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認定農業者2016(松山市地域農業再生協議会作成)(PDF:1939KB)

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認定農業者2016(松山市地域農業再生協議会作成)(PDF:1939KB)
これ一冊で松山市の認定農業者制度がまるわかり!
松山市地域農業再生協議会編
認定農業者とは?
認定農業者とは?
認定農業者とは、農業経営基盤強化促進法に基づき、
今後5年間の農業経営の改善に関する計画(農業経営改
善計画)を作成し、市長に計画の認定を受けた方のこと
です。
認定の有効期限は5年間で、有効期限到達前に再申請
をすることで認定期限の延長も可能です。
認定農業者となることで、国や地方自治体、関係機関
から各種の重点的な支援措置を受けることができます。
松山市での認定基準(5年後の目標)
松山市内に在住または事業地(経営耕地)がある個人または法人の方が対象です。
年間農業所得
年間労働時間
経営耕地面積
年間従事日数
概ね400万円以上※
(ここでいう概ねとは8割を意味し、320万円以上で可)
※年間100日以上経営に従事する補助従事者(家族等)
1人につき50万円を目標年間農業所得に加算します
※法人の場合は、農業部門の代表者(役員等)の所得を目標
年間農業所得の対象とし、経営の主宰権がない一般構成員の
給与・賃金は雇用労賃として扱い、目標年間農業所得の対象
としません
2,000時間程度(1日8時間労働の場合、年間250日)
経営耕地面積の下限基準はありません
経営主(法人の場合は農業部門の代表者)が年間150日以上
農業経営に従事していること
年齢制限
年齢制限はありませんが、申請時に70歳以上の方については
後継者の有無や健康状態を確認させていただくことがあります
その他
青色申告に向けた帳簿記帳の実施や、定期的な休日の確保、
同居家族も農業に従事している場合は、家族経営協定の締結を
目指していただきます
-1-
申請の方法
申請の方法
認定農業者になりたい方は、まずはお近くの支援窓口にご連絡ください。松山市では関
係機関のご協力により認定農業者申請の支援窓口制を実施しています。
支援窓口の担当者が申請される方の経営内容と目標とする経営改善の方向性の聞き取り
を行い、申請書の作成支援や認定審査会への提出をいたします。
申請者のタイプ
支援窓口
連絡先
JAえひめ中央
松山市畑寺町742
TEL:089-945-6524
松山市吉藤4丁目7-26
TEL:089-911-8586
伊予郡砥部町麻生37
TEL:089-905-7375
松山市中西外974-1
TEL:089-993-3115
松山市中島大浦1623
TEL:089-997-1151
松山東営農支援センター
松山西営農支援センター
城南営農支援センター
JAへの出荷販売を
主とされている方
北条営農支援センター
中島営農支援センター
JA松山市
松山市生石町548
TEL:089-968-1211
松山市北持田町132
TEL:089-909-8762
伊予郡松前町昌農内641
TEL:089-984-1440
営農センター
個人での出荷販売を
主とされている方
愛媛県中予地方局産業振興課
畜産経営の方
愛媛県中予家畜保健衛生所
この表は一般的な場合です。支援窓口の都合で変更となる場合があります。
認定までの流れ
内容を審査
申請書を作成
支援を依頼
申請者
支援
申請書を提出
認定
審査会
窓口
-2-
認否を決定
結果を通知
松山
市長
認定農業者のメリット①
融資
認定農業者が経営改善を図る際に利用できる長期低利資金として、株式会社日本政策金
融公庫が農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)を用意しています。
農地等
取得のほか、改良・造成も対象となります
施設・機械
農産物の処理加工施設、店舗などの流通販売施設も対象
となります
果樹・家畜等
購入費、新植・改植費用のほか、育成費も対象となり
ます
その他の経営費
規模拡大や設備投資などに伴って必要となる原材料費、
人件費などが対象となります
経営の安定化
負債の整理(制度資金は除く)などが対象となります
法人への出資金
個人が法人に参加するために必要な出資金等の支払いが
対象となります
返済期間
25年以内(うち据置期間10年以内)
融資限度額
【個人】3億円(特認6億円)※
【法人】10億円(特認20億円)※
※ このうち経営の安定化のための資金の融資限度額
【個人】6,000万円(特認1億2,000万円)
【法人】2億円(特認4億円)
利率(年)
0.25~0.40%(平成28年2月19日現在)
担保・保証人
経営内容が良好な場合、無担保・無保証制度あり
使いみち
融資条件
問合せ先:株式会社日本政策金融公庫
松山市三番町6丁目7-3
TEL:089-933-3371
松山支店
農林水産事業お客様窓口
人・農地プランの地域の中心経営体として位置づけられた
認定農業者の方には、貸付当初5年間を実質無利子化する
金利負担軽減措置があります。
※6年目以降は通常の利息となります。
人・農地プランについては13ページをご覧ください。
-3-
認定農業者のメリット②
税制面での優遇を受けたい
青色申告により確定申告を行う認定農業者が、経営所得安定対策等の交付金を
「農業経営基盤強化準備金」として積み立てた場合、この積立額を個人は必要経費に、
法人は損金に算入できます。
さらに、「農業経営基盤強化準備金」を取り崩したり、受領した交付金をそのまま
用いて、農用地や農業用建物・機械等を取得した場合、圧縮記帳できます。
対象となる
交付金
対象となる
農業用固定資産
※
限度額
1または2の
いずれか
低い金額
必要な手続き
○経営所得安定対策の交付金
畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)、水田・畑作物の収入減
少影響緩和対策交付金(ナラシ対策)、米の直接支払交付金、
収入減少緩和対策移行円滑化交付金、水田活用の直接支払交
付金
○農用地
農地、農地以外の耕作用地、採草放牧地
○農業用の建物・機械等
農業用の建物(建物付属設備)、農業用の構築物
農業用設備(器具備品、機械装置、ソフトウェア)
※ 農業経営改善計画に取得する旨の記載が必要です
※ トラックやフォークリフトなどの車両は対象となりません
※ 中古品は対象となりません
○農業経営基盤強化準備金の積立時
1.準備金として積み立てようとする金額
2.その年(事業年度)の事業所得(所得)の金額
○圧縮記帳時
1.準備金の取り崩し額とその年(事業年度)の交付金受領額
のうち、農業用固定資産の取得にあてた金額の合計額
2.その年(事業年度)の事業所得(所得)の金額
確定申告の際に、対象となる金額についての証明書の添付が必要
です。証明書の申請手続きについては農政局にお問い合わせ
ください。(申請は確定申告の1ヶ月~2週間前)
問合せ先:農林水産省中国四国農政局愛媛支局
松山市宮田町188 松山地方合同庁舎
TEL:089-932-1177(代表)
-4-
認定農業者のメリット③
農業者年金での優遇を受けたい
一定の要件を満たす認定農業者の方は、農業者年金の保険料の支払いについて最大5割
の国庫補助が受けられます。
保険料の国庫補助を受けるには、以下の3つの要件を満たしている必要があります。
①
60歳までに保険料納付期間等(カラ期間含む)が20年以上見込まれる
②
必要経費などを控除したあとの農業所得が900万円以下
③
青色申告を行っている(3年以内に青色申告を行う約束でも可)
さらに家族経営協定を締結することで、配偶者や後継者も保険料の国庫補助の対象とな
ります!
青色申告と家族経営協定の状況
青色申告者の認定農業者
青色申告者の認定農業者と家族経営協定を締結し
経営に参画している配偶者または後継者
3年以内に青色申告者となる約束をした認定農業者
※
※
国庫補助額※
35歳未満
35歳以上
10,000円
6,000円
(5割)
(3割)
10,000円
6,000円
(5割)
(3割)
6,000円
(3割)
4,000円
(2割)
保険料の国庫補助を受給する期間の保険料は2万円で固定されます。
国庫補助分は将来農業経営から引退(経営継承)した際に、特例付加年金として受給
できます。
問合せ先:松山市農業委員会事務局
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6631
保険料の国庫補助は、家族から何人でも受けられます。
この機会に家族経営協定を締結しましょう!
家族経営協定については13ページをご覧ください。
-5-
認定農業者のメリット④
研修生を受け入れたい
認定農業者の方は、公益財団法人えひめ農林漁業振興機構が実施する営農インターン
推進事業を利用し、愛媛県内に就農確実な方を研修生として受け入れることができます。
研修期間中の研修生には、次のとおり助成金が支払われます。
●営農インターン推進事業の研修生への助成金
研修生の条件
65歳未満の
農家後継者
研修期間
短期コース
(3~12ヶ月)
65歳未満の
新規参入者等
長期コース
(1~2年間)
研修生への助成金額
月額5万円以内×研修期間(月)
月額7.5万円以内×研修期間(月)
一定の要件を満たす認定農業者の方は、県知事の認可を受けて、公益財団法人えひめ
農林漁業振興機構が実施する青年就農給付金(準備型)の研修機関となり、就農希望者
(独立・自営就農、または雇用就農)を研修生として受け入れることができます。
研修期間中の研修生には、次のとおり給付金が支払われます。
●青年就農給付金(準備型)の研修生への給付金
研修生の条件
研修期間
研修生への給付金額
研修終了後就農予定時に
1~2年
年間150万円(最長2年)
45歳未満
問合せ先:公益財団法人えひめ農林漁業振興機構
松山市一番町4丁目4-2 愛媛県庁第2別館内
TEL:089-945-1542
知っトク
農の雇用事業
情報
農業法人等が研修生を雇用する場合は、研修生1人あたり年間最大120
万円の助成を受けられる農の雇用事業を利用できる場合があります。
問合せ先:愛媛県農業会議
松山市一番町4丁目4-2 愛媛県庁第2別館内
TEL:089-943-2800
-6-
認定農業者向け補助事業①
次代につながる果樹産地生産力向上支援事業(市事業)
かんきつ類の生産を総合的に支援する松山市独自の補助事業を受けられます。受益
面積が概ね地続きで200㎡以上あることが条件です。
したいこと
施設の導入
※
対象となる農地
農業振興地域の
農用地区域内
(青地農地)
農業振興地域の
農用地区域外
(白地農地)
改植
農業振興地域の
農用地区域内
(青地農地)
耕作放棄地の
再生利用
農業振興地域の
農用地区域内
(青地農地)
※
補助内容
★有望果樹品種の生産に必要な施設導入時の
資材費の2分の1以内を支援します。
対 ハウス施設(紅まどんなに限る)、防風ネット
象 防鳥ネット、灌水設備
★有望果樹品種の生産に必要な施設導入時の
資材費の3分の1以内を支援します。
対 ハウス施設(紅まどんなに限る)、灌水設備
象
温州みかんまたは伊予柑からアボカドへの改植を
支援します。
○伐採・抜根後に苗木を定植 22万円/1,000㎡
○伐採のみで苗木を定植
19万円/1,000㎡
国事業(耕作放棄地再生利用緊急対策事業)を活用
した耕作放棄地の再生利用に対し、松山市独自で
上乗せ助成を行います。
実際にかかった資材費または標準事業費のいずれか低い金額から定率支援します。
補助対象となる資材費に施工費は含みません。
有望果樹品種とは
愛媛果試第28号(紅まどんな)、せとか、カラマンダリン、
南津海、甘平、ライム、アボカド
申請時期によっては要望調査が終了しており、キャンセル待ちとなる場合があります
問合せ先:松山市農林水産課 生産振興担当
松山市二番町4丁目7-2
松山市役所本館8階
TEL:089-948-6568
-7-
認定農業者向け補助事業②
松山市鳥獣被害防止施設等資材購入費補助金(市事業)
イノシシの侵入防止のために、被害防止施設(電気柵、金網、トタン板など)を新設
する場合に必要な、資材の購入費用を松山市独自に支援します。
資材を松山市内の販売店で購入していただくことが条件です。
●個人で設置する場合
実際にかかった資材費または標準事業費のいずれか低い金額の2分の1以内
(上限3万円)
問合せ先:松山市農林水産課 鳥獣対策・農地保全担当
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6567
ここが
ポイント
農振農用地とは?
農業振興地域の農用地区域内の農地のことを農振農用地(青地農地)と
呼び、補助事業の多くは農振農用地を対象としています。
そのため、農業振興地域の農用地区域外の農地(白地農地)や、
市街化区域の農地では、補助事業を実施できない場合があります。
農業地域
固定資産税
宅地並評価
市街化
区域農地
市街化区域
(都市計画法)
白地農地
青地農地
自然保全地域
自然公園地域
農用地区域(農振法)
農業振興地域(農振法※)
市街化調整区域
(都市計画法)
都市地域
森林地域
農地
森林地域
国土利用計画法の「五地域」の区分と農振農用地の関係イメージ図
※農振法とは農業振興地域の整備に関する法律
農用地区域の確認先:松山市農林水産課 鳥獣対策・農地保全担当
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6567
-8-
認定農業者向け補助事業③
経営所得安定対策(国事業)
●水田活用の直接支払交付金に係る担い手加算
松山市内の水田で対象作物を200㎡以上作付けし、出荷販売する認定農業者の方で、
その旨を申請をした方には、交付金が増額(平成28年度の金額は未定)されます。
28年産の麦、飼料用米、
えだまめ、スイートコーン、しそ、トマト(ミニトマトも可)、きゅうり、
対象
すいか、ピーマン、オクラ、アスパラガス、かぼちゃ、なす、さといも、
作物
キャベツ、ねぎ、いちご(苗は対象外)、施設軟弱野菜、
花き、花木(平成28年度出荷分まで)
基本部分(水田活用の直接支払交付金)の単価の一例
10,000円 ←増額部分
(金額は目安) ①28年産麦:35,000円(裏作:15,000円)
35,000円 ←基本部分
②飼料用米:55,000円~105,000円
③その他の対象作物:最高35,000円
増額イメージ(10aあたり)
平成28年6月30日(木)までに申請書を提出し、受付されることが必要です
問合せ先:松山市地域農業再生協議会
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6566
農林水産課内
●畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)
諸外国との生産条件の格差により不利がある国産農産物(麦、大豆、そば)の生産
販売を行う方に、交付金を支払います。
単価例:面積払(2万円/10a)+数量払(作物と等級ごとに補助金額が異なります)
●水田・畑作物の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)
米、麦、大豆の販売収入額の合計が、標準収入額を下回った場合に、その差額の9割が
補てんされる保険制度です。加入者と国が1対3の割合で積立金を拠出します。
補てん金は収穫後3月までの価格をみて、5~6月に支払います。
問合せ先:農林水産省中国四国農政局愛媛支局
松山市宮田町188 松山地方合同庁舎
TEL:089-932-1177(代表)
-9-
認定農業者向け補助事業④
愛媛県担い手農地利用集積支援事業(県事業)
人・農地プランの地域の中心経営体として位置づけられた方に、農地の利用集積を図る
ため、利用集積に必要な機械等の整備を支援します。
●助成対象となる機械等と付帯条件
機械
条件
(①~③
全て満た
すこと)
トラクター、田植機、コンバイン、米麦乾燥調整施設、野菜移植機
野菜収穫機、多目的管理機 など
①おおむね5年後を目標に農地利用集積計画を定めていること
②①の計画中で、水田・畑作であればおおむね5ha以上
果樹作であればおおむね3ha以上の
農地利用集積※を目標としていること
③倉庫、運搬用トラック、パソコン、フォークリフト、ショベル
ローダー等、農業経営以外の用途に容易に供されるような汎用性の
高いものでないこと
対象者:人・農地プランの地域の中心となる経営体(認定農業者に限りません)
※ 農業経営(自作地+利用権設定面積)および農作業受託を行う農地の合計面積。
補助率:3分の1以内(補助金額上限150万円程度)
愛媛県内で10件程度の採択枠となっており、希望に添えない場合があります
問合せ先:松山市農林水産課 集落営農・担い手育成担当
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6566
農地集積に
農地中間管理事業
平成26年度より、新たな農地の貸し借りの仕組みがはじまりました!
新たな制度「農地中間管理事業」では、公募により農地の出し手と受け手
を募ります。双方の希望がマッチングすれば、お互いの面識がなくても農地の貸し借
りが成立します。
農地の借入れ手続きは簡単で、農地の出し手の方には国による奨励金も充実してい
ます。まずは借受け希望登録を!
問合せ先:松山市農林水産課 集落営農・担い手育成担当
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6566
-10-
認定農業者向け補助事業⑤
認定農業者経営改善支援事業(県事業)
農地集積や農作業受託による規模拡大を志向する認定農業者の方が、集落における営農
計画書に基づき、機械・施設を導入する場合に経費の一部を支援します。
●助成対象となる機械・施設と付帯条件
機械
施設
条件
(①~③
全て満た
すこと)
トラクター、コンバイン、養液栽培システム など
ハウス、プレハブ保冷庫 など
①整備事業費が30万円以上
②耐用年数が5年以上のもの(中古機械は2年以上のもの)
③倉庫、運搬用トラック、パソコン、フォークリフト、ショベル
ローダー等、農業経営以外の用途に容易に供されるような汎用性の
高いものでないこと
対象者:経営改善の自己チェック※を行い、積極的に地域振興に取り組む認定農業者
※ 経営改善の自己チェックについては12ページをご覧ください。
補助率:3分の1以内(補助金額上限160万円程度)
愛媛県内で10件程度の採択枠となっており、希望に添えない場合があります
問合せ先:松山市農林水産課 集落営農・担い手育成担当
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6566
重要
補助事業への申し込みについて
ほとんどの補助事業は事前に申し込みが必要です。申し込みが必要な事
業の場合、事後申請は受付できませんのでご注意ください。
また、高額な資材の購入を補助する事業では、入札の実施が条件となる場合があり
ます。入札の結果、希望のメーカーの資材とはならず、同等性能の別メーカーの資材
となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
本冊子の情報は制度や補助事業の概要を示したものです。その他にも条件等がある場合
がありますので、制度への取り組みや補助事業への申し込みを検討される場合は、事前
に詳細についてお問合わせください。
-11-
認定農業者に求められること①
新たな農業経営指標
新たな農業経営指標は、農業経営者が自らの経営状況を自己チェックし、経営改善を図
るために活用することを目的に農林水産省が定めた指標です。
認定農業者は毎年の自己チェックの結果を農業経営改善計画の中間年(3年目)と最終
年(5年目)に市町村に提出するよう求められています。
-12-
認定農業者に求められること②
家族経営協定の締結
家族経営協定とは、家族農業経営にたずさわる各世帯員が、意欲とやり甲斐を持って経
営に参画できる魅力的な農業経営を目指し、経営方針や役割分担、家族みんなが働きやす
い就業環境などについて、家族間の十分な話し合いに基づき、取り決めるものです。
家族経営協定を締結することで、夫婦や親子で認定農業者に共同申請ができたり、農業
者年金の保険料の国庫補助の対象者が拡大されたりします。
協定書の様式例は松山市農業委員会事務局で配布しています。
松山市農業委員会では締結者に記念品を贈呈しています
問合せ先:松山市農業委員会事務局
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6628
人・農地プラン
人・農地プランとは耕作放棄地の発生を防ぐため、地域で作成する地域農業の将来の設
計図です。
地域の中心経営体と、それ以外の農業者の役割分担を踏まえた、地域の農業のあり方を
定め、農地中間管理事業を活用し、地域の中心経営体への農地の集積を推進します。
認定農業者は地域の人・農地プランにおいて、地域の中心経営体として位置づけされる
ことを期待されています。
地域の中心経営体として位置づけされると補助事業等の支援があります
問合せ先:松山市農林水産課 集落営農・担い手育成担当
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6566
認定農業者には地域のリーダーとして
期待される役割があるんだね
-13-
松山市認定農業者協議会
松山市認定農業者協議会とは?
松山市内の認定農業者有志により組織された会費制の協議会です。市内の5つのブロッ
ク会に分かれて、講演会や視察研修、関係機関による研修の情報提供、会員専用の独自補
助事業の実施といった、会員の経営改善のための活動を実施しています。
ブロック会名
地区名※
第1ブロック
五明、伊台、日浦、湯山、道後、桑原、味酒、生石、高浜、久枝、
和気、清水、堀江、潮見
第2ブロック
小野、久米、浮穴、石井、東雲、素鵞、番町、八坂、荏原、坂本、
新玉、雄郡、余土、垣生、味生、三津浜、宮前
第3ブロック
東中島、西中島、神和、睦野
第4ブロック
第5ブロック
泊、由良
北条、難波、正岡、浅海、立岩、河野、粟井
※
住所地を基本としますが、農地が他地域にある場合は、希望により農地のある
地域のブロック会に所属することもできます。
年会費:1,000円(協議会に入会する場合は必須)
さらに、経営作目に特化した活動を実施する研究部会にも任意で追加入会できます。
研究部会費:3,000円(任意加入、1研究部会当たりの年間会費)
研究部会名
平成27年度の主な活動
果樹研究部会
講演会、先進地視察研修
野菜研究部会
講演会、先進地視察研修、圃場見廻り会、苗配布
花き研究部会
講演会、先進地視察研修
入会に関する問合せ先:松山市農林水産課 集落営農・担い手育成担当
松山市二番町4丁目7-2 松山市役所本館8階
TEL:089-948-6566
-14-
これ一冊で松山市の認定農業者制度がまるわかり!
松山市地域農業再生協議会
松山市二番町4丁目7-2
松山市役所本館8階 農林水産課内
TEL:089-948-6566
H28.03
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