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2年次
中高生の科学部活動振興プログラム 平成26年度年次報告書
(1)ID
130871
(3)機関名
大磯町立大磯中学校
事業担当
(2)-1 中高別
職名
氏名
(4)実施責任者
校長
山口利行
(5)実施主担当者
教諭
林 恭弘
(6)部の名称
大磯町立大磯中学校科学部
中学校
(2)-2 校種
年度中に交代となった場合の前任者氏名(交代年月)
(7)-1
生物系
分野 1
(8)活動のテーマ
中学校
(7)-2
環境
分野 2
「大磯町周辺の気象現象」
「葉緑体はなぜ緑色なのか」
(9) 3年間の目標(応募時の「提案のねらい」や「3年間の達成目標」より転記)
「大磯町周辺の気象現象」は気象班が研究します。大磯町から見られる雲の発生状況を観察し、発生メ
カニズムを探ります。基礎的な観察としては、毎日の気象観測、ラジオ気象通報からの天気図の作成を
行います。また、大磯町が海に面していることから、降雨と塩分の関係を研究します。また、湘南平の
丘陵の南側では冬に北風が吹かないで、東風が吹くことの秘密を探ります。
「葉緑体ははぜ緑色なのか」は文字通り、葉緑体が緑でなくてはならない秘密を探ります。担当するの
は「葉緑体の班」です。緑の補色はピンク色にあたりますが、植物がその補色の色を中心に用い光合成
をしているならば、緑の色を反射して葉が緑に見えるはずです。その秘密を探るために、植物を各種の
色の LED で成長させ、成長速度を比べてゆきたいと思います。また、海の中に到着する光は赤が中心に
なるそうなので、その実験をします。もし、それが本当であれば、海で発生した葉緑体は赤の光を効率
よく吸収するでしょう。
その他、科学部全員で生命の星地球博物館にて化石の採集、分類などを実習し、化石の型取り法を学び
ます。
(10) 本年度に実施した主な科学部活動
【3月】生命の星地球博物館にて田口学芸員から館内の紹介をしていただき、ボリビアの三葉虫の
同定の方法を教わる。
【4月】
「葉緑体の班」
、
「気象班」の他に「松の班」
「バナナの班」
「紙飛行機の班」
「風の班」
「石の
班」を部員の希望により増設。
【7月】青少年のための科学の祭典を見学に行く。
【8月】
・防衛大の小林教授に大学を紹介していただくとともに、神奈川県近郊で起こる気象現象と
雲について教わる。
・科学作文コンクール応募に向けてレポートをまとめ始める。
【10 月】科学作文コンクール応募。
【11 月】連絡協議会に参加させていただく。
【12 月】
・科学作文コンクールにて、
「松の班」が神奈川新聞賞、
「バナナの班」が東芝未来科学館賞
を、
「葉緑体の班」が神奈川科学技術アカデミー賞を、
「石の班」が優良賞を受賞した。
・班の組み換えをし、
「風の班」
「気象班」
「写真班」は存続、
「輪ゴムの班」
「脳科学の班(仮)
」
を部員の希望でつくる。
(11) 連携機関とのネットワーク構築等の工夫、および連携の成果
・ 生命の星地球博物館の田口学芸員にはボリビアの三葉虫について教えていただいたが、その後三
1
葉虫に興味を持つ部員が現れず、進展が無い。
・防衛大の小林教授には相模湾で起こる前線現象によって発生する積雲、相模湾で起こりうる竜巻の
観測をともに研究させていただくことになり、私たちの部も観測をしている。
(12) 成果発表会等の研鑽・交流の場、受賞や取材及び地域連携等の成果
分類※
発表会等の名称
内容
交流会
地区連絡協議会 (11 月 9 日)
ポスター発表
研究発表会
校内の文化祭
科学コンテスト
神奈川県科学作文コンクール
結果
錯覚の部屋の展示、
各班の成果発表
・神奈川新聞賞
・東芝未来科学館賞
・神奈川科学技術アカ
デミー賞
・優良賞
(13) 発表会等の研鑽の場や交流の機会等における部員の切磋琢磨のための工夫、およびその成果
地区連絡協議会での発表のため、ポスターをつくり、発表の練習を行った。
科学作文コンクールに応募のため、夏休みからレポート作りに取り組み学ばせた。
(14) 本年度の活動における運営の課題や、活動の工夫、改善点等
部員が多人数であるので、従来の2つの班のみの活動では運営が難しくなった。そこで班の数を多
くした。しかし、結果的には「研究したいこと」を研究したため、部員のやる気は高まったと思う。
地区連絡協議会に参加させていただいたことは部員にとってとてもよい学習になったと思う。博物
館や大学で教えていただいたことは研究機関について知る、研究の楽しさを知るという点で意味のあ
ることであったろう。
来年度は学生科学賞に向けてチャレンジする部員を育てたい。
(15) 平成 26 年度の部員数(途中入部,退部,引退等を含む延べ人数)
性別
合計
中学1年
中学2年
中学3年
男子
25
4
9
12
女子
7
2
3
2
2
高校1年
高校2年
高校3年
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