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本部より

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本部より
(Z−13)
倉谷 滋(理化学研究所)
本部より
Zoological Science 編集主幹の交代,および
編集体制変更について
650–0047
神戸市中央区港島南町2–2–3
独立行政法人理化学研究所 平成17年1月1日より,道端 齊会員(広島大学)か
発生・再生科学総合研究センター
[email protected]
ら長濱嘉孝会員(基礎生物学研究所)へ主幹が交代しま
した.それに伴い,いくつかの変更がなされています.
ご投稿に際しましては,投稿規定等をお読み頂きたく,
筒井和義(広島大学)
皆様のご投稿をお待ちしています.
主 幹 長濱嘉孝(基礎生物学研究所)
739–8521
東広島市鏡山1–7–1
広島大学総合科学部脳科学研究室
[email protected]
444–8585
岡崎市明大寺町字西郷中38
自然科学研究機構・基礎生物学研究所
馬渡峻輔(北海道大学)
[email protected]
編集委員 岡 良隆(東京大学)
060–0810
札幌市北区北10条西8
北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻
(生物)
113–0033
[email protected]
文京区本郷7–3–1
東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻
(動物科学)
[email protected]
6
(Z−14)
編集主幹をお引き受けして
会を代表する研究者です.これらの先生方には大変な負
担を掛けることになりますが,皆様快く引き受けて下さ
Zoological Science 編集主幹
いました.ただ,このような少人数で電子化に伴う投稿
長濱嘉孝
論文数の増加をスムースに処理できるのか私も正直いっ
この度,Zoological Science(ZS)の編集主幹を担当
て自信ありません.近い将来には,さらに Editors の追
させていただくことになりました.私にとっては重過ぎ
加をお願いすることになる可能性もありますが,先ずは,
る大役ですが,これから2年間会員の皆様の協力を得な
この少人数による編集体制を最大限に生かしながら,国
がら ZS のさらなる発展のために努力したいと考えてお
内外の動物学研究を展望しつつ ZS の編集に反映させた
りますのでよろしくお願いします.昨年10月以来,浅島
いと思っています.Advisory Board に関しても,外国人
会長,佐藤副会長などとも相談しながら新編集体制につ
による論文査読,アジアの国々との交流の推進という視
いて検討してきましたが,それがほぼ整いましたのでこ
点から大幅に見直すことを検討しておりますが,この点
の場をかりて説明させていただきます.なお,電子化に
に関してはもう少し時間をいただきたいと思っています.
伴う投稿規定の変更などについてはすでに E-mail と本
編集事務局の新設:今回,編集体制のスリム化を実行
誌22巻第1号で会員の皆様にはお知らせしましたので,
ここでは省略します.
するにあたり,学会事務局からの多大なサポートが不可
欠となります.そこで,学会事務局に ZS 編集事務局を
電子化による編集体制の強化:近年,学会誌の衣替え,
新設することにし,この1月からすべての論文の投稿先
あるいは新しいジャーナルの次々の誕生などによりジャ
はこの編集事務局となりました.ここには,菊江佳世子
ーナルの商業化が凄まじい勢いで進んでおります.その
さんと武田真紀さん,さらには ZS の印刷をお願いして
ような趨勢のなか,ZS は学会員,投稿者,そして購読
いるレタープレスの高階充雄さんがお手伝い下さいま
者による手作りのジャーナルであることが大きな特徴で
す.また,学会事務局の永井裕子さん,寺崎陽子さんに
あります.とはいえ,投稿の容易さ,審査の迅速性と厳
も協力をお願いしてあります.
正さ,或いは印刷の質,速報性などの点において他のジ
ャーナルと些かも劣っていてはならないことはいうまで
内容を充実させます:以上がこの1月からスタートし
もありません.そのような考えのもと,ZS では前任の
た ZS の新編集体制です.会員の皆様には十分に開かれ
鈴木,道端編集主幹の努力で早くからジャーナルの電子
た編集委員会/事務局にしたいと思っています.編集状
化を進めてきました.新体制下では,電子投稿システム
況(論文投稿数や採択率など)につきましては学会総会
を早急に実現させます.これにより国外からの投稿数増
や理事会などの折に定期的に報告させていただきます.
加が見込まれ,ZS 国際化へのさらなる期待が膨らみま
すでに,編集委員と編集事務局との会合を昨年末までに
す.そこで,このチャンスをジャーナルにとって大きく
3回開き,今後の編集方針や体制などについて活発な意
飛躍する契機として生かすべく,ZS の編集体制を見直
見を交わしてきました.特に緊急に必要な投稿規定の改
すことにしました.これまで10数名から構成されていた
訂は電子化理事でもある岡委員を中心として作業を急ぎ
分野別編集体制を踏襲するのではなく,思い切って少数
ました.また,本誌の掲載内容についても検討を進めて
の Editors からなる新たな編集体制を導入することにし
おります.すでに22巻第1号がお手元に届いていること
ました.これにより Editor ひとりあたりの負担は大き
と思いますが,倉谷委員が素晴らしい総説を投稿して下
く増加することになりますが,一方で主幹を中心とした
さいました.以前から ZS の総説は定評があり,国内外
Editor 間の連携がより緊密となり,常に話し合いを持
で広く引用されています.今後も総説はできるだけ毎号
ちつつ編集を進めることが可能となります.
掲載したいと考えておりますので,総説をまとめようと
思われたら予め主幹か編集委員に是非ご相談下さい.ま
少数の Editors:Editors に関しましては,特に研究
た,新しい試みとして本誌一号またはその一部を割いて
分野等を考慮しつつ,岡 良隆(東大),倉谷 滋(理
特集を組むことを考えており,多様性や環境などについ
研)
,筒井和義(広大),馬渡駿輔(北大)の4人の先生
ての企画を重点的に取り上げる予定です.社会的にも関
にお願い致しました.いずれもそれぞれの分野で動物学
心が高い動物学関連課題に学問的基盤を提供するととも
7
(Z−15)
にそれを記録として残すことに大きな意味があると考え
http://wwwsoc.nii.ac.jp/honbu/shomu/gakkaishou.html
てのことです.その最初の試みとして興味深い特集を組
締め切りは平成17年3月31日(金)必着でお願いいた
むように考えています.期待してください.コピーエデ
します.
ィター(native speaker)による採択論文の英文添削に
ついても検討中です.
平成17年度学会賞等選考委員会
真行寺千佳子(形態・細胞)
Zoological Science への投稿をお願いします:21世
蟻川謙太郎(生理)
紀の生物科学が目指す1つの方向は統合性にあるといわ
八杉 貞雄(発生)
れます.多くの研究分野を包含する動物学はまさにその
○長濱 嘉孝(内分泌・委員長)
代表的学問領域であります.会員の皆様のデスクの上に
七田 芳則(生化学・分子生物学)
はいつも ZS があり(ジャーナル電子化が進む今日,な
今福 道夫(生態・行動)
かなかそのような機会は少なくなると思いますが),少
西川 輝昭(分類・系統・遺伝・進化)
し離れた分野での貴重な新情報をそこから得るようにし
(任期は平成17年1月1日から12月31日まで)
ていただければと思います.IF に関する扱いに付きま
なお,委員に特別な事情が生じた場合は,会長指名に
しては,ただ数値を上げることにのみ,その意義を問う
より委員が交代することがあります.
のではなく,そのジャーナルが担うべき役割を踏まえて,
IF が考え出された本来の意味を総合的に考える時代だ
(応募要項)
と考えています.そういった意味におきまして,ZS は
1.推薦書
広い分野をカバーする動物学のジャーナルとしては国際
2.選考対象となる研究テーマに関する主要業績5編
的トップジャーナルの一つであることは疑いがありません.
以内の論文別刷またはそのコピー
ZS がさらに大きく飛躍するよう編集委員一丸となって
3.候補者の業績目録(論文は一番最新のものから遡
努力する積りです.会員の皆様におかれましては是非良
って次の事項を記入する.
い論文を ZS へ投稿下さいますようお願いいたします.
(全著者名・発表年・論文表題・学協会誌名・巻
号・頁)
平成17年度日本動物学会賞・奨励賞受賞者
公募について
4.その他選考の参考になると思われる資料
上記の1から4までの書類の正本1部と複本6部を提
学会賞選考委員会
出下さい.なお,提出の書類は返却しませんので予めご
平成17年度動物学会賞ならびに奨励賞の受賞者候補者
承知下さい.
の公募をいたします.学会賞は,本会会員で学術上,有
益で動物学の進歩発展に重要な貢献をなす業績を挙げら
応募書類請求および送付先
れた研究者(個人またはグループ)に贈られます.また,
〒113–0033
奨励賞は,本会会員で活発な研究活動を行い,将来の進
社団法人 日本動物学会
歩,発展を強く期待される若手研究者に贈られ,両賞の
TEL: 03–3814–5461
選考は社団法人日本動物学会賞規定に則り,次のように
Email: [email protected]
行われます.評議員会に設けられた学会賞等選考委員会
文京区本郷2–27–2
東真ビル
FAX: 03–3814–5352
書留または宅配便などで送付下さい.締め切りは,3
が被推薦者の中から原則として二名の候補者を選び,評
月31日です.
議員会に答申いたします.評議員会はその答申に基づい
平成15年度 江上基金による若手研究者
国際会議出席補助金公募について
て審議し,受賞者を決定します.本年度の学会賞等選考
委員会とその担当分野は下記のとおりです.
動物学会のますますの活性のためにも,自薦他薦を問
江上基金は,本会会長であられました故江上信雄先生
わず,多くの会員の方々にご応募頂きたいと思います.
応募用紙は下記 URL からダウンロードしてください.
のご寄付に基づき,そのご遺志を伝えるべく,1990年創
8
(Z−16)
設された基金です.本会が主催する国際シンポジュウム
応募資格 動物学会会員で,若手の女性研究者
における経費と本会の若手研究者の方々を国際会議に派
平成17年度会費を納入済であること
遣しようという2つの目的を持った基金です.平成15年
度に国際会議出席を予定されている,若手研究者の方々
締め切り日 平成17年3月31日(木)
はご応募をお待ちしております.大学院生の方もご応募
提出書類
できます.
1.申請書(正本1部+6部のコピー)
1.応募資格 動物学会会員のうちで,35歳(応募時)
2.選考対象となる研究テーマに関する主要業績5編
までの若手研究者.
以内の論文別刷またはそのコピーを添付することが
本年度会費(平成15年度会費)が納入さ
出来ます.
れており,本人が国際会議で発表する事
応募書類請求および送付先
を前提とする.
2.応募書類 本会所定の書類(学会 HP からダウンロ
〒113–0033
文京区本郷2–27–2
ード)
社団法人 日本動物学会
最近の論文を2編添付すること.
TEL: 03–3814–5461
東真ビル
FAX: 03–3814–5352
Email: [email protected]
3.必要数 正本1部+6部のコピー
書留または宅配便などで送付下さい.
4.補助金額 総額20万円
5.予定補助件数 2件
社団法人日本動物学会 OM 賞選考規定
6.締め切り 平成17年3月31日(木)必着 7.選考方法 平成17年度学会賞等選考委員会による書
第1条
類選考
第2条
文京区本郷2–27–2
本賞は,本会に寄せられた特定の寄付を OM 氏
基金とし,これを原資として若手女性研究者による動
応募書類請求および送付先
〒113–0033
日本動物学会定款細則第18条にもとづき,本
賞を日本動物学会 OM 賞とする.
8.結果通知 平成17年6月上旬に本人宛通知
物学発展への新たな試みを奨励することを目的とする.
東真ビル
社団法人 日本動物学会
第3条
受賞資格は,本学会の若手の女性会員とする.
TEL: 03–3814–5461
第4条
OM 賞の公募は学会賞等選考委員会が年一回
FAX: 03–3814–6216
Email: [email protected]
行い,生物科学ニュースに広告して行う.
第5条
書留または宅配便などで送付下さい.
OM 賞に応募する者は,学会賞等選考委員会の
定めるところに従い申請書を提出しなければならない.
平成17年度動物学会 OM 賞公募について
第6条
学会賞等選考委員会は原則として二名の候補
者を動物学会評議員会に答申し,審議を経て受賞者を
募集目的
決定する.
本会はある篤志家の方から1000万円のご寄付を頂戴い
第7条
たしました.その方の御意志を尊重し,平成13年度総会
受賞者に賞状と副賞を授与する.副賞は OM
氏基金に依るものとし,一件に付き50万円とする.
におきまして,「社団法人 日本動物学会 OM 賞」を設
第8条
立し,規定を定めました.これは女性研究者の動物学研
本賞は,OM 氏基金残額が一件の副賞に足り
なくなった時点で解消する.
究を奨励する目的で助成金を設けたもので,以下のよう
第9条
に募集を行います.
この規定を改正する場合は,評議員会の承認
を得なければならない.
附則 この規定は2001年10月7日から施行する.
募集件数 2件
助成金額 1件につき50万円
9
(Z−17)
動物学会の高校生ポスター発表のその後…
現代は,価値観が多様な上,情報ばかりで現実感がな
く,自分自身の道を決めかねている高校生も多いことと
私は福井県の公立高校で生物を教える田舎教師です.
危惧します.高校でも進路指導はしますが,実体験に勝
先日,動物学会に関連して大変うれしい出来事がありま
るインパクトはありません.学会会場の雰囲気の良さを
したのでお便りします.
知り,反面,研究の厳しさを知った上での選択ですから,
2002年に,金沢大学において動物学会が開催されまし
文系から理系へ鞍替えしたことに,私は何の心配もして
た.開催地が近かったため,私が顧問を務める生物部も,
いません.何よりも,高校生にそのような発表の機会を
この学会の高校生ポスター発表に参加させていただきま
設けてくださった動物学会と,生物学の雰囲気の良さを
した.当時の生徒の中には,友達に誘われて籍を置く者
お教え下さった男性の先生方,また学問の厳しさをお教
もおり,さほど生物学に対する関心が高い部員ばかりと
え下さった女性の先生方,そして金沢大会を運営し,生
はいえませんでした.
徒に道を示して下さった先生方に対し,深く感謝せずに
ポスター発表も何とか終わり,帰りの車中で学会の印
はいられません.
象を尋ねたところ,「おじさん達(男性の先生方)はお
生徒本人になり代わりまして厚く御礼申し上げます.
おむね寛容な態度でやさしく質問してくれたけど,おば
ありがとうございました.
さん達(女性の先生方)は,ここはおかしい,ここは間
福井県立武生高等学校
違っている,と厳しいことばかり言うので,泣きそうに
教諭 小林輝己
なった」と,ある女生徒 A は申しておりました.私は,
「そう,よかったね.女性の先生方は,高校生のあなた
蟻川謙太郎会員(横浜市立大学大学院総合理学研究科)
の研究を同じ目線で見てくれたんだね」と,そんな会話
が平成16年10月30日(土)に,横浜文化賞文化・芸術奨
が交わされたと記憶しています.
励賞学術部門を受賞されました.
さて翌年,私は諸事情があり,福井県立大学海洋生物
西田宏記会員(大阪大学大学院理学研究科)が平成16
資源学研究科(大学院)において,2年間の内地留学を
年度井上学術賞を受賞されました.
することとなりました.現在その2年目に当たります.
支部だより
先日,本大学の1年生が,私のいる臨海研究センターを
見学にやってきました.するとその中に見覚えのある顔
中部支部では下記のように支部大会を開催しました.
があるではありませんか.「先生∼,お久しぶり∼」と
明るく駆け寄ってくる A の姿を見て,私にはピンとく
(社)日本動物学会平成16年度中部支部大会
るものがありました.あの学会会場での光景です.
会期:平成16年7月23日(金)∼24日(土)
ポスターの前でしどろもどろのディスカッションをし
会場:静岡グランシップ
ている生徒の前に,学会の総括責任者の先生が立ち止ま
って下さいました.先生は,特に生徒に声を掛けること
はせずに,2∼3分間ポスターをじっくり眺められて一
去る7月23,24日に静岡大学理学部生物学教室のスタ
言.「知らなかった∼」と嘆息まじりにおっしゃったの
ッフを中心として平成16年度中部支部大会を静岡グラン
です.この時,生徒の心には,何らかの強烈な呪縛がか
シップで開催しました.今回は,特別講演3題,一般講
かったようでした.よく“褒めて伸ばす”などと言われ
演12題,ポスター演題9題,そして高校生による発表が
ますが,褒めるというのは“自尊心をくすぐる”ことな
9題あり,参加者も194名で,大いに盛り上がりました.
んだと,私自身も気付かされた一瞬でした.
また,本大会では特別に『身近な動物の多様な生き方の
A は,まさに友人に引きずられて入部した生徒で,高校
ふしぎ−カタツムリからウズラまで−』と題したシンポ
では文科系進学のクラスにいました.後で確かめたとこ
ジムを企画し,シンポジストには動物の多様な生物現象
ろ,大学入試の前期試験では他大学の英米文学科を,後
を分子レベルから研究することの面白さを語っていただ
期試験で福井県立大の海洋生物を受験したとのことです.
きました.参加した中高校の教員や一般市民からも興味
本人以外は,皆冗談だろうと思っていたようです(受験
深かったとの感想をいただくことができ一安心しまし
しないか,または合格しても浪人するだろうということ)
.
た.懇親会には,事務局長の永井裕子さんが参加され,
10
(Z−18)
「現在,Zoological Science が参画している Unibio Press
ゼブラフィッシュ初期胚由来培養細胞の二次胚誘導能の
解析
の話」についてのお話を聞くことができました.また,
高校生の発表では,身近な問題を基本的な技術を使って
橋口 恵 1,2,酒井則良 2( 1福井県大・海洋生物資
取り上げているものが多く,このような研究から新しい
源,2遺伝研・小型魚類開発)
大きな芽がでてくる予感がしました.発表された高校生
メダカの器官形成を三次元画像で見る
萱野公平,原田智弘,Lee Lawlence,橋本寿史,
全員が今後も研究を続けてくれることを期待し,優秀発
尾里建二郎,若松佑子(名大・生物機能セ)
表賞の賞状と浅島誠会長と長濱嘉孝支部長名の入ったト
ロフィーを送りました.今後ともこのような小さな会か
Cloning, expression and characterization of three types
ら新たな芽が出てくることを願っています.
of 17β-hydroxysteroid dehydrogenases from the Nile
tilapia, Oreochromis niloticus
大会委員長■■■■■■■
静岡大学理学部生物学教室
Linyan Zhou, Deshou Wang and Yoshitaka Nagahama
田中滋康
(Laboratory of Reproductive Biology, National
Institute for Basic Biology, Okazaki 444-8585, Japan)
Differential Expression of Medaka DMY and DMRT1
講演:
マウス自己免疫病発症に対する Bisphenol A および
En-Lieng Lau, Masaru Matsuda, and Yoshitaka
Genistein の影響
Nagahama(Laboratory of Reproductive Biology,
茶山和敏(静岡大・農学),螺良愛郎(関西医科
National Institute for Basic Biology, Okazaki 444-
大・病理学第二講座)
8585 and CREST)
ウズラ・アグーチ遺伝子の同定並びに羽毛芽色素パター
遺伝的全雄コイの性分化に対する外因性女性ホルモンの
ン形成過程における発現解析
影響
1
2
3
1
丹羽 透 ,中村 明 ,塩尻信義 ( 国立がんセン
ビテロジェニンは環境ホルモンによる性分化障害の指標
ター研究所・発がん,2静岡県立大,3静岡大・理・
となるのか
生地環)
平井俊朗,松原 創,寺本由宇,佐藤 将,原 彰
ヒトデ多精卵における極体様構造(polar-body like
彦,榊 克子,中村 將(帝京科学大・バイオ,新
structure, PLS)の形成
潟県内水面水試,北大院・水産,琉球大・熱生研)
鄭 仁成,可児里美,花井邦成,山本謙也(岐阜大
学・農学部・多様性生物学講座)
特別講演:
カタユウレイボヤ精子の運動活性化に関与するタンパク
「ツメガエル中期胞胚遷移のチェックポイント制御」
質について
佐方功幸(九州大・理学研究院・生物科学)
保住暁子1,2,戸田年総3,稲葉一男2(1東北大・生
「カエル卵成熟に魅せられて」
命科学,2筑波大・下田臨海,3都老人研・プロテオ
石川勝利(静岡大・理・生物)
ーム)
キンギョ卵におけるカゼインキナーゼ Ia の4種類のア
一般および 高校生による口頭及びポスター発表:
イソフォームのクローニングおよび発現解析
ベッコウトンボの産卵条件調査,シオカラトンボの光感
堀口 涼
1,2
,徳元美佳
1,2
,長濱嘉孝
2,3
,徳元俊
覚調査,カニの産卵リズム調査
伸1,2(1静岡大・理・生地環,2科学技術振興機構,
山本紘之,平野雅大,鈴木貴博,杉浦 修(顧問),
3
基礎生物学研究所)
松本幸啓(顧問)
(静岡県立磐田南高校)
新規膜結合型プロゲスチン受容体
パソコン・ビデオを使った動物行動・形態変化の観察
柴田安司,長濱嘉孝,吉国通庸(基生研・生殖)
(ダイジェスト)
ゼブラフィッシュ A 型精原細胞の単離法とその培養系
高原 理,榊 拓也,梅田祐樹,小林設郎(顧問)
の開発
(静岡県立長泉高校・自然科学部)
斉藤憲二1,2,長濱嘉孝1,酒井則良2(1基生研・生
殖,2遺伝研・小型魚類開発)
11
(Z−19)
トリブチルスズ(TBT)のシオダマリミジンコに対す
内浩昭,田中滋康(静岡大・理・生物)
る影響
ウシガエル赤血球の甲状腺ホルモン取り込み機構と甲状
林 祐司,奥田里澄,神水彩花,小野剛志,伊藤直
腺ホルモン応答遺伝子への化学物質の影響
樹,山下宏幸,西飯信一郎(鈴鹿高校・自然科学
嶌田直幸,山内清志(静岡大・理工学研究科・生物
部・三重)
地球環境科学)
鈴鹿川水系の環境調査Ⅰ
マウスの実験的精巣性テラトーマ形成にかかわる新規遺
林 祐司,奥田里澄,神水彩花,小野剛志,伊藤直
伝子候補群の染色体マッピング
樹,山下宏幸,西飯信一郎(鈴鹿高校・自然科学
池田よし江1,久保生恵2,藤田菜都美2,菅沼さえ
部・三重)
り2,野口基子2(1静岡大院・理工・生地環,2静岡
大・理・生地環)
絶滅危惧植物であるミクリの調査・研究について
マウスの生殖細胞欠損遺伝子 ter のファインマッピング
笹井良太,前川裕児,稲垣聖二(顧問),山本幸憲
宮口千晶2,高林秀次3,大藤利通1,花光里沙1,野
(顧問)(静岡県立静岡高校・生物部)
口基子 1 ( 1 静岡大・理・生地環, 2 静岡大院・理
メダカが空を飛ぶ可能性について
工・生地環,3浜松医大・動実)
伊藤彰紀,田島一輝,赤座由華,佐分隆文(滝高
ドイツにおけるビオトープ保護の現状と問題点
校・生物部・愛知)
岩澤 淳(岐阜大学・応用生物・環境生態)
魚類肝臓中のシスタチオニンγ-リアーゼの性状と分布
貝増卓見,高橋智子,田中奈津美,後藤孝信(沼津
シンポジウム:
高専),原崎 孝(焼津冷蔵)
『身近な動物の多様な生き方のふしぎ−カタツムリから
ウナギ肝臓中の含硫アミノ酸代謝に関係した酵素活性の
ウズラまで−』
分布
田中奈津美,後藤孝信,木根悠太(沼津高専),原
「私が出合った奇妙な動物たち−動物の多様な形態と
崎 孝(焼津冷蔵)
進化」
魚類肝臓中のシステインジオキシゲナーゼ活性の測定方
西川輝昭(名古屋大・博物館)
法について
「鏡に映るカタツムリの進化」
木根悠太,蓮実文彦,望月明彦,後藤孝信(沼津
浅見崇比呂(信州大・理・生物)
高専)
アルテミア(Artemia franciscana)における内分泌撹乱
「ホヤとヒトとの間にあるもの−進化発生研究とバイオ
化学物質の暴露影響
湯山育子
1,2
技術のはざまで−」
1
1
2
,竹内浩昭 ( 静岡大・理・生物, 東
小笠原道生(千葉大・理・生物)
大・海洋研・海洋生命科学)
「ヤツメウナギから脊椎動物下垂体の進化を考える」
トノサマガエルの精巣卵出現とビテロジェニンの関連性
内田勝久(理研,新潟大・臨海実験所)
磯田真希1,持田 弘2,鈴木雅一1,田中滋康1(1静
「本当ですか,カエルではお腹から水を飲むというのは」
岡大・理・生物,2蛋白精製工業)
田中滋康(静岡大・理・生物)
マウス肝再生過程における肝細胞増殖因子(HGF)と
「生物学とウズラ」
その受容体の分布変化の解析
中村 明(静岡県大名誉教授)
前田裕代,小池 亨,塩尻信義(静岡大・理・生
地環)
特別講演:
マウス胎仔肝芽細胞の増殖・分化における細胞外マトリ
「メダカの性はどのようにして決まるのか−脊椎動物に
ックスの働き
おける性決定の多様性−」
杉山良典,小池 亨,塩尻信義(静岡大・理・生物
濱口 哲(新潟大・理・自然環境)
地球環境科学科)
両生類におけるアクアポリン1の発現と局在
久保田眞,長谷川敬展,和田智恵美,鈴木雅一,竹
12
(Z−20)
九州支部では下記例会を開催しました.
2)『天降川におけるカワゴケソウの分布とその形態
(継続研究)』
三学会合同長崎例会
国分高等学校理数科2年(生物班) 黒木真仁,
是枝祥太,松尾 亨,柳村大地,松永智子,山
日時:2004年12月11日(土)13:30−
内香里,山崎乃早美(指導担当:宝満 浩)
会場:長崎大学環境科学部242番教室
3)『請島・与路島の生物』
古仁屋高等学校生物同好会 長野 誉,龍 洋
講演:
樹(指導担当:小溝克己)
1.浦上水源地におけるサギ類の繁殖生態
4)『珪藻による甲突川の水質調査』
相原由美・三矢泰彦(長崎大・環境)
鹿児島中央高校生物部 宮元 誠,深瀬拓朗,
2.ウシ皮膚可溶性コラーゲンの線維再生機構とその再
小長野淳(指導担当:白須 明)
生線維のへリックス構造
小野俊雄・馬場友巳・田中一郎・小早川健・根
【特別講演】
本孝幸(長崎大院・医歯薬総合・口腔分子生化
『植物−微生物の共生システムとヘモグロビンの関わり』
学分野)
〔講師〕鹿児島大学理学部生命化学科 内海俊樹
3.ケンサキイカ季節群のミトコンドリア DNA 解析
満潮隆寛(長崎大院・生産科学)・夏刈 豊
共催 鹿児島大学理学部生命化学科生命機能講座
(長崎大・水産)
後援 鹿児島県高等学校教育研究会理科部会
4.日本脳炎媒介蚊の吸血行動と宿主動物の空間分布の
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三学会合同大分例会
関係−北ベトナム農村における野外調査の報告
長谷川麻衣子,都野展子,V. S. Nam,N. C.
Anh,N. T. Yen,T. V. Phong,H. M. Duc and
日時:平成16年12月19日(日)午前10:00より
高木正洋(長崎大・熱研・環境医学部門・生
場所:大分大学教育福祉科学部300号教室
物 環 境 , National Institute of Hygiene &
Epidemiology, Vietnam)
演題:
1.「裏川のベントスと水質汚染」
5.北限地域におけるサキシマフヨウの分布・生態・形態
衛藤宏章 ほか4名(大分県立大分舞鶴高等学
中西弘樹・岩城太郎(長崎大・教育・生物)
校2年)
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三学会合同鹿児島例会
指導教諭 細井利男
2.「大分スポーツ公園における里山林の保全と再生
日時:2004年12月11日(土)13:30∼16:30
(その2)」
場所:鹿児島大学理学部220号講義室(理学部2号館
須股博信(環境カウンセラー)
2階)
3.「大分の昆虫総観」
三宅 武(日本鱗翅学会九州支部長)
【高等学校における生物研究成果発表】
1)『鹿児島県日置郡郡山町に棲息する淡水魚に関する
研究?−カワムツの黒色色素胞の形態観察と薬物反
応の実験』
甲陵高等学校科学同好会 西園将吾,濱田将弘,
林 利樹,持留良平(指導担当:宇都慎一朗)
13
(K−1)
ひろば
(社)日本動物学会関東支部ニュース
2005年2月 №103
http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/zsj/sibu/kantou/kantou.html
●2004年度 第57回関東支部大会について
参加・発表申込締切:平成17年2月22日(土)
演題・発表者(所属)
・要旨(約250字)を,準備委
本年度の関東支部大会は,横浜市立大学金沢八景キャ
員会あて E-mail でお送り下さい.E-mail がご利用に
ンパスにて行います.都心からいくらか距離があります
なれない方は,郵便かファックスのいずれかでお送り
ので,開始時間を12時半にいたしました.これに伴い,
下さい.連名発表者のうちどなたかお一人でも動物学
一般講演はポスター発表のみとします.
会会員であれば発表できます.
開催日は3月20日(日曜日)です.会員各位のご研究
はもちろんのこと,この春に大学・大学院を修了する学
参加費:一般800円,学生500円
生の皆様に,ぜひ卒業研究や修士研究を発表していただ
懇親会費:2,500円
きたく存じます.連名発表者のうちどなたかお一人でも
申込先:〒236–0027
日本動物学会会員であれば,発表者ご自身が会員でなく
横浜市金沢区瀬戸22–2
とも構いませんので,奮ってご参加ください.広いポス
横浜市立大学大学院総合理学研究科内
ター会場で,存分に討論をしていただきたいと思います.
日本動物学会関東支部大会準備委員会
FAX: 045–787–2212
また,一般にも公開する講演会として「魚の目から見
E-mail: [email protected]
た東京湾の自然再生」を企画いたしました.神奈川県水
産総合研究所の工藤孝浩主任研究員に東京湾における多
問合せ先電話:045–787–2212(蟻川謙太郎)
様な生物の生態を,沢山の美しい写真を交えて紹介して
–2308(内山英穂) –2221(大関泰裕)
頂く予定です.こちらもお楽しみいただければ幸いです.
–2394(佐藤友美) –2380(林しん治)
日時:平成17年3月20日(日)11時半受付開始
プログラム(予定)
:
12:30∼15:00
横浜市立大学
一般発表 (ポスター)
横浜市立
金沢高等学校
←新逗子
(ポスターサイズは112cmW×170cmH 以内です)
15:10∼16:10
総会
16:15∼17:15
講演会
金沢八景駅
←至三崎口
京浜急行線
至品川→
講師:工藤孝浩氏(神奈川県水産総合研究所)
「魚の目から見た東京湾の自然再生」
17:30∼19:00
国道16号
懇親会
駅ホーム下ガードを通る
会場:横浜市立大学金沢八景キャンパス
シーガルセンター(横浜市金沢区瀬戸22–2)
京浜急行線 金沢八景駅下車徒歩5分(地図参照)
14
シーサイドライン
金沢八景駅
「生物科学ニュース」の購読・ご利用のおすすめ
近年の生命科学の進歩はめざましく,新しい分野が次々と開かれ,その結果として新しい学会や雑誌が次々と設
立・刊行されると共に,日々各種の会合がめまぐるしく催されております.もはや個々の学会や個人がこれらの情報
を処理していける時期ではなくなってきております.
この時代に対処してゆくために「生物科学ニュース」は日本動物学会および日本植物学会の和文情報誌として,会
員への情報伝達,広報はもちろん,生物学に関連した学会・国際会議・シンポジウム・講演会・研修会などの開催予
定とプログラム,人事・研究助成金などの公募記事,書評,関連分野の動向などを中心に,幅広く生物科学関連ニュ
ースをもりこみ編集・刊行されています.
「生物科学ニュース」は両学会の約5,000名の会員に配布されていますが,会員以外の個人の方あるいは機関でもご
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編集・発行 生物科学ニュース編集委員会 (日本動物学会・日本植物学会)
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○
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○
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東京都文京区本郷2–27–2
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ただいても結構です.なお,修飾文字や特殊文字をご使用の際は,同時にプリントアウトしたものをファックス(033814-6216)にてお送り下さい.図表等のファイルについては,予めご相談下さい.書式等は生物科学ニュース最新号
をご参照下さい.
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3)掲載原稿の締切日(必着)は以下の通りです.
No.400 2005年4月号 2005年2月14日(月)
No.406
2005年10月号 2005年8月15日(月)
No.401 2005年5月号 2005年3月14日(月)
No.407
2005年11月号 2005年9月12日(月)
No.402 2005年6月号 2005年4月11日(月)
No.408
2005年12月号 2005年10月17日(月)
No.403 2005年7月号 2005年5月16日(月)
No.409
2006年1月号 2005年11月14日(月)
No.404 2005年8月号 2005年6月13日(月)
No.410
2006年2月号 2005年11月28日(月)
No.405 2005年9月号 2005年7月11日(月)
No.411
2006年3月号 2006年1月16日(月)
生物科学ニュース
No.398
2005年2月 (月 刊)
定価 270円(消費税込)
運営委員会
社団法人 日本動物学会 岡 良隆・久保英夫・大島範子(http://wwwsoc.nii.ac.jp/zsj/)
社団法人 日本植物学会 佐藤典裕・加藤美砂子・園池公毅(http://bsj.or.jp/)
編集委員会
社団法人 日本植物学会 太田尚孝・太田にじ・喜多陽子・澤 進一郎・加藤美砂子(幹事)
社団法人 日本動物学会 赤染康久・小畑秀一・佐藤 恵・服田昌之・久保英夫(幹事)
発 行 (社)日本動物学会・(社)日本植物学会 生物科学ニュース編集委員会 〒113–0033
東京都文京区本郷2–27–2
東真ビル/FAX 03–3814–6216
印 刷 昭和情報プロセス株式会社 〒108–0073
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FAX 03–3814–6216
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