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砲丸投げ選手の身体特性の違いが投てき動作及び飛距離に及ぼす影響

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砲丸投げ選手の身体特性の違いが投てき動作及び飛距離に及ぼす影響
研究の背景
砲丸投げの飛距離はリリース時に砲丸がもってい
る投射初速度、投射角、投射高、空気抵抗(極めて
小さいから無視する)で決定される。
砲丸投げにおいて、投射角度、投射高が同じであ
れば、砲丸の投射初速度によって投擲距離が決定
される。そこで、砲丸の初速度を高めるために砲丸
投げ選手は身体能力と投てき技術を改善する。
飛距離
握力、身長、体重の
実測値が大きけれ
ば砲丸投げの飛距
離が大きくなること
がわかった。
身体能力
投てき技術
• 50m走は速いほう
が砲丸投げの成績
が逆に良くないとい
うことがわかった
リリースの瞬間での角度測定
頭一番下がった時
点での角度測定
•角度1が大きくなると
上半身を起こしている
ということで体幹の力
を十分に利用できてい
ないと考えられる。
•A選手の67度で一番
適切な角度だと考えら
れる。
• 角度3では角度
が小さくなる
(膝が曲がって
いる)と制動動作
が不十分で砲丸
に力が十分に伝
えていないと考
えられる。
• A選手の左足が
ほぼまっすぐ状
態で十分に制
動できていると
考えられる。
角度5で足が曲がっていることが下半身の力を出し切っていないと考えられる。
A選手とE選手の右膝ほぼ曲がっていないので力を十分に出し切っていると思う。
まとめ
角度1、3、5を比較することで選手の身体能力が一番弱い
A選手の砲丸投げの成績が一番よいということから一般の
砲丸投げ選手では身体能力より投てき技術のほうが飛距離
に最も影響を与えることがわかった。
今後の課題
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