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1 袖ケ浦市介護保険運営協議会(平成27年度第4回) 議事録 1 開催

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1 袖ケ浦市介護保険運営協議会(平成27年度第4回) 議事録 1 開催
袖ケ浦市介護保険運営協議会(平成27年度第4回)
1
開催日時
平成27年11月10日(火)
2
開催場所
市役所7階会議室
3
出席委員
議事録
午後3時00分開会
委
員
髙石
静江
委
員
室橋
敬
委
員
高吉
文夫
委
員
加曽利
委
員
高安
修藏
委
員
石塚
浩一
委
員
安藤
洋子
委
員
浅井
美喜
委
員
犬丸
達也
委
員
小倉
明美
委
員
竹元
悦子
委
員
立川
久雄
委
員
髙山
栄作
員
鍋川
早苗
委
員
山中
太郎
正宏
(欠席委員)
委
4
5
出席職員
福祉部長
宮嶋
亮二
高齢者支援課長
今井
辰夫
支援班
副課長
小幡
久美子
介護班
副課長
金子
則彦
鈴木
亮満
中野
睦
押田
拓也
傍聴定員と傍聴人数
傍聴定員
6
介護班 主査
地域包括支援センター
総括保健師
地域包括支援センター
副総括社会福祉士
5人
傍聴人数
次第
(1)会長あいさつ
(2)議題
1 指定介護予防支援業務の委託について
2 認知症初期集中支援チームについて
3 介護予防・日常生活支援総合事業について
4 小規模な通所介護事業所の地域密着型サービス等への移行について
5 その他
1
0人
7
議
事
今井課長
定刻となりましたので、平成27年度第4回介護保険運営協議会を始めさせ
ていただきます。
【職員紹介】
ただいまの出席委員は、13名でございます。
従いまして、介護保険運営協議会規則第4条第2項の規定による定足数に達
しておりますので、会議は成立いたしました。
本日、鍋川委員、山中委員が所用のため欠席と、報告をいただいております。
次に、髙山会長からご挨拶申し上げます。
髙山会長
今井課長
あいさつ(略)
ありがとうございました。
それでは、早速、議事に入りたいと思います。
会議の進行につきましては、介護保険運営協議会規則第4条の規定により、
会長が行うこととなっておりますので、髙山会長にお願いしたいと思います。
それでは、髙山会長よろしくお願いいたします。
髙山会長
議事に入る前に、会議の公開及び傍聴について事務局から説明をお願いしま
す。
今井課長
本日の会議は公開でございます。なお、会議録につきましては、ホームペー
ジ及び市政情報室で公開してまいりますのでご了解ください。委員の皆様方に
は、後日、議事録を送付させていただきます。
髙山会長
皆様、会議の公開等については、よろしいでしょうか。
本日の議題は、4件でございます。
会議次第をご覧ください。
議題1は、「指定介護予防支援業務の委託」についての説明を受け、ご意見
をいただくものです。
議題2は、
「認知症初期集中支援チーム」についての説明を受けるものです。
議題3は、「介護予防・日常生活支援総合事業」についての説明を受けるも
のです。
議題4は、「小規模な通所介護事業所の地域密着型サービス等への移行」に
ついての説明を受けるものです。
では、議題ごとに事務局の説明後、質疑をお受けすることとします。
まず、議題1「指定介護予防支援業務の委託」について、事務局の説明を求
めます。
事務局
髙山会長
【議題1に関する説明】
それでは、指定介護予防支援業務の委託について、質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
2
質疑なし
髙山会長
それでは、指定介護予防支援業務の委託を認めることに賛成の方の挙手を求
めます。
全員賛成
髙山会長
全員賛成ですので、指定介護予防支援業務の委託については承認されまし
た。
髙山会長
それでは、次に移らせて頂きます。
次に、議題2「認知症初期集中支援チーム」について事務局へ説明を求めま
す。
事務局
【議題2に関する説明】
髙山会長
質疑をお受けいたします。質疑はありませんか。
犬丸委員
現在チームによる支援を開始している方が6人となっているが、この方達は
医療機関に受診しているということか。
本来は、病院に行かないとか、周りの人たちが病院に行けと言っても行かな
いといった人が、支援対象なのではないか。
中野総括保健師
現在は10月1日に設置したばかりということで、設置以前から相談があっ
て家族等が対応に苦慮している6件についてチームで対応をしていますが、委
員ご指摘のとおり、本来であれば、まだ受診していないケースや、受診に結び
つけたいケースに対して、チームで支援していくものです。
竹元委員
相談があってからチームによる訪問までの時間はできるだけ早いほうが良
いと思うが、実際には訪問までどれくらいの日数で考えているのか。
中野総括保健師
相談があってから何日以内に訪問するといった具体的な取り決めはありま
せんが、できるだけ早い日程を調整して訪問するように心がけています。
相談があった場合、地域包括支援センターのチーム員と、さつき台病院のチ
ーム員とで調整をとる必要があることから、今のところ相談があった日から1
週間から10日以内で訪問しているような状況です。
高安委員
認知症であるかどうかはともかく、通報があった場合には市はちゃんと動い
てほしい。市が動かなかった事例があるので、改めて公の場所できちんと確認
させてもらいます。これは副課長以上の問題だと思うので、よろしくお願いし
ます。
今井課長
認知症初期集中支援チームの活動はもとより、高齢者福祉の総合窓口という
中での動き、フットワークを良くしていきたいと思います。
髙山会長
他に質疑はございますか。
質疑なし
髙山会長
質疑はないようですので、次に移らせて頂きます。
次に、議題3「介護予防・日常生活支援総合事業」について事務局へ説明を
3
求めます。
事務局
【議題3に関する説明】
髙山会長
質疑をお受けいたします。質疑はありませんか。
高安委員
活動費を支援するということだが、その場合の選び方、そして選んだあとに
どういう活動をしているか活動内容の確認が必要だと思います。
選んだら選びっぱなしで放っておくということがないように、きちっとした
対応をしてほしい。
今井課長
資料3ページの国が示した介護予防・生活支援サービスの類型をご覧くださ
い。ご指摘の内容は、多様なサービスのサービスB、住民主体による支援にな
ります。こちらについては、住民主体やNPO等による活動が想定されますが、
これらの活動について補助という方法で支援していくことを現在のところ考
えています。ご指摘のとおり、やりっぱなし、放りっぱなしは駄目だというこ
とは、当然のことだと考えています。多様なサービスということで、多様な担
い手が出てくると考えていますが、絶えずより良いものにしていくための運営
支援も行っていくつもりでいます。
高安委員
その場合、書類による確認だけでなく、職員が活動等を現地で確認すること
を必ず行ってほしい。
今井課長
職員が現地に向かい、活動を肌で感じながら支援等を行っていきます。
竹元委員
住民主体のというのは、自治会ということになるかと思うが、その場合は皆
が介護の資格を持っているということはありえないと考えるが、どのような対
応をしていくつもりなのか。
今井課長
総合事業の考え方は、大きく分けまして、現行相当サービスは従来型の介護
資格を有する方々によるサービスです。それに対して、多様なサービスは、例
えばゴミ出しや掃除などの介護資格を有しなくても提供できるサービスとし
て、新たに設けられるものとなります。資料2ページ下段の図の中で、多様な
サービスの具体的な例示をしています。
竹元委員
今まで介護度2で受けていた人が、介護度3でなければ受けることができな
いといったサービスの見直しがあった中で、区分変更の結果が出るまでの間
で、何度か手伝いをする機会があったが、とても高飛車な態度や威圧的な態度
をとる人がいたので、そのような状況では気持ちよく手伝いをすることが難し
くなってしまう。皆さんで総合的に面倒を見ていきましょうという趣旨は理解
できるので、利用者がそのような態度をとることないよう心のケアをしていき
ながら、事業を進めていく必要があると考るが、いかがか。
今井課長
多様なサービスについては、難しい部分があると思っています。ニーズの把
握や資源の掘り起こしであったり、課題が山積していると認識しています。
それに加えて、心の問題等も含めて、ケアマネジメントの中で適正なサービ
4
スのあり方について、今後も検討していきたいと考えています。
高安委員
地域住民という言葉は使ってはいけないと思う。地域住民に担わせるという
のは無理な話だと思う。経験のある民生委員の方でも大変なのに、普通の近所
のおじちゃん、おばちゃんができるわけがないと思います。それを地域住民に
ということは、デリカシーがなさ過ぎると思う。
そうではなくて、ある程度の心得のある人を発掘していかなければならな
い。例えば、福祉の経験がある人等がいるはずなのだから、そのような人を発
掘していくところから始めていくべきで、自治会レベルでできる仕事ではない
と思うが、いかがか。
今井課長
闇雲に市民の方全般的にというものではありません。総合事業とは別に介護
保険制度改正の中で、地域の中で志や思いを持たれている方による生活支援体
制整備という制度作りのために事業を起こしていくことになっています。この
ような事業も並行して行っていくことにより、地域でのニーズや資源を把握し
て、どのようなサービス作りをしていけばよいのかということを、地域ごとに
やっていきましょうということが、これからの介護保険制度になっていくと思
います。そのようなわけで、闇雲に自治会レベルの方々にご協力をお願いする
事業ではありません。
高安委員
そのような趣旨であれば、住民主体ではなく、市民主体という言葉にするべ
きだと思う。地域住民という言葉は、デリカシーがない言葉だと思う。
このようなことは、一朝一夕にできるもではないし、志があり真面目にやっ
ていらっしゃる方から、困っているという言葉が出ていることは、それは大変
重い言葉だと思うが、いかがか。
今井課長
単純に「自治会さんこれをやってみてください。」ということをする訳では
ありません。ですが、表現方法についてご意見としていただきます。
宮嶋部長
用語の使い方のことであり、これからも使わざるを得ないこともあるので、
確認させていただきます。市民という言葉の中には、地域を超えた意識の共同
体という場合の市民という言葉があることから、そのような意識の高い方を探
さなければいけないのではないかというご提案かと思いますが、行政の中では
市民という言葉で活動される方もいらっしゃれば、この地に住んでいる住民と
してこうしたいんだという言葉で支えてくださる方もいらっしゃるので、一つ
の向きを定めずに、できるだけ皆さんに伝わるようにしていきたいと思ってい
ますが、そのような感じを受けるというご意見は承りましたので、注意してま
いります。
高安委員
部長のおっしゃっていることはよくわかります。ただ、誰でもかれでも手伝
わせればいいというような乱暴な雰囲気を説明の中で感じました。
高石委員
シニアクラブ連合会では、県の支援を受けて、年1回の支え合い研修等もや
っており、若手のシニアもいますので、そのような中で協力できればと思って
5
います。
今井課長
ありがとうございます。これから総合事業を充実させていく中で、ご協力い
ただければと思いますので、その際にはご検討いただければと思います。
髙山会長
他に質疑はございますか。
質疑なし
髙山会長
質疑はないようですので、次に移らせて頂きます。
続いて、議題4「小規模な通所介護事業所の地域密着型サービス等への移行」
について事務局へ説明を求めます。
事務局
髙山会長
加曽利委員
【議題4に関する説明】
質疑をお受けいたします。質疑はありませんか。
改正前の話というのは承知しているが、今後制度が決定していく中で、先ほ
どの説明で、入院等の理由で利用契約が途切れた後は、今までの事業所を利用
できなくなるというのは、事業者と利用者の両者にダメージが大きいと思われ
るので、今後Q&A等がいろいろ出てくるとは思うが、本当に使えなくなるの
であれば、例えば市の条例の中で特例を設けるとか、検討してはいかがか。
髙山会長
加曽利委員
犬丸委員
それは、ご意見ということでよろしいですか。
はい。
これは、逆に袖ケ浦市民の人が、市外で利用している状況は、把握できない
のか。
鈴木主査
袖ケ浦市民が他市の事業所を利用している件数は確認できますが、人によっ
て利用頻度が違いますので、実人数の把握は難しいです。今回、事業者へのア
ンケートにより他市の利用者を把握することができましたが、利用頻度までは
確認していないという状況です。
犬丸委員
なぜこんな不便なことをするのか。
鈴木主査
国の考え方は、介護報酬上の小規模通所については、少人数で地域に密着し
たサービスであることから、地域との連携や運営の透明性の確保が必要であ
り、市町村が地域包括ケアシステムの構築を図る観点から整合性のあるサービ
ス基盤の整備を行う必要があるとしております。正直な話として、担い手の不
足という前提があると思います。小規模通所というのは、通常規模以上と比べ
て、開所することが比較的容易でありますが、例えば介護福祉士が足りていな
いという中で、無秩序に小規模通所が増えてしまうというよりは、介護専門職
が必要とされている特別養護老人ホームや小規模多機能型等に振り向けられ
るように、小規模通所を抑制していかなければならないと考えての移行なので
はと考えています。
竹元委員
高齢者は、同じ場所でないと落ち着いて生活ができないと思う。そのような
ことも踏まえて、ゆとりを持った対応をしてもらえればと思う。
6
髙山会長
こちらも、ご意見ということでよろしいでしょうか。
竹元委員
はい。
髙山会長
最後に、議題5「その他」ですが、委員の皆様から何かございますか。
意見なし
髙山会長
事務局
では、事務局より連絡等ありますか。
前回9月30日の会議において、特別養護老人ホームの入所待機者に関する
質疑に対して、次回会議にて待機者の状況を確認できる資料を用意しますと回
答しました件について、報告させていただきます。
【特別養護老人ホームの入所待機者に関する資料の説明】
髙山会長
質疑をお受けいたします。質疑はありませんか。
石塚委員
特例入所の方の把握というのは、今後どのようにされていくのか。
金子班長
特例入所は、施設への入所申込みの中で、施設側から市に特例入所に該当す
るかの意見照会がされるものですので、市において先回り的に現状要介護1・
2の方で特例入所に該当するであろう方を把握することは難しいかと考えて
います。
石塚委員
今後、第7期事業計画の作成等していくに当たって、施設整備等に影響する
待機者数が減っている格好になっています。施設も入所指針に基づいて判断し
ているケースが多々あるかと思うが、市もある程度の把握をしておかないと計
画を作成するうえで、きちんとした数字が出せないかと思うので、今後検討し
て欲しい。
髙山会長
ご意見ということで、今後検討をお願いします。
その他に質疑はございますか。
質疑なし
髙山会長
では、以上をもちまして、本日の議題は、全て終了いたしましたので、介護
保険運営協議会を閉会いたします。
ご協力ありがとうございました。
7
袖ケ浦市介護保険運営協議会次第
1
開会
2
会長あいさつ
3
議題
日
時
場
所
平成27年11月10日(火)
午後3時~
袖ケ浦市役所7階会議室
(1)指定介護予防支援業務の委託について
(2)認知症初期集中支援チームについて
(3)介護予防・日常生活支援総合事業について
(4)小規模な通所介護事業所の地域密着型サービス等への移行について
(5)その他
4
閉会
議題(1)資料
平成27年度指定介護予防支援業務の委託について
1
指定介護予防支援の概要
(1)
指定介護予防支援とは
要支援1または要支援2の認定者が、介護保険の介護予防サービス及びそれ以外の必
要な医療・保健・福祉サービスを適切に利用できるよう、要支援者からの依頼を受けて、
心身の状況や生活環境、本人や家族の希望等を考慮し、利用するサービスの種類や内容
等を定めた介護予防サービス計画(ケアプラン)を作成するとともに、計画に基づくサ
ービス提供が確保されるよう、サービス提供事業者等との連絡調整等を行って支援する
こと。
①介護予防サービス計画作成の依頼
地域包括支援センター
(指定介護予防支援事
業者)
要支援者
(要支援1・2)
②介護予防サービス計画
(介護予防ケアプラン)
の作成
心身の状況や生活環境、本人や家族の
希望等を考慮して、利用するサービス
の種類や内容を決定
介護サービス事業者
③介護予防サービス計画に基づく
サービス提供に関する連絡調整
④介護予防サービスの提供
※②③の業務について、居宅介護支援事業者に委託を行うことができる。
(2)
指定介護予防支援事業者とは
指定介護予防支援事業者とは、介護保険制度の基本理念である「自立支援」、すなわち
利用者が可能な限りその居宅において自立した日常生活を継続するということを実現す
るために、要支援1または要支援2の認定者に対して、要介護状態へ移行することを予
防する観点から「介護予防ケアマネジメント」を行う事業者をいいます。
これらの基本理念を踏まえ、介護予防支援の事業については、地域包括支援センター
が指定介護予防支援事業者としての指定を受け、主体的に行う業務としています。
この業務の一部について、要介護の認定者に対してケアマネジメントを行う居宅介護
支援事業者に委託できることが定められています。
(3)
今回の指定介護予防支援業務の委託内容
別紙「平成 27 年度
介護予防支援業務
委託予定事業所資料(追加)」のとおり。
1 / 2
※
参考資料
1
地域包括支援センターとは
包括的支援事業
指定介護予防支援事業者
総合相談・支援事業
指定介護予防支援事業
権利擁護事業
地域包括支援センターは、地域住民の心身の健
康の維持、生活の安定、保健・福祉・医療の向
包括的・継続的マネジメント事業
上と増進、虐待防止、介護予防等の援助、支援
を包括的に担う地域の中核機関として市町村に
設置されるものです。同時に、要支援認定を受けた者の介護予防マネジメントを行う指定介護予
防支援事業所としても機能します。
2
指定介護予防支援業務委託の根拠となる法令等
(1)
介護保険法
(指定介護予防支援の事業の基準)
第115条の23
3
指定介護予防支援事業者は、厚生労働省令で定めるところにより、指定介護予防支
援の一部を、厚生労働省令で定める者に委託することができる。
(2)
介護保険法施行規則
(法第115条の23第3項の厚生労働省令で定める者)
第140条の36 法第115条の23第3項の厚生労働省令で定める者は、指定居宅
介護支援事業者とする。
(3)
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備並びに運営及び指定介護予防サービス等
に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準
(指定介護予防支援の業務の委託)
第12条 指定介護予防支援事業者は、法第115条の23第3項の規定により指定介
護予防支援の一部を委託する場合には、次の各号に掲げる事項を遵守しなければなら
ない。
1
委託に当たっては、中立性及び公正性の確保を図るため地域包括支援センター運営
協議会(介護保険法施行規則(平成11年厚生省令第36号)第140条の66第1
号ロ(2)に規定する地域包括支援センター運営協議会をいう。)の議を経なければなら
ないこと。
2 / 2
認知症初期集中支援チームの設置について 議題(2)資料
【国の流れ】
1
認知症初期集中支援の趣旨
認知症の徘徊、妄想などといった行動・心理症状等により「危機」が発生してからの「事後的な
対応」ではなく、
「危機」の発生を防ぐ「早期・事前的な対応」に基本を置き、認知症になっても尊
厳をもって質の高い生活を送るための具体的な方策を推進していく。
2
認知症初期集中支援チームの位置付け~2本の柱~
(1)新オレンジプラン
資料2-1
参照
平成27年1月27日に厚生労働省が関係11省庁と共同して策定した「認知症施策推進総合戦
略(新オレンジプラン)
」の7つの柱のうちの2つ目の柱である「認知症の容態に応じた適時・適切
な医療・介護等の提供」の早期診断・早期対応のための体制整備として位置づけられている。
(2)地域支援事業
資料2-2
参照
また、平成27年度より、地域支援事業の包括的支援事業とし、平成30年度にはすべての市区
町村で実施することとしている。
3
認知症初期集中支援チームとは
資料2-3
参照
●複数の専門職が、家族の訴え等により認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、
情報収集、課題分析し、初期の支援を包括的、集中的に行い、自立生活のサポートを行うチー
ム。
●「初期」という言葉の意味は①認知症の発症後のステージとしての病気の早期段階の意味だけ
ではなく②認知症の人への関わりの初期(ファーストタッチ)という意味を持つ。
●また、
「集中的」の意味は概ね6ヶ月を目安に、本格的な介護チームや医療につなげていくこと
を意味する。
4
認知症初期集中支援の業務の流れ
①訪問支援対象者の把握
②情報収集
③観察・評価
④初回訪問時の支援(概ね最長6ヶ月)
⑤チーム員会議の開催
⑥初期集中支援の実施
⑦引き継ぎ後のモニタリング
1
5
認知症初期集中支援チームの配置
認知症初期集中支援チームは、地域包括支援センター、認知症疾患医療センターを含む病院、診
療所などに配置することとする。
6
認知症初期集中支援チーム員の構成
チーム員は以下の①を満たす専門職2名以上、②を満たす専門医1名の計3名以上の専門職にて
編成する。
①以下の要件をすべて満たす者2名以上とする。
●「保健師、看護師、准看護師、作業療法士、歯科衛生士、精神保健福祉士、社会福祉士、介護
福祉士」等の医療保健福祉に関する国家資格を有する者
●認知症ケアや在宅ケアの実務・相談業務等に3年以上携わった経験がある者
●また、チーム員は国が別途定める「認知症初期集中支援チーム員研修」を受講し、必要な知識・
技能を習得するものとする。
※ただし、やむを得ない場合には、国が定める研修を受講したチーム員が受講内容をチーム内で
共有することを条件として、同研修を受講していないチーム員の事業参加も可能とする。
②日本老年精神医学会若しくは日本認知症学会の定める専門医又は認知症疾患の鑑別診断等の専
門医療を主たる業務とした5年以上の臨床経験を有する医師のいずれかに該当し、かつ認知症
サポート医である医師1名とする。
※ただし、上記医師の確保が困難な場合には、当分の間、以下の医師も認めることとする。
●日本老年精神医学会若しくは日本認知症学会の定める専門医又は認知症疾患の鑑別診断等の専
門医療を主たる業務とした5年以上の臨床経験を有する医師であって、今後5年間で認知症サ
ポート医研修を受講する予定のあるもの
●認知症サポート医であって、認知症疾患の診断・治療に5年以上従事した経験を有するもの(認
知症疾患医療センター等の専門医と連携を図っている場合に限る。
)
7
支援対象者
●40 歳以上で、認知症が疑われ、在宅で生活している人のうち、以下のいずれかに該当する者
①医療サービス、介護サービスを受けていない者、または中断している者
②医療サービス、介護サービスを受けているが、認知症の行動・心理症状により対応に苦
慮している
8
認知症初期集中支援チーム検討委員会の設置
●実施主体である市町村において、医療・保健・福祉に携わる関係者等から構成される「認知症
初期集中支援チーム検討委員会」を設置することが求められている。
●検討委員会では、初期集中支援チームが行う業務の評価を行って意見を述べ、適切、公正かつ
中立な運営の確保を目指す役割が求められている。
●具体的には、チームがどのような成果を得たか、或いはどのような課題が残されたかについて
検討し、次年度の事業に反映していく。
2
【袖ケ浦市
市での展開】
1
袖ケ浦
浦市認知症初
初期集中支援
援チームの業
業務の流れ
2
袖ケ浦
浦市認知症初
初期集中支援
援チームの設
設置
資料2-4
4 参照
平成27年10月1日、袖ケ浦
浦市地域包括
括支援センタ
ターに設置。
。
3
袖ケ浦
浦市認知症初
初期集中支援
援チームの構
構成
1チーム
ム13名構成
成(8職種)
①医療機
機関・・・袖
袖ケ浦さつき
き台病院職員
員8名
●認知
知症専門医1名
●看護
護師(認知症
症認定看護師
師)1名
●作業
業療法士
1名
●理学
学療法士
1名
●精神
神保健福祉士
士
●社会
会福祉士
1名
1名
●介護
護福祉士2名
名
②地域包
包括支援セン
ンター・・・職員5名
●保健
健師4名
●社会
会福祉士1名
名
3
支援
援対象者
国の基
基準に準ずる
る。
4
袖ケ
ケ浦市認知症
症初期集中支
支援チーム検
検討委員会
●保健
健医療福祉介
介護関係者、県担当課の
の9名で構成
成。
君津
津木更津医師
師会・君津木
木更津歯科医
医師会・君津
津木更津薬剤
剤師会・
袖ケ
ケ浦さつき台
台病院・民生
生委員児童委
委員協議会・居宅介護支
支援事業所 ・
訪問
問看護事業所
所・訪問介護
護事業所・千
千葉県高齢者
者福祉課
(火)平成2
●平成
成27年度よ
より設置し、
平成27年
年5月26日
27年8月7
7日(金)
いず
ずれも19時
時より開催。次回は12
2月開催予定
定。
5.活動
動状況
●チー
ーム員会議
●訪問
問活動
開催。
毎月2回開
平成27年10月28日
平
日現在
3
実6
6名
延7名
名訪問実施。
。
受診の
有無
No 年齢 性別 相談者(関係) 概要
介護保険
認知症の
介護認定 サービスの 家族構成
診断
有無
1
73 女
市役所窓口
短期記憶の低下。
サービスの利用に対して夫が 有り
拒否的。
有り
介護1
無し
夫と2人暮らし
2
90 女
三男
同居する長男への被害妄想
有り
有り
介護2
無し
長男夫婦と同居
3
82 女
本人
同居する長女への物盗られ妄
有り
想
有り
無し
無し
長女夫婦と同居
4
74 女
警察
徘徊
有り
有り
認定切れ 無し
内縁の夫・同居人
5
86 女
娘
幻覚
有り
有り
無し
無し
長女と同居
6
84 女
長女
短期記憶の低下、妄想
有り
不明
無し
無し
独居。(長女夫婦
が隣地に在住)
4
認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~の概要
・ 高齢者の約4人に1人が認知症の人またはその予備群。高齢化の進展に伴い、認知症の人はさらに増加
2012年(平成24年) 462万人(約7人に1人) ⇒ 新 2025年(平成37年) 約700万人(約5人に1人)
・ 認知症の人を単に支えられる側と考えるのではなく、認知症の人が認知症とともによりよく生きていくことができるような環境整備が必要。
新オレンジプランの基本的考え方
認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で
自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す。
・ 厚生労働省が関係府省庁(内閣官房、内閣府、警察庁、金融庁、消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、
農林水産省、経済産業省、国土交通省)と共同して策定
・ 新プランの対象期間は団塊の世代が75歳以上となる2025(平成37)年だが、数値目標は介護保険に合わせて
2017(平成29)年度末等
・ 策定に当たり認知症の人やその家族など様々な関係者から幅広く意見を聴取
資料2-1
七 つ の 柱
①認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
②認知症の様態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
③若年性認知症施策の強化
④認知症の人の介護者への支援
⑤認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
⑥認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及び
その成果の普及の推進
⑦認知症の人やその家族の視点の重視
新しい地域支援事業の全体像
介護保険制度
<改正前>
介護給付
<改正後>
介護給付(要介護1~5)
(要介護1~5)
訪問看護、福祉用具等
介護予防給付
現行と同様
総合事業
(要支援1~2)
訪問介護、通所介護
介護予防事業
に移行
全市町村で実施
(要介護、要支援以外の高齢者)
介護予防・日常生活支援総合事業
(要支援1~2、要介護以外の高齢者)
地域支援事業
○ 介護予防・生活支援サービス事業
・訪問型サービス
・通所型サービス
・生活支援サービス
・介護予防ケアマネジメント
○ 一般介護予防事業
包括的支援事業
包括的支援事業
○地域包括支援センターの運営
○地域包括支援センターの運営
・介護予防ケアマネジメント、総合相談
支援業務、権利擁護業務、ケアマネジ
メント支援
ここの部分
(左記に加え、地域ケア会議の充実)
○在宅医療・介護連携の推進
○認知症施策の推進
(認知症初期集中支援チーム、認知症地域支援推進員 等)
任意事業
資料2-2
○生活支援サービスの体制整備
(コーディネーターの配置、協議体の設置等)
任意事業
地域支援事業
多様化
○ 二次予防事業
○ 一次予防事業
介護予防給付(要支援1~2)
認知症初期集中支援チームと認知症地域支援推進員について
認知症専門医による指導の下(司令塔機能)に早期診断、早期対応に向けて以下の体制を地域包括支援センター等に整備
○認知症初期集中支援チーム-複数の専門職が認知症が疑われる人、認知症の人とその家族を訪問(アウトリーチ)し、認知症の専門医による鑑別診断等を
ふまえて、観察・評価を行い、本人や家族支援などの初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活のサポートを行う。
-認知症の人ができる限り住み慣れた良い環境で暮らし続けることができるよう、地域の実情に応じて医療機関、介護サービス事業
所や地域の支援機関をつなぐ連携支援や認知症の人やその家族を支援する相談業務等を行う。
(個別の訪問支援)
○認知症地域支援推進員
(専任の連携支援・相談等)
●専門医療機関(認知症疾患医療センター等)
地域包括支援センター・認知症疾患医療センター等に設置
●認知症初期集中支援チーム
複数の専門職による個別の訪問支援
(受診勧奨や本人・家族へのサポート等)
紹介
専門医
診断・指導
派遣
相談
情報提供
訪問担当者
指導
助言
相談
情報提供
指導
助言
認知症サポート医
である専門医(嘱託)
診療
専門的な鑑別診断
定期的なアセスメント
行動・心理症状外来対応
地域連携
診断・指導
家族
本人
相談
医療系+介護系職員(保健師、看護師、介護
福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士等)
●認知症地域支援推進員
○
○
○
○
●かかりつけ医・歯科医
訪問(観察・評価)
連携
紹介
日常診療
近隣地域
保健師・看護師等
地域の実態に応じた認知症施策の推進
(医療・介護・地域資源と専門相談等)
情報提供・相談
資料2-3
指導・助言
≪認知症初期集中支援チームの主な業務の流れ≫
①訪問支援対象者の把握、②情報収集(本人の生活情報や家族の状況など)、③観察・評価(認知機能、生活機能、行動・心理症状、家族の介護負担度、身体の様子の
チェック)、④初回訪問時の支援(認知症への理解、専門的医療機関等の利用の説明、介護保険サービス利用の説明、本人・家族への心理的サポート)、
⑤専門医を含めたチーム員会議の開催(観察・評価内容の確認、支援の方針・内容・頻度等の検討)、⑥初期集中支援の実施(専門的医療機関等への受診勧奨、本人
への助言、身体を整えるケア、生活環境の改善など)、⑦引き継ぎ後のモニタリング
袖ケ浦市
認知症初期集中支援チーム
フロー図
資料2-4
本人、家族、地域住民、民生委員、医療・介護関係者等
地域包括支援センター
認知症初期集中支援チーム
地域包括支援センター
袖ケ浦さつき台病院8
5名
名(専門医1名含む)
チーム員会議の内容
□アセスメント内容の総合的確認、支援
チーム員会議の開催
方針や支援内容、支援頻度等を検討
※必要に応じ、主治医等関係者も参加
初期集中支援の内容
支
援
(例)
□認知症の状態に応じた対応など生活
面のアドバイス(生活環境の改善、服
薬管理等)
□医療面の支援(受診勧奨や医療の継続
支援等)
□介護サービスの利用支援(適切な介護
初期集中支援終了
医療・介護関係者、家族等へ
の引き継ぎ・情報提供
引き継ぎ後適宜モニタリング
サービスの利用の勧奨・誘導等)
□関係機関等との連携(主治医、介護保
険事業者等)
具 体 的 な 活 動 内 容
チーム員2~3名による初回訪問
資料2-5
【取扱注意】
発信者 (
) から受信者(
) 様へ
千葉県オレンジ連携シート
(表面)
チーバくんと
オレンジリング
本シートは、多職種が協働して御本人の生活を支援するために必要な情報共有を行うことを目的としていま
す。御協力のほど、よろしくお願いいたします。
御本人のお名前(フリガナ)
生年月日
住所(市町村・字名まで)
男
様
1 発信者記入欄
: (
記 入 日
添付資料 : (
返 信
:
要
①何について
初期対応
退院支援
目
的 ②どうしてほしい
M
女
) 年(
T
年
)月(
S
月
日
)日 発信者
) 枚
歳
所属
氏名
不要
電話
行動・心理症状
介護負担
身体症状
その他 (
診断依頼
治療依頼
介護への助言
入所施設等の紹介依頼
情報提供の依頼
認 症状や生活上の支障、経過(出現時期など)の詳細
運動機能障害
在宅生活支援
)
入院先医療機関等の紹介依頼
情報共有
その他 (
)
知
症
の
症
状
伝達・相談・依頼事項
任意記入項目(裏面)→
無し
基本情報
生活の状況
介護保険サービスの利用状況
医療の状況
返信内容の発信者以外への提供
無し
提供先:
有り→提供先(法令等で守秘義務の課せられた専門職に限る)を下記に明記
医療機関
ケアマネ
2 受信者(返信者)記入欄
: ( ) 年(
記 入 日
) 枚
添付資料 : (
介護事業所・施設
)月(
)日 返信者
行政・地域包括
その他(
)
所属
氏名
電話
伝達・回答事項
このシートは、千葉県が、千葉県全域での多職種の連携・協働による支援に役立てていただくために、作成したものです。
利用方法については千葉県ホームページを御覧ください。(「千葉県オレンジ連携シート」で検索可能です。)
(裏面)
裏面については記載は任意であり、全ての欄への記載は必要ありません。
・本シートの目的に関連し、伝達・相談・依頼に当たって必要な項目だけを記入してください。
・既存の資料がある場合には、当該資料を添付することにより、記載を省略することができます。
チーバくんと
オレンジリング
○基本情報
同 居 家 族:
主介護者の続柄 :(
本 人 の 病 識:
なし
有
告知の内容・本人の受け止め方
配偶者
子
子の配偶者
兄弟姉妹
)
同居 別居
キーパーソンの続柄:(
無
不明
告知の有無
:
有
その他 (
)
同居
無
不明
)
別居
:
本人の要望や意向 :
家族の病気に対する理解度・受け止め方 :
家族の要望や意向
:
○生活の状況
【IADL】ア一人で問題なくできる イだいたいできる ウあまりできない エ全くできない オもともとやらない/必要ない
買物
ア
エ
オ (特記事項:
:
イ ウ
公共交通機関を使った外出 :
ア
エ
オ (特記事項:
イ ウ
車の運転
ア
エ
オ (特記事項:
:
イ ウ
)
)
)
)
)
)
)
(頻度、過去の事故・危険行動等
日常金銭管理
ア
エ
オ (特記事項:
:
イ ウ
家事
ア
エ
オ (特記事項:
:
イ ウ
服薬(薬剤管理)
ア
ウ
エ
オ (特記事項:
:
イ
【ADL】 ①一人で問題なくできる ②見守りや声がけを要する ③一部介助を要する ④全介助を要する
④
①
① ② ③
②
入浴
:
着替え: ① ② ③ ④ 排泄
:
③
④
①
身だしなみ(整容):
① ②
②
食事 : ① ② ③ ④ 家の中での移動:
その他(地域とのつながりや趣味、生活歴など)
)
③
③
④
④
利用している(していた)生活支援サービス(例:配食、見守り、障害者支援)(内容、頻度、利用期間等)
○介護保険サービスの利用状況等
介護認定:
認定期間:
無 申請中(予定) 有→
平成 (
) 年(
要支援1
要支援2
) 月(
Ⅰ
Ⅱa
J1
J2
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5
)日~ 平成 (
Ⅱb
Ⅲa
A1
A2
) 年(
) 月(
)日
認知症高齢者の日常生活自立度判定基準:
Ⅲb
Ⅳ
M
不明
日常生活自立度(寝たきり度)判定基準 :
B1
B2
C1
C2
不明
現在、利用している介護サービス(名称、週当たり延べ時間・回数等) ※ケアプランなど資料添付でも可
)
)
訪問介護 (
訪問看護 (
)
訪問リハ (
通所介護(デイサービス)
)
通所リハ(デイケア) (
ショートステイ (
(
)
その他
過去、利用していた介護サービス(種別、利用期間、頻度、利用をやめた理由等)
○医療の状況
現病歴
受診機関
治療経過
等
※処方箋など資料添付でも可
現在の処方
既往歴
(
)
)
利用なし
議題(3)資料
介護予防・日常生活支援総合事業の実施時期の前倒しについて
1
制度改正による地域支援事業の見直し
平成27年度の介護保険制度改正により、地域支援事業は下図のように見直され、原則
平成27年4月から全ての市町村で実施することとなりました。しかしながら、この地域
支援事業の見直しに当たっては、体制の整備に一定の時間が必要であるため、平成29年
3月31日までの間で、市町村が実施時期の延期を定めることができる経過措置が設けら
れました。これにより、本市を含め多くの市町村が平成29年4月1日から介護予防・日
常生活支援総合事業を実施することとしています。
新しい地域支援事業の全体像
<改正前>
介護給付
介護保険制度
<改正後>
介護給付(要介護1~5)
(要介護1~5)
訪問看護、福祉用具等
介護予防給付
現行と同様
①総合事業
(要支援1~2)
訪問介護、通所介護
(要支援1~2、要介護以外の高齢者)
全市町村で実施
(要介護、要支援以外の高齢者)
地域支援事業
○ 二次予防事業
○ 一次予防事業
介護予防・日常生活支援総合事業
②多様化
○ 介護予防・生活支援サービス事業
・訪問型サービス(第一号訪問事業)
・通所型サービス(第一号通所事業)
・生活支援サービス(第一号生活支援事業)
・介護予防ケアマネジメント
(第一号介護予防事業)
地域支援事業
介護予防事業
に移行
介護予防給付(要支援1~2)
○ 一般介護予防事業
包括的支援事業
包括的支援事業
任意事業
任意事業
なお、経過措置を適用するに当たっては、事業を開始する日を市町村条例で定めるよう
規定されていることから、平成27年3月議会において袖ケ浦市介護保険条例を改正し、
附則において介護予防・日常生活支援総合事業の実施時期を平成29年4月1日としてい
ます。
2
介護予防・日常生活支援総合事業とは
介護保険法第115条の45において規定されている地域支援事業の一つで、被保険者が要介
護状態等となることの予防、要介護状態等の軽減や悪化の防止と、要介護状態等となった場合
においても、可能な限り地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援するための
施策を、総合的かつ一体的に行う事業をいいます。
1
介護予防・日常生活支援総合事業の概要
○ 訪問介護・通所介護以外のサービス(訪問看護、福祉用具等)は、引き続き予防給付によるサービス提供を継続。
○ 地域包括支援センターによるケアマネジメントに基づき、総合事業(介護予防・生活支援サービス事業及び一般介護予防事業)のサービスと、
予防給付のサービス(要支援者)を組み合わせる。
○ 介護予防・生活支援サービス事業によるサービスのみ利用する場合は、要介護認定等を省略して「介護予防・生活支援サービス事業対象
者」とし、迅速なサービス利用を可能とする(基本チェックリストで判断)。
※ 第2号被保険者は、基本チェックリストではなく、要介護認定等申請を行う。
従
来 の
要 支 援
者
要支援認定
要
支
援
者
※チェックリストで判断
介護予防・生活支援サービス事業対象者
一般高齢者
地域包括支援センターが介護予防ケアマネジメントを実施
介護予防
給付
訪問看護、福祉用具等
※全国一律の人員基準、運営基準
介護予防・生活支援サービス事業
①訪問型・通所型サービス
②その他の生活支援サービス(栄養改善を目的とした配食、定期的な安否確認・緊急時対応 等)
総合事業
※事業内容は、市町村の裁量を拡大、柔軟な人員基準・運営基準
一般介護予防事業(要支援者等も参加できる住民運営の通いの場の充実等。全ての高齢者が対象。)
介護予防・日常生活支援総合事業の構成
介護予防・生活支援サービス事業
介護予防・
日常生活支援総合事業
訪問型
サービス
(第1号
訪問事業)
通所型
サービス
(第1号
通所事業)
①現行の
訪問介護相当
②多様な
サービス
①現行の
通所介護相当
②多様な
サービス
既存の訪問介護事業所による
身体介護・生活援助の訪問介
護
民間事業者等による掃除・洗濯
等の生活支援サービス
住民ボランティアによるごみ出
し等の生活支援サービス
既存の通所介護事業所による
機能訓練等の通所介護
民間事業者等によるミニデイサービス
住民主体の運動・交流の場
リハビリ、栄養、口腔ケア等の専門職
等が関与する教室
その他の生活支援サービス(第1号生活支援事業)
介護予防ケアマネジメント(第1号介護予防支援事業)
専門的なサービスを必要と
する人には専門的なサービ
スの提供(専門サービスに
ふさわしい単価)
多様な担い手による多様な
サービス(多様な単価、住
民主体による低廉な単価の
設定、単価が低い場合には
利用料も低減)
・支援する側とされる側という
画一的な関係性ではなく、
サービスを利用しながら地域
とのつながりを維持できる
・能力に応じた柔軟な支援によ
り、介護サービスからの自立
意欲が向上
サービスの充実
・多様なニーズに対するサービスの拡が
りにより、在宅生活の安心確保
費用の効率化
一般介護予防事業
・住民主体のサービス利用の拡充
・認定に至らない高齢者の増加
・重度化予防の推進
2
3
介護予防・日常生活支援総合事業の実施条件の変化
国は、平成27年4月当初に介護予防・日常生活支援総合事業を実施する市町村が少な
かったことから、次のように実施条件の取り扱いを弾力化しました。
(1)制度改正時の介護予防・日常生活支援総合事業の実施条件
介護予防給付の訪問介護、通所介護の移行(①)と、介護予防・生活支援サービス事
業及び一般介護予防事業の多様化(②)の両方が必須
(2)平成27年度見直し後の実施条件
介護予防給付の訪問介護、通所介護の移行(①)は必須だが、介護予防・生活支援サ
ービス事業及び一般介護予防事業の多様化(②)は、平成29年4月までに実施
介護予防・生活支援サービス事業の類型【地域における好事例を踏まえた参考例】
(a)訪問型サービス(第1号訪問事業)
基準
①現行の訪問介護相当
サービス
種別
➊訪問介護
サービス
訪問介護員による身体介護、生活援助
内容
対象者と
サービス
提供の考
え方
※ 市町村はこの例を踏まえて、地域の実情に応じた、サービス内容を検討する。
②多様なサービス
➋訪問型サービスA
➌訪問型サービスB
(緩和した基準によるサービス)
(住民主体による支援)
住民主体の自主活動と
して行う生活援助等
生活援助等
○既にサービスを利用しているケースで、
サービスの利用の継続が必要なケース
○以下のような訪問介護員によるサービ
スが必要なケース
(例)
○状態等を踏まえながら、住民主体による支援等
・認知機能の低下により日常生活に支障がある
「多様なサービス」の利用を促進
症状・行動を伴う者
・退院直後で状態が変化しやすく、専門的サービ
スが特に必要な者 等
➍訪問型サービスC ➎訪問型サービスD
(短期集中予防サービス)
保健師等による居宅
での相談指導等
※3~6ケ月の短期間で行う
実施方法
事業者指定
事業者指定/委託
補助(助成)
直接実施/委託
基準
予防給付の基準を基本
人員等を緩和した基準
個人情報の保護等の
最低限の基準
内容に応じた
独自の基準
サービス
提供者(例)
訪問介護員(訪問介護事業者)
主に雇用労働者
ボランティア主体
保健・医療の専門職
(市町村)
基準
サービス
種別
サービス 通所介護と同様のサービス
内容
生活機能の向上のための機能訓練
対象者と
サービス
提供の考
え方
○既にサービスを利用しており、サービスの利用の
継続が必要なケース
○「多様なサービス」の利用が難しいケース
○集中的に生活機能の向上のトレーニングを行うこ
とで改善・維持が見込まれるケース
※状態等を踏まえながら、多様なサービスの利用を促進してい
くことが重要。
訪問型サービスB
に準じる
※ 市町村はこの例を踏まえて、地域の実情に応じた、サービス内容を検討する。
①現行の通所介護相当
➊通所介護
移送前後の生活支
援
・体力の改善に向けた
支援が必要なケース
・ADL,IADLの改善に向
けた支援が必要な
ケース
※状態等を踏まえながら、多様なサービスの利
用を促進していくことが重要。
(b)通所型サービス(第1号通所事業)
(移動支援)
②多様なサービス
➋通所型サービスA
➌通所型サービスB
➍通所型サービスC
(緩和した基準によるサービス)
(住民主体による支援)
(短期集中予防サービス)
ミニデイサービス
運動・レクリエーション 等
体操、運動等の活動な
ど、自主的な通いの場
生活機能を改善するための
運動器の機能向上や栄養
改善等のプログラム
・ADLやIADLの改善に向けた
○状態等を踏まえながら、住民主体による支援等「多 支援が必要なケース 等
様なサービス」の利用を促進
※3~6ケ月の短期間で実施
実施方法
事業者指定
事業者指定/委託
補助(助成)
直接実施/委託
基準
予防給付の基準を基本
人員等を緩和した基準
個人情報の保護等の
最低限の基準
内容に応じた独自の基準
サービス
提供者(例)
通所介護事業者の従事者
主に雇用労働者
+ボランティア
ボランティア主体
保健・医療の専門職
(市町村)
3
4
早期実施をする場合の市の利点
(1)特定財源を活用した住民主体の多様な介護予防活動の充実
介護予防に有効な住民主体による地域の活動は、地域包括ケアシステムの構築には必
要不可欠なものであり、充実を進めていかなければなりませんが、介護予防・日常生活
支援総合事業を実施しなければ、この充実に向けた事業に対して特定財源が利用できま
せん。
介護予防・日常生活支援総合事業では、この介護予防に有効な住民主体の活動の運営
に対する支援だけでなく、活動の立ち上げ支援も行うことができることから、介護予防・
日常生活支援総合事業を早期に実施することで、これらの活動に対する支援に、国・県
の特定財源を利用することができることとなります。
多様な主体による生活支援・介護予防サービスの重層的な提供
○⾼齢者の在宅⽣活を⽀えるため、ボランティア、NPO、⺠間企業、社会福祉法⼈、協同組合等の多様な事業主体
による重層的な⽣活⽀援・介護予防サービスの提供体制の構築を⽀援
⽣活⽀援・介護予防サービスの提供イメージ
介護者⽀援
⾃治会単位の圏域
事業
主体
⺠間
企業
外出⽀援
⾷材配達
安否確認
家事援助
交流サロン
配⾷+⾒守り
コミュニティ
カフェ
声かけ
NPO
協同
組合
権利擁護
移動販売
社会福祉
法⼈
ボランティア
バックアップ
等
市町村を核とした⽀援体制の充実・強化(コーディネーターの配置、
協議体の設置等を通じた住⺠ニーズとサービス資源のマッチング、情報集約等)
⺠間とも協働して⽀援体制を構築
(2)介護予防・日常生活支援総合事業費の上限額の拡大
改正前の介護予防事業における事業費の上限額は、当該年度の介護給付費見込額の
2%以内と設定されていますが、介護予防・日常生活支援総合事業費の上限額は、事業
実施の前年度における介護予防給付等の実績額に75歳以上高齢者の伸び率を乗じた額
となり、次年度以後は前年度の上限額に75歳以上高齢者の伸び率を乗じた額となりま
す。
平成27年度からの介護報酬単価が見直されたことにより、平成27年度の介護予防
給付実績額は、高齢者の増加に伴う要支援認定者の増加を考慮した上でも平成26年度
の実績額を下回ることが予想されます。このため、平成26年度の実績額を基準とする
ことができる平成27年度中に介護予防・日常生活支援総合事業を実施する場合は、事
業費の上限額を最大限に確保することができます。
4
これに
に加えて、
「移行期間における特
特例」として平成27
7年度から 平成29年
年度までの
間は、介
介護予防・日常生活支
支援総合事
事業の実施初
初年度の上
上限額は、事
事業実施の
の前年度の
実績額に
に75歳以
以上高齢者の
の伸び率を
を乗じた額で
ではなく、事業実施の
の前年度の
の実績額に
110%
%を乗じた
た額となり、
、次年度以
以後は110
0%を適用
用して得た前
前年度の上
上限額に7
5歳以上
上高齢者の
の伸び率を乗
乗じた額に
になることか
から、早期
期に実施する
ることで「
「移行期間
における
る特例」の
の恩恵を長く
く活用する
ることができ
きます。
このよ
ように、介
介護予防・日
日常生活支
支援総合事業
業費の上限
限額を高く設
設定してお
おくことに
より、住
住民主体の
の活動等の立
立ち上げ支
支援等の介護
護予防・日
日常生活支援
援総合事業
業を整備し
ていく上
上で必要となる一時的
的な費用に
に対する財源
源を、確保
保しておくこ
ことが可能
能となりま
す。
介護予防・日常生活支
支援総合事業
業費の上限額
額のイメージ
12000
11000
10%の特例適
適用
上限額
額までの余裕
裕は、住民
主体の
の活動等の立
立上げ支援
等に活
活用が可能
10%の
の特例適用
10000
上限額に余裕がなく、
地域づくり
りのための費用
用を
十分に確保できない懸
懸念も。
9000
H26
H27
自
自然状態の総額
額
H28
H277移行の特例上
上限額
H29
H3
30
H28移行の特
特例上限額
5 実施時期
期の前倒し
し
早期実施
施による市
市の利点を踏
踏まえ、本
本市における
る介護予防
防・日常生活
活支援総合
合事業の実
施時期を平
平成27年
年度中(平成
成28年3
3月)に前倒
倒しするこ
こととします
す。
5
6
介護予防・日常生活支援総合事業でそれぞれの者が利用できるサービスの整理例
総合事業でのサービス利用可能性(対象者別の各サービスの利用可能性)
現在の要支援者
要介護
認定者
支援提供の手続き
現行
多様な
通所
現行
相当
多様な
訪問
介護予防・生活支援サービス事業
相当
デイサービス
ミニデイサービス
住民主体の支援
(通いの場)
保健師、リハビリ専門職等
が行う短期集中予防サービス
訪問介護員による
身体介護・生活援助
要支援認定者
ケアマネジ
メント
(○)
事業対象者
地域包括支援センター等で
ケアマネジメント
非該当者
(一般高齢者)
市等が事業を周知
利用者を登録・管理
○
○
×
×
○
○
×
(○)※1
○
○
(○)※1
×
○
○
×
○
○
×
(介護給付)
(○)
(介護給付)
緩和した基準による
サービス(掃除・調理など)
×
○
○
×
移動支援
×
○
○
×※3
住民主体の支援
×
○
○
×※3
生活
配食
×※4
○
○
×※4
支援
見守り
×※4
○
○
×※4
○
○
○
○
一般介護予防事業
備
考
※2
※5
※1 要支援者等が中心となっていれば利用可能。また、一般介護予防で行う場合も利用可能。
※2 障がい者や子ども等も加わることができる。(共生型)
※3 一般高齢者、障がい者、子ども等が利用者の一部に含まれていても、要支援者等の利用に着目し
て、間接経費(光熱水費、サービスの利用調整等を行う人件費等)を補助することは可能。
※4 地域支援事業の任意事業等により実施可能。
※5
一般介護予防事業(通いの場関係)には、障がい者や子ども等も加わることができる。(共生型)
(注) 要介護者や非該当者も、見守り、ゴミ出し、移動支援等について、インフォーマルサービスとし
て行われているものは利用可能。
7
袖ケ浦市介護保険条例(抜粋)
附
則
(改正法附則第14条に規定する介護予防・日常生活支援総合事業等に関する経過措置)
第9条
法第115条の45第1項に規定する介護予防・日常生活支援総合事業について
は、介護予防及び生活支援の体制整備の必要性等に鑑み、その円滑な実施を図るため、
平成27年4月1日から平成29年3月31日までの間は行わず、同年4月1日から行
うものとする。
2
法第115条の45第2項第6号に掲げる事業については、その円滑な実施を図るた
め、平成27年4月1日から同年9月30日までの間は行わず、同年10月1日から行
うものとする。
6
議題(4)資料
「地域密着型通所介護」について
<小規模通所介護事業所の移管>
これまで、通所介護(デイサービス)は、県指定の介護サービスとして運営
されてきましたが、平成28年4月より小規模の通所介護事業所については、
地域密着型サービスとして位置づけられ、市に指定権限が移管される予定です。
(1)地域密着型サービスとは
高齢者が住み慣れた地域や環境での生活が継続できるようにするための以下
のサービスです。
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
・夜間対応型訪問介護
・認知症対応型通所介護(介護予防)
・小規模多機能型居宅介護(介護予防)
・認知症対応型共同生活介護(介護予防)
・地域密着型特定施設入居者生活介護
・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
・看護小規模多機能型居宅介護
・地域密着型通所介護(平成 28 年 4 月から予定)
(2)地域密着型サービスに移行すると
①指定権者が千葉県から事業所所在地の市町村になります。
②原則として事業所所在市町村の被保険者だけがサービスを利用できます。
③市町村が日常生活圏域ごと計画的な整備を行うことになります。
④基準に関する条例を定める権限は、市町村が有します。
(3)地域密着型サービスへ移行する通所介護事業所
事業所の利用定員が 18 人以下の事業所です。
(4)移行の手続き
平成 28 年 4 月より前に、現に指定を受けている事業所は、地域密着型通所介
護の事業所として指定があったものとみなされますので、特に移行の手続きは
不要です。
1
(5)平成28年4月以降の各種届出の提出先
①事業所に関する変更届・再開届・休止届・廃止届、加算に関する届出等
⇒指定を受けている市町村へ提出
②法人に関する変更届
⇒当該法人の事業所の指定権者それぞれに提出
③老人福祉法の届出(老人デイサービス事業に関するもの)
⇒千葉県へ提出
(6)事業所所在地以外の市町村からの利用者はどうなる
事業所所在地以外の市町村からの利用について、平成 28 年 3 月 31 日現在利
用している人(利用者と事業所の間で契約が継続している場合)は、それぞれ
の住所地である市町村の指定があったものとみなされるため、引き続き利用す
ることが可能です。
(7)他市町村の利用者を新たに受け入れるための手続き
地域密着型サービスへの移行後は、上記の(2)のとおり、原則として事業所
所在市町村の住民だけに利用が限定されるため、他市町村の住民は利用ができ
ません。ただし、「利用しなければならない理由」があれば、所定の手続きを
経て、当該他市町村からの指定を受けることで、利用が可能となります。
例)袖ケ浦市の住民が木更津市の事業所を利用しなければならない場合
①木更津市の事業所が袖ケ浦市に申請書を提出
②袖ケ浦市が木更津市に当該事業所の指定に係る同意を申請(当該自治体で
事前に同意申請を不要とする合意がある場合を除く。)
③木更津市は同意する旨もしくは同意しない旨を、袖ケ浦市に通知。同意が
得られなければ袖ケ浦市は当該事業所を指定することができない。
④袖ケ浦市は、事業所からの指定申請書を審査のうえで、木更津市の当該事
業所を指定。なお、この指定は「利用者単位」で行われるため、さらに別
の方が当該事業所を利用しようとする場合は、改めて指定申請や同意申請
の手続きが必要となる。
※ケアマネ等からの相談や届出により、他市事業所が利用になるということで
はなく、
「利用しなければならない理由」に基づき、所在市町村との協議が必
要となります。
2
「地域密着型通所介護」に移行による利用者等への影響
※厚生労働省省令改正等がなされていないため、県の説明会等を踏まえた
現時点の想定です。
<現在、他市事業所(定員18名以下)を利用している被保険者>
・平成28年3月31日時点で利用が継続している者(契約中である者)は、
その後も継続して当該事業所を利用することができます。
・ただし、当該事業所を袖ケ浦市が指定したとみなされる期間は、現在の指定
期間までになります。みなしの指定期間経過後の取扱いは未定です。
・利用契約が途切れたのち、改めて当該事業所を利用することはできません。
<新たに他市事業所(定員18名以下)の利用を希望する場合>
・平成28年4月以降に他市事業所の利用を希望しても、利用することはでき
ません。逆に、他市の被保険者が本市事業所を利用することもできません。
・他市事業所を希望する場合は、定員19名以上の事業所か、そうした事業所
のサテライト事業所を選択することとなります。
・どうしても定員18名以下の他市事業所を利用したい場合には、
「その事業所
を利用しなければならない理由」を保険者に申し出て、保険者同士で協議を
行うこととなります。
<介護報酬算定等について>
・これまで、小規模通所介護の報酬算定は、
「前年度の月平均利用者数が300
人以下」とされていました。平成28年4月以降は、利用者数ではなく「利
用定員18名以下」で判定されることになる見込みです。
・各通所介護事業所においては、他市利用者の受入れの可否、介護報酬算定の
状況等を踏まえ、定員の増減やサテライトへの移行等などを検討していくこ
ととなります。
※現行の報酬単価
要介護1、所要時間 5 時間以上 7 時間未満とした場合
小規模 (月 300 人以内) 641 単位
通常規模(月 750 人以内) 572 単位
3
別紙
通所介護事業所の地域密着型サービス等への移行に関する調査票
法人名:
担当者名:
電話番号:
1.現在の事業所の状況についてご記入下さい。
事業所番号
事業所名
指定有効期間
平成
年
月
日~
平成
年
月
日
実施地域
宿泊サービスの有無
あり
・
なし
スプリンクラーの設置
あり・なし
人
利用定員
(同時にサービス提
供を受けることがで
きる利用者の上限)
単位ごとの定員
1単位目
人
2単位目
人
サービス提供時間
2.平成28年4月以降、貴事業所は以下のどのサービス種別に移行予定ですか。該当す
る項目に「〇」を付してください。
1.地域密着型通所介護事業所に移行する。
2.大規模型・通常規模型の通所介護事業所に移行する。
(利用定員を増やす)
※利用定員の予定を記載ください。
(
人)
3.大規模型・通常規模型の通所介護事業所のサテライト型事業所に移行する。
(本体事業所名:
)
4.小規模多機能型居宅介護事業所のサテライト事業所に移行する。
(本体事業所名:
5.その他(例:廃止予定
)
)
6.未定
裏面あり
3.現在の利用状況について伺います。
現時点での契約者
袖ケ浦市(
の状況
市原市(
名)
・木更津市(
名)・君津市(
名)
名)
その他(
市・
名)
(
市・
名)
利用定員に対する
利用定員をほぼ満たして稼働しており、これ以上の受入れ増はあま
利用者の状況
り見込めない(見込まない)。
一定の利用者は確保できているが、利用定員まではまだ余裕があり、
※
新規の契約者を増やしていきたい。
該当する項目に
利用定員に満たない状態が続いており、新規の受入れ増が急務であ
「〇」を付してく
る。
ださい。
その他
※貴事業所の状況を自由にご記入ください。
4.地域密着型通所介護事業所に移行予定の事業所に伺います。
地域密着型通所介護事業所に移行した場合、原則として、事業所所在市町村の被保険者
のみがサービス利用の対象となります。他市町村の被保険者を受け入れられなくなること
による事業所経営への影響について、該当すると思われる項目に「〇」を付してください。
1.大きく影響がある
2.影響がある
3.あまり影響はない
4.よくわからない
5.その他(
)
5.質問や疑問、今後市から提供を希望する情報などがありましたら、ご記入ください。
ご協力ありがとうございました。
【袖ケ浦市内通所介護事業所 調査結果】
利用定員
H28.4月以降の
サービス種別
宿泊サービス
現在の利用状況
袖ケ浦市 木更津市
君津市 富津市
10人
地域密着型
×
市内0名 市外11名
2
大きく影響がある
袖ケ浦市 木更津市
10人
地域密着型
×
市内20名 市外0名
2
あまり影響はない
袖ケ浦市
10人
地域密着型
×
市内9名 市外5名
2・3
影響がある
10人
地域密着型
×
市内23名 市外2名
2
影響がある
袖ケ浦市 木更津市
10人
地域密着型
×
市内18名 市外0名
3
影響がある
袖ケ浦市
10人
未定
×
市内2名 市外5名
2
-
-
袖ケ浦市 木更津市
市原市
10人
未定
×
市内9名 市外7名
2
-
I
-
袖ケ浦市
14人
地域密着型
○
市内23名 市外14名
2
大きく影響がある
J
H27.9.1~H33.8.31
袖ケ浦市 木更津市
市原市 君津市
14人
地域密着型
×
市内3名 市外3名
3
大きく影響がある
K
H22.4.1~H28.3.31
袖ケ浦市 木更津市
15人
地域密着型
○
市内29名 市外8名
2
大きく影響がある
L
H24.5.1~H30.4.30
袖ケ浦市
15人
20人へ定員変更予定
×
市内14名 市外12名
2
-
M
H25.5.1~H31.4.30
袖ケ浦市 木更津市
15人
サテライト型事業所
×
市内35名 市外2名
2
-
N
H26.4.1~H32.3.31
袖ケ浦市 市原市
木更津市
20人
未定
×
市内30名 市外10名
2
-
O
H24.3.1~H30.2.28
袖ケ浦市 木更津市
市原市 君津市
20人
変更なし
×
市内23名 市外4名
3
-
P
H27.1.1~H33.12.31
袖ケ浦市 木更津市
君津市 市原市
大田区 川崎市
120人
変更なし
×
市内87名 市外232名
2
-
事業所
指定有効期間
A
H23.5.1~H29.4.30
B
H24.5.1~H30.4.30
C
-
D
H22.10.1~H28.9.30
F
H24.11.1~H30.10.31
G
H26.10.1~H32.9.30
H
実施地域
-
利用定員に関する利用 地域密着型通所介護事業所に移行後
者の状況(※1)
の事業所経営に関して
※1 回答について、以下の番号で表記。
利用定員に対する利用者の状況
(1)利用定員をほぼ満たして稼働しており、これ以上の受け入れ増はあまり見込めない(見込まない)。
(2)一定の利用者は確保できているが、利用定員まではまだ余裕があり、新規の契約者を増やしていきたい。
(3)利用定員に見たない状態が続いており、新規の受け入れ増が急務である。
(4)その他
<質問・疑問・市から提供を希望する情報>
・4月より、木更津市の御利用者様のうけ入れが出来なくなるのか心配な面があります。お泊りデイサービスについては、特に木更津市保険者の方が多い為、必要なサービスだと思われます。
当事業所では、木更津市の方のうけ入れが出来る事を希望します。
・市境に位置し、市原市の利用が多いです。現在の利用者が継続利用できる方法がありましたら、情報提供ください。現在のところ、利用者の継続利用を考えると、通常規模型のサテライトの可能性が
高いですが、経営主体等を考えると地域密着型通所介護が妥当だと考えます。
・指定を受けたのが、平成27年9月のため、地域密着型に移行の際、再度指定を受ける必要があるとお伺いしました。県への指定申請を行った際の基準と何か変更があるのか等の情報が頂けたらと
思っております。
・当事業所は、木更津市に隣接しております。現在も木更津市の方がご利用になられており、今後もご利用希望があることと考えております。
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