...

第6号 - Yokkaichi.ed.jp

by user

on
Category: Documents
24

views

Report

Comments

Transcript

第6号 - Yokkaichi.ed.jp
朝明中学校通信
(校長便り)
和 学 鍛
負けて悔しいけれど、ゴミ拾い。
―
世界一のサポーター
H26.6.20
第6号
―
サッカーのワールドカップが始まりました。私は40年来のサッカーの大ファンです。先日の
日本代表の敗戦はショックでしたが、しかし、こんな記事を見つけたので紹介したいと思います。
○サッカーW杯ブラジル大会で日本の初戦から一夜明けた16日、試合後にゴミ拾いするなどマナ
ーの良い日本サポーターに、世界中から賛辞が贈られた。試合が行われたブラジルの地元紙は「敗
北したが、日本の応援団のカリスマ性はブラジル人の心をつかんだ」と好意的に報じた。
○日本がコートジボワールに逆転負けした瞬間、がっくりとうなだれ涙する者もいた。日本イレブ
ンが観客席に向かって、深々と一礼し感謝の気持ちを示すと、サポーターたちは気持ちを切り替
え、黙々とスタンドに落ちている飲食物の容器や包装紙をゴミ袋に入れ、清掃を始めた。
○地元の新聞は、試合後に競技場でゴミを拾う日本サポーターの写真が出回っており、
日本人のマナーをたたえる声がブラジル全土に広がっている、と伝えた。
○イギリスの新聞も、「フットボールファンは、大事な試合で負けると、ゴミを投げ、
会場を汚すことが多い。しかし、日本のサポーターは善意の心を忘れなかった。
このような光景を目にするのはまれなこと」と称賛した。
○中国メディアは「民度の高い国は尊敬に値する」
「学ぶべき点が多々ある」などの反応を伝えた。
○実は、ゴミ拾いは日本がW杯に初出場した 16 年前から行われている伝統行事。1998 年フランス
大会で日本は1次リーグ3連敗で敗退したが、サポーターたちは、どの試合も相手側のスタンド
まできれいにゴミを片付けた。その様子を見て地元メディアは「世界一のサポーター」と報じた。
そういえば、東日本大震災の折にも、パニックの中でも秩序(ちつじょ)が保たれ暴動が起きな
い日本社会に対し、世界中から称賛の声が聞かれました。私たちは、こうした国民性に誇りを持ち
つつ、よりいっそう大切にしていきたいものです。このことは、校内における清掃や教室、廊下等
のゴミ拾いにも通じるのではないでしょうか。皆さんも自分たちの姿を振り返ってみてください。
行進とラジオ体操について
・早いもので、もう1学期も後半です。学校では、そろそろ9月の体育祭の準備に入ります。
・体育祭と言えば、私はすぐ、行進とラジオ体操の練習がいやだったことを思い出します。
・今、多くの学校では、行進やラジオ体操を行わなくなったり、あるいはそれに代わるものが取り
入れられたりしています。しかし最近、行進もラジオ体操も見直されていると聞きました。
・音楽やリズムに従って歩く行進は、身体能力の育成にたいへん有意義であるといいます。最近の
生徒たちの様子を見ると、仲間と動作をそろえたり合わせたりすることが苦手なようです。
・ラジオ体操については、本校はそれに代わるものとして、ロックバンド(クィーン)の曲に合わ
せた「リズム体操」を取り入れています。5分ほどの運動ですが、やってみるとなかなかきつい。
今月、1年生の自然教室で連続2回の「リズム体操」を経験しましたが、正直、息が切れました。
・個性の尊重は大切です。しかし集団生活では、合わせるべきところは合わせることも重要です。
そう考えると、動作を合わせることは、社会性の育成につながるのではないかとも感じます。
※「和学鍛」はホームページにも掲載いたします。
Fly UP