...

サマースクールの報告

by user

on
Category: Documents
26

views

Report

Comments

Transcript

サマースクールの報告
サマースクール
エキゾティック原子核実践講座
ーーあなたも計算できるーー
特定領域「ストレンジネスを含むク
オーク多体系」活動の一環
平成18年から毎年夏に開催
今年で3回目
2008年8月3日(日)~6日(水)
いつもKEKで行っていましたが、今回は理研で行いました。
30名を超える参加者(3年間のうちで一番多い)
北大、東北大、東工大、早稲田大、東大、京大、奈良女大、阪大、
九大・・etc
最初は、実践講座講師の大学関係者からの学生参加者が多かったが、
だんだん他大学からの参加者が増えてきた。
実践講座:今回は、キャッチフレーズを入れてみました。
・光と中間子の反応でハドロンの超ミクロな世界をのぞいてみよう
(ハドロン計算)
保坂淳(RCNP)、慈道大介(基研)
・エキゾチックな原子核の作り方:理論計算で実験をリードしよう!
(反応計算)
比連崎悟(奈良女大)、原田融(大阪電通大)
・目で見てみよう、ハイパー核の「形」!(AMD計算)
土手昭伸(KEK)、木村真明(北大)
全体の構成
8月3日(日) 13時開始 場所:研究本館4Fセミナー室(435号室)
3テーマ(ハドロン、反応、AMD)に関するオリエンテーション
PCをネットワークにつなげるオリエンテーション
8月4日(月) 午前:レクチャー
午後:実践講座
8月5日(火) 1日中実践講座
間に若手研究者の講演(30分)を3つほど入れる
8月6日(水) 午前:成果発表
8月4日(月) 9時開始 場所:RIBF棟2F大会議室
座長:岡真(東工大)
9:00~10:15 肥山詠美子(理研)
「ハイパー核の構造研究は何故面白い?」
10:15~10:30 休憩
10:30~11:45 中野貴志(RCNP)
「光ビームで探るハドロンの新存在形態」
11:45~12:20 永江知文(京大)
「これまでのハイパー核実験からJ-PARCに向けて」
12:20~14:00 昼食
14:00~14:30 応田治彦(理研)
「Λハイパー核の崩壊測定:
成果とJ-PARCでの将来計画」
14:30~18:30 実践講座
18:30~
懇親会 場所:研究本館4Fセミナー室(435号室)
サマースクール風景
レクチャーの様子
反応実践講座風景
ハドロン実践講座風景
AMD実践講座風景
学生さんの熱心な取り組みに、岡校長先生は
大変ご満足されておりました。
懇親会でも・・・ 大変ご満悦でした。
女性たちに囲まれて
ご満悦の岡校長先生
成果発表風景
皆さんまじめにしっかり発表
されてました。
全体写真
サマースクールも
3年も経ちましたので、
修了証も凝りました。
岡真校長先生作成
今年のサマースクールを振り返って・・
日程:7月の終わりから8月の最初くらいに日程をおくと、
参加者が多いことが分かった。(9月にしたら、非常に少なかった)
学生さんからの反応:大学を超えた交流(学生・教員)
がとても良かった。
なかなか評判は上々のようである。
理研で初めて行った。
ネットワーク関係では、板橋さん、塚田さん、根村さんに大変
お世話になりました。
理研で行う難点:セミナー室が少ない、宿舎が少ない。
しかし、なんとかなった。
サマースクール2日目に理研に落雷があり、
理研全体が停電。ネットワークもすべて落ちた。
で、来年も理研で行います。
来年で特定領域が終わり。
しかし、サマースクールのようなものは、継続が大切だと
思う。できれば、特定領域が終わっても、継続の方向で
行きたいと思います。
そこで、皆様のご協力をお願いします。
来年は、
AMD、ハドロン、変分法の3グループで行きます。
レクチャーセッションの講師の選定:
実験レビュー(1時間程度)、理論レビュー(1時間程度)
永江さんの講演は、必須
お忙しいのは分かりますが、依頼されましたら、
できるだけお引き受けくださる方向でお考えいただけると
とてもありがたいと思います。
サマースクール関係のもう一つの仕事として・・。
「原子核研究」に、実践講座で使用した講義ノートを
掲載します。
・反応
来年の春の出版
・ハドロン
・AMD
来年の秋出版を目指す
・変分法
皆さんへ、質問
今のところ、上記の4つのコースで2年に一度、お休みをとりながら、
持ち回りでまわしています。
他に、「こういうコースをしてみたら?」という提案があれば、
教えてください。
また、私事ではありますが・・。
4月から理研において、研究室を持ちました。
理研において、ストレンジネス核物理理論を
がんばって盛り上げていきたい。
そこで、まず、皆様の様々な叱咤激励をいただければ、と思い・・
中務さんと協力して
理研仁科センター研究会 「原子核物理学の展望」のご案内
開催日時 : 2008年11月26日(水) ~ 27日(木)
開催場所 : 理化学研究所 RIBF棟2F大会議室
11月26日(水) 場所:RIBF棟2F大会議室
[座長 : 中務 孝 (理研)]
11:00-11:10 矢野 安重 (理研) (10) はじめに
11:10-12:00 大塚 孝治 (東大) (40+10)「不安定核 -核構造の新天地、
核構造とハドロン物理の架け橋-」
[座長 : 小濱 洋央 (理研)]
13:30-14:20 田村 裕和 (東北大) (40+10)「J-PARCで展開されるハイパー核物理の将来」
14:20-15:10 八尋 正信 (九大) (40+10)「不安定核反応に対する微視的反応理論の構築
-RIBFの物理へ向けて-」
旅費もたくさんあります。
[座長 : 松本 琢磨 (理研)]
15:30-16:20 鈴木 宜之 (新潟大) (40+10)「少数体系アプローチの研究と今後の課題」
締め切りはオフィシャルには、今日までですが、
11月27日(木) 場所:RIBF棟2F大会議室
[座長 : 根村 英克 (理研)] 連休明けの11月4日くらいまでに
9:00- 9:30 土岐 博申し込んでもらえば、問題はありません。
(RCNP) (25+5) 「テンソル力最適化殻模型と原子核における
パイ中間子の役割」
9:30-10:20 中野 貴志 (RCNP) (40+10)「Pentaquark returns:
Status and Prospects of Theta+ Study」
10:40-11:30 櫻井 博儀 (理研) (40+10)「RIBFで挑む核物理」
11:30-12:20 矢花 一浩 (筑波大) (40+10)「密度汎関数理論の多彩なフロンティア」
[座長 : 肥山 詠美子 (理研)]
13:40-14:30 岡 真 (東工大) (40+10)「QCDから原子核へ」
14:30-15:20 岩崎 雅彦 (理研) (40+10)「物質の質量の起源に迫る」
15:20中務 孝 (理研) (10) おわりに
Fly UP