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- 1 - 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」指定管理者業務仕様

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- 1 - 静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」指定管理者業務仕様
静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」指定管理者業務仕様書
この仕様書は、静岡市心身障害児福祉センター「いこいの家」における指定管理者の業務の内
容等を示すもので、その要領は下記のとおりとする。
1 施設の設置目的、運営方針及び運営目標
(1)施設の設置目的
障害を持つ児童に対する療育指導及び児童の親への療育相談等を実施し、障害を持つ児童
の就学へ向けた育成並びに児童の親に対する適切な療育知識を指導するために設置した施設
をより効果的、効率的に管理運営するため、本施設を設置し、事業を実施する。
(2)管理運営に関する方針
施設の管理運営に当たっては、設置目的を達成するため、法令や条例等を遵守し、円滑な
運営及び施設設備の適切な維持管理に努めるとともに、併せて次の事項を遵守すること。
① 設置目的に則した適切な管理運営を行い、その実現に向け最大限の努力を行うこと。
② 公の施設であることを常に念頭に置いて公平な運営を行うこと。
③ 利用者の意見や要望を反映させる等利用者本位の運営を行い、サービスの向上に努める
こと。
④ 効率的かつ効果的な管理運営を行い、経費の節減に努めるとともに、環境負荷の低減と
施設、設備の良好な維持管理に努めること。
⑤ 常に善良な管理者の注意をもって管理に努めること。
⑥ 予算の執行に当たって、事業計画書、執行計画書等に基づき適正かつ効率的運営を行う
こと。
⑦ 個人情報の保護を徹底すること。
⑧ 災害時、緊急時に備えた危機管理を徹底すること。
⑨ 静岡市や施設利用者、近隣住民、事業者と良好な関係を維持すること。
(3)運営目標
児童発達支援センターとして、心身に障害のある就学前の児童に対し、日常生活におけ
る基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与又は集団生活への適応のための訓
練等を行うとともに、心身に障害若しくはつまづきがあると思われる就学前の乳幼児の早
期発見、早期療育のために、療育相談や指導、保護者への支援を行う。
【5年後の運営目標】
・利用者満足度:90%以上(H25・26 年度平均:
「満足」と回答した利用者の割合 98.9%)
・保育所等訪問支援の契約件数:7件以上(H26 年度:7件)
2 指定管理業務の内容
事業計画書により提案された運営管理及び自主事業に係る業務については、事業計画及び
収支計画に基づいて、適切に実施すること。
-1-
(1)静岡市児童発達支援センター条例第3条に掲げる事業の実施に関すること。
① 障害児通所支援(定員 50 人)を実施するとともに、児童発達支援センターとして必要な
保育所等訪問支援及び障害児相談支援を実施すること。
なお、実施にあたっては、近隣の保育所や学校等と連携して支援に取り組むこと。
② 発達が心配な子ども及びその親を対象とした親子教室を実施すること。
(2)施設の利用に関すること。
① 利用者に対する使用許可及び条例等に基づく利用の制限
② 利用許可申請書の取扱
③ 施設の利用受付
④ 施設の利用方法等の案内
⑤ 利用者の特性・状態に応じた障害福祉サービスの提供
⑥ 利用者及び家族に対する相談援助
⑦ 利用者の健康管理
⑧ 利用者への広報活動
⑨ 施設利用者の安全巡視
⑩ 電話等による利用者からの問い合わせへの対応
⑪ 施設利用者との連絡調整
⑫ 障害者福祉課、児童相談所及び各区障害者支援課等との連絡調整
⑬ 静岡県国民健康保険団体連合会への障害福祉サービス費等の請求及びこれに必要な経費
の支払
(3)施設及び設備の維持管理等に関すること。
① 建築物及び各種設備の保守管理・点検
建築物及び各種設備は、日常点検、法定点検、定期点検等を行い、所期の性能を維持し、
利用者の安全かつ円滑な利用に供すること。また、点検を実施した場合には、定期報告の
際に報告すること。
② 建築設備運転保守管理業務
施設が正常に機能を発揮し、円滑かつ最良の状態で運営できるよう建築、電気設備、空
調設備、給排水衛生設備、防災設備等、必要な業務を実施すること。
③ 環境維持管理業務
施設の環境を維持し、美観の維持に心がけ、公共施設として快適な空間を保つために必
要な業務を実施すること。
④ 施設及び設備に係る始業及び終了点検などの日常の利用関係業務を必要に応じて行うこ
と。
⑤ 施設及び設備に係る大規模修繕は市が実施し、小破修繕は指定管理者の責任で実施する
こと。ただし、施設の小破修繕のうち、1件の額が 100 万円を超えるものは市が負担する
ことを原則とする。
⑥ 保安警備業務
ア 施設内の事故、盗難、破壊等の犯罪行為及び火災等の災害の発生を防止し、財産等の
保守警備に万全を期すること。
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イ 病気及び怪我人が発生したときは、直ちに状況を確認するとともに、医療機関に引き
継ぐなど、迅速かつ的確な対応をとること。
ウ 施設において事故が発生した場合には、
「静岡市指定障害児通所支援事業者、指定障害
児入所施設及び指定障害児相談支援事業者における支援の提供に係る事故報告要領」に
基づき、市に報告をすること。
エ 閉館時間中の防犯及び火災等警備(機械警備)に万全を期すること。
⑦ その他施設等の維持管理に必要な業務
⑧ 備品等の貸与及び購入
施設に必要不可欠な設備備品については、市が用意するものとし、管理運営業務の遂
行に当たり必要となる事務用備品については、指定管理者が費用負担するものとする。
また、新たな備品の購入や更新については、予算の定める範囲において、市が必要と
認めた場合に市が整備する。
⑨ 備品の保守管理業務
ア 施設の運営に支障を来さないよう、備品の保守管理を行うこと。
イ 備品管理簿の管理を行うこと。
ウ 備品に破損、不具合等が生じた場合は、速やかに市に報告を行うこと。
修繕については、指定管理者の責任で実施すること。ただし、1件 30 万円を超える
もの及び小規模な修繕が複数重なり 30 万円を超えるものは、市と協議すること。
⑩ 事務等消耗品の管理業務
施設の運営に支障をきたさないよう、必要な事務等消耗品を適宜、指定管理者が購入
し、管理を行うこと。
⑪ 遺失物に係る適正な管理
遺失物法に則り、適正な管理を実施すること。
(4)その他に関すること。
① トラブル対応に関する業務
利用者等との間に関するトラブルについては誠実に対応し、対応経過及び結果につい
て、必要に応じて市に報告をすること。
② 事業計画書及び収支予算書の作成
毎年度、市が指定する期日までに、次年度の事業計画書及び収支予算書について、市
と調整を図った上で作成し、提出すること。
③ モニタリング
市は、指定期間中に指定管理業務の実施状況を把握し、良好な管理状況を確保するた
め、モニタリングを実施するので次のとおり業務を実施すること。
ア 定期報告
月例業務報告書を作成し、翌月の 15 日までに、市に提出すること。
イ 状況確認
市が随時行う指定管理業務の実施状況調査(現地確認等)に協力すること。
ウ 業務の基準を満たしていない場合の措置
指定管理者が管理の基準や事業計画に示された業務などにおいて、基準を満たして
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いないと判断した場合、市は改善措置等に関する指導を行う。さらに必要な場合は業
務の停止や指定の取消しを行うことがある。
なお、大幅な業務改善を要する場合等にあっては、指定管理料を減額することがあ
る。
④ 関係機関との連絡調整
ア 障害者福祉課が開催する施設長会議への出席等に係る業務
イ その他関係機関との連絡調整に係る業務
⑤ 利用者満足度調査業務
利用者満足度調査を年度ごとに実施し、分析を行って施設の管理運営に反映させると
ともに、市に対してその結果を報告すること。
⑥ 緊急時対策、防犯・防災対策マニュアルの作成及び職員指導
⑦ 施設の管理運営全般のマニュアル作成
⑧ 静岡市暴力団排除条例への対応
暴力団の利益になる利用や不当な行為を受けた場合には、
「静岡市暴力団排除条例運用
の手引き」に基づき対応を行うこと。
⑨ その他日常業務の調整等
(5)上記に掲げるもののほか、市長が必要があると認める業務。
3 管理の基準
(1)開館時間及び休館日
① 開館時間
午前8時 30 分から午後4時 30 分まで。
② 休館日
ア 日曜日及び土曜日
イ 国民の祝日に関する法律に規定する休日
ウ 12 月 27 日から翌年の1月5日までの日
※
なお、特に必要があると認めるときは、市長の承認を受けて、開館時間及び休館日を
臨時に変更することができる。
(2)利用許可及び利用許可の取消し
静岡市児童発達支援センター条例第6条及び第8条、同条例施行規則の規定のとおり取
り扱うものとする。
(3)利用許可等の基準
施設利用に係る審査基準及び処分基準を市と協議して作成し、施設において公表するこ
と。
(4)遵守すべき法令等
業務の遂行にあたっては、次の関連する法令等を遵守すること。
① 地方自治法
② 静岡市児童発達支援センター条例
③ 静岡市児童発達支援センター条例施行規則
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④ 労働関係法令(労働時間や労働賃金、雇用の形態など、適正な管理を行うこと。
)
(5)個人情報の取扱い
個人情報の取扱いについては、別紙「個人情報の保護に関する取扱仕様書」に従って、
十分注意すること。
(6)情報公開
指定管理者が指定管理業務を行うに当たり作成又は取得した文書等で指定管理者が管理
しているものの公開については、別途情報公開規程等を定めるなど適正な情報公開に努め
ること。
また、市は、指定管理者から受領した文書等について、静岡市情報公開条例に基づく開
示請求があった場合、同条例の規定に従って当該文書等の内容を開示することがある。
(7)文書の管理及び保存
指定管理者が指定管理業務を行うに当たり作成又は取得した文書等は、市の文書事務に
関する諸規定に基づいて、別途文書の管理に関する規程等を定め、適正に管理及び保存す
ることとする。また、指定期間終了時に、市の指示に従うこと。
(8)環境への配慮
指定管理者は、次のような環境に配慮した指定管理業務の実施に努めること。
① 環境に配慮した商品及びサービスの購入(グリーン購入)を推進し、また、廃棄に当た
っては資源の有効活用や適正処理を図ること。
② 電気、ガス、ガソリン等のエネルギー使用量の削減に向けた目標を設定し、取組みを推
進すること。
③ 化学物質及び感染性廃棄物等のリスク管理を行い、環境や人に影響を及ぼす事故を防止
すること。
④ 施設の利用者等に対して環境の保護等に関する情報提供に努めるとともに、業務に関わ
る者に対する教育及び学習の推進に努めること。
(9)守秘義務
指定管理者は、指定管理業務を行うにあたり、業務上知り得た内容を第三者に漏らした
り、自己の利益のために使用しないこと。指定期間終了後も同様とする。
(10)賠償責任と保険の加入
指定管理業務の実施にあたり、市の責任に帰すべき理由による事故により第三者に与え
た損害については、施設の設置者である市が賠償責任を負うが、指定管理者が行う管理に
起因する事故により第三者に与えた損害については、指定管理者が賠償責任を負う。この
いずれの理由にもよらない事故により第三者に与えた損害については、その賠償責任につ
いて、両者で協議することとする。
また、指定管理者に起因する火災等による施設の損壊についても、市は、指定管理者に
対して損害を請求することができる。
以上により、指定管理者は、想定される損害賠償請求に対応できるよう任意の賠償責任
保険に加入すること。
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4 管理体制(組織)
(1)資格及び人員
① 静岡市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例(平成25
年静岡市条例第16号。以下「人員等基準」という。)に定める指定障害児通所支援の人員
に関する基準等を満たすものであること。
② 指定管理業務について総括的な責任を持ち、利用者や外部に対して、施設を代表する施
設長を1人配置すること。なお、施設長は社会福祉施設長資格を有する者とする。
③ 児童発達支援管理責任者を1人以上、配置すること。
④ 児童指導員及び保育士を人員等基準に定める基準を満たすように配置すること。
⑤ 心理指導員を1人以上、配置すること。
⑥ 保育所等訪問支援を担当する職員を1人以上、配置すること。
⑦ 障害児相談支援を担当する職員を 1 人以上、配置すること。
⑧ 看護師を1人以上、配置すること。
⑨ 医師(嘱託医)を1人以上、配置すること。
⑩ 栄養士を1人以上、配置すること。
⑪ 調理員を必要人数、配置すること。
⑫ 事務職員等を必要人数、配置すること。
(2)配置する人員の勤務形態は、労働基準法等を遵守し、施設運営に支障がないようにするこ
と。
(3)業務従事者に必要な健康診断を行い、利用者及び業務従事者の健康を害さないよう努める
こと。
(4)職員の資質の向上を図るため、研修を実施するとともに施設の管理運営に必要な知識と技
術の習得に努めること。
(5)業務の委託等
① 指定管理者が自ら行うべき業務
施設の設置目的を達成するために実施する主要な業務については、指定管理者が自ら
実施することを原則とする。
② 第三者への委託が可能な業務
建物等の維持管理に関する業務(清掃、警備、設備の保守管理等)など上記①以外の
業務は、市と協議のうえ、指定管理者から専門業者に業務委託することができる。
(6)非常時の体制
① 静岡市防災計画に従い、緊急時の体制及び対応、防災、防火対策等について、予め市と
協議すること。
② 緊急事態発生の場合は、遅滞なく適切な措置を講じたうえ、市をはじめ関係機関に通報
すること。
③ 防火管理業務
ア 権限の付与
指定管理者は、施設に1人以上甲種防火管理者の資格を有するものを配置するもの
とし、これにより配置された防火管理者は、管理権原者(静岡市長)から次に掲げる
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権限が付与される。
(ア) 消防計画の作成、見直し及び変更に関する権限
(イ) 避難施設等に置かれた物を除去する権限
(ウ) 消火、通報及び避難訓練の実施に関する権限
(エ) 消防用設備等の点検及び整備の実施に関する権限
(オ)
不適切な工事に対する中断、器具の使用停止及び危険物の持ち込みの制限に
関する権限
(カ) 収容人員の適正な管理に関する権限
(キ) 防火管理業務従事者に対する指示、監督に関する権限
(ク) その他防火管理者の責務を遂行するために必要な権限
イ 業務の内容
アにより配置された防火管理者は、次に掲げる業務を実施し、かつ、当該内容につ
いて十分な知識を有すること。
(ア) 消防計画の作成、見直し及び変更に関すること。
(イ) 避難施設等の管理に関すること。
(ウ) 消火、通報及び避難訓練の実施に関すること。
(エ) 消防用設備等の点検及び整備の監督に関すること。
(オ) 火器の使用等危険な行為の監督に関すること。
(カ) 収容人員の適正な管理に関すること。
(キ) 防火管理業務従事者に対する指示、監督に関すること。
(ク) その他防火管理者として行うべき業務に関すること。
④ AEDの研修会
AED(自動体外式除細動器)の操作方法習得のため、定期的に施設職員に対する研修
を実施すること。
5 指定管理経費
(1)指定管理料(上限額)
170,652,000 円
また、別に契約する徴収事務に係る委託料は含まない。
※平成 29 年4月1日から、
「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行
うための消費税法の一部を改正する等の法律」により、消費税及び地方消費税の税率の
改正が予定されているが、指定管理料の積算に当たっては、現行税率(8%)を基に算
定すること。ただし、各年度の協定書に定める指定管理料の額の決定時には、当該年度
に適用すべき税率を基に再度算定し、協議のうえ決定する。
(2)経費の支払方法
会計年度(4月1日から翌年3月 31 日)ごとに指定管理者の請求に基づき支払う。管理運
営上必要な経費は前金払とし、支払時期や額及び請求手続については協定にて定める。
(3)指定管理料に含まれる経費
① 人件費
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② 業務管理費
施設の現場業務に係る経費で、福利厚生費、業務全般の総合調整費、安全管理経費、
各種届出費用等。
③ 事業費
施設の設置目的を達成するために行う施設の維持管理以外の事業に係る経費で、給食
費、保健衛生費、教養娯楽費、送迎用車両の燃料費、消耗品費、教育指導費等。
④ 一般管理費
人件費、業務管理費以外に、指定管理者が団体を維持運営していくために必要な費用
で、退職給与引当金繰入金及び退職年金掛金、法定福利費、役員報酬、広告宣伝費、旅
費、事務用品、年会費負担金等。
⑤ 施設費
指定管理施設の維持管理に要する経費で、消耗品費、修繕料、印刷製本費、通信運搬
費、設備の点検等手数料、清掃業務等の委託料、光熱水費、使用料及び賃借料等。
⑥ 管理雑費
施設管理に係る各種契約、支払事務などに要する租税公課、消耗品費、振込手数料等
(4)施設使用料
施設の使用に際して利用者が負担する使用料は、市の収入となる。
なお、協定締結後に別途、歳入金の徴収事務委託についての契約を締結するものとする。
(5)修繕料の精算
修繕料については、次に示す金額を上限として、毎年度精算するものとする。
修繕料 1,919,000 円
(6)国庫補助制度等の活用について
① 国や地方公共団体、独立行政法人の補助制度等があるときは、これを積極的に活用して
いくこと。
② 指定管理業務に対する補助要望を行う場合は、その取扱いについて、事前に市と協議す
ること。
(7)その他
① 予算の議決により指定管理料が変更される可能性がある。
② 特別な事情がない限り決定した指定管理料は変更しない。(精算は行わない。
)
③ 年度ごとの業務に差異のない施設においては、指定期間中この額が指定管理料の基本と
なる。
6 指定管理業務以外の業務について
施設利用者から使用料を徴収する業務については、施設運営に伴う業務のため指定管理者
と別途委託契約を締結する。
なお、委託経費については、人件費及び事業費を算定し、契約するものとする。
7 市と指定管理者の責任分担
市と指定管理者の責任分担は、別紙「責任分担表」のとおりとする。
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ただし、別表に定める事項で疑義がある場合又は別表に定めのない責任が生じた場合は、
市と指定管理者が協議の上責任分担を決定するものとする。
8 事業報告等について
(1)事業報告
会計年度終了後、45 日以内に事業報告を作成し、市に提出すること。記載する内容は次
のとおりとする。
また、併せて利用者満足度調査により得られた結果を、事業報告とともに提出すること。
① 事業報告
② 利用実績(利用率及び利用人員等)
③ 当該業務に係る収支決算書(市の積算内訳項目に準じたものとする。
)
④ 施設の管理運営に係る自己評価
⑤ その他詳細については、協議の上、協定書で定めるものとする。
(2)経理規定
指定管理者は経理規程を策定し、適切に経理事務を行うこと。
(3)立入検査について
市は必要に応じて、施設、物品、各種帳簿の現地調査を行うことができる。
9 業務の継続が困難になった場合等の措置
指定管理者は、業務の継続が困難となった場合又はそのおそれが生じた場合は、速やかに
市に報告しなければならない。その場合の措置については、次のとおりとする。
(1)指定管理者の責めに帰すべき事由による場合
指定管理者の責めに帰すべき事由により、業務の継続が困難になった場合、又はそのお
それが生じた場合には、市は指定管理者に対して改善勧告等の指示を行い、期間を定めて
改善策の提出及び実施を求めることができる。この場合、指定管理者がその期間内に改善
することができなかった場合等には、市は指定管理者の指定の取消し又は業務の全部若し
くは一部の停止を命じることができるものとする。
(2)指定が取り消された場合等の賠償
上記(1)により指定管理者の指定が取り消され、又は業務の全部若しくは一部が停止
された場合、指定管理者の損害に対して市は賠償しないが、指定管理者は市の損害を賠償
しなければならない。
(3)不可抗力等による場合
不可抗力その他市又は指定管理者の責めに帰することができない事由により、業務の継
続が困難となった場合、市と指定管理者は、業務継続の可否等について協議を行い、継続
が困難と判断した場合、市は指定管理者の指定の取り消し、又は業務の全部若しくは一部
の停止を命じることができるものとする。
10 原状回復
指定管理者は、その指定に係る管理の業務の期間が満了したとき、又は指定を取り消され、
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若しくは期間を定めて管理の業務の全部若しくは一部の停止を命ぜられたときは、その管理
しなくなった施設又は設備を速やかに原状に回復しなければならない。
11 業務の引継ぎについて
(1)指定管理者は、その指定期間満了時又は指定が取り消されたときにおいて、次期指定管理
者が円滑に、かつ支障なく、施設の運営管理業務を遂行できるように、指定管理者の責務と
して円滑な引継ぎを行うとともに、必要なデータ等について提供すること。引継ぎ事項、期
間及び方法等については、市と協議の上、決定する。
なお、初回の引継ぎでは、市が立ち会ったうえで引継ぎの日程や方法、項目を決定する。
(2)現在の管理者及び管理受託者からの業務引継ぎに係る経費は指定管理者(候補者)の負担
とする。
また、市議会で指定管理者の指定議案が否決された場合、それまでに指定管理者(候補者)
が負担した準備経費は補償しない。
(3)指定期間開始前に申し込まれた施設の利用申請やその他必要なデータ等については、原則
として指定管理者に引継がれる。
(4)文書引継
指定管理者が指定管理業務を実施するうえで作成した文書、収集した文書等については、
市に引継ぐものとする。なお、市は必要に応じて、次期の指定管理者に引継ぐ。
12 市主催事業等への協力等
(1)市が主催する事業等には、優先的に実施できるよう協力すること。
(広報物の掲示等含む。
)
(2)監査委員等が市の事務を監査する必要があると認める場合、帳簿書類その他の記録を市に
提出するとともに、実施調査等に積極的に協力すること。
(3)類似公共施設の広報物の掲示等、PRの相互協力を行うこと。
(4)市が実施する防災事業に積極的に協力すること。
13 協定に関する事項
指定管理者の指定後、施設の管理業務に関する協定書を市と締結する。
(1)協定書に盛り込む主な事項
① 総括的事項
ア 業務の内容
イ 協定の期間
② 管理運営業務の履行に関する事項
ア 業務の委託等の禁止
イ 個人情報の保護に関する事項
ウ 情報公開
エ 損害賠償
③ 指定管理料に関する事項
ア 指定管理料の額
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イ 指定管理料の支払方法
④ 事業報告
ア 事業報告書の提出
イ 事業の検査
⑤ 帳簿の保存について
⑥ 契約の解除
⑦ 定めのない事項等の処理
(2)協定が締結できない場合の措置等
指定管理者が協定締結までに、次に掲げる事項に該当するときは、その指定を取り消し、
協定を締結しないことがある。
① 正当な理由なくして、協定の締結に応じないとき。
② 財務状況等の悪化により、管理業務の履行が確実でないと市が認めたとき。
③ 著しく社会的信用を損ない、指定管理者としてふさわしくないと市が認めたとき。
14 その他
(1)仕様書に規定するもののほか、指定管理者の業務内容及び処理について疑義が生じた場合
は、市と誠意を持って協議し決定する。
(2)本仕様書に定めがないものについては、市と別途協議する。
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