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創業当初からの新しい価値創造への挑戦

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創業当初からの新しい価値創造への挑戦
巻頭特集
挑戦と革新による60年のあゆみ
2015年
創業60周年
文化シヤッター60周年マークは、
お客様や社会にこれまでの60年の感謝を込め、
−「安心」
「安全」
「快適」
な社会の実現に貢献−
さらなる
「快適環境創造企業」
としての次なる飛躍に向けて、新たな地平線、水平線
創業当初からの新しい価値創造への挑戦
に立ち向かう強い決意を表したものです。
「 大いなる挑戦心」
を
“Go!Nex
t60”
に
2004年
文化シヤッターの歴史は、お客様目線に立った新しい価値創造への挑戦の歴史です。時代のニーズに沿った新しいライフ
防犯性能の高い製品をラインアップ
スタイルの提案、人や環境に優しい商品の開発を通して、社会課題を解決し広く社会に貢献しています。
文化シヤッター
創業の歴史
2015
込め、
BXグループの
「志」
を象徴的に一筋のF
i
neL
i
neで表しました。
(防犯性能の高い建物部品)
CPマーク
戸建て住宅やマンションへの侵入盗の急増という社
文化シヤッターは二人の兄弟によって誕生しました。兄の関本亘(1915∼1969)
は東の
犯罪の抑止効果として、
会情勢に対し、官民合同会議により防犯性能試験が実
優良防犯建材「BAシリー
施されました。公表された
「防犯性能の高い建物部品
ズ」
にCPマークを貼付して
目録」
には、
BXグループとして計7製品76タイプが登載
います。
2000
されました。安心して生活出来る住まいづくりのために、
創業者、弟の東海亭(1918∼1972)
は西の創業者です。1953年、姫路で建築金物類を
BXグループは今後も技術の研鑽を続けていきます。
近年の価値創造による
社会貢献
P.5-6
商う金物店「東海商店」を営んでいた東海が当時普及しはじめていたシャッターを店に取り
付け、
シャッターの将来性に着眼したことがきっかけとなりました。
兄の関本は、1955年4月浅草に「日本文化鉄扉株式会社」を設立、製造から販売、施工
関本亘
1999年
まで行うシャッターメーカーが誕生しました。弟の東海が、同年7月姫路に「日本文化シヤッ
省エネ製品高速
シートシャッター
「大間迅」
を発売
ター株式会社」を設立したのと同時に、東京の社名を「日本文化シヤッター株式会社」に
変更し、東西に兄弟企業ができました。その後、東西合併を経て1970年「文化シヤッター
本社内展示スペースに設置された
「防犯CPコーナー」
株式会社」として第一歩を踏み出します。
1990
東海亭
兄弟である二人の創業者は、
“誠実・努力・奉仕”
を社是として掲げまし
創業者の想い
1989年
シャッター壁画
た。
もともとユーザーとしての発想から誕生した会社であり、常にお客様に
とってよりよい商品を安く提供することで社会に奉仕するという基本的な
創業から3年後、業界初となるアフターサービス制度をスタートしたのも、
で、
「 地球環境への貢献」
をテーマに掲げた高速
気密性と耐風圧性が高く、高い省エネ効果を発
揮します。国内での発売に先駆け、優れた技術を
1980
当初のサービスカー
持つ外国製品として、ベルギー・ダイナコ社とライ
1986年
センス契約も締結しました。
業界で初めてサービスカーに
「カー無線」
を導入
1958年
業界初の住宅用
窓シャッターを発売
当時の住宅雨戸は木製、
または木
枠トタン張りが常識で、朝晩、一枚一
枚手で開閉しなければならないもの
操作が簡単で、加えて防犯・防火・耐
総合建材メーカーへの道を開いた
「テットー」
の生産現場
1970
風にも優れた鋼製雨戸
「テットー」
を
中間施錠シャッター
「ハイロック」
の開発
1958年
鋼製雨戸テットーの誕生
1959年
軽量シャッターの
電動化を実現
日本文化シヤッター株式会社
創業
BXグループ CSR報告書2015
トの火災を契機に、建築物に
サービスカーに導入された
「カー無線」
1991年
業界で初めて耐火試験炉を導入
1997年
■ 京都議定書採択
▶ 環境配慮型商品の開発へ
■ 都市部への人口集中、所帯の細分化、
ライフスタイルの確立
耐火試験炉
1970年代
引き継がれ
進化する
企業文化
長の岩部金吾が欧米視察時にミニシャッターと出会い、
すぐに
開発チームが結成されました。従来の雨戸に代わる住宅用窓
シャッター
「ブラインド雨戸ミニ」
は、個性化、多様化していく
創業者の想い、経営の歴史から引き継がれてきたもの、時代の
流れに即して生まれてきたもの、歴代経営者の哲学などが重なり
合って文化シヤッターの企業文化が育まれてきました。
創業当初から、常に新商品、新技術で業界に先駆け“技術の文
化”
とうたわれ、新しい価値の創造に挑戦し続ける文化シヤッター
を支える企業文化は、今後も変わらない大切な財産です。
“個別住宅”
やライフスタイルにふさわしい機能とデザインを有す
▶ムービングウォールを施工
▶ 重量シャッターの開発
した。
テットーによって雨戸の事業展開が広がりを見せる中、現会
■ 大阪万博
▶ 鋼製雨戸の需要拡大
た社会的要請に応えるもので
一大ブームとなったミニシャッター
1970年代
■プレハブ住宅の量産化
防煙シャッターなどは、
こうし
エスカレーター付近の
防火・防煙シャッター
▶ 防犯性の高い建物部品製品の開発
1960年
られるようになりました。防火・
1966年
1960
1972年の大阪千日デパー
高速シートシャッター
「エア・キーパー大間迅」
防火性とともに遮煙性が求め
市場は拡大していきました。
鋼製雨戸テットー
1974年
る声が高まり、シャッターには
トーは爆発的にヒットし、鋼製雨戸の
■ 戸建て住宅やマンションへの
侵入盗が急増
▶ 防火・防煙シャッターの開発
おける防災機能の強化を求め
業界に先駆けて誕生させました。テッ
2004年
■ 大阪千日デパート火災
防火・防煙シャッターの開発
でした。
1958年文化シヤッターは、
時代背景/時代要請
1972年
1968年
総合建材メーカーとしての第一歩、鋼製雨戸
「テットー」
3
新しい事業や新製品開発を展開していく中
ました。開閉速度は通常シャッターの10倍以上、
お客様に安心して使っていただくためには販売後の保守・点検が不可欠だ
1955
地球環境への貢献をめざした製品の開発
シートシャッター
「エア・キーパー大間迅」
が誕生し
メーカーの役割に忠実であり続けました。
と考えていたからです。
1999年
▶ 窓シャッターの開発
1950年代半ば
■ 日本経済は高度成長期へ
▶軽量シャッターの需要増大
▶電動シャッターの開発
1950年
■ 木造建築から鉄筋コンクリートへ
る新しい住宅建材として一大ブームとなり、
一世を風靡しました。 「ブラインド雨戸ミニ」
カタログ表紙
BXグループ CSR報告書2015
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