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北天の星 H25.05.20

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北天の星 H25.05.20
北天の星
奈良市立登美ヶ丘中学校
学校通信 平成 25 年5月 20 日発行
文責 山岡祥高(平成 25 年度第3号)
1年宿泊学習
5月16日(木)~17日(金)
1年生が1泊2日で福井県小浜市において宿泊学習を
2組は「女々しくて」を歌いました。特に、2組の「女々
しくて」は、とても盛り上がり、アンコールが湧き、そ
れに応えて全員で踊りながら、大合唱をしました。次に
塩の辛さ、砂糖の甘さは学問では理解できない。
だが、なめてみればすぐ分かる。
クラス対抗の「伝言ゲーム」
。最後に、フォークダンスを
この言葉は、パナソニックをつくった松下幸之助さん
しました。風が強く、時折小雨も混じりましたが、十分
の言葉です。松下幸之助さんはパナソニックを一からつ
に楽しみました。その後、各民宿で入浴、午後10時半
くり、日本を代表する大企業としたので、「経営の神様」
に消灯・就寝。充実した1日目を終わりました。
と呼ばれています。和歌山県で生まれた松下幸之助さん
2日目は、6時45分起床。民宿で朝食をとった後、
午前9時から鯛釣り開始。
の子どもの頃は、恵まれたものではありませんでした。
では、どうして、そのような活躍ができたのでしょう。
その秘密はたくさんありますが、この言葉も秘密の一
行いました。
朝7時35分に運動場に集合、
出発式の後、
説明や諸注意の後、一人
舞鶴若狭道を通りバスで一
一本ずつ竿を受け取り、
路、小浜へ。11時30分
大きな養殖場から鯛を釣
に小浜市阿納に到着しまし
りあげました。すぐに釣
た。入村式では芝田明和・
れた人、なかなか釣れなかった人など様々でしたが、最
小浜市教育委員会部長によ
後は全員が一匹ずつ釣りました。釣った時の引きがあま
る歓迎のあいさつもありま
りに強いので、驚いて逃がしてしまった人もいました。
した。入村式の後は、学級集合写真を撮影し、丸一日、
その後、釣った鯛を説明に従って、うろこを落としてか
と小さな子どもから尋ねられたときに、皆さんは説明す
お世話になる各民宿で昼食をとりました。午後は体験活
ら、半身は刺身に、半身は焼き魚にさばきました。
「さば
ることができますか。なかなか、一言で説明するのは難
動。2グループに分かれて、小浜湾の漁船クルージング
くのは初めて」という人
しいです。しかし、しぶ柿をひとかけら、口の中に入れ
と梅ジュース・塩つくり体験を交互に行いました。波が
がほとんどでしたが、あ
ると、どのような味かを簡単に知ることができます。そ
少し高かったため、クルージ
まり怖がることなく挑戦
して、こうして知ったことは忘れることはありません。
ングは迫力がありました。ま
しました。この鯛は、昼
これまで長年、理科を教えてきましたが、いつの頃か
た、トラフグの養殖や海水か
食に刺身や焼き魚にして、
らか、マッチの火をつけるのを怖がる生徒が増えてきま
ら塩ができる様子などを興味
一人一匹ずつ、おにぎりと一緒いただきました。午後1
した。また、ガスバーナーに火をつけるときに、先にガ
深く見ました。この後、各民
時20分から退村式。阿納地区の皆さんに温かく見送ら
スを出してからマッチの火を近づけて、小さな爆発を起
宿で海の幸がたっぷりの夕食をいただき、午後7時10
れながら出発、午後5時過ぎに帰校しました。
こして驚く生徒が増えてきました。火やガスを自分の手
分から夜の浜辺で「キャ
実に盛りだくさんな体験ができた二日間でした。
また、
ンプファイヤー」
。
まず各
クラスや学年の絆(きずな)がぐっと深まりました。ぜひ、
クラスの合唱で、3組は
今後の学校生活に生かしてください。
「マル・マル・モリ・モ
リ」
、1 組は「キセキ」
、
※この活動の様子は、本校ホームページの「学校活動」
→「トピックス」でも紹介しています。
つです。砂糖や塩を見ただけで、塩の辛さや砂糖の甘さ
はわかりません。また、いくら頭で考えてもわかりませ
ん。頭の中で考えるのではなく、まず、自分で一口なめ
てみる。味わってみて初めて、塩や砂糖がわかるのです。
そのような「体験を通して初めて物事がわかる」という
ことがよくあります。
たとえば、「しぶいというのは、どのような味か。」
で使う経験をあまりしていなため、このようなことが起
こったのです。
知識として知るだけではなく、様々なことに興味をも
ち、自分で体験して物事を知ってください。きっと生き
た知恵が身に付き、それが将来、必ず役立つはずです。
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