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お客様に「安心」をお届けするために - アメリカンファミリー生命保険会社

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お客様に「安心」をお届けするために - アメリカンファミリー生命保険会社
平成24年度 事業のご報告
(平成24年4月1日∼平成25年3月31日)
お客様に
「安心」をお届けするために
アフラックの現状 2013
アフラックの概要
正 式 名 称
アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス
(英文表記:American Family Life Assurance Company of Columbus)
略
称
アフラック
(アメリカンファミリー生命保険会社)
設
立
昭和49年
(1974年)
地
〒163-0456 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル
所
在
日本における代表者・会長 チャールズ・レイク
日本における代表者・社長 外池 徹(とのいけ・とおる)
社
員
数
4,037名〔うち 男子2,031名 女子2,006名 〕
平 均 年 齢
37.2歳〔うち 男子39.1歳 女子35.2歳 〕
営業拠点数
88営業部・支社
アソシエイツ数
(当社販売代理店)
18,298店〔うち 提携金融機関数 373 〕
募 集 人 数 * 125,386名
* 生命保険募集人登録数
(提携金融機関、第一生命及び 郵便局の人数、
個人アソシエイツ店主及び法人アソシエイツ代表者を除く)
資 産 状 況
総
資
産: 9兆1,802億円
負 債 状 況
保険契約準備金: 8兆5,159億円
資 本 状 況
純資産の部合計:
収 支 状 況
保 険 料 等 収 入: 1兆9,958億円
保険金等支払金:
6,445億円
契 約 状 況 * 新 契 約 件 数:
保 有 契 約 件 数:
4,220億円
1,755千件
22,574千件
*個人保険・個人年金保険合計
契 約 者 数
14,959千名
ソルベンシー・マージン比率 684.8%
※上記は、平成25年3月期の数値です。
格付け
(平成25年6月末現在)
ムーディーズ
〔 保険財務格付け〕
:Aa3
S&P
〔 保険財務力格付け〕
:AA-
(注)1. 保険財務力の格付けは、保険会社の保険金支払いの能力に関する格付会社の意見を表しています。
2. 格付けは現在の情報に基づいており、将来的には変化する可能性があります。
3. ムーディーズは、米国本社を含むAflac全社の格付けです。
最新情報につきましては、
当社オフィシャルホームページをご覧ください。
アフラック
検索
http://www.aflac.co.jp/
日本における代表者・会長
(左) チャールズ・レイク
日本における代表者・社長
(右) 外池
徹
社名表記について:
当社の正式名称は
「アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス
(英文表記:American Family Life Assurance Company of Columbus)」ですが、
略称として
「アフラック」及び
「アフラック日本社
(日本社)」
を使用しています。
本資料は、保険業法第199条において準用する第111条に基づき、当社の事業活動ならびに業績等について、皆様のご理解を深めていただくために制作したディスクロージャー誌です。
計数
(%数値を除く)については、原則として単位未満を切り捨てて表示しています。
目次
マネジメントからのメッセージ
平成24年度のトピックス
平成
年度 決算の概要
2
4
24
5 平成24年度 決算の概要
6
8
10
12
14
決算ハイライト
契約の状況
資産運用の状況
損益の状況
資産・負債等の状況
18
19
∼お客様から信頼される会社を目指して∼
経営体制
17 経営体制
CSR経営に向けた取り組み
経営管理体制
45 営業体制と商品・サービス
営業体制と商品・サービス
20 コンプライアンスの態勢
22 リスク管理の態勢
26 財務報告に係る内部統制評価
27 内部監査の態勢
28 お客様情報の保護及び情報セキュリティへの取り組み
30 「お客様の声」
を経営に活かす取り組み
34 保険金・給付金等の適切なお支払いのための取り組み
37 ディスクロージャーの推進
38 社会貢献活動
42 がんに関する啓発活動
∼お客様との接点を大切に∼
営業体制
研修・教育体制
商品開発
56
58
60
62
ご契約に関する情報提供
保険金・給付金等のご請求に関する取り組み
情報システムに関する取り組み
医療・介護に関するご契約者向けサービス
会社概要
46
50
52
63 会社概要
沿革
役員一覧
組織・従業員の状況
70
72
店舗ネットワーク
米国本社の概要
76
Aflacグループの概要
データ・ファイル
64
66
68
77 データ・ファイル
132
134
生命保険協会統一開示項目索引
索引
アフラックの現状 2013
1
マネジメントからのメッセージ
一生涯にわたって
「安心」
をお届けすること ――。
アフラックはお客様と交わしたお約束を最優先で守ります。
保険会社としての社会的使命を改めて認識しています――
昨年末に誕生した新政権が打ち出した金融緩和、財政出動、
成長戦略を柱とする経済政策により国内の景況感は回復の兆し
をみせつつあります。しかし、その一方では長期間に及ぶデフレ
経済による雇用・所得の伸び悩みや深刻さを増す少子高齢化等
によって、さまざまな社会保障制度の限界がみえはじめており、
国民一人ひとりが自分自身の将来の備えについて考えることの
大切さは、これまで以上に重要性を増しています。
こうした環境のもと、長生きへの備えの必要性が増すシニア
層への医療・介護サービスの拡充、ライフスタイルが多様化する女性特有のニーズへの対応、
若年・資産形成層の保障不足の解消など、社会保障制度を補完的に支える民間保険会社が果
たすべき役割もまた重みを増しています。
当社が社会とともに歩み、相互に発展していくためには、当社とかかわるすべてのステーク
ホルダーに対するさまざまな社会的責任を果たすこと、とりわけ、お客様に対して
「安心」を着
実にお届けすることが不可欠であり、お客様の不測の事態や将来への備えをご提供する保険
会社としての大きな社会的使命を再認識しています。
社会的使命を実践に変えていきます――
お客様一人ひとりの事情に即した備えを提供する――。すなわち、お客様に
「安心」をお届け
することが、保険会社の最大のミッションであると考えています。
ご家族構成などお客様の状況やニーズを的確に把握し、最適なソリューションを提供する
ために商品力や保険相談機能を強化すること。不測の事態が生じたときには保険金・給付金
という形で安心をお届けすること。そして、なによりもアフラックのご契約者の方々に
「信頼で
きる保険に入っているという安心」を将来にわたって持ち続けていただくこと。
2
アフラックは、こうした社会的使命を着実に実践していくことに最優先で取り組んでいます。
平成24年度も当社が強みとする医療保険分野における商品ラインアップのさらなる増強、
対面でのコンサルティングを重視した来店型店舗の展開、金融機関やインターネットを通じ
た保険提案の充実、保険金・給付金の確実なお支払い体制やグローバルベースでの資産運用
及び資産運用リスク管理態勢の強化など、さまざまな取り組みを行ってまいりました。しかし
ながら、時代の流れ、社会の変化とともに、お客様の保険会社に対する期待も高まっているこ
とから、アフラックの経営においても、現状に決して甘んじることなく、さまざまな経営課題に
対する不断の改善を推し進めてまいります。
お客様から信頼される保険会社であり続けるために――
アフラックは、現在1,400万人のお客様から2,200万件超のご契約をお預かりしています。
それはすなわち、お客様が長い人生にわたってアフラックにお寄せいただく信頼の大きさ
であり、アフラックにとっては
「安心」をお届けするというお客様と交わしたお約束です。
平成26年11月、アフラックは創業40周年を迎えます。
その節目に向かって、当社の社会的責任の重さを再認識した
うえで、これからもさまざまな課題を克服しながら経営基盤をよ
り磐石なものへと強化し、お客様から信頼される保険会社であ
り続けます。
平成25年7月
アフラック
(アメリカンファミリー生命保険会社)
との
いけ
と おる
日本における代表者・社長
アフラックの現状 2013
3
平成24年度のトピックス
平成24年
7月 〈健康に不安がある人も入りやすい医療保険 もっとやさしいEVER 〉
発売
「UCDAアワード2012 」
募集パンフレット部門で、
「 情報の充実度賞」受賞
(ツールサポート部)
8月 独立行政法人
「国立がん研究センター」とがん情報の普及啓発に関する協定を締結 ●
①
9月 「アフラックチャリティーコンサート」
開催100回を達成 ●
②
10月 来店型店舗
「よくわかる!ほけん案内」開設 ●
③
平成25年
1月 公益財団法人
「がん研究会」とがん情報の普及啓発に関する協定を締結
小児がん専門医の米国留学助成制度
「 TOMODACHI アフラック プログラム」
開始
2月 アソシエイツ*向けIT募集ツール
「デジタルサイトセラーコンテンツ」リリース ●
④
3月 オフィシャルホームページにスペシャルサイト
「よくわかる!ほけん」開設
①
●
②
●
*当社販売代理店
③
●
④
●
東日本大震災に関する取り組み
東日本大震災により被災された皆様に、心からお見舞い申しあげます。
一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
当社では震災発生以降、保険金・給付金のお支払いをはじめとするお客様への対応を迅速に行うとともに、被
災地域のお客様に対するアフターフォロー等に社員・アソシエイツが一丸となって取り組んでまいりました。引き
続き、被災されたお客様の立場にたった特別取り扱いを行うなど、親身な対応に努めてまいります。
ご契約に関する特別取り扱い
(平成25年7月1日時点)
災害死亡保険金等の全額お支払い
保険金・給付金・契約者貸付金等の
簡易迅速なお取り扱い
専用フリーダイヤルの設置
約款上、災害保障における免責事由
お客様のお申し出により、本来手続き
震災に関するお問い合わせやご相談
として、
「 地震、噴火または津波」によ
に必要な書類の一部省略など、簡易な
のための専用フリーダイヤルを設置し
る災害死亡保険金、災害入院給付金等
手続きによる迅速なお支払いを行って
ています。
を削減したり支払わない場合があると
います。
■
規定されていますが、これを適用せず
震災に関するお問い合わせ先
0120-016-830(通話料無料)
災害死亡保険金等を全額お支払いし
受付時間/月∼金曜日 9:00AM∼6:00PM
土曜日 9:00AM∼5:00PM
(日曜・祝日・年末年始を除く)
ます。
主な復興支援活動
アソシエイツと協同で実施した
「“ We Are One Family ”
活動」による支援金を被災地域の育英基金に寄贈しました。
支援金の累計金額は3億3,070万4,108円に達しました。(平成24年12月末時点)
寄贈先
①いわての学び希望基金
(岩手県復興局総務企画課)
②東日本大震災みやぎこども育英募金
(宮城県保健福祉部子育て支援課)
③東日本大震災ふくしまこども寄附金
(福島県保健福祉部児童家庭課)
福島県での贈呈式
4
宮城県での贈呈式
平成
年度 決算の概要
24
平成24年度 決算の概要
6 決算ハイライト
8 契約の状況
10 資産運用の状況
12 損益の状況
14 資産・負債等の状況
アフラックの現状 2013
5
決算ハイライト(平成24年度 決算の概況)
平成
契約の状況
年度 決算の概要
24
P.8∼9へ
医療保険の販売が好調だったものの、がん保険の販売件数が減少したことにより、新契約件数は
対前年度比1.8%減の175万件となりました。一方、年換算保険料は、終身保険の販売が好調だっ
たことなどにより、同7.6%増の1,283億円となりました。
新契約件数
1,755千件
(前年度比 98.2%)
1,283億円
年換算保険料 (前年度比 107.6%)
解約・失効が低水準で推移していることなどから、保有契約は順調に増加しました。
保有契約件数
22,574千件
年換算保険料 (前年度末比 103.4%)
1兆3,137億円(前年度末比 104.8%)
※ 上記
「新契約件数」
及び
「保有契約件数」の数値は、個人保険・個人年金保険の合計です。
※「年換算保険料」とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額
(一時払契約等は、
保険料を保険期間で除した金額)であり、契約規模を収入保険料の側面から測る指標の一つです。
保険関係収支の状況
P.12へ
保有契約が順調に増加したことや前納契約が増えたことなどにより、保険料等収入は増加しま
した。
保険料等収入
保険金等支払金
1兆9,958億円
6,445億円
資産運用関係収支の状況
(前年度比 113.8%)
(前年度比 103.8%)
P.13へ
市場環境の改善に伴い、特に資産運用費用が半減したことから、資産運用収益から資産運用費
用を差し引いた資産運用正味収益は、大幅に増加しました。
資産運用収益
資産運用費用
2,795億円
789億円
資産運用正味収益 6
(前年度比 92.9%)
(前年度比 51.3%)
2,005億円(前年度比 136.6%)
平成
利益の状況
年度 決算の概要
24
保険料等収入は増加したものの、責任準備金等繰入額の増加などにより、基礎利益は減少しまし
た。なお、税引後の最終利益
(当期純利益)は960億円と大幅増益になりました。
基礎利益
1,623億円
P.102へ
(前年度比 80.0%)
解説 「基礎利益」
とは、生命保険会社の保険本業の期間収益を示す指標の一つで、保険料等収入や利息及び配当金等収入などからなる
「基
礎収益」から、保険金等支払金、責任準備金等繰入額
(危険準備金繰入額を除く)
、事業費などからなる
「基礎費用」を差し引いたものです。こ
の基礎利益に有価証券売却損益などの
「キャピタル損益」と
「臨時損益」
を加えたものが、損益計算書上の
「経常利益」
になります。
当期純利益
960億円
P.13へ
(前年度比 169.1%)
解説 「当期純利益」
とは、税引前当期純利益から法人税及び住民税、法人税等調整額を控除した金額で、一事業年度における会社のすべて
の活動によって生じた利益です。
資産の状況
P.14∼15へ
総資産の95.2%は、安定した利息及び配当金等収入が見込まれる債券や一般貸付金で構成され
ています。
9兆1,802億円
総資産
(前年度末比 117.6%)
健全性の状況
通常の予測を超えて発生するリスクに対しても、十分な支払い余力を確保しています。
ソルベンシー・マージン比率
684.8%
P.93へ
解説 「ソルベンシー・マージン比率」
とは、通常の予測を超えて発生するリスクに対する備えの程度
(支払余力)を示す行政監督上の指標の
一つです。数値が200%以上であれば、健全性についての一つの基準を満たしているとされます。200%を下回った場合、監督当局による業務
改善命令等の対象になります。
高水準の実質純資産額を維持しています。
実質純資産額
P.93へ
1兆1,590億円
(前年度末比 160.2%)
解説 「実質純資産額」
( 実質資産負債差額)とは、有価証券の含み損益などを反映した時価ベースの資産の合計から、価格変動準備金や危
険準備金などの資本性の高い負債を除いた負債の合計を差し引いたものです。時価評価後の実質的な自己資本を指すもので、生命保険会社
の健全性を判断する行政監督上の指標の一つです。
格付会社から、高い水準の格付けを取得しています。(平成25年6月末現在)
保険財務
ムーディーズ Aa3( )
格付け
格付投資
情報センター
(R&I)
※米国本社を含むAflac全社の格付け
スタンダード&プアーズ
(S&P)
AA-( )
AA保険金支払
能力格付け
(保険財務力格付け)
※アフラック日本社の格付け
解説 「格付け」
とは、主に企業の財務の健全性に関する意見として、利害関係のない第三者である格付会社が判断・公表するもので、会社
の財務・収支情報、営業・経営戦略などさまざまな情報に基づいて決定されます。なお、保険会社の格付けは、保険金支払いの確実性に関す
る格付会社の意見を表しています。
(注)1. 格付けは現在の情報に基づいており、将来的には変化する可能性があります。
2. 上記格付けは、当社が正式に依頼して取得したもの
(依頼格付け)
です。
アフラックの現状 2013
7
契約の状況
平成
新契約の状況
年度 決算の概要
平成24年度の新契約件数は、
〈 もっと頼れる医療保
お、がん保険は64万件、医療保険は56万件と、合計で全
険 新EVER 〉及び終身保険〈未来の自分が決める保険
体の69.1%を占めています。
WAYS〉の販売が好調だったものの、
〈 生きるためのがん
一方、年 換 算保 険 料 は
〈未 来 の 自 分が 決 める保 険
保険Days〉の販売件数が減少したことにより、個人保険
WAYS〉の販売が好調だったことなどにより、同7.6%増
全体では対前年度比1.8%減の175万件となりました。な
の1,283億円となりました。
24
カッコ内は前年度比 (単位:千件)
新契約件数
1,786
がん保険
773
649
43.3%
39.5%
医療保険
(107.6%)
119,275
個人保険
(98.2%)
(101.3%)
653
カッコ内は前年度比 (単位:百万円)
128,323
1,755
(108.0%)
1,655
新契約の年換算保険料
(109.8%)
108,674
個人保険・
個人年金保険の
合計
(106.9%)
その他
37.0%
うち第三分野
個人年金保険
563
544
39.0%
32.1%
30.5%
37
19
平成22年度
医療保険の
占率
501
430
337
平成23年度
59.1%
がん保険の
占率
645
50.6%
64,230
第三分野の
占率
45.0%
60,302
57,737
40
平成24年度
(注)転換後契約を
含んでいます。
平成22年度
平成23年度
平成24年度
第三分野:
第三分野とは、
「 医療保障・生前給付保障等」を指し、主にがん保険や医療保険、
介護保険などが該当します。
年換算保険料:
年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数
を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額
(一時払契約等は、保険料を保険期間
で除した金額)
であり、契約規模を収入保険料の側面から測る指標の一つです。
解約・失効の状況
平成24年度の解約失効率
(件数ベース/個人保険・個
人年金保険合計)は、前年度と同水準の4.2%となりまし
(対年度始/件数ベース)
解約失効率
8.0
た。当社ではご加入いただいている保険の契約内容をお
6.0
知らせするため、お客様あてに
「アフラックメール」
( P.56
参照)を定期的に郵送しているほか、勤務先経由で当社
保険にご加入いただいているお客様については、定年等
による退職時に、退職後もご契約を継続できる旨を郵送
でお知らせしています。また、
ご契約の
「失効」
を未然に防
止するため、保険料の口座引き落としができなかったお
客様への通知を行うなど、
ご契約の継続に努めています。
8
4.2%
4.2%
4.2%
平成22年度
平成23年度
平成24年度
4.0
2.0
0
(注)1. 上記の数値は、解約・失効件数から復活の件数を相殺して算出しています。
2. 上記の数値は、個人保険・個人年金保険の合計です。なお、個人年金保険
については、年金支払開始前契約を算出の対象としています。
平成
保有契約の状況
また、保有契約件数が堅調に増加した結果、個人保
保険合計)は、主力商品であるがん保険及び医療保険が
険・個人年金保険合計の年換算保険料は、対前年度末比
順調に増加したことに加え、
〈 未来の自分が決める保険
4.8%増の1兆3,137億円となりました。そのうち第三分
WAYS〉の新契約件数が大幅に増加した結果、対前年度
野の年換算保険料は、同0.1%増の1兆233億円と、全体
末比3.4%増の2,257万件となりました。なお、保有契約
の77.9%を占めています。
年度 決算の概要
平成24年度末の保有契約件数
(個人保険・個人年金
24
件数のうち、がん保険が1,469万件、医療保険が514万
件と、合わせて全体の87.9%を占めています。
保有契約件数
カッコ内は前年度末比 (単位:千件)
22,574
21,829
21,015
(103.4%)
(103.9%)
(103.5%)
個人保険
がん保険
69.2%
65.1%
その他
(104.8%)
(104.3%)
(103.7%)
個人保険・
個人年金保険の
合計
14,689
14,699
21.7%
22.2%
22.8%
がん保険の
占率
4,550
4,843
5,146
医療保険の
占率
1,718
2,052
2,451
243
平成23年度末
84.7%
81.5%
1,017,612
1,022,151
うち第三分野
77.9%
個人年金保険
14,533
213
1,313,776
1,253,708
1,202,047
医療保険
67.3%
平成22年度末
カッコ内は前年度末比 (単位:百万円)
保有契約の年換算保険料
第三分野の
占率
1,023,343
277
平成24年度末
平成22年度末
平成23年度末
平成24年度末
契約状況の規模に関する指標
(単位:百万円、%)
生命保険会社における契約状況の規模を表す指標とし
て、死亡保険金額を示す
「契約高」をベースとした数値が用い
られますが、当社は、死亡保険金が設けられていない、ある
いはその金額が極めて少ないがん保険や医療保険などの第
三分野の取り扱いが大半を占めているため、当社の契約動
向を示す指標としては、
「 件数」及び
「年換算保険料」がより適
しています。
なお、当社の新契約高及び保有契約高、解約失効率
(保険
新契約高
保有契約高
解約失効率
(保険金額ベース)
平成22年度
平成23年度
平成24年度
1,490,877
2,053,243
2,481,962
11,045,735
12,338,254
14,059,499
6.8
6.1
5.4
(注) 1. 上記の数値は、個人保険・個人年金保険の合計です。
2. 解約失効率は、解約・失効高から復活の金額を相殺して算出しています。
なお、個人年金保険については、年金支払開始前契約を算出の対象
としています。
金額ベース)は、右記のとおりです。
アフラックの現状 2013
9
資産運用の状況
平成
運用環境
年度 決算の概要
平成24年度の日本経済は、欧州債務危機問題の継続
度末を迎えました。
や海外経済の減速懸念から下押し圧力がかかったもの
円の対ドル相場は80円台前半で始まりましたが、円高
の、国内需要が底堅さを維持し、概ね緩やかな回復が継
傾向が続き、概ね70円台後半で推移しました。新政権発
続しました。12月には安倍新政権が発足し、その政策か
足を受けて円安トレンドに転換し、94.05円で年度末を
らデフレ脱却期待が高まりました。
迎えました。
こうしたなか、長期国債利回りは、1.0%超えで始まり
日経平均株価は10,000円台で始まりましたが、円高
ましたが、世界的なリスク回避の動きから金利は低下し、
の影響を受けて8,000円台に下落しました。為替が円安
概ね0.7%台での推移が続きました。新政権発足後、大
に転じたことを好感すると上昇に転じ、12,397円で年度
幅な量的緩和期待から金利はさらに低下し、0.56%で年
末を迎えました。
24
運用方針
当社は、
お客様への将来の保険金や給付金等のお支払
ポートフォリオの構築を通じて、長期安定的な投資収益
いに備え、
お客様からお預かりした保険料を安全かつ確実
の確保と財務の健全性の維持に努めています。さらに、投
に運用するため、安定した収益が期待できる公社債や貸
資に係るリスク、すなわち信用リスク、市場関連リスク、流
付金などの長期確定利付資産を運用資産の中核としてい
動性リスク等を把握し、収益性とのバランスを十分に検
ます。また、保険商品の長期にわたる負債特性に見合った
討したうえで、経済合理性に基づく投資を行っています。
運用実績の概況
上記の運用方針に従い、平成24年度の資産運用は、引
運用実績としては、安定収益である利息及び配当金等
き続き日本国債を中心に円建て長期確定利付資産の積
収入を2,348億円確保したことに加え、有価証券売却益
み増しを行いました。一方で、ポートフォリオの多様化を
を405億円計上するなど、資産運用収益は2,795億円と
図るため、投資適格格付けを持つ信用力の高い米国社債
なりました。資産運用費用については、主に有価証券評
を対象とした約8,000億円の外貨建て債券投資を行い
価損
(401億円)、有価証券売却損
(221億円)を計上し、
ました。為替リスクについては為替予約を用いてヘッジを
対前年度比48.7%減の789億円となりました。この結
行っていますが、
ポートフォリオのリスク分散の観点から、
果、資産運用収益から資産運用費用を差し引いた資産
米ドル金利リスクについてはヘッジを行っていません。
運用正味収益は、対前年度比36.6%増の2,005億円と
また、平成22年以降に本格化した欧州債務危機の影
なりました。これにより、資産運用関係収支を分子として
響から欧州向け新規投資の全面停止を継続しつつ、欧州
算出した運用利回りは2.31%と、前年度に比べ改善して
に対する債権
(債券・貸付金)
及び金融機関向け債権につ
います。
いては、平成24年度の1年間で売却等により約3,600億
運用利回り
円の削減を行うなど、財務健全性の維持・向上に努めま
した。この結果、ポートフォリオ全体に占める欧州の比率
は、平成24年度の1年間で28.6%から21.3%に、また欧
3.0
2.31%
1.98%
2.0
州金融機関の比率は11.6%から7.3%にそれぞれ低下し、
欧州債務危機に向けた対応は大きく進展しました。
1.08%
1.0
なお、前年度に計上した
「資産処分損引当金繰入額*」
に
ついては、欧州金融機関向けの劣後債権に対する売却計
0.0
平成22年度
平成23年度
平成24年度
画の終了に伴い、平成24年度においては計上していません。
* 当社が保有する欧州金融機関向けの債権
(債券、貸付金)のうち、売却予定の債
権について、発生すると見込まれる損失に備えるために前倒しで計上した引当金
の繰入相当額。
10
(注)上記利回りは、分母を帳簿価額ベースの日々平均残高、分子を経常損益中、
資産運用収益−資産運用費用として算出しています。
平成
運用資産の状況
5,796億円)
及び貸付金
(13.0%、1兆1,976億円)
で構成
貸借対照表計上額 8兆 7,376億円
AAA
1.4%
されています。有価証券については、そのほとんどが国
の株式の割合は0.1%未満にとどまっています。
また、当社は投資の実行に際して米国本社と連携の
うえ十分な信用リスク調査を行い、投資対象については
国内外の優良発行体
(借入人)を原則としています。平
成24年度末において当社が保有する国内外の公社債や
一般貸付金残高等の71.0%は
“ A”格以上の格付けを、
95.8%は投資適格とされる
“ BBB ”格以上の格付けを有
しています。
資産の構成
総資産 9兆 1,802億円
国内公社債
38.8%
外国公社債
43.2%
国内株式 0.0%
貸付金
13.0%
外国株式等 0.6%
AA
46.1%
A
23.5%
A格以上 71.0%
内の公社債
(3兆5,581億円)や外国公社債
(3兆9,692
億円、うち円建て公社債2兆4,557億円)であり、国内外
24
債券(買入金銭債権を含む)
・一般貸付金の信用格付別残高の構成
9兆1,802億円となりました。このうち95.6%は安定した
利息及び配当金等が見込まれる有価証券
(82.6%、7兆
年度 決算の概要
平成24年度末の総資産は、対前年度末比17.6%増の
BBB
24.7%
BB格以下 4.2%
格付けなし 0.0%
BBB格以上 95.8%
(平成24年度末)
(注)1. 平成24年度末よりムーディーズ、
スタンダード&プアーズ、
フィッチ
及び全米保険監督官協会
(NAIC)
の格付けに基づいて分類してい
ます。
2. 発行体、与信先、保証人等が複数の格付会社から異なる格付け
を受けている場合、平成24年度末よりムーディーズ、スタンダー
ド&プアーズ及びフィッチの格付けのうち2番目に低い格付け
(2
社から格付けが付与されている場合は低い方の格付け、1社から
のみ格付けが付与されている場合はその格付け)に基づいて分類
しています。また、これらの格付けがない場合については、NAIC
の格付けに基づき分類しています。
3. NAICの格付けは、
“1”
:A以上
(便宜上Aとして区分)
“2 ”
:BBB相当
“3以下”
:BB以下として区分されています。
4. 企業会計基準適用指針第12号
「その他の複合金融商品
(払込資本
を増加させる可能性のある部分を含まない複合金融商品)に関す
る会計処理」
に従い区分処理をしているシンセティックCDOにつ
いては、担保債の時価から金融派生商品負債の金額を差し引いた
金額で算出しています。
なお、貸付金のうち返済状況が正常ではない債権を一
般的に
「不良債権」と呼びますが、平成24年度末におけ
有価証券 82.6%
現金及び預貯金 1.1%
その他 3.3%
(平成24年度末)
る当社の貸付金残高1兆1,976億円のうち、これらに該当
する債権額は240億円
(2.0%)
となっています。
今後の方針
当社は、徹底したリスク管理のもと、お客様を含むす
場関連リスク計測の高度化などを進める一方、戦略的ア
べてのステークホルダーの利益に長期・安定的に資する
セット・アロケーション
(資産配分)の策定や新たな資産
資産運用に努めていきます。
クラスへの投資などを通じて、より効率的なポートフォリ
米国本社と共同で
“Global Investment Transformation
オの構築に日米の資産運用部門が一体となって取り組ん
Program ”を平成24年に立ち上げ、グローバルベースで
でいます。
の資産運用及び資産運用リスク管理態勢のさらなる強
平成25年はさらにこのプロジェクトを強力に推進し、
化に取り組んでいます。
先行き不透明な運用環境においても、長期かつ安定的に
具体的には、与信集中リスク管理態勢の強化、信用リ
お客様の利益につながる資産運用の実現を目指してい
スク分析・投資実行後の与信管理態勢の強化ならびに市
きます。
※ アフラック全体の資産運用に関する詳細な情報等は、Aflac Incorporatedの年次報告書、有価証券報告書
(EDINET〈金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示
書類に関する電子開示システム http://info.edinet-fsa.go.jp/ 〉
)
にてご覧いただけます。
EDINETでの検索方法:EDINETトップページ「閲覧→有価証券報告書等」
から
「提出者検索画面」
に進み、
「提出者EDINETコード」
欄にAflac Incorporatedのコード
「E05776」
を入力すると、検索できます。
アフラックの現状 2013
11
損益の状況
平成
損益計算書
(主要項目)
(単位:百万円、%)
年度
年度 決算の概要
24
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成22年4月 1 日から
(平成23年3月31日まで
)
平成23年4月 1 日から
(平成24年3月31日まで
)
平成24年4月 1 日から
(平成25年3月31日まで
)
科目
金額
金額
金額
前年度比
1,595,366
2,054,538
2,275,659
110.8
保険料等収入
1,370,749
1,753,548
1,995,885
113.8
資産運用収益
224,301
300,821
279,536
92.9
216,803
222,180
234,873
105.7
315
168
237
140.6
経常収益
うち利息及び配当金等収入
その他経常収益
経常費用
経常損益の部
1,569,783
1,937,487
2,144,517
110.7
保険金等支払金
590,590
621,034
644,595
103.8
責任準備金等繰入額
517,425
845,188
1,088,891
128.8
516,181
845,116
1,083,848
128.2
資産運用費用
151,744
153,933
78,937
51.3
事業費
291,422
297,807
310,964
104.4
18,598
19,522
21,129
108.2
25,583
117,051
131,141
112.0
うち責任準備金繰入額
その他経常費用
経常利益
特別利益
1
ー
17,203
ー
特別損失
2,454
1,869
2,733
146.2
△1
1
△3
ー
税引前当期純利益
23,131
115,181
145,614
126.4
法人税及び住民税
41,997
28,109
49,968
177.8
△32,611
30,311
△354
ー
13,745
56,759
96,000
169.1
特別損益の部
契約者配当準備金繰入額(△は戻入額)
法人税等調整額
当期純利益
(P.81参照)
保険関係収支(保険料等収入と保険金等支払金)
「保険料等収入」とは、
お客様にお支払いいただいた保
「保険金等支払金」
とは、保険金、年金、給付金、解約返
険料などによるもので、生命保険会社の収益の大部分を
戻金などの保険契約上の支払いを示すものです。平成24
占めています。平成24年度の保険料等収入は、保有契約
年度の保険金等支払金は対前年度比3.8%増の6,445億
が引き続き順調に増加したことに加え、前納契約の増加
円となり、うち保険金、年金、給付金の合計は4,500億円
などにより対前年度比13.8%増の1兆9,958億円となり
となりました。このうち入院・手術・通院等に対してお支払
ました。
いする給付金が3,718億円と82.6%を占めています。
カッコ内は前年度比 (単位:百万円)
保険関係収支
給付金の内訳
1,995,885
(113.8%)
収入
1,753,548
(127.9%)
357,005 366,156 371,835
個人保険
2,827
2,840
2,536
個人年金保険
1,370,749
再保険収入
(111.3%)
1,875,696
1,647,879
197,337
200,359
201,677
51,418
54,322
56,902
105,712
108,633
110,427
1,321,891
66,992
71,037
4,887
5,965
157,440
1,563
収入
支出
平成22年度
12
80,603
4,265
69,807
8,421
371,835
366,156
357,005
11,832
収入
支出
平成23年度
450,065
保険金
年金
給付金
解約返戻金
109,976
166,042
25,065
支出
(103.8%)
(105.2%)
(100.3%)
47,294
644,595
621,034
590,590
172,902
21,627
10,212
収入
支出
平成24年度
死亡給付金
入院給付金
再保険料他
平成22年度 平成23年度 平成24年度
手術給付金
その他
平成
資産運用関係収支(資産運用収益と資産運用費用)
24
カッコ内は前年度比 (単位:百万円)
資産運用関係収支
息、配当金、有価証券売却益などで、生命保険会社にとっ
300,821
(134.1%)
て保険料等収入に次いで大きな収益です。平成24年度
も引き続き、長期確定利付資産を中核とした長期安定的
年度 決算の概要
「資産運用収益」とは、資産運用によって得られる利
279,536
(92.9%)
222,180
224,301
234,873
(100.1%)
な投資収益の確保に努めた結果、安定収益である利息
216,803
153,933
及び配当金等収入は対前年度比5.7%増の2,348億円と
151,744
(154.6%)
(101.4%)
なったものの、前年度と比べ有価証券売却益が減少した
39,287
30,569
ことなどにより、資産運用収益は同7.1%減の2,795億円
54,476
22,618
となりました。
「資産運用費用」
とは、資産運用収益を得るために要し
た費用であり、有価証券売却損、有価証券評価損、為替差
損などを含みます。平成24年度の資産運用費用は、有価
証券売却損
(221億円)
、有価証券評価損
(401億円)
、為
替差損
(62億円)
等を計上し、対前年度比48.7%減の789
億円となりました。なお、前年度に計上していた
「資産処分
78,937
18,744
(51.3%)
22,112
33,620
18,099
7,201
39,880
94
203
69,616
48,381
8,901
123
収益
費用
平成22年度
収益
40,574
232
3,854
費用
収益
平成23年度
収益
40,148
6,204
10,471
費用
平成24年度
費用
利息及び配当金等収入
有価証券売却損
有価証券売却益
有価証券評価損
有価証券償還益
為替差損
その他
資産処分損引当金繰入額
その他
損引当金繰入額*」
については、今年度は当該引当金の戻
し入れを行い、特別利益として計上
(172億円)
しています。
* 当社が保有する欧州金融機関向けの債権
(債券、貸付金)のうち、売却予定の債
権について、発生すると見込まれる損失に備えるために前倒しで計上した引当金
の繰入相当額。今年度は、当該売却計画の終了に伴い、計上していません。
責任準備金繰入額
将来の保険金等のお支払いに備えて積み立てる責任
常収益」の
「責任準備金戻入額」に計上します)
。
準備金については、決算処理において、決算日時点での
平成24年度の責任準備金繰入額は、特に、終身保険
必要な積立額を計算します。この金額が前年度末の責任
〈未来の自分が決める保険 WAYS〉
の前納契約が増加し
準備金の額より多い場合、その金額を
「経常費用」の
「責
たことなどにより、対前年度比28.2%増の1兆838億円
任準備金繰入額」に計上します
(逆に少ない場合は、
「経
となりました。
経常利益及び当期純利益
「経常利益」とは、生命保険事業本来の営業活動によ
「当期純利益」とは、経常利益に特別損益等を加えた
り、毎年継続的に発生する収益
(経常収益)から、発生す
税引前当期純利益から法人税及び住民税、ならびに法人
る費用
(経常費用)を差し引いた金額で、一年間の事業活
税等調整額を控除した金額であり、一事業年度における
動の収支結果を表します。平成24年度の経常利益は、経
会社のすべての活動によって生じた利益です。平成24年
常費用が対前年度比10.7%増加したものの、経常収益
度の当期純利益は、対前年度比69.1%増の960億円と
がそれを上回り増加したため、同12.0%増の1,311億円
なりました。
となりました。
アフラックの現状 2013
13
資産・負債等の状況
平成
貸借対照表
(主要項目)
(単位:百万円、%)
年度 決算の概要
年度
24
科目
平成22年度
平成23年度
(平成23年3月31日現在)
(平成24年3月31日現在)
金額
金額
平成24年度
(平成25年3月31日現在)
金額
構成比
現金及び預貯金
62,933
52,140
100,278
1.1
買入金銭債権
34,947
33,324
31,142
0.3
82.6
有価証券
公社債
株式
外国証券
うち公社債
資産の部
貸付金
保険約款貸付
一般貸付
5,125,438
6,230,737
7,579,646
1,570,591
2,812,161
3,558,147
1,554
1,602
1,778
3,553,292
3,416,972
4,019,719
3,543,227
3,396,729
3,969,213
1,450,480
1,302,949
1,197,678
10,281
11,418
13,296
13.0
1,440,199
1,291,531
1,184,381
有形固定資産
16,070
15,269
14,967
無形固定資産
8,339
8,043
8,005
0.1
959
17,540
9,952
0.1
2.0
再保険貸
その他資産
繰延税金資産
貸倒引当金
資産処分損引当金
76,938
76,018
184,115
169,642
120,157
80,444
0.9
△43,154
△21,980
△25,982
△0.3
ー
△26,402
ー
ー
0
51
0
0.0
6,902,596
7,807,850
9,180,249
100.0
92.8
本支店勘定
資産の部合計
保険契約準備金
0.2
6,581,920
7,427,096
8,515,953
6,479,070
7,324,187
8,408,036
代理店借
13,251
14,499
15,383
再保険借
591
749
827
0.0
69,447
48,325
178,554
1.9
うち責任準備金
負債の部
その他負債
0.2
退職給付引当金
9,586
9,547
9,956
0.1
価格変動準備金
30,910
32,665
35,361
0.4
本支店勘定
負債の部合計
1,981
2,207
2,213
0.0
6,707,688
7,535,091
8,758,249
95.4
純資産の部
持込資本金
267
267
267
0.0
供託金
200
200
200
0.0
剰余金
233,112
278,876
337,877
3.7
233,112
278,876
337,877
繰越利益剰余金
持込資本金等合計
233,580
279,343
338,344
3.7
その他有価証券評価差額金
△38,671
△6,584
83,655
0.9
評価・換算差額等合計
△38,671
△6,584
83,655
0.9
194,908
272,758
422,000
4.6
6,902,596
7,807,850
9,180,249
100.0
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
(P.80参照)
資産の部
14
当社は、将来のお支払いに備え、お客様からお預かり
なお、総 資 産の82.6%
(7兆5,796億 円)を占める有
した保険料を安全かつ確実に運用すべく、公社債や貸付
価証券については、そのほとんどが国内の公社債
(3兆
金などの長期確定利付資産を運用資産の中核と位置付
5,581億円)や外国公社債
(3兆9,692億円、うち円建て
け、これら資産の積み増しを行っています。こうした運用
公社債2兆4,557億円)であり、国内外の株式の割合は
方針のもと、平成24年度末の総資産は、
〈 未来の自分が
0.1%未満と株価の変動にはほとんど左右されない資産
決める保険 WAYS〉の販売が大幅に増えたことなどに
内容となっています。また、債券同様、長期確定利付資産
より、対前年度末比17.6%増の9兆1,802億円と大幅に
である貸付金は1兆1,976億円と、総資産の13.0%を占
増加しました。
めています。
平成
カッコ内は前年度末比 (単位:百万円)
資産の構成
(117,6%)
有価証券の内訳
1.1%
24
7,579,646
7,807,850
(113.1%)
6,902,596
(107.6%)
現預金・
コールローン
公社債
0.7%
0.0%
株式
3,307,289
51.5%
地方債
2,547,175
0.0%
0.0%
有価証券 82.6%
43.8%
1,272,324
43,379
254,888
1,554
21.0%
16.7%
13.0%
3.8%
2.8%
3.3%
10,064
20,243
社債
株式
外国証券
(公社債)
3,969,213
3,396,729
3,543,227
平成23年度末
42,936
222,049
1,602
42,492
208,366
1,778
43.8%
その他
平成22年度末
国債
5,125,438
36.0%
外国証券
貸付金
6,230,737
38.8%
0.9%
22.8%
年度 決算の概要
9,180,249
外国証券
(株式等)
50,506
平成22年度末 平成23年度末 平成24年度末
平成24年度末
負債の部
生命保険会社の貸借対照表に計上されている負債の
(単位:百万円)
負債の構成
大部分は、
「 責任準備金」で占められています。責任準備
8,758,249
金は、生命保険会社が将来の保険金などの支払いを確
実に行うために、保険料や運用収益などを財源として積
7,535,091
6,707,688
み立てる準備金であり、保険業法により積み立てが義務
付けられているものです。
97.2%
(7,324,187)
96.6%
(6,479,070)
96.0%
(8,408,036)
責任準備金
その他
平成24年度末における当社の責任準備金の残高は、
対前年度末比14.8%増の8兆4,080億円となりました。
なお、当社は
「平準純保険料式」
( P.16参照)によって保
3.4%
平成22年度末
2.8%
平成23年度末
4.0%
平成24年度末
守的な積み立てを行っています。
純資産の部
当社は外国保険会社の日本支店であるため、国内保
また、金融商品に係る会計基準に基づき、
「 その他有価
険会社の貸借対照表の項目である
「基金」または
「資本
証券」
( 時価のあるもの)を時価評価しており、その評価
金」はありません。当社創設時の事業開設資金である
「持
差額金から税効果分を除いた金額を
「その他有価証券評
込資本金」
(2億6,715万円)と保険業法第190条に基づ
価差額金」
(836億円)
として計上
(差損の場合はマイナス
き、日本における主たる店舗の最寄りの供託所に供託し
表示)
しています。
ている
「供託金」
(2億円)が基金または資本金に相当し
平成24年度末の貸借対照表上における純資産の部
ます。
の合計は、これら持込資本金、供託金、その他有価証券
評価差額金、剰余金
(3,378億円)などを加味した結果、
4,220億円となりました。
アフラックの現状 2013
15
平成
年度 決算の概要
責任準備金の積み立て
24
生命保険会社は、将来の保険金・年金・給付金を確実にお支払いするために責任準備金を積み立てています。責任準備金の積
立水準は、積立方式と計算基礎率によって決まります。平成8年4月から施行された改正保険業法において
「標準責任準備金制
度」が導入され、積立方式及び計算基礎率は監督当局が定めることとなりました。なお、当社が主に取り扱っている第三分野保
険については、平成13年7月から同制度の対象となっています。また、平成19年4月、計算基礎率の算出根拠の一つである生保
標準生命表が改定されたほか、新たに第三分野保険専用の標準生命表が設けられました。
責任準備金の積立方式の代表的なものには、
「 平準純保険料式」と
「チルメル方式」があります。平準純保険料式は、一般的に
諸経費の支出により契約初年度は多額になる事業費を保険料払込期間にわたって毎回一定額
(平準)と想定し、責任準備金を計
算する方式です。一方、チルメル方式は初年度の事業費を厚くし、それ以降、一定期間
(5年、10年などの期間)で償却すると想定
した計算方法です。
当社は平準純保険料式を採用し、保守的な積み立てを行っています。
責任準備金の積立方式、積立率
区分
標準責任準備金対象契約
積立方式
標準責任準備金対象外契約
積立率(危険準備金を除く)
平成22年度末
平準純保険料式
平準純保険料式
100.1%
平成23年度末
平準純保険料式
平準純保険料式
100.1%
平成24年度末
平準純保険料式
平準純保険料式
100.1%
(注) 1. 積立方式及び積立率は、個人保険及び個人年金保険を対象としています。
2. 積立率については、標準責任準備金対象契約に関しては平成8年大蔵省告示第48号に定める方式により、また、標準責任準備金対象外契約に関しては平
準純保険料式により計算した保険料積立金及び未経過保険料に対する積立率を記載しています。なお、負債十分性テストの結果を踏まえて積み立てた追
加責任準備金を含めています。
責任準備金残高
(契約年度別)
(単位:百万円、%)
契約年度
∼1980
( 昭 和55 )年 度
1981
( 昭 和56)年 度 ∼1985
( 昭 和60)年 度
1986
( 昭 和61)年 度 ∼1990
( 平 成 2)年 度
1991
( 平 成 3)年 度 ∼1995
( 平 成 7)年 度
1996
( 平 成 8)年 度 ∼2000
( 平 成12)年 度
2001
( 平 成13)年 度 ∼2005
(平 成17)年 度
2006
( 平 成18)年 度 ∼2010
(平 成22)年 度
2011
( 平成23)年度
2012
(平成 24)年度
合計
平成22年度末
317,629
531,390
1,028,494
1,235,954
786,636
1,453,870
1,051,488
ー
ー
6,405,464
責任準備金残高
平成23年度末
307,565
523,098
1,026,314
1,247,936
797,532
1,541,562
1,265,121
539,656
ー
7,248,788
平成24年度末
296,442
512,501
1,018,971
1,252,862
804,394
1,617,392
1,452,668
609,917
765,307
8,330,460
3.62
3.39
3.12
平均予定利率
予定利率
5.00 ∼ 5.50
5.50 ∼ 6.00
5.50 ∼ 6.00
4.50 ∼ 6.00
1.90 ∼ 4.50
1.50 ∼ 2.35
1.50
1.50
1.50
(注)1. 責任準備金残高は、個人保険及び個人年金保険の責任準備金
(危険準備金を除く)を記載しています。
2. 予定利率については、各契約年度別の責任準備金に係る主な予定利率を記載しています。
3. 平成24年度末から各契約年度への配賦基準を一部変更しています。これに伴い、過年度の数値についても新基準で記載しています。
● 保険料率の改定
対象商品
(主契約)
当社では、標準責任準備金の計算基礎率の一つであ
●
第一分野商品(契約日が平成25年4月2日以降の契約より適用)
区分
る標準利率が平成25年4月から引き下げられたことに
保険種類
伴い、主に第一分野商品を対象に保険料率の改定を行
死亡保険
いました。なお、主力商品であるがん保険・医療保険に
ついては保険料率の改定は行っていません。
主契約
三大疾病保障保険
個人年金保険・
こども保険
改定概要
(予定利率の改定)
保険種類
死亡保険
三大疾病保障保険
個人年金保険
こども保険
介護保険
16
予定利率
改定前
1.85%
2.35%
1.65%
1.85%
2.35%
改定後
1.25%
1.25%
1.15%
1.25%
1.25%
●
商品名
未来の自分が決める保険 WAYS
アフラックの終身保険
アフラックの定期保険
アフラックの終身保険どなたでも
家族に毎月届く生命保険 GIFT
三大疾病保障プラン
アフラックの個人年金
アフラックの夢みるこどもの学資保険
第三分野商品(契約日が平成25年4月2日以降の契約より適用)
区分
主契約
保険種類
介護保険
商品名
スーパー介護年金プラン
(Vタイプ)
※本保険料改定前に成立したご契約については、保険料の変更はありません。
ただし、更新型の商品については、各更新時における保険料が適用されます。
経営体制
経営体制
∼ お客様から信頼される会社を目指して∼
18 CSR経営に向けた取り組み
19 経営管理体制
20 コンプライアンスの態勢
22 リスク管理の態勢
26 財務報告に係る内部統制評価
27 内部監査の態勢
28 お客様情報の保護及び情報セキュリティへの取り組み
30 「お客様の声」
を経営に活かす取り組み
34 保険金・給付金等の適切なお支払いのための取り組み
37 ディスクロージャーの推進
38 社会貢献活動
42 がんに関する啓発活動
アフラックの現状 2013
17
CSR経営に向けた取り組み
アフラックのCSR経営
当社が生命保険会社として社会とともに歩み、相互に
べてのステークホルダーに対するさまざまな社会的責任
発展していくためには、
「 お客様」に対して安心をお届け
(CSR)
を着実に果たしていく企業経営、すなわちCSR経
すること、
「 株主」の期待に沿うような成長を実現するこ
営の実践が不可欠です。
と、アソシエイツをはじめとする
「ビジネスパートナー」と
当社の企業理念
(下記参照)
には、こうしたステークホ
相利共生の関係を築くこと、
「 社員」の多様性を尊重し、
ルダーとともに持続的な成長を目指す姿勢が示されてお
働きがいのある職場を提供すること、
「 社会」に貢献す
り、この企業理念の実践こそが、
「アフラックのCSR経営」
る活動を積極的に推進することなど、当社とかかわるす
であると考えています。
経営体制
アフラックのCSR活動
当社は、日々の一つひとつの取り組みがCSR経営を具
た独自の社会貢献活動など、当社だからこそできる
「ア
体化する大事な活動
(CSR活動)
であると考えています。
フラック独自の取り組み」があります。これからも、より
そこには、厳格な基準に基づくコーポレート・ガバナンス
多くのステークホルダーとの永きにわたる実りある成長
や法令等の遵守
(コンプライアンス)など、社会とともに
を目指し、これらの取り組みを日々向上させながら、アフ
生きる一企業として実践すべき
「基本的な取り組み」に加
ラックらしいCSR経営を実践していきます。
え、
「 生きるための保険」の提供や、がん・医療を中心とし
ステークホルダー
お客様
株主
ビジネスパートナー
社員
社会
アフラックのCSR 経営
企業理念
●
企業理念の実践
新たな価値の創造
新たな価値の創造
若さと独創性溢れる人間集団として、パイオニ
お客様第一
ア精神をもって常に社会のニーズを先取りし、
新たな価値の創造に努める。
人間尊重
法令等の遵守
(コンプライアンス)
●
お客様第一
お客様のニーズに合致した商品と最善のサー
ビスを常に最良の価格で提供することにより、
経営活動(CSR活動)
お客様の信頼を高め、社会からの厚い信認を
基本的な取り組み
アフラック独自の取り組み
獲得する。
厳格なコーポレート・ガバナンス
「生きるための保険」の提供
●
法令等遵守とリスク管理の徹底
がん・医療を中心とした
社会貢献活動
人間尊重
社員やアソシエイツも含めたすべての人々を尊
健全な財務基盤の構築
相利共生のパートナーシップ
働きがいのある職場作り
日米両国のベストプラクティス
重し、常に事業と個人双方の継続的な成長を目
指す。
●
法令等の遵守
(コンプライアンス)
企業活動および業務遂行にあたっては、日米両
国の法令や行動倫理憲章等の遵守をすべてに
対して常に優先し、企業としての社会的責任を
果たす。
18
経営管理体制
コーポレート・ガバナンス及び内部管理態勢
営目標に沿った経営計画の策定と遂行、業務運営の正確
る株式公開企業
「 Aflac Incorporated」
( P.76参照)の
かつ迅速な報告及び日本支店における内部管理態勢の
連結子会社である
「 American Family Life Assurance
確立を前提に、最大限の主体性を与えられています。
Company of Columbus(Aflac:Aflac米国本社)
」
の
一方で、日米の経営レベルにおけるコミュニケーション
日本支店です。
のさらなる強化を目的に、平成25年1月から四半期ごとに
しかしながら、日本支店の総資産はAflacの8割超、
日米双方の経営陣による
「日米エグゼクティブマネジメン
保険料収入は7割超を占めるなど、日本市場がAflacの
トミーティング」を開催しており、日本社の経営計画の遂
ビジネスの中核となっていることから、日米双方の経営
行状況や業務運営の進捗などを確認・共有できる体制を
陣
(Aflac Incorporatedの取締役会含む)
は日本のご契
構築しています。
約者を保護すること、ならびにお客様の満足を確保する
なお、日本社においては、社長、常務以上の執行役員、
ことが、企業として持続的に成長するための基盤である
保険 計理 人、統括 法律顧問、コンプライアンス・オフィ
ことを深く認識し、それを前提としてアフラック日本社に
サー、インターナル・オーディット・オフィサー等で構成す
おけるコーポレート・ガバナンス及び内部管理態勢を構
る
「エグゼクティブコミッティ」においてコンプライアンス
築しています。
やリスク管理等、内部管理態勢に関する事項を含む経営
第一に、日本社はAflacの最高経営責任者
(CEO)か
の重要事項を検討のうえ決定し、社長をはじめとする全
ら日本における業務に関する一切の裁判上または裁判
執行役員で構成する
「経営委員会」において、それらの状
外の行為のための権限を付与された
「日本における代表
況をすべての経営陣が定期的に確認する態勢としていま
者」を頂点とするコーポレート・ガバナンス及び内部管理
す。また、Aflac JAPAN マネジメントガイド等に基づき、
態勢を確立しています。
内部監査部門、コンプライアンス部門、統括法律顧問を
また、Aflac Incorporatedと直接
「 Aflac JAPAN マ
Aflac Incorporatedの直接の指揮下に置き、日本社の
ネジメントガイド」を締結し、Aflac Incorporatedの経
内部管理態勢において強い牽制機能を持たせています。
経営体制
当社は米国の生命保険会社であり、日米両国に上場す
コーポレート・ガバナンス及び内部管理態勢(イメージ図)
Aflac Incorporated(持株会社)
Board of Directors
(取締役会)
Audit Committee
(監査委員会)
CEO
(最高経営責任者)
General Counsel
(最高法律顧問)
Compliance Officer
(コンプライアンス・オフィサー)
Chief Internal Audit Executive
(内部監査最高責任者)
アフラック日本社
日本における代表者
会長
社長
エグゼクティブコミッティ
経営委員会
業務執行部門
執行役員
統括法律顧問
コンプライアンス・
オフィサー
インターナル・
オーディット・オフィサー
法務部
法律顧問
(社内弁護士)
コンプライアンス
推進部
内部監査部
(平成25年6月末現在)
アフラックの現状 2013
19
コンプライアンスの態勢
保険会社は、法令だけでなく、あらゆる社会規範を遵守し、国民生活の安定と国民経済の健全な発展に貢献するという
社会的責任と公共的使命を担っており、その経営においては高い企業倫理が求められています。また、金融行政が当局指導
型から自己管理型に大きく変化したことにより、保険会社には自己責任原則に基づくコンプライアンス
(法令等遵守)態勢
を確立することが強く求められています。
当社は、保険会社に求められる高い企業倫理を維持するため、コンプライアンスを重視する経営理念のもと、各種法令
等遵守態勢の確立・強化及びその推進に積極的に取り組んでいます。
基本方針及び遵守基準等
■
基本方針
経営体制
当社は、企業理念
(P.18参照)の一つに
「法令等の遵守
(コンプライアンス)
」を掲げ、
『 企業活動および業務遂行
にあたっては、日米両国の法令や行動倫理憲章等の遵
守をすべてに対して常に優先し、企業としての社会的責
任を果たす』と宣言し、コンプライアンス重視の基本方
針を社内外に明確に示しています。また役職員が日々の
業務遂行の際に意識すべき基本原則や業務判断の拠り
所となる
「アフラック日本社 行動指針」を制定し、オフィ
シャルホームページにて公表しています。
■
行動倫理憲章
役職員が業務を遂行するにあたって遵守すべき倫理的
な指針を
「アフラック日本社 行動倫理憲章」に定め、それ
をすべての役職員に配付しており、役職員は憲章の内容を
理解し遵守することについて、毎年誓約を行っています。
コンプライアンス推進の組織体制
経営陣が率先垂範してコンプライアンス態勢を推進
■
するため
「エグゼクティブコミッティ」において、コンプラ
アソシエイツに対する検査を主管する営業検査部は、
イアンスに関する事項を検討のうえ、決定しています。ま
アソシエイツが法令や当社の規程等に則り、適切に業務
た、エグゼクティブコミッティの諮問機関として、全社的
運営を行っているかについて検査を実施したうえで状況
なコンプライアンスに関する事項について審議する
「コ
把握・分析を行い、日本社の経営陣に報告を行っています。
ンプライアンス推進委員会」を設置しています。
■
コンプライアンス推進部門
法務部門
適正な企業経営のための社内におけるリーガル・チェッ
コンプライアンス推進部は、全社的なコンプライアン
クやリーガル・アドバイスに対するニーズは年々高まっ
ス推進の企画・立案を行うとともに、各部門が法令・社内
ています。当社では法務部を置き、さらに、統括法律顧
規程等に則り適切に業務運営を行っているかモニタリン
問のもとに日本や米国の弁護士資格を有する複数の社
グを実施したうえでコンプライアンスの状況把握・分析
内弁護士を法律顧問として配し、社内のニーズに迅速に
を行い、アフラック日本社の経営陣に報告を行っていま
対応するとともに当社業務に影響する法令改正の動向
す。また、日本社のコンプライアンス・オフィサーは、持株
等の重要な事案について、日本社の経営陣に適宜報告
会社Aflac Incorporatedのコンプライアンス・オフィサー
を行っています。また、統括法律顧問は、持株会社Aflac
の監督下に置かれ、日本社の業務執行部門に対する牽制
Incorporatedの最高法律顧問の監督下に置かれ、日本
機能を確保しています。
社の業務執行部門に対するサポート機能を担っています。
■
保険募集に関するコンプライアンス部門
■
業務執行部門
募集管理統括部は、保険募集に関するコンプライアン
各業務執行部門においては、部門長のリーダーシップ
ス部門として各部門と連携し、募集管理に関する情報の
のもと、コンプライアンス推進部と連携しながら事例の
収集・分析、遵守事項等の策定・改廃、遵守事項等の周知
分析・研究、法令等に関する勉強会、講師を招いての集合
徹底等を行うことにより、募集管理態勢の構築及び確保
研修など、コンプライアンスの推進に努めています。
に努めています。
20
■
検査部門
社員・アソシエイツへの研修・啓発活動等
社員については、全役職員
■
を 対 象としたe-ラーニング
当社は、
コンプライアンス態勢を確立するにあたり、万一、
によるコンプライアンス学習
法令等の違反があった場合は、社内での早期発見、迅速
「 ACT
( Aflac Compliance
な是正、再発防止策の構築が重要であると考えています。
こうした考えのもと、コンプライアンス推進部、社内弁
Training)
」を 年間を 通して
実施しているほか、コンプラ
コンプライアンス・ホットライン
ACTの学習画面
護士及び社外弁護士を受付窓口とする
「コンプライアン
ス・ホットライン」
を設置し、自身や他の役職員による法令
管理職登用時など階層別のコンプライアンス研修、さら
等違反を、所属部門の上司に事前報告することなく、直接
に各部門におけるコンプライアンス研修の開催など、全
連絡できる仕組みを整備しているほか、
アソシエイツや取
社を挙げてコンプライアンスの推進を図っています。
引先が当社や当社役職員による法令等違反を発見した場
アソシエイツについても、保険業法で禁止されている
合にも、コンプライアンス・ホットラインを通じてコンプ
募集行為などを解説した小冊子
「正しい販売活動のため
ライアンス推進部に直接連絡できる態勢を構築していま
に」を全募集人に配付し携帯を義務付けているほか、保
す。なお、これらは匿名による連絡も受け付けています。
険募集に関する
「募集管理マニュアル」や
「アソシエイツ
業務ガイドライン」を配付しています。また、月1回のアソ
シエイツ会議やアソシエイツ向け情報誌
(P.50参照)な
どでコンプライアンスに関する事例紹介や解説を行うな
ど、さまざまな場面においてコンプライアンスに対する
意識及び知識の継続的向上に向けた取り組みを行って
います。
■
コンプライアンス・マニュアル
■
経営体制
イアンスに関する通信教育の受講、入社時・営業配属時・
コンプライアンス違反の調査・処分
役職員による法令もしくは行動倫理憲章の違反、また
はその疑いがコンプライアンス・ホットラインヘの連絡な
どを通して発見された場合は、コンプライアンス推進部
が公正な調査を行います。調査結果は人事部に報告され、
必要に応じて人事部担当役員を審査会長とする
「懲戒審
査会」において処分内容を審査し、懲戒処分については
社内公示し再発防止を図っています。
遵守すべき法令等を解説し、違法行為への対処方法な
また、
アソシエイツによる法令等違反またはその疑いが
どを示した手引書として
「コンプライアンス・マニュアル」
発見された場合にも、コンプライアンス推進部が公正な
を作成し、社内データベースに掲出することで役職員が
調査を行い、調査結果に基づき、
コンプライアンス・オフィ
いつでも参照できるようにしています。
サーを審査会長とする
「代理店行為審査会」において処
分内容を決定し、再発防止を図っています。
反社会的勢力への対応
■
基本方針
「反社会的勢力への対応規程」で規定し、具体的な取り組
反社会的勢力との関係を遮断するための取り組みを
みについては
「反社会的勢力への対応マニュアル」を策定
推進していくことは、企業にとって社会的責任を果たす
し、全役職員の役割や対応要領などを定めています。
観点から必要かつ重要であると認識しています。当社で
は
「行動倫理憲章」において、反社会的勢力とは断固と
して対決するとともに一切の関係を遮断し、反社会的勢
力を社会全体から排除することに貢献していくことを掲
げ、組織全体で反社会的勢力との一切の関係遮断・被害
防止に努めています。
■
反社会的勢力への対応に関する方針・規程等
■
反社会的勢力への対応態勢等
「エグゼクティブコミッティ」
「コンプライアンス推進委
員会」において、反社会的勢力への対応について審議す
るなど、組織的な対応を行う体制を構築しています。ま
た、反社会的勢力への対応を統括する部門を総務部と定
め、以下の取り組みを行っています。
●
反社会的勢力に関する情報の一元管理及び分析
反社会的勢力に関する一元的な管理及び組織的な対
●
反社会的勢力との取引を防止するための社内態勢の整備
応については
「反社会的勢力への対応方針」に定めてい
●
不当要求が発生した場合の連絡体制の整備・対応統括
ます。
また、反社会的勢力への対応に関する基本ルールを
●
全役職員への教育・啓発
アフラックの現状 2013
21
リスク管理の態勢
金融市場の変動や人口構造の変化、医療技術の進歩、大災害の発生など、生命保険会社を取り巻く環境は、ますます多
様化・複雑化しています。こうした環境のなか、さまざまな要因から生じるリスクを的確に把握し、適切・厳格に管理してい
くことは、経営の健全性とともに適切な業務運営を確保するうえで、非常に重要な課題であると認識しています。
当社では、長期にわたるお客様への責任を確実に果たすために、
リスク管理を経営の最重要課題の一つに位置付け、
リス
ク管理態勢を整備し、適切な運営に努めるとともに、
その高度化にも取り組んでいます。
基本方針
経営体制
当社では、リスク管理に関する基本的な考え方を
「リ
理する
「統合リスク管理」を行っています。
スク管理の基本方針」に定めています。当該基本方針で
また、リスク管理態勢のさらなる高度化に向けて、資
は、適切なリスク管理を実行するための基本的な事項と
産・負債をともに時価評価する
「経済価値ベースでの統合
して、リスクの定義・リスク管理の実施方法・リスク管理
リスク管理」や、財務の健全性の確保及び経営戦略の実
の組織体制などを定めています。また、経営の健全性を
現のためにリスクと収益を一体的に管理する仕組みであ
確保するために、
「 資産運用リスク」
「 保険引受リスク」
「オ
る
「 ERM
(エンタープライズ・リスク・マネジメント)
」の態
ペレーショナルリスク」を定量的に把握し、それらを合算
勢整備にも取り組んでいます。
した統合リスク量と自己資本等の経営体力を対比して管
統合的なリスク管理態勢
当社では、リスク管理をより効率的かつ効果的に推進
対象リスクについて、各部門でのリスク管理状況の把握、
し、会社全体のリスクやその影響を統合的に管理するた
部門横断的な対処が必要なリスク管理策の確認、関連部
め、全社のリスク管理実施状況を総合的に把握・協議する
門への情報伝達及び具体的な施策の協議・検討を行う役
「リスク管理委員会」と、その下にリスクの特性と類似性
割を担っています。特に、
「 資産運用リスク・ALM部会」に
を踏まえて、
「 資産運用リスク・ALM部会」
「 保険引受リス
おいては、負債特性を踏まえたうえで資産運用リスクを
ク部会」
「 事務リスク部会」
「システムリスク部会」の4つ
適切にコントロールするALM
(アセット・ライアビリティ
・
の部会を設置しています。なお、重要なリスク管理事項
マネジメント)の観点に立ったリスク分析及びその手法の
については、リスク管理委員会及び各部会における審議・
高度化に取り組んでいます。
報告を経たうえで、
「エグゼクティブコミッティ」に付議あ
なお、
「 風評リスク」
「 労務人事リスク」
「 法務リスク」に
るいは報告しています。
ついては部会は設置せず、必要に応じて各リスクの主管
■
リスク管理委員会
「リスク管理委員会」は、社長を委員長として各部会の
ます。
部会長等で構成し、全社におけるリスクに関する情報を
■
集約したうえで、リスク管理の方針、リスク管理態勢の整
リスク管理委員会及び各部会をはじめとする統合的な
備・推進、各種リスクの測定・管理等の手法及び管理・対
リスク管理態勢をより実効的に推進するために
「リスク
応状況について経営陣が審議する役割を担っています。
管理部」を設置しています。リスク管理部は、全社的なリ
■
リスク管理部会
「資産運用リスク・ALM部会」
「 保険引受リスク部会」
「事務リスク部会」
「システムリスク部会」の4つの部会は、
各リスクの主管部門の担当役員を部会長として関連部
門長で構成されています。各部会では、それぞれの検討
22
部門からリスク管理委員会に直接報告する態勢としてい
リスク管理部
スク管理方針の策定・整備、業務環境の変化を踏まえた
リスク管理態勢の見直し及び統合リスク管理を主管する
とともに、リスク管理委員会の事務局として各種リスク
管理状況のモニタリングや経営陣への報告のとりまとめ
等の役割を担っています。
リスク管理態勢(イメージ図)
エグゼクティブコミッティ
リスク管理委員会
資産運用
リスク管理部
経理部
経営数理部
事務統括部
IT業務統括部
広報部
人事部
法務部
保険引受リスク
事務リスク
システムリスク
風評リスク
労務人事リスク
法務リスク
資産運用リスク
対象リスク
①市場関連リスク
②信用リスク
流動性リスク
内部監査部
システムリスク
部会
リスク管理態勢の有効性チェック
主管部門
(事務局)
事務リスク
部会
資産運用リスク・ 保険引受リスク
ALM部会
部会
リスク管理部︵統合的なリスク管理態勢の推進︶
リスク管理部会
経営体制
①資金繰りリスク
②市場流動性リスク
(平成25年7月1日現在)
リスクの分類と主たるリスクへの対応
当社では、直接的または間接的な原因により、当社が
「資金繰りリスク」については、日次・月次・年次ベース
予想外の損失を被る可能性を
「リスク」と定義し、
「 資産
での資金繰り状況の把握と見通しの策定により、適正か
運用リスク」
「 流動性リスク」
「 保険引受リスク」
「オペレー
つ十分な資金ポジションを維持するよう管理すると同時
ショナルリスク」の4つに大別し、さらに、各リスクを次の
に、地震による災害など不測の事態が発生し、一時的に
とおりに細分化して管理しています。
流動性資金を要する場合に備えて、当座借越枠を設定し
■
資産運用リスク
市場関連リスク
為替、金利、株価、クレジットスプレッドなどの市場リスク・
ファクターの変動により、オフバランス資産を含む保有資産
の価値が変動し、損失を被るリスク
信用リスク
貸付先や債券投資先の財務状況の悪化などから、債権の回収
が困難になる、
あるいはその価値が減少し、損失を被るリスク
「市場関連リスク」については、リスクを構成する要素
ごとにリスク量の測定、モニタリングを行うとともに、
「信
用リスク」と合算したうえで、設定されたリスクリミットの
ています。
「市場流動性リスク」については、金融市場の混乱等
による市場流動性の低下に備えて、換金性の高い資産の
残高をモニタリングし、緊急に資金を手配する必要が生
じても不利な価格での取引が発生しないよう管理して
います。
■
保険引受リスク
保険引受リスク
経済情勢や保険事故の発生率などが保険料設定時の予測に
反して変動することにより損失を被るリスク
範囲内に収まるようコントロールしています。
「保険引受リスク」については、将来の給付金等の支払
「信用リスク」については、信用リスク量の計測だけで
いが確実に履行できるよう、責任準備金及び支払備金が
はなく、米国本社と連携して保有資産の個別の信用状況
適正に積み立てられているか確認するとともに、保険事
についてモニタリング・分析・評価を行い、適切に管理し
故発生率・将来収支予測等に基づく保険商品の収支状況
ています。
分析を行い、保険引受の健全性を維持するように管理し
■
流動性リスク
資金繰りリスク
予期せぬ資金の流出により予定外の資金調達を余儀なくさ
れるリスク
市場流動性リスク
市場の混乱などにより市場において取引ができない等、通
常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされるリスク
ています。また、大災害などによる多額の保険金支払い
や保障額が大きい契約に対する保険金支払い、新しいタ
イプの保険商品の保険金・給付金支払いの不確実性に備
え、また収益の安定化を図るために、再保険を利用して
危険分散を図っています。
アフラックの現状 2013
23
なお、再保険会社の選定にあたっては、米国本社と連
「システムリスク」については、経営陣による主体的な
携し、引受能力が高く財務内容の健全な会社を選定する
関与のもと、システムリスク管理態勢を構築・強化すると
とともに、財務状況等の健全性評価を定期的に実施して
ともに、質の高い安定的な開発・運用体制の確保ならび
います。また、特定の再保険会社に出再が集中すること
により強固なITセキュリティの確保に取り組んでいます。
がないよう定期的な検証・見直しも行っています。
特に、平成25年4月に発生したシステム障害を受けて、
■
オペレーショナルリスク
システムリスク
コンピュータシステムのダウンまたは誤作動等、システムの
不備等に伴い損失を被るリスク、さらにコンピュータシステ
ムが不正に使用されることにより損失を被るリスク
経営体制
事務リスク
役職員および保険募集人等が正確かつ適正な事務を怠るこ
と、
あるいは不正を起こすことにより損失を被るリスク
基幹システムにおけるリスクの洗い出しとして一斉点検
を行うなど、システム障害の未然防止や障害発生時の迅
速な復旧対応態勢のさらなる強化に努めています。
「事務リスク」については、各部門における事務リスク
のより厳格な洗い出しを進めるとともに、その影響度を
評価することで事務リスク管理態勢の構築に取り組んで
います。また、全社におけるマニュアル等の整備を通じ
風評リスク
直接的あるいは間接的な風評により当社が損失を被るリスク
て、事務品質のより一層の向上にも努めています。
労務人事リスク
雇用など労務上のトラブル、ハラスメントや人権問題など人
事上のトラブルが発生することにより損失を被るリスク
案に関する情報の迅速な把握・収集・共有化に努め、適
法務リスク
法令等の遵守や権利義務の観点から不適切な業務、取引、
文書等を原因として当社が損失を被るリスク、または、訴訟
等の法的紛争により当社が損失を被るリスク
「風評リスク」については、風評リスクが懸念される事
切な対応策の策定を行い、リスクの顕在化防止及び極小
化を図っています。
「労務人事リスク」については、主管部門を中心に、全
社各部門でその把握と発生防止に努めています。
「法務リスク」
については、主管部門が規程等に基づき、
法務リスクが懸念される事案に関して法的なチェックやア
ドバイス等を行い、
リスクの顕在化防止に努めています。
ストレステストの実施
ストレステストとは、金融環境の大幅な変化等により
いて検証を行う手法です。
運用ポートフォリオの時価・損益が悪化するシナリオや予
ストレステストの結果は、定期的にリスク管理委員会
測に反して大量に解約が発生し損益が悪化するシナリオ
及び資産運用リスク・ALM部会に報告され、必要に応じ
等を想定し、財務の健全性に与える影響を把握・分析し、
て経営上または財務上の対応の検討に活用しています。
将来の保険金などの支払いが確実に行えるかどうかにつ
第三分野保険のストレステスト及び負債十分性テスト(法第121条第1項第1号の確認の合理性及び妥当性)
■
第三分野保険のリスク管理
がん保険や医療保険などの第三分野保険は保障内容
けられている第三分野保険に関する
「ストレステスト」及
が多種多様であり、
また、医療技術の進歩、医療政策の変
び
「負債十分性テスト」は、保険商品ごとにあらかじめ設
更等の影響を受けやすいという特性があるため、第三分
定した保険事故発生率に基づき計上された責任準備金
野保険を取り扱う保険会社では、これらを考慮した適切
が、保守的に見積もった将来のリスクを十分にカバーで
なリスク管理を行うことが求められています。
きているかを確認するものであり、その結果に応じて、将
当社は創業以来、第三分野保険を主力商品として取り
来のリスクに備えるために危険準備金及び責任準備金を
扱ってきたため、以前からこうしたリスク特性を十分認
積み増すこととしています。
識し、定期的に保険事故発生率の事後検証や収支状況
の確認等を行うことにより、適切なリスク管理を実践し
ています。
24
平成19年4月以降、
すべての保険会社に実施が義務付
■
実施概要
保険事故発生率の将来予測(イメージ図)
ストレステスト及び負債十分性テストの実施方法は、平
悪化リスクを織り込んだ
将来の保険事故発生率
成10年大蔵省告示第231号及び平成12年金融監督庁・
の規定に従って、適正に当該テストを実施しています。
これらのテストでは、対象となる保有契約をリスク特
保険事故発生率
大蔵省告示第22号において定められており、当社ではそ
過去の実績から予測した
将来の保険事故発生率
性に応じた合理的な契約区分に振り分け、過去の実績か
ら将来の保険事故発生率を予測し、さらにそれらが悪化
豊富な実績
時間
することを想定したうえで、将来の保険金などのお支払
テスト実施期間
(10年間)
経営体制
いが確実に行えるかどうかについて検証を行っています。
実施結果
当該テストにあたって、当社では、長年にわたって蓄積し
■
た豊富な保険事故発生率のデータを有効に活用した合
平成24年度末におけるこれらのテスト結果、
ストレステ
理的な手法を用いることにより、将来の保険事故発生率
ストによる追加の危険準備金や負債十分性テストによる追
の設定水準の妥当性を確保しています。
加の責任準備金の積み増しの必要性はありませんでした。
危機管理態勢
東西事務拠点の人員体制の整備
当社は平成23年3月に発生した東日本大震災を契機
●
に、多くのお客様のご契約をお預かりする生命保険会社
平時は東日本と西日本、それぞれの事務拠点で保険
として、危機管理態勢の更なる強化の必要性を再認識し
金・給付金等のお支払いやコールセンター業務を行って
ました。また、自然災害に限らずさまざまな危機が発生
います。有事の際、いずれか一方の拠点のみでしか業務
した場合においても、お客様へのサービスに支障を生じ
を行えなくなった場合でも業務が滞ることがないよう、
させることなく、生命保険会社としての社会的使命を果
人員を均等に配置しています。
たすため、規程・対策本部等の再整備など、危機管理態
勢の強化に積極的に取り組んでいます。
さらに当社では、業務運営や当社従業者の人命・健康
に甚大な影響を及ぼす事象・状態を
「危機」と定義してい
ますが、危機のうち、全社的な対応が必要であると社長
が判断したものを
「全社危機」と位置付け、全社危機の発
生時に社長を本部長とした
「全社危機対策本部」を設置
し、対処・対応を行う態勢も構築しています。
■
●
平成24年度の取り組み
近畿地区バックアップセンターの機能拡充
●
各種訓練の実施
危機管理に関する規程等の実効性を高め、有事の際
に社員が適切かつ迅速に行動できるよう、定期的に訓練
を実施しています。具体的には東西いずれか一方の事務
拠点が業務遂行不能になり、業務を早期に再開・継続す
る場合を想定した
「業務継続訓練」や経営陣を含めた対
策本部の設置訓練など、危機発生時に備えた態勢の強
化を図っています。
●
社員への研修、啓発活動
災害等が発生した際に、社員一人ひとりが規程や要領
データセンター
(東日本エリア)が物理的に破壊され、
に沿って確実かつ迅速に対応を行えるように年間を通し
早急な復旧が行えない状態等を想定して、早期の業務
てe-ラーニングによる学習を実施しています。
再開、長期間の業務継続を可能とする近畿地区のバッ
また規程・要領の内容や変更だけでなく有事の際の
クアップセンターの段階的な機能の拡充に取り組んでい
事象報告等の詳細なルールについても、適宜、情報発信
ます。
を行うことにより、社員の危機管理に対する理解促進を
図っています。
アフラックの現状 2013
25
財務報告に係る内部統制評価
米国基準財務報告に係る内部統制評価
平成14
(2002)年7月、財務報告の透明性・正確性を高
当社は、米国の株式公開企業であるAflac Incorporated
めることを目的とした企業改革法
(SOX法)
が米国で制定
傘下のAflac米国本社の日本支店として、平成16
(2004)
されました。これは、経営者に対して、四半期及び年次報告
年からSOX法への対応を実施しており、財務報告の信頼
書の開示が適正である旨の宣誓書提出の義務付け
(302
性を確保すべく、同法に基づいた内部統制の整備・評価を
条)
、財務報告に係る内部統制の有効性を評価した内部
行っています。また、内部統制の運用の有効性に関する評
統制報告書作成の義務付け及び外部監査人による内部
価については、内部監査部も独立的な立場から品質保証
統制監査の義務付け
(404条)
などを要求する法律です。
を行っています。
経営体制
日本基準財務報告に係る内部統制評価
日本においても平成19年9月に金融商品取引法が施
行され、平成20年4月1日以降に開始する事業年度か
ら、上場企業に対して
「内部統制報告制度」
(いわゆる
「日
本版SOX法」)が導入されました。当社は金融商品取引
法に定められた提出義務者ではないものの、米国基準同
様、日本基準財務報告の信頼性を確保すべく、同法に準
拠した内部統制の整備・評価を行っています。
④ 不備の特定と改善
設計と運用の有効性評価に基づき、内部統制の不備
を特定し、改善が必要な項目について適宜対応
⑤ 報告書の作成
財務報告に係る内部統制の妥当性について、経営者
による評価報告書の作成
⑥ 外部監査人による監査
内部統制に関し、独立した外部監査人による監査の
実施
アフラック日本社における評価の具体的な実施事項
② 内部統制の文書化
財務報告に係る内部統制に関するプロセス等につい
て文書化
③ 設計と運用の有効性評価
財務報告に係る内部統制のプロセス設計の評価及び
運用上の有効性をテストにより評価
各部門で実施
① 評価範囲の設定
財務報告における重要な勘定科目及び業務プロセス
の決定
② 内部統制の文書化
③ 設計と運用の有効性評価
④ 不備の特定と改善
⑤ 報告書の作成
⑥ 外部監査人による監査
● 財務報告に係る内部統制
企業会計審議会が平成23年3月30日に公表した
「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内
部統制の評価及び監査に関する実施基準の改訂について
(意見書)
」では、
「 内部統制」とは、基本的に
「業務の有効性及び効率
性」
「 財務報告の信頼性」
「 事業活動に関わる法令等の遵守」ならびに
「資産の保全」の4つの目的が達成されているとの合理的
な保証を得るために業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、リスクの評価と対
応、統制活動、情報と伝達、
モニタリング
(監視活動)
及びIT
( 情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成されます。
このうち、財務報告の信頼性を確保するための内部統制が
「財務報告に係る内部統制」と定義され、経営者をはじめとする業
務執行の責任者は、企業内に有効な内部統制のシステムを整備・運用することにより、財務報告に係る記載内容の適正性を確保
することになります。
なお、内部統制は上記の各基本的要素が有機的に結びつき、一体となって機能することで、その目的を合理的な範囲で達成
しようとするものであるため、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止、または発見することがで
きない可能性があることに注意する必要があります。
26
内部監査部による品質保証
① 評価範囲の設定
は、以下のとおりです。
内部監査の態勢
内部監査の態勢
当社は内部監査によって、経営活動及び業務活動全般
と客観性を確保しています。
を独立的かつ客観的な立場でモニタリングし、その適切
また、監査計画策定にあたっては、日本社を取り巻く
性の検証を行っています。また、助言・提案等を通して経営
環境の変化や社内における業務運営状況を踏まえた日
に付加価値を提供し、組織の目的達成に貢献しています。
本社の経営陣の要請事項等を反映したリスク分析を行
アフラック日本社においては
「内部監査部」とその担
うとともに、監査計画の実施状況や重要な監査結果を
当役員である
「インターナル・オーディット・オフィサー」
定期的に日本社会長・社長、及び
「エグゼクティブコミッ
が内部監査機能を担っています。
(P.19
「コーポレート・ガ
ティ」に対して報告するなど、独立性を維持しながら日本
バナンス及び内部管理態勢
(イメージ図)
」
参照)
社の経営陣とも十分な連携を図る態勢としています。
は、持株会社であるAflac Incorporatedの社外取締役
経営体制
インターナル・オーディット・オフィサーと内部監査部
内部監査機能の独立性(イメージ図)
Aflac Incorporated(持株会社)
のみで構成される
「監査委員会」によって承認された持
取締役会
株会社の内部監査最高責任者の直接指揮命令下で内部
監査委員会
内部監査最高責任者
監査活動を行っており、その活動計画である監査計画は
内部監査最高責任者及び監査委員会の承認を受けなけ
アフラック日本社
執行部門から組織的に独立して内部監査活動を行うこ
コーポレート・ガバナンス
業務
執行部門
リスク管理
コンプライアンス
とで、内部監査機能の有効性に必要とされる強い独立性
モニタリング
ればなりません。このように、日本社の経営陣及び業務
インターナル・
オーディット・オフィサー
内部監査部
内部監査の対象領域及び権限
内部監査活動の対象領域には日本社のすべての業務
にわたるすべての役職員、資料
(記録、帳簿、文書、コン
が含まれます。すべての業務執行における内部管理態勢
ピュータファイル等)にアクセスすることができ、全部門
に加え、
コーポレート・ガバナンスやリスク管理、
コンプラ
に対して資料の提出、事実の説明、その他必要事項等
イアンスの態勢も対象領域としています。
の報告を求めることができます。これらの求めに対して、
インターナル・オーディット・オフィサー及び内部監査
対象部門は正当な理由なくこれを拒否することはでき
部は、その責務を遂行するにあたり、経営の諸活動全般
ません。
内部監査活動とその報告
内部監査部においては、
「 業務の有効性と効率性」
「財
また、重要性の高い問題点が認識された場合には、日
務報告の信頼性」ならびに
「法令等の遵守」といった観点
本社の社長をはじめとする経営陣とAflac Incorporated
から、監査対象業務における内部統制の有効性や業務
の内部監査最高責任者に報告することとしており、さら
の品質を検証しています。
に内部監査最高責任者は定期的に監査委員会に報告を
内部監査活動の結果は、監査対象の部門長及び担当役
行っています。
員に伝達され、内部統制の改善・強化に役立てられます。
内部監査人の専門性
内部監査機能の有効性を保つべく、内部監査人には
内 部監 査 人
(CIA)」や米国の
「情 報システムコントロー
監査標準・監査技術についての専門的な知識と経験が
ル協会
(ISACA)」が認定する
「公認情報システム監査人
要求されます。内部監査関連の専門資格には、米国に
(CISA)」、日米の公認会計士等があり、当社の内部監査
本 部 を 置く
「内 部監 査 人協会
(IIA)
」が 認 定 する
「公 認
人はこれらの資格を取得することが求められています。
アフラックの現状 2013
27
お客様情報の保護及び情報セキュリティへの取り組み
当社では、これまでに発生したお客様情報の漏えいに関する事案等を真摯に受け止め、お客様からお預かりしている個
人情報の重要性をより深く認識し、社員はもとより、アソシエイツへの指導・教育の徹底に継続的に努めています。また、ア
ソシエイツ向けの新たな安全管理基準の策定や情報提供システムにおけるセキュリティの確保など、技術的な安全管理措
置の高度化にも重点的に取り組んでいます。
お客様情報の保護に関する取り組み
経営体制
当社は、お客様の個人情報を適正に取り扱い、必要な
係る技術的な安全管理措置の強化に重点的に取り組ん
安全管理措置を講じるため、
「 個人情報保護規程」
「 個人
でいます。具体的な対策として、アソシエイツからの依頼
情報安全管理要領」
「 個人データ管理段階別取扱要領」
により一定件数以上の個人データを提供する際の主な
において、個人情報の利用目的、個人情報の収集方法、個
取り組み事例は以下のとおりです。
人情報の利用、機微
(センシティブ)情報の収集・利用・第
●
三者提供など、お客様の個人情報の適正な取り扱いに関
アソシエイツにおける
「個人データ提供先として備えるべき安全
する基本事項ならびに安全管理について定めています。
安全管理基準
(認証基準)の導入
管理基準
(承認基準)」を策定し、当該基準を満たすアソシエイツに
のみ情報を提供しています。
(平成25年4月から実施)
また、当社オフィシャルホームページにおいて、
「アフ
●
本社部門承認プロセスの導入
ラックの個人情報の取り扱いについて」
( 次ページ参照)
従来、個人データ提供に関する承認手続きは営業部・支社で行っ
を公表し、お客様の個人情報の取り扱いに関する当社の
ていましたが、新たに本社部門による承認基準・承認プロセスを導
基本的な考え方やお問い合わせ先等を明示しています。
■
社員への指導・教育
個人情報保護の取り扱いについて、社員へのより一層
の意識向上を図るため、これまでに実施してきた個人情
入し、アソシエイツが必要としている情報や利用目的等の適正性を
確認すると同時に、情報提供の頻度や提供範囲が必要最低限度に
なっているかを検証しています。
(平成24年9月から実施)
●
個人データ提供窓口の本社への一本化
アソシエイツへの情報の送信元を本社IT部門
(ユーザーサービ
ス部)に一本化することにより、送信ミス等の発生を防止していま
報保護に関する通信教育の受講や入社時・管理職登用時
す。
(平成25年4月から実施)
などの研修実施等に加え、平成24年10月からは、アソシ
●
エイツなどへの情報提供の承認者である支社長等の管
AANET
( P.60参照)そのものにデータ送受信機能を持たせ、当
理職や営業担当者を対象にそれぞれに応じた教育資材
を整備したうえで研修を行い、改めてルール遵守の徹底
を図っています。
■
アソシエイツへの対応
安全なデータ提供に向けたセキュリティの確保
社とアソシエイツの範囲内でのみデータのやり取りを行うことが
できる仕組みを構築しました。これにより、提供過程で情報漏えい
が発生するリスクを極小化しています。
(平成25年4月から実施)
■「個人情報セキュリティ委員会」
当社では、常務以上の執行役員等で構成する
「個人情
当社は
「アソシエイツ
(販売代理店)制度」
( P.46参照)
報セキュリティ委員会」
を設置しています。同委員会では、
を採用していることから、アソシエイツと一体となってお
経営陣が個人情報保護法等の遵守
(コンプライアンス)
客様の個人情報をお守りする義務を負っています。それ
だけでなく、個人情報漏えいの防止
(セキュリティ)も含め
ゆえ、アソシエイツを指導・監督する立場として、
ルールの
た広い視点からお客様の個人情報の管理について、深度
強化や指導・教育の徹底に加え、個人情報の取り扱いに
ある検証や必要な指示を行っています。
情報セキュリティに関する取り組み
当社は、大量の個人情報をはじめとしたさまざまな重
行動倫理憲章
要情報を取り扱う保険会社として、情報管理対策の構築
及び実践に取り組んでいます。また、情報資産の適切な
情報セキュリティ基本方針
(情報セキュリティポリシー)
管理を行うために
「情報セキュリティ規程」
「 情報取扱要
領」
「 ITセキュリティ要領」を策定し、情報資産の機密性・
完全性・可用性を保証したうえで、情報資産の安全確保
28
個人情報保護規程
情報セキュリティ規程
及び適正な運用に努めています。さらに、定期的に社内
なお、平成23年にはすべてのIT部門において、情報セ
及び社外からのシステム監査を受けることにより、適宜、
キュリティに関する国際規格
「 ISO27001」の認証を取得
情報セキュリティの改善を図っています。
しています。
個人情報の取り扱いについて
お客様の個人情報をお守りすることは保険会社として非常に重要であり、事業を通じて知り得た個人情報については、以
下のとおり適切な取り扱いに努めています。
アフラックの個人情報の取り扱いについて
当社におけるお客様の個人情報の利用目的は、
①各種保険契約の引受・継続・維持管理、保険金・給付金等のお支払い
②当社、その関連会社・提携会社の取り扱う各種商品やサービスの案内・
提供・維持管理
③当社業務に関する情報提供・運営管理、商品やサービスの充実
④その他保険業に関連・付随する業務
となります。
● 保険業法施行規則により、
保険業の適切な業務運営を確保するために
必要な範囲等に限り、保健医療等のセンシティブ情報を取得・利用す
ることがあります。
2. 個人情報の収集方法
当社は、法令等に従い、適正な方法により個人情報を収集します。主
な収集方法としては、保険申込み時の契約申込書等や保険契約の継続・
維持管理等に必要な各種帳票により収集する方法や、アンケート等によ
り収集する方法、電話等を通じてお伺いすることにより収集する方法が
あります。そして、個人情報の収集にあたっては、当社は、法令等に従い、
上記1の利用目的をホームページで公表するほか、申込書・ご契約のしお
り・注意喚起情報等に記載します。なお、当社とのお電話につきましては、
適正な対応を行うために録音させていただくことがあります。
3. 個人情報の利用
当社は、個人情報を上記1.の利用目的の範囲内で利用させていただき
ます。ただし、法令等に基づく場合は、この限りではありません。
4. 個人データの提供
当社は、次の場合に個人データを第三者に提供します。
● 下記の
【個人データの第三者提供について】に記載の場合
● 上記1.の利用目的の達成に必要な範囲内で、
後述の代理店を含む委
託先に提供する場合
● 保険制度の健全な運営に必要であると考えられる場合
● 法令等に基づく場合
● その他、
ご本人が同意している場合
【個人データの第三者提供について】
● 代理店に対する提供
● 提携会社・関連会社との間での相互提供
● 団体取扱特約、
準団体取扱特約、集団取扱特約、特別集団取扱特約、
保険料口座振替特約、保険料クレジットカード支払特約の適用
● 再保険の利用
● その他
5. センシティブ情報の収集・利用・第三者提供
当社は、保険業法施行規則第53条の10及び第234条第1項第17号
に基づき、人種、信条、門地、本籍地、保険医療、犯罪経歴、労働組合へ
の加盟、民族、性生活に関する個人情報
(以下
「センシティブ情報」といい
ます)については、次に掲げる場合を除くほか、取得、利用または第三者
提供を行いません。
● 法令等に基づく場合
● 人の生命、
身体または財産の保護のために必要がある場合
● 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のため特に必要があ
る場合
● 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令の
定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合
● 源泉徴収事務等の遂行上必要な範囲において、
政治・宗教等の団体も
しくは労働組合への所属もしくは加盟に関する従業員等のセンシティ
ブ情報を取得、利用または第三者提供する場合
● 相続手続きによる権利義務の移転等の遂行に必要な限りにおいて、
セ
ンシティブ情報を取得、利用または第三者提供する場合
経営体制
1. 個人情報の利用目的
保険業その他金融分野の事業の適切な業務運営を確保する必要性か
ら、本人の同意に基づき業務遂行上必要な範囲でセンシティブ情報を
取得、利用または第三者提供する場合
● センシティブ情報に該当する生体認証情報を本人の同意に基づき、
本
人確認に用いる場合
●
6. 個人データの管理
当社では、上記1.の利用目的の達成に必要な範囲内において、個人
データを正確で最新なものに維持するよう努めます。
当社では、個人情報管理責任者を定め、個人データの漏えい、滅失、ま
たはき損の防止、その他の個人データの安全管理のために、各種取扱規
程を定めるとともに、アクセス制限、持ち出し制限、不正アクセス防止の
ための措置、セキュリティ対策等により、必要かつ適切な措置を講じてい
ます。
当社では、従業者に対する指導・教育等を通じ、適切に個人データが取
り扱われるよう必要かつ適切な監督を行うとともに、個人データを委託
先に提供する場合には、委託先に対して必要かつ適切な監督を行ってい
ます。当社では、
「 個人情報セキュリティ委員会」を設け、個人データの適
正な保護管理の推進に努めていますが、今後も継続的に改善を図ること
とします。
7. 保険契約の内容等に関するお問い合わせ
当社では、保険契約の内容等に関するご照会については、ご本人であ
ることをご確認させていただいたうえで、適切に対応することとします。
8. 保有個人データの利用目的の通知・開示・訂正等・利用停止等
当社は、個人情報保護法に基づく保有個人データの利用目的の通知・
開示・訂正等・利用停止等のご請求について、適切に対応することとします。
当社所定の書式にご記入いただき、当社所定の受付方法等に沿ってご
請求いただいた場合には、ご本人であることを確認させていただいたう
えで、個人情報保護法に基づき、原則書面により回答させていただきま
す。なお、保有個人データの開示のご請求については、開示請求手数料
のほか、ご請求・回答内容等に応じて定めた開示実施手数料をお支払い
いただきます。
詳しくは、下記9.の当社のお問い合わせ先までご連絡ください。
9. お問い合わせ先
当社は、個人情報の取り扱いに関する苦情やご相談に対し、適切に対
応させていただきます。
当社の個人情報の取り扱い、個人データの安全管理措置、上記8.の保
有個人データに関する各種ご請求につきましては、下記までお問い合わ
せください。
アフラック コールセンター
0120-501-602(通話料無料)
受付時間 9:00AM∼5:00PM(土日・祝日・年末年始を除く)
当社が対象事業者となっている認定個人情報保護団体について
当社は、認定個人情報保護団体である社団法人生命保険協会の対象
事業者です。
同協会では、対象事業者の個人情報の取り扱いに関する苦情・相談を
受け付けています。
お問い合わせ先
社団法人生命保険協会 生命保険相談所 電話:03-3286-2648
〒100-0005 千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル3階
受付時間 9:00AM∼5:00PM(土日・祝日・年末年始を除く)
ホームページアドレス http://www.seiho.or.jp
アフラックの現状 2013
29
「お客様の声」
を経営に活かす取り組み
当社は、お客様から日々お寄せいただくご意見・ご要望等の
「お客様の声」を貴重な経営資源と位置付け、経営及び業務
の改善、商品開発・サービスの向上につなげる取り組みを進めています。特にお客様からいただく苦情
(不満足の表明)に
ついては真摯に対応することはもとより、適切な業務運営の確立・確保に活かすべくさまざまな取り組みを行っています。
「お客様の声」の集約・一元管理
経営体制
当社では、フリーダイヤルによるコールセンターや来
一元管理しています。
「お客様の声」データベースでは、苦
店型店舗
(P.47参照)など全国のアソシエイツに加え、オ
情のほかにお客様からの
「相談・要望」
「 感謝」
の声も幅広
フィシャルホームページでもご相談やお問い合わせに対
く登録・管理し、お客様の満足向上に役立てています。
応しています。
なお、お客様の最も身近な存在であるアソシエイツに
また、コールセンターにつながるフリーダイヤルを商品
ついては、苦情の未然防止や苦情への対応方法をまとめ
パンフレットや保険証券、ご契約者向け冊子
「アフラック
た
「苦情対応マニュアル」
を策定し、AANET
(P.60参照)
上
メール」
( P.56参照)に明記するなど、
「 お客様の声」を当
で公開するなど、適切なお客様への対応はもちろんのこ
社にお寄せいただきやすい仕組みづくりに努めています。
と、
お客様からのさまざまな声を本社や営業部・支社に報
苦情をはじめとする
「お客様の声」は、全役職員が常時
告するよう徹底を図っています。
アクセスできる
「『お客様の声』データベース」に集約し、
「お客様の声」の状況
■
お問い合わせ等の概況
また、オフィシャルホームページを経由したメールによ
平成24年度にコールセンターに寄せられたお問い合
るお問い合わせ等の件数は12万517件となりました。
わせ等の件数は254万559件となりました。
お問い合わせ等の状況
経路
電話
(コールセンター)
(単位:件、%)
平成22年度
平成23年度
平成24年度
2,411,958
2,577,353
2,540,559
98.6
138,004
142,206
120,517
84.7
メール
(ホームページ経由)
その他
合計
前年度比
1,796
1,568
1,560
99.5
2,551,758
2,721,127
2,662,636
97.9
(注)
「電話
(コールセンター)」の件数は、一般的なお問い合わせをお受けするコールセンターのほか、保険金等のお支払いに関するお問い合わせをお受けするコールセンター
等で受電した数の合計を示しています。なお、平成24年度の開示にあたり、過年度についてもこれに従った件数を表示しています。
■
お客様から寄せられた苦情の概況
当社では、苦情を
「当社の業務・商品等に対する不満足
きなどの
「保全関係」の苦情
(7万8,661件)が最も多く、
の表明」
と定義しています。お客様からお寄せいただく苦
次いで加入時の説明などの
「新契約」に関する苦情
(5万
情を真摯に受け止め、問題解決に向けた対応を行うと同
5,637件)、保険金等のお支払い手続きなどの
「保険金・
時に実態の解明や原因を分析したうえで、業務改善やお
給付金関係」に関する苦情
(5万2,069件)となっていま
客様対応力の向上につなげる取り組みを行っています。
す。また、このほかにセールス電話停止のご要望を7万
平成24年度の苦情件数
(
「お客様の声」データベースに
8,444件、ダイレクトメール停止のご要望を2,272件いた
登録された件数、次ページ参照)は24万4,884件と、前
だいています。
年度と比べ大幅に増加しました。これは平成24年4月以
なお、経営の透明性を確保する観点から、当社に寄せら
降、お客様からのさまざまなお申し出を
「お客様の声」と
れた
「お客様の声」ならびに主な改善事例
(P.33参照)に
して幅広く収集するために、登録の徹底をこれまで以上
ついては、
オフィシャルホームページ上で公表しています。
に強化したことなどによるものです。
30
なお、項目別では、解約手続きや契約内容変更手続
「お客様の声」データベースに登録された苦情件数
項目
主な内容
(単位:件、%)
平成22年度
件数
平成23年度
占率
件数
平成24年度
占率
件数
占率
新契約関係
加入時の説明や募集行為に関するご不満など
22,171
25.6
18,298
20.8
55,637
22.7
収納関係
保険料の入金や保険料の払込方法の変更手続き
に関するご不満など
15,575
18.0
16,360
18.6
33,739
13.8
保全関係
解約手続きや契約内容変更手続きに関するご不
満など
30,145
34.9
34,732
39.4
78,661
32.1
保険金・
給付金関係
保険金・給付金のお支払い手続きや年金のお支払
い手続きに関するご不満など
7,774
9.0
7,689
8.7
52,069
21.3
その他
アフターサービスや電話対応に関するご不満など
10,817
12.5
11,031
12.5
24,778
10.1
86,482
100.0
88,110
100.0
244,884
100.0
合計
経営体制
(注)上記苦情件数以外に、
セールス電話停止のご 要望が 78,444件、ダイレクトメール停止のご要望が2,272件登録されています
(平成24年度)。
「お客様の声」を幅広く把握するための取り組み
当社では、平成24年度に
「お客様の声」の収集態勢を
を認識した場合には速やかに登録を行う取り組みを開始
強化し、
「 お客様の声」を幅広く把握するための取り組み
しました。これらの結果、平成24年度の苦情登録件数は
を進めました。これは、
「 お客様の声」をより的確に分析
大幅に増加しました。
し業務の改善につなげるとともに、お申し出をいただい
なお、こうした
「お客様の声」の収集態勢の強化策は、
たお客様への対応や事務処理の適切性を組織的に判断
平成25年度も引き続き実施しています。平成25年4月
することを主たる目的とした取り組みです。
には、前述の事後検証を行う部門の範囲を広げたほか、
具体的な 取り組み内容として、コールセンターなど
5月からはアソシエイツが受け付けた
「お客様の声」を適
日々お客様から直接的なお申し出を受ける部門におい
時適切に担当支社に報告可能なシステムを稼働してい
て、
「 お客様の声」
の登録の重要性をテーマとした教育・研
ます。
修を実施したほか、受付者が確実かつ効率的に登録でき
また、平成25年度から、より適切な
「お客様の声」の登
るようシステムの面でも手当てを行いました。さらに、電
録と分析の精度を高めるべく
「お客様の声」の定義を見
話等でお客様対応を行った記録のなかに
「お客様の声」
直し、
「お客様の声」を
「苦情
(不満足の表明)
「
」相談・要望」
が含まれていたか否かを事後的に検証し、
「 お客様の声」
「感謝」
の3区分に再定義しています。
「お客様の声」に基づく業務改善に向けた取り組み
「お客様の声」の原因分析を進めた結果、業務の改善
な お、当 社 は 苦 情 対 応 に 関 する 国 際 規 格 で あ る
が必要と判断されたものについては、当該業務の主管部
「 ISO10002」
( 品質マネジメント−顧客満足−組織にお
が改善に取り組んでいます。また、特に重要性の高いテー
ける苦情対応のための指針)に適合した苦情対応マネ
マについては、お客様サービス推進部門の統括担当役員
ジメントシステムを構築していることを宣言しています。
を中心とするメンバーで組織される
「
『お客様の声』委員
「 ISO10002」は、お客様満足の向上を実現するために苦
会」で対応策の審議ならびに情報共有を行っています。
情対応プロセスを適切に構築し運用することを目的とし
「お客様の声」委員会の審議内容は全役員で組織される
ており、日本においてはJISC
(日本工業標準調査会)に
「経営委員会」で報告されるなど、経営陣が率先して
「お
よって制定されています。当社はこの規格への準拠を維
客様の声」を経営に活かすべく努めています。
持すべく、組織的な苦情処理管理態勢の強化に努めてい
また、
「 お客様の声」委員会の傘下に、より実務的な事
ます。
項を速やかにかつ幅広く審議する会議体として
「
『お客様
の声』検討部会」を設置しています。
「お客様の声」を経営に活かす仕組みのイメージ図は、次ページに掲載
アフラックの現状 2013
31
「お客様の声」
を経営に活かす仕組み(イメージ図)
本社
「お客様の声」の受付
お客様
業務の改善・
お客様対応の
向上など
「お客様の声」の分析・業務改善策の立案・実行
●
「お客様の声」の経営への反映
●
「お客様の声」
データベース
コールセンター
経営委員会
「お客様の声」の
集約・一元管理
アソシエイツ
●
「お客様の声」委員会
「お客様の声」検討部会
オフィシャル
ホームページ
商品開発・
サービスの
向上など
支社・業務主管部門
「お客様の声」の分析 ●改善策の検討・実行
●
経営体制
(平成25年7月1日現在)
契約者懇談会の開催状況
当社は、契約者懇談会は開催していません。ただし、ご
として、
「 お客様の声」委員会の設置、お客様満足度調査
契約者からのご意見・ご要望等を経営に反映する仕組み
の実施などの取り組みを行っています。
● 金融ADR制度
「金融ADR制度」とは、お客様
(ご契約者など)が生命保険会社を含む金融機関との間で十分な話し合いをしても問題の解決
がつかないようなケースにおいて、裁判ではなく中立・公正な第三者にかかわってもらいながら迅速・柔軟な解決を図るための制
度です。
当社は、本制度に基づく指定紛争解決機関として金融庁から指定を受けた社団法人生命保険協会と紛争解決等業務に関する
「手続実施基本契約」を締結し、個々の紛争解決に向けた対応を行っています。
【指定紛争解決機関のご連絡先】
社団法人生命保険協会 生命保険相談所
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル3階
電話:03-3286-2648 受付時間
(土日・祝日・年末年始を除く)9:00AM∼5:00PM
ホームページアドレス:http://www.seiho.or.jp/contact/about/
生命保険協会における苦情・紛争解決手続きの流れ
STEP1
生命保険相談所
における
苦情解決手続き
STEP2
情報提供・説明
苦情申出
相対交渉へのアドバイス
生命保険会社へ解決依頼
STEP2
裁定審査会
における
紛争解決手続き
裁定審査会
における
紛争解決手続き
原則1ヵ月経過後も
解決しない場合
申立内容が認められない場合
裁定申立
適格性の
審査
書面・事情聴取
等による事実確認
審理
裁定
和解案提示
不調
手続き終了
和解成立
※ 申し立てに係る請求内容については、審理の結果、
和解に至らなかった場合でもその旨の通知を受けた日から1ヵ月以内に訴訟を提起した場合、
裁定審査会が申し
立てを受け付けたときにさかのぼって時効が中断します。
32
お客様からのご意見・お申し出
(苦情)に基づく改善事例
当社では、お客様から日々お寄せいただくご意見・ご
上に取り組んでいます。平成24年度に実施した主な改
要望等に基づき、業務の改善や商品開発・サービスの向
善事例は以下のとおりです。
■【改善事例1】解約申し出の受付態勢の改善
■【改善事例3】
「住所更新通知はがき」の発送
お客様の声
保険を解約するためにコールセンターに
お客様の声
保険会社に住所変更の届け出を行ってい
電話したところ、オペレーターから、担当代理店に連絡し
なかったが、アフラックが市役所に新しい住所を確認し、
手続きを行うように案内された。コールセンターでも手
登録住所を変更したと聞いた。そのような情報は確実に
続書類の発送を受け付けてほしい。
契約者に知らせてほしい。
ご契約者から当社
(コールセンター)に解
約希望のお申し出があった場合、
これまでは担当アソシエ
イツ
(販売代理店)を経由して手続書類をお渡ししていま
改善内容
当社からの郵送物が宛先不明によって返
送された場合、当社では従来の登録住所の所管役所に住
民票を請求し、判明した新住所を更新・登録しています。
したが、これを当社からご契約者に直接送付する運用に
「お客様の声」
を受け、
「 住所更新通知はがき」
を新住所に
変更しました。手続書類の送付にあたっては、コールセン
発送しその経緯をお知らせするとともに、変更した住所
ターにて解約時の注意点をご説明することとしています。
(平成25年2月から実施)
経営体制
改善内容
を確認していただく運用を開始しました。
(平成25年1月から実施)
■【改善事例2 】
前納契約の保険証券への
「解約時受取
〔住所更新通知はがき〕
金額」
の表示
お客様の声
保険料を前納*して契約した。保険証券に
記載されている解約払戻金額には、まだ保険料として充
当されていない
「前納未経過保険料」の返金額が反映さ
れておらず、
わかりづらい。前納契約を解約した場合の説
明は保険証券とは別の書面に書かれているが、解約した
時に受け取れる総額を保険証券上に表示したほうがわか
りやすい。
改善内容
保険証券に記載している
「解約払戻金額
表」には、ご契約を解約した場合の払戻金額を経過年数
ごとに表示しており、前納契約の場合は、同封している
別の書面に
「前納未経過保険料」の返金の説明を記載し
ていました。今般、保険証券上に解約払戻金額と合わせ
て
「前納未経過保険料」の返金額を経過年数ごとに表示
するとともに、その合計額を
「解約時受取金額」として表
示し、解約時に合計でいくらお受け取りいただけるかをひ
と目でわかるように改訂しました。
(新契約時に発行する保険証券に対し、
平成24年10月から実施)
(保険料の)
*
前納:保険料の全部あるいは一部を前払いする取扱い。まとめてお払
い込みいいただいた保険料は
「前納保険料」として保険会社が
一時的にお預かりしたうえで、契約の経過に合わせて保険料を
充当する仕組み。
〔改訂前〕
〔改訂後 〕
アフラックの現状 2013
33
保険金・給付金等の適切なお支払いのための取り組み
当社では、保険金・給付金等のお支払いは保険会社として最も重要な使命であるとの認識に基づき
「適切な保険金等支
払管理態勢の構築に係る方針」を策定のうえ、適正なお支払い業務の遂行及び支払管理態勢の構築に取り組んでいます。
適切なお支払いのための態勢(イメージ図)
助言
東日本・西日本保険金部
報告
お客様
経営委員会
指示
② 支払査定業務
コールセンター
③ 査定時検証
アソシエイツ
経営体制
異議申立
お客様サービス推進部
異議申立窓口
監査
内部監査部
保険金支払監査課
④ 査定後検証
⑤ 支払後検証
情報連携
⑥ 折衝事後検証
審査結果
の通知
支払アドバイザリーボード
エグゼクティブコミッティ
① 入力業務
保険金等支払審査会
(平成25年7月1日現在)
保険金等支払い部門における態勢
お客様からご送付いただいた保険金・給付金等のご請
さらに、お支払い漏れの発生リスクが高い案件につい
求書類は、画像データ化し、入力センターへ伝送してい
ては、保険金・給付金等をお客様の口座へ送金した日の
ます。入力センターでは、画像データごとに2名の担当者
翌営業日に、お支払いの査定品質向上に係る企画・運営
がそれぞれ情報の入力を行います。2名の入力内容が不
を担う専門部署である
「支払管理室」が検証を行ってい
一致だった場合には、一致するまで複数名で入力を実施
ます
(⑤支払後検証)。
しています
(①入力業務)。
また、お支払い対象外と判断した案件については、一
その後、保険金等支払い部門
(東日本保険金部及び西
定の決裁権限を有する査定担当者2名の判断一致を要
日本保険金部)の査定担当者が、社内の医師等と連携の
することをルール化するとともに、折衝
(お支払い対象外
うえ、
お支払い可否の判断を行っています
(②支払査定業
である旨をお客様にお伝えすること)後に、一定の決裁
務)。支払査定の結果、入力内容の修正が必要になった
権限を有する検証者が改めて判断の妥当性や事務手続
場合には査定担当者が入力内容を修正し、別の査定担当
きの適正性について検証することにしています
(⑥折衝
者が修正内容の妥当性及び正確性を検証しています
(③
事後検証)
。
査定時検証)
。
当社ではこうした検証プロセスにより、お支払い業務
これに加え、お支払い漏れを防止する態勢を強化する
の正確性の向上に努めています。
ため、平成24年9月からお支払い手続きを行う前に、査
定が完結したすべてのご請求案件を対象に査定担当者
とは別の専任担当者が検証を行う仕組みを導入しました
(④査定後検証)
。
34
保険金等支払い部門以外における態勢
保険金等支払い部門で適切なお支払いに取り組む一
■
方、苦情対応の統括部門や監査部門、社外の専門的見地
保険金等支払い部門による支払査定結果に関するお
からの意見等を取り入れる仕組みを構築するなど、さま
客様からの苦情やご要望等のお申し出については、
「保
ざまな方法でお客様への対応力強化に努めています。
険金等支払審査会」を週1回開催し、支払査定結果の判
■
保険金等支払審査会
断ならびにお客様対応の妥当性等を審査しています。
異議申立窓口
内部監査
■
ただけないケースについては、お客様からの異議申立を
アフラック日本社の経営及び業務執行部門から組織
受け付ける窓口として保険金等支払い部門から独立した
的に独立した内部監査部内に保険金支払監査課を設け、
専用のフリーダイヤルを設け、苦情対応の統括部門であ
支払管理態勢に関する監査や適切な業務改善の実施状
るお客様サービス推進部にて対応を行っています。
況をフォローアップする態勢を整えています。
経営体制
保険金等支払い部門による支払査定結果にご納得い
支払アドバイザリーボード
異議申立窓口:0120-386-532(通話料無料)
■
受付時間
月∼金曜日
(祝日を除く)9:00AM∼5:00PM
保険金等支払い部門の適正な業務運営を確保すべく、
保険金等支払い部門から独立した視点で客観的に検証
※音声ガイダンスでご案内し、
お問い合わせ内容によって担当者におつなぎします。
するための機関として、社外有識者
(弁護士、大学教授、
ファイナンシャル・プランナーなど)が委員となり、
「 支払
アドバイザリーボード」を開催しています
(原則、四半期
に一度開催)。
保険金・給付金のお支払い状況
平成24年度における保険金・給付金のお支払い件数
一方、お客様から保険金・給付金のご 請求をいただ
は、192万34件となりました。なお、当社主力商品であ
いたものの、お支払い事由に該当しなかった件数
(お支
るがん保険については、創業以来の累計お支払い件数
払い非該当件数)については、オフィシャルホームページ
(証券単位)は261万4,983件、累計お支払い金額は5兆
(http://www.aflac.co.jp/corp/report/payment/)
6,209億円となっています。
で継続的に開示しており、平成24年度は18,715件
(うち
保険金394件、給付金18,321件)
でした。
お支払いの状況
(保険金・給付金の合計)
(単位:件)
平成24年度
区分
お支払い非該当件数
詐欺取消
平成
22年度
平成
23年度
合計
給付金
保険金
合計
死亡給付金 入院給付金 手術給付金 障害給付金
その他
24,353
21,316
18,715
394
18,321
48
9,512
3,946
0
4,815
5
10
0
0
0
0
0
0
0
0
不法取得目的無効
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
告知義務違反解除
3,741
2,821
1,892
34
1,858
0
1,016
575
0
267
9
5
0
0
0
0
0
0
0
0
重大事由解除
免責事由該当
お支払い事由非該当
その他
お支払い件数
135
77
61
1
60
3
39
16
0
2
20,463
18,403
16,762
359
16,403
45
8,457
3,355
0
4,546
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
63,755 1,856,279
20,760
973,128
485,127
36
377,228
1,692,545 1,801,355 1,920,034
(注)社団法人生命保険協会策定の統一基準で算出しています。
アフラックの現状 2013
35
お支払い漏れ等の状況
平成24年度に保険金等のお支払いを行った事案に関
*1
*2
が判明
し、
お支払漏れ等
(支払漏れ ・請求案内漏れ 等)
し、平成24年度に追加でお支払いをした事案は、以下の
とおりです。また、これらのほか、平成23年度以前に保険
金等のお支払いを行った事案に係る追加的なお支払い
*1 支払漏れ
保険金・給付金の請求時に提出された診断書等に記載された内容から、
支払対象と判断することが可能であった事案。
*2 請求案内漏れ
保険金・給付金の請求時に提出された診断書等に記載された内容から、
請求を受けた保険金・給付金以外にもお支払いができる可能性がある保
険金・給付金があったにもかかわらず、通常の検証作業
(原則として当初
の支払から1ヵ月以内)
で把握されずお客様に対する請求案内が行われな
かった事案。
を448件・66百万円行っています。
(単位:件、百万円)
平成24年度合計
経営体制
当社が自ら支払漏れ等を把握し、
追加的な支払を行ったもの
(内部発見)
お客様等からの申出・照会により、
支払漏れ等が判明し、追加的な支払を行ったもの
(外部発見)
件数
819
656
163
金額
100
63
37
平成24年度合計のお支払漏れ等の件数は819件で
れる事案については、
「 支払後検証」
( P.34参照)を行って
した。これは、保険金・給付金の総支払件数
(1,920,034
きました。また、平成24年4月に、入力漏れや誤入力を
件)
の0.043%にあたります。819件の内訳は
「支払漏れ」
起因とするお支払漏れ等を防止するため、入力方式を変
782件、
「 請求案内漏れ」18件、
「 その他」
( 解約払戻金・
更し、併せて、支払査定における確認手順の見直しを行
遅延利息・未経過保険料の追加的なお支払い)
19件と
いました。しかしながら、この見直しにより支払査定時に
なっています。また、それぞれの内部発見・外部発見の件
おけるミスが発生し、同月以降8月までの間、
お支払漏れ
数は、
「 支払漏れ」
(782件)のうち内部発見630件・外部
等の件数が増加しました。
発見152件、
「請求案内漏れ」
(18件)
のうち内部発見7件・
これを受けて、支払査定における確認手順を含む業務
外部発見11件、
「 その他」
( 解約払戻金・遅延利息・未経
プロセスを見直すとともに、査定担当者への研修強化や
過保険料の追加的なお支払い:19件)
のうち内部発見19
査定担当者の増員を行い、さらに平成24年9月からすべ
件・外部発見0件でした。
てのお支払い事案に対して、査定担当者の査定ミスを支
当社は、お支払漏れ等を自ら把握するため、平成23年
払前に発見することを目的とした
「査定後検証」
( P.34参
10月より、支払査定業務において、保険金等支払い部門
照)
を導入しました。
の査定担当者が確認漏れを起こしやすいポイントが含ま
この結果、同月以降のお支払漏れ等の件数は、大きく
減少しました
(以下グラフ参照)。
お支払漏れ等の件数推移
(月別)
平成23年度
(単位:件)
平成24年度
134
内部発見
131
外部発見
112
77
52
35
20
57
4月
23
19
16
19
37
32
5月
26
6月
39
31
90
49
65
61
36
23
25
18
23
16
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
12
48
8
13
35
109
89
69
56
46
31
102
107
77
86
53
47
45
30
35
40
42
32
22
13
18
2月
3月 (支払時期) 4月
30
23
7月
8月
28
6月
42
25
7
2
5月
39
27
3
2
22
39
0
9月 10月 11月 12月 1月
〈参考〉過年度のお支払漏れ等の状況
16
0
2月
3月
(単位:件、百万円)
平成13∼17年度
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
平均
36
16
22
0
平成23年度
内部発見
外部発見
件数
9,437
5,616
11,231
1,220
556
400
618
395
223
金額
435
333
238
149
87
65
70
38
32
ディスクロージャーの推進
当社では、経営方針や財務内容などについて、お客様のご 理解をより一層深めていただくため、積極的なディスクロー
ジャー
(情報開示)に努めています。今後もさまざまな媒体や方法を通じて、適切かつタイムリーなディスクロージャーを
推進していきます。
経営全般に関する資料
経営体制
アフラックの現状
カンパニープロフィール
保険業法第199条において準用
する第111条に基づき制作してい
るディスクロージャー誌
沿革、取扱商品、社会貢献活動な
どを紹介した会社案内資料
業績のご報告
(決算報告・上半期業績報告)
年度及び上半期
(4∼9月)の主要
業績を平易に解説した資料
オフィシャルホームページ
オフィシャルホームページでも、決算報告をはじめ
とした重要な経営情報の開示を適宜行っています。
また、会社がお知らせしたい各種情報やお手続きの
ご案内、ニュースリリースなども掲載しています。
アフラックオフィシャルホームページ
Aflac Incorporated
年次報告書(2012 YEAR IN REVIEW)
米国会計基準による日米アフラック
及び持株会社の事業報告書
アフラックの社会貢献活動
社会貢献に関する取り組みをま
とめた冊子
アフラック
検索
http://www.aflac.co.jp/
● アフラックFacebookページ
当社では、平成23年8月に
「アフラック
Facebookページ」
を開設し、毎日の生活
を応援するさまざまな情報を広く発信し
ています。
季節に応じた健康情報や当社社員の
仕事紹介、CM情報、コーポレートキャ
ラクターであるアヒルにまつわる情報などを日々、お届けしています。
Facebookページアドレス https://www.facebook.com/aflac.co.jp
※ Aflac Incorporatedの年次報告書及び有価証券報告書は、
EDINET
( 金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム
〈 http://info.edinetfsa.go.jp/ 〉
)
で閲覧できます。
アフラックの現状 2013
37
社会貢献活動
アフラックの社会貢献活動を支える仕組み
アフラック・キッズサポートシステム
当社は、日本で最も長くがんと向き合い、最も多くの
■
がんと闘う方々を応援してきた保険会社として、保険商
「公益信託アフラックがん遺児奨学基金」
及び
「アフラッ
品やサービスの提供のみならず、
「 がん・医療」をテーマと
クペアレンツハウス」を支えるための当社独自の社会貢
したさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。
献プログラムです。これらの活動を継続的に支えるため、
なかでもアフラックならではの活動として、
“ 子ども”や
社員からは給与控除で、アソシエイツからは代理店手数
“家族”を支援する活動に積極的に取り組んでおり、活動
料からの控除で、寄付が行える仕組みを構築しています。
にあたっては、社員やアソシエイツが直接的・間接的に携
わっています。
「公益信託アフラックがん遺児奨学基金」
経営体制
及び
「アフラックペアレンツハウス」の運営資金について
は、社員・アソシエイツ・アフラックの3者により、ほぼ全
額がまかなわれています。
■
ワンハンドレッドクラブ
平成5年にスタートした社員による任意の募金活動
で、社員が指定する金額
(1口100円・任意口数)を毎月
の給与から控除し、
「 公益信託アフラックがん遺児奨学
基金」
「アフラックペアレンツハウス」
「ゴールドリボン運
動」や自然保護団体などへ寄付しています。約8割の社
アソシエイツ
員が参加しており、社員による寄付の総額に対して、会社
が同額を拠出するマッチングギフトを行っています。
アフラックの社会貢献活動
アフラック
公益信託アフラックがん遺児奨学基金
アフラックペアレンツハウス
ゴールドリボン運動 など
アフラック
全国アソシエイツ会
■
ダックチャリティー
アソシエイツが販売促進ツールとして
が
「アフラックダック」
を購入すると、当社が
社員
それに連動して寄付を行う
「ダックチャリ
ティー」を行っています。平成24年度末
ちびちびダック
までの累計寄付金額は、
1億8,000万円を超えています。
公益信託アフラックがん遺児奨学基金
がんで主たる生計維持者を亡くし、経済的理由から修
援した奨学生は、平成25年度の新規奨学生134名を含
学や進学の機会が狭められている高校生を支援する奨
め、累計1,905名にのぼっており、奨学金給付額は累計
学金制度です。平成7年に創業20周年記念事業として、
で11億円を超えています。
当社とアフラック全国アソシエイツ会
(P.47参照)が共同
なお、本奨学金制度を支える活動として、毎年、がん征
委託者となり、株式会社りそな銀行を受託者とする
「認
圧月間である9月を中心に、アフラック全国アソシエイツ
定特定公益信託」
として設立しました。毎年、100名超を
会が主体となり、全国各地で街頭募金を行っています。
奨学生に認定し、月額25,000円の奨学金
(返還は不要)
平成24年度には、延べ129ヵ所で募金活動を実施し、総
を高校卒業まで給付しています。本奨学金制度は当社の
額581万円が集まりました。
ご契約者に限るもの
ではなく、また、他の
(単位:名)
奨学生数の推移〔累計〕
1,905
1,631
奨学金制度との併用
1,391
1,141
も可能であり、日本全
国からご応募いただ
889
648
446
けます。これまでに支
募金活動を行う社員・アソシエイツ
(平成) 13年度
38
15年度
17年度
19年度
21年度
23年度
25年度
アフラックペアレンツハウス
「アフラックペアレンツハウス」
は、小児がんなどの難病
らず、どなたでも利用可能であり、これまで海外からも含
のために遠隔地の自宅を離れ、東京や大阪など大都市圏
め延べ99,594名
(8,497家族、平成25年5月末時点)の
の専門病院で闘病する子どもたちとそのご家族の経済
方々にご利用いただいています。
的・精神的負担を軽減することを目的とした日本初の総
なお、本施設の運営は、公益財団法人がんの子どもを
合支援センターです。ご家族が1人1泊1,000円
(患児は
守る会及び認定NPO法人ファミリーハウスと連携して
無料)で、患児の治療中は期間の制限なく滞在できる施
行っており、3棟合計で年間1億3,000万円にのぼる運営
設です。利用者がわが家のようにくつろげるように、館内
費は、当社及び社員、アソシエイツなどの寄付によってま
には、子どもがのびのび遊べるプレ
かなわれています。
ングキッチン、国内外の小児がん関
連図書などを集めた図書・情報コー
ナーなどを完備しています。
また、単なる宿泊施設にとどま
らず、常駐のソーシャルワーカーに
経営体制
イルームをはじめ、洗濯機、ダイニ
● アフラックペアレンツハウス亀戸(平成13年オープン)
東京都江東区亀戸6-24-4
● アフラックペアレンツハウス浅草橋(平成16年オープン)
東京都台東区浅草橋1-3-12
● アフラックペアレンツハウス大阪(平成22年オープン)
大阪府大阪市中央区北久宝寺町2-3-1
写真左より、アフラックペアレンツハウス大阪の外観、プレイルーム、
ツインルーム
よるメンタルヘルスケアを受けられ
るなど、患児やそのご家族が安心
して治療に専念できる総合的なサ
ポート態勢を整えています。本施設
は当社の保険契約の有無にかかわ
●『 Dear ∼アフラックペアレンツハウスからの感謝の手紙∼ 』
主にアフラックペアレンツハウスに寄付をお寄せいただいている方々や病院に向けて、
『 Dear ∼アフラックペアレンツハウスからの感謝の手紙∼ 』
を発行しています。利用者か
らの感謝のメッセージをはじめ、ペアレンツハウスの施設紹介や利用状況などをお伝えし
ています。なお、本冊子の内容は、当社オフィシャルホームページでもご覧いただけます。
http://www.aflac.co.jp/corp/mesena/mesena_kids_01.html
ゴールドリボン運動
平成18年から、小児がんに対す
し、東京都千代田区の
る正しい知識と理解の普及、小児
日比谷公園をスター
がんの子どもたちのQOL
(Quality
ト地 点に、皇 居周 辺
of Life:生活の質)や治癒率の向上を目的とする
「ゴール
全長約5kmのウオー
ドリボン*運動」を推進し、小児がんに関する啓発活動や
キングを通して、小児
寄付活動を行っています。
がんの子どもたちへ
「
* ゴールドリボン」は小児がんへの支援を表すシンボルマークです。
■
ゴールドリボンウオーキング
平成25年4月、6回目となる
「ゴールドリボンウオーキン
グ2013」に特別協賛しました。当日は約2,500名が参加
の理解と支援を呼びかけました。
また、会場内では、小児がんの子どもたちが1年後の
自分へのメッセージを作成し、タイムカプセルとして保存
する企画なども実施されました。
アフラックの現状 2013
39
■
アフラックチャリティーコンサート
■
ゴールドリボン心のメッセージ展
平成6年から小児がんの啓発活動の一環として開催し
小児がんの子ども
ている
「アフラックチャリティーコンサート」は、平成24
たちが描いた作品に
年9月の岩手県盛岡市での開催により、累計開催回数が
ご家族や本人による
100回となりました。平成24年度末までに延べ105会
メッセージを添えて
場で開催し、累計11万名を超える方々にご来場いただい
紹介する展示会です。
ています。
平 成24年 度 は
「がん
平成24年度は、歌手でタレントの早見優さん、ジャズ
を知る展」
( P.42参照)
「アフラックチャリティーコンサー
ヴォーカルグループのタイムファイブ、シンガーソングラ
ト」
と併せて、全国16会場で開催しました。
経営体制
イターのより子さんによるコンサートを全国7会場で開
催し、各会場で実施したチャリティー活動による寄付金
総額363万円を開催
地の小児がんに関す
る病院や支援団体な
どに寄贈しました。
■
ゴールドリボン募金
小児がんの子どもたちへの支援を広く呼びかけるこ
とを目的に定められた
「小児がんゴールドリボンの日
(4
月25日)
」
(4:しょう、2:にがん、5:ゴールドリボン)に
合わせて、毎年寄付金を贈呈しています。平成24年度に
集まった社員による寄付や社員・アソシエイツが購入し
たチャリティーグッズによる寄付金に当社からの寄付金
を合わせた1,300万円を認定NPO法人ゴールドリボン・
ネットワークに寄贈しました。
ボランティア活動
バレンタイン献血
パンの購入を通して、施設の方々の自立支援と社員と
最も血液が不足す
のコミュニケーションを図る新しい形のボランティア活
るとされる2月を中心
動として広く社員に定着しており、平成24年に12年目を
に、アフラック全国ア
迎えました。
■
ソシエイツ 会 と 協 力
し、全 国 各地で 献 血
ボランティア活動を実
施しています。阪神・淡路大震災の被災者への支援をきっ
かけにスタートしたこの活動は、毎年恒例のボランティア
活動として広く社員・アソシエイツに定着しており、平成24
年度は、約1,700名の社員・アソシエイツが参加しました。
■
パンボラ
TABLE FOR TWO
平成20年から、開
発途上国の飢餓と先
進国の肥満や生活
習慣病の問題に同時
に 取り 組 む
「 TABLE
FOR TWO」を 導入
しています。アフラックスクエア内の社員食堂にて、健
東京都調布市にあ
康に配慮したメニューを選ぶことで、1食あたり20円が
る通 所 授 産 施 設
「す
TABLE FOR TWOの事務局を通して、開発途上国に寄
まいる」
(知的ハンディ
付されます。平成24年度は21万円の寄付を行いました。
キャップのある方が
仕事を通して自立を
目指す福祉 施 設)の
パン工房で焼いたパンを、毎日昼休みに当社オフィスビ
ル
「アフラックスクエア」
のロビーで販売しています。
40
■
東日本大震災に関する取り組み
■“ We
Are One Family ”
活動
② 七ヶ浜での復興支援ボランティア活動
●
当社の主力商品であるがん保険・医
宮城県宮城郡七ヶ
療保険の販売件数に応じて、本活動に
浜町において、町の復
賛同したアソシエイツと当社がそれぞ
興・活性につながる町
れ、震災孤児・遺児への支援金として
民主催のイベント運営
被災地域の自治体に寄贈する取り組み
「
“ We Are One
に社 員 がボランティ
Family ”活動」を実施しています。平成23年3月から開
アで参加し、海岸の清
始した本活動による支援金の総額は、3億3,070万円
(平
掃活動にも取り組みました。
英基金に寄贈しています。なお、継続的な被災地支援が
より重要度を増していることから、平成25年4月以降、
賛同アソシエイツを改めて募ったうえで、本活動を平成
26年3月末まで継続実施することとしています。
寄贈先
(岩手県復興局総務企画課)
いわての学び希望基金
(宮城県保健福祉部子育て支援課)
東日本大震災みやぎこども育英募金
● 東日本大震災ふくしまこども寄附金
(福島県保健福祉部児童家庭課)
●
●
■
アヒルさんからの贈り物
■
経営体制
成24年12月末時点)に達しており、全額を東北3県の育
TOMODACHI アフラック プログラム
当社は、米国政府・米日カウンシルの主導のもと、東日
本大震災後の復興を支援するとともに、長期にわたり日
米間の文化的・経済的な結び付きを強化し、友好を深め
る形で投資を行う官民によるパートナーシップである日
米交流事業
「 TOMODACHIイニシアチブ」に参画してい
ます。
具体的には、小児がんの研究に携わる日本在住の医師
をAflac米国本社が支援する
「アフラックがん・血液病セ
当社では、社員による被災地支援活動を
「アヒルさん
ンター」
( 米国ジョージア州アトランタ市/P.73参照)に
からの贈り物」として、以下のような活動を行っています。
派遣し、当地での研究成果をその後の日本での治療・研
① 被災地で闘病する子どもたちへの寄贈活動
●
究に役立ててもらうことを目的とする米国留学助成制度
東北3県の病院を対象に、病院からの要望をもとに、闘病
「 TOMODACHI アフラック プログラム」を発足させて
中の子どもたちが必要としているおもちゃやDVD、絵本な
います。平成25年8月には、第一弾として、聖路加国際
どを寄贈しました。こ
病院小児科の医師で
れは、ブックオフオン
ある細谷要介氏を米
ライン株式会社が展
国に派遣することを
開する
「ボランティア
決定しています。
宅本便」
を活用した取
り組みで、全国から多
くの社員が参加しました。
福島県立医科大学附属病院での贈呈式
寄贈先
●
●
岩手医科大学附属病院 ● 宮城県立こども病院
福島県立医科大学附属病院
医療・介護に関する啓発活動
■
医療体験記コンクール
■
認知症予防シンポジウム
より良い医療・介護環境の構築に寄与することを目的
地域の参加者とともに介護問題を考える機会を提供
として、医療従事者と患者及びそのご家族との医療現場
する
「認知症予防シンポジウム」
( 公益財団法人認知症予
における心の交流記などを募集し、優秀作品を表彰する
防財団、毎日新聞社、地方新聞社主催)に協賛していま
「『心に残る医療』体験記コンクール」
( 公益社団法人日本
す。平成24年度は長野県と福岡県で開催し、合計1,150
医師会、読売新聞社主催)に協賛しています。
名の方々にご参加いただきました。
アフラックの現状 2013
41
がんに関する啓発活動
国・地方自治体との提携
平成19年4月に施行された
「がん対策基本法」に基づ
平成22年1月、広報部内に
「がん対策推進室」を設置
き、がんによる死亡者の減少やがん検診受診率の向上な
し、自治体との提携を推進しています。平成22年12月に
どを目指した
「がん対策推進基本計画」が策定されまし
は全47都道府県との連携態勢が整い、全国を網羅する
た。
これに伴い、当社は厚生労働省による国家プロジェク
がん啓発のための協力関係を構築しています。さらに、政
トである
「がん検診企業アクション
(現 がん対策推進企
令指定都市やその他市区町村を含めた提携を進めてお
業アクション)
」への参画や、地方自治体と連携したがん
り、平成25年6月末現在、全国の107に及ぶ自治体
(47
検診受診率向上などを目指した活動を進めています。
都道府県、
60市区町)と提携しています。
経営体制
がん専門機関との提携
当社では、最新かつ最善のがんに関する情報連携を目
し、がんになっても安
指して、日本を代表する2つのがん専門機関と
「がん情報
心できる社会の実現
の普及啓発に向けた包括連携に関する協定」を締結して
に向けた取り組みを
います。平成24年8月には、独立行政法人国立がん研究
進めています。
センター
(以下、国立がん研究センター)と、平成25年1
月には公益財団法人がん研究会と、それぞれ協定を締結
国立がん研究センターとの協定締結式
自治体、がん専門機関との提携による具体的な取り組み事例
■
がん予防推進員制度への参加
がんを知る展
「がん予防推進員制度」
とは、地域でのがん検診受診を
がんの発生メカニズムや、予防・最新治療、部位ごとの
推進するための制度です。がんに関する講習の受講等を
検査など、がんについての理解を深めることができる
『が
要件として自治体から資格を与えられた予防推進員が、
んを知る展∼
「知る」ことが、あなたを
「守る」こと∼』を開
近隣の一般住民に対してがん検診の重要性などを広く伝
催しています。
えていくものです。佐賀県をはじめとして全国10道県で
平 成24年9月に国
合計1,000名を超える社員及びアソシエイツが各県のが
立がん 研究センター
ん予防推進員に任命され、草の根活動によるがん啓発活
との協定締結を記念
動を展開しています。
したイベントとして、
■
がんセミナー
がんの正しい理解と
「早期発見・早期治療」の推進、が
ん検診の受診率向上を目的に、全国の都市でがんセミ
ナーを実施しています。平成24年度は、東京大学医学部
附属病院放射線科准教授・緩和ケア診療部長の中川恵
一氏、公益財団法人がん研究会理事の土屋了介氏を講
師に迎えた講演などを、群馬県や長崎県など全国6会場
で実施し、約3,000名が参加しました。宮城県や秋田県
では地元の大学キャンパス内の講堂で同セミナーを開催
し、若い世代への啓発にも努めています。
42
■
ヴォーカリストのサラ・
オレインさんによるコ
ンサートと合わせて開催したほか、平成24年度は全国9
会場で開催し、延べ18,000名を超える方々にご来場い
ただきました。このほか、
「簡易版がん展キット」
を制作し、
自治体との連携イベントや、当社の販売提携先である全
国の企業や金融機関などに貸し出しを行いました
(P.49
参照)。
■
ピンクリボンスマイルウオーク
■
自治体のがん対策担当者向け
「がん対策推進セミナー」
自治体との連携による各地域でのがん対策支援の
平成24年11月に、近畿圏内の自治体におけるがん対
一環として、公益財団法人日本対がん協会等が主催する
策担当者向けの
「がん対策推進セミナー」
( 一般社団法人
「ピンクリボンスマイルウオーク
(仙台・東京・名古屋・神
共同通信社、株式会社共同通信社主催)
に協賛しました。
戸)
」
( 平成24年10月)にゼッケンスポンサーとして特別
当日は、自治体によるがん対策・がん検診受診率向上へ
協賛しました。累計での参加者数は12,200名にのぼり、
の取り組み事例の発表のほか、厚生労働省健康局がん対
また、ブースを出展した東京会場では、多くの方が乳がん
策・健康増進課がん対策推進官の岡田就将氏による講
触診モデルによるセルフチェックを体験するなど、がんに
演や、自治体のがん対策担当者によるパネルディスカッ
関する理解を深めました。
ションなどが行われました。関西6府県と福井県、市町
経営体制
村の担当者約100名が参加し、受診率向上への対策が
議論されました。
がん対策推進企業アクション
当社は、厚生労働省が推進するがん検診受診率50%超
当社は本プロジェクトを効果的に推進するために助
を目指す国家プロジェクト
「がん対策推進企業等連携推
言・提言等を行う組織
「アドバイザリーボード」のメンバー
進事業」
(略称:がん対策推進企業アクション、旧 がん検診
としても参画しており、積極的な支援を行っています。な
企業アクション)
の推進パートナー企業として、職場におけ
お、本プロジェクトは、平成24年6月の
「がん対 策推 進
るがん検診受診率向上及びがん啓発を推進しています。
基本計画」の改定を受け、がん検診のみならず、幅広くが
主な事例として、社内向けには、社内ニュース等でがん
ん対策全般を支援することを目指し、平成25年4月から
検診の有効性に関する特集、がんに関する最新情報など
「がん対策推進企業アクション」に名称変更され、新たな
を定期的に掲載し、社員の理解促進を図っています。ま
取り組みが開始されています。
た、特に20代の女性社員が子宮頸がん検診を受診でき
http://www.gankenshin50.go.jp/
るよう、これまで検診費用の補助対象外だった女性社員
に対する補助制度を新たに導入しました。
● がんに関するアンケート調査
当社では、がん保険を主力商品とする保険会社として、がんに関するアンケートを
「『がんサバイバー』向けアンケート調査報告」
より
実施し、調査結果を広くお知らせしています。平成24年2月には全国のがん経験者
(がんサバイバー)を対象とした
「
『がんサバイバー』向けアンケート調査報告」を発表
し、
がん罹患後の就労状況や職場環境について分析を行いました。また、平成25年4
月には、上司・同僚の立場から、がん経験者とともに働いた経験のある人とない人を
対象に調査した
「職場でのがん経験者とのコミュニケーション調査報告」をまとめ、
勤務先は
変わらない
47%
勤務先が
全
197人 変わった
53%
職場におけるがん経験者と上司・同僚など周囲とのコミュニケーション及びがん啓発
の重要性について言及しています。
今後とも、こうした当社ならではの調査を継続的に実施・公表することで、
より広く
がんの正しい理解と知識の普及に努めていきます。
〈がん罹患後の就労状況〉
[ 解説 ]半数以上が「勤務先が変わった」と回答し、
なかでも
「依願退職」が30%と最も多い一方、
「 解雇」
や
「希望していない異動」も全体の17%にのぼった。
アフラックの現状 2013
43
ご契約者保護に関する制度
(生命保険契約者保護機構)
について
当社は、
「 生命保険契約者保護機構」
( 以下、保護機構)に加入しています。保護機構の概要は、以下のとおりです。
保護機構は、保険業法に基づき設立された法人であり、
契約条件の算定基礎となる基礎率
(予定利率、予定死亡
保護機構の会員である生命保険会社が破綻に陥った場合、
率、予定事業費率等)の変更が行われる可能性があり、こ
生命保険に係る保険契約者等のための相互援助制度とし
れに伴い、保険金額・年金額等が減少することがあります。
て、当該破綻保険会社に係る保険契約の移転等における資
合わせて、早期解約控除制度
(保険集団を維持し、保険契
金援助、承継保険会社の経営管理、保険契約の引受け、補
約の継続を図るために、通常の解約控除とは別に、一定期
償対象保険金の支払いに係る資金援助及び保険金請求権
間特別な解約控除を行う制度)が設けられる可能性もあり
等の買取りを行う等により、保険契約者等の保護を図り、
ます。
経営体制
もって生命保険業に対する信頼性を維持することを目的と
しています。
保険契約上、年齢や健康状態によっては契約していた破
綻保険会社と同様の条件で新たに加入することが困難に
なることもあるため、保険会社が破綻した場合には、保護
機構が保険契約の移転等に際して資金援助等の支援を行
い、加入している保険契約の継続を図ることにしています。
保険契約の移転等における補償対象契約は、運用実績
連動型保険契約の特定特別勘定(※1)に係る部分を除いた国
内における元受保険契約で、その補償限度は、高予定利率
契約(※2)を除き、責任準備金等(※3)の90%とすることが、保
険業法等で定められています
(保険金・年金等の90%が補
償されるものではありません(※4))。
なお、保険契約の移転等の際には、責任準備金等の削減
に加え、保険契約を引き続き適正・安全に維持するために、
(※1)特別勘定を設置しなければならない保険契約のうち最低保証
(最低死亡保険
金保証、最低年金原資保証等)のない保険契約に係る特別勘定を指します。
更生手続においては、当該部分についての責任準備金を削減しない更生計画
を作成することが可能です
(実際に削減しないか否かは、個別の更生手続の
なかで確定することとなります)
。
(※2)破綻時に過去5年間で常に予定利率が基準利率
(*1)
を超えていた契約を指し
ます
(*2)
。当該契約については、責任準備金等の補償限度が以下のとおりと
なります。ただし、破綻会社に対して資金援助がなかった場合の弁済率が下限
となります。
高予定利率契約の補償率=
90%−
{
(過去5年間における各年の予定利率−基準利率)の総和÷2 }
(*1)
基準利率は、生保各社の過去5年間の平均運用利回りを基準に、金融庁
長官及び財務大臣が定めることとなっています。現在の基準利率は、3%
となっています。この基準利率は、全生命保険会社の年平均運用利回り
の状況により、見直されます。
(*2)
一つの保険契約において、主契約・特約の予定利率が異なる場合、主契
約・特約を予定利率が異なるごとに独立した保険契約とみなして、高予
定利率契約に該当するか否かを判断することになります。また、企業保
険等において被保険者が保険料を拠出している場合で被保険者ごとに
予定利率が異なる場合には、被保険者ごとに独立の保険契約が締結され
ているものとみなして高予定利率契約に該当するか否かの判断をするこ
とになります。ただし、確定拠出年金保険契約については、被保険者が保
険料を拠出しているか否かにかかわらず、被保険者ごとに高予定利率契
約に該当するか否かを判断することになります。
(※3)責任準備金等とは、将来の保険金・年金・給付金の支払いに備え、保険料や運
用収益などを財源として積み立てている準備金等をいいます。
(※4)個人変額年金保険に付されている年金原資保証額等についても、その90%
が補償されるものではありません。
負担金の拠出
会員である生命保険会社は、保護機構の定款に定める基準により、毎年、負担金を納付しています。平成24年度の全会員
保険会社の負担金額は400億円であり、うち当社は約22億円を拠出しています。
仕組みの概略図
救済保険会社が現れた場合
破綻保険会社
補償対象
保険金の支払い
(注2)
保険契約者等
補償対象保険金支払いに係る資金援助
保護機構
負担金の拠出
資金貸出
保険契約の全部・一部の移転、合併、株式取得
資金援助
財政措置(注1)
保険金請求権等の買取り
(注2)
保険金等の支払い
会員保険会社
民間金融機関等
国
救済保険会社
救済保険会社が現れない場合
破綻保険会社
補償対象
保険金の支払い
(注2)
補償対象保険金支払いに係る資金援助
保険契約の引受け
保険契約の承継
保護機構
承継保険会社
資金貸出
財政措置(注1)
保険金請求権等の買取り
(注2)
保険契約者等
負担金の拠出
会員保険会社
民間金融機関等
国
保険金等の支払い
(注)1. 上記の
「財政措置」は、平成29年
(2017年)
3月末までに生命保険会社が破綻した場合に対応する措置で、会員保険会社の拠出による負担金だけで資
金援助等の対応ができない場合に、国会審議を経て補助金が認められた際に行われるものです。
2. 破綻処理中の保険事故に基づく補償対象契約の保険金等の支払い、保護機構が補償対象契約に係る保険金請求権等を買い取ることを指します。この
場合における支払率及び買取率については、責任準備金等の補償限度と同率となります
(高予定利率契約については、
(※2)
に記載の率となります)
。
●
補償対象契約の範囲・補償対象契約の補償限度等を含め、本掲載内容はすべて現在の法令に基づいたものであり、今後、法令の改正により変更される可能性があります。
生命保険会社が破綻した場合の保険契約の取り扱いに関するお問い合わせ先
生命保険契約者保護機構 電話:03-3286-2820
ホームページアドレス http://www.seihohogo.jp/
受付時間 月∼金曜日
(祝日・年末年始を除く)
9:00AM∼12:00PM、1:00PM∼5:00PM
44
営業体制と商品・サービス
∼ お客様との接点を大切に ∼
46 営業体制
50 研修・教育体制
営業体制と商品・サービス
52 商品開発
56 ご契約に関する情報提供
58 保険金・給付金等のご請求に関する取り組み
60 情報システムに関する取り組み
62 医療・介護に関するご契約者向けサービス
アフラックの現状 2013
45
営業体制
販売体制
昭和49年11月、当社は日本で初めて
〈がん保険〉を発
販売体制図
が主流でしたが、当社は販売チャネルとして
「代理店
(ア
ソシエイツ)制度」を採用し、創業以来、そのネットワーク
アソシエイツ
お客様
生命保険の販売は女性を中心とした営業職員チャネル
アフラック
売し、日本での営業を開始しました。当時、日本における
第一生命
郵便局
を全国に拡大してきました。
提携金融機関
その後、平成12年には第一生命保険相互会社(現 第
(平成25年7月1日現在)
一生命保険株式会社/以下、第一生命)と、平成19年に
は郵便局株式会社
(現 日本郵便株式会社/以下、郵便
平成24年12月からは、当社のテレビCMや商品広告
局)と業務提携を行い、より多くのお客様に当社のがん
などをご覧になったお客様からの問い合わせ窓口を拡
保険をご案内できる体制を構築しています。また、金融
充するため、コールセンターの体制を見直しました。これ
機関による保険商品販売
(保険窓販)においても積極的
により、お客様がご希望する商品について、商品の説明
な推進を図っており、より幅広い層のお客様に当社の保
からご契約にいたるまで、電話でのきめ細やかな対応を
険商品を提供しています。
実現しています。
営業体制と商品・サービス
アソシエイツ制度
当社は創業以来、独自の販売チャネルとして
「アソシエ
平 成24年 度 末 現 在、全 国 のアソシエイツの 総 数 は
イツ
(販売代理店)制度」を採用しています。
「仲間」を意
18,298店
(うち系列法 人アソシエイツ *12,140店、独 立
味する
「アソシエイツ」は、文字通り当社の重要なビジネ
法人アソシエイツ *2 6,131店、個人アソシエイツ *310,027
スパートナーであり、お客様にとって最も身近な保険の
店)と、前年度末から1,566店減少しています。これはア
相談相手として、保険全般に関する有益な情報提供や付
ソシエイツの採用方針を見直したことによるものであり、
加価値の高いご提案を行うとともに、幅広いご相談や新
アソシエイツに属する募集人の数は125,386名と、前年
規契約の諸手続き、契約内容のメンテナンス、給付に関
度末から増加しています。
する手続き等を行っています。
なお、アソシエイツのうち、当社専属アソシエイツ*4 は
10,644店
(占率58.2%)
、うち個人アソシエイツは8,664
アソシエイツ数及び 募集人数の推移
115,910名
121,421名
(単位:店)
店となっています。
125,386名
募集人
19,778
19,864
2,244
2,204
*2. 独立法人アソシエイツ:特定の団体
(組織)と人的・資本的関係がなく、かつ
法人格を有しているアソシエイツ
18,298
2,140
(386)
6,037
アソシエイツ
6,182
6,131
(1,594)
系列法人
独立法人
11,497
11,478
*1. 系列法人アソシエイツ:特定の団体
(組織)と人的・資本的関係があり、かつ
法人格を有しているアソシエイツ
*3. 個人アソシエイツ :法人格を有していないアソシエイツ
*4. 当社専属アソシエイツ:生命保険代理店業務において、当社のみと業務委託
契約を締結しているアソシエイツ
個人
10,027
(8,664)
保障のご提案
平成23年度末
平成24年度末
( )内は専属アソシエイツ数
(注)1. アソシエイツ数には、提携金融機関数
(373)及び郵便局が含まれていま
す
(第一生命は含まれていません)。
2. 募集人数は提携金融機関、第一生命、及び郵便局の人数、個人アソシエ
イツ店主及び法人アソシエイツ代表者を除いています。
46
お客様
平成22年度末
アソシエイツ
業務委託契約
保障の提供
(保険金等のお支払い)
アフラック
保険料のお支払い
■
アソシエイツによる来店型店舗
なお、当社オフィシャルホームページでは来店型店舗
当社は
「身近な場所で手軽に保険の相談をしたい」
「給
の店舗検索ができるほか、お客様のご都合に応じて保険
付手続きや名義変更をしたい」といった保険に関するお
相談の予約がインターネット上で行える仕組みを導入し
客様のさまざまなニーズにお応えするため、地域に密着
ています。
したアソシエイツによる来店型店舗
「アフラックサービ
http://www.aflac.co.jp/soudan/?pnum=
スショップ」を全国各地で展開しています。アフラック
■
アフラック全国アソシエイツ会
平成元年、アソシエイツの社会的・経済的使命の実現
保障をご提案できるよう、所定の研修を経て検定に合格
と、経営の質的向上を図ることを目的として、
「アフラック
したスタッフを配置しています。また、がんに関する啓発
全国アソシエイツ会」が設立されました
(平成24年度末
活動として、
「 乳がん触診モデル」の設置や小児がんの患
会員数:10,142店)
。
児による絵画展の開催など、地域のお客様への情報発
本会では、アソシエイツの自主的な運営のもと
「研修事
信にも積極的に取り組んでいます。
業」
「社会貢献事業」
「広報・親睦事業」
「共済事業」
の4つの
さらに、平成24年
基本事業を柱に全国の各地区会と連携し、
さまざまな活動
10月には、大都市圏の
を行っています。
ターミナル駅を中心
研修事業の中核で
に保険のあらゆる
“わ
ある
「 A&Aコミュニ
からない”を解決する
ケーション活動」
は、各
とのコンセプトのも
と、来店型店舗
「よく
営業体制と商品・サービス
サービスショップでは、お客様のご要望に応じた最適な
アソシエイツ が 自 主
「よくわかる!ほけん案内」丸の内店
的にチームを結成し、
わかる!ほけん案内」を開設しました。店舗では、ファイ
自社の業務改善を行
ナンシャルプランナー
(FP)、または所定の研修を終了し
うことで、お客様サー
た
「コミュニケーター」と呼ばれる専門スタッフが、初め
ビスの向上や営業ノウハウの蓄積、アソシエイツ相互の
て保険を検討するお客様にもわかりやすいコンサルティ
情報共有を図るものです。
ングを行うことで、お客様に最適な保障をご案内してい
社会貢献事業においては、
「アフラック・キッズサポート
ます。
システム」
( P.38参照)を通じた
「がん遺児奨学基金」
「ア
全国で523店
(平成25年5月末現在)を展開する2つ
フラックペアレンツハウス」への寄付をはじめ、
「バレンタ
の来店型店舗では、フェース・トゥ・フェースによる保険相
イン献血」
「地域ボランティア活動」
「ゴールドリボン運動」
談をはじめ、給付金請求書類の受付など、各種保全手続
など、全国各地でさまざまな活動を展開しています。
きを含めた保険全般に関するさまざまなサービスを提供
その他、会員相互の情報交換を図るための活動や福
しています。
利厚生を目的とした事業推進なども行っています。
第23回A&Aコミュニケーション活動
全国発表大会
● 法人会における取り組み
法人会は、戦後、正しい税知識の理解・普及を進め、自主申告納税制度の定着に協力すべく、企業のなかから自発的に組織さ
れた団体です。各地で設立された法人会はその後全国的な広がりを見せ、昭和29年には全国を束ねる全国法人会総連合
(現
公益財団法人全国法人会総連合)が組織されました。今では、全国で約90万社が加入する日本有数の公益団体となっています
(平成24年12月末現在)
。
昭和58年、法人会の福利厚生制度に当社のがん保険が採用され、会員企業の役員や従業員であれば、お一人からでも集団取
扱料率でがん保険にご加入いただけるようになりました。
平成25年4月にこの
「法人会がん保険制度」は創設30周年を迎え、現在は当社受託の法人会福利厚生制度として、がん保険
だけでなく、新たに採用された医療保険や介護保険、死亡保険も法人会で積極的に推進されています。
アフラックの現状 2013
47
第一生命保険株式会社との業務提携
当社は、第一生命保険株式会社
(以下、第一生命)
と
「第
件数は約7万件と、当社のがん保険販売全体の約1割を
一分野と第三分野の最強のパートナーシップ」に基づく
占めています。
業務提携を行っています。
平成13年3月
(業務提携基本合意は平成12年9月)か
ら、
がん保険の販売委託を開始し、現在では約44,000名
にのぼる同社の
「生涯設計デザイナー」が
〈生きるための
がん保険Days 第一生命フルサポートプラン〉
〈 生きるた
めのがん保険Daysプラス ご契約者専用プランDK 〉
を全
国のお客様にご案内しています。
なお、平成24年度の第一生命によるがん保険の販売
日本郵便株式会社との業務提携
営業体制と商品・サービス
平 成19年11月、当 社 は日 本
た各種研修を実施しているほか、郵便
郵便株式会社からがん保険の商
局社員専用のコールセンター
「郵便局サ
品供給会社に選定され、翌年10
ポートデスク」
を設置するなど、さまざま
月から全国300局の郵便局でが
な販売支援を行っています。
ん保険の販売を開始しました。
現在では全国1,000局の郵便局
これら郵便局に対して、当社は全国の総合支社・支社
を通して商品・事務知識や販売スキルの向上を目的とし
アフラック
ン)〉
が販売されています。
全国の郵便局
(総合保障プラン・治療重点プラ
お客様
で〈生きるためのがん保険Days
郵便局サポートデスク
総合支社・支社
提携事業推進部
(平成25年7月1日現在)
金融機関による保険商品販売
(保険窓販)
平成19年12月の銀行等金融機関による保険窓販全
こどもの学資保険〉や終身保険〈未来の自分が決める保
面解禁を契機に、当社の主力商品であるがん保険・医療
険 WAYS〉
などの幅広いラインアップにより、金融機関を
保険などの販売が可能となり、金融機関による当社商品
訪れるお客様のさまざまなニーズにお応えしています。
の販売が拡大しました。
さらに平成20年4月には、当社のがん保険及び医療
保険が一般社団法人全国信用金庫協会
(全信協)による
「業界制度商品」に認定され、全国の信用金庫との販売
提携も急速に広がりました。
平成25年5月末現在、提携金融機関数は373にのぼっ
ており、
がん保険や医療保険のほか、
〈アフラックの夢みる
48
提携金融機関数
(平成25年5月末現在)
提携金融
機関数
うち
第三分野
(がん保険・医療保険)
うち
こども保険
うち
WAYS
都市銀行
5
5
3
5
信託銀行
1
1
0
0
地方銀行
64
58
54
57
第二地方銀行
41
34
34
32
246
205
177
142
信用金庫
その他金融機関
合計
16
4
5
5
373
307
273
241
第二地方銀行
信託銀行
信用金庫
地方銀行
その他金融機関
に達しています。これら支店への商品内容研修やコンプ
ライアンス研修等は、全国17ヵ所に設置した
「金融法人
営業部」及び
「金融法人支社」で対応しています。また、金
融機関専用のコールセンターとして
「窓販ヘルプデスク」
を設け、お客様とのスムーズな対応をバックアップする体
制を整えています。
アフラック
全国の金融機関
お客様
都市銀行
373に及ぶ提携金融機関の支店数の合計は約2万店
窓販ヘルプデスク
金融法人営業部/金融法人支社(全国17支社)
金融法人部/金融法人サポート部
(平成25年7月1日現在)
金融機関と連携したがん検診促進
みによって、金融機関を訪れ
当社では金融機関と連携し、がん啓発活動を推進して
るお客 様 の
「がん」という病
います。具体的な取り組みの一つとして、金融機関の支
気に対する理 解が深まるな
店のロビーなどで、
「 がんを知る展」を開催しています。こ
ど、がん検診受診率の向上に
れは、がんの発生メカニズムや最新の治療法などをパネ
も役立っています。
ルや画像を使って詳しく説明するものです。この取り組
営業体制と商品・サービス
■
「がんを知る展」での展示物
● 窓販ヘルプデスク
銀行等金融機関による保険窓販全面解禁と同時に設置された
「窓販ヘルプデスク」は、提携金融機関専用のコールセンター
で、行職員がお客様に保険商品をご提案する際の確認事項などにタイムリーに対応することを目的としています。
提携金融機関数の増加及び販売実績の拡大に伴い、行職員からの問い合わせは増加傾向にあり、平成24年度は年間26万件
超のお問い合わせが当該コールセンターに寄せられています。
また、災害対策強化の観点から、平成24年2月末に東京都
(調布市)
に加え、神戸市にも窓販ヘルプデスクを設けています。
アフラックの現状 2013
49
研修・教育体制
アソシエイツ向け研修・教育体制
営業体制と商品・サービス
当社は、お客様から寄せられる保険に関する幅広いご
プランの実践を通じ
相談・ご要望に対して、豊富な知識に基づいた適切なお
て販売スキルの向上
客様対応ができるよう、アソシエイツの特性に応じた体
を図るなど、営 業 活
系的な研修・教育体制を構築しています。当社独自のア
動の基盤となるお客
ソシエイツ向け研修プログラムは、アソシエイツの成長
様対応力及び市場開
レベルに合わせた段階的なプログラムで構成されてお
拓力の強化を目的と
り、商品知識をはじめ、社会保障制度、医的知識など幅
しています。さらに、
広い知識の習得、販売及びコミュニケーションスキルの
Customer Solution Trainingに加え、第三分野商品に
向上などに重点をおいた内容となっています。
関する知識、販売スキル向上を目的として、がん治療をは
平成25年3月からは、アソシエイツ向け研修プログラ
じめとする医療環境の理解、公的医療保険制度を活用し
ムを刷新し、
「 Customer Solution Training ∼提案型
たがん保険、医療保険の販売話法の習得など、テーマ別
ソリューション研修∼」を導入しています。この研修は、
研修を適宜実施し、継続的な学習機会を設けています。
アソシエイツがお客様から信頼され、期待に応える提案
このほか、社団法人生命保険協会が定める
「継続教育
が実践できるよう、保険販売の基礎知識の定着や当社
制度」についても、全アソシエイツに毎年継続・反復的に
の主力であるがん保険や医療保険と死亡保障を組み合
履修するよう周知・推進を図り、
「 お客様重視」
「 法令等
わせた
「総合保障提案」について習得できる内容です。ま
遵守」の視点に立った募集活動等を行うよう指導してい
た同時に、毎回アソシエイツ自身が立案したアクション
ます。
研修風景
AANET▶
アソシエイツが日々、営業活動に使用している当社独自の情報支援システムで、当社からの
周知事項をタイムリーに伝達しているほか、
「アフラックニュース」や
「アソシエイツサテライト
ニュース」なども掲出しています。また、保険募集に関するガイドラインなどのコンプライアン
ス関連情報や商品情報・契約事務取扱に関するマニュアルなども集約しており、
アソシエイツが
必要なときに閲覧できる仕組みとなっています
(P.60参照)
。
「 AANET」
のトップ画面
◀アフラックニュース
毎月1回、アソシエイツ向け情報誌として
「アフラックニュース」を発行しています。アソシエイツへのイ
ンタビュー記事やがん・医療に関する情報、
「 お客様の声」
やコンプライアンス情報などを掲載し、
アソシエ
イツの知識向上を図っています。
アソシエイツサテライトニュース▶
全国の営業部・支社が毎月開催するアソシエイツ会議でアソシエイツ向け情報番組
「アソシ
エイツサテライトニュース」を放映しています。
「お客様の声」やコンプライアンス情報など特
に重要な事項については、アソシエイツへの周知徹底を図るため、
「アフラックニュース」と連
動した内容で構成されています。
50
生保協会
業界共通・資格等
アソシエイツ向け研修プログラム
業界共通
教育課程
継続教育
制度
専門課程
スクーリング
一般課程
●
●
専門課程
応用課程
コンプライアンスの知識 ● 保険金の支払い等アフターサービスの知識
適正な保険募集のための基本ルール
大学課程
継続・反復的に教育を実施
FP
FP3級
e-learning
集合研修
研修制度
登録前研修
Between
研修
資格取得
開設準備
ベースとなる
研修
FP2級
登録後研修
Customer Solution Training
∼提案型ソリューション研修∼
商品・事務
コンプライアンス
課題解決提案力・マーケット開拓・社会保障制度・コンプライアンスなど
商品/事務関連/ ITツール
テーマ別
スポット研修
総合保障提案研修・第三分野販売強化研修
競合情報/営業ノウハウ/コンプライアンス
(募集管理・個人情報)
講師派遣制度
アフラック
ショップ向け研修
ショップ向け総合保障提案研修
自習ツール
AANET販売情報玉手箱の自習ツール(社会保障制度・医的知識等)
営業体制と商品・サービス
金融機関向け研修体制
当社の保険商品を取り扱う金融機関に対しても、金融
なる保険窓販担当者の個々の課題や悩みに応じて、
「お
機関の特性やニーズに応じた研修体系を整備しています。
客様への声かけ」
「 商品内容」
「 税金の取り扱い」など、合
例えば
「総合的な保障提案研修」では、金融機関が日
計38種のメニューから、課題にマッチしたプログラムを
頃取り扱っている預金を切り口として、
「 預金」と
「保険」
選ぶスタイルとなっています。
の組み合わせで
「総合的な備え」をご提案するワンストッ
このほかに、商品導入研修やフォローアップ研修など、
プサービスの実現を支援しています。研修プログラムは、
商品知識や販売スキルの継続的な向上を図る研修体制
預金と保険との関連性、社会保障制度、
ライフスタイルに
も強化しています。
あったお客様へのご提案など多様なメニューを準備する
研修体系(イメージ図)
と同時に、講義形式に加えてロールプレイング方式を組
み合わせることで、より実践的な提案スキルの習得を目
指す内容となっています。
また、
「セミ・オーダー式研修」は、金融機関によって異
●
●
登録後
研修
フォローアップ研修
セミ・オーダー式研修
●
継続教育制度
●
商品導入研修
● 総合的な保障提案研修
など
窓販アフラックニュース▶
年4回、金融機関向け情報誌として
「窓販アフラックニュース」を発行しています。金融機関が保険販売
の意義や販売手法などについて語るインタビュー記事やがん・医療に関する情報、保険業務に関するコン
プライアンスの事例などを掲載しています。
アフラックの現状 2013
51
商品開発
がん保険
■〈生きるためのがん保険Days〉
られる抗がん剤治療の保障については、抗がん剤治療と
平成23年3月に発売した
〈生
ホルモン療法の特徴に応じて保障額・支払限度を設定し
きるためのがん保険Days〉は、
ています。さらに、再発や5年以上の長期にわたる治療の
最新のがん治療の実態に対応
保障として
「再発・長期治療給付金」を備え、がんの治療
した各種保障と治療後の生活
後の生活をサポートする従来の
「ライフサポート年金」と
サポート機能を備えたがん保険
組み合わせることで、長期にわたるがん治療及び再発・転
で、がんと向き合う方々の声を
移等への不安にも備えることができます。
凝縮して開発した商品です。
■〈生きるためのがん保険Daysプラス〉
(既契約者専用商品)
がんに対する治療の主軸が入
(平成23年3月発売)
院から通院に移行している現状
を踏まえ、がんにおける三大治療
(手術・放射線治療・抗
がん剤治療)の通院については支払日数の制限はなく、
また、入院後の通院についても通算支払限度日数は無
制限となっています。また、今後ますます増加すると考え
営業体制と商品・サービス
〈 生きるためのがん保険Days 〉
の特長
入いただいているお客様を対象
とした
〈生きるためのがん保険
Daysプラス〉は、新たに
〈生きる
ためのがん保険Days〉
に加入す
ることなく、同商品の特長である
「最新の通院保障」や
「再発・長
入院も通院 *1も日数無制限
*2
● 抗がん剤治療を手厚く保障
●
●
すでに当社のがん保険にご加
期治療給付金」などの保障を手
軽な保険料で備えることができ
*3
再発や長期の治療もしっかりサポート
(平成23年3月発売)
る商品です。
*1. 三大治療
(手術・放射線治療・抗がん剤治療)
のための通院
*2. フルサポートプラン・スタンダードプランの場合
*3. フルサポートプランの場合
● がん専門相談サービス
「プレミアサポート」
「プレミアサポート*1 」は、がんの診断を受けたお客様とそのご家族の不安や悩みを軽減することを目的として、
「 がん患者専門
カウンセラー*2 」が心のケアや病状の正しい理解の支援、適切な治療選びのアドバイスなどを訪問面談で提供するがん保険の付
帯サービスです。また、
セカンドオピニオンの取得などのために、専門医を無償で紹介するサービスもご利用いただけます。
メニュー
内容
「がん患者専門カウンセラー」による訪問面談
サービス
初回の面談と面談後のフォローコール
(2回まで)
を無償で提供 *3
*4
ベストドクターズ ® サービス
(プレミアタイプ)
医師同士の相互評価により推薦された
専門医を無償で紹介
*1. プレミアサポートは、
〈 生きるためのがん保険Days 〉
〈 生きるためのがん保険Daysプラス〉及び〈アフラックのが
〉 ご契約者のためのがん保険 (
〉一部プランを除く)の被保険者向け付帯サービスです。
ん保険 〈
株式会社法研が提供しているもので、アフラックによるサービスではありません。
*2. 5 年以上の臨床経験とがんの知識を持った看護師です。
*3. お客様のご要望により、有償での追加利用も可能です。
*4. ベストドクターズは、Best Doctors, Inc.の商標です。
52
医療保険
■〈もっと頼れる医療保険
新EVER 〉 ■〈健康に不安がある人も入りやすい医療保険
もっとやさしいEVER 〉
平成24年1月、先進医療に対
する保障を充実させるとともに、
平成24年7月、医療保険の新
かけ捨てではない医療保険への
たなラインアップとして、
〈 健康に
ニーズにお応えできるよう
「生存
不安がある人も入りやすい医療
祝金特約」を新設し、
〈 もっと頼
保険 もっとやさしいEVER 〉
を発
れる医療保険 新EVER(以下、
〉
売しました。この商品は保険契約
引受けの際の当社基準を緩和し、
〈新EVER 〉
)をリニューアルしま
健康に不安のある方でも加入し
した。
〈新EVER 〉は平成21年8月の
(平成21年8月発売)
やすい従来の引受基準緩和型医
(平成24年7月発売)
療保険〈新やさしいEVER 〉の後継商品です。保障内容を
で、手術の保障対象を公的医療保険
(健康保険)制度に
〈新EVER 〉と同水準になるよう拡大したほか、引受基準
連動させ、ほとんどすべての手術をカバーするとともに、
をさらに見直し、今までご加入いただけなかった疾病
(う
増加傾向にある通院治療に備える
「通院特約」を付加す
つ病、神経症、慢性肝炎等)
をお持ちの方にもご加入いた
ることができます。
だきやすくなりました。
〈新EVER 〉の特長
〈もっとやさしいEVER 〉
の特長
● 病気もケガも一生涯保障
● 持病、
既往症がある方、現在通院中の方なども加入しやすい
● 健康保険が適用となる約1,000種類の手術を保障
● 健康保険が適用となる約1,000種類の手術を保障
● 先進医療の保障がプラスできる
● 先進医療の保障がプラスできる
● 日帰り入院後の通院から保障*
● 日帰り入院後の通院から保障*
* スタンダードプランの場合
営業体制と商品・サービス
発売以来、多くのお客様から支持されている医療保険
* スタンダードプランの場合
● 引受基準緩和型医療保険の告知形式
引受基準緩和型医療保険の告知書については、商品の性質から、質問
項目に具体的な病名を羅列し、
ご自身の持病による保険加入の可否があら
かじめ判断できるよう、また、ご高齢の方にもわかりやすいような工夫を重
ねてきました。
〈健康に不安がある人も入りやすい医療保険 もっとやさし
いEVER 〉発売にあたり、告知書の質問項目を4項目から3項目に減らすな
ど、
よりシンプルな告知書としました。
● アフラックの先進医療サーチ
先進医療に対する関心が高まるなか、当社はがん保険や医療保険における先進医療の保障を
リニューアルするなど、お客様のニーズに即した商品を開発・提供するとともに、お客様へのわか
りやすい情報提供にも取り組んでいます。
「アフラックの先進医療サーチ」は、先進医療技術の内容や実施している医療機関を、技術名や
部位、所在地などからスムーズに検索することができるサイトです。また、先進医療の制度や費用
についてもわかりやすく解説しています。
http://senshin-search.net/
アフラックの現状 2013
53
死亡保険
■〈未来の自分が決める保険
WAYS〉
期間が15年・16年・17年・18年払済の〈 WAYS 愛情物
〈未 来 の 自 分 が 決 め る 保 険
語〉も新たなラインアップに加え、さらに幅広いお客様へ
WAYS〉は、働き盛りの 死亡保
のご案内が可能になりました。
障を確保しながら、将来、ニーズ
■〈家族に毎月届く生命保険
に合わせて保障を
「医療」
「 介護」
GIFT 〉
〈家 族 に 毎 月 届く生 命 保 険
「年金」に変更することができる
GIFT 〉は、家 計 を 支 える方 に
終身保険です。これにより、死亡
万一の事が起こった場合に、あ
保障を用意したいお客様や、ラ
らかじめ決められた月払年金額
イフスタイル の 変 化に伴い、医
(平成18年1月発売)
療保障の充実や定年退職後の
年金として備えたい方など、目的に応じて幅広いお客様
にご活用いただけます。
平成25年2月には、医療・介護・
年金への変更だけでなく、教育
営業体制と商品・サービス
資金としても活用できる新たな
提案型商品として、保険料払込
を生活資金
(ギフト)としてご家
族に毎月お支 払いすることで、
遺されたご家族の生活をしっか
りとサポートする商品です。月払
年金には2年または5年の支払
(平成21年3月発売)
保証期間が設定できるほか、
〈満期祝金特約〉
を付加する
ことで、被保険者が満期まで生存された場合には満期祝
金をお受け取りいただけます。
〈WAYS〉の仕組み図(被保険者年齢:30歳、60歳払済、保障移行開始年齢:60歳の場合)
医療保障コース
終身保険〔低解約払戻金型〕
●
保障を変更しない場合、一生涯にわたって
死亡・高度障害に対する保障が続きます
●
保険料払込期間中の解約払戻金を70%に抑え、
保険料負担を軽減しました
●
(58歳時にコース選択)
変更
60歳以降いつでも
変更可能
保険料払込期間
告知
(医的選択)
は不要です
保障は一生涯続きます
介護年金コース
●
保険料払込満了に合わせて、
右記3コースへの変更が可能です
30歳
契約日
●
60歳時に変更
●
公的介護保険の認定を受けた場合、介護年金をお支払いします
年金コース
●
年金
(支払期間:5年)
をお支払いします
死亡保障コース
継続
●
60歳
死亡・高度障害保障を継続できます
(注)詳細は商品パンフレット
(契約概要)、ご契約のしおり・約款をご覧ください。
〈GIFT〉の仕組み図 (被保険者年齢:30歳、保険期間:60歳満期、基準年金月額:20万円、支払保証期間:5年の場合)
契約直後の
保障額(受取総額)
7,200万円
40歳(加入から10年後*)
にお亡くなりになった場合
受取総額
20年間
(240ヵ月)
ご家族に毎月20万円をお支払い
4,800万円
45歳
(加入から15年後*)
にお亡くなりになった場合
受取総額
15年間
(180ヵ月)
ご家族に毎月20万円をお支払い
3,600万円
58歳
(加入から28年後*)
にお亡くなりになった場合
〈58歳から5年間の支払保証期間があります〉
5年間
(60ヵ月)
毎月20万円をお支払い
1,200万円
支払保証期間
支払保証期間
「2年」
を選択することも可能です。
30歳
契約日
40歳
45歳
58歳
60歳
* いずれも誕生日以降に到来する年単位の契約応当日をベースに計算
(注)詳細は商品パンフレット
(契約概要)、ご契約のしおり・約款をご覧ください。
54
主な商品一覧(平成25年7月1日現在)
保険種類
販売名称
概要
発売時期
生きるためのがん保険Days
がん治療を取り巻く環境変化に対応し、長期にわたる
がん治療を、精神的ケアも含めて総合的にサポートす
るがん保険
平成23年3月
生きるためのがん保険Daysプラス
すでに当社のがん保険にご加入いただいているお客
様に、最新の保障をご用意いただくためのがん保険
平成23年3月
もっと頼れる医療保険 新EVER
一生涯にわたる病気・ケガの保障を手軽な保険料で準
備できる終身医療保険
平成21年8月
健康に不安がある人も入りやすい
医療保険 もっとやさしいEVER
持病や既往症がある方でも加入可能性のある引受基
準緩和型医療保険
平成24年7月
「痴ほう
(認知症)
」
「 寝たきり」に対する介護保障のほ
か、働き盛りの
「高度障害」
も保障する介護保険
平成4年5月
がん保険
医療保険
介護保険
三大疾病
保障保険
個人年金保険
こども保険
未来の自分が決める保険 WAYS
将来のニーズに合わせて、保障を
「医療」
「 介護」
「 年金」
平成18年1月
に変更できる死亡保険
アフラックの終身保険
一生涯にわたって保障が続く死亡保険
平成8年11月
アフラックの定期保険
低廉な保険料で、一定期間を保障する死亡保険
平成8年11月
家族に毎月届く生命保険 GIFT
働き盛りの万一のときに、満期年齢まで毎月年金を受
け取ることができる家族生活保障保険
平成21年3月
アフラックの終身保険どなたでも
40∼80歳までの方ならどなたでも無条件で加入でき
る終身保険
平成13年4月
三大疾病保障プラン
「がん」
「 急性心筋梗塞」
「 脳卒中」
のリスクに一 時 金で 備えられる
保険
平成7年7月
アフラックの個人年金
ライフプランに合わせて確定年金
(5・10年)
、保証期間付終身年金
(5・10年)を選んで加入できる個
人年金保険
平成11年7月
アフラックの夢みるこどもの学資保険
高校入学時に一時金、大学生活4年間に学資年金を受
け取ることができる学資保険
営業体制と商品・サービス
死亡保険
スーパー介護年金プラン
(Vタイプ)
平成21年3月
※ その他の商品については、
「アフラックの保険種類のご案内」や当社オフィシャルホームページをご覧ください。
なお、上記は商品の概要を説明したものであり、契約にかかわるすべての事項を記載したものではありません。
ご加入を検討される際には、
「パンフレット
(契約概要)
」
と合わせて
「注意喚起情報」
「 ご契約のしおり・約款」などを必ずご確認ください。
アフラックの現状 2013
55
ご契約に関する情報提供
当社はお客様による最適な保険選びや、長期にわたるご契約において適切な保障内容の見直し等をお考えいただくため、
ご契約に関するさまざまな情報を随時提供しています。
最適な保険選びのための情報提供
◀保険種類のご案内
◀注意喚起情報
当社が 現在取り扱っている商品の概
ご契約にあたって大切な事項
(クーリ
要を一覧で紹介した冊子です。商品
ング・オフ制度、告知義務の内容等)
一覧は、当社オフィシャルホームペー
を記載しています。
ジでもご覧いただけます。
◀
http://www.aflac.co.jp/goods.
html
意向確認書
保険のお申込みにあたり、お客様ご
◀
商品パンフレット
自身のニーズに合致した最適な商品
保障内容、保険料及び契約概要等を
であるかをご確認いただくため、保
記載しています。
障内容等についての確認事項を記載
した
「意向確認書」を作成し、お客様
営業体制と商品・サービス
にご記入いただいています。
◀ご契約のしおり・約款
◀契約概要
お客様に保険商品の内容をご理解い
ただくための重要な情報として、販
売・勧誘時に説明すべき重要事項
(保
障内容、保険 期間等)を商品パンフ
レット等に記載しています。
ご契約に関する重要事項・諸手続き等、お
客様にお知らせすべき事項やご契約につい
ての取り決めを記載しています。
本冊子の内容は、当社オフィシャルホーム
ページでもご覧いただけます。
http://www.aflac.co.jp/yakkan/
ご契約内容に関する情報提供
◀アフラックメール
◀アフラックご契約者様
専用サイト
ご加入いただいている契約内容をお
パソコンからご契約内容の
知らせするため、ご契約者あてに
「ア
照会や住所変更などの各
フラックメール」を郵送し、お客様ご
種変更手続きの依頼が可
自身の契約内容について、ご確認い
能です。
ただいています。
ネットでアフラック
検索
http://www.aflac.co.jp/canet/
● デメリット情報
「告知義務違反」
「 免責」及び
「解約」などのいわゆるデメリット情報については、商品パンフレット
(契約概要)や
「注意喚起情
報」
「 ご契約のしおり・約款」に明示し、ご契約にあたっては、お客様に事前にしっかりとご理解いただくよう努めています。また、
ご契約締結後においてもアフラックメールなどの各種通知を通して、
お客様にデメリット情報をお伝えしています。
56
● がん・医療に関する情報提供
◀アフラック生きる.com
◀アフラックスコープ
がんに関するさまざまな
がん・医療・介護など健康に関する幅広い情報
情報を集約したがん啓発
や著名ながん経験者のインタビュー記事などを
サイトです。がんに罹患さ
掲載した情報誌
(年4回発行)
です。
れた方々が、がんを通して
気づいたこと、考えたこと
ん経験者の方やご家族から寄せられた、がんと生きるための
気持ちの工夫を掲載した
「がんと生きるコツ600選」、がん保
険の給付金を受けた方の物語
「アヒルが出会った人」など、
◀
をインタビュー形式でお伝えする
「『生きる』ストーリー」
や、が
がんと向き合うひとの声
がんに関する知識や情報について、がんに詳し
い医療関係者やがん経験者の話を交えて解説
した冊子です。
充実したコンテンツから構成されています。
http://www.aflac-ikiru.com/
営業体制と商品・サービス
● 勧誘方針について
アフラックの勧誘方針
【基本方針】
●
法令等を遵守することを最優先するとともに、契約者間の公平性
に配慮し、適正な営業活動を行います。
●
お客様のプライバシーに配慮しつつ、お客様の立場に立ってその意
向を尊重し、誠実な営業活動を行います。
●
生命保険のプロフェッショナルとして、知識修得・能力向上に努め、
常に最善のサービスを提供します。
1. 法令等を遵守します
1. 保険商品の販売等に係る勧誘にあたっては、法令、会社の方
針、規程、手続き等
(以下、
「 法令等」といいます。)を遵守する
ことを最優先いたします。
2. 全社員及び生命保険募集人
(代理店を含めます。
)に対する法
令等の遵守に係る教育・指導の徹底をはじめ、法令等遵守体
制の強化に努めます。
2. お客様にとって最適な商品をご提案します
1. 保険商品の販売等に係る勧誘に際しては、お客様の加入目
的、収入・資産やご家族の構成等に照らして、最適な保障内
容・妥当な保障額の商品をご提案するよう努めるとともに、
会社の定める基準等に即した運営管理を徹底し、契約者間
の公平性に配慮します。
未成年者、特に15歳未満を被保険者とする生命保険契約に
ついては、会社が定める保険金額に基づき保険商品を適正
に募集するよう努めます。
2. 外貨建の保険、変額年金保険等、リスク性商品を販売する場
合には、お客様の加入目的や投資経験・年齢・知識・財産・収
入の状況等に十分留意し、お客様のニーズに合致した商品を
ご提案するよう努めます。
3. 勧誘の際はご迷惑をおかけしません
1. お客様のお仕事や生活の平穏を害することのないよう、訪問
や電話による勧誘の時間帯には十分配慮いたします。
2. お客様に対して常に節度ある態度で接し、威圧的な態度や
乱暴な言動等をもって著しく困惑させるような行為は一切
いたしません。
3. 当社がお引き受けする保険契約のほか、生命保険・損害保険・
その他の金融商品を販売する場合には、商品及び引受保険
会社についてお客様の誤解を招くことがないよう、明確に区
別して取り扱います。
4. 重要事項等をご説明させていただきます
1. 当社がお引き受けする保険契約の内容及びご契約に関する
重要事項については、
「 ご契約のしおり・約款」
「 契約概要」
「注
意喚起情報」等の書面の交付等により説明を行い、お客様が
十分に理解された上でご加入いただくよう努めます。また、
「パンフレット」等の募集資料は、会社の規定に従った適正な
ものを使用します。
2. 上記以外で当社が販売・勧誘する保険商品等につきまして
も、上記方針に則り、お客様に重要事項をご理解いただくよ
う努めます。
3. 生命保険募集人
(代理店を含めます。
)
に対しては、定期的に商
品内容、
お客様に対して説明すべき事項、説明に際して考慮す
べき事項及び 説明方法等についての研修、勉強会等を行い、
お客様に対して十分な説明ができる体制の強化に努めます。
5. お客様に関する情報は適正に取り扱います
1. お客様のプライバシーを保護する観点から、お客様に関する
情報は業務上必要な範囲で収集・使用するとともに、厳重な
管理を行う等、適正に取り扱います。
以上の方針は
「金融商品の販売等に関する法律」(金融商品販売法)の施行に伴い策定しました。金融商品販売法については、金融庁
ホームページ
(http://www.fsa.go.jp/)をご覧ください。
アフラックの現状 2013
57
保険金・給付金等のご請求に関する取り組み
当社では、お客様が病気やケガによる入院や手術、通院などをされた際に、保険金・給付金等をもれなくご請求いただく
ために、さまざまな取り組みを行っています。
ご請求手続きにおける主な流れ
お客様
1
入院・手術などにより、保険金・給付金等のお支払い事由が発生
保険金・給付金等のお支払い事由が発生した場合に加え、
お支
した場合は、担当アソシエイツもしくは当社
(専用フリーダイヤ
払いの可能性があると思われる場合、
またご不明な点がある場
ル・インターネット)
までご連絡いただきます。
合は、
お電話にてご連絡いただきます。
お電話の場合
インターネットの場合
アフラック保険金部 フリーダイヤル
アフラックオフィシャルホームページ
0120-555-877(通話料無料)
http://www.aflac.co.jp/keiyaku/seikyu/
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00AM∼5:00PM
●
●
指定受取人ががんの告知を受けていないなどの特別な事情がある場合
には、個別のご相談を承っています。
インターネットでは請求書類の郵送によるお取り寄せができるほか、請
求書類を直接ダウンロードすることも可能です。
営業体制と商品・サービス
お客様からお申し出いただいた証券番号をもとに、
他にご請求いただける証券がないかどうかを必ず確
認しています。
アフラック
2
ご請求に必要な書類をお客様あてに送付します。
●
●
請求書類は、
ご指定いただいた場所に郵送します。
勤務先や病院など、ご自宅以外の場所もご指定いただけます。
お客様から
お申し出のあった証券
お客様へ
ご案内する証券
A証券
A・B・C 証券
B証券
お客様から
お申し出のなかった証券
C 証券
お客様
3
入院証明書等の請求書類をご用意のうえ、当社までご返
送いただきます。
●
ご請求の内容により必要書類が異なります。診断書のほか、戸籍謄本、
住民票等をご提出いただく場合もあります。
アフラック
4
請求書類を確認し、保険金・給付金等をお支払いします。
お客様
ご提出いただいた入院証明書等の記載内容から、他
にご請求いただける保険金・給付金等がないかどう
か、必ず確認しています。
5
お支払い内容の明細
「お支払
いのご 案内」が郵送でお手元
に届きます。
●
58
書類の不足や証明書の内容に問題
がない場合は、当社に書類が到着し
た日の翌日から5営業日以内にお支
払いします。
ご提出いただいた書類の内容に応じて、次回、ご請
求いただくための書類もご案内しています。
ご請求手続きを充実させるための主な取り組み
■ お支払い専用コールセンター
(アフラック保険金部 フリーダイヤル)
の設置
当社では、保険金や給付金のお支払いに関する専用の
コールセンターを開設しています。
コールセンターにお寄せいただくお客様からのお問い
合わせについては、支払いの担当部門である東日本保険
金部及び西日本保険金部のスタッフが対応しており、より
専門的なご質問やご相談にお応えすることで、スムーズ
かつ適切なお支払いに努めています。
■「給付金等のお支払いについて」
給付金等のお支払いに関して、ご
請求手続きの流れや給付金等をお
支払いできる場合・できない場合の
具体例、ご請求に関するQ&Aをま
当社オフィシャルホームページでも
ご覧いただけます。
通院給付金が保障内容に含まれ
ているご契約において、給付金等の
お支払い明細である
「お支払いのご
案内」を送付する際、通院給付金の
請求書類とともに送付しています。
これにより、お客様から通院給付金
をもれなくご請求いただけるよう努
めています。
■「通院給付金に関するご確認のお願い」
通院給付金の請求
書類をご案内した後、
9ヵ月を経過しても通
院給付金が未請求と
営業体制と商品・サービス
とめた冊子です。本冊子の内容は、
■「通院給付金をもれなくご請求いただくために」
なっている場合に、請
求をお忘れになって
いないかをご確認いただくために送付しています。
http://www.aflac.co.jp/keiyaku/seikyu/advice.html
●「ありがとうがん保険」
当社には、がん保険を通して給付を受けたお客様から、こ
高額の医療費を支払っていますので、大変助かります。
今から思えば長い期間、掛金を続けていて本当に良
かったと思います。
(福岡県 男性)
れまでにたくさんの感謝の声が寄せられています。
「役に立った」
「 入っていてよかった」というお客様からの声
(お手紙)をサンキューレター集として冊子
「ありがとうがん
保険」にまとめています。
アフラックから定期的にくる手紙で今回の件が該当す
る事を知り、早速電話したところ、親切な対応をしてく
れ、すぐに提出書類が届きました。
(茨城県 男性)
「ありがとうがん保険」
(2012年版)
より抜粋
● 失効したご契約への対応について
保険料の払込猶予期間を経過しても保険料のお払い込みがない場合、ご契約は猶予期間満了日の翌日から
「失効」となり
ます。ご契約が失効してしまうとその効力が失われ、保険金・給付金等のお支払いができなくなります。ただし、ご契約が失
効した場合でも、失効した日から所定の期間内
(保険種類により異なります)であれば、所定のお手続きを経たうえで、ご契約の
「復活*」をすることができます。
当社では、ご契約の失効を未然に防止するため、保険料の口座引き落としができなかったお客様への通知を行うなどご契約
の継続に努めるとともに、復活のお手続き方法に関しては、郵送により最大3回のご案内を行っています。また、復活のお手続き
が可能な所定の期間を経過した後は、最大3回にわたり、郵送による解約払戻金のご請求手続きの勧奨を実施しています。さら
に、担当アソシエイツにお客様のご契約の状況に関する情報を提供することにより、
アソシエイツからのご案内も行っています。
* 復活したご契約の責任開始日は復活日となり、失効している期間の保障はありません。また、健康状態によっては、復活をお断りする場合があります。 アフラックの現状 2013
59
情報システムに関する取り組み
当社は、基幹系システムとして位置付けられる契約管理システム及び営業支援システムを全国各地に広がる営業拠点や
アソシエイツとオンラインネットワークで接続しています。また、効率的な事務処理や円滑なコミュニケーションを推進する
ため、経営情報システム、経理システム、財務システム、人事システム、グループウェア、コールセンター等を構築するととも
に、
これらをシステムネットワークで連携することにより、営業活動の支援やお客様サービスの向上等を図っています。
なお、重大な事故・災害等が発生した場合でも、お客様への保険金等のお支払いや事務手続きなどに支障がないよう、
バックアップ態勢を整備しています。
災害発生時の体制
当社では大規模災害の発生に備えて、日頃から東京
(調布市)と大阪
(大阪市)の2拠点で、新契約の受付や保
災害時でもスムーズに主要な業務の継続が行えるシステ
ム基盤を構築しています。
険金等のお支払いなどの契約管理業務を行っています。
また、災害発生時でも日常業務を継続的に行うため
これらの日常業務は、東日本エリアに設置されたデー
の訓練を年1回以上実施するとともに、バックアップセン
タセンターで処理が行われている一方、西日本エリアに
ターの稼働検証を行い、当社が定める災害時での優先
もバックアップセンターを設け、東日本エリアでの災害発
業務が支障なく実行できるよう整備に努めています。
生時にはバックアップセンターが稼働する体制を整備し、
営業体制と商品・サービス
営業支援システム
■「 AANET」
によるアソシエイツの活動支援
ソフトが検知された場合、AANETへのネットワーク接
当社では、独自の情報支援システム
「 AANET」を通し
続が自動的に遮断される仕組みとなっており、検知後、
て、アソシエイツの営業活動をサポートしています。具体
速やかに現地訪問調査を行うことで、徹底した情報漏え
的には、保険料照会やお客様それぞれのニーズに合った
い防止を図っています。
保険設計書の作成、インターネット上での最新情報に基
づいたご契約内容の確認やお客様情報の管理などを行
うことができるほか、ご契約内容の変更等、保全手続き
に必要な書類のほとんどを取り出すことが可能です。
なお、
セキュリティ対策としては、証明書による認証シス
テムの導入に加え、ウェブサーバとアソシエイツの個々の
パソコン間の通信をすべて暗号化しています。また、
「ウィ
ニー」
などのファイル共有・交換ソフトによる情報漏えいを
未然に防止するため、当社独自の検疫システム
「PC探偵ま
もる君」をアソシエイツ
営業支援ツールのデジタル化
近年、携帯型パソコンやタブレット型端末を使ったお
客様への保険提案の機会が増えていることから、従来の
紙による説明用資材
(サイトセラーやチラシなど)をデジ
タル化した
「デジタルサイトセラーコンテンツ」を平成25
年2月、
アソシエイツ向けに導入しました。
なお、
お申込み手続きに関しては、電子申込みシステム
「 e-App」によってペーパーレス化しており、アソシエイツ
が申込みに必要なお客様基本情報を所定の携帯型パソ
コンに登録したのち、お客様ご自身がペンパッドに専用
のパソコンに導入してい
ペンで直接署名することで、手続きを完了する仕組みと
ます。
なっています。なお、平成24年7月からは携帯型パソコ
このシステムにより、
ンに加え、タブレット型端末向けのe-Appも導入してい
アソシエイツのパソコン
ます。
内にファイル共有・交換
「AANET」のトップ画面
60
■
■
タブレット型端末を活用した営業活動の推進
い業務に役立てていま
当社では、営業社員を中心に営業支援ツールとしてタ
す。平成23年3月の導入
ブレット型端末を導入し、効率的かつ効果的な営業活動
以降、営業以外の部門も
を推進しています。
含 め 全 社で 約1,000名
タブレット型端末を携行する社員は、外出先でタイム
がタブレット型端末を利
リーに情報を収集・共有することにより、これまで以上に
用しています。さらに平
質の高い営業活動の実現が可能となります。さらに、動
成24年4月からは、社内での報告業務や管理業務が外出
画コンテンツを盛り込んだ資料や持ち運びに便利な軽量
先からでも可能なコンテンツ
「 SMART」
を導入し、営業社
プロジェクターを使用することで、訪問先での提案活動
員の計画的かつ効果的な営業活動に貢献しています。
や各種研修・セミナー等を効果的に実施するなど、幅広
情報セキュリティ
■
ネットワークセキュリティ
■
ウェブセキュリティ等
社外向けのウェブシステムが稼働するサーバについ
外からの不正アクセスを防止すべく、社外との接続地点に
ては、外部の専門会社が運営する堅牢なインターネット
「ファイアウォール」
を設置するとともに、侵入検知システ
データセンターに設置しており、24時間365日体制で監
ムを導入し、24時間365日体制で監視を行っています。
視を行っています。また、ICカードによるデータセンター
社内業務用パソコンについては、業務上の必要性があ
の入退出管理によってアクセス制限を設定するなど、不
り、かつ特別に許可されない限り、USBメモリなどの外部
正アクセスとそれに伴う情報漏えいの防止にも取り組ん
書き出し媒体を利用できない仕組みとし、パソコン自体
でいます。
営業体制と商品・サービス
当社では、ネットワークのセキュリティ対策として、社
に媒体利用記録を取得できるソフトウェアを導入するこ
とで、利用実績の履歴管理を行っています。また、社外へ
のメール送信については、宛先や内容が適切であること
を管理職が確認したうえで送信を承認する仕組みに加
えて、添付ファイルをフリーメールのメールアドレスに送
ろうとした場合、自動的に送信できない仕組みとしてい
ます。さらに、すべての外部送信メールを記録したうえで
定期的にモニタリングを行うなど、情報の社外流出防止
に努めています。なお、アソシエイツに対する情報セキュ
リティの強化にも重点的に取り組んでおり、AANETのセ
キュリティ強化などを通じて情報漏えいの防止を図って
います
(P.28参照)
。
アフラックの現状 2013
61
医療・介護に関するご契約者向けサービス
当社は、医療・介護に関するご相談や情報提供、インターネットによる医療機関・介護施設の検索など、ご契約者及びそ
のご家族の方々にご利用いただける幅広いサービスを提供しています。
当社オフィシャルホームページでも、当社が提供するサービスについて紹介しています。
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医療に関するサービス
■ アフラック
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こどものための
健康医療相談サービス
健康医療相談サービス
健 康
は
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れ サンサン
オ
0120-588-033
フ
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■ アフラック
女性のための
医療情報サービス
コ ー コ ー
0120-296-505
ハ ロ ー
女
医
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0120-86-2013
年中無休/24時間受付
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の健康・医療に関するご相談に看護師などの医
療専門スタッフがお応えするサービスです。予
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相談も可能です。
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専門スタッフがお応えするサービスです。また、
女医のいる産婦人科など全国の医療機関に関
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介護に関するサービス
■ アフラック
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PET検診予約サービス
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0120-506-882
■ アフラック
な お そ う
0120-324-703
ナ
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ム 前に コ
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(祝日・8/12∼16、12/29∼1/5を除く)
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■ 認知症に関する電話相談
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03-5531-0110
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0120-654-874
月∼木曜日
(祝日を除く)
11:00AM∼3:00PM
月∼日曜日
(祝日を除く)
10:00AM∼6:00PM
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(祝日・年末年始を除く)
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からのご相談にお応えします。
主催:公益財団法人日本対がん協会
協力:公益財団法人認知症予防財団/毎日新聞社
■ こどものための医療機関検索
■ 先進医療サーチ
協力:公益財団法人がん研究会/産経新聞社
■ 医療機関検索
http://www.wellness.co.jp/aflac/asp/
全国の医療機関
(病院・診療所・歯科診療所)
に関する情報データベースです。開業医など
の医療機関を地域別に簡単に検索できるほ
か、検索結果から医療機関一覧リストを出力
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な診療所を地域別に簡単に検索できるサービ
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出力することもできます。
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んの分類から検索することができます。
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全国の介護施設・在宅サービス事業者等を地域別に
検索できるサービスです。
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※本ページには、サービス
(平成25年7月1日現在)
の一部を記載しています。サービス内容については、予告なしに変更する場合があります。
62
会社概要
64 沿革
66 役員一覧
68 組織・従業員の状況
70 店舗ネットワーク
72 米国本社の概要
76 Aflacグループの概要
会社概要
アフラックの現状 2013
63
沿革
昭和49
(1974)年に日本初の〈がん保険〉とともに日本での事業を開始した当社は、最も長くがんと向き合い、最も多く
のがんと闘う方々を応援してきました。これからも
「生きるための保険」
のリーディングカンパニーとして、お客様に一生涯に
わたる
「安心」
をお届けしていきます。
昭和
49年(1974)10月 日本における事業免許を取得 ●
①
11月 日本国内にて
〈がん保険〉を販売開始
50年(1975)12月 大阪事務所を開設
52年(1977) 1月 札幌営業所、福岡営業所を開設
①
② 、既契約者の転換受付も開始
(11月)
53年(1978) 9月 〈新がん保険〉
を発売 ●
12月 〈がん定期保険〉
を発売
54年(1979) 6月 がん保険の累計支払件数10,000件に到達
57年(1982) 8月 「がん電話相談」を開設
58年(1983) 3月 全国法人会総連合
(現 公益財団法人全国法人会総連合)
の福利厚生制
度として、がん保険の集団取扱協定を締結
59年(1984) 6月 代理店事務支援システム
「ARIS」を導入
③
60年(1985) 1月 世界初の〈痴ほう介護保険〉を発売 ●
7月 〈病気入院治療保険〉
〈 総合入院治療保険〉を発売
②
62年(1987)12月 持株会社AFC
(現 Aflac Incorporated)
が東京証券取引所に上場
平成
元年(1989) 1月 販売代理店の呼称を
「アソシエイツ」
に変更
④
ロゴマーク
“ AFLAC ”を採用 ●
11月 「AFLAC全国アソシエイツ会」
(現 アフラック全国アソシエイツ会)
を設立
2年(1990) 7月 〈スーパーがん保険〉
を発売
4年(1992) 5月 自社ビル
「アフラックスクエア」
( 東京都調布市)の建設に着工
③
〈スーパー介護年金プラン〉を発売
6月 がん保険の保有契約件数1,000万件を達成
7月 「ぼけ110番」
を開設
会社概要
総資産1兆円を達成
④
6年(1994) 4月 「アフラックスクエア」
が完成 ●
⑤
7年(1995) 7月 〈三大疾病保障プラン〉
〈 スーパー医療保険〉を発売
11月 〈特約ワイド〉
〈 スーパーがん保険ワイド〉を発売
12月 「公益信託アフラックがん遺児奨学基金」
を設立
8年(1996) 3月 単年度の入院給付金の支払額が生保業界第1位に
(平成7年度決算)
11月 〈アフラックの終身保険〉
〈アフラックの定期保険〉
〈アフラックの養老保険〉
を発売
9年(1997) 1月 〈スーパーがん保険Ⅱ型〉
を発売
⑤
10年(1998) 1月 〈特約MAX 〈
〉 健康応援団MAX 〉
を発売
4月 来店型店舗
「アメリカンファミリーサービスショップ」
⑥
(現 アフラックサービスショップ)
の1号店がオープン ●
9月 アフラック保険サービス株式会社を設立
(前身の山一土地建物株式会社
〔後の山一エコー商事株式会社 〕
は
昭和50年7月設立)
11年(1999) 1月 執行役員制度を導入
5月 アフラック収納サービス株式会社を設立
7月 〈アフラックの個人年金〉
を発売
⑥
12年(2000) 4月 〈スーパーがん保険Vタイプ〉
を発売
5月 〈スーパー介護年金プランVタイプ〉
を発売
64
アフラックダイレクトドットコム株式会社を設立
電子署名による保険申込みシステム
「サイクロン」
を導入
9月 第一生命保険相互会社
(現 第一生命保険株式会社)との業務提携に
⑦
基本合意 ●
12月 〈21世紀がん保険〉
〈 新・健康応援団MAX 〉
を発売
⑧
13年(2001) 2月 「アフラックペアレンツハウス亀戸」
がオープン ●
3月 第一生命保険相互会社
(現 第一生命保険株式会社)
との業務提携を開始
⑦
14年
(2002) 1月 がん保険の累計支払件数が100万件に到達
2月 〈一生いっしょの医療保険 EVER 〉
を発売
9月 〈一生やさしい介護保険 介護MASTER 〉
を発売
15年
(2003) 3月 個人保険の保有契約件数
(個人年金保険を除く)が生保業界第1位に
⑨
5月 コーポレートキャラクターとして
「アフラックダック」
を採用 ●
6月 新電子申込みシステム
「 e-App」
を導入
16年
(2004) 4月 テレビ電話機能付きの携帯電話を活用した
「遠隔面接」制度を開始
9月 個人保険・個人年金保険合計の保有契約件数が生保業界第1位に
⑧
11月 創業30周年社史
『 AFLAC JAPAN OUR HISTORY』
を刊行
12月 「アフラックペアレンツハウス浅草橋」
がオープン ●
⑩
17年
(2005) 4月 新たなブランドマークを採用、
ブランドプロミスを策定 ●
⑪
9月 第9回
「Asia Insurance Industry Award」で
『年間最優秀生命保険
会社賞』
を受賞
第2回
「朝日 企業市民賞」を受賞
⑨
18年
(2006) 1月 〈未来の自分が決める保険 WAYS〉を発売
9月 総資産5兆円を達成
19年
(2007) 4月 次世代育成支援企業の認定
(くるみん)
を取得
8月 〈やさしいEVER 〉
を発売
〉
を発売
9月 〈アフラックのがん保険 (フォルテ)
20年
(2008) 3月 アフラック保険サービス株式会社とアフラックダイレクトドットコム
株式会社が経営統合
(新社名はアフラック保険サービス株式会社)
5月 アフラック・テクノロジー・サービス株式会社を設立
10月 郵便局株式会社
(現 日本郵便株式会社)
との業務提携
(がん保険)
を開始
⑩
21年
(2009) 3月 アフラック・ハートフル・サービス株式会社を設立
会社概要
〈アフラックの夢みるこどもの学資保険〉
〈 家族に毎月届く生命保険
GIFT 〉
を発売
8月 〈もっと頼れる医療保険 新EVER 〉を発売
10月 個人保険・個人年金保険合計の保有契約件数が2,000万件を突破
22年
(2010) 1月 「アフラックペアレンツハウス大阪」
がオープン
6月 〈健康に不安がある人も入りやすい医療保険 新やさしいEVER 〉を発売
⑪
7月 苦情対応に関する国際規格
「ISO10002」
への適合を宣言
12月 全47都道府県とのがん対策推進に関する提携が 完了
第8回
「企業フィランソロピー大賞」を受賞
23年
(2011) 3月 〈 生きるためのがん保険Days〉
を発売
⑫
東日本大震災支援
「“ We Are One Family ”
活動」を開始 ●
⑫
4月 がん保険による給付金等の累計支払額が5兆円に到達
8月 「アフラックFacebookページ」
を開設
24年
(2012) 1月 〈もっと頼れる医療保険 新EVER 〉
をリニューアル発売
7月 〈健康に不安がある人も入りやすい医療保険 もっとやさしいEVER 〉
を
発売
8月 独立行政法人
「国立がん研究センター」
とがん情報の普及啓発に関する
協定を締結
10月 来店型店舗
「よくわかる!ほけん案内」
を開設 ●
⑬
⑬
25年
(2013) 1月 公益財団法人
「がん研究会」
とがん情報の普及啓発に関する協定を締結
アフラックの現状 2013
65
役員一覧
マネジメントチーム
■
日本における代表者・会長
■
氏名
Charles D.
LakeⅡ
(チャールズ・レイク)
昭和37年1月8日生まれ
■
略歴
平成 4年 8月 米国通商代表部 日本部長
平成 7年 1月 米法律事務所に弁護士として勤務
平成 11年 2月 アフラック・インターナショナル・
インコーポレーテッド入社
平成 11年 6月 当社入社 執行役員 法律顧問
平成 13年 1月 常務執行役員 法律顧問
平成 13年 4月 常務執行役員 統括法律顧問
平成 13年 7月 副社長 統括法律顧問
平成 13年 9月 副社長
平成 15年 1月 日本における代表者・社長
平成 17年 4月 日本における代表者・副会長
平成 20年 7月 日本における代表者・会長
古谷 昌彦
(ふるたに・まさひこ)
昭和32年9月24日生まれ
全部門管掌
資産運用部門担当、経理・
数理・資産運用リスク管理
部門担当
昭和25年5月29日生まれ
略歴
専務執行役員
山内 裕司
(やまうち・ひろし)
昭和27年1月29日生まれ
企画・調査部門担当*、人事・
総務部門担当、IT部門担当
有吉 浩二
(ありよし・こうじ)
昭和28年8月29日生まれ
営業・マーケティング部門
担当
略歴
昭和 51年
平成 11年
平成 14年
平成 17年
4月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員
上席常務執行役員
上席常務執行役員 CAOJ
(Chief Administrative Officer for Japan)
平成 22年 1月 上席常務執行役員
平成 24年 1月 専務執行役員
氏名
Susan R.
Blanck
(スーザン・ブランク)
昭和41年9月13日生まれ
特命事項担当
平成 20年10月 当社入社 常務執行役員
平成 22年 1月 上席常務執行役員
平成 24年 1月 専務執行役員
略歴
平成 5年 7月 Aflac米国本社入社
平成 16年 3月 アフラック・インコーポレーテッド
シニア・バイス・プレジデント
平成 18年 1月 兼 Aflac米国本社 コーポレート・
アクチュアリー(保険計理人)
平成 20年 6月 兼 当社上席常務執行役員
平成 23年 2月 アフラック・インコーポレーテッド
エグゼクティブ・バイス・プレジデント
兼 Aflac米国本社 コーポレート・
アクチュアリー(保険計理人)
兼 当社上席常務執行役員
平成 24年 4月 兼 当社専務執行役員
上席常務執行役員
氏名
新貝 寿行
(しんかい・ひさゆき)
会社概要
昭和25年8月9日生まれ
営業・マーケティング部門
担当*、広報・IR部門担当
CAOJ
磯中 淳
(いそなか・じゅん)
昭和32年10月20日生まれ
契約サービス部門担当
■
(とのいけ・とおる)
略歴
昭和 48年 4月 株式会社第一勧業銀行入行
平成 13年 6月 執行役員 米州営業部長
平成 14年 4月 株式会社みずほコーポレート銀行
執行役員 米州営業第一部長
平成 16年 4月 常務執行役員 プロダクツユニット
統括役員
平成 16年11月 アフラック・インコーポレーテッド
社外取締役
平成 17年 6月 第一勧業アセットマネジメント株式会社
代表取締役社長
平成 19年 2月 当社入社 副社長
平成 19年 7月 日本における代表者・社長
昭和 55年 4月 株式会社第一勧業銀行入行
平成 19年 4月 株式会社みずほ銀行 執行役員
コーポレートファイナンス部長
平成 21年 4月 常務執行役員
平成 23年 4月 常務取締役
平成 24年 4月 当社入社 専務執行役員
平成 25年 7月 副社長
氏名
■
氏名
外池 徹
副社長
氏名
■
日本における代表者・社長
略歴
平成 11年
平成 12年
平成 14年
平成 18年
1月
4月
7月
4月
昭和 55年
平成 14年
平成 19年
平成 22年
4月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員
常務執行役員
上席常務執行役員
氏名
古出 眞敏
(こいで・まさとし)
昭和35年6月25日生まれ
企画・調査部門担当*、
コン
プライアンス部門担当
当社入社
執行役員
常務執行役員
常務執行役員 CAOJ
(Chief Administrative Officer for Japan)
平成 24年 1月 上席常務執行役員 CAOJ
略歴
平成 10年11月 当社入社
平成 13年 9月 執行役員 統括法律顧問
コンプライアンス・オフィサー
平成 18年 3月 当社退社
平成 20年12月 当社入社 執行役員
平成 21年 1月 執行役員 統括法律顧問
コンプライアンス・オフィサー
平成 24年 1月 常務執行役員
平成 25年 7月 上席常務執行役員
常務執行役員
氏名
コンプライアンス・
オフィサー
新井 裕司
(あらい・ゆうじ)
昭和37年8月22日生まれ
企画・調査部門担当*、
コン
プライアンス部門担当
若杉 公一
(わかすぎ・こういち)
昭和31年2月13日生まれ
営業・マーケティング部門担当
役員補佐
山崎 和弘
(やまざき・かずひろ)
昭和29年9月8日生まれ
経理・数理・資産運用リスク
管理部門担当
略歴
昭和 61年 4月 当社入社
平成 14年 1月 執行役員
平成 17年 1月 常務執行役員 PFOJ**
(Principal Financial Officer for Japan)
平成 24年 1月 常務執行役員
コンプライアンス・オフィサー
氏名
村山 芳史
(むらやま・よしふみ)
昭和34年3月13日生まれ
営業・マーケティング部門
担当*
統括法律顧問
昭和 54年
平成 17年
平成 19年
平成 21年
平成 24年
4月
8月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員
執行役員 テリトリー・ディレクター**
執行役員
常務執行役員
昭和 57年 4月 当社入社
平成 18年 4月 執行役員
平成 24年 1月 常務執行役員
Andrew J.
Conrad
略歴
昭和 57年
平成 19年
平成 20年
平成 24年
4月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員 テリトリー・ディレクター
執行役員
常務執行役員
平成 13年 8月 アフラック・インターナショナル・
インコーポレーテッド入社
平成 24年 1月 当社入社 常務執行役員 統括法律顧問
(アンドリュー・コンラッド)
昭和38年8月13日生まれ
Joseph F.
Meyer
平成 24年 3月 当社入社 常務執行役員
(ジョセフ・マイヤー)
昭和31年10月3日生まれ
特命事項担当
常務執行役員は次ページへ続く
66
(平成25年7月1日現在)
■
常務執行役員
氏名
JCIO
佐々木 一成
略歴
平成 24年 8月 当社入社 常務執行役員 JCIO
(Japan Chief Investment Officer)
(ささき・いっせい)
石井 理
昭和32年1月9日生まれ
人事・総務部門担当
■
略歴
平成 17年 8月 当社入社 常務執行役員 CIOJ
(Chief Information Officer for Japan)
平成 20年 9月 常務執行役員
(ジョン・モアフィールド)
昭和36年5月5日生まれ
資産運用部門担当
(いしい・おさむ)
氏名
John A.
Moorefield
昭和37年2月6日生まれ
特命事項担当
平成 20年 4月 当社入社 執行役員
平成 20年 5月 執行役員
コンプライアンス・オフィサー
平成 21年 1月 執行役員
平成 25年 1月 常務執行役員
執行役員
氏名
薄井 健二
(うすい・けんじ)
昭和34年5月9日生まれ
企画・調査部門担当*
宇都出 公也
(うつで・ともや)
昭和37年1月27日生まれ
(企画部長委嘱)
大迫 孝司
(おおさこ・たかし)
昭和36年10月19日生まれ
(調査部長委嘱)
保険計理人
熱田 和実
略歴
昭和 59年 4月 当社入社
平成 14年 1月 執行役員
平成 18年 4月 執行役員
インターナル・オーディット・オフィサー
平成 24年 1月 執行役員
平成 6年 5月 当社入社 医長
平成 15年 7月 執行役員 医長
平成 24年 1月 執行役員
昭和 60年
平成 16年
平成 20年
平成 21年
4月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員
執行役員 テリトリー・ディレクター
執行役員
昭和 59年 4月 当社入社
平成 19年 1月 執行役員 保険計理人
昭和37年2月28日生まれ
(営業管理部長委嘱)
根本 巌
(ねもと・いわお)
昭和37年9月16日生まれ
金融法人部担当役員補佐
(ほしの・まさひろ)
昭和33年7月30日生まれ
(東海法人営業部長委嘱)
竹内 宏
(たけうち・ひろし)
昭和42年8月21日生まれ
(アフラック保険サービス
株式会社 代表取締役社長)
大川 泰貴
(おおかわ・やすき)
車塚 誠
昭和40年3月30日生まれ
特命事項担当
小田 均
(おだ・ひとし)
昭和42年3月7日生まれ
(資産運用部長委嘱)
平出 英夫
(ひらいで・ひでお)
木曽川 栄子
(きそがわ・えいこ)
昭和 59年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
関根 貴久
(せきね・たかひさ)
昭和 60年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
昭和37年3月8日生まれ
(金融法人部長委嘱)
國谷 昌賢
昭和 60年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
昭和37年9月7日生まれ
(マスマーケット営業部長委嘱)
木島 葉子
昭和 59年 4月 当社入社
平成 19年 1月 執行役員 テリトリー・ディレクター**
平成 21年 1月 執行役員
昭和 60年 4月 当社入社
平成 19年 1月 執行役員 テリトリー・ディレクター**
平成 21年 1月 執行役員
昭和 60年 5月 当社入社
平成 19年 1月 執行役員 テリトリー・ディレクター**
平成 21年 1月 執行役員
(きじま・ようこ)
昭和 58年 4月 当社入社
平成 21年 1月 執行役員
昭和 61年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
昭和38年3月20日生まれ
契約サービス部門担当*
(契約管理企画部長委嘱)
達川 明俊
(たつかわ・あきとし)
昭和 61年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
昭和38年4月11日生まれ
契約サービス部門担当*
(東日本保険金部長委嘱)
インターナル・
オーディット・
オフィサー
久保 理子
平成 15年 9月 当社入社
平成 16年 7月 アフラックダイレクトドットコム
株式会社 代表取締役社長
平成 19年 1月 当社執行役員
平成 19年12月 執行役員
アフラック保険サービス株式会社
代表取締役社長
昭和35年3月26日生まれ
(アソシエイツ営業推進第
一部長委嘱)
(くるまづか・まこと)
昭和34年10月3日生まれ
契約サービス部門担当*
(近畿事務部長委嘱)
昭和 59年 4月
平成 2年10月
平成 8年 2月
平成 24年 1月
(くぼ・りこ)
会社概要
星野 雅広
(くりはら・てつや)
(くにたに・まさよし)
昭和36年10月18日生まれ
経理・数理・資産運用リスク
管理部門担当*
(おの・こういち)
略歴
昭和 57年 4月 当社入社
平成 23年 1月 執行役員
昭和37年3月21日生まれ
特命事項担当
(あつた・かずみ)
小野 晃一
氏名
栗原 徹也
当社入社
当社退社
当社入社
執行役員
インターナル・オーディット・オフィサー
昭和36年7月27日生まれ
監査部門担当
(内部監査部長委嘱)
CIOJ
蓮本 智仁
平成 24年 1月 当社入社 執行役員
平成 25年 1月 執行役員CIOJ
(Chief Information Officer for Japan)
(はすもと・ともひと)
昭和34年4月8日生まれ
IT部門担当
平成 25年 7月 当社入社 執行役員
水口 毅
(みずぐち・たけし)
昭和 62年 4月 当社入社
平成 21年 1月 執行役員
平成 22年10月 執行役員
アフラック・テクノロジー・サービス
株式会社 代表取締役社長
平成 25年 4月 執行役員
平成 13年12月 当社入社
平成 22年 1月 執行役員
平成 24年 1月 執行役員 CIOJ
(Chief Investment Officer for Japan)
平成 24年 8月 執行役員
昭和 54年 4月 当社入社
平成 23年 1月 執行役員
昭和30年2月14日生まれ
(総務部長委嘱)
昭和35年3月25日生まれ
金融法人部担当役員補佐
■
創業者・最高顧問
氏名
大竹 美喜
(おおたけ・よしき)
昭和14年5月14日生まれ
略歴
昭和 47年
昭和 49年11月
昭和 61年 1月
平成 7年 1月
平成 13年 7月
平成 15年 1月
当社設立準備に着手
当社創業と同時に副社長に就任
日本における代表者・社長
日本における代表者・会長
会長
創業者・最高顧問
* 当該部門の一部を管掌しています。
** 平成21年1月から
「テリトリー・ディレクター」、平成24年1月から
「 PFOJ」の役
職位は廃止されています。
アフラックの現状 2013
67
組織・従業員の状況
お 客 ア ソ シ 契約管理企画部
契約部
契約審査部
契約保全部
契約データ管理部
近畿事務部
料金第一部
料金第二部
東日本保険金部
西日本保険金部
コンタクトセンター統括部
基盤サービス部
ユーザーサービス部
企画部
調査部
成長戦略推進部
法務部
広報部
IRサポート部
人事部
総務部
リスク管理部
事務統括部
お客様サービス推進部
商品数理部
経営数理部
収益管理部
経理部
資産運用リスク管理部
資産運用部
コンプライアンス推進部
内部監査部
副社長
社 長
会社概要
■
従業員の在籍・採用状況
会 長
(単位:名)
(単位:名)
在籍数
採用数
区分
平成22年度末
平成23年度末
平成24年度末
平成22年度
平成23年度
平成24年度
3,876
3,930
4,037
249
209
298
うち男子
1,923
1,990
2,031
139
118
131
うち女子
1,953
1,940
2,006
110
91
167
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
内勤職員
営業職員
該当なし
該当なし
(注)1. 内勤職員とは、社員及び嘱託の合計です。
2. 当社では総合職、一般職の区別はしていません。
■
従業員の平均年齢・平均勤続年数
(単位:年)
(単位:歳 )
平均年齢
平均勤続年数
区分
平成22年度末
内勤職員
平成24年度末
平成22年度末
平成23年度末
平成24年度末
36.2
36.7
37.2
9.1
9.7
10.2
うち男子
38.7
39.0
39.1
10.2
10.8
11.2
うち女子
33.7
34.4
35.2
7.9
8.7
9.1
該当なし
該当なし
該当なし
営業職員
(注)内勤職員とは、社員及び嘱託の合計です。
68
平成23年度末
該当なし
該当なし
該当なし
(平成25年7月1日現在)
様
エ イ ツ
コミュニケーションサービス部
全88営業部・支社
金融法人営業部
金融法人支社
営業部
総合支社・支社
(1)
(17)
(63)
(7)
( )内は、営業部・支社数(P.70∼71参照)
マーケティング企画部
商品開発部
ツールサポート部
広告宣伝部
営業教育部
募集管理統括部
営業検査部
コンサルティング推進部
区分
平成23年3月
平成24年3月
平成25年3月
内勤職員
399
414
419
■
会社概要
(単位:千円)
主要な業務内容
生命保険の引受け:
がん保険・医療保険をはじめとする個人保険等の募集及び
引受業務を行っています。
資産の運用:
安定した収益が期待できる長期確定利付資産への投資を
営業職員平均給与
行っています。
該当ありません。
■
アソシエイツ営業推進第一部
各種委員会
(注)1. 内勤職員とは、社員及び嘱託の合計です。
2. 平均給与額は各年3月中の税込定例給与であり、賞与及び時間外手当は
含みません。
■
アソシエイツ営業推進第二部
内勤職員平均給与
(月額)
アソシエイツ営業推進第三部
■
アソシエイツ営業統括部
アソシエイツ業務統括部
営業管理部
提携事業推進部
カスタマーリレーションサポート部
金融法人部
金融法人サポート部
IT業務統括部
システム開発部
成長戦略システム開発第一部
成長戦略システム開発第二部
成長戦略システム開発第三部
エグゼクティブコミッティ
経営委員会
営業拠点数の推移
区分
営業部・支社
平成22年度末 平成23年度末 平成24年度末
86
87
88
(注)営業拠点数は、営業部、総合支社、支社の合計値です。
アフラックの現状 2013
69
店舗ネットワーク
■
当社生命保険に関するお問い合わせ先
0120-5555-95
通話料無料
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00AM∼6:00PM
土曜日
(祝日を除く)
9:00AM∼5:00PM
※お手元に保険証券をご用意のうえご連絡ください。
※お電話の内容は、当社業務の運営管理、
サービス充実などの観点から録音させていただいています。
名 称
電話番号
北海道エリア
東北エリア
関信越エリア
〒060-0001 札幌市中央区北1条西6-1-2(アーバンネット札幌ビル5F)
011-221-2641
旭川支社
〒070-0031 旭川市一条通9-50-3(旭川緑橋通第一生命ビル7F)
0166-23-7434
道東支社
〒080-0010 帯広市大通南9-4(帯広大通ビル6F)
0155-27-5762
函館支社
〒040-0011 函館市本町6-12(テーオービル7F)
0138-51-3451
北海道金融法人支社
〒060-0001 札幌市中央区北1条西6-1-2(アーバンネット札幌ビル5F)
011-221-3600
仙台総合支社
〒980-6122 仙台市青葉区中央1-3-1(アエル22F)
022-262-5610
青森支社
〒030-0802 青森市本町1-2-15(青森本町第一生命ビル9F)
017-777-0963
盛岡支社
〒020-0045 盛岡市盛岡駅西通2-9-1(マリオス13F)
019-654-4722
秋田支社
〒010-0923 秋田市旭北錦町5-50(シティビル秋田3F)
018-863-9723
山形支社
〒990-8580 山形市城南町1-1-1(霞城セントラル3F)
023-645-8230
郡山支社
〒963-8005 郡山市清水台2-13-23(郡山第一ビル5F)
024-938-7519
東北金融法人支社
〒980-6129 仙台市青葉区中央1-3-1(アエル29F)
022-778-5176
埼玉総合支社
〒330-0854 さいたま市大宮区桜木町1-9-6(大宮センタービル14F)
048-645-0861
水戸支社
〒310-0026 水戸市泉町1-2-4(水戸泉町第一生命ビル3F)
029-227-6505
宇都宮支社
〒321-0964 宇都宮市駅前通り1-3-1(フミックスSTMビル7F)
028-623-0192
群馬支社
〒370-0841 高崎市栄町16-11(高崎イーストタワー13F)
027-322-1387
埼玉西支社
〒359-0037 所沢市くすのき台3-18-3(第2リングスビル2F)
04-2998-7702
新潟支社
〒950-0088 新潟市中央区万代4-4-27(NBF新潟テレコムビル4F)
025-243-0612
長野支社
〒380-0823 長野市南千歳1-12-7(新正和ビル4F)
026-226-9542
関信越金融法人支社
〒330-8669 さいたま市大宮区桜木町1-7-5(ソニックシティビル18F)
048-637-8237
広域法人営業部
〒163-0456 新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル19F)
03-5321-2377
大型法人営業部
〒160-0023 新宿区西新宿1-23-7(新宿ファーストウエスト17F)
03-6757-2605
東京第一法人営業部
〒163-0456 新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル19F)
03-6311-5093
東京第二法人営業部
〒163-0456 新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル17F)
03-6311-5095
マスマーケット営業部第一支社
〒163-0456 新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル24F)
03-3344-2936
マスマーケット営業部第二支社
東京総合支社
東京エリア
会社概要
首都圏総合支社
同上
〒160-0023 新宿区西新宿1-23-7(新宿ファーストウエスト17F)
同上
03-3344-2639
03-3344-2836
03-3344-1580
八王子支社
〒192-0046 八王子市明神町3-20-6(八王子ファーストスクエア9F)
山梨支社
〒400-0031 甲府市丸の内3-32-12(甲府ニッセイスカイビル4F)
055-223-5592
金融法人営業部第一金融法人支社
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3654
〈名古屋駐在 〉
〒451-6017 名古屋市西区牛島町6-1(名古屋ルーセントタワー17F)
052-217-9159
〈大阪駐在 〉
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8951
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3655
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8971
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3656
金融法人営業部第二金融法人支社
〈大阪駐在 〉
金融法人営業部第三金融法人支社
〈大阪駐在 〉
金融法人営業部第四金融法人支社
〈大阪駐在 〉
首都圏第一金融法人支社
首都圏エリア
70
所在地
札幌総合支社
首都圏第二金融法人支社
042-644-0372
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8947
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3667
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8952
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3674
同上
03-6367-3676
千葉総合支社
〒260-0028 千葉市中央区新町1000(センシティビル11F)
043-241-5873
柏支社
〒277-0842 柏市末広町5-19(第12関口ビル6F)
04-7147-1706
町田支社
〒194-0021 町田市中町1-2-4(日新町田ビル3F)
042-727-8031
横浜支社
〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2-23-2(TSプラザビル15F)
045-325-0134
湘南支社
〒251-0055 藤沢市南藤沢18-1(リード藤沢ビル6F)
0466-23-3608
(平成25年7月1日現在)
名 称
東海法人営業部
所在地
〒451-6029 名古屋市西区牛島町6-1(名古屋ルーセントタワー29F)
愛知総合支社
同上
052-586-7682
東海エリア
岐阜支社
〒500-8833 岐阜市神田町6-11-1(協和第2ビル5F)
058-265-8791
沼津支社
〒410-0801 沼津市大手町4-3-45(アゴラ沼津7F)
055-964-1266
静岡支社
〒420-0852 静岡市葵区紺屋町17-1(葵タワー22F)
054-254-7723
浜松支社
〒430-7718 浜松市中区板屋町111-2(浜松アクトタワー18F)
053-477-0540
三重支社
〒510-0074 四日市市鵜の森1-3-23(ナカジマビル6F)
059-355-4632
東海第一金融法人支社
〒451-6017 名古屋市西区牛島町6-1(名古屋ルーセントタワー17F)
052-559-0228
東海第二金融法人支社
同上
052-559-0230
北陸エリア
近畿エリア
富山支社
〒930-0004 富山市桜橋通り2-25(富山第一生命ビル7F)
076-431-0211
金沢支社
〒920-0853 金沢市本町1-5-2(リファーレ7F)
076-223-6341
福井支社
〒910-0006 福井市中央1-3-12(ユアーズ大手ビル5F)
0776-29-1163
北陸金融法人支社
〒920-0853 金沢市本町1-5-2(リファーレ17F)
076-207-3654
近畿法人営業部
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル6F)
06-6206-3614
大阪総合支社
〒556-0011 大阪市浪速区難波中2-10-70(パークスタワー23F)
06-7173-2705
近畿総合支社
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-6206-3502
神戸総合支社
〒650-0034 神戸市中央区京町80(クリエイト神戸13F)
078-391-8893
滋賀支社
〒520-0043 大津市中央3-1-8(大津第一生命ビル4F)
077-525-9622
京都支社
〒600-8008 京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町8(京都三井ビル6F)
075-241-4534
姫路支社
〒670-0902 姫路市白銀町24(みなと銀行第一生命共同ビル6F)
079-223-0594
奈良支社
〒630-8225 奈良市西御門町2(西御門服部ビル4F)
0742-27-9882
和歌山支社
〒640-8342 和歌山市友田町4-123(紀陽東和歌山ビル5F)
073-422-6136
近畿第一金融法人支社
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8970
近畿第二金融法人支社
中国・四国エリア
同上
06-7175-8960
広島総合支社
〒730-0017 広島市中区鉄砲町7-18(東芝フコク生命ビル5F)
082-221-5966
鳥取支社
〒680-0846 鳥取市扇町32(扇町扶桑ビル5F)
0857-26-0589
島根支社
〒690-0003 松江市朝日町498-6(松江駅前第一生命ビル5F)
0852-31-8127
岡山支社
〒700-0907 岡山市北区 下石井2-2-5(ニッセイ岡山スクエア6F)
086-221-4583
山口支社
〒745-0034 周南市御幸通1-10(日本生命徳山ビル4F)
0834-22-5623
徳島支社
〒770-0904 徳島市新町橋2-10-1(徳島眉山第一生命ビル4F)
088-623-1465
高松支社
〒760-0019 高松市サンポート2-1(高松シンボルタワー16F)
087-822-0833
松山支社
〒790-0003 松山市三番町4-9-6(NBF松山日銀前ビル5F)
089-933-7103
高知支社
〒780-0834 高知市堺町2-26(高知中央第一生命ビル7F)
088-825-3515
中国・四国第一金融法人支社
〒700-0024 岡山市北区駅元町1-6(岡山フコク生命駅前ビル9F)
086-941-8934
中国・四国第二金融法人支社
〒730-0017 広島市中区鉄砲町7-18(東芝フコク生命ビル5F)
082-205-5001
福岡総合支社
〒812-0018 福岡市博多区住吉1-2-25(キャナルシティ・ビジネスセンタービル10F) 092-518-2116
北九州支社
〒802-0005 北九州市小倉北区堺町1-2-16(十八銀行第一生命共同ビル8F)
093-521-9312
佐賀支社
〒840-0816 佐賀市駅南本町6-4(佐賀中央第一生命ビル3F)
0952-25-6879
長崎支社
〒850-0032 長崎市興善町2-24(長崎第一生命ビル8F)
095-820-4670
熊本支社
〒860-0803 熊本市中央区新市街11-18(熊本第一生命ビル10F)
096-322-3228
大分支社
〒870-0034 大分市都町1-2-19(大分都町第一生命ビル7F)
097-532-0079
宮崎支社
〒880-0806 宮崎市広島1-18-13(宮崎第一生命ビル新館7F)
0985-20-7533
鹿児島支社
〒892-0844 鹿児島市山之口町2-30(鹿児島第一・海上ビル8F)
099-222-2405
沖縄支社
〒900-0033 那覇市久米2-4-16(三井生命那覇ビル4F)
098-863-8369
九州・沖縄金融法人支社
〒810-0001 福岡市中央区天神1-1-1(アクロス福岡9F)
092-517-8925
会社概要
九州・沖縄エリア
■
電話番号
052-217-2440
保険金・給付金のお支払いに関するお問い合わせ先
保険金・給付金等の支払事由が生じた場合や、
お支払いの可能性があると思われる場合、
また、
ご不明な点がある場合は、下記までご連絡ください。
0120-555-877
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00AM∼5:00PM
通話料無料
※お手元に保険証券をご用意のうえご連絡ください。
※お電話の内容は、当社業務の運営管理、
サービス充実などの観点から録音させていただいています。
東日本保険金部
西日本保険金部
〒182-8001 調布市小島町2-48-26(調布サウスゲートビル)
〒540-8633 大阪市中央区高麗橋3-4-10(淀屋橋センタービル7F)
アフラックの現状 2013
71
米国本社の概要
Aflac米国本社
1955年、米国ジョージア州コロンバス市で設立され
シアトル
た
「 American Family Life Assurance Company of
Columbus:Aflac
( 以下、Aflac米国本社)」は、1958年
に
〈がん保険〉を世界で初めて開発しました。がんという
アメリカ合衆国
ニューヨーク
シカゴ
サンフランシスコ
ワシントン D.C.
デンバー
ロサンゼルス
アトランタ
特定の病気を対象とし、がんの治療に伴う経済的負担の
ダラス
ジョージア州
コロンバス市
軽減を目的としたがん保険は、これまでにない画期的な
マイアミ
Aflac米国本社
(米国ジョージア州)
商品として広く全米に普及し、Aflac米国本社は半世紀
以上にわたって大きな発展を遂げています。
入義務付け等が順次実施されます。
また、1974年に日本進出を果たして以来、世界最大規
こうしたなか、Aflac米国本社は
「病気やケガによって
模の保険市場である米国と日本に経営資源を集中する
突発的に発生するお客様の自己負担費用を補完するた
ことで、長期的かつ安定的な成長を続けています。
めの保険商品を、最も手頃な価格と最高のサービスで提
■
供すること」をミッションとしています。米国では主に、
Aflac米国本社のミッション
米国における現行の公的医療保険は、高齢者向けの
「メ
ディケア」や貧困層向けの
「メディケイド」などであり、その
カバー率は全人口の約30%程度 *1と限定的な仕組みでし
たが、2010年3月に医療保険改革法
(PPACA)が成立し、
その施策として、
ほぼすべての国民に対する医療保険の加
米国の医療保険制度(イメージ図)
Aflac米国本社
補 完 保 険
メディケア/メディケイド 等
民間の保険会社による
「マネジドケア *2 制度」を通じて医
療サービスが提供されていますが、Aflac米国本社はマ
ネジドケアをさらに補完する個人向けの医療保障を企
業の従業員を中心に提供することで、このミッションを
遂行しています。これにより、病気やケガによって経済的
負担を負ったお客様が最も必要としているときに給付金
をお支払いすることで、経済的に不安がなく治療に専念で
きる環境を整備しています。
マネジドケア 等
公的
民間
高齢者・貧困層等を対象に提供
主に企業の福利厚生制度として従業員に提供
*1. 米国勢調査局ホームページより
(2011年の数値)
*2.「マネジドケア」とは、民間保険会社による医療サービス、医療費、医療の質
等を総合的に管理する組織・制度で、その代表的なものとしてHMOやPPO、
POSなどがあり、ブルークロス・ブルーシールド、エトナ社、シグナ社等の保険
会社が商品を提供しています。
会社概要
取扱商品
Aflac米国本社は60年近くにわたり、補完保険分野に
職域募集における商品ラインアップを開発・強化してい
おける任意加入の個人保険販売に注力しており、短期所
ます。
得保障保険などの
「将来の収入に備える保険」
、がん保険
米国本社の商品
や事故・重度障害保障保険などの
「大きな出費に備える
将来の収入に
備える保険
保険」
、入院保障保険や歯科医療保険、眼科医療保険と
短期所得保障保険
普通生命保険
定期
終身
いった
「日々の生活を支援する保険」を競争力の高い保
険料で提供しています。
●
●
●
●
大きな出費に
備える保険
事故・重度障害保障
保険
● がん保険
● 重大疾病保険
● 入院集中治療保険
●
日々の生活を
支援する保険
入院保障保険
歯科医療保険
● 眼科医療保険
●
●
2012年は、それまで特約として販売していた
「ウェル
ネス
(健康づくり)」や診断給付金など、いくつかの保障
を主契約に取り込んだ新しいがん保険や眼科検査、メガ
(2012年/新契約年換算保険料ベース)
商品構成
普通生命保険
歯科・眼科医療保険
6.1%
ネ、コンタクトレンズに関する保障を充実させた眼科医
療保険を発売するなど、既存商品の改定を行いました。
入院保障保険
15.3%
その他
0.3%
事故・重度障害
保障保険
29.5%
また、2009年に
「Continental American Insurance
Company
(アフラック団体保険)」を買収・グループ化し、
5.4%
短期所得保障保険
20.3%
重病保障保険*
23.1%
任意加入の団体保険の取り扱いを開始したことにより、
*重病保障保険には、
がん保険、
重大疾病保険及び入院集中治療保険が含まれています。
72
商品提供先
Aflac米国本社は、一般企業、銀行、病院、学校、市・州
ランの一環として、各種補完保険商品を提供しています。
の行政機関などの職員・従業員等に対して、福利厚生プ
また、個人のお客様への商品提供も行っています。
販売チャネル
Aflac米国本社は、代理店制度を採用しており、全米で
また、団体保険商品の取り扱いにより、
より規模の大き
76,462名
(2012年12月末時点/販売募集人及び保険
な企業とその従業員への販売機会が拡大しており、大手
ブローカーの合計)にのぼっています。
保険ブローカー向けの販売及びマーケティング戦略を策
定し、
さらなる関係強化を図っています。
社会貢献活動
Aflacは日米両国において、良き企業市民として社会
ターは米国でもトップレベルの小児がんセンターの一つ
との共生及び地域社会への貢献を実現すべく、がんに関
に選ばれており、同センターを通した支援活動は、Aflac
連する分野を中心とした社会貢献活動を積極的に推進
の企業文化の一部になっています。
しています。
なお、米国政府及び米国の非営利公益法人
「米日カウ
Aflac米国本 社では、小児がんや血 液疾 患の
ンシル」
が主導する日米交流事業
「 TOMODACHI
治療施設
「アフラックがん・血液病センター」
イニシアチブ」の一環として発足した米国留
(アトランタ小児病院内)への支援を柱と
学助成制度
「 TOMODACHI アフラック
した社会貢献活動を展開しており、Aflac
プログラム」では、研究成果をその後の日
米国本社及び代理店などのAflac関係者
本での治療・研究に役立ててもらうことを
は、1995年以降、同センターに対して、研究
目的として、2013年8月から、日本で小児が
や治療プログラム、最新の設備資金等として累計
で7,800万ドル以上の寄付を行っています。また、同セン
んの研究に携わっている医師を同センターにて受
け入れることを決定しています
(P.41参照)
。
会社概要
● The Aflac Way(アフラック・ウエイ)
Aflac米国本社では、お客様に対して果たすべきお約束を守ることを
「アフラック・ウエイ」として掲げ、社員一人ひとりが日々の
業務のなかで常にそれを意識したうえでお客様への対応にあたっています。
保険会社としての当社の
“商品”には形がありません。わたしたちがお届けしているのは、ご契約者及び被保険者の方々
がわたしたちを最も必要としているときに必ずそばにいて、公正・迅速に保険金・給付金をお支払いするという
「約束」
です。
わたしたちがその約束に忠実であることで、お客様が前向きに生活を送ることができ、同時にアフラックの強力なブラン
ドが構築されていること――。わたしたちはそれを
「アフラック・ウエイ」
と呼んでいます。
Aflacの目標は、日米両国で最高の価値の保険商品を提供しつつ、
お客様に対するこ
の約束を守ることです。わたしたちは、必ずご契約者の方々のそばにいるという約束を
果たすことに、
これからも全力で取り組んでいきます。
アフラックの現状 2013
73
最高経営責任者
(CEO)
へのインタビュー
Chairman and Chief Executive Officer Daniel P. Amos
会長兼最高経営責任者
(CEO) ダニエル P. エイモス
アフラックが直面する課題や今後の展望、
CEOの役割などについて、
ダニエル P. エイモスCEOに聞きました。
≫ 2012年の最大の課題は何でしたか。
2012年の最大の課題は、日米両国における投資部門の強化を実現することでした。この仕事
会社概要
は非常に大がかりな変革であり、ニューヨーク事務所の開設や人材の登用、為替ヘッジと組み合
わせた新たな外貨建ての投資など、多岐にわたるものでした。
当社の目標は、ご契約者と株主の皆様をはじめとするすべてのステークホルダーへの約束にお
応えすることです。わたしは保険会社がご契約者の方々と交わしている最も大切な約束は
「ご契
約者の方々が最も必要なときに、保険金・給付金を迅速にお支払いす
ること」だと確信しています。その約束を確かなものにするのは、当社
の持つ運用ポートフォリオであることに疑いの余地はありません。わた
したちは引き続き、運用資産を継続的に見直すことにより、ご契約者と
すべてのステークホルダーの利益を最善の形で確実に反映できるよう
努めていきます。
※ 本インタビューは、持株会社
「Aflac Incorporated」発行の年次報告書
(2012 YEAR IN REVIEW)からの抜粋です。
※ アフラック全体の資産運用に関する詳細な情報等は、Aflac Incorporatedの年次報告書、有価証券報告書
(EDINET〈金融商品取引法に基づく
有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム http://info.edinet-fsa.go.jp/ 〉)にてご覧いただけます。
EDINETでの検索方法:EDINETトップページ
「閲覧→有価証券報告書等」から
「提出者検索画面」に進み、
「 提出者EDINETコード」欄にAflac
Incorporatedのコード
「 E05776」
を入力すると、検索できます。
74
≫ 投資部門の強化とは、具体的にどういったことを指すのですか。
当社は、効果的な資産負債管理
(ALM)と自己資本管理を通じて、保
険事業のニーズを十分に考慮したトップクラスの資産運用組織を構築
することを目指しています。
債務危機問題などにより特に欧州は動きが激しく、未だ不安定なマ
クロの経済環境に置かれているのは明らかであり、こうした環境に効
果的に対応するため、当社はグローバルベースでの資産運用の抜本的
な変革に取り組みました。同時にここ数年、金融機関及び欧州向けのエクスポージャーを減少さ
せることで環境変化に対応してきました。さらに、2012年からは、日本社の運用ポートフォリオに
対し、米国企業の社債を対象とした投資プログラムを導入しており、2013年もこのプログラムを
継続実施する予定です。こうした投資部門の強化を通じて、ご契約者及びすべてのステークホル
ダーとの約束を確かなものにしていきます。
≫ CEOとしての最も大切な役割は、何だとお考えですか。
CEOとしてのわたしの最大の責務は、アフラックの財務力を高め、それを維持していくことで
す。これにより、ご契約者をお守りし、株主価値を高めることができるものと認識しています。今
日のグローバルな経済環境は、めまぐるしいスピードで変化しています。そうしたなか、投資ポー
トフォリオの分散化はかつてないほど重要になっており、その点、日米両国で取り組んでいる投資
部門の強化が進展しているのは喜ばしいことです。これからも、長期的な視点での事業経営を念
頭に、保険本業の成長を追求しながら、財務の健全性を高めていきたいと考えています。
最後に、アフラックが販売しているのは単に、保険商品だけではありません。わたしたちは、ご
契約者が必要とするときにそばにいるという
「約束」を販売しているのです。お客様は、わたしたち
が優れたサービスを提供し、常にその義務を果たしてもらえるように会社が経営されることを期
待しています。われわれを信頼してくださるお客様への約束を日々思い起こし、それを確実に果た
会社概要
せるような経営を通じて、
これからもお客様第一の精神を貫いていく考えです。
● Aflac米国本社とアフラック日本社の主要業績
保険料収入(単位:百万ドル)
税引前事業利益(単位:百万ドル)
3,904
17,151
保有契約件数(単位:千件)
34,880
113,678
12,232
4,996
米国本社
総資産(単位:百万ドル)
997
日本社
米国本社
16,122
日本社
米国本社
日本社
米国本社
日本社
(注)米国本社・日本社の数値とも、
特約を含めた件数
(注)1. 上記は米国会計基準に基づいており、
2012年1∼12月ベースの数値を記載しています。
2. 日本社のドルベースの数値は、年間平均為替レート
(1ドル=79.81円)
及び年度末の為替レート
(1ドル=86.58円)
で算出しています。
3. 日本社の数値は、アフラック保険サービス株式会社などの関連会社を含んでいます。
アフラックの現状 2013
75
Aflacグループの概要
Aflac Incorporated
1973年、Aflacの持株会社として
「American Family
■
Corporation
( AFC)
」を設立しました。AFCは翌1974
名
年にはニューヨーク証券取引所に、1987年には東京証
Aflac Incorporated 概要
称 Aflac Incorporated
(アフラック・インコーポレーテッド)
所 在 地 米国ジョージア州コロンバス市
役
員 会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス
社長兼最高財務責任者 クリス・クロニンジャー Ⅲ
取締役総数は社内外合わせて14名
券取引所への上場を果たし、その後、1992年に社名を
「 AFLAC Incorporated」
( 現Aflac Incorporated)に
変更しました。
事業内容 Aflacの持株会社
総 資 産 1,205億38百万ドル(連結ベース)
株主資本
■
155億35百万ドル(連結ベース)
Aflacグループ
(総資産及び株主資本は2013年3月31日時点)
持株会社 Aflac Incorporated
(アフラック・インコーポレーテッド)
沿革
Chairman and Chief Executive Officer:Daniel P. Amos
(会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス)
1973年
1974年
1987年
1991年
President and Chief Financial Officer:Kriss Cloninger Ⅲ
(社長兼最高財務責任者 クリス・クロニンジャーⅢ)
1992年
American Family Life Assurance Company
of Columbus:Aflac
(Aflac米国本社)
Chairman and Chief Executive Officer:Daniel P. Amos
(会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス)
President : Paul S. Amos Ⅱ
(社長 ポール S. エイモスⅡ)
1999年
2001年
2007年
2008年
2009年
2013年
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
会 長: チャールズ・レイク(日本における代表者)
社 長: 外池 徹(日本における代表者)
American Family Life Assurance Company
of New York(Aflacニューヨーク)
■
Aflac米国本社 概要
名
称 American Family Life Assurance Company of Columbus
(アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス)
所 在 地 米国ジョージア州コロンバス市
役
Aflac International Incorporated
会社概要
(アフラック・インターナショナル)
経営管理会社
American Family Corporation
( AFC)
を設立
ニューヨーク証券取引所
(NYSE)
に上場
東京証券取引所に上場
ダウ・ジョーンズ株価指数及びスタンダード&プアーズ
(S&P)の指
標銘柄
「S&P MIDCAP 400」
に選出される
保険会社とのイメージ統一を図るため、社名をAFLAC Incorporated
(現 Aflac Incorporated)に変更
S&Pの指標銘柄
「S&P 500 INDEX」に選出される
会長兼最高経営責任者にダニエル P. エイモス、社長にクリス・ク
ロニンジャーⅢが就任
米経済誌
「フォーチュン」による
「アメリカの最も賞賛すべき企業」
のうちの1社
(7年連続)に選出される
米国の大手企業で初めて、株主による役員報酬に関する勧告投票
制度
「Say-on-Pay」
を導入
CAIC
(Continental American Insurance Company)を買収
米経済誌
「フォーチュン」による
「全米で最も働きがいのある企業
100社」のうちの1社
(15年連続)
に選出される
員 会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス
社長 ポール S. エイモス Ⅱ
事業内容 生命保険業
発行済株式数 3,879,605株
●
アフラック保険サービス株式会社
日本における生命保険の代理店業務
(主にインターネット、電話、サービスショップ、コンサルティングを通じた保険販売)
株
主 Aflac Incorporated
(100%)
営業地域 米国/日本
アフラック収納サービス株式会社
総 資 産 161億30百万ドル
日本における保険料等集金代行業務/受託事業
社 員 数 3,674名
●
●
日本におけるシステム開発業務
●
(総資産及び社員数は2013年3月31日時点)
アフラック・テクノロジー・サービス株式会社
沿革
アフラック・ハートフル・サービス株式会社
日本におけるオフィスサービスに関する業務
(障がい者雇用を目的としたグループ会社)
Aflac Information Technology Incorporated
(アフラック・インフォメーション・テクノロジー)
米国における会社施設管理業務
Communicorp Incorporated
1955年
1958年
1974年
1977年
1988年
1990年
1995年
(コミュニコープ)
米国における印刷業務
1997年
Continental American Insurance Company
(アフラック団体保険)
米国における団体保険販売
1999年
2001年
2002年
Aflac Benefits Solutions(ABS)
大手保険ブローカーに対するサポート業務
2007年
(2013年7月1日現在)
76
米国ジョージア州コロンバス市にて創業
世界初の〈がん保険 〉
を発売
日本社を設立。日本で〈がん保険 〉
を発売
ジョン B. エイモスが最高経営責任者に就任
米経済誌
「フォーブス」
で
「保険業界における最も革新的な企業」
に選出される
創業者の一人ポール S. エイモスが会長に、ダニエル P. エイモス
が社長兼最高経営責任者に就任
阪神・淡路大震災救援のため、米国赤十字社を通して基金を設立。
200万ドルの義援金を寄付
スタンダード&プアーズ
(S&P)
の 保 険 財務力格 付けで“ AA”の
評価を受ける
(2013年6月末現在、
“ AA- ”
)
米 経 済 誌「フォ ーブス 国 際 版 」
が 選 定 し た“ T h e 400 b e s t
companies ”の保険業界部門においてトップ企業に選出される
ダニエル P. エイモスが会長兼社長兼最高経営責任者に就任
ムーディーズ・インベスターズ・サービスの保険財務格付けで
“Aa2”
の評価を受ける
(2013年6月末現在、
“ Aa3 ”
)
ポール S. エイモスⅡが社長兼最高執行責任者に就任
(2013年7月
1日現在、社長)
●
当社生命保険に関するお問い合わせ先
0120-5555-95(通話料無料)
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00AM∼6:00PM
土曜日
(祝日を除く)
9:00AM∼5:00PM
音声ガイダンスでご案内し、お問い合わせ内容によって担当者におつなぎします。
お電話の内容は、当社業務の運営管理、サービス充実などの観点から録音させていただいています。
●
保険金・給付金のお支払いに関するお問い合わせ先
保険金・給付金等の支払事由が生じた場合や、お支払いの可能性があると思われる場合、
また、ご不明な点がある場合は、下記までご連絡ください。
0120-555-877(通話料無料)
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00AM∼5:00PM
お電話の内容は、当社業務の運営管理、サービス充実などの観点から録音させていただいています。
ご契約者様専用
アフラック ほっとサービス24
保険商品のパンフレット、保険料控除証明書のご請求等を受け付けています。
0120-555-844(通話料無料)
年中無休/24時間音声対応
アフラックFacebookページ
アフラックオフィシャルホームページ
アフラック
https://www.facebook.com/
aflac.co.jp
検索
http://www.aflac.co.jp/
アフラックの現状 2013(ディスクロージャー誌)
アフラック 広報部
〒163-0456 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル
電話:03-5908-6410
平成25年7月発行
資 777893
(00)
TO.13.07.46700
(新)
○
見やすいユニバーサルデザイン
フォントを採用しています。
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