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第5回茅野市版総合戦略策定有識者会議会議録

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第5回茅野市版総合戦略策定有識者会議会議録
第5回茅野市版総合戦略策定有識者会議
開 催 日 時
開 催 場 所
【次第】
1 開会
2 市長挨拶
平成27年8月4日(火)
13:30~15:30
議会棟全員協議会室
3
報告事項
(1) 前々回・前回会議の議事録について
(2) アンケートの結果について
4 協議事項
(1) 楽しいまちをつくる(素案)について(議論)
(2) 若い世代を応援する(素案)について(事前説明)
5 その他
次回会議日程8月17日(月) 午後1時30分~(8階大ホール)
6 閉会
1
開会
柿澤企画総務部長から開会宣言があった
なお、武井委員、両角委員が都合により欠席となった
2 市長挨拶
(柳平市長)
この有識者会議も 5 回目を迎えます。毎回、貴重なご意見を頂いておりますことに改めて
感謝を申し上げます。本日も、「訪ねてみたい、遊んでみたい」に対してご意見を頂き、次
回の「産みたい、育てたい」に関するお話もお聞かせ願えればと思います。また、ご案内の
ように、7 月 31 日で副市長が新しくなりました。このあと、一言ご挨拶させていただきます
が、共々よろしくお願い致します。
(樋口副市長)
引き続き皆さんのお力をお借りして、茅野市だからこそできる総合戦略を作っていきたい
と思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。
3
4
報告事項
(1)前々回・前回会議の議事録について、事務局から説明があった。
(2)アンケートの結果について、事務局から説明があった。
協議事項
(1)楽しいまちをつくる (素案)について
(柳平市長)
1番の「地域資源の魅力を活かした観光商品の造成・情報発信」ということで、意見を頂
きたい。
(委員)
昨年は自然災害等でお客さんが少なかったが、今年は天気にもまあまあ恵まれ、今のとこ
ろ順調にお客さんに来てもらっている。若い女性も今のところ多く来ていただき、山に関し
ては良い方ではないか。できれば登山者の欲しているところをもう少し作ってもらえればと
-1-
思う。駅周辺に食事ができるところや汗を流せるところなど、もう少し登山者にやさしい施
設や場所ができたら非常にありがたい。前回も出たが、公共交通機関がどんどん減っている
ので、代替でも何でも増やしていけたらと思っている。うちの登山口までだと、バスで 1,100
円だがタクシーを使うと 7,000 円する。平日は、大体1人か2人で山に来ている。1人で
1,000 円だったら払うが、7,000 円もかけて上まで来るということは厳しいので、平日来る
お客さんは、それによっても減っていると思う。何とか乗合で来られるようなタクシーがで
きないかと思っている。
4エリアだが、最近、蓼科がすごく元気が出てきている。以前だと茅野市に何とかしてく
れという話をする人が多い感じだったが、最近は、こういうことをしたいので、こういうふ
うに協力してくれというような言い方をする人が増えてきたのではないか。蓼科ではいろん
なイベントだとか、こうしていこうというビジョンも見えてきているような気がする。白樺
は一周遊歩道を整備したりしてお客さんがまた戻ってきてくれればと思っている。
(柳平市長)
駅前に対する登山客のニーズは結構多いのか。
(委員)
多いと思う。皆さん、だいたい昼頃山から下りてきて、午後 2 時や 3 時のあずさに乗るら
しいので、駅前で 2~3 時間、歩いたり買いものしたりしている。ちょっと寄れるような場
所があると良いと思う。特に、アルコールを飲めるとことがない。ビールぐらいはあるんで
しょうが、下りてきて、みんなで今日の反省会みたいなのをして、あずさに乗って帰る。ち
ょっと気楽に寄ってという所がない。飲み屋さんだと 5 時、6 時となればやるが、昼間少し
休めるところがないのが残念だ。
(柳平市長)
登山客は、風呂はどうしているのか。
(委員)
登山口で入る方も多いが、下山して全部着替えて帰るという方もいて、駅周辺で、「お風
呂ないですか」、
「温泉ないですか」という声も聞く。今、ステーションホテルでお風呂を入
れさせてもらえるが、駅周辺だとそこぐらいしかない。アクアランドは交通がよくないので、
そこまで行って帰ってくるというのもちょっと遠い。また、コインロッカーをもう少し増や
し、そこにザックなどを入れて周りを歩いてもらえるような環境を作ってもらえるとうれし
い。
(柳平市長)
観光課はそういったニーズを把握しているのか。
(観光課長)
駅前で周遊するというのは、茅野も他の地方都市含めて非常に弱くなっている。中心市街
地の活性化にも力を入れてはいるが、やはり食べるお店がない、喫茶店がない、と弱いとこ
ろがある。風呂についても、一番は山の温泉に入ってきていただければ良いと思うが、下ま
で来た場合は、ステーションホテルは近いが、アクアランドへタクシーで行くような方法し
かない。駅の東、西の周遊のマップも作って置いてはあるが、不十分と言われれば不十分な
のかなというのが現状だ。
(委員)
駅の東、西は本当にさみしくなってしまっている。前々から、何とかお風呂ができないか
-2-
と駅周辺の人間は言っている。せめて足湯。温泉がないところなので、ソーラーでお湯を温
めてはどうか。市民館のイベントスペースに、夏の間だけでも出店させてはくれないだろう
かという飲食店組合の声もある。夏の間だけでも、あそこでテントなどで日陰を作ってサー
バーを持って行ってビールを出し、日本酒を出し、農協から野菜を出してもらい野菜を買っ
てもらう。何か夏の間だけでもやってもらいたい。駅の周りに本当にお風呂がなくなってし
まった。ビジネスホテルのお風呂を借りている状態ではなくて、特に女性をこれから狙うの
であれば本当に岩盤浴も欲しいし、エステにつながるようなお風呂の施設が駅の周りにある
ことは必須になってくるのではないか。
(委員)
山登りで来る人で、車で来る比率と公共交通で来る比率はどうか。
(委員)
データはないが、日帰りのお客さんは確実に車だ。日帰りのお客さんはすごく増えてきて
いて、週末はだいたいどこの登山口の駐車場も満車だ。マイカーと公共交通の割合は、半々
もしくはマイカー6 割、公共交通 4 割くらいではないか。
豊平のピアみどりなどに行くと、別荘の方とかだいぶ人手があってお店が活気づいてきて
いるが、下に来ると別荘の方の影響が少ない気がする。上のピアみどりの野菜のところはた
くさんの人が来ている。野菜を駅や駅周辺で売ると良いのではないか。お土産で野菜を買っ
ていく方が結構いる。山を下りてきて、車でたてしな自由農園へ行って野菜買って帰るとい
う方もすごく多い。バスで下りてきて、駅周辺でこの辺の新鮮な野菜をお土産で買って帰っ
てもらうというのも 1 つ重要ではないか。
(柳平市長)
駅の自由通路はどうか。
(観光課長)
観光案内所の前になるが、この夏から野菜の無人販売を始めて、結構、人気がある状態だ。
売上は 1 日 1 万円前後で、一つ 100~150 円で販売している。
(委員)
自由農園をみていると、1人でそれぐらい買っていく人が沢山いる。電車だと野菜が重た
いので控えるが、車は皆さん豪快に買っていく。ブルーベリーとか、単価の高いものを。
(柳平市長)
山に関して他にどうか。
(委員)
今年は、車山高原の方はニッコウキスゲが非常にきれいだったということで、土日や夏休
みに入り、入込客がかなりあったと聞いている。観光資源が人の入込には影響する。また、
天候も雨が少なかったことで、今年は良い影響が出ている。白樺湖方面も、観光客の魅力づ
くりというところで、民間の広報や施設にも力を入れており、そちらの方も例年より入込が
よかったと聞いている。
(委員)
山登りにいくと、ポカリスエットが 400 円でも買う。一緒に行った人間にも買うように勧
める。それは、今歩いてきた道を誰が整備してくれているんだという話をして、買うことの
意味を説いている。本当は、こういうことを説いていった方が良い。日帰りの人は、駐車場
-3-
に車を止めてせいぜい 1,000 円、自分で飲み物持ってきて、上がって帰ってきて使うお金は
3,000 円程度だ。宿泊する人は 9,000 円程度使うかもしれないが、八ヶ岳の場合かなり日帰
りで行けてしまうので、お金の面で啓蒙活動みたいなものを行政とかが世の中に言っていく
ムーブメントを作った方が良いのではないか。
(委員)
入山料の話が一時出たが、ここまで日帰りの人が増えると思っていなかった。宿泊費の中
に含まれていて、小屋で登山道を整備するという意味合いでやっていたが、日帰りの人たち
は、なかなか収益にならない。でも登山道の安全は確保しなくてはいけないという問題はあ
る。入山料の話は消えてしまったが、登山道整備用の募金箱に入れてもらうとか、何か考え
ていかないと、ただ私たちのボランティアだけになっていってしまうと気にしている。
(委員)
キャンペーンをやると良いのではないか。400 円のポカリスエットを買う意味を説いてい
くのはすごく重要だと思うので、市がお願いという形でやると良いのではないか。
(柳平市長)
ロープウェイの坪庭のところに募金箱があり、「坪庭の環境整備をするために使っていま
す」というものがある。年間 20 万円ぐらいで善意で入れてもらっている。どういうふうに
仕掛けるかだ。
(委員)
例えば、「山登り協力金のポカリスエットです」というシールをポカリスエットに貼って
500 円で売る。
「このお金のうち 100 円は登山道整備に入れます」とすると、みんながそれを
持って登って飲み、持っていない人は恥ずかしいなという感じのものを作る。さらに、ボラ
ンティア隊みたいなものを作って、それをやるというムーブメントを若者と一緒に仕掛けて
いけば、何で 500 円するのかという意味が分かる。ずる賢い人は 100 円でセブンイレブンで
買ってきて持っていけばいいやとなるかもしれないが、そうじゃないんだよ、かっこ悪いん
だよということを若い人たちに伝えることは良いのではないかと思う。
(委員)
ステッカーを貼るのも良いが、記念のおまけのようなものが付いてきて、それをザックな
どに付けて歩いているとあの人たちはそういう人たちなんだとわかるものがあると良いの
でないか。ここに行かないと買えないものという形にしていくと面白い。
(委員)
バンダナなどを売っているが、お土産を買うことの意味をもう一回問い直さないと分から
なくなってきている。ポカリスエットに何も貼らなくても、これを買うことの意味を理解し
て消費をするということを促すと、ポカリスエットを買うだけじゃなくて、「おでんも食べ
てね」、
「うどんも食べてね」ということをなんとなく言って、お金をここに落としていこう
というムーブメントを作っていくと、山小屋のためになるのかなと思う。本当は 500 円の物
を買うだけじゃなく、豪快に消費していって欲しい。自分たちもわざわざ弁当を持たずに行
者小屋でご飯を食べるようにしている。そういうムーブメントを作りたい。
(柳平市長)
それは山のマナーにもつながるような動きになっていく。山登りのマナー、モラルにつな
げていきたい。
私の方から、皆さんにお聞きしたい。茅野は学習旅行に力を入れている。いろんな体験を
-4-
する、経験をする、そのことで茅野の良さを単なる物見遊山の旅行ではなく、茅野をしっか
りPRしていきたいと思うが、どんなアイディアを持っているか聞かせてほしい。
(委員)
まず、4つのエリアというのは私たちが思う4つのエリアであって、外からみると蓼科と
言って原村や富士見のことをいう方もいる。八ヶ岳という表現をする方と蓼科という表現を
する方が結構いて、それを細かく分ける必要はない。登山をする人は八ヶ岳という言葉を使
うし、観光で来る人は蓼科という言い方をする。ものすごく広域で扱って良いのではないか。
選ばれる観光地、行ってよかった観光地ということでは、日本有数の観光地にかなうものは
ない。例えば伊勢神宮があるとかそういうことではなくて、もっと地元ならではのものが重
要だ。次のテーマの女性と健康に関係してくるが、女性はラーメンよりも、おしゃれなカフ
ェに行って、そこのおいしいスィーツを食べるとかでお金を使いたい。お土産も、多分、男
性はよくわからないからその辺にあるまんじゅうでも1箱買って帰ればいいやと思うのに
比べ、女性は全部みて、吟味して、こだわって、これなら誰が喜ぶかなってみるし、自分の
記念にも買って帰ろうかなって思う。その観点が全然違う。蓼科になぜホテルハイジがある
かというと、皇室の関係の保養所がもともとあそこにあったからだ。全国の中で、あそこを
皇室関係の保養所の1つに決めたということには、気候とかいろんな視点から全国を探して
選ばれた場所だと思っている。女性と健康を1つのブームにすることによって、例えば、今
すごい健康ブームなので、断食をやりながら、ヨガをやりながら、2 泊 3 日でリフレッシュ
して、美しくなって、痩せて帰るとか、血糖値が下がったとか、そういうことをプロモーシ
ョンしていったら面白いのではないかと思う。
学習というのは子供たちの学習だけではなく、つなぎとめるとかリピーターを増やすとい
うのは、いかにそこで人と関わって少しでも根を張っていくかということだと思う。茅野市
の特色は、標高が全部違う、だから桜の花も1か月楽しめるというのも謳い文句にしている。
可能かどうかわからないが、例えば、標高の低いところと少し標高の高いところで蕎麦蒔き
をすると、標高差を利用して蕎麦の白い花が眺められ、一方で蕎麦を収穫して蕎麦作り体験
をして帰るというのが 2 泊 3 日で完結できるというのは物凄くわかりやすくて面白いと思
う。うまく標高差を利用したものを考えていったら、他の地域は真似できないことができる
と思う。インバウンドとフィルムコミッションは本当にとてもいろんな活動をしていてあり
がたい。特にフィルムコミッションの関係はどんどん使っていただき、一緒に協力して全国
的にアピールできたら良いと思っている。
(柳平市長)
女性ならではの意見ありがとうございます。
(委員)
健康の点では、今週 8 月 9 日の日曜日に東京のスポーツインストラクターが来て、八ヶ岳
自然文化園で午後 1 時から 4 時まで、ヨガと自然環境の中でトレーニングをするそうだ。そ
のインストラクターは、10 年も毎週、金・土と茅野に来て、茅野・諏訪の周辺の人を集めて
個人レッスンを1時間やってくれている。普段は東京にいて、たまにそういうイベントでこ
の地域でやるときには、東京の生徒さんたちに声をかけて集め、こっちで大自然の下で一緒
にヨガをやりましょうということを企画されている。そういう時はすごく集まり、自然の下
で、体を動かすのは楽しいよねというようなことが起きる。女性と健康という切り口の中で
は、駅前には温泉施設はないが、縄文の湯とかいっぱいあるので、そういうところと広場の
ようなものを組み合わせて仕掛けても、女性の皆さんは集まるのかなという気がする。
畑が沢山空いているので、20 年ほど前から大阪の人たちがやってきて、畑を借りて1年間
いろいろ地域の人たちに教わって蕎麦とか畑を作るということをやっていたグループがあ
って、秋になると収穫祭をやって蕎麦打ちも教えてもらってそのグループ内みんなで蕎麦を
-5-
打って食べる。来年は何をするかなんていうことを遊びでやっているみなさんをみていて、
都会の人は遊びを作り出すのがすごく上手だなといつも思う。そういう方たちは、収穫祭を
やるときに自分たちで取った野菜のほかには、ピアみどりでいろいろなものを買っていくの
で、一時、ピアみどりにオマールエビが置いてあった。このオマールエビは誰が買っていく
んだと思ったことがあるが、実は、観光シーズンになると、地元の人は買わないがある富裕
層向けに商品が並ぶということが実際起きている。休んでいる土地と観光に来られる方た
ち、あるいは定期的に観光に来るような仕組みづくりでうまく農業を活用できないのかなと
いう気がする。
(柳平市長)
非常に大きいポイントだ。遊休農地の解消もしていかないといけないし、遊び感覚での畑、
野菜との付き合いみたいなものを提供していくのも大事だ。
2番目の「観光の活性化に向けた環境・受け入れ体制の整備」の方にも進んでいきたいの
で、そちらも含めて発言いただきたい。
(委員)
畑に関して、成長する過程をずっと追っかけていくと来たくなるという心理が起きるかな
と思っている。例えば、自分たちが借りた畑の状況が、カメラか何かで配信されていて、茅
野のHPのここを開くと自分の畑の映像が見られる。すると「こんなに大きくなったからそ
ろそろ、草を取りにいかないといけないな」とか「少し実がなり始めたな」とかそんなこと
と連動させると、行ってもみたいし、地元の産業ともうまく結びつくのかなという気もする。
ここにいなくても情報が見れてここに来たいという仕組みづくりができればと感じている。
(柳平市長)
お話のような取り組みをすることで、また行ってみたい、行かなきゃいけないという思い
は強くなる。
(委員)
学習旅行の誘致に関する提案で、茅野市は自然が豊かでということでやっているのだと思
うが、飯盒炊爨みたいなことを続けてやっていければ良いと思う。今の子供たちが、都心に
出て行っても、茅野市に帰ってきて子供を産み育てるという事を考えると、今の子供たちの
教育がすごく重要になっていくのではないかと思う。子供たちがこの茅野市の自然にもっと
たくさん触れるような機会が学校でも作れると良いなと思う。この地元で生まれ育った人
は、子供のころ八ヶ岳登山に行っていると思うが、そこで八ヶ岳にはまったり、家族が好き
だとそのまま登山で何度も八ヶ岳に行ったりすると思う。茅野市にはもっと良いところがた
くさんある。例えば蓼科も白樺もそうだが、山の方まで行かなくても、もう少し中腹の明治
温泉のあたりだとか、御射鹿池のあたりだとかすごく良いところがたくさんある。茅野市の
中で、守矢山行きます、千代田湖行きますと遠足に行っていると思うが、もう少しそういっ
た部分の学習があっても良いのではないか。その中で、子供たちも将来はこんな仕事につけ
たらということも含めて、学習できていくと良いと思った。女性と健康をターゲットにする
と、ヨガだとか、デトックスだとか、断食は今流行だが、何かちょっと体を動かし、美味し
いものを食べながらリフレッシュできる。そういうものも、飲食、お土産、観光すべて絡め
てできれば良いと思う。
(委員)
縄文まつりのようなものをもっと観光化したらどうか。例えば、諏訪湖は今、7 月の末か
ら毎晩花火が15分ぐらい上がっていて 9 月までやっている。茅野市は何があるのだろうと
考えると、1 ヶ月でも 2 ヶ月でも良いので、例えば縄文公園の周りでジャズの演奏をすると
-6-
か、映画会をやるとか、子供たちがそこへ来て何かを学ぶようなものを作るようなことをす
るとか、物を食べるとか、そのような広域的にできるようなことが出来ないだろうか。縄文
まつりもそうだが、行かないとどんなに良いことかわからない。縄文 5000 年の歴史がキー
ワードということで、その中で縄文まつりというのを全国的にPR出来ないかなと思う。あ
そこは駐車場がなくて、道路際に止めるので、できれば交通網を整備し、バスが直通で走っ
ていてピストン輸送で動いているとか、そういうやり方をもう少し工夫してPRすると、全
国的にも縄文という言葉で皆さん来るかもしれない。そういう活動も良いと思うがどうか。
できれば、周りの畑で掘ってみたら、矢じりが出てくるとかそんなロマンもあれば子供たち
もうれしいし、大人もまた楽しくなるので、ちょっとした観光化することも大事かなと思っ
ている。交通の部分や環境の部分から踏まえて、あるべき縄文まつりを拡大解釈していけば、
意外と他の県には負けないものが出来るのではないか。
(柳平市長)
縄文まつりは、これからどういうふうに発展させていくか市民会議の中で議論してもらっ
ている。今までは、市民をターゲットにしているまつりだったが、どういうふうにするのか、
市民ターゲットがいけないというわけではなくて、もっと外へ発信していくまつりにするの
だったら何が必要かというようなことを検討している。
(委員)
別荘の利用者が買い物に行くのは、先ほどから何回も出ているピアみどりとたてしな自由
農園だ。友人が別荘を持っていてよく会うが、会って買い物して、交番の前で立ち話をして
帰るだけしかない。お蔵の建物を改造した喫茶店などがあって話が出来、さらに民芸品など
も売っていて、ゆっくり吟味をして買って帰ってもらうようにする。あの場所を滞在のでき
るエリアにするのが良いのではないか。茅野市の中で、あそこが一番別荘の人達が集まると
ころだと思う。本当は、その人たちをまちの商店街まで連れて来られれば良いが、さしあた
り、あの場所を最大限に活用するのが現実的で一番良いと思う。せっかく人の集まりがある
ので滞在できないともったいない。そうなれば、別荘の方々にも、もっと楽しんでもらえる
し、お金も使ってもらえるのではないか。
(委員)
23 年二拠点居住をしているが、初めはベルビアまで下りていっていた。ピアみどりやたて
しな自由農園に行くようになった理由はカードだ。どちらもクレジットカードが使えて楽な
ので行くようになった。それから、マーケティングに合ったものを置くようになった。ただ、
今は、富士見のピアみどりが良いということで、みんなそちらの方へ流れている。富士見に
行くと、本屋もあるし、ガソリンスタンドもある。みんな富士見に行くようになってきてい
る。
(委員)
神之原にJAがあるが、富士見のピアみどりと比較すると全然元気がない。ミニステーシ
ョンパーク的なものが要所要所にあればもっと活気づくと思う。お金のかかることなので大
変だが、そういうものを作ることによって観光客も集まってくる。今は横になれるところが
ない。横になるところは車の中しかないので、例えば大広間があって畳の部屋で横になり、
少し休んでから家に帰りたい、東京に帰りたい。そういうこともできるので、もっと疲れを
癒すことができるような大きなスーパーマーケットのようなものが欲しい。今ある茅野市と
富士見だけではなく、もう一拠点出来れば良いと思っている。
(柳平市長)
キャッシュレス環境は作っていかないといけないと思う。これからやるとなると、富士見
-7-
と同じことではなく、一工夫、二工夫してアピールしていかないといけない。大きなハコ物
を造っていける時代ではないため、施設自体どのような形が良いのかを併せて考えていかな
いといけない。茅野には道の駅がないので、どこかにという話がある。これも大きな施設を
造ってしまうと維持管理が大変だ。ニーズがあるなら、当面、テント 20 張ぐらいを並べて、
そこで野菜を売ってみる。とりあえずそういうのでも、売るものさえ良ければ来てくれるの
ではないか。いろんな知恵とアイディアを出していかないといけないかと思う。ただ、売っ
ている物さえ新鮮で良ければ、建物の問題ではなく、それで買って行ってくれのではないか
と個人的には思っている。
(委員)
別荘の滞在者の滞在日数が、長く増えてきていると思っている。例えば、夏、家族でいら
したとしても、働く人は仕事があるので車で東京に帰るが、おじいちゃん、おばあちゃん、
あるいはお子さんを置いていく。長くいる人は寒くなる秋口まで、という滞在者がすごく増
えているが、運転ができて元気な方たちは、どこか観光地に遊びに行きたいとか、自分が思
った所へ行きたいとなるとやはり不自由だ。レンタカーをいちいち借りるというのは高いの
で、例えば、一か月単位で割安で車を貸すというような制度を作ってあげると、残った人た
ちが便利にあちこち遊びに行ったり、買い物に行ったりできるので、必要ではないかと思う。
そうすると滞在もしやすくなるのではないか。私たちは地元にいるから、1人車1台は当た
り前と思っているが、東京の人は車がない人もいるし、レンタカーでこちらに来る方もいる。
車は、あっても1家に1台、それをご主人が乗って帰ってしまうと残された人たちは交通の
手段がないということがある。
(委員)
二拠点居住で都会の人間は車がないというのはその通りで、こちらで車を買って置いてい
る人もいる。ニコニコレンタカーが安いので、そこを使う人が増えてきている。そういう情
報のサイトを作ると良いのではないか。情報を沢山提供することは大事だ。
(委員)
レンタカー会社と提携し、一か月単位で安く貸すような仕組みでも良い。車があるともっ
と自由に遊んでもらえると思う。
(委員)
上諏訪温泉との比較になるが、ある旅行サイトをみたら、女性の一人旅の人気温泉地、人
気観光スポットのランキングで、去年は上諏訪温泉が第1位だったのが、今年は2位か何か
になっていたかと思う。人気の理由は、景色が良いということ、温泉があるということ、諏
訪大社みたいなパワースポットがあるということ、美術館とか博物館といった文化的な施設
があるということだ。茅野には、今言った項目がみんな揃っているような気がする。やり方
次第では、良いものが見つかるのではないかと思った。ちなみに、上諏訪温泉は対前年比で
お客さんは増えている。蓼科など茅野の観光地については横ばいから少し減少傾向とあまり
よくない数字が出たりしている。蓼科だけで何日もいるというのは本当に好きな人でないと
いられない。滞在日数を増やしてもらうには、諏訪地域全体を含めた中での観光ルートを作
って観光客にアピールしていくことも考えていけば良いと思う。
(柳平市長)
広域で取り組まなければ観光は成り立たない時代だ。その中でいかに茅野を輝かせていく
か、これから組み立てていきたいと思う。
(委員)
-8-
考古館の前のところで小屋フェスというのをやっていた。全然知らずに、そこを通って山
へ行くときに、小屋を建てるところから見ていて何が始まるんだろうと思っていた。始まっ
たら駐車場はいつも満車だし、バスの送迎もあったりして、気になって降りて中へ見に行っ
たりした。イベントをやれば人は集まるんだなと思った。内容も吟味しないといけないが、
あのスペースで魅力的なイベントを1か月でもすれば人が集まるのではないかと思った。
(委員)
別荘で思い出したが、僕の場合滞在日数が増えたのは、山登りを始めてからだ。23 年の中
で 17 年目からスタートして、赤岳に初めて登り感動し、それから別荘に金曜日の夜に来て
土曜・日曜だとアタック2つかけられる。別荘の人で、山登りを知っている人、やっている
人は何人いるんだろうと考えたときに、そういうのを役所が中心になって、別荘向けに登山
の魅力を伝える何かをやる。コンサートをやるのも良いが、そういったことをうまく別荘の
人とコミュニケーションをするアイディアを考えれば良いのではないか。
(柳平市長)
これは茅野でないとできないことだ。参考までに、小屋フェスの概要を説明してください。
(事務局)
7 月 25 日から 8 月 2 日まで主催株式会社SuMiKaと茅野市共催で、そのほか楽園信州
ちのに協力頂いて小屋フェスを行った。パンフレット等を渡した人数から推計すると、期間
中 1 万 5 千人を若干欠ける程度の集客であるが、実際は、駅からの無料送迎とか、湖東小学
校とか別のルートからもお客さんが入ってきているので、それ以上あったと思う。毎日新聞
を始めとし多くのマスコミにも取り上げられ、ツイッターを通じて全国に小屋フェスの案内
がされたので、茅野市の知名度も上がったと思う。期間中、茅野市の建設事業協同組合にも
協力をいただき、小屋の引き合いとか小屋の移床、それを基にして家のリフォームや新築の
引き合い件数も相当あったので、茅野市への移住定住の為には効果があると思っている。付
随効果として、考古館の入場者も昨年の同時期と比べ約 1.5 倍も入っているので、イベント
を行うことによる波及効果は相当あったと思う。
(委員)
小屋フェスでは、いろんな方が席に座ってじっくりお話をしていただき、移住定住に関し
て細かい情報提供はできたと思う。どうやったら畑を借りられるのとか、実際に要望に応え
て、案内したお客様もいる。小屋フェス後に、インターネットで楽ちの倶楽部への申し込み
も急に増え、中には小屋フェスで紹介した人だというようなことがあったので、これからじ
わじわ出てくるのだろうと思う。1つ大きな課題があり、バスでいらした方とか、駐車場を
利用された方からよく聞かれたのが、「この辺で散策したり、遊びに行けるところはありま
すか」だ。「そこの考古館を知ってますか」と聞くと、皆さん知らないと言って、目の前ま
で来ていて知らないということはどういうことだろうとちょっとショックだった。トイレの
ために考古館まで行っていただくが、道の反対側にせせらぎがあって、そこは木立があり本
当に涼しくてホッとする場所だ。そういうところで子供たちが水遊びをしても安全だし、そ
こを誘導しながら考古館を案内すると、もっと考古館を認知してもらえると思い、最後の3
日間だけビーナスと女神の大きなパネルを置いた。すると、みんなが写真を撮ったりして「こ
れだ、これだ」って言ってくれたので、パンフレットを配るより、あぁいうアピールも良か
ったなと思った。
(柳平市長)
ビーナスと女神のパネルは初日から持っていけば良かった。今年の反省も踏まえ、実際ど
れだけ効果があったか、波及効果があったか等々をしっかり検証したうえで、同じことをや
-9-
るにしても、移住促進や二地域居住、縄文プロジェクトなどを絡める中で濃いポジションを
占められれば 10 年、20 年続いていくかもしれない。そうなったら、八ヶ岳登山の客にも是
非参加してほしい。
(委員)
環境整備委員会で遊歩道を整備してあるので是非利用して欲しい。地図はコミュニティセ
ンターでもらえるので、風除け公園のマップとか是非使って欲しい。
(柳平市長)
それもPRしないといけない。3番の「縄文プロジェクトの推進による誘客の促進」に入
りたい。まず、委員より資料が提供されているので説明願いたい。
委員より資料の説明があった。
(柳平市長)
ありがとうございました。それではご提言などどうか。
(委員)
中ツ原遺跡が出た湖東の山口に住んでいるが、10 年前に仮面の女神が出た時、あそこに全
国から人が来て、畑や田んぼが人だらけになったという記憶がある。その中ツ原遺跡のレプ
リカとして山口には縄文公園がある。とても立派な建物やトイレがあり、整備環境もきちん
としていて、観光バスや車が来ても止められるように整備されている。しかし、人が来てい
ない。そこに公園があるという事をきちんとお知らせできていないのではないかと思う。毎
朝犬の散歩で、縄文公園がルートになっている。時々、観光の方が来てご覧になっていかれ
るが、よく「すみません。考古館ってどこにあるんですか」って聞かれるが、縄文公園から
考古館までの説明のしようがない。私が連れて行って差し上げたいくらいだが、あそこから
考古館に行くルートもなく、案内図もなく、案内の説明もない。いつも、「すみません。ち
ょっとここからではとても案内が出来なくて」としか答えようがなく、わりと年配の方が多
いので、若い世代の人だと「携帯ナビで調べてくださいね」というふうに案内したいが、な
かなかそういうものを持ち合わせてなさそうなので、こちらが困ってしまう。せっかく立派
なものを作ってあるのに、しかもビーナスラインのすぐ近くで、白樺、蓼科と併せて観光関
連でもっと誘致していくようなことが全然出てきていない。あんなに立派にしてあるのに、
案内はどうなっているのかと思って、1年前に尋ねたことがあるが、「わかりました。市の
方に言って、早急になんとかします」と言われ、1年経っているが何ともなっていない。ど
うなってしまったのか。きちんと整備されているので、そこを活かしていくことは大事なの
ではないか。今年になってからあそこを利用してイベントをしているようだが、地元の山口
には全くそういうお知らせがない。「こういう事やるんですけど地元の方も良かったら来て
くださいね」くらいのことがあっても良いと思うが、いきなり太鼓が聞こえたり、ザワザワ
してきて、何かあそこでやっているんだくらいのことしかわからない。もう少し上手に地元
の人も含めて広く誘致していかないと、もったいない気がする。
(柳平市長)
貴重な意見ありがとうございました。確かに、あそこから考古館への案内図はない。口で
説明しても難しいが、エコーラインからが一番分かり易いかな。
(守矢文化財課長)
中ツ原から尖石は整備されていなかった。尖石から中ツ原も案内ができなかったが、それ
を改善しようということで、やっと、尖石から中ツ原までのルート図をみなさんに配ったり、
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案内したりすることが始まった。しかし、中ツ原からという所まで着手が至らなかった。中
ツ原の他に、上之段とか、棚畑とかいくつかある地点を紹介するパネルもしくは看板を考え
ないと不親切だと考えている。今後の課題になると思うので、どういう形が良いかは内部で
検討しながら、わかりやすい形で作っていかなければいけないと思う。エコーラインがひと
つのキーワードになると思うので活用させていただきたい。
(柳平市長)
山口に限らずだが、地元の人に公園をきれいにしてもらって大変ありがたいが、イベント
みたいなことを一緒になってやっていく形を作って欲しい。南大塩の人たちも一緒になって
尖石を盛り上げていく。言うならば、小泉山、多留姫とか、中ツ原、尖石、駒形、上之段と
か、そういう環境保全もしたりイベントも一緒にしたりという取組はしていきたいと思って
いる。
(委員)
中ツ原遺跡は、歩いていて見つけた。こんなところに公園があったのかと思って登ってい
くと、仮面のビーナスが半分出ていてとてもびっくりした。良い公園だと思ったが、周りは
誰も歩いてもいないし、こんなところに公園があるなんて正直知らなかった。結構歩いてい
る方がいて、いろんなジャンル毎に分かれているマップがあったら良いと思う。みなさん庭
をきれいに整備されていて、中ツ原遺跡から尖石考古館へ向かっていく集落の中を歩いてい
くと野の花のきれいなところとか、お庭が整備されているお宅とか、木陰のとてもいいとこ
ろがある。そういう遺跡を回るのに、自然を楽しめるルートとか、八ヶ岳がとてもきれいに
見えるルートとか、そこにお金を落とす、落とさないではなくて、ここでこんなきれいな景
色が見られて良かったという感覚を持てるようなマップがあると、歩くのがとても楽しくな
ると思う。会社にお客様が来て、試作をやる時間の合間などが出来てしまうと、なるべく観
光案内をすることをやっている。尖石考古館が人気のルートになっていて、知らない方がと
にかく多くて、
「茅野市には国宝あるんですよ」というとびっくりされる方が結構いて、
「こ
れから待ち時間をつかって国宝を見に行きましょう」と案内している。小学校の時に尖石考
古館をみた記憶があって、縄文の物って華やかではなくて全然つまらないと思っていた。と
ころが、大人になって国宝の女神たちをみたら、ものすごく感動して、これは是非というこ
とで、お客様の観光ルートにしている。行くとみなさんものすごく感動して、「次の休みの
ときに家族で来よう」と言ってくれる。茅野市は良いものを持っているので、どれだけ外の
人たちに知ってもらえるかが本当に大事だと思う。
(柳平市長)
市内企業に、そういう使い方をしてくださいとPRしたい。それぞれの企業がちょっとし
たところでPRしてくれると大きい根になるかと思う。
時間も押してきたので、次回のテーマである「若い世代を応援する」について説明をさせ
ていただきたい。
(2)若い世代を応援する(素案)について、事務局からの説明があった。
(柳平市長)
次回の検討目標の素案を示させていただいた。前段で紹介したアンケートの結果も踏ま
え、次回積極的な意見をいただきたい。今日、特段確認しておきたいことなどどうか。
(委員)
アンケートの結果について、全国などとの比較が出来ると分かり易い気がするがどうか。
茅野市の特徴がわかるような比較ができれば、それについて考えていけるのではないか。
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(柳平市長)
比較できるようなデータがあれば、工夫をしたい。
(事務局)
データがあるか分からないが、例えば、茅野市で独身の方がどの程度の年収帯で、結婚
が出来なくているか、結婚願望があるかといったことが、全国とのデータと比較できるよ
うなものがあればということで良いか。
(委員)
そういうことだ。特徴が分かればどういうことをすべきかが分かる。
(事務局)
次回までに、確認しておきたい。
(柳平市長)
全項目や同じ観点での比較は難しいと思うが、全国あるいは長野県などの数字があれば
お示しをさせていただく。ほかになければ、協議事項は以上であり、マイクを司会に戻し
たい。
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その他
次回の会議日程について、事務局から説明があった
前回ご提案があった入区問題に関して、基本目標の5番で議論するため、次回資料を出す
ことについて、事務局から説明があった
閉会
柿澤企画総務部長から閉会宣言があった
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