...

rance ine ist

by user

on
Category: Documents
25

views

Report

Comments

Transcript

rance ine ist
2011 年 8 月号
rance
ine
ist
テラヴェール株式会社
東京都港区東麻布 1-10-13 7F 〒106-0044
TEL:03-3568-2415 FAX:03-3584-2681
商品情報・画像はHPhttp://www.terravert.co.jp/
飲み頃ワインはテラヴェール・ブログhttp://ameblo.jp/terravert/
『最良の状態でお届けすることが私達の責任です』
フランス国内は勿論、海上輸送、日本国内輸送、“全行程で定温管理輸送”を徹底しています
倉庫は“定温・定湿管理”を徹底、入・出荷時も外気に触れることのないようドッグシェルターを使用
『造り手からのメッセージ、最新の情報をできるだけ早く皆様にお届けしたい』
御希望のレストラン様に新入港の御案内や試飲会の御案内をファックスまたはメールでお届けしております
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
『テクニカルデータが充実』
各ワインのテクニカルデータや造り手の考え方、畑や醸造設備の画像等を充実させています
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
Champagne
| 2 Drappier
シャンパーニュ・ドラピエ
P. 3
アンリ・ブルジョワ
P. 5
Frederic Magnien
フレデリック・マニャン
P. 7
Jean-Marc Brocard
ジャン・マルク・ブロカール
P. 9
Camus Pere & Fils
カミュ
P.11
Jerome Chezeaux
ジェローム・シェゾー
P.12
Prieure
ドメーヌ・プリューレ
P.13
Chevrot
ドメーヌ・シュヴロ
P.14
Du Four Bassot
デュ・フール・バッソ
P.15
Chateau de Beauregard
シャトー・ド・ボールガール
P.16
Loir
Henri Bourgeois
Bourgogne
Marcel Lapierre(Ch.Cambon) マルセル・ラピエール
P.18
Georges DESCOMBES
ジョルジュ・デコンブ
P.19
カーヴ・ド・リボーヴィレ
P.20
ル・グラン・ノワール
P.21
クロ・アンリ
P.22
Chateau le puy
シャトー・ル・ピュイ
P.23
John Kolasa Selection
ジョン・コラサ・セレクション
P.25
Jean-Luc Thunevin
ジャン・リュック・テュヌヴァン
P.28
Alsace
Cave de Ribeauville
Languedoc
Le Grand Noir
New Zealand
Clos Henri
Bordeaux
TOP
Champagne
Drappier
Urville , Champagne, France
シャンパーニュ・ドラピエ
|3
有機ピノ・ノワールが主張する独特なアロマ
フランスの自然派と呼ばれる造り手達との食事では必ずシャンパーニ
ュ・ドラピエで始まる。パリで最も人気のワインショップ、カーヴ・オジェの
薦めるシャンパーニュもドラピエ。神に祝福された声を持つと言われ世
界三大テノールの一人ルチアーノ・パヴァロッティは“喉に優しい”とドラ
ピエのシャンパーニュを歌う前に飲んでいたという。無農薬、有機栽培
が産む健全な葡萄を収穫することによって純粋な果実の厚みを。極
限まで減らしたSO2は果実そのものをしっかりと感じさせる芳香をワイン
に与えている。所有する53ha の畑では1989年から一切の農薬を使
用しない有機栽培を実践。合成肥料から堆肥への切り替え、農薬の
不使用によって病気、害虫被害
が増え30%も収量は落ち込ん
だと言う。ウルヴィルはシャンパ
ーニュの南端に位置し、およそ1
億4千年前のジュラ紀からの石
灰石土壌が広がり、ブルゴーニ
ュから伝来したピノ・ノワールに最
適な土壌。よってスタンダードラ
インから全てのキュヴェでピノ・ノ
ワールが機軸となっている。また、
ドラピエと言えばSO2に対する
姿勢。酸化防止の役割以外に
も安定した発酵を促すなどの効
果も得られるわけだが、『SO2の
多大な摂取は人体にとって有害
だ。そして、なにより果実本来の
香りを台無しにしてしまう。』との
考え方で、その添加量を通常のシャンパーニュの造り手の1/3程度ま
で減らしている。ドラピエでは数十年かけて使用量を10%ずつ減らし、
試行錯誤の末、通常100mg/㍑程度使われるところ35mg/㍑までに
抑えることに成功した。収穫された葡萄は小分けにし、できる限り短時
間でタンクに運ぶこと。18℃を基本とした完全な温度管理の下、自然
酵母を使ってゆっくりと発酵。酸素を遮断するため圧搾機を発酵層の
真上に設置したグラヴィティシステムの採用といった拘りによってSO2
無しでも果汁はバクテリアに侵されること無くワインへと変化していくこと
Drappier Carte d’Or Brut
となる。2007年にはSO2完全無添加のブリュット・ナチュール・サン・
スフレ・ノン・ドサージュの生産に成功し、大きな話題を呼んだ。SO2の
添加が無くとも、果汁からワインへ変化していく過程である程度の酸素
との触れ合いを良しとしている。ワインとして完成されるまでにゆるやか
に(良い意味で)酸化していくことで抜栓後、時間と共に力強く開いてい
くようになるのだと言う。現在作付面積およそ100ha(相続の過程で現
在法的にドラピエ家所有畑は53ha)。シャルドネが高い酸度とミネラル
に由来する硬質感をワインに与えるのに対して、ウルヴィルのピノ・ノワ
ールは、よりワインに近く、完熟した果実のふくよかさ、骨格、時間経過
と共に増していく深みを与えてくれる。その品質はロバート・パーカーJr.
の「バイヤーズ・ガイド」で★★★★(Excellent)と評され、フランス国内、
特にレストラン関係者からも絶大な人気を誇る。最後にドラピエを語る
上で忘れてはいけないのがドサージュの少なさ。いわゆる“門出のリキ
ュール”はシャンパーニュの味わいに大きな影響を与える各メゾンが最
も気を使う工程の一つである。ドラピエはどの銘柄においてもドサージュ
の量は非常に少
ない。たとえばブリ
ュットのでは 15g/
㍑まで許されてい
るがカルト・ドー
ル・ブリュットのド
サージュは10g/
㍑。これは葡萄の
品質に対する絶
対の自信なのだと
言う。しかも使わ
れるのは25年間樽熟成された角が取れたリキュール(使用は一部キ
ュヴェを除く)。樽熟成することで蔗糖の甘さから全ての要素が馴染ん
だ自然で柔らかな甘味に変化していき、黒葡萄であるピノ・ノワールに
良く馴染むのだという。初代が葡萄栽培を始めてから既に200年以上
の時が経った。今では世界中で大きな市場を持っているシャンパーニ
ュだが、これだけ実直に葡萄本来の旨味を感じさせてくれるメゾンは他
に存在しない。
(カルト・ドール・ブリュット)
≪産地≫主にウルヴィル、モンターニュ・ド・ランス、エペルネ等に位置する12の異なる畑のぶどうにリザーヴワインを30%アッサンブ
ラージュ。ピノ・ノワール 90%、シャルドネ 7%、ピノ・ムニエ 3%
≪醸造・熟成≫水平式プレス機でソフトプレス。ファーストプレスのみを原料とする。圧搾から瓶詰めまでほぼ全ての工程は重力を利
用する。18℃に設定されたタンクにて 14 日間の発酵後、滓引き、マロラクティック発酵と続く。冬の低温(5~8℃)にて清澄、アッサ
ンブラージュ。冷却し、安定後に濾過するが、その間 2~3 年シュール・リー(11℃)にて熟成され、滓抜き後は、最低 4 ヶ月間の瓶熟
成。・総酸度:5g ・アルコール度:12.7% ・残糖分:9g/l
≪テイスティングノート・コメント≫
ぶどう果汁の鮮度を保つことを大切にしている。 その結果「バラ色と黄金に緑のニュアンスが混じった濃い色」のシャンパーニュが完
成する。 圧倒的な果実風味と黒ぶどうらしい高いアロマが特徴的。 高い黒ぶどう比率からたっぷりとして、ふくよかなアタックと余
韻に残る充実感、飲み応えを得ている。 少し冷やし目で食前に。 温度を上げて白身の肉や煮込み料理まで合わせられる。 まさ
に食事と共にあるシャンパーニュ。 どこまでも優しく、身体に染み込んでいくようなナチュラルでぶどう本来の果実味を感じさせる味
わい。
商品記号
69364
ワイナリー
ワイン
Drappier
Carte Blanche Brut
ドラピエ
カルト・ブランシュ・ブリュット
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
NV
Champagne
白
750ml
参考上代
5,100
在庫
◎
ピノ・ノワール75%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ10%。主にウルヴィル、モンターニュ・ド・ランス、エペルネ等12の異なる畑の葡萄にリザーヴワインを30%アッサンブラージュ。18℃に設定されたタンクにて14
日間の発酵後、滓引き、そしてマロラクティック発酵。冬の低温(5~8℃)にて清澄しアッサンブラージュ。冷却安定後に濾過するが、その間2~3年、シュール・リー (11℃) にて熟成され、滓抜き後は最低4ヶ月間の
熟成。
69366
|4
69710
69283
Drappier
Carte d'Or Brut
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット
Drappier
Carte d'Or Brut ≪化粧箱入≫
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット
Drappier
Carte d'Or Brut ≪375ml≫
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット
NV
Champagne
白
750ml
5,600
◎
NV
Champagne
白
750ml
5,600
△
NV
Champagne
白
375ml
3,400
○
ピノ・ノワール85%、シャルドネ10%、ピノ・ムニエ5%。水平式プレス機でソフトプレス。ファーストプレスのみを原料とする。圧搾から瓶詰めまでほぼ全ての工程は重力を利用する。そのため、ぶどうは余計な酸
素との接触もなくSO2の添加を通常の1 /3以下に抑えることが可能となる。18℃に設定されたタンクにて14日間の発酵後、滓引き、マロラクティック発酵と続く。冬の低温(5~8℃)にて清澄、アッサンブラージュ。
冷却し、安定後に濾過するが、その間2~3年シュール・リー (11℃)にて熟成され、滓抜き後は、最低4ヶ月間の瓶熟成。
69360
69712
69469
Drappier
Brut Nature
ドラピエ
ブリュット・ナチュール
Drappier
Brut Nature ≪化粧箱入≫
ドラピエ
ブリュット・ナチュール
Drappier
Brut Nature"Sans Soufre"
ドラピエ
ブリュット・ナチュール・サン・スフレ
白
750ml
5,900
○
NV
Champagne
白
750ml
5,900
△
NV
Champagne
白
750ml
6,300
△
NV
Champagne
本物の純粋さに感動を求める方々のために、ドラピエはピノ・ノワール100%で、第一搾り果汁のみを原料として、更にドザージュを一切行わないシャンパンを用意している。 いわゆる「門出のリキュール
(Liqueur d’ Expedition)」の添加を一切行わないので、シャンパンの残糖(ボトル当たり約2グラム)は正に自然の果実に由来するもののみという事。製造工程での亜硫酸塩の使用は品質を保持するために必要
な最小限度に抑えている。新鮮な黒ぶどうのノーズに、柑橘や赤果実の香りが印象的。 洋梨のフレーヴァーや芳香なハーブのブーケが口一杯に豊に広がり、辛口過ぎず、すっきりしたイキイキした仕上がりの。
仄かにスパイシーさが長く持続する余韻。 ドラピエらしい自然な味わいを楽しめる。
69361
69711
Drappier
Rose Brut
ドラピエ
ロゼ・ブリュット
Drappier
Rose Brut ≪化粧箱入≫
ドラピエ
ロゼ・ブリュット
NV
Champagne
ロゼ
750ml
6,500
◎
NV
Champagne
ロゼ
750ml
6,500
△
重力で軽くプレスされた第一果汁のみを使い、ポンプなどは使用しない。ぶどうは余計な酸素との接触もなくSO2の添加を通常の1 /3以下に抑えることが可能となる。セニエ法での伝統的醸造法により、強烈な
ブーケ、そして繊細な赤いフルーツのアロマが放たれる。2年以上瓶内熟成。
69C99
Drappier
Cuvee Charles de Gaulle
ドラピエ
キュヴェ・シャルル・ド・ゴール
2006
Champagne
白
750ml
7,500
○
1960年代、シャルル・ド・ゴール将軍は、エリゼ宮やその他公務以外の際は、私邸であるコロンベイ・レ・デュ・エグリーズ村のボワセリーに滞在することが多かった。彼は、このボワセリーを囲む丘から産まれる
シャンパーニュをこよなく愛しており、軍営の側近であったボネヴァル大佐がドラピエの愛飲者であったことが゙ドラピエのシャンパーニュとド・ゴール将軍を引き合わせた。1990年6月18日、彼の兵役50周年祝典を
記念して、彼の肖像画をボトルに描きこんだ「コレクション・シャルル・ド・ゴール」がこの歴史的人物に対する尊敬の念を込めて製造販売されたもの。
69309
Drappier
"Cuvee Quattuor" Blanc de Blancs
ドラピエ
キュヴェ・キャトゥール・ブラン・ド・ブラン
NV
Champagne
白
750ml
9,000
○
アルバンヌ 25%, プティ・メリエ 25%、 ブラン・ブレ 25%、 シャルドネ 25%。キュベ・キャトゥール(ラテン語で数字の4を意味)はウルヴィルとその周辺で栽培される今では非常に僅かとなったシャンパーニュの
古代品種4種を均等にアッサンブラージュすることで、それぞれのぶどうのハーモニーを完成させる。フルーティーさ際立たせる為、第一発酵後は樽熟成は行わずに、シュール・リーでの熟成を行う。4つの白品種
から生まれる唯一のシャンパンとなる。
69909
Drappier
Grande Sendree
ドラピエ
グラン・サンドレ
2004
Champagne
白
750ml
14,000
○
「キュヴェ・グラン・サンドレ」の名前は1838年ウルヴィル(Urville)村に大被害を齎した大火で焼灰に覆われた一区画の名前に由来する。その土地の名称が不動産登記簿上の綴りに間違いがあったまま、“S”と
してこのキュヴェに表記されたものである。ウルヴィル村のセラーで発見された13世紀のボトルを使用し、このグラン・サンドレは全ての工程で手造り作業での製造を行った。最良の区画の中でも最も古い樹齢の
ぶどう樹を選び、特別の注意を払いながらぶどうを収穫する。優しい加圧によって、キュヴェの最良の果汁を搾った後で、最小限のポンプ圧を駆使しながら丁寧に醸造工程をすすめ、亜硫酸の使用を最小限にし
て独特のフィネスをもつワインを造り上げる。
69313
Drappier
Tres Vieux Marc de Champagne
ドラピエ
トレ・ヴュー・マール・ド・シャンパーニュ
Marc de Champagne
白
700ml
6,800
△
700ml
3,900
×
ピノ・ノワール100%。アルコール度数 40%。オーク樽で10年熟成。
69D84
Drappier
Ratafia de Champagne
ドラピエ
ラ タフィア・ド・シャン パーニュ
Marc de Champagne
《Carte d'Or Special Bottles》
69C07
Drappier
Carte d'Or Brut Magnum
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット マグナム
69C08
Drappier
Carte d'Or Brut Jeroboam
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット ジェロボアム
69D80
Drappier
Carte d'Or Brut Mathusalem
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット マチュザレム
69D81
Drappier
Carte d'Or Brut Balthazar
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット バルタザール
69B21
Drappier
Carte d'Or Brut
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット
69D82
Drappier
Carte d'Or Brut Salomon
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット サロモン
NV
Champagne
白
1500ml
11,500
△
NV
Champagne
白
3000ml
28,000
×
NV
Champagne
白
6000ml
58,000
△
NV
Champagne
白
12000ml
125,000
×
NV
Champagne
白
15000ml
250,000
△
NV
Champagne
白
18000ml
360,000
△
《Special Goods》
69F93
69F94
69F95
69F96
Drappier
ス トッパ ー
1
1,400
○
フル ートグ ラス
1
1,600
○
クーラー(イエロー)
1
9,000
○
クーラー(メタル )
1
22,000
○
ドラピエ
Drappier
ドラピエ
Drappier
ドラピエ
Drappier
ドラピエ
TOP
Loire
Henri Bourgeois
Sancerre
アンリ・ブルジョワ
|5
サンセール“4 つのテロワール”を熟知した造り手
『サンセールは小さなAOCだが、そのテロワールは非常に複雑だ。』。
AOC サンセールとして認定されている畑は約2350ヘクタール、その
内80パーセントがソーヴィニヨン・ブランから造られる白ワインだ。この小
さなAOCはロワール川の左岸サンセールの町を中心に広がいくつかの
村からなる。車で移動をすれば遠くても20分程で移動出来るエリアだ
が、実は4つの異なるテロワールから構成されている。アンリ・ブルジョワ
が拠点とするのは“クロタン・ド・シャビィニョール”という山羊の乳から造
られるフロマージュで有名なシャビィニョール村。この村の周囲には“マ
ル ヌ ・ キ ン メ リジ ャ
ン”土壌が広がっ
ている。今から1億
5千5百年前から1
億5千年前のアン
モナイト化石や牡
蠣の貝殻を多く含
む土壌である。特
に醸造所の正面に
あるモン・ダネと呼
ばれる急斜面の区
画は複雑な熟成香とミネラルに富んだ良質のワインを造りだす。シャヴ
ィニヨール村の東、ロワール河沿いに南北に広がるのは“シレックス(粘
土二酸化ケイ素)”土壌。9千年~8千年前の白亜紀の土壌だ。非常
に砂利が多く、大きなシレックス(火打ち石)のかけらが含まれる。この
石が日中の熱を集め葡萄の成熟を早める。スパイシーで火打ち石を擦
った時に出てくるフュメ香を含んだ非常に複雑な香りを持つ長期熟成タ
イプのワインが生まれる。その他にもメイン・キュヴェのひとつ『サンセー
ル・レ・バロンヌ』が生まれる“テール・ブランシュ(粘土石灰質)“土壌や
フルーティで若い内から楽しめるワインが生まれる”カイヨット(石灰質)
“土壌など大きく分けて4つのテロワールがある。現当主のジャン・マリ
ー・ブルジョワは言う。『私達の一族はこの土地に10世代に渡って生活
しています。この土地の個性と伝統的ワイン造りに敬意を払い尊重する
Marnes Kimmerigiennes
こと。それは伝統を重んじる
ということだけでなく、この土
地の表現の為に最適の判断
をするということなのです。』
父親の代から徹底的に土壌
を調査して、各テロワールに
最適なワイン造りを行ってき
た。アンリ・ブルジョワが造る
ワインは、ほとんどが同じ醸
造方法で造られている。しか
し、そのワインを飲み比べると
それぞれが驚くほど明確な
個性を持っているのだ。195
0年創業当時は2ha の畑か
らスタートし、現在ではサンセ
ールとプイィ・フュメに合計6
5ha の畑を持つブルジョワ一家。しかし創業当時はまだフランス国内で
もサンセールワインの認知度は低く、貧しい生活をおくる生産者が多か
った。ブルジョワは造ったワインを率先してパリへ持って行き、レストラン
を回って売り歩いたと言う。その結果ワインの品質と個性が高い評判を
呼び、パリのソムリエやワイン愛好家が自らこの地域を訪れるようになり、
観光地として村人の生活も次第に豊かになったという。この土地を愛す
る気持ちはワイン造りだけにはとどまらない。醸造過程に出る糖分を含
んだ水(タンクやトラクターの洗浄で出る水など)が河に流れ込むと、そ
れが再発酵する事で河の生命体を殺してしまう事から、息子達と一緒
に独自の浄水システムを考案。シャヴィニヨール村から出る排水は全
てこのシステムで浄水されてから村の外に流されている。『世界中を旅
するのが好きだけれども、自分の村に勝るところは無いね。』村の人々
を愛し、この土地のワインを心より愛するブルジョワ一家。この地のテロワ
ールを熟知しその個性を表現したワインを世界に届けるワインからは、
彼らのこの土地への深い愛情を感じる。
Silex (Argilo-Silicieux)
Caillottes (Calcaire)
Terres Blanche
(Argilo-Calicaire)
■Sancerre “La Bourgeoise” Blanc /サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン
≪土壌≫シレックスの混じる粘土石灰質土壌
≪栽培≫この畑特有の火打ち石の混じる土壌の畑で、樹齢50年以上の古木から上質の葡萄が収穫される。リュット・レゾネ。さらに
収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
≪醸造≫除梗は行わず、温度管理されたステンレス、一部(35%)トロンセ産フレンチオークにより、22日間ほぼ自然酵母でアルコ
ール発酵を行う。発酵後11ヶ月の間シュール・リー。熟成は新樽、1年樽、2年樽をそれぞれ1/3づつ使用。
≪テイスティング≫12℃に程度で石灰土壌由来の非常に強いミネラル、グリーンノートやスパイシーさが感じられ、後から豊かな果
|6
実味とソーヴィニヨンの花の香りが出てくるが、火打ち石そのままのミネラリーな香が支配的。香の豊かさだけでなく非常に複雑味が
あり、エスニック料理にも良く合う深みのあるワイン。10~12年の熟成が可能。
■Sancerre Les Baronnes Sauvignon /サンセール゚・レ・バロンヌ・ソーヴィニヨン
≪土壌≫粘土石灰質
≪栽培≫シャヴィニョール村の境界線から広がるこの畑は樹齢20年のものから40年の古木も多く石灰質交じりの粘土層に深く根
付いている。葡萄はミネラル分を豊富に吸収し、華やかな香りを放つ。
≪醸造≫15~18℃に設定されたステンレス・スティール・タンクで18日間、自然酵母にて発酵。熟成はシュール・リーにてタンク熟
成が主体だが約15%が2~3年のオーク樽も用いている。
≪テイスティング≫このワインは南国フルーツのようなエキゾチックで華やかな香りにはじけるようなシトラスのアロマが印象的。飲み
口はとてもエレガントでやさしく、若草の香りが心地良い余韻となりソーヴィニヨンらしさを表現している。野菜、魚介類などを使った料
理はもちろん、フルーツをベースにしたソースを絡めた主菜にも良く合う。また若いクロタン・ド・シャヴィニョールには抜群に合う。
商品記号
69947
ワイナリー
ワイン
Henri Bourgeois
"Petit Bourgeois" Sauvignon
アンリ・ブルジョワ
プティ・ブルジョワ・ソーヴィニヨン
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2009
Vin de Pays
白
750ml
参考上代
2,000
在庫
◎
異なる複数の畑で栽培される。平均樹齢10年の若木から40年の古木まで、様々な葡萄がブレンドされる。(2008)…Medaille d’Or / ConcoursNational desVins de Pays 2009。品種個性を的確に表現している。
現地レストランでも最も定番のワイン。
69C66
Henri Bourgeois
"Petit Bourgeois" Cabernet Francs
アン リ・ブ ルジョ ワ
プ ティ・ブ ルジョ ワ・カ ベルネ・フラ ン
2009
Vin de Pays
赤
750ml
2,000
◎
サンセールの丘の斜面で栽培される樹齢10年から40年のカベルネ・フラン100%で造られる。100%除梗。14日間ステンレス・スティール・タンクでのアルコール発酵。果実味を最大限に引き出し10ヶ月間フレンチ樽(60%)にて熟成、フ
レッシュでフルーティーなワインに仕上げている。
69B23
Henri Bourgeois
Sancerre "la Vigne Blanche"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ラ・ヴィーニュ・ブランシュ
2009
Sancerre
白
750ml
3,500
○
土壌:カイヨット中心の白亜質土壌。シャヴィニョールに位置するカイヨットと呼ばれる石灰岩土壌が2/3を占める畑。樹齢は40年を越す。15~18℃に温度管理されたステンレス・スティール・タンクで、18日間、自然酵母でア
ルコール発酵を行います。(一部培養酵母使用することもある)発酵後6~7月の間、シュール・リーにて熟成され瓶詰め。
69C14
Henri Bourgeois
Sancerre "Les Baronnes Blanc"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・レ・バロンヌ・ブラン
2009
Sancerre
白
750ml
3,300
◎
土壌:粘土石灰質。シャヴィニョール村の境界線から広がるこの畑は樹齢20年のものから40年の古木も多く石灰質交じりの粘土層に深く根付いている。葡萄はミネラル分を豊富に吸収し、華やかな香りを放
つ。熟成はシュール・リーにてタンク熟成が主体だが約15%が2~3年のオーク樽も用いている。
69F91
Henri Bourgeois
Sancerre "la Bourgeoise Blanc"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン
2008
Sancerre
白
750ml
4,500
○
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。この畑特有の火打ち石の混じる土壌の畑で、樹齢50年以上の古木から上質の葡萄が収穫される。リュット・レゾネ、さらに収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の
高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
69C15
Henri Bourgeois
Sancerre "la Bourgeoise Rouge"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ルージュ
2007
Sancerre
赤
750ml
4,500
○
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。南西の粘土石灰質土壌の畑。リュット・レゾネ、さらに収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
除梗は行わず、18日間、26~32℃で自然酵母にて発酵を行う。この間、ピジャージュや1日2回のルモンタージュを行い、シュール・リーにて、色素やタンニンを丁寧に抽出。そして10~12カ月の間、トロンセ産樽にて熟成
される。
69C67
Henri Bourgeois
Sancerre "le MD"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ル・モンダネ
2009
Sancerre
白
750ml
4,000
○
土壌:キンメリジャン泥灰土。シャヴィニョールの起伏のある丘の斜面のキンメリジャン泥灰土と粘土石灰土壌で栽培される。完熟をゆっくり待ってから収穫され、丁寧に発酵槽へと運ばれる。最良の果汁を取り出す為、
ゆっくりと圧搾し、低温にて滓下げを行い、不純物を沈殿させます。21日間のステンレス・スティール・タンクでのアルコール発酵(15~18℃)。そしてシュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間、熟成させる。
69D39
Henri Bourgeois
Sancerre "Jadis"
アン リ・ブ ルジョ ワ
サン セール・ジャディス
2008
Sancerre
白
750ml
6,000
○
土壌:キンメリジャン泥灰土。樹齢30年以上の畑で、リュット・レゾネによる栽培。葡萄の房は小さく、結実も制限される為、葡萄の木の腐敗などを防ぐことが出来る。ソーヴィニヨン・グリが数パーセント栽培されている。ステン
レス・スティール・タンクとフレンチオーク樽(1:1)で11ヶ月間の熟成。満月の後に滓引きが行われる。非常に粗いフィルター。
69D40
Henri Bourgeois
Sancerre "d'Antan"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ダンタン
2008
Sancerre
白
750ml
6,000
○
土壌:シレックスでも特に優れた土壌。火打ち石の混じる石灰質土壌。樹齢40年以上の畑でリュット・レゾネによる栽培。39hl/haという低い収量により、凝縮度の高い、しっかりとした骨格のワインを生み出す。除梗
は行わず23日間自然酵母のみで発酵。フレンチオーク樽(60%)とステンレス・スティール・タンクにて、11ヶ月間熟成を行う。テロワールの個性、収量制限された葡萄の質を最大限に活かす為、無清澄、無濾過で満月後に
滓引き。
69666
Henri Bourgeois
Sancerre "le Chene St Etienne"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ル・シェーヌ・エチエンヌ・ブラン
2002
Sancerre
白
750ml
9,500
△
28日間自然酵母のみで発酵後、11ヶ月に渡り樹齢435年のエチエンヌの樹で造った225lバリックと600lの伝統的な樽で熟成させる。(新樽及び古樽)シュール・リーを行うことで、非常に奥深いワインに仕上げ
ています。最高のワインを造る為にできることは全てやる。
69667
Henri Bourgeois
Sancerre "le Chene St Etienne"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ル・シェーヌ・エチエンヌ・ルージュ
2000
Pouilly Fume
赤
750ml
9,500
△
土壌:石灰岩。除梗を100%行い、自然酵母により、19日間のアルコール発酵後(26~32℃)。12ヶ月に渡り、樹齢435年のエチエンヌの樹で造った225lバリックと600lの伝統的な新樽で熟成させる。最高
のワインを造る為にできることは全てやる。
69D01
Henri Bourgeois
Pouilly Fume "la DM"
アンリ・ブルジョワ
プイィ・フュメ・ラ・デモワゼル
2009
Pouilly Fume
白
750ml
4,500
土壌:キンメリジャン泥灰土。自然酵母にて、ステンレス・スティール・タンクとフレンチオーク樽にて22日の間、発酵。そしてシュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間、熟成させる。夏に入ってから、ようやく瓶詰めされます。最もボトリング
が遅いキュヴェ。
○
TOP
Bourgogne
Frederic Magnien
Morey Saint Denis
|7
フレデリック・マニャン
新しいネゴシアンのスタイルを築いた異端児の「ブルギニヨン」
ている。テロワールに拘り始めた頃から自然に葡萄畑を立体的にイメー
ジできるようになったのだという。その中で最重要視するのが樹齢。40
年以上のヴィエーニュ・ヴィーニュを中心に厳選する。「テロワールを表
現するにはやはり樹齢が高く、根のしっかりと張った樹を選ばなければな
らない。仕立てはできる限りコルドン・ド・ロワイヤルを選ぶ。」(グイヨに比
べてコルドンは収量が低く品質に差が出るからだ。)細かに観察し、決め
た畑は所有者に直接交渉を持ちかけ、所有者がバルクワインとして販
売した金額を上回る代
金を支払う。こうしてネ
ゴシャンであることのメリ
ットを最大限に生かし、
毎年安定した高品質の
ワインを産するという新
しいスタイルを確立して
きた。今では葡萄耕作
会社を設立し、契約し
テロワールの個性を自然な形で引き出す
た畑での葡萄栽培を、
「かつて研修したカレラではピノ・ノワールを造るために粘土石灰質土壌
自身を含め自前のスタ
がある土地を探し回らなければならなかった。しかし私達には探さずとも
それが足元にある。」カリフォルニアでブルギニヨンであることを再認識さ ッフで行うようになり、買付価格も抑えることが可能となっている。
せられたのだという。「でも、ブル
太陰有機法(Bio-Lunaire)
ゴーニュの特殊性を意識できて
ワイン造りは基本的に有機や太陰有機法にのっとって行われる。太陰
いるブルゴーニュ人が実は非常
有機法とは、月の満ち欠けに合わせ各行程を進めていくということ。そ
に少ないんだよ」テロワールの価
の目的は地球のエネルギーをワインに最大限取り入れることによって最
値を十分に理解している生産者
高の葡萄を造ること。無農薬・有機栽培は勿論、月の運動により葡萄
の少なさに危機感を感じているよ
畑の作業を規定し、通常のビオロジックに、ビオディナミの考え方、天体
う。フレデリックが自分のワインを、
運行によるビオディナミ・カレンダーを導入し、ビオロジーとビオディナミ
しかもネゴシャンワインを造ろうと
の中間に位置するワイン造りを実施している。更に、ワインへのストレス
決心した大きな理由は、ブルゴー
を避けるために自然の重力を利用し破砕、圧搾、発酵までを行うグラヴ
ニュという特殊な土地において、
ィティシステム(重力移動システム)を採用している。ピノ・ノワールは葡
生産者の趣向や時々のトレンドを
萄が到着すると同時に選果台で未熟や腐敗果実、虫や葉を取り除く房
追うものではなく、異なるテロワー
選りの後、除梗。その後、もう1台の選果台上で果粒に残った果梗を手
ルの個性が自然な形で引き出さ
で除く。葡萄の粒は破砕せず、800キロの容器に入れ、フォークリフトで
れているワインを造りたかったの
持ち上げ、発酵用タンクヘと移す、どの行程でもポンプを使わず葡萄を
だと言う。フレデリックの理想とす
やさしく扱う。約15度で発酵前低温醸しの後、野生酵母で発酵を開始。
るワイン造りに到達するには限ら
初期は空圧式のピシャージュ機で、大きな穴が開いたら後は手で擢を
れた畑では不十分であった。
突きながら、果帽を崩す。アルコール発酵が終了するとワインは小樽へ
移される。その間、酸化防止剤はできる限り使用しない。基本的にノン・
ネゴシャンであることの優位性
「朝日が一番早く当たる区画(=日照量に恵まれた区画)を厳選する」 フィルターでボトリング。テロワールの違いを明確に表現するため AOC ブ
クリュの境界線は完璧に頭に入っていて、下層の土壌についても熟知し ルゴーニュからグラン・クリュまで醸造方法はほとんど変わらない。
フレデリック・マニャンは1969年
モレ・サン・ドニ村のドメーヌ・ミシェ
ル・マニャンの5代目として生まれ
た。17歳から畑やカーヴで父の
手伝いをしながら、ボーヌの醸造
学校で学んだという。このころには
シャサーヌの手本とも称されるドメ
ーヌ・ジャン・ノエル・ガニャールで
も働き、学んだ。更にカリフォルニ
アのカレラ、オーストラリアのバンノ
ックバーンなどにも醸造研修に出
かけている。1993年、実家に戻り、父ミッシェルのドメーヌを任されるよ
うになり元詰めに専念するようになった。そして1995年には自分の理
想のワインを造るため、自身の名前を冠したネゴシャンワインの生産に
乗り出すこととなった。
商品記号
ワイナリー
69B27 Frederic Magnien
69A15
フレデリック・マニャン
クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール
Frederic Magnien
Bourgogne Chardonnay
フレデリック・マニャン
ブルゴーニュ・シャルドネ
69G18 Frederic Magnien
Bourgogne Pinot Noir
69G20 Frederic Magnien
Bourgogne Rose
フレデリック・マニャン
|8
ワイン
Cremant de Bourgogne Blanc de Noir
69A05
69A10
69A09
69A08
フレデリック・マニャン
ブルゴーニュ・ロゼ
Frederic Magnien
"Coeur de Roches" Cote de Nuits Village
フレデリック・マニャン
"クール・ド・ロッシュ"コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
Frederic Magnien
Gevrey Chambertin Jeunes-Rois
フレデリック・マニャン
ジュヴレ・シャンベルタン・ジュンヌ・ロワ
Frederic Magnien
Gevrey Chambertin Bio certifie
フレデリック・マニャン
ジュヴレ・シャンベルタン・ビオ・セルティフィエ
Frederic Magnien
Gevrey Chambertin "Vieilles Vignes" Age 55
フレデリック・マニャン
ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
69G12 Frederic Magnien
69A16
69A11
69A12
69A30
69A13
69A14
69A21
69A19
Gevrey Chambertin Coeur de Fer
フレデリック・マニャン
ジュヴレ・シャンベルタン・クール・ド・フェール
Frederic Magnien
Morey Saint Denis Blanc Les Larrets
フレデリック・マニャン
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
Frederic Magnien
"Coeur d'Argile" Morey Saint Denis
フレデリック・マニャン
"クール・ダルジール"・モレ・サン・ドニ
Frederic Magnien
Chambolle Musigny "Vieilles Vignes" Age 55
フレデリック・マニャン
シャンボール・ミュジニー・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
Frederic Magnien
Vosne Romanee "Vieilles Vignes" Age 55
フレデリック・マニャン
ヴォーヌ・ロマネ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
Frederic Magnien
Vosne Romanee "Vieilles Vignes" Age 55
フレデリック・マニャン
ヴォーヌ・ロマネ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
Frederic Magnien
Nuits Saint Georges "Vieilles Vignes" Age 55
フレデリック・マニャン
ニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィエーニュ・ヴィーニュ・平均樹齢55
69G21 Frederic Magnien
69A20
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
"Coeur de Roches" Meursault
フレデリック・マニャン
"クール・ド・ロッシュ"・ムルソー
Frederic Magnien
Puligny Montrachet
フレデリック・マニャン
ピュリニー・モンラッシェ
Frederic Magnien
Puligny Montrachet 1er cru Champ Canet
フレデリック・マニャン
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・シャン・カネ
Frederic Magnien
Chassagne Montrachet 1er cru Morgeots Blanc
フレデリック・マニャン
シャサーヌ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ・ブラン
ヴィンテージ
AOC
色
サイズ
NV
Crement de Bourgogne
泡
750ml
3,500
◎
2007
AC Bourgogne
白
750ml
2,800
◎
2009
AC Bourgogne
赤
750ml
2,800
◎
2010
AC Bourgogne
ロゼ
750ml
2,500
◎
2008
Cote de Nuits Village
赤
750ml
3,800
◎
2008
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,500
◎
2008
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,600
◎
2008
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,800
○
2009
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,700
○
2008
Morey St Denis
白
750ml
4,300
◎
2008
Morey St Denis
赤
750ml
5,200
◎
2008
Chambolle Musigny
赤
750ml
6,200
◎
2007
Vosne Romanee
赤
750ml
6,400
△
2008
Vosne Romanee
赤
750ml
6,000
◎
2008
Nuits St Georges
赤
750ml
5,300
◎
2009
Meursault
白
750ml
5,800
○
2008
Puligny Montrachet
白
750ml
6,400
○
2008
Puligny Montrachet 1er
白
750ml
9,800
◎
2008
Chassagne Montrachet 1er
白
750ml
8,600
◎
ヴィンテージ
AOC
色
サイズ
2005
Cote de Nuits Village
赤
750ml
4,900
○
2004
Marsannay
赤
750ml
3,700
○
2004
Gevrey Chambertin
赤
750ml
8,000
○
2004
Charmes Chambertin
赤
750ml
11,000
○
2002
Chambertin Clos de Beze
赤
1500ml
60,000
○
2003
Morey St Denis
白
750ml
4,900
○
2004
Morey St Denis
白
750ml
4,300
○
2005
Morey St Denis
白
750ml
5,200
○
2004
Morey St Denis 1er cru
赤
750ml
7,400
○
1999
Morey St Denis 1er cru
赤
750ml
12,000
○
2007
Morey St Denis 1er cru
赤
750ml
8,000
△
2004
Chambolle Musigny 1er cru
赤
750ml
8,600
○
2005
Chambolle Musigny 1er cru
赤
750ml
9,800
○
2006
Vosne Romanee
赤
750ml
12,000
○
2006
Chassagne Montrachet 1er
白
750ml
8,200
△
2006
Santenay
白
750ml
4,200
○
参考上代
在庫
《厳選蔵出しバックヴィンテージ》
商品記号
ワイナリー
ワイン
69G14 Frederic Magnien
Cote de Nuits "Croix Violette"
69G15 Frederic Magnien
"Coeur d'Argiles" Marsannay
69G13 Frederic Magnien
Gevrey Chambertin 1er cru "Perrieres"
69C72 Frederic Magnien
Charmes Chambertin Grand cru
69C87 Frederic Magnien
Chambertin Clos de Beze Grand cru
69C82 Frederic Magnien
Morey Saint Denis Blanc Les Larrets
69C74 Frederic Magnien
Morey Saint Denis Blanc Les Larrets
フレデリック・マニャン
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
Frederic Magnien
Morey Saint Denis Blanc Les Larrets
フレデリック・マニャン
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
69A34
コート・ド・ニュイ・クロワ・ヴィオレット
"クール・ダルジール"・マルサネ
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ペリエール
シャルム・シャンベルタン・グラン・クリュ
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ・グラン・クリュ
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
69G17 Frederic Magnien
Morey Saint Denis 1er cru "Ruchots"
69G16 Frederic Magnien
Morey Saint Denis 1er cru Clos Sorbe
フレデリック・マニャン
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ
Frederic Magnien
Morey Saint Denis 1er cru Clos Sorbe
フレデリック・マニャン
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ
Frederic Magnien
Chambolle Musigny 1er cru Les Charmes "V.V." Age 70
フレデリック・マニャン
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・シャルム・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢70
フレデリック・マニャン
69A28
69A29
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・ルショ
69C78 Frederic Magnien
Chambolle Musigny 1er cru Couer de Pierres
69G09 Frederic Magnien
Vosne Romanee 1er cru "Souchots"
69C85 Frederic Magnien
Chassagne Montrachet 1er cru Morgeots Blanc
69G11 Frederic Magnien
Santenay Blanc
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・クール・ド・ピエール
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・スーショ
シャサーヌ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ・ブラン
サントネー・ブラン
参考上代
在庫
TOP
Bourgogne
Jean-Marc Brocard
Chablis
ジャン・マルク・ブロカール
|9
ブルゴーニュ最大のビオディナミ、新しいシャブリの担い手
現在約 5,000 ヘクタールあるシャブリの葡萄畑の多くは、大手の大企
業によって所有されている。その中で 200 ヘクタールという広大な畑を
所有しながらも、家族経営を続けているのがドメーヌ・ジャン・マルク・ブ
ロカールだ。さらに元来気温の低さや湿気の多さからビオ栽培が難しい
とされるシャブリの地において、大きな手間とリスクを抱えながらも信念
を持ってビオディナミに取り組んでいる。現在約 80h の畑をビオディナミ
で栽培し、一部の畑は既にデメテールの認証済み。その他の畑につい
ても現在申請中である。ビオディナミ畑は今後も拡大予定だが、既に
ひとつのドメーヌのビオディナミ栽培面積としてはブルゴーニュで最大で
ある。ドメーヌの始まりは 1973 年、ジャン・マルク・ブロカールは妻の父
から買い取ったわずか 0.3 ヘクタールの畑からワイン造りを始め、地道
に畑を拡大してきた。現在は次男のジュリアンが中心となってドメーヌを
運営している。1998 年に畑をビオディナミへと転換したのもジュリアン
である。当初父のジャン・マークは『ビオディナミは狂信的宗教集団』だ
と反対したそうだが、ビオディナミはテロ
ワールの知識を深める為に不可欠であ
ると気づき、現在はジュリアンと共にビ
オディナミ農法を進めている。以前はビ
オディナミを行っている事を前面には
出していなかったが、近年は消費者に
彼らの考えやワイン製法について積極
的に伝えるようにしている。また彼らは葡萄を良い状態で仕込む為に
は、機械収穫が必要だと主張する。『シャブリはシャルドネだけの単一
品種なので、殆どの畑が同時に熟す。熟成のピークを超えてしまうより、
機械で理想的な収穫日に収穫する方が何倍もメリットがある。』ジュリア
ンは言う。最も早く熟すグラン・クリュと平均的なシャブリ・ヴィラージュ
の差はわずか 3,4 日。特にビオを実践し収穫量が少ないと熟成が急激
にすすむ為、収穫日が来たら人の手配で収穫時期を逃すよりも、機械
でも手でも良いので収穫を行うべきだと考えている。実際に彼らの畑の
内、グラン・クリュ、プルミエクリュ、ビオの畑は手摘みだが、その他の多
くは機械摘みである。醸造は原則として小樽は使用しない。彼らが追
求しているワインの『純粋さ・ミネラル・新鮮さ』とバリックは調和しないと
いうのが理由だ。熟成容器はステンレス、大樽の他に『ウッフ(フランス
語で卵の意)』と呼ばれるコンクリート製の醸造容器を使用している。ビ
オディナミの哲学に沿って造られコート・ド・ローヌのビオディナミ生産者
シャプティエも使用しているというこのコンクリート容器は 700Lから 800、
L重さは約 500kgで、
内側は樹脂加工して
いない為コンクリート
の隙間から、樽香を
付けずに外気との交
換 が 可 能 だ とい う 。
また卵型の形状ゆえ
にバトナージュをしな
くても澱を自然に攪
拌する事が出来る。
現在はグラン・クリュ・レ・プリューズに実験的に使用し、この中で澱と共
に 16 ヶ月の熟成を行っている。このドメーヌのラインナップは、プティ・
シャブリからグラン・クリュまで揃っているが、主力商品となるのが醸造
所の隣にある教会の周囲の畑から造られる“シャブリ・サン・クレール”
である。『ウイリアム・フェーブルやラロッシュとの大きな違いは、ブロカー
ルは多くの AOC シャブリを造っている事。シャブリは手に入れやすいワ
インで、手の届かない様な超高級品にしてはいけないと私たちは考え
ている。』ジュリアンは語る。シャブリ一帯の土地を形成するキメリジャン
土壌だが、場所により堆積する石灰質の濃度や含まれる成分に大き
な違いがある。醸造所や“サン・クレール”の畑はシャブリの中心を流れ
るセラン川の左岸南に位置する。この辺りは石灰質や化石成分の多い
典型的なキメリジャンで、ミネラルが豊富な力強いワインが造られる。
父ジャン・マークが“シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ“をリリースした直後
はパリの人々からは固すぎると人気がなかったが、この個性を好むイギ
リスやスカンジナビアの国、特にヨードの香りを理解する国では非常に
高い評価を受けた。このテロワールの個性を生かしながら、ドメーヌ・ブ
ロカールはシャブリの本当の価値を求めて真摯にワイン造りを続けてい
る。『シャブリ・ヴィラージュは、注意深く造れば、プルミエクリュやグラン
クリュと同じくらいの潜在性がある。』
ビオディナミ調剤
《ブロカールに拠る検証》
調剤散布前
調剤散布後
商品記号
ワイナリー
69D94 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
ワイン
Chablis Saint Claire
シャブリ・サン ト・クレール
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2009
Chablis
白
750ml
2,400
◎
Chablis
白
750ml
3,200
○
750ml
3,700
○
4,400
○
4,400
○
4,400
○
750ml
5,400
○
750ml
5,400
○
750ml
7,500
○
750ml
7,500
○
750ml
10,000
○
参考上代 在庫
このドメーヌのフラッグ・シップとなるACシャブリ。セラン川の左岸南、醸造所の近くに広がる典型的なキンメリジャン層の畑。樹齢は約20年。80ha所有。
69D95 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
| 10
Chablis V.V. Saint Claire
シャブリ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・サン ト・クレール
2009
シャブリ・サン・クレールと同じ区画。樹齢60年以上の古木が地中深く根を伸ばし地中の要素を吸い上げる事で、凝縮しバランスの良い葡萄が出来る。現在、畑はビオディナミに転換中。
69F05 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Boissonneuse
シャブリ・ボワッソヌ ーズ
2009
Chablis
白
醸造所のあるプレイ村の斜面に位置するモノポールで11haの畑。非常に質の高いキンメリジャン土壌。ジャン・マルクの息子ジュリアンにより1998年からビオディナミ農法が行われている。
69D96 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Montmains
シャブリ・プルミエ・クリュ・モン マン
2009
Chablis 1er cru
白
750ml
セラン川の左岸、プレイ村よりもやや北に位置するプルミエ・クリュ。谷から来る風と冷涼な環境がこのワインにミネラルと美しい酸を与えている。セラン川左岸のシャブリの特徴がよく現れている。
69F02 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Cote de Lechet
シャブリ・プルミエ・クリュ・コート・ド・ルシェ
2009
Chablis 1er cru
白
750ml
セラン川の左岸、ヴァイヨンの北隣の丘の南向き斜面に位置する畑。若い内はやや固く閉じた印象だが、熟成を重ねる内にテロワールから来る力強いアロマとシャブリらしいミネラルが感じられる。
69F01 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Vau de Vey
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォ ード・ヴェ イ
2009
Chablis 1er cru
白
750ml
セラン川左岸、モンマンよりも北西に位置する斜度52度の険しい東向きの畑。認知度の低い畑であるが、繊細かつミネラル感豊かな高品質のシャブリが造られる。現在、畑はビオディナミに転換中。
69D97 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Vaulorent
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォ ロ ラ ン
2009
Chablis 1er cru
白
グラン・クリュと同じ丘に唯一存在するプルミエ・クリュ。グラン・クリュ・レ・プルーズの北に位置する畑。プルミエ・クリュとして品質は非常に高く、エレガントで繊細なワインを生み出す。
69F03 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Butteaux
シャブリ・プルミエ・クリュ・ブトー
2009
Chablis 1er cru
白
繊細さ、エレガントさの奥に秘めた強さを持つ。この土地の全ての要素を併せ持つ、シャブリの真髄とも言うべきワイン。プルミエ・クリュとしての品質は非常に高く、エレガントで繊細なワインを生み出す。
69D98 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Grand cru Valmur
シャブリ・グラ ン ・クリュ・ヴァ ルミュール
2009
Chablis Grand cru
白
丘の上部に位置する13.2haのグラン・クリュ。畑は北西から南向きまで様々な角度に広がる。バランスの良いミネラル感としっかりとした骨格を持ち、長期熟成可能なワインが造られる。
69F04 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Grand cru Bougros
シャブリ・グラ ン ・クリュ・ブーグロ
2009
Chablis Grand cru
白
グラン・クリュ・ブーグロは口中に丸く広がり余韻の長いエレガントなワインを生み出す。また密の様にフローラルで豊かな香り。熟成を経る事で、更にその素晴らしさが増していく。
69D99 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Grand cru Les Preuses
シャブリ・グラ ン ・クリュ・レ・プリューズ
2009
Chablis Grand cru
白
グラン・クリュの中でも特に長熟のポテンシャルがある。またシャブリらしい力強いミネラル感が支配する一方でエレガントさも兼ね備えている。熟成には「ウッフ」と呼ばれる卵型容器が使用されている。現在、ビ
オディナミ農法へと転換中。
69H13 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis V.V. Saint Claire
シャブリ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・サン ト・クレール
2001
Chablis
白
1500ml
9,000
△
【マグナム・ボトル】2001年はとても涼しい気候の続いたヴィンテージ。2004年に似て、その気候から来るしっかりとした酸が特徴。リリース当時は酸の強さが前面に出てやや難しい状態だったが、10年の熟成を得
て現在そのしっかりとした酸が素晴らしく変化している。
69H12 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Montmains
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン
1998
Chablis 1er cru
白
1500ml
12,500
△
【マグナム・ボトル】1998年は年間を通して穏やかな気候だった。しかし夏は天気や気温の日々の変化が大きく、しっかりと凝縮したワインに仕上がった。長期熟成タイプ。リリース当時はとても固いワインだった
が、10年以上の熟成を経て今まさにワインが開き始めている。
地中深くまで根が張る
サント・クレール畑の地層
ビオディナミ調剤の散布
環境に配慮してトラクター燃料には食用油を
使用している
醸造所と隣のサント・クレール教会
その周りに AC シャブリの自家畑が広がる
TOP
Bourgogne
Domaine Camus Pere & Fils
Gevrey Chambertin
ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス
| 11
180 年の歴史を持つジュヴレ特級畑最大の所有者
1830 年にジョセフ・カミュによって設立された。現当主ユベールは孫に
当たり、現在所有する 16.8 ヘクタールから成る畑の約 2/3 は特級畑と
なっている。ジュヴレ最大の地主の一人で 1981 年から 2004 の長期間
INAO(Institut National des Appellations d'Origine)の地域代表を
努め、1993 年には BIBV(Bureau Interprofessional de Vins de
Bourgogne)の局長となるなど、
地元民の人望も厚く、責任感の
強い人物。このドメーヌでは生
産量の約 70%をドメーヌ元詰め
し、残りはネゴシャンに販売。現
在は娘のエディーとの二人三
脚でドメーヌを運営している。ユ
ベールのワイン造りは至ってシ
ンプル。発酵時の温度調節機
の導入はなされたが、基本的に
は約 50 年間なにも変わってい
ない。40 年を超える葡萄樹か
ら産まれる健全な葡萄は収穫
後 100%除梗され、1週間から 10 日の1次発酵に入る。ルモンタージ
ュとピジャージュを 1 日1回行い、ユベールお気に入りの 1920 年製の
プレス機でゆっくりプレスされたワインは 15~18 ヶ月、樽熟成。新樽の
比率は平均で 25%(グランクリュに関しては約 50%)。できるかぎりシン
プルに。人為的介入を最小限に抑え、1つ1つの作業を丁寧に行うこと
商品記号
ワイナリー
ワイン
69791 Camus Pere & Fils
Gevrey Chambertin
69572 Camus Pere & Fils
Latricieres Chambertin
69573 Camus Pere & Fils
Charmes Chambertin
69C97 Camus Pere & Fils
Charmes Chambertin
69574 Camus Pere & Fils
Charmes Chambertin
69575 Camus Pere & Fils
Mazoyeres Chambertin
69F86 Camus Pere & Fils
Mazoyeres Chambertin
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
ジュヴレ・シャンベルタン
ラトリシエール・シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
マゾワイエール・シャンベルタン
マゾワイエール・シャンベルタン
でブルゴーニュの、シ
ャンベルタンの威厳が
生まれると言う。ユベ
ールにとっては何も特
別なことはないが今の
ブルゴーニュにおいて
は非常に稀有な存在
かもしれな い。 彼らは
自身のワインに対する
評価を真摯に受け止
め敬意を表している。数々の賞賛の声があると同時に、『現代風でな
い』彼等のワインに対するマイナスの評価も多々存在する。「私達は年
間数十万本を生産しているわけではありません。ずっと続けているもの
はシャンベルタンという特別な土地の魂をワインに宿すこと。伝統にこ
拘るのもそのためで、それがクラシックな味わいと評価されるのは当た
り前のこと。それでも我々のワインを認めてくれる人たちがいるのはとて
もありがたいし、その人たちのためのワイン造りが今後も続けられれば幸
せです。」控えめな口調ながらカミュ親子のこの一言には彼らの信念が
垣間見えるよう。濃縮感よりエレガントさを感じさせるワイン。力強さより
優しく長い余韻。奥に潜む、味わいの存在感は、ワイン全体にエネルギ
ーを与えているようにも思える。それを発見したとき、このドメーヌの本
当の評価ができるのではないだろうか。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2002
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,400
◎
2005
Latricieres Chambertin
赤
750ml
11,800
△
1997
Charmes Chambertin
赤
750ml
7,000
◎
1999
Charmes Chambertin
赤
750ml
8,200
◎
2001
Charmes Chambertin
赤
750ml
7,300
△
1998
Mazoyeres Chambertin
赤
750ml
6,300
◎
2002
Mazoyeres Chambertin
赤
750ml
7,000
◎
参考上代 在庫
TOP
Bourgogne
Domaine Jerome Chezeau
Nuits Saint Georges
ドメーヌ・ジェローム・シェゾー
| 12
野性味を感じさせる昔ながらのニュイ・サン・ジョルジュ
ジェローム・シ
ェゾーは高校
を出るとすぐに
ボーヌの大学
で醸造を学び、
卒業後には父
ベルナールの
ドメーヌ・シェ
ゾーを受け継
ぎ、ドメーヌ・ジ
ェローム・シェ
ゾーとして自身のドメーヌをスタートさせた。その時若干 17 歳、1993 年
のこと。しかし彼にとって葡萄畑、ワイン造りは小さな頃から生活の一部
であり自分が父を継ぎ、ワインを造ることは当たり前の道として受け止め
ていたとのこと。葡萄栽培、醸造に必要な知識は全て自然と受け継が
れていったという。『足りないものがあるとしたらそれは経験。』しかし師
匠であり父であ
るベルナールの
存在が十分に
補っている。ブ
ルゴーニュワイ
ンにとって最も
重要な要素の
一つである伝統
がここには生き
ている。機械や
合理性にばかり
頼らない伝統農法を守っている。そして自身のワイン哲学を融合させた
商品記号
ワイナリー
69646 Jerome Chezeaux
ドメーヌ・ジェローム・シェゾー
ワイン
Nuits St. Georges
ニュイ・サン・ジョルジュ
彼のワインは複雑さに富み、圧倒的なパワーと見事な凝縮感を与えま
す。ドメーヌのぶどう栽培面積は 11.3ha。主にニュイ・サン・ジョルジュと
ヴォーヌ・ロマネに所有。ニュイ・サン・ジョルジュには約 4ha のヴィラー
ジュとレ・ブードやヴォークランなど(弊社取り扱い未)秀逸な 1 級を約 1h
持ち、ヴォーヌ・ロマネではヴ
ィラージュとなる畑が約
0.65ha。ラ・ターシュに隣り
合わせたレ・ショームなどを
所有。これらの畑から年間
約 40,000 本を産するがが、
これは全収量の 6 割程度。
収量を 44hl/ha としても実際
には 66,000 本以上の生産
が可能となります。しかしジ
ェローム・シェゾーでは収量
を抑え、かつこの 6 割で自
社ワインを造ることで常に高
い品質を維持しています。
こうして収穫されるぶどうは
100%除梗、選果され低温
浸漬を経て自然酵母のみで
約 2 週間ゆっくりと発酵されます。ピジャージュは基本的に 1 日 1 回。
100%樽によるマロラクティック発酵、18~24 ヶ月の熟成には(1/3 新
樽)葡萄のポテンシャルを最大限に引き出す彼の醸造はテロワールの
土を感じる野性味あふれる力強さ。同時に熟した果実独特の滑らかさ、
そしてスパイシーな風味はどのアペラシオンにも共通するスタイルを感
じさせる。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
Nuits St Georges
赤
750ml
8つの区画に分かれている。そのうち5つはヴォーヌ・ロマネ側。軽い粘土質土壌を砂利が覆う好条件の畑では平均樹齢80年の古木が凝縮したぶどうを産む。濃厚で力強いブルゴーニュ
参考上代 在庫
6,000
○
TOP
Bourgogne
Domaine Prieure
Savigny Les Beaune
ドメーヌ・プリューレ
| 13
土が香る素朴で滋味深い味わい
今でこそ少なくなったが、やたら
と肉厚の果実味だったり、焦がし
た樽香が充満したワインがもて
はやされた時代にもこの生産者
は今と変わらぬ味わいを保ち続
けた。ドメーヌ・プリューレのワイン
は昔も今も柔らかく、適度な果
実味を持ち、ほのかに土の香り
のする素朴な味わい。サヴィニ
ー・レボーヌの特徴の一つでもあ
るが、プリューレのワインには自
然な果実味が懐かしくも感じる。
その味わいを作り出しているの
は、父から子へ、そして孫に受け
継がれたワイン造りの信念。ドメ
ーヌ・プリューレは現在のエノロ
ーグ、ステフェン・モーリスの祖父、アンリ・モーリスが1960年にプリュ
ーレ(旧小修道院)を購入し誕生。当初は4ha の畑で最初から元詰め
ワインを生産した。1970年頃からステフェンの父、ジャン・ミッシェルが
加わり畑も少しずつ拡大してゆく。1980年にはジャン・ミシェルに引き
継がれその20年後に息子ステフェンが加わり、畑も約13ha まで広が
った。それぞれ父に付き、長い修行の間に自然とワイン造りのノウハウ
が家族の絆によって受け継がれたことで古来の手法を継承してきたの
だろう。当初からずっと使われてきたセメントタンクも、野生酵母だけに
よる発酵も、先代を敬いその良さを十分に理解しているからこそ受け継
がれるのだ。収量制限や低温マセライオンなど、改良された点もあるが、
伝統手法はジャン・ミッシェルから若いステフェンにもしっかり浸透して
いる。畑仕事も収穫期を除き、殆どの区画は家族と自社スタッフだけ
でこなす。収量はめったに40hl/ha を超えることはなく、赤葡萄は畑で
選果するなど、今では決して珍しいことではないが、「やるべきことを確
実に一つ一つ積み重ねることが、祖父の代からずっと続けられているプ
商品記号
ワイナリー
リューレのワイン
造り」。ステフェ
ンは さらに、 「う
ちのワインの良
さは自然な味わ
い」と言い、当た
り前の事を確実
にこなすことで、
自然で素朴な
味わいのワイン
が産まれるのだ
と言う。健全な
葡萄を育てることが出来れば人間は余計な仕事をする必要はない。そ
のためにも葡萄の健康を見守ってやることが自分たちの最大の仕事で
あり、ドメーヌ・プリューレの伝統であると語る。確かにプリューレのワイン
にはジュヴレ・シャンベルタンのように狡猾な力強さもなければ、シャン
ボール・ミュジニーのようなシルクのようなエレガントさが特徴ではない
が、どこか安心
できる土の香り
と果物の甘さ、
酸味が心地よく
染み渡るワイン
なのだ。決して
特別なことは必
要ない。当たり
前の作業を確
実にという。肩
肘張らない自
然なワイン造り
が結果として飲む人に安心感や懐かしさを与えるようなワインを産み出
す。
ワイン
69A93 Dom Prieure
Bourgogne Pinot Noir
69A94 Dom Prieure
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Rouge
69A92 Dom Prieure
Savigny Les Beaune Blanc
69A95 Dom Prieure
Savigny Les Beaune "Vielles Vignes"
69A97 Dom Prieure
Savigny Les Beaune "Les Grands Picotins"
69A98 Dom Prieure
Savigny Les Beaune 1er cru Les Lavieres
69A99 Dom Prieure
Volnay
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ
サヴィニー・レ・ボーヌ・ブラン
サヴィニー・レ・ボーヌ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・グラン・ピコタン
サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ラヴィエール
ヴォルネイ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
AC Bourgogne
赤
750ml
2,400
○
2008
Village
赤
750ml
2,600
○
2007
Village
白
750ml
3,300
○
2007
Village
赤
750ml
3,300
○
2007
Village
赤
750ml
3,900
○
2007
1er cru
赤
750ml
4,500
○
2008
Village
赤
750ml
4,600
○
参考上代 在庫
TOP
Bourgogne
Domaine Chevrot
Marange
ドメーヌ・シュヴロ
| 14
マランジュらしさを追求しマランジュの常識を覆す
コート・ド・ボーヌ最南端の
AOCマランジュ。数多く
あるブルゴーニュのアペ
ラシオンの中でも指折りの
マイナー産地。しかし、A
OCに認定されてからの2
0年間マランジュはかつ
てない程のスピードで進
化を遂げている。(かつて
マランジュはコート・ド・ドー
ルの隣のソーヌ・エ・ロワ
ール県に位置し、コート・
ド・ボーヌの地図では隣村
のサントネイまでしか載っ
ていなかった)3つの村の
統合により1989年、コー
ト・ド・ボーヌ最南端のAO
Cとしてマランジュが誕生
した。1997年、サン・ヴ
ァンサンの祭りがマランジ
ュで開催されたのをきっ
かけに社会的にも認知されるようになった。ドメーヌ・シュヴロは日本人
のかおり・シュヴロさんが当主の奥様であることで日本ではお馴染みだ
が、もともと地場に密着し、堅実にワインを造り続けた実力派ドメーヌ。
近年では全面ビオディナミの採用に切り替えたマランジュを表舞台に
押し上げた功労者の1人。コート・ドールの南の玄関口であるマランジュ
商品記号
69A84
ワイナリー
村は2億年以上前のジュラ紀の土壌から成っており、シュヴロの所有す
る8ha の畑もその時代の石灰土、粘土と白亜の混合土が表土を形成
し、葡萄栽培には恵まれた環境にある。現在最も古いもので80年、平
均で35年の畑では3代に渡って自然環境に敬意を払い、土に息吹を
吹き込むように丁寧に耕作を行ってきた。(現在では完全有機栽培へ
の移行も完了)科学的肥料の不使用。トラクターを使用せず、馬による
耕作によって土を固め
ないよう配慮。現在ドメ
ーヌは3代目の兄パヴ
ロと弟のヴァンサン、そ
してパヴロの妻かおりさ
んによって運営される。
家族経営ドメーヌ。ワイ
ンは硬く、ファーストノ
ーズからミネラルを感
じさせる引き締まった
味わいでバランスの良
さと伸びのあるフィニッシュが印象的。マランジュ村のワインは圧倒的に
赤が多く、粘土成分の多い土壌も黒葡萄に向いている。しかし、シュヴ
ロは白ワインでも注目を集めている。現当主パヴロの父が自分の畑に
植わる樹齢の高いアリゴテに熟成の可能性を感じ、酸を基調に伸びの
ある余韻を持つワインに仕上げている。特に樹齢45年を超えるティユ
ルは10年以上の熟成も可能。また、マランジュ・ブランの畑はクロ・ド・
タールが所有していた優良畑。こちらも高い樹齢で長く有機栽培が実
践された最高の環境となっている。
ワイン
Dom Chevrot
Bourgogne Aligote
ドメーヌ・シュヴロ
ブルゴーニュ・アリゴテ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Bourgogne
Aligote
白
750ml
参考上代
2,300
在庫
○
Sous la Croix de Pierre, Les Fontaines, Les Champs Rigets, Les Longues Raiesの4つの東向きの区画で計1.95ha。土壌の質は基本的に粘土石灰質。場所によってマグネシウム砂岩を含み、テロワールの異な
る畑のアッサンブラージュは複雑味を増す。ラベルにはそれを表わす”キュヴェ・キャトル・テロワール”と書かれている。平均樹齢は25年。収量は50ha/haで全て手摘み。
69A85
Dom Chevrot
Bourgogne Aligote "Tilleul"
ドメーヌ・シュヴロ
ブルゴーニュ・アリゴテ・ティユル
2008
Bourgogne
Aligote
白
750ml
4,000
△
45年のアリゴテが植えられる。アリゴテの古木は珍しく大変貴重。 これはパヴロの父親が残したもので、この貴重な樹を守るために今でも昔と変らぬ馬での耕作を続けている。また木を高くし水分を減らすこと
でより完熟した葡萄が得られる様に仕立てる。収穫は他の畑より遅く、全て手摘み。
69H94
Dom Chevrot
Bourgogne Pinot Noir
ドメーヌ・シュヴロ
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
2009
ACBourgogne
赤
750ml
2,900
○
1.4haの小石交じりの粘土石灰質。平均樹齢40年の古木が熟したカシスのような濃密な葡萄を産む。さらに収量はACブルゴーニュとしては非常に少ない37hl/haとし、南ブルゴーニュにしばし見られる空虚で熱を
帯びたピノ・ノワールとは全く異なる、上品で存在感のある果実味を引き出す。
69H92
Dom Chevrot
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Blanc
ドメーヌ・シュヴロ
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ブラン
2009
Haut Cote
de Baune
白
750ml
3,200
○
Au Burot, Les Longues Raies, Les Granges Raiesの東向きの3区画で計0.84ha。小石状に細かい石灰岩が表土を被う粘土石灰質で炭酸カルシウムを含む青色泥畑も見られる。この土はより強いミネラル分を
葡萄に与える。淡い色調、ソフトな口当たりながら、しなやかな酸味とグレープフルーツ、桃などのフルーティさがしっかりとアピール。ナッツやヴァニラを想わせる程よい樽香が余韻として残る。上品なミネラル感
がシャルドネ特有のキレを引き立てる。
69H95
Dom Chevrot
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Rouge
ドメーヌ・シュヴロ
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ
2009
Haut Cote
de Baune
赤
750ml
3,000
○
Les Grandes Raies, Au Burot, Les Champs Rigets, Les Longues Raiesの4区画で計3.1ha。小石状に細かい石灰岩が表土被う粘土石灰質。柔らかく繊細でエレガントなワインとなる上で、この小石の多い土壌は
大きな影響を与えている。さらに収量ヘクタール辺り35hlにまで収量制限することで密度、熟度の高い葡萄を得ている。
69A87
Dom Chevrot
Marange Blanc
ドメーヌ・シュヴロ
マランジュ・ブラン
2008
Marange
白
750ml
4,100
○
プイィ・フュイッセの土壌ととてもよく似ている。同じジュラ紀の低土に細かな石灰岩を含んだ粘土石灰質はシャルドネにとても適しているの。シュヴロでは水はけの良い区画にはピノ・ノワールを、保水性のある区
画にはシャルドネを植えている。しかもこのシャルドネの平均樹齢は40年と古い。長く伸びた根が豊かなミネラル分を吸収する。49hl/haに収量制限し、手摘みで丁寧に収穫。
69A90
Dom Chevrot
Marange Rouge "Sur le Chene"
ドメーヌ・シュヴロ
マランジュ・ルージュ・シュール・ル・シェーヌ
2007
Marange
赤
750ml
3,400
○
真南を向いた細かな石灰岩の多い粘土質で、平均樹齢50年の古木が粒の小さいミネラル豊富な完熟した葡萄を産む。Sur le Chene (樫の木の上)の名は昔この畑の隣に樫の木が生殖していたことに由来する。
水はけ、日照量など、ヴィラージュとしては大変優れた条件の畑で、シュヴロの最も重要な畑の一つ。収量を35hl/haに抑え、手摘みで丁寧に収穫される。
69A91
Dom Chevrot
Maranges 1er cru "Les Clos Roussots"
ドメーヌ・シュヴロ
マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・ルソ
2008
Marange
1er
赤
750ml
4,500
真南を向いた細かな石灰岩の多い粘土質で、平均樹齢50年の古木が粒の小さいミネラル豊富な完熟した葡萄を産む。Sur le Chene (樫の木の上)の名は昔この畑の隣に樫の木が生殖していたことに由来する。
水はけ、日照量など、ヴィラージュとしては大変優れた条件の畑で、シュヴロの最も重要な畑の一つ。収量を35hl/haに抑え、手摘みで丁寧に収穫される。
○
TOP
Bourgogne
Domaine du Four Bassot
Mercurey
ドメーヌ・フール・バッソ
| 15
ル・ポワン誌で注目度NO.1と評される実力派ドメーヌ
1980 年設立当
初は葡萄栽培
者として大手ネ
ゴシャンにバル
クで提供してい
たが、1996 年
を初ヴィンテー
ジにドメーヌへと
転換。現在は
息子のセバス
チャン・ゴーに
継承されている。
今でも生産量の約 50%はブシャールや、ドルーアンなどの大手ネゴシ
ャンに供給しているが、メルキュレイの丘の上部に位置する特に優良
な区画約 20ha は自ら醸造しボトリングまで手掛けている。「先人たちが
残した土地と環境、そして精神に敬意を表し、それを次の時代へ残す
ことが僕の仕事。でもそのためには新しいチャレンジも必要なんだ。」め
まぐるしく変わる今の時代に適合してこそ、良き伝統を生かし続けられ
ると考えるセバスチャンは、常に新しいことにチャレンジしていく。今では
当たり前とも言えるリュット・レゾネ、そして何かと注目されるビオディナミ
の考え方を農業学校時代から研究し、独自の理論に基づいた栽培を
実践している。葡萄の鮮度を少しでも上げたいとの考えから日が昇る
前に収穫し、畑で選果を行い、澱引きやボトリングはビオディナミの精
神に基づいた手法で行う。 実際にドメーヌ のフラッ グシ ッ プである
0.35ha のメルキュレイ・“フール・バッソ”の区画では、80 年以上完全
無農薬となっている。醸造はいたって伝統的でシンプルなもの。赤は
12~18 日間、白は約 3 週間、低温でゆっくりと発酵され、AC ブルゴー
ニュで 9~12 ヶ月、メルキュレイクラスで約 14 ヶ月、1~2 年樽を主体
として新樽の比率は極力抑える。ほのかに土の香りの漂うフルーティで
から 7000 本、最も生産量の多い地場品種スキアーヴァのみがわずか
に 1 万本を超える程度。年間総生産量が 3 万 5000 本程度という極
少量の生産であり、その全ては 16ha の自社畑から造られている。今年
のリリースから、クーエンホフらがすでに試みているスクリューキャップを
一部のワインに採用。年々深刻化するコルクトラブルと、世界的なコル
ク不足に対するエコ的観点から導入に踏み切ったそう。スキアーヴァ
には従来どおりコルクを使用しているが、これは『スキアーヴァは酸素を
商品記号
ワイナリー
滑らかな伝統的なワイン。粘土石灰質がこの産地の基本的な土壌だ
が、コート・ドール同様に区画によって実に多様なテロワールを持ってい
る。セバスチャンはそのテロワールの多様性と大切さを生産者以外の
人たちにも体験してもらいたいとの思いから、フルオーダーメイドのワイ
ン造りを始めた。ミニマムロットは 1 樽(約 300 本)。ワインを愛する人な
ら誰でもオーダー可能と言います。畑の選定、ぶどうの剪定から収穫、
醸造に至る行程はすべて発注者の指示通り。このユニークなサービス
によってテロワールの違い、そしてワイン造りの楽しさを体験してもらいと
考えているのだそう。
伝統に固執するので
はなく、伝統を正しく
継承するために新し
い事にチャレンジし、
その時代にあった形
を模索する。モダン
なラベルの中央に
描かれている古いカ
ボットはその精神の
表れ。カボットは栽
培者たちがしばしば
集う、情報交換の場
として、またはワイン
を酌み交わす社交
の場として地元民の
生活に密着していた。
フール・バッソとはそ
のカボットの愛称。
好む品種であること
と、還元状態に陥りやすい品種』だから。発酵・熟成にはいまだに伝統
的な大樽のみを使用している。ぜひ、一度彼のワインを試して欲しい。
アルト・アディジェの『らしさ』と言っても良いかもしれない細かでキラキラ
としたミネラルと伸びのある酸味、更には適度に、決して主張しすぎな
いアルコールや果実感がバランスしていて本当に美しい。イタリアらしか
らぬ魅力を秘めている。
ワイン
69A41 Dom du Four Bassot
Bourgogne Blanc Les Champs de la croix
69792 Dom du Four Bassot
Bourgogne Rouge Les Champs de la croix
69A40 Dom du Four Bassot
Mercurey V.V. La Charmee
69254 Dom du Four Bassot
Mercurey 1er cru Les Croichots
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
ブルゴーニュ・ブラン・レ・シャン・ド・ラ・クロワ
ブルゴーニュ・ルージュ・レ・シャン・ド・ラ・クロワ
メルキュレ・ヴィエーニュ・ヴィーニュ・ラ・シャルメ
メルキュレ・プルミエ・クリュ・レ・クロワショッ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
AC Bourgogne
白
750ml
2,500
○
2008
AC Bourgogne
赤
750ml
2,500
○
2007
Mercurey
赤
750ml
3,200
○
2006
Mercurey 1er cru
赤
750ml
3,500
△
参考上代 在庫
TOP
Bourgogne
Joseph Burrier
Chateau de Beauregard
Fuisse
| 16
ジョセフ・ブーリエ/シャトー・ド・ボールガール
昔ながらの伝統的プイィ・フュイッセの継承者
マコネのワインはシンプルで退屈
なワインだと言う人がいる。確か
に平坦で焦点の定まらないワイン
に出会うことも多い。しかし一度
プイィ・フュイッセの畑を見れば、
この土地の可能性にすぐ気が付
くはずだ。不規則に入り組んで小さな丘状になった畑が連なり、土壌は
アルカリ性が強く粘土の下には石灰岩が豊富に含まれている。この変
化に富んだテロワールを誠実に表現しようとした時、マコン・ヴィラージ
ュとは違う世界が広がる。ブーリエ家は 5 世代に渡りブルゴーニュ南部
(マコネ・ボジョレ地区)において、ぶどう畑を所有し、ワイン造りを営んで
き た 歴 史 あ る 家 系 。 15 世 紀 よ り こ の 地 方 に そ の 名 を 残 し “ Les
Burriers”(レ・ブーリエ)と呼ばれるフュイッセ村から 7km の村に位置
する。マコネ・
ボジョレ地区
において広
大かつ良質
の畑を所有
することで知
られ、その中
にはマコネ地
区最高峰の
ひとつと名高
いプイィ・フュイッセ・レ・メネトリエールやラ・マレショード、ボジョレ地区の
グラン・クリュとも言える丘の斜面に位置する樹齢 80 年以上のムーラ
ン・ナヴァン・ラ・サロミンなどの畑も所有する。常にマコネ・ボジョレ地区
のリーダー的存在として、そこに生きる「テロワールの個性」を引き出す
ことを目指し、妥協のないぶどう栽培を徹底してきた。その姿勢は現当
主フレデリック・マーク・ブーリエにより更に強固なものとなり今のブーリエ
家を支えている。リュット・レゾネを基本とし、農薬の使用を最小限にと
どめ、土への風通しと水はけを考えた耕作と、樹が健康に深く、強い根
を張るように一年の多くの時間を畑仕事のために費やす。現当主フレ
デリック・マーク・ブーリエは若くか
ら家業であるワイン造りの道を志
し、ディジョン大学醸造学科を卒
業、農業技士免許を取得。その
翌年にはリヨンの高等商業学校
においてマネジメントを学び、19
88年ルイ・ジャドに入社。のちに
輸出部長として、またワイン造りに
も参加しながらメゾンの中心的存
在として活躍。その後1999年、
父ジャック・ブーリエより家業を受
け継ぎ、現在当主として、また
AOC プイィ・フュイッセの代表を
務めるなど、地元生産者からも
厚い信頼を得てる。彼の造るワイ
ンは、ジョルジュ・ブラン、ピエール・ガニエールをはじめとする多くのトッ
プレストランにオンリストされるなど、極めて高い評価を得るに至ってい
る。最後にジョセフ・ブーリエを理解する上で最も大切なワインであろう
プイィ・フュイッセ・クラシックについて。このベースとなるクラスでさえ平
均樹齢は30年を越す。畑は有機肥料のみで健全に保たれ、微生物
のバランスがとても良い状態だと言う。葡萄樹は地中深くまで根を張り
巡らせワインにミネラルと骨格を与える。収穫は勿論、全て手作業。特
筆すべきは圧搾。昔ながらの直接的プレス機を使い果汁のみならず、
果皮のエキスを多少ワインに取り込んでいる。今では空気圧を使って
果皮や種子の影響を極力排した果汁が好まれる傾向だが、ボールガ
ールでは果皮由来の苦味、塩味、厚みを大切にしている。ブルゴーニ
ュの伝統に則りバリックで発酵を開始。果皮成分(特にタンニン)を取り
込み、通常のプイィ・フュイッセよりも熟成に耐えうる酒質になっていな
がら、若いうちでも、その果実感を隠すことはない。3~5年程度の熟
成期間を経ると、樹齢30年樹のパワフルながら老練な洗練されたブ
ルゴーニュ・ワインへと変化を遂げる。
≪プイィ・フュイッセ各キュヴェ≫
■Pouilly Fuisse “La Marechaude” ラ・マレショード
《ヴェルジッソン村》
最も北に位置するヴェルジッソン岩山の南/南東向斜面の畑。土壌はジュラ紀の石灰質で小石を多く含むことから、水はけがよく、日中の熱
もしっかり保つ為に葡萄は理想的な熟度を誇る。昼夜の温度差が大きくワインは引き締まった味わいに。
■Pouilly Fuisse “Vers Pouilly” ヴェール・プイィ
《フュイッセ村》
粘土質土壌に石灰が混ざる土壌。プイィ山の東向きの東斜面に位置することから高い熟度、糖度、酸味のバランスを得る。厚みのある果
実感が特徴的だが口中では十分なミネラルを感じさせる。最も力強く完熟した葡萄を感じさせるワイン。小樽発酵・熟成。新樽と数年使用
樽を半分づつ使用。
■Pouilly Fuisse “Les Insarts” レ・ザンサール※メネトリエールから変更 《フュイッセ村》
近年までメネトリエールと思われていたが実はレ・ザンサールだった事が明らかと成った。古くからのファンが非常に多い優良畑。小高い丘の
南/南東向き斜面の中腹に位置する。日中の熱を保持する中程度の白い石が豊富な石灰質土壌だが少し掘れば重い粘土質。香にミネラ
ルを含む華やかさを感じさせる。クラシックで完熟度が高く力強いタイプ。新樽1/3使用。
■Pouilly Fuisse “Vers Cras” ヴェール・クラ
《ソルトレ・プイィ村》
醸造所の正面に位置する完全ビオディナミの畑。その名の通りクラ=白亜・石灰土壌の強く出た特異な畑。若干固めな印象ながらミネラリ
ーで硬質。果実のボリューム感というより、シャープな酸は高品質で伸びのある余韻になっている。
商品記号
ワイナリー
69760 Georges Burrier
ジョルジュ・ブリエ
ワイン
Bourgogne Rouge Chevalier Frederic
ブルゴーニュ・ルージュ・シュヴァリエ・フレデリック
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
AC Bourgogne
赤
750ml
参考上代 在庫
2,500
◎
プイィ・フュイッセ村周辺の6つの村にある計5haの畑。シャルドネが石灰質の多い畑である一方でこちらは粘土がちの粘土石灰質。特にガメイは石灰岩質を含む粘土主体の土壌でそのポテンシャルを発揮す
る。100%除梗し、約8日間のマセラシオンはやはりセメントタンクで行う。発酵後、そのままセメントタンクで約4ヶ月熟成し、極薄いフィルターをかけてボトリング。
| 17
69299 Georges Burrier
Bourgogne Blanc Chevalier Frederic
69A38 Georges Burrier
Bourgogne Blanc Chevalier Frederic
ジョルジュ・ブリエ
ジョルジュ・ブリエ
ブルゴーニュ・ブラン・シュヴァリエ・フレデリック
ブルゴーニュ・ブラン・シュヴァリエ・フレデリック
2007
AC Bourgogne
白
750ml
2,400
2008
AC Bourgogne
白
750ml
2,500
◎
プイィ・フュイッセ村周辺の6つの村にある計5haの畑。特に石灰質の多い畑にこだわっている。買い葡萄ながら先代からの付き合いで木の仕立てから剪定、収穫に至るまで細かな連携によって上質の葡萄を得
る。平均樹齢35年。除梗はせず、昔ながらのセメントタンクにて3週間、ゆっくりと時間をかけてマセラシオン、発酵。
69C44 Joseph Burrier
ジョセフ・ブーリエ
Macon Vergisson
マコン・ヴェルジッソン
2008
Macon Village
白
750ml
2,400
◎
レモン、グレープフルーツを想わせる爽やかな酸味と透き通るクリアなミネラルが引き締まった果実味を産む。ジョゼフ・ブーリエはシャトー・ド・ボールガールとジョルジュ・ボールガールを所有する生産者の名称
69B30 Ch de Beauregard
Saint Veran Classic
69B31 Ch de Beauregard
Saint Veran Classic ≪375ml≫
シャトード・ボールガール
シャトード・ボールガール
サン・ヴェラン・クラシック
サン・ヴェラン・クラシック
2008
Saint Veran
白
750ml
2,700
◎
2008
Saint Veran
白
375ml
1,700
◎
サン・ヴェランはプイィ・フュイッセの北と南に広がるアペラシオンで北と南で個性が異なる。このサン・ヴェランは南側境界線のシャスラ村の異なる複数の区画で計7.2ha。プイィ・フュイッセのアペラシオンの影響
が強い区画となるがボジョレーにも近く豊かな粘土質が熟度の高い葡萄を生む。
69D71 Ch de Beauregard
Pouilly Fuisse "Classic"
69D70 Ch de Beauregard
Pouilly Fuisse ≪375ml≫
シャトード・ボールガール
シャトード・ボールガール
プイィ・フュイッセ・クラシック
プイィ・フュイッセ
2009
Pouilly Fuisse
白
750ml
3,900
◎
2009
Pouilly Fuisse
白
375ml
2,200
◎
ヴェルジッソン、ソリュトレ・フイィの葡萄を中心にその他フイッセ村の30区画からの計7.2haの畑。石灰岩がちの粘土石灰質の沖積層(主体) 東、南東向き(標高250-300m)。多くの区画の葡萄を合わせること
で安定した品質の昔ながらのプイィ・フュイッセを目指す。
69876 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "la Marechaude"
プイ ィ・フュイ ッセ・ラ ・マレショ ード
2007
Pouilly Fuisse
白
750ml
5,100
○
最も北に位置するヴェルジッソン岩山の南/南東向斜面の畑。土壌はジュラ紀の石灰質で小石を多く含むことから、水はけがよく、日中の熱もしっかり保つ為に葡萄は理想的な熟度を誇る。昼夜の温度差が大きく
ワインは引き締まった味わいに。
69B32 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Les Insarts"
プイィ・フュイッセ・レ・ザンサール
2008
Pouilly Fuisse
白
750ml
5,300
○
近年までメネトリエールと思われていたが実はレ・ザンサールだった事が明らかと成った。古くからのファンが非常に多い優良畑。小高い丘の南/南東向き斜面の中腹に位置する。日中の熱を保持する中程度の
白い石が豊富な石灰質土壌だが少し掘れば重い粘土質。香にミネラルを含む華やかさを感じさせる。クラシックで完熟度が高く力強いタイプ。
69294 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Vers Pouilly"
プイィ・フュイッセ・ヴェール・プイィ
2006
Pouilly Fuisse
白
750ml
4,700
○
粘土質土壌に石灰が混ざる土壌。プイィ山の東向きの東斜面に位置することから高い熟度、糖度、酸味のバランスを得る。厚みのある果実感が特徴的だが口中では十分なミネラルを感じさせる。最も力強く完熟
した葡萄を感じさせるワイン。
69295 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Vers Cras"
プイィ・フュイッセ・ヴェール・クラ
2006
Pouilly Fuisse
白
750ml
4,800
○
醸造所の正面に位置する完全ビオディナミの畑。その名の通りクラ=白亜・石灰土壌の強く出た特異な畑。若干固めな印象ながらミネラリーで硬質。果実のボリューム感というより、シャープな酸は高品質で伸び
のある余韻になっている。
69A39 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Grand Beauregard"
グラン・ボールガール・プイィ・フュイッセ
2005
Pouilly Fuisse
白
750ml
8,000
△
ボールガールが有する8つのクリマのブレンド。各クリマの最も状態の良い樽を選別してブレンドしているボールガールのトップキュヴェで長期熟成に向く。プイィ・フュイッセの常識を覆す奥行きのある味わいは圧
倒的。熟成によって真価を発揮する。1999年よりジョセフ・ブーリエへのオマージュとして造られることとなった。
69C43 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Fleurie Colonies de Rochegres
フルーリー・コロニー・ド・ロッシュグレ
2008
Fleurie
赤
750ml
3,500
○
TOP
Bourgogne
Marcel Lapierre
Ch.Cambon
マルセル・ラピエール/シャトー・カンボン
| 18
自然派の父マルセルの意思を継いで
2010 年秋に 60 歳の若さで他界したマルセル・ラピエール。彼の訃報
はボジョレー地区だけでなく、フランス全土、世界各国の醸造家ワイン
愛好家を悲しませた。アンリ・フレデリック・ロック、フレデリック・コサール、
マルク・アンジェリ、
フィリップ・パカ
レ・・・。ボジョレー
地区だけでなく多
くの造り手達がマ
ルセルの考え方
に賛同し、その人
柄に魅せられたと
言う。マルセルは
ジュール・ショヴェ
氏の最も近くにい
た人物であり、最
も多くを吸収したと言われる。『ワインに対するあらゆる化学を熟知する
ことで、あらゆる化学から守る』と言ったジュール・ショヴェ氏の教えに従
い1981年より畑
では科学的薬剤
は一切排除され、
必要に応じて極
僅かの植 物由来
の堆肥を撒くだけ。
火山由来の花崗
岩が堆積してでき
ているカンボンの
土壌は黒く拳大の岩が散らばっている。下草はある程度まで伸ばされ、
刈り取られると土に帰される。樹齢も上がり、より一層葡萄果実はピュ
アさを増している。区画ごとに収穫された葡萄は木製の発酵槽に投入
される。低い温度を確保されたセラー内ではコールド・マセレーションに
近い状態に置かれ果実本来の繊細なアロマが抽出される。発酵は自
然酵母のみでゆっくりと始まる。ここでは発酵による炭酸ガスを利用し
たセミ・マセラシオン・カルボニックが採用され、嫌気的環境下で人為
商品記号
ワイナリー
ワイン
69B33 Marcel Lapierre
Beaujolais
69G53 Marcel Lapierre
Beaujolais Rose
69B35 Marcel Lapierre
Beaujolais "Le Cambon"
69H02 Marcel Lapierre
Beaujolais "Le Cambon"
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
ボジョ レー
ボジョ レー・ロゼ
ボジョ レー・ル・カ ンボン
ボジョ レー・ル・カ ンボン
的介入なく健全にワインへと変化していく。ラピエールのワインは醸造過
程での最適な判断によ
ってしっかりとした“濃さ”
と“フレッシュでスムース
な飲み口”を両立させて
いると言える。これは長
年醸造を繰り返してきた
彼らの経験によるものな
のだろう。またノンフィル
ターでできる限り少ない
SO2添加でボトリングさ
れる。『その土地で、そ
の土地の自然環境を壊すことなく育てた葡萄を、その土地に息づく自
然酵母によって発酵させ、余計なものを加えたり、余計と判断したもの
を引いたりすることなくボトルに詰め込む』そういう酒こそがワインなのだ
ろう。マルセルが亡くなった後は、妻のマリーが中心となり息子マチュー
ら子供達と共にワイン造りを行っている。『自然派ワインの父』と称され
たマルセル・ラピエー
ル。飲めば皆が感じる
であろうがそのワイン
には無理がな い。作
為がない。そして誰に
とっても難しくない。単
純な美味しさ、華やか
さが鼻腔から口中か
らストレートに感じられ
る。果実の詰まったよ
うな“濃厚さ”を感じさ
せながらも、どこか“水”のように溶け込んでいってしまう“楽さ”がある。
そして飲み終えた後にはこのワインでしか感じ得ない満足感で満たされ
ることとなる。カンボンに育つ葡萄、ストレスのない醸造、そしてこの地に
育ったヴィニュロン、全てが揃ってテロワールなのかもしれない。マルセ
ルの思いは残された家族によって確実に受け継がれている。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2009
AC Beaujolais
赤
750ml
2,500
◎
2010
AC Beaujolais
ロゼ
750ml
2,500
○
2008
AC Beaujolais
赤
750ml
3,500
◎
2009
AC Beaujolais
赤
750ml
3,800
◎
参考上代 在庫
TOP
Bourgogne
Georges Descombes
Beaujolais
ジョルジュ・デコンブ
| 19
自然な造りから新しいガメイの味わいを追求する
ば喜んで亜硫酸の添加を忘れ
ジョルジュ・デコンブはワイ
てみたいものだ。』とジョルジュ。
ン醸造学校を卒業後、ワ
彼は自分では決して“自然派”
インの瓶詰め会社で働い
とは名乗らない。『俺はただ当
ていた。ボジョレーの大御
たり前の事をしているだけだよ。
所マルセル・ラピエールの
地球を汚すような行為はしたく
ワインを瓶詰めした際、
ないし、人の体に悪いような造
「私が造りたいのはこういう
りはしたくないだけさ。』。しかし、
ワインだ!!」と、そのワイ
彼がいう“当たり前”の自然な栽
ンの質の高さに衝撃を受
培を行う為には、通常の数倍の
けた。それからはマルセル
の元へ足繁く通い、すぐ側でワイン造りを学ぶと共に、自らも家族から譲 リスクと手間がかかっているの
り受けた畑でワインを造り始めた。だ。例えば天然酵母のみで発
彼の家族が所有していたのは、 酵を行う為には化学薬品の使
師匠マルセルと同じモルゴン村 用を避け、収穫時には雑菌の
の最も標高の高い 400 メートル 繁殖源となる腐敗果を徹底的
の冷涼な丘にある畑。一部には に取り除かなくてはならない。様々な作業において、通常の数倍の時間
祖父の代に植えられた葡萄樹 を掛けている。しかし過酷な作業も彼はそれが当然とばかりに“ヌヌス
は樹齢 100 年以上のものもあり、(熊ちゃん)”と呼ばれる大きな体で黙々と進めていくのだ。彼の造るワイ
高台ならではの昼夜の気温差 ンはしばしば“ボジョレーで最も力強いワイン”と言われる。確かに口に含
でゆっくりと葡萄が熟していく。ま むとグルナッシュさえも彷彿させる豊富なタンニンと凝縮感に驚く。しか
た、砂利や砂が混じる花崗岩の しその奥にやや北向きで冷涼な斜面からの葡萄がもたらす酸がフレッシ
土壌の痩せた土地で、除草剤 ュさを与え、彼のガメイ種のワインを奥深い味わいへと高めている。いわ
を撒かなくても雑草が生えにく ゆるボジョレーを典型的な“軽い飲み口”のワインと思いながら彼のワイ
いのだと言う。手摘みで収穫を ンを飲むと、誰もがその力強さに驚く。以前には彼のボジョレーが、“軽
行った後は、二酸化炭素の注入を行わずに密閉タンクの中に自然発 い飲み口”のボジョレーを造る生産者からの圧力によって、出荷直前に
生した二酸化炭素のみを閉じ込めて行うセミ・マセラシオン・カルボニッ 許可がおりなかった事がある。その時も彼は微動だにせず、しかし許可
ク法にて醸造。発酵時は天然酵母のみを使用している。また発酵・熟 が下りるまではその場を離れなかったという。そんな彼のワインに対する
成時には亜硫酸は一切添加せず、瓶詰め前に僅かに加えるのみ。『輸 意思の強さと彼自身の持つ温厚さが、現れているワインである。
送や保存コンディションの影響を考えて僅かに加えているが、可能なら
商品記号
ワイナリー
69G50 George Descombes
ジョ ルジュ・デコン ブ
ワイン
Morgon
モルゴン
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2009
AC Morgon
赤
750ml
参考上代 在庫
2,800
○
ヴィリエ・モルゴンの標高の高い(350~400m)小渓谷にある畑の完熟した葡萄を使用。除梗せずに葡萄を0℃~5℃に冷却後、セミマセラシオンカルボニックにて発酵。天然酵母のみ使用。セメ
ント槽及びグラス・ファイバー槽で発酵・熟成。S02添加は瓶詰め前に極少量のみ。
69G51 George Descombes
ジョ ルジュ・デコン ブ
Morgon V.V.
モルゴン・ヴィエーニュ・ヴィーニュ
2008
AC Morgon
赤
750ml
3,600
○
ジョルジュの祖父が植樹した、ドメーヌで最も古い区画の葡萄を使用。除梗せずに葡萄を0℃~5℃に冷却後、セミマセラシオンカルボニックにて発酵。天然酵母のみ使用。セメント槽及びグラス・
ファイバー槽で発酵後木樽で8ヶ月の熟成。S02添加は瓶詰め前に極少量のみ。
69G52 George Descombes
ジョ ルジュ・デコン ブ
Beaujolais Cuvee GiGi
ボジョ レー キュヴェ ・ジジ
2009 AC Beaujolais
赤
750ml
2,500
キュヴェ名の”ジジ”は最愛の妻ジスレーンの愛称から来ている。除梗せずに葡萄を0℃~5℃に冷却後、セミマセラシオンカルボニックにて発酵。天然酵母のみ使用。セメント槽及びグラス・ファ
イバー槽で発酵・熟成。S02添加は瓶詰め前に極少量のみ。
◎
TOP
Alsace
Cave de Ribeauville
Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ
| 20
《Best Winery in Alsace》 の背景にあるひた向きな向上心
リボーヴィレはコルマー 取った。こうした高い
ルから北へ 1 時間ほど 評価は当然ながら彼
の古い城がいくつもある 等の向上心と管理が
小さな城下町。丘陵地 仕事の細部に行き届
帯には美しいぶどう畑 いている証しでもある
が広がる。この地区に が、それを決定的に
は 10 のグランクリュが したのが 1997 年から
集まるアルザスの主要 コンサルタントに起用
な産地であり、シーズン した”白ワインの魔術
にはワイン目当てに多く 師”の異名を持つドニ・デュブルデューの影響も大きい。彼はカーヴ・ド・
の観光客で賑わってい リボーヴィレのワイン造りに対する姿勢を高く評価し、この蔵での仕事に
る。カーヴ・ド・リボーヴ 没頭した。先に述べた 100ha を超える規模での完全手摘みと同様、
ィレの葡萄畑は古い歴 100%自然酵母による発酵は非常に珍しく、ともすればリスクを伴うこの
史があり、一説によると 手法も基本となる耕作、葡萄栽培がしっかりとなされているから可能と
紀元前に遡ると言われ なる。辛口で知られる『Gault&Millau』誌もこのことを高く評価し、近年
る。かつては教会の所 では毎年掲載される常連となった。彼等の向上心が”ワイン造りの原点
有で、政府に没収され に立ち返る”というキーワードを見出し、ひた向きな努力が実を結んだ結
るも、そのごの領土分 果だ。しかしこうした努力は必ずしも品質向上だけに向けられた訳では
なく、広大な土地を要するワイン
配によって村に返還さ
造りには地元民の協力が不可欠
れ、現在に至っている。
であるという協同組合ならではの
カーヴ・ド・リボーヴィレは 1895 年に設立されたフランス国内で最も古い
考えのもと、収穫期には率先して
協同組合の一つであり、契約する畑の所有者は 40。総面積は 260ha
毎年 400 人以上の地元の有志
(いずれも地元民所有の長期契約の畑)であり協同組合としては中規
を積極的に雇用し、また年間を
模。全ての葡萄は同組合の管理指導者が契約農家と連携をとり、一貫
通して様々なイベントを催し地元
した高いレベルの栽培が行われている。農法は基本的にリュットレゾネ
に密着した活動を続けている。小
が採用され完全有機栽培で行われる区画も多い。また収穫は全て手
規模、限定生産がもてはやされ
摘みで行われる。アルザスにおいて 100ha 規模以上の生産者で
100%手摘みの収穫を行うのはこの蔵のみ。こうした徹底した品質向上 る事がしばしばある。それは生産量が少ないとう希少性、そしてこだわり
への取り組みがみを結び、多くの専門家の高い評価を得ている。ミッシ の品質といった人を惹きつける魅力があるのも事実ではあるが、カーヴ・
ェル・ベタンは彼等の勤勉な仕事ぶりと濃密かつ清純なワインのクオリ ド・リボーヴィレは充分な生産量と、100%手摘み、自然酵母のみで発
ティーを評し、『Figaro』誌では《Best Winery in Alsace》の称号を勝ち 酵するなどのこだわりの部分を兼ね揃えた数少ない生産者である。
商品記号
ワイナリー
69928 Cave de Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ
ワイン
Riesling
リースリング
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Village
白
750ml
2,200
○
2008
Village
白
750ml
2,300
○
2009
Village
白
750ml
2,400
○
白
750ml
2,500
○
750ml
2,600
○
参考上代 在庫
リボーヴィレのフラッグシップワインの一つ。華やかな香りとキリっとした酸がフレッシュさを際立たせる(辛口)
69B01 Cave de Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ
Muscat
ミュスカ
桃やりんご、フレッシュで爽やかな果実香がキレのある酸味とマッチしてすっきりとした飲み口(辛口)
69C68 Cave de Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ
Pinot Gris
ピノ・グリ
ほのかなスモーキーなアロマ、ドライフルーツ、アプリコットを想わせる豊かな香りは優しいスパイシーな余韻へと変わる。アルザスワインコンクール08金賞受賞(やや辛口)
69C69 Cave de Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ
Gewurztraminer
ゲヴュルツトラミネール
2009
Village
リボーヴィレのフラッグシップワインの一つ。手摘み選果を丁寧に行った成果が最も表れているワイン。風味豊か、クリアーで華やかな果実味が直に伝わる印象を受ける(やや甘口)
69277 Cave de Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ
Cremant d'Alsace Chardonnay
クレマン・ダルザス・シャルドネ
果実味、凝縮感、酸のバランスが良い。決め細やかな泡が全体を優しく包みキレのある飲み口となる(辛口)
NV
Cremant d'Alsace
泡白
TOP
Languedoc
Le Grand Noir
Minervois
ル・グラン・ノワール
| 21
フライングワインメーカー、ヒュー・ラインマンの個性派ワイン
”フライングワインメーカー”と言う言葉が使われ始めた 1980 年代後半、
オーストラリアの醸造家がオフシーズンに季節が逆の北半球で醸造を
行うことから出来た言葉で、彼らの活動は最新の技術と設備、そして
従来の手法だけにとらわれない自由な発
想のワイン造りが伝えられるようになる。そ
れはやがてヨーロッパだけでなく、南北アメリ
カ、アフリカにも渡り、全世界に影響をもたら
す事となる。ヒュー・ライマンは 1961 年ロン
ドンで生まれ、70 年代にフランスに移住、
ベルジュラックでワイン造りを行う父の姿を
見て育ち、それが彼のワインキャリアの始ま
りとなる。ボルドー大学醸造学科を卒業後、
シャトー・ペトリュス、シャトー・ディケム、ル
イ・ラトゥール、そしてオーストラリアのワイナ
リーなどで経験を積み、1988 年南仏に拠
点を置き自らの事業を立ち上げる。以後フ
ランス国内だけでなくスペイン、イタリア、ドイ
ツ、トルコ、ハンガリー、ルーマニア、チリ、ア
ルゼンチン、南ア、米国、モロッコと世界各国で醸造コンサルタント業を
展開、文字通りフライングワインメーカーとして活躍する。しかし異なる
国、土地でのワイン造りにも不変の哲学をもつヒュー・ライマン。「ぶどう
本来の果実味、風味がそのままいかされたワインを造る。」今では言い
古された言葉にも聞こえるが、この言葉を乱用する生産者も多い今、
しかも気候風土、文化の異なる国々で実践できる醸造家は多くない。
ヒュー・ライマンは高度な技術と信念、情熱をもつ希少なワインメーカ
ーの一人である。そんな醸造家が、ワインに深く携わる仕事を持ちなが
ら、全く異なる分野で活躍する 2 人の男とまた新たな挑戦に挑んだ。そ
の 2 人とは、今や世界最大規模となった”インターナショナル・ワインチ
ャレンジ”の創設主幹であり、著名なワインライター兼評論家のロバー
ト・ジョセフ、そしてイギリス人でワインエチケットデザイナーのケビン・ショ
ー。独特のセンスで印象深いエチケットの数々を手掛ける人気デザイ
ナーである。彼ら 3 人の親交は深く、かねてからワイン新興国の優れた
商品記号
ワイナリー
69B24 Grand Noir
グラン・ノワール
技術や考え、そしてフランスの歴史
と伝統、優れたテロワールとを組み
合わせた次世代のワイン造りにつ
いて、盛んに意見を交わし、やがて
それは具体的な構想へと発展した。
それがル・グラン・ノワールの誕生と
なる。2003 ヴィンテージがリリース
されるとその独特のパッケージが話
題を呼び、また優れた品質は確実
にリピーターを増やして行きフラン
国内だけでなく北アメリカでの成功
を皮切りにスカンジナビア、東欧、
オセアニアで人気を集めている。
ル・グラン・ノワールが産されるラン
グドック地方はフランス最大のワイン産地であり、様々な国からの資本、
技術、そして醸造家が集る最もダイナミックな産地と言えよう。ヒュー・
ライマンがグラン・ノワール生産にこの地を選んだのも、伝統という鎖に
縛られた細かな制限の少ない、新しいワイン造りの挑戦に最も適してい
るからである。畑と醸造所はラングドック地方でもやや内陸のミネルヴォ
アにあり、世界遺産に指定されている城塞都市カルカッソンヌに程近い。
温暖な地中海性気候と大西洋気候の境界線上にあたり、ぶどう栽培
に適した地区。醸造は同地区最大のワイナリー・セリエ・ジャン・ダリベ
ール社(ISO9001 取得)。契約畑の総面積は 7.000ha。このうちグラ
ン・ノワールの畑は 200ha でいずれもスロープ上方の好条件の区画に
限定され、使用される 7 品種それぞれが適した土壌で栽培されている。
ル・グラン・ノワールのユニークな点の一つはヴァラエタルワインでありな
がら、例えばシャルドネにわずかな比率のヴィオニエをブレンドするとい
った具合に、100%単独品種ではなく補足品種を使うワインがある点だ。
これにより味わいに深みを与えると同時に品種の個性をより引き出すと
いう手法である。品種構成の理由でAOCワインとはならないが 100%
除梗、選果を行い、長時間の低温マセラシオンなど、ヴァン・ド・ペイの
レベルを遥かにしのぐ完成度の高いワインとなっている。
ワイン
Chardonnay
シャルドネ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2009
Vin de Pays d'Oc
白
750ml
1,800
○
2007
Vin de Pays d'Oc
白
750ml
1,800
○
2010
Vin de Pays d'Oc
赤
750ml
1,800
○
2008
Vin de Pays d'Oc
赤
750ml
1,800
○
2008
Vin de Pays d'Oc
赤
750ml
1,800
○
参考上代
在庫
〈品種〉シャルドネ85% ヴィオニエ15% ★スクリューキャップ 〈受賞〉'07金メダル…モンドセレクション2008(ブリュッセル)
69744 Grand Noir
グラン・ノワール
Viognier
ヴィオニエ
〈品種〉ヴィオニエ95% シャルドネ5% ★スクリューキャップ
69F26 Grand Noir
グラン・ノワール
Pinot Noir
ピノ・ノワール
〈品種〉ピノ・ノワール100% ★スクリューキャップ
69B25 Grand Noir
グラン・ノワール
Cabernet Shiraz
カベルネ・シラーズ
〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン60% シラーズ40% ★スクリューキャップ 〈受賞〉'07金メダル…モンドセレクション2009(ブリュッセル)
69B26 Grand Noir
グラン・ノワール
GSM
グルナッシュ・シラーズ・ムールヴェードル
〈品種〉グルナッシュ60% シラーズ35% ムールヴェードル5% ★スクリューキャップ 〈受賞〉'06金賞…トップ100 フランス・ヴァン・ド・ペイ・2008
TOP
New Zealand
Clos Henri Vinyard
Marlborough
| 22
クロ・アンリ・ヴィンヤード
アンリ・ブルジョワの新たな挑戦
アンリ・ブルジョ
ワと言えば誰も
が認めるサンセ
ールのトップ生
産者で 300 年
以上の歴史を誇
る老舗ドメーヌ。
その当主である
ジャン・マリー・ブ
ルジョワが新天
地を求め、ソー
ヴィニヨン・ ブラ
ンとピノ・ノワールの新たな可能性を見出したのがニュージーランド。
1989 年から現地の調査をはじめ、2000 年に 98ha の畑を購入するま
でに実に 11 年の歳月を要したという。ニュージーランドで葡萄栽培が
始まったのは今から 200 年ほど前だが、現在のような品質重視のワイ
ン造りは10年程度の歴史しかない。’96 年
に原産地呼称制度が制定され国による品
質管理が徹底されるようになると品質は飛
躍的に向上し、国内だけでなくヨーロッパ、ア
メリカでの認知されていった。それにつれて
旧世界からの技術とノウハウが流入するよう
になり、さらなる飛躍を遂げていく。アンリ・ブ
ルジョワはその先駆者。もちろん政策やマー
ケティングだけで今日のような成功は成しえ
ない。そこにはこの国の持つ潜在的な資質
が大きく影響している。四方を海に囲まれた
地中海性気候で一年の温度差が比較的少
商品記号
ワイナリー
69669 Clos Henri
クロ・アンリ
ワイン
Clos Henri Sauvignon
クロ・アンリ・ソーヴィニヨン
ないもの
の、一日
の間に四
季があると
言われる
ほど昼夜
の温度差
は大きい。
また主とし
て水はけの良い”グレイワッケ”(灰色の玄武岩が細かく砂状になった堆
積土壌)が葡萄に深みを与える。テロワールの重要性を誰よりも知るジ
ャン・マリー・ブルジョワが 10 年以上の歳月を費やし購入を決めた南島
の北部マールボロは特にそのグレイワッケを多く含み、ソーヴィニヨンと
ピノ・ノワールに最も適した産地と言って良い。クロ・アンリの畑はマール
ボローの中南端に位置し、起伏に富んでいる。海から吹きつける塩を
含んだ風と豊かな日照量が葡萄の生育に大きな恩恵をもたらします。
所有する 98ha の畑のうち植樹されているのは 25ha。牧草地が大部
分を占めている。自然保護の意識が高いこの国では多くのワイナリーが
無農薬、または減農薬を採用していますが、そもそも農薬を必要とす
る機会は殆どないと言う。クロ・アンリは「品種個性ではニューワールドワ
インであることは疑いないものの綺麗な酸や奥行き、エレガントなスタイ
ルはフランスワインのそれである。」と評される。その独特のスタイルこ
そがアンリ・ブルジョワが造るニュージーランドワインの意義であり、ジャ
ン・マリーが目指したものではないだろうか。「クロ・アンリ」の名はワイン
造りを始めた祖先に敬意を表し、フランス流の”自家畑“を意味する”ク
ロ”を組み合わせたものです。またラベルに描かれた教会のイラストは
アンリ・ブルジョワの拠点シャヴィニョールに古くからある教会を模造しク
ロ・アンリの畑に建てられたカボットのもの。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Marlborough
白
750ml
参考上代 在庫
3,800
○
4,600
○
ニューワールド特有の青く、野性的なソーヴィニヨン・ブランとは異なり、アロマティックでリッチなワイン。ステンレスタンクでの発酵。熟成ながらほのかに樽香を感じる複雑さがアンリ・ブルジョワらしい。
69F27 Clos Henri
クロ・アンリ
Clos Henri Pinot Noir
クロ・アンリ・ピノ・ノワール
2008
Marlborough
赤
750ml
豊かな日の光を感じるプラムのような熟した果実味はサンセールのものともブルゴーニュのものとも異なる脈同感を想わせる。しかしながらしっかりとフランスワイン的な奥深さがあり、バランスの良さも感じる。
1/3新樽使用
69D68 Clos Henri
クロ・アンリ
Petit Clos Sauvignon
プティ・クロ・ソーヴィニヨン
2009
Marlborough
白
750ml
2,300
◎
2009
Marlborough
赤
750ml
2,300
◎
新しい畑に植えられた若木を主体としたクロ・アンリのセカンドワイン。
69D69 Clos Henri
クロ・アンリ
Petit Clos Pinot Noir
プティ・クロ・ピノ・ノワール
新しい畑に植えられた若木を主体としたクロ・アンリのセカンドワイン。
TOP
Bordeaux
Château le Puy
Cote de Francs
| 23
シャトー・ル・ピュイ
400 年以上の間一度も化学薬品が使われていない畑
『化学薬品不使用』の畑造りをセールスポイントとする生産者は昨今珍
しくなくなった。でもこのシャトー・ル・ピュイはなんと 400 年以上も前か
ら化学薬品を一切使わずにワインを造り続けている。ボルドーから北西
へ約 50 キロ、シャトー・ル・ピュイはサンテ・ミリオンとポムロールから続
く同じ丘陵のコート・ド・フランに位置している。所有する 25 ヘクタール
の畑には、1935 年から有機栽培をそして 1990 年からは陰暦カレンダ
ーによる独自のビオディナミ農法を取り入れている。醸造所のすぐ横に
広がる畑に一歩足を入れると、その畑は驚くほど柔らかく、まさに土が
生きている事を実感出来る。固い石灰質の岩盤の上を珪土を含む石
灰粘土質のごく浅い表土が覆う。一見この様な土地では葡萄樹が地
中深く根を張らないのではと思ってしまうが、平均樹齢 55 年の葡萄樹
はこの固い岩盤になん
と地中 70 メートル以上
も根を伸ばすという。シ
ャトー・ル・ピュイの土壌
に住む多くの微生物は
養分が多く含まれたこ
の 土 中 に 酸 性の 排 泄
物を出す。この排泄物
が地中の石灰質の岩
盤を溶かし、そこに深く葡萄が根を伸ばすのだという。この地中深く延
びた根がこの土地のミネラル分を十分に吸い上げシャトー・ル・ピュイの
ワインに個性を与える。これによりシャトー・ル・ピュイのワインはまるでブ
ルゴーニュワインと間違う程の清廉さと滋味深さを持っている。『私たち
のワイン造りは家族の歴史だ。』と 13 代目の現当主ジャン・ピエール・
アモロー氏。9 代目当主は 1868 年の時点で既に酸化防止剤の使用
に疑問を持ち始める。その後 10 代目当主はより滑らかでアロマティック
な果汁を得る為に 100%除梗を実施、11 代目は発酵中に果帽を十
分に浸漬する為に独自の方法を考案した。またワインに余計な樽の要
素を残さない為、全ての樽 3 年から 15 年の古樽を使用。醸造過程に
おいて、補糖、人口酵母の添加、濾過・清澄は一切行わないという徹
底した姿勢を貫いている。ジャン・ピエール氏曰く、全ては『純粋にテロ
ワールを表現する為』に一家のこだわりが代々受け継がれているのだ。
1994 年ヴィンテージからはジャン・ピエール氏が息子のパスカル氏と
共に SO2 無添加のキュヴェ”バルテルミ”と”マリー・セシル“を造ってい
る。”バルテルミ“は、最初に酸化防止剤の使用を自問した 9 代目の名
にちなんでいる赤ワインだ。所有する区画の中でも”レ・ロック“と呼ばれ
る特別区画の葡萄を使用し発酵後は澱引きせずに 200 から 250Lの
古樽で 24 ヶ月の熟成。その間月の動きに合わせて週 2 回のバトナー
ジュを行った後、瓶詰めされる。”マリー・セシル“はセミヨン 100%で、
収穫後は古樽で発酵及び熟成を行い、”バルテルミ“と同じく SO2 を一
切使わずに仕上げている。また、”エミリアン“に使われる酸化防止剤
の量も極めて僅かである。発酵及び瓶詰め時に SO2 は一切添加せず、
樽熟成の際にボンド・アセプティック(Bonde Asceptique、液体硫黄を
入れ樽口に取り付ける栓)を使用し気化させた硫黄を樽内でごく微量
ワインの表面に触れさせる方法をとっている。また、どのキュヴェも瓶詰
は月の動きに注意し、満月から徐々に欠けていく間に行われる。さらに
この造り手で特筆すべき点は、その驚くべき長熟のポテンシャルである。
瓶詰め時には最上級のコルクを使用し、手作業でロウ付けされるシャト
ー・ル・ピュイのワインは 30 年以上の長期熟成に耐えうるどころか、ゆ
っくりと月日を経る事でその真価を発揮する。実際にこのシャトーには
1917 年以降の多くのバックヴィンテージがストックされ、新ヴィンテージ
と共にリリースされている。2009 年ヴィンテージからは新しく取得した区
画の葡萄を使用して”デュック・デ・ノーヴ“が初リリースされる。この区
画の葡萄はいずれはシャトー・ル・ピュイに使用される予定だが、若木
の為別キュヴェとして
仕上げられている。
『17 世紀以来 14 人
のヴィニョロンは無添
加で純粋なワイン、
正真正銘本物の他
に類を見ないテロワ
ールを表現したワイ
ンを造り続ける為に、
皆、懸命に働いてき
た。』14 代目パスカ
ル氏は語る。現在、
ジャン・ピエール、パスカル両氏は、このシャトー・ル・ピュイの地を独立
した AOC としての認可を受けるべく動き始めている。もし、認可された
場合には、ボルドー唯一のモノポールとなる。
CHATEAU LE PUY EMILIEN シャトー・ル・ピュイ エミリアン
葡萄品種
85% Merlot, 14% Cabernet Souvingon, 1% Carmenere
生産地域
ボルドー地方 コート・ド・フラン
醸造
ビオディナミ 。手摘みで収穫後 100%除梗 。更に良い粒のみを選果。発酵槽にて 28℃~33℃の間で 2~4 週間発酵。酵母
の添加、補糖は行わない 。発酵後は澱引きせずに大樽で 12 ヶ月、その後 200~250Lの古樽で 12 ヶ月、合計 24 ヶ月熟成 。
清澄・濾過はせずに月の満ち欠けに合わせて瓶詰め。 SO2 は熟成時にのみ極微量を加える。
CHATEAU LE PUY BARTHELEMY シャトー・ル・ピュイ バルテルミ
葡萄品種
85% Merlot, 14% Cabernet Souvingon, 1% Carmenere
生産地域
ボルドー地方 コート・ド・フラン
所有区画の中でも特に 「レ・ロック」と呼ばれる特別区画
醸造
| 24
ビオディナミ。 手摘みで収穫後 100%除梗 。更に良い粒のみを選果。発酵槽にて 28℃~33℃の間で 2~4 週間発酵。酵母
の添加、補糖は行わない 。 発酵後は澱引きせずに 200~250 の古樽にて 24 ヶ月熟成 。その間月の動きに合わせて週に 2
回のバトナージュを行う。清澄・濾過はせずに月の満ち欠けに合わせて瓶詰め。SO2 は無添加。
CHATEAU LE PUY MARIE CECILE シャトー・ル・ピュイ マリー・セシル
葡萄品種
100% Semillon
生産地域
ボルドー地方 コート・ド・フラン
醸造
ビオディナミ。 手摘みで収穫後、更に良い房のみを厳選。圧搾後、古樽にて 18℃から 24℃の間で発酵。酵母の添加、
補糖は行わない 。 発酵後はそのまま澱引きせずに更に古樽で 6 ヶ月熟成 。清澄・濾過はせずに月の満ち欠けに
合わせて瓶詰め。 SO2 は無添加。
DUC DES NAUVES デュック・デ・ノーヴ
葡萄品種
70% Merlot 10% Cabernet Souvingon 20% Cabernet Franc
生産地域
ボルドー地方 コート・ド・ボルドー
醸造
ビオディナミ 。手摘みで収穫後 100%除梗 。更に良い粒のみを選果。28℃から 33℃の間で 2~4 週間発酵。酵母の添加、
補糖は行わない 。発酵後は澱引きせずに大樽で 12 ヶ月、その後 200~250Lの古樽で 12 ヶ月、合計 24 ヶ月熟成 。清澄・
濾過はせずに月の満ち欠けに合わせて瓶詰め。 SO2 は熟成時にのみ極微量を加える。
商品記号
ワイナリー
ワイン
69F12 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F11 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F10 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F09 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F08 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F07 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F06 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F14 Ch Le Puy
Ch Le Puy Barthelemy
69F13 Ch Le Puy
Ch Le Puy Barthelemy
69F15 Ch Le Puy
Ch Le Puy Marie-Cecile
69F16 Ch Le Puy
Ch Le Puy Duc des Nauves
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・バルテルミ
シャトー・ル・ピュイ ・バルテルミ
シャトー・ル・ピュイ・マリーセシル
シャトー・ル・ピュイ ・デュック・デ・ノーヴ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
Côtes de Francs
赤
750ml
4,500
○
2006
Côtes de Francs
赤
750ml
4,500
○
2005
Côtes de Francs
赤
750ml
5,000
○
1998
Côtes de Francs
赤
750ml
16,000
△
1996
Côtes de Francs
赤
750ml
18,000
△
1995
Côtes de Francs
赤
750ml
18,000
△
1994
Côtes de Francs
赤
750ml
16,000
△
2006
Côtes de Francs
赤
750ml
14,000
○
2005
Côtes de Francs
赤
750ml
17,000
○
2008
Côtes de Francs
白
750ml
5,800
○
2009
Côtes de Bordeaux
赤
750ml
2,800
×
参考上代 在庫
TOP
Bordeaux
John Kolasa Selection
Chateau Rauzan Segla
ジョン・コラサ・セレクション
| 25
トップシャトー経営で培われた選定眼
1971年に祖国スコットランドを離
れ、フランスに渡りボルドーワイン
の世界で第一人者となったジョ
ン・コラサ氏。圧倒的な経験値を
持つ実力派であり、人格者として
も知られる。渡仏後サンテミリオ
ンの協同組合に就職し、輸出担
当として働いていた際、週末に友
人とやって来たヒュー・ジョンソン
を案内したという。当時、シャト
ー・ラトゥールのオーナーは英国
のピアスングループでヒュー・ジョンソンはその顧問であった。ヒュー・ジ
ョンソンは最初の出会いでコラサ氏の人柄に惚れ込み、3か月後の役
員会でコラサ氏をシャトー・ラトゥールの責任者に推薦。シャトー・ラトゥ
ールでは1963年から責任者を務めていたジャンポール・ガルデール
氏が引退の時期を迎え、後任を探しているところであった。ラトゥール
引継ぎのためにコラサ氏はガルデール氏と2年間、共に働き、ガルデ
ール氏は1級シャトーの経営のノウハウと全てのワインの経験を惜しみ
なくコラサ氏に伝えたのだという。セカンドワイン「レ・フォール・ド・ラトゥー
ル」を成功に導いたのはコラサ氏の手腕と言われている。そして、198
9年にシャトー・ラトゥールはピアスングループからアライド・ライオンに所
有権が移り、たった4年で再びシャトーは売りに出されることとなる。この
時シャネルグループのオーナー、ヴェルテメール家も買収に興味を示
したが、結局ラトゥールはピノ・プランタングループによって買収され、ヴ
ェルテメール家は2級のロザン・セグラを買うこととなった。ヴェルテメー
ル氏を案内したコラサ氏に好印象を抱いたヴェルテメール家は後に、
商品記号
ワイナリー
シャトー・ローザン・セグラの経営をコラサ氏に依頼。1994年それまで
不調だった2つのシャトー【シャトー・ローザン・セグラ】と【シャトー・カノ
ン】(サンテ・ミリオン・グランクリュ)の社長に着任。それまでに培ってき
たシャトー・ラトゥールなどでの経験を活かし、2 つのシャトーを劇的に復
活させるのであった。同時にコラサ氏はシャネルグループのネゴシアン
である【ユリス・カザボーン社】の社長職も兼任。(ユリス・カザボーン社
は1976年、ボルドー3つの優れたネゴシアン、ジャンポール・ガールレ、
アンリ・マルタンとジァン・コーディア によって創設された)100%ボルド
ーAOC ワインを取り扱っており、代表的な取扱商品は、コマンダリー・ボ
ンタン(グラーヴ、メドック、ソーテルヌ)、ラ・フルール・マルゴー、シャト
ー・ラトゥールなど。そしてクリュ・クラッセに加えて、注目すべきは “ハ
イ・クオリティー・プティ・シャトー”を数多く取り扱っており、数あるボルド
ー・ネゴシアンの中でも最も高い地位を獲得していること。1998年には
マルゴー村に直営ワイン・ショップ【La Cave d’Ulysse Czabonne】
をオープンさせた。ネゴシアンとしては稀な直営ショップを持ち、直接消
費者動向をキャッチし、時勢にあった商品選考で評判を呼んでいる。
商業的なネゴシアンが多いなか、人格者であるコラサ氏を慕うシャト
ー・オーナーや生産者も多く、他のネゴシアンに案内されるワインとは
異なる、優良ワインがコラサ氏の元に自然と集まってくる。そして2008
年にはそれまでの実績を高く評価され、Wine Spectator誌 Wine
of the year top100 の第 2 位に選出された。その中でもコラサ氏
自ら長年の経験を基に日本市場向けに厳選したものが【ジョン・コラ
サ・セレクション】となる。味わいだけで選ばれるソムリエセレクションなど
とは異なり、味わい以外に生産者の姿勢や人格、さらにはヴィンテージ
や価格が適正なものかといった買う側に立って選定された新しいセレク
ションとして注目度は高まっている。
ワイン
69A82
Ch Rauzan Segla
69701
Ch Rauzan Segla
シャトー・ローザン・セグラ
シャトー・ローザン・セグラ
Ch Rauzan Segla
69D57
シャトー・ローザン・セグラ
Ch Rauzan Segla
69C50
シャトー・ローザン・セグラ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
1999
Margaux
赤
750ml
15,000
△
2002
Margaux
赤
750ml
10,800
△
2004
Margaux
赤
750ml
11,000
△
2007
Margaux
赤
750ml
9,800 ×
2002
Margaux
赤
750ml
5,200
○
2007
Bordeaux
赤
750ml
2,000
△
赤
750ml
2,700
○
参考上代
在庫
〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン58% メルロー35% プティヴェルド5% カベルネフラン2%
69A03 Ch Rauzan Segla
シャトー・ローザン・セグラ
Lamouroux
ラムルー
〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン53% メルロー41.5% プティヴェルド3%
Ch Haut Mondain
69999
シャトー・オーモン デーン
アントルドメールの谷にあたるBegueyに位置する。粘土石灰質とグラーヴ(砂利)の土壌がもたらすバランスの良いタンニンと、全体の25%を米産1年古樽使用。
Le Petit Soleil
69A02
ル・プ ティ・ソレイ ユ
2007
Bordeaux Superieure
醸造コンサルタントにパヴィ・マッカンや1996年以降のラ・モンドットを成功に導いたステファン・デュルノンクール氏を迎え、一気に名声を獲得したLe Pin Beausoleilの2nd。
Ch Fleur Haut Gaussens
69698
シャトー・フルール・オー・ゴーサン
2005
Bordeaux Superieure
赤
750ml
2,300
◎
2002
Medoc
赤
750ml
2,700
◎
2006
Medoc
赤
750ml
2,400
○
〈品種〉メルロー90% カベルネ・ソーヴィニヨン5% カベルネ・フラン5%
Ch Bournac
69963
シャトー・ブルナック
醸造コンサルタントはSociando Mallet, La Tour Carnetで成功を収めた左岸人気コンサルタントのオリヴィエ・ドウゥガ。
69A01 Ch Bournac
シャトー・ブルナック
Little B
リトル・ビー
Guide Hachette誌等にて好評価Ch Bournacの2nd。 醸造コンサルタントは人気コンサルタントのオリヴィエ・ドウゥガ。
“John Kolasa” Selection
ユリス・カザボーン社長ジョン・コラサ氏によるボルドーの“今”を感じるセレクト
Ch. Rauzan Segla(シャトー・ローザン・セグラ)
| 26 1973 年のシャトー・ムートンが 1 級に昇格以来、14 ある 2 級シャトーの最高峰と言われるのがシャトー・ローザン・セ
グラ。1970 年代に低迷した時期があったものの 1983 年に所有者、経営者がシャネルに代わりシャトーラトゥールの
総支配人であったジョン・コラサ氏が社長として迎えられ、彼の陣頭指揮のも革新的な向上を遂げ名実共にメドック 2
級のトップシャトーに君臨。安定した高品質でその地位は今や磐石のものとなる。面積:51ha土壌:表土はグラーヴで
深層部は粘土質土壌。平均樹齢:27 年 マセラシオン:12~15 日アルコール発酵:6~8日間の発酵は、温度管理さ
れたステンレスタンクで行い 1 日にルモンタージュを 2 回行う。清澄作業:卵白にて行うが、無濾過。樽熟成期間:18
~20ヶ月。新樽使用率:フランチオーク65~70% 火入れ:ミディアム年間平均生産量:約10万本
■2002 パーカーポイント:88~90
2002 は乾燥のヴィンテージで特に冬はとても寒く乾燥した日々。 しかし 2、3 月は温暖で 3 月終わりには芽吹きを確認。開花は 5 月終わりから
6 月の始めに開始。7、8 月は、涼しく非常に遅い色つき期。収穫時期は晴れて穏やかな乾燥した状態。特筆すべき点としては最良なカベルネ・
ソーヴィニヨンのキュベに対して 3 回のルモンタージュを実施。▽C.S.58%(収穫日:若い樹齢:10/5、以外は 10/7~10/10) Me35%(収穫日:
若い樹齢:9/28、以外は 9/30~10/2) P.V.5% (収穫日:10/2)C.F.2%(収穫日:10/2)全ての品種でマロラクティック発酵を樽内で実施。収
量:27hl/ha ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より《2002 年は 27hl/ha でつくられている。濃い紫色をした、本格的なヴァン・ド・ガルドで、構
造やタンニン、力強さがたっぷりある。甘いなめし革のような、ハーブの色合いのあるブラックカランの果実の趣が表れる、閉じた香りがある。この
タンニンがよくまとまったら、傑出した作品となるはずだ。予想される飲み頃:2010~2018 年》
■2003 パーカーポイント:89~91
2 月のマルゴー村は乾燥が長く続き雨が降るのを待ちわびた状態。 3、4 月は高温で最も乾燥した日々。 開花は 5/20 に始まり 6/1 に終了し
色付は 7/15 に確認。6、7、8 月は記録的な酷暑“カニキュレ”の状態。結果、収量を減らす事となる。▽C.S.53.5%(収穫日:若い樹齢:9/17、
以外は 9/19~9/22) Me35%(収穫日:若い樹齢:9/4、以外は 9/10~9/13) P.V.5% (収穫日:9/15)C.F.2%(収穫日:9/15)全ての品種
でマロラクティック発酵をタンク内と少量のロットを樽内で実施。ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より《特筆に値することとして、ローザン=セ
グラの最終的なブレンドには 12%のプレス・ワインが添加されている。暗いルビー色をしており、紫色のニュアンスもある。エレガントで、驚くほどや
わらかく、セクシーで、すでに成長している(マルゴーの多くのワインに注記した特徴)30hl/ha という低収量でつくられている。華やかなアロマは赤
や黒系の果実、土、森の下生え、スパイスを思わせる。純粋で、しなやかで、肉付きがよく、少々重みや力強さに欠けるが、否定しようもなくバラ
ンスがよく、魅惑的だ。中間部の存在感がもっと増したら、オート・クチュールや香水で名高いシャネルの当主と同じオーナーが所有する、この有
名なマルゴー2 級シャトーからの傑出した作品となるはずだ。予想される飲み頃:2008~2018 年》
Lamouroux(ラムルー)
マルゴー第2級、シャトー・ローザン・セグラのセカンドワイン。ワインの質は「限りなく 1 級に近い 2 級」と評されるグランヴァン、
シャトー・ローザン・セグラが証明しています。このラムルーは、グランヴァンとは異なる区画、または若木のぶどう、樽で分け
られたワインで造られますが醸造工程はグランヴァンと全く同じです。豊かな香り、濃密でありながら優美で滑らかな飲み口
はグランヴァンのキャラクターをそのまま受け継いだ味わいです。ラベルに描かれたシャトー・ローザン・セグラの一角は、グ
ランヴァンに引けをとらない品質であることの自信の表れにも見えます。LAMOUROUX とは昔シャトーの近くにあった村の
名前に由来。オーナーのジョン・コラサ氏はこのワインを奥様への愛の告白に使ったとか。AOC:Margaux
2001▽C.S.53% Me41.5% P.V.5.5%収量:39hl/ha
2002▽C.S.58% Me42% ヴァンドプレス 11%収量:27hl/ha
Ch. Haut Moudain (シャトー・オーモンデーン)
ボルドー右岸Cadillacの近く、ガロンヌ川のほとりアントルドメールの谷にあたるBegueyに位置する。第一次世界大戦中、シ
ャトー・オーモンデーンは陸軍病院として利用されていました。1961 より 7 つのシャトー・オーナーとなった CHARLES YUNG
が最初に購入したシャトー。最初に購入したシャトーだけあって深い思い入れがあり設備面においても惜しみない投資を行っ
た。栽培面積:6ha 平均樹齢:20 年。粘土石灰質とグラーヴ(砂利)の土壌がもたらす質の高いタンニンと、全体の 25%を
米産 1 年古樽使用し若干のバニラ香が特徴的。2009/11/15 付の地元紙“Le Parisien”にてベストコストパフォーマンス・
ワインとして掲載されている。AOC:Bordeaux ▽Me80% C.S.10% C.F10%
“John Kolasa” Selection
ユリス・カザボーン社長ジョン・コラサ氏によるボルドーの“今”を感じるセレクト
Le Petit Soleil(ル・プティ・ソレイユ)
| 27
オーナーはドイツ人の心臓専門医であるミヒャエル・ハレック氏。ボルドー右岸のサン・ヴァンサン・ド・ベルティニャス村に
位置。醸造コンサルタントにパヴィ・マッカンや 1996 年以降のラ・モンドットを成功に導いた
ステファン・デュルノンクール氏を迎え、一気に名声を獲得した Le Pin Beausoleil の 2nd。
Le Pin Beausoleil はボルドースペリウールながら毎年パーカー氏の評価で高得点を獲得
する実力シャトー。ル・プティ・ソレイユはより Le Pin Beausoleil をより気軽に楽しむ
事をコンセプトに造られる。2000 年より若いMerlotを中心に醸造。葡萄のポテンシャルを
そのままワインに閉じ込めるように、細心の注意を畑仕事に注入。格付けはボルドー・スペ
リュールですが、実力ははるかに格付けを凌ぐ。タンニン、酸、果実味の安定感が優れて
いる。ドイツSOPEXAのボルドー100 選にも選ばれる実力派。
AOC;BORDEAUX SUPERIEUR Cru ▽Me50% C.S.50%
Ch. Fleur Haut Gaussens(シャトー・フルール・オー・ゴーサン)
リュイリエ家が 3 代に渡って所有するシャトー。フロンサック近郊、ヴェラック村に位置し、リュットレ
ゾネの採用、低収量、セメント発酵槽、排水の循環設備などボルドー・スペリュールとしては極め
て志の高い生産者です。30ha の広大な畑を所有しながら栽培者との協力で減農薬農法を早く
から取り入れ、収量 45hl/ha に抑えられたぶどうは 100%除梗、選果された上質のぶどうに限定さ
れます。このシャトーでは 2001 頃からそれまで使用していたステンレスタンクから伝統的なセメン
トの発酵槽に徐々に移行し、より深みのある味わいを目指します。新樽比率 3 割で 12 ヶ月間熟成されたワ
インは、強い果実味が前面に出たモダンな味わいでありながら複雑味があり長い余韻はボルドー・スペリュ
ールの域を超越した品質といえます。このシャトーではセラーで使用された排水を自前の循環濾過機によ
って洗浄するなど、ワインの品質だけでなく環境への配慮にも気を配ります。「自然の恩恵に与る者の責任
として当然のこと」と語るエルベ・リュイリエ氏のワインはワイン・スペクテータ、ギド・アシェット、クラスマンなど
でも高く評価されています。☆WS-85~88 AOC:Bordeaux Superieur ▽Me90% C.S.5%, C.F.5% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La
Tour Carnet で成功を収めたオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
Ch Bournac(シャトー・ブルナック)
ボルドー北部:レスパールメドック近くのCivrac村の実力派ワイナリー。ジロンド川から南南東約 6kmに位置し、土壌は粘
土石灰質土壌。1 ヘクタール当り 30hlと収量を抑える事により、高密度な味わいを実現しています。長いマセラシオンによる
綺麗なタンニンが特徴的なワイン。ステンレスタンクでの醗酵後、一年間フランス産バリックにて樽熟成(新樽率:67%)が
エレガントさもたらし、メルローが果実味を構成、そしてカベルネソーヴィニヨンが味わいの軸を構成します。柔らかなスパイシー
さ(ナツメグやグローブなど)と赤い実の果実味が特徴的。Guide Hachette誌等にて高評価。AOC:Medoc ▽Me45%
C.S.55% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La Tour Carnet で成功を収めたオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ド
ノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
Little B(リトル・ビー)
シャトー・ブルナックのセカンド・ワイン。ボルドー北部:レスパールメドック近くのCivrac村の実力派ワイナリー。
ジロンド川から南南東約 6kmに位置し、土壌は粘土石灰質土壌。シャトー・ブルナックと同様 1 ヘクタール当り
30hlと収量を抑える事により、高密度な味わいを実現しています。長いマセラ
シオンによる綺麗なタンニンが特徴的なワイン。土壌は粘土石灰質土壌 1 年
の米産樽を使用することにより、独特のタンニンを表現。斬新なラベルが印
象的。現地ワインショップでも人気のモダン・ワイン AOC:Medoc Cru ▽
Me50% C.S.50% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La Tour Carnet
で成功を収めたオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して
左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
今注目すべき醸造コンサルタント『オリヴィエ・ドゥウガ』
シャトー・ソシアンド・マレ、シャトー・ラ・トゥール・カルネ、更にはクリュ・モンプレジールなどを成功を収めた
オリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される今最も注目されて
いるコンサルタント。ミッシェル・ローラン等画一的で濃厚なワインからボルドーにおいても“テロワールに
敬意を払った土地の味がするワイン”を目指し、その土地本来の味わいの追求を最重要事項とした
ワイン造りが特徴です。ワインはどれもアタック中心の単調な味わいではなく、余韻に満足感を残す伸びのある
ワインに仕上がっています。
TOP
Bordeaux
Jean-Luc Thunevin
Bordeaux
ジャン・リュック・テュヌヴァン
| 28
ガレージ・ワインの産みの親
銀行員からボルドーネゴシャン
へと転身した特異な経歴の持
ち主。ワイン商を経て、後に念
願のワイン造りをスタート。サン
テミリオンの選び抜いた畑の区
画を購入し、シャトー・ヴァランド
ローを生産。わずか二年でトッ
プシャトーと方を並べるほどの
評価を得るなど、ボルドー最高
のサクセスストーリーはワイン愛
好家の伝説となる。彼の持ち味
である、ずっしりと存在感のある
ワインは地道な畑仕事のたまも
の。一房一房丁寧に気の遠くなるような厳しい仕事が行き届いている
からこそ、その後のワイン造りが生きる。彼に続く若い醸造家の手本と
なっているその姿勢は世界中の多くのファンを持っている。今やテュヌ
ヴァンは生産者としてだけでなく、醸造コンサルタント、そして同時に自
身のワイン会社を持ち、幅広くワイン界に貢献している。バッド・ボーイも
ジャン・リュック・テュヌヴァンの遊び心、そして彼のワイン
造りへの姿勢がふんだんに盛り込まれたワインとして 2006 フ
商品記号
ワイナリー
69D85 Jean-Luc Thunevin
ジャン・リュック・テュヌヴァン
メルロー95%、カベルネ・フラン5%
ワイン
Bad Boy
バッド・ボーイ
ァーストヴィンテージがリリース。高品質低価格であるならた
とえ産地をボルドーとしなくても、という型破りのワインとし
て注目を集める。従来の原産
地呼称制度に対する彼の挑
戦でもあり、そんな気概の表
れが“Bad Boy”である。もち
ろんワイン自体の出来は極
めて上質。樹齢 40 年のメル
ローが主体となっています
がダークチェリーやブラッ
クベリーのような黒果実の
香りにコーヒーを思わせる
香ばしさのある、重厚で凝縮
感を大いに感じるワインで
す。生産量は偶然とは思えぬ
6666 ケース(6 入り)。こ
のワインの由来となったの
は、ジャン・リュックを“や
んちゃ者”と評価したロバー
ト・パーカーJr.の言葉。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Vin de France
赤
750ml
参考上代 在庫
3,800
◎
Fly UP