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快適「パソコンオーディオ」

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快適「パソコンオーディオ」
快適「パソコンオーディオ」入門
音楽の楽しみ方はさまざま。オーディオルームにコ
ンポーネントステレオを設置するなどで、高音質を
じっくり楽しむのもよいが、もっと手軽に楽しむと
いうスタイルがあってもいいはず。今回は、数えき
●「パソコンオーディオ」で実現する3つの快適メリット
れないほどの音楽を自在に管理し、聴きたい曲の入
名前
マイベスト曲リスト
手も簡単な、
「パソコンオーディオ」という音楽鑑賞
アーティスト
盛り上がる曲リスト
アルバム
リラックス曲リスト
ジャンル
懐かしい曲リスト
スタイルをご紹介する。 (青木 恵美= IT ライター)
お気に入りレート
発表年
♪メリット 1
ハードディスク容量さえあれば、
音楽 CD を何百枚でも取り込める
♪……………
♪……………
♪……………
♪メリット 2
♪メリット 3
取り込んだ音楽をきめ細かく
整理できる
欲しい曲をネットで
お手軽&お得に入手できる
気楽な音楽鑑賞と楽曲の管理にパソコンを利用すると、パソコンならではのメリットが生かせる
特集3 パソコンをジュークボックスにして楽しむ
パソコンオーディオ」
「
快適
入門
PHOTO:ⓒ Ken Seet/Corbis /amanaimages
音楽 CD の取り込みでは、音質を
コン単体での音楽再生よりずっと高
併用すれば、居間やキッチンでも楽
ほとんど損なわず、音楽 CD の楽曲
い音質を実現できる。
しめる。カーステレオで聴くための
データを 5 〜 10 分の 1 の容量に圧縮
iPodなどの携帯音楽プレーヤーも
機器も販売されている。
するので、今どきのパソコンならハ
検討したい。音楽管理ソフトを使い
今回は、パソコンオーディオ入門
ードディスクの空き容量もほぼ心配
こなせば、連携は容易だ。パソコン
として、音楽管理ソフトの選び方と
ないだろう。
内の音楽をどこにでも持ち出せて楽
使い方、ネットでの楽曲の入手方法
音楽の整理も音楽管理ソフトの腕
しみが広がる。外出時はもちろん、
などを解説する。工夫を加えて楽し
の見せどころ。通常のアルバム再生
外部スピーカーや対応ミニコンポを
んでいただきたい。
毎日使 っているパソコン。 音楽
集中できないのは当たり前だ。
し、ソフトが自動でリストを作成す
やアーティスト別再生、プレイリス
CD を光学ドライブに入れれば音楽
結果、所有する音楽 CD をすべて
るという機能もある。
トを作っての「お気に入り」再生が
が聴けることは誰でも知っている。
パソコンに取り込んでプレーヤーソ
第 3 のメリットは、新曲や懐かし
選べ、音楽ソフト独自の自動再生リ
もちろん、オーディオ機器の音質に
フトで再生するというやり方に落ち
い曲を、ネット経由でお手軽かつお
ストも魅力。ほかにも、音量や音質
はかなわない。
着いた。現在、筆者のパソコンに取
得に購入できること。インターネッ
の調整が自由自在。CD ジャケット
ただし、パソコンは、ソフトやハ
り込んである曲数は 3572 曲、音楽
ト上で楽曲をオンライン販売してい
やビジュアライザー(音楽に合わせ
ードで多彩に変貌する。使い方によ
CD で 300 枚ほどになる。総再生時
るミュージックストアを利用すれば、
たアニメーション)を再生中に表示
っては、オーディオ機器以上の快適
間は「10 日」と表示されている。こ
聴きたい音楽をその場で購入できる。
させるのも楽しい。
な音楽鑑賞環境を実現することが可
れなら飽きることなく、音楽を流し
1 曲の単価は音楽 CD より安いし、
ただし、どの音楽管理ソフトを選
能なのだ。この特集では、パソコン
続けることができる。
アルバム内の曲を選んで買えるので、
ぶかによって、その後の「パソコン
の特徴を生かした、お薦めの「パソ
音楽ソフトだけでOK
アルバムを丸ごと買わずに済むなど
オーディオ」ライフが左右される。
コストパフォーマンスも上々。加え
乗り換えも併用も可能だが、二度手
コンオーディオ」を紹介する。
パソコンオーディオのメリットは
第 2 のメリットは、取り込んだ音
て、ストアが無料提供している曲が
間になってしまうので、最初は慎重
大きく 3 つある。第 1 は、ハードデ
楽をきめ細かく整理できること。音
あったり、すべてが無料という音楽
に選ぶようにしよう。
ィスク容量さえあれば、音楽 CD を
楽 CD から取り込んだ楽曲は、ソフ
サイトがあったりする。
何百枚でも取り込めることだ。
ト上で見やすく整理されているが、
音楽の楽しみ方を大きく広げるパ
機器の追加でさらに快適
筆者は仕事中、BGM を流し続け
それだけはない。アーティストごと
ソコンオーディオだが、始めるに当
そのほか、音質にこだわりたいな
る習慣がある。最初はオーディオ機
にランダム再生したり、お気に入り
たって必要なのは「音楽管理ソフト」
ら、パソコン用オーディオ機器の追
器で音楽を流していたが、CD を取
のプレイリストで自由自在に並べ替
のみ。パソコンに付属しているもの
加も検討しよう。2.1ch スピーカー
り替える手間が面倒だった。約 40
えたりしても楽しめるのだ。アーテ
もあれば、無料でダウンロードでき
や USB 対応 DAC(ヘッドホンアン
分に一度、作業が中断されるのでは、
ィスト名や楽曲名での検索も容易だ
るものもあるので手軽だ。
プ)などだ。わずかな投資で、パソ
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日経パソコン 2010.5.24
●必要なソフトと併用したい音楽関連機器
必要
音楽管理ソフト
音楽管理ソフトは必須だが、Windows には「Windows Media Player」
(左)が付属しているし、
「iTunes」( 右 ) など無料で入手できるソフトも多い。じっくり検討して選ぼう
パソコン用オーディオ機器
高音質で楽しみたいなら、パソコン用のス
ピーカー(写真)やヘッドホンアンプなどを
追加しよう
携帯音楽プレーヤー
パソコンで整理した
音 楽 は、iPod( 写
真)やウォークマン
などの携帯音楽プレ
ーヤーとも連携でき
る。ただし、音楽管
理ソフトとの組み合
わせに注意
日経パソコン 2010.5.24
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