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年・頭・所・感 - 関東製紙原料直納商工組合

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年・頭・所・感 - 関東製紙原料直納商工組合
2012(H24)1-15
No.175
年・頭・所・感
新年明けましておめでとうご
国 の 輸 出 鈍 化、 円 高 の 進 行 に
ざいます。
よって景気の先行きが不透明と
皆様には輝かしい新春を迎え
られたこととお慶び申し上げま
組合事業について
す。
く御礼申し上げます。
そんな中、古紙市況は中国国
慶節後段ボール古紙の内外格差
平素は関東商組の諸活動にご
理解と格別なご協力を賜り、厚
なっております。
が逆転しましたが、ASEAN 紙
関東製紙原料直納商工組合
理事長
パルプ会議で RISI の講演が行
大久保 信隆
われ、世界の段原紙生産の拡大
昨年を振り返りますと3月 11
に伴い段ボール古紙需要が大き
日の東日本大震災、大津波、福島原子力発電所の
く伸びること、その中心は古紙処理設備を増強し
水素爆発は東北四県と茨城県、千葉県に大きな被
た中国、日本古紙消費は 2013 年まで横ばいとの
害をもたらしました。
発表がありました。この事は日本が利用率より回
紙パ業界は三菱製紙八戸工場、北上製紙、日本
収率が7〜8% 上回っても隣の国が買ってくれ
製紙石巻工場、岩沼工場、勿来工場、いわき大王
ることがハッキリ解ったことと、増設は古紙処理
製紙、丸三製紙、北越紀州製紙関東工場勝田、レ
設備だけであり歩留まり率 80~85% だから中国の
ンゴー仙台工場、王子ダンボール仙台工場が被災
回収が伸びても直ぐに余剰することは無いと言う
しました。早く復旧した工場もありますが、三菱
ことです。
製紙は 11 月 15 日にようやく完全復旧、石巻工場
ただし品質は良いものを作らないといけませ
の抄紙機はまだ3割の稼働であり、年央には全部
ん。この2月には古紙リサイクルアドバイザーの
復旧と言われております。レンゴー仙台工場も新
認定試験を行い経営体質の強化に努めます。経営
たな土地で新工場を建設中です。原料商のべー
革新委員会では「5年後の古紙業界を考える」シ
ラーは昨年6月頃には全部復旧しましたが、古紙
ンポジウムを行います。安全防災委員会、需給委
輸出でコンテナが放射能基準値より高く中国でい
員会、渉外広報・IT 委員会、支部長会議および
まだに問題になっております。
各支部会もそれぞれ充実した活動を行っていきま
福島に対する風評被害が多く、特にガレキ処理
す。
の受け入れが中々進まなかった事は非常に残念で
懸案の抜き取り問題は抜き取りが起こらないシ
した。東北地方の皆様には頑張って頂き、一日も
ステム作りを業界で検討し、
実践し、
製紙メーカー
早く復旧、復興が出来る事を年頭にあたって改め
さんや自治体の助言を頂き民、民で行う確りとし
て念じています。我々も放射能の除染には協力と
た回収体制が出来るよう頑張りたいと思っており
応援は惜しまないことを誓います。
ます。
昨年の7~9月の GDP 成長率は前期比 1.5%増
一層信頼の出来る業界として行くために、組合
となりましたが、国内経済のテンポは緩やかに
員の皆様には年頭にあたり重ねてご支援とご指導
なっています。タイの洪水、欧米経済の減速、中
の程宜しくお願いいたします。
3
2012(H24)1-15
No.175
年・頭・所・感
新年 明けましておめでとうご
年初の国内需給は、輸出の減
ざいます。
退と段ボール古紙の消費減少か
昨年は千年に一度という大地
震に関東東北地区が襲われ、津
組合事業について
ら、余剰が予想され古紙業界に
とっては厳しい状況を迎えるも
波により尊い多くの人命が失わ
と思われますが、この時を捉え
れ、さらに原発の事故により放
仕入価格の正常化にむけて、協
射能が広く各地に放出され未曾
有の災害を受けました。
全国製紙原料商工組合連合会
理事長
栗原 正雄
調体制を取ってもらいたいと思
います。ピークから較べて回収
量が 150 万トン減少して各ヤー
亡くなられた多くの方の御冥
福を心よりお祈り申し上げます。
ドの取り扱い量が減少している中、仕入競争は排
又、東北地区にある多くの製紙工場も被害を受
除していかなければならないと思います。
け、長期間にわたって操業を停止するに至りまし
ジャパンブランドの試用も順調に推移しており
た。又、会員の古紙ヤードも多くが被災し復興に
4月からはいよいよ関東地区から正式にスタート
多くの時間を費やしました。
幸いにも昨年中には、
出来るのではないかと思います。品質向上に大い
製紙工場、古紙ヤードもほぼ復興をはたし、再建
に役立ち、利用率の向上と国際的な競争力が、さ
に向かって力強く一歩を踏み出している事に胸を
らに向上するものと期待しております。
なでおろしております。震災当初は、放射能の影
又、将来に予想される古紙余剰時の対応策につ
響により古紙輸出が低滞しましたが、2ヵ月後に
いても、昨年秋に経産省によって新たに紙リサイ
はほぼ回復しました。
クルシステムの強化に関する調査委員会が設置さ
昨年の古紙回収量と、国内古紙消費量も共に昨
れ検討が開始されました。全原連として真剣に取
年比1~2%の減少にとどまったものと思われま
り組んでまいります。
す。一方、古紙輸出量は3~5%ほど増加したも
本年も皆様方と共に古紙リサイクル業界の発展
のと思われ、その分需給はタイトに推移しました。
とリサイクルシステムの持続的安定化に向けて、
但し、10 月以降は国内の段ボール古紙価格が上
頑張って行きたいと思います。引き続き御支援賜
昇したのに反し、国際マーケット価格は急落し、
わります様お願い申し上げます。
CONTENTS
輸出量は 11 月以降減少したものと思われます。
目
次
年頭所感…………………………………………3
全原連 BIR
(ドイツ)
参加報告書……………… 33
初春 委員長に聞く……………………………6
日中古紙セミナー開かれる………………… 39
関東商組理事会報告……………………………9
新春歌壇……………………………………… 46
三紙会報告…………………………………… 17
故新井会長社葬、編集後記………………… 48
三紙会六地区懇談会報告書………………… 19
支部だより…………………………………… 23
委員会トピックス…………………………… 30
【表紙写真】
流氷は知床半島周辺に接岸をして、春に去っていく
ときにはもっとも遅くまで知床に残っています。
東京都西支部 ㈱梶谷商事 梶野 泰一
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年・頭・所・感
め、JBIC や産業革新機構を通じ
我が国製造業は、急激な円高、
て、海外でのM&Aやグリーン
高い水準の法人税、経済連携の
フィールド投資を支援してまい
遅れ、労働法制、環境規制とい
ります。
う厳しい事業環境にあるとこ
組合事業について
エネルギー・環境面では、製
ろ、さらに昨年3月 11 日の東
紙業界におかれては、これまで
日本大震災を契機とした電力供
も自主行動計画の目標を二度に
給不足が加わり、6重苦ともい
わたり、より野心的なものに改
うべき過酷な状況に置かれてい
訂されてきましたが、2007 年か
ます。また、新興国の勃興や海
経済産業省製造産業局紙業服飾品
ら 2010 年には4年連続で目標
外新興市場における競争の激化
課 長
値を上回るという着実かつ立派
により、海外需要獲得の道のり
坂本 敏幸
な成果をあげてこられました。
も平坦ではありません。このよ
古紙のリサイクルについて
うに、製造業をとりまく環境は
は、皆様の積極的な取組により、古紙の回収率、
一層厳しさを増しております。
利用率は高い水準を維持しています。
その中でも、
このような中、昨年の製紙業界を振り返ります
古紙利用率に関しては、今年度より新たな目標が
と、正に激動の1年であったかと思います。東日
定められましたが、その目標を達成することによ
本大震災では、多くの工場が甚大な被害に遭われ
り、我が国の古紙リサイクルは更に優れたものに
ましたが、ほぼ完全な復興が間近であり、ここに
なると確信しています。
改めて関係者の方々のご努力に深く敬意を表する
一方、我が国の古紙リサイクルには懸念もあり
次第であります。経済産業省としても、予算面、
ます。古紙の輸出を中国に過度に依存しており、
金融面などで復興支援を進めてきましたが、引き
中国からの影響を受けて、我が国の古紙市況は大
続き可能な限りの支援を行って参ります。
きく変動します。特に、昨年の中国への古紙輸出
今年も今しばらくは厳しい経営環境が続くもの
については、原発事故に伴う一時的停止、欧州の
と思われますが、中長期的な視点に立ち、競争力
景気停滞を受けた昨秋の低迷など、改めて古紙需
向上や新興国市場の需要の取り込みなど、持続的
給バランスの脆弱性を痛感させられました。また、
発展を目指した取組を進めていただくことが重要
中国の古紙回収率はここ1年の間で大きく上昇し
と考えております。
ているなど、今後は中長期的な古紙需給緩和にも
具体的には、経済産業省では、国内産業の空洞
目を向ける必要があります。本年は、官民双方で
化回避のため、平成 23 年度三次補正予算におい
中国との古紙に関する対話を深化させたいと考え
て 5000 億円の国内立地補助を計上しましたが、
ています。
製紙業界でもこう
家庭紙については、東日本大震災直後の混乱に
いった予算を活用いただき、さらなる競争力強
伴い、トイレットペーパーが一時的に店頭で不足
化に取り組んでいただきたいと思います。また、
し、その生活必需品としての重要性を再認識させ
製紙業は、バイオマス利用の技術・経験・立地条
られました。東海地震の際には深刻な供給不足も
件などにおいて、圧倒的な強みを有しています。
想定されるところ、政府でも防災基本計画の見直
今後は、バイオマス原料を如何に紙以外でも活用
しなどを進めておりますが、家庭紙業界におかれ
するかが重要な視点かと思われます。気候変動問
ては、これまでもお願いしておりますとおり、業
題の国際枠組みが今後どのようになろうとも、国
界全体のBCPを検討いただきたいと考えており
内の温暖化対策の重要性は変わりません。化石燃
ます。
料由来の化学物資代替を目指したバイオリファイ
このように、製紙業を取り巻く中長期的な課題
ナリーの追求、セルロースの機能材・構造材とし
は山積しておりますが、製紙業界におかれては、
ての利用、本年7月に施行予定である再生可能
大震災からの復興と様々な状況変化をチャンスと
エネルギーの固定価格買取制度の積極活用など、
捉え、イノベーションやグローバル市場に向けて
様々な取組が考えられると思います。
更なる展開を進めることにより、競争力の向上を
また、グローバル市場の成長を取り込むため、
通じて持続的に発展していただくことが重要で
円高メリットを生かした海外企業のM&A等によ
す。私たちも、
皆様との密接な意見交換を通じて、
る海外市場の獲得が、より一層重要になってい
5年後、10 年後の成長を見据えて建設的で明る
ます。製紙業でも、中国、東南アジアを越えて、
い将来展望が切り開かれますよう、本年も引き続
インド、北米などへ進出が検討されております
き皆様と共に取り組んで参ります。
が、政府としては、こういった海外市場獲得のた
5
2012(H24)1-15
No.175
初春
委員長に聞く
3)古紙品質管理者への講習
J-BRAND の運用に伴い、古紙品質管理者への講
習のサポートを行います。
2.企業力向上研修会の開催
経営革新委員会
今回で三回目の開催になる企業力向上研修会です
委員長 梶野 隆史
が、過去2回参加された方には大変好評を頂いており
当委員会では、
「楽しく真面目に」をモットーに全員
ます。この研修会は、モデルデータを使用して与えら
参加型の委員会を目指しており、ベテランの方から若手
れた経営環境により仕入れ、販売、自社コストをグ
まで幅広い人材層で交流を深めております。問屋業の経
ループで考えて、
「どのようにして経営の黒字化を行っ
営に関する諸問題を検討する委員会ですので、守備範囲
ていくか」、また「それを実行するための課題は何か」
は非常に広く今年も一年間走りっぱなしの感じになるの
ということを学習していきます。
ではと思っております。今年の委員会目標は下記の通り
3.古紙の分別基準
です。
昨今の多機能化した紙製品は、分別に迷う製品も多
1.全原連経営革新委員会の支援
くみられ、これらの製品をどのように分別したら良い
1)J-BRAND 運用開始
か、またどのように手を加えれば再生資源として活用
昨年の5月~7月にかけて関東地区委員会所属の
できるかという情報を広報 IT 委員会と連携して関東
製紙メーカーと J-BRAND の荷札のテスト運用を実
商組のホームページ上に展開して情報発信していきた
施しました。製紙メーカーとの意見調整が終わり、
いと考えております。
今年1月を目標に本格的な運用を開始する予定で
す。本格運用に伴い、古紙商品化適格事業所への説
4.ベーラーの省エネ省コスト化検討会議
明等のサポートを行います。
安全防災委員会と合同で各主要ベーラーメーカーと
2)古紙リサイクルアドバイザー認定試験
省エネ化、省コスト化の検討会議を定期的に行ってお
今年2月まで約 700 名の古紙リサイクルアドバイ
り、ベーラーのさらなる進化を考えております。また、
ザーへの認定試験を実施いたします。残念ながら試
全原連あるいは関東商組の総会や新年会を各ベーラー
験に合格しなかった方も追試対応等もサポートを行
メーカーの最新のベーラー等の発表の場として提供す
う予定ですので、安心して受験してください。
ることにより、組合員の皆様により広い情報提供とし
ていきたいと考えております。
ご案内
「5年後の古紙業界を考えるシンポジウム」開催
日時 平成 24 年2月 21 日
(火)午後3時〜5時
場所 ホテルラングウッド(JR 日暮里)
◎是非組合の将来を負う皆様のご参加をお待ちしています
6
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No.175
安全防災委員会委員長
委員長 齋藤 米藏
平成 24 年 安全防災委員会 事業目標
『全原連組合員全社の無事故・無災害実現』
本目標達成のため、委員会一同従前以上の決意にて委員会事業に取り組む。
同じく、他の委員会や全原連との連携をはかる。
に製品価格の値上げを発表され、つれて段ボール古紙価
格も2円値上がりました。
中国の金融引き締めによる景気鈍化が鮮明になってき
需給委員会
委員長 藤川 達郎
たところへ、ギリシャの財政逼迫が明らかとなり、EU
全体に金融不安が同時並行に進んでいきました。
10 月第2週頃中国への輸出価格が下がったとの情報が
昨年は委員会にとっても本当に激動の年でありまし
入り、17 円台半ばだった段古紙価格が 15%前後下がると。
た。1月に深田理事長が急逝され、2月に大久保理事長
11 月の共販については価格が 15%前後、前月価格との
体制となって旧共販委員会と旧需給渉外委員会が統合さ
乖離があった場合とお見積もりを頂く輸出業者さんが少
れました。それまでは共販委員会には出席していなかっ
数の場合は中止するとの内規があり昨年2回目の中止と
たので月に2回の委員会となってしまいました。
相成りました。今度は逆に段ボール古紙価格については
景気が回復基調となって国際価格と国内価格の乖離が
国内価格のほうが高くなってしまいました。
あり仕入れ価格も高騰していた為、委員会では4月から
さて本年ですが世界景気は同時不況の様相となりしか
内外価格の是正をお願いすべきとの結論となっておりま
も長引くとの予想が大半であります。もしそうであるな
した。
らじっくりと腰を落ち着けて車間距離の確保をする数少
3月 11 日に東日本大震災が発生して古紙は国内供給
ないチャンスであります。また増量が難しい状況である
を優先する方針がとられ、4月の輸出については自粛す
現在、在庫は大変重要であり大事に販売を考えたいと個
ることとなり、内外価格差の是正も絶ち消えとなってし
人的には考えております。
まいました。
委員会では継続案件をこなし、何が起きても冷静な判
また追い討ちをかけるように原発による放射能問題が
断で対処できる委員さんが多いので本年もたくさんのご
発生し、雑誌については5月も輸出中止となったのは記
意見を頂戴したく思っております。また年に 1 度のアジ
憶に新しいところです。
ア定点調査事業を本年も行いますので、需給委員会に多
10 月に入りレンゴーさんがコストアップを吸収する為
数のご参加をいただきますようお願い致します。
7
2012(H24)1-15
No.175
発端となった千葉県から届いた「持ち去り」のクレー
ムをどう受け止めるかから紙面を思いつき、相互が頭に
なって前進していくうちに上に登れる、という意味でス
イッチバックをしよう、そしてPはペーパー、Rはリサ
渉外広報・IT 委員会
委員長 須長 利行
イクル、Uはユニオン、Nはネットワークで「プラン」
。
英語のPLAN(計画)とは文字ちがいですが、語呂は
合っています。
昨年は関東商組の将来を構築中の深田理事長を欠い、
なかなか大変な道のりですが、各地で「持ち去り防止
その後に 3. 11 大震災や放射能汚染の業界への直撃など、
条例」が制定されつつあり、この部会も一石投じている
次々につらい状況がありました。
かと考え、支部長会議の地域に根ざした防止キャンペー
年末から年明けには南欧州経済の国債不安から円高が
ンを計画的に応援していきたいと思っています。
止まらず、わが業界の輸出事業にまで影響を与えました。
安全防災委員会のステップⅠ , Ⅱを学習参観した結果、
当委員会はこの厳しい年明けを迎え、少しでもこの重
その必要性を委員長として痛感し、これもホームページ
圧に耐えられる組合の強化をはかるため、与えられた役
に載せています。
割を限られた人員、予算、そして時間の中で模索してま
これからも経営革新、需給の各活動をいち早く紹介し
いりたいと思います。
ながら、当委員会自体は舞台の後ろにいる黒子のように
渉外部会は活動を特定していませんが、広報と表裏で
気配りを重ねていきたいと願っています。
あり、過去もそのような役割を果たしています。
従って組合を代表してのネゴシエーションは担当しま
せんが、課題に伴う情報や意志の伝達はすすめようと思
います。
IT 活用部会からご挨拶
「かんとう」誌は本号のタイトル、表紙のインパクト
が変り、リニューアルデザインとしてスタートしました。
IT 活用部会
部会長 名古路 勝彦
編集責任の小池副委員長を中心に横断的な委員構成で
他の各委員会活動とアクセスもします。
「読める」機関誌となるよう、近づいた「50 周年」に向
今年、当部会は発足3年目を迎えさせていただきま
けてひとつひとつの号を通して準備していく予定です。
す。そこで来年度においては、組合のホームページをリ
年間4冊を「新年号」
(1月)
「春号」
(4月)
「夏号」
(7
ニューアルする事で、一層見やすく、また今まで以上に
月)「秋号」
(10 月)と発行し、横判に変わった梶野泰一
情報のスピード化・共有化を進めて行きたいと考えてお
会長の写真を楽しんでいただきながら余裕を持って企画
ります。
していこうと思っています。
まずはこれに先駆け先日来の会合でホームページ作成
IT活用部会は、名古路部会長のコメントを得ますが、
上の基礎となる「理念、ビジョン」を決定いたしました。
2012 年ではホームページづくりの本格的な推進をはかり
予算の都合にもよりますが、是非このホームページから
ます。
組合員の方々の社内教育への活用並びに一般の方々にも
年末の定例会では、理念とビジョンを策定し、細目の
幅広く閲覧していただけるような内容のものを作成した
コンテンツをまとめていくための方向づけと意識づけを
いと思っております。
具体するため各委員が熱心に討論しました。
余談になりますが、当部会は委員長・部会長また製作
もとよりいいホームページはそれなりのコストがかか
担当の紙業タイムズ社2名を除く部会員の平均年齢は
ります。次年度の予算の編成が得られましたならば、そ
ちょうど 40 才です。若さ溢れる部会として皆の力を結
の充実は目を見はる内容となるでしょう。
集し今後もより一層業界・組合に貢献していきたいと思
最後に「プラン」編集発行の部会です。関資連と共同
いますので何卒引き続きご指導いただきます様よろしく
作業を続けて早くも7年が経ちます。
お願い申し上げます。
8
2012(H24)1-15
No.175
平成 23 年度 第 6 回 理事会
開催:平成23年10月20日
(木)
関東商組事務局会議室
告について
別紙報告書を「かんとう」ニュース速報と一緒
理事・監事 35名
にFAXにて送付致しますので組合員方々は注意
出席 35名(内、委任出席10名) 欠席 0名
するようお願い致します(関東商組事務局より)
。
④神奈川県紙リサイクル意見交換会(10月4日開催)
(Ⅰ)古紙再生促進センター 関係
●関東地区委員会(9月26日、10月19日開催)に関
する件
・次回は千葉県で開催(11月1日)
⑤紙リサイクルセミナーについて
・日時:平成23年10月7日(金)13:30〜15:55
①関東地区古紙品質調査事業実施数量(平成23年9
月)について
場所:東京商工会議所国際会議場
講演:・次期古紙利用率目標64%の設定経緯及
段ボール:516.18t(計画525t)98.3%、
び今後の取り組みについて
累計 2,797.63t(計画3,150t)88.8%
・古紙利用の環境に与える環境について
新 聞:458.57t(計画495t)92.6%、
・小規模事業所のオフィス発生古紙回収
累計 2,616.26t(計画2,970t)88.1%
②平成23年10月~ 24年3月段ボール・新聞・雑誌の
消費計画について
システムについて
⑥日中古紙セミナーについて
・日時:平成23年10月11日(火)15:00〜18:00
段ボール:23年7月~9月実績・見直計画
場所:憲政記念館講堂
1,872,221t(前年比100.9%)
講演:・中国製紙企業の現状と問題点について
23年10月~ 12月見直計画
・中国古紙回収、流通の現状と課題につ
1,979,913t(前年比102.0%)
24年1月~3月計画
いて
・浙江省の古紙回収の取組みについて
1,795,501t(前年比101.0%)
新 聞:23年7月~9月実績・見直計画
(Ⅱ)関東商組 関係
884,956t(前年比 90.0%)
●審議事項
23年10月~ 12月見直計画
①杉並区における古紙持ち去り禁止命令違反者の氏
949,731t(前年比 95.7%)
24年1月~3月計画
939,180t(前年比100.6%)
名公表への対応について
・関東商組として「持ち去り古紙は買いません」
のポスターを作成し、各組合員に配布。
雑 誌:23年7月~9月実績・見直計画
②支部長会議(10月19日開催)について
553,105t(前年比 98.4%)
◎「古紙持ち去り問題への対応」
23年10月~ 12月見直計画
・各支部で「古紙持ち去り」の実態調査(最近6
560,638t(前年比 97.7%)
24年1月~3月計画
525,348t(前年比102.4%)
③平成23年度(8・9・10月)古紙品質トラブル報
カ月位)を行う(提出11月末)
。
実態調査の結果を踏まえ、関東商組として対応
を検討する。
・
「持ち去り古紙は買いません」のポスターを作
9
2012(H24)1-15
No.175
成し、各組合員へ配布(10月末~)
。
・安全衛生教育セミナー(ステップ1、9月2回
◎需給安定基金加入促進活動について
・目的は需給対策、仕入対策、輸出対策、支部活
動対策等に使う。
実施、ステップ2、10月2回実施)
・秋季リーフレット作成、防火ポスター作成配布。
・KYT(危険予知訓練)について(新規事業、
・未加入組合員に事務局より規約、加入申請を送
付する。
関東商組新年会に開催)
・ヒヤリ・ハット事例集完成版作成(関東商組
◎古紙リサイクルアドバイザー講習会、試験会場設
定について
HP掲載12月予定)
・11月~2月に講習会、試験を実施するにあたり、
会場の設定を10月末までに事務局まで連絡下
●需給委員会(9月28日、10月17日開催)
・10月度仕入指標価格:段ボール11 ~ 13円、新
聞9~ 12.5円、雑誌8~ 10円
さい。
・需給予測部会(10月3日開催)
●報告事項
2011年需給差異は470万tと予測。
①総務財務委員会・正副理事長・需給安定基金運営
委員会・総合運営委員会
●渉外広報・IT委員会
(10月13日開催)
*IT活用部会(10月18日開催)
②支部市況報告について
・組合ホームページの活用を周知徹底すること。
東京都東支部 :支部会開催(需給安定基金の説
・安全防災委員会「ヒヤリ・ハット事例」をHP
明等)。
に掲載(12月予定)
東京都西支部 :11月7日支部会開催。
*かんとう編集部会(10月7日開催)
東京都多摩支部:11月9日東・西合同ブロック会
・174号(10月15日発行)校正
開催。
神奈川県支部 :11月19~22日海外視察研修会開
催(韓国)。
千葉県支部 :10月1日支部会開催。
埼玉県支部 :10月21~22日王子/苫小牧研修
会開催。
群馬県支部 :特になし。
茨城県支部 :10月9~11日研修会開催、12月
13日市況交換会開催。
・発行回数(6回)を2011年より4回(1月、4
月、7月、10月)とする
・175号(平成24年1月15日新年号)編集(表紙
のリニュアールを検討)
*プラン編集部会
・関東商組、関資連合同会報「プラン」
(関東パ
ートナー紙報)
第13号(平成24年1月15日発行)
・編集会議(11月7日開催)
栃木県支部 :11月2日支部会開催。
(Ⅲ)各種統計資料
③近代化推進事業に係る各委員会報告
●経営革新委員会(9月5日開催)
・
「J-BRAND」テスト運用の検証(アンケート
結果協議、関東地区委員会で検討)
・古紙品種分類表作成(サンプル収集)について
・企業力向上研究について(9月16〜17日開催)
*関東商組32社古紙在庫月別報告書(平成23年7・
8月)
*月別在庫推移表(平成23年9月)
*古紙港別・国別輸出通関実績・古紙輸出通関実績
推移(平成23年8月)
*古紙輸出統計(平成23年8月)
・
「5年後の業界についての事業計画案」について
◎次回開催:
●安全防災委員会(8月29日開催)
10
理事会:平成23年11月21日
(木)15:00 ~ 16:30
2012(H24)1-15
平成 23 年度 第 7 回 理事会
開催:平成23年11月21日(月)
関東商組事務局会議室
No.175
・11月15日3社14名(累計94社675名)全原連理事
会(11月28日開催)上程
④平成23年度集団回収感謝状推薦について・・・・・
承認
理事・監事 35名
・推薦地区:東京都西支部(5団体)
出席 28名 (内、委任出席7名)欠席 0名
・公益財団法人古紙再生促進センター関東地区委
員会
(Ⅰ)古紙再生促進センター 関係
●関東地区委員会に関する件
●報告事項
①関東地区古紙品質調査事業価格(平成23年10月~
①総務財務委員会・正副理事長・需給安定基金運営
12月)について
委員会・総合運営委員会(11月14日開催)
段ボール:17,000円/t、協力金1,000円/t
②需給安定基金運営委員会(11月14日開催)
計18,000円/t
・12月1日現在加入状況:加入組合員62社、加入
新 聞:15,000円/t、協力金1,000円/t
計16,000円/t
率53%
・積込費用として20,110,000円を12月20日振込処
②千葉県紙リサイクル意見交換会(11月1日開催)
理する(尚、新規加入者は1年以内対象になら
・会 場:千葉市ビジネス支援センター
ない)
。
・参加者:自治体(千葉県内)
、経済産業省、
③支部市況報告について
環境省、製紙メーカー、関東商組、
東京都東支部 :11月21日支部会開催(リサイク
日資連千葉県資源リサイクル事業協同
組合連合会、全国牛乳容器環境協議会
・講演、調査報告(雑誌・雑がみ組成分析調査結
果)
、意見交換、質疑応答
(Ⅱ)関東商組 関係
●審議事項
①役員選出に係る推薦委員の選出指示につい
て・・・・・承認
・推薦委員選出:各地域(支部)の代表者は12月
12日(月)までに「推薦委員届出書」を提出す
ること。
(地域に属する組合員の過半数の承認
を得ること)
役員選出:平成24年5月17日開催予定の通常総会
(新理事長・副理事長・専務理事の選出は通常総
会終了直後の理事会とする)
ル試験、需給安定基金の説明
等)
。
東京都西支部 :11月7日支部会開催。持ち去り
問題等意見交換会。
東京都多摩支部:11月9日東・西合同ブロック会
開催。
神奈川県支部 :11月4日支部会開催、高値是正
等意見交換会。
11月19 ~ 22日海外視察研修会
開催(韓国)
。
千葉県支部 :11月24 ~ 25日(平泉)支部会
開催。
埼玉県支部 :10月21 ~ 22日王子/苫小牧研
修会開催。12月5日支部会開催。
群馬県支部 :特になし。
②理事長選出規程案について・・・・・承認
茨城県支部 :12月13日市況交換会開催。
・規程案整備の理由:理事長の選任手続きを明文
栃木県支部 :11月2日支部会開催。
化することによって、選任過程の透明性を高
④三紙会(10月27日開催)
め、選任手続きをより公正かつ円滑に行うこと
・裾物三品仕入実績・仕入平均単価・新聞チラシ
である。
③「古紙リサイクルアドバイザー」申請認定につい
て・・・・・承認
重量調査(9月度)の報告。
⑤容リ法改正に係る意見交換会
・日時:10月31日(月)13:00 ~ 14:40
11
2012(H24)1-15
No.175
・
「5年後の業界についての事業計画案」について
場所:全原連会議室
・参加団体:全国段ボール工業組合連合会、日本
(開催:平成24年2月21日)
製紙連合会、古紙再生促進センター
日本再生資源事業協同組合連合会、
●安全防災委員会(10月25日開催)
・防火・救命セミナーについて(11月18日上野消
全原連
防署実施)
。
・改正法施行予定:2013年4月
・今後の対応:
(1)改正に向けて正式な議論の
段階で情報収集し、対応を
・KYT(危険予知訓練)について(新規事業、
関東商組新年会に開催)
・ヒヤリ・ハット事例集完成版作成(関東商組
協議する。
(2)自治体の真意について情報
HP掲載12月予定)
収集する、
(3)リサイクルシステム議員懇
談会の議題にしていく。
●需給委員会(10月26日、11月17日開催)
・11月度古紙輸出について国際経済の影響を受け、
⑥第3回古紙持ち去り問題意見交換会
古紙の市況も急変したため、取扱商社の成約が
・日時:11月15日(火)10:30 ~ 12:30
困難となった。見積り合わせに対して輸出取引
場所:全原連会議室
の申し込みが少なく需給事情等の市況調査がで
・参加団体:東リ協、全原連、関東商組、日資連、
きないと判断し全品目成約しないこととなっ
東京協組
た。
・関東商組の対応はポスターを作成し、各組合員
・11月度仕入指標価格:段ボール11 ~ 13円、新聞
9 ~ 12.5円、雑誌8 ~ 10円
に配布(持ち去り古紙は買いません)
。
・関東商組のポスターを日資連や東リ協会が使用
●渉外広報・IT委員会
する場合、関東商組の承認を得ること。
⑦第1回紙リサイクルシステムの強化に関する調査
・組合ホームページの活用を周知徹底することと
委員会開催
・日時:11月17日(木)15:30 ~ 17:30
*IT活用部会(11月15日開催)
場所:
銀座会議室
・参加団体:学識経験者、経済産業省、製紙メー
基本ソフトの見直し検討。
・安全防災委員会「ヒヤリ・ハット事例」をHPに
掲載(12月予定)
カー、全原連、古紙センター、商社、日資連、
*かんとう編集部会
業界
・175号(平成24年1月15日発行)編集(表紙のリ
・委員会の目的:
「古紙市場安定化に関する調査」
ニュアールを検討)
を踏まえ、自治体の古紙施策の実態を把握しつ
*プラン編集部会(11月7日関資連会議室開催)
つ、古紙需給緩和時や市況の過度な変動への対
・関東商組、関資連合同会報「プラン」
(関東パ
応策を検討すること。
ートナー紙報)
⑧近代化推進事業に係る各委員会報告
第13号(平成24年1月15日発行)編集会議
●経営革新委員会(11月16日開催)
*古紙流通情報交換会(11月21日開催)
・古紙リサイクルアドバイザー試験について各支
・関東商組、関資連合同会議(議題:持ち去り問
部の実施に伴う役割分担。
題等情報交換)
・古紙持ち去り業者公表に関して各自治体の実態
調査・事実確認を行う。
・企業力向上研究について次年度計画・予算案を
検討する。
12
(Ⅲ)各種統計資料
*関東商組32社古紙在庫月別報告書(平成23年10月)
*月別在庫推移表(平成23年10月)
2012(H24)1-15
*古紙港別・国別輸出通関実績・古紙輸出通関実績
推移(平成23年9月)
No.175
24年1月~3月見直計画
933,270t(前年比100.0%)
*古紙輸出統計(平成23年9月)
24年4月~6月計画
*仕入予測数量(平成24年1月~ 3月)
938,382t(前年比109.8%)
雑 誌:23年10月~ 12月実績・見直計画
◎次回開催:
564,500t(前年比 98.4%)
理事会:平成23年12月21日(水)15:00 ~ 16:30
24年1月~3月見直計画
(理事会終了後、忘年会開催予定)
519,494t(前年比101.3%)
24年4月~6月計画
平成 23 年度 第 8 回 理事会
開催:平成23年12月21日
(水)
555,109t(前年比 92.6%)
③関東地区古紙品質調査事業価格(平成23年10月
~ 12月)について
関東商組事務局会議室
段ボール:17,000円/t、協力金1,000円/t
理事・監事 35名
計18,000円/t
出席 27名(内、委任出席8名) 欠席 0名
新聞 :15,000円/t、協力金1,000円/t
計16,000円/t
(Ⅰ)古紙再生促進センター 関係
●関東地区委員会(11月24日、12月19日開催)に
関する件
①関東地区古紙品質調査事業実施数量(平成23年
10月)について
段ボール:498.02t(計画525t)94.9%、
累計3,295.65t(計画3,675t)89.7%
新 聞:430.39t(計画495t)86.9%、
④平成23年度(11・12月)古紙品質トラブル報告
について
別紙報告書を「かんとう」ニュース速報と一
緒にFAXにて送付致しますので組合員方々は注
意するようお願い致します(関東商組事務局よ
り)。
⑤「5年後の古紙業界を考えるシンポジウム」に
ついて
累計 3,046.65t(計画3,465t)87.9%
・日時:平成24年2月21日(火)15:00〜17:00
関東地区古紙品質調査事業実施数量(平成23年
場所:ホテルラングウッド(日暮里)、
11月)について
段ボール:470.64t(計画525t)89.6%、
参加無料(懇親会は別途3,000円)
開催内容:第 1部基調講演、第2部パネルデ
ィスカッション、第3部懇親会
累計3,766.29t(計画4,200t)89.7%
新 聞:458.17t(計画495t)92.6%、
累計3,504.82t(計画3,960t)88.5%
②平成24年1月~ 24年6月段ボール・新聞・雑誌
の消費計画について
段ボール:23年 10月~ 12月実績・見直計画
・地区委員会の委員の方々の参加をお願い致し
ます。
⑥日本古紙品質認定制度「J-BRAND」実施時期
について
・経営革新委員会として地区委員会へ上程、実
2,007,359t(前年比103.4%)
施時期延期お願いの件(当初、平成24年1月
24年1月~3月見直計画
実施予定でありましたが、平成24年7月開始)
1,784,616t(前年比100.4%)
24年4月~6月計画
1,896,580t(前年比101.1%)
新 聞:23年10月~ 12月実績・見直計画
⑦関東資源回収組合連合会(関資連)加入の件に
ついて
・関東商組として検討の上、2月の関東地区委
員会に回答する。
936,802t(前年比 94.4%)
13
2012(H24)1-15
No.175
(Ⅱ)関東商組 関係
東京都多摩支部:1月東・西合同ブロック会開
催予定。
●審議事項
①「古紙商品化適格事業所」「古紙リサイクルアド
神奈川県支部 :12月1日役員会開催(リサイ
クル講習試験会場)1月支部
バイザー」申請認定について
・
「古紙商品化適格事業所」 :12月15日1社
会・新年会開催予定、2月研
1事業所(累計86社252事業所)
修会開催予定。
「リサイクルアドバイザー」:12月15日13社
千葉県支部 :12月16日支部会開催(高値修正)
29名(累計96社704名)
1月20日リサイクル講習試験
②平成24年新年賀詞交歓会について
実施決定。
・日時:平成24年1月19日(木)17:00 ~ 19:00
埼玉県支部 :12月5日支部会開催(リサイ
場所:ホテルラングウッド 2階「鳳凰の間」
クル講習試験決定)。
・式次第、役割分担
群馬県支部 :特になし。
司会:齋藤米蔵、理事長挨拶:大久保信隆、
茨城県支部 :12月13日市況交換会開催。
来賓祝辞、来賓紹介:齋藤米蔵
1月26日新年会開催。
乾杯:栗原正雄全原連理事長、
栃木県支部 :1月支部会開催予定。
閉会の辞:山室泰洋
③近代化推進事業に係る各委員会報告
③第19回TAMAとことん討論会への協賛について
●経営革新委員会(12月9日開催)
・日時:平成24年1月29日(日)
14:00 ~ 17:30
・「古紙品質管理マニュアル」についてIT活用
場所:アウラホール(京王聖蹟桜ケ丘)
・議題:
「もっと減らせるTAMAのごみ
部会との連携でHPへ掲載予定。
・古紙リサイクルアドバイザー試験について経
~古紙は紙の原料です~」
営革新委員会のメンバーは当日試験が受けら
●報告事項
れないため1月11日(水)13:00 ~組合事務
①総務財務委員会・正副理事長・総合運営委員会・
局で試験実施。
第1回推薦会議(12月14日開催)
◎第1回推薦会議について
(山室推薦議長より報告)
・地域別推薦役員枠:本部10名、東支部8名、
西支部4名、多摩支部2名、千葉県支部3名、
・企業力向上研究について来期実施スケジュー
ル(案)予算を検討。
・「5年後の古紙業界を考えるシンポジウム」に
ついて案内状作成。
神奈川県支部2名、埼玉県支部3名、群馬県
支部1名、
茨城県支部1名、栃木県支部1名(計
●安全防災委員会(12月6日開催)
35名)
・KYT(危険予知訓練)について(新規事業、
・役員被推薦者名簿提出期限:平成24年1月31
関東商組新年会に開催)
・ヒヤリ・ハット事例集完成版について(関東
日(火)
・第2回推薦会議開催:平成24年2月20日(月)
理事会終了後)
役員候補者の推薦決定及び役員候補者への承
商組12月上旬HP掲載)
・フォークリフトの特定自主点検の申込状況に
ついて
・作業安全年間ポスター、春季作業安全リーフ
諾書提出依頼
②支部市況報告について
レットについて(「現場力」「安全辞典」)
東京都東支部 :12月1日支部会開催(持ち去
り問題について各ブロックで
●需給委員会(11月29日、12月15日開催)
調査)。
・12月度仕入指標価格:段ボール11 ~ 13円、新
東京都西支部 :1月支部会・新年会開催予定。
14
聞9 ~ 12.5円、雑誌8 ~ 10円
2012(H24)1-15
・11月から12月にかけて高値修正が行われてい
る。支部会及びブロックを開催して仕入れ価
格の適正化を委員会として要望する。
No.175
⑤紙リサイクルシステムの強化に関する調査委員
会業界ワーキンググループ概要
・日時:平成23年12月5日(月)9:30 〜 11:30
場所:紙パルプ会館3号会議室
●渉外広報・IT委員会
議題:古紙関係業界の需給緩和対策について
*IT活用部会(12月12日開催)
◎古紙需給 ・組合ホームページの活用を周知徹底すること。
◎高値入札 ・安全防災委員会「ヒヤリ・ハット事例」をHP
◎雑誌と雑がみの分別
に掲載(12月)
*かんとう編集部会(10月7日開催)
・発行回数(6回)を2011年より4回(1月、
4月、7月、10月)とする
・175号(平成24年1月15日新年号)編集(表紙
のリニュアールを検討)
*プラン編集部会
・関東商組、関資連合同会報「プラン」(関東パ
(Ⅲ)各種統計資料
*関東商組32社古紙在庫月別報告書(平成23年11
月)
*月別在庫推移表(平成23年5月〜 10月)
*古紙港別・国別輸出通関実績・古紙輸出通関実
績推移(平成23年10月)
*古紙輸出統計(平成23年10月)
ートナー紙報)
第13号(平成24年1月15日発行)
◎次回開催:
・編集会議(11月7日開催)
理事会:平成24年1月19日(木)14:30 〜 15:30
④三紙会(11月28日開催)
ホテルラングウッド「彩林の間」
・裾物3品仕入実績及び仕入平均単価(10月度)
講習会:平成24年1月19日(木)15:45 〜 16:45
段ボール:10月前月比102.4%、
安全防災委員会「KYT(危険予知訓練)」
前年比100.0% (仕入実績)
ラングウッド「丹頂の間」
10.79円(仕入平均単価)
新年会:平成24年1月19日(木)17:00 〜 19:00
11月前月比 99.4%、
ホテルラングウッド「鳳凰の間」
前年比 99.5%(仕入実績)
10.62円(仕入平均単価)
新 聞:10月前月比 99.8%、
前年比102.8%(仕入実績)
11.09円(仕入平均単価)
11月前月比103.6%、
前年比 96.1%(仕入実績)
11.01円(仕入平均単価)
雑 誌:10月前月比102.8%、
前年比100.6%(仕入実績)
8.09円(仕入平均単価)
11月前月比 98.1%、
前年比100.1%(仕入実績)
8.06円(仕入平均単価)
・12月ヤード試算資料作成、新聞チラシ重量集
計作成(12月22日開催)
15
2012(H24)1-15
No.175
年・頭・所・感
三紙会運営目標
る創業者と2代目の方が大半で
新年明けましておめでとうご
した。2代目から3代目。そし
ざいます。三紙会の運営につい
組合事業について
て述べます。運営について会員
てオーナーから幹部社員へと変
化してきました。この変化を運
にアンケートをお願いしたいと
営に反映したいというのがアン
考えています。大きな視点で、
ケートの目的です。私は新しい
三紙会に何を求めるのか。三紙
会のあり方や役割などを聞きた
関東製紙原料直納商工組合
諮問機関 三紙会会長
㈱斎藤英次商店 代表取締役社長
斎藤 大介
いのです。小さな視点では、定
発想が生まれるのではないかと
期待しています。
さらに、会員の参加率を高め
たいと考えています。アンケー
例議題の見直しです。今の定例
会は内容が充実していて完成されたものと感じて
トからそのアイデアが出るのではと期待している
います。しかし、何年も同じ事を繰り返しては会
のです。会員の意見を反映した運営を行うように
員の求めるところとズレがでてきます。定例議題
努めていくと会への参加者が多くなるではと思っ
をよりよいものにするアイデアが出てきましたら
ています。興味があることを議論する。テーマ別
見直しをしたいと思っています。他には会議の開
に分科会を作るのもいいでしょう。共通の興味が
催時間などの見直しもよいかもしれません。この
ある人で集まって議論することができます。この
ようにして会員の求める所とのマッチングを定期
会は楽しいなと感じるようにできたら参加者は増
的に行うことがよいのではと思っています。
えるでしょう。参加者が増えてくる。議論が活発
大 き な 視 点 で は、 三 紙 会 に 何 を 求 め る か で
化する。こうなってくると新しい発想がでてくる
す。今の会員の多くは2代目から3代目の経営者
でしょう。
(オーナー)または今後経営者になる人。そして、
人口減少にある我が国です。今までの経営では
会社の中心として実務を行っている社員の会員
うまくいきません。環境変化に適合する経営とは
新しい事をする。変化していくことです。三紙会
(幹部社員)が増えています。
また、2代目よりも3代目が多くなってきてい
がそのための議論の場にできたらと考えていま
るのも特徴です。以前の三紙会は創業世代であ
す。
http://www.kk-sakurai.com/
16
2012(H24)1-15
No.175
11 月 度 定 例 会 日時:平成 23 年 11 月 28 日
(月)
会場:関東商組事務局会議室
10 月 度 定 例 会 日付:平成 23 年 10 月 27 日
(木)
幹事:近藤行輝・美濃紙業㈱ 相田寛文・㈱丸興佐野錦一商店 報告:三枝裕昭・㈱藤川紙業 会場:関東商組 会議室
幹事:高橋徳行・㈱丸十商店
【10 月裾物三品仕入実績】
名口功二・東京紙業㈱
[段ボール]前月比 102.4% 前年比 100.0%
報告:新井英樹・新井紙材㈱
[新 聞]前月比 99.8% 前年比 96.4%
[雑 誌]前月比 102.8% 前年比 100.6%
【9 月度 裾物主要三品仕入実績】
新聞、雑誌抜取横行。段ボール国内値上げに
[段ボール]前月比 99.8% 前年比 100.5%
より中値上昇各地高値散見される。
[新 聞]前月比 105.7% 前年比 102.1%
[雑 誌]前月比 100.4% 前年比 103.6%
【ブロック別仕入平均単価】
各地区発表
【ブロック別仕入平均単価報告】
各地区発表
【パルプ市況報告】
10 月積み対日価格は NBKP,LBKP 共に前
【各委員会活動報告】
月比ダウン。製紙用パルプ価格の指標となる北
業務委員会:上物古紙市況報告、パルプ市況報告
米産 NBKP の 10 月積み対日価格は前月比 $50
研究委員会:新聞・チラシ重量調査の結果報告
ダウンの $820 で決着。当初、前月と同値予定
であったが市況の軟化を受け急遽下方修正への
【新聞・チラシ重量調査 9 月実績 (前年比)
】
方向転換となった。
朝夕刊チラシ計
[読 売]朝夕刊 100% チラシ 98% 計 99%
【上物市況報告】
[朝 日]朝夕刊 101% チラシ 100% 計 101%
板紙除く製紙業界は洋紙、特更及び家庭紙い
[日 経]朝夕刊 100% チラシ 100% 計 100%
ずれも低迷する需要に対し供給面でやや過剰状
態に陥り需給バランスを保持できない厳しい局
【その他】
面にあり、特に印刷用紙は需給改善を内需に頼
11 月 10 日開催の六地区懇談会に向けての案
っている間は歯止めがきかず輸出量の増加がな
内と役割分担報告
い限り人口減少と共にこの傾向は続くと思われ
家庭紙は生産調整等の在庫圧縮策がほぼ不発に
次回の三紙会は【11 月 28 日(月)15 時 00
終わり効果得られぬまま操業する悪循環に陥っ
分〜 17 時 00 分】とする。
ている。
活動内容の予定は以下の通り。
産業古紙の発生状況からみると余剰は無いも
○裾物三品仕入実績報告
のの輸出価格下落を受けオフィス系古紙の国内
○ブロック別仕入平均単価報告
回帰で西から弱含みになる可能性は否定できず
○各委員会活動報告
静岡地区への波及も同様、パルプ代替古紙は予
17
2012(H24)1-15
No.175
あるが、印刷用紙需要の低迷に
断を許さない状況が継続する
より余剰気味に推移。
12 月 度 定 例 会 日時:平成 23 年 12 月 22 日 15:00 ~ 17:00
特 更・切 付:印刷用紙低迷の影響により若干
の余剰感が見え始めてきた。
家 庭 紙:産業系古紙、事業系古紙とも発
会場:関東商組事務局会議室
生は低調であるが、需給にタイ
幹事:水野 晃・㈱山室
ト感はない。
新井英樹・新井紙材㈱
報告:持永 毅・三弘紙業㈱
[財務委員会]
<ヤードコスト調査>
【12 月度 裾物三品仕入実績】
参加 11 社、不参加 21 社、未提出 7 社
[段ボール]前月比 99.4% 前年比 99.5%
[新 聞]前月比 103.6% 前年比 96.1%
[雑 誌]前月比 98.8% 前年比 100.1%
12 月に入っても発生が好転せず、現状在庫
[研究委員会]
<新聞チラシ重量調査>
12 月調査月により、
1 月の提出をお願いする。
もランニング状態。
抜取りも横行しており、仕入に苦戦している状
[広報委員会]
特になし
況。
【ブロック別仕入単価】
【その他】
[H23 年度総会]
各地区発表。
各地区とも入荷が悪いため、輸出単価下落に
3/25(日)開催予定(鬼怒川にて)
伴う仕入の変更は進まず。
【各委員会報告】
[シンポジウム]
[業務委員会]
2/21(火)15:00 ~ ホテルラングウッドにて
<パルプ市況>
経営革新委員会主催『5 年後を考えるシンポジ
NBKP、LBKP とも 11 月積対比ダウンとなり、
ウム』が開催される。
引き続き弱含みで推移している。
紙市況の低迷による製紙の減産を背景に、供
[安全セミナー]
給増となった安値品パルプが中国へと流入して
1/19(木)15:45 ~ホテルラングウッド 2
いる模様。
階「丹頂の間」において、
『KYT(危険予知訓練)
特別講習会』が開催される。
<上物市況>
上白・特中白:発生、消費とも低調であり、低
位でバランスしている。価格面
1/26(木)15:00 ~関東商組事務局会議室
ではパルプ市況に注視が必要。
にて開催
板 紙 見 当:発生低調。調達を不安視するメ
ーカーは多い。価格は現状で推
移。
用紙向け色上:年末商戦が終わり発生は低調で
18
[次回予定]
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No.175
三紙会六地区懇談会報告書
日 時:平成 23 年 11 月 10 日
(木)14:00~17:00
会 場:浅草ビューホテル 祥雲の間
出席者:三紙会より斉藤会長(他 31 名)
、中部地区(14 名)
、近畿地区(4 名)
、中国地区(6 名)、
四国地区(5 名)
、九州地区(7 名)
全原連より栗原理事長 合計 69 名
報 告:名口 功二(東京紙業㈱)
■六地区懇談会
しかし、平成 10 年に循環型社会推進基本法が成
1.【開会の辞】三紙会 斉藤会長
立したことによって市場経済ではなくなっていま
本日は六地区から大勢お集り頂き、ありがとう
す。この法の成立以降は古紙の回収率は殆ど変わ
ございます。
りません。つまり、古紙が絶えず一定の回収率で国
最近の新聞、テレビでは欧州の財政危機が取り
内使用量より多く集まってくる状態になりました。
沙汰されており、また、中国の古紙価格も安くな
基本計画では平成 12 年から 27 年の 15 年間で
ってきており、先行きが不透明であり、我々の商
一般家庭からの廃棄物を 20% 削減するよう義務
売も転換期が来ていると思います。このような時
付けられました。一般家庭から排出されるゴミの
期に六地区懇談会を開催することはとても意味の
45% は紙であり、この紙で 20% 削減すればよい
あることだと思います。我々はこの転換期を生き
と各自治体は考えました。この結果、以前は国内
延びなければなりません。この懇談会でどのよう
で使用される古紙以外は回収されませんでした
に転換していくのかについて大いに議論できれば
が、今では 400 万トン以上、国内使用分以外に回
有難いと思いますので今日はどうぞよろしくお願
収されるようになりました。これらは輸出に向け
い致します。
られることになりますが、2008 年のリーマンシ
ョックでは在庫が膨れ上がりました。また、今は
欧州の財政危機が起きております。この 400 万ト
ン以上の古紙は主に中国に吸収されてきました
が、今年の中国の紙・板紙の生産は1億トンにな
る見込みであり、古紙回収率は昨年 47% でした
が今年は 50% になるだろうと予想されています。
2.【来賓挨拶】全国製紙原料商工組合連合会 栗原理事長
本日は大勢の若手の方が見られており、うれし
く思います。
古紙の状況についてお話します。今まで古紙の
価格、回収量、消費量は市場が決めていました。
19
2012(H24)1-15
No.175
今年の古紙回収量 5,000 トンは日本に大変大きな
下げているが、下げきれていない地区もある。新
影響を与えることになるでしょう。
聞、雑誌も輸出価格が下げ基調であり、各社協調
経済産業省は、国内で使いきれない 400 万トン
して利益確保をしたい。国内メーカーの 12 月発
以上の古紙が輸出で調整されないときどうするの
注量がどうなるのか懸念している。
かを検討する場としてこの 11 月に「紙リサイク
②中部
ルシステム強化に関する調査委員会」を発足する
段ボール
ことになりました。全原連としても急ピッチでこ
仕入価格 8円~ 10 円(12 円)
の問題の対応策を考えなければならないと思って
販売価格 17 円
おります。今後、古紙が余剰になったとき、どう
発生状況 対前月比 99% 対前年比 97%
するのか。リーマンショック以外には全部輸出で
新聞
調整が取れていたので多くの自治体には余剰とい
仕入価格 6円〜8円(10 円)
う概念はありません。今回の国際マーケットの低調
販売価格 15 円
が長引けば認識してくれると思います。古紙ヤード
発生状況 対前月比 98% 対前年比 95%
とメーカーを合わせて余剰を 60 万トンしか吸収
雑誌
できるスペースがないといった実情もあります。
仕入価格 4円~6円(9円)
今、我々が抱えている現状の問題をよく理解し
販売価格 14 円
て頂いて、同業者で仕入競争している時期ではな
発生状況 対前月比 102% 対前年比 98%
いという認識を持って頂き、400 万トン以上の国
段ボールは仕入価格を 2 円上げているところも
内で使用できない古紙を輸出できなかった場合に
あれば、1 円に抑えているところもある。 ついて、真剣に考えて頂きたい。アジア向け輸出
9 〜 10 月は集団回収発生期であったが、台風
が戻ることを祈るとともに、是非、この難局を乗
の影響で 3 品とも低調だった。輸出価格は大幅な
り越えて頂きたいと思います。
値下がりであり、仕入価格の見直しが必要。
③近畿
3.【各地区市況報告】
段ボール
①関東
仕入価格 9円~ 12 円(14、15 円)
段ボール
販売価格 17 円
仕入価格 10 円~ 12 円
(13 円)
発生状況 対前月比 102% 対前年比 98%
販売価格 17 円
新聞
発生状況 対前月比 99.8% 対前年比 100.5%
仕入価格 9円〜 10 円(14、15 円)
新聞
販売価格 15 円
仕入価格 9円〜 12 円(13 円)
発生状況 対前月比 100% 対前年比 99%
販売価格 15 円
雑誌
発生状況 対前月比 105.7% 対前年比 102.1%
仕入価格 6円~8円(13、14 円)
雑誌
販売価格 14 円
仕入価格 7円~ 10 円(11 円)
発生状況 対前月比 100% 対前年比 90%
販売価格 14 円
現状のメーカー注文量は 10 月並みであり、こ
発生状況 対前月比 100.4% 対前年比 103.6%
れからの出荷がどうなるのかといった状況。
段ボールは国内建値が 2 円上がったことを受
仕入高値は採算割れしているので、調整してい
け、仕入下値も 2 円上がった。輸出価格が下落し
く必要がある。
ているので輸出に強化しているところは仕入値を
④中国
20
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No.175
段ボール
仕入価格 6円~7円(8円)
仕入価格 9 円~ 11 円(12 〜 14 円)
販売価格 14 円
販売価格 17 円
発生状況 対前月比 98.71% 対前年比 97.29%
発生状況 対前月比 95% 対前年比 99%
10 月中旬から輸出販売価格は下がっており、
新聞
輸出専門業者は苦戦している。九州内では段ボー
仕入価格 8円〜 10 円(10 〜 12 円)
ル仕入価格を下げた話はまだ聞いていない。九州
販売価格 15 円
では家庭紙メーカーが 11 月から2円値下げする
発生状況 対前月比 79% 対前年比 71%
といった情報もある。
雑誌
仕入価格 7円~9円(10、11 円)
4.
【輸出市況報告】
販売価格 14 円
①関東
発生状況 対前月比 91% 対前年比 93%
輸出価格が急落しており、商社からの見積もり
上記は岡山中心の市況。国内メーカーで新聞販
も少なかったので 11 月は輸出中止。
売価格 15 円に多少の上乗せをしてくれるところ
中国では輸入許可更新前に購入しておこうとす
もある。
る動きもある。
⑤四国
関東商組 需給予測部会では古紙の 2011 年需
段ボール
給差異
(国内余剰)
を 4,703 千トンと推測している。
仕入価格 10 円~ 14 円
②中部
販売価格 17 円
新聞 13.0 円、雑誌 13.8 円。
(新聞、雑誌ともに
発生状況 対前月比 98.7% 対前年比 99.3%
年間最安値)
新聞
名古屋港では洪水の影響でタイからの輸入コン
仕入価格 8円〜 12 円
テナが減っており、コンテナがタイトになっている。
販売価格 15 円
③近畿
発生状況 対前月比 92.8% 対前年比 105.5%
新聞 15.5 円、段ボール 14.0 円。直近ではもう
雑誌
少し下がっている。
仕入価格 6円~ 10 円
④中国
販売価格 14 円
段ボール 13 円台、雑誌 13 円台後半。最近の見
発生状況 対前月比 85.9% 対前年比 10.3%
積もりでは雑誌 14 円第後半と持ち直している。
四国は家庭紙メーカーが多いが、1社が無くな
⑤四国
っており、家庭紙用原料はよくない。
段ボール 14 円、新聞 16 円、雑誌 14 円。ドイ
⑥九州
ツメーカーが生産を落としており、美国中南がド
段ボール
イツから古紙を大量に買い付けた話がある。
仕入価格 8 円~ 11 円(13 円)
⑥九州
販売価格 17 円
10 月に CIF 価格で $30 〜 $50 値下がりがあった。
発生状況 対前月比 94.43% 対前年比 97.07%
新聞
5.
【新聞チラシ重量調査】
仕入価格 7円〜9円(10 円)
関東地区では前年同月比で横ばい、中部地区の
販売価格 15 円
中日新聞では8月にチラシが大幅に落ち込んだ。
発生状況 対前月比 99.43% 対前年比 98.36%
九州地区では西日本新聞が総量で1位であり、日
雑誌
経新聞はチラシが少ない傾向が見られた。他地区
21
2012(H24)1-15
No.175
でも今後、調査をして頂くよう協力要請した。
その他の地区では比較的安定した価格になってい
る。機密文書は入札において非常に安くなってき
6.【持ち去り問題】
ており、有償のものも出ている。
東京都内では 15 区 4 市において罰則付き条例
全原連の理事会では高値入札した自治体に対
の制定がなされている。関東商組では持ち去り古
し、入札価格に上限値を設けてもらう要請文を提
紙は買わないという内容のポスターを組合に配布
出することを検討中である。
している。また、三重県津市で逮捕者が出た事件
は記事になった。しかし、六地区全体では条例が
8.
【閉会の辞】三紙会 近藤副会長
ある市町村はまだ少なく、殆ど問題沙汰にされて
本日は大変お忙しい中、六地区懇談会に遠方よ
いないのが現状である。持ち去り古紙を買い手側
り多数ご参加頂き、
誠にありがとうございました。
が買わないことも重要であり、これからどのよう
また、全原連理事長 栗原様には貴重なご意見を
な対策を取っていくかが重要になってくる。
沢山頂き、ありがとうございました。おかげさま
で各地区の市況報告やその他の議題につき、討議
7.【各地区入札状況】
出来たことを厚く御礼申し上げます。
三紙会より、以下のように横浜市の入札状況を
古紙の輸出価格は急落しており、年末年始には
説明した。
在庫の山を築くことになるかもしれません。この
新聞、雑誌、段ボール、その他の平均値で高値
様な難題を六地区が結束して解決していくことが
16,219 円 / トン、
安値 14,800 円 / トンとなっており、
必要になってきます。
数量については最盛期の 1/2 以下に減っている。
今後の皆様の活躍を期待するとともに閉会の挨
中部地区では高値入札が全体的に減ってきてい
拶とさせていただきます。本日は誠にありがとう
る傾向であるが、儲かるまでには至っていない。
ございました。
22
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No.175
支部だより
関東商組 茨城支部
こじんまりとした家庭的な雰囲気の旅館でおい
青森、秋田視察研修旅行
しい料理を食べた後は、翌日に備え早めに就寝した。
平成23年10月9日〜平成23年10月11日
美濃紙業 高木 昌夫
10 月 9 日(日)
快晴の中上野 9:02 発「はやて 19 号」にて青
森へ出発。車内で昼食に仙台名物「牛タン弁当」
を食べ、定刻通り 12:17 七戸十和田駅に到着。
そこからバスに乗り換え本日の見学予定である
日本三大霊場の 1 つである恐山に向かう。今か
ら 1200 年前に慈覚大師円仁によって開かれた霊
場で、1000 年の昔から「人が死ねばお山に行く」
という素朴な信仰から東北一円にとどまらず、日
本各地から信者の参拝が絶えず、今回は 10 月の
秋詣りの日と重なり多くの人が参拝に来ており、
また、恐山と言えばイタコと言われていますが、
「口寄せ」をしてもらうのにかなりの人が並んで
10 月 10 日(月)
おり、1 時間くらい並んでいても列が進まない様
本日の行程は青森から秋田へ向かう長距離移動
な状況であった。恐山を後にして、本日の宿泊地
の間に色々と見学していく。最初に見学したのは
の浅虫温泉の旅館「小川」に向かう。
太宰治記念館「斜陽館」
。その大きさ、広さ、室
内の作り、使用している材料には昔の大富豪の財
力を見せつけられている気がした。太宰自身はこ
の家があまり好きではないようで、我々庶民に
とってはなんともうらやましい限りである。
続いて向かいにある津軽三味線会館を見学する
が、ここでは生ライブで津軽三味線の演奏を堪能
した。
23
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No.175
10 月 11 日(火)
今日は今回の研修旅行のメインである日本大昭
和製紙秋田工場の見学である。朝 8:00 にホテル
を出発し田沢湖の辰子姫の像を見学した後、角館
市内を観光。武家屋敷や商家の街並み資料館を見
学した後、早めの昼食を済ませ日本大昭和板紙秋
田工場へと向かう。金子工場長、山田主席調査役
の挨拶を受ける。その後、
工場内を案内してもらう。
次に五所川原の「立佞武多の館」を見学。我々
に馴染みのあるねぷたとは異なり、高さにおいて
明治時代にその隆盛を極めたが、電線の普及によ
り徐々に背の低いねぷたになったが、1996 年に
市民によって復元され、1998 年より祭りの名を
「五所川原立佞武多」として 90 年ぶりに復活させ
たそうだ。実際に使用されている3基の立佞武多
は大変迫力のあるものであった。
昼食の後1時間ほどバスで移動し、黒石中町こ
みせ通りを散策した。
「こみせ」と呼ばれる木造のアーケードのある
商店街で藩政時代の情緒あふれる街並みを残して
いた。
716,000 平方メートル(22 万坪)の敷地の中で
ライナー、洋紙の2台体制。ライナーマシンは
39 年使用しているが、改造を重ねているので実
質は最新鋭マシンと遜色のない性能になっていて
年間 39 万 t を生産している。4 層のライナーは
表層はパルプ、2,3 層は古紙、一番下の層は古紙
とパルプの混合である。古紙といっても秋田工場
では古段と雑誌のみを使用しており、秋田県内の
段ボールはすべて当工場で使用しているとのこ
黒石中町を後にして本日の宿泊地、田沢湖高原
温泉郷、駒ケ岳温泉ホテルへと向かった。前日と
は違い大浴場で一日の疲れを洗い流し、おいしい
料理をいただいた。
24
2012(H24)1-15
No.175
と。競合他社がいないので原料調達はかなり有利
でかなりのメリットがあると感じた。他社でも臨
であると思う。ちなみに古紙の入荷は約 1,400t/
海工場にするのには、やはりそれだけのメリット
日だそうだ。出荷する際、現在は未包装だそうで
があるからだろう。
あり、輸送手段としては納期の短いライナーはト
今回の研修旅行は、東北復興の一助になればと
ラック輸送が 80%である。
いう意味合いも含まれており、我々のまわった観
光地や日本大昭和板紙秋田工場も思ったほどの被
害は見られず、安堵した。また、天候にも恵まれ
大変有意義な研修旅行であったと思う。また連休
明けの忙しい日に親切に対応してくださった日本
大昭和板紙の皆さんには、感謝いたします。
洋紙は年間 16 万 t 生産しており、原料はパル
プ 100%でユーカリと杉材のチップを使用。出荷
は納期が比較的長いので 80%が JR での輸送に
なっている。
発電設備に関しては環境に配慮しながら、経費
節減の為色々なものを使用している。現在は石油
が高騰している為石炭にシフトしている。但し、
CO2 の問題がある為に黒液や木屑を使用し削減
に努めている。また、
その他の燃料としてペーパー
スラッジ、カットタイヤなども使用しているそう
だ。
ここの工場は国内でも有数の臨海型の工場なの
25
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No.175
関東商組 埼玉支部
港は 14℃(出発時羽田は 16℃くらい)と、まっ
たく寒くは無く、
『水曜どうでしょう』サイコロ
平成23年10月21日〜平成23年10月22日
株式会社 國光 熊谷事業所 山口 直
の旅のようなリアクションも必要無く、割と暖か
いねぇ。などと到着ロビーで淡々と集合する一団
後方で、独り、弾けた妄想を反省していたわたく
【訪問場所】 北海道苫小牧市
しが今回、研修旅行報告をさせて頂きます。
【見学施設】 王子製紙㈱苫小牧工場
【参加者】(順不同・敬称略)
㈱ブシュー 近藤 豊 ㈱今井 今井文男
永田紙業㈱ 利根川 孝 北海紙管㈱ 牧 信
㈱藤川紙業 竹内喜徳 ㈱富澤 太田吉計
三弘紙業㈱ 中島純雄 ㈱大久保 福浦秀樹
㈱國光 朝倉行彦 ㈱梶谷商事 梶野隆史
㈲北信紙業 高山昭二郎 ㈱丸十商店 伊藤慎一郎
王子斎藤紙業㈱ 四元 修 近藤紙材㈱ 小池 昌志
[車内風景]
新井紙材㈱ 新井英樹 ㈱青木商店 藤澤健二
㈱高岡 菅原武識 ㈱梶谷商事 浅岡 勉
【研修初日】
㈱育峯紙業 毛塚峰男 ㈱新井商店 新井吉樹
空港より道南バスに乗り込んだ一行は一路、苫
㈱ウェル 近藤正基 ㈱國光 山口 直
小牧市へ。
計 22 名
『苫小牧』…初めての方は恐らく読めません。
音読されても書けません。牧とあっても、どうや
ら酪農が盛んな場所ではなさそうです。
地名の由来の一つに、川が流れるこの一帯をマ
コマイ(アイヌ語で「山奥に入っていく川」
)と
呼び、
旧樽前山神社付近には沼があったのでト(ア
イヌ語で「沼」
)の字をつけて「ト・マコマイ(沼
の奥にある川)
」と呼ばれるようになり、今日の
苫小牧になったそうです。
[王子製紙株式会社 苫小牧工場にて]
意味を伺うと、名前から製紙には必要な水の豊
富さが伺えます。
『協調体制の構築と切磋琢磨』を標榜する、近
市東部には大規模工業基地、石油コンビナート
藤新支部長が率いる関東商組埼玉県支部が 2011
(近くにガス田があるそうです)があり、北海道
年研修旅行先に選んだ目的地は北海道。
を代表する工業都市、港湾都市、苫小牧市。
製紙関連の施設も豊富で古紙を取り扱う業界の
その中心部に象徴的に聳える「王子の煙突」に
人間としては学ぶところが多いはず。
近づくにつれ、車窓から見える文字は「王子」ば
いや…
かり…王子製紙の町という雰囲気にまかれてる
はは~ん…さては極寒の地、身を寄せ合うこと
と、バスが停車したのはグランドホテルニュー王
で親睦を図るつもりだな?…
子。昼食はこちらでバイキング。
ならば当方北海道は初体験故、確り研修させて
市の花ハスカップのドレッシングなど、北海道
頂きマス。って
の食材をふんだんに盛り込んだ和・洋・中の幅広
しかし、降りたった北の国・北海道・新千歳空
い料理を堪能。
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◆施設概要
苫小牧工場は創業 1910 年。100 年以上の歴史
に積み重ねられた伝統ある操業技術と最新鋭の設
備を導入して、需要の多様化に対応するパルプか
ら紙までの一貫生産体制を確立。王子製紙の中核
工場として新聞用紙、出版・印刷用紙の生産をし
ています。
原料は、古紙は勿論のこと、チップ(廃材)
、
原木(間伐材)から 6 種類のパルプを製造し配合
しています。また、丸太を原料にできる数少ない
製紙工場です。
毎分 1,700 mという抄速を誇る世界最速の抄紙
機 N-6 マシンをはじめ、計 8 台の抄紙機を有し、
一日 3,623 tの紙生産高がある世界最大の新聞用
紙生産工場です。
[グランドホテルニュー王子 昼食風景]
◆震災の影響について
3 月 11 日の震災の折には、北関東・東北地区
【王子製紙株式会社苫小牧工場】
の王子グループ関連工場は被災し、被害がありま
今回研修させて頂く施設は、王子製紙株式会社
したが、苫小牧工場は工場設備等施設自体には被
苫小牧工場。
害はありませんでした。しかし、専用船の運航停
昼食後、再びバスに乗り込みシートベルトを装
止により製品出荷の停滞と原燃料の調達、特に薬
着する間も無く、正門を通過し工場内多目的ホー
品の不足により二日ほど設備を止めるという影響
ル前に到着。お出迎え頂いた方々に挨拶をさせて
がありました。今では順調に生産をしています。
頂き、ホールへ。
まずは工場の概要をご教示頂きました。
◆古紙について
古紙は、道内はもとより関東地区さらには、中
部地区からも集荷されており、全体の約 60%が
関東地区からの古紙です。有明港から苫小牧港へ
船便で輸送しています。
品質に関しては、無作為に選定したベールを開
梱して検査を実施しており、関東品とりわけ埼玉
県産(?)の古紙は比較的良好との回答を頂きま
した。埼玉県支部組合員の努力の賜物ではないで
しょうか。関東地区古紙ではないですが断続的に
金属が混入するという不具合が続いています。
◆近代化産業遺産群
近代化産業遺産群とは、日本の近代産業の礎を
築いた建造物、機械などを産業遺産として産業史
や地域史を軸に物語化をしてまとめたもので、苫
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小牧工場は、大正 6 年から平成 10 年まで使用さ
れていた旧(赤レンガ)事務所や明治 43 年から
現在も稼働している国内最古の産業用水力発電所
など、13 の構成遺産が「洋紙の国内自給を目指し、
北海道へと展開した製紙業の歩みを物語る近代化
産業遺産群」として経済産業省に認定されました。
◆工場内視察
[古紙置場]
出迎えて頂いた方々に、謝辞を述べられず工場
を後にしたのは心残りでしたが、三度、バスに乗
り込み一行は道央道を北に一路札幌へ。
ホテルにチェックインした後、初日の研修が無
事終了した打ち上げにキリンビール園へ。日が落
ちると少し寒く、ライトアップしたテレビ塔を眺
め、札幌に来たと実感。
歴史を学んできたともいえる研修初日を締め括
るのはやはり歴史。北海道遺産(次の世代に残し
たい北海道の宝物 との事)
、ジンギスカン。
[施設内にて工程説明]
工場敷地だけで東京ドーム 32 個分 65 万㎡と広
大な為、バスで移動しながら主な施設に寄り、懇
切丁寧な説明をして頂きましたが、ただ、ただ圧
倒されるばかりでした。
熱々の鍋が、香ばしい匂いを漂わせている。舌
が、喉が、胃袋が欲している。
乾杯が合図となり、流れ込むビール。鍋で融け
[送木水路:工場内丸太が流れております]
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ていくラード、鍋に置かれていく野菜、ラム肉。
焼きあがった肉を、野菜をたれにつけて頬張る。
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ベタですが、あの曲が…Dschinghis Khan(独)
のジンギスカン流れて…
ひつじが小躍りして胃の中に入っていきます。
昼食のバイキング、夕食のジンギスカンと、荒く
れ者な名を冠する食事で腹を満たした者達は、肉食
系男子の復権よろしく、すすき野原へ狩りに…
もとい、組合員は同士の親睦を深める為、三々五々。
【研修二日目】
天気予報は雨。どんより空の下、観光組は、広
くなったバスに乗り込み、テレビ塔、大通公園、
時計台と札幌の名所を観光しながら、
一路小樽へ。
途中合流したゴルフ組は雨に降られる事も無
く、親睦を深め合えた様子。
飛行機搭乗までは搭乗手続きとお土産選びで時
間が過ぎ、気が付けば、羽田空港で、お疲れ様で
したの声。それぞれ帰路に就いた。
◆研修旅行を終えて
はじめての北海道。でかかったです。渋沢翁の
したり顔、なぜか頭に浮かびます。
300 世帯ほどの漁村から人口 17 万人の工業都
市への発展、さらには日本の文化・経済の発展
を牽引する役割を苫小牧工場が担ってきた事を、
100 年という歴史と伝統、そこから続く最新技術
日本海に面し、古くはニシンの漁業基地として、
の一部を僅かな時間でしたが垣間見る事ができ、
近代では石炭の輸送やロシアとの交易で栄えた港
非常に勉強なりました。更には製紙業の一翼たる
湾都市小樽。太平洋側が栄えた今日、小樽運河や
古紙業界を先人が創り上げてきた事への感謝と、
旧日本郵船小樽支店等、往時の繁栄を偲ばせる歴
その一員として環に参加している事を改めて自覚
史的建造物が多く、また全国的に有名な菓子店が
できました。
軒を連ねており、観光地として国内だけでなく、
今回の研修旅行に際し、ご案内頂きました苫小
中国、台湾、韓国からの観光客も呼び込んでいた。
牧工場の皆様、各方面への依頼、調整等ご尽力頂
雨が降り始める頃、車両は小樽を後にし、約 1
いた王子エコマテリアルの皆様をはじめ、牧さん、
時間ほど揺られて再び札幌へ。
青山さんありがとうございました。
やぎのマークの塵芥車と擦れ違い、時計台を通
そして支部長、研修幹事をはじめ参加者の皆様お
過した時より車内がざわついた。
疲れ様でした。楽しかったです。また参加させて
札幌場外市場でお寿司を食し、新千歳空港へ。
下さい。ありがとうございました。
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委 員 会 トピックス
経営革新委員会
委員長 梶野 隆史
企業力向上研修
経営革新委員会では、平成 23 年9月 17,18 日
に幕張セミナーハウスにおいて企業力向上研修会
を開催致しました。損益計算書を元に異なる5つ
の経営環境(A:国内販売のみ,B:国内・輸出
の販売が 50%ずつ,C:輸出 100%,D:仕入れ
数量が1割減,E:粗利益が1円 /kg マイナス)
において経常利益を赤字にしないような経営を行
うには「どのような経営方針でいくか?」
また、
「取
り組むべき経営上の課題とその対策をどのように
するか?」という研修を行いました。参加された
方は、第1回目よりも内容の濃い議論をしており
ました。下記は参加された方の感想です。
《第 2 回企業力向上研修会に参加しての感想》
村梶 純平・
(株)
國光
研修課題としてピックアップされた5つの課題
は、全て輸出・国内出荷を絡めたテーマとなって
おり、また現状に沿った課題である事から、各グ
ループは課題に取り組みやすかったと思います。
2日目のグループ発表については、他グループが
どのように課題をクリアーしたか、とても興味深
く発表を聞くことができました。
私のグループに与えられた課題は「輸出 100%
で出荷を行う事」と、漠然とした内容でした。与
えられた課題をどうクリアーするか、グループ4
人から様々な意見が飛び交い、グループ内での打
ち合わせは盛り上がったと思います。輸出のリス
クを考え「輸出がいい時」
、
「輸出が悪い時」の2
パターンのシュミレーションを考える事ができた
のも、グループ内での打ち合わせで積極的な意見
交換ができたからではないでしょうか。
泊りの研修であった為、グループ内でのコミュ
ニケーションも深く取れ、とても貴重な経験がで
きたと思います。
三枝 裕昭・
(株)
藤川紙業
9/16 ~ 17 に掛け幕張セミナーハウスにて関東
商組、経営革新委員会主催の「企業力向上研修会」
30
に参加させて頂きました。
まず初めに財務諸表に関する基礎知識等を約 1
時間、講義頂いた上でグループに分かれてモデル
データの分析から収益確保への方策をグループで
検討しました。
5グループに分かれ私は D グループでした。
同じグループには㈱梶谷商事の坂田さん、㈱山室
の宮下さん、㈱ウェルの近藤さん、我々のグルー
プテーマは「1割数量が減少する中で経常益をプ
ラスにする事を目標とする。
」というものでした。
これには条件があり仕入価格は 15%上昇する。
輸出単価は現状より ¥3/ ㎏高く売れる、もしく
は ¥3/ ㎏安くなる。燃料費は 10% 上昇させると
いった物でした。また他グループも異なるテーマ
で行われました。
グループ内では、いかに固定費を減らすか?販
売に際しての国内外販売対応は?等、どう対応し
たかについてはこの場ではお答えしませんが同じ
グループの皆さんと案を出し合うなかで色々な考
え方に触れられて、とても有意義に行わせて頂き
ました。
翌日はグループで行動計画表、収益分析表を作
成、その後グループ毎に発表を行い終了となりま
した。
他のグループ発表も多種多様で面白い仕上がり
となっていました。
今回、この研修会に参加させて頂き、置かれて
いる環境を具体的に把握し動くことの重要性を感
じました。
2012(H24)1-15
安全防災委員会
安全衛生教育セミナー
ステップ1・ステップ2を受けて
藤井 康夫・
(株)
藤井
平成 23 年9月3日と 10 月1日の土曜日の午後
1時からステップ1、ステップ2と2回に分けて
安全衛生教育を受講させていただきました。
講師は富取治郎先生で、
初めてお会いした時は、
作業服を着てらしたので、ビルの清掃の方かなと
思ってしまいました。服装でもびっくりしました
が、講演ではさらにびっくりすることになりまし
た。
まず初めにビデオを見ることになりました。こ
れで 20 分位眠れるかなぁと思っていましたが、
とんでもない。ビデオを見て、登場人物の人柄や
職責を考えて、何が足りないのか、グループで討
議して下さいと言われ、参加者全員が真剣にビデ
オを見ることになりました。
次に5つの各グループの討議した内容を発表し
合いました。ここでも富取先生のご指導は、型破
りです。発表のみで、意見や質問、批判は一切な
しとの事でした。私の知る限り、こんなルールは
初めてです。先生の服装から始まった演出効果は
充分に発揮されていたと思います。
今回の安全衛生教育セミナーで意見や質問、批
判はしないで、どんなに小さな事でも話題にする
事が大切で、本音が言える風通しのいいコミュニ
ケーションを行い、よりよい職場環境を作る事が
安全衛生につながって行く第一歩なのだと学びま
した。
また、富取先生のお話は本音と建前(きれい事)
の使いわけを考え、事故は起きて当たり前だとい
う想定をして、お客様の顔を思いながら、安全作
業を進めて行く事が、望ましいとおしゃっていた
と思います。
セミナーに参加された方々は、すでに各会社の
第一線で業務に携さわっている現役バリバリの方
たちで、安全作業、労働災害に対しての認識は高
く、寒い日、暑い日、雨の日など、日常の作業に
おける密度の濃い空気が、ひしひしと伝わってき
ました。将来の古紙業界がさらに、発展して行け
るのではないかと思いました。
梨本 竜範・
(株)
梨本
防火・救命セミナー 2011 が 11 月 18 日
(金)に、
東京消防庁上野消防署で行われました。当日は曇
り空で、晩秋の寒さが肌身にしみる天候でした
No.175
が、17 社 36 名の出席で 13 時 25 分集合のところ
13 時 10 分には消防署付近の広徳児童遊園にて受
付が終了、参加者のこのセミナーに対する心意気
を痛感しました。
会場となる上野消防署に入り、最初に(株)山
博の山室安全防災副委員長の挨拶があり担当消防
署員の方のセミナーの概要説明後、外に移動し
て消火器の使い方を水の入った水消火器を使っ
て、炎の形をした木の板に水を噴射して倒す訓練
を全員で 30 分ぐらいやり、会場に戻り通報訓練、
仮の電話を使い指名された方 10 人位がそれぞれ
119 番をして救急車か消防車を呼ぶ訓練を 30 分
ぐらいしました。どちらの訓練も冷静な対処が必
要だと思いましたが、その緊急時に冷静な自分が
いるか自信がありません。
休憩後に応急救護訓練を行うために、モニター
で事例を数例見て、人形を使用しての気道確保、
人工呼吸、胸骨圧迫による心肺蘇生法、AEDの
操作の訓練を3人一組で1時間ぐらい行ったので
すが、人形が2体しかなかったので全員が体験す
ることはできませんでしたが見学者も間違えを指
摘したりして、体験できなくても皆真剣でした。
心臓マッサージは力強くリズムよくやらないとい
けないとわかりました。
最後に火災予防講和と質疑応答があり、指定可
燃物について、工場火災の事例、火災予防では特
に交流 200 Ⅴの動力電源を使用する機器の低圧進
相コンデンサが設置後 30 年以上経過している物
が火災原因になることが多いので注意してくださ
いとのことでした。
今回のセミナーと似たものを私は8月に墨田区
の方で受けたのですが、短期間に2回講習を受け
ても、やはり冷静な処置対応ができるとは思えま
せんが、何も知らない時よりはスキルアップして
いるのではないかと思います。今回、貴重な体験
の場を設けて下さった安全防災委員会の方々有難
うございました。
防火・救命セミナー 2011
金原 大介・
(株)山室
平成 23 年 11 月 18 日、今年で第2回目となる
安全防災委員会の防火・救命セミナーに参加させ
て頂きました。上野消防署にて署員の方に、『初
期消火訓練』
・
『通報訓練』
・
『応急救護訓練』のセ
ミナーを行って頂きました。
初期消火訓練では屋外訓練施設に移動し、実際
に水消火器を使用して消火訓練を行いました。最
初に、署員の方から私たちに消火器の持ち方・使
31
No.175
い方について質問がありました。参加された多く
の方が社内で消火訓練を行っているようで、消火
器の持ち方・使い方については特に指摘される部
分はありませんでした。しかし、次の「消火器は
どの位の時間、噴射出来ますか?」という質問で
は 15 秒~3分と様々な回答が出ました。また、
「消
火器の噴射距離は、どれ位でしょうか?」という
質問でも5m~ 10 mと様々な回答が出ました。
署員の方の回答は、水消火器では約 30 秒の噴射
時間で、噴射距離は約6~8m、粉末消火器では
約 15 秒の噴射時間で、約2~4mの噴射距離と
いう事でした。消火器の種類によって噴射時間・
噴射距離が異なるので会社に戻ったら確認してみ
て下さいという事でした。弊社の消火器を確認し
てみたら、粉末消火器で約 15 秒の噴射時間、約
3 ~ 6 mの噴射距離でした。消火訓練は火に向かっ
て消火を行うだけでなく、水消火器での消火に適
した距離を保ち、逃げ場を確保しながら低姿勢で
火元を見て消火を行う事を学びました。また実際
に火事の時は、消火を行うだけでなく、消防署に
連絡をする人、消火器を火元に集める人と役割分
担が大切な事も学びました。消火器 1 本で消火出
来ない場合でも何本か集まれば、慌てず初期消火
に当たれると感じました。また火が天井等に廻っ
てしまったら、初期消火は諦める事も大切という
事も学びました。
通報訓練(救急要請)では、救急車・消防車の
呼び方を学びました。現在、救急要請は年に約
100 万回あり、そのうち約3割が携帯電話からの
救急要請ということでした。都内(多摩地区を除
いた)から 119 番通報をすると1箇所のコールセ
ンターで処理されるそうです。初めて知ったので
すが、携帯電話からや県境から東京都に救急要請
をする時は 119 番の前に 03 を付けて通報すると
東京都のコールセンターに必ず繋がるそうです。
都内では、救急車を呼んだ方がいいのか迷う時や、
近くの病院が解らない時などには『#7119』
に掛けると相談・対応してもらえる事も知りまし
た。実際に電話を使用してのシュミレーションで
は、住所を「○○区○○1-1-1」と伝えると
聞き間違いを起こしやすいので、
「○○区○○1
丁目1番1号」と番地を伝えると良い事を教わり
ました。また、救急の場合では患者の状態も報告
し、状況によっては電話が折り返される事もある
ので連絡先も直ぐに伝えられると良い事も学びま
した。交通事故の場合では、住所を確認するのに
電柱を見たりしますが、最近では自動販売機の下
にも住所が表示されているそうです。
32
2012(H24)1-15
応急救護訓練では、人形を使用し人口呼吸の仕
方・AED(自動体外式除細動器)の使い方を教
わりました。東京都では、救急車が到着するまで
に平均 7 分係るそうです。7 分経つと救命の可能
性は 15%以下に下がるそうですが、救急車が到
着するまでに、救命処置をする事により可能性が
上がるそうです。実際にダミー人形を使用し、①
意識の確認、②助けを求め、119 番通報と AED
のお願い、③軌道確保と呼吸の確認、④人口呼吸、
⑤心臓マッサージ、⑥ AED の使用を学びました。
私は2年前に1度、AED の講習をボランティア
の関係で受けました。今回、講習を受けてみると
多くの事を忘れているのが解り、再確認出来た事
は、とても良かったと感じました。また AED は
1歳の小児から使用でき、心臓を挟むように胸と
背中にパットを貼ると良い事も改めて知る事が出
来ました。心臓マッサージについても、1歳未満
は中指と薬指で乳頭と乳頭の真ん中から指1本足
側をマッサージする事や、1歳から8歳までの小
児は片手で行う事なども再確認出来ました。心臓
マッサージは、倒れている人が目を開けるか体を
動かすまで実行する、または救命員が到着するま
で続けるとの事で、かなりの体力を使う為、廻り
の人と交代で行う事が良いのも学びました。救命
員が到着したら AED を使用したか報告すること
でスムースな救命のリレーが出来るという事でし
た。
最後に署員の方から東京都における指定可燃物
についてと、私共ヤードに似た倉庫での火災事例
を挙げて頂き、出荷原因・火災の教訓等を説明頂
きました。私共が取り扱う古紙プレスは火が着く
と、なかなか消すのが難しい事や、火災によって
積み上げられたプレスの倒壊も考えられるという
事でした。また、ベルトコンベアに使用されてい
るゴムは非常に燃えやすいとの事でした。事例に
あったコンセントに埃や水分が溜まり、トラッキ
ング現象を起こす電器火災も、埃が多い私共ヤー
ドでは考えられる出火だと感じました。
今回の防火・救命セミナーに参加し、色々な事
を学び、忘れていた事を再確認する事が出来まし
た。実際に消火作業や救命を施す状況に遭遇して
いませんが、慌てず誰よりも早く、率先して行動
を起こす自信がつきました。
セミナーに参加でき、
とても良かったです。今後もセミナーを継続して
頂き、また2年後3年後の再確認をさせて頂きた
いと思います。
2012(H24)1-15
No.175
全原連 BIR(ドイツ)参加報告書
2011年10月23, 24, 25日
BIR(Bureau of International Recycling)
とは
BIR とは、1948 年に設立された再生資源業者
を会員とする国際団体です。現在の会員数は、世
界 70 か国に 800 の企業及び各国の再生資源団体
で構成されています。現在の会員の半数以上が過
去 10 年間に会員に加入した企業及び団体です。
2010 年に新たに会員に加わった企業及び団体は
90 社になります。ヨーロッパ大陸以外の会員数
は 40%以上になります。
BIR の本部はベルギーのブリュセルにあります。
会員数がこの 10 年間に大幅に増えた要因とし
て、世界中の各国で環境問題、リサイクル問題が
社会的な問題として、注目され、それぞれ取り組ま
れてきた中、再生資源物の輸出入や商取引上の協議
の場として、存在感を発揮し始め、また、世界的
に BIR が再生資源物業界では、
重要な団体として、
認知されてきたのが、近年著しく注目を受ける団
体となったと思われます。
BIR 自体「Bureau of International Recycling」
というようにいくつか Division と Committee が
あ り、Ferrous( 鉄 ス ク ラ ッ プ )Non-Ferrous
Metals( 非 鉄 ス ク ラ ッ プ )Textiles( ウ ェ ス )
Paper(古紙)の 4 つが Division。Stainless Steel
& Special Alloys( ス テ ン レ ス 鋼、 特 殊 合 金 )
、
Plastics(廃プラ)
、Tyres(廃タイヤ)の3つが
Committee で構成されている。会員数のほとん
ど が Ferrous( 鉄 ス ク ラ ッ プ )Non-Ferrous
Metals(非鉄スクラップ)を取り扱っている企業
が多い。
Paper については、アジアから正式加入してい
る企業は、現在なく、Ferrous(鉄スクラップ)
の部門で、日本鉄スクラップ工業会が正式加入し
ています。
今回ミュンヘン大会の参加者は 870 名でした。
BIR の活動について
国際的な再生資源ビジネスにおける窓口とし
て、各国から認識されています。また、再生資源
ビジネスを促進する機会を提供し、お互いの交流
を深める場となっています。
国際的なリサイクルに関するあらゆる法制度、
貿易取引、技術的事項、業界のトレンドを会員に
いち早く伝える立場になっています。
また、BIR では、今回我々が参加した RECYCLING
CONVENTION & EXHIBITION を年2回開催してお
ります。我々全原連は次回のローマ大会より正式
会員になります。
ミュンヘンには大久保 3 泊、塩瀬、大津 4 泊と
超過密なスケジュールでしたが日本で国際大会を
行うための百聞は一見にしかずで 3 人にとって勉
強になりました。 (大久保信隆・大津正樹)
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
訪問先 ドイツミュンヘン 代表者(参加者)
株式会社 大久保 大久保信隆
大和紙料株式会社 塩瀬 宣行
株式会社 紙資源 大津 正樹 ミュンヘンについて
面積は 310 km?, 人口は約 135 万人。名実共に、
ベルリン特別市、ハンブルク特別市に次ぐドイツ
第 3 の都市で、
特別市(一市単独で州を構成する)
を除けば最大の人口である。
傾向の強いドイツ国内ではあるが、バイエルン
州では、ミュンヘンとそれ以外の都市との規模の差
が大きい。このため、ミュンヘンは州規模でもプ
ライメイトシティ
(一極集中型都市)となっている。
失業率は他都市と比べ相対的に低く、警察のモ
ラルも高いためか、ドイツ国内でも 1、2 を争う
ほど治安が良い。
各種インフラも整備されており、人事コンサル
ティングのマーサー・ヒューマン・リソース・コ
ンサルティング社による「世界で海外駐在員が最
も住みやすい都市」サーベイで 2006 年は 8 位に
選ばれている。
ザルツブルク、インスブルック及びドイツとイ
タリアを結ぶ交通の要衝であり、ヴィッテルス
バッハ家の宮廷都市として栄えた。ドイツのみな
らずヨーロッパ文化の中心地の一つである。
ミュンヘンの中心地マリーエン広場には 1909
年完成の新市庁舎がある。そこにはドイツ最大の
仕 掛 け 時 計 が あ り、11 時 と 12 時( 夏 季 17 時 )
にはほぼ人間の大きさの人形 32 体と鐘で結婚式
を再現している。
また、王宮
(レジデンツ)
に併設されているバイ
エルン州立歌劇場は、ウィーン国立歌劇場に次ぐド
イツ語圏最高のオペラハウスと評価されている。
旧市庁舎近くには姉妹都市のヴェローナにちな
み、
ヴェローナを舞台とする
『ロミオとジュリエッ
ト』のジュリエット像がおかれており、これに花
を供えると恋の願いがかなうと信じられている。
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No.175
10月23日 14:00
The westin grand munich にて BIR 受付開始
会場にて BIR 会長と秘書を紹介していただき
タイヤ、ステンレス等、各分野の会議が3日間に
お土産を贈呈、ペーパーディビジョンの会場確認
わたって行われた。
とヤングトレーダーミーティングへの参加登録
我々は最終日 25 日のペーパーディビジョンに
金属、非鉄金属、紙、繊維、プラスティック、
参加登録
受付会場の様子
若手経営者会参加受付(大久保社長、塩瀬社長)
ホテル会場入口
BIR 事務局の人と中央・大津正樹専務
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10月23日 19:00
ウェスティングランドホテルにてプレスカクテルパーティーに参加
(プレス関係者のカクテルパーティーに参加 )
BIR の役員を紹介していただく、右下は塩瀬氏
と歴代 BIR 会長の写真
会場の様子
プレスの人達パーティー
大久保社長と塩瀬社長
フランスの代表
ドイツの代表
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No.175
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BIR 国際リサイクル会議 (秋季ラウンド・テーブル・セッション)
ミュンヘン 2011 年 10 月(23)24 日~ 25 日
講演者リスト
10 月 24 日(月曜日)
繊維部会
• Dina Mehta, Textile Consultant, European Outdoor Group(スイス)
• Kilian Hochrein, Environmental Affairs, W.L Gore & Assoc. GmbH(ドイツ)
プラスチック委員会
• Tilman Baehr, Hamburg Ministry of Urban Development and Environment(ドイツ)
• Dr. Rainer Koehnlechner, Managing Director, Hamos GmbH(ドイツ)
非鉄金属部会
• John Woehlke, General Manger, Evermore Recycling(米国)
• Michael J. Jansen, Managing Director and Head of Metals Research, JP Morgan(米国)
• David Wilson, Director Metals Research, Societe Generale(英国)
ステンレススチールおよび特殊合金員会
• Sven Tolin, Chief Statistician, International Nickel Study Group(ポルトガル)
調停委員会
• Benoit Van Asbroeck, Attorney at Law, Bird & Bird LLP(ベルギー)
10 月 25 日(火曜日)
国際環境委員会
• Dr. Kathanina Kummer Peiry, Executive Secretary, UNEP/Secretariat of the Basel Convention
(スイス)
• Alvaro Rodriguez de Sanabria, FER(スペイン)
鉄部会
• Prof. Dr. Karl-Ulrich Kohler, CEO, Tata Steel Europe Ltd.(オランダ);
Vice-President, EUROFER; Member of the Board, Worldsteel Association
• Stefan Schilbe, Chief Economist, HSBC Trinkaus & Burkhardt AG(ドイツ)
古紙部会
• Dr. Wilhelm Demharter, Head of Environmental Projects, UPM GmbH(ドイツ)
• Herman van der Meij, Commercial Sales Director, Viridor UK(英国)
• Francisco Donoso, Managing Director, Reciclajes Dolaf SL(スペイン)
• Nobutaka Okubo, Japan Recovered Paper Association(日本)
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2012(H24)1-15
No.175
10月24日 19:00
レジデンスミュージアム(宮廷)にてウェルカムパーティーに参加
複数名と名刺交換と話をしたが、金属関係の人
が多く見受けられた。
古い西洋の雰囲気を漂わせる宮廷で行われたこ
のパーティーはまるで映画の舞踏会の様
世界中から約500名参加
会場内
レジデンス夜間パーティー
BIR 今期の会長(右二人目)
宮廷壁画の会場
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2012(H24)1-15
No.175
10月25日 14:30
ペーパーディビジョン会議に参加
ペーパーディビジョン会議には世界各国から
最後に大久保社長によるプレゼンテーションが行
40 名程参加しており、他分野に比べると少々少
われ、日本の古紙消費量や回収、輸出実績など約
なく感じられた。
20 分間による発表
会議は約2時間に及びドイツ、英国、スペイン、
冒頭の挨拶で東日本大震災に対して各国に対す
によるプレゼンテーションを視聴後
るお礼を述べられた。
講演する大久保理事長
講演する大久保理事長
古紙関係役員
発表会場
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2012(H24)1-15
No.175
日中古紙セミナー開かれる
10 月 11 日 (公財)古紙再生促進センター 古紙再生促進センターが主催する「日中古紙セ
の生産国となった。製紙業における古紙パルプの
ミナー」が 10 月 11 日、東京都内において開催
使用比率も年々高くなり、昨年の古紙の総消費量
された。中国の製紙・古紙業界の関係者らが講演
は 6,631 万トンで、パルプ消費量に占める古紙パ
し、三百名超の参加者と情報交流を行った。講師
ルプの割合は 63%に達した。2000 年から 2010 年
らの話によると、今後、中国の製紙業は「数量拡
までの 10 年間で古紙パルプの消費量は四倍近く
大型」から「品質主導型」の成長に転換し、成長
に増え、紙パルプの消費量は 46%から 63%まで
ペースは緩やかとなるものの、2015 年の生産量
増えている。
は 1 億 1600 トンほどになる見通しだ。
中国の古紙回収は、すでに沿岸部の地域におい
て回収率は高まっており、今後は品質改善や中国
全土での回収率の底上げが課題となっている。古
紙の回収網が急速に広がり、輸入品から国内品へ
の移行が進むことで、輸入古紙が頭打ちとなる
「2015 年問題」は現実味を帯びてきそうだ。
日中古紙セミナーでは、
中国から来日した製紙・
古紙業界関係者など四氏が講演。基調講演に夏占
友(シャ・ザンユウ)氏(対外経済貿易大学教授、
アジア経済共同研究院副院長)がマクロ経済的な
古紙の供給源は国内の供給から海外の輸入の双
視点から中国経済の概況に触れた。講演①では孫
方に支えられている。中国は最大の古紙輸入国で
建波(スン・ジャンポウ)氏(中国再生資源回収
ある。中国が輸入する古紙は世界が供給する古
利用協会、古紙事業部主任)が古紙回収業界の現
紙の 3 分の 1 を占める。米国の古紙輸出総量の
状と展望について、講演②で牛慶民(ニュ・チン
50%以上が中国に輸出される。2010 年に国内製
ミン)氏(中国造紙協会副理事長、江蘇省造紙業
紙企業が消費した古紙は 6,631 万トン、税関統計
界協会会長)が製紙業界の現状と展望について話
によると輸入された古紙は 2,435 万トンであり、
した。講演③では「浙江省の古紙回収の取組み」
古紙消費総量の 36.7%を占めた。このうち、米国
と題し、李偉 (リ・ウェイリヤン)氏(浙江省
からの輸入は全体の 41.5%、日本からは 14.4%、
再生資源集団有限公司業務部マネージャー)が浙
EUから 29.9%を占めている。このことから分か
江省における古紙リサイクルの現状を話した後、
るように、中国の古紙需要は国内と国外の二つの
質疑応答では、参加者から活発な質問があり、有
供給源から満たされている。
意義な情報交流が行われた。以下は、講演①〜③
中国のリサイクルシステムはほぼ基本的な段階
の講演概要である。
を確立している。近年、中国政府は全国的にモ
講演①「中国古紙回収、流通の現状と課題」
孫
デル都市をつくって、地域型回収拠点を作るな
建波氏(中国再生資源回収利用協会 古
ど、
再生資源の回収システムの確立を進めている。
紙事業部主任)
2010 年末までに、すでに 44 都市に 36 の地域大
中国は紙・板紙の生産及び消費大国となり、
型回収拠点や、22 の集配センター、181 の分別セ
2009 年の生産量は初めて米国を超え、世界最大
ンター、33,000 の回収ポイントを建設し、回収ネッ
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2012(H24)1-15
No.175
トワークを確立させた。今後は中国政府の再生資
への周知と指導を強化することが必要となってい
源業界への支援が高まるとともに、古紙回収業界
る。中国政府は役所や地域コミュニティ、学校を
は大いに発展していくであろう。今後の課題とし
モデルケースとしてごみの分類を進めており、資
ては、以下のとおり。
源をリサイクルするルートを確立し始めた。
①関連制度の未整備…現在、中国には古紙リサイ
クル企業を監督する専門の管理部門はない。国内
の業界団体は組織運営や調整業務を行うだけであ
る。循環経済促進法というものは公布されたが、
これは業界の総合的な規定であって、実際的な、
実用を踏まえた法律は制定されていない。そして
多くの部門が共同でこの業界を管理している。再
生資源回収管理法にも消費者、回収業者、生産者
の責任を明確に規定していない。
②制度化された品質分類規格や検査方法がない…
統一した分類基準や検査方法がなく、取引コスト
日本との取引プラットフォームの構想も
が高くなっている。回収業者は発生元と品種に
また各国との協力については、国際的な情報プ
よって板紙、古新聞、段ボール、雑誌、印刷工場
ラットフォームを確立していく。中国再生資源利
の切れ端、段ボール工場の切れ端など、簡単に六、
用協会はリサイクル企業と川下企業との情報や取
七分類している。少数の大型回収企業は独自の品
引のための情報や取引のためのプラットフォーム
質基準を設定し、彼らはその立場を利用して有利
の構築に尽力してきた。
日本の業界団体とともに、
な交渉を行っている。中国、米国、日本の 3 カ国
古紙利用企業のために良好な環境を提供すること
の古紙分類基準を比較すると、
米国は四十七種類、
を望んでいる。また先進国から設備と技術の導入
日本は 27 種類に分けており、中国は細分化され
を望んでいる。日本や米国のこの方面の技術は、
ていない。
世界をリードしている。特に日本の企業は古紙の
③回収ルートが円滑でなく、業界管理は初級レベ
中の、禁忌品を除去する技術に力を入れ、古雑誌
ル…大部分の回収業者は規模が小さく分散してお
の利用率を引き上げている。例えば、ガムテープ
り、古紙は消費者の手からいくつもの過程を経て
や油紙、蝋紙についても我々には再利用する必要
選別センターに運ばれている。選別センターから
がある。機械で選別することによって、今後さら
製紙メーカーまでさらに 2、3 回の再回収を経な
に効率を上げていきたい。
ければならない。中国の古紙回収業者の主体は個
講演②
「中国製紙業の現状と
“第 12 次 5 カ年計画”
人事業者や農民。この種の分散した手作業による
の発展の趨勢」
牛慶民氏(中国造紙協会
経営方式が、古紙需要が高まるにつれ、業界の発
副理事長、江蘇省造紙業界協会会長)
展を妨げている。例えば技術レベルが低く、生産
今日はお話することは中国の製紙業の現状と第
性が悪く、汚染が酷い、エネルギー消費の多い、
12 次 5 カ年計画の発展の趨勢について。製紙技
物流効率の低いものであるため。また個人事業主
術というのは中国の古代四台発明の一つ。現在、
が利益獲得のために紙や水などの異物を染み込ま
中国の製紙業関係者は健全で持続的な発展を遂
せることが暗黙の了解になっている。
げ、環境に優しい製紙業を構築すべく頑張ってい
④民衆の古紙回収意識と知識の欠如…中国の民衆
る。
の廃棄物リサイクルへの理解と認識が欠けてい
中国製紙業の原料の割合は、中国は森林資源が
る。良識ある市民でさえ、古紙を科学的にどのよ
乏しく製紙用の木材が不足している。しかし、農
うに分類するかが分かっていない。このため民衆
業大国であることから、食料加工廃棄物やわらが
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非常で豊富で、また中国の紙・板紙の生産量は多
した。例えば、江蘇省は製紙において非常に重要
く、古紙回収のポテンシャルは非常に高いといえ
な場所であり、
たくさんの大きな製紙企業がある。
る。紙・板紙の生産量は大幅に増加し、中国の繊
江蘇省には玖龍紙業、理文造紙といった企業があ
維原料の供給可能性も非常に大きくなって、原料
るが、これらの原料供給の問題を解決する必要が
構造も好転してきた。わらパルプである非木材パ
ある。そのためにいくつかの働きかけをした。中
ルプのシェアは 1980 年の 60%から 2010 年には
国の国内の古紙の品質というのは日米に及ばな
15.3%に減少。古紙パルプは 1980 年の 15%から
い。そこで、これらの企業はもともと海外の古紙
2010 年の 62.7%に上昇した。2010 年の木材パル
を使っていたが、2007 年に私達の業界が先頭に
プの使用量は 1980 年に比べ 14 倍の増加となった。
立ち、江蘇省紙聯再生有限公司を設立し、大手の
このように中国の紙の品質の向上が効果的に促進
回収専門会社を通じて、全省の古紙回収業務に対
されている。環境保全宣言書のために中国の製紙
して標準化された指導、
管理を行うようになった。
業界では原料構造を調整し、環境汚染が深刻なわ
このようにして古紙回収の品質、利用率を向上さ
らパルプの生産を制限、淘汰し、古紙を原料とし
せ、江蘇省の持続的、健全な発展を促したのであ
てきた。中国の製紙業の発展とともに、
ここ 10 年、
る。江蘇紙聯は設立以来、回収元の団体から品質
中国の古紙の輸入量は非常に多くなった。
しかし、
確保に力を入れて、品質安定を前提とした回収率
中国の製紙業界の原料の輸入古紙への過度の依存
の向上を図っている。江蘇省の回収率は、2008
を低減し、国内の回収率を高めるために、国家発
年の 55%から 2010 年には 60%まで上昇。全国的
展改革委員会は 2007 年に公布した「製紙業の発
にも高いレベルとなった。現在、江蘇紙聯は自社
展政策」において、古紙回収に関し、次のように
のコミュニティの回収網を設立し、2,500 カ所の
提起している。『国内の古紙回収を拡大し、国内
回収網がある。
それに印刷包装用紙の産業系古紙、
の利用率を向上し、そして輸入古紙を合理的に利
それからスーパーマーケットの事業系古紙という
用する。そしてこの回収分類基準を制定し、また
三大古紙の回収ルートを形成した。それに 40 カ
古紙回収の法規を制定し、古紙回収取引市場を構
所の古紙選別ステーションを作っている。さらに
築して、古紙回収の標準化を図る』ということを
古紙を選別圧縮して、製紙工場の古紙の品種に対
打ち出している。この政策によって、中国の製紙
するニーズにもとづき配送を実施している。この
の古紙リサイクルというのは、生き残りをかけた
ように江蘇省はすでに完全な製紙業の循環経済の
戦略的な高みから捉えられるようになったのであ
サイクルが出来ている。
る。
さらに古紙を標準製品とするために、この会員
企業とともに江蘇省では古紙回収基準というのを
設定した。これは国内初の試みであり、その結
果、玖龍紙業、理文造紙などの企業はかつて一ト
ンも使っていなかった国産の古紙の割合が現在は
40%に達している。そして 2010 年までに江蘇省
での古紙回収量は 109 万トンに達し、すでに国内
最大の古紙回収の専門会社の一つとして江蘇省の
古紙回収率と品質を向上させている。また江蘇省
の方法を展開促進させるために、政策を策定する
国家発展改革委員会が、江蘇紙聯に対して 100 万
江蘇省で回収ルートを確立、回収率は 60%に
トンの製紙用古紙回収プロジェクトというものを
手探りで進めるなかで、中国国内の回収利用と
指示している。これは数 10 年以来、ある業界に
いうのは大きな進展を遂げ、新たな方法も打ち出
対する初めての指令で、この投資額は 1,006 億元
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で、14 の近代化された国際レベルの国際回収分
らない。中国政府は今どのようなプロジェクトを
別センターをつくるというものである。そしてe
支援しているか。それは「林紙一体化」
、つまり
コマースを提供し、江蘇省の古紙回収システムを
林業と製紙業の一体化である。
一新するものである。
③三つ目にはこの計画期間中、中国はまさに工業
2010 年に古紙を原料とする外装ライナーや中
化と都市化の急速な発展段階にある。経済規模の
芯原紙、白板紙の生産は、2009 年に比べて 405
拡大に伴い、紙や板紙の需要も増えていく。これ
万トン増加した。一方、輸入古紙は、2009 年は
により製紙業はいっそう発展するだろうと信じて
2,750 万トンだったが、
10 年は 2,435 万トンであり、
いる。西側先進国の経験では、紙や板紙の消費
315 万トンに減っている。これは、海外の古紙依
量と国民経済は同時に発展するということであ
存度が下がっているということで、中国が古紙の
る。第 12 次 5 カ年計画の終了までに、中国人一
純輸入国であったが、大きな転機を迎えたという
人当たりのGDPは 5,000 米ドルに達し、紙・板
ことであり、この意義は大きい。中国はここ数年、
紙の消費量は 83 キロに達する見込みである。こ
製紙業と回収業界でどのようにして国内の古紙回
の数値は高くなく、400 キログラムの消費量を誇
収利用率を向上させるか、利用率を上げるかとい
る国もある。2015 年の中国の紙・板紙消費量は 1
うことに関して非常に努力をしている。中国の国
億 1,470 万トンに達する見込み。年平均成長率は
情にあった古紙の回収利用モデルを模索し、大き
4.57%に達する。そして紙・板紙生産量は 1 億 1,600
く進展してきた。
万トン、年平均成長率は 4.59%になる見込みであ
製紙業の第 12 次 5 カ年計画の趨勢
る。
製紙業が第 12 次 5 カ年計画の期間中、いかに
発展するかについて、業界関係者の話としてお伝
えしたい。中国の製紙業は 2007 年に初めて生産
量が消費量を超えた。これにより製紙業は長い間
の品薄状態から脱し、転換期となった。これまで
中国の製紙業は需給バランスを取るため急成長を
遂げた。2007 年以降、生産と販売のバランスが
とれるようになり、生産量が消費量を上回り、構
造調整期に入って、低品質で経済効率が低い資源
消費の大きい汚染の深刻な設備を停止させた。中
国の製紙業はこの第 12 次 5 カ年計画期間中に次
古紙回収率は 40%から 47%まで引き上げ
のような課題を抱えている。
この 10 年の間、中国の製紙業は急成長してき
①中国製紙業にとって戦略的転換期であり、
「数
た。しかし、産業構造の最適化や高度化は加速し
量主導型」から構造調整し、
高品質の
「品質主導型」
たものの、原料の過度な輸入依存となった。こ
へとシフトしていくことだ。第 11 次 5 カ年計画
れは中国の製紙業の発展のネックとなる。その
の期間とそれ以前は毎年の年間の増加率は 10%
ため、中国は今後、木材パルプの割合を増やし
だった。しかし、このようなことは今後起きない。
て、国産古紙の回収利用を増やし、最終的に木材
②製紙業の今後のエネルギー供給、
繊維原料供給、
パルプと古紙をメインにし、非木材パルプを補助
環境保全など複数の成約を受けるため、発展の規
とする原料構造を実現する。国産古紙の供給拡大
模は第 12 次 5 カ年計画期間中においては、資源、
は第 12 次 5 カ年計画における主要な任務である。
エネルギー、環境負荷と発展のポテンシャルを考
2015 年までに中国の古紙回収率は現在の 40%か
慮しなければならない。資源の合理的配置や環境
ら 47%に拡大される見込みだ。これは全国的な
と調和をとれた発展に力をいれていかなければな
状況である。2015 年までに古紙パルプ、木材パ
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ルプ、非木材パルプの割合は、2010 年の 63%、
古紙の輸入業務から国内回収に経営の重心移す
22%、15%から 64%、24%、12%に調整される。
浙江省再生資源集団有限公司の古紙業務は、
そのうち国産古紙パルプの割合は 38%から 41%
1996 年にスタートしている。初期は輸入古紙の
になる。
販売を主としており、2000 年には年間輸入古紙
講演③「浙江省の古紙回収の取組み」李偉 (リ・
が 12 万トンに達し、輸入業者としてトップレベ
ウェイリヤン)氏(浙江省再生資源集団
ルにあった。輸入古紙の価格が上昇するにつれ、
有限公司業務部マネージャー)
政府がリサイクルシステムを構築することを求め
浙江省再生集団有限公司を代表し、浙江省およ
てきたので、我々も経営の重点を徐々に古紙回収
び当社の古紙回収についてお話ししたい。浙江
ネットワークシステムの構築の転換し、国内の大
省は中国の中でも製紙が盛んな省の一つであり、
手製紙メーカーとの間に安定した販売ルートを築
メーカーは 800 社以上、紙・板紙の生産量は 1,500
いた。2010 年の当社の回収販売量は 10 万トン。
万トンに及ぶ。浙江省の製紙業は相対的に杭州、
2011 年 1 〜 8 月までの回収販売量は 5.6 万トンで、
寧波、嘉光といった杭州湾の周辺一体の交通の便
年間回収量は 12 万トンに達する見込み。当社が
がよいところに集中している。主な地域として
管理する古紙の分類加工センターは紹興ヤードと
は、杭州の白板紙の産業クラスターでは永泰紙業
金華ヤード、杭州ヤード、温州ヤードの 4 カ所。
が代表的で、海塩地域の段ボールの代表企業は景
販売メーカーは永成紙業、上海中隆紙業といった
光紙業という会社である。また寧波地域のコート
会社である。古紙の品種は主に段ボール、新聞紙。
白ボール産業の代表的企業はAPPである。衢州
分類加工センターは半自動のベーラーが 3 台、全
市の特殊紙生産基地の代表としては仙鶴紙業とい
自動ベーラーが 1 台、フォークリフトと輸送車両
う会社がある。そのうち富陽市は、浙江省の製紙
が数台ある。当社の古紙業務の経営目標は 2015
工業のなかでも非常に集中した地域であり、全省
年までに古紙回収販売を 20 万トン以上にのせる
の生産量の 50%を占め、特に白板紙の生産量は
ことである。
国内でも非常に重要な地位を占めている。中国の
〈質疑応答〉
マクロ経済の持続的な成長のなかで、中国の製紙
Q:
「中国はいろいろな国から古紙を輸入してい
企業の特に大企業は拡大ペースを速めており、生
るが、国や地域によって、また国内を含めて古紙
産能力の増大は非常な速さで進んでいる。中国は
の歩留まりにどのくらい差があるか。
」
繊維資源が相対的に不足しているため、供給能力
A(牛氏)
:
「歩留まり率については、米国と日本
がニーズに追いついていない状況である。この繊
は安定していて 82%前後。国産の古紙は数年前
維原料は、中国の製紙業発展を成約するネックと
では歩留まり率は 50%前後だった。当時、中国
なっている。原料の現状を分析し、供給ルートを
はわらパルプを主に使っていた。このわらパルプ
増やすということが中国の製紙業界の第 12 次 5
を回収しリサイクルし、何度も使用していると歩
カ年計画の重要な課題である。
留まり率が下がるため。3 年前、浙江省の製紙業
現在、中国における古紙リサイクルの発展は不
はわらパルプを使わなくなり、海外古紙を大量に
均衡であり、沿岸地区の発展が比較的早くなって
輸入するようになり、国内古紙の歩留まり率も今
いる。浙江省の古紙利用率は大幅に上昇し、全省
は高まっている。玖龍紙業、理文造紙の国内古紙
の製紙原料のうち、76%が古紙を使っている。こ
を使った歩留まり率は 80%に達している。」
の数字はオフィシャルな数字ではないが、全国の
Q:
「中国の製紙業はこれからも伸びていくとい
38%のレベルを大きく上回っており、浙江省は世
うが、その中でも最も大きく伸びる品種は。」
界でも古紙利用率が最も高い地域の一つである。
A(牛氏)
:
「中国の製紙業というのは、ここ数年
全省では毎年、1,000 万トンの古紙が消費され、
は輸出により伸びてきた。工業用の包装用紙は中
環境保護に寄与している。
国から軽工業品を輸出するためだった。将来的に
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は中国の市場で伸びるものとして、やはり家庭紙
に、ウェブサイトのデザインなども含めて出来上
である。人々の生活水準の向上に伴って都市化が
がってくる。
」
進展し、また都市の消費の考え方が農村にも影響
を与える。それから工業包装用紙も伸びる余地が
ある。というのは、現在、若い人はネットショッ
ピングするが、これが製紙業にとって一番よい。
小さなものでも 3 つぐらいの包装紙を使う。これ
がまた回収されることになる。現在、奨励してい
るのはパルプで、海南島にAPPのパルプ製造拠
点、UPMなどいくつかの拠点を作っている。
」
Q:
「中国ではトイレットペーパーなどの家庭紙の
原料は、木材パルプが中心だと聞くが、古紙を利
用しない理由は。
」
Q:
「中国の古紙回収は民間による回収が主体だ
A(牛氏)
:「家庭紙はこれまで中国ではわらパル
が、地方政府などの行政が回収に絡むことはある
プを使っていた。大変少量だが、輸入した木材パ
のか。
」
ルプで高級品を作っていた。当時、収入や所得も
A(牛氏)
:
「古紙の回収について、ここ数年の間
低かったため、あまり高級品は使われていなかっ
に政府が重視するようになった。日本から古紙を
た。中国人の生活レベルが高まるとともに、やは
買うときに価格が上昇することにも政府は注目し
り高級品も増える。河南省、山西省、寧夏回族自
て、製紙業を発展させるためには原料を重視しな
治区といった中部地域では大量のわらパルプを
ければいけなくなった。これまで民間が古紙の回
使って家庭紙を作っているが、経済が発展してい
収を行い、特に農民が都市に入って、低いレベル
る広東省、浙江省、上海、江蘇省などはやはり木
の技術で勝手に製紙業を始めていた。しかし、中
材パルプを使っている。古紙パルプでも生活用紙
国政府は日本に研修に来たり、業界の人材研修を
を作っているのは、江蘇省、山東省の一部の地域。
受けたりすることで、政府が主導的な立場に立つ
これはほとんどトイレットペーパーの原料で、パ
べきことを認識した。江蘇省では初の商務省が指
ルプ原料のものはレストランなどで使われてい
定した再生資源モデル都市となり、2,500 世帯あ
る。ティッシュペーパーはほとんどが木材パルプ
たりに 1 つの古紙回収センターを設立している。」
で作られている。」
Q:
「マクロ経済から見た経済成長の分析は、古紙
Q:「中日の古紙業界がお互いに情報交換できる
のニーズについても参考になるのか。紙・板紙の
という取引プラットフォームの具体的なイメージ
成長率を 10%から 5%程度に落とすということ
は。」
だが、古紙回収率も同様に伸びるのか、古紙輸入
A(孫氏)
:「実はもうできているが、いくつか問
量の絶対値も減っていくのか。
」
題がある。一つは専門性が欠如している。中国の
A(夏氏)
:
「第 12 次 5 カ年計画というのは 2010
様々な再生資源の取引ネットワークがあり、鉄・
年から 2015 年の間に中国経済は、5 〜 6%の伸び
非鉄、廃プラなどがある。そして日中、あるいは
がふさわしいと考えている。8%では高すぎる。
世界の取引プラットフォームの建設を提唱してい
中国の製紙の今後五年間というのは、4.9%の成
るが、もっと専門的なネットワークを実現したい。
長率となる。現在、中国の企業は現在品薄の商品
これはウェブサイトを立ち上げ、政府から一部支
はなく、全て供給過剰にある。最近の今年 1 〜 9
援も得ている。国際間の協力を推進することが必
月この影響は非常に大きい。毎年平均 4.9%の成
要であるが、各国の産業政策の公表や価格情報の
長率というのは、内需の拡大で、これは中国の成
国際協力がもっと必要である。これから半年以内
長はもともと輸出主導型であった。まず第 12 次
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5 カ年計画の間に小規模企業を閉鎖し、市場の伸
計の数値がまだ整備されていない。それが投機的
びる余地を作り、発展させる。原材料は、輸出さ
な動きを招き、変動が大きくなるのではないか。
れる古紙は少なく、国内で古紙の使用量が多くな
古紙の統計整備の進め方についての考え方は。」
る。つまり外に出なければ、国内に残るわけであ
A(牛氏)
:
「数年、悩まされている。中国は非常
る。それから将来の原料構造をどうするか。中国
に大きい。古紙としては 70 〜 80%が段ボール、
の製紙の市場は国際化し、一番標準化した業界に
新聞紙である。私達の造紙協会や研究機関で、ど
なっていくと思う。というのは、紙を輸出して、
のようにしてデータを取るか検討してきた。日本
古紙が入ってくるというはじめから国際化した業
の古紙再生促進センターの方にも聞いたが、統計
界であったからだ。今後は世界の紙の価格の上下
が間違っていると、意思決定が間違ってしまう。
に伴って動くことになる。
」
この統計で生産量は問題ないはず。それから古紙
Q:「輸入古紙の品質トラブルはどういうものが
の輸入も税関統計があるので問題ない。唯一、輸
起こっているのか。
」
出製品が包装されてどのくらい出るか。これにつ
A(李氏):「具体的な例を挙げると、09 年に欧
いては、
書面のものを出さないことが問題である。
州から輸入した古紙にガラス破片が大量に混入
古紙は税金の申告書を出せば輸出ができ、売れて
し、それを除くために数人が怪我をした。また他
しまえばそれでおしまいなわけである。それに工
の問題点として、輸入古紙はこれまで日本品の輸
場の中には納税意識に欠けているところもある。
入量は多くなっている。品質の問題は、国内古紙
今日の数字は、正確度は高いとはいえるが、江蘇
はたくさんあり、雑物や水を入れたり、好き勝手
省や発展した地域、江蘇省、広東省、上海などで
なことをやっているが、これも改善されてきた。
は、この回収率は高まっている。というのは紙の
輸入古紙にも品質問題が指摘されるようになり、
質が非常によく、
システムもよく出来ている。メー
規格どおりの古紙を提供してもらえなかったり、
カーもその地域内にあり、これらの省については
日本からの輸入した古紙にもやはり問題があった
データも正確であるが、他省についてのデータの
という他のリサイクル業者が訴えていた。やはり
保証ができない。しかし、全体的に中国の古紙回
信用を重んじて、取引をしたい。もちろん国内の
収のデータというのは、割合正しいといってもい
古紙にも問題があり、
そういった回収業者は今後、
い。私達の組織も日本に学んだような正しい数字
発展する可能性はなくなるだろう。
」
を出したいと思う。下から積み上げた数字という
Q:
「中国は非常に需給の変動が大きく、価格の
ことであるが、それが非常に難しいというのが現
動きも大きいが、その原因の一つとして中国の統
状である。
」
発信者
東芝情報機器株式会社
東日本営業統括部 首都圏支社
〒 135 − 8505 東京都江東区豊洲 5 − 6 − 15
(NBF 豊洲ガーデンフロント 7 階)
TEL 03(5144)3490 FAX 03(5144)3287
システムソリューション第二営業部 担当:生田
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恵方道
秩父まつり崩れ式甲山に雨上る
地に足をつけ暮したし福寿草
福参り狸の寺に一茶の句
恵方道信号二つ坂一つ
雪降つてをり童心のなしとせず
斎藤 大介
土方
江の島の 空舞うトンビ 灯台に
絡む景色は 春の訪れ
玄海の 世相のごとき 波の音
被災者に いまだ届かぬ 義援金
あお
中田 章
十四江
空青く色とりどりの山姿 田沢湖のみず碧く輝き
み く じ
お神籤の引く手もどかり初参り 吉と出たるに顔がほころぶ
おごそ
た ま じ ゃ り
厳かに玉砂利ふんで杉木立 伊勢の神社に秋風たなびく
わらべ
えが
音もなく静かに積もる初雪に 童 の頃を窓に描かん
水越 盛行
やますがた
須長 利行
−業界川柳を六首ほど−
ステップ3 ヒヤリハットする 決算書
この春は 貼らずにいたい 意地価格
視察での アジア会議で 議事(疑似)英語
団塊人 五年後いるの? 飲みなかま
製品の 価格上がらず 意気下がる
次世代の 手本になるぞ じじ世代
ゆめをみる子のほほ照らす初明かり
詠人知らず
泉 巖
「 J-BRAND
」私も欲しいと女房言い
落札し売り値下がって音を上げる
洪水を債務不履行古紙を下げ
利益より数量優先古紙業界
初日の出 武蔵(ムサシ)輝く 車坂(上野山)
辰年は ブータン殿下おみやげに
(ドラゴン)
基彦
片山 淑夫
大久保 信隆
金澤
新春の光まばゆき富士の雪
お年玉できればこれもクレジット
揚げ凧に 去年今年の 願いのせ
(こぞ)
たつ
昇り龍日本の明日を 引き揚げよ
祈りを込めて 手を合わせる
新春を 迎える北国
幸ありと メール届かぬ 友を思って
結び髪 ほどいて娘も 大学生
小池 茂男
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No.175
新春歌壇
No.175
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新春歌壇
十年振り いまさら着れば ニューファッション
「かんとう」
の 表紙改め 年新た
日本人 ほめられてるのに 数が減り
フランス人 ラブの国なり 子が生まれ
ドイツ人 稼ぐ哲学 あてにされ
ギリシャ人 オリンパスより オリンポス
アメリカ人 金持ちだけの ティーパーティ
イタリア人 オーソレ見よと 空さいふ
中国人 モーたく(毛沢)さんと ねたみ買い
北朝鮮 三金交代 国やつれ
プラン部会員
組合の 裏方楽し よしおさめ
古紙よりも 「チップ」に眩む 三代目
組合の 明日が楽しみ 孫世代
読み人知らず
資源難 資金回収 それも難
ユーロ安 ロンドンオリンで 円一位
シード権 未納してきた ボク欲しい
老犬が 「ちゃん」と呼ばれて 若いふり
マラソンで 正月だけの 母校愛
スマートフォン ボタンどこだと 裏を見る
表紙変え 気持ち変えても 同じ顔
ドラゴンの 年が来る前 そびえタツ
回収量 減ってなおさら 減る差益
かんとう部会員
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No.175
故新井清会長 社葬
の小林正夫氏が弔辞を述べ、昭和 41 年に旧
十條板紙(現日本大昭和板紙)の古紙調達責
任者で苦労している時に直納問屋になっても
らった思い出を披露した。
関東製紙原料直納商工組合を代表して理事
長の大久保信隆・㈱大久保社長が喜寿と金婚
式を記念して出版した
『我が人生に悔いなし』
から、終戦直前に軍隊に入営し多くの同期兵が
戦死する中、日本電気の工場勤務で生き残り、
去る 11 月 29 日に 85 歳で死去した故新井
昭和 24 年に退職して創業、逆境を克服して
清・新井紙材㈱会長の社葬が 12 月 18 日午後
本社ビルを完成させた経歴を紹介した。
1時半から、東京都港区南青山の青山葬儀所
葬儀委員長で全国製紙原料商工組合連合会
で催され、生前親交のあった製紙原料業界の
の栗原正雄・栗原紙材社長は業界の発展に尽
関係者ら 330 人の会葬者が故人に別れを告げ
くされたことを伝え、喪主の新井重夫社長が
「悔いのない人生でした」と謝辞を述べ焼香
た。
製紙業界を代表して元日本製紙社長・会長
編
集
した。
後
記
新年あけましておめでとうござ
をもって感じた年でした。反面、 最後に「かんとう」は本号より
います。今年もよろしくお願い致
世界中の人々の支援やはげましの
します。
言葉をテレビなどを通して知り、 報・I T 須長委員長の元そして
昨年の1年間は、3月に起きた
名前も知らない国の人々が日本の
IT 活用名古路部会長と連携を取
東日本大震災、津波による原子力
為に心を痛め、祈ってくれている
りながら、新しい項目そして読み
発電所の事故など大きな災害が起
姿に心が震えました。
やすい紙面にしていきたいと思っ
こりました。リーマンショックか
世界は繋がっているのだと、前
ておりますので、今後もかんとう
ら少しずつ立ち直ってきたかなと
を向いて自分の出来る事を行い、 編集部会に御協力の程よろしくお
思っていた矢先の出来事で日本に
感謝の気持ちを忘れずお互いに助
願い致します。
とって大きな痛手となったことは
け合っていかなければいけないこ
皆様のご多幸を祈りつつ年頭の
確かです。以前にも書きましたが
とを改めて教えられた1年間であ
ご挨拶とさせて頂きます。
自然の驚異、人間のはかなさを身
りました。
48
表紙が変わります。これからも広
小池 茂男
2012(H24)1-15
No.175
迎 春
新井紙材 株式会社
代表取締役 新
井 重 雄
東京都港区麻布十番2-7-1
TEL 03-3408-5862
株式会社 新井商店
代表取締役 新
井 勝 夫
東京都台東区根岸5-14-13
TEL 03-3873-9111
株式会社 育峯紙業
代表取締役会長 毛
塚 育 男
代表取締役社長 毛
塚 孝 男
茨城県古河市小堤315-14
TEL 0280-98-2632
FAX 0280-98-2635
株式会社 今 井
代表取締役社長 今
埼玉県さいたま市浦和区
針ヶ谷1-1-14
TEL 048-831-5468
市川紙原 株式会社
原 正 幸
千葉県市川市平田1-20-11
TEL 047-322-3301
王子斎藤紙業 株式会社
代表取締役社長 白
砂 一 樹
東京都新宿区新宿1-34-8
新宿御苑前ビル3階
TEL 03-3226-6611㈹
株式会社 大久保
代表取締役社長 大
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成24年 元旦 (アイウエオ順)
株式会社 海 原
代表取締役社長 海
株式会社 國 光
原 健 二
群馬県館林市新宿1-9-34
TEL 0276-73-0047
株式会社 梶谷商事
代表取締役社長 梶
野 隆 史
東京都杉並区堀ノ内3-13-3
TEL 03-3315-4411
株式会社 金澤紙業
代表取締役社長 金
澤 基 彦
神奈川県藤沢市白旗4-2810
TEL 0466-81-0865
久保信隆
東京都荒川区東日暮里1-40-5
TEL 03-3891-1188㈹
代表取締役 木
下 茂
神奈川県川崎市幸区戸手4-12-18
TEL 044-544-5611
株式会社 共益・商会
代表取締役社長 赤
染 清 康
東京都品川区南大井6-8-11
TEL 03-3763-9431
栗原紙材 株式会社
代表取締役 栗
原 正 雄
東京都荒川区東日暮里1-27-9
TEL 03-3806-1751
株式会社 小池商店
代表取締役 小
代表取締役 朝
倉 行 彦
東京都台東区東上野1-28-12
TEL 03-5816-7055
株式会社 近藤商店
代表取締役社長 近
藤 國 宏
東京都台東区元浅草4-2-8
TEL 03-3843-3866
株式会社 斎藤英次商店
代表取締役 斎
藤 大 介
千葉県柏市柏6-1-1
TEL 04-7186-6701
株式会社 齋藤久七商店
株式会社 木 下
井 文 男
代表取締役社長 栗
昨年中はいろいろ有難うございました。
池 茂 男
東京都新宿区新宿1-20-2
TEL 03-3354-9321㈹
代表取締役 齋
藤 順 孝
東京都荒川区東日暮里4-14-2
TEL 03-3806-2897
株式会社 齋藤商店
代表取締役社長 齋
藤 米 蔵
東京都千代田区神田神保町1-46
TEL 03-3293-7701㈹
株式会社 佐久間
代表取締役 佐
久 間 浩
トータルインフォメーションセンター
千葉県四街道市四街道1544-2
TEL 043-420-6501
三弘紙業 株式会社
代表取締役会長 上 田 雄 健
代表取締役社長 上 田 晴 健
東京都文京区本郷1-30-17
TEL 03-3816-1171㈹
49
2012(H24)1-15
No.175
迎 春
JP資源 株式会社
代表取締役社長 宮
田 博 和
株式会社 下田商店
代表取締役会長 土
方十四江
代表取締役社長 土
方 道 明
東京都日野市万願寺2-35-6
TEL 042-583-0753
株式会社 須 賀
賀 清 文
株式会社 坪野谷紙業
野谷光男
栃木県下野市柴1-4
TEL 0285-44-5005
株式会社 富 澤
代表取締役社長 瀧 本 義 継
代表取締役副社長 佐 々 木 強
代表取締役専務 冨 澤 進 一
埼玉県川口市元郷3-21-31
TEL 048-227-3098 FAX 048-226-2044
田 敏 夫
東京都渋谷区恵比寿西2-6-6
TEL 03-3461-5910
永田紙業 株式会社
代表取締役 永
田博太郎
埼玉県深谷市長在家198
TEL 048-583-2141
50
株式会社 水 越
代表取締役会長 名
古路勝彦
代表取締役社長 辻 昭 彦
東京都千代田区神田錦町2-5-16
TEL 03-5280-3710
株式会社 平松商店
代表取締役 平
松 邦 明
東京都渋谷区幡ヶ谷2-42-5
TEL 03-3378-5631
代表取締役 藤
川 達 郎
東京都荒川区西日暮里2-32-20
TEL 03-3807-9347
株式会社 ブシュー
代表取締役 近
藤 豊
埼玉県新座市野火止1-13-41
TEL 048-479-7578
株式会社 二 見
代表取締役社長 須
長 利 行
専 務 取 締 役 須
長 勇 太
神奈川県小田原市中町3-13-22
TEL 0465-23-3125
取締役会長 増
田 唯 之
取締役社長 増
田 唯 利
東京都葛飾区立石2-23-17
TEL 03-3694-8824
株式会社 丸十商店
代表取締役 高
代表取締役社長 水
越 盛 行
〒316-0036
茨城県日立市鮎川町2-1-35
TEL 0294-36-2545 FAX 0294-35-8121
http://www.mizukoshi-re.co.jp/
皆川商事 株式会社
代表取締役社長 皆
川 昇
東京都板橋区舟渡1-9-11
TEL 03-3968-2427
美濃紙業 株式会社
会 長 近
藤 征 雄
社 長 近
藤 勝
東京都足立区千住緑町3-18-16
TEL 03-3882-4922
株式会社 山 博
代表取締役社長 山
室 泰 洋
代表取締役常務 山
室新太郎
東京都台東区元浅草3-8-4
TEL 03-3845-2828
株式会社 山 室
株式会社 増田商店
株式会社 中 田
代表取締役社長 中
平成24年 元旦 (アイウエオ順)
株式会社 藤川紙業
東京都荒川区東日暮里2-28-11
TEL 03-3891-6224
代表取締役 坪
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社 ナコジ
東京都中央区日本橋室町4-2-10
TEL 03-3279-3381
代表取締役 須
昨年中はいろいろ有難うございました。
橋 德 行
東京都足立区本木2-10-1
TEL 03-3849-7201
代表取締役社長 畑 俊 一
東京都台東区元浅草2-2-15
TEL 03-3844-8191
日中古紙セミナー会場風景
石田 隆 氏
(公財)古紙再生促進センター理事長
王子製紙(株)代表取締役副社長
栗原 正雄 氏
(公財)古紙再生促進センター副理事長
全国製紙原料商工組合連合会理事長
夏 占友 氏
対外経済貿易大学教授
アジア経済共同体研究院副院長
牛 慶民 氏
中国造紙協会副理事長
江蘇省造紙業界協会会長
孫 建波 氏
中国再生資源回収利用協会古紙事業部主任
李 偉樑 氏
浙江省再生資源集団有限公司業務部マネージャー
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