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保護者会での質疑(PDF:284KB)

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保護者会での質疑(PDF:284KB)
特別支援教室の導入に関する保護者説明会で出されたご質問・ご意見
※類似のご質問・ご意見は主旨を変えない範囲で編集しています。
保護者から出された質問・意見
教育委員会の回答・考え方
特別支援教室専門員について
Q 特別支援教室専門員は、巡回指導のない日にも
1 学校にいるのですか。
特別支援教室専門員は、都の非常勤職員で、週4日程
度の勤務となります。巡回のない日も教材作成などの
指導の準備をしたり、連絡・調整等の業務を行います。
専門員は、教員免許の有無は不問ですが、これまで学
Q 特別支援教室専門員は、特別な資格や経験のあ
校において特別支援教育支援員などの実務経験が2
2 る先生ですか。
年以上あることが応募資格となっています。
特別支援教室での指導時間や指導の内容について
子どもが得意な科目、好きな科目の時間は、在籍
Q している学級で授業を受けられると良いと思いま
3 す。在籍校で指導を受けられるようになれば、その
点に配慮して柔軟に調整してもらえますか。
巡回の曜日はあらかじめ設定し年間で固定します。そ
の曜日の中で、指導時間を設定します。なお、在籍校
の時間割変更等に応じて、指導時間を調整する場合が
あります。
特別支援教室では、高学年と低学年が混ざって指
導を受けるのか、うちの子は何時間目に誰と一緒 指導を受ける曜日や時間割が決まりましたら、保護者の
Q
になるのか、早く知りたいです。特に、うちは娘で、 方にお知らせします。ご心配の点は、通級の先生や担
4
女の子が少ないので、在籍校に移行した場合、女 任の先生にご相談ください。
の子が一人きりになるのではないかと不安です。
今までの通級では、1時間目は何、2時間目は何と
パターンが分かりやすく決まっていて、内容もよく
Q 練られた構成だったので、変化が苦手な子でも無
5 理なく楽しく力をつけることができました。今後は、
先生の巡回の都合に合わせて、時間割や内容が
変わってしまうのですか。
通級指導学級では、複数の学校から通ってきたお子さ
ん同士が指導内容等に応じて一緒に指導を受ける場
面がありましたが、今後、特別支援教室が導入される
と、指導を受けるのは校内のお子さんだけになっていき
ます。指導内容や時数については、個々の課題をふま
え、指導体制も考慮し設定します。
巡回指導教員と保護者、在籍校間の情報共有について
通級の日は送迎のたびに、子どもの様子を聞いた
り、先生に相談したりしてきました。今後、在籍校に
Q
特別支援教室ができて送迎不要になると、先生と
6
のコミュニケーションの機会が減ってしまうのが心
配です。
指導の効果を高めるためには、保護者の方のご理解
と、家庭でのご協力は欠かせません。そのため、連絡帳
や保護者面談等を活用して引き続き保護者との連携を
進めていきます。在籍学級の担任の先生とも連携を取
りながら、お子さんの状況や指導について共通理解を
深めます。
巡回指導の先生はふだんは別の学校の先生なの 特別支援教室の導入校には特別支援教室専門員が配
Q
で、連絡や情報が行き届かないということはないの 置され、巡回指導教員との連絡・調整や児童の授業の
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でしょうか。
様子を観察して報告することを行います。
教員の専門性向上について
Q 巡回する先生によって、知識や経験に差が生じた 指導を担当する教員は、経験等を考慮して、原則として
8 り、子どもに影響が出たりしませんか。
2人1組で巡回することを予定しています。
特別支援教育コーディネーターについては、複数の先
特別支援教育のコーディネーターをしている先生 生を指名していただくようお願いしています。また、経験
Q
の中にも、経験の浅い先生がいるように感じます。 年数に応じた研修を実施しており、今後は巡回指導教
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研修や人材育成をしっかりとやって欲しいです。 員も巡回校の体制に加わるため、より人材の育成も進
むと考えています。
- 1 -
保護者から出された質問・意見
教育委員会の回答・考え方
「在籍校の担任と、巡回指導教員の連携を密にし
ます」と言いますが、やはり通級の先生方の意識の
Q
高さや専門性にはまだまだ追いついていないと感
10
じます。すべての先生方に理解してもらうために、
どんな手立てを考えていますか。
全校に特別支援教室を導入していくことにより、在籍学
級の担任が巡回指導教員から子どもの実態把握や指
導について助言を受ける機会ができ、理解が深まる
きっかけになると考えています。市としても、教職員や保
護者、一般市民向けに広報や講演会等を通じた理解
啓発活動を行います。
教員等の配置について
発達障害のある子どもへの偏見が解消され、肩身
Q
の狭い思いをしなくて済むように、通常の学級に、 今のところ加配予定はありません。
11
先生や支援員を加配してください。
拠点校での指導に加え、並行して巡回指導が始ま
ると、先生方の負担が倍増し、過労が心配です。ま
Q
た、指導の準備に十分な時間を確保できなくなり、
12
指導の質の低下につながると思います。先生の数
が足りないと思います。
昨年10月より、拠点校の教員が巡回指導の動きのイ
メージをつかむため、市内5校の導入予定校において
特別支援教室のモデル事業を実施してきました。
また、拠点校と巡回校とで共通の教材を揃えたり、活用
する共通の書式を開発するなど、効率的で効果的な指
導が行えるよう準備を進めています。
通級の先生の配置人数を増やしてください。通級
に入りたい子どもはますます増えているのに、先生
Q
の人数は一年間そのままです。結果として、入級を
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希望してもすぐに入れなかったり、指導を受けてい
る子どもたちにもしわ寄せが出ていると感じます。
通級の先生方は東京都の教員なので、都の基準に
従って配置されます。新たに入級のご希望があった場
合は、各学級の指導時間の枠内で調整いただいていま
すが、ご希望者が急増している状況です。特別支援教
室の導入も、このような実態が背景にあります。
全校導入までに指導を受けやすくなるよう、制度を整え
てまいります。
都の基準があるのは承知していますが、不十分で
す。マンツーマンでも良いくらいです。市は、特別
支援教育の充実のために、独自予算で教員を増
Q 配置すべきです。そういう対策を何も講じずに、
14 「制度が変わります。指導のやり方も変わります」な
どと提案することは、教員を減らそうとしているよう
に聞こえます。子どもにとってデメリットしか感じま
せん。
今のところ、都の基準を超えて独自に加配する予定は
ありません。特別支援教室の導入に先進的に取り組ん
だ自治体では、指導を受ける児童数が2~3倍に増加し
たと報告されており、立川市としても、教員数が減ること
は想定していません。
特別支援教室の教室環境について
現在の通級は教室がいくつもあり、プレイルームも
あって、設備が充実しているのも魅力のひとつで
Q す。でも、特別支援教室は、学校の空き部屋など
15 を使っていて、別室のプレイルームは無いと聞きま
した。現在の通級と同等、またはそれ以上の教室
環境を整備すべきではないですか。
特別支援教室の中には、1教室分よりもかなり狭い
場所を使っている学校もあると聞きました。うちの子
は感情のコントロールが難しくて、時々パニックに
Q
なるので、狭い場所では、勉強している他の子たち
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と一緒にいられません。思い切り体を動かす活動
と、静かに勉強する活動を並行するために、1教室
だけでは十分な指導が行えないと思います。
特別支援教室の導入にあたっては、東京都のガイドラ
インに沿って教室環境を整備しています。また、各校の
空き教室の状況はさまざまであることからプレイルーム
は設置せず、全市統一した導入としては、教室1室程
度の広さを想定しています。その中で、備品や教材に
ついては可能な限り全校同じものを整備し、エアコンが
無い学校については空調機設置工事を行います。
動的な活動と静的な活動を行う場合、モデル事業で
は、教室の広さやお子さんの状況等に合わせ、時間帯
によって流れをつくるなど、先生方が工夫されていまし
た。
- 2 -
保護者から出された質問・意見
教育委員会の回答・考え方
第二小学校の通級は、マジックミラー越しの待合ス マジックミラー越しの待合スペースは、実は現在でもごく
Q ペースがあり、子どもたちの集中を途切れさせずに 一部の学校にしか無い設備です。特別支援教室に整
17 保護者が見学することができました。とても良いこと 備する予定はありませんが、保護者の方が指導の様子
だと思います。全小学校に同じ設備ができますか。 を見学されたい場合は、在籍校にご相談ください。
特別支援教室での指導開始、指導終了について
指導や支援を必要としているお子さんがより早期に1人
でも多く利用できるようになること、そして、その結果、課
入級希望者がどんどん増えてくると、学童保育所
題や困難さが改善していくことを目指しています。指導
Q の待機児問題と同じように低学年の子が優先され
の終了にあたっては、学年で機械的に切ることはせず、
18 てしまい、まだ支援を必要としている高学年の子が
お子さんの状況を踏まえて審査会に諮り専門家の意見
弾き出されてしまわないか心配です。
を聞き、そして保護者の方と十分にご相談したうえで進
めていきます。
特別支援教室導入に伴う指導場所の変更について
特別支援教室が在籍校にできたとしても、どこで指
導を受けるかの選択権は、子ども自身にあるので
Q
はないでしょうか。子どもが「別の学校に通級する
19
のが好き。」と希望した場合は、ずっと通えるように
考えてもらいたいです。
28年度に特別支援教室が導入される学校のお子さん
のうち、現在通級をご利用中の方については、1年間に
限り、在籍校で指導を受けるか、通級を継続するか選
択していただけます。
29年度導入校の経過措置については未定ですが、在
籍している学級で円滑な学校生活が送れることを目指
す制度の趣旨をご理解ください。
発達障害等についての理解啓発について
特別支援教室の導入を機に、通級の先生だけで 在籍校に特別支援教室が導入されることで、在籍学級
Q
なく、在籍校の先生方にも、発達障害のある子ども の児童や指導の様子を巡回指導教員が観察することに
20
への理解をもっと深めてもらいたいです。
より、在籍学級の担任が助言を受ける機会ができます。
教職員や保護者の方々、学級の友だちなどにも校内す
同じ学校、同じ学級の保護者の方々にも、発達障
Q
べての皆さんの正しい理解とご協力をいただくことが大
害のあることもたちのことを偏見を持たずに理解し
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切です。教育委員会と学校とが協力しながら、理解啓
てもらえるようになって欲しいです。
発を進めていきます。
その他のご意見
以前、通級でやっていた校外学習がとても良かっ
たです。在籍学級の校外学習で子どもがパニック
になり、学年全体に迷惑をかけたことがあって以
Q 来、本人も自信を無くしていたのですが、通級で予
22 行練習のようなことをやってもらい、次からは問題
なく参加することができました。巡回指導に移行す
ると復活は難しいと思いますが、要望として伝えま
す。
特別支援教室単位での校外学習実施の予定はないで
す。校外学習のように、初めての場所や体験に挑むこと
に不安なお子さんもおります。不安にならないような工
夫や配慮について、在籍学級の担任と巡回指導教員
が連携し、例えば巡回指導教員が指導方法等につい
て助言をするなどの対応が考えられます。
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