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平成 28 年度日本海中部地方海難防止強調運動について

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平成 28 年度日本海中部地方海難防止強調運動について
広報資料 ※系統連絡は不要です。
問い合わせ先
第九管区海上保安本部
平成28年6月29日
第九管区海上保安本部
交通部安全対策課長 佐藤 博
電話 025-285-0118(内線 2640)
平成 28 年度日本海中部地方海難防止強調運動について
∼ 海の事故ゼロキャンペーン ∼
例年7月16日から31日までの間、海事関係者のみならず広く国民に対し、海難防止思
想の普及・高揚並びに海難防止に関する知識・技能の習得及び向上を図るため、
「海難ゼロ
への願い」をスローガンに、全国において官民の関係者が一体となって、全国海難防止強調
運動を展開しています。
第九管区海上保安本部では、全国海難防止強調運動の下、地域特性を加味した地方運動「日
本海中部地方海難防止強調運動」を展開します。
1.運動期間
平成28年7月16日(土)∼7月31日(日)までの16日間
2.重点事項及び推進項目
上記運動期間中、次の重点事項(推進項目)を重点的に指導・啓発等を実施
(1) 小型船舶の海難防止
(プレジャーボートの発航前検査の徹底)
(2) 見張りの徹底及び船舶間コミュニケーションの促進
(小型船舶運航者に対する見張りの徹底、船舶間コミュニケーションの促進)
(3) ライフジャケットの常時着用等自己救命策の確保
(自己救命策の確保の徹底、気象海象情報の入手手段、判断方法の周知、早期避泊等の
徹底)
(4) 高齢者に対する安全運航啓発の推進
(増加傾向の高齢者海難の周知、高齢者自身の油断や慣れによる危険の自覚の促し、高
齢者の家族等に対する注意喚起・啓発。
)
※(1)∼(3):全国重点事項、(4):地方重点事項
3.活動内容
運動期間中、官民一体となって、リーフレットを
使用したプレジャーボート運航者等への指導のほか、
次の活動等に取り組みます。
- 1 -
【活動内容(昨年度における九管区の活動状況)
】
(1) 広報・周知活動
駅前での街頭周知、巡視船艇・施設の一般公開に合わせた周知活動等
【街頭周知活動】
【巡視艇の一般公開】
(2) 安全に関する指導、教育、訓練
訪船・現場指導、海難防止講習会、海上安全教室等
【小型船舶免許更新者への海難防止講習会】
【小学生に対する海の安全教室】
- 2 -
主な活動予定
【周知活動】
日時
活動主体
活動内容
九本部・新潟保安部
海難防止思想の普及、安全啓発活動(新潟駅)
九本部
海難防止思想の普及、安全啓発活動(長野駅)
7月15日 (金)
7月16日 (土) 金沢保安部
7月中旬
七尾保安部
7月18日 (月) 伏木保安部
金沢港フェスタに合わせた大野灯台一般公開、NPO法人石川県
小型船安全協会金沢支部との合同パトロール、体験航海
海難防止強調運動出動式(石川県小型船安全協会と合同)
巡視船やひこ体験航海
新潟保安部
角田岬灯台一般公開に合わせた周知啓発活動
伏木保安部
生地鼻灯台一般公開に合わせた周知啓発活動
伏木保安部
巡視船やひこ一般公開
七尾保安部
禄剛埼灯台一般公開に合わせた周知啓発活動
7月30日 (土)
7月31日 (日) 伏木保安部
富山県小型船交通安全協会との合同パトロール
【指導・教育・訓練】
日時
活動主体
活動内容
海難防止講習会・海上安全教室
運動期間中
各保安部署
海浜パトロール
プレジャーボート運航者に対する発航前検査の徹底
漁業関係者に対する海難防止講習会
-3-
【参考資料】
【平成23∼27年における小型船舶海難発生割合】
( 全 国 )
遊漁船
362 隻 3%
( 九 管 区 )
遊漁船
15 隻 3%
プレジャーボート
過去5年間 4911 隻
43%
11,395隻
漁船
170 隻 36%
漁船
3373 隻 30%
プレジャーボート
207 隻
過去5年間
44%
473隻
76%
83%
小型船舶海難が約83% を占めており、全国よりも高い割合
【平成23∼27年における機関故障・運航阻害海難の発生割合及び人為的要因割合】
≪九管区:機関故障・運航阻害発生割合≫ ≪うち人為的要因の割合≫
機関故障・運航阻害の
うち、約81%が人
為的要因が原因 に
より発生した海難
運航阻害
42 隻 20%
過去5年間機関故障
207隻
41 隻
20%
機関故障・運航阻害
83隻
人為的要因
67 隻 81%
【運航阻害】
バッテリー過放電、燃料欠
乏、無人漂流等
【機関故障】
主機等推進目的に使用する機
械が故障し、船舶の航行に支障
が生じたもの
【平成23∼27年における小型船舶衝突海難による原因別発生割合及び乗船者数割合】
≪九管区:小型船舶衝突海難原因別≫
≪衝突海難時の乗船者数割合≫
過去5年間
衝突海難
81隻
過去5年間
衝突海難
81隻
1人乗り
36 隻
44%
見張り不十分
56 隻 69%
小型船舶による衝突海難発生時の約44%が1人乗り によるもの
- 4 -
【参考資料】
【平成23∼27年における船舶からの海中転落者のライフジャケット着用状況及び生存率】
≪ライフジャケット着用者の生存率≫
死者・行方不明者
190 人 13%
LJ着用
1,473人
生存者
1283 人
87%
≪全国:ライフジャケット着用状況≫
ライフジャケット非着用
ライフジャケット着用
1366 人
1473 人
海中転落者
48%
52%
ライフジャケット着用者と比較
して、死者・行方不明者の割合
が約3.7倍増加
2,839人
≪ライフジャケット非着用者の生存率≫
死者・行方不明者
672 人
LJ非着用
49%
1,366人
生存者
694 人
51%
【小型船舶海難の世代別割合(人為的要因のみ)】
( 九 管 区 )
≪
平成18∼22年における
小型船舶海難の世代別割合
35歳未満
47 隻 18%
≫
≪
65歳以上の高齢者
による海難が
不明
3隻
1% 65歳以上
76 隻
28%
約12%増加
266隻
35歳未満 不明
690 隻 108 隻
11%
2% 65歳以上
1969 隻
30%
6,453隻
( 全 国 )
平成23∼27年における
小型船舶海難の世代別割合
小型船舶海難の世代別割合
≫
35歳未満
不明
40 隻
4隻
13%
1% 65歳以上
124 隻
309隻 40%
35歳以上-65歳未満
141 隻 46%
35歳以上-65歳未満
140 隻 53%
≪
平成23∼27年における
≫
35歳以上-65歳未満
3686 隻 57%
- 5 -
当管区では、全国と比
較しても、65歳以上の
高齢者による海難の割
合が、約10%高い
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