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入湯税増額更正処分取消請求控訴事件の判決について

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入湯税増額更正処分取消請求控訴事件の判決について
平成28年9月30日(金)
所
属
税務管理部税務管理課
担当者
前田
電
6489−6242
話
晋一
入湯税増額更正処分取消請求控訴事件の判決について
1
判決の内容
大阪高等裁判所
第2審
<主文>
1
原判決を次のとおり変更する。
2
処分行政庁が平成24年10月11日付けで控訴人に対してした別紙更正通知一
覧表1(1)及び(2)の入湯税更正通知による各更正及び重加算金賦課決定並びに同一覧
表(3)のうち、平成19年度4月ないし9月申告分に係る入湯税更正通知に係る各更
正及び重加算金賦課決定をいずれも取り消す。
3
処分行政庁が平成24年10月11日付けで控訴人に対してした別紙更正通知一
覧表1(3)のうち、平成19年度10月ないし同年度3月申告分、同一覧表1(4)ない
し(8)の申告分に係る入湯税更正通知による各更正のうち、別紙本件各更正処分等一
覧表の「適正差引税額」欄記載の金額を超える部分及び各重加算金賦課決定のうち、
同一覧表の「過少申告加算金相当額」欄記載の金額を超える部分並びに平成24年
11月15日付けで控訴人に対してした別紙更正通知一覧表2の平成24年度10
月申告分に係る入湯税更正通知による更正のうち、別紙本件各更正処分等一覧表の
「適正差引税額」欄記載の金額を超える部分及び過少申告加算金賦課決定のうち、
同一覧表の「過少申告加算金相当額」欄記載の金額を超える部分をいずれも取り消
す。
4
控訴人のその余の請求をいずれも棄却する。
5
訴訟費用は、第1、2審を通じて、これを5分し、その3を控訴人の負担とし、
その余を被控訴人の負担とする。
2
判決の要旨
1
平成17年10月申告分∼平成19年9月申告分(5年更正決定期間を超える部
分)については、取り消す。
2
平成19年10月申告分以降の入湯客は、入場者の7割を超えた部分について、
取り消す。
3
平成19年10月申告分以降の過少申告加算金を超える部分(重加算金賦課決定
分)を取り消す。
3
事件の概要
平成12年に市内で入湯税の特別徴収義務者に指定される予定であった原告が、その
申告納入に難色を示したことから、当時の本市職員が本来の税額より低い税額で過少に
申告することを一定期間許容することを口頭で約束するという協議が行われた。
その後、平成24年8月の調査により過少な額で申告納入が行われていることが発覚
したため、増額更正処分を行った。原告が、この平成17年∼24年の増額更正処分の
取消しを求めて訴訟を提起した。
【主な経過】
平成24年
8月20日
原告へ税務調査
平成24年10月19日
増額更正処分
平成25年
6月
6日
原告が神戸地方裁判所に訴状を提出
平成26年
9月30日
原告が未納の入湯税他加算金等納付
平成27年10月29日
第1審判決(1原告の請求をいずれも棄却する。2訴訟
費用は原告の負担とする。
)
4
平成27年11月13日
原告が神戸地方裁判所に控訴状を提出
平成28年
第2審判決
9月30日
今後の対応
判決理由を精査し、今後の対応について検討する。
以
上
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