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NT-AA Controller 交直両用回生電子負荷装置 コントロールソフトウェア

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NT-AA Controller 交直両用回生電子負荷装置 コントロールソフトウェア
交直両用回生電子負荷装置
コントロールソフトウェア
取扱説明書
Re-Generative AC/DC Electronic Load
Ene-phant Series
Control Software
M-2421 Ver1.0
NT-AA Controller
1
目次
保証規定 ............................................................................................................................................... 3
第 1 章:紹介 ............................................................................ 4
1.1.はじめに ......................................................................... 4
1.2.登録商標 ......................................................................... 4
1.3.著作権 ........................................................................... 4
1.4.ソフトウェアのインストール ....................................................... 4
第 2 章: ソフトウェアの準備................................................................ 5
2.1.推奨 PC 動作環境 .................................................................. 5
2.2.インストール ..................................................................... 5
第 3 章:ソフトウェアの使用方法............................................................. 7
3.1 ソフトウェアの概要 ................................................................ 7
3.1.1. NT-AA Controller の仕様 .................................................... 7
3.2.シーケンスファイルの作成 ......................................................... 8
3.3.ソフトウェアの実行と試験の開始まで .............................................. 11
3.4.マニュアル運転 .................................................................. 15
3.6.シーケンス運転 .................................................................. 16
2
保証規定
・本資料に記載された製品及び製品の仕様は、信頼性、機能、設計の改良等の理由により、予告無く変
更されることがあります。
・本資料の一部または全部を、当社に無断で転載または複製することを堅くお断りします。
・本製品の使用によって発生した、いかなる直接あるいは間接的な損害に対して、㈱計測技術研究所
は責任を負いません。
・本ソフトウェアは㈱計測技術研究所が著作権等の知的財産権その他一切の権利を保有しています。
・本ソフトウェアは同時に納入しましたハードウェアに合わせて作成されています。対象ハードウェ
ア以外の制御に関する保証はいたしません。
※ この保証は本製品が日本国内で使用される場合に限り有効です。
This warranty is valid only in Japan
3
第1章:紹介
1.1.はじめに
当社の Ene-phant シリーズをご購入いただきまして、御礼申し上げます。このソフトウェアは交直両用回生
電子負荷装置、型名 NT-AA-10KE-L に対応し、Ethernet による通信により PC から遠隔で操作できるように
したソフトウェアです。
1.2.登録商標
Microsoft Windows は米国 Microsoft 社の米国及びその他の国における登録商標です。
LabVIEW は米国 National Instruments 社の米国及びその他の国における登録商標です。
1.3.著作権
本資料の内容は、著作権法に基づき、株式会社計測技術研究所にそのすべての権利があります。書面によ
る許可なく、またその手段を問わず、複写等を行うことを禁止します。
1.4.ソフトウェアのインストール
ランタイムを含んだ形での供給となっていますので、LabVIEW がインストールされていない PC でも動作さ
せることができます。
4
第2章: ソフトウェアの準備
ここではソフトウェアのインストールについて述べます。
2.1.推奨PC動作環境
OS:Windows 7(32bit,64bit), Windows8 ,Windows8.1
CPU :各 OS のシステム要件に準拠
メモリ : 2GB 以上
モニタ : 解像度 1024 × 768 以上 推奨
HDD 空き容量: 300MB 以上
2.2.インストール
本ソフトウェアは NI 社によるシステム開発ソフトウェア LabVIEW2013 で作成されており、動作には
LabVIEW ランタイムをインストールする必要があります。LabVIEW ランタイムは NT-AA Controller の CD に
含まれますので別に用意する必要はありません。
1.製品付属の「SUPPORT CD」を PC の CD ドライブに挿入してください。
2.CD ドライブ内の「NT-AA Controller Installer」フォルダをダブルクリックしてください。
3.「Volume」フォルダをダブルクリックしてください。
4.「setup.exe」ファイルをダブルクリックして下さい。
5
5.ファイル出力先を確認し、「次へ」ボタンをクリックして下さい。
6.インストール内容を確認し、「次へ」ボタンをクリックして下さい。
7.指定の場所にインストールが行われます。「終了」ボタンをクリックしてください。
8.デスクトップにはソフトウェアのショートカットが作成されます。
9.以上でソフトウェアのインストールは終了です。
6
第3章:ソフトウェアの使用方法
前章でインストールされたソフトウェアの使用方法を述べます。また、3.1 では仕様についても記載します。
3.1 ソフトウェアの概要
3.1.1. NT-AA Controllerの仕様
仕様名
通信方法
測定項目
測定間隔
測定間隔分解能
設定可能シーケンス数
シーケンス設定間隔
シーケンス設定間隔分解能
シーケンスリピート回数最大値
ログデータ保存間隔
ログデータ保存間隔分解能
ログデータ保存最大行数
ログデータ保存項目
仕様内容
Ethernet
電圧
電流
電力
周波数
力率
ピーク電流
皮相電力
系統側電力(オプションありのとき)
アラームステータス情報
1~99s
1s
最大99 最小1
5~99999s
1s
99
1~99s
1s
65000
経過時間
測定時刻
電圧測定値
電流測定値
電力測定値
周波数測定値
力率測定値
ピーク電流測定値
皮相電力測定値
系統側電力測定値(オプションありのとき)
設定負荷量
LOAD ON/OFF
アラームステータス情報
※NT-AA-10KE-L の仕様については、製品取扱説明書を参照ください。
7
3.2.シーケンスファイルの作成
本ソフトウェアでシーケンス運転で NT-AA-10KE-L を制御するために予め、シーケンスファイルを作成する
必要があります。本節ではシーケンスファイルの作成方法を述べます。
1.ソフトウェアの場所はデフォルトでは以下です。
C:\Program Files (x86)\NT-AA Controller
2.デフォルトでは「Sequence」フォルダにシーケンスファイルを格納するようにします。
「Sequence」フォルダをダブルクリックしてください。
3.はじめにソフトウェアをインストールした時点では以下のサンプル用のファイルのみが存在します。
必要ならば、新たに任意の名前のテキストファイルを作成してください。
*以下、新たに TEST.txt というシーケンスファイルを作成する手順を述べます。
8
4.空の TEST.txt を作成します。
9
5.シーケンスファイルは以下のフォーマットで作成してください。
ライン 1:LOAD,<AC/DC> <CR> <LF>
ライン 2:MODE,<CV/CC/CR/CP/CF> <CR> <LF>
ライン 3:RepeatTime,<0~99>,<CR> <LF>
ライン 4:LOAD ON/OFF,Value,SetTime[s]<CR> <LF>
ライン n(n≧5):<ON/OFF>,<負荷値>,<負荷時間 5~99999> <CR> <LF>
・・・
以下、設定の例です。ライン 5 以降は 999 行分を限度に行を追加できます。
ライン
名前
4
RepeatTime
意味
範囲および分解能
リピート回数を入力します。たとえば、1を指定した場合、 0~99の数値を入力。
一度シーケンス運転が最終ラインまで終わった後、再びラ
イン6から実行するので全部で合計2回実行されます。
0を指定した場合、リピートはしません。
6以降 ON/OFF
このラインでの負荷ON/OFFを指定します。
文字列を入力
負荷量
ライン1と2で指定したモードにおいて、このラインで指定 数値を入力※1
した負荷量をとります。
負荷時間
指定した負荷量をとる時間です。単位はsです。
範囲:5~99999[Sec]
5未満の数値が入った場合、強制的に5に丸められます。
分解能:1s
※1 範囲と分解能は各負荷モードにより異なります。製品取扱説明書を参照してください。
設定範囲を超えたものは一番近い設定範囲に丸められます。
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3.3.ソフトウェアの実行と試験の開始まで
本節では第 2 章でインストールしたソフトウェアの起動について述べます。あらかじめ第 2 章をもとにお使
いの PC にソフトウェアをインストールされていることを前提にします。また、NT-AA-10KE-L 本体と PC を
LAN ケーブルで接続し、電源を入れた状態にしてください。
1.ショートカットがデスクトップに存在する場合は以下のアイコンをダブルクリックしてください。
もし上記が存在しない場合、以下のデフォルトでは以下の場所に存在する、「NT-AA Controller.exe」をダブ
ルクリックしてください。
C:\Program Files (x86)\NT-AA Controller
11
2.「NT-AA Controller」ウインドウが表示されます。
③
①
②
④
⑤
⑥
*実際の画面とは若干異なる場合があります。それぞれの意味は以下です。
番号
意味
①
シーケンス及びマニュアル運転中に現在のNT-AA-10KE-Lの測定値が表示されます。
ただし、オプションの有無で表示が更新されない項目があります。(系統側電力R-Grid-Power)
②
IP Address・・・接続対象のNT-AA-10KE-LのIPアドレスを入力します。
Port・・・接続対象のNT-AA-10KE-Lのポート番号を入力します。
Connection・・・現在、ソフトウェアがNT-AA-10KE-Lと接続確立状態であるか否かを示します。
Connect・・・NT-AA-10KE-Lとの接続を試みます。接続が正しく行われた場合、上記Connectが点灯し、③
の表にバージョン情報等が入力されます。
Disconnect・・・NT-AA-10KE-Lとの接続を解除します。
③
Model・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-Lのモデル番号が入ります。
S/N・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-Lのシリアル番号が入ります。
FIRM Ver.・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-Lのファームウェアバージョン番号が入ります。
FPGA Ver.・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-LのFPGAバージョン番号が入ります。
DSP Ver.・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-LのDSPバージョン番号が入ります。
UI Ver.・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-LのUIバージョン番号が入ります。
High Range・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-LがHighレンジの場合、点灯します。
Low Range・・・②で接続が行われた場合、NT-AA-10KE-LがLowレンジの場合、点灯します。
④
Sequence File Path・・・シーケンス設定情報を読み込むパスを指定します。
Log File Path・・・シーケンス運転中に測定値をログファイルに残すパスを指定します。
⑤
Measure Interval[s]・・・①の測定値及び②のアラーム情報を更新する間隔を秒で指定します。
⑥
Alarm・・・シーケンス及びマニュアル運転中に現在のNT-AA-10KE-Lのアラーム情報が表示されます。
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3.接続先 IP アドレスとポート番号を指定して Connect ボタンを押します。
接続が正しく行われると Connection が点灯します。
※デフォルトでの NT-AA-10KE-L の IP アドレスは 172.29.130.40 です。
Connect ボタンを押すと自動的にソフトウェアは接続検証を開始します。
また、書きの表に NT-AA-10KE-L の各種情報が入ります。
上記がうまくいかないときは以下はご確認ください。
・NT-AA-10KE-L の電源が入っている。
・NT-AA-10KE-L と PC が Ethernet 接続されている。
・NT-AA-10KE-L の IP アドレスとポート番号設定がソフトウェアの設定と一致している。
・イントラ内に NT-AA-10KE-L の他に同じ IP アドレスをしている機器がある。
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4 . シーケンス運転を行う場合は以下に 3.2 試験シーケンスの作成で作成したファイルを指定してください。
5.ログデータを保存する場合は以下に任意のフォルダパスを指定してください。
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3.4.マニュアル運転
本節では前節までの準備がされたものとして NT-AA-10KE-L を用いたマニュアル運転の方法を述べます。
1.「Manual」タブへ移動してください。(通信が確立していない場合は移動できません)
①
②
③
番号
意味
① 各種設定・・・NT-AA-10KE-Lへの各種設定を行えるUIです。入力した数値や変更したリストは都度本
体に設定が反映されます。各項目の意味は本体の取扱説明書を参照してください。
② LOAD ON/OFF・・・NT-AA-10KE-LのLOAD ONとOFFを制御するボタンです。ランプ点灯中はLOAD ONを示
します。
③ MEASURE・・・このボタンがON(点灯)状態のときに測定が行われて、左側の各測定値及び下側のアラ
ーム情報が随時更新されます。更新間隔はMainタブで指定した時間です。測定を行いたくないときは
ボタンをOFF(消灯)状態にしてください。
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3.6.シーケンス運転
本節では NT-AA-10KE-L を用いたシーケンス運転の方法を述べます。
1.「Sequence」タブへ移動してください。(通信が確立していない場合は移動できません)
④
①
②
③
番号
意味
① AC , CC・・・シーケンスファイルで指定したモードが入ります。ソフトウェア上では設定の変更は
できません。
Repeat Time・・・リピート回数を指定します。デフォルトではシーケンスファイルの値が入力され
ています。
② Sequence Start・・・NT-AA-10KE-Lのシーケンス運転を開始するボタンです。④の一番上の行から開
始します。全てのシーケンスが終了すると自動的にSequenceStop状態になります。
Sequence Stop・・・NT-AA-10KE-Lのシーケンス運転を停止するボタンです。
③ 各種時間表示・・・シーケンス運転中の現在の行の経過時間、残り時間、シーケンス運転全体の経過
時間、残り時間、リピート回数をここに表示します。
④ シーケンス設定情報・・・シーケンスファイルで設定した情報がここに表示されます。また、シーケ
ンス動作中は一番左端のランプで現在どの行にいるかを示します。
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2.シーケンス運転中は「Main」タブの、Measure Interval[s]で設定した測定間隔時間と同じ時間間隔でログの
データが txt 形式で保存されます。
.
ファイル名はシーケンス運転開始時の時刻になります。
保存されるファイルのフォーマットは以下の通りです。
ライン 1:SequenceFilePath,<Path><CR> <LF>
ライン 2:LOAD,<AC/DC> <CR> <LF>
ライン 3:MODE,<CV/CC/CR/CP/CF> <CR> <LF>
ライン 4:経過時間[s],REPEAT 回数,測定時刻,LOAD 設定,負荷設定
値,Volt,Curr,Pow,Freq,PF,PCurr,APow,RGP,GridWP,LoadWP,Alarm<CR> <LF>
ライン n~m(全保存回数分):
<経過時間>,<時刻>,<LOAD ON/OFF 設定状態>,<負荷設定値>,<電圧測定値>,<電流測定値>,<電力測定値>,<周
波数測定値>,<力率測定値>,<ピーク電流測定値>,<皮相電力測定値>,<系統側電力測定値><CR> <LF>
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交直両用回生電子負荷装置
Ene-phant シリーズ
コントロール・ソフトウェア
NT-AA Controller
取扱説明書
M-2421
Rev1.0.0
発行日 2015 年 10 月 01 日
株式会社 計測技術研究所
住所: 〒224-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南 2-12-2
URL http://www.keisoku.co.jp/
本製品についてのお問い合わせに付きましては以下にご連絡ください。
営業的なお問い合わせ
TEL: 045-948-0277
FAX: 045-948-0224
E-mail: [email protected]
技術的なお問い合わせ
TEL: 045-948-0214
FAX: 045-948-0224
E-mail: [email protected]
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