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県内NPO協働事例集

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県内NPO協働事例集
「県内NPO協働事例集」
∼互いに支え合う心豊かな大分県を目指して∼
平成24年3月
大分県消費生活・男女共同参画プラザ
県民活動支援室
はじめに
平成10年12月に特定非営利活動促進法が施行されて以降、県内では多く
のNPO法人が設立され、平成24年2月末現在では、490のNPO法人が福
祉やまちづくり、社会教育など幅広い分野で地域課題の解決に取り組み、多く
の実績を上げています。
また、多くの企業において環境保護・保全やまちづくりなどの社会貢献活動
が行われていますが、今後、企業の社会貢献活動が地域に果たす役割は、さら
に大きくなるといえます。
一方、少子・高齢化のさらなる進行など社会経済情勢の変化や人々の価値観
の変化にともない、介護や消費者保護など社会の課題が複雑化するとともに、
地域コミュニティ機能の低下など、地域における新たな課題も顕在化していま
す。
このような課題に対して、行政だけでなく、公益活動に高い意欲を持ち、こ
れまで活動実績を積み重ねてきた機動性のあるNPOや、専門的知識や技術を
持つ企業が協働することで、きめ細かでレベルの高い公共サービスの提供が可
能となり、より豊かな社会が実現できます。
そのためには、これまで主に行われてきたNPOと行政との協働に加え、NPO
と企業、NPO間などの多様な主体との協働を推進することが重要になります。
今年度、県では多様な主体の協働の推進のために、新しいNPOとの協働指
針「心の通いあう地域づくりのための協働指針∼互いに支え合う心豊かな大分
県を目指して∼」を策定しました。
また、多様な主体との協働を進める上で参考としていただけるよう、過去に
行われた協働について、概要やきっかけ、成果、成功の秘訣や今後のビジョン
等をまとめた事例集を作成いたしました。
当事例集を活用していただき、NPO、企業、行政が互いの特性や立場の違
いを認め、それぞれの得意分野の力を活かしながら協働することにより、「夢
と希望あふれる大分県」を目指していきましょう。
最後に、この事例集の作成にあたり、お忙しい中取材やアンケート等にご協
力いただきました多くの皆さまに心から感謝申し上げます。
平成24年3月
もくじ
1 . もくじ/掲載事例一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2 . 事例紹介記事(事例1∼15)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3 .【特集】企業とNPO等のおおいた協働ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・32
4 . 県内NPO協働事例に関するアンケート調査結果・・・・・・・・・・・・・・34
5 . 県内自治体市民活動相談窓口一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
掲載事例一覧表
表題
NPO 法人等(取材先)
事業形態
1
高菜漬販売 PROJECT
社会福祉法人新友会 ひまわり畑
2
成年後見制度の活用で老後の安心確保
NPO 法人 市民後見人養成・活動支援ネット
委託・共催
ワーク大分
4
3
自然との触れ合いや栽培体験を通して心豊か
な青少年を育てる
NPO 法人 岡原花咲かそう会/
JT熊本支店
助成
6
4
NPOとの協働による就業力の育成
日本文理大学 人間力育成センター
講師派遣
8
5
KASHIMA2011 BEPPU ARTIST IN
RESIDENCE
NPO 法人 BEPPU PROJECT
補助
10
6
楽しく働き、おいしく食べる、くつろぎの場
NPO デザインセンター
委託
12
7
誰もが安心して利用できる駐車場づくり
NPO 法人 自立支援センターおおいた
委託
14
8
街なかにかつての元気と賑わいを取り戻そう
NPO 法人 さがのせき・彩彩カフェ
補助
16
9
ササヒビの再現により干潟漁業の将来を探る
NPO 法人 水辺に遊ぶ会
委託・補助
等
18
10
おおいたの特産物が一同に集結!!
パークプレイス大分
共同開催
20
11
『学び合い』信頼できる関係のネットワーク
NPO 法人 ふれあい囲碁ネットワーク大分
事業協力
22
12
虎の巻 OF THE ハットウ・オンパク
NPO 法人 ハットウ・オンパク
共催
24
13
暖かな心の交流の場に「原っぱカフェ」
NPO 法人 ムラづくり NPO 風の原っぱ
補助
26
14
専門家があなたのU・I・Jターンをサポート!!
NPO 法人 日田移住サポートセンター
委託
28
15
次世代リーダー育成『日出型まちづくり』
NPO 法人 風まち茶屋
事業協力・
助成等
30
1
共同開発
P
2
高菜漬販売 PROJECT
事 業 名:社会参画実習キャリア開発型プログラム
事 業 費:50,000円
事業形態
社会福祉法人新友会
ひまわり畑
日本文理大学
共同開発
【役割】高菜漬の製造
人間力育成センター
【役割】新商品の企画開発
協働の概要
社会参画実習キャリア開発型プログラムとは、日本文理大学が自校の学
生を対象に、社会において即戦力となる人材を育成するために実施してい
るものです。学生達は、実際に提案企業を訪問して、現場の作業を体験し
たり、課題解決に必要な情報を収集したりしながら「人間力」や「社会人
基礎力」の向上を目指します。
今回、ひまわり畑は課題として「高菜漬の新商品の開発」を提案し「高
菜漬販売
PROJECT」として新商品が開発されました。
協働のきっかけと経緯
きっかけは、ひまわり畑が所属する大分県中小企業家同友会あてに、大学が送付したプロ
グラムの参加募集案内でした。日頃から地域貢献に積極的であったひまわり畑は、地域の
若年人材の育成に協力するため、学生のアイディアを取り入れた「高菜漬の新商品の開発」
という課題を提案しました。
学生達は、新商品の開発について様々なアイディアを出し合い、試行錯誤しながら4種類
の高菜漬を考案しました。学生食堂で行った試作会の結果、2種類(6,000袋)の高菜漬
が商品として製造され、佐賀関の朝市や大分七夕祭りなどの地域イベント、学園祭で販売
し、完売しました。パッケージデザインも学生達が考案したものが採用され、学生は企画
から販売までを一貫して体験することができました。
協働の成果
学生との協働により、ひまわり畑は地域社会における人材育成
に貢献するとともに、若い人のニーズに合った高菜漬の新商品の
開発ができました。
学生は実際に商品の製造・販売の過程に携わることで、製造に
携わる人の苦労や食品の大切さを実感できるとともに、製造・開
発の苦労や喜びを体験することができました。
2
協働してみて・・・(取材先「社会福祉法人新友会 ひまわり畑」)
成功の秘訣
既に販売されている高菜漬とは違う新商品の開発のため、味付けやコンセプトを学生
と一緒に考えたり、アドバイスを与えたりしながら協力して取り組むことにより、実際
に商品化することができました。また、学生自身も商品開発だけでなく、学園祭や地域
のイベント等で、新商品の PR や販売促進に積極的に取り組んでくれました。
課題と解決策
学生の試作品の製造作業が、施設の業務時間内であったため、作業時間や作業場の確
保の調整が必要でした。また、施設で管理する高菜畑での材料の収穫量は、他の商品の
製造にも使われるので、新商品の製造量に限りがありました。
今後、製造量を増やすために、地域農家から買い取る高菜を増や
すことも検討しています。
また、そのことにより地域の活性化に一層貢献できればと思って
います。
今後のビジョン
今後は、商品開発に行政との協働等も視野に入れて取り組んでいきたいです。
大学と施設で共同開発して夏に販売した2種類の高菜漬は大変好評でしたが、期間限
定商品のため現在は製造していません。今後、味を変えて再び大学と協働して復活する
ことも検討しています。
社会福祉法人新友会ひまわり畑のプロフィール
平成16年設立。羽矢一弘施設長。8時間労働の企業的色彩の濃い障がい者就労支援施設です。
TEL:097-595-1711
FAX:097-595-0007
HP:http://3-flower.jp/
E-mail:[email protected]
日本文理大学
人間力育成センターのプロフィール
吉村充功センター長(工学部建築学科准教授)。 学ぶことの楽しさや学ぶ姿勢を養うとと
もに、自ら学び考える「人間力」が身につくよう、さまざまなサポートを展開。
TEL:097-524-2649
HP:http://www.nbu.ac.jp/
E-mail:[email protected]
3
成年後見制度の活用で老後の安心確保
事 業 名:平成22年度成年後見制度普及啓発事業
事 業 費:500,000円
事業形態
NPO法人市民後見人養成・
活動支援ネットワーク大分
【役割】企画・実施
日出町福祉対策課
共催
【役割】企画・実施
委託
大分県消費生活・男女共同参画プラザ(アイネス)
【役割】サポート
協働の概要
「成年後見制度」とは、認知症・知的障害・精神障害などの
理由で判断能力が不十分な方を保護するための制度で、本人のた
めに財産の管理や契約等の法律行為を行ったり、本人の行為能力
を制限したり、または本人が法律行為をすることが難しい場合に
支援します。
この「成年後見制度」を普及・啓発することを目的とした事業を、日出町をモデル地区と
して、各団体と協力して実施しました。まず、日出町内の民生委員・老人会・各施設入所者
のご家族の方など約170人を対象に10回の講習会を行い、次に一般町民の方を対象に講
演会を開催し、約30人の参加がありました。また、講演会の終了後には相談会も実施され
ました。
協働のきっかけと経緯
大分県(消費生活・男女共同参画プラザ)が実施した、NPOが他の地域団体と協働して
地域に共通する課題解決に取り組む企画提案型の事業である「平成22年度地域ネットワー
ク版協働型委託事業」に『成年後見制度』の普及・啓発と市民後見人の養成という目的で、
日出町と連携した事業を企画し、提案したのがきっかけです。
協働の成果
「成年後見制度」を積極的に情報発信し、サポートすることにより、今まで成年後見制
度を知らなかった人達に対して、周知することができました。
当NPOに成年後見制度についての質問や勉強したいとの問い合わせが寄せられ、効果は
着実に進んでいます。また民生委員やケアマネージャーの方がこの制度を知ることで、一
人暮らしの方へのサポートの幅が広がり、見守りなどの活動に活かされています。
4
協働してみて・・・(取材先「NPO 法人市民後見人養成・活動支援ネットワーク大分」)
成功の秘訣
「成年後見制度の普及・啓発」という共通の目的を持って、日出町福祉対策課と意見
を交わし、協働して講座を企画・開催したことで、この制度に対する日出町の理解を深
め、協力的な関係を築くことができました。
また、事業終了後には共同で評価報告会を開催し、事業の反省と評価を共有しました。
課題と解決策
引き続き連携・協力して講習会や講演会の受講者に対するフォロー講座を行う予定で
したが、県の事業が半年間で終了したため、資金不足により自分達で開催できないのが
現状です。評価報告会で振り返った内容を踏まえ、日出町福祉対策課と話し合い、今後
も普及・啓発の講習会や市民後見人の養成講座などの提案や個別相談などを行っていく
予定です。
今後のビジョン
身寄りのない方には、福祉支援として市民後見人が必要とされる場合が多くなってき
ていますが、知名度が低いため十分に利用されていません。
また、市民後見人の数も少ないので、積極的に養成講座を行うなどして、普及活動に
努めていく考えです。将来的には、当NPOの会員が市民後見人として、家庭裁判所か
ら推薦を受けられるようになればと思っています。
NPO 法人市民後見人養成・活動支援ネットワーク大分のプロフィール
平成21年設立。山田靖煕理事長。
「成年後見制度」理解のための講習会の実施、安心して地域で暮らすための見守り体制の検
討、事業実施に係る情報発信をブログ等で行なっています。
TEL:097-543-5300
ブログ: http://blog.canpan.info/kokenoita/
日出町福祉対策課のプロフィール
日出町福祉対策課には、障害福祉係と子育て支援係があり、この事業は障害福祉係で担当し
ました。
TEL:0977-73-3121
5
自然との触れ合いや栽培体験を通して心豊かな青少年を育てる
事 業 名:平成23年度JT青少年育成に関するNPO助成事業
事 業 費:1,100,000円
事業形態
NPO法人岡原花咲かそう会
【役割】企画・実施
助成
JT熊本支店
【役割】助成
協働の概要
この事業は、地域周辺の青少年に休耕田を活用したサツマイモ
やチューリップの栽培体験を通じて、自然に対する理解や関心を
高めてもらい、豊かな心を育むことを目的としたものです。
休耕田を活用して5月にサツマイモを植え、10月に収穫、11
月には整地した場所にチューリップの球根を植えて、4月に花公
園を開園しました。また、春と秋に育苗した花苗を小学校や公民館、老人ホームなど地区
内外に配布しました。JTは岡原花咲かそう会への助成により、青少年の育成と地域の活性
化の支援に貢献することができました。
協働のきっかけと経緯
JTは、平成11年度より社会貢献活動の一環として地域社会の発展につながる事業に対し
助成を行っています。助成先を決めるにあたって、「地域一体となって取り組む事業であ
り、次世代の社会を担う『青少年の育成』が図られる事業」として期待される活動へ助成
することとしており、岡原花咲かそう会の事業が採択されました。
岡原花咲かそう会は、平成22年度にも同じ事業で助成を受けており、継続した助成は全
国でも数少ない例となっています。
協働の成果
約70家族が参加しましたが、特に子ども達は畑の草取りなど
サツマイモの手入れの大変さが体験できました。芋掘りの日はあ
いにくの雨でしたが、泥に汚れながらも自分達で育てたサツマイ
モの収穫という感動を味わうことができました。
また、地域の方が草取りや炊き出しなどで、活動を支援してく
ださり、互いに交流を深めることができました。サツマイモ収穫後のチューリップの花公
園は地域の美化運動にもなり、特に近隣に住む高齢者の方から喜ばれました。
6
協働してみて・・・(取材先「NPO 法人岡原花咲かそう会/ JT 熊本支店」)
成功の秘訣
サツマイモの苗やチューリップの球根は、植える時期が決まっているため、天候に左
右されて計画どおりに実行できないこともありましたが、JT が資金の活用なども含め、
当 NPO からの要望に柔軟に応えたことで、NPO は臨機応変に事業を進めることがで
きました。
課題と解決策
JT 熊本支店は、通常業務のなかで事業の視察や参加を行うことが難しく、参加者の
声を直接聞く機会を多く持てませんでした。
今後は、参加する子ども達の喜びなどを肌で感じられるよう、できる限り事業現場に
出向き、NPO や地域の方と直接顔の見える関係をつくりたいと考えています。
今後のビジョン
JT は、今後も社会貢献活動の一環として、青少年の育成や環境保全、地域コミュニ
ティの再生と活性化につながる NPO 法人をはじめとする非営利団体の活動を支援しま
す。NPO も引き続き、花公園による環境の美化運動や、青少年の健全育成のための活
動を行いたいと考えており、次年度の JT の助成事業にも応募する考えです。特に花公
園は今後、車椅子の方も楽しめるように、公園内の道を整備したいと考えています。
NPO 法人岡原花咲かそう会のプロフィール
平成14年設立。木津邦洋理事長。大分県スポーツ公園、及び周辺地域の環境保全や美化、青
少年の育成や地域づくりを推進する活動を行っている。
TEL:097-520-2764
HP:http://www.geocities.jp/okabaruhana/
E-mail:[email protected]
JT 熊本支店
業務部のプロフィール
社会環境推進チームがこの事業を担当。社会の一員として、社会と共生する「良き企業市民」
であることを目指し、継続的に地域社会に貢献し、企業の社会的責任を目的とする。
TEL:096-356-3111
HP:http://www.jti.co.jp/
7
NPOとの協働による就業力の育成
事 業 名:人間力育成プログラムによる就業力の育成「NPOプロジェクト」
事 業 費:なし
おおいたNPO・ボランティア
センター
日本文理大学
事業形態
人間力育成センター
講師派遣
【役割】コーディネート
【役割】企画・講師手配・運営
県内のNPO法人
【役割】講演協力
協働の概要
日本文理大学3年生の教養講義の一つで、NPOについての理解
を深め役割を学び、その中から社会人としての基礎力を養おうと
するものです。
県内のNPO活動者に、設立の経緯や活動、現在感じている課
題について講演してもらい、その内容を踏まえて自分達でNPOを
立ち上げる企画を立て、ワークショップによる議論・検討を行いました。
協働のきっかけと経緯
日本文理大学の吉村准教授が「おおいた NPO・ボランティアセ
ンター」と交流があり、学生に「NPO への理解を深めてもらうと
ともに、社会人としての基礎力を磨いてもらいたい」と考え、セ
ンターに依頼したのがきっかけです。
大分県内で活動する代表的なNPO(環境保全・まちづくり・
国際協力など)に協力をお願いして講演してもらいました。最後に、ワークショップの中
で、学生達がチーム毎にまとめた企画をプレゼンテーションしました。
協働の成果
学生は、就職において「NPOで働く」という選択肢もあることを知る機会となりました。
今後、若者が県内のNPOに就職することで、地域における若い人材の確保が見込めます。
そして、学生は互いに協力して企画をまとめることにより、チームワークや企画力、実
行力といった社会人として必要な基礎力を学ぶことができました。
また、NPOにとっては、地域の人材育成という地域貢献の機会となると同時に、学生の
企画の中から、新しい活動の取り組みのヒントを得ることも期待できます。
8
協働してみて・・・(取材先「日本文理大学人間力育成センター」)
成功の秘訣
大学が建学の精神として掲げる「産学一致」のもと、地域産業に貢献できる人間力を
持つ人材育成の取り組みに、おおいた NPO・ボランティアセンターが賛同して、さま
ざまな分野の NPO 活動者を講師としてコーディネートしてくれたことです。
課題と解決策
毎年5名の NPO の代表者に講師をお願いしていますが、授業の日程が平日の午前中
のため、予定を合わせることが難しい場合もありました。また、毎年学生が興味を持ち
そうな活動分野を選ぶことや講師の日程調整が大変でした。講師に時間を調節していた
だき、授業を行うことができました。1 時間の講演ですが、NPO が熱意を込めて説明
する内容を、学生は真摯に受け止めていました。
今後のビジョン
日本文理大学は、地域に息づく大学の役割として、学生の人間力を高めるこの講座を
継続していく考えです。大学だけではなく地域全体で若者を育てる取り組みとして、授
業内容に改善を加えながら、学生がより積極的に受講してくれるものにしていきます。
日本文理大学
人間力育成センターのプロフィール
吉村充功センター長(工学部建築学科准教授)。
学ぶことの楽しさを知り主体性を培うため、地域貢献・企業課題挑戦などのプロジェクト活
動や資格講座を開講し、自ら考え行動できる「人間力」を身につける活動を展開しています。
TEL:097-524-2649
HP:http://www.nbu.ac.jp/
E-mail:[email protected]
おおいた NPO・ボランティアセンターのプロフィール
※センターは、平成24年4月に「おおいたボランティア・NPOセンター」と名称変更し、
大分市大津町2丁目1−41
大分県総合社会福祉会館(2階)に移転します。大分県ボラ
ンティア・市民活動センターと一体となって、NPOやボランティアへの情報提供や活動支援
を総合的に行っていきます。
TEL:097-555-9770
FAX:097-555-9771
おおいたNPO情報バンク「おんぽ」 http://www.onpo.jp/index.php
9
KASHIMA2011 BEPPU ARTIST IN RESIDENCE
事 業 名:泉都別府ツーリズム支援事業(平成22年度∼)
事 業 費:約900,000円
事業形態
NPO法人
補助
BEPPU PROJECT
別府市ONSENツーリズム部
観光まちづくり課
【役割】補助
【役割】企画・運営
協働の概要
「KASHIMA 2011」は、アーティストに住居と展示空間を貸
すということが、別府の温泉文化の中に息づく湯治のための宿泊
形態「貸間」に通じるものがあることから名付けられました。
この事業では、アーティストに別府での滞在制作の場所(住居)、
作品制作費、成果発表の機会(会場)を提供することで、新進芸
術家の育成と芸術文化の振興を目指しています。新進芸術家が別府の町の中に入ることで、
まちの人との交流が生まれ、市民が日常的にアートに触れるきっかけとなる効果もありま
す。平成22年から別府市の補助金を活用して開催されています。
協働のきっかけと経緯
別府市の「泉都別府ツーリズム支援事業」に申請し、採択されました。「泉都別府ツー
リズム支援事業」とは、地元の観光の再生、発展を目的に活動している市民グループに別
府市が活動費の一部を補助するものです。
これまで国内外のアーティストを招き、別府の魅力とアートを結びつけた事業を行い、市
街地の空き店舗の有効活用や、町とアートのつなぎ手として活動を続けてきた実績が認め
られました。
「KASHIMA 2011」では、全国より応募のあった中から4組のアーティストを選考し、
ダンスなどのパフォーマンスやビジュアルアート、場所や空間を作品として見せるインス
タレーションといった手法で作品を発表しました。
協働の成果
商店街の中に会場があるので、楽しみにしている地域の方も多
く、アーティストの作品観賞を目的に商店街を訪れる人も増えて
きました。
また、参加したアーティストが知人アーティストに呼びかける
ことにより、この事業の知名度が上がってきています。
(C)BEPPU PROJECT
10
協働してみて・・・(取材先「NPO 法人 BEPPU PROJECT」)
成功の秘訣
平成22年度に次いで「泉都別府ツーリズム支援事業」の補助により、資金的なサポー
トを受けることができて助かりました。補助金により、主体的な運営と、一貫した内容
で事業を実施することができました。
課題と解決策
事業採択後から終了するまでの間、別府市とのミーティングなどはなく、最後に事業
報告をするだけでしたので、別府市が求めるまちづくりのビジョンと事業の方向性がず
れていないかという不安がありました。
まちづくりの趣旨やビジョン等を共有して、協働して事業を実施できる体制づくりが
必要だと感じました。来年度は、ぜひ担当者にアーティストの展示作品を見に来ていた
だきたいです。
今後のビジョン
毎年開催しているため、この活動の知名度が県内外で少しずつ上がってきています。
今後は市民と力を合わせて、別府を訪れる多くの観光客に作品を観賞してもらえるよう
に広く周知を行っていくと同時に、
「KASHIMA 2011」へ参加を希望するアーティス
トが増えるよう、国内外への情報発信を増やし、今後の事業の継続・発展につなげてい
きたいです。
NPO 法人
BEPPU PROJECT のプロフィール
平成17年設立。山出 淳也 代表理事。BEPPU PROJECTは、事業を通じアートの持つ可
能性を社会的に位置づけていくことを目指しています。また、市民を対象に現代美術を中心
とした文化、芸術の振興に関する事業を行ない、当該分野の発展に寄与することを目的とし
ています。
TEL:0977-22-3560
HP:http://www.beppuproject.com
E-mail:[email protected]
別府市 ONSEN ツーリズム部観光まちづくり課のプロフィール
温泉を活用した「別府」の観光まちづくりを目指し、活動しています。
TEL:0977-21-1128
E-mail:[email protected]
11
楽しく働き、おいしく食べる、くつろぎの場
事 業 名:平成23年度『新しい公共』を支える市民活動コーディネーター養成事業
事 業 費:11,319,565円
事業形態
NPOデザインセンター
委託
【役割】企画・運営
大分県企画振興部
観光・地域振興局
【役割】委託
協働の概要
「食」を中心に地域コミュニティの活性化を図るサロン型の施
設コミュニティ・レストラン「コミレス」を支援するネットワー
クづくりと、活動をコーディネートできる人材の育成を目的とし
た「コミレス全国フォーラムinおおいた」を開催しました。この
フォーラムでは、NPOデザインセンターは、コミュニティ・レス
トランのコーディネーター研修・育成を手がけ、大分県(観光・地域振興局)はオブザー
バーとして出席しました。基調講演や県内のコミュニティ・レストランの代表者による店
の現状についての報告、分科会に分かれてコミュニティ・レストランについて深く掘り下
げたディスカッションが行われました。
協働のきっかけと経緯
NPOデザインセンターは、以前から地域の活性化の為にコミュニティ・レストランの普
及と紹介を行っており、平成20年に「コミレスフォーラム」を開催しました。その中で、
ひとつの地域だけでは解決できない課題を、コミュニティ・レストラン間のネットワーク
により解決できるのではないかと考え、平成22年に「コミレス全国フォーラム」を企画し
て、県の「大分県緊急雇用重点分野雇用創造プラン『新しい公共』を支える市民活動コー
ディネーター養成事業」に申請して、採択されました。フォーラムの基調講演は、コミレ
ス・ネットワーク北海道の伊藤規久子さんとNPO研修・情報センター代表理事世古一穂さ
んにより、「コミュニティ・レストランの起業、立ち上げについて」というテーマで行わ
れました。
協働の成果
フォーラムに参加した佐賀関や湯布院で活動する団体間の交流や生産者とのつながりが
生まれ、ネットワークの広がりもできました。コミュニティ・レストランの運営希望者に
活動についてのアドバイス等を行うコーディネーター3名の育成も進んでいます。地域の人
達の交流場所であるコミュニティ・レストランは、高齢者の生きがいや見守りの場、子育
て中のママ達が集まる情報交換の場として、地域に根付いています。
12
協働してみて・・・(取材先「NPO デザインセンター」)
成功の秘訣
NPO の「フォーラム」や「意見交換会」に、県は積極的に参加して活動をサポート
し、コミュニティの再生の視点から地域の活性化に取り組みました。
また、全国フォーラムの開催によって、北九州や北海道でコミュニティ・レストラン
を運営している NPO から直接ノウハウを得ることができました。
課題と解決策
コミュニティ・レストランは営利目的ではありませんが、食材費や人件費、施設管理
費等の必要経費が発生します。利用者の方に低価格で食事を提供しているため、経費の
回収が難しい部分もあります。
また、コミュニティ・レストランの運営をサポートするボランティアやNPOが自立
して事業継続できるようにアドバイスできるコーディネーターも求められています。今
後も、コーディネーターの人材育成事業の継続が必要です。
今後のビジョン
地域の小学校区に1つはコミュニティ・レストランが必要だと考えています。また、
山間部の小規模集落の支援にもコミュニティ・レストランが活用できると思います。
今後は、コミュニティ・レストランの運営を希望するNPOを支援するコーディネータ
ーの数を増やしていくために研修会等を開催して、NPOが安定して事業継続できるよう
にサポートを続けていきます。
NPO デザインセンターのプロフィール
平成 19 年設立。山下茎三代表。
「コミレスねっとおおいた」を結成・運営しており、
「食」を核としたコミュニティ支援を目
的として活動しています。
TEL:097-574-5258
E-mail:[email protected]
HP:http://comiresuoita.web.fc2.com
大分県企画振興部
観光・地域振興局のプロフィール
観光と地域づくりを一体的に進め、住んでよし、来ても楽しい魅力ある観光・地域づくりを
推進しています。(※平成24年4月1日より、観光・地域局観光地域振興課に変わります)
TEL:097-506-2125
E-mail:[email protected]
13
誰もが安心して利用できる駐車場づくり
事 業 名:平成22年度車いすマーク駐車場の適正利用推進啓発事業
事 業 費:1,180,336円
事業形態
NPO法人
自立支援センターおおいた
委託
大分県福祉保健部
地域福祉推進室
【役割】啓発活動
【役割】委託
協働の概要
車いすマーク駐車場は、身体に障がいのある方がその施設を
利用しやすいように、施設の近いところに作られていますが、
障がいのない方が駐車をすることがあります。
この事業では、障がいのない方に身障者用車両の体験乗車を
行ってもらい、車いすマーク駐車場に対する運転者の理解を求
め、意識を変えるきっかけをつくることで、駐車場の適正利用を推進する取り組みを行い
ました。
また、趣旨に賛同する方に署名をしてもらい、適正利用を啓発するステッカーを配布す
ることで、車いすマーク駐車場の存在意義や必要性を広めました。
協働のきっかけと経緯
大分県のめざす車いすマーク駐車場の適正利用を推進し、本当に必要としている人が安
心して利用できる社会の実現と、当NPOの「障がい者と健常者が共生できる社会を目指し
た福祉の向上及び社会教育の推進」という取り組みがマッチして、協議・検討を重ねた結
果、今回の事業が実現されました。
車いすマーク駐車場のある商業施設などで啓発活動を8回行い、来客者に車いすマークの
駐車場利用についての理解を呼びかけ、約1,000名の方が署名をしてくれました。
協働の成果
障がいのない方に、実際に車いすから車へ移動する体験をしてもらうことで、なぜ広い
スペースの駐車場が必要なのかを認識してもらえました。
また、署名を集めることにより、大分県が平成24年度から実施する「大分あったか・は
ーと駐車場利用証制度」の推進と、車いすマーク駐車場の正しい利用の必要性について広
く周知し、啓発活動を行うことができました。
「大分あったか・はーと駐車場利用証制度」とは、障がいのある方や介護の必要な方、妊産婦の方などの車の乗降や歩行が
困難な方の申請を受けて、県が「大分あったか・はーと駐車場利用証」を交付します。この利用証を車内に掲示することで、
歩行が困難な方のために設けられている「大分あったか・はーと駐車場」の利用ができる制度です。
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協働してみて・・・(取材先「NPO 法人自立支援センターおおいた」)
成功の秘訣
当 NPO は平成 21 年度にも同様の啓発活動を行っていたので、平成 22 年度につい
てもスムーズに事業計画が決まりました。前年は 3 回だった啓発活動を 8 回に増やし、
県内各地の大型商業施設などで啓発活動を行い、県の担当者も一緒に参加して、駐車場
の適正利用への理解を求める声かけをしてくれました。
課題と解決策
県と当 NPO が啓発活動の当日になっても打ち合わせができずに、準備不足になると
いうこともありました。こうした原因のひとつに、事業実施を当 NPO の担当者が1人
で行っていたため、担当者が体調を壊した時の対応が十分でなかったことなどが挙げら
れます。担当者が動けない場合にカバーできる体制づくりが必要です。
今後のビジョン
健常者に駐車場の適正利用について啓発活動を行ってきましたが、今後は車いすマー
ク駐車場を利用する立場の方に、新しくできた駐車場利用制度を知ってもらうための活
動も行います。
また、屋外の駐車場は、天候の悪い日は車への乗り降りが非常に難しいので、屋根の
整備などのユニバーサルデザインの向上と理解を目指して活動していきます。
NPO 法人自立支援センターおおいたのプロフィール
平成14年設立。米倉仁理事長。
利用者主体の介助サービスを提供し、障がいのある方が質の高い生活を送れるよう支援して
います。
TEL:0977-27-5508
HP:http://www.jp999.com/333/
E-mail:[email protected]
大分県福祉保健部
地域福祉推進室のプロフィール
地域福祉活動の推進、生活保護制度の業務などを行っています。
TEL:097-506-2622
E-mail:[email protected]
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街なかにかつての元気と賑わいを取り戻そう
事 業 名:平成22年度街なかにぎわいプラン推進事業
事 業 費:3,227,800円
事業形態
NPO法人さがのせき・
彩彩カフェ
補助
大分県
商業・サービス業振興課
【役割】企画・運営
【役割】補助
協働の概要
「市町村合併により誕生した商店街『関あじ関さば通り』に
かつての商店街の賑わいを再生したい」、「地元の食材を使用
して安心・安全な食事が提供できて、高齢者の方が気軽に立ち
寄れる地域交流の場が欲しい」としてつくったのが、コミュニ
ティ食堂「よらんせぇ∼」です。
食堂では、サイズが小さいなどの理由で「規格外品」となった地元産の食材やスタッフ
が自家農園で作った野菜等を使って、定食や惣菜、手作りのシフォンケーキを販売してい
ます。
協働のきっかけと経緯
大分県(商業・サービス業振興課)の「街なかにぎわいプラン
推進事業」の一般枠で最優秀賞に選ばれ、その補助金を活用して
「コミュニティ食堂・よらんせぇ∼」を開店しました。食堂では、
佐賀関で取れる新鮮な魚を使用したりゅうきゅう(琉球)定食な
どを、ワンコイン(500円)で地域住民や観光客の方に味わって
いただけます。毎月第3土曜日には、地域で開かれる朝市に合わせて「めっけもん100円
市」を開き、季節の野菜や果物などを一人暮らしの方でも使い切れる量に分け、手頃な価
格で販売しています。
協働の成果
「食」以外でも、店舗内で高齢者の手作り作品の展示販売を行ったり、絵画教室が開か
れるなど、地域内外の人が気軽に立ち寄って交流を深めることができる場所になりました。
また、九州アルプス商工会の『トマトを活用した商店街活性化事業』との交流から、毎
週木曜日は「荻町特産の日」として、荻町栽培農家のトマト加工商品を販売し、佐賀関の
特産品も荻町で販売されるようになりました。
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協働してみて・・・(取材先「NPO 法人さがのせき・彩彩カフェ」)
成功の秘訣
当 NPO は、事業に関する要望や質問などを逐一県に伝える一方、県は NPO が不
慣れな書類作成や事業手続などについてアドバイスしてくれ、食堂のオープンの日には
県の担当者が接客のサポートにも来てくれました。開店後も月に 1、2 度は様子を見に
足を運んでくれました。
課題と解決策
コミュニティ・レストランの立ち上げが初めての試みだったため、お互い手探りの
状態でした。食堂で出す野菜は、自家農園で収穫したものや規格外品なので、いつでも
ある訳ではなく、商品がそろわないこともありました。
現在は、コミュニティ・レストランが各地域に増え、お互いの交流の中から課題が解
決することもあります。
また、野菜だけではなく、パン工房で手作りしたパンやケーキを販売するなど、商品
にも工夫をしています。
今後のビジョン
大分県、大学、地元青年部や NPO で、商店街のにぎわいを取り戻すことを目指し「関
あじ関さば通り再生プロジェクト」を立ち上げ、現在議論を行っています。
空き店舗の利用方法や、コミュニティ・レストランの一層の活用方法を模索しながら、
商店街から地域全体が活性化するような企画を目指しています。
NPO 法人さがのせき・彩彩カフェのプロフィール
平成18年設立。山田悠二事務局長。
住民のふれあいの場を設け地産を使った料理や小規模多機能施設を運営しています。
TEL:097-575-2585
HP:http://blog.canpan.info/oita-seki
E-mail:[email protected]
大分県商業・サービス業振興課のプロフィール
中小小売商業の振興や中心市街地での商業の活性化、中国でのビジネスのサポートなどの
貿易振興、物産の振興・支援等に関する施策を行っています。
TEL:097-506-3285
E-mail:[email protected]
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ササヒビの再現により干潟漁業の将来を探る
事 業 名:(1)平成20年度大分県森林環境保全推進関係事業
(2)平成20年度水産庁環境・生態系保全活動支援調査事業
事 業 費:(1)500,000円【竹林の伐採】
(1)
NPO法人水辺に遊ぶ会
【役割】竹の切出し・広報
協働
(2)【ササヒビの設置】
事業形態
(2)
≪中津干潟保全の会≫
・大分県漁業協同組合中津支店
・NPO水辺に遊ぶ会
事業形態
大分県
【役割】補助
・大分県北部振興局農山漁村振興部
・中津市役所農政水産課
水産庁
【役割】委託
【役割】事業協力・ササヒビの設置
協働の概要
「ササヒビ」とは、干潟に枝のついたマダケを垣根のように建
て、潮の干満を利用して魚をとる漁法で、中津干潟で昭和40年頃
まで行われていました。瀬戸内海最大の自然環境を誇る中津干潟
では、採貝漁業や海苔養殖漁業などの干潟漁業が盛んでした。し
かし、近年、アサリをはじめとした二枚貝は激減し、海苔養殖漁
業の生産力も低下して、干潟漁業は減少傾向にあります。
貝類の資源を増やし、市民に干潟環境や生態系保全について理解を深めてもらうため、干
潟漁業が盛んだった頃に行われていた「ササヒビ」の再現を行いました。ササヒビは1基あ
たり数万本の竹を利用するので、増えすぎた竹林を伐採して使用することで里山の荒廃を
防ぐ効果もあり、海と山両方の自然環境を守ることにもつながります。
協働のきっかけと経緯
平成17年から、水辺に遊ぶ会が地元漁業者と協働で漁業体験を
実施していく中で「ササヒビ」の存在を知り、再現についての話
が出てくるようになりました。平成19年に、漁協・市・県・国と
の協働事業体制ができ、翌20年に水産庁の「環境・生態系保全活
動支援実証委託事業」と大分県の「大分県森林環境保全推進関係
事業」でササヒビの設置事業を実施しました。
協働の成果
現在、残念ながらアサリの増加は見られていませんが、牡蠣やハマグリなどの他の生態
系が増えたという報告がありました。また、子ども達にササヒビを体験してもらうことで、
中津干潟の環境への関心を高めるといった効果もありました。
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協働してみて・・・(取材先「NPO 法人水辺に遊ぶ会」)
成功の秘訣
当NPOと漁業組合の各リーダーが、中津干潟の再生と保全という共通の目的を持つこ
とで、対等な関係づくりができました。更に、県の担当者が日常的にNPOと漁業組合と
の間で潤滑剤になってくれたことで、十分な情報交換を行うことができ、横の連携がう
まく取れました。
課題と解決策
漁業者を牽引しているリーダーや行政の担当者が代わってしまうと、高いモチベーシ
ョンの維持が困難になりました。委託事業の枠の中だけの活動に終始してしまい、その
他の活動がやりにくくなることもありました。牽引するリーダーや担当者が代わっても
同じモチベーションで事業が継続できるように、事業に取り組む全員が情報を共有し、
事業実施体制を構築していくことが重要です。今後も、コミュニケーションをこまめに
取り、互いが信頼し合える関係を保ちながら、活動に取り組んでいきます。
今後のビジョン
平成21年度から、水産庁の「環境・生態系保全活動支援事業」のメニューのひとつと
してササヒビの維持管理を中津干潟保全の会で行っています。維持管理の他に、モニタ
リング調査やササヒビ漁体験を通じて市民向けの啓発活動なども継続して実施していま
す。漁業者と市民が共通の理解を持ちながら、沿岸域の保全に取り組んでいくことが今
後の課題であると考えます。
NPO 法人水辺に遊ぶ会のプロフィール
平成11年設立
足利由紀子理事長。 「海と人の心の距離」を取り戻し、中津の海や水辺と
人々のくらしをつなぎ直すために活動しています。国土交通省平成23年度 「手づくり郷土
ふるさと賞」一般部門 受賞、日本ユネスコ協会連盟「未来遺産」登録
TEL:080-5248-7443
HP:http://www.max.hi-ho.ne.jp/y-ashikaga/
E-mail:[email protected]
大分県漁業協同組合中津支店のプロフィール
漁業者の経営と生活を守り、向上させるための組織です。消費者の皆様には「安心・安全」
な魚介類の提供に努めます。
TEL:0979-22-2103
E-mail:[email protected]
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おおいたの特産物が一同に集結!!
事 業 名:おひさまマルシェ(平成22年度∼)
事 業 費:420,000円
事業形態
NPO 法人アシスト・パル・オオイタ
パークプレイス大分
おおいた田舎グルメ
共同開催
おでかけガイド編集部
【役割】サポート
【役割】企画・提案・運営全般
協働の概要
NPO法人アシスト・パル・オオイタ発刊の直売所ガイド本で紹
介された直売・加工所(県下10市町村エリア13店)のお勧め商
品を、パークプレイス大分で販売してもらいました。
フランスの市場(マルシェ)をイメージした会場では、新鮮野
菜や米、漬物など約100種類の特産品が並び、パークプレイス大
分に訪れたお客様に、各地域の特産品を広く知ってもらえるイベ
ントになりました。
協働のきっかけと経緯
パークプレイス大分が、秋に向けて「人と人がつながる」、「地
域貢献ができる」をテーマに企画を考えていたところに、当NPO
から「おおいた田舎グルメおでかけガイド」に掲載された直売・
加工所の対面販売の提案を受けました。
秋の「食」にもつながり、テーマとマッチした企画であったた
め、平成22年度に「おひさまマルシェ」が実現しました。
この年の反響を受けて、平成23年度も引き続き開催されました。
協働の成果
NPOが企画提案することで、生産者は来場者に特産物をPRする機会を持つことができ、
パークプレイス大分は集客につながる取り組みになりました。
週末の10時から15時の5時間で開催され、およそ1,600人の来場者がマルシェに立ち寄
りました。
パークプレイス大分に県内各地の直営店が集まったことで、来場者は各地域の特産品を
まとめて楽しむことができ、生産者から特産品の詳しい情報も直接得ることができました。
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協働してみて・・・(取材先「パークプレイス大分」)
成功の秘訣
NPO が持つ生産者とのネットワークがあったため、信頼できる販売店舗に参加して
もらえました。
平成 23 年度は、消費者がもっとマルシェを楽しめるよう、本場フランスのマルシェ
を知る方の指導を受けて開催したので、さらに一味違った運営ができました。
課題と解決策
NPO との連携も取れ、運営については大きな課題はありませんでしたが、イベント
の開催が来場者に伝わっていませんでした。来場者の中には、施設に来て初めてイベン
トを知った方もおられました。
今後は、より多くの方にイベントに参加していただけるように、広告媒体の活用や場
内アナウンスなどの対策を図ります。
今後のビジョン
「おひさまマルシェ」の開催期間や店舗数を増やしてもらいたいという要望もいただ
いています。その他、活動発表や制作活動などをしている方たちに、施設をPRの場とし
て貸し出していく考えです。
今後も地域の活性化や地域貢献になるような支援を続けていきます。
パークプレイス大分のプロフィール
平成14年設立。春夏秋冬、四季の魅力あふれる街、自然と共生し、人々と一緒に成長する街
を目指す商業施設です。
TEL:097-520-7777
HP:http://shop.parkplace-oita.com
NPO 法人アシスト・パル・オオイタのプロフィール
平成14年設立。松田順子理事長。
青少年から社会人までが環境保護の理念に基づき学習や事業を行い将来的に活動するリーダ
ー育成を目指しています。
TEL:097-534-8033
HP:http://www11.ocn.ne.jp/ apo2002/
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『学び合い』信頼できる関係のネットワーク
事 業 名:学びの協働隊(平成22年∼)
事 業 費:690,000円
事業形態
NPO法人ふれあい囲碁ネット
ワーク大分
県内のNPO団体と市民活動に
事業協力
【役割】企画・運営
興味のある個人(計36名)
【役割】講座参画、講義実施
協働の概要
地域の課題解決のために、NPOのさまざまな活動を地域に広げ
ていくには、個々の活動のがんばりだけでなく、NPO同士が信頼
関係を構築し、相互支援のネットワークをつくることが大切であ
ると考えていました。そこで「市民活動団体が社会から理解と信
頼を得るために必要なこと・すべきこと」をテーマに、「学びの
協働隊」という参加団体がお互いに意見交換して学び合う研修会を開催しました。
協働のきっかけと経緯
「NPO同士が信頼関係を持って助け合えるネットワークをつ
くりたい」と考えていたふれあい囲碁ネットワーク大分の谷川理
事長が、NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター代表理事の加
藤哲夫氏の講演で深く感銘を受け、
「学びの協働隊」の講師を依
頼しました。
県内では数少ない、すべて参加料で運営されたNPO主催の研修会だったことから、内部
から開催を危ぶむ声もありましたが、平成22年度に開催が実現しました。
協働の成果
①学び合う関係づくり、②それぞれの力量形成、③地域ネットワークづくりという3つ
のねらいを掲げて学びあう中で、お互いの活動について理解を深め、参加者同士の信頼関
係も築くことができました。
情報開示・発信(編集力)のための4つのツール「ポータルサイトのブログ」「各団体の
ブログ」「団体の基本情報」「メーリングリスト」を活用して、団体ごとに基本情報のウェ
ブ開示とブログの開設を行い、そのブログ記事が自動配信されるポータルブログを作成す
ることで、NPOの活動の情報開示・発信力を向上させるための基礎ができました。
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協働してみて・・・(取材先「NPO 法人ふれあい囲碁ネットワーク大分)
成功の秘訣
うまくできなかった団体や参加者をフォローするミニ講座において、うまくできた人
が講師となることが当たり前に行われるようになりました。質問もメーリングリストで
飛び交い、互いの事業の連携もスムーズに広がっていきました。参加者ひとりひとりが
学ぶだけでなく、自分達が主体となって講座を教える側として取り組むことで自信につ
ながり、学び合いの中でスキルアップすることができました。
個々の団体が互いに活動情報を開示し、学びあうという研修会の目的を理解してもら
えたことが成功の秘訣です。
課題と解決策
当初企画していた年4回の講座では、NPOの力量形成には時間が足りなかったこと
と、各団体ごとに取り組む宿題も多くて、戸惑いや不安の声も聞かれました。
メーリングリストの活用やお互いに講師となるミニ講座を定期的に開催し、参加者へ
のフォローを行ったことで、参加者に共通する課題を互いに認識し関係を強化すること
ができました。(合計年8回開催)
今後のビジョン
今後は「何」をテーマに「どういう力」を結集して行うとよいかを考え、新しいメン
バーを募集して新たなプロジェクトへ取り組み、①学び合う関係づくり、②それぞれの
力量形成、③地域ネットワークづくりを深めていくことが大切です。
多くの組織や人が情報を共有し、助け合う中立的な「地域ネットワーク広場づくり」
を目指していきたいと考えています。2年目は、同じ思いを持った他団体、個人の方と
新たなプロジェクトにチャレンジ中です。
NPO 法人ふれあい囲碁ネットワーク大分のプロフィール
平成14年設立。谷川真奈美理事長。
R 」を活用し、コミュニケーション技術の向
コミュニケーションプログラム「ふれあい囲碁○
R 」の手法を基に、これまでになかった多様な
上を柱とした人材育成事業、「ふれあい囲碁○
人材の連携(関係づくり)での事業の起案・実施を図り、共生社会の実現に寄与することを
目的とし活動しています。
TEL:097-594-7788
HP:http://www.fureaiigo-net.com/oita/
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虎の巻 OF THE ハットウ・オンパク
事 業 名:平成22年度別府八湯温泉泊覧会
ハットウ・オンパク
事 業 費:5,000,000円
別府市内の
NPO法人ハットウ・オンパク
企業・団体・個人
【役割】運営・管理
事業形態
【役割】助成
共催
パートナー(別府市周辺の個人
別府市内の
やNPO団体、観光事業者等)
企業・団体・個人
【役割】プログラム提供
【役割】サポート
協働の概要
別府八湯温泉泊覧会(オンパク)とは、別府市と周辺地域を
会場として、パートナーが提供する地域資源を活かした多彩な小
規模プログラムを短期間、開催するものです。地域産業の成長と
人材発掘・育成を目的として、地域活性化へとつなげています。
平成13年から実施され、今では別府市だけではなく、全国34の
オンパク運営団体が生まれており、経済産業省からも高く評価されています。
協働のきっかけと経緯
一過性のイベントではなく、別府の活性化につながる継続し
た事業として開催され、これまで16回のオンパクを開催しまし
た。
現在は、約1カ月の開催期間中に100を超える多彩な地域体
験プログラムが行われており、平成22年度は3,000人を超える
参加者が地域内外から集まりました。今では、200以上の地域の企業・団体・個人が参加
する地域活性化活動として別府に定着しています。
協働の成果
パートナー同士の出会いにより、オンパクとは別に新たに活動する人が増えたことです。
また、「まちづくり=ボランティア」といった従来の形ではなく、地域に利益を還元するま
ちづくりができました。こうした成果が認められ、オンパクの手法は全国へと広がり続けて
います。
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協働してみて・・・(取材先「NPO 法人ハットウ・オンパク」)
成功の秘訣
当 NPO がオンパク事務局として運営、集客、プロモーションなどを行うことで、パ
ートナーはプログラムの提供に専念することができました。また、新しいプログラムの
開発にチャレンジする機会もでき、プログラムの品質も向上しています。多くの参加者
が良質のプログラムを体験できることで、リピーターの増加につながっています。
また、企業・団体・市民による地域一体となった協力が、オンパク継続の源となって
います。
課題と解決策
第 1 回目のオンパクは、経済産業省の委託により開催され、立ち上げから 3 年間は、
県や市の補助金を受けて事業を継続しました。ここ数年は、地域のスポンサーからの広
告収入、旅館・ホテル・商店からの協賛金、パートナーの参加費で自主運営されていま
すが、資金は十分とはいえません。不足分をオンパクのノウハウの販売収入等から補て
んしているのが現状です。
こうした資金不足を補い、平成 24 年度開催に向けて、1口 2,000 円からできるオ
ンパク開催支援募金をはじめました。
今後のビジョン
別府のまちがより面白くなるような地域の魅力や観光資源の再発見、人材の育成等を
行い、オンパク事業を継続していきます。また、今後も別府だけでなく全国にオンパク
の手法を広めていきたいと思います。
平成23年度に開催した子ども向けの体験型プログラム「キッズオンパク」のように、
環境や福祉、教育といったものを取り入れた多様な活動をこれからも考えていきます。
NPO 法人ハットウ・オンパクのプロフィール
平成16年設立。鶴田浩一郎理事長。
地域資源を活用した各種体験型講座の開催に関する事業、中心市街地の活性化などの活動を
行い、地域経済の発展を目的に活動しています。
TEL:0977-80-6297
HP:http://www.onpaku.jp/
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暖かな心の交流の場に「原っぱカフェ」
事 業 名:平成21年度「食」を通じた地域交流拠点の開設事業
事 業 費:5,700,000円
事業形態
NPO法人ムラづくり
NPO風の原っぱ
補助
大分県企画振興部
観光・地域振興局
【役割】食を通じた
【役割】総事業費の半分補助
地域交流拠点の開設
協働の概要
「農作業・料理・食事を一緒にすることで、その交流の中か
ら『地域の住民どうしが助け合い、協力する関係』を築いていき
たい」という思いから、空き店舗を改装して、食を通じた地域交
流拠点「原っぱカフェ」をオープンしました。
カフェの改装にかかった費用のうち半分を大分県観光・地域振
興局が補助しました。
協働のきっかけと経緯
平成21年10月9日に、NPOと県との意見交換会「協働のための協議の場∼食を通じた
地域交流拠点の開設について」が開催されました。そこで、NPO風の原っぱは「食」を通
じた地域交流拠点の開設事業について説明を行いました。
12月末、正式に「地域活性化総合補助金」の適用が決定され、2月から空き店舗の改装
工事に取りかかり、3月31日に改装工事が完成して、「原っぱカフェ」が誕生しました。
協働の成果
カフェでは、地域の方が音楽演奏会を開いたり、毎週木曜に高
齢者を対象とした食事会が開催されたりして、地域住民の語らい
の場として定着しました。
1人暮らしの高齢者へお弁当を配達することで見守りもでき、
コミュニティ・レストランとして地域との絆を深めることもでき
ました。
また、地元の女性を雇用することで、女性の就労支援の役割を果たしました。
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協働してみて・・・(取材先「NPO 法人ムラづくり NPO 風の原っぱ」)
成功の秘訣
県の公募がある前から企画を持っていたため、協働につながる基盤ができていたの
で、事業がスムーズに実施できました。
また、県からの補助により、当NPOが理想としていた形にまで、カフェの備品や内装
を整えることができました。
課題と解決策
事業の決定から改装工事の完成までの工期が短く、一つの作業の遅れが工事完成の遅
れにつながる状態でした。また、自分達で改装作業する部分では手順が分からないこと
もあり、思ったより時間がかかりましたが、設計士の指示によりなんとか工期内に工事
を完了することができました。
県からも、たびたび担当者が様子を見に来てくれ、工期以外の部分については相談に
応じ、調整してくれました。
今後のビジョン
単なる「語らいの場」にとどまらず、子育て中のお母さんや高齢者を支援するため、
カフェにコレクティブハウス(独立した居住スペースの他に、居間や台所などを共同で
使用できるスペースとして備えたもの。住民同士の交流、子育て・高齢者などの生活支
援に有効とされている)としての機能も持たせていければと考えています。
地域外についても、西日本の野菜を東日本に送ったり、被災者の方の受入れ体制を整
えるなどの生活支援を推進していきたいです。
NPO 法人ムラづくり NPO 風の原っぱのプロフィール
平成18年設立。浦田龍次理事長。
「農」を通して、誰もが安心して生きられる地域共生社会の実現を目指しています。
TEL:0977-84-2621
HP:http://www.jca.apc.org/ uratchan/harappa/
E-mail:[email protected]
大分県企画振興部
観光・地域振興局のプロフィール
計画調整班、地域振興班、観光交流班があり、この事業は地域振興班が担当しました。
(※平成24年4月1日より、観光・地域局観光地域振興課に変わります)
TEL:097-506-2125
E-mail:[email protected]
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専門家があなたのU・I・Jターンをサポート!!
事 業 名:定住交流促進事業(平成20年度∼)
事 業 費:10,000,000円
事業形態
NPO法人
日田移住サポートセンター
委託
大分県企画振興部
観光・地域振興局
【役割】企画・運営
【役割】委託
協働の概要
地方を出て都会で生活後再び地方に戻るUターン、都会で生まれ育ち地方へ移住するI
ターン、地方出身者が都会で生活後故郷以外の地方へ移住するJターンを、スムーズに受
け入れられるよう、住宅や土地・法律の専門家で組織された当NPOが、行政、商工団体、
JA、森林組合等と連携を取り、移住希望者へ情報提供等のサポートを行なう事業です。ま
た、この事業でお試し里帰りツアーを実施し、空き家めぐりや農業体験、農家民泊といっ
たプランで、移住交流のきっかけづくりなどを行いました。
協働のきっかけと経緯
大分県(企画振興部観光・地域振興局)から「移住・交流地域連携事業」を受託して、
組織を立ち上げました。この事業は、NPO等の民間組織の特性を生かし、地域に「大分県
版移住者受入システム」を構築し、地域で移住者受入の障害となっている課題や問題の解
決を図り、この事業で得たノウハウを他の地域へ活用することを目的とした提案事業です。
平成21年度からは日田市の緊急雇用で実施しています。
協働の成果
平成23年度の移住サポートセンターへの問い合わせは79件、
実際に日田への移住は8件ありました。
また、この事業をきっかけに、Uターン、Iターンの方が「軽食
&雑貨あまがえる」というお店を天瀬駅前に開店しました。
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協働してみて・・・(取材先「NPO 法人日田移住サポートセンター」)
成功の秘訣
当 NPO は、高齢者住宅環境整備ボランティア会として以前から活動しており、高齢
者の方が安心して生活できるよう、住宅のバリアフリー改修などをはじめとするサポー
トで、地域貢献の実績がありました。その活動が認められ、県から当事業を委託され、
これまでの活動のノウハウを活かすことができました。
課題と解決策
事業開始当初は、県と当 NPO は地域活性化を着地点として取り組んでいました。
日田市と事業を継続するなかで、地域活性化を考える当 NPO と、雇用促進を考える市
との目的にズレができてしまいました。また、日田市との委託事業運営に縛りが多かっ
たため柔軟な活動ができず、地域活性化という目的につながりませんでした。
事業の円滑な運営には、市と NPO が同じ目標を持って協働して事業に取り組むこ
とが大事です。今後、事業を継続して成果を出すためにも、運営資金等のサポートが必
要です。
今後のビジョン
立ち上げ時の地域活性化という目的に立ち返り、事業を続けたいと考えています。今
後も積極的に移住希望者を受け入れ、地域活性化につながる効果を目指しています。こ
うした地域活性化に意欲的に取り組んでくれる若い後継者も必要です。日田の魅力ある
情報を発信し続けて、後に続く世代にも伝えていきます。
NPO 法人日田移住サポートセンターのプロフィール
平成20年設立。樋口健一郎理事長。
U・I・Jターン希望者に空家情報などの移住に関するサポートを展開しています。
TEL:0973-23-8158
HP:http://www.oh-uij.com/
E-mail:[email protected]
大分県企画振興部 観光・地域振興局のプロフィール
観光と地域づくりを一体的に進め、住んでよし、来ても楽しい魅力ある観光・地域づくりを
推進しています。(※平成24年4月1日より、観光・地域局観光地域振興課に変わります)
TEL:097-506-2125
E-mail:[email protected]
29
次世代リーダー育成『日出型まちづくり』
事 業 名:平成22年度半島らしい暮らし産業創出調査事業
事 業 費:500,000円
事業形態
NPO法人風まち茶屋
事業協力
【役割】事前講義・調査
【役割】調査・提案
日出町都市建設課
国土交通省
【役割】助成
APU
助成
サポート
企画調査係
【役割】サポート
協働の概要
別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)の学生39人が、日出町豊岡地区で地域振興
を考える課外授業としてNPO法人風まち茶屋と協働で実施しました。
次世代リーダー育成による「日出町型」地域づくりのモデル創出事業として行われ、APU
の学生が日出町豊岡地区を調査し企画した「まちづくり」の提案を通じて、次世代のまち
づくりリーダーを育てるにはどのようにすればよいのかを検証しました。
協働のきっかけと経緯
当NPOや日出町にある多くの団体は、会員の高齢化が進んでおり、
「次世代へ活動を移行
すること」を課題として抱えています。若い世代の参加により、新しい発想や活動の長期
的な持続が見込めることから、次世代リーダーの育成を目的として当事業に申請しました。
これまでは、単発でNPO法人風まち茶屋とAPUが協働で活動を行ってきましたが、今回は
6ヵ月という長期間の共同調査研究となりました。学生達は、地域資源をいかに有効活用
して地域活性に結びつけるかを若者独自の視点から考えて現地調査を行い、調査結果を地
元住民も参加した成果発表会で報告しました。
協働の成果
学生は活動当初、豊岡地域に対する知識がなく、関心も薄か
ったのですが、調査後には地元住民との交流や、地域資源を知
ることにより地域に対して親近感を持つようになり、さまざま
な意見も出るようになりました。また、当NPOも学生と活発
に世代間交流をすることで、次世代を意識した活動継承のノウ
ハウを得ることができました。
地域住民も学生の真摯な活動に心を開き、積極的に事業に協力してくれました。
30
協働してみて・・・(取材先「NPO 法人風まち茶屋)
成功の秘訣
毎年、当NPOと大学との協働活動が続いており、連携の取れた活動をすることができ
ました。また、以前は集落から調査を断わられる場合もありましたが、日出町が地域住
民に対して、調査説明などのサポートを行ってくれたことにより、スムーズに調査を行
うことができました。
課題と解決策
学生は、大学のカリキュラム認定期間内という限られた時間の中で現地調査を行い、
提案をつくらなければならず、やや駆け足気味となりました。短期間の調査では活動範
囲が狭くなるので、2∼3年を通した長期的な調査活動が望まれます。
観光という切り口の提案に対し、地元住民の中には観光化の必要はないのではという
意見もあり、温度差を感じる部分もありました。また、当NPOも地元の青少年へ十分
に調査協力を求めることができなかったので、今後は青少年が関心を持ってくれるよう
な「まちづくり」のアプローチを考えていきたいです。
今後のビジョン
学生が提案を吟味し、修正を加えて地域づくりへ活用し、引き続き豊岡地区の「まち
づくり」を地域に提案していきます。
今後、日出町を足がかりに、杵築市、国東市など国東半島各地へ地域を広げて、大学
生だけではなく、高校生や小・中学生を取り込んだ「まちづくり」を視野に入れた活動
ができればと考えています。
NPO法人風まち茶屋のプロフィール
平成18年設立。矢野久士理事長。
日出町の歴史的建造物の保護活動やボランティアガイド、学習の場などの提供、町づくりの
講演会などを行い、日出町のまちづくり活動行なっています。
TEL:0977-72-5960
E-mail:[email protected]
日出町都市建設課 企画調査係のプロフィール
都市計画や再生整備、街路や公園の維持管理、景観に関することなどを担当しています。
TEL:0977-73-3172
FAX:0977-73-3179
31
特集
企業と NPO 等のおおいた協働ひろば
平成24年1月26日(木)、トキハ会館で大分県主催の「企
業とNPO等のおおいた協働ひろば」が開催されました。
現在、地域が抱える様々な問題の解決や地域活性などには、
行政だけでなく、NPOや企業も重要な役割を担うようになって
きました。今後さらに、NPO等・行政・企業の協働が求められ
ます。
「企業とNPO等のおおいた協働ひろば」は、NPOや企業等が、
継続的に社会貢献活動を行うためのきっかけ作り、出会いや交流
の場を提供するために開催されました。
会場には、NPO等・企業・行政のブースが48設置され、個別
面談会が開催されました。また交流イベントとして「笑顔のポス
ター展」、商品の展示・販売を行う「笑顔のshop」、コーヒーを
飲みながら交流できる「笑顔のcafe」、参加したNPOや企業が活
動発表をする「笑顔の活動発表会」も同時に開催されました。
隣の会場では、公益財団法人さわやか福祉財団理事長でNPO
法人 日本ファンドレイジング協会代表理事の堀田力さんにより
「多様な主体が協働する社会『新しい形の公共』を目指して」というテーマで基調講演が
行われました。
開会挨拶
広瀬大分県知事
近年、人々の価値観の多様化や本格的な少子高齢化・人
口減少化に伴い、地域社会を取り巻く状況は大きく変化し
ています。
「安心・安全」を共有できる地域づくりを進める
ために、福祉、環境、少子高齢化など、行政だけでは解決
できない様々な問題を、NPOや企業との協働によって解決
していきたいと、今回の趣旨を力強く説明しました。
来賓祝辞
大分県社会福祉協議会
東日本大震災を経験し、福祉について今改めて考えるタ
イミングです。
一般の人も行政の人も一緒になって、みんな一人ひとり
が幸せで明るい日本を作っていきましょうと挨拶されまし
た。
32
小倉会長
基調講演「多様な主体が協働する社会『新しい公共』をめざして」
公益財団法人さわやか福祉財団理事長で NPO 法人 日本ファンドレイジング協会
代表理事
堀田
力さん
NPOの問題としてお金がない、人がいないというのは共
通の問題です。そのため、寄附や助成金に頼ることになりま
すが、義理の寄附ではなく活動に対する応援の寄附に価値が
あり、寄附することで交友、共感の仲間になることができる
のです。NPOの活動の最大のメリットは
人に役立ってい
る ということ。今の若い人達は、物がもたらす幸せの限界
に気づいています。地域への愛、地域の人・自分が好き、そ
れがあれば田舎から出ていくことはないし、地域は活性化します。この 人に役立ってい
る という自信が、人生の魅力、生きる喜びにつながっていきます。この経験をすると企
業で働く際にも生かされます。世の中に役立つように仕事をするようになります。
逆にNPOと協働する企業側のメリットは、情報が入ることで時代の先読みができ、企
業イメージをよくすることができることです。また、地域という営業活動の基盤がしっか
りします。従業員や職員の能力の向上(質の向上)につながり、経営者自身のヤル気を引
き出し、相手の心が見える幹部として広い視野を持って企業経営を行えるようになります。
企業、NPO 等の個別面談会
企業とNPOのブースが48設置され、個別面談会が開催され
ました。企業・NPO・大学のブースのほか、おおいたNPO・ボ
ランティアセンターの相談コーナーも設置されました。
笑顔の活動発表会
ブースが設置された同じ会場では、笑顔の活動発表会が行わ
れ、NPOや企業が活動を発表し、NPO法人総合学習研究所、
NPO法人いきいき安心おおいたなど、13団体が参加しました。
笑顔のポスター展、笑顔の shop
笑顔のshopでは、活動の中で扱っている商品を展示・販売し
ました。チャレンジチルドレンは「さをり織り」を、NPO法人
チャレンジおおいた福祉共同事業協議会は、「いのちのクッキ
ー」を販売しました。その他NPO法人BEPPU PROJECT、
NPO法人道しるべが、企業では株式会社太田旗店が、展示販売
を行いました。
33
「県内 NPO 協働事例に関するアンケート調査結果」
【調査概要】
1.調査目的:NPO と自治体、NPO と企業、NPO 間などの様々な協働事例を調査し、広
く役立てるため
2.調査対象:大分県内に所在する NPO108 団体と企業 111 社
3.調査方法:郵送、メール
4.調査時期:平成 23 年 7 月 29 日∼8 月 17 日(NPO)
平成 23 年 8 月 19 日∼9 月 12 日(企業)
5.回収状況:配布数:108 団体
配布数:111 社
有効回収数:64 団体
有効回収率:59.3%(NPO)
有効回収数:54 社
有効回収率:48.6%(企業)
(1)協働事業への取り組み状況
これまで協働したことがある割合は NPO では約 9 割ですが、企業では約 3 割に留まっ
ています。尚、協働を行わない理由は、NPO と企業ともに「協働の方法がわからないから」
が全体の約 3 割を占め第一位でした。
(2)協働事業に取り組むようになったきっかけ
0
10
15
20
協働事業に取り組むようになっ
相手団体と個人的な繋がりがあった(n=15)
た理由について、「直接話を持って
相手から打診があった(n=14)
25
20.2
直接話を持って行った(n=21)
【NPO】
行った」「行政から紹介等の働きか
5
14.4
13.5
22.1
行政から紹介等の働きかけがあった(n=23)
けがあった」「公募や募集内容等」
が多数を占めています。
5.8
他のNPO団体等から仲介があった(n=6)
22.1
公募や募集内容等(n=23)
全体(N=104)
1.9
その他(n=2)
0
5
10
15
20
25
30
35
(%)
【企業】
協働事業に取り組むようになっ
8.3
直接話を持って行った(n=2)
33.3
相手団体と個人的な繋がりがあった(n=8)
た理由について、「相手団体と個人
打診があった」が多数を占めていま
す。
29.2
相手から打診があった(n=7)
的なつながりがあった」「相手から
12.5
行政から紹介等の働きかけがあった(n=3)
他のNPO団体等から仲介があった(n=1)
4.2
公募や募集内容等(n=1)
4.2
その他(n=2)
34
8.3
全体(N=24)
(3)分野別にみた今後の協働意向
【NPO】
「保健・医療・福祉」
「子どもの健全育成」
「学術・文化・芸術・スポーツ」
「情報化社会
発展」
「連絡・助言・援助」分野が「今後もやってみたい」と前向きに答えています。一方、
「職業能力開発・雇用機会支援」分野が「行うつもりはない」と答えています。
【企業】
「農林水産業」と、「教育・学習支援業」の約半数が「今後もやってみたい」と前向き
に答えています。「製造業」では少数が「ぜひ協働事業をやりたい」と答えています。
(4)協働を行う際に重要なこと
0
協働を行う際に特に重要と考えることを2つ選択
5
10
相手団体の情報
(事業実績、経済基盤、連絡体制等)(n=9)
【NPO】
15
20
30.8
目的意識の共有(n=33)
いて、
「相手団体とのコミュニケー
8.4
相手団体のNPOへの理解(n=9)
5.6
協働実施に必要な基本的知識(n=6)
自団体の信用や知名度(情報公開)(n=3)
2.8
協働の仲介を行うコーディネーター(n=3)
2.8
5.6
地域コミュニティ等とのネットワーク(n=6)
8.4
自団体の運営基盤(人的、経済的)(n=9)
1.9
その他(n=2)
0
全体(N=107)
5
10
15
相手団体の情報(事業実績、経済基盤、連絡体制等)
(n=19)
【企業】
いて、「相手団体の情報」(事業実
20
25
(%)
19.6
8.2
相手団体とのコミュニケーション(n=8)
協働を行う際に重視する点につ
35
25.2
相手団体とのコミュニケーション(n=27)
を占めています。
30
8.4
協働を行う際に重視する点につ
ション」
「目的意識の共有」が多数
25
19.6
目的意識の共有(n=19)
5.2
共同実施に必要な基本的知識(n=5)
績、経済基盤、連絡体制等)
「目的
意識の共有」
「地域コミュニティと
のつながり」が多数を占めていま
す。
6.2
団体の信用や知名度(情報公開)(n=6)
5.2
自社イメージや知名度の向上(n=5)
協働の仲介を行うコーディネーター(n=4)
4.1
17.5
地域コミュニティとのつながり(n=17)
11.3
社会貢献の度合い(n=11)
その他(n=3)
35
3.1
全体( N= 9 7 )
(5)今後協働をしたい団体とその理由(対象 NPO のみ)
今後どの団体(行政、企業、NPO)と協働したいですか。1つ選び、その理由を下記よ
り複数選択。
1.公平性、2.平等性、3.経費面の不安がない、4.収益が見込める、5.高い活動実績がある、
6.目的意識が共有できる、7.団体の専門性を活かせる、8.人的つながりがあり信頼できる、
9.対等な立場でいられる、10.情報公開に積極的で団体の透明性が高い、
11.拠点や活動地域が近いなど地理的条件が合う、
12.情報発信力に優れている、13.企画・運営力に優れている、
14.地域コミュニティ等とのつながりが強い、15.その他
行政:
「6.目的意識が共有できる」が約 18%、
「3.経費面の不安がない」が約 13%
と、理由の回答の多数を占めています。次に「7.団体の専門性を活かせる」
が約 12%、
「8.人的つながりがあり信頼できる」が約 9%と多くなっていま
す。
なお、
「12.企画・運営力に優れている」は約 1%と少数でした。
企業:
「4.収益が見込める」
「6.目的意識が共有できる」
「7.団体の専門性を活かせ
る」が、それぞれ約 14%と多数を占めています。
なお、「12.企画・運営力に優れている」は行政、NPO に比べて割合が高
く、約 8%なっています。
NPO:「7.団体の専門性を活かせる」が約 29%、「6.目的意識が共有できる」が
約 24%と、理由の回答の多数を占めています。次に「8.人的つながりがあ
り信頼できる」「14.地域コミュニティ等とのつながりが強い」がそれぞれ
約 12%と多くなっています。
36
県内自治体市民活動相談窓口一覧表
市町村
担当所属
大分県消費生活・男女共同参画プラザ
県民活動支援室
1
県
2
大分市
おおいたボランティア・NPO センター
3
大分市
市民部 市民協働推進課 市民協働推進担当班
4
大分市
大分市市民活動・消費生活センター (ライフパル)
5
別府市
企画部 政策推進課 政策企画係 (NPOなど全般)
6
別府市
Onsen ツーリズム部 観光まちづくり課 企画係
(まちづくりに関すること)
7
中津市
総務部 まちづくり推進室 まちづくり推進係
8
日田市
市民環境部 市民活動推進課 活動支援係
9
佐伯市
企画商工観光部 企画課 男女共同参画・市民協働係
10
臼杵市
総務部 コミュニティ防災課
11
津久見市
12
竹田市
政策企画課
企画情報課 農村回帰推進室
13 豊後高田市 企画情報課
14
杵築市
市長政策課
15
宇佐市
経済部 観光まちづくり課 コミュニティ係
16 豊後大野市 まちづくり推進課
17
由布市
総務部 総合政策課
18
国東市
政策企画課
19
姫島村
総務課
20
日出町
政策推進課
21
九重町
企画調整課
22
玖珠町
まちづくり推進課
37
連絡先
E-mail/HP アドレス
097-534-2052
[email protected]
http://www.pref.oita.jp/soshiki/13040/
097-555-9770
http://www.onpo.jp/index.php
097-537-7251
[email protected]
097-573-3770
[email protected]
0977-21-1122
[email protected]
0977-21-1128
[email protected]
0979-22-1111(内線 771)
[email protected]
0973-22-7515
[email protected]
0972-22-4059
[email protected]
0972-63-2131
[email protected]
0972-82-4111(内線 253)
[email protected]
0974-63-1111(内線 225)
[email protected]
0978-22-3100
[email protected]
0978-62-3131
[email protected]
0978-32-1111 (内線 472)
[email protected]
0974-22-1001
[email protected]
097-582-1111
[email protected]
0978-72-5161(直通)
[email protected]
0978-87-2111 (内線 211)
[email protected]
0977-73-3116
[email protected]
0973-76-3807 (直通)
[email protected]
0973-72-1151
[email protected]
「県内 NPO 協働事例集」
∼互いに支え合う心豊かな大分県を目指して∼
平成 24 年 3 月 発行
取材・執筆:NPO 観光コアラ
編集・発行:大分県消費生活・男女共同参画プラザ
県民活動支援室
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