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2015年3月16日 弁護士 榊原 美紀 コンテンツ市場を創る:クラウドとアジ

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2015年3月16日 弁護士 榊原 美紀 コンテンツ市場を創る:クラウドとアジ
コンテンツ市場を創る:クラウドとアジ
ア市場から著作権政策を考え
ア市場から著作権政策を考え る
「柔軟性のある規定」の必要性
~「著作物等の適切な保護と利用・流通に
関する小委員会」での審議を振り返って~
2015年
年3月
月16日
日
弁護士 榊原 美紀
本資料に記載する意見、主張、立場および見解は、個人に帰属し、当職が所属する法人や団体の意見、主張、立場または見解を意味す
るものではありません。
1
何が問題なのか?
2
個別制限規定の例(その1)
範囲を限定
(私的使用のための複製)
第三十条 著作権の目的となっている著作物(以下この款において
単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ず
個人的に又は家庭内その他これに準ず
る限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)
る限られた範囲内
を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製
使用する者が複製
することができる。
することができる
主体を限定
一 公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複
自動複
製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は
製機器
主要な部分が自動化されている機器をいう。)を用いて複製
する場合
二 (以下略)
クラウドが非該当であることの明確化が必要
3
個別制限規定の例(その2)
端緒を限定
(送信可能化された情報の送信元識別符号の検索等のための複製等)
いわゆる「検索エンジン」
主体を限定
対象を限定
第四十七条の六 公衆からの求めに応じ、
公衆からの求めに応じ、送信可能化された情報に係る送信元識別符号
に応じ、送信可能化された情報に係る送信元識別符号(自
送信可能化された情報に係る送信元識別符号(自
動公衆送信の送信元を識別するための文字、番号、記号その他の符号をいう。以下この条にお
いて同じ。)を検索し、及びその結果を提供することを業として行う者
いて同じ。)を検索し、及びその結果を提供することを業として行う者(当該事業の一部を行う者
を検索し、及びその結果を提供することを業として行う者(当該事業の一部を行う者
を含み、送信可能化された情報の収集、整理及び提供を政令で定める基準に従って行う者に
限る。)は、当該検索及びその結果の提供を行うために必要と認められる限度
限る。)は、当該検索及びその結果の提供を行うために必要と認められる限度において、
検索及びその結果の提供を行うために必要と認められる限度において、送信可
において、送信可
能化された著作物(当該著作物に係る自動公衆送信について受信者を識別するための情報の
能化された著作物(当該著作物に係る自動公衆送信について受信者を識別するための情報の
入力を求めることその他の受信を制限するための手段が講じられている場合にあつては
入力を求めることその他の受信を制限するための手段が講じられている場合にあつては、当該自
あつては、当該自
動公衆送信の受信について当該手段を講じた者の承諾を得たものに限る。)について、記録媒
体への記録又は翻案(これにより創作した二次的著作物の記録を含む。)を行い、及び公衆から
事後規制
の求めに応じ、当該求めに関する送信可能化された情報に係る送信元識別符号の提供と併せ
て、当該記録媒体に記録された当該著作物の複製物(当該著作物に係る当該二次的著作物
の複製物を含む。以下この条において「検索結果提供用記録」という。)のうち当該送信元識別
符号に係るものを用いて自動公衆送信(送信可能化を含む。)を行うことができる
符号に係るものを用いて自動公衆送信(送信可能化を含む。)を行うことができる。
自動公衆送信(送信可能化を含む。)を行うことができる。ただし、
ただし、当該
検索結果提供用記録に係る著作物に係る送信可能化が著作権を侵害するものであること(国
外で行われた送信可能化にあつては
外で行われた送信可能化にあつては、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきもの
あつては、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきもの
であること)を知つたときは
であること)を知つたときは、その後は、当該検索結果提供用記録を用いた自動公衆送信(送信
知つたときは、その後は、当該検索結果提供用記録を用いた自動公衆送信(送信
4
行為の範囲広い
可能化を含む。)を行つてはならない
可能化を含む。)を行つてはならない。
行つてはならない。
事後規制
事後規制
個別制限規定の例(その3)
(情報解析のための複製等)
手段を限定
第四十七条の七 著作物は、電子計算機による
電子計算機による情報解析(多数の著作物その他の
電子計算機による
大量の情報から、当該情報を構成する言語、音、影像その他の要素に係る情報を抽
出し、比較、分類その他の統計的な解析を行うこと
その他の統計的な解析を行うことをいう。以下この条において同じ。)
その他の統計的な解析を行うこと
を行うことを目的とする場合
目的とする場合には、必要と認められる限度において、記録媒体への記録
記録
目的とする場合
又は翻案(これにより創作した二次的著作物の記録を含む。)を行うことができる。ただし、
又は翻案
情報解析を行う者の用に供するために作成されたデータベースの著作物については、こ
の限りでない。
行為を限定
目的を限定
目的を限定
手段を限定
(情報通信技術を利用した情報提供の準備に必要な情報処理のための利用)
第四十七条の九 著作物は、情報通信の技術を利用する方法により情報を提供す
る場合であつて、当該提供を円滑かつ効率的に行うための準備に必要
円滑かつ効率的に行うための準備に必要な電子計算機
円滑かつ効率的に行うための準備に必要 電子計算機
による情報処理を行うときは、その必要と認められる限度において、記録媒体への記録
記録
による
又は翻案(これにより創作した二次的著作物の記録を含む。)を行うことができる。
又は翻案
目的を限定
行為を限定
5
個別制限規定の例(その4) 主体を限定(企業がクラウド
主体を限定 企業がクラウド
(学校その他の教育機関における複製等)
目的を限定
の管理運用を支援できない)
の管理運用を支援できない
第三十五条 学校その他の教育機関(営利を目的として設置されているものを除く。)
において教育を担任する者及び授業を受ける者
教育を担任する者及び授業を受ける者は、その授業の過程における使用に供
授業の過程における使用に供
教育を担任する者及び授業を受ける者
することを目的とする場合には、必要と認められる限度において、公表された著作物を
することを目的
複製することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びにその複製の部数及
複製
び態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
行為を限定
2 公表された著作物については、前項の教育機関における授業の過程において
授業の過程において、当
授業の過程において 当
該授業を直接受ける者に対して当該著作物をその原作品若しくは複製物を提供し、
該授業を直接受ける者
若しくは提示して利用する場合又は当該著作物を第三十八条第一項の規定により上
演し、演奏し、上映し、若しくは口述して利用する場合には、当該授業が行われる場
当該授業が行われる場
所以外の場所において当該授業を同時に受ける者に対して公衆送信(自動公衆送
公衆送信(自動公衆送
所以外の場所において当該授業を同時に受ける者
信の場合にあつては
信の場合にあつては、送信可能化を含む。)
あつては、送信可能化を含む。)を行うことができる。ただし、当該著作物の
、送信可能化を含む。)
種類及び用途並びに当該公衆送信の態様に照らし著作権者の利益を不当に害する
こととなる場合は、この限りでない。
学内の学生に限定
時間を限定
参考条文 (引用)
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するも
のであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
2 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著
作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌そ
の他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
6
個別制限規定の例(その5)
(視覚障害者等のための複製等)
視覚障害者等のための複製等)
主体を限定
第三十七条 公表された著作物は、点字
公表された著作物は、点字により複製することができる。
点字により複製することができる。
手段を限定
2 公表された著作物については、電子計算機を用いて点字を処理する方式
公表された著作物については、電子計算機を用いて点字を処理する方式により、記録媒体
点字を処理する方式により、記録媒体
に記録し、又は公衆送信(放送又は有線放送を除き、自動公衆送信の場合にあつては
に記録し、又は公衆送信(放送又は有線放送を除き、自動公衆送信の場合にあつては送信可
あつては送信可
能化を含む。)を行うことができる。
3 視覚障害者その他視覚による表現の認識に障害のある者
視覚障害者その他視覚による表現の認識に障害のある者(以下この項及び第百二条第四
障害のある者(以下この項及び第百二条第四
項において「視覚障害者等」という。)の福祉に関する事業を行う者で政令で定めるもの
項において「視覚障害者等」という。)の福祉に関する事業を行う者で政令で定めるものは、公表
の福祉に関する事業を行う者で政令で定めるものは、公表
された著作物であって、視覚によりその表現が認識される方式(視覚及び他の知覚により認識さ
れる方式を含む。)により公衆に提供され、又は提示されているもの(当該著作物以外の著作物
で、当該著作物において複製されているものその他当該著作物と一体として公衆に提供され、又
は提示されているものを含む。以下この項及び同条第四項において「視覚著作物」という。)につい
て、専ら視覚障害者等で当該方式によっては当該視覚著作物を利用することが困難な者の用に
供するために必要と認められる限度
供するために必要と認められる限度において、当該視覚著作物に係る
必要と認められる限度において、当該視覚著作物に係る文字を音声に
において、当該視覚著作物に係る文字を音声にすることその
文字を音声にすることその
他当該視覚障害者等が利用するために必要な方式により、複製し、又は自動公衆送信(送信
可能化を含む。)を行うことができる。ただし、当該視覚著作物について、著作権者又はその許諾
を得た者若しくは第七十九条の出版権の設定を受けた者により、当該方式による公衆への提供
又は提示が行われている場合は、この限りでない。
メディア変換
行為の範囲
7
個別制限規定の例(その6)
(聴覚障害者等のための複製等)
聴覚障害者等のための複製等)
主体を限定
手段を限定
第三十七条の二 聴覚障害者その他聴覚による表現の認識に障害のある者
聴覚障害者その他聴覚による表現の認識に障害のある者(以下この条及び
障害のある者(以下この条及び
次条第五項において「聴覚障害者等」という。)の福祉に関する事業を行う者で次の各号に掲げ
次条第五項において「聴覚障害者等」という。)の福祉に関する事業を行う者で次の各号に掲げ
る利用の区分に応じて政令で定めるものは、公表された著作物であって、
る利用の区分に応じて政令で定めるものは、公表された著作物であって、聴覚によりその表現が
は、公表された著作物であって、聴覚によりその表現が
認識される方式(聴覚及び他の知覚により認識される方式を含む。)により公衆に提供され、又は
認識される方式(聴覚及び他の知覚により認識される方式を含む。)により公衆に提供され、又は
提示されているもの(当該著作物以外の著作物で、当該著作物において複製されているものその
他当該著作物と一体として公衆に提供され、又は提示されているものを含む。以下この条におい
て「聴覚著作物」という。)について、専ら聴覚障害者等で当該方式によっては当該聴覚著作物
を利用することが困難な者の用に供するために必要と認められる限度
を利用することが困難な者の用に供するために必要と認められる限度において、それぞれ当該各
必要と認められる限度において、それぞれ当該各
号に掲げる利用を行うことができる。ただし、当該聴覚著作物について、著作権者又はその許諾
を得た者若しくは第七十九条の出版権の設定を受けた者により、当該聴覚障害者等が利用す
るために必要な方式による公衆への提供又は提示が行われている場合は、この限りでない。
一 当該聴覚著作物に係る
当該聴覚著作物に係る音声について、これを文字にする
音声について、これを文字にすることその他当該聴覚障害者等
音声について、これを文字にすることその他当該聴覚障害者等
が利用するために必要な方式により、複製し、又は自動公衆送信(送信可能化を含
む。)を行うこと。
行為の範囲
二 専ら当該聴覚障害者等向けの貸出しの用に供するため、複製すること(当該聴覚著作
物に係る音声を文字にする
物に係る音声を文字にすることその他当該聴覚障害者等が利用するために必要な方式
音声を文字にすることその他当該聴覚障害者等が利用するために必要な方式
による当該音声の複製と併せて行うものに限る。)。 メディア変換
8
柔軟な規定を 既に導入した国(青実線)
導入を検討している国(赤点線)
アイルランド
中国
韓国
マレーシア
米国
台湾
経済成長率(実質GDP伸び率)
伸び率)
経済成長率(実質
イスラエル
フィリピン
スリランカ
シンガポール
【GLOCOM Review Vol.12 No.1 (83)
グローバル化するフェアユース】
(Peter Decherney著、城所岩生・
城所晴美 訳)等の情報より
オーストラリア
2012
2013
2014
米国
2.32%
2.22%
2.15%
台湾
1.48%
2.09%
3.49%
フィリピン
6.80%
7.18%
6.24%
スリランカ
6.34%
7.30%
7.00%
シンガポール
2.50%
3.85%
2.96%
イスラエル
3.00%
3.25%
2.47%
韓国
2.29%
2.97%
3.73%
マレーシア
5.64%
4.75%
5.90%
1.46%
1.52%
0.89%
日本(参考)
※2014は、IMFによる2014年10月時点の推計より
9
柔軟性のある規定の効果
【GLOCOM Review Vol.11 No.1 フェアユース導入はコンテンツ産業に
プラスかマイナスか】 (田中辰雄著)
【GLOCOM Review Vol.12 No.1 (83) グローバル化するフェアユース】
(Peter Decherney著、城所岩生・城所晴美 訳)
10
検討経緯①
【知的財産推進計画2013】 (平成25年6月25日)
【IT関連の規制改革事項について(規制改革会議)】
【IT利活用の裾野拡大のための規制制度改革集中アクションプラン(IT戦略本部)】
(平成25年12月20日)
11
検討経緯②
【自由民主党 知的財産戦略調査会 コンテンツ小委員会 7の提言】
(平成26年5月27日)
【規制改革実施計画】 (平成26年6月24日閣議決定)
「規制改革に関する第2次答申」(平成26年6月13日規制改革会議)を受けて
12
検討結果と
それに対する評価
13
JEITAの課題提起①「私的複製の支援サービス」
14
JEITAの課題提起②「ビッグデータ等ネット上の情報活用サービス」
15
論文検証システム
IN 米国では公正な利
用として許諾無く検証
用DBに登録できる
(ターニティン事件)。
既に同社の日本語
日本語HP
日本語
もある。
OUT日本では限定的
な範囲でしか提供でき
ない
16
検討結果
【クラウドサービス等と著作権に関する報告書】
(平成27年2月13日)
17
評価①新聞
「成果少なく『現行法で対応』」
「事業者側は『現在ないような
サービスを生み出す余地の
ある規定を検討してほしかっ
た』と振り返る。」
「一般消費者の声は届きにく
い状況が続いているといえそ
うだ。」
2015年2月2日 日本経済新聞(法務面)
18
評価②
主婦連
「発展を阻んでいるのは、技術の
壁ではなく、著作権法というルー
ルの壁」
「消費者の権
利という視点
での見直しを
必要としてい
る」
主婦連合会 機関誌2015年2月号(2015年2月15日発行)
19
評価③MIAU
「まず報告書だが、現在いろんな著作物周辺サービスを行なっている事業者から
ヒアリングを行なった結果、現在の著作権法の範囲内で十分対応できている、あ
るいは契約によって個別に対応すればよいという意見ばかりであった。したがって、
法的な手当をする必要はなしという結論になっている。
だが現行サービス事業者にヒアリングすれば、それはそう言うはずである。すでに
ビジネスとして回っているものは著作権法の範囲内か、契約で手打ちになってる
から商売できているわけで、現行法上違法な商売の人を連れてきてヒアリングは
していない。またすでにビジネスになっている事業者は、この契約の手間や金銭
的コストが競合他社の参入障壁として機能しているので、この手間がなくなります
よ、という方策を望むわけがないんである。従ってこの結論にいたる小委員会の
プロセス自体に、大きな穴があったと言わざるを得ない。」
【Podcast#2とクラウド小委員会レポート】MIAUメールマガジン「ネットの羅針盤」Vol.32より
20
評価④
JEITA
「検討が継続されるべき」
「『現に各サービスを行っ
ている事業者』が現行法
で対応できていると回答
することは当然」
「『世界で最もイノベーション
に適した国』に向けて」
※安倍総理施政方針演説
2015年3月3日
JEITAホームページより
http://home.jeita.or.jp/cgibin/topics/detail.cgi?n=1502&ca=25&ca2=
21
なぜ法改正は見送られたのか?
なぜ法改正は見送られたのか?
22
文化審議会 著作権分科会
(計30名、五十音順、敬称略)
権利者団体(15)
産業界(コンテンツ・ITとも含む)(1)
井坂 聡
映画監督、協同組合日本映画監督協会
吉村 隆
井村 寿人
(一社)日本書籍出版協会
消費者団体(1)
榎並 悦子
写真家、(一社)日本写真著作権協会
河村真紀子
大寺 廣幸
(一社) 日本民間放送連盟
その他利用者側(2)
北川 直樹
(一社) 日本レコード協会
小池 信彦
(公社) 日本図書館協会
木田 幸紀
日本放送協会
野原佐和子
(株)イプシ・マーケティング研究所
桐畑 敏春
(一社) 日本映像ソフト協会
学識者(11)
久保田 裕
(一社)コンピュータソフトウェア著作権協会
里中満智子
マンガ家
椎名和夫
(公社)日本芸能実演家団体協議会
島谷 能成
都倉 俊一
(一社)日本経済団体連合会
主婦連合会
大渕 哲也
東京大学大学院法学政治学研究科教授
末吉 亙
弁護士、東京大学法科大学院客員教授
鈴木 將文
名古屋大学大学院法学研究科享受
龍村 全
弁護士
(一社) 日本映画製作者連盟
茶園 成樹
大阪大学大学院高等司法研究科教授
作曲家、(一社) 日本音楽著作権協会、昭
和音楽大学客員教授
道垣内正人
早稲田大学大学院法務研究科教授、弁護士
土肥 一史
日本大学大学院知的財産研究科教授
永江 朗
(公社) 日本文藝家協会
前田 哲男
弁護士
中島 千波
日本画家、(一社) 日本美術家連盟、東京
藝術大学名誉教授
松田 政行
弁護士
森田 宏樹
東京大学大学院法学政治学研究科教授
山浦 延夫
(一社) 日本新聞協会
山本 隆司
弁護士
23
著作物等の適切な保護と利用・流通に関する小委員会
1.設置根拠
2014年7月18日 文化審議会 著作権分科会 決定
2.検討課題
クラウドサービス等と著作権及びクリエーターへの適切な対価還元等に関すること
3.委員構成 (計20名、五十音順、敬称略)
権利者団体(6)
浅石 道夫
(一社
一社)
一社 日本音楽著作権協会
華頂 尚隆
(一社
一社)
一社 日本映画製作者連盟
笹尾 光
(一社
一社)
一社 日本民間放送連盟
椎名 和夫
(公社
公社)
公社 日本芸能実演家団体協議会
畑 陽一郎
(一社
一社)
一社 日本レコード協会理事
松本 悟
(一社
一社)
一社 日本動画
日本動画協会
動画協会
消費者団体(2)
河村 真紀子
主婦連合会
津田 大介
(一社
一社)
一社 インターネットユーザー協会
IT業界(3)
今子 さゆり
ヤフー (株
株)
榊原 美紀
(一社
一社)
一社 電子情報技術産業協会
丸橋 透
ニフティ (株
株)
IT+コンテンツ(1)
杉本 誠司
(株
株) ニワンゴ
学識者(8)
土肥 一史
日本大学大学院知的財産研究科教授
末吉 亙
弁護士、東京大学法科大学院客員教授
大渕 哲也
東京大学大学院法学政治学研究科教授
龍村 全
弁護士
奥邨 弘司
慶應義塾大学大学院法務研究科教授
長谷川浩二
東京地方裁判所判事(知的財産権担当)
岸 博幸
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
松田 政行
弁護士
24
小委員会での検討状況
2013年度
年度
2014年度
年度
ロッカー型の検討①
(事業者側意見)
関係者
ヒアリング
‐ JEITA
‐ JASRAC
‐ Culture
‐ Yahoo!
FIrst
‐ ニフティ
‐ JEITA
‐ JASRAC
‐ レコ協
‐ 芸団協
‐
‐
‐
‐
‐ MIAU
‐ 主婦連
映連
動画協会
⺠放連
ニワンゴ
ロッカー型の検討 7回
▲ 6/25
知的財産
推進計画2013
▲ 12/20
▲ 5/27 ▲ 6/24
IT関連の規制改革
事項について
アクションプラン
⾃⺠党
規制改革実施計画
知財調査会
7の提言
報告書の公表
2/17
報告書(案)の検討
12/16
3ヶ月
ロッカー型以外の検討②
(ヒアリング②+検討)
経過報告
著作物等の適切な保護と利⽤・
流通に関するワーキングチーム
9/18 30 10/16 31 11/19 12/25 2/13
ロッカー型以外の検討①
(ヒアリング①)
WT設置
5ヶ月
8/7 28
ロッカー型の検討⑦
検討
JEITA
新経連
Yahoo!
ニフティ
モバイルC
フォーラム
7/23
ロッカー型の検討⑥
2/24
ロッカー型の検討⑤
11/1
ロッカー型の検討④
(消費者意見)
9/12
ロッカー型の検討③
(映像権利者意見)
8/7
事業者側
ヒアリング
‐
‐
‐
‐
‐
著作物等の適切な保護と利⽤・流通に関する⼩委員会
ロッカー型の検討②
(音楽権利者意見)
文化審議会
法制・基本問題小委員会
‐ JEITA
‐ ホットリンク
‐ 書籍出版協
会
‐ 新聞協会
‐ 商品化権協
会 ‐ アンク
‐ エムデータ
ロッカー型
報告書
以外 2回
25
ロッカー型クラウドサービスの検討
利用者が用意したコンテンツを自分専用の領域にアップロードして利用することが適法であ
ることを確認
「クラウドサービス等と著作権に関する報告書」p.7 図1 ロッカー型クラウドサービスの分類
26
ロッカー型クラウドサービス以外の検討
「クラウドサービス等と著作権に関する報告書」より
27
「柔軟性のある規定」は
必要ないのか?
28
日本を「世界で最もイノベー
日本を「世界で最もイノベー
ションに適した国」にする。
~第百八十九回国会における安倍内閣総理大臣
施政方針演説
29
サイバーフィジカルシステム
文部科学省 国家課題対応型研究開発推進事業「次世代IT基盤構築のための研究開発」
「社会ステム・サービス最適化のためのサイバーフィジカルIT統合基盤の研究」(2014年5月1日
国立情報学研究所 安達淳、北海道大学 田中譲、大阪大学 東野輝夫、九州大学 安浦寛人)
30
クラウドを利用した多言語翻訳
【自由民主党 IT戦略特命委員会】 デジタル・ニッポン2014 (平成26年7月2日)より
31
THANK YOU.
32
Fly UP