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第 5 節 生涯スポーツの推進

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第 5 節 生涯スポーツの推進
第 5 節 生涯スポーツの推進(生涯スポーツ)
5 - 1 スポーツ活動の推進
【現状と課題】
本市でも高齢化が進み、市民の健康に対する関
心は高まってきています。市民アンケート調査(平
成26年度)によると、市民がスポーツに一番期待
していることは「心身の健康の維持・増進」で、
二番目には「趣味・生きがい・楽しみづくり」で
した。今後は、スポーツをする市民の裾野を広げ
ていくために、情報の提供やスポーツを行う場所、
機会の設定など、スポーツをしやすい環境づくり
を進めていくことが必要です。また、東京オリン
ふじかわキウイマラソン
ピック・パラリンピックの開催により、スポーツ
への関心が高まることから、あらゆる世代の皆さんにスポーツを楽しむことができる機会
を提供することが求められています。
【施策の方向性】
富士山女子駅伝
スポーツを始めるきっかけがない人、スポーツ
が苦手な人や初心者、障害のある人などが気軽に
参加できる機会を提供します。また、スポーツの
情報を提供するため、情報の一元管理を行い、富
士市ウェブサイトなどの充実をはじめ、誰でも簡
単に情報を入手できる仕組みづくりに取り組みま
す。さらに、市民が参加したいと思うようなスポ
ーツ大会、市外からも参加するような魅力的なス
ポーツ大会の開催に努めます。
【重点的な取組】
⑴ 生涯スポーツの普及と促進 内容
生涯スポーツの普及・振興
・多様なライフスタイルに合ったスポーツ教室などを開催する。
・スポーツを始めるきっかけや機会となる教室を開催する。
【指標】成人の週 1 回以上のスポーツ実施率*76
(第36回世論調査結果)
平成19年度の状況
(市民アンケート調査)
平成26年度の状況
平成32年度の目標
34.6%
33.1%
65.0%
76 20歳以上の市民に対するアンケート調査で「週 1 回以上スポーツや運動(内容:ウォーキング、散歩、ラジオ体操などの軽体操、
筋力トレーニング、ジョギング、水泳等)を行っている割合」
― 44 ―
⑵ スポーツイベントの推進
魅力あるスポーツ行事、競技会の開催
内容
・市民にとっても、市外の人にとっても、魅力的なスポーツ行事を企画する。
・市民エンジョイスポーツデー、富士駅伝競走大会、ふじかわキウイマラソン、富士山女子
駅伝、市民水泳競技大会等のスポーツ行事を開催、支援する。
【指標】市民エンジョイスポーツデー参加者数
平成21年度の状況
平成26年度の状況
平成32年度の目標
4,278人
4,684人
5,500人
5 - 2 スポーツ指導者の養成
【現状と課題】
スポーツ推進委員81人を委嘱(平成26年度)し、地域のスポーツ振興を進めています。
スポーツ団体については、現在、体育協会加盟団体が41団体、スポーツ少年団71団体(団
員約1,700人、指導者約400人)あり、それぞれ活発に活動しています。今後は、スポーツ
推進委員会、体育協会、レクリエーション協会及びスポーツ団体などと連携し、質の高い
スポーツ指導者の育成を図ることやボランティア活動を支援する体制づくりが求められま
す。
【施策の方向性】
技術指導だけでなく、ニーズに応じて柔軟な指
導ができる人材の育成をするとともに、体育協会、
スポーツ少年団、レクリエーション協会などのス
ポーツ団体と協力し、人材の養成や確保に努めま
す。また、スポーツ推進委員やスポーツ団体の資
質向上を図るため、活動の支援を行います。
親子スポーツ教室
【重点的な取組】
⑴ スポーツ指導者の養成と確保
内容
スポーツリーダーバンク*77
・スポーツ及びレクリエーションの指導助言を行うことができるスポーツ指導者を登録し、
地域や職場など市民の要請に応じて指導者を紹介する。
【指標】スポーツリーダーバンク登録指導者数
平成21年度の状況
平成26年度の状況
平成32年度の目標
105人
126人
150人
77 地域のスポーツ活動の普及・振興を図るため、スポーツ及びレクリエーションの指導及び助言を行うことができるスポーツ指導
者を登録し、地域や職場など市民の要請に応じて指導者を紹介する。
― 45 ―
内容
ニュースポーツ*78指導者講習会
・ニュースポーツや軽スポーツの指導者養成講習会を開催する。
【指標】ニュースポーツ等の指導者講習会への参加者数
平成21年度の状況
平成26年度の状況
平成32年度の目標
104人
114人
150人
⑵ スポーツ団体の育成と支援 内容
スポーツ団体の育成・支援
・市主催の教室への参加者が、教室以外に仲間同士で自主活動を行うようにスポーツ団体へ
の支援を行う。
【指標】市主催のスポーツ教室を通して平成23年度以降自主活動を始めたグループ数
平成22年度の状況
平成26年度の状況
平成32年度の目標
―
8 グループ
10グループ
5 - 3 スポーツ環境の整備
【現状と課題】
富士体育館、富士川体育館、富士総合運動公園各施設、富士川緑地、砂山公園プールな
どのスポーツ施設の利用者は年々増加し、年間延べ約100万人が利用しています。また、
夜間照明が設置されている27校を含む、小中学校及び市立高校の運動場や体育館を開放し、
年間の施設利用者は約70万人となっています。
このように多くのスポーツ施設があるものの、希望通りに施設を利用できないという市
民の声も多く、今後、身近でより使いやすい施設の整備が求められています。
また、あらゆるライフステージの人が、自分のレベルに合わせてスポーツをすることが
できる総合型地域スポーツクラブ*79等の活動支援も必要となっています。
【施策の方向性】
既存の施設や学校体育施設をさらに利用しやすくするための整備・充実に努め、活用促
進を図ります。また、総合型地域スポーツクラブ等の支援や、身近にウォーキングを楽し
める歩く一万歩コースの整備などを進めるとともに、総合体育館の建設を目指します。
78 グランド・ゴルフ、インディアカなど、近年、我が国で行われるようになった比較的新しいスポーツ種目の総称で、⑴力の限界に
挑戦するのではなく、ふれ合いと楽しみを追求する、⑵体力、技術、性別、年齢に左右されず、誰とでもできる、⑶ルールに弾力性が
あり、対象、環境、時間による変更が可能であるなどの特徴を持っている。市町村で開発したもの、海外から紹介されたものなどを含
めると100種を超えるニュースポーツがあるとされている。
79 「いつでも」
「どこでも」
「いつまでも」身近にスポーツを楽しめる環境を実現するため、体育協会、スポーツ少年団や学校部活動
などの既存スポーツ組織の活動や地域の特性を活かして育成する新たな形の地域スポーツクラブ。
― 46 ―
【重点的な取組】
⑴ スポーツ施設の整備と運営管理
スポーツ施設の運営管理
内容
・富士体育館各施設、富士総合運動場各施設、富士川体育館、富士川緑地、富士川河川敷憩
いの広場運動施設、砂山公園プール、厚原スポーツ公園、東球場、東部スポーツ広場の整
備及び運営管理を行う。
【指標】公共スポーツ施設利用者数
平成21年度の状況
平成26年度の状況
平成32年度の目標
771,148人
969,895人
1,010,000人
内容
学校体育施設開放
・小中学校及び市立高校の体育館・運動場の開放を進める。
・夜間照明施設の新設や改修など計画的に進める。
【指標】学校体育館及び運動場の利用者数
平成21年度の目標
平成26年度の状況
平成32年度の目標
567,939人
692,931人
750,000人
⑵ 総合型地域スポーツクラブ等の育成と活動支援
総合型地域スポーツクラブの育成と活動支援
内容
・新規に設立する総合型地域スポーツクラブへの支援を行う。
・既設の総合型地域スポーツクラブへの支援を継続する。
・総合型(しずおか型)地域スポーツクラブの研究及び啓発をする。
【指標】総合型地域スポーツクラブ数
平成21年度の状況
平成26年度の状況
平成32年度の目標
1 団体
3 団体
4 団体
富士市総合運動公園陸上競技場
(市民エンジョイスポーツデー)
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