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鎮痛消炎薬 644KB

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鎮痛消炎薬 644KB
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鎮痛消炎薬
塗布剤,貼付剤,エアゾール剤
使用上の注意と記載条件
解 説
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こ
りやすくなる)
1. 次の人は使用しないこと
あ本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある
人。
あいインドメタシン配合の外皮用薬の使用によりアレルギー
症状(ぜんそく発作の誘発)が報告されている。
インドメタシンを含有する製剤に記載。
いぜんそくを起こしたことがある人。
インドメタシンを含有する製剤に記載。
2. 次の部位には使用しないこと
あ目の周囲,粘膜等。
い湿疹,かぶれ,傷口。
うみずむし・たむし等又は化膿している患部。
インドメタシンを含有する製剤に記載。
3. 長期連用しないこと
インドメタシンを含有する製剤に記載。
1. 次の人は使用前に医師又は薬剤師に相談すること
あ医師の治療を受けている人。
インドメタシンを含有する製剤に記載。
あい目の周囲,粘膜,湿疹,かぶれ,傷口等の部位に使用する
と,強い刺激感や痛みがあらわれることがある。
う感染症に対しては効果がなく,また,みずむし等の症状を
不顕性化するおそれがある。
3. 消炎鎮痛剤による治療は痛みの原因治療ではなく,症状を
抑える対症療法であることから,漫然と長期に使用すべき
でなく,また長期連用による副作用も懸念される。
あ治療を受けている人は,医師から何らかの薬剤の投与又は
処置を受けており,素人判断で他の薬剤を使用することは,
同種薬剤の重複投与や相互作用等を引き起こすおそれがあ
る。
使用上の注意と記載条件
い妊婦又は妊娠していると思われる人。
インドメタシンを含有する製剤に記載。
解 説
いインドメタシンを妊娠末期に経口投与したところ,胎児循
環持続症等の障害が新生児に起きたとの報告があり,外皮
用剤での安全性が確立されていないことから妊婦の使用は
避けることが好ましい。
う本人又は家族がアレルギー体質の人。
う本人又は家族がアレルギー体質の人は,アレルギーを起こ
しやすいので,素人判断で薬剤を選ばないで専門家に相談
し,その指示によって使用すべきである。
え薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
え薬剤によりアレルギー症状を起こしたことのある人はアレ
ルギーを起こした薬剤並びにその類縁の薬剤を避けて使用
する必要がある。
2. 次の場合は,直ちに使用を中止し,この文書を持っ
て医師又は薬剤師に相談すること
あ使用後,次の症状があらわれた場合
あ配合されている成分により,あらわれることが予測される
副作用症状を記載している。このような症状があらわれた
関係部位
症 状
アウ
イ
場合は,症状の増悪,重篤な症状への移行を未然に防ぐた
発疹・発赤,かゆみ,はれ ,痛み ,
皮 ふ
ウ
ウ
ウ
め,使用を中止し,医療機関の受診をすすめることが大切
ヒリヒリ感 ,熱感 ,乾燥感
ア
である。なお,使用している薬剤の成分等を専門家に知ら
は,抗ヒスタミン剤を含有する製剤に
せるため,添付文書等の持参を記載している。
記載。
は,トウガラシ,カプサイシン又はニコチン酸ベ
ンジル等を主剤とし温感・刺激を目的とする製剤
に記載。
ウ
は,インドメタシンを含有する製剤に記載。
イ
い 5 ~6 日間使用しても症状がよくならない場合
い 5 ~6 日間使用しても症状の改善がみられない場合は,他
に原因があることも考えられるので,使用を中止し,専門
家に相談する必要がある。
〔用法及び用量に関連する注意〕
あ(11 歳以上の)小児に使用させる場合には,保護者
の指導監督のもとに使用させること。
( )内は,インドメタシンを含有する製
剤に記載。
い 11 歳未満の小児に使用させないこと。
インドメタシンを含有する製剤に記載。
ただし,用法及び用量に記載があれば,重複して
記載する必要はない。
い 11 歳未満の小児における使用経験がないため,安全性の
面から使用を禁止している。
使用上の注意と記載条件
解 説
う目に入らないように注意すること。万一,目に入っ
た場合には,すぐに水又はぬるま湯で洗うこと。な
お,症状が重い場合には,眼科医の診療を受けるこ
と。
う外用剤の中には,有効成分,添加物を問わず刺激性を有す
る成分(界面活性剤等)が含まれている場合が多く,易刺激
性の眼粘膜に触れた場合,充血や腫脹を起こすおそれがあ
るので,目に入らないように注意する必要がある。
塗布剤又はエアゾール剤の場合に記載。
え顔に向けて噴霧しないこと。
インドメタシンを含有するエアゾール剤
又は噴霧剤の場合に記載。
お大量・広範囲には使用しないこと。
エアゾール剤の場合に記載。
か外用にのみ使用すること。
塗布剤の場合に記載。
か ' 外用にのみ使用し,吸入しないこと。(まれに,)吸
入によりめまい,はき気等の症状を起こすことがあ
るので,できるだけ吸入しないよう,また周囲の人
にも十分注意して使用すること。
え顔に近づけて噴霧したりすると,噴霧液を吸入してしまう
可能性がある。
おエアゾール剤の吸入によりめまい,吐き気等が報告されて
いるため,大量・広範囲には使用しないよう十分注意する
必要がある。
か定められた投与経路,適用部位以外への使用は,思わぬ副
作用を引き起こすおそれがあるので,その医薬品にあった
使用方法を守る必要がある。
か ' エアゾール剤の吸入によりめまい,吐き気等が報告され
ているため,本剤の使用中に本人又は周囲の人が吸入しな
いよう十分注意して使用すべきである。
エアゾール剤の場合に記載。ただし,
( )
内は必要とする場合に記載。
き貼った患部をコタツや電気毛布等で温めないこと。
トウガラシ,カプサイシン又はニコチン
酸ベンジル等を主剤とし温感・刺激を目的とする
貼付剤に記載。
く使用前によく振とうすること。
必要な場合に記載。
け患部まで○○ cm の距離で噴霧すること。
エアゾール剤の場合に当該製品の至適な
距離を記載。
こ同じ箇所に連続して○秒以上噴霧しないこと。
エアゾール剤の場合に当該製品の至適な
時間を 3 秒を超えない範囲で記載。
きトウガラシ,カプサイシン又はニコチン酸ベンジル等を主
剤とし,温熱刺激を目的とする製剤は,皮膚に対する刺激
が強く,特に使用中に患部をコタツや電気毛布等の保温器
具で温めた場合に強い痛みがあらわれることがある。
く使用前によく振とうすることで,成分を均一に分散させる
ための注意である。
け患部までの距離が短かったり,同じ箇所に長く噴霧すると,
噴射剤自体の刺激を強く感じたり,また,噴射剤が気化す
るとき熱を吸収するため,凍傷のような症状があらわれる
ため注意が必要である。
こ患部までの距離が短かったり,同じ箇所に長く噴霧すると,
噴射剤自体の刺激を強く感じたり,また,噴射剤が気化す
るとき熱を吸収するため,凍傷のような症状があらわれる
ため注意が必要である。
さ 1 週間あたり 50 g(又は 50 mL)を超えて使用し さ 1 週間あたりの使用量が製剤として 50 g(又は 50 mL)を超
える用量では安全性が確認されていない。
ないこと。
インドメタシンを含有する塗布剤又はエ
アゾール剤に記載。
使用上の注意と記載条件
解 説
し皮ふの弱い人は,使用前に腕の内側の皮ふの弱い箇 し皮ふの弱い人の発疹・発赤等のアレルギー症状を未然に防
所に,1 ~2 cm 角の小片を目安として半日以上貼
止するためで,症状がみられた場合は,その薬剤は不適で
り,発疹・発赤,かゆみ,かぶれ等の症状が起きな
ある。
いことを確かめてから使用すること。
インドメタシンを含有する貼付剤に記
載。
す連続して 2 週間以上使用しないこと。
インドメタシンを含有する貼付剤に記
載。
すインドメタシンを含有する貼付剤において,2 週間以上の
連続使用での安全性は確認されていない。
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