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向井病院

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向井病院
医療法人
慈愛会
MUKAI
HOSPITAL
向井病院
別府市大字
南立石 241 番地の 15
TEL:0977-23-0241
FAX:0977-26-4152
ホームページアドレス
http://www.mukai-hp.com
平成 27 年 1 月発刊
「ぬくもり」という名前は
当院の基本理念の一つである
「温かい人間関係」に由来します
【
『
病 院 基 本 理 念 】
安
心 と 納 得 の い く 医 療 』
『 温 か い 人 間 関 係 』
『 良 い 医 療 者 の 育 成 』
【 基 本 方 針
】
わたしたちは
◎患者さまが安心して医療を受けられるように努めます
◎より良い医療が提供できるようすすんで研修会に参加して自己研鑽に励みます
◎患者さまといつも笑顔で接します
◎広報活動を積極的におこない、地域の人々の理解と協力を得るように努力し
患者さまの社会復帰を目指します
【
患者さまの権利 】
①最善の精神科医療を受ける権利
②人道的に、かつ人間としての
尊厳を保たれる権利
③プライバシーが守られる権利
④コミュニケーションの自由
⑤精神科医療における知る権利
⑥不必要な制限や
身体拘束をされない権利
1
「暮らしにくさ」も
5
皆さま、新年あけまして おめでとうございます。
今年のお正月は寒さに加え、小雪まじり・・・。私の地区の火売(ほのめ)神社も、例年に比べ参
拝客の出足が鈍い感じでした。さて、今年はどんな年になるのでしょうか?
ちょっと堅苦しい話ですが、精神科医療はここ数年、入院の長短に関わらず「退院して地
域で暮らそうよ」を合言葉に治療が展開され始めました。“地域に戻って、いろんなサポート
を受けながら自分らしい生活をつくっていきましょう”と、国も後押ししています。
私はここ2か月程、月1~2回「グループホームほりた」にふらりと寄らせてもらっていま
す。ここには5名の男性が自分たちのペースを守りながら共に助け合い、暮らしておられま
す。長い方は9年、短い方ももうじき1年になります。年齢はといえば上は70歳代から下は30
歳代と幅広く、父と子という感じでしょうか。
先日ももう春かと思わせるほどポカポカ陽気の午後、ふらりと立ち寄りました。
「こんにちわぁ、おるかえー」
「はぁーい、どうぞぉー」
玄関口で声を掛けると、奥からAさんの聞き慣れた深みのある声。
「おじゃまするでぇー」
きれいに並べられたスリッパを借り居間に入ると、ソファーにくつろぎTVを見ているAさん
の笑顔が迎えてくれました。
「今日はえらい静かやけど、ほかの人は・・・?」
「○さんと△さん、□さんは買い物。◇さんは家族と外出なんや」と教えてくれます。
ひとしきり最近の様子などを話した後、話題は家族の話に移りました。
「そういえば◇さんはご家族が来られたようやけど、Aさんは実家どこやったっけ?」
「ワシかえ。~~や。弟が頑張ってくれてるし、夏くらいには一回帰ってみようかと思っちょ
る。今は別に寂しいとも思わんし・・・」
「そうやなぁ、ここは知った顔ばかしやしなあ」
と話したところで、
「帰ったでぇー」と玄関から声が掛かりました。ふうふうと息せきする○さんの傍には、ペット
ボトルの飲み物や食料品などを入れた買い物袋が4~5個置かれています。それを直ぐに
バトンタッチしたAさんは、食堂に運び品物を確かめながら冷蔵庫に入れ始めました。
「あれっ○さん、ほかの人は?」
「△さんは伝票をまとめて事務に持って行った。□さんはそこのコンビニまで行ったわ。」
う~ん、ナイスチームプレー。頼もしやグループホーム!!
てづくりの
招待状(表紙)
新年明けましておめでとうございます。
昨年の 12 月 24 日に、毎年恒例のクリスマ
ス会を実施いたしました。クリスマスカード、
クリスマスツリーを手作りしただけではな
く、利用者さん達の作品展示会も行いまし
た。また、恒例のバイキングも行い、豪華な料
理の数々に、皆さん満足頂いたようです。
デイケアも開所から 13年目を迎え、
スタッフ一同、利用者さん達の生活を
サポートするためにも更なるプログラ
ムの充実や個別の支援に取り組みたい
と心を新たにしております。
現在、デイケア正面玄関には、羊が群れ
をなしております。利用者さん達の一年
の抱負がたくさん書かれておりますの
で、是非、のぞいてみてはいかがでしょ
うか。
★クリスマス会★
クリスマス会に合わせて大きなクリスマスツリーを
作成しました。ツリーには利用者さん一人一人の手
形にデコレーションを行った飾りが使われていてと
ても暖かい印象を受けるツリーに仕上がりました。
また、女性メンバーには料理教室の中でクリスマ
スケーキを作ってもらいました。スポンジをホッ
トケーキで焼き上げメンバーで生クリーム、たく
さんのフルーツをデコレーションしました。見た
目も綺麗にできましたが味も男性利用者さんか
ら「おいしい」とたくさんの声を頂きました。
平成26年11月16日(日)に大分県病院学会が開催され、
当院も参加し、ポスター発表を2例紹介してきました。
1例目
演題「精神科デイケアにおける身だしなみ向上に向けた取り組み
~プログラム男の談話室から~」
発表者:田福明義(精神保健福祉士)
精神科デイケアにおいて、「身だしなみ」は、普遍的な課題であると考え
ます。「身だしなみ」はデリケートな課題であり、今回のポスター展示の際
に、他の精神科病院の作業療法士の方を中心に多くの質問を受け、関心の高
さを実感しました。そのやり取りの中で、改めて、当院の精神科デイケアの
取り組み(プログラム)の独自性やこの取り組みの重要性を感じ取ることが
できました。
2例目
演題 「外来統計からみる新規認知症患者の背景」
発表者:宮﨑慶朗(精神保健福祉士)
認知症は高齢化社会において避けて通れない困難な課題です。早期診断、早期
治療が大切と言われていますが、今回統計をとることで改めて、その必要性を感
じました。今回の発表での経験を生かし、多くの方により認知症を正しく理解し
てもらえるよう努めて行きたいと思います。
いよいよ新しい年の幕開けです。みなさん年
賀状は出されましたか?先日、ふと「通信」
1月
の語源を調べる機会がありました。「通じて
21日
信頼を交わす」
。一見、スマホやネットなど
のデジタルをイメージしがちですが手紙や
2月
伝言も含まれるとのこと。ハッとしました。
詠んでいました。人と人との絆の仲立ちをす
3日
18日
「母の声、さみしいときに電話鳴る、私の気
持ちどこで見てるの」とある看護学生が句を
7日
3月
11日
新春娯楽大会
卓球大会
節分
1・2・3月誕生会
カラオケ紅白歌合戦
るためのもの「通信」
。年も新たにこれから
もこの「ぬくもり」を通じて皆様と信(よし
み)を交わせていければ幸いです。
広報委員一同
※予定ですので、日時が変更になる場合があります。
詳しくは、職員にお尋ねください。
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