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全体版(その2) [PDFファイル/2.51MB]
サービスの質の向上に向けて 宮城県福祉サービス第三者評価 シンボルマーク 宮城県保健福祉部社会福祉課 P.30 宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県) (1)福祉サービス第三者評価の定義 福祉サービス第三者評価とは,事業者の実施するサービスの質を当事者(事業者 及び利用者)以外の公正・中立な第三者機関が,専門的かつ客観的な立場から評価 する取組です。 (2)福祉サービス第三者評価の目的 ①サービスの質の向上 ・個々の事業者が事業運営における問題点を把握し,サービスの質の向上に結 びつけること。 ②利用者への情報提供 ・福祉サービス第三者評価を受けた結果が公表されることにより,結果として 利用者の適切なサービス選択に資するための情報となること。 福祉サービス第三者評価は,社会福祉法第78条第1項に定められた事業者の責 務(努力義務)を果たすための一つの方法として制度化されたものです。評価を受 けることは任意ですが,利用者本位の福祉の実現のため,また福祉サービスの質の 向上のため,多くの事業者が第三者評価に取り組むことが推奨されています。 なお,社会的養護関係施設(児童養護施設,乳児院,情緒障害児短期治療施設, 児童自立支援施設,母子生活支援施設)は,平成24年度から,3年に1回以上の 受審と評価結果の公表が義務づけられています。 ■社会福祉法(昭和26年法律第45号) (福祉サービスの質の向上のための措置等) 第78条 社会福祉事業の経営者は,自らその提供する福祉サービスの質の 評価を行うことその他の措置を講ずることにより,常に福祉サービスを受 ける者の立場に立って良質かつ適切な福祉サービスを提供するよう努めな ければならない。 2 国は,社会福祉事業の経営者が行う福祉サービスの質の向上のための措 置を援助するために,福祉サービスの質の公正かつ適切な評価の実施に資 するための措置を講ずるよう努めなければならない。 - 1 - P.31 宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県) 福祉サービス第三者評価は,宮城県が策定した「評価基準」及び「評価の考え方 と評価のポイント,評価の着眼点」に沿って行われます。 評価基準は,各サービス共通の「共通評価」と,サービス種別ごとの「内容評価」 で構成されています。宮城県では,「保育所版」「障害者・児施設版」「特別養護 老人ホーム版」「養護老人ホーム・軽費老人ホーム版」「高齢者通所介護版」「高 齢者訪問介護版」を定めています。 (1)共通評価 共通評価では,組織運営や人材育成,改善課題への取組などのマネジメント や,利用者を尊重するサービス提供の体制を整備状況等について評価します。 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価分類 1 理念・基本方針 2 計画の策定 3 管理者の責任とリーダーシップ 1 経営状況の把握 2 人材の確保・養成 3 安全管理 4 地域との交流と連携 1 利用者本位の福祉サービス 2 サービスの質の確保 3 サービスの開始・継続 4 サービス実施計画の策定 Ⅱ 組織の運営管理 Ⅲ 適切な福祉サービスの実施 (2)内容評価 内容評価では,サービスの種別ごとに,各福祉施設・事業所の種別等の特性 や専門性を踏まえて福祉サービスの状況を評価します。食事や健康管理など具 体的なサービスの場面について評価する内容となっています。 ※第三者評価の受審が義務づけられている社会的養護関係施設については,全国共通の認証を 受けた第三者評価機関が,全国共通の評価基準に基づき評価を行います。詳しくは,全国社 会福祉協議会のウェブサイトをご覧ください。 - 2 - P.32 宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県) 厚生労働省 助言 助成・助言 宮城県 全国社会福祉協議会 事業推進のため連携 【県:推進組織】 ・評価基準の策定及び評価機関の認 証等 ・評価結果の公表及び普及啓発 ①認証申請 ②認証 ・その他,事業の推進に関すること。 諮問 第三者評価機関 答申 ◎第三者評価機関になるためには ・法人であること 【附属機関】 ・評価調査者養成研修を修了した 宮城県福祉サービス第三者 評価調査者(組織運営系,福祉系 それぞれ1名以上)を設置して いること ⑨評価結果報告 評価事業推進委員会 〈委員〉 など 学識経験者 ⑩評価機関 HP 評価結果公表 福祉サービス提供事業者 福祉サービス利用者 関係行政機関職員 ③評価申込 ④書面調査 ⑧評価結果 ⑥訪問調査 公表同意 計 10 人 ・第三者評価事業の推進に関する重 要事項の調査審議 ⑦評価結果報告 の有無 《第三者評価機関認証部会》 ⑪受審証明書の交付 福祉サービス事業者 ⑤利用者調査 ⑫県HPによる評価結果の公表 利用者(または家族) ⑬WAM NETによる評価結果の公表 - 3 - P.33 宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県) 社会福祉法人 宮城県社会福祉協議会 所 在 地 仙台市青葉区上杉1丁目2番3号 電 話 番 号 022-290-1210 ウェブサイト http://www.miyagi-sfk.net/ 評 価 対 象 保育所,社会的養護施設(児童養護施設,乳児院,情緒障害児 短期治療施設,児童自立支援施設,母子生活支援施設) 株式会社 福祉工房 所 在 地 仙台市青葉区国見1丁目19番6号201号室 電 話 番 号 022-727-8820 ウェブサイト http://www.f-kobo.co.jp 保育所,社会的養護施設(児童養護施設,乳児院,情緒障害 評 価 対 象 児短期治療施設,児童自立支援施設,母子生活支援施設), 障害者・児施設,養護老人ホーム,軽費老人ホーム,特別養 護老人ホーム,高齢者通所介護,高齢者訪問介護 特定非営利活動法人 所 在 地 介護の社会化を進める一万人市民委員会宮城県民の会 仙台市宮城野区榴岡4丁目2番8号テルウェル仙台ビル2階 電 話 番 号 022-293-8158 ウェブサイト http://www.ichimannin.com 保育所,社会的養護施設(児童養護施設,乳児院,情緒障害 評 価 対 象 児短期治療施設,児童自立支援施設,母子生活支援施設), 障害者・児施設,養護老人ホーム,軽費老人ホーム,特別養 護老人ホーム,高齢者通所介護,高齢者訪問介護 特定非営利活動法人 所 在 地 介護サービス非営利団体ネットワークみやぎ 仙台市青葉区柏木1丁目2番45号 電 話 番 号 022-276-5202 ウェブサイト http://www.kaigonet-miyagi.jp/ 評 価 対 象 保育所,養護老人ホーム,軽費老人ホーム,特別養護老人ホー ム,高齢者通所介護 - 4 - P.34 宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県) (1)組織内の効果 ○自らの提供するサービスの質について改善すべき点が明らかになります。 ○改善すべき点が明らかになるため,サービスの質の向上に向けた取組の具体 的目標設定が可能となります。 ○福祉サービス第三者評価を受ける過程において,職員の自覚と改善意欲の醸 成,諸課題の共有化が促進されます。 (2)対外的な効果 ○福祉サービス第三者評価を受審することにより,利用者等からの信頼の獲得と 向上が図られます。 ○受審していない他の施設に対し,福祉サービス第三者評価を受審する動機付け ができるなど,好影響が期待できます。 福祉サービス第三者評価を積極的に 受審いただきますようお願いします 宮城県保健福祉部社会福祉課 〒980-8570 電 仙台市青葉区本町 3 丁目8-1 話 : 022-211-2516 ファクシミリ:022-211-2594 E-mail:[email protected] ※福祉サービス第三者評価の詳細は,県ウェブサイトに掲載しています。 「宮城県 福祉サービス第三者評価」でご検索ください。 - 5 - P.35 宮城県 福祉サービス 第三者評価制度 福祉サービス 第三者評価制度とは? ●福祉サービスを提供する事業所について、第三 者が、客観的な立場から、そのサービスの質を 評価します。 ●評価結果は、事業所の同意に基づいて、公表 されます。 ●公表された評価結果を見ることにより、福祉 サービスの利用者は、自分に合った事業所を 選択できるようになります。 福祉サービスの利用を 検討されている方は、 是非ご覧ください! ●福祉サービスを利用したいけれど、あの施設 のサービスの質はどうなんだろうか。 ●福祉サービスへの就職を考えているが、施設 の具体的な情報が知りたい。 ●事業所のパンフレットやホームページを見比 べたけれど、違いが分からない。 このようなとき、下記のホームページをご覧ください。 自らのサービスの質を向上させるために、積極的に第三者評価を受審した事業所 及びその評価結果をご覧いただくことができます。 宮城県 第三者評価 検索 http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syahuku/daisansya-index.html ※宮城県保健福祉部社会福祉課又は最寄りの県の保健福祉事務所でも評価結果を閲覧することができます。 P.36 評価の対象となる事業所はどんなところ? 宮城県において、評価の対象としている事業所は、次のとおりです。今後も、対象事業所を 拡大していきます。 ●子どものためのサービス 保育所、社会的養護施設(児童養護施設、乳児院など)* ●障害のある方のためのサービス 障害者支援施設、障害児入所施設、障害福祉サービス事業所、障害児通所支援事業所 など ●お年寄りのためのサービス 養護老人ホーム、軽費老人ホーム、特別養護老人ホーム、高齢者通所介護、高齢者訪問介護 第三者評価を受けた事業所はサービスの質の向上に努力しています! 第三者評価は義務付けられた制度ではなく、任意で受けるものです。しかも、評価を受ける に当たって、事業所は、評価機関に対して一定の料金を支払います。したがって、第三者評価 を受けた事業所は、サービスの質の向上に真剣に取り組み、努力している事業所です。なお、 宮城県は、受審した事業所に対して「受審証明書」を交付しています。 第三者による客観的な評価です! 宮城県から認定された評価機 関が評価を実施します。評価機 関は、サービスを提供する事業 所から独立しており、客観的な 立場で評価を行います。 評価を行う機関はどんなところ? 評価機関として認証されるためには、法 人であること、一定の研修を受けた評価調 査者を配置していることなどの要件を満た す必要があります。形態としては、株式会 社、特定非営利活動法人、社会福祉法人な ど様々なものがあります。 第三者評価は、事業所のランク付けを行うものですか? 第三者評価の結果票には、それぞれの事業所の良いところや改善すべきところが記載され、 更に、評価項目ごとにabcの評価も記載されています。これらは、各事業所のサービスの質 がどのレベルに達しているかを明らかにした絶対評価です。そのような意味で、第三者評価は 事業所のランク付けを目的とするものではありません。 第三者評価では、どのような基準で評価を行うのですか? 第三者評価は、宮城県が策定した評価基準に基づいて行われます。評価基準の一部を紹介します。 ●アレルギー疾患をもつ子どもに対し、専門医からの指示を得て、適切な対応を行っている。 【保育所】 ●入浴は、利用者の障害程度や介助方法など個人的事情に配慮している。 【障害者・児施設】 ●認知症を理解し、利用者に対して適切に対応している。 【特別養護老人ホーム等】 * 社会的養護施設については、平成24年度から3年に1回以上の受審及び結果の公表が義務づけられています。 (社福) 全国社会福祉協議会が認証した評価機関が、全国共通の評価基準に基づき、評価を行います。 宮城県保健福祉部社会福祉課 〒980-8570 仙台市青葉区本町3丁目8−1 TEL:022-211-2516 FAX:022-211-2594 MAIL:[email protected] P.37 このチラシは5,000部作成し1部当りの単価は13円です。 資料6 加算等が算定されなくなった場合の届出の取扱等について 加算が算定されなくなる事実が発生した場合は,速やかに加算の終了の届出 を行ってください。 なお,再度加算を算定する場合は,加算の新規届出を行う必要があります。 (例)送迎加算(Ⅰ) 算定要件:下記①と②を両方満たすこと ① 1回の送迎につき,平均10人以上が利用する ② 週3回以上の送迎を実施する 月 平均利用者数 4月 10.1 5月 10.3 6月 10.5 7月 10.2 8月 9.8 9月 10 10月 11月 12月 10 11 10.5 1月 10 2月 10.2 (人) 3月 10.2 →8月以降:新たに届出を提出するまで算定不可 ・8月は加算要件を満たさないため,事業所は速やかに加算の終了届を各指定担当へ届 け出る。 ・9月に再度加算を算定する場合は,新規届出を各指定担当へ届け出る。 8月15日まで(必着)に届出を行う…翌月(9月)から加算が算定できる 8月16日以降に届出を行う…翌々月(10月)から加算が算定できる 【参考】 ○ 加算等が算定されなくなる場合の届出の取扱い 「指定障害福祉サービス事業所等の体制について加算等が算定されなくなる状況が生じ た場合又は加算等が算定されなくなることが明らかな場合は、速やかにその旨を届出させ ることとする。なお、この場合は、加算等が算定されなくなった事実が発生した日から加 算等の算定を行わないものとする。(以下省略)」 厚生労働省通知平成18年10月31日障発第1031001号厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長通知 『障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービス 等及び基準該当障害福祉サービスに要する費用の額の算定に関する基準等の制定に伴う実施上の 留意事項について』 第一 届出手続の運用 5 より引用 ○ 厚生労働省平成19年12月19日事務連絡 『障害福祉サービスに係るQ&A(指定基準・報酬関係)(VOL.2)』問7 P.38 資料7 ●○社会福祉施設等施設整備事業費補助金について○● 1 補助事業の概要 ○ 本事業は,国の「社会福祉施設等施設整備費国庫補助金」を活用し,社会福祉法人等が行 う障害福祉サービス事業所等の施設整備に要する経費の一部について,県の予算の範囲内で 補助を行うものです。 ※ 仙台市内に所在する施設等に係る整備については,仙台市が補助事業の実施主体となりま すので,県による補助事業の対象にはなりません。 ※ 本事業に関する要綱,通知,様式等は,県障害福祉課ホームページを参照ください。 http://www.pref.miyagi.jp/site/shisetsuseibi 2 補助対象事業者 ○ 社会福祉法人,医療法人,日本赤十字社,公益社団法人,一般社団法人,公益財団法人, 一般財団法人,特例民法法人,NPO法人,営利法人等 3 補助対象施設 ○ 障害者総合支援法に基づく施設 障害福祉サービス事業所(療養介護,生活介護,自立訓練,就労移行支援,就労継続支援), 障害者支援施設,居宅介護事業所(居宅介護,重度訪問介護,同行援護,行動援護),短期 入所事業所,共同生活援助事業所,相談支援事業所,福祉ホーム ○ 児童福祉法に基づく施設 児童福祉施設(障害児入所施設,児童発達支援センター),児童発達支援事業所,放課後等 デイサービス事業所,保育所等訪問支援事業所,障害児相談支援事業所 ○ 身体障害者福祉法に基づく施設 身体障害者社会参加支援施設 ※ 対象施設ごとに補助基準額,設置者,整備区分等が異なります。 4 整備区分 ○ 創設(新たに施設を整備すること。) ○ 増築(既存施設の現在定員の増員を図るための整備をすること。 ) ○ 改築(既存施設の改築整備(一部改築及び耐震化等整備を含む)をすること。) ○ 大規模修繕等(消防法令等の改正に伴い,新たに必要となる設備の整備を含む。 ) ○ スプリンクラー設備等整備 ○ 老朽民間社会福祉施設整備 ○ 避難スペース整備(身体障害者社会参加支援施設,居宅介護及び相談支援を行う事業所を除く。) 5 補助率等 ○ 補助対象経費の3/4以内(国:1/2以内,県:1/4以内) 総事業費 (補助対象外 経費) (補助対象経費) 国補助金 県補助金 自己資金 補助金3/4以内 自己資金1/4以上 ※ 但し, 『補助対象経費の総額の3/4』と『国の定める補助基準額』を比較して,低い方の 金額が補助上限額となります。 P.39 ※ 補助上限額はあくまでも上限額ですので,必ずしも,この補助金額を約束するものではあ りません。 6 平成29年度事業に係る今後のスケジュール(予定) 平成28年 6月 法人あて事業要望照会 8月 第1次審査(書類審査) 9月 第2次審査(ヒアリング) 平成29年 2月 社会福祉施設等の整備に関する審査会 3月 国庫補助協議事業決定 4月頃 国に国庫補助協議書提出 5月頃 国による事業ヒアリング 6月頃 国から国庫補助内示→着工可 補助金交付申請・交付決定 【補助金額の考え方】 例:グループホーム(GH)を新築(創設)する場合 補助対象経費 工事請負費 (単位:千円) 工事事務費 A 実際 2,000 = 25,000 + 補助基準額 B C = 30,000 補助金の額 事業者負担 BとCの 小さい方 総額 27,000 補助対象経費 19,237 (A×2.6%) ×3/4 = = 25,650 (端数切捨) 650 実際 2,000 + 対象経費の 3/4 総額 32,000 19,237 7,763 22,000 10,000 22,000 補助対象経費 (A×2.6%) ×3/4 = = 30.780 780 23,085 ※工事事務費は工事請負費の 2.6% に相当する額を限度に算定可能。 ※22,000 千円は、4~10 人の GH 本体の 補助基準額(H28 改定案) 。 付帯する機能によっては所定の加算が 算定できます。 例:大規模修繕等(スプリンクラー等設備のみ(設置面積200㎡))の場合 補助対象経費 工事請負費 (単位:千円) 工事事務費 A 実際 200 3,700 + 対象外 実際 200 4,500 + = = = 総額 3,900 補助基準額 補助金の額 C BとCの 小さい方 ×3/4 200 ㎡ 事業者負担 × 補助対象経費 3,700 B 総額 4,700 対象外 = 補助対象経費 4,500 B 19 2,775 1,125 (㎡単価) = 3,800 2,850 1,850 ※スプリンクラー等設備のみの場合は 工事事務費は対象外です。 P.40 【国庫補助基準額の例】 (1)創設 ※H28 年度補助基準額は改定後の額(案) ① 就労継続支援事業所(利用定員40人)の創設及び就労・訓練設備の整備 →H28 年度補助基準額:本体 92,100 千円+就労・訓練事業等整備加算 35,300 千円 =127,400 千円 ② 共同生活援助事業所(定員 4~10 人)の創設,相談支援事業所及び避難スペースの整備 →H28 年度補助基準額:本体 22,000 千円+相談支援,障害児相談支援整備加算 8,170 千円 +避難スペース整備加算 30,800 千円=60,970 千円 (2)大規模修繕等 ※金額は H28 年度の改定後の額(案) ① グループホームの改修:300 千円以上 10,000 千円以内 ※ 賃貸物件の改修整備も対象 ※ グループホームにスプリンクラーを整備する場合は,見積額と合見積額のいずれ か低い方の額と②のスプリンクラー設備工事費の基準単価にスプリンクラー設置対 象面積を乗じて得た額とを比べて低い額が基準額 ② スプリンクラー設備工事費 1,000 ㎡未満(※) 1,000 ㎡以上の平屋建 基準単価案(1 ㎡当たり) 19,000 円 35,900 円 消火ポンプユニット設置が必要な場合:1施設当たり 3,090,000 円加算 ※ 県及び国の予算の範囲内で補助事業を採択するため,国庫補助基準額よりも補助金額が低く なる場合もあります。 ※ 補助金により取得又は効用の増加した財産は,承認を受けないで,交付の目的に反して使用 し,譲渡し,交換し,貸し付け,取り壊し又は担保にしてはならないため,このような処分を 検討する際は,早めに障害福祉課まで,ご相談ください。 ◎参考 ・「厚生労働省所管一般会計補助金等に係る財産処分について」(平成20年4月17日付け社 援発第0417001号) P.41 資料8 平成27年度福祉・介護職員処遇改善(特別)加算実績報告書について 1 実績報告の提出期限 平成27年度における処遇改善加算の最終支払があった月の2ヶ月後の末日 (例)実施期間が4月~3月だった場合 3月分の給付費は5月に支払われるため,実績報告の締切は2ヶ月後の7月末日 となります。 ※実施期間が例とは異なる場合がありますので,事業所ごとに確認してください。 2 提出先 平成27年処遇改善加算届出と同様の機関へ提出ください。 (1) 仙台市内の事業所:仙台市障害者支援課 (2) 仙台市以外の事業所で法人一括申請の場合:宮城県保健福祉部障害福祉課 (3) 仙台市以外の事業所で単独申請の場合:宮城県の各指定担当機関 (4) 基準該当福祉サービス事業:市町村 ※法人一括届出により他の指定障害福祉サービスを併せて届出する場合は,同じ 届出を県障害福祉課へも提出 3 実績報告提出書類 平成27年度の実績報告は,新様式で行います。 (1)福祉・介護職員処遇改善実績報告書(別紙様式5)【必須】 (2)福祉・介護職員処遇改善実績報告書(別紙様式5の添付書類1~3) 【該当する場合】 (3)福祉・介護職員処遇改善(特別)加算総額のお知らせ【必須】 (4)処遇改善実績内訳書(参考様式1)【必須】 【任意様式でも可】 (5)実績報告書類チェックリスト【必須】 4 確認事項 次の項目について確認の上,提出願います。 (1)当該福祉・介護職員処遇改善(特別)加算総額及び賃金改善について確認 →別紙様式5にある金額と添付書類及び加算のお知らせの金額が一致するか。 (2)賃金改善所要額が加算総額を上回っていることについて確認 (3)賃金改善は適切に行われていることの確認 →参考様式1に記載した,対象職員の職種及び対象とする賃金項目は適当か。 →特定の職員に偏った賃金加算がなされていないか。 ※一部の福祉・介護職員を対象外とすることや,賃金改善に差を設けることは合 理的な理由(就業規則や賃金規則等で定めている)がある場合は可能ですが, 加算の趣旨に鑑み,公平な賃金改善を行うようにお願いします。 P.42 5 よくある指摘事項 (1) 「加算総額のお知らせ」が添付されていない。 → 毎月給付費電子請求システムを通じて通知されます。毎月の加算総額を把握す る際に必要な書類ですので取得漏れのないようにしてください。 (2)賃金改善を拡大解釈している。 =賃金改善所要額として認められない項目を算定している → 賃金改善は,基本給,手当,賞与及び一時金等の賃金項目を特定して行うもの です。したがって,以下の場合は賃金改善には含まれません。 ①職員の新規雇用に係る費用 ②雇用形態の変更に伴う費用:(例)非常勤職員から常勤職員へ雇用形態の変更 ③資格取得又は研修にかかる諸経費: (例)教材代,交通費 (3)算定されている職員が対象職種以外である。 → 指定基準上,対象職種との兼務が認められている場合に限り,処遇改善加算の 対象として差し支えないものとします。 (兼務の確認方法)労働条件通知書、勤務形態一覧表、業務日誌の確認 サービス 職種 加算対象 訪問系 サービス提供責任者 ○:ホームヘルパーに含まれる。 管理者 ○:対象職種と兼務している場合に限る。 ただし,手伝った程度の場合は不可。 グループ 管理者 ホーム サービス管理責任者 その他 管理者 ○:対象職種と兼務している場合に限る。 ただし,手伝った程度の場合は不可。 ○:対象職種と兼務している場合に限る。 (ただし,手伝った程度の場合は不可。 ) ×:サービス管理責任者及び児童発達支援管理責 任者と兼務している場合 サービス管理責任者 ○:指定基準を超えて配置されている(加配)者 児童発達支援管理責任者 ○:保育所訪問支援における訪問支援員と兼務し ている場合のみ 各様式については,以下のページに掲載しておりますので,ご確認ください。 宮城県ホームページ >障害福祉課 >福祉・介護職員処遇改善(特別)加算の算定に係る届出書等について http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoufuku/syoguukaizen001.html P.43 資料9 事故報告について 平成27年4月以降における事故の一例の紹介 項目 作業事故 内容 就労継続支援A型事業所において,知的障害者が豆腐 容器包装機で,豆腐パックをシールする工程の作業中 に,シールをされて出てくる機械の部分のシールカッ ターに,誤って手が触れてしまった。その結果,機械 に指が挟まれてしまい,左手人差し指と中指指先(爪 の中央より先端)が切断されたもの。 県の対応 事故報告書の提出を求め,安全カバーの設置や運 用の見直し等再発防止の徹底を確認。 事故報告について 事故報告は,事故が起こってしまったことに対する指導ではなく,今後二度と同様の事故が発生しないために作成を指導 しているものです。 基本的には事故の発生自体は指導の対象外となっています。(総合支援法49条や50条の勧告・命令や取消事由にも,事 故の発生そのものを対象としたものはありません※) 一方で,事故報告がなかった場合,指導の対象となってしまいます。 提出しないことで,事業所にとって不利益になるだけでなく,利用者の方にとっても不利益が生じてしまいます。 速やかな報告をお願いいたします。 ※ただし,事故の原因に関係法令違反等があった場合は,この限りではありません。 また,虐待事例や預り金の横領等もこの限りではありません。 P.44 事故報告書の書き方 ~経過報告編~ 利用者に対するサービスの提供により事故が発生した場合は,県・市町村及び当該利用者の家族等に連絡を行うとともに,必 要な措置を講じなければならないことが厚生労働省令に規定されています。 事故報告書において,事故の経緯を書く際は,以下の点について留意して記載してください。 ①誰が,いつ,どこで,誰と,どのように対応したのかをきちんと記載する。 ・主語が書かれているかを留意する。 ・時系列に沿って記載する。(できるだけ正確な時刻を記載する。) 悪い例 15時30分に利用者Aさんが,倒れていたの で,すぐに上司・看護師を呼び,救急車を呼 んだ。 Dが手当てをしていると救急車が到着し,そ のまま救急搬送された。 ・時刻が発見時刻しか記載されていない。 ・家族や管理者への連絡について記載がない。 ・看護師とDが同一人物とわからない。 ・発見者がわからない。 良い例 15:30 15:32 15:47 15:55 16:00 利用者Aが男子トイレで倒れているのを支援員Bが確認。 呼びかけにも一切反応しない。 Bはすぐにサービス管理責任者Cと看護師Dを呼ぶ Dの指示により,Bが救急要請。 Cは事故の騒動により,他の利用者を動揺させない よう他の支援員らに指示し,出張中の管理者に連絡。 Dが心臓マッサージを行っていたところ救急車が到着。 ○○病院に搬送開始。BとCが同乗する。 Aの搬送後,Cが家族に事故の第一報を連絡。 ※救急搬送時間等は,後日消防署等に確認することができます。 ②法人で用意しているマニュアルに沿って行動したかどうかを確認しながら記載する。 マニュアルどおりに対応できたかどうかが,原因分析や,今後の対応策を決めるにあたって重要なポイントになります。 P.45 事故報告書の書き方 ~原因分析編~ 事故報告書には再発防止策として,事故の原因分析結果と原因に対する対応策を記載することとしています。 再発防止策を検討するにあたり,原因分析は非常に重要となります。以下の点に留意して分析を行ってください。 ①組織として原因分析を行う。 特定の職員のみが事故原因を分析するのではなく,各部門の職員による会議を開催する等,組織として原因を分析 することが重要です。今後の対応策を決めるための会議は開いているものの,原因分析は組織的に行っていない事 例が多く見られます。 ②事故発生前と事故発生後にわけて考える。 (1) 事故発生前について ・事故発生前に兆候のようなものはなかったか。(ヒヤリハット事例の再確認等) (参考)ハインリッヒの法則 労働災害における経験則の一つ。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には 300の異常(ヒヤリハット事例)が存在する ・(上記兆候に対し)支援会議等を開催し,記録に残してあったか(個別支援計画に盛り込まれていたか)。 ・病院や家族の方との連携はきちんとできていたか。 ・上記の事項や利用者への対応について,法人で定めたマニュアルに沿った対応ができていたか。 (2) 事故発生後について ・事故対応に不備はなかったか。マニュアルに沿った対応ができていたか。 ③固定観念を捨てて,客観的に検討する。 「今回の事故の原因は○○だ」という決め付けで,他の可能性の検討を行っていない例が散見されます。 客観的な視点に立ち,様々な視点から他に原因がなかったかどうかを改めて確認してください。 ④特定の個人の責任に帰着させないように気をつける。 原因分析は,今後の対応策を策定し同じ事故を発生させないように行うものです。 支援は組織で行うものです。組織が行う支援において発生した事故の原因を職員個人の過ちであるとすることは, 事故に結びつく他の要因を見逃し,再発防止につながりません。 法人としての責任を持って,職員が事故を起こるに至る原因を組織の体制や人材育成等の視点からも分析すること が重要です。 P.46 事故報告書の書き方 ~対応策の策定編~ 同じ事故を繰り返さないために,前述の原因分析結果に基づき再発防止策を策定します。以下の点に留意して策定してください。 ①組織として対応策を検討し策定する。 原因分析と同様会議を開催する等し,組織として対応策を策定してください。 ②現実的な対応策とする。 どんなに素晴らしい対応策でもそれが実行できなければ,意味がありません。 対応策を考えると同時に,それをどうやって日頃の業務に取り込むかを検討してください。 ③原因と対応策が最低でも1対1対応(できれば1対n対応)になっているようにする。 「原因としてあがっているのに,対応策がない。」「原因分析を行わず対応策を考える」といった例が散見されます。 悪い例)・事故が発生したので,事故が発生していない事業所のマニュアルを参考にマニュアルを改正する。 ・個人の責任に帰着させ,改善策を出さない(交通事故事例など) 例)対応策としてマニュアルを改正する場合の原因分析・対応策の検討の流れ マニュアルどおり 対応できたか? Yes では,何故 発生したのか? No 止むを得ない事故だった。 マニュアル自体に不備があった。 何故,対応 できなかったのか? 改正不要 要改正 現行のマニュアルでは想定されていない事案だった。 等 ・職員にマニュアルが周知徹底されていない ・訓練不足 ・日頃の危機感の欠如 等 他の原因を追究する 改正不要 他の改善策をたてる P.47 2016年6月24日 資料10 障害福祉課社会参加促進班 就労系事業所における一般就労への支援について 1.就労移行等実態調査の結果について 厚生労働省からの調査依頼に基づき、平成 27 年 4 月 1 時点で移行支援、就労継続支援A 型、就労継続支援B型を実施している県内 266 事業所を対象に調査を実施し、244 事業所か ら回答を得たもの。 移行・A型・B型事業所退所理由 移行 31% 11% 18% 40% 368人 A型 22% 10% 59% 9% 148人 B型 10% 9% 15% 66% 346人 0% 20% 就職 40% A型へ転所 60% 80% B型事業所へ転所 100% その他 移行・A型においては「就職」が最多理由。B型事業所においても一定程度の割合を占め る。 平成26年度に就職した者の主な事業所利用期間 移行 16% 38% 25% 14% 7% 1% 114人 A型 13% 19% 25% 9% 25% 9% 32人 B型 3% 28% 3% 21% 21% 24% 33人 0% 20% 40% 60% 80% 6ヶ月未満 6ヶ月~1年未満 1年~1年6ヶ月未満 1年6ヶ月~2年未満 2年~3年未満 3年以上 100% P.48 平成 26 年度の就職者及び離職者数 移行 A型 B型 H26 就職者数 114 人 32 人 33 人 H26 離職者数 77 人 94 人 36 人 就職に加え、就職後の定着が課題。 定着支援の方法 36% 0% 20% 30% 25% 40% 電話やメール 60% 来所 職場への訪問 9% 80% 100% その他 ★定着率が高い事業所の取り組み例 ・就職後一定期間は週 1 回の面談など手厚くサポート。 ・事業所で独自に利用者毎に定着支援計画書を作成し自分自身のストレス特性について 理解を促すなど、就職前の準備を支援している。 ・就職後の対応に加え、就職前の準備が就労定着に効果的と思われる。 2.就労定着支援体制加算と就労移行支援体制加算について (1)就労定着支援体制加算の要件と減算について(就労移行支援事業所) 一般就労への移行後、6ヶ月以上、12ヶ月以上又は24ヶ月以上雇用されている 者又は雇用されていた者(就労定着者)が前年度において利用定員の一定割合である 場合。 ※「就労定着者」には、A型事業所に雇用された者は含まない。 加算要件と単位については以下の表の通りです。 就労定着者の割合 利用定員の5%以上 15%未満 利用定員の15%以上 25%未満 利用定員の25%以上 35%未満 利用定員の35%以上 45%未満 利用定員の45%以上 6月以上12月未満 12月以上24月未満 24月以上36月未満 29単位/日 25単位/日 21単位/日 48単位/日 41単位/日 34単位/日 71単位/日 61単位/日 51単位/日 102単位/日 88単位/日 73単位/日 146単位/日 125単位/日 105単位/日 P.49 減算について 〇過去2年間の就労移行者の実績が0の場合 所定単位数× 85 100 〇過去3年間の就労定着者の実績が0の場合 所定単位数× 70 100 〇過去4年間の就労定着者の実績が0の場合 所定単位数× 50 100 ※減算の規定があるので、上記に該当することになった場合は速やかに変更届の提出 が必要。 (2)就労移行支援体制について(就労継続支援事業所) 就労移行支援体制加算の要件について 就労継続支援を経て企業等に雇用され、6ヶ月を超える期間継続して就労してい る者が利用定員の5%を超える場合。 A型事業所:26単位/日 B型事業所:13単位/日 (3)届出を出す際の注意点 提出書類・・・指定様式とあわせ、原則として在職期間を証明できる書類を添付 (雇用契約書のみでは契約期間継続して勤務していたことが確認 できないため) 。 ※参考様式を添付しておりますので参考にしてください。 P.50 就 労 継 続 期 間 等 証 明 書 平成○○年○○月○○日 下記の者については、当社に就労していることを証明します。 (いた) 記 氏 名:○○ ○○ 入 社 日:平成〇年〇月〇日 就労期間:平成〇年〇月〇日~平成〇年〇月〇日 職務内容: 以上 ○○県○○市○○町○-○-○ 株式会社○○○○ 代表取締役 印 ○○○○○ P.51