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専門科目:子どもの知性の発達を促す科目

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専門科目:子どもの知性の発達を促す科目
専門科目:子どもの知性の発達を促す科目
科目
教育の方法及び技術
保育方法論
児童文学
保育内容-言葉Ⅰ
保育内容-言葉Ⅱ
国語(書写を含む)
社会
算数
児童英語
生活
理科
子ども文化Ⅰ
子ども研究
保育内容-表現Ⅰ
図画工作Ⅰ-Ⅰ
図画工作Ⅰ-Ⅱ
図画工作Ⅱ-Ⅰ
図画工作Ⅱ-Ⅱ
特別活動の研究
保育原理Ⅱ
教育法規
家庭
保育内容-総合
在宅保育
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科目名:
担当教員:
教育の方法及び技術
松下 文夫(MATSUSHITA Humio)
【授業の紹介】
現代は高度情報通信社会と言われるように、スマホやタブレット型情報端末等に代表される各種の情報
メディアが開発され、容易に大量の情報生成、蓄積、流通等が可能になり、その普及は今やパソコンを凌
駕する勢いです。このような社会で求められる能力は、情報ネットや新しいメディアを活用し、必要とす
る情報の選択、加工、創造、伝達に関わる新しいコミュニケーション能力です。しかし、従来の一斉指導
の授業形態の授業では限界があります。そのためには、学習者の興味・関心や学習スタイルなどの個性に
対応した弾力的で多様な形態が要求されます。
この科目では、学習者の豊かな発想や興味・関心に対応できる学習形態の中で、経験、観察や調査、情
報検索、映像やCGなどが活用できる自由度の高いメディアの選択とその構成、活用が可能な教育の方法と
技術を内容とします。
【到達目標】
1.
2.
3.
4.
教育実践に必要な教育の方法に関する基礎的・基本的な知識の理解、技術の習得ができる。
新しい学力観に対応した教授学習システムを設計することができる。
情報ネットや情報メディアなど、ICTを活用した教育技術の習得ができる。
新しい教育の方法・技術の活用法を習得することで、教育者としての資質・力量の向上をめざす。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション/教育の意義
第2回 教育の目標と学力観の変遷・PISA型学力
第3回 情報社会の変遷と学校の情報化
第4回 学習指導要領と情報リテラシー
第5回 学校における情報メディア活用
第6回 発達と学習・動機付け
第7回 学習の個別化・個性化
第8回 教育の方法①/プログラム学習とCAI
第9回 教育の方法②/マスタリー・ラーニング
第10回 教育の方法③/モジュール学習
第11回 教育技術①/ICT 活用と教授学習過程の設計
第12回 教育技術②/授業研究とマイクロティーチング
第13回 教育技術③/遠隔交流学習・協同学習
第14回 情報社会の光と影・情報モラル
第15回 教育の方法・技術のまとめと展望・決意等
【授業時間外の学習】
配布されたプリントは、随時、ファイリングし、授業での活用のほか、授業後の復習や期末試験に向け
たまとめにも利用しましょう。
【成績の評価】
課題別レポート(約30%)、期末試験(約70%)等を勘案しながら総合的に評価します。
【使用テキスト】
なし
【参考文献】
なし
科目名:
担当教員:
保育方法論
山田 純子(YAMADA Junko)
【授業の紹介】
幼稚園教育要領や保育所保育指針をふまえ、「環境を通して行う教育」という基本に基づいた保育方法
の実際を理論的に学びます。授業は、講義を中心としますが、演習も取り入れ、今後の実習等に生かすこ
とができるように進めていきます。
【到達目標】
(1)保育方法に係る基本的理念の理解を通して保育者としての使命感・倫理観を養う。
(2)継続的学習を通して自己と向き合い豊かな人間性を育む。
(3)保育者の指導・援助について理解を深め、必要な知識・判断力を身に付ける。
(4)遊びを充実させる環境構成や指導計画を構築していく基礎技能を養う。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 保育の基本と保育方法
第3回 幼児理解とその方法
第4回 環境の構成と保育の展開
第5回 一人一人に応じた指導
第6回 遊びの指導
第7回 生活の指導
第8回 発達に応じた指導(0∼2歳児)
第9回 発達に応じた指導(3∼5歳児)
第10回 さまざまな保育形態
第11回 個と集団のかかわり
第12回 園内外の環境を生かした保育
第13回 保育の計画と実践・評価
第14回 保育者に求められる専門性(1)保育の基本の理解 第15回 保育者に求められる専門性(2)保育の展開と環境の構成
【授業時間外の学習】
次回の授業の予習として、テキストを読んでおいてください。また、毎時の振り返りにより理解を深め
るよう努めてください。
【成績の評価】
受講状況(10%)、課題・ワークシートのまとめ(20%)、期末試験(70%)により評価し、単位を認
定します。
【使用テキスト】
神長美津子・塩 美佐枝 編著『新保育シリーズ 保育方法』(光生館、2009年)1,944円
【参考文献】
随時紹介します。
科目名:
担当教員:
児童文学
藤根 直身(FUJINE Naomi)
【授業の紹介】
大人が、読者を子どもと想定して書いた文学を、一般的に児童文学と呼ぶ。この児童文学という一つの
文学のジャンルは、わずかこの百年以内で築かれてきたものである。
子どもは、成長しながら生きている。のびのびと成長していく本能に駆られて生きている。この本能的
な意欲は、楽しみたいという欲求の形となり全身で表現している。子どもの楽しみの一つに、「絵本」を
読む、「物語」を聞くことが位置づく。優れた「絵本」や「物語」から出発した道程は、自由な読書への
大道につながることを忘れないでいたい。 本授業においては、特に幼年期から小学校向けの作品を取り上げ、その文学的な価値や楽しさ、面白さ
に触れさせ、「読む」「味わう」という体験を深化させていきたい。
【到達目標】
・児童文学とは何かを知り、子どもの本への知識を蓄える。
・「読む」「味わう」という体験をとおして、子どもの成長に資する絵本や物語の確かな選択眼を養う。
・将来子どもと本の橋渡しをする役割を担うことを想定して、その使命感を持つようになる。
【授業計画】
第1回 自分が好きだった本について
第2回 子どもの本の分類
第3回 子どもの本の歴史
第4回 本のジャンルについて
・伝承から子どものための物語へ
第5回 ・ファンタジー
第6回 ・リアリズム
第7回 ・冒険物語
第8回 ・歴史物語
第9回 ・ノンフィクション
第10回 発表 私の薦める絵本
第11回 同上
第12回 発表 私の薦める物語
第13回 同上
第14回 児童文学を学んで(レポート)
第15回 児童文学について(まとめ)
【授業時間外の学習】
図書館を活用して、優れた絵本や物語に出会おう。
【成績の評価】
話し合い・発表(30%)、レポート(30%)、期末試験(40%)で評価する。
【使用テキスト】
川端 有子『児童文学の教科書』(玉川大学出版部2013年)2,484円
【参考文献】
松居 直 『絵本のよろこび』 (NHK出版、2003年)1,728円
長谷川摂子『子どもたちと絵本』(福音館書店、1988年)1,728円
科目名:
担当教員:
保育内容−言葉Ⅰ
中塚 勝俊(NAKATSUKA
Katsutoshi)
【授業の紹介】
言葉の獲得は、胎児の時から始まっているといっても過言ではありません。本授業では、言葉獲得以前
の母子間のノンヴァーバルコミュニケーション、言葉の先駆的行動、母親、兄弟姉妹、保育者などの言語
環境の果たす役割について考えます。そのため保育者を含めて周囲の大人はどのような環境を用意し受け
止め関わっていくのかを探求していきます。
【到達目標】
言葉の獲得は、乳幼児期の発達課題の一つとして重要なものであることの認識を十分に持ち、子どもが
どのようにして言葉を獲得し使用していくのか、話し言葉から書き言葉への基礎作りのため保育者として
どのような環境を用意し、子どもたちをどう受け止め関わっていくのかを探求すると同時に、自分自身の
これまでの言語生活を振り返る中で、保育にかかわる人間としての言語感性の深さを修得する。そのため
毎回、基本語彙量の拡充を目指します。
【授業計画】
第1回 保育内容としての言葉の独自性(1)
第2回 保育内容としての言葉の独自性(2)
第3回 言葉獲得以前の母子のコミュニケーション(1)
第4回 言葉獲得以前の母子のコミュニケーション(2)
第5回 言葉の先駆的行動
第6回 言語環境(1)人的環境
第7回 言語環境(2)子供の生活と言葉
第8回 言語環境(3)言葉と発達的連関
第9回 言葉と幼児理解
第10回 言葉と思考(1)
第11回 言葉と思考(2)
第12回 保育者の役割と援助
第13回 障がい児とのかかわり(1)学習困難
第14回 障がい児とのかかわり(2)自閉症
第15回 障がい児とのかかわり(3)注意欠陥多動性障がい
【授業時間外の学習】
時々レポートを提出してもらいます。
【成績の評価】
1)言語作品またはレポートの提出(10%)
2)期末試験 (80%)
3)授業態度等により総合的評価 (10%)
【使用テキスト】
柴崎正行・戸田雅美・秋田喜代美編『保育内容 言葉』(ミネルヴァ書房、2010年)2200円
【参考文献】
授業時にいろいろ紹介します。
科目名:
担当教員:
保育内容−言葉Ⅱ
中塚 勝俊(NAKATSUKA
Katsutoshi)
【授業の紹介】
保育は、すべて言葉によって行われます。しかし、言葉だけではなくその他のコミュニケーションのチ
ャンネルに目を向けることが大切です。子どものためらう様子、声の抑揚の変化、表情、息づかい、姿勢
等にも十分に目を向けなければなりません。そのような身体言語も考えます。
この授業は、「保育内容―言葉Ⅰ」では十分扱いきれなかったことがらや実践的なものについてフィー
ルドワークを取り入れながら進める。
【到達目標】
エピソード記述法を学ぶことにより、保育の表面的観察を超えた保育場面の洞察を学びます。そのため
身近な出来事や現象から連想される語彙の拡幅をめざします。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 保育の場とエピソード
第3回 領域「言葉」について
第4回 領域「言葉」のねらい
第5回 環境構成
第6回 観察法と記録法
第7回 観察①
第8回 指導計画
第9回 保育の評価
第10回 観察②
第11回 エピソード発表と話し合い①
第12回 エピソード発表と話し合い②
第13回 観察③
第14回 エピソード発表と話し合い③
第15回 エピソード発表と話し合い④
【授業時間外の学習】
エピソード発表や話し合いにおいては十分に準備をしておくこと。
【成績の評価】
1)言語作品とその実演・レポート(30%)
2)授業態度等により総合的評価 (70%)
【使用テキスト】
柴崎正行・戸田雅美・秋田喜代美編『保育内容 言葉』(ミネルヴァ書房、2010年)2200円
【参考文献】
授業時にいろいろ紹介します。
科目名:
担当教員:
国語(書写を含む)
澤田 文男(SAWADA Fumio)
【授業の紹介】
小学校学習指導要領における教科「国語」の教育目標も踏まえ、優れた文章(文学作品・論説文など)
を教材とし、学生が主体となる多様な授業形態の中で、朗読、視写、語句理解、内容把握などの活動を進
め、「話す・聞く」、「書く・読む」、さらには「自ら考える」、「教える」力を高めることをねらいと
しています。
書写については基本的な漢字の読み方・書き方・表記について学習します。
【到達目標】
小学校国語教育に携わる教員として必要な、の中心である「国語を適切に表現し、正確に理解する能力
を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力及び言語感覚を養い、国語に対する関心を深め
国語を尊重する態度を育てる」力を養うことを目標とします。
【授業計画】
第1回 学習指導要領解説と「国語」の意義について
第2回 童話読解①
第3回 童話読解②
第4回 詩歌読解①
第5回 詩歌読解②
第6回 論説文読解① 第7回 論説文読解②
第8回 論説文読解③
第9回 古典読解①
第10回 古典読解②
第11回 表現練習①
第12回 表現練習②
第13回 小説読解① 第14回 小説読解②
第15回 本授業についてのまとめ
【授業時間外の学習】
毎時、次時授業の予習を課します。
【成績の評価】
①予習課題の提出状況を評価します。
②授業に対する取組み姿勢を評価します。
③毎時の教材の試写・感想や思索の文章化・授業記録を評価します。
④期末考査の結果(70%)と①②③(30%)を合わせて総合評価します。
【使用テキスト】
資料プリントを準備します。
【参考文献】
授業の中で適宜紹介します。
科目名:
担当教員:
社会
蓮本 和博(HASUMOTO Kazuhiro)
【授業の紹介】
小学校の社会科は、児童の社会認識を育てることによって、平和で民主的な国家・社会の形成者として
必要な公民的資質の基礎を養うことを目標とする教科である。
本授業では、前半で、小学校社会科教育に関する基本的な考え方や社会科の内容構成について述べ、後
半では、具体的な授業の場面を想定しながら、学習指導・授業実践論・評価等について述べる。また、今
日の変化する社会の中で、教師がどのような姿勢で、教材観を養い、教材研究を進めるべきか考えたい。
【到達目標】
小学校社会科の歴史や社会科の目標・指導内容等について理解するとともに、児童の社会認識の発達段
階に応じた適切な教材選びや指導方法の選択ができるようにする。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション・社会科の歴史(P.7∼P.22)
第2回 小学校社会科の目標(P.22∼P.26)
第3回 小学校社会科の内容構成・社会科と道徳教育(P.26∼P.31) 第4回 小学校社会科の内容・地域学習と郷土学習(P.32∼P.41)
第5回
〃 ・地理的学習(P.41∼P.47)
第6回
〃 ・歴史的学習(P.47∼P.56)
第7回
〃 ・公民的学習と環境・国際理解の学習(P.57∼P.75)
第8回 小学校社会科の学習指導論・社会科の学習過程(P.76∼P.86)
第9回
〃
・社会科の学習活動(P.86∼P.96)
第10回 小学校社会科の授業実践・中学年(P.97∼P.107)
第11回
〃
・5年(P.108∼P.116)
第12回
〃 ・6年
第13回 教材研究のあり方①
第14回 教材研究のあり方②
第15回 小学校社会科の評価はどうあるべきか(P.126∼P.136)
【授業時間外の学習】
毎回授業中に質問をするので、テキスト『初等社会科教育研究』の該当ページを予習し、自分なりの意
見や感想をまとめておくこと。また、ユニットの区切りごとには小テストまたはレポートを行うので、ノ
ートを取り授業の復習も怠らないようにしておくこと。本学図書館には、小学校社会科関係の参考図書が
数多く所蔵されているので、積極的に利用すること。
【成績の評価】
授業への参加意欲や受講態度を重視するとともに、質問事項への応答内容・主体的な学習状況の度合い等
(10%)に加え、毎授業後に提出のリフレクションペーパー(10%)、ユニットごとの小テスト(10%)
及び提出ノート(10%)・レポート・期末試験の成績など(60%)を総合して評価する。
【使用テキスト】
山口幸男・山本友和編『初等社会科教育研究』(学芸図書株式会社、2009年、1,944円)
【参考文献】
文部科学省『小学校学習指導要領解説・社会編』(東京書籍、2008年、208円)安野功著『社会科・授業
力向上5つの戦略』(東洋館出版社、2006年、2,268円)『新編新しい社会』3・4年∼6年の上・下(
東京書籍、2009年、2,706円)ほか、必要に応じて授業の中で適宜紹介する。
科目名:
担当教員:
算数
高橋 英弐(TAKAHASHI Eiji)
【授業の紹介】
長さ比べ、重さ比べ、かさ比べ、広さ比べなどと分数の大きさ比べは同じ仕組みになっているのです。
知れば知るほど楽しくなるのが算数です。小学校で学習する算数の内容について、もう一度小学生になっ
たつもりで取り組み、算数のおもしろさ・不思議さ・素晴らしさに触れ、確かな理解と知識の整理に努め
てみましょう。
また、「鶴亀算」や「油分け」で江戸時代の人々の知恵にふれたり、「数のなぞ」「図形のなぞ」等に
挑戦したりして、楽しく取り組める授業を展開していきます。
【到達目標】
小学校学習指導要領の4つのカテゴリー、「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」の内容を楽
しく学ぶことができるようにするとともに、子どもの思考の柔軟さ深さを知り、教材研究の大切さに気付
くことができるようにします。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 算数科のになう人づくり
第3回 鶴亀算、油分け算
第4回 「数のなぞ」、「図形のなぞ」
第5回 小学校学習指導要領
第6回 算数科改訂の基本方針
第7回 算数科改訂の要点
第8回 数学的な考え方
第9回 整数と計算、量と測定
第10回 図形、数量関係
第11回 算数的活動、用語 第12回 1,2学年の内容と指導のポイント 第13回 3,4学年の内容と指導のポイント 第14回 5,6学年の内容と指導のポイント 第15回 まとめと発表
【授業時間外の学習】
次時の学習内容を予告するので、関連内容について、使用テキストにより予習する。
授業内容に応じて配布する資料の整理と理解に努める。また、時に応じてレポートの提出を求める。
【成績の評価】
小テスト(60%)やレポート(20%)、授業への参加態度(20%)等をもとに評価します。
【使用テキスト】
文部科学省 『小学校学習指導要領解説算数編』 (東洋館出版社、2008年)250円 【参考文献】
適宜、紹介します。
科目名:
担当教員:
児童英語
藤井 昭洋(FUJII Akihiro)
【授業の紹介】
平成23年度から小学校に英語が正式に導入された。こういう状況のなか、小学校や幼稚園の教師になろ
うとする人たちは、英語圏の子どもたちが使っている「生きている」英語はどのようなものかを、読んだ
り、聞いたりしておくことは、無駄なことではないと思える。この授業では、音声、文字、絵を媒体とし
た「子ども英語」をとりあげる。
【到達目標】
英語圏や日本で出版された英語の絵本や紙芝居に触れ、その読み聞かせが上手にできるようになる。さ
らに英語で書かれた物語を読んだり聞いたりし、それらを子供たちにとって分かりやすい日本語に直すこ
とができるようになる。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 英語絵本しらべ(図書館)
第3回 英語読み聞かせ練習(5名),Momotaroの日本語訳への練習(1),聴解練習
第4回 英語読み聞かせ練習(5名),Momotaroの日本語訳への練習(2),聴解練習
第5回 英語読み聞かせ練習(5名),Momotaroの日本語訳への練習(3),聴解練習
第6回 英語読み聞かせ練習(5名),The Magic Mortharの日本語訳への練習(1),聴解練習
第7回 英語読み聞かせ練習(5名),The Magic Mortharの日本語訳への練習(2),聴解練習
第8回 英語読み聞かせ練習(5名),The Magic Mortharの日本語訳への練習(3),聴解練習
第9回 英語読み聞かせ練習(5名),How to Fool a Catの日本語訳への練習(1),聴解練習
第10回 英語読み聞かせ練習(5名),How to Fool a Catの日本語訳への練習(2),聴解練習
第11回 英語読み聞かせ練習(5名),How to Fool a Catの日本語訳への練習(3),聴解練習
第12回 英語読み聞かせ練習(5名),The Sandal Sellerの日本語訳への練習(1),聴解練習
第13回 英語読み聞かせ練習(5名),The Sandal Sellerの日本語訳への練習(2),聴解練習
第14回 英語読み聞かせ練習(5名),The Sandal Sellerの日本語訳への練習(3),聴解練習
第15回 成果の発表(全員)
【授業時間外の学習】
英語絵本を読む、聞く、訳すための予習は自宅で必ず行い、英語の絵本の読み聞かせや紙芝居の実演の
ための準備は長期間にわたり少しずつなされることが求められる。
【成績の評価】
英語の絵本や紙芝居の発表30%、復習テスト20%,定期試験50%として,総合的に判断して行う。
【使用テキスト】
特定のものは指定せず、図書館に備え付けてある多くの絵本の中から、各自にとって興味あるものを選
び、読み聞かせの練習に使う。翻訳の練習のため物語は、随時こちらで用意する。
【参考文献】
必要な時、指示する。
科目名:
担当教員:
生活
高橋 英弐(TAKAHASHI Eiji)
【授業の紹介】
生活科は、平成元年度の学習指導要領改訂により、小学校低学年に創設・導入された教科です。小学校
に入学した児童の学習がその発達段階に即したものとなるよう社会科と理科の内容を中心に統合し、より
体験重視の学習が展開されるようになり、低学年児童が最も好きな教科の一つに挙げられるようになりま
した。
教科書に取り上げられている動植物の飼育・栽培する実体験、物作りや地域のフィールドワーク等にも挑
戦しながら、教材性を明らかにしていきます。
【到達目標】
生活科創設の歴史的背景を探ることを通して、生活科本来の目的を把握にするとともに、低学年教育全
体の改善のみならず、小学校教育の在り方を見直す契機になってきた点を理解します。そして、教科書の
内容をもとに価値ある体験活動を構想し、児童主体の生活科についての理解を深めます。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 生活科の創設と歴史的背景
第3回 生活科の役割と特色
第4回 生活科の目標と内容
第5回 1年生の内容と体験活動
第6回 自然との関わり
第7回 体験活動と表現
第8回 2年生の内容と体験活動
第9回 地域のフィールドワーク
第10回 物作りと科学的な見方・考え方
第11回 安全教育との関わり
第12回 身近な人々との関わり
第13回 合科的指導
第14回 幼児教育との連携
第15回 小学校教育における生活科の役割
【授業時間外の学習】
生活科では、学習の場を児童の生活圏である学校、家庭及び近隣地域に求め、学習の素材は、自分と社
会や自然との関わりが具体的に把握できるものとすることから、日常生活の中で、自然認識や社会認識へ
の気づきに関わる教材発見に努め、教材ノートを作成していきます。取材・採集の課題は、授業最後に提
示します。
【成績の評価】
小テスト(60%)やレポート、授業への参加態度(20%)、日常活動(20%)等をもとに評価します。
【使用テキスト】
文部科学省『小学校学習指導要領解説生活編』(日本文教出版、2008年)101円
【参考文献】
随時紹介または資料配布します。
科目名:
担当教員:
理科
蓮本 和博(HASUMOTO Kazuhiro)
【授業の紹介】
子どもたちの理科離れ、自然離れが指摘されています。本来、子どもは好奇心が強く、自然のいろいろ
な事物・現象に興味津々です。子どもたちが不思議に思う気持ちを大切に受け止め、驚きや感動を共有し
て、いっしょに調べ、考えていこうとする教師の姿勢が大切です。
また、今日の社会が目ざす方向を示す標語として、「持続可能な社会」という言葉が使われます。先人
が築きあげ、大切に受け継いできた文化や自然が急速に失われつつあることへの警鐘です。
これらを考え合わせ、授業では、小学校理科で学習する内容の中から生物教材を中心に、観察、実験、
栽培、飼育などの体験的な方法や技能を鍛えながら、自然認識の形成と自然環境の保全について考え、学
んでいきます。
【到達目標】
(1)子どもの学びの場となる自然および自然の事物・現象についての基本的な知識を身につけることが
できる。
(2)子どもに自然のすばらしさ、巧みさ、不思議さを気づかせる指導技術を養うことをめざす。
(3)正しい自然認識を形成し、「持続可能な社会」の実現に向けた指導について、考えることができる。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 小学校理科の目標と生物教材の取り扱い
第3回 環境教育の考え方
第4回 環境教育の実践・ビオトープ 第5回 春の自然観察・春日川と野鳥 第6回 春の自然観察・学内の生き物 第7回 栽培の方法 第8回 飼育の方法 第9回 観察と記録の方法 第10回 観察と記録の演習 第11回 動物の誕生・メダカ 第12回 花から実へ・植物の成長
第13回 教材研究と授業計画 第14回 指導案作成
第15回 模擬授業
【授業時間外の学習】
・『小学校指導要領解説 理科編』と配付資料を読んで授業に臨むこと。
・ワークシートを完成させて、提出すること。
・飼育、栽培している動植物の世話と観察を継続的に行うこと。
【成績の評価】
レポート、模擬授業など授業の成果と筆記試験をそれぞれ50%で評価する。
【使用テキスト】
文部科学省編 『小学校学習指導要領解説 理科編』(大日本図書、2008年)65円
文部科学省『小学校理科の観察、実験の手引き』(文部科学省ホームページからダウンロード)
【参考文献】
日本自然保護協会/編集・監修『自然観察ハンドブック』(平凡社、1994年)2160円
科目名:
担当教員:
子ども文化Ⅰ
藤根 直身(FUJINE Naomi)
【授業の紹介】
子どもは、文化のなかで文化を吸収しながら育っていく。文化とは、伝承や文学、芸術などの文化財の
みと考えがちであるが、それだけではない。まわりの人たちの行動の仕方、ものの考え方なども、みな文
化が生み出したものではないかと考える。
つまり子ども文化は、子どもがその中で育つ文化環境そのものと考えられる。
現代のように、複雑で、いろいろなことが交錯し、変化の激しい時代には、なおさら子ども文化という
ものをはっきりと見据えておくことが重要である。
本授業においては、子ども文化とはいかにあるべきか、子どもの生活のなかから、いくつかの側面をと
りあげて考えていくことにする。
【到達目標】
・子ども観の変遷と子ども文化の関係性について学ぶ。
・子ども文化が子どもの感性や心の育ちに与える影響について理解する。
・子どものしあわせを願い、教育現場で、子ども文化を伝え共に創り上げようとする自覚をもつ。
【授業計画】
第1回 子ども文化(児童文化)とは
第2回 子ども観の変遷・時代と子ども観
第3回 子どもの生活と遊び 子どもの遊び 第4回 子どもの生活と遊び 子どもの遊びの変化
第5回 子どもの生活と遊び 伝承の遊び、いろいろ 第6回 子どもの生活と遊び 子どもに伝えたい伝承遊び(演習)グループで発表
第7回 子どもの生活と文化 子どもの睡眠
第8回 子どもの生活と文化 子どもと食事
第9回 子どもの生活と文化 子どもと衣服・子ども部屋・おけいこごと
第10回 子どもの生活と文化 子どもの生活変容と世代文化について
第11回 子どもの生活と文化 玩具、遊具と子ども
第12回 子どもと文学
絵本の世界(1)
第13回 子どもと文学
絵本の世界(2)
第14回 子どもと文学
おはなしの世界(素話・人形劇を鑑賞)
第15回 子ども文化を伝承すること、創ることについて(まとめ)
【授業時間外の学習】
実習園、図書館、美術館、街で子ども文化を見つけよう。
【成績の評価】
授業中の態度(30%)、提出物(20%)、期末試験(50%)で評価する。
【使用テキスト】
皆川美恵子編著『改訂 児童文化−子どものしあわせを考える学びの森』(ななみ書房2007年
)2,268円
【参考文献】
適宜紹介
科目名:
担当教員:
子ども研究
山田 純子(YAMADA Junko)
【授業の紹介】
子どもと適切なかかわりをするためには、子ども一人一人の特性を的確に把握し、理解することが基本
となります。幼稚園教育要領や保育所保育指針をふまえ、具体的な保育実践事例等を通して、環境とのか
かわりの中で、子どもを理解することを学びます。文献や観察記録、映像視聴など様々な演習方法を通し
て、子ども理解力を高めていきます。
【到達目標】
(1)子どもの心身の特性ならびにその特性に応じた保育の観点から保育職の意義を理解することにより
使命感や倫理観を養う。
(2)子ども理解に基づく保育の継続的な学習を通して豊かな人間性を育む。
(3)子どもの心身の特性に関する専門的知識や状況を洞察し判断する能力を習得する。
(4)子どもの内面を探る理解の方法を理解し、援助する技能を習得する。
【授業計画】
第1回 子ども理解の必要性
第2回 保育における「子ども理解」①子どもを見る目
第3回 保育における「子ども理解」②子どもの視座に立つ
第4回 保育における「子ども理解」③保育を見る視点
第5回 幼児理解と発達の理解
第6回 子ども理解に向けて∼個と集団
第7回 子ども理解と保育者の姿勢
第8回 保育における「理解」と「援助」
第9回 子ども理解と保育者の意図
第10回 子ども理解を深める「観察と記録」
第11回 子ども理解の方法①
第12回 子ども理解の方法②
第13回 障がいのある子どもの保育から考える「子ども理解」
第14回 子育て支援における「子ども理解」
第15回 子ども理解と歴史
【授業時間外の学習】
子ども理解を深めるに当たり、実習における記録等を振り返ることがありますので、観察記録・日誌な
どをしっかり読み返しておいてください。
【成績の評価】
受講状況(10%)、課題および学習シートのまとめ(20%)、期末試験(70%)により評価し、単位を
認定します。 【使用テキスト】
随時、資料を配布します。
【参考文献】
随時、紹介します。
科目名:
担当教員:
保育内容−表現Ⅰ
津田 浩二(TSUDA Koji)
【授業の紹介】
人間には本来創造力が備わっている。子どもの「あそび」はそのことを強く感じさせてくれる。造形活
動は、人間のそのような根源的な力をありありと見せてくれるものであり、その力を伸ばす働きをもって
いる。この子の絵はだめだとかいうことではなく、子どもに自信を与えることが大切である。表現しよう
とする気持ちが重要である。表現というのは、本当は心が開いてそこから出てくるもので、それを育てて
いくのが表現教育である。そして子どもたちに対しては、本来子どもが持っているありのままの姿を素直
に表せる感性を高めてゆきたい。表現という力を育てるために必要な知識や技能を習得する。
【到達目標】
私たちの心の中を表現することを中心的なテーマとする。そのためには、生活の中で美しいものに触れ
イメージを豊かにする必要がある。そして、造形あそびによってさまざまな表現能力と造形基礎を会得す
る。ものの形や色をどのように描く力を育てていくかについての考察を行う。子どもたちの「あそび」の
中で観察から創作へと展開できる自由で楽しい造形に導ける保育者を目指す。
【授業計画】
第1回 「表現」とは何か。「遊び」「造形」とは何か。
第2回 ユニットを考える。
第3回 ユニットの形を展開する。
第4回 ユニットの色面をつくる。
第5回 お話をつくる。
第6回 お話を絵にする。(スケッチ、彩色)
第7回 お話を絵にする。(彩色)
第8回 お話を絵にする。(彩色、仕上げ)
第9回 イメージしたものを、色紙を使って形にする。(試作)
第10回 イメージしたものを、色紙を使って形にする。(造形)
第11回 一枚の紙に形と色で表現する。(スケッチ)
第12回 一枚の紙に形と色で表現する。(カッティング)
第13回 一枚の紙に形と色で表現する。(彩色)
第14回 一枚の紙に形と色で表現する。(彩色、仕上げ)
第15回 講評、これまでの制作についてのまとめ。
【授業時間外の学習】
「色彩表現」・「お話」・「立体表現」の構想。「イメージ表現」のアイディア。
【成績の評価】
課題作品の提出状況と提出内容(80%)、授業態度・意欲(10%)、実習の準備(10%)
【使用テキスト】
なし
【参考文献】
大場 牧夫著『表現原論』(萌文書林、2005年)、1,728円
大原まゆみ著『美しい切り紙』(永岡書店、2007年)、1,296円
菊地 清著『紙ワザ工房』(日貿出版社、2007年)、1,620円
科目名: 図画工作Ⅰ−Ⅰ
担当教員: 津田 浩二(TSUDA Koji)
【授業の紹介】
一枚の葉が光の中にある姿を見る時、初めて出合う新鮮な感動を覚える。子どもに自然を写しとらせる
ということは、このような「美」にふれることを教えることである。子どもが本来持っている素直で自由
な表現力を高めるために、日々の生活の中から育まれる「美」への発見を喜びに結ばせ、楽しく自由な表
現活動を行えるように導きたい。素描、水彩画、平面構成、ペーパークラフトを通して、造形活動に必要
な基礎的能力を習得する。
【到達目標】
自然の中における色彩を考えさせ、また自分の思いを表現する満足感をもたせる。そして、基礎的な描
写力、色彩の表現、平面デザインのアイディアと構成の仕方、立体構成力を身に付けることによって、美
術の表現という喜びが自ずから生まれる。表現することの喜びを得ることによって豊かな感性を磨くこと
を目指す。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 鉛筆デッサン(形の把握)
第3回 鉛筆デッサン(光の表し方−陰影)
第4回 水彩画(モチーフの配置、下絵)
第5回 水彩画(下絵、彩色)
第6回 水彩画(彩色)
第7回 水彩画(彩色、仕上げ)
第8回 平面構成(アイディアスケッチ)
第9回 平面構成(レイアウト)
第10回 平面構成(配色)
第11回 平面構成(配色と調整)
第12回 平面構成(配色と調整、仕上げ)
第13回 ペーパークラフト(平行対折りなど基本の折り方)
第14回 ペーパークラフト(色彩表現)
第15回 講評、これまでの制作についてのまとめ。
【授業時間外の学習】
身近なモチーフを使った鉛筆デッサン。「イメージ表現」のアイディア。
【成績の評価】
課題作品の提出状況と提出内容(80%)、授業態度・意欲(10%)、実習の準備(10%)
【使用テキスト】
なし
【参考文献】
菊地 清著『紙ワザ工房』(日貿出版社、2007年)、1,620円
タンタン著『切り絵工房花編』(高橋書店、2006年)、1,080円
飯島 武著『紙でつくる動物たち』(雄鶏社、2007年)、1,404円
科目名: 図画工作Ⅰ−Ⅱ
担当教員: 津田 浩二(TSUDA Koji)
【授業の紹介】
一枚の葉が光の中にある姿を見る時、初めて出合う新鮮な感動を覚える。子どもに自然を写しとらせる
ということは、このような「美」にふれることを教えることである。子どもが本来持っている素直で自由
な表現力を高めるために、日々の生活の中から育まれる「美」への発見を喜びに結ばせ、楽しく自由な表
現活動を行えるように導きたい。平面デザイン、立体構成、貼り絵、粘土造形を通して、造形活動に必要
な基礎的能力を習得する。
【到達目標】
自然の中における色彩を考えさせ、また自分の思いを表現する満足感をもたせる。そして、立体の表現
や色彩の表現、平面デザインのアイディアと構成の仕方並びに立体構成力を身に付けることによって、美
術の表現という喜びが自ずから生まれる。表現することの喜びを得ることによって豊かな感性を磨くこと
を目指す。
【授業計画】
第1回 感ずる心と創造
第2回 デザイン(アイディアスケッチ)
第3回 デザイン(レイアウト、着色)
第4回 デザイン(着色)
第5回 デザイン(着色、仕上げ)
第6回 ペーパークラフト(試作)
第7回 ペーパークラフト(カッティングと立体制作)
第8回 貼り絵(アイディアスケッチ、構図を考える)
第9回 貼り絵(配色を考える)
第10回 貼り絵(色の集合体を表現する)
第11回 貼り絵(色のバランス、調整)
第12回 貼り絵(色の調整と修正、仕上げ)
第13回 粘土造形(成形)
第14回 粘土造形(彩色、仕上げ)
第15回 講評、これまでの制作についてのまとめ。
【授業時間外の学習】
「デザイン」・「ペーパークラフト」の構想。「貼り絵」の資料収集。「粘土造形」の構想。
【成績の評価】
課題作品の提出状況と提出内容(80%)、授業態度・意欲(10%)、実習の準備(10%)
【使用テキスト】
なし
【参考文献】
菊地 清著『紙ワザ工房』(日貿出版社、2007年)、1,620円
中山ゆかり著『ペーパークラフトどうぶつえん』(MPC、2007年)、2,160円
科目名:
担当教員:
図画工作Ⅱ−Ⅰ
津田 浩二(TSUDA Koji)
【授業の紹介】
どんな人間でも自分の心の中に将来へのイメージとかヴィジョンをもっている。しかし、これらが心の
中にある間は創造でも表現でもない、実体のないもやもやした不定形なものである。この不定形なもやも
やが実体化されようとするとき、はじめて創造のプロセスがはじまる。この実体化は表現という手段を通
して行われるのが普通であるが、表されたものが自己のイメージやヴィジョンと一致したときにのみ満足
の感情がおこり、表現の終結となる。そこにはじめて創造の喜びが生まれる。素描、水彩画、色鉛筆画、
切り絵などによって造形に必要な基礎的能力や美的感覚を養い、創造的表現技法を発展させる。
【到達目標】
私たちには時々、自分の見ているものや感じているもの、またすでに知っていることや考えていること
を絵に描いたり、塑像にしょうとすることがある。しかし、どうしてもうまく描けないということが起こ
る。その理由の一つが、表現技術が足りないということである。そこで素描の仕方、形の取り方、構成の
仕方、彩色方法など美術の基本的な表現技術を学ぶ必要がある。観察から創作へと展開できる自由で楽し
い造形に導ける指導者を目指す。
【授業計画】
第1回 表現力について
第2回 静物による素描(形、明暗、材質、空間の把握)
第3回 静物による素描(ヴァルールの表現)
第4回 水彩画(モチーフの配置と構図のとり方、スケッチ)
第5回 水彩画(彩色)
第6回 水彩画(彩色、仕上げ)
第7回 色鉛筆による描画(作品鑑賞、アイディアスケッチ)
第8回 色鉛筆による描画(レイアウト、配色、着色)
第9回 色鉛筆による描画(着色)
第10回 色鉛筆による描画(着色、仕上げ)
第11回 切り絵(ラフスケッチ、試作、下絵)
第12回 切り絵(細部のカッティング)
第13回 切り絵(細部と大きい部分のカッティング)
第14回 切り絵(カッティング、修正、仕上げ)
第15回 講評、これまでの制作についてのまとめ。
【授業時間外の学習】
静物のデッサン。参考作品の調査と分析。「色鉛筆画」・「切り絵」の構想。
【成績の評価】
課題作品の提出状況と提出内容(80%)、授業態度・意欲(10%)、実習の準備(10%)
【使用テキスト】
なし
【参考文献】
永守基樹、清原知二著『幼児造形教育の基礎知識』(建帛社、1999年)、2,700円
『アートテクニック大百科』(美術出版社、1996年)、6,090円
科目名:
担当教員:
図画工作Ⅱ−Ⅱ
津田 浩二(TSUDA Koji)
【授業の紹介】
どんな人間でも自分の心の中に将来へのイメージとかヴィジョンをもっている。しかし、これらが心の
中にある間は創造でも表現でもない、実体のないもやもやした不定形なものである。この不定形なもやも
やが実体化されようとするとき、はじめて創造のプロセスがはじまる。この実体化は表現という手段を通
して行われるのが普通であるが、表されたものが自己のイメージやヴィジョンと一致したときにのみ満足
の感情がおこり、表現の終結となる。そこにはじめて創造の喜びが生まれる。絵本に関連した制作を通し
て、造形に必要な基礎的能力や美的感覚を養い創造的表現技法を発展させる。
【到達目標】
私たちには時々、自分の見ているものや感じているもの、またすでに知っていることや考えていること
を絵に描いたり、塑像にしょうとすることがある。しかし、どうしてもうまく描けないということが起こ
る。その理由の一つが、表現技術が足りないということである。そこでスケッチの仕方、形の取り方、構
成の仕方、彩色方法など美術の基本的な表現技術を学ぶ必要がある。絵本に関する制作によって、観察か
ら創作へと展開できる自由で楽しい造形に導ける指導者を目指す。
【授業計画】
第1回 保育の絵本、絵本作家の作品鑑賞
第2回 絵本のためのイラスト(ラフスケッチ、下絵)
第3回 絵本のためのイラスト(着色)
第4回 絵本のためのイラスト(着色、仕上げ)
第5回 絵本のしかけ(ポップアップの試作)
第6回 絵本のしかけ(ポップアップの制作)
第7回 絵本のしかけ(ポップアップの制作、彩色)
第8回 技法による描画(ステンシル、マーブリング)
第9回 技法による描画(フロッタージュ、スタンピング)
第10回 技法による描画(スクラッチボード、グリッピング)
第11回 デザイン(アイディアスケッチ)
第12回 デザイン(レイアウト、配色)
第13回 デザイン(着色)
第14回 デザイン(着色、仕上げ)
第15回 講評、これまでの制作についてのまとめ。
【授業時間外の学習】
絵本の調査・分析。「イラスト」の構想。「しかけ」の構想。「デザイン」の構想。
【成績の評価】
課題作品の提出状況と提出内容(80%)、授業態度・意欲(10%)、実習の準備(10%)
【使用テキスト】
なし
【参考文献】
井上共子編著『保育の絵本研究』(三晃書房、1986年)、1,836円
科目名:
担当教員:
特別活動の研究
高橋 英弐(TAKAHASHI Eiji)
【授業の紹介】
特別活動は、学校の教育課程の中で、教科、道徳と並んで、児童生徒の人格形成を図る上で重要な役割
を果たしてきました。特に昨今青少年による様々な事件や問題行動が起こる中で、人間関係がうまく築け
ない、あるいは自分に自信がもてない児童生徒の増加が指摘されています。特別活動では、このような点
について、個の確立やよりよい人間関係を築きながら、自己実現を図る上での資質能力の形成が図られる
よう望ましい集団活動を通して学ぶことをめざしています。学力低下が指摘される中で、ややもすれば教
科学習にばかり目がいきがちですが、人格の形成をめざす学校教育においては、教師が一人一人の児童生
徒の知・徳・体のバランスのとれた成長発達を促すことができるよう、このような特別活動における学習
についての認識を深めるとともに、その指導の在り方について学ぶことは非常に重要です。特別活動は、
以上のような意味から、教員免許を取得する上で、必修となっています。
【到達目標】
本授業においては、まず、「特別活動」の位置づけについて、その歴史的変遷も含めて理解します。そ
して、小学校学習指導要領解説特別活動編をもとに、目的や内容、指導上の留意点等について把握し、こ
の学習の意義や学習の在り方についての理解を深めます。その後、学級活動や児童活動、クラブ活動、学
校行事の各内容について、具体事例をもとに考察し、「特別活動」についての基本的指導力を身に付けま
す。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 特別活動の歴史的変遷
第3回 特別活動の目的と内容
第4回 特別活動と生徒指導
第5回 学級活動(年間指導計画の内容)
第6回 学級活動(年間指導計画作成の手順と留意点)
第7回 児童会活動
第8回 クラブ活動
第9回 学校行事(年間指導計画の内容と計画例)
第10回 学校行事(個別の行事指導計画の例)
第11回 特別活動の実際①(計画)
第12回 特別活動の実際②(実施)
第13回 特別活動の実際③(発表)
第14回 特別活動の実際④(まとめ)
第15回 現代的教育課題と特別活動の指導
【授業時間外の学習】
授業の終わりに次回授業の内容に関する課題を提示するので、使用テキスト「小学校学習指導要領解説
特別活動」の該当ページを中心に予習が必要です。また、実際の特別活動の内容について模擬授業を行う
ので、授業時間外に各自資料準備をします。
【成績の評価】
小テスト(60%)やレポート(20%)、授業の参加態度(20%)等をもとに評価します。
【使用テキスト】
文部科学省『小学校学習指導要領解説特別活動編』(東洋館出版社、2008年)134円
【参考文献】
原 清治・檜垣公明編著 『特別活動の創造』 (学文社 、2011年)2100円
高橋哲夫・原口盛次・井上裕吉・今泉紀嘉・井田延夫・倉持博著『特別活動研究』(教育出版 2010年)
2000円
科目名:
担当教員:
保育原理Ⅱ
河井 由佳(KAWAI Yuka)
【授業の紹介】
保育原理Ⅰで習得した知識や心構えを基盤として、より総合的・実践的な視点から「保育」や「子ども」
に対する考察を深め、保育に関する幅広い視野や考え方を身につけるための授業です。
【到達目標】
・保育の思想的実践的原理の観点から保育職の意義を理解することによって使命感や倫理観を高める
・保育を支える基礎理論(保育の原理)に関する継続的学習を通して人間性を育む
・保育の原理に関する専門的知識や判断力を習得する
・保育を支える基礎理論の習得により豊かな保育実践の基礎を培う
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 保育所保育指針に基づく保育の基本
第3回 保育の全体構造―養護と教育―
第4回 保育内容の歴史的変遷
第5回 子どもの発達と保育
第6回 個と集団の発達と保育
第7回 保育における観察と記録
第8回 環境を通して行う保育
第9回 遊びと保育
第10回 生活と保育
第11回 幼・保・小の連携
第12回 家庭と地域との連携
第13回 特別な支援を必要とする子どもの保育
第14回 多文化共生の保育
第15回 これまでの授業のまとめ
【授業時間外の学習】
・適宜、レポート課題を指示します。
・保育の専門家を志す者として、自分なりの考えや問題意識をもって毎回の授業に臨むこと。
【成績の評価】
授業中の態度や発言(20%)、レポート(30%)、期末試験(50%)
【使用テキスト】
第1回目に連絡します。
【参考文献】
授業時に適宜、提示します。
科目名:
担当教員:
教育法規
佐竹 勝利(SATAKE Katsutoshi)
【授業の紹介】
目まぐるしく教育改革が進められており、一方でこれまで見られなかった複雑な判断が求められている
教育の現場において,教育法規についての基礎的理解が欠かせない。教育法規の意義は何か、学校教育に
関してどのような法律がどのように定められているか、子育て支援に関係する法規はどのように定められ
ているのだろうか、等々について質疑応答しながら検討する。採用試験対策としても行う。
【到達目標】
教職を目指す者は、教育法規の意義、教育に関する基本的な法規の内容や関係、教育の諸問題について
法的な関わりなどを理解し、説明できることを目標とする。様々な教育法規そのものに対する知識を獲得
するとともに、具体的な事例や判例を学ぶことによって、教師に求められる実践的な判断力をつけるもの
としたい。
小学校・特別支援学校や公立幼稚園・保育所の採用試験(関連する法規)を受験する力も付けたい。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 教育法規の意義
第3回 憲法の教育規定
第4回 教育基本法と教育
第5回 行政と教育・保育関連法規
第6回 生涯学習と教育法規
第7回 学校と教育法規
第8回 これまでのまとめ
第9回 教育課程と教育法規
第10回 学校経営と教育法規
第11回 教職員と教育法規
第12回 子どもの人権と教育法規
第13回 家庭と教育法規
第14回 現代社会と教育法規
第15回 教育法規改革の動向
【授業時間外の学習】
毎回、前回についてのパーフェクトをめざす小テストを行うので、毎回、復習することが必要である。
【成績の評価】
質疑応答状況(10%)、小テスト(60%)、期末試験(20%)などを総合して評価する。
【使用テキスト】
使用しない。適宜資料を配付する。
【参考文献】
・仙波克也・榊達雄[編著]『現代教育法制の構造と課題』(コレール社、2010年)、3,000円
・解説教育六法編修委員会編『解説教育六法 2015 平成27年版』(三省堂、2016年)、2,808円
・ミネルヴァ書房編集部編『保育小六法 2016〔平成28年版〕』(ミネルヴァ書房、2016年)、1,600円
科目名:
担当教員:
家庭
中村 真由美(NAKAMURA Mayumi)
【授業の紹介】
この授業では小学校の家庭科の学習内容について学びます。演習や実験,実習などの実践的な活動を中
心に,小学校で家庭科の授業を行うために必要な家庭科の学習内容についての知識と基礎的な技能を習得
します。
「家庭科指導法研究」を履修する予定の学生は,受講するようにして下さい。
【到達目標】
① 小学校の家庭科の学習内容を自分の言葉で説明する事ができる。
② 小学校の家庭科の授業を行うために必要な知識や基礎的な技能を習得する。
③ 小学校の家庭科の教材研究ができる。
【授業計画】
第1回 ガイダンス(授業のねらいと進め方について)
第2回 小学校家庭科の学習内容
第3回,第4回 「家庭生活と家族」
第5回,第6回 「身近な消費生活と環境」
第7回∼第16回 「快適な衣服と住まい」
第17回∼第28回 「日常の食事と調理の基礎」
第29回 教材発表
第30回 これまでの講義の要点の確認と質疑応答
【授業時間外の学習】
授業,演習,実験及び実習形式中心に進めていきますので,予習など授業のための準備や,授業後の
レポート等提出物の課題に取り組むことが必要です。家庭科は,生活をよりよいものとしていくような態
度や,そのための知識や技能が必要とされる教科です。授業の予習,復習だけでなく,各自が普段何気な
く送っている日常生活を科学的な視点から改めて見つめなおし,実践的に取り組んでいくことが重要です
。そのような日々の積み重ねを心がけ,各自,教材研究ができる力をつけていきましょう。
【成績の評価】
授業態度及び意欲(10%),演習,実験,実習などの準備(10%),提出物の提出状況や提出内容
(60%),教材作成や発表内容(20%)で評価します。
なお,提出物の提出期限後の提出及び未提出、事前連絡なしの遅刻、欠席は減点とします。
また、被服製作及び調理実習の出席は必須とし,準備なしでの実習の授業への出席は認めません。
【使用テキスト】
・『小学校学習指導要領解説 家庭編』,文部科学省,東洋館出版社,2008年,90円(税抜)
・『わたしたちの家庭科5・6』,開隆堂出版株式会社,273円(定価) 【参考文献】
講義の中で説明します。
科目名:
担当教員:
保育内容−総合
藤根 直身(FUJINE Naomi)
【授業の紹介】
幼児期の子どもは、他の時期とは異なった特性を持つことを理解し、保育の学問的意義、目的、方法等
幼児教育の独自性を明らかにしながら、幼児理解の観点に立ち理念と実践のかかわりを体験的に学んでい
きます。
そのなかで、保育内容(健康・環境・人間関係・言葉・表現)を構成する各分野が幼稚園や保育所で展
開される生活すべての中で、総合的に生かされてこそ実践に役立つものであることを理解していきます。
【到達目標】
保育の基準である「幼稚園教育要領」や「保育所保育指針」に基づき、保育現場での事例を活用し、子
どもや保育を総合的に見る目を培っていくことをめざします。
その過程で、保育について、子どもを「健やかに育てる」営みとして、総合的、科学的に考えることが
できる力を身につけさせていきます。
【授業計画】
第1回 保育内容総合について
第2回 幼稚園教育要領と保育所保育指針における保育内容について
第3回 幼児期の特性について1
第4回 幼児期の特性について2
第5回 幼稚園を知ろう DVD視聴
第6回 子どもの遊びの意味
第7回 保育における「総合」のとらえ方・考え方
第8回 子どもの言動を総合的に見る目を培う(1)事例研究
第9回 子どもの言動を総合的に見る目を培う(2)事例研究
第10回 子どもの言動を総合的に見る目を培う(3)事例研究
第11回 保育の営みを総合的に見る目を培う DVD視聴
第12回 保育の営みを総合的に見る目を培う DVD視聴
第13回 世界の幼児教育(レッジョ・エミリア) ビデオ視聴
第14回 保育の総合性と保育者の在り方
第15回 保育内容における現状と課題
【授業時間外の学習】
教育実習等、保育現場での事例を教材としていくので、提示するテーマに基づき、各自の体験のなかか
ら相応しいエピソードなどを抽出整理して語れるように準備しておくこと。
【成績の評価】
授業中の態度(20%)、ワークシート(30%)、期末試験(50%)で評価する。
【使用テキスト】
なし、資料を配付
【参考文献】
適宜紹介
科目名:
担当教員:
在宅保育
川原 亜津美(KAWAHARA Atsumi)
【授業の紹介】
在宅保育サービスには、ベビーシッターやファミリー・サポート・センター、保育ママなどがあります
。とくにベビーシッターは、女性の社会進出などによりその需要が高まりつつあります。また、利用者と
保育者のかかわりのもとで、子育てに関する話し合いや相談活動が展開され、子育て上の問題に関する早
期発見や予防の効果も指摘されています。本科目では、保育制度における在宅保育の独自性について施設
保育との比較から理論的に学び、在宅保育に必要な基本姿勢や保育技術について実践的に学びます。
【到達目標】
・在宅保育の背景・歴史を理解し、現在の社会的役割について説明することができる。
・在宅保育に必要な実践的な知識を身につける。
・子育てに必要な知識をわかりやすく伝えることができる。
・在宅保育に必要な基本的姿勢について考え、話し合うことができる。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 家庭訪問保育者としての基本的姿勢
第3回 家庭訪問保育の背景と現状
第4回 保育マインドとは
第5回 家庭における子育て支援
第6回 さまざまな家庭訪問保育∼産後ケア∼
第7回 さまざまな家庭訪問保育∼病児・病後児保育∼
第8回 さまざまな家庭訪問保育∼障害児保育∼
第9回 さまざまな家庭訪問保育∼グループ保育∼
第10回 家庭訪問保育における健康支援
第11回 家庭訪問保育での事故の予防と対応
第12回 乳幼児の栄養と食事
第13回 家庭訪問保育における保育技術
第14回 ベビーシッターのマネジメント
第15回 まとめ(家庭訪問保育とケア)
【授業時間外の学習】
授業で学ぶ子育て支援の視点をてがかりに、日常的な場面で出会う子どもたちや親子の様子をよく見て
観察し、現代に必要な子育て支援について考えておくことをすすめます。 【成績の評価】
提出物(レポート等)20%、毎回の授業シート20%、定期試験60%により、評価する。
【使用テキスト】
公益社団法人全国ベビーシッター協会編『在宅保育論 第2版 家庭訪問保育の理論と実際』(中央法規
出版 2013年)、2,800円
【参考文献】
乳児保育研究会編『改訂4版 資料でわかる乳児の保育新時代』(ひとなる書房 2015年)、1,800円
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