項…自己資本の充実状況 P. 8 をご参照ください
・自己資本の充実度に関する事項
・信用リスク(信用リスク・アセットのみなし計算が適用されるエクスポージャー及び証券化エクスポージャーを除く。)に関
する事項
・信用リスク削減手法に関する事項
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項…該当事項なし
・証券化エクスポージャーに関する事項…該当事項なし
・出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
・信用リスク・アセットのみなし計算が適用されるエクスポージャーの額…該当事項なし
・金利リスクに関して信用協同組合等が内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済的価値の増減額… P.14をご参
照ください
●自己資本の充実度に関する事項
(単位:百万円)
平成 19 年度
リスク・アセット
イ.
信用リスク・アセット、所要自己資本の額合計
平成 20 年度
所要自己資本額
リスク・アセット
所要自己資本額
31,063
1,242
30,818
1,232
31,063
1,242
30,818
1,232
ⅰ ソブリン向け
250
10
211
8
ⅱ 金融機関向け
3,536
141
3,537
141
―
―
―
―
ⅳ 中小企業等・個人向け
9,669
386
10,047
401
ⅴ 抵当権付住宅ローン
1,684
67
1,710
68
ⅵ 不動産取得等事業向け
923
36
896
35
ⅶ 3 ヵ月以上延滞等
567
22
535
21
14,430
577
13,879
555
―
―
―
―
2,703
108
2,581
103
33,767
1,350
33,400
1,336
① 標 準的手法が適用されるポートフォリオ
ごとのエクスポージャー
ⅲ 法人等向け
ⅷ その他
② 証券化エクスポージャー
ロ.オペレーショナル・リスク
ハ.単体総所要自己資本額(イ+ロ)
(注) 1 .所要自己資本の額=リスク・アセットの額× 4 %
2 .
「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。
3 .
「ソブリン」とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、我が国の政府関係機関、土地開発公社、地方住宅供給公社、地方道路公社、外国
の中央政府以外の公共部門(当該国内においてソブリン扱いになっているもの)
、国際開発銀行、国際決済銀行、国際通貨基金、欧州中央
銀行、欧州共同体、信用保証協会及び漁業信用基金協会のことです。
4 .
「 3 ヵ月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 ヵ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「ソ
ブリン向け」、
「金融機関及び第一種金融商品取引業者向け」
、
「法人等向け」においてリスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャー
のことです。
5 .
「その他」とは、ⅰ~ⅶに区分されないエクスポージャーです。具体的には「大口貸出債権」
、
「出資等」
、
「取立未済手形」等が含まれます。
6 .オペレーショナル・リスクは、当組合は基礎的手法を採用しています。
〈オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法〉
粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)×15%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷8%
7 .単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額× 4 %
「リスク・アセット」とは、貸出金や有価証券などリスクを有する資産に対し、資産の種類ごとに一律の掛目(リスク・
ウェイト)を乗じた資産の額です。
17
経 営 内 容
信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
●信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高(地域別・業種別・残存期間別)
信用リスクエクスポージャー期末残高
エクスポージャー
区分
地域区分
業種区分
期間区分
貸出金、コミットメ
ント及びその他のデ
リバティブ以外のオ
フ・ バ ラ ン ス 取 引
国
内
65,763
65,159
外
120
120
域
3 ヵ月以上延滞
債 券
デリバティブ取引
エクスポージャー
平成19年度 平成20年度 平成19年度 平成20年度 平成19年度 平成20年度 平成19年度 平成20年度 平成19年度 平成20年度
国
地
(単位:百万円)
別
41,954
―
―
1,558
―
1,704
―
―
―
―
―
1,324
―
1,262
―
計
65,883
65,279
42,449
41,954
1,558
1,704
―
―
1,324
1,262
業
1,822
1,468
1,721
1,367
100
100
―
―
35
35
農
業
525
531
525
531
―
―
―
―
5
8
林
業
6
4
6
4
―
―
―
―
漁
業
28
26
28
26
―
―
―
―
―
―
鉱
業
34
51
34
51
―
―
―
―
―
―
業
3,660
3,322
3,660
3,322
―
―
―
―
電気・ガス・熱供給・水道業
73
65
73
65
―
―
―
―
―
―
情
16
15
16
15
―
―
―
―
―
―
―
―
―
製
合
42,449
造
建
設
報
通
運
信
輸
業
業
648
542
648
542
卸 売 業、 小 売 業
5,545
5,299
5,244
5,003
業
18,018
18,105
226
217
業
1,697
1,513
1,697
1,315
―
ス
5,818
5,664
5,815
5,663
―
国・ 地 方 公 共 団 体 等
金
融・
不
動
各
種
保
険
産
サ
ー
ビ
―
―
300
295
―
―
595
487
―
―
197
―
―
―
―
8,356
8,181
7,791
7,552
14,692
15,734
14,692
15,734
―
―
―
―
他
4,936
4,759
264
547
―
―
―
―
計
65,883
65,279
42,449
41,954
1,558
1,704
―
―
1 年 以 下
22,283
21,008
10,186
7,629
236
397
―
―
1 年 超 3 年 以 下
4,669
4,629
4,346
4,130
305
497
―
―
3 年 超 5 年 以 下
4,395
4,102
3,995
3,882
399
220
―
―
5 年 超 7 年 以 下
3,696
4,333
3,375
4,033
319
299
―
―
291
そ
業
の
種
別
合
7 年 超 10 年 以 下
7,585
8,515
6,288
7,223
―
―
超
13,303
13,605
13,200
13,503
―
―
―
―
期間の定めのないもの
5,516
5,010
1,554
―
―
―
―
そ
他
4,432
4,077
―
―
―
―
残 存 期 間 別 合 計
65,883
65,279
―
―
10 年 の
1,056
―
―
42,449
41,954
296
625
―
―
人
個
562
―
1,508
1,704
0
765
143
―
72
138
―
164
―
1,324
―
724
1
135
―
147
52
―
160
―
1,262
(注) 1 .
「貸出金、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランス取引」とは、貸出金の期末残高の他、当座貸越等のコミットメントの与信相当額、デリバティブ取
引を除くオフ・バランス取引の与信相当額の合計額です。
2 .「 3 ヵ月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 ヵ月以上延滞している者に係るエクスポージャーのことです。
3 .上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等および業種区分や期間区分に分類することが困難なエクスポージャーです。
具体的には「投資信託・株式」
、
「現金」等が含まれます。
「デリバティブ取引=派生商品取引」とは、有価証券や通貨など本来の金融商品から派生してできた取引(変動する商品の価格を主な対
象とする取引)のことです。
●一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
P,11をご参照ください。
18
経 営 内 容
●業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等
(単位:百万円)
個
期首残高
製
造
業
農
業
林
漁
業
業
別
貸
12
11
― ― 1
― ― ― 業
3
― ― ― 業
833
767
― 電気・ガス・熱供給・水道業
― ― ― ― 情
業
― ― ― ― 業
― ― ― 報
通
運
信
輸
― 卸 売 業、 小 売 業
金
融
不
各
・ 保
動
種
サ
険
産
ー
ビ
72
業
― 業
129
ス
国・ 地 方 公 共 団 体 等
金
貸出金償却
期末残高
平成 19 年度 平成 20 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 19 年度 平成 20 年度
― ― ―
―
24
9
13
1
10
7
― 設
当
当期減少額
― 建
引
当期増加額
― 鉱
倒
120
0
― 12
9
―
―
― ― ―
―
1
― ― ― ―
―
3
― ― ― ―
―
63
― 770
850
―
―
― ― ― ― ―
―
― ― ― ― ―
―
― ― ― ― ― ―
―
― ― 17 120
102
―
―
― ― 83
47
2
― ― 3
3
―
―
80
― 39 49
― 80
119
―
―
119
107
― 0
0
― 119
108
―
―
― ― ― ― ― ― ― ―
―
― ― 100
100
―
―
1,213
1,302
―
―
― ― 個
人
93
89
7
11
合
計
1,289
1,185
55
138
131
21
― (注)当組合は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、
「地域別」の区分は省略しております。
●リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等
(単位:百万円)
エクスポージャーの額
告示で定めるリスク・ウェイト区分(%)
平成 19 年度
格付有り
平成 20 年度
格付無し
格付有り
格付無し
0
―
10,904
―
10
―
2,294
―
1,907
20
―
17,802
―
17,812
35
―
4,822
―
4,895
50
―
943
―
968
75
―
13,466
―
14,050
100
―
15,336
―
14,772
150
―
―
合 計
―
312
65,883
272
65,277
(注) 1 .格付は、適格格付機関が付与しているものに限ります。
2 .エクスポージャーは、信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しています。
●信用リスク削減手法に関する事項
当組合における信用リスク削減手法は「貸出金と当組合預金の相殺」のみであり、省略しております。
―
10,598
19
経 営 内 容
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当事項なし
証券化エクスポージャーに関する事項
●オリジネーターの場合
該当事項なし
●投資家の場合
①保有する証券化エクスポージャーの額及び主な原資産の種類別の内訳
該当事項なし
②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要自己資本の額等
該当事項なし
③証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額
該当事項なし
出資等エクスポージャーに関する事項
●貸借対照表計上額及び時価
区 分
上
非
合
場
株
式
上 場 株 式
等
等
計
(単位:百万円)
平成19年度
貸借対照表計上額
2
492
495
時 価
2
492
495
平成20年度
貸借対照表計上額
1
423
424
時 価
1
423
424
(注)投資信託等の複数の資産を裏付とするエクスポージャー(いわゆるファンド)のうち、上場・非上場の確認が困難なエクスポージャーについては、非上場株式等に含めて記載し
ています。
●出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額
該当事項なし
●貸借対照表で認識され、かつ、損益計算書で認識されない評価損益の額
該当事項なし
●貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
該当事項なし
20
国
際
業
務
証 券 業 務
外国為替取扱高
公共債引受額
該当事項なし
該当事項なし
外貨建資産残高
公共債窓販実績
該当事項なし
該当事項なし
そ の 他 業 務
代理貸付残高の内訳
区 分
全国信用協同組合連合会
商 工 組 合 中 央 金 庫
日 本 政 策 金 融 公 庫
( 中 小 企 業 事 業 )
日 本 政 策 金 融 公 庫
( 国 民 生 活 事 業 )
住 宅 金 融 支 援 機 構
独立行政法人雇用・能力開発機構
平成19年度末
188
76
独立行政法人福祉医療機構
合
計
(単位:百万円)
平成20年度末
142
57
313
264
1,484
1,204
4,876
35
4,320
32
78
7,052
73
6,093
平成20年度末公庫・事業団等別貸出残高構成比
■独立行政法人 福祉医療機構/1.2%
■全国信用協同組合連合会/2.3%
■商工組合中央金庫/1.0%
■独立行政法人雇用・能力開発機構/0.5%
■日本政策金融公庫
(中小企業事業)
/4.3%
■住宅金融支援機構/70.9%
■日本政策金融公庫
(国民生活事業)
/19.8%
(注)日本政策金融公庫は平成20年10月に発足し、各事業が引継がれました。
財務諸表の適正性及び内部監査の有効性
私は当組合の平成20年 4 月 1 日から平成21年 3 月31日までの第
53期の事業年度における貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分
トピックス
計算書の適正性、及び同書類作成に係る内部監査の有効性を確認
■奄 美においては、世界自然遺産登録への活動が推進されてお
いたしました。
り、これは自然との共生、環境保護の観点から地球温暖化防止
対策と軌を一にするものであります。環境整備への取組、地元
金融機関の社会的責任の一環として“しんくみエコローン「ま
もるくん」”を平成20年10月より発売しております。
・資金使途:事業資金を除く地球温暖化防止対策につながるすべて
・融資金額:800万円以内
・融資形態:証書貸付(元金均等、元利均等)
・融資期間:10年以内
法定監査の状況
当信用組合は、協同組合による金融事業に関する法律第 5 条
の 8 第 3 項に規定する「特定信用組合」に該当しておりますので、
「貸借対照表」
「損益計算書」
「剰余金処分計算書」等につきまし
ては、会計監査人である「監査法人トーマツ」の監査を受けてお
ります。
・融資利率:年2.5%(変動金利)
・保証人: 1 名以上
■鹿児島県中小企業団体中央会が行う「地域力連携拠点事業」の
パートナー金融機関として、地域活性化につながる下記セミ
ナー等を当組合別館等で実施しました。
・H20.11月「 創業・企業経験を通じて~創業の留意点とその
対策~」セミナー
・H20.11月「売上アップ・経営改革につながる IT 活用~事例
とその取組の検証~」セミナー
・H20.12月「 農商工連携による地域ブランドの確立~今、何
から取り組むべきか~」セミナー
・H20.12月「 企業存続のために何をすべきか~経営革新への
取り組みについて~」セミナー
・H21.01月「事業承継制度の活用と留意点」セミナー
・H21.02月「 ホームページで売るための写真撮影ノウハウ」
セミナー
・H21.03月 企業訪問による相談会
・H21.03月「 地域特産品の販路拡大~今、消費者は何を求め
るか~」意見交換会
21
そ の 他 業 務
手数料一覧
(平成21年 6 月現在)
種 類
振 込
為 替 関 係
料 金
当 組 合
区 分
他 行
自 店
本支店
組 合 員
105円
210円
525円
3万円未満
非 組 合 員
105円
210円
525円
電信扱
組 合 員
105円
210円
525円
3万円以上
非 組 合 員
315円
420円
735円
組 合 員
105円
210円
420円
3万円未満
非 組 合 員
105円
210円
420円
文書扱
組 合 員
105円
210円
420円
3万円以上
非 組 合 員
315円
420円
630円
3万円未満
52円
52円
262円
定 額 自 動 送 金
3万円以上
105円
105円
420円
3万円未満
52円
105円
367円
A T M 振
込
3万円以上
105円
157円
525円
52円
52円
315円
インターネット・モバイルバンキング 3 万 円 未 満
( 1 契約の基本手数料105円) 3 万 円 以 上
105円
105円
420円
種 類
料 金
店
頭
入
金
1 通
無料
同一手形交換地域内
本 支 店・ 他 行
1 通
210円
普 通 扱
1 通
420円
本 支 店
至 急 扱
1 通
525円
上
記
以
外
普 通 扱
1 通
630円
他
行
至 急 扱
1 通
840円
振 込・ 送 金・ 取 立 手 形 の 組 戻 料 1件(通)
不
渡
手
形
返
却
料
1 通
630円
取
立
手
形
店
頭
呈
示
料
1 通
種 類
件 数
料 金
小切手帳
1 冊
420円
約束手形帳
1 冊
525円
一般口座
1 枚
13円
手形用紙
マル専口座
1 枚
525円
マル専口座新規開設手数料
1契約
3,150円
自己宛小切手
1 枚
525円
定期預金、定期積金、通知預金
お客様
210円
普通預金、貯蓄預金、納税準備預金
名義毎
通帳・証書等再発行
1 件
1,050円
キャッシュカード・ローンカード再発行
1 枚
1,050円
種 類
件 数
料 金
手形割引 (但し、 1 枚増えるごとに105円加算)
1 枚
1,050円
手形貸付・債務保証申込
1 件
1,050円
下限
1,050円
証書貸付 (申込金額に乗じます)
1 件
上限
52,500円
カードローン新規
1 件
525円
当座貸越(一般・ダイヤモンドカード)新規・更新
1 件
1,050円
下限
無料
証書貸付繰上償還手数料・条件変更手数料等
1 件
(残存期間等により異なります)
上限
5,250円
1 件
10,500円
担 保 設 定 新 規、 増 額、 追 加、 差 替
事 務 手 数 料 減額、順位変更、抹消、一部抹消、その他変更
1 件
5,250円
残高証明・利息証明
1 部
210円
各種証明書
融資証明
1 部
5,250円
発行手数料
その他証明
1 枚
105円
夜
間
金
庫 (年額)
31,500円
保 護 預 か り (年額)
封緘保護預かり
2,100円
両替枚数
窓 口
店 外
1枚~ 49枚
無料
100円
50枚~200枚
105円
210円
201枚~300枚
210円
315円
両
替
手
数
料
301枚~400枚
315円
420円
401枚~500枚
420円
525円
501枚~600枚
525円
630円
1,001枚以上
1,050円
1,155円
CD・ATM 手数料(払戻 1 回につき) 当組合カード
その他(お得ねっと提携信用組合を除く)
平日( 8 :45~18:00)
無料
105円
土曜・日曜・祝祭日( 9 :00~17:00)
105円
210円
■主要な事業の内容
A .預金業務
(イ)
預 金
当座預金、普通預金、貯蓄預金、通知預金、定期預金、定
期積金、別段預金、納税準備預金等を取扱っております。
(ロ)
譲渡性預金
譲渡可能な定期預金を取扱っております。
B .貸出業務
(イ)
貸 付
手形貸付、証書貸付及び当座貸越を取扱っております。
(ロ)
手形の割引
銀行引受手形、商業手形及び荷付為替手形の割引を取扱っ
ております。
代金取立
C .商品有価証券売買業務
取扱っておりません。
その他
D .有価証券投資業務
預金の支払準備及び資金運用のため国債、地方債、社債、株式、
その他の証券に投資しております。
E .内国為替業務
送金為替、当座振込及び代金取立等を取扱っております。
当座預金
改印
預 金 関 係
F .外国為替業務
全国信用協同組合連合会の取次業務として輸出、輸入及び外国
送金その他外国為替に関する各種業務を行っております。
G .社債受託及び登録業務
取扱っておりません。
H .金融先物取引等の受託等業務
取扱っておりません。
融 資 関 係
I .附帯業務
(イ)
債務の保証業務
(ロ)
有価証券の貸付業務
(ハ)
国債等の引受け及び引受国債等の募集の取扱業務
(ニ)
代理業務
(a)全国信用協同組合連合会、日本政策金融公庫、商工組
合中央金庫等の代理貸付業務
(b)勤労者退職金共済機構等の代理店業務
(c)日本銀行の歳入復代理店業務
(ホ)
地方公共団体の公金取扱業務
(ヘ)株式払込金の受入代理業務及び株式配当金の支払代理業務
(ト)保護預り及び貸金庫業務
(上記の手数料には消費税を含んでいます)
内国為替取扱実績
(単位:百万円)
平成19年度末
平成20年度末
件 数 金 額 件 数 金 額
他の金融機関向け 111,644 46,812 107,849 45,476
送金・振込
他の金融機関から 113,241 45,656 114,266 49,769
他の金融機関向け
3,687
2,558
3,373
2,478
代金取立
他の金融機関から
1,346
1,224
1,708
1,317
区 分
当組合の子会社
該当事項なし
22
地 域 貢 献
地域密着型金融推進に対する当組合の基本方針・経営姿勢
当組合は、奄美群島を営業地区とし、中小企業や零細企業、個人から構成される組合員の相互扶助を理念に掲げ、長期的かつ継続的な
取引のもとに地元に根ざした金融機関として運営されている協同組合組織金融機関です。
「きめ細かなサービスと誠実さ」でお客様一人
一人のニーズにあった的確な営業と、密度の濃い取引を推進し、相互扶助、協同・協調精神のもとに、「組合員への奉仕・地域社会への
貢献」を基本として運営しております。
また、当組合は地域密着型金融の推進を継続的に取組むための基本方針として、
① ライフサイクルに応じたお客様の支援強化
② 中小零細企業に適した資金の提供
③ 地域経済への貢献
④ 経営力の強化
⑤ 地域の利用者の利便性向上
と定め、預金・貸出業務のみにとどまらず、情報の提供や経営指導・相談業務・幅広いサービスの提供など、地域社会の一員として、地
域社会の質や文化の向上に積極的に取組んでおります。
預金を通じた地域貢献
お客様からお預かりした預金積金は、お客様の様々なニーズにお応えし、地域経済の活性化に役立てるため、円滑な資金供給を行い、
また経営指導・情報提供等、幅広いサービスの提供に努めております。
預金積金:61,730 百万円
お客さま
/組合員
奄美信用組合
貸出金:42,938 百万円
お客さま
/組合員
組合員数
31,437 人
職 員 数:120 人
店 舗 数:14店舗
出資金:802 百万円
支援・サービス
貸出金以外の運用:19,326 百万円
預け金や有価証券で運用しています。
預金積金に占める有価証券の割合:3.39%
平成21年 3 月末現在
融資を通じた地域貢献
( 1 ) 貸出件数・金額(平成20年度)
(単位:百万円)
区 分
事
業
者
向
け
件 数
設
備
資
金
43件
841
運
転
資
金
1,530件
6,428
計
1,573件
7,270
ン
61件
853
ン
1,078件
2,244
計
1,139件
54件
2,766件
3,098
6,507
16,876
小
住
個
人
向
け
消
宅
費
ロ
者
ー
ロ
ー
小
地
方
金 額
公
共
団
体
合 計
向
け
(注) 各計数は、単位未満を切り捨てて表示していますので、合計が一致しない場合があります。
当座貸越(カードローン等)は除いてあります。
( 2 ) 地方自治体の制度融資の取扱状況
当組合は鹿児島県や奄美市他の中小企業(事業者)向け制度融資の取扱窓口に指定されており、平成20年度は、65件327百万円の
ご利用をいただいております。20年度末(件数:290件、残高:1,235百万円)
主 な 種 類
概 要
中 小 企 業 振 興 資 金
中小企業者等の通常の運転・設備資金
創
新規に開業するための資金
業
支
援
資
金
新 事 業 チ ャ レ ン ジ 資 金
事業転換・多角化・経営革新に要する資金
融資限度額
運転 5,000万円
設備 7,000万円
運転 1,000万円
設備 2,000万円
運転 2,500万円
設備 4,000万円
返済期間
7年
15年
7年
10年
7年
10年
23
地 域 貢 献
( 3 ) 当組合の融資商品の概要
当組合では、中小零細事業者や住民の資金ニーズにお応えするため、次のような融資商品を発売しております。
主 な 種 類
ビ
ッ
グ
ロ
ー
概 要
返済期間
30年
個人及び事業者向け資金使途自由なローン
1,000万円~ 1 億円
しんくみパートナーズ
個人事業者向けローン・保証人原則不要
200万円~500万円
リ リ ー フ ロ ー ン
個人向け資金使途自由な消費者ローン
300万円
10年
ス マ イ ル ロ ー ン
個人向け資金使途自由な消費者ローン
10年
しんくみ教育ローン
入学資金・在学資金に係わる消費者ローン
500万円
600万円
年
フ
年金受給者のための消費者ローン
金
ロ
ー
リ ー ロ ー
ン
融資限度額
ン
ン
( 各 提 携 保 証 会 社 )
目
的
200万円
3年
100~300万円
5年
7年
カ ー ラ イ フ ロ ー ン
車購入・修理に係わる消費者ローン・保証人原則不要
500万円
7年
マイホームローンⅡ
住宅・土地取得、増改築、借換としての住宅ローン
5,000万円
35年
住 宅 ロ ー ン ワ イ ド
同上・保証人原則不要
5,000万円
30年
しんくみカードかけるくん
個人向けカードローン(定期積金契約)・ 保証人不要
200万円
5年
大
個人向け大島紬購入ローン・保証人原則不要
50万円
5年
800万円
10年
ロ
ー
ン
10年
500万円
紬
ー
個人向け資金使途自由な消費者ローン・保証人原則不要
5年
資金使途が明確な消費者ローン・保証人原則不要
島
ロ
(学生 1 人当たり300万円)
( 運転 7 年 )
ン
エコローンまもるくん
個人向け地球温暖化防止対策資金
お取引先への支援状況
( 1 ) 要注意先等のランクアップへの取組み
当組合では、要注意先等のお取引先に対し、経営改善指導や元金返済猶予等の支援を行っており、平成20年度は、要注意先債権 2
先23百万円が正常債権にランクアップしております。
( 2 )事業再生支援・創業支援についての取組み
当組合では「再生支援委員会」を設置すると共に、支援取組先への訪問・面談、セーフティネット保証制度の利用の提案等により、
今後の経営改善基本方針、資金繰表、収支計画書等の提出を受けるなど、健全債権化に向けた取組みを強化いたしております。
創業・新事業支援については、地元商工会議所・商工会等との連携による情報交換、案件発掘の活用を行い、また、担当者個々の
審査能力向上のため、各種研修会へ派遣しております。
地域サービスの充実
( 1 ) 店舗・ATM等の設置数
14店舗に ATM を設置、その他店外に 5 台(内、共同 3 台)設置しており、稼働時間内であれば土曜・日曜・祝日でも入金・出金
が可能です。また、全国の信用組合、都市銀行、地方銀行、信用金庫、郵便局、農協、セブン銀行、イオン銀行の CD・ATM か
らのお支払いも可能です。
( 2 ) 顧客の組織化とその活動状況
□《しんくみ友の会》は組合員との絆をより強固にするため、毎年 7 月第 1 日曜日奄美市名瀬の奄美カントリークラブにてチャリ
ティーゴルフコンペを開催。全店から毎年230名前後の会員が参加し、寄せられた浄財金を地元の福祉施設等に寄贈しています。
□《さつき会》は旅行会を通じて親睦を図るため、昭和58年 5 月当組合主催の皇居参賀旅行をきっかけに発足され、毎年秋に45歳
~75歳の方々を主体に20名~50名の人数で 4 ~ 5 日の国内旅行を実施しています。
( 3 )情報提供活動
□組合員向け情報誌『Bon Vivant(ボンビバーン)
』を 2 ヶ月毎店頭にて配布しています。
□平成13年 5 月インターネットホームページを開設し、各種情報を提供しております。
□取引先企業に対し決算書に基づいた財務資料等の経営情報を提供し、指導・助言を行っています。
□「しんくみ生活総合センター」の利用による《ライフプラン・年金受給額シミュレーション・ビジネスマッチング・経営診断》
等の情報を提供しております。
( 4 )《インターネットバンキング・モバイルバンキングサービス》の提供
□お手持ちのパソコンや携帯電話(ドコモ・au)で残高照会や振込・振替のお取引ができるサービスを提供しています。
※このサービスをご利用いただくためには、あらかじめ「奄美信組インターネットバンキング・モバイルバンキングサービス」
のお申込みが必要となります。
( 5 )苦情・要望相談窓口の設置
当組合では、お客様からのご相談・苦情等にお応えするため営業店及び本部において、いつでも受付できる態勢を整えております
ので、お電話もしくはご来訪ください。
□電話番号は、末尾ページの「店舗一覧表」をご覧ください。
□受付は、原則として月曜日~金曜日の午前 8 時30分~午後 5 時30分までの就業時間内です。
24
地 域 貢 献
文化的・社会的貢献に関する活動
□平成20年 7 月の「第53回しんくみ友の会チャリティーゴルフコンペ」に全店から総勢229名の参加があり、寄せられた浄財金216千円に
て、地元の福祉施設に車椅子等を贈呈しました。
□ 9 / 1 ~ 9 / 7 奄美本島地区の「献血運動」に38名の職員が献血に協力しました。
□「しんくみの日週間」 9 / 1 ~ 9 /30に各地区で空缶・ゴミ拾い等の清掃活動、来店者へのプレゼント、また 3 店舗で店内ギャラリーを
行いました。
□奄美信用組合 OB 会主催のボランティア活動に参加し、10/18奄美市小湊の特別養護老人ホーム「めぐみの園」を、 3 /28には龍郷町芦
徳の「芦穂の里」を慰問し、島唄・舞踊・カラオケなどを披露、入園者を喜ばせました。
□毎年12月赤い羽根共同募金運動に協力し、職員等からの浄財金を奄美市社会福祉協議会に寄付しています。
□市町村主催の夏祭り・体育祭、各集落の清掃活動・豊年祭・敬老会、商工会主催の各種行事等に参加しています。
□ロータリークラブ、ライオンズクラブ、福祉施設等のボランティア行事に参加しています。
□毎朝、本部職員による公園内の清掃活動を行っています。
□インターネットホームページにて各種情報を提供しております。
ホームページアドレス http://www.amamishinkumi.co.jp/
□社会貢献機能カード「しんくみピーターパンカード」を取扱中です。
お客様に一切の負担をかけることなく、お客様がショッピングなどでご利用されたカード代金の 0 . 5 %相当額が障害や難病とたたかっ
ている子供たちやその家庭への支援活動などに役立てられます。
経営改善支援等の取組み実績
期初債務者数(A)
うち経営改善支援取組み先(α)
αのうち期末に債務 αのうち期末に債務
αのうち再生計画を
者区分がランクアッ 者 区 分 が 変 化 し な
策定した先数(δ)
かった先数(γ)
プした先数(β)
219
34
2
30
24
(単位:先数、%)
経営改善
支援取組み率
ランク
アップ率
再生計画
策定率
(α/A)
(β/α)
(δ/α)
15.5
5.8
70.5
(注) 1 .本表の「債務者数」
、
「先数」は、正常先を除く計数です。
2 .期初債務者数は平成20年4月当初の債務者数です。
3 .債務者数、経営改善支援取組み先数は、取引先企業(個人事業主を含む。
)であり、個人ローン、住宅ローンのみの先は含んでおりません。
4 .
「α(アルファ)のうち期末に債務者区分がランクアップした先数β(ベータ)
」は、当期末の債務者区分が期初よりランクアップした先です。なお、経営改善支援取組み先で期
中に完済した債務者はαには含みますがβには含んでおりません。
5 .「αのうち期末に債務者区分が変化しなかった先γ(ガンマ)
」は、期末の債務者区分が期初と変化しなかった先です。
6 .「αのうち再生計画を策定した先数δ(デルタ)
」は、αのうち中小企業再生支援協議会の再生計画策定先、RCC の支援決定先、当組合独自の再生計画策定先の合計先数です。
7 .期中に新たに取引を開始した取引先は、本表に含みません。
25
お客様の声を踏まえて改善を行った項目について
(平成20年 4 月~平成21年 3 月末)
当組合では、これまで以上にお客様により良いサービスの提供を目指し、機能やサービスについてお
客様のご意見をお伺いいたしたく、平成19 年度同様お客様アンケートを実施させていただきました。
ご協力ありがとうございました。
皆さまからいただいた貴重なご意見・ご要望を基に、平成20年度の主な改善内容は下記のとおりです。
これからも相互扶助、協同・協調精神のもと、地域社会の発展に寄与・貢献する信用組合を目指して
まいります。
●調
査
手
法 利用者満足度アンケート
● 調 査 実 施 期 間 平成20年12月15日~平成20年12月19日
● 聴取対象及び人数 当組合の利用者(組合員・自営業者・事業経営者) 842人
お客様からの
ご 意 見・ご 要 望
ATM を店外等へも設置してほし
い。
改 善 を 行 っ た 項 目
20 年 12 月 15 日に小浜支店輪内地区の量販小売店駐車場に ATM
(現金自動入出金機)を設置し稼働しました。
利用率、評判共に上々であり、更にチラシ等によるピーアール
に努めております
ATM の利用時間を延長してほし
い。
20年 8 月 1 日より本店・末広ATMの利用時間を延長しました。
20年10月27日より徳之島支店ATMの利用時間を延長しました。
いずれも、利用時間は平日 8:45 ~ 20:00、土・日曜日・祝日 9:
00 ~ 17:00 となっております。
20 年 12 月 6 日より県立大島病院共同 ATM を平日のみでなく
土曜日 9:00 ~ 17:00 も稼働するようにしました。
ATM の利便性の向上を図ってほ
しい。
20年 6 月 2 日よりセブン銀行とATM提携取扱を開始しました。
20年 9 月22日よりイオン銀行とATM提携取扱を開始しました。
21 年 3 月 10 日より振込カードが使用できなかった各店 ATM12
台が取扱可能となり、定期的な振込をご利用されるお客様の利
便性向上を図りました。
窓口対応(入りやすさ、商品等情
報提供、迅速・正確な事務処理)
の向上を図ってほしい。
観葉植物等を窓口等に飾り、さわやかな印象を与える工夫を心
がけ、店舗内や ATM コーナーへ各種ポスター・チラシ等を掲
示・整備、また、直接わかりやすく説明することで、お客様へ
の商品周知に努めております。
全店舗、明るい挨拶、笑顔での対応等について朝礼等で教育・
指導し、お客様第一主義の周知徹底に努めております。
通信講座・勉強会の実施や外部研修会等へ参加し、職員個々の
能力向上を図り、お客様へのサービス向上につながる取組をし
ております。
各種情報提供やサービスがほし
い。
地域情報を発信している奄美 FM ラジオの受信エリア地区 5 店
舗の店内ロビーや ATM コーナーに受信機を前年度に設置しま
した。当年度も奄美 FM ラジオとコーナー提供スポンサー契約
を継続しサービス向上に努めております。
26
店舗一覧表(事務所の名称・所在地) 店
話
ATM
本
部
〒894-0025
奄美市名瀬幸町 6 番 5 号
0997-52-7111
ー
本
店
〒894-0025
奄美市名瀬幸町 6 番 5 号
0997-52-7111
3台
小
名
浜
支
住
(自動機器設置状況)(平成21年 6 月現在)
所
電
店
〒894-0006
奄美市名瀬小浜町20番 5 号
0997-52-6141
1台
永
田
橋
支
店
〒894-0017
奄美市名瀬石橋町10番 5 号
0997-52-1560
2台
瀬
笠
竜
宇
徳
天
喜
伊
長
沖
知
戸
内
支
店
店
店
店
店
店
店
店
店
店
店
〒894-1503
〒894-0511
〒894-0102
〒894-3301
〒891-7101
〒891-7612
〒891-6202
〒891-8201
〒894-0036
〒891-9112
〒891-9213
大島郡瀬戸内町古仁屋大湊 9 番地 3
奄美市笠利町里18番地 5
大島郡龍郷町瀬留1476番地
大島郡宇検村湯湾986番地
大島郡徳之島町亀津7262番地
大島郡天城町平土野26番地 9
大島郡喜界町湾62番地 1
大島郡伊仙町伊仙1839番地 1
奄美市名瀬長浜町 7 番 7 号
大島郡和泊町和泊 8 番地 1
大島郡知名町瀬利覚2220番地 2
0997-72-1311
0997-63-0811
0997-62-2511
0997-67-2336
0997-82-1241
0997-85-4121
0997-65-2311
0997-86-4100
0997-52-7121
0997-92-3111
0997-93-5111
1台
1台
1台
1台
1台
1台
1台
1台
1台
1台
1台
店外 CD・ATM 店
店
名
本
店
小
浜
支
店
共 同 C D コ ー ナ ー
共 同 C D コ ー ナ ー
共 同 C D コ ー ナ ー
〒894-0027
〒894-0061
〒894-0015
〒894-0025
〒894-0106
住
奄美市名瀬末広町10番 3 号
奄美市名瀬朝日町13番 3 号
奄美市名瀬真名津町18番 1 号
奄美市名瀬幸町25番 8 号
大島郡龍郷町中勝580番地
利
郷
検
之
城
界
仙
浜
永
良
名
支
支
支
島
支
支
支
支
支
部
支
支
所
岡村ビル 1 F
だいわ大熊店駐車場内
県立大島病院内
奄美市役所内
ビッグⅡ奄美店内
CD・ATM
1台
1台
1台
1台
1台
営業地区
鹿児島県のうち、鹿児島市・奄美市・大島郡(瀬戸内町・
宇検村・龍郷町・大和村・徳之島町・天城町・伊仙町・喜
界町・和泊町・知名町・与論町)の区域です。
本店・本部
14店舗
27
索引
各開示項目は、下記のページに記載しております。なお、*印は、「協同組合による金融事業に関する法律施行規則」で規定されてお
ります法定開示項目です。
■ごあいさつ ��������������������������������������� 2
47.代
【概況・組織】
1 .事
業
2 .事
46.消 費 者 ロ ー ン ・ 住 宅 ロ ー ン 残 高........................................ 11
業
方
の
組
織
理
貸
付
残
高
の
内
訳........................................ 20
針........................................ 2
48.職 員 1 人 当 り 貸 出 金 残 高........................................ 10
*........................................ 2
49.1
3 .役員一覧(理事および監事の氏名・役職名)*........................................ 2
店
舗
当
り
貸
出
金
残
高........................................ 10
【有価証券に関する指標】
4 .店 舗 一 覧 ( 事 務 所 の 名 称 ・ 所 在 地 ) *........................................ 26
50.商 品 有 価 証 券 の 種 類 別 平 均 残 高 *....................... 取扱いなし
況........................................ 26
51.有 価 証 券 の 種 類 別 平 均 残 高 *........................................ 11
5 .自
動
機
器
設
置
状
6 .営
業
地
区........................................ 26
52.有 価 証 券 種 類 別 残 存 期 間 別 残 高 *........................................ 11
7 .組
合
員
数........................................ 2
53.預 証 率 ( 期 末 ・ 期 中 平 均 ) *........................................ 10
8 .子
会
社
の
況........................................ 21
状
【主要事業内容】
9 .主
10.信
要
な
用
組
事
合
業
の
の
代
内
理
業
12.経
常
期
利
純
*.......................................... 2
益
(
益
損
(
失
損
積
金
残
金
編....................................................................16,17,18,19
券
己
資
本
配
*.......................................... 9
*.......................................... 9
高
比
当
員
*.......................................... 9
高
残
【財産の状況】
(2) 延滞債権
高
残
証
資
料
(1) 破綻先債権
*.......................................... 9
24.職
*........................... 13,14,15
*.......................................... 9
額
23.出
制
)
額
自
体
)
失
産
体
理
57.リスク管理債権及び同債権に対する保全額*........................................ 12
産
22.単
管
*.......................................... 9
資
価
ク
益.......................................... 7
資
21.有
ス
56.貸借対照表、損益計算書、剰余金処分(損失金処理)計算書*..............................4,5,6,7
益
18.総
出
*........................................ 12
*.......................................... 9
17.純
20.貸
制
資
*.......................................... 9
金
体
者
16.出 資 総 額 、 出 資 総 口 数 *.......................................... 9
19.預
の
55.リ
純
利
守
*....................... 取扱いなし
況
収
務
15.当
遵
*........................................ 21
業
概
常
14.経
令
(バーゼルⅡに関する事項を含む)
の
13.業
54.法
容
【業務に関する事項】
11.事
【経営管理体制に関する事項】
率
*.......................................... 9
*.......................................... 9
金
*.......................................... 9
数
【主要業務に関する指標】
(3) 3 か月以上延滞債権
(4) 貸出条件緩和債権
58.金融再生法開示債権及び同債権に対する保全額*........................................ 12
59.自己資本充実状況(自己資本比率明細)*.......................................... 8
(バーゼルⅡに関する事項を含む)
60.有 価 証 券 、 金 銭 の 信 託 等 の 評 価 *........................................ 10
61.外
貨
建
資
産
高........................................ 20
残
62.オ フ バ ラ ン ス 取 引 の 状 況.......................................... 9
63.先
物
取
引
の
時
価
情
報.......................................... 9
64.オ プ シ ョ ン 取 引 の 時 価 情 報....................... 取扱いなし
25.業 務 粗 利 益 お よ び 業 務 粗 利 益 率 *.......................................... 7
65.貸 倒 引 当 金 ( 期 末 残 高 ・ 期 中 増 減 額 ) *........................................ 11
26.資金運用収支、役務取引等収支およびその他業務収支*.......................................... 7
66.貸
27.資金運用勘定・資金調達勘定の平均残高、利息、利回り、資金利鞘*.......................................... 9
67.財務諸表の適正性及び内部監査の有効性について........................................ 20
28.受 取 利 息 、 支 払 利 息 の 増 減 *.......................................... 7
68.会 計 監 査 人 に よ る 監 査 *........................................ 20
29.役
30.そ
務
の
31.経
32.総
33.総
取
他
引
業
務
費
資
資
経
当
の
内
利
純
益
利
益
訳........................................ 10
訳.......................................... 7
内
常
期
状
益
の
産
産
の
収
況.......................................... 7
率
*.......................................... 9
率
*.......................................... 9
【預金に関する指標】
34.預
35.預
金
種
金
36.財
目
37.職
員
1
38.1
店
舗
39.定
期
預
平
別
形
当
金
均
預
貯
人
残
金
残
蓄
当
り
り
種
預
別
金
金
残
*........................................ 10
高........................................ 10
高........................................ 10
残
預
類
高
残
高........................................ 10
残
高........................................ 10
高
*........................................ 10
【貸出金等に関する指標】
40.貸 出 金 種 類 別 平 均 残 高 *........................................ 10
41.担保種類別貸出金残高及び債務保証見返額*........................................ 11
42.貸 出 金 金 利 区 分 別 残 高 *........................................ 10
43.貸
出
金
使
金
途
別
残
高
*........................................ 11
44.貸 出 金 業 種 別 残 高 ・ 構 成 比 *........................................ 11
45.預 貸 率 ( 期 末 ・ 期 中 平 均 ) *........................................ 10
償
却
の
額
*........................................ 11
【その他の業務】
69.内
国
為
替
取
扱
実
績........................................ 21
70.外
国
為
替
取
扱
実
績........................................ 20
71.公
共
72.公
債
共
窓
販
債
引
績........................................ 20
実
額........................................ 20
受
数
料
一
覧........................................ 21
74.ト
ピ
ッ
ク
ス........................................ 20
75.沿
革
・
歩
み.......................................... 2
73.手
別
者
出
【その他】
76.総
代
会
に
つ
て.......................................... 3
い
【地域貢献に関する事項】
77.地域密着型金融推進に対する当組合の基本方針・経営姿勢........................................ 22
78.預
金
を
通
じ
た
地
域
貢
献........................................ 22
79.融
資
を
通
じ
た
地
域
貢
献.................................. 22,23
80.お
取
引
先
へ
の
支
援
状
況........................................ 23
81.地
域
充
実........................................ 23
サ
ー
ビ
ス
の
82.文 化 的 ・ 社 会 的 貢 献 に 関 す る 活 動........................................ 24
83.お客様の声を踏まえて改善を行った項目について........................................ 25
84.経 営 改 善 支 援 等 の 取 組 み 実 績........................................ 24
AMAMI SHINYO KUMIAI
〒 894-0025 鹿児島県奄美市名瀬幸町6番5号
TEL:0997-52-7111 FAX:0997-53-5211
http://www.amamishinkumi.co.jp/
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