...

リニアコライダー加速器関係報告、H19年 11月分 (Nov.30, 2007) 1

by user

on
Category: Documents
19

views

Report

Comments

Transcript

リニアコライダー加速器関係報告、H19年 11月分 (Nov.30, 2007) 1
リニアコライダー加速器関係報告、H19 年 11 月分
1
(Nov.30, 2007)
会議
• 11/05-07 CCAST Workshop & ILC Asia R&D Workshop (IHEP)
• 11/28-29 Value Engineering (Cooling water) Meeting (FNAL)
• 今後の会議予定としては
◦
◦
◦
◦
◦
2
12/11-13 ILC LET Beam Dynamics Workshop (SLAC)
12/12-14 Laser-Electron Interaction Workshop (広島大学)
12/18-20 DR Workshop (KEK)
12/19-21 ATF2 Project Meeting (KEK)
1/14-17 TTC (TESLA Technology Collaboration) Meeting (DESY)
ATF 関係
• 11 月最後の週に ATF2 床の塗装完了
3
STF 関係
3.1
STF0.5 スケジュール
• 35 空胴の STF0.5 は順調に進んでいる。
• 12 月以降年度末までの予定をたてた。それによると
LL 空洞側
TESLA-like 空洞側
[1] 12/17 までに加温完了
[1] 12/18 空洞取付け
[2] 1/8 地上へ移す
[2] 1/14 地下へ移す
[3] 1/21-2/1 空洞 4 台組立
[3] 1/21 耐圧・リーク等試験
開始
[4] 2/6 Alignment
[5] 3/10 本体移動、耐圧・リーク等試
験開始
3.2
[4] 1/29 真空排気開始
[5] 2/1-3/末 冷却試験
塗装を終えた ATF2 Floor (11/29)
35 空胴
STF0.5(空洞 1 台)の大電力試験を行った。
• 11/12 の週に空胴とカップラーのプロセス
• 達成電界:1.5ms 幅で 19.3MV/m、0.6ms 幅で 23.4MV/m(熱的不安定になりストップ)。ほぼ、縦測定
時の電解に達しているが、16MV/m あたり以上では Q の値がかなり低い(縦測定時の 1/3 から 1/5 程度、
dynamic loss からの測定であるため精度は低いが)。原因は不明。
• 電界に対するピエゾによる変形量測定、周波
数変位測定:0.1mV/(MV/m)2 、
-0.5Hz/(MV/m)2 。予想値に近いと思われる
が詳細な検討が必要。
• ロ ー レ ン ツ デ チュー ニ ン グ と そ の 補 正 。
18.2MV/m で試験、図のように位相をフラッ
トにすることに成功。
縦測定スタンドの現状(11/13)⇒
1
35 空洞の Lorentz detuning(左)およびピエゾによる補正(右)の試験。RF pulse 長 1.5ms、繰返し 5Hz。青:入力電力、
赤:空洞電圧、淡青:位相ずれ、緑:ピエゾに加えた電圧。位相ずれは 13 度程度、補正後ほとんどゼロ。
3.3
LL 空胴
• STF0.5 に使用する LL 空胴のリーク試験アッセンブリーを行なった。OK.
• JLab に送った newICHIRO #5 の縦測定データ 1 回目はいったん 41MV/m と報告されたが推定校正をして
みると 30MV/m ぐらいであったとみられる。11 月最後の週に 2 名を派遣して精査する。
4
GDE Workshop
10/22-26 に FNAL で GDE の Workshop がひらかれた。初日プレーナリーの DoE Raymond Orbach 氏の講演
については先月分で報告した。
8 月半ばに Reference Design Report が最終的に完成し、GDE の活動は EDR (Engineering Design Report) に
向けた新しいフェーズに入った。これからの世界各地での活動は、WP (Work Package) 形式で進められる。すな
わち、必要な仕事の分類(Work Breakdown Structure) を決め、各項目(WP)ごとに分担する研究者・研究所
を決めて GDE との合意のもとに作業を行うものである。GDE が各国から資金を集めて GDE の権限でこれを使
用するような組織にはなっていないので、このような WP 構造が必要になる。今回の Workshop の主眼は、EDR
に向けて必要になる WP のリストを作り、各研究所がどのような形でどの WP に参加できるか、見通しをつける
ことにあった。作業は思ったより速く進んでおり、全分野合計で約 180 の WP が形成されつつある。
なお、この会期中に ILCSC の会合がひらかれ、2 年間議長をつとめた黒川真一氏に代わり、Enzo Iarocci 氏が
新議長に就任した。また、山田作衛氏が、10 月 1 日付で Research Director に就任し、本ワークショップで初めて
公開の場で紹介された。
5
CCAST ILC Accelerator Workshop (CIAW07)
11/05-06 北京 IHEP において表記の workshop が開催された。これは、CCAST (China Center of Advanced
Science and Technology, 中心主任: 李政道教授) の主催で行われた ILC に関する国際的 workshop で、この物理
版はすでに 6 月に開かれている。海外からは、Barry Barish のほか、3 人の Regional Directors(Mike Harrison,
Brian Foster, 野崎)、ACFA 議長張闖氏、ALCSC 議長 Namkung 氏、さらに中国の政府関係者(国家自然科学基
金委員会数理学部主任汲培文氏、中国科学院基礎局副局長劉鳴華氏、中国科学院基礎局処長喬潤龍氏、中華人民
共和国科学技術部基礎司処長傅小峰氏)なども出席した。
引き続いて 11/.6-7 に同所で、ILC Asia R&D Workshop が開かれた。10 月に超伝導に関する Workshop が北
京大学であり(報告済み)日本から関係者が多く出席したため、今回の KEK からの出席者は、ビーム関係がほと
んどであった。加速器と検出器に分かれて各々15 程度の発表があった。
6
その他
• 11/16 LC 研究会主催による「リニアコライダー推進戦略」と題するパネル討論会が KEK で開かれた。KEK
から 3 名、企業から 2 名がパネリストとして、企業との連携を中心にして今後の戦略を討論した。企業から
多くの出席者があった。
2
Fly UP