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原子力安全に関する福島閣僚会議における福島県の取組(福島県作成)

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原子力安全に関する福島閣僚会議における福島県の取組(福島県作成)
原子力安全に関する福島閣僚会議における福島県の取組
福島県国際課
平成 24 年 12 月 15 日~17 日にかけて「原子力安全に関する福島閣僚会議(主
催:日本国政府、共催:国際原子力機関)」が郡山市の福島県産業交流館(ビッ
グパレットふくしま)で開催されました。この会議には117ヵ国と13の国
際機関からのべ約1700名が参加し、県では県内視察の開催やパネルの展示
などを通じて、被害の状況や復興へ向かう姿、魅力の発信などを行いました。
併せて、原子力安全国際会議福島県開催支援委員会を立ち上げ、参加者の宿
泊の支援やのぼり旗などによるおもてなしを行いました。
記
1 会議日程
平成24年12月15日(土)~17日(月)
2 会場
福島県産業交流館「ビッグパレットふくしま」(郡山市)
3 出席・参加者
117ヵ国、13国際機関より、のべ約1700名
(うち46の国と国際機関より閣僚などのハイレベルが参加)
4 県の取組
(1)県主催レセプションの開催
(2)専門家会合における県の取組事例の紹介
(3)県内視察の実施【29 ヵ国・2 国際機関より 55 名、日本側プレス 13 名】
ア 浜通り
津波被災地と産業の復興の様子を視察
・薄磯海岸、瓦礫仮置き場、日産自動車いわき工場
・参加:10 ヵ国及び 1 国際機関より 18 名、日本側プレス 5 名
イ 中通り
県民の健康と安心安全を守る取組の様子を視察
・福島県農業総合センター、福島県立医科大学
・参加:15 ヵ国及び 1 国際機関:22 名、日本側プレス:6 名
ウ 会津地方 福島を代表する観光地を視察
・鶴ヶ城、會津酒造歴史館
・参加:8 ヵ国より 15 名、日本側プレス 2 名
(4)被災状況や復興への取組に関する会場内パネル展示(約 150 枚)
(5)その他の取組
ア おもてなし関連
・宿泊予約センターの開設、観光・物産コーナーの設置、案内所の設置
(郡山市、郡山コンベンションビューローの協力)、医師・看護師の常
駐(県医師会)、外貨両替業務(東邦銀行)
、お茶の振る舞い(郡山
商工会議所女性会、大日本茶道学会の協力)、赤ベコ絵付け体験など
イ 配布物作成
・県パンフレット、市町村写真集・絵はがき、赤ベコなど
(6)原子力安全国際会議福島県開催支援委員会 構成団体(9 団体)
福島県、郡山市、福島県市長会、福島県町村会、福島県商工会議所連合
会、福島県商工会連合会、福島県農業協同組合中央会、福島県観光物産
交流協会、郡山コンベンションビューロー
5
原子力安全に関する福島閣僚会議の様子
(1)原子力安全に関する福島閣僚会議
閣僚級会合の本会合(15 日)
専門家会合(16 日~17 日)
(2)県と国際原子力機関の協力に関する覚書署名式(15 日)
玄葉外相立ち会いのもと、知事と天野事務局長による覚書の署名が行われました
(3)県主催レセプション(15 日)
知事挨拶
郡山市長乾杯
外相挨拶
会場の様子
安積高校合唱部
フラガール
下柴彼岸獅子団
県産品(農業・工芸)、観光、地酒コーナー
(4)専門家会合(17 日 セッション3「放射線からの人及び環境の防護」)
内堀副知事がパネリストとして出席し、県の現況や取組について紹介しました。
(5)会場内パネル展示
約 150 枚のパネルを展示し、被害の状況や復興へ向かう姿などを紹介しました。
復興の姿の展示(県写真連盟の協力)
郡山市パネルコーナー
世界からの支援の展示
各大学等パネルコーナー
(6)おもてなしコーナー
県産品展示・物産コーナー
赤ベコ絵付け体験コーナー
野点コーナー
(郡山商工会議所女性部、大日本茶道学会協力)
インフォメーションカウンター(会場内)県内観光地や郡山市街地を案内
八重たんも御案内
参加者への配布物
パンフレット(3種類)、特製市町村絵はがき等
会議会場内両替所(東邦銀行 12 通貨対応)
郡山駅前ロータリー 歓迎のぼり旗
駅前大通りに案内所を設置
郡山駅内に案内所を設置
(郡山コンベンションビューロー)
各ホテル内に案内所を設置(外務省)
駅前大通り 歓迎のぼり旗
(7)県内視察(12 月 14 日開催)
ア 浜通り
薄磯海岸(いわき市)
イ
中通り
福島県農業総合センター(郡山市)
ウ
日産自動車いわき工場(いわき市)
福島県立医科大学(福島市)
会津地方
鶴ヶ城(会津若松市)
会津酒造歴史館(会津若松市)
(8)サイドイベント(12 月 14 日:被災地産品の安全性に関するワークショップ)
・外務省主催、福島県共催にて実施。
パネルディスカッション(日本国政府、カナダ政府、マレーシア政府、タイ政府、
福島県、地元生産者)や試食会を通じて、福島県産品の魅力と安全性について情報共
有や意見交換を行いました。内外のプレスも多数参加しました。
村田副知事挨拶
県酒造組合の協力(40 以上の蔵元出品)
6
29 ヵ国 1 国際機関より約 70 名参加
県産品の安全性と魅力をPR
結びに
原子力安全に関する福島閣僚会議の会議終了後、参加された方々より「福島に来てよ
かった」「実際に来て福島のイメージが変わった」「来なければ分からなかった」などの
コメントが聞こえてきました。特に、最終日には、会場やホームで見送るスタッフに握
手を求めてくる方が非常に多く、口々に「ありがとう」と言っていただけたことは、開
催地として大変嬉しく思います。また、会議終了後も福島に滞在し、県内各地を巡って
くださった方がいらっしゃったことも嬉しい出来事のひとつでした。
会議の開催に至るまで、困難が多かったことは事実ですが、外務省や地元自治体、そ
して関係団体が、
「会議を成功させる」という一つの目標に向かって一体になれたことが、
成功の大きな要因かと思います。
国際会議の開催には多くの方の協力が必要です。福島閣僚会議は、主催者である国(外
務省)と一緒に、県はもとより、郡山市、郡山コンベンションビューロー、商工農林等
の関係団体、視察先、交通関係、金融機関、医師会、会場関係、設営業者、宿泊施設、
飲食店、通訳関係、パンフレットやパネルの作成業者、音響関係、ボランティアなど、
あげればきりがないのですが、みなさんの協力により創り上げたものだと思います。本
県で大きな国際会議を開催するにあたり、このような協力体制がとれたこと、地元から
は「またぜひやってみたい。今度はもっとうまくできる」との声が上がっていること、
そして何よりも福島に来てくださった方々に喜んでいただけたことが、本県の目的であ
った「風評の払拭、震災の風化防止、魅力発信、世界からの支援に対する感謝」を少し
でも達成できた証しではないかと思います。結びに、本県に心を寄せ、福島閣僚会議に
関係していただいたすべてのみなさんに、心より感謝を申し上げます。
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