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土のう袋で育てるジャガイモ。

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土のう袋で育てるジャガイモ。
Tree & Life
くらしの中で楽しむ植物
GARDEN WORKS
02
梅
凛とした佇まいで春を告げる 花木
立春を過ぎて 日差しに暖かみが感じられるようになる頃に咲く梅。
FEBRUARY
別名「春告草」ともいいます。 花や実を楽しむには 剪定や消毒等の手入れが
必要な為、最近はあまり植えられませんが、代々住まわれてきた家の庭先や
各地の名所で 永く大切に育てられてきた梅を見ることができます。
今月のガーデニング作業
梅干、梅酢、梅酒、梅シロップ は「実ウメ」の実で。
急な冷え込みによる凍霜害に注意。
寒波や気温の変化に気を配りましょう。
奈良時代から親しまれてきた梅は 多くの品種があり、大きく分けると花の
防寒対策の継続
観賞を目的とする花ウメと、 より美味しい実をつける実ウメがあります。
日差しに暖かさが感じられるようになるものの、2月中旬くらい
梅を収穫して梅酒や梅干、梅酢などに利用したい場合は、実ウメを 2品種
までは寒さへの備えが必要です。気温の変化に注意をしながら、
ほど植えましょう。花も美しく 春には花を 夏は実を楽しむ事ができます。
寒さに弱い植物の保護を続けましょう。
剪定や寒肥、冬の庭仕事は2月中に
青梅の実や種は
毒性があります。
そのままでは食べず
梅干や梅酒に加工して
お楽しみ下さい。
‘白加賀’(実ウメ)
‘養老’(実ウメ)
落葉樹の剪定や庭木への寒肥、空いた花壇や菜園の土作りなど
寒い時期に行う庭仕事は、2月中を目安に済ませておきましょう。
※剪定の際は春からの花芽を切らないようご注意下さい。
花木の剪定は
花後でもOK。
花芽を切らないよう
ご注意下さい。
寒さに晒して
土質を改善
芝のリフレッシュ(エアレーション&目土かけ)
実:6月(梅雨時期)
疲労回復、夏バテ防止等の効能を持つ梅は、江戸時代に 藩の保存食・非常食として栽培が奨励され、各地に見事な
芝はこの時期にエアレーションをして 目土をかけてあげる事で
梅林が残ります。見頃の迎える2月は あちこちで梅まつりも開催。是非お出かけして春のひと時をお楽しみ下さい。
春からの生育がよくなります。芝面の多少の凸凹も目土で調性可能。
一旦芝をキレイに刈り込み、掃除をすませてから実施して下さい。
越冬害虫の防除
暖かくなる前に、庭の隅々を清掃して 越冬中の害虫も駆除して
おきましょう。鉢の裏、石の底、枯れ草、葉裏、枝などに隠れて
潜む虫の卵や蛹を駆除し、春からの害虫発生を抑制します。
草花手入れを再開
寒さに耐えていた花達も 暖かくなるにつれて活動を再開します。
鉢植えの土も乾きやすくなるので、水切れに注意しましょう。
寒さに耐えていた花達も
春にはボリュームが増えて
たくさんの花を咲かせます。
まめに様子をみて、花がら摘みなどの草花手入れも再開します。
見頃の花
外まわり空間の
コーディネートはもちろん、
お庭のお困りごとなど、
お気軽にお問合せください♪
ラン展やクリスマスローズ展の開催シーズン。丹精こめて育てられた 美しい花達をお楽しみ下さい。
梅がほころび、足元でも 春を告げる花が咲き始めます。下旬には河津桜やミモザも咲いて 春の景色を彩ります。
※こちらは施工事例です。
パナホーム株式会社
新潟支社
〒950-0973 新潟県新潟市中央区上近江2丁目1番15号
TEL:025-281-8746 FAX:025-280-1841
GARDEN WORKS ガーデニング監修
株式会社 ナテックス
ラン(ラン展)
クリスマスローズ
福寿草
節分草
スノードロップ
アセビ
梅
河津桜
ミモザ
新潟店
〒950-0973 新潟県新潟市中央区上近江2丁目1番15号
TEL:025-281-8746 FAX:025-280-1841
HP:http://natex.jp
担当:玉木
マンサク
土のう袋で育てる ジャガイモ
春からしっかり育てる為に
冬の寒さが和らいだら、ご自宅で ジャガイモを育ててみませんか?
カレーや肉じゃが、ポテトサラダなど 日々の献立に活用できるジャガイモ。
立春をすぎて 日差しが暖かさを取り戻す 2月。 庭では 春を前に土作りに力をいれる時期でもあります。
今回は手軽に始められる「土のう袋」を使ったジャガイモ作りをご紹介します。
鉢植えでガーデニングを楽しんでいる方も この時期に「土」や肥料について 見直しを。
□ 土のう袋 ※ホームセンターで購入可能。ブルーシートや梱包資材の売場で販売(参考価格:10枚 300円前後)
土や鉢、肥料の状態を確認して整え、春から健やかに植物を育てましょう。
用意する物
≪ 種イモを切る場合 ≫
植物を健やかに育てる 良い土を。
鉢植えは 市販の「培養土」の利用が便利です。
土
鉢内の土と日々の水やりで植物を育てる鉢植えは、土質と排水性が重要に
選びましょう。
皮にハリがあり、傷や病気のないキレイな「種イモ」を選びましょう。
●イモが日光にあたらないよう、生長にあわせて「増し土」をする
鉢底石も必要になります。
あわせてご準備下さい。
できますが、あらかじめブレンドされた「培養土」を使うほうが便利です。
培養土
ジャガイモは日にあたると表皮が緑色になり有害物質ができる為、イモを日光に当てないことが大切。
鉢底石
種イモの上に伸びた茎からイモができるので、成長にあわせて 2回増し土をします。 新しく 出来た
ジャガイモが土の表面にでないよう 日頃から気を配っておきましょう。
栽培 カレンダー
リサイクルした古土は、季節の花を植える土に利用
※ 関東エリアの暖地を想定した栽培カレンダーです。地域や気候の変動によって多少異なります
2月下旬~3月
使い終わった培養土はゴミを取り除いて 殺菌消毒し、土のリサイクル材を
4月頃
約3週間
混ぜるなどの 処理をすれば再利用できます。ただし土質は劣化している為
種イモの植え付け
収穫を楽しむ野菜やハーブではなく、季節の花(一年草)に利用しましょう。
植物を育てる土の量を決める 鉢選びも重要。
生長後の姿を考慮して選びましょう。
約3週間
芽ぶき
5月頃
約3週間
芽かき&増し土(1回目)
培養土
幅60cm・奥行30cm・高さ30cm
=ゴーヤー苗 2 POT
5~7cm
02
大きな種イモは 1片40g程度(半分~3つ)に
切り分けて、切り口に薄く草木灰をつけます。
03
株ごと引き抜かないよう、株元を抑えて不要な芽を
抜きます。ハサミで地際からカットしてもOKです。
土のう袋の中央に種イモを1つ
5~7cmの土を被せて植えます。
追肥も兼ねて 元肥入りの
培養土を足しましょう。
Kを多めに
Pを多めに
養分は土から吸収して生育しています。
その中で特に重要な三要素 N(チッソ)・P(リン酸)・K(カリ)。
栽培中の水やりは
土が乾いたら
たっぷりと。
Nは 葉や茎の生長、Pは 花や実の促進、Kは 根を元気にして植物
全体を健やかに整える作用があります。
肥料袋には「8-8-8」など N・P・K の配合バランスが記載され
土のう袋の半分の高さを目安に
培養土(元肥入り)を入れます。
日当たりと風通りの
良い所で育てます。
植物は光合成で 養分を作りますが、光合成で作る炭水化物以外の
種イモを切った場合は、
切り口を下にして植えます。
種イモは切らずにそのまま植えてもOK
01
植物の生長に必要な 三要素 N・P・K。
目的にあわせて 肥料を選びましょう 。
収穫
1片に3芽以上
残るように
短期間で大きく育てる野菜はたっぷりと土が
直径30cm・高さ30cm
=ミニトマト苗 1 POT
約4週間
増し土(2回目)
草木灰
元肥入り
見た目のバランスだけで選んでも良いですが、
6月下旬~7月
1~2日 切り口を乾かせば
草木灰をつけなくてOK
袋の上部は
折り返します
1シーズン 綺麗な花を楽しむ寄せ植えならば
肥料
□ ジョウロ
植え付けます。様々な品種がありますが、初心者なら ’キタアカリ’ や ’男爵‘ がおススメ。
購入時は「元肥入り」
「酸度調整済」の培養土を
入る深型の大鉢に植える必要があります。
□ 土入れ
□ 草木灰
野菜として買ったジャガイモではなく、ホームセンターや種苗店で売られる「種イモ」を
植物が吸収する水分を保持した 通気性の良い ふかふかな土が 理想です。
ください。赤玉土や黒土、腐葉土などを自分でブレンドして利用する事も
□ ジャガイモの種イモ
□ 包丁
●ホームセンターや種苗店で販売される 「種イモ」を植える
植物を健やかに育てる為に 重要となる 土づくり。有機質が適度に含まれ、
なります。花壇や菜園の耕した土ではなく、必ず市販される「土」をご利用
□ 培養土(野菜用・元肥入り)
N
【芽かき】芽数を減らしてイモを大きく育てます。 【増し土】イモが育つスペースを増やします。
を多めに
ているので、栽培目的に応じたバランスの肥料を選びましょう。
苗購入時に専用肥料も
一緒に用意しておきましょう
04
植え付け後、水やりをしたら、
日当たりの良い所で育てます。
05
草丈が15cm程度に育ったら、元気の良い芽を2~3本残して残りの芽を引き抜きます。
株元に新しい培養土(元肥入り)を5cm足して、折り返した袋も5cmほど伸ばします。
植え付け時に「元肥」を。 栽培中の養分補給に 「追肥」を実施。
肥料は適切なタイミングに適切な量を与える事が大切です。鉢植えの場合は、植え付け時に土に
開花してなくても
一回目の増し土後
三週間を過ぎたら
増し土を実施
混ぜこむ「元肥」と、栽培中に不足した養分を補う「追肥」を行います。多くの培養土にあらかじめ
元肥が入ってるので、野菜やハーブを育てる際は 追肥用の 化成肥料 を用意しておきましょう。
地上部が枯れたら、
水やりを止めて土を乾かし、
晴れが続く日を選んで
株を抜きます。
収穫したジャガイモは
重ならないように並べて
日陰で乾かします。
日光には当てないで下さい
全体的に元気がない時は、追肥はせずに 生育環境や水やり方法を見直します
衰弱した植物に あわてて肥料を与えると、根が吸収できず さらに衰弱させる可能性があります。
まずは今の生育環境が植物にあっているか、水やりは適切かなどの 管理方法を見直しましょう 。
葉色が変わってきたなどの症状があれば、その症状をもとに原因を調べてから 対策をとります。
植物名と症状で
原因を確認
06
花が咲く頃に二回目の増し土を実施します。株元に新しい
培養土(元肥入り)を足して、袋の折り返しも伸ばします。
07
地上部が枯れたら、収穫します。収穫したイモは風通しの
良い日陰に並べて乾かしてから、保存・利用します。
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