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2006年度決算概況および 業務適正化に向けた取組み

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2006年度決算概況および 業務適正化に向けた取組み
2006年度決算概況および
業務適正化に向けた取組み
2007年5月30日
株式会社ミレアホールディングス
取締役社長 石原邦夫
Copyright (c) 2007 Millea Holdings, Inc.
0
ミレアホールディングス 経営指標
2002年度
経常収益
当期純利益
2003年度
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度(見込)
29,290億円
27,757億円
28,994億円
33,999億円
42,185億円
40,210億円
566億円
1,114億円
676億円
899億円
930億円
1,370億円
修正利益
*1
1,050億円
1,721億円
518億円
1,387億円
1,697億円
1,563億円
修正ROE
*1
3.8%
5.9%
1.6%
3.7%
3.8%
3.4%
株主配当金
*2
165億円
185億円
197億円
189億円
252億円
298億円
1株配当金
*3
17円
20円
22円
22円
30円
36円
自己株取得
*4
0
1,000億円
924億円
701億円
850億円
900億円
2,600億円
1,300億円
1,700億円
1,200億円
450億円
400億円
政策株流動化
期末株価
*5
1,472円
3,240円
3,120円
4,660円
4,360円
4,720円
時価総額 *5
13,630億円
28,966億円
26,832億円
39,308億円
35,949億円
38,918億円
*1
*2
*3
*4
2005年度は国内生保事業のEV算出の前提条件変更等の影響を除いた数値
2002年度は東京海上と日動火災の2社合計
2002年度は東京海上分。配当金は全て、2006年9月に実施した株式分割(500分割)後のベースで表示
年度は定時株主総会開催日からの1年間。2006年度は日新火災との株式交換分578億円を除く
2007年度の金額は年間取得上限額
*5 2007年度は2007年5月18日現在。株価は全て、2006年9月に実施した株式分割(500分割)後のベースで表示
1
Copyright (c) 2007 Millea Holdings, Inc.
250%
ミレアHD
TOPIX
ミレアホールディングスが設立された2002年4
月を100%とした場合の相対株価
200%
150%
2007年
5月18日
まで表示
100%
20
02
年
4月
20
02
年
7月
20
02
年
10
月
20
03
年
1月
20
03
年
4月
20
03
年
7月
20
03
年
10
月
20
04
年
1月
20
04
年
4月
20
04
年
7月
20
04
年
10
月
20
05
年
1月
20
05
年
4月
20
05
年
7月
20
05
年
10
月
20
06
年
1月
20
06
年
4月
20
06
年
7月
20
06
年
10
月
20
07
年
1月
20
07
年
4月
50%
1
第1部 2006年度決算概況 目次
東京海上日動
日新火災
あんしん生命
フィナンシャル生命
ミレア連結
2007年度業績予想
その他
決算概況-------------------------------------- 3
営業概況-------------------------------------- 4
自然災害の影響とコンバインドレシオ--------------- 5
資産運用概況---------------------------------- 6
決算概況-------------------------------------- 7
営業概況-------------------------------------- 8
決算概況-------------------------------------- 9
決算概況-------------------------------------- 10
損益計算書の概況------------------------------ 11
連単(ミレア対東京海上日動)対比----------------- 12
主要連結子会社の影響-------------------------- 13
貸借対照表の概況------------------------------ 14
損害保険事業---------------------------------- 15
国内生命保険事業------------------------------ 16
ミレア連結------------------------------------- 17
グループ修正利益計画-------------------------- 18
ご参考---------------------------------------- 19
グループ長期戦略------------------------------ 20
資本政策の考え方------------------------------ 21
株主還元の充実--------------------------------22
2
Copyright (c) 2007 Millea Holdings, Inc.
【保険金不払い・保険料過収】 ①付随的保険金支払漏れ、②第三分野商品保険金不払い、③火災保険料過収の合計で、東京海上日
動79億円、日新火災10億円。生保子会社支払漏れは、あんしん生命1億3千万円、フィナンシャル生命40万円。相当程度は既に支払い済み
ながら、今後も完了に向けて取組む
【東京海上日動 単体】 正味収入保険料は05年度後半からの増収基調持続で、全種目計1.9%増収。台風13号などの影響により損害
率は0.9ポイント悪化。システム関連費用増加などにより正味事業費率は0.5ポイント悪化。自然災害の影響などにより保険引受利益は05年度
対比266億円減少。好調な企業業績を受けた受取配当金増加や海外子会社からの配当金増加などにより、利息及び配当金収入が279
億円増加。あおぞら銀行株式の売却益があったものの、政策株式の売却が減少し、有価証券売却損益は88億円減少。以上の結果、経
常利益は05年度対比97億円減益。当期純利益も257億円の減益。なお、05年度の厚生年金基金代行返上益の反動により特別損益が
ネットで305億円減少し、経常利益より当期純利益の減少幅が大きい
【日新火災の単体】 06年9月末にミレアホールディングス完全子会社化。06年度の正味収入保険料は全種目計で0.1%増収。自然災害の影響
で、全種目計損害率は3.1ポイント悪化。事業費率は0.1ポイント改善。統計的IBNR導入などによる支払備金積増などを加味した結果、保険
引受は67億円の損失。経常利益は05年度対比47億円減益。当期純利益も25億円減益
【東京海上日動あんしん生命 単体】 保有契約年換算保険料は05年度対比15.4%増収。個人保険の増加により、新契約年換算保険料
も43.9%増収。標準責任準備金達成に向けて126億円を追加積立し、当期純利益は0億円。エンベディッド・バリューは05年度対比304億円(除
く増資ベース)の増加
【東京海上日動フィナンシャル生命 単体】 新規委託金融機関の増加や商品の優位性などにより、保有契約年換算保険料が169.3%、新契
約計で151.9%と大幅増収。ただし、保険料の拡大に伴い手数料等の新契約費負担が前倒しで発生するという成長中の生保特有の会計
の仕組みの影響で、当期純利益は190億円の損失。エンベディッド・バリューの増加額は177億円と、順調に拡大
【ミレアホールディングス 連結】 経常収益は、05年度対比で8,185億円増加の4兆2,185億円。損保の正味収入保険料は、東京海上日動の増
収に加え、日新火災の下期連結やブラジルのレアルセグロス社の通期連結、海外子会社の好調により8.6%の増収で2兆円の大台。生命保険
料は、円安などの影響であんしん生命のドル建個人年金保険は減収するも、フィナンシャル生命の変額年金保険が大幅に増収し、81.0%と05
年度に続き大幅増収。海外再保険子会社における05年度の米国ハリケーンによる発生保険金増加の反動や海外子会社の好調などが東京
海上日動の減益を補い、経常利益は314億円増益。当期純利益は30億円増益。期末配当金を1株あたり6円引き上げて21円。中間配当
15円と合わせて通期36円の配当
【東京海上日動単体 次期予想】 火災保険、自動車保険を中心に増収予想で、正味収入保険料は06年度比1.2%増収予想。自然災害
の06年度からの反動により保険引受利益は増益予想ながら、株式売却益の反動などの資産運用損益減少予想により、経常利益は33
億円減少見込み。企業年金の401k移行に伴う特別利益の計上などを予定し、当期純利益は235億円増加を見込む
【ミレア連結 次期予想】 経常収益4兆210億円、経常利益1,810億円、当期純利益1,370億円の見込み。東京海上日動単体以外では、海
外保険子会社の好調維持や新規連結の貢献はあるものの、フィナンシャル生命の06年度対比減収を見込み、経常収益は比較的大きな減収。
一方、フィナンシャル生命の減収による代理店手数料等の事業費負担が減少して収益性が改善することなどにより、連結全体として経常利
益、当期純利益とも増益を見込む。配当予想は、中間18円、期末18円で通期36円
2
東京海上日動の決算概況
(単位:億円)
05年度
06年度
増減率
比較増減
増減率
18,927
+0.5%
19,280
+353
+1.9%
346
+262.3%
79
▲266
▲77.0%
資産運用損益
1,611
▲13.5%
1,741
+130
+8.1%
経常利益
1,660
▲5.2%
1,563
▲97
▲5.9%
特別損益
93
▲212
▲305
▲327.8%
964
▲257
▲21.1%
正味収入保険料
保険引受利益
(注)
-
当期純利益
1,221
正味損害率
60.6%
61.5%
+0.9%
正味事業費率
30.2%
30.7%
+0.5%
コンバインドレシオ
90.9%
92.3%
+1.4%
1076.6%
1097.5%
+20.9%
ソルベンシー・マージン比率
+26.1%
(注)保険料から保険金・事業費を差し引いた収支残から、責任準備金及び
支払備金の積増負担等を差し引いたものが保険引受利益
3
Copyright (c) 2007 Millea Holdings, Inc.
○保険引受利益
前期に比べ正味収入保険料は増加したものの、台風13号をはじめとする自然災害などの影響による正味支払保険金
の大幅な増加、業務革新プロジェクト、業務適正化などのシステム関連費用の増加を主因として減益
○資産運用損益
政策株式の売却益が前期に比べて減少する一方、株式配当金の増加など利息配当金収入が増加、また、
あおぞら銀行株式の売却益などがあり、前期に比べ増益
○特別損益
前期の厚生年金基金代行返上益の反動などにより大幅な減益
○正味事業費率
人件費率(社員給与の減少、退職給付費用の減少)は減少したものの、物件費率(システム関連費用の増加)
および手数料率が上昇したため、0.5%悪化
○ソルベンシー・マージン比率
株価上昇によるその他有価証券評価差額増加に伴うソルベンシー・マージンの増加、および巨大災害リスクの減少により、
1097.5%と前期に比べ20.9%上昇
3
東京海上日動の営業概況
種目別正味収入保険料増収率および正味損害率
損害率
増収率
対前期比
火災
1.6%
49.0%
+3.9%
海上
9.8%
54.6%
▲1.2%
傷害
2.8%
48.3%
+2.5%
自動車
1.6%
64.3%
▲0.1%
自賠責
▲1.5%
78.0%
+2.5%
その他
4.5%
54.6%
▲0.2%
合計
1.9%
61.5%
+0.9%
自然災害(当期発生分)の影響
(単位:億円)
05年度
06年度
243
正味発生保険金
比較増減
457
+213
4
Copyright (c) 2007 Millea Holdings, Inc.
○正味収入保険料増収率
火災
:企業向け地震保険、超ビジネス保険の好調、海外での引受増加などにより増収
海上
:景気回復にともなう引受増により増収
傷害
:第三分野の引受増により増収
自動車 :新規件数の増加による増収
自賠責 :05年度の基準保険料引き下げの影響が残り減収
その他 :大口契約の獲得による増収
(参考)営業統計保険料のチャネル別内訳
(単位:億円)
収保
前年比
増収額
パーソナル
10,502
100.7%
70
コマーシャル
4,053
103.4%
135
ディーラー
4,457
107.3%
303
○正味損害率
火災
:台風13号をはじめとする自然災害等による保険金支払いにより上昇
海上
:支払保険金は増加したものの保険料増収に伴い低下
傷害
:旅行保険の支払増加を主因として上昇
自動車 :暖冬の影響もあり低下
自賠責 :政府再保険廃止の影響により上昇
その他 :賠償責任保険で上昇したものの組立保険、動産総合保険等で改善し合計では低下
○自然災害(当期発生分)の影響
台風13号により前期対比213億円増加の457億円。このうち台風13号の影響は379億円
4
自然災害の影響とコンバインドレシオ
自然災害の正味発生保険金
異常危険準備金の残高
(単位:億円)
火災
自動車
164
365
+200
05年度 正味発生保険金
06年度 正味発生保険金
増減
その他
28
50
+22
海上
17
18
+0
32
22
▲9
合計
243
457
+213
(単位:億円)
正味支払
保険金
05年度
06年度
増減
193
405
+212
未払
保険金
異常危険準備金残高
10,000
9,402
9,500
9,000
正味発生
保険金
50
51
+1
10,500
9,163
8,873
8,417
8,500
243
457
+213
8,765
8,000
7,500
7,000
異常危険準備金種目別残高および積立率
03年度
04年度
05年度
06年度
07予想
(単位:億円)
火災
05年度末
06年度末
残高
積立率*
残高
2,942
118.2%
3,215
127.0%
自動車
傷害
1,713
20.0%
1,644
18.9%
その他
1,144
76.4%
1,191
77.4%
海上
合計
1,903
1,061
78.3% 151.7%
2,024
1,086
79.7% 141.4%
積立率*
* 積立率=残高÷正味収入保険料(除く家計地震・自賠責)×100
8,765
55.8%
9,163
56.9%
自然災害 正味発生保険金
03年度
150
04年度
1,479
05年度
(単位:億円)
06年度
243
457
07年度
予想
300
5
Copyright (c) 2007 Millea Holdings, Inc.
○自然災害の発生保険金
・台風13号の影響は正味支払保険金で355億円、未払保険金で24億円の合計379億円
○異常危険準備金
・06年度は全種目合計で397億円積増し、残高は9,163億円となった。積立率も上昇した
・07年度は239億円積増し、期末残高は9,402億円の見込み
○自然災害責任準備金制度
・普通責任準備金 :前期に引き続き、追加の繰入負担はない
・異常危険準備金 :前期に引き続き、追加の繰入負担、繰入率の変更は行っていない
今後の取崩の可能性を考慮した上で、4年で積立目標を達成する見込み
【損害率・事業費率・コンバインドレシオの推移】
(単位:億円)
05年度
数値は、自賠責政府出再廃止の影響を含む
06年度
社費
2,680
2,779
(社費率) (14.2% ) (14.4% )
代手
3,040
3,144
(代手率) (16.1% ) (16.3% )
事業費
5,720
5,923
事業費率
30.2%
30.7%
損害率
60.6%
61.5%
コンバイドレシオ
90.9%
92.3%
○事業費率
07年度
予想
前年対比
前年対比
+3.7%
2,900
+4.4%
(+0.3% ) (14.9% ) (+0.5% )
+3.4%
3,186
+1.3%
(+0.2% ) (16.3% ) (+0.0% )
+3.5%
6,087
+2.8%
+0.5%
31.2%
+0.5%
+0.9%
61.9%
+0.3%
+1.4%
93.1%
+0.8%
02年度
03年度
04年度
05年度
06年度
07予想
コンバインド
レシオ
85.3%
85.0%
94.9%
90.9%
92.3%
93.1%
・04年度以前は、旧東京海上、旧日動火災の2
社合算ベース
・損害率、事業費率、コンバインドレシオのいずれも、
自賠責政府出再廃止の影響を含む
=(社費(保険引受に係る営業費及び一般管理費)+代手(諸手数料及び集金費))÷正味収入保険料
・社費は前期比98億円増加の2,779億円。人件費は減少したものの、業務革新プロジェクト、業務適正化に関する
システム関連費用の増加を主因として物件費が上昇
・代手は前期比103億円増加の3,144億円。自動車保険においてノンフリート等級・優良割引が進行したことが主因
・07年度は、06年度に引き続き業務適正化関連費用の増加が見込まれ、事業費率は31.2%と0.5%の上昇予想
○損害率
・06年度は、台風13号をはじめとする自然災害保険金の支払増加を主因として0.9%上昇の61.5%
・07年度は、損害調査部門増強に伴う損調費の増加や自動車の保険金増加を見込み、61.9%と0.3%の上昇予想
5
損害
事業費
率
率
52.7% 32.7%
53.5% 31.5%
63.4% 31.4%
60.6% 30.2%
61.5% 30.7%
61.9% 31.2%
東京海上日動の資産運用概況
資産別残高の推移
資産別残高の推移
(億円)
資産運用損益の推移
資産運用損益の推移
(億円)
+0.3兆円
120,000
100,000
1,800
11.1兆円
10.8兆円
1,400
1,741億円
+130億円
▲88億円
1,200
10.8%
買入金銭債権等
1,611億円
1,600
3.0%
預金・コール
2.3%
6.8%
2,000
774億円
1,000
1,055億円
800
80,000
26.5%
836億円
600
内国債券
20.9%
有価証券
売却損益
686億円
+219億円
400
除く有価証
券売却損益
200
0
05年度
60,000
資産運用損益の内訳
資産運用損益の内訳
42.2%
内国株式
41.6%
06年度
(億円)
05年度
40,000
利息配当金収入
(-)積立保険料等運用益振替
20,000
6.8%
5.3%
0
2.5%
2.7%
5.5%
外国証券
8.1%
貸付金
不動産
その他
5.0%
2.3%
2.4%
5.2%
非運用資産
06/03末
増減
1,391
1,670
279
▲677
▲703
▲25
713
967
254
897
774
▲123
(=)ネット利息配当金収入
売却損益等計
(うち、有価証券売却損益)
(うち、有価証券評価損)
(うち、金融派生商品損益)
資産運用損益
07/03末
06年度
774
686
▲88
▲34
▲54
▲20
▲10
45
56
1,611
1,741
130
6
Copyright (c) 2007 Millea Holdings, Inc.
【06年度実績】
○総資産残高は11兆1,774億円(05年度対比+3,626億円)。主として国内株式市場の上昇により増加
○資産運用損益は1,741億円(05年度対比+130億円)。有価証券売却益を除くベースでは、 05年度対比+219億円。好
調な企業収益や配当性向の向上による受取配当金の増加、海外子会社の配当金の増加による
○中間決算時の06年度資産運用損益見込み1,611億円に対して+130億円。主としてプライベートエクイティ等の純投融資の
実現益が見込み対比で増加したことによる
○買入金銭債権等が増加し、内国債券が減少したのは、短期資金運用の中で、日銀の政策金利引上げを捉えて短期
国債の資金を比較的利回りが高いコマーシャルペーパー(CP)にシフトしたことが主な要因
総資産残高
預金・コールローン
買入金銭債権等※1
内国債券
内国株式
外国証券
貸付金
不動産
その他 ※2
運用資産計
非運用資産
総資産合計
06/03
2,487
7,363
28,656
45,027
7,330
5,701
2,751
2,879
102,198
5,949
108,147
07/03
3,405
12,099
23,353
47,135
9,101
5,563
2,610
2,650
105,920
5,854
111,774
(億円)
増減
918
4,735
▲5,303
2,107
1,771
▲137
▲140
▲228
3,721
▲95
3,626
利息配当金収入内訳
05年度
(億円)
06年度
増減
公社債
307
329
21
株式
458
585
126
外国証券
193
280
87
その他証券
128
119
▲9
83
92
8
貸付金
土地・建物
その他
合計
120
123
2
98
140
41
1,391
1,670
279
※1 買入金銭債権+買現先勘定+債券貸借取引差入担保金
※2 金銭信託+その他の証券
※3 非運用資産の内訳は、現金、動産、建設仮勘定、
地震保険預託金等その他資産、支払承諾見返、貸倒引当金。
【07年度見込み】
○利息配当金収入は06年度のオルタナティブ投資ファンドの配当などの純投融資実現益が大きかった反動等により▲75億
円減少。また有価証券売却損益も06年度の内国株式売却益の反動等により▲300億円強減少することから、07年度
の資産運用損益は1,408億円を見込む
6
日新火災の決算概況
(単位:億円)
05年度
06年度
増減率
比較増減
増減率
正味収入保険料
1,446
▲ 0.2%
1,447
0
保険引受利益
▲ 24
▲ 239.2%
▲ 67
▲ 42
資産運用損益
87
+105.7%
84
▲2
▲ 2.8%
経常利益
53
+2.0%
6
▲ 47
▲ 87.8%
特別損益
▲5
▲3
2
4
▲ 25
-
当期純利益
29
正味損害率
59.0%
62.1%
+3.1%
正味事業費率
36.5%
36.4%
▲ 0.1%
コンバインドレシオ
95.5%
98.5%
+3.0%
1,132.5%
1,012.6%
▲ 119.9%
ソルベンシー・マージン比率
+10.7%
+0.1%
-
▲ 85.6%
7
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○正味収入保険料
長年減収が続いてきた主力の自動車保険が増収となり、全種目計でも増収に転じた
○保険引受利益
台風13号をはじめとする自然災害の影響、統計的IBNR導入の影響などにより大幅減益
○資産運用損益
利息配当金収入が増加したものの、有価証券評価損の増加などもあり減少
○正味損害率
火災保険で台風13号による支払保険金が史上6番目となる32億円に上がったことなどを主因に損害率が上昇
○正味事業費率
リテール戦略推進に係る人員数の増加等により人件費が増加する一方、個人情報保護法関連での支出が昨年
度で収束したことや、分母である正味収入保険料の増収により改善
○ソルベンシー・マージン比率
その他有価証券の評価差額(いわゆる含み益)の減少や巨大災害リスクの増加を主要因として、119.9ポイント減少
その他有価証券の評価差額減少:株式市況は前期末に比して若干上昇したが当社株式ポートフォリオの
構成割合の影響で含み益が減少
【決算概況:2社合算】
(単位:億円)
東京海上日動
05年度
実績
06年度
実績
増減
日新火災
増減率
05年度
実績
06年度
実績
2社合算
増減
18,927
19,280
+353
+1.9%
1,446
1,447
+0
保険引受利益
346
79
▲266
▲77.0%
▲24
▲67
▲42
資産運用損益
1,611
1,741
+130
+8.1%
87
84
▲2
経常利益
1,660
1,563
▲97
▲5.9%
53
6
▲47
特別損益
93
▲212
▲305 ▲327.8%
▲5
▲3
+2
1,221
964
29
4
▲25
正味収入保険料
当期純利益
▲257
▲21.1%
7
増減率
+0.1%
05年度
実績
06年度
実績
増減
増減率
20,373
20,727
+353
+1.7%
321
11
▲309
▲96.3%
▲2.8%
1,698
1,826
+128
+7.5%
▲87.8%
1,714
1,569
▲144
▲8.4%
87
▲215
▲302 ▲346.7%
1,251
968
−
−
▲85.6%
▲282
▲22.6%
日新火災の営業概況
チャネル別の動向:<営業統計保険料>
(単位:億円)
プロ
兼業
企業
金融
ディーラー
チャネル計
保険料
511
627
178
65
87
1,468
構成比
34.8%
42.7%
12.1%
4.5%
5.9%
100%
増収率
1.2%
1.4%
4.4%
▲6.9%
▲0.6%
1.2%
プロ・兼業のリテール主力チャネルで着実に増収
種目別正味収入保険料増収率および正味損害率
(単位:億円)
自動車
自賠責
火災
傷害
その他
海上
合計
保険料
761
220
247
109
97
10
1,447
増収率
0.2%
▲1.2%
0.4%
▲0.3%
1.3%
3.0%
0.1%
損害率
64.3%
72.8%
54.8%
47.7%
57.2%
46.4%
62.1%
8
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○チャネル別営業戦略
プロ(含研修生) :賠責やフリートなど、中小企業に対するコンサルティング販売手法を徹底的に指導
兼業(モーター)
:事故車入庫誘導やリサイクルパーツ使用自動車保険「アサンテ」を本業支援策として積極的に紹介
兼業(不動産) :賃貸入居者向け家財専用商品「Lプランスーパー」、保険料コンビニ払方式など、お客様の安心と
利便性向上、代理店の業務簡素化につながる商品・事務処理策を提供
○正味収入保険料増収率および損害率
自動車
:ご契約内容確認マップを活用した補償拡充により増収。損害率は若干上昇
自賠責
:新規代理店委託の進展に伴い台数は増加したが、正味収保は若干減収
火災
:正味収保は若干増収。損害率は自然災害により大幅に悪化
傷害・その他 :中小企業向け商品販売により増収。損害率は大口事故の増加により上昇
○販売網
新設・育成収保で一般計収保48億円(06年度新規代理店委託数1,303店)
※新設収保:06年度委託した代理店からの収保
※育成収保:05年度委託した代理店からの収保のうち、当年度の増収額
8
あんしん生命の決算概況
東京海上日動
東京海上日動
あんしん生命
あんしん生命
(単位:億円/件数:千件)
新
契
約
注1:あんしん生命が販売している医
療保険、がん保険等について
は、死亡保障がないため、統計
上、契約高には算入していない
注2:年換算保険料とは、1回あたり
の保険料に対して保険料払込
方法に応じた係数を乗じ、1年
あたりの保険料に換算した金
額 (例えば、月払契約であれ
ば、1ヶ月あたりの保険料に12
を乗じた金額)
保
有
契
約
個人保険
うち医療・がん等
件数
個人年金保険
合 計
個人保険
契約高
個人年金保険
個人保険
年換算
うち医療・がん等
保険料 個人年金保険
合 計
個人保険
うち医療・がん等
件数
個人年金保険
合 計
個人保険
契約高
個人年金保険
個人保険
年換算
うち医療・がん等
保険料 個人年金保険
合 計
保険料等収入
経常利益
当期純利益
基礎利益
ソルベンシー・マージン比率
2005年度
増減率
331
11.5%
176
8.3%
30 ▲ 55.3%
362
▲ 0.9%
19,365
9.1%
1,259 ▲ 52.8%
346
19.9%
131
63.6%
110 ▲ 57.2%
456 ▲ 16.5%
1,820
14.4%
735
22.6%
237
10.4%
2,058
13.9%
117,729
10.5%
9,412
10.7%
2,163
9.9%
383
41.2%
736
12.9%
2,900
10.6%
3,775 ▲ 14.4%
83 ▲ 18.9%
0
44.9%
53
41.6%
2,058.1%
307
160
17
324
19,494
722
601
85
55
657
2,013
846
244
2,258
128,246
9,677
2,594
437
753
3,347
4,062
86
0
17
2,585.6%
2006年度
増減
増減率
▲ 24
▲ 7.4%
▲ 16
▲ 9.5%
▲ 13 ▲ 43.4%
▲ 37 ▲ 10.4%
129
0.7%
▲ 537 ▲ 42.7%
255
73.9%
▲ 45 ▲ 34.7%
▲ 54 ▲ 49.6%
200
43.9%
192
10.6%
110
15.1%
7
3.0%
199
9.7%
10,516
8.9%
264
2.8%
430
19.9%
54
14.2%
16
2.3%
447
15.4%
286
7.6%
2
3.1%
0
29.3%
▲ 35 ▲ 67.0%
9
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【新契約】
○件数については、法人向け新商品の販売が好調であったものの、第三分野商品(長期傷害保険など)や個人年金保
険の販売の落ち込みにより、対前年37千件減少
○年換算保険料については、法人向け新商品の好調な販売に伴い、200億円増加
【保有契約】
○個人保険・個人年金保険とも、件数・契約高・年換算保険料のすべてにおいて増加しており、順調に拡大
【保険料等収入】
○個人年金保険の販売量の落ち込みにより一時払保険料が大きく減収した一方で、法人向け新商品の好調な販売に
伴い、286億円増加
【基礎利益】
○標準責任準備金の達成に向けて126億円(対前年+56億円)の追加積立を実施したことから、対前年35億円減少し17
億円となったが、追加積立実施前ベースでは、144億円(対前年+21億円)を達成
【トピックス】
○06年9月、以下の目的にて500億円の増資を実施
・中期計画における経営資源投入に向けた財務基盤の強化
・会計制度の変更に伴う金利変動リスクへの備え
・標準責任準備金達成に向けた強固な財務基盤の確保による、あんしん生命の健全性に対する信頼性の向上
9
フィナンシャル生命の決算概況
東京海上日動
東京海上日動
フィナンシャル生命
フィナンシャル生命
(単位:億円/件数:件)
個人保険
件数 個人年金保険
合計
新
個人保険
契 契約高
個人年金保険
約
個人保険
年換算
個人年金保険
保険料
合計
個人保険
件数 個人年金保険
保
合計
有
個人保険
契約高
契
個人年金保険
約
個人保険
年換算
個人年金保険
保険料
合計
保険料等収入
事業費
経常利益
当期純利益
基礎利益
ソルベンシー・マージン比率
2005年度
増減率
317 ▲97.0%
64,822 1,439.0%
65,139
341.2%
25 ▲96.6%
4,347 1,278.6%
1 ▲86.8%
427 1,532.9%
428 1,074.2%
44,499
▲4.0%
87,857
259.2%
132,356
86.9%
3,719
▲0.4%
6,832
293.3%
51
▲4.2%
574
316.1%
625
227.0%
825.2%
4,660
259
314.7%
▲222
▲222
▲150
577.2%
430
184,179
184,609
38
10,823
2
1,076
1,079
42,929
268,509
311,438
3,543
17,583
50
1,634
1,685
11,626
580
▲190
▲190
▲49
744.6%
2006年度
増減
増減率
113
35.6%
119,357
184.1%
119,470
183.4%
13
53.1%
6,476
149.0%
1
116.2%
649
152.0%
651
151.9%
▲1,570
▲3.5%
180,652
205.6%
179,082
135.3%
▲176
▲4.7%
10,751
157.4%
▲0
▲1.2%
1,060
184.5%
1,059
169.3%
6,966
149.5%
320
123.8%
32
32
100
-
10
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【新契約】
○新規委託金融機関の増加や商品の優位性により、金融機関窓販が大幅に拡大し、主力商品である個人年金保険の
新契約高は1兆823億円(前年増減率149.0%)となった
【基礎利益・当期純利益】
○基礎利益は、代理店手数料を中心とした事業費の負担が大きく、▲49億円となったが、新契約の増加による保有契
約の拡大に伴って収益力が高まり、対前年では100億円改善した
○当期純利益は、新契約増加に伴う危険準備金積み増し負担増もあり、▲190億円となったが、基礎利益の改善を反映
し、対前年で32億円改善した
【ソルベンシー・マージン比率】
○保有契約の拡大に伴って増加する最低保証リスクに対し、06年度より再保険を実施し、リスクコントロールを行った。また、200
億円の資本増強による財務体質の強化を行った
○上記のリスクコントロールや財務体質強化により、ソルベンシー・マージン比率は05年度末から167.4ポイント上昇し744.6%となった
10
ミレア連結決算の概況 損益計算書
(単位:億円)
05年度
06年度
増減率
経常収益
増 減
増減率
33,999
17.3%
42,185
8,185
24.1%
うち正味収入保険料
19,786
2.8%
21,486
1,700
8.6%
生命保険料 (注)
7,668
77.7%
13,879
6,210
81.0%
資産運用収益
3,264
52.4%
3,395
130
4.0%
32,634
18.3%
40,505
7,870
24.1%
11,174
▲2.3%
12,262
1,087
9.7%
3,693
8.6%
4,368
675
18.3%
401
17.1%
547
146
36.4%
591
▲28.0%
510
▲81
▲13.7%
8,694
172.6%
14,200
5,505
63.3%
152
▲43.8%
171
19
12.5%
3,785
0.5%
4,468
683
18.1%
経常利益
1,365
▲2.5%
1,680
314
23.1%
特別損益
34
-
▲261
▲296
▲858.7%
899
33.1%
930
30
3.4%
経常費用
うち正味支払保険金
諸手数料及び集金費
生命保険金等
支払備金繰入額
責任準備金等繰入額
資産運用費用
営業費及び一般管理費
当期純利益
(注)上表の生命保険料は連結損益計算書における生命保険料であり、生保単体損益計算書の保険料等収入から解約返戻金等を控除した額
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【経常収益】
○損保の正味収入保険料は、東京海上日動の増収に加え、海外子会社の好調、新規連結会社の貢献により、8.6%
の増収となって2兆円の大台を超えた。生命保険料はフィナンシャル生命の変額年金がさらに販売を拡大したことから大
幅に増収。資産運用収益の増加は、株式配当金などの利息及び配当金収入の増加が主因
【経常利益および当期純利益】
○経常収益の増収に対して、保険料増収に伴う責任準備金繰入負担の増加、自然災害による正味支払保険金の増
加、各費用での新規連結会社分の増加などによる経常費用の増加があったが、経常利益、当期純利益とも増益。
経常利益に比して当期純利益の増益幅が小さいのは、05年度の厚生年金基金代行返上益(特別利益)の反動が
原因
【05年度からの増減要因】
○経常収益・経常利益の事業別構成
(「セグメント情報」における外部顧客に
対する経常収益、経常利益の割合)
(単位;億円)
10,000
404
9,000
8,000
81
28
経常収益
1,700
7,000
5,505
6,000
5,000
損害保険事業
生命保険事業
その他の事業
108.3%
▲ 11.0%
2.7%
1,087
3,000
683
2,000
675
296
146
930
2 0 0 6年 度 当 期 純 利益
生 命保 険 金 等 の増 加
特 別 損益 の減 少
諸 手数 料 及 び集 金費 の増 加
営 業費 及 び 一般 管理 費 の増 加
11
正 味 支 払保 険 金 の増 加
責任準 備金 等繰入額 の増 加
そ の他
支 払 備 金 繰 入額 の減 少
利息及び配 当金収入 の増 加
正 味 収 入保 険 料 の増 加
生 命保 険 料 の増 加
899
2 0 0 5年 度 当 期 純 利益
0
経常利益
6,210
4,000
1,000
62.9%
36.1%
1.0%
ミレア連結決算と東京海上日動単体決算の対比
ミレア連結と東京海上日動単体の比較
ミレア
連結
正味収入保険料
05年度
東京海上
日動
連単
倍率
ミレア
連結
06年度
東京海上
日動
連単
倍率
(単位:億円)
増減率
ミレア 東京海上
連結
日動
19,786
18,927
1.05倍
21,486
19,280
1.11倍
8.6%
1.9%
1,365
1,660
0.82倍
1,680
1,563
1.07倍
23.1%
▲5.9%
899
1,221
0.74倍
930
964
0.96倍
経常利益
当期純利益
3.4% ▲21.1%
ミレア連結と東京海上日動単体の関係
(当期純利益)
=
+
+
+
+
+
東京海上日動
964億円
その他連結子会社
140億円
ミレア連結
930億円
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持分法投資損益
のれんの償却
パーチェス差額
消去等
1億円
24億円
▲ 45億円
▲155億円
12
【正味収入保険料】
東京海上日動も増収したが、他の連結子会社では新規連結会社があったほか、再保険会社をはじめとして各社とも総じ
て増収となったため、連単倍率が上昇した
【経常利益および当期純利益】
東京海上日動が自然災害の影響および政策株式売却益の減少などにより減益となった一方で、他の連結子会社では
海外保険会社が前期の米国ハリケーンの反動を初めとして総じて好調で増益となったことやフィナンシャル生命の収益性の改善
などにより、経常利益ではミレア連結が東京海上日動単体を上回った。パーチェス差額の減少も連単倍率上昇の要因。一方
で、その他の連結子会社に係る税負担などの理由により、当期純利益では東京海上日動がミレア連結を上回ることとなっ
た
○ミレア連結と東京海上日動単体の関係
ミレア連結決算は、東京海上日動単体決算を発射台とした場合、その他の連結子会社決算、持分法投資損益を加え、連
結特有の調整(のれんおよび負ののれんの償却、パーチェス差額の控除、消去等)を行うことによって算出
【パーチェス差額】 企業結合に係る会計処理のひとつとしてパーチェス法がある。これは、結合当事者間で規模等に差異が
ある場合、相対的に小さい方の会社が保有する資産をすべて時価評価し、これをもって連結上の簿価とするもので、
その結果資産売却時に生じる利益の差をパーチェス差額と呼ぶ。
具体例として、当グループは旧東京海上と旧日動火災の経営統合時(ミレアHD設立時)にパーチェス法を採用しており、旧日
動火災保有の資産については東京海上日動単体の簿価よりもミレア連結上の簿価が概して高いため、売却時には東京
海上日動単体での売却益よりもミレア連結での売却益が小さくなる構造となっている。
【のれん・負ののれん】 親会社の投資額と子会社の純資産を相殺消去する際に生ずる差額を貸借対照表に計上する
もの。親会社の投資額が子会社の純資産額よりも大きい場合は「のれん」、逆の場合は「負ののれん」となり、それぞ
れ資産、負債に計上される。現在は、20年以内に償却されることが要求されており、損益計算書にのれんの償却額と
して計上される。当期はのれんの償却額として24億円の利益(のれんの償却額と負ののれんの償却額のネット)を計
上しており、主なものは以下の通り。
・ミレアHD設立時の日動火災連結純資産と株式移転比率発表直前の日動火災の株価時価総額との差額
・東京海上日動フィナンシャル生命買収による投資額と純資産との差額
・レアルセグロス買収による投資額と純資産額との差額
なお、持分法投資損益の中にも、持分法適用会社に係るのれん相当額の償却が含まれている。
12
主要連結子会社のミレア連結決算への影響
(単位:億円)
1,563
964
連結調整後
当期純利益
1,021
日新火災(下期のみ)
38
23
10
あんしん生命
86
0
0
フィナンシャル生命
▲190
▲190
▲225
海外保険事業会社
330
283
204
金融事業会社
25
12
12
一般事業会社
20
11
13
経常利益
東京海上日動
当期純利益
注1: 「連結調整後当期純利益」とは、各連結子会社単体決算の当期純利益にぞれぞれのパーチェス差額、のれん・負の
のれんの償却額、留保利益税効果を加減したもの
注2: 06年度上期における日新火災の損益は、持分法投資損益に含まれている
13
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【連結調整後当期純利益】
○東京海上日動
パーチェス差額による減額があるものの、旧東京海上と旧日動火災の経営統合時(ミレアHD設立時)に計上した旧日動火災
に係る負ののれんの償却により、連結調整後の当期純利益が単体の当期純利益を上回る
○日新火災
今年度の経営統合時に計上した負ののれんの償却があるものの、パーチェス差額による減額があるため、連結調整後の
当期純利益が単体の当期純利益を下回る
○フィナンシャル生命
買収時に計上したのれんの償却により、連結調整後の当期純利益が単体の当期純利益を下回る(連結調整後の当期
純損失が単体の当期純損失を上回る)
○海外保険事業会社
Tokio Millennium Reなどの留保利益税効果、レアルセグロス(ブラジル)の買収時に計上したのれんの償却などにより連結調整
後に合算した当期純利益が調整前に合算した当期純利益を下回る
13
ミレア連結決算の概況 貸借対照表
科目
対前年度末
増 減
06年度
現金・及び預貯金
科目
7,841
2,634
保険契約準備金
13,208
5,763
126,831
16,991
貸付金
6,615
1,381
有形固定資産
3,598
468
無形固定資産
289
27
その他
うちのれん
267
21
負債の部合計
繰延税金資産
449
125
13,435
2,276
買入金銭債権
有価証券
その他
20,863
社債
2,839
365
退職給付引当金
1,570
40
繰延税金負債
7,913
1,002
負ののれん
1,654
300
18,595
5,094
138,162
27,665
1,500
-
資本剰余金
-
▲564
利益剰余金
10,242
335
▲50
65
(株主資本合計)
11,691
▲164
評価・換算差額等
22,292
1,891
122
118
34,107
1,845
172,269
29,669
資本金
その他
純資産の部
172,269
29,669
06年度
105,588
自己株式
資産の部合計
(単位:億円)
対前年度末
増 減
負債及び純資産の部合計
14
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【総資産】
フィナンシャル生命などの増収に伴う資産の増加や、日新火災およびAsia General Holdingsグループなど新規連結会社の総資
産が加わったことなどにより、総資産は2兆9,669億円増加の17兆2,269億円となった
【資産の部】
○買入金銭債権
東京海上日動でコマーシャル・ペーパーへ投資を増やしたことにより増加
○有価証券
フィナンシャル生命の売上拡大に伴う購入や日新火災の新規連結等に伴い増加
【負債の部】
○保険契約準備金
保険料の増収、新規連結会社の影響により責任準備金を中心に増加
○繰延税金負債
株価上昇により東京海上日動などのその他有価証券評価差額の増加に伴って増加
【純資産の部】
○評価・換算差額等
東京海上日動でのあおぞら銀行株式の上場や株価の上昇などによりその他有価証券評価差額金が増加
14
損害保険事業の2007年度業績予想
(単位:億円)
東京海上日動
増 減
正味収入保険料
日新火災
増減率
増 減
2社合算
増減率
19,510
+229
+1.2%
1,460
+13
+0.9%
保険引受利益
420
+340
+426.9%
▲38
+29
−
資産運用損益
1,408
▲333
▲19.2%
86
+1
経常利益
1,530
▲33
▲2.1%
40
+33
特別損益
247
+459
▲7
▲3
当期純利益
1,200
+235
20
+15
正味損害率
61.9%
+0.3%
60.8%
正味事業費率
31.2%
+0.5%
コンバインドレシオ
93.1%
+0.8%
増 減
増減率
20,970
+242
+1.2%
382
+370
+3129.8%
+1.6%
1,494
▲332
▲18.2%
+513.5%
1,570
+0
+0.0%
240
+455
1,220
+251
▲1.3%
61.8%
+0.2%
36.7%
+0.3%
31.6%
+0.5%
97.5%
▲1.0%
93.4%
+0.7%
−
+24.4%
−
+372.4%
−
+25.9%
15
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【東京海上日動】
¾正味収入保険料:火災保険で企業分野の増収、自動車保険で件数増加や06年12月改定効果等による増収を主因として
1.2%の増収を見込む
¾正味損害率 :自然災害発生保険金については06年度対比で減少する見込であるが、損害調査部門増強に伴う損調費
の増加や自動車保険の正味支払保険金の増加を見込み、0.3%の悪化を見込む
¾正味事業費率:業務適正化関連費用の増加等により0.5%の悪化を見込む
¾保険引受利益:損害率、事業費率ともに悪化する見込だが、増収要素に加え、自然災害や大口事故の反動による支払備
金積増負担の減少等を見込み、340億円の増加を見込む
¾資産運用損益:06年度のあおぞら銀行の上場に伴うキャピタルゲイン発生の反動を主因として333億円の減少を見込む
¾当期純利益 :07年度において従業員の確定給付企業年金から401kへの移行を予定している等、特別損益が459億円
増加することもあり、235億円の増加を見込む
【日新火災】
¾保険引受損益:正味収入保険料は、13億円と緩やかな増収。一方自然災害による影響の減少(▲7億円)や、統計的IBNR
の反動などによるIBNR備金積立額の減少(▲28億円)から、保険引受利益は改善を見込む
¾資産運用損益:前年度と同水準を見込む
¾当期純利益 :経常損益の増加に伴ない改善
【正味収入保険料】
(単位:億円)
東京海上日動
07年度
増減率
2,593
2,687
+3.6%
△4.9%
768
731
△2.4%
1,539
1,502
8,722
8,864
+1.6%
3,117
3,125
+0.3%
2,540
2,597
+2.3%
19,280
19,510
+1.2%
06年度
火 災
海 上
傷 害
自動車
自賠責
その他
合 計
06年度
247
10
109
761
220
97
1,447
15
日新火災
07年度
増減率
256
+3.5%
10
+3.4%
△0.6%
108
△0.1%
760
229
+3.9%
99
+1.5%
1,460
+0.9%
06年度
2,841
778
1,648
9,483
3,337
2,637
20,727
2社合算
07年度
増減率
2,943
+3.6%
△4.8%
741
△2.2%
1,611
9,625
+1.5%
3,355
+0.5%
2,697
+2.2%
20,970
+1.2%
国内生命保険事業の2007年度業績予想
<フィナンシャル生命>
<あんしん生命>
事業規模が順調に拡大する中、最低保証リスクの管理を
再保険等を用いて適切に行い、07年度末EVは1,119億円に
増加する見込み
生保の業績状況を表す様々な指標のうち、「EVの増加額」の
伸びを経営指標のひとつとしており、07年度末においても
堅調な成長を維持する見込み
年度末EV
4,000
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
増資
3,579
3,352
増資
800
400
255
200
03
04
05
0
07 (年度)
06
04
05
変額年金一時払保険料
(単位:億円)
12,000
601
個人保険
06
個人年金保険
(単位:億円)
10,976
10,000
8,000
8,000
400
297
346
324
288
6,000
258
110
55
100
03
04
05
06
07
03 04
(予想)
4,554
4,000
170
200
07 (年度)
(予想)
(予想)
500
0
200
610
600
新契約ANP
300
1,119
987
1,000
1,973
1,716
(単位:億円)
1,200
500
2,548
700
600
年度末EV
(単位:億円)
05
06
2,000
41
07 (年度)
0
389
04
(予想)
05
06
07 (年度)
(予想)
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16
あんしん生命の業績予想のポイント
○新契約ANPは、個人保険については前年度の法人向け新商品の増収効果が無くなるため減少が予想されるととも
に個人年金保険については円安の影響等により主力商品である「あんしんドル年金」の販売の減少が予想される
ことから、291億円の減少を見込んでいる
○年度末EVは3,352億円から3,579億円へ227億円の増加を見込んでおり、引き続き堅調な成長を維持する見込み
(単位:億円)
2003年度 2004年度 2005年度 2006年度
年度末EV
EV増減額
EV増減額(※)
新契約ANP
1,716
323
173
468
1,973
257
262
547
2,548
575
294
456
3,352
804
298
657
2007年度
(予想)
3,579
227
227
366
(※)金利変動・前提条件変更の影響・増資を除いたもの
【参考】その他の業績予測
<08年3月期>
・経常収益
4,707億円
・保険料等収入 4,135億円
・経常利益
61億円【160億円】
・基礎利益
7億円【106億円】
・当期純利益
0億円【 63億円】
注)【 】内は責任準備金追加積立前
フィナンシャル生命の業績予想のポイント
○07年度EV増加額は131億円と企業価値は年々高まっており、07年度末EVは1,119億円となる見込み
○07年度変額年金一時払保険料は、他社商品との競争激化が予想されることもあり、06年度から減少し 8,000億円
となる見込み
(単位:億円)
2007年度
2004年度
2005年度
2006年度
(予想)
年度末EV
255
610
987
1,119
EV増減額(除 増資)
▲2
154
178
131
EV増減額(※)
2
52
190
131
(※)運用の実績・想定差、前提条件変更、増資、劣後ローン、過年度契約に係る
再保険の影響を除いたもの
【EV(Embedded Value)とは】→19ページご参照
16
【参考】その他の業績予測
<08年3月期>
・経常収益
8,574億円
・保険料等収入 8,076億円
・経常利益
▲40億円
・基礎利益
▲2億円
・当期純利益
▲40億円
ミレア連結の2007年度業績予想
(単位:億円)
05年度実績
06年度実績
増減率
07年度予想
増減率
増減額
増減率
経常収益
33,999
17.3%
42,185
24.1%
40,210
▲1,975
▲4.7%
経常利益
1,365
▲2.5%
1,680
23.1%
1,810
129
7.7%
899
33.1%
930
3.4%
1,370
439
47.3%
当期純利益
05年度実績
通期
一株当り配当金
中間
30円
06年度実績
期末
−
30円
通期
中間
36円
15円
07年度予想
期末
21円
通期
36円
中間
18円
期末
18円
※ 一株当り配当金は、05年度実績も株式分割後のベースで表示
17
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○06年度実績と07年度予想の差異
【経常収益】
海外保険子会社が引き続き好調なこと、Asia General Holdingsグループの連結損益への新規反映、日新火災の連結損益
への貢献が通期化して増収となる一方で、フィナンシャル生命で大幅に増収した前年度対比で減収となることから▲4.7%の
減収となる見込み
【経常利益】
フィナンシャル生命における手数料負担の減少、保有契約の増大による収益性改善、海外保険子会社の好調維持などによ
り7.7%の増益
【当期純利益】
経常利益での要因に加え、東京海上日動で401k移行に伴う特別利益の計上などにより、特別損益が大幅に改善するこ
とにより47.3%の増益
17
ミレアグループの2007年度修正利益計画
(単位:億円)
事業ドメイン
国内損害保険事業
東京海上日動
日新火災
国内生命保険事業
あんしん生命
フィナンシャル生命
その他
海外保険事業
アジア
北中米
欧ア中東
南米
その他
再保険
金融・一般事業
グループ合計
グループ合計ROE
2005年度
実績
915
908
7
346
294
52
2006年度
修正計画
923
912
10
516
252
263
2006年度
実績
890
881
8
482
304
177
77
13
51
27
33
12
▲ 52
49
1,387
3.7%
210
15
50
15
44
13
79
29
1,679
4.0%
286
15
76
32
42
5
123
38
1,697
3.8%
2007年度
計画
886
864
21
361
227
131
2
278
43
48
23
47
11
111
36
1,563
3.4%
※ 2005年度の国内生保事業の修正利益(346億円)は、前提条件の変更、金利変動による影響等を除いたベース
18
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【2006年度実績】 (2006年度修正計画対比)
台風13号等の自然災害による発生保険金の影響などにより国内損害保険事業が減益となり、計画対比の販売量の減少
等により国内生命保険事業においても減益となった。一方で、大規模自然災害が無かったことなどによる再保険での増
益などにより海外保険事業で増益した結果、グループ合計での修正利益は18億円増益の1,697億円となった
【2007年度計画】 (2006年度実績対比)
○国内損害保険事業
正味収入保険料の増収を見込むものの、適正な業務運営の確立などのため各種費用が増加する見込みであることなど
から、▲4億円の886億円とする
○国内生命保険事業
新規の契約量の減少を見込むこと、システム開発等のインフラ整備のため事業費が増加することなどから、▲120億円の361
億円とする
○海外保険事業
引き続き事業基盤の拡充を進めつつ事業展開を行うが、好調であった前年度対比▲7億円の278億円とする
○金融・一般事業
06年度とほぼ同水準の36億円とする
18
ご参考
修正利益の定義
ミレアグループでは、以下の定義による修正利益を経営計画や株主還元の指標としています。
「修正利益」は損保事業に特有の各種準備金の影響を除くとともに、資産の売却・評価損益など、必ずしも損益の
源泉が当期だけに無いものを控除することにより、当期の純粋な損益を明確にした指標となっています。
また、生保事業のように会計的に利益認識が遅れる損益についても、エンベッディッド・バリュー(EV)の当期増加
額を当期の利益項目と読み替えることにより、投資や取組に対する成果を認識し易くしています。
(1)国内損保事業の修正利益=
財務会計
上の当期
純利益
+
異常危険
準備金
繰入額※1
+
価格変動
準備金
繰入額※1
−
ALM債券・金利
スワップ取引に
関する売却・
評価損益※2
−
保有株式・不動
産等に関する
売却・評価
損益等
その他の
特殊要素
※1 戻入額の場合はマイナスする
(2)国内外生保事業の修正利益=
EV※3の
当期増加額
−
<概念図>
EVの当期増加額
前期末
Embedded
Value※3
当期末
Embedded
Value※3
(3)海外損保事業=財務会計上の当期純利益から本社費等を控除した数値
※2 ALM=資産・負債総合管理
ALMの負債時価変動見合い
として除外
※3 EV、Embedded Value
本ページのノーツ部分をご参照
※4 すべて税引き後ベース
(4)その他の事業=財務会計上の当期純利益を使用
19
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修正ROE =
当期の修正利益合計額
価格変動準備金
異常危険準備金
+
EV額
(Embedded Value)
+
財務会計上の
純資産の合計
平均残高
ベース
財務会計上の
純資産の部合計
海外損保事業
国内損保事業
内外生保事業
その他事業
(注)すべて税引き後ベース
【EV(Embedded Value)とは】
生命保険事業の価値評価・業績評価手法の一つ
「純資産価値+保有契約価値」として計算されるもので、「純資産価値」は、貸借対照表の「純資産の部」に、純資産に加
算することが妥当と考えられる危険準備金および価格変動準備金(いずれも税引後の額)を加えて計算
一方、「保有契約価値」は保有契約から生じることが見込まれる将来の「(税引後)当期純利益」を基礎に、一定のソルベン
シーマージン比率を維持するために内部留保する必要のある額を控除した配当可能な株主利益を、リスクプレミアムを勘案した
割引率(リスク割引率)で割り引いて計算した現在価値の金額
19
ミレアグループの長期戦略
ミレアグループは
ミレアグループは、世界トップクラスの保険グループを目指します
、世界トップクラスの保険グループを目指します
◆国内損保事業:従来の保険の概念を超えた新しい商品・サービスの提供
◆国内損保事業:従来の保険の概念を超えた新しい商品・サービスの提供
◆国内生保事業:少子高齢化による生存保障・年金商品マーケットの拡大への対応
◆国内生保事業:少子高齢化による生存保障・年金商品マーケットの拡大への対応
◆海外保険事業:アジアやBRICs、欧米での生損保の積極的な事業展開(M&Aを含む)
◆海外保険事業:アジアやBRICs、欧米での生損保の積極的な事業展開(M&Aを含む)
◆金融一般事業:保険周辺事業の拡大による保険事業との相乗効果
◆金融一般事業:保険周辺事業の拡大による保険事業との相乗効果
2005年度
2015年度までに
ROE3.7%
ROE8%以上
4%
4%
6%6%
修正利益の規模は約3倍へ
修正利益の規模は約3倍へ
修正ROEは2倍以上へ
修正ROEは2倍以上へ
10%
20%∼25%
25%
25%
65%
65%
よりバランスの取れた
よりバランスの取れた
利益構造へ
利益構造へ
国内損保事業
国内生保事業
海外保険事業
金融・一般事業
40%∼50%
20%∼25%
20
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長期計画のマイルストーンとしての中期計画の数値目標
収益性の向上
08年度目標
05年度実績
修正利益
1,387億円
修正ROE
3.7%
37% アップ
1,900億円
35% アップ
5.0%
収益構造のバランス改善
05年度実績
08年度目標
割合
国内損保事業
915億円
65%
国内生保事業
346億円
25%
海外保険事業
77億円
6%
金融・一般事業
49億円
4%
20
全ての事業で
収益額アップ
割合
1,200億円
63%
400億円
21%
250億円
13%
50億円
3%
資本政策の考え方
① 保険事業の根幹は担保力という基本的な考え方に変わりはないが、
② 担保力と資本効率のより適切なバランスの実現を目指し、
③ 必要資本を超える部分については事業投資や株主還元に充当
フロー
利益
平均的な収益水準を株主還元(配当、自己株取得)に充当
まずは収益性・成長性の高い事業への投資原資として活用
最低維持資本
リスク顕在化後も事業
継続に必要な資本量
必要資本
ストック︵実質株主資本︶
余剰資本
数千億円程度
(07年3月末)
保険引受リスクや資産運用リスクを
99%ショートフォールという統計的
な手法を使って定量化
リスク資本
21
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【事業投資の考え方】
○必要資本を超過する部分のうち、余剰資本(ストック)部分については、原則としてグループ成長の鍵を握る収益性・成長性
の高い事業への投資に活用する
◇ 事業投資の状況(02年度∼06年度)
(単位:億円)
02年度
事業投資
03年度
414
04年度
05年度
392
612
06年度
797
累計
1,781
3,995
国内損保事業
22
0
148
0
619
789
国内生保事業
0
203
110
300
700
1,313
海外保険事業
388
154
354
477
443
1,816
金融事業
4
0
0
0
1
5
一般事業
0
35
0
20
17
72
◇ グループ修正利益の推移(02年度∼06年度)
02年度
国内損保事業
03年度
1,005 96%
04年度
05年度
(単位:億円、%)
06年度
1,315 76%
184 36%
915 65%
890 52%
323 19%
255 49%
346 25%
482 28%
国内生保事業
▲1
0%
海外保険事業
35
3%
70
4%
48
9%
77
6%
金融事業
7
1%
7
0%
17
3%
39
3%
28
2%
一般事業
3
0%
6
0%
14
3%
10
1%
9
1%
グループ合計
1,050 100%
1,721 100%
518 100%
1,387 100%
286 17%
1,697 100%
※ 05年度の国内生保事業の収益(346億円)については、前提条件の変更、金利変動による影響等を除いたベース
21
株主還元の充実
平均的な修正利益1200億円全額を株主還元に
株主配当
自己株取得
安定的な利益還元
安定的な利益還元
機動的な利益還元
機動的な利益還元
06年6月∼07年2月
06年度配当金
1株当たり中間配当金 15円(総額125億円)
1株当たり期末配当金 21円(総額172億円)
→ 06年度配当金計 36円(総額298億円)
自己株式取得額
850億円(1,972万株)
※ 日新火災との株式交換分578億円(1,400万株)
を除く
07年度取得方針
基本的な考え方
年間取得上限
平均的な修正利益に対する配当性向を
30%とすることを目指す
900億円
ミレアホールディングス設立時の発行済株式
総数 928,524,375株の11.5%を株主還元目
的で累計取得し、大半を消却済み
上場企業中トップクラスの株主還元率を継続
上場企業中トップクラスの株主還元率を継続
22
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○株主還元の状況
(単位:億円)
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007(予)
株主還元総額
165
165
1,185
1,120
890
1,102
約1,200
株主配当
165
165
185
196
189
252
298
自己株式取得
0
0
1,000
924
701
850
900
※2001、2002年は東京海上、日動火災の合算ベース。
※自己株式取得の年間計は当年度株主総会(6月)∼翌年度株主総会前(6月)の合計額。
○配当性向
配当性向の推移
40%
30%
30%
20%
25%
23%
20%
19%
19%
10%
配当金
02年度
03年度
04年度
2002年度
2003年度
2004年度
1株あたり(*1)
総額
平均的修正利益
05年度
06年度
2005年度
20
22
22
30
185
1,000
196
1,000
189
1,000
252
1,100
19%
20%
19%
23%
配当性向(*2)
07年度以降
2006年度
36 (円)
298 (億円)
1,200
25%
*1 2003/3∼2006/3までの1株あたり配当金は株式分割後のベース
*2 平均的な修正利益に対する配当性向
○取得自己株式の消却状況
消却日時
2004/7/9
2005/3/14
2006/3/28
2007/3/19
合計
消却株数
(万株)
3,500
3,000
2,000
1,900
10,400
消却額
(百万円)
91,591
88,252
70,119
80,629
330,591
保有自己株式(万株)
消却前
4,219
3,281
2,329
2,018
22
消却株数
▲ 3,500
▲ 3,000
▲ 2,000
▲ 1,900
消却後
719
281
329
118
消却率
83.0%
91.4%
85.9%
94.1%
第2部 信頼回復へ向けた取組み 目次
信頼回復のために 損害保険における一連の問題の発生原因----------- 24
信頼回復のために 損害保険における再発防止に向けた態勢整備------- 25
信頼回復のために 中長期的基盤の確立と業務革新プロジェクト--------- 26
信頼回復のために 生命保険における保険金等支払に関する調査------- 27
信頼回復のために 生保保険金等支払い漏れ・誤りの再発防止策---------28
損保営業における取組み(東京海上日動の方針)-----------------------29
損保営業における取組み(東京海上日動の自動車保険)------------------30
損保営業における取組み(東京海上日動の企業向け保険)----------------31
損保既存販売基盤の整備と業務適正化(東京海上日動)---------------- 32
銀行窓販に対する取組み------------------------------------------ 33
郵政民営化対応------------------------------------------------- 34
東京海上日動の資産運用の全体像と為替・金利の影響----------------- 35
東京海上日動の純投融資の基本方針と運用状況---------------------- 36
あんしん生命の取組み方針---------------------------------------- 37
フィナンシャル生命の販売戦略とリスク管理--------------------------- 38
海外保険事業の拡大の持続(収入保険料)---------------------------- 39
海外保険事業の拡大の持続(修正利益)------------------------------ 40
海外保険事業の課題---------------------------------------------- 41
海外再保険事業の現状と計画-------------------------------------- 42
金融事業の取組み方針-------------------------------------------- 43
ミレアグループ企業群・格付・時価総額・株主構成比-------------------- 44
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23
23
信頼回復のために
損害保険における一連の問題の発生原因
問題の発生
保険金の支払い漏れ
(付随的保険金・
第三分野保険金
各種返戻金の
火災保険の割引
の不適切な不払い
支払い漏れ
適用漏れ等
「組み合わせ」)
問題の原因
商品
■商品ラインナップ
の過剰な複雑化
■商品内容の過剰な
複雑化
規定・事務
■不十分な引受け
マニュアル
■不十分な計上事務
システム
引受け実務
保険金支払
■保険金支払に係る
■契約者(被保険者)
■保険金支払に係る
システムチェックの
への不十分な説明
マニュアルの整備
システム
■募集関連ルールの
不十分
■契約内容確認、
約款の参照などに
■頻繁な商品・規定の
関するシステムの
改定
不十分
不徹底
■マニュアルに沿った
■ルール通りの運用
運用の不徹底
の不徹底
不十分
24
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経 緯
付随的な保険金の
支払漏れ
2005年9月30日
金融庁より付随的な保険金の支払漏れに関する報告
徴求命令(東京海上日動、日新火災)
2005年11月25日
金融庁より損保26社に対して業務改善命令発令(東
京海上日動、日新火災)
2006年7月13日
業務改善計画書提出(東京海上日動、日新火災)
2006年9月29日
金融庁宛再調査結果を報告(東京海上日動、日新火
災)
累計件数
金額
TMNF:東京海上日動
NF :日新火災
金融庁より付随的な保険金の支払漏れに係る調査完
2006年11月17日 了時期等に関する報告徴求命令(東京海上日動、日
新火災)
保険金の
支払
第三分野商品の
不適切な不払い
2006年12月8日
2007年3月末までに調査を完了する旨報告(東京海上
日動、日新火災)
TMNF:84,785件 TMNF:6,854百万円
2007年3月30日
調査結果の報告(東京海上日動、日新火災)
2006年7月14日
金融庁より第三分野商品に係る保険金の支払いに関
する報告徴求命令
2006年10月31日
金融庁宛調査結果を報告(東京海上日動、日新火
災)
2007年3月14日
金融庁より東京海上日動、日新火災はじめ損保10社
に対して第三分野商品に関する行政処分発令
NF
:14,422件 NF
:
867百万円
●第三分野商品契約の締結・募集等の業務の停止
(3ヶ月:東京海上日動)
●第三分野商品契約の認可申請・届出等の業務の停
止(3ヶ月:東京海上日動、1ヶ月:日新火災)
2007年4月13日
業務改善計画書提出(東京海上日動、日新火災)
TMNF: 1,190件 TMNF:
391百万円
NF
103百万円
:
54件 NF
:
金融庁より火災保険の適正な募集態勢にかかる点検
2006年12月20日
要請
保険契約の 火災保険の適正な
引受け
募集に係る点検
2007年3月30日
火災保険一斉点検の調査結果報告
TMNF:26,979件 TMNF:2,020百万円
2008年5月末を期限として、全種目に亘る契約更新機
会に契約内容の適正性について調査・確認を実施中 NF
24
: 2,812件 NF
:
169百万円
信頼回復のために
損害保険における再発防止に向けた態勢整備
高い業務品質の維持(業務革新プロジェクトや業務改善計画の徹底など)
不断の人材育成
お客様、代理店とのコミュニケーションの強化
永続的
取組み
適合性の原則に対応した意向確認書面の確実な取り付け
契約更改時を中心に契約内容の適切性について調査・確認する
(2008年5月末まで)
第三分野に係る行政処分対応
研修実施・資格取得推進
第三分野商品の不適切な不払い保険金
の支払完了(2007年5月末まで)
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信頼の回復へ向けての努力
2007年
7月末
2008年
5月末
■お客様などの社外の視点による経営管理態勢の強化
・業務品質改善委員会に消費者代表2名が社外委員として参加
・社外委員を過半数とするコンプライアンス委員会の牽制機能の強化
・社外監査役の増員
■問題発見の仕組みの強化
【お客様の声】外部からの問題指摘
・お客様の声部の設置
・消費者モニター制度の創設と代理店モニター制度の拡充
【内部監査】内部からの問題指摘
・内部監査要員の増強
・保険金支払管理部門に対する内部監査の強化、代理店監査の充実
■保険金支払管理態勢の強化
・新たなシステムサポートによる業務プロセスの見直し
・再審査請求制度の抜本的見直し
・保険金支払い部門の増員
・適切な業務運営を行うための規定、マニュアルの見直し
■保険募集態勢の強化
・募集品質基準の策定
・保険募集人の資格取得
・東京海上日動独自の販売資格制度の創設
・あんしんマップ(ご契約内容確認書)の使用による契約締結時におけるお客様意向確認の徹底
25
25
信頼回復のために
プロジェクト概要
中長期的基盤の確立と業務革新プロジェクト
代理店システム刷新と完全キャッシュレス
を軸とした業務プロセス革新
業務品質の
飛躍的な
向上と効率化
社員・代理店における
業務削減効果10∼30%
保険約款・特約の大幅簡素化
商品ラインナップ1/2に統合
基幹ITシステムの刷新・スリム化
システム開発効率30%UP
07年度方針
適正な業務運営の徹底のためにスケジュールを変更し、 保険金支払管理、募集
管理の態勢強化に関するシステム開発を最優先で実施する
業務プロセス革新の着実な進捗状況
05年4月からの改善状況と効果
(主力商品である自動車保険の例)
代理店計上率
91.1% ⇒ 94.7%
迅速・正確な保険証券の作成、契約計上業務の平準化
キャッシュレス比率
42.1% ⇒ 75.1%
社員・代理店の時間創出、事務の効率化
早期継続率
29.4% ⇒ 50.7%
契約継続率の向上、コンサルティング営業のための時間創出
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注)早期継続率:満期日4週間前までの契約継続率
26
【プロジェクト概要】
○代理店システムによる効率的な業務支援をベースにした、代理店業務の完全IT化(計上業務、見積り・申込書作成など)、完全
キャッシュレス化(クレジットカード払、コンビニ払の本格導入など)による保険料領収・管理業務からの解放
○商品ラインナップ、特約の整理・統合・簡素化を図り、お客様にとって分かりやすい商品を実現し、事務を簡素化
○主要な基幹システムをスリム化し、今後のシステム開発効率を大幅に改善
【適正な業務運営のためのインフラ】
○スタート当初(04年3月)から、契約時にはじまり保険金お支払い時に至るまで、業務プロセスに沿って現在発生している問題を
分析の上、発生させない仕組みをプロジェクトの中にビルトインする方向で検討
○業務革新プロジェクトにより、代理店・会社の業務品質を高めることで、情報セキュリティ、個人情報保護、SOX法対応、コンプライア
ンスの遵守等により求められる、経営の透明性にも対応可能
○適正な業務運営の徹底のために開発スケジュールを変更し、 保険金支払管理、募集管理の態勢強化に関するシステム開発を
最優先で実施
【費用】
○費用(一時コスト)は2006年度から2010年度までの5年間で約630億円 ← 直近計画では4年間で約600億円
(中期計画期間中の2006年度から2008年度の3年間では約380億円)
業務革新プロジェクトのスケジュール概要
06年度
07年度
08年度
09年度
10年度
業務適正化
(業務品質向上)
基盤整備
・IT基盤刷新
・代理店システム刷新
業務革新プロジェクトと
併行的に実施
物件費約320億円
初期投下コスト
約630億円
自動車保険の刷新
火災保険・新種保険の刷新
【物件費削減効果】
プロジェクト完了後には年間80億円の物件費削減効果を見込む
26
信頼回復のために
調査内容
生命保険における保険金等支払に関する調査
07年2月1日、金融庁より保険業法第128条第1項に基づく報告徴求を受領
01年度∼05年度までの5年間に保険金等をお支払いした全事案(202,093
件)について、「支払い漏れ」、「支払い誤り」、「請求勧奨漏れ」がなかった
かについて点検を実施
◆「支払い漏れ」および「支払い誤り」:1,026件(136百万円)
①保険金・給付金:931件(135百万円) ②各種返戻金等:95件(1百万円)
その他
事務作業における
20%
22%
入院給付金
の支払不足
調査結果
計算誤り
58%
31% 69%
システムの不具合
手術給付金
による計算誤り
の支払不足
◆「請求勧奨漏れ」の可能性のある事案:2,036件
保険金・給付金について、「お客様にご案内することでお支払いできる
可能性がある事案」2,036件を抽出
注:上記はあんしん生命での調査結果。このほか、フィナンシャル生命で5件・0.4百万円(手術給
付金の支払不足:2件・0.2百万円、契約解除に伴う払戻金の支払不足3件・0.2百万円)の支払
い誤りが判明(「請求勧奨漏れ」はなし)
27
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○「支払い漏れ」および「支払い誤り」
全ての調査を完了し、保険金・給付金については、お客様と連絡が取れない等の事情のある事案を除き、追加の支
払いを完了。各種返戻金等については、07年6月末までに完了予定
(5/22時点で1,026件中965件支払完了(支払完了率:94.0%))
支払い漏れ、支払い誤り事案
件数(件)
金額(百万円)
左記のうち、支払完了事案
件数
(件)
金額(百万円)
支払完了率
保険金
26
25.2
25
25.1
96.1%
給付金
905
109.5
897
107.9
99.1%
各種返戻金等
95
1.2
43
0.02
45.2%
1,026
135.9
965
133.1
94.0%
合計
○「請求勧奨漏れ」
お客様にご案内することでお支払いできる可能性のある契約2,036件を抽出。お客様への病名告知の問題などを十分
に踏まえた上で、今後、順次案内を行い、お客様と連絡が取れない等の事情のある事案を除き、07年9月末までに支
払を完了予定
27
信頼回復のために
生保保険金等支払い漏れ・誤りの再発防止策
保険金等請求件数の大幅な増加や環境変化(第三分野商品の保険金等を
適切にお支払いするために、従来以上に専門的な医療知識や経験が必要と
なる等)を踏まえた態勢(要員・教育・システム・チェック態勢等)が不十分
発生原因
<主な再発防止策>
5.経営による関与の強化
1.要員の確保と教育体制の強化
・態勢の充実(【今後も引き続き実施】)
・取締役会委員会として「保険金等支払管理委員
会(仮称)」を設置 (【今後実施】 07年度∼ )
・内部監査のより一層の充実(【今後実施】 07年度∼ )
2.チェック態勢の強化
・「支払審議チーム」の設置(【実施済み】 06年3月)
・「お客様サービス部事務管理グループ」の設置
( 【実施済み】 06年11月)
・お支払いできないと判断した事案の事後検証
態勢の構築(【実施済み】 06年11月)
・「支払審査会」の設置(【実施済み】 06年11月)
6.商品開発・改定態勢の強化
・「商品開発・改定会議」の設置(【実施済み】 07年1月)
7.お客様の声への対応態勢の強化
3.請求勧奨態勢の強化
・お客様へのご案内の充実(【順次実施中】)
・「請求勧奨チーム(仮称)」の設置(【今後実施】 07年10月∼ )
・「企画部お客様の声室」の設置
(【実施済み】 06年11月)
・「保険金相談コーナー」の新設と機能拡充
(【実施済み】 07年2月設置、【今後実施】機能拡充は
07年度∼)
・お客様からの異議・不服申し立てへの対応態勢
の強化: 「社外弁護士相談制度」・「再審査請求制
度」の導入(【今後実施】 07年10月∼ )
4.システムの改善と強化
・現行システムの強化(【順次実施中】)
・システムの刷新( 【今後実施】 08年度∼09年度)
28
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○01年1月からの第三分野商品の発売に伴い、保険金・給付金の支払件数は年々増加し「支払い漏れ」等の件数も04年度
までは増加
○これまで種々の再発防止策を講じてきた結果、05年度には「支払い漏れ」等の件数が減少し、発生率は01年度以降低下
「支払い漏れ」・「支払い誤り」の発生状況(推移)
支払件数
60,000
30,000
20,000
10,000
0.53%
支払漏れ
等の件数
支払件数
32,458
0.6%
0.49%
0.47%
40,315
46,990
0.5%
56,237
26,092
185
01年度
発生率
0.7%
0.71%
50,000
40,000
支払漏れ
等の件数
発生率
173
02年度
198
03年度
28
219
04年度
0.28%
156
05年度
300
0.4%
200
0.3%
100
0.2%
損保営業における取組み(東京海上日動の方針)
2007年度 正味収保見込み
徹底的な対話
19,510億円 対前年比101.2%
の実践
高品質な
サービスの
提供
¾ 自動車保険:101.6%(07年度正味収保見込み)
トータルアシスト切替効果等による単価アップ
契約継続率アップ、キャッシュレス比率改善
お客様の新たなニーズを喚起した補償内容を拡充
¾ 火 災 保 険 :103.6%(07年度正味収保見込み)
銀行窓販や日本郵政グループなど新しい販売基盤
に対して積極的な取組みを展開
•
•
既存販売基盤の質的向上に向けての支援策を拡充
拡張担保地震など企業分野が拡大
•
¾業務品質の向上
9きめ細かな販売基盤品質管理への移行(代理店単位から募集人単位へ)
9「適合性原則」に対応した契約者意向確認の徹底
9引受面での課題の徹底解決
¾業務革新プロジェクトの推進 →
26ページ
¾持続的成長に向けた基盤作り
9 優良な販売基盤の新設および育成 → 32ページ
9 郵政・銀行窓販への的確な対応 → 33∼34ページ
9 企業のお客様のニーズに合ったソリューションのご提供 → 31ページ
9 グローバル展開するお客様への対応強化 → 39∼41ページ
9 ディーラー代理店の販売生産性向上 → 30ページ
など
信頼回復に向けた
優先的な取組み
29
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好調な業績の維持と持続的な成長に向けた基盤作り
106
118
116
105
営業統計ベース 部門別
一般収保計累計前年比の推移
114
104
対前年度累計
パーソナル : 100.7%
コマーシャル : 103.4%
ディーラー : 107.3%
112
110
103
108
対前年度
102.8%
102
106
営業統計ベース
一般収保計累計前年比の推移
各部門とも 前
年を上回る水準
で推移
104
101
102
100
06年
4
06年 月
5
06年 月
6月
06年
7
06年 月
8
06年 月
9
06年 月
1
06年 0月
11月
06年
12月
07年
1
07年 月
2
07年 月
3月
9
06年 月
10月
06年
11
06年 月
12月
07年
1月
07年
2月
07年
3月
8月
06年
7月
06年
6月
06年
5月
06年
06年
06年
4月
100
パーソナル
コマーシャル
デ ィーラー
東京海上日動では、個人向け販売基盤を中心とする営業拠点をパーソナル部門、企業向け販売基盤を中心と
する営業拠点をコマーシャル部門、自動車ディーラー代理店を中心とする営業拠点をディーラー部門と区分して、各部
門の特徴に合った管理や経営資源配分を実施している
29
損保営業における取組み(東京海上日動の自動車保険)
104
2006年度新車販売台数
累計伸び率95.9%
営業統計ベース
自動車収保累計前年比の推移
103
2006年度契約台数伸び率
101.5%
×
102
対前年度累計
101.4%
等級進行および年齢条件変更
の単価への影響が約▲1.0%
101
100
2006年度平均単価伸び率
99.9%
=
常に前年度を上回る水準で推移
06年
4月
06年
5月
06年
6月
06年
7月
06年
8月
06年
9月
06
年1
0月
06
年1
1月
06
年1
2月
07年
1月
07年
2月
07年
3月
2006年度自動車保険料
伸び率 101.4%
30
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注)満期日4週間前までの契約継続率
○継続率の大幅な引き上げ
自動車早期継続率(注)
自動車キャッシュレス口座比率
06年3月末 07年3月末 改善幅
31.7%
42.2% +10.5%
52.1%
67.8% +15.7%
継続率改善幅
0.7ポイント
○保険料単価維持の努力
¾06年12月実施の商品改定による単価アップ効果の継続
¾ト-タルアシストは05年8月の発売以来3年目を迎えるが、さらに切替比率の上昇を見込む
70.0%
【参照:トータルアシストの価格】
第三世代商品
トータルアシスト
左記条件に加え、各種アシスタ
ンスが充実
■弁護士費用特約
■入院時選べるアシスト特約
が付帯されるとともに
■臨時運転者補償
も標準装備
•20等級
•車両価格140万円
•35歳以上担保
•ゴールド免許
•用途:日常・レジャー
•弁護士特約なし
保険料
+約5%
保険料61,230円
68.0%
66.0%
64.0%
62.0%
60.0%
58.0%
ト-タルアシスト
56.0%
比率の推移
保険料64,020円※
※06年12月改定後
○ディーラー代理店の販売生産性向上
54.0%
52.0%
¾「適正な業務運営」を通じたお客様からの信頼回復が優先課題
¾「お客様根拠」に基づいたディーラービジネスモデルの構築
20
06
年
2 0 4月
06
年
2 0 5月
06
年
2 0 6月
06
年
2 0 7月
06
年
2 0 8月
06
年
20
9
06 月
年
2 0 1 0月
06
年
2 0 1 1月
06
年
1
2 0 2月
07
年
2 0 1月
07
年
2 0 2月
07
年
3月
従来型商品
TAPナビ
・お客様の認識を終始、分析し、取組方針やディーラー代理店への企画提案に反映
・ディーラー代理店と一体になった保険代理店としての品質向上
¾「お客様へ価値提供」ができるディーラー代理店の育成
30
損保営業における取組み(東京海上日動の企業向け保険)
112
好調な国内企業業績と
好調な国内企業業績と
本格的なグローバル化の進展
本格的なグローバル化の進展
企業向け保険の好調な業績と
企業向け保険の好調な業績と
企業における新たなリスクの認識
企業における新たなリスクの認識
企業のお客様のニーズに合った
企業のお客様のニーズに合った
ソリューションのご提供
ソリューションのご提供
∼ミレアグループ総合力を活かした提案∼
∼ミレアグループ総合力を活かした提案∼
110
対前年度累計
110.4%
108
常に前年度を大きく
上回る水準で推移
106
104
営業統計ベース
海上保険収保累計前年比の推移
102
ソリューションの
ソリューションの
強化と定着
強化と定着
基盤作りとしての
基盤作りとしての
人材育成の強化
人材育成の強化
持続的成長の獲得
持続的成長の獲得
0 6年
4月
0 6年
5月
0 6年
6月
0 6年
7月
0 6年
8月
0 6年
9月
0 6年
1 0月
0 6年
11
0 6年 月
1 2月
0 7年
1月
0 7年
2月
0 7年
3月
100
世界貿易の拡大と国際海上物流の活発化や船腹拡大
を背景として、船舶保険や外航貨物海上保険が伸長。
船舶保険においては海上の石油・天然ガス開発案件の
増加もあり対前年度111.3%。外航貨物海上保険におい
て中国・アジア、北米・欧州に加え、東欧・ロシア・中南
米・アフリカ等貨物も増え、貨物保険は対前年110.1%。
国内トップの伸びで、マーケットシェアを大幅に拡大
31
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企業における新たなリスクの認識
¾
¾
¾
海外 グローバル化に伴うサプライチェーンマネジメントの高度化や複雑化 ⇒ 操業中断リスクのインパクト増大
国内 金融商品取引法や新会社法の制定 ⇒ 内部統制に関する体制構築の必要性の高まり
共通 事故を起こさないための体制作り ⇒ 実質的なリスク低減につながる事前対策
賠償責任 → 情報漏洩、IT、医療過誤、D&O、PL/リコール ⇒ ファイナンス(保険)とコントロール(コンサル)両面の取り組み
自然災害 → 巨大自然災害リスク(地震)に関する対応 ⇒ 企業地震保険/デリバティブ、BCP(事業継続計画)策定
ソリューションの強化と定着
コマーシャル部門の営業力の
基盤強化
¾ リスクコンサルティング子会社→BCPや内部統
制などの体制構築支援コンサルティング、各
種リスク評価業務
¾ メディカルサービス子会社→社員支援プログラ
ム(EAP)事業、生活習慣病対策事業、コー
ルセンター事業
¾ ファシリティビジネス子会社→ビルマネジメント事
業、ファシリティマネジメント事業
¾ デリバティブハウス子会社→資金調達支援
業務、資産運用支援業務
¾ アセットマネジメント子会社→投資顧問業、投
資信託業務
¾ ベンチャーキャピタル子会社→プライベートエクイ
ティ投資業務
¾ アシスタンスサービス子会社
¾ 介護サービス子会社
※43∼44ページご参照
¾コマーシャル部門におけるアンダーライティング研
修の義務化と修了の徹底
¾コマーシャル部門管理職に対するリスクソリューショ
ン研修の強化
¾グローバル対応力強化研修の実施や英語
研修の強化
¾社内留学(オープントレーニング)の活用による
情報や最新ノウハウの共有化
¾財務アプローチにおける「アレンジャー」型営業
担当者育成のための各種研修の実施
31
損保既存販売基盤の整備と業務適正化(東京海上日動)
代理店およびその構成員たる募集人
と社員の間における「共育」
適正募集に向けた新たな代理店支援制度
募集ミニマム基準
(1)「適正な保険引受」の推進をしていること
(2)保険募集上の不適切事案が生じていないこと
どうしても充足が
困難な場合
全代理店・募集人が
充足できるよう支援
約6万の代理店単位の従来の支援を改め
100万人にも及ぶ募集人全員が
充足できるように教育・支援を徹底的に実施
中核代理店との提携、
事務のアウトソーシング、
取扱種目の限定など
一層徹底した各種支援制度
代理店に対する社員の支援力を向上
新しい資格制度を設け、各種研修を実施してノウハウ、スキルを体得
32
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【業務改善計画に基づく営業部門の主な取り組み】
・募集品質の策定(07年7月):保険募集人が達成すべき「募集品質基準」を定め、営業・代理店等へ徹底
・第三分野社員資格制度(07年5月∼):第三分野商品の募集人教育を行なう前提として、社員に対する教育・資格制度を
創設
・第三分野代理店販売資格制度(07年5月∼):第三分野商品の全募集人に、適正募集、告知受領、「適合性の原則」対応
等の研修受講、確認テスト合格を義務付け
・新商品販売時等の募集人教育(07年7月∼):新商品販売・商品改定時に保険募集人に対して研修・教育を実施
○代理店数の推移
04年度
当社
全社
(単位:店)
06年度
05年度
64,669
286,576
63,413
266,753
61,641
※253,810
※ 06年度は速報ベース
○IP採用数、代理店新設数(パーソナル部門)
04年度
IP採用数
経営者コース
従業員コース他
代理店新設数
699
389
310
1,788
649
05年度
(単位:名、店)
06年度
872
541
331
2,448
731
維持基準クリア(※)店数
(※)一般計200万、または生保+長期第三1,000万円以上
○パートナーズ代理店
04年度
設立社数(累計)
収保合計
専業チャネルにおけるウェイト
1店当り平均収保
7(58)
12,579
2.6
217
809
469
340
2,302
588
(単位:社、百万円、%)
05年度
06年度
8(66)
16,118
3.1
241
7(70) ※
18,689
3.5
297
※合併による▲3を含む
32
○チャネル別代理店数、一般計収保構成比(06年度末)
店数
専業・プロ
IP ※
企業
金融機関
ディーラー・メーカー
整備工場・中古車販売
その他
合計
12,193
1,257
7,521
1,051
2,325
19,083
19,048
62,478
(単位:店、%)
収保割合
29.0
0.5
23.6
3.6
21.8
8.2
13.3
100.0
※雇用型IP等837を含む
※パートナーズ代理店 : 最高品質のお客様サービスを提供す
る代理店として当社が認定する中核代理店のうち、当社社
員が社長(転籍者を含む)を務める当社グループ会社出資の
代理店
銀行窓販に対する取組み
お客様の利便性の向上
多様化する
お客様ニーズに対応
銀行窓販全面解禁(07年12月予定)
銀行窓販マーケットの拡大
積極的な経営資源の投入
積極的な経営資源の投入
コンプライアンスの推進
コンプライアンスの推進
商品供給の強化
商品供給の強化
損害
サービス
401k
天候
デリバティブ
販売支援の強化
販売支援の強化
損保
人材育成
投信
ミレアグループの総合力
リスク
コンサルティング
第三分野
変額年金
生保
定額年金
33
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【銀行窓販マーケットの拡大】
07年12月に予定されている銀行窓販全面解禁により保険購入窓口が拡大され、「資産運用ニーズ」、「生存保障ニーズ」等、
多様化するニーズに対してワンストップでサービスが提供できる体制を金融機関が整える。これによって、お客様にとっての利
便性が向上し、銀行窓販のマーケットは今後大きく拡大すると考える
【ミレアグループの戦略】
ミレアグループは東京海上日動、あんしん生命、フィナンシャル生命及び各事業会社を通じて、損保、変額年金、定額年金、投信、
401k、天候デリバティブ他、様々な商品・サービスを提供している
これからもミレアグループの総合力を強みとして、専門性を生かした商品・サービスの提供を行なうとともに、金融機関に対して
販売支援体制を強化する
また、銀行の影響力を行使した販売や抱き合わせ販売を禁止するための「弊害防止措置」対応と合わせ、適正な募集
運営のためのコンプライアンスについても、引き続き積極的に対応する
【参考:委託金融機関数・販売実績の推移】
07年3月末現在の委託金融機関数(銀行・信金等、除く証券)は、東京海上日動401、あんしん生命236、フィナンシャル生命
90となっている
【生損保の販売実績推移】
損保の販売実績推移(一般種目計・営業統計保険料ベース)
単位:億円
金融機関チャネル計
01年度
02年度
657
03年度
694
04年度
701
05年度
683
06年度
693
683
生保の販売実績推移(保険料収入ベース)
単位:億円
02年度
03年度
04年度
05年度
06年度
定額年金
1,417
964
1,543
626
314
変額年金
3
23
139
3,840
10,426
33
郵政民営化対応
自動車保険商品供給会社公募の経緯
(1)郵便局会社にて、07年10月から首都圏の23局で自動車保険販売開始
(2)07年3月に東京海上日動を幹事会社とする7社による共同保険を採用することを決定
(3)東京海上日動は、代申会社(06年8月に指名)としての支援に加えて、商品供給会社
(幹事会社)として、販売支援を実施
東京海上日動・あんしん生命「日本郵政室」の設立
日本郵政グループ
東京海上日動・日本郵政室
日本郵政
連携・場所的統合
ミレアとしての
郵便事業会社
一元的対応
郵便局会社
ゆうちょ銀行
あんしん生命・日本郵政室
かんぽ生命
34
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【自動車保険商品供給会社の公募の経緯】
・郵便局会社にて、07年10月から首都圏の23局にて自動車保険販売開始(外務員による取扱いとする方向で検討)。取
扱い開始後、取扱い局の段階的拡大を検討
・07年1月に商品供給会社の公募が行われ、同3月に東京海上日動を幹事会社とする7社による共同保険を採用するこ
とを決定。今後具体的な商品内容を確定
・東京海上日動としては、06年8月に指名された代申会社としての支援に加えて、商品供給会社(幹事会社)として販売
支援等を実施
【東京海上日動・あんしん生命「日本郵政室」の設置 】
・郵政民営化に対するミレアとしての一元的対応を目的として、07年7月に東京海上日動・あんしん生命の両社に「日本郵
政室」を設置
・両部門は場所的に統合、連携を取って日本郵政グループ各社に対して適正な業務の推進を中心とした一元的な対応を
行う
34
東京海上日動の資産運用の全体像と為替・金利の影響
単年度毎の安定的な収益を確保しつつ、中長期的
単年度毎の安定的な収益を確保しつつ、中長期的
な純資産価値の拡大、財務基盤の拡充を目指す
な純資産価値の拡大、財務基盤の拡充を目指す
金利変動の影響
金利変動の影響
¾ サープラス型ALMを原則
東京海上日動のバランス・シート
《運用方針》
(07年3月末)
時価ベース剰余価値
(資産価値−負債価値)
の安定的コントロール
ALM
ALM資産
資産
33%
リスク調整後リターン
(RORAC)の向上を目標
純投融資
純投融資 7%
保険取引とのバランス
で保有。資本効率向上
のため削減を継続
政策株式
政策株式
40%
短資・短資見合
短資・短資見合
5%
債券等
債券等
保険金支払能力維持の
ため一定の流動性を確
保。効率的に運用
その他
その他
注)その他:関連会社株式、
不動産、非運用資産など
積立保険
積立保険
負債
負債
市場金利の上昇
市場金利の上昇
→資産価値(債
券価値)の減少
運用資産
保険負債
→保険負債価値
の減少
¾ 金利上昇の場合、フロー面では利息配当
収入の向上が期待できる
一般勘定・
一般勘定・
自己資本
自己資本
為替変動の影響
為替変動の影響
全体として為替変動の影響を受けにくい構造
¾ ALMや、中長期運用であるオルタナティブ
投資では原則としてヘッジを実施
15%
¾ 在外支店で保有する外貨建支払備金等は
資産運用部門で一元管理(原則ヘッジ)
100%
資産計
11兆1,774億円
¾ 一部、短期市場リスク運用では収益を追求
35
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【ALM】
○積立保険のお客様からお預かりした資金を安定的に運用
○金利スワップ等の活用により、時価ベース剰余価値を市場金利変動に対して原則中立に維持(「サープラス型ALM」)。但し、
長期的な金利上昇を見込み、一部の長期性負債では金利上昇に強いポジションを保有
○大幅な金利上昇の場合、特に満期の長い有価証券では、財務会計上評価損の影響が大きくなるが、同時に負債価
値も減少するため、時価ベース剰余価値で見れば実質的な影響は小さい
【参考】
06年度末ALM剰余の金利感応度
(単位:億円)
06/3末
金利が1%上昇した際の
ALM剰余の変化額
【政策株式】
07/3末
東京海上日動
一般勘定
積立勘定
195
-33
228
204
10
194
あんしん生命
496
660
合計
691
864
○含み益3.5兆円、含み益がゼロとなるTOPIXの水準は約400ポイントと、大きな評価損は発生し難い構造
○但し、絶対量として総資産の4割を占める状態であり、中長期的には削減の方針(08年度までに約1,500億円売却予
定)。06年度はこのうち約450億円の売却を実施
【短資・短資見合債券等】
○ゼロ金利政策解除やその後の政策金利引き上げのタイミングを捉え、短期国債からより利回りの高いCPへシフトしたこと
等により、短資運用収益を向上させた
【インカム利回りについて】
・06年度のインカム利回りは2.45%となった
・東京海上日動ではALM運用において金利リスクコントロールを行なう際に、国債現物を購入するだけでな
く、取引に機動性のある金利スワップも積極的に活用している。保険負債の金利リスクをコントロールする上
では両者の効果はほぼ同等であるが、国債の利息収入はインカム利回りに算入されるが、金利スワップ
の受払利息は算入されない。このため、現状のような金利環境では、金利スワップの利用度合いが大
きい当社の場合は、開示利回りが低めに表示されることがある
35
東京海上日動の純投融資の基本方針と運用状況
06年度の運用状況
06年度の運用状況
純投融資の基本的な資産配分方針
純投融資の基本的な資産配分方針
相場全体との連動性(β値)と流動性を基軸に、
投資対象の特性に応じた分散を図る
↑低
流動性リスク
プレミアム
流動性
︵
換金性︶
高↓
資産配分
の機動性
ストラクチャード
商品等
プライベート・
エクイティ等
ヘッジファンド等
内外株式・債券
への中長期投資
〇期中2度の世界同時株安を経ながらも、
分散投資が奏功し、良好なパフォーマンス
を達成
⇒RORACで約16%※と高い収益を確保
〇4年連続で安定的に高い収益率を維持
RORAC実績の推移
20%
←低 相場全体との連動性(β値) 高→
デューデリジェンス・ノウ
ハウ等による+α獲得
16%
15%
長期運用による
リスクプレミアム
10%
〇投資対象や投資手法の分散に加えて、運用
の担い手の分散(外部委託先の活用)にも努
める
インハウス運用: 42% *比率は資本
外部委託運用 : 58%
5%
0%
2003
配分ベース
2004
2005
2006
※無リスク金利、経費、税金を控除したベース
36
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【純投融資の基本的な考え方】
○資産運用の収益力強化の柱。中長期的な純資産価値拡大を掲げ、RORAC(Return on Risk Adjusted Capital:時価
ベースのトータルリターン(インカム収益+実現キャピタル損益+含み損益の増減)÷リスク量)の向上を図る
(※)無リスク金
利、経費、税金を控除したベース
○収益の安定化を企図し、相場全体との連動性(βリスク)と流動性(換金性)に配慮して分散投資。アセットクラスの分散、
投資手法の分散に加え、運用の担い手の分散(インハウス運用だけでなく外部運用委託先の選定スキルも積極的に活
用)も図る
【純投融資の06年度の状況】
○オルタナティブ運用では、従来から先端的な投資手法を取り入れてきたことが奏功し、過去に実行した投資案件からの
収益の実現により引き続き好調
○市場リスク運用では、06年5月、07年2月と期中2度の世界同時株安を経ながらも、インハウス運用、外部委託運用ともに
良好なパフォーマンスを達成
○この結果、純投融資全体のRORACは約16%となった
<オルタナティブ運用の例>
•
クレジットデリバティブ(信用リスクのオフバランス取引)
•
ABS(Asset Backed Securities)(貸付債権等を裏付とする証券化商品投資)
•
不動産証券化商品(不動産を裏付とする証券化商品投資)
•
プライベートエクイティ(国内外の未公開株式への投資)
•
バイアウト(企業買収や企業再生等に関する投資)
•
ヘッジファンド(様々な投資手法を駆使する国内外運用者への外部委託投資)
【純投融資の今後の取組み】
○短期的な相場動向に惑わされず、長期的に基本的な資産配分方針を維持し、収益率の向上を目指す
○投資対象や投資手法の分散に加えて、投資タイミングの分散も心がけ、収益の安定化を図る
○外部委託運用では、グローバルな視点から、更に優良な投資案件へのネットワークの拡大、深耕を図る
36
あんしん生命の取組み方針
「日本一 お客様・代理店から信頼される保険会社」に
第二の創業プロジェクト
適正な業務運営
「ご提案∼契約保全∼保険金・給付金等
の支払い」に至る一連の業務プロセスの
改善 (迅速・正確・高品質)
お客様の視点に立った業務プロセスの革新
販売基盤の強化
収益構造の改善
お客様本位の販売を実践するための
販売基盤の強化
・適正な募集を確実に行える募集人の育成
・生損保トータルでのコンサルティングを実践
できる募集人の育成
販売計画の見直し
経営資源配分(要員・システム・施策コスト等)の検討
適正に保険金・給付金をお支払いする
ための態勢の構築
中期計画(ステージ拡大2008)の見直し
37
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「第二の創業プロジェクト」の概要
【お客様の視点に立った業務プロセスの革新】
○保有契約件数は既に225万件を突破し、特に保有契約の保全業務にかかるウェイトも急拡大している。
こうした現状を踏まえ、「お客様本位」という開業以来の原点に立ち返り、常に「お客様の視点」を意識した業務
プロセス全体の見直しを行う
○06年10月に専任部署(企画部業務革新グループ)を設置し検討を進めている
【販売基盤の強化】
○クロスセルは当社の特徴であり強みである一方、環境変化の中で、従前の取り組みだけではかつての成長性の確保が
難しくなっている。損保代理店は当社の中心チャネルであり、今後、更なる対策の強化を行うことで、一層の伸張を目指し
ていく
○一方、生命保険業界における競争激化やお客様ニーズの多様化に伴い、ライフプロや来店型ショップ等の新興チャネルの成
長が著しい。また、銀行窓販や郵政民営化等、販売チャネルの多様化も進んでいる。こうした新しいチャネルの変化のスピー
ドに対応するため、新たな追加施策を検討していく
※ 販売チャネル別のウェイト(営業統計保険料ベース)
損保代理店
LP
ライフプロ
銀行窓販
通販
2005年度
73%
9%
12%
5%
2%
2006年度
67%
8%
21%
2%
1%
【収益構造の改善】
○契約当初のコスト負担が大きく、その後、長期的に収益をあげるという生命保険商品の特徴から、比較的歴史の浅い生
命保険会社である当社は、収益面での改善は大きなテーマのひとつである。こうした観点から、当社における収益状況
を再検証し、収益性の更なる向上に向けた対策の検討を進めている
37
フィナンシャル生命の販売戦略とリスク管理
販売戦略
チャネル
戦略
商品
戦略
リスク管理
◆ミレアグループが一体となったきめ細かなサポートを引き続き実施することにより、
提携金融機関との連携を強化し、銀行窓販ビジネスにおけるグループの総合力
を発揮
◆07年3月末の提携金融機関は97社になるなど、販売基盤の構築は一定の段階に
到達
◆07年度はホールセラーの要員拡充および教育体制の整備等を行い、営業力を質
量ともに強化
◆06年4月に「とどくんです」、06年5月に「三味一体」の販売をそれぞれ開始
◆他社商品との競争激化が予想される中で、お客様にとっての商品魅力、販売会
社にとっての売り易さ、商品の収益性・リスクを総合的に判断の上、スピード感を
持って商品開発・商品改定を実施
◆最低保証リスク(GMAB・GMIB・GMDBリスク)は、99%ショートフォールベースで、
運用ファンドの価格下落が発生した場合の保有価値の減少額をリスク量として、
定量的に計測
◆保有契約の拡大に伴う上記で測定される最低保証リスク量の増加に対応するた
め、05年度より金融デリバティブを活用したヘッジ、06年度より再保険をそれぞれ
実施
◆JPモルガンとの合弁再保険会社Tokio Marine Bluebell Reの活用により、リスク
コントロール手段の多様化が図られ、継続的かつ安定的な変額年金販売が可
能となる体制が確立
◆07年度はTokio Marine Bluebell Reを中心に、外部再保険会社を併用して、商品
特性に合わせたリスクコントロールを実施
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【主要商品】
年金受取総額保証付変額個人年金保険GF
商品名
「ベストシナリオ」「グッドニュース」「とどくんです」
「三味一体」「マリンウェイブ」
○契約当初に設定した目標値に到達すると運用成
果を自動的に確保
多機能付変額個人年金保険GF
「アズユーライク」「ねんきん新世代」
特長
○株式組入比率の相対的に高い特別勘定で運用
○「基本プラン」「年金原資確保プラン」「年金原資
加算プラン」から自由にプランを選択可、プラン
変更も可
○「年金原資保証プラン」では、運用期間満了時に
元本割れた場合、年金原資を一括で100%最低
保証
○運用期間満了時に元本割れていても、受取総額
(GMIB)で年金原資を100%保証
競争力
「年金原資保証プラン」は、現在変額年金市場の主
流となっているGMABタイプ。特別勘定の高い株
式組入比率に強み
200万円∼4億5,000万円
基本保険
金額
200万円∼5億円
0歳∼75歳
引受年齢
0歳∼75歳 (年金原資保証プラン)
「早期運用成果確保型」というカテゴリーでは業界
初の商品で銀行窓販市場に急速に浸透。
【最低保証の種類】
最低保証リスク
が顕在化
一時払保険料
GMAB
積立金
残高
GMDB
GMIB
最低保証リスク
が顕在化
・・・
運用期間
38
海外保険事業の拡大の持続(収入保険料)
正味収入保険料
4,500
(単位:億円)
4,163
06年度は04年度対比で
06年度は04年度対比で
約2.7倍、約2千億円の増加
約2.7倍、約2千億円の増加
4,000
3,195
3,500
3,000
2,402
2,500
成長の要因
成長の要因
2,000
1,500
◆元受:
◆元受:
2000
2000年以降の出資案件が順調に推
年以降の出資案件が順調に推
移してローカルビジネスが拡大
移してローカルビジネスが拡大
1,187
1,000
◆再保険:
◆再保険:
米国での自然災害リスクの中低位レ
米国での自然災害リスクの中低位レ
イヤーの引受拡大
イヤーの引受拡大
500
0
04年度
05年度
06年度
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07年度
見込
39
【正味収保】
アジア
アジア損保
アジア生保
北中米
欧ア中東
南米
南米損保
南米生保
その他
損保計
生保計
元受合計
再保険
合計
(単位:億円)
04年
313
05年
471
272
41
340
131
581
142
171%
108%
665
522
114%
368%
444
113
80
523
135
873
569
189
1,087
109%
140%
125%
642
217
1,346
113%
115%
124%
80
0
629
245
753
334
120%
137%
950
396
126%
118%
39
948
41
990
198
1,187
69
1,696
376
2,072
329
2,402
87
2,180
476
2,656
538
3,195
125%
129%
127%
128%
163%
133%
90
2,564
918
3,482
680
4,163
104%
118%
193%
131%
126%
130%
06年
07年見込
154%
1,187
対前年比
723
*損保は正味収保、生保は収入保険料
*現法においては、出資比率分のみ
2000年以降の主な出資案件等
00年度
01年度
02年度
03年度
04年度
05年度
06年度
インド損保出資
タイ生保出資
マレーシア損保出資、台湾損保出資
中国生保出資
リタカフル出資 (シンガポール)、TMグローバル開業 (英国)
ブラジル損保・年金出資、中国・天安 中盛国際出資
ホンリョンタカフル出資 (マレーシア)、アジアAGH出資 (シンガポール、マレーシア)
39
対前年比
164%
海外保険事業の拡大の持続(修正利益)
修正利益
(単位:億円)
350
286
300
06年度は04年度対比で
06年度は04年度対比で
約3.7倍、約2百億円の増加
約3.7倍、約2百億円の増加
279
250
200
成長の要因
成長の要因
150
◆アジア、
◆アジア、BRICs
BRICsの成長市場におけ
の成長市場におけ
る収益性を伴った規模拡大
る収益性を伴った規模拡大
100
78
◆欧米等の成熟市場における着実
◆欧米等の成熟市場における着実
な収益拡大
な収益拡大
77
50
◆再保険事業に対する積極的な取
◆再保険事業に対する積極的な取
組み
組み
0
04年度
05年度
06年度
07年度
見込
40
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【修正利益】
(単位:億円)
04年
3
13
16
126%
07年見込
44
アジア損保
アジア生保
8
-5
24
-11
34
-18
143%
-
28
15
84%
-
北中米
欧ア中東
南米
43
23
1
51
27
33
77
32
43
151%
118%
129%
48
24
48
63%
74%
112%
1
0
23
10
27
16
117%
155%
31
17
115%
106%
10
87
-5
81
4
78
12
137
-1
136
-52
77
5
175
-2
173
123
286
43%
128%
127%
373%
12
143
33
176
111
279
219%
82%
101%
90%
97%
アジア
南米損保
南米生保
その他
損保計
生保計
元受合計
再保険
合計
05年
06年
対前年比
対前年比
*本邦税引後。修正利益合計からは本社費を控除
*現法においては、出資比率分のみ
ROE
4.0%
2.7%
9.5%
7.8%
○06年の大幅な増益には以下の特殊要因も貢献している(合計で約90億円)
・大規模自然災害が少なく再保険事業が好調
・米国でのIBNR取り崩し
・円安による増益効果
○07年は、特殊要因を捨象して計画を策定しており、06年の実績対比では減益要因となるが、特殊
要因を除くベースでは増益計画となる
40
275%
海外保険事業の課題
既に買収や出資をした案件を通したローカルビジネスの拡大
成長市場
アジア
および
BRICs
成熟市場
欧州
北米
従来から
の拡大路
線の更な
る継続
アジアのターゲット国を中心とした更なるM&A戦略の展開
有望なタカフルビジネスの国際的パイオニアとしての事業の拡大
巨大市場
での新た
な成長戦
略の展開
蓄積した経験・ノウハウ・人材を活用したローカルビジネスの拡大
マーケット状況を見極めながら慎重かつ大胆なM&A戦略の展開
日系進出企業のニーズに合った優れた商品・サービスの継続的なご提供
共 通
グローバルな展開に必要なガバナンス・リスク管理・コンプラ態勢の充実
41
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始まるAsia
始まるAsiaGeneral
GeneralHoldings(AGH)によるアジア展開
Holdings(AGH)によるアジア展開
○07年1月子会社化、07年3月公開買い付け完了(当社の出資比率92.1%)
○07年1月子会社化、07年3月公開買い付け完了(当社の出資比率92.1%)
○07年3月シンガポール、マレーシアの生保会社の名称をTM Asia Lifeに変更
○07年3月シンガポール、マレーシアの生保会社の名称をTM Asia Lifeに変更
○07年7月末(予定)マレーシアの損保を当社現法(TMIM社)と統合
○07年7月末(予定)マレーシアの損保を当社現法(TMIM社)と統合
ミレアグループの営業基盤や保険技術とのシナジーにより、シンガポールやマレーシアにおけるローカルビジネスの更なる拡大を図る
ミレアグループの営業基盤や保険技術とのシナジーにより、シンガポールやマレーシアにおけるローカルビジネスの更なる拡大を図る
新たな成長戦略
新たな成長戦略
○従来のアジアやBRICsに止まらず、欧米でも、M&Aも視野に入れた成長戦略を立案・実行
○従来のアジアやBRICsに止まらず、欧米でも、M&Aも視野に入れた成長戦略を立案・実行
○綿密かつ慎重な市場調査・デューディリジェンスや、各国法制とのコンプライアンスに十分留意し、規律をもって推進
○綿密かつ慎重な市場調査・デューディリジェンスや、各国法制とのコンプライアンスに十分留意し、規律をもって推進
海外保険事業の新体制
海外保険事業の新体制
海外保険事業の急速な拡大、ローカル化の進展などオペレーションの質的な変化に対応し、グループ海外保険事業(損保元
海外保険事業の急速な拡大、ローカル化の進展などオペレーションの質的な変化に対応し、グループ海外保険事業(損保元
受、損保再保険、生保)に関わる戦略企画および経営管理の機能の一元化と強化を図るために、本年7月の機構改
受、損保再保険、生保)に関わる戦略企画および経営管理の機能の一元化と強化を図るために、本年7月の機構改
革でミレアホールディングスに海外事業企画部を新設
革でミレアホールディングスに海外事業企画部を新設
41
海外保険事業
海外再保険事業の現状と計画
再保険子会社とその引受対象分野
東京海上日動
東京海上日動
Tokio
TokioMillennium
MillenniumRe
Re
Tokio
TokioMarine
MarineGlobal
Global
・任意再保険
・スペシャルティ
・特約再保険
Tokio
TokioMarine
MarineGlobal
GlobalRe
Re
・巨大災害リスクの再保険
<再保険事業戦略>
今後の戦略の方向性
- 高格付(S&P
高格付(S&P AA他
AA他)と十分な資本力
- ブランド力と市場での高いプレゼンス
- 独自のリスク管理技術
・アジア地域の特約再保険
<事業成績−再保険子会社3社計>
2006年度決算成績と2007年度事業計画
800
600
(億円)
680
700
538
正味保険料
500
税引前当期利益
400
300
上記を活用した、収益重視の観点から
引受規律を維持した事業の拡大を図る
189
174
06年度実績
07年度事業計画
200
100
0
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42
【再保険市場の動向】
○06年は、05年度のハリケーン・カトリーナの影響や、モデル会社のリスク定量化モデルの改定(元受会社のリスク量増大)、格付機
関のリスク評価基準の厳格化等により、全体として自然災害再保険需要は旺盛であった。一方、米国自然災害以外のリ
スクについては、近年巨大災害がないこともあり需給環境はソフト化の傾向が見られる
【今後の再保険事業展開】
○ミレアグループ全体として海外事業からの利益の比率を長期的に20%∼25%に引上げることを目標にしており、06年度も着
実に実績を挙げつつある。具体的な戦略としては既存子会社が行っている引受分野について保険引受リスクの定量化
などリスク管理手法の更なる向上を図りつつ、収益重視の観点から引受規律を維持した事業を拡大
■ Tokio Millennium Re (バミューダ)
○設立:
2000年3月
○資本金: US$650百万
○事業概要:巨大災害リスクの再保険
○2006年度実績:正味保険料 298億円
税引前当期利益 148億円
■ Tokio Marine Global(ロンドン)
Global(ロンドン)
○ 開業:
2005年1月
○ 資本金: £125百万
○ 事業概要:①任意再保険(一部元受を含む)
②スペシャルティ
③特約再保険
○2006年度実績: 正味保険料 148億円 税引前当期利益
21億円
■ Tokio Marine Global Re (ダブリン)
○設立:
1996年12月
○拠点:
ダブリン本店ラブアン(マレーシア)支店
○資本金: US$63百万
○事業概要:アジア地域の特約再保険
及びグループ再保険の保有拠点
○2006年度実績:正味保険料 93億円 税引前当期利益
42
20億円
金融事業の取組み方針
金融事業グループ会社の受託残高は4.8兆円に拡大(対前期比+1.0兆円)
金融事業グループ会社の受託残高は4.8兆円に拡大(対前期比+1.0兆円)
(兆円)
金融事業グループ会社の受託残高の推移
6.0
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
0.0
投資顧問分野の残高増加
投資顧問分野の残高増加
〇TMAの受託する投資顧問分
4.8
3.8
1.5
2003
末)と対前期比+0.6兆円強
2.4
2004
野の残高は、約3.8兆円(07/3
の増加
2005
2006
投信事業の拡大
投信事業の拡大
〇年金投資一任契約残高で、
国内第4位(06/12末)
ロゲー
〇リテール分野において、銀行窓販や新光証券との提
携等を通じて、投信販売の拡大を推進
〇東京海上Rogge社※の運用
〇東南アジア株式を投資対象とした商品やラップ口座
向け商品等、お客様のニーズに合致した新商品を投
入して残高を拡大
中心に、受託残高は順調に
する外国債券特化型商品を
拡大
※英国の運用会社Rogge社との合弁会社。
43
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【06年度実績】
東京海上アセットマネジメント投信の投資顧問及び投資信託の受託残高が大幅に増加したことをはじめ、ベンチャーキャピタルの
東京海上キャピタル、デリバティブの東京海上フィナンシャルソリューションズ証券、不動産投資顧問ミレア・リアルエステイトリスク・マネジメントと
いった各事業が順調に展開しており、06年度の当期利益は28億円(持分考慮後)となった
【主な金融事業グループ会社の概要と取組み】
<東京海上アセットマネジメント投信>
・1985年設立。当初は投資顧問業としてスタートし、1998年より投信事業へ参入
・伝統的な資産(内外株式・債券)に加え、オルタナティブ、プライベート・エクイティ、コモディティ関連ファンド等、幅広い運用商品を提
供。投資顧問分野に加え、投信分野でも新光証券との提携などを通じ、残高を順調に拡大
<東京海上キャピタル>
・1991年設立。ベンチャー企業及びバイアウト案件に投資するプライベート・エクイティ・ファンドの運営事業を展開
・運用ファンド総額(コミットメント金額ベース):約720億円(ファンド数 5本)
<東京海上フィナンシャルソリューションズ証券>
・1997年設立。2002年にバンクワンとのJVを解消し、当社100%子会社化。デリバティブを活用したお客様への金融ソリューション
を提供。PFI関連アレンジメント業務や証券化アレンジメント業務など取扱商品を拡大
<ミレア・リアルエステイトリスク・マネジメント>
・2003年設立。機関投資家向け不動産投資ファンドの組成支援、運営受託業務を実施
・受託残高は物件価値ベースで約1,500億円。従来の「物件固定型」不動産ファンドに加え、投資物件の機動的な入替えを
行なう「ブラインド・プール型」ファンドの運営を開始
<AIFAM Inc.>
・06年8月に東京海上日動がAIFAM社の普通株31%を取得。 AIFAM社( 2001年設立 )は、主に機関投資家向けにオルタ
ナティブ投資に関するコンサルティング・サービスやファンド・オブ・ヘッジファンズの提供を行なう、資産運用コンサルティング会社
<東京海上Rogge社(Tokio Marine Rogge Asset Management Limited)>
・グローバル債券運用で実績のある英国の運用会社Rogge社と同等の運用サービスを日本国内において提供することを目
的に、 TMAとRogge社との折半出資により、2003年10月、英国に設立した運用会社
43
ミレアホールディングス
ミレアホールディングス
(上場持株会社)
(上場持株会社)
東京海上日動
東京海上日動リスクコンサルティング
東京海上日動リスクコンサルティング
東京海上アセットマネジメント投信
東京海上アセットマネジメント投信
日新火災
東京海上キャピタル
東京海上キャピタル
東京海上日動あんしん生命
東京海上フィナンシャルソリューションズ証券
東京海上フィナンシャルソリューションズ証券
東京海上日動ベターライフサービス
東京海上日動ベターライフサービス
東京海上日動フィナンシャル生命
インターナショナルアシスタンス
インターナショナルアシスタンス
東京海上日動
Tokio Marine
Asia
あんしんコンサルティング
東京海上日動調査サービス
東京海上日動調査サービス
東京海上日動
キャリアサービス
東京海上日動
東京海上日動
サミュエル
サミュエル
新安東京海上産物保険
新安東京海上産物保険
Tokio
Tokio Marine
Marine Newa
Newa Insurance
Insurance
損害保険会社
(台湾)
IFFCO-TOKIO
IFFCO-TOKIO General
General
Insurance
Insurance Co.,
Co., Ltd.
Ltd.
損害保険会社
(インド)
東京海上日動
ファシリティーズ
東京海上日動
メディカルサービス
The
The Tokio
Tokio Marine
Marine and
and Fire
Fire
Insurance
Insurance Company
Company
(Singapore)
(Singapore) Pte.
Pte. Ltd.
Ltd.
ミレア・モンディアル
ミレア・モンディアル
Tokio
Tokio Marine
Marine Insurans
Insurans
(Malaysia)
(Malaysia) Bhd.
Bhd.
損害保険会社
(マレーシア)
ミレア・リアルエステイト
リスク・マネジメント
生命人寿保険
生命人寿保険
Sino
Sino Life
Life Insurance
Insurance Co.,Ltd.
Co.,Ltd.
生命保険会社
(中国)
Millea
Millea Life
Life Insurance
Insurance
(Thailand)
(Thailand) Public
Public Co.,
Co., Ltd.
Ltd.
生命保険会社
(タイ)
Tokio Marine
Bluebell Re
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リスクコンサルティングサービス
投資顧問業、投資信託委託業
プライベートエクイティ投資
デリバティブ事業
シルバー関連サービス
緊急アシスタンスサービス
損害調査
東京海上日動システムズ
東京海上日動システムズ
システム開発・運用
東京海上日動事務アウトソーシング
東京海上日動事務アウトソーシング
生損保事務の受託
Tokio
Tokio Marine
Marine Europe
Europe Insurance
Insurance
保険業
Tokio
Tokio Marine
Marine Brasil
Brasil Seguradora
Seguradora
保険業
Asia
Asia General
General Holdings
Holdings
損害保険会社
(シンガポール)
生損保持株会社
Tokio
Tokio Millennium
Millennium Re
Re
再保険業
Tokio
Tokio Marine
Marine Global
Global
再保険業
Tokio
Tokio Marine
Marine Global
Global Re
Re
再保険業
Tokio
Tokio Marine
Marine Management
Management
保険代理業
etc.
etc.
Real
Real Seguros
Seguros S.A.
S.A.
Real
Real Vida
Vida ee Previdencia
Previdencia S.A.
S.A.
損害保険会社(ブラジル)
生命保険会社(ブラジル)
44
ミレアグループの信用格付およびソルベンシーマージン比率
(07年5月10日現在)
格付会社
対 象
ミレアホールディングス
東京海上日動
日新火災
東京海上日動
あんしん生命
A / ポジティブ
AA / 安定的
S&P
保険財務力格付
AA / 安定的
ムーディーズ
保険財務格付
Aa2 / 安定的
AA+ / 安定的
フィッチ・レーティングス 保険会社財務格付
A.M.Best
財務力格付
A++ /安定的
格付投資情報センター
(R&I)
長期優先債務格付
AA+ / 安定的
AA / 安定的
日本格付研究所
(JCR)
長期優先債務格付
AAA / 安定的
AA / 安定的
AA+ / 安定的
保険金支払能力格付
AAA / 安定的
AA+ / 安定的
AAA / 安定的
保険金支払能力格付
ソルベンシーマージン比率(07年3月末現在)
東京海上日動
フィナンシャル生命
−
1,097.5%
1,012.6%
2,585.6%
744.6%
世界の保険会社時価総額ランキング
(2007年5月18日現在)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
社 名
AIG
バークシャー ハザウェイ
中国人寿
ING
アリアンツ
アクサ
ジェネラリ
マニュライフ
平安人寿
メットライフ
プルデンシャル(米)
チューリッヒ
アビバ
ミュンヘン再保
オールステート
プルデンシャル(英)
トラベラーズ
スイス再保
エイゴン
ハートフォード
AGF
ミレアホールディングス
時価総額
226,925
202,381
158,004
120,483
118,732
113,773
73,915
67,934
65,409
61,457
57,965
54,707
51,524
49,244
46,165
45,546
45,270
42,455
40,841
40,061
39,216
38,918
(単位:億円)
株主構成比率
金融機関
外国人
個人・その他
事業法人
証券会社
44
07年3月末 06年9月末 06年3月末 02年4月初
37.4%
39.9%
39.3%
46.1%
36.0%
34.3%
36.8%
23.9%
15.6%
15.1%
14.0%
17.7%
9.9%
9.6%
9.5%
10.8%
1.2%
1.1%
0.5%
1.6%
< ご注意 >
本資料は、現在当社が入手している情報に基づいて、当社が本資料の作成時
点において行った予測等を基に記載されています。これらの記述は将来の業績
を保証するものではなく、一定のリスクや不確実性を内包しております。従って、
将来の実績が本資料に記載された見通しや予測と大きく異なることになる可能
性があることをご承知おきください。
お問い合わせ先
株式会社ミレアホールディングス
経営企画部 広報IRグループ
E-mail : [email protected]
Tel
: 03-6212-3402,3408,3415
ホームページ
http://www.millea.co.jp/
45
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45
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