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暖房調節器

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暖房調節器
2522
シグマギア
暖房調節器
RVL470
RVL470
用途
機能
主な機能
CE1N2522J
●
多機能の暖房調節器で、住宅 及び オフィスビルで使用します。 : 室内温度補償
(室内温度検出器を接続した場合) 機能を持った 外気補償型送水温度制御 また
は 熱源側(ボイラ,熱交換器) 制御に使用できます。
●
外気温度のデータ送受信など、通信機能を持っています。
●
6種類のプログラム登録された制御 (プラントと呼びます) の形式があり選択され
た各プラントの形式に必要な機能を自動的に選択表示します。
●
暖房曲線の直接アナログ設定 (スライダ式) アナログ室温再調整,他のパラメー
タ類は全てLCD表示,キー操作です。
●
電源電圧230VAC (-15%+10%),CE適合
●
ビルの形式 :
- 一般住宅
- 集合住宅
- オフィスビル
●
プラントの形式 :
- 個別のボイラが付いた暖房ゾーン制御
- 地域暖房と接続した暖房ゾーン制御
- 複数の暖房ゾーンと熱源から成る,組合せプラント制御
●
暖房システムの形式 :
- ラジュエータ,コンベクタ,床下と天井暖房システム または 輻射パネル
RVL470 は、プログラム登録してある,6種のプラント形式を内蔵し各プラント形式には
内容に応じた特定の機能が割り当てられています。
Energy Management Technologies
暖房ゾーン制御
●
●
●
熱源側制御
●
●
●
暖房ゾーンに対応する混合弁の制御による外気補償送水温度制御
暖房ゾーンに対応するバーナの制御による外気補償送水温度制御
地域暖房と接続した、一次側還水のバルブ制御による外気補償送水温度制御
(トランスファ・ステーション)
一次側送水の混合バルブの制御,二次側負荷による一次側送水温度制御 :
熱需要 (要求) は通信 (データ・バス) により二次側調節器より受信
熱源側ボイラのバーナの制御,二次側負荷に対応したボイラ温度制御 :
熱需要 (要求) は通信 (データ・バス) により受信
地域暖房と接続した、一次側還水のバルブ制御,二次側負荷による二次側送水
温度制御 : 熱需要 (要求) は通信 (データ・バス) により受信
これらの6つのプラント形式については 《アプリケーション例》 をご参照して下さい。
操作モード
自動モード
通常温度設定から低い温度設定に または その逆に、週間プログラムに従
って、自動的に切換えます。また 休日モードにも自動切換ができます。
セットバック・モード
低い温度設定で連続的に暖房。
コンフォート・モード
通常温度設定で連続的に暖房。
スタンバイ
凍結防止は全ての操作モードにおいて自動動作します。
調節器は、手動操作に切換えることができます。この場合,制御はオフに
なり、循環ポンプは ON になります。3位置制御の場合,混合弁は、2つの
ボタンで開閉できます。2位置制御の時には、ボイラは常にオンです。
その他の機能
- 設定された週間プログラムに従った スイッチオフとスイッチオン時間の最適化,急
速セットバックとブースト暖房
- ECO機能 : ビルの構造と外気温度に関連した,暖房システムの負荷によるスイッ
チオンとスイッチオフ
- 毎日の在室時間と登録する週間タイムスイッチ
- 年間最大8回までの休日期間の登録
- パラメータ,実際値,操作状態 と エラーメッセージの表示
- データバスを経由した他の調節器との通信 (LPB)
- 室内ユニットと外部スイッチによる遠隔制御
- サービス機能
ご注文
ご注文の際には、型番 RVL470 を指示して下さい。
検出器 及び 必要な場合には、室内ユニット,アクチュエータ,バルブ は別途ご注文下さい。
機器の組合せ
検出器 及び
室内ユニット
送水と還水温度 : LG-Ni 1000Ω/0℃ の全ての検出器 例えば :
- クランプオン温度検出器 QAD22
- 挿入温度検出器 QAE22… と QAP22
室内温度 :
- 室内温度検出器 QAA24
- 室内ユニット QAW50
- 室内ユニット QAW70
外気温度 :
- 外気検出器 QAC22 (Ni 検出エレメント)
- 外気検出器 QAC32 (NTC 検出エレメント)
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Energy Management Technologies
HVAC Products
暖房調節器 RVL470
CE1N2522J
操作部 (アクチュエータ)
3位置制御用の全ての電気式,電気油圧式アクチュエータが使用できます。
通信
調節器間のデータ通信 (LPBバス) により、外気温度のデータの共有,時計のシンクロ
ナイゼーション等ができます。
技術的デザイン
動作原理
RVL470には、調節器の中でプログラム登録された6つの異なるプラントの形式があり
ます。調整する際に、それぞれのプラント形式を入力します。パラメータに関しては暖房
システムに応じて設定します。選択したプラントに必要がない全ての機能は無表示にな
ります。
エンドユーザが行う設定
外気補償制御の場合,送水温度は、暖房曲線を経由して一般的な外気温度の関数と
して、制御されます。この基本的設定は、ユニット前面のアナログスライダ設定装置で行
います。室内温度は、ノブで再調整できます。
更に、下記の機能はエンドユーザが直接設定できます。
- 通常暖房,温度を下げた暖房,凍結防止/休日の室内温度設定値。
- 在室時間帯の週間プログラム,年間最大8回の休日期間。
- 操作モード
- 日付と時間
空間暖房
送水温度制御が基本ですが制御要因の中に室内温度も含まれます。室内温度検出器
によるか、建物の構造等による設定可能なビルの時定数によります。
室内温度検出器を使用すると最高室内温度のリミットも設定できます。
●
暖房は制御に応じてオンオフされます。(ECO機能) ビルの構造が蓄えた熱量
が、必要な室内温度を保持するのに充分であればオフになります。この場合,調節
器は室内の発熱状況とビルの蓄熱容量を計数に入れます。
2つの暖房のリミット (1つは通常暖房,1つは温度を下げた暖房) をセットできま
す。
●
暖房の運転・停止は、必要に応じて最適起動,停止 (オプチマイゼーション) をか
けることができます。最適起動,停止とはプログラムされた時間より前に制御を開始
しプログラムされた時間には必要な室内温度に近い温度にすることを意味します。
このような機能の一部として急速セットバック機能,ブースト暖房機能等もあります。
3位置制御
3位置制御は、外気補償 または 負荷による送水温度制御として動作します。
比例帯と積分時間は、調整できます。送水温度は操作ユニット (制御弁 または スリッパ
弁)により制御されます。送水温度の最高,最低リミット 及び 送水温度の上昇率 (時間
当たりの最大上昇温度) も設定できます。
2位置制御
2位置制御は、外気補償 または 負荷によるボイラ温度制御として動作します。
ボイラ温度は、1段 または 2段のバーナのサイクルによって制御されます。(直接バーナ
制御) 2段制御は、レリース・リミットに達すると使用可能になり、リセット・リミットに達する
と使用禁止になります。リミットは調整できます。熱の需要がない時には、ボイラはシャッ
トダウンするか、最低温度リミットを維持するかになります。(選択可能) ボイラ温度の最
低と最高の両方共、調整できます。
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Energy Management Technologies
HVAC Products
暖房調節器 RVL470
CE1N2522J
還水温度の
最低リミット
還水温度の最低リミット機能は、送水温度の3位置制御と負荷による熱源側制御の両方
に作用し、ボイラの結露 または 煙道ガスの凝縮を防ぎます。
地域暖房
二次側送水温度は、一次側還水に設置される制御バルブにより外気補償 または 二次
側負荷によって制御されます。
最高リミットは、下記に作用します。
- 一次側還水温度。次の選択ができます。 : 補償の形式
(ローカルの外気検出器 または バスの信号),リミット曲線の勾配と補償のスタート
- 一次側還水と二次側還水温度の差 (DRT)
最小ストロークのリミット (Ymin機能) は、あるレベル以下に流速が下がった時の
一次側に設置された熱量計測の計測エラーを防ぎます。
その他の機能
ロックの機能
-
-
-
-
外気温度のシュミレーション
リレーのテスト
: 全てのリレーは、手動で制御できます。
検出器のテスト
: 全ての検出器の計測値は、呼び出せます。
プラントの外気温度による凍結防止 : 最低送水温度を維持し、それらの設定
値は調整できます。
- 熱の蓄積を防ぐ、ポンプのオーバーラン時間
- 夏のポンプの固着を防ぐ、周期的なポンプの運転 (ポンプ・キック)
- 調節器の稼動時間計測
調整者以外の者によるパラメータ変更を防止するためキー操作による保護があります。
地域暖房の設定は、ハードウェア側でロックできます。
温度の計測
- 送水温度 : 1台 または 2台 (平均) の検出器
- 外気温度 : Ni または NTC検出器による,RVL470 は、使用される検出器の
形式を識別します。通信 (LPBバス) で接続された調節器の場合、
外気温度の送信元 (マスター) を設定できます。
- 室内温度 : 室内温度検出器 または 室内ユニット または 両方 (平均)
タイム・プログラム
- 毎日の在室時間を入力する週間タイム・プログラム。毎日3回の在室時間 及び 各
平日は違う在室時間を設定できます。
- 最大8回の休日期間を入力できる年間タイム・プログラム
遠隔制御
-
-
-
-
通信
- 熱源側調節器に二次側調節器の熱需要 (要求) を発信
- 外気温度,還水温度,送水温度等の計測値の共有 及び 時計のシンクロナイゼー
ション
- エラー・メッセージの交換
エラー・メッセージと
送水温度の警報
- 検出器電線の短絡 または 断線のイベントの時のエラー・メッセージ
- データバスの短絡、断線 または 伝送エラーのイベントの時のエラー・メッセージ
- 送水温度の警報 : 送水温度が設定リミットの外にある時間は調整できます。
時間が経過するとエラー・メッセージが出ます。
QAW50 室内ユニットによる操作モードの切換
室内ユニット QAW70による調節器の主要な機能のオーバーライド
外部スイッチによる他の操作モード (プログラムできる) の選択
外部スイッチによる固定の送水温度設定値の予備選択。
設定の形式 (固定 または 最低) と送水温度は、選択できます。
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Energy Management Technologies
HVAC Products
暖房調節器 RVL470
CE1N2522J
機械的デザイン
RVL470 は、電子回路,電源部,出力リレー,前面の操作キー,LCDより構成された
調節器本体 及び 接続端子があるベースから成り立ちます。
操作キー,LCD は、ロックできる透明カバーの裏にあります。操作説明シートは、透明
カバーに挿入できます。調節器本体は、ベースに2本のネジで固定され、1本のネジは
シールできます。カバーもシールできます。
RVL470 は、3つの方法で取付けられます。
- 壁取付 (壁表面,制御盤内 等)
- レール取付 (標準のDIN取付レール)
- 表面取付 (制御盤の扉 等)
アナログ操作エレメント
デジタル操作エレメント
-
-
-
-
-
必要な操作モードを選択するボタン
Info ボタン
シグマギア設定機構による暖房曲線の直接設定 (スライダ式)
室内温度の手動再調節用ノブ
手動操作と手動開度コマンド用の3つのボタン
全ての設定パラメータの登録と再調整,オプション機能の起動,実際の値と状態の読み
が、LCD 表示機構に従って行われます。関連する番号が付いた表示が選択できる,各
パラメータ各実際値と各機能に割り当てられます。1組のボタンが表示の選択に使用さ
れ、1組が表示の再調整に使用されます。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
操作モード選択ボタン (対応するボタンが点灯)
LCD表示の操作ボタン : Prog
= 操作ライン番号の選択
-+
= 表示値の再調整 (変更)
操作説明シート
手動操作の 《バルブ閉》 ボタン
手動操作の 《バルブ開》 ボタン
手動操作のボタン
LED : 手動操作
バルブ開 動作中 / バーナ 1段目 オン
バルブ閉 動作中 / バーナ 2段目 オン
暖房運転
カバー押さえ具
実際値表示用の Info ボタン
LCD表示器
外気温度 -5℃ における送水温度設定値用スライダ
外気温度 15℃ における送水温度設定値用スライダ
室内温度再調整用ノブ
カバー押さえ固定ネジ
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Energy Management Technologies
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暖房調節器 RVL470
CE1N2522J
注
エンジニアリング
計測回路の電線には、保護低電圧がアクチュエータとポンプの電線は、AC24~230
V が流れています。ローカルの電気の規則には適合させて下さい。
検出器の電線は、アクチュエータ,ポンプ,バーナといった負荷用の電源電圧の電線と
平行して設置しないで下さい。
調整
プラントの形式を選択して下さい。
地域暖房設備と使用する時には、地域暖房のパラメータはロックできます。
各調節器には、操作説明シートが付いています。
技術データ
適合
EMC指導書
免疫性
放射性
低電圧指導書
安全
定格電源電圧
周波数
消費電力
標準基準 (カバーを閉めた時)
絶縁等級
出力リレー
テストクラス
定格電圧
定格電流
24~90V の接点電流
90~250V の接点電流
点火トランスの定格電流
点火トランスの起動電流
許容周囲温度
輸送と貯蔵中
動作中
検出器への許容電線長
銅線ケーブル 0.6mm径
銅線ケーブル 1.5m㎡
銅線ケーブル 2.5m㎡
重量 (ネット)
結線図
低電圧
89/336/EWG
EN50082-2
EN50081-1
73/23/EWG
EN60730-1
AC230V (-15/+10%)
50Hz
7VA
IP42 EN60529
Ⅱ EN60730
Ⅱ EN60730
AC230V
2 (2)A
0.1~2A,cosφ > 0.5
0.02~2A,cosφ > 0.5
最大 1A,最大 30ms間
最大 10A,最大10ms間
-25~+65℃
0~50℃
20m
160m
250m
1.1kg
低電圧側の基本結線です。
B71,H4 と H3 への結線は、プラント形式 3 と 6 (地域暖房) のみです。
A6
室内ユニット QAW50 または QAW70
LPB
データ・バス
B1
B5
B7
B9
送水温度検出器
室内温度検出器
還水温度検出器
外気温度検出器
M1
N1
S1
S2
B71
E1
二次側還水温度検出器
2段バーナ
Y1
循環ポンプ または ボイラポンプ
調節器 RVL470
遠隔制御 《操作モード》
遠隔制御 《送水温度/最小バルブ開度設
定値》
3位置制御用アクチュエータ
地域暖房パラメータをロックする電線リンク
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Energy Management Technologies
HVAC Products
暖房調節器 RVL470
CE1N2522J
電源電圧
電源電圧側の基本結線です。
プラント形式 1,3,4 と 6 の結線
(混合弁 または 地域暖房)
プラント形式 2 と 5 の結線
(2段バーナ付 ボイラ)
アプリケーションの例
プラント形式 1
暖房ゾーン制御
三方弁制御 (3位置制御 : シート または スリッパー弁)
暖房ゾーン制御
ボイラ制御 (2位置制御 : バーナー制御)
暖房ゾーン制御
熱交換器1次側還水バルブ制御 (3位置制御)
熱源側制御
一次側送水温度制御 (LPBバスは、二次側調節器と接続)
プラント形式 2
プラント形式 3
プラント形式 4
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Energy Management Technologies
HVAC Products
暖房調節器 RVL470
CE1N2522J
プラント形式 5
熱源側制御
一次側ボイラ制御 (LPBバスは、二次側調節器と接続)
プラント形式 6
熱源側制御
1次側熱交換器制御 (LPBバスは、2次側調節器と接続)
A6
室内ユニット QAW50 または QAW70
E1
ボイラ または 熱交換器
B1
B5
B7
B9
B71
送水温度検出器
室内温度検出器
還水温度検出器
外気温度検出器
二次側還水温度検出器
E2
LPB
M1
N1
Y1
負荷 (部屋)
データ・バス
循環ポンプ
調節器 RVL470
制御バルブ
外形寸法 (単位mm)
パネルカット図
背面図
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Energy Management Technologies
HVAC Products
© 2006 Energy Management Technologies KK
暖房調節器 RVL470
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