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大川市子ども・子育て応援プラン(PDF:2923 KB)

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大川市子ども・子育て応援プラン(PDF:2923 KB)
ごあいさつ
大川市長
人口減少、少子高齢化及び核家族化等による家族形態の変化、就労の多様化、地域コミュ
ニティ意識の希薄化など、子どもや子育てを取り巻く環境が大きく変化する中で、子育てに
不安や孤立感を感じる保護者が増加し、子育て支援に関するニーズも多様化しています。国
や地域をあげて社会全体で子どもや子育てを支援する、新しい仕組みを構築することが、こ
れからの課題となっています。
こうした中、本市においても、平成16年度に「大川市次世代育成支援行動計画(前期計
画)」、平成21年度に「大川市次世代育成支援行動計画(後期計画)」を策定し、社会全体で
子育てを支援し、安心して子どもを生み、子育てができるまちづくりを推進してきました。
平成24年8月に、子ども・子育て3法が成立し、幼児期の学校教育・保育、地域におけ
る子ども・子育て支援の仕組みを定める「子ども・子育て支援新制度」が平成27年4月よ
りスタートします。また、次世代育成支援対策推進法も平成36年度まで10年間延長とな
りました。このため、本市では、新次世代育成支援行動計画(前期)と子ども・子育て支援
事業計画(第1期)を一体的にまとめた「大川市子ども・子育て応援プラン」を策定し、平
成27年度から5年間の子育てに関する施策を推進してまいります。
このプランは、
「地域とともに
親も子も育つまち
おおかわ」を基本理念に、「子どもの
最善の利益の実現」「子育て・子育ちを応援するためのまちづくり」「子育て・親としての成
長を地域で応援」を推進していこうというものです。「大川市で子育てしてよかった!」「子
育てするなら、大川市で!」と多くの方に感じていただけるように、取り組みを進めてまい
ります。
終りに、このプランの策定にあたり、
「ニーズ調査」等にご協力いただきました市民の皆様
や貴重なご意見をいただきました「大川市子ども・子育て会議」の委員の皆様に心から感謝
申し上げるとともに、今後のプランの推進にもご支援とご協力を賜りますようお願い申し上
げます。
平成27年3月
目 次
第1章 計画の策定にあたって ................................... 1
第1節 計画策定の背景 ............................................................ 1
第2節 計画の法的根拠と位置づけ .................................................. 2
第3節 次世代育成支援の概要 ...................................................... 3
第4節 子ども・子育て支援新制度の概要 ............................................ 5
第5節 計画の期間 ................................................................ 7
第6節 計画の策定体制と方法 ...................................................... 7
第2章 大川市の子ども・子育てに関する現状 ..................... 8
第1節 人口・世帯の状況 .......................................................... 8
第2節 婚姻及び就労の状況 ....................................................... 11
第3節 保育所(園)
、幼稚園等の状況 .............................................. 14
第3章 ニーズ調査結果からみる子育てに関する課題 .............. 16
第1節 保護者の就労状況について ................................................. 16
第2節 教育・保育事業の利用について ............................................. 17
第3節 地域子ども・子育て支援事業について ....................................... 18
第4節 職場の両立支援制度について ............................................... 22
第5節 子育て全般について ....................................................... 23
第4章 計画の基本的な考え方 .................................. 24
第1節 基本理念 ................................................................. 24
第2節 基本目標 ................................................................. 25
第5章 施策の具体的な取り組み ................................ 28
基本目標1 子育てをしているすべての家庭を応援するために ......................... 28
基本目標2 働きながら子どもを育てている人を応援するために ....................... 35
基本目標3 親と子の学びと育ちを応援するために ................................... 38
基本目標4 子どもが安全に育つ安心なまちづくり ................................... 40
第6章 量の見込みと確保方策 .................................. 42
第1節 教育・保育提供区域 ....................................................... 42
第2節 子ども・子育て支援給付 ................................................... 42
第3節 地域子ども・子育て支援事業 ............................................... 48
第7章 計画の推進に向けて .................................... 54
1 継続的な計画の実施状況の把握 ................................................. 54
2 関係機関との連携強化 ......................................................... 54
3 庁内の総合的な推進 ........................................................... 54
資料編........................................................ 55
1 大川市子ども・子育て会議委員名簿 ............................................. 55
2 大川市子ども・子育て会議条例 ................................................. 56
3 用語解説 ..................................................................... 58
第1章 計画の策定にあたって
第1節
計画策定の背景
わが国の出生数は年々減少しており、少子・高齢化が進んでいます。一方で、経済状況や
女性の社会進出の拡大等を背景に、結婚・出産後も働き続けることを希望する女性が増加し
ており、低年齢時からの保育の必要性が高まっています。
国は、
「少子化社会対策基本法」を平成 15 年に制定するなど、少子化対策に関わる総合的
な取り組みを進めてきました。また、市町村においては、平成 17 年から 10 年間の時限立
法である「次世代育成支援対策推進法」の定めにより、地域の特性を考慮して策定した「市
町村行動計画」に基づき、次世代育成支援に関わる取り組みが進められています。なお、
「次
世代育成支援対策推進法」は、法改正により、平成 26 年度末までの時限立法が、さらに 10
年間延長されることになりました。
また国では、子ども・子育てを取り巻く社会情勢の変化を受け、平成 22 年、
「子ども・子
育て新システム検討会議」を設置し、幼保一体化を含む新たな次世代育成支援のための包括
的・一元的なシステムの構築に向けての検討を進めてきました。平成 24 年には、認定こど
も園、幼稚園、保育所を通じた共通の新たな給付や、認定こども園法の改善などが盛り込ま
れた「子ども・子育て支援法」をはじめとする「子ども・子育て関連3法」が制定されまし
た。新たな制度のもとでは、
「子どもの最善の利益」が実現される社会をめざすとの考えを基
本に、制度、財源を一元化して新しい仕組みを構築し、子どもの幼児期の学校教育・保育の
一体的な提供、保育の量的拡充、家庭における養育支援等を総合的に推進していくことをめ
ざすとされています。
本市では、「次世代育成支援対策推進法」に基づく「次世代育成支援行動計画」を、平成
17 年度から平成 21 年度までの「前期計画」、平成 22 年度から平成 26 年度までの「後期
計画」として策定し、子育て支援のための施策を総合的に推進してきました。しかし、本市
においても少子化や、女性の社会進出による保育ニーズの多様化など、子ども・子育てを取
り巻く環境は大きく変化しています。
以上のことを踏まえ、子どもの健やかな育ちと保護者の子育てを社会全体で支援する環境
を整備することを目的に、本計画を策定しました。
1
第2節
計画の法的根拠と位置づけ
本計画は、改正「次世代育成支援対策推進法」第 8 条に定める「市町村行動計画」と、
「子
ども・子育て支援法」第 61 条に定める「市町村子ども・子育て支援事業計画」を一体的に
策定したものです。
≪計画の位置づけと内容≫
大 川 市 長 期 総 合 計 画
大川市子ども・子育て応援プラン
大川市次世代育成支援行動計画
地域における子育ての支援、母性並びに乳児及び幼児の健康の確保
及び増進、子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備、子
どもを育成する家庭に適した良質な住宅及び良好な居住環境の確保、
職業生活と家庭生活との両立の推進その他の次世代育成支援対策の実
施に関する計画
「次世代育成支援対策推進法(第8条)」より
大川市子ども・子育て支援事業計画
教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の提供体制の確保
その他この法律に基づく業務の円滑な実施に関する計画
「子ども・子育て支援法(第 61 条)」より
整
合
教育・福祉などの関連計画
・大川市教育振興プログラム
・大川市幼児教育指針
・大川市障害者基本計画
2
第3節
次世代育成支援の概要
(1)次世代育成支援行動計画について
市町村行動計画の策定にあたっての基本的な視点
① 子どもの視点
② 次代の親の育成という視点
③ サービス利用者の視点
④ 社会全体による支援の視点
⑤ 仕事と生活の調和の実現の視点
⑥ 結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない支援の視点
⑦ すべての子どもと家庭への支援の視点
⑧ 地域における社会資源の効果的な活用の視点
⑨ サービスの質の視点
⑩ 地域特性の視点
市町村行動計画に盛り込むべき事項
① 地域における子育ての支援
② 母性並びに乳児及び幼児の健康の確保及び増進
③ 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備
④ 子育てを支援する生活環境の整備
⑤ 職業生活と家庭生活との両立の推進等
⑥ 結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない支援の推進
⑦ 子ども等の安全の確保
⑧ 要保護児童への対応などきめ細かな取り組みの推進
3
(2)
「改正次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画策定指針(総論及
び地域行動計画関係部分)の概要」主な見直し・修正点について
背景・主旨
背景
・次世代育成支援対策推進法の有効期限を、平成 27 年度から平成 36 年度までの 10 年間
延長
法の主旨
・市町村行動計画等の策定が任意に
子ども・子育て支援法との関係【追加】
・市町村行動計画策定にあたっての参酌標準(各種子育て支援事業の目標事業量)は削除
⇒目標事業量は、恒久法たる子ども・子育て支援法に基づく市町村「子ども・子育て支
援事業計画」へ引き継ぎ
・策定が任意化された市町村行動計画等については、地域の実情に応じ必要な特定の事項
のみの作成も可能
・市町村行動計画は子ども・子育て支援事業計画と一体的に策定することが可能
次世代育成支援対策推進法と子ども・子育て支援法が相まって、
より手厚い次世代育成支援が推進される
市町村行動計画の内容
子どもの健全育成
「放課後子ども総合プラン」の追加
・放課後児童クラブ及び放課後子供教室の平成 31 年度の目標事業量を設定
・放課後児童クラブと放課後子供教室の一体的な、または連携した実施
・教育委員会と福祉部局の連携
「地域における人材養成」の追加
・高齢者や育児経験豊かな主婦、その他の地域人材を中心とした養成と効果的な活用
母子保健施策
・
「健やか親子 21(第二次)
」の内容を踏まえ修正
職業生活と家庭生活の両立の推進
「結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない支援の推進」の追加
・地域の実情に応じ、ライフステージの各段階に応じたきめ細かい支援
4
第4節
子ども・子育て支援新制度の概要
(1)保育の必要性の認定
保護者の申請を受けた市町村が、国の策定する客観的基準に基づき、保育の必要性を認
定した上で給付を支給する仕組みとなりました。
1号認定子ども:満3歳以上の学校教育のみ(保育の必要性なし)の就学前の子ども
2号認定子ども:満3歳以上の保育の必要性の認定を受けた就学前の子ども
【保育を必要とする子ども】
3号認定子ども:満3歳未満の保育の必要性の認定を受けた就学前の子ども
【保育を必要とする子ども】
(2)子ども・子育て支援サービスの概要
子ども・子育て支援給付
施設型給付
(教育・保育施設)
・保育園(所)
・幼稚園
・認定こども園
地域子ども・子育て支援事業
地域型保育給付
・小規模保育
・家庭的保育
・居宅訪問型保育
・事業所内保育
●保育園(所)は保育園(所)委託運営費、幼
稚園は私学助成・幼稚園就園奨励費、認定こ
ども園には保育園(所)部分と幼稚園部分そ
れぞれに安心こども基金から運営に関する
費用が支払われていたものを、施設型給付に
より一本化
●都道府県が認可する教育・保育施設を対象と
する施設型給付に加え、市町村が認可する地
域型保育事業を創設し、保育サービスを拡充
●給付の実施主体である市町村は、認可を受け
た教育・保育施設及び地域型保育事業に対し
て、その申請に基づき、各施設・事業の類型
に従い、市町村事業計画に照らし、1 号認定
子ども、2 号認定子ども、3 号認定子どもご
との利用定員を定めた上で、給付の対象とな
ることを確認
5
・利用者支援事業
・地域子育て支援拠点事業
・妊婦に対する健康診査
・乳児家庭全戸訪問事業
・養育支援訪問事業
・子育て短期支援事業
(ショートステイ)
・子育て援助活動支援事業
(ファミリーサポートセンター)
・一時預かり事業
・延長保育事業
・病児保育事業
・放課後児童健全育成事業
(放課後児童クラブ、学童保育)
・実費徴収に係る補足給付を行う事業
・多様な主体が本制度に参入すること
を促進するための事業
施設型給付
■保育園(所)・幼稚園
保育園(所)は、児童福祉法に定める、保育を必要とする0~5歳児に対して保育を行
う施設(児童福祉法第 39 条)です。
幼稚園は、学校教育法に定める、3~5歳児に対して学校教育を行う施設(学校教育法
第 22 条)です。
「幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを
目的」としています。
■認定こども園
幼稚園・保育園(所)などのうち、①就学前の子どもに教育・保育を提供する機能、②
地域における子育て支援を行う機能を備える施設について、都道府県から認定こども園と
しての認定を受けることができる仕組みを設けるもの(就学前の子どもに関する教育、保
育等の総合的な提供の推進に関する法律第2条第6項)です。
地域型保育事業
小規模保育事業
家庭的保育事業
居宅訪問型保育事業
主に満 3 歳未満の乳児・幼児を対象とし、利用定員が 6 人以上 19 人以下
で保育を行う事業
主に満 3 歳未満の乳児・幼児を対象とし、利用定員が 5 人以下で、家庭
的保育者の居宅等の場所で、家庭的保育者による保育を行う事業
主に満 3 歳未満の乳児・幼児を対象とし、当該保育を必要とする乳児・
幼児の居宅において、家庭的保育者による保育を行う事業
主に満 3 歳未満の乳児・幼児を対象とし、事業所内の施設において、事
事業所内保育事業
業所の従業員の子どものほか、地域の保育を必要とする子どもの保育を
行う事業
認
可
定
員
19 人
6人
5人
事業所内
小規模保育事業
居宅訪問型
保育事業
家庭的保育事業
1人
6
保育事業
第5節
計画の期間
本計画の期間は、平成 27 年度から平成 31 年度までの5か年とします。
第6節
計画の策定体制と方法
「子ども・子育て支援法」に基づく「市町村子ども・子育て支援事業計画」の策定等にあ
たっては、
「市町村子ども・子育て会議」を設置することができるとされています。本計画の
策定においても、
「大川市子ども・子育て会議」を設置し、本計画策定にかかる協議を行いま
した。
子ども・子育て支援にかかる市民ニーズ調査
【調査対象】
・就学前児童調査:市内在住の就学前児童をお持ちの保護者
・小学校児童調査:市内在住の小学生児童(4年生まで)を
お持ちの保護者
【調査方法】
・幼稚園・保育園(所)
、小学校を通じた配布・回収
・その他、一部郵送配布・郵送回収
現状分析
【調査項目】
・統計資料分析
・既存計画等文献調査
・社会資源調査
・事業者等へのヒアリング
・関係課係へのヒアリング
など
【調査期間】
平成 25 年 11 月 8 日(金)~11 月 22 日(金)
【回収率等】
就学前児童調査:配布数 1,569 件、回収数
回収率 81.2%
小学校児童調査:配布数 1,121 件、回収数
回収率 82.7%
1,274 件、
927 件、
現状・課題の抽出
ニーズ量の見込み
大川市子ども・子育て会議
第 1 回:子ども・子育て支援新制度、事業計画策定の趣旨、調査票案について
第 2 回:次世代育成支援行動計画(後期計画)の進捗状況について
市民ニーズ調査結果の中間報告
第 3 回:諮問(公立保育所・公立幼稚園の存続について)
第 4 回:子ども・子育て支援新制度について
諮問事項協議(公立保育所・幼稚園の今後のあり方について)
第5回:骨子案について 諮問事項協議(公立保育所・幼稚園の今後のあり方について)
第6回:地域子ども・子育て支援事業の量の見込みと確保方策について
第7回:地域子ども・子育て支援事業の量の見込みと確保方策について
諮問事項の検討(まとめ作業)
第8回:諮問事項の答申(案)について
第9回:教育・保育の「量の見込み」と確保方策について
第 10 回:計画素案(第5章)について
第 11 回:計画素案(第6章・第7章)について
7
第2章 大川市の子ども・子育てに関する現状
第1節
人口・世帯の状況
(1)人口
大川市の総人口は、平成 22 年の 38,438 人から平成 26 年の 36,512 人と、1,926
人減少しています。
また、年齢3区分別人口構成の推移についてみると、年少人口(0~14 歳)と生産年齢
人口(15~64 歳)は、平成 22 年から平成 26 年にかけて減少傾向となっています。一
方、老年人口(65 歳以上)は増加しており、平成 26 年では 11,236 人(30.8%)となっ
ていることから、少子高齢化が進行していることがわかります。
<年齢3区分別人口構成の推移>
単位:人
平成 22 年
総人口
年少人口(0~14 歳)
構成比
生産年齢人口(15~64 歳)
構成比
老年人口(65 歳以上)
構成比
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
38,438
38,014
37,486
37,086
36,512
4,683
4,526
4,361
4,202
4,036
12.2%
11.9%
11.6%
11.3%
11.1%
23,132
22,897
22,385
21,926
21,240
60.2%
60.2%
59.7%
59.1%
58.2%
10,623
10,591
10,740
10,958
11,236
27.6%
27.9%
28.7%
29.5%
30.8%
資料:住民基本台帳(4月1日)
児童人口の推移についてみると、減少傾向にあり、いずれの年齢階層も、平成 22 年か
ら平成 26 年にかけて 100~200 人程度減少しています。
<児童人口の推移>
8,000人
6,000人
4,000人
2,000人
0人
6,309
6,145
5,941
5,716
1,626
1,619
1,580
1,514
1,150
1,125
1,076
1,020
1,102
975
1,953
1,858
1,794
1,729
1,671
1,580
1,543
1,491
1,453
1,390
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
0歳~5歳
6歳~11歳
12歳~14歳
5,138
15歳~17歳
資料:住民基本台帳(4月1日)
8
(2)出生
出生数の推移についてみると、増減はあるものの、平成 19 年から平成 23 年にかけて
28 人減少しています。
また、出生率(人口千人対)の推移について全国・福岡県と比較すると、各年とも全国・
福岡県を下回る数値で推移しています。
<出生数の推移>
400人
279
262
245
255
251
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
200人
0人
資料:人口動態統計
<出生率の推移(全国・福岡県との比較)>
10.0
9.2
9.0
9.3
8.7
8.6
9.2
9.3
9.2
8.5
8.5
8.3
6.8
6.8
平成22年
平成23年
8.0
7.0
7.3
6.9
6.6
6.0
平成19年
平成20年
全国
平成21年
福岡県
大川市
資料:人口動態統計
9
(3)世帯
世帯構成の推移についてみると、核家族世帯総数は平成 12 年から平成 22 年にかけて
115 世帯増加しており、一世帯あたり人員数についても減少していることから、ゆるやか
ではあるものの、核家族化が進行していることがうかがえます。
また、核家族世帯の内訳をみると、
「女親と子ども」は増加傾向にあり、平成 12 年から
平成 22 年にかけて 274 世帯増加しています。
<世帯構成の推移>
単位:世帯
親族世帯
一
般
世
帯
総
数
平成
12 年
平成
17 年
平成
22 年
核家族世帯総数
夫
婦
の
み
夫
婦
と
子
ど
も
男
親
と
子
ど
も
女
親
と
子
ど
も
非
親
族
世
帯
そ
の
他
の
親
族
世
帯
単
独
世
帯
一
般
世
帯
人
員
数
12,027
10,323
6,694
1,957
3,758
161
818
3,629
24
1,680
40,604 人
12,139
10,090
6,738
2,135
3,458
194
951
3,352
24
2,025
38,440 人
12,546
9,801
6,809
2,304
3,211
202
1,092
2,992
56
2,688
36,619 人
資料:国勢調査
※一般世帯総数は、平成 22 年のみ世帯の家族類型「不詳」を含む
<核家族世帯等の推移>
20,000世帯
15,000世帯
3.38
3.17
3.00人
12,546
12,139
12,027
2.92
10,000世帯
6,738
6,694
6,809
1.50人
5,000世帯
0世帯
0.00人
平成12年
一般世帯総数
平成17年
平成22年
核家族世帯総数
一世帯あたり人員数
資料:国勢調査
10
第2節
婚姻及び就労の状況
(1)未婚率
女性の未婚率の推移についてみると、ほとんどの年齢階層において未婚率が増加してい
ます。特に 30~34 歳、35~39 歳の未婚率は、平成 12 年から平成 22 年にかけて 10
ポイント以上増加しています。
このことは、大川市の女性の未婚化・晩婚化が進んでいることを示しています。
<女性の未婚者数・未婚率の推移>
単位:人
人
平成 12 年
数
未
平成 17 年
平成 22 年
平成 12 年
15~19歳
1,213
1,001
1,002
20~24歳
1,189
1,017
926
25~29歳
1,309
1,043
909
30~34歳
1,283
1,146
922
35~39歳
1,159
1,206
1,113
40~44歳
1,192
1,162
1,150
45~49歳
1,499
1,161
1,124
婚
平成 17 年
平成 22 年
1,204
987
989
99.3%
98.6%
98.7%
1,051
880
832
88.4%
86.5%
89.8%
777
676
562
59.4%
64.8%
61.8%
385
418
394
30.0%
36.5%
42.7%
166
257
294
14.3%
21.3%
26.4%
123
150
214
10.3%
12.9%
18.6%
82
122
132
5.5%
10.5%
11.7%
資料:国勢調査
<女性の未婚率の推移>
100%
80%
99.3
88.4
59.4
98.6
86.5
98.7
89.8
64.8
61.8
60%
40%
20%
0%
42.7
36.5
30.0
26.4
21.3
14.3
10.3
5.5
平成12年
15~19歳
35~39歳
18.6
12.9 10.5
11.7
平成17年
20~24歳
40~44歳
平成22年
25~29歳
45~49歳
30~34歳
資料:国勢調査
11
男性の未婚率の推移についてみると、30 歳以上で未婚率が増加しています。特に 35~
39 歳、40~44 歳、45~49 歳の未婚率は、平成 12 年から平成 22 年にかけて 10 ポ
イント以上増加しています。
このことは、大川市の男性においても未婚化・晩婚化が進んでいることを示しています。
<男性の未婚者数・未婚率の推移>
単位:人
人
平成 12 年
数
未
平成 17 年
平成 22 年
平成 12 年
15~19歳
1,279
1,009
1,012
20~24歳
1,045
931
849
25~29歳
1,116
1,015
882
30~34歳
1,211
1,049
942
35~39歳
1,216
1,156
1,015
40~44歳
1,151
1,154
1,127
45~49歳
1,481
1,117
1,114
婚
平成 17 年
平成 22 年
1,276
1,003
1,009
99.8%
99.4%
99.7%
959
845
782
91.8%
90.8%
92.1%
764
731
616
68.5%
72.0%
69.8%
545
519
512
45.0%
49.5%
54.4%
356
408
409
29.3%
35.3%
40.3%
232
285
366
20.2%
24.7%
32.5%
201
205
267
13.6%
18.4%
24.0%
資料:国勢調査
<男性の未婚率の推移>
100%
99.8
80%
68.5
60%
45.0
40%
20%
99.7
99.4
91.8
90.8
69.8
54.4
49.5
40.3
35.3
29.3
20.2
13.6
92.1
72.0
32.5
24.7
24.0
18.4
0%
平成12年
15~19歳
35~39歳
平成17年
20~24歳
40~44歳
平成22年
25~29歳
45~49歳
30~34歳
資料:国勢調査
12
(2)就労状況
女性の年齢別就業率の推移についてみると、30~34 歳の年齢階層で就業率が低下する
M字曲線を描いているものの、平成 12 年と平成 22 年を比較すると、25~29 歳では 6.8
ポイント、30~34 歳では 6.2 ポイントの差が生じており、就業率が高まっていることが
わかります。
このことから、子どもを生み育てる年齢階層で結婚・出産に伴い離職する人が減少した
こととあわせて、未婚化などにより就業を継続する女性が増加したことがうかがえます。
<女性の年齢別就業率の推移>
90%
78.9
80%
74.8
73.8
71.7
70%
60%
77.7
78.1
77.3
77.5
75.3
74.2
72.0
72.1
65.5
65.5
65.4
59.3
50%
20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
平成12年
平成22年
資料:国勢調査
平成 22 年の女性の年齢別就業率の推移について全国・福岡県と比較すると、25 歳以上
の年齢階層では全国・福岡県を上回っており、大川市の就業率が高いことがわかります。
<平成 22 年の女性の年齢別就業率の推移(全国・福岡県との比較)>
90%
78.9
80%
74.8
77.7
74.2
71.7
69.3
67.1
70%
60.3
60% 59.3
59.1
66.3
78.1
65.2
60.8
60.6
68.6
65.1
60.6
68.1
66.3
65.4
59.7
60.4
57.4
50%
20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
全国
福岡県
大川市
資料:国勢調査
13
第3節
保育所(園)、幼稚園等の状況
(1)保育所(園)
・幼稚園入所児童の推移
現在、大川市の保育所(園)は公立が1園、私立が8園あります。在園児数をみると、
平成 22 年度から平成 26 年度にかけて特に私立で増加しており、充足率はほぼ 100%と
なっています。
<保育所(園)の状況>
単位:人
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
97
93
76
80
70
0歳児
8
7
6
9
5
1・2歳児
30
28
19
20
27
3歳以上児
59
58
51
51
38
90
90
90
90
90
107.8%
103.3%
84.4%
88.9%
77.8%
720
725
717
730
690
0歳児
69
79
82
77
56
1・2歳児
240
217
223
242
237
3歳以上児
411
429
412
411
397
750
730
730
730
730
96.0%
99.3%
98.2%
100.0%
94.5%
在園児数
公
立
(
1
園
)
定員
充足率
在園児数
私
立
(
8
園
)
定員
充足率
資料:子ども未来課(11 月 1 日現在)
※平成26年度の在園児数については、平成26年8月1日現在の数字で計上
14
現在、大川市の幼稚園は公立が1園、私立が5園あります。在園児数をみると、平成 22
年度から平成 26 年度にかけて公立ではほぼ横ばい、私立では減少傾向にあり、充足率は
40~60%となっています。
<幼稚園の状況>
単位:人
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
公
立
(
1
園
)
在園児数
52
50
60
54
40
定員
90
90
90
90
90
57.8%
55.6%
66.7%
60.0%
44.4%
私
立
(
5
園
)
在園児数
285
278
262
251
246
定員
535
535
535
535
535
53.3%
52.0%
49.0%
46.9%
46.0%
充足率
充足率
資料:子ども未来課(5 月 1 日現在)
(2)学童保育所の利用児童数等の推移
<学童保育所の状況>
単位:人
入所児童数
設置数
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
237
242
284
313
314
8
8
8
8
8
資料:子ども未来課(5 月 1 日現在)
15
第3章 ニーズ調査結果からみる子育てに関する課題
第1節
保護者の就労状況について
保護者の就労状況についてみると、産休・育休・介護休業中も含め母親が就労している(フ
ルタイム・パート・アルバイト等)割合は、就学前児童で約 7 割、小学生児童で約8割となっ
ており、多くが共働き世帯であることがうかがえます。
また、現在未就労である母親のうち、今後就労希望がある割合は、就学前児童・小学生児
童ともに約7割となっています。
保護者の就労状況(就学前児童)
〈単数回答〉
0%
母親(N=1,274)
20%
4.5
40%
32.0
60%
80%
2.9
30.7
2.0
25.3
100%
2.7
0.3 0.9 0.0 1.3 0.2
父親(N=1,274)
82.1
15.1
フルタイムで就労しており、産休・育休・介護休業中ではない
フルタイムで就労しており、産休・育休・介護休業中である
パート・アルバイト等で就労しており、産休・育休・介護休業中ではない
パート・アルバイト等で就労しており、産休・育休・介護休業中である
以前は就労していたが、現在は就労していない
これまで就労したことがない
不明・無回答
保護者の就労状況(小学生児童)
〈単数回答〉
0%
母親(N=927)
20%
40%
0.4
39.4
60%
35.4
0.3
80%
3.1
17.3
4.1
0.0 1.0 0.0 1.4 0.2
父親(N=927)
76.8
20.6
フルタイムで就労しており、産休・育休・介護休業中ではない
フルタイムで就労しており、産休・育休・介護休業中である
パート・アルバイト等で就労しており、産休・育休・介護休業中ではない
パート・アルバイト等で就労しており、産休・育休・介護休業中である
以前は就労していたが、現在は就労していない
これまで就労したことがない
不明・無回答
16
100%
第2節
教育・保育事業の利用について
就学前児童について平日の定期的な教育・保育事業を利用している人のうち、その多くが
「認可保育所」(65.1%)と「幼稚園」(31.1%)となっています。利用したいと考える教
育・保育事業についても、
「認可保育所」
(60.0%)と「幼稚園」
(42.9%)が多く、次いで
「幼稚園の預かり保育」
(21.6%)
、
「認定こども園」(14.6%)と続いています。
また、土・休日の教育・保育事業については、特に土曜日で利用希望が多く、
「ほぼ毎週利
用したい」
「月に1~2回は利用したい」をあわせると、希望は6割以上にものぼります。
利用している教育・保育事業
今後利用したい教育・保育事業
複数回答(N=1,022)
複数回答(N=1,274)
0%
20%
幼稚園
40%
60%
80%
0%
31.1
幼稚園の預かり保育
1.0
ファミリー・サポート・セ
ンター
0.0
その他
0.1
不明・無回答
0.3
21.6
認可保育所
65.1
事業所内保育施設
60%
42.9
幼稚園の預かり保育
認可保育所
1.3
40%
幼稚園
7.0
認定こども園
20%
60.0
認定こども園
14.6
小規模な保育施設
3.5
家庭的保育
3.4
事業所内保育施設
3.8
自治体の認証・認定保育施設
1.8
その他の認可外の保育施設
0.5
居宅訪問型保育
ファミリー・サポート・センター
その他
3.0
5.3
1.1
不明・無回答
3.0
60%
80%
土曜日、日曜日・祝日の利用希望
単数回答(N=1,274)
0%
土曜日
20%
40%
31.2
38.4
100%
25.7
4.6
2.4
日曜日・祝日
68.5
23.5
利用する必要はない
ほぼ毎週利用したい
月に1~2回は利用したい
不明・無回答
17
5.6
80%
第3節
地域子ども・子育て支援事業について
(1)子育て支援拠点事業の利用について
子育て支援拠点事業の利用状況についてみると、大川市子育て支援センター「アップル
ランド」を利用している人の割合は 9.4%となっており、「利用していない」が 83.0%と
大半を占めています。また、今後の利用希望についても、
「新たに利用したり、利用日数を
増やしたいとは思わない」が 62.5%と多くなっています。
今後、本事業の内容充実による魅力ある事業展開や、気軽に利用できるような工夫等が
必要と考えられます。
利用状況
複数回答(N=1,274)
0%
20%
地域子育て支援拠点事業(大川市子育て支援
センター「アップルランド」)
その他大川市で実施している同様の事業
40%
60%
80%
100%
9.4
1.6
利用していない
83.0
不明・無回答
6.8
利用希望
0%
単数回答
(N=1,274)
20%
5.5
40%
20.6
60%
80%
62.5
利用していないが、今後利用したい
すでに利用しているが、今後利用日数を増やしたい
新たに利用したり、利用日数を増やしたいとは思わない
不明・無回答
18
100%
11.5
(2)子どもが病気の際の対応について
就学前児童では 75.0%の人が、子どもが病気やケガで通常の事業が利用できなかったこ
とが「あった」と回答しており、その際の対処方法については、
「母親が休んだ」との回答
が 73.3%と最も多くなっています。
子どもが病気やケガの際の対処として父親や母親が休んだ人のうち、できれば病児・病
後児のための保育施設等を利用したいと思った人は 39.7%となっています。一方、
「利用
したいとは思わない」は 59.5%と利用希望を上回っており、その理由としては「親が仕事
を休んで対応する」や「病児・病後児を他人に看てもらうのは不安」が主となっています。
病気やケガで通常の事業が利用できなかった場合の対処方法
複数回答(N=767)
0%
20%
ア.父親が休んだ
40%
60%
11.3
イ.母親が休んだ
73.3
ウ.(同居者を含む)親族・知人に子どもをみてもらった
47.7
エ.父親又は母親のうち就労していない方が
子どもをみた
オ.病児・病後児の保育を利用した
13.4
1.2
カ.ベビーシッターを利用した
0.0
キ.ファミリー・サポート・センターを利用した
0.0
ク.仕方なく子どもだけで留守番をさせた
0.0
ケ.その他
不明・無回答
80%
1.4
3.1
病児・病後児保育施設等の利用希望
0%
単数回答(N=575)
20%
40%
39.7
60%
80%
59.5
できれば病児・病後児保育施設等を利用したい
利用したいとは思わない
不明・無回答
19
100%
0.9
病児・病後児保育施設等を利用したいとは思わない理由
複数回答(N=342)
0%
20%
40%
60%
病児・病後児を他人に看てもらうのは不安
50.3
地域の事業の質に不安がある
6.7
地域の事業の利便性(立地や利用可能時間、日数
など)がよくない
10.5
利用料がかかる・高い
19.9
利用料がわからない
18.4
親が仕事を休んで対応する
58.8
その他
7.9
不明・無回答
5.8
(3)不定期の教育・保育事業や宿泊を伴う一時預かり等の利用について
私用、親の通院、不定期の就労等の目的での不定期な事業の利用希望については、
「利用
する必要はない」が 60.2%と半数以上を占めています。「利用したい」は 27.1%となっ
ており、その目的としては、
「私用(買物、習い事等)、リフレッシュ目的」や「冠婚葬祭、
学校行事、子どもや親の通院等」が主となっています。
利用希望
0%
単数回答
(N=1,274)
20%
40%
60%
27.1
80%
100%
60.2
利用したい
12.7
利用する必要はない
不明・無回答
利用を希望する目的
複数回答(N=345)
0%
20%
40%
私用(買物、習い事等)、リフレッシュ目的
60%
59.4
冠婚葬祭、学校行事、子どもや親の通院等
57.7
不定期の就労
29.9
その他
4.9
不明・無回答
12.8
20
80%
(4)放課後の過ごし方について
就学前児童について、小学校低学年で希望する放課後の過ごし方をみると、
「放課後児童
クラブ(学童保育)
」
(43.3%)や「自宅」(41.8%)が多く、それぞれ週あたり「5日」
を希望しています。一方、小学生児童については、
「自宅」
(58.6%)や「習い事」
(51.0%)
が多く、就学前児童の結果と差がみられます。また、小学校高学年で希望する放課後の過
ごし方については、就学前児童・小学生児童ともに「自宅」と「習い事」が多くなってい
ます。
希望する放課後の過ごし方(小学校低学年)
〈複数回答〉
0%
20%
40%
60%
41.8
自宅
80%
58.6
17.4
19.0
祖父母宅や友人・知人宅
30.2
習い事(ピアノ教室、サッカークラブ、学習塾など)
51.0
43.3
放課後児童クラブ(学童保育)
31.4
0.5
1.2
ファミリー・サポート・センター
4.3
その他(公民館、公園など)
不明・無回答
10.6
18.9
9.3
就学前児童(N=397)
小学生児童(N=927)
希望する放課後の過ごし方(小学校高学年)
〈複数回答〉
0%
20%
40%
60%
60.7
自宅
69.1
20.7
23.5
祖父母宅や友人・知人宅
47.9
習い事(ピアノ教室、サッカークラブ、学習塾など)
62.5
22.2
放課後児童クラブ(学童保育)
ファミリー・サポート・センター
80%
14.7
0.8
1.4
6.5
10.6
その他(公民館、公園など)
不明・無回答
9.8
19.6
就学前児童(N=397)
21
小学生児童(N=927)
第4節
職場の両立支援制度について
就学前児童の保護者について、育児休業の取得状況をみると、母親では「働いていなかっ
た」が 44.7%、
「取得した(取得中である)」が 32.5%となっています。一方、父親では「取
得していない」が 79.0%と大半を占め、
「取得した(取得中である)
」はわずか 1.3%と極め
て低いことから、父親の育児休業の取得が進んでいないことがわかります。
育児休業を「取得した(取得中である)」と回答した母親のうち、74.2%は育児休業取得
後、職場に復帰しています。育児休業の実際の取得期間としては6か月~1歳6か月未満が
多いものの、勤め先に3歳まで休暇を取得できる制度があった場合は3歳までの休暇を希望
する人が多くなっています。
育児休業の取得状況
単数回答(N=1,274)
0%
20%
母 親
40%
44.7
60%
80%
32.5
100%
3.8
18.9
1.9 1.3
父 親
79.0
働いていなかった
取得した(取得中である)
17.8
取得していない
不明・無回答
母親の育児休業取得後の職場復帰
〈単数回答〉
0%
20%
母親(N=414)
40%
60%
74.2
80%
11.1
育児休業取得後、職場に復帰した
現在も育児休業中である
育児休業中に離職した
不明・無回答
22
100%
8.5
6.3
第5節
子育て全般について
地域における子育ての環境や支援への満足度についてみると、
「満足度はふつう」が就学前
児童で 46.0%、小学生児童で 43.7%と最も多くなっています。
「満足度がやや高い」
「満足
度が高い」をあわせた割合は、就学前児童で 15.4%、小学生児童で 14.9%と、2割以下に
とどまる結果となっており、今後、自由記述での意見などを参考に満足度向上に向けた取り
組みを進めていく必要があります。
公立の幼稚園・保育園の存続については、就学前児童・小学生児童ともに「公立幼稚園・
公立保育園両方とも残してほしい」
(就学前児童:37.0%
小学生児童:34.5%)や、「公
立幼稚園と公立保育園を合わせた幼保連携型認定こども園にしてほしい」(就学前児童:
31.9%
小学生児童:34.6%)が多く、何らかの形で存続を望む人が多いことがわかりま
す。
地域における子育ての環境や支援への満足度
〈単数回答〉
0%
就学前児童
(N=1,274)
20%
10.8
40%
25.0
60%
80%
46.0
1.7
13.7
100%
2.8
2.4
小学生児童
(N=927)
11.7
25.8
43.7
12.5
4.0
1.満足度が低い
2.満足度がやや低い
3.満足度はふつう
4.満足度がやや高い
5.満足度が高い
不明・無回答
公立の幼稚園・保育園の存続について
〈単数回答〉
0%
就学前児童
(N=1,274)
20%
2.0
9.1
10.4
40%
60%
80%
37.0
31.9
100%
9.5
2.4
小学生児童
(N=927)
6.5
12.1
34.5
34.6
公立幼稚園は必要ないが、公立保育園は残してほしい
公立保育園は必要ないが、公立幼稚園は残してほしい
公立幼稚園・公立保育園両方とも必要ない
公立幼稚園・公立保育園両方とも残してほしい
公立幼稚園と公立保育園を合わせた幼保連携型認定こども園にしてほしい
不明・無回答
23
9.9
第4章 計画の基本的な考え方
第1節
基本理念
子どもは、地域の宝として私たちに希望をもたらし、未来をつくる存在です。子どもの健
やかな育ちと子育てを支えることは、子ども自身や保護者のみならず、地域社会にとっても
重要なことであるため、子ども・子育て支援は、
「子どもの最善の利益」が実現され、一人ひ
とりの子どもが健やかに、より良く成長することをめざす必要があります。
また、子育ては、本来、保護者が第一義的な責任のもと、大きな愛情を注ぎ、子どもの成
長に感動しつつ、保護者自身も成長することで、大きな喜びや生きがいを得ることができる
ものです。こうしたことから、子育て支援とは、保護者の育児を肩代わりするものではなく、
保護者が子育てについての責任を果たすことができるよう、地域や社会が保護者に寄り添い、
子育てに関する負担や不安、孤立感を和らげることを通じて、保護者が子どもと向き合える
環境を整え、親としての成長を支援し、子育てや子どもの成長に喜びや生きがいを感じるこ
とができるような支援をしていく必要があります。
大川市では以上の考えをもとに、本計画を推進します。
保護者の「第一義的な責任」
<基本理念>
・「子どもの最善の利益」の実現
・子育て・子育ちを応援するための「まちづくり」
・子育て・親としての成長を「地域で応援」
24
親
も
子
も
育
つ
ま
お ち
お
か
わ
地
域
と
と
も
に
第2節
基本目標
基本理念のもと、次の4つを本計画における基本目標とし、総合的に施策を推進していき
ます。
基本目標1
子育てをしているすべての家庭を応援するために
専業主婦(夫)家庭やひとり親家庭を含めたすべての子育て家庭への支援を行うために、
地域の子育て支援の中心的施設として子育て支援センター事業の充実を図るとともに子育
てサークル・ボランティアの支援を行う必要があります。
また、妊婦や乳幼児の健康の確保及び増進に関する事業や児童虐待防止のための事業を
含む、さまざまな子育て支援サービスの充実を図っていきます。
施策の方向性
施
策
①子育て支援センター事業の充実
②地域における子育て支援機能の充実
③育児相談の充実
④託児サービスの推進
(1)子育て支援サービス
の充実
⑤子育て情報サービスの確立
⑥子どもの居場所づくり
⑦乳児家庭全戸訪問事業(あかちゃん訪問)
⑧養育支援訪問事業
⑨ファミリー・サポートセンター事業
⑩子育て短期支援事業(ショートステイ)
①妊娠・出産包括支援事業
②妊婦健康診査の実施
③乳幼児健康診査の実施
(2)母性並びに乳幼児の
健康確保
④妊産婦、未熟児等への家庭訪問指導の実施
⑤予防接種の実施
⑥小児救急医療体制の整備
⑦思春期保健対策の充実
⑧食育の推進
①ひとり親家庭等の自立支援の充実
(3)要保護児童への対応
②児童虐待防止対策の充実
③特別な配慮を必要とする児童への施策の充実
①子育て中の親子の交流促進
(4)地域における子育て
支援のネットワーク
②子育て支援ネットワークづくり
③子育てサークルの育成支援
④子育てボランティアの育成
25
基本目標2
働きながら子どもを育てている人を応援するために
働きながら子どもを育てている人のために、通常保育はもとより、延長保育や乳児保育
及び休日保育など多様で弾力的な保育サービスの充実を図っていくとともに、病児・病後
児保育事業にも取り組んでいきます。
さらに、父親も子育てに参加することができるようにするために、父親を対象とした育
児教室などを開催するとともに、子育て家庭に配慮した企業の取り組みが促進されるよう、
企業への働きかけにも取り組んでいきます。
施策の方向性
施
策
①延長保育事業の実施
②一時保育・一時預かり事業の実施
③乳児保育事業の実施
(1)保育サービスの充実
④障害児保育事業の実施
⑤休日保育事業の実施
⑥病児・病後児保育事業の実施
⑦保育所施設の整備
⑧学童保育所の運営体制の充実
①育児休業制度の推進
(2)仕事と子育て、両立
のために
②働き方の見直し
③父親を対象とした育児教室の充実
④再就職支援の充実
26
基本目標3
親と子の学びと育ちを応援するために
次代の担い手である地域の子どもたちが、その成長とともに豊かな心と体と学力を育ん
でいくために、親自身が学び育つことができるようにすることが必要です。
また、家庭を築き子どもを生み育てる意義を理解する次代の親を育成し、地域社会の教
育環境の整備を進めていきます。
施策の方向性
施
策
①なんでも子育て相談ひろば
(1)親になるための教育
環境整備
②もぐもぐ・らくらく離乳食教室
③パパママ教室
④次代を担う親の育成
(2)子どもの育ちに応じ
た家庭・地域教育へ
の支援
基本目標4
①家庭教育への支援の充実
②地域の教育力の向上
子どもが安全に育つ安心なまちづくり
地域で子どもを安全に安心して生み育てることができるようにするため、警察や保育所、
幼稚園、学校等の連携強化をはじめとして、子育てバリアフリーの視点を取り入れた地域
の住環境、道路交通環境、公共施設や公園などの整備や犯罪を未然に防ぐまちづくりを推
進していきます。
施策の方向性
施
策
①公共施設の整備
(1)子どもを支援する生
活環境の整備
②安全な道路交通環境の整備
③交通安全を確保するための活動の推進
④犯罪等の被害から守るための活動の推進
⑤子どもを取り巻く有害環境対策の推進
27
第5章 施策の具体的な取り組み
基本目標1
子育てをしているすべての家庭を応援するために
(1)子育て支援サービスの充実
①子育て支援センター事業の充実
内容
担当課
 子育て中の親子が気軽に利用し、親子で一緒に遊んだり、交流を通じて子育
てに関する情報交換や仲間づくりができる場を提供します。また、親子運動
教室や、絵本の読み聞かせ、育児相談等の実施により、子育ての不安感等を
緩和し、子どもの健やかな育ちを支援していきます。
 多様なニーズに対応するため、子育て支援センターの増設について検討しま
子ども未来課
す。
 保育所、幼稚園や認定こども園、地域子ども・子育て支援事業の利用者支援
の核になる施設として、職員体制の充実や職員の資質向上に努めます。
 子育てボランティアの育成や、子育てサークルの自主的な活動を支援します。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
②地域における子育て支援機能の充実
内容
担当課
 交通事情等により子育て支援センターへ来所できない保護者への支援とし
て、地域での子育てサロン等の実施を支援します。
 市内の保育所、幼稚園、認定こども園等で地域に身近な子育て支援活動を行
子ども未来課
い、地域子育て支援センター的役割を図ります。
③育児相談の充実
内容
担当課
 子育て支援センターや保健センターなど各相談機関や関係機関と連携し、相
談者が子育てに関する悩みや不安が解消するまでの支援を行います。
28
子ども未来課
④託児サービスの推進
内容
担当課
 市関係の催事等で対象者が子育て世代を含む場合、託児サービスを実施しま
す。
 託児を行う人材の育成・資質向上に努めます。
 民間団体主催の行事にも託児を実施するよう、働きかけていきます。
 乳幼児を持つ保護者が育児疲れの解消や心身のリフレッシュに利用できるよ
子ども未来課
生涯学習課
(市立図書館)
う、市立図書館での託児付読書支援事業を行います。
⑤子育て情報サービスの確立
内容
担当課
 子育て支援に関する市の事業等をまとめた子育て支援ハンドブックを適宜改
訂し、出生や転入届の児童手当の手続き時に配布します。
 市のホームページに子育て支援関係情報を集約し、わかりやすい情報提供を
行います。
 「利用者支援事業」を実施し、子ども及びその保護者が、認定こども園・幼
子ども未来課
稚園・保育所での教育・保育や、一時預かり等の地域子育て支援事業の中か
ら適切なものを選択し、円滑に利用できるよう、相談や情報提供等の支援を
身近な場所で行います。
※「利用者支援事業」については、第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
⑥子どもの居場所づくり
内容
担当課
 放課後や休日等の子どもの居場所づくりを推進するため、子どもを対象とし
たさまざまな活動を行う団体を支援します。また、人材不足が課題であるた
め、高齢者や学生など幅広い対象から、ボランティアや指導者を発掘・育成
します。
 自然体験や生活体験、美術創作活動、読書活動など、社会教育施設やスポー
ツ施設を活かした子ども向けプログラムの充実に努めます。
 放課後児童クラブ(学童保育所)と放課後子供教室の連携した実施に向けて
検討します。
 地域における親子の居場所づくりを推進するため、子育てサポーター養成講
座を開催し、子育てボランティアを育成します。また、子育て支援センター
以外でも、地域やボランティアと連携を図り、子育てサロン等を開設して親
子で過ごせる場所を増やしていきます。
29
子ども未来課
学校教育課
生涯学習課
⑦乳児家庭全戸訪問事業(あかちゃん訪問)
内容
担当課
 すべての乳児のいる家庭を訪問することにより、子育てに関する情報の提供、
乳児とその保護者の心身の状況、養育環境の把握を行うほか、養育について
の相談に応じ、助言その他の援助を行います。
 養育についての相談に応じる中で、必要に応じて子育て支援センター等の相
子ども未来課
談事業に繋げたり、特に支援の必要があると判断した家庭に対しては、継続
的な養育支援を行っていきます。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
⑧養育支援訪問事業
内容
担当課
 乳児全戸訪問事業等により把握した子どもの養育において、支援の必要があ
ると判断した家庭を継続的に訪問し、養育に関する指導や助言等を行います。
 妊娠・出産・育児期をとおして養育支援を必要とする家庭を支援するため、
子ども未来課
保健センター等の関係機関との連携を強化します。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
⑨ファミリー・サポート・センター事業
内容
担当課
 地域で子育ての支援をするため、子育てに関して「援助を受けたい人」と「援
助をしたい人」が会員登録をし、子育てについて助け合いを行う事業です。
会員間の連絡・調整等を行い、子どもの送迎や一時的な預かり等、地域にお
ける子育て支援を行います。
子ども未来課
 会員登録の拡大を図り、平成 28 年度から大川市ファミリー・サポート・セ
ンターの利用開始をめざします。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
⑩子育て短期支援事業(ショートステイ)
内容
担当課
 保護者の疾病やその他の理由により、家庭において養育を受けることが一時
的に困難となった子どもについて、児童養護施設などにおいて宿泊を伴う必
要な保護を行います。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
30
子ども未来課
(2)母性並びに乳幼児の健康確保
①妊娠・出産包括支援事業
内容
担当課
 さまざまな機関が個々に行っている妊娠期から子育て期にわたる支援につい
健康課
て、ワンストップ拠点を立ち上げ、切れ目のない支援を実施できるよう検討
(保健センター)
します。
子ども未来課
②妊婦健康診査の実施
内容
担当課
 子どもが健やかに生まれ成長していくことができるよう、健康診査を通じて
妊婦や胎児の健康保持及び疾病予防、早期発見を行います。
 健康診査の必要性について指導し、妊婦健康診査補助券全券(14 回分)の利
健康課
(保健センター)
用を促進します。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
③乳幼児健康診査の実施
内容
担当課
 4か月児・10 か月児・1歳6か月児・3歳児健康診査を実施し、乳幼児の順
調な発育の確認や育児相談、情報の提供を行うことで育児不安の軽減に努め
ます。
 高い受診率の維持に努めるとともに、今後も関係課と連携のもと要支援ケー
健康課
(保健センター)
スの支援強化、健診時の育児相談の充実に取り組みます。
④妊産婦、未熟児等への家庭訪問指導の実施
内容
担当課
 健やかな妊娠、分娩、産褥期と新生児、乳幼児の良好な発育を図るため、妊
産婦や未熟児等への訪問指導を行います。支援にあたっては、より専門的な
健康課
技術を要するため、県や関係機関と協力・連携しながら、育児不安を抱える
(保健センター)
妊産婦や、乳幼児への適切な支援に取り組みます。
31
⑤予防接種の実施
内容
担当課
 生後2か月を経過した乳児の保護者に対して、各種予防接種の案内や、予防
接種に関する説明書(冊子)等を配布し、予防接種の正しい知識の普及並び
に接種の勧奨を行います。
健康課
 未接種者への個別勧奨等を実施し、さらなる接種率の向上をめざします。
(保健センター)
 福岡県内で広域的にかかりつけ医のもとで接種できるよう、今後も広域によ
る接種契約を行います。
⑥小児救急医療体制の整備
内容
担当課
 小児の夜間救急診療として、久留米市と連携のもと、久留米広域小児救急セ
ンターにて小児救急事業を実施しています。
 市民のニーズを把握しながら、市内病院を含めた小児救急医療体制の整備・
健康課
(保健センター)
充実に努めます。
⑦思春期保健対策の充実
内容
担当課
 思春期の人工妊娠中絶や性感染症、薬物乱用、不登校、引きこもり等さまざ
まな問題を早期発見し、早期対応するため、教育相談室や適応指導教室の設
置及びスクールカウンセラー等の配置などを通じて、思春期における児童生
徒の心のケアを行います。
学校教育課
 子どもたちのさまざまな家庭環境や、複雑化した課題を解決するため、関係
機関と調整・連携を図る専門員(スクールソーシャルワーカー)を各学校へ
派遣します。
⑧食育の推進
内容
担当課
 幼児期における健全な食習慣の確立や、
「食」への関心・理解を深めるため、
市内幼稚園と食育交流会を行います。
 学校給食に対する理解を深め、家庭での食生活を見直す機会とするため、各
種料理教室を開催します。
 「食育通信」等の広報紙を発行し、旬の食材の紹介や給食献立レシピの紹介、
食の大切さ等について家庭への啓発を行います。
 学童農園への助成や、学校給食への地元食材の提供を行い、地産地消を推進
します。
32
健康課
(保健センター)
子ども未来課
農業水産課
学校教育課
(学校給食センター)
生涯学習課
(3)要保護児童への対応
①ひとり親家庭等の自立支援の充実
内容
担当課
 教育訓練講座の受講費用の一部を支給する「自立支援教育訓練給付金事業」
及び看護師等の資格を取得するため2年以上養成機関で修業する場合に支給
する「高等技能訓練促進費事業」を実施し、ひとり親家庭の安定した生活が
子ども未来課
維持できるよう支援します。
②児童虐待防止対策の充実
内容
担当課
 医療、保健、教育、警察等の関係機関から構築された「要保護児童対策地域
協議会」において、情報交換及びケース会議を開催し、児童虐待の防止・早
期発見・早期対応を図ります。
 家庭児童相談員を配置し、子育ての相談を受けるとともに、必要な場合は家
子ども未来課
庭を訪問し、相談・支援を行います。
 保護者が自分らしい子育てを見つける講座を開催し、虐待を未然に防止して
いきます。
③特別な配慮を必要とする児童への施策の充実
内容
担当課
 子育て支援センターにおいて、親子遊びを通して、子どもの発達に不安を感
じている保護者に子どもとのふれあいの楽しさを感じてもらう「発達教室」
を開催します。
 1 歳 6 か月児健診及び 3 歳児健診において、言語聴覚士等による発達相談を
実施します。
 大川市障害者相談支援事業として、委託事業所において、障害児(者)の相談に
応じるとともに、必要に応じて障害児通所支援等による継続的な支援を行い
ます。
 「大川市こども発達相談ネットワーク」を設置し、関係機関の連携を図りま
す。
 早期からの教育相談・支援体制を構築し、教育支援の充実を図ります。
 乳幼児健診や、保育所・幼稚園・学校、療育機関等と連携を図りながら、継
続的な支援を行います。
33
健康課
(保健センター)
福祉事務所
子ども未来課
学校教育課
(4)地域における子育て支援のネットワーク
①子育て中の親子の交流促進
内容
担当課
 子育て支援センター「つどいの広場」を、子育て中の親子が気軽に集い、ま
た自由に利用し、他の子育て親子と交流を行う場所として提供します。
 「なんでも子育て相談ひろば」を開催し、子育て中の保護者同士が育児につ
いての日頃の疑問や悩みを語り合いながら、自分らしい子育てを見つけてい
子ども未来課
くワークショップ的相談ひろばを実施します。
 より多くの保護者の交流を促進するため、地域での子育てサロン等の実施に
ついても、支援していきます。
②子育て支援のネットワークづくり
内容
担当課
 子育てサークルやボランティアの効果的な活動が行われるよう支援を続けま
す。
 子育てに関する関係機関がネットワークを構築し、ネットワーク会議を開催
子ども未来課
します。
③子育てサークルの育成支援
内容
担当課
 子育てサークルの活動の場として子育て支援センター会議室を開放するな
ど、子育てサークルの支援・育成を図ります。
 子育てサークルやボランティアグループへ活動支援費を支給し、その活動を
子ども未来課
生涯学習課
支援・育成していきます。
④子育てボランティアの育成
内容
担当課
 子育てサポーター養成講座を開催し、子育てボランティアの育成を図ります。
 子育てボランティアの活動の場を、子育て支援センターのほか、子育てサロ
ン、ファミリー・サポート・センター等に広げていく取り組みを検討します。
 読み聞かせボランティア養成講座を開催し、子どもに絵本の読み聞かせを行
うボランティアの育成を図ります。
34
子ども未来課
生涯学習課
(市立図書館)
基本目標2 働きながら子どもを育てている人を応援するために
(1)保育サービスの充実
①延長保育事業の実施
内容
担当課
 保護者の就労形態の多様化、長時間勤務等に伴う保育時間の延長に対する
ニーズに対応するため、通常の保育時間を超えて保育を実施します。
 今後も、利用者ニーズを踏まえながら、延長保育を継続して実施していきま
子ども未来課
す。
※「第6章
量の見込みと確保策」に具体的な提供体制を記載しています。
②一時保育・一時預かり事業の実施
内容
担当課
 保護者の育児疲れの解消(リフレッシュ)、あるいは緊急の用事(冠婚葬祭や
病気等)等の理由で、家庭での保育が一時的に困難な場合に、保育所におい
て子どもを保育します。
 自主事業を含め市内私立保育園のすべての保育園で、引き続き一時保育を実
施していきます。
子ども未来課
 市内幼稚園や認定こども園において、通常の教育時間の前後や、土曜・長
期休業期間中に在園児を預かる、預かり事業を引き続き実施していきま
す。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
③乳児保育事業の実施
内容
担当課
 市内全保育所において、2~3か月の乳児を受け入れ、保護者の就労等にあ
わせ、乳児保育の充実を図ります。
子ども未来課
④障害児保育事業の実施
内容
担当課
 保育に欠ける心身に障害のある児童の保育の向上を図るため、保育所等との
調整を行い、障害児の円滑な受け入れや児童にあった保育・教育の推進を図
ります。
 障害児保育に関する保育士の資質向上に取り組みます。
35
子ども未来課
⑤休日保育事業の実施
内容
担当課
 公立保育所において休日保育を実施し、日曜日や祝日に保育に欠ける児童の
保育を行います。
子ども未来課
⑥病児・病後児保育事業の実施
内容
担当課
 子どもが病気の際に保護者の就労等の理由により自宅での保育が困難な場
合、保育園(所)、認定こども園、病院、診療所その他の施設において、子
どもを一時的に預かり、保育を行います。
子ども未来課
 久留米広域定住自立圏による久留米市病児・病後児保育事業の広域利用を促
進するとともに、市内での病児・病後児保育の実施を進めます。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
⑦保育所施設の整備
内容
担当課
 施設の老朽化や市民の保育ニーズへの対応、また入所児童の安全を確保する
ため、対象児童数の推移を把握しながら、計画的な保育施設の改築整備を行
子ども未来課
います。
⑧学童保育所の運営体制の充実
内容
担当課
 小学校に通う子どもで、その保護者が就労等によって家庭にいない場合、授
業の終了後、遊びや集団生活の場を提供し、放課後の児童の安全確保や健全
育成を図ります。
 学童保育所の運営体制の充実を図り、指導員の適正配置及び資質向上に取り
組みます。
 対象児童の推移を把握しながら、学校の余裕教室等の活用について教育委員
会と子ども未来課が連携を図り、施設の計画的な整備に努めます。
※第6章に「量の見込みと確保方策」を記載しています。
36
子ども未来課
学校教育課
(2)仕事と子育て、両立のために
①育児休業制度の推進
内容
担当課
 雇用主や従業者に対する育児休業制度の周知を市報などを通じて行います。
 ハローワーク(公共職業安定所)や商工会議所などの関係機関と協力しなが
インテリア課
ら、育児休業制度など、職場環境改善に関わる情報の周知を行います。
②働き方の見直し
内容
担当課
 家族全体で協力して子育てを行い、男女とも子育てしやすい働き方ができる
よう、行政や子育てサークル、子育てボランティアなどと協力しながら、職
場優先意識や性別役割分担意識の改革、男性の子育て参加の意識を高めてい
く取り組みを進めます。
子ども未来課
インテリア課
 男性の育児休業を推進するための広報活動を行います。
③父親を対象とした育児教室の充実
内容
担当課
 「パパママフェスタ」や「ファミリーフェスタ」など、子育て支援センター
事業に父親が参加しやすい行事を計画し、家庭内で積極的に子育てに参加で
子ども未来課
きる環境づくりに努めます。
④再就職支援の充実
内容
担当課
 就職セミナーを開催するなど、再就職に関する情報提供や相談支援を行いま
す。
37
インテリア課
基本目標3
親と子の学びと育ちを応援するために
(1)親になるための教育環境整備
①なんでも子育て相談ひろば
内容
担当課
 助産師がファシリテーターとなり、子育て中の保護者同士が育児についての
日頃の疑問や悩みを語り合いながら、自分らしい子育てを見つけていくワー
子ども未来課
クショップ的相談ひろばを実施します。
②もぐもぐ・らくらく離乳食教室
内容
担当課
 乳児をもつ母親を対象として、離乳食の講話や調理実習を実施し、離乳への
理解を深め、自宅での円滑な離乳を支援します。
 教室を通して、母親間で交流を深め、情報交換や仲間づくりの場となるよう、
健康課
(保健センター)
内容の充実を図ります。
③パパママ教室
内容
担当課
 母親の健康と胎児の健やかな発育を支援するとともに、父親の育児参加を促
すことができるよう、講話や沐浴実習、妊婦体験等を実施します。
 今後は、参加者アンケートや現代の問題を踏まえ、よりニーズにあうものへ
健康課
(保健センター)
と内容の検討、追加修正をしながら、教室の充実を図ります。
④次代を担う親の育成
内容
担当課
 赤ちゃんとのふれあいを通し、将来、親となるための自覚や生命の尊さを学
健康課
ぶことができるよう、市内中学生に対し、乳幼児とふれあう「思春期ふれあ
い体験」を実施します。
(保健センター)
学校教育課
38
(2)子どもの育ちに応じた家庭・地域教育への支援
①家庭教育への支援の充実
内容
担当課
 「親子ふれあいレクスクール」や「家庭教育学級」「親子教室」を開催し、
保護者の学習機会と交流の場を提供しながら乳幼児~学童期の家庭教育を支
援します。
 市内の保育所・幼稚園・認定こども園・小中学校の児童生徒と保護者を対象
に、学校・家庭・地域が一体となって「基本的生活習慣や家庭学習の定着」
を図る取り組みを進めます。
子ども未来課
 保育園において、保護者の育児講座として父母の研修会を開催し、家庭教育
への支援を行います。
生涯学習課
(市立図書館)
 PTAが開催する研修会、講習会、親子ふれあい活動等の家庭教育事業を支
援します。
 読書ボランティアと連携し、ブックスタート事業やおはなし会の開催など、
絵本を通して親子のふれあいと絆を深める取り組みを進めます。
②地域の教育力の向上
内容
担当課
 青少年健全育成団体の活動を支援し、地域ぐるみで、子どもたちがさまざま
な実体験ができるような機会や場を充実させる取り組みを推進します。
 子どもの自主性・協調性を育み、「生きる力」を身に付けさせるため、地域
の各団体が連携して実施している通学合宿を支援します。
 小中学校において、保護者や地域のボランティアの協力を得ながら、学校内
外の安全確保や環境美化、学習サポート体制の充実などの学校支援活動を推
進します。
 総合的な学習の時間において、地域の方々を講師に招き、交流を深めていき
ます。
39
学校教育課
生涯学習課
基本目標4
子どもが安全に育つ安心なまちづくり
(1)子どもを支援する生活環境の整備
①公共施設の整備
内容
担当課
 子どもや子育て家庭を含め、すべての住民が安心して生活できるよう、公共
施設のバリアフリー化を推進します。
 乳幼児を連れた保護者が、安心して公共施設を利用できるよう、多目的トイ
都市計画課
生涯学習課
レや授乳室などの設置に取り組みます。
 子どもが公園で安全に遊べるよう施設の整備・充実に努めます。
②安全な道路交通環境の整備
内容
担当課
 子育て家庭が安全・安心に生活していくことができるように、歩道の設置や
狭隘道路の拡幅、バリアフリー化など、子どもの視点、子ども連れの親の視
点に立った道路交通環境の整備を図ります。
建設課
 カーブミラーや防護柵等の安全施設の整備を行います。
 国県道については、早期整備を要望していきます。
③交通安全を確保するための活動の推進
内容
担当課
 学校において子どもに対して交通安全指導を行うとともに、学校支援ボラン
ティアにより、登下校時における子どもたちへの交通安全指導・あいさつ・
見守り・声かけ活動等を行います。
 学校、警察、道路管理者と連携を取りながら、通学路の交通安全の確保に向
けた対策の推進に取り組みます。
40
地域支援課
建設課
学校教育課
生涯学習課
④犯罪等の被害から守るための活動の推進
内容
担当課
 筑後・大川・大木学校警察連絡協議会において、学校と警察の連絡を取りな
がら、児童生徒の健全育成を図る活動を行います。
 子どもを犯罪等の被害から守るため、
「子ども110番のいえ」の設置並びに
周知に努めます。
 自家用車用の「こども見守り隊パトロール中」ステッカーを住民へ配布し、
犯罪抑止活動に取り組みます。
地域支援課
学校教育課
生涯学習課
 子どもの安全確保のため、防犯パトロールや地区懇談会等の地域における活
動を支援します。
⑤子どもを取り巻く有害環境対策の推進
内容
担当課
 「白いポスト」による有害図書類回収を推進します。
 青少年を取り巻く環境の浄化を図るため、関係機関と連携し、コンビニエン
スストア・ビデオレンタル店等への立入調査を行います。
 携帯電話やインターネット等の危険性について啓発し、フィルタリングの活
用や家庭でのルール作り等、節度あるインターネット利用環境づくりに向け
た取り組みを推進します。
 児童生徒が保護者とともに、インターネット等の危険性について学習する場
を提供します。
41
学校教育課
生涯学習課
第6章 量の見込みと確保方策
第1節
教育・保育提供区域
子ども・子育て支援法では、子ども・子育て支援事業計画において、
「教育・保育」、
「地域
子ども・子育て支援事業」を提供する区域(教育・保育提供区域)を定め、当該区域ごとに
「量の見込み」、「確保の内容」、「実施時期」を定めることとされています。教育・保育提供
区域の設定にあたっては、地理的条件、人口、交通事情その他の社会的条件、現在の教育・
保育の利用状況、教育・保育を提供するための施設の整備の状況その他の条件を総合的に勘
案するとともに、地域の実情に応じて保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能
な区域を定めることとなっています。その際、教育・保育提供区域は、地域型保育事業の認
可の際に行われる需給調整の判断基準となることを踏まえて設定する必要があります。
本市においては、効率的な資源の活用を可能とし、市内のニーズに柔軟に対応できるよう、
教育・保育提供区域を1区域(全市)とします。
第2節
子ども・子育て支援給付
①保育の必要性の認定
保護者の申請を受けた市町村が、国の策定する客観的基準に基づき、保育の必要性を認
定した上で給付を支給する仕組み。
1号認定子ども:満 3 歳以上の学校教育のみ(保育の必要性なし)の就学前の子ども
⇒幼稚園もしくは認定こども園を利用
【ニーズ調査での家族類型】
フルタイム×パートタイム(短時間)、専業主婦(夫)、パートタイム×パートタイム(いずれかが短時
間)、無職×無職
2号認定子ども:満 3 歳以上の保育の必要性の認定を受けた就学前の子ども(保育を必要
とする子ども)
⇒保育所もしくは認定こども園を利用。ただし、学校教育の利用希望が
強い場合には、幼稚園+幼稚園の預かり保育を利用
【ニーズ調査での家族類型】
ひとり親、フルタイム×フルタイム、フルタイム×パートタイム(長時間)、パートタイム×パートタイム
(いずれも長時間)
42
3号認定子ども:満 3 歳未満(0 歳、1・2歳児)の保育の必要性の認定を受けた就学前
の子ども(保育を必要とする子ども)
⇒保育園もしくは認定こども園を利用
【ニーズ調査での家族類型】
ひとり親、フルタイム×フルタイム、フルタイム×パートタイム(長時間)、パートタイム×パートタイム
(いずれも長時間)
②量の見込み
ニーズ調査の結果より算出。ニーズ調査結果から、年齢別に家族類型の比率を求め、そ
れぞれの比率と年齢別の推計子ども人口を掛け算し、年齢別の家族類型ごとの子どもの数
を算出。その上で、1 号~3 号認定子どもそれぞれに該当する年齢別家族類型の子どもの
数を足し合わせて、量の見込みを算出。
2 号認定子どもについては、現在幼稚園を利用している子どもを「幼児期の学校教育の
利用希望が強い」とし、それ以外を「左記以外の 3~5 歳」として算出。
③確保方策
量の見込みに対し、確保を図っていく量。確保の方策にあたっては、利用可能な既存も
しくは新規の施設型給付と地域型保育事業の合計の(利用)定員が、量の見込みを満足す
ることをめざす。
④特定教育・保育施設
実施主体である市町村が、施設型給付の対象となることを確認した「教育・保育施設(保
育所、幼稚園、認定こども園)
」
。施設の認可は都道府県。
施設型給付: 保育所、幼稚園、認定こども園を通じた共通の給付
保育所:
保育を必要とする0~5歳児に対して保育を行う施設
幼稚園:
3~5歳児に対して学校教育を行う施設
認定こども園:保育所と幼稚園の機能をあわせ持つ施設
43
⑤特定地域型保育事業
実施主体である市町村が、地域型保育給付費の支給に係る事業を行う者として確認した
事業者が行う「地域型保育事業(小規模保育、家庭的保育、居宅訪問型保育及び事業所内
保育を行う事業)
」
。事業の認可は市町村。
小規模保育:
主に満3歳未満(0歳、1・2歳児)の乳児・幼児を対象とし、利用定員が6
人以上19人以下で保育を行う事業
家庭的保育:
主に満3歳未満(0歳、1・2歳児)の乳児・幼児を対象とし、利用定員が5
人以下で、家庭的保育者の居宅等の場所で、家庭的保育者による保
育を行う事業
居宅訪問型保育:主に満3歳未満(0歳、1・2歳児)の乳児・幼児を対象とし、当該保育を
必要とする乳児・幼児の居宅において、家庭的保育者による保育を行う
事業
事業所内保育:
主に満3歳未満(0歳、1・2歳児)の乳児・幼児を対象とし、事業所内の
施設において、事業所の従業員の子どものほか、地域の保育を必要と
する子どもの保育を行う事業
■平成 26 年度実績
2号
1号
幼児期の
学校教育の
利用希望が
強い
保育所(定員 820 人)
幼稚園(定員 625 人)
認定こども園
3号
左記以外
0歳
1・2歳
437 人
75 人
268 人
-
-
-
3~5 歳
286 人
-
-
44
■各年度における量の見込みと確保方策
平成 27 年度
2号
1号
①
見
込
み
幼児期の
学校教育の
利用希望が
強い
3号
左記以外
3~5 歳
0歳
1、2歳
123 人
262 人
512 人
量の見込み
他市町村の子ども
保育所
②
確 幼稚園
保
方 認定こども園
策
特定地域型保育事業
②-①
177 人
6人
110 人
402 人
3人
26 人
0人
14 人
388 人
75 人
216 人
40 人
25 人
60 人
0人
0人
-23 人
0人
173 人
108 人
10 人
5人
0人
0人
0人
平成 28 年度
2号
1号
①
見
込
み
②
確
保
方
策
量の見込み
他市町村の子ども
170 人
6人
幼児期の
学校教育の
利用希望が
強い
認定こども園
左記以外
3~5 歳
493 人
119 人
267 人
3人
26 人
0人
21 人
374 人
75 人
216 人
39 人
37 人
72 人
0人
0人
-7人
0人
45 人
4人
131 人
105 人
0人
1、2歳
387 人
特定地域型保育事業
②-①
0歳
106 人
保育所
幼稚園
3号
0人
45
0人
平成 29 年度
2号
1号
①
見
込
み
②
確
保
方
策
量の見込み
他市町村の子ども
164 人
6人
幼児期の
学校教育の
利用希望が
強い
左記以外
3~5 歳
475 人
認定こども園
116 人
260 人
3人
26 人
0人
21 人
361 人
75 人
216 人
38 人
37 人
65 人
0人
0人
-4人
0人
25 人
3人
145 人
102 人
0人
1、2歳
373 人
特定地域型保育事業
②-①
0歳
102 人
保育所
幼稚園
3号
0人
0人
平成 30 年度
2号
1号
①
見
込
み
量の見込み
他市町村の子ども
② 保育所
確 幼稚園
保
方 認定こども園
策
157 人
6人
幼児期の
学校教育の
利用希望が
強い
3号
左記以外
3~5 歳
455 人
112 人
253 人
357 人
3人
26 人
0人
21 人
347 人
75 人
200 人
36 人
37 人
74 人
0人
0人
0人
0人
25 人
3人
138 人
98 人
0人
1、2歳
98 人
特定地域型保育事業
②-①
0歳
0人
46
0人
平成 31 年度
2号
1号
①
見
込
み
②
確
保
方
策
量の見込み
他市町村の子ども
158 人
6人
幼児期の
学校教育の
利用希望が
強い
認定こども園
左記以外
3~5 歳
457 人
109 人
246 人
3人
25 人
3人
21 人
348 人
75 人
193 人
36 人
37 人
74 人
0人
0人
0人
0人
25 人
3人
139 人
98 人
0人
1、2歳
359 人
特定地域型保育事業
②-①
0歳
98 人
保育所
幼稚園
3号
0人
0人
提供体制、確保方策の考え方
○教育の定員数については、平成 26 年度現在、625 名(公立幼稚園1園、私立幼稚園5園)
の提供体制があり、平成 27~31 年度の見込み量を十分に満たすことが可能です。
○保育の定員数については、平成 26 年度現在、820 名(公立保育所1園、私立保育所8園)
の提供体制があります。実績と比べると、0 歳児(3号)の見込み量が多くなっています
が、平成 30 年度に見込み量を満たすことが可能となります。
○特にニーズの高い3号(0 歳、1・2歳児)の提供体制の確保に配慮しつつ、現行の体制
で柔軟に子どもを受け入れるための体制づくりに努めます。
○地域型保育事業(小規模保育事業等)については、引き続き保護者のニーズを把握しな
がら、必要性について検討していきます。
教育・保育の一体的提供の体制
就学前の子どもに対する教育・保育、保護者に対する子育て支援を総合的に提供していく
観点から、本市では認定こども園を推進していきます。
そのため、公立園を認定こども園へ移行し、その運営について調査・研究を行います。ま
た、市内の保育所・幼稚園に対し、認定こども園に関する情報を提供し、認定こども園への
移行を支援します。
47
第3節
地域子ども・子育て支援事業
(1)地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)
子育て中の親子が気軽に利用し、親子で一緒に遊んだり、交流を通じて子育てに関する
情報交換や仲間づくりができる場を提供します。また、親子運動教室や、絵本の読み聞か
せ、育児相談等の実施により、子育ての不安感等を緩和し、子どもの健やかな育ちを支援
していきます。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
量の見込み
1,526 人回
1,533 人回
1,490 人回
1,449 人回
1,409 人回
確保方策
1か所
2か所
2か所
2か所
2か所
*「量の見込み」は、地域子育て支援拠点事業の利用を希望している子どもの数×希望回数の合
計(月間)
*地域子育て支援拠点事業の平成 25 年度中における利用者数:利用子ども数 月平均 455 人
*新設の子育て支援センター(1か所)については、平成 27 年度を準備期間とし、平成 28 年
度からの利用開始をめざします。
(2)利用者支援事業
子ども及びその保護者が、認定こども園・幼稚園・保育所での教育・保育や、一時預か
り等の地域子ども・子育て支援事業の中から適切なものを選択し、円滑に利用できるよう、
相談や情報提供等の支援を身近な場所で行います。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
量の見込み
2か所
2か所
2か所
2か所
2か所
確保方策
1か所
2か所
2か所
2か所
2か所
*「量の見込み」は、ニーズ調査によらずに推計
*平成 25 年度実績:地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)1か所にて実施
*新設の子育て支援センターの開所にあわせ、平成 28 年度から2か所目の開始をめざします。
48
(3)乳児家庭全戸訪問事業(あかちゃん訪問)
すべての乳児のいる家庭を訪問することにより、子育てに関する情報の提供、乳児とそ
の保護者の心身の状況、養育環境の把握を行うほか、養育についての相談に応じ、助言そ
の他の援助を行います。
量の見込み
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
211 人
205 人
199 人
193 人
188 人
担当課 :子ども未来課
確保方策
実施体制:乳幼児家庭訪問員 1人
*「量の見込み」は、ニーズ調査によらずに推計(年間の対象者数)
*乳児家庭全戸訪問事業の平成 25 年度中の年間対象者数:204 人
(4)養育支援訪問事業
乳児全戸訪問事業等により把握した子どもの養育において、支援の必要があると判断し
た家庭に対し、乳幼児養育支援員等によって継続的に家庭を訪問し、養育に関する指導や
援助等を行います。
量の見込み
確保方策
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
30 人
30 人
30 人
30 人
30 人
担当課 :子ども未来課
実施体制:乳幼児養育支援員 3人
保健師
3人
家庭児童相談員
*「量の見込み」は、ニーズ調査によらずに推計(年間の対象者数)
*養育支援訪問事業の平成 25 年度中の年間対象者数(実人員):30 人
49
2人
(5)子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター)
【就学児】
子育てに関して「援助を受けたい人」と「援助をしたい人」が会員登録をし、子育てに
ついて助け合いを行う事業です。会員間の連絡・調整等を行い、子どもの送迎や一時的な
預かり等、地域における子育て支援を行います。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
量の見込み
63 人日
61 人日
60 人日
59 人日
57 人日
確保方策
63 人日
61 人日
60 人日
59 人日
57 人日
*「量の見込み」は、ファミリー・サポート・センター【就学児】の利用を希望している子ども
の数×希望日数の合計(週間)
*ファミリー・サポート・センター【就学児】の平成 25 年度中の年間利用人数×利用日数:0
人日/週
*大川市ファミリー・サポート・センターについては、平成 27 年度を準備期間とし、平成 28
年度からの利用開始をめざします。
(6)妊婦に対する健康診査
子どもが健やかに生まれ成長していくことができるよう、健康診査を通じて妊婦や胎児
の健康保持及び疾病予防、早期発見を行います。
量の見込み
確保方策
平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度
319 人
307 人
295 人
283 人
271 人
(2,297 人回) (2,210 人回) (2,124 人回) (2,038 人回) (1,951 人回)
担当課 :健康課
実施場所:医療機関
実施体制:福岡県・佐賀県・大分県・熊本県医師会、助産師会に委託契約し
実施している。その他、県外医療機関との個別契約、償還払いを
行っている。
検査項目:基本検診、妊娠初期血液検査、超音波検査、血糖検査、
性器クラミジア検査、B 群溶血性レンサ球菌検査
実施時期:通年
*「量の見込み」は、ニーズ調査によらずに推計(年間の対象者数)
*「量の見込み」の( )内は、対象者数×1人あたりの健診回数/年
50
(7)時間外保育事業(延長保育事業)
保護者の就労形態の多様化、長時間勤務等に伴う保育時間の延長に対するニーズに対応
するため、通常の保育時間を超えて保育を実施します。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
量の見込み
176 人
173 人
167 人
161 人
159 人
確保方策
176 人
173 人
167 人
161 人
159 人
*「量の見込み」は、保育園(所)等での延長保育を希望している子どもの実人数
*延長保育の平成 25 年度中における 1 日あたり最大利用者数:54 人(18:30 現在)
(8)一時預かり事業
■ 幼稚園における在園児を対象とした一時預かり(預かり保育)
幼稚園において、通常の教育時間の前後や、土曜・日曜・長期休業期間中に行う預かり
保育の事業です。
量
の
見
込
み
確
保
方
策
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
1 号認定利用
1,216 人日
1,171 人日
1,127 人日
1,079 人日
1,084 人日
2 号認定利用
25,819 人日
24,852 人日
23,921 人日
22,918 人日
23,026 人日
27,035 人日
26,023 人日
25,048 人日
23,997 人日
24,110 人日
一時預かり事業
(在園児対象型)
*「量の見込み」は、一時預かり事業(幼稚園における在園児を対象とした預かり保育)の利用
を希望している子どもの数×希望日数の合計(年間)
*幼稚園における在園児を対象とした預かり保育の平成 25 年度中の年間利用人数×利用日数:
21,738 人日/年
51
■ 一時預かり事業(在園児対象型を除く)
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター)【未就学児】
子育て短期支援事業(トワイライトステイ)
一時預かり事業(在園児対象型を除く)とは、保護者の育児疲れの解消(リフレッシュ)、
あるいは緊急の用事(冠婚葬祭や病気等)等の理由で、家庭での保育が一時的に困難な場
合に、保育所において子どもを保育する事業です。
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター)とは、子育てに関して「援
助を受けたい人」と「援助をしたい人」が会員登録をし、子育てについて助け合いを行う
事業です。会員間の連絡・調整等を行い、子どもの送迎や一時的な預かり等、地域におけ
る子育て支援を行います。
子育て短期支援事業(トワイライトステイ)とは、保護者の疾病その他の理由により、
家庭において養育を受けることが一時的に困難となった子どもについて、児童養護施設な
どにおいて、夜間もしくは休日に必要な保護を行う事業です。
量の見込み
一時預かり事業
(在園児対象型を除く)
確
保
方
策
子育て援助活
動支援事業
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
9,180 人日
9,042 人日
8,749 人日
8,452 人日
8,340 人日
8,110 人日
7,989 人日
7,730 人日
7,468 人日
7,369 人日
1,010 人日
994 人日
962 人日
929 人日
917 人日
60 人日
59 人日
57 人日
55 人日
54 人日
(ファミリー・サポート・センター)
子育て短期支
援事業
(トワイライトステイ)
*「量の見込み」は、一時預かり事業(在園児対象型を除く)、ファミリー・サポート・センター
【未就学児】、トワイライトステイの利用を希望している子どもの数×希望日数の合計(年間)
*一時預かり事業(在園児対象型を除く)の平成 25 年度中の年間利用人数×利用日数:1,031
人日/年(保育園)、11,458 人日/年(幼稚園)
*ファミリー・サポート・センター【未就学児】の平成 25 年度中の年間利用人数×利用日
数:10 人日/年
*トワイライトステイの平成 25 年度中の年間利用人数×利用日数:0 人日/年(未実施)
*大川市ファミリー・サポート・センターについては、平成 27 年度を準備期間とし、平成 28
年度からの利用開始をめざします。
52
(9)病児・病後児保育事業
子どもが病気の際に保護者の就労等の理由により自宅での保育が困難な場合、保育園
(所)、認定こども園、病院、診療所その他の施設において、子どもを一時的に預かり、
保育を行います。
量の見込み
確
保
方
策
病児・病後児
保育事業
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
1,686 人日
1,657 人日
1,602 人日
1,546 人日
1,529 人日
1,686 人日
1,657 人日
1,602 人日
1,546 人日
1,529 人日
*「量の見込み」は、病児・病後児保育事業業の利用を希望している子どもの数×希望日数の合
計(年間)
*病児・病後児保育事業の平成 25 年度中の年間利用人数×利用日数:13 人日/年
(10)放課後児童健全育成事業(学童保育所)
小学校に通う子どもで、その保護者が就労等によって家庭にいない場合、授業の終了後、
遊びや集団生活の場を提供し、放課後の児童の安全確保や健全育成を図ります。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
量の見込み
441 人
427 人
416 人
408 人
394 人
低学年
274 人
267 人
257 人
253 人
243 人
高学年
167 人
160 人
159 人
155 人
151 人
391 人
406 人
414 人
408 人
394 人
確保方策
*「量の見込み」は、放課後児童健全育成事業の利用の可能性のある子どもの数
*放課後児童健全育成事業の平成 25 年度中の利用申込者数:313 人
*平成 27 年度の利用状況を踏まえ、平成 28 年度からの施設整備等については対応していきま
す。その間は、必要性の高い人を優先的に受け入れていきます。
(11)子育て短期支援事業(ショートステイ)
保護者の疾病やその他の理由により、家庭において養育を受けることが一時的に困難と
なった子どもについて、児童養護施設などにおいて宿泊を伴う必要な保護を行います。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
量の見込み
30 人日
30 人日
29 人日
28 人日
28 人日
確保方策
30 人日
30 人日
29 人日
28 人日
28 人日
*「量の見込み」は、ショートステイの利用を希望している子どもの数×希望日数の合計(年間)
*ショートステイの平成 25 年度中の年間利用人数×利用日数:0 人日/年
53
第7章 計画の推進に向けて
1
継続的な計画の実施状況の把握
本計画の推進にあたっては、関係所管課でのきめ細やかな取り組みが必要とされるため、
各年度における計画の実施状況を把握・点検するための全庁的な体制を構築するとともに、
市民の意見を聴く機会を設け、その後の対策の実施や計画の見直し等に反映させていきます。
2
関係機関との連携強化
すべての家庭を対象とした子育て支援を総合的に行っていくためには、市関係所管課の取
り組みだけでなく、地域の企業や市内外の関係機関・団体等との協働が不可欠であるため、
民間企業や子育て支援に関わる子育てサークル・ボランティア団体等の市民団体及び児童相
談所、保健所、教育機関、警察等の関係機関との連携を強化しながら計画的な推進を図りま
す。
3
庁内の総合的な推進
子ども・子育て支援は各分野に及ぶため、本計画の内容を全庁的に周知・促進していくと
ともに、子ども未来課を中心に、関係所管課の調整及び連携を図ることにより、全庁的に取
り組んでいきます。
54
資料編
1
大川市子ども・子育て会議委員名簿
区分
氏名
石橋 梨恵子
内藤
辻
(1)保護者代表
智子
美 紀
園田
美香
今村
まゆ
森田 由記子
立野 ゆう子
(2)事業主を代
表する者
(3)労働者を代
表する者
(4)子ども・子
所属
保護者代表(私立保育所)
任期
H25.10.4~H26.3.31
H26.4.1~
保護者代表(公立保育所) H25.10.4~
保護者代表(私立幼稚園)
保護者代表(公立幼稚園)
大川商工会議所
H25.10.4~H26.3.31
H26.4.1~
H25.10.4~H26.3.31
H26.4.1~
池松
正樹
馬場
貴士
阿曇
洋子
大川市保育所連盟
H25.10.4~
照 見
大川市私立幼稚園連盟
H25.10.4~
連合北筑後地協
三潴・大川地区連絡会
H25.10.4~
H25.10.4~
育て支援事
西
業に従事す
大塚
京子
大川市立大川中央保育園
H25.10.4~
る者
田中
克也
大川市立木室幼稚園
H25.10.4~
◎ 田中
敏明
福岡教育大学
H25.10.4~
日田
勝子
国際医療福祉大学
H25.10.4~
(5)学識経験を
有する者
○ 横大路 智毅
本村
俊夫
H25.10.4~H26.3.31
H26.4.1~
川野 栄美子
大川市議会
H25.10.4~
池末
大川市議会
H25.10.4~
大川三潴医師会
H25.10.4~
秀夫
一ノ瀬 英世
西村
(6)その他市長
大川市小学校校長会
善吾
○ 大井手 茂昭
大川市
民生委員児童委員協議会
H25.10.4~H26.2.2
H26.2.3~
が必要と認
緒方
孝治
める者
古賀
幸雄
武下
浩紹
大川市PTA連合会
H25.10.4~
本村
尚子
子育て連絡会ほっとマム
H25.10.4~
大川市区長会
◎:会長 ○副会長
55
H25.10.4~H26.7.14
H26.7.15~
2
大川市子ども・子育て会議条例
平成25年9月27日大川市条例第21号
(設置)
第1条 子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号。以下「法」という。)第77条第
1項の規定に基づき、同項の合議制の機関として、大川市子ども・子育て会議(以下「子
育て会議」という。
)を置く。
(所掌事務)
第2条 子育て会議は、次に掲げる事務を所掌する。
(1)法第77条第1項に規定する事務
(2)その他本市の子ども・子育て支援施策に関し、市長又は教育委員会が必要と認める事
項の調査審議
(組織)
第3条 子育て会議は、委員20人以内をもって組織し、次に掲げる者のうちから市長が委
嘱する。
(1)子どもの保護者
(2)事業主を代表する者
(3)労働者を代表する者
(4)子ども・子育て支援に関する事業に従事する者
(5)子ども・子育て支援に関し学識経験を有する者
(6)その他市長が必要と認める者
(委員の任期)
第4条 委員の任期は、3年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とす
る。
2
委員は、再任されることができる。
(会長及び副会長)
第5条 子育て会議に会長及び副会長を置き、委員の互選により定める。
2
会長は、子育て会議を代表し、会務を総理する。
3
副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときは、その職務
を代理する。
(会議)
第6条 子育て会議の会議(以下「会議」という。)は、会長が招集し、議長となる。
2
会議は、委員の過半数が出席しなければ開くことができない。
3
会議の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは議長の決するところによる。
4
議長は、特に必要があると認めるときは、会議に委員以外の者の出席を求め、その説明
又は意見を聴くことができる。
56
(部会)
第7条 特別な事項を調査審議するため必要があるときは、子育て会議に部会を置くことが
できる。
2
部会は、子育て会議から付託された事項について調査審議するものとする。
3
部会は、会長が指名する委員及び次条に規定する臨時委員をもって組織する。
4
部会に部会長と副部会長を置き、当該部会に属する委員の互選により定める。
5
部会長は、部会の事務を掌理する。
6
副部会長は、部会長に事故があるとき、又は部会長が欠けたときは、その職務を代理す
る。
7
部会の会議については、前条の規定を準用する。この場合において、これらの規定中「会
議」とあるのは「部会」と、
「会長」とあるのは「部会長」と、「委員」とあるのは「当該
部会に属する委員」と読み替えるものとする。
(臨時委員)
第8条 臨時委員は、会長が必要と認める者のうちから市長が委嘱する。
2
臨時委員の任期は、当該特別の事項に関する調査審議が終了したときまでとする。
(守秘義務)
第9条 委員及び臨時委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた
後も同様とする。
(庶務)
第10条 子育て会議の庶務は、子ども未来課において処理する。
(委任)
第11条 この条例に定めるもののほか、子育て会議に関し必要な事項は、市長が別に定め
る。
付 則
この条例は、公布の日から施行する。
57
3
用語解説
用語
教育・保育施設
解説
「認定こども園法」に規定する認定こども園、学校教育法に規定する幼稚
園、児童福祉法に規定する保育所をいう。
子ども・子育て
「子ども・子育て支援法」
「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的
関連3法
な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律」
「子ども・子育て支援法
及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する
法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」
の3法のこと。
食育
平成 17 年7月に施行された食育基本法に基づいた取り組みで、同法では
「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」
また「様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習
得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」と位置づ
けられている。
出生率
一定期間の出生数の人口に対する割合。人口 1,000 人あたりの年間出生児
数の割合をいう。
認定こども園
幼稚園と保育所の機能や特長をあわせ持ち、教育と保育を一体的に行う施
設のことで、以下の4つのタイプがある。
①幼保連携型:認可幼稚園と認可保育所とが連携して一体的な運営を行うこと
により、認定こども園としての機能を果たすタイプ。
②幼稚園型
:認可幼稚園が、保育に欠ける子どものための保育時間を確保す
るなど、保育所的な機能を備えて認定こども園としての機能を
果たすタイプ。
③保育所型
:認可保育所が、保育に欠ける子ども以外の子どもも受け入れる
など、幼稚園的な機能を備えることで認定子ども園としての機
能を果たすタイプ。
④地方裁量型:幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が、
認定こども園として必要な機能を果たすタイプ。
バリアフリー
障害のある人等が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となる段差等を
取り除くこと。広くは、障害のある人の社会参加を困難にしている社会的、
経済的、心理的なすべての障壁の除去という意味で用いられる。
ブックスタート
「絵本」を抱っこされながら読んでもらうことで、赤ちゃんが人と一緒に
いるぬくもりを感じながら、優しく語りかけてもらう時間をもつことを応
援する運動。
療育
発達に支援の必要な子どもが社会的に自立することを目的として、子ども
の持っている能力を充分に発揮できるよう援助すること。
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