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Yokoso Japan Travel Fair 2007

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Yokoso Japan Travel Fair 2007
観光PR事業報告書
自治体国際化協会(CLAIR)シンガポール事務所では、タイの首都バンコクで開催された訪日旅行フ
ェアに出展し、日本各地の観光地をPRするとともに、タイにおける対日観光ニーズに関するアンケー
ト調査を行った。これらにより得られたタイから日本への観光客誘致のヒントとなり得ると思われる情
報をまとめた。
タイ・バンコク「YOKOSO!JAPAN Travel Fair」
[時
期] 2007 年 9 月 20 日(木)から 23 日(日)までの4日間
[場
所] Central World(バンコク中心部の大型ショッピングセンター)
[主
催] ビジットジャパンキャンペーン(VJC)
[出展状況] ブース数 25(日系団体 10、現地旅行代理店等 15)[注1]
来場者数約 40,000 人(JNTO 推計)
※当旅行フェアはバンコク日本人商工会議所主催の日タイ修好 120 周年記念事業「Japan Week」の一環として実施
※旅行代理店が取扱う旅行商品及び出展団体のPRは主に「秋・冬」をテーマとした
Central World(ショッピングセンター)
トラベルフェアー会場
アンケート調査結果
訪日旅行の特徴、訪日旅行に期待すること及び情報入手先などを探る。
(1)調査の概要
[調査対象] CLAIR 出展ブースに来場した外国人(主にタイ人)
[調査方法] 調査票を回答者に手交し、その場で記入
[有 効 回 答 数] 614 票
(2)回答者の属性
[性
別] 男性:35.1%、女性:62.8%
[年 齢 層] 若年層:37.9%(39 歳以下)
、中高年層:47.7%(40 歳以上)
[所 得 層] 年 収 20 万 バーツ未 満 : 22.5% 、 年 収 20~ 50 万 バーツ未 満 : 37.3% 、 年 収 50 万 バーツ以 上 : 33.6%
バンコク周辺の民間企業の平均年収は約 14 万バーツであり、20 万バーツ超が 70.9%を占める本アンケートの回答者
(当フェア-への来訪者)は一般水準よりも極めて高い収入を得ている層であると言える。偏った集団ではあるが、逆に
日本に対する具体的なイメージを持った集団による回答が得られたとも考えられる。[注2]
1
(3)回答者の動向
訪日旅行経験の有無や性別、年代層、所得層別に分析し、特徴のある結果を以下に示す。なお、調
査結果の詳細は別紙「来場者アンケート調査結果」のとおり。
① 訪日リピーターの割合
・訪日旅行の経験者の割合は全回答者の 61.6%。経験者のうち4割強を年収 50 万バーツ超が占める。
・全回答者の 84.4%が実際に訪日旅行の予定有りとしており、その6割強が訪日旅行の経験者すなわ
ちリピーターであった。
② 訪日旅行の傾向
・訪日経験者は、自由行動が組み込まれているツアーなど自由旅行の志向が高い。
・訪問先は訪日経験の有無に関わらず、ゴールデンルートと呼ばれる東京・大阪・京都が中心。この
ほか北海道、仙台、福岡、広島といった地名が挙げられた。
・訪日旅行を決定する際には8割近くが「訪問場所」を重視し、次いで「時期」「食事」などが高い。
「価格」
「宿泊施設」については2割程度と低い。
・訪日経験者が日本で不満を感じたこととしては、旅程に自由行動が含まれていることが多いためか、
「ツアー料金が高い(12.9%)
」などより、
「交通費や食費等の滞在費が高い」
「言葉が通じない」
「外
国語案内が少ない」などを挙げる回答が多い。
③ 日本での関心事
・8割近い人が「自然」に関心を持ち、次いで「食事」
「歴史」
「ショッピング」
「温泉」に4~5割の
人が関心を持っている。
・「ショッピング」に対しては訪日経験者と女性、「歴史」に対しては訪日未経験者と男性の関心が高
い。
④ 観光情報の入手
・
「ガイドブック・雑誌」
「インターネット」が半数を超え、
4割近い「旅行フェア・博覧会」とともによく利用されてい
る。インターネットについては、若年層(62.9%)の利用が
高いことが特徴的。
・パンフレットやホームページ等で充実を望む観光情報とし
ては、
「観光地に関する詳細情報」
「観光地や食事等のビジュ
アル情報」
「観光マップ」
「モデルルート」
「宿泊施設」
「交通
手段」を半数以上が選んでいる。
CLAIR ブースでのアンケート調査
来場者の対応から得た訪日旅行の傾向や具体的な質問例
アンケート以外に来場者から寄せられた問合せ等の状況を紹介する。
会場においては、訪日リピーターを中心に具体的な旅程作成の相談が多く寄せられた。訪日経験が3
回以上の来場者は、ジャパンレールパス(JR パス)を活用し、一度の旅行で可能な限り多くの観光地
(都道府県)周遊を計画するケースが見受けられた。中には、一回の訪問で北海道から広島までの各地
を周遊するものなど、かなり広域の旅行をするケースもみられた。
具体的な質問例は以下のとおり。
・東京から目的地(日光、立山黒部、白川郷など)までの移動手段・時間・お勧め旅館
・東京から大阪へ移動途中にある温泉
・盛岡市内から十和田湖、奥入瀬、青森市内までのコース概要
・浅草発の水上バス「ヒミコ」の予約方法及び時刻表
2
・京都嵐山トロッコ列車の概要(紅葉の時期、JR パスの使用可否など)
・福岡県で開催される国際蘭博覧会の開催日程
・東京都内の人気レストラン
・忍者が見られる観光施設
○ 人気の目的地
東京・京都・大阪に関する質問が圧倒的に多い。この他、パッケージツアーに組み入れられている北
海道、立山黒部、白川郷(いずれも「雪」がキーワード)
、タイの TV ドラマの撮影地となった広島、次い
で仙台、日光、別府などの地名が挙げられた。
○ 旅行シーズン
タイの旅行シーズンは、正月とスクールホリデーが重なる4月をピークとした3~6月、連休が多い
10 月、12 月であり、その時期に合わせて計画するケースがほとんどで、日本の各観光地のベストシー
ズンに合わせて計画するケースは少ない。ただし、日本の四季の変化に対する認識は高く、タイの旅行シ
ーズンと重なる「桜」
「紅葉」
「雪」については、具体的な時期と見所を聞かれた。
○ その他
「来場者(特にリピーター)をひきつけるパンフレット」
訪日未経験者は、旅行予定がなくとも可能な限り多くのパンフレットを収集するのに対し、訪日経
験者は地名や表紙デザインにより選択する傾向にあった。
来場者に人気のある表紙デザインは、シンプルで、風景、花、雪などが描かれた色鮮やかなもの、
複数の観光地や物産品があるものより観光地や物産品のうちの1つだけに絞ったものであった。
「神社仏閣への関心が高い」
信仰心の厚い仏教国ということもあり、日本の神社仏閣(その由来やご利益を含めて)への関心が
高い。ただし、神社仏閣を中心に旅行したいというほどのものはなかった。
・インターネットを利用した情報提供
・パンフレットやポスターを利用した観光地のPR
来場者から寄せられた改善要望
個人旅行を計画するリピーターは英語の語学力が高く、必要な情報を英語の Web サイトで収集するこ
とが可能である。しかし、その場合であっても、イメージを手がかりにして具体的な観光地名を調べる
ことが難しいため、Web 上でのキーワード検索ができず、その結果、詳細情報の入手に苦慮していると
の声が多く聞かれた。また、地方に行くほど英語が通じにくくなるという認識から、大都市地域以外への
訪問に不安を感じているとの声もあった。
3
これらに関する主な要望を以下に挙げる。
・観光情報 Web サイトの充実
~英語表記、各地のサイトにアクセスできる総合ポータルサイト
桜、紅葉前線等の掲載
・標識、看板の英語表記
・都道府県の区域を越えた広域情報の充実
~広域観光マップ、交通情報、エリア別宿泊情報
・ベストシーズンと地域の観光情報を暦の上に現した情報
訪日旅行商品を取り扱う大手旅行代理店
ミニコンサートや浴衣の着付教室など開催
[注1]出展状況
◇CLAIR:観光パンフレット及びポスターの展示・配布、アンケート調査の実施
(パンフレット 53 団体 79 種類 10,682 部、ポスター 30 団体 78 種類 80 枚使用)
◇日系団体(9 団体)
:VJC(国際観光振興機構バンコク事務所:JNTO)
、北海道・北東北3県、神奈川県、鹿
児島県、仙台市、日光江戸村、サンリオ、USJ、杉乃井ホテル(大分)
◇現地旅行代理店等(15 団体)
:Far East Air Trans Service & Tours、Jalpak Tour & Travel (Thailand)
Co.,Ltd.、J-Plan、M.D. Tours & Travel Co., Ltd.、Phan Miles Inter Travel、SBA Travel、Siam Orchard(Apple
Japan)、Sogo World Travel、VTG、World Surprise、Bangkok Airways、他
[注2]タイの所得層
「タイ国経済概況 2006/2007 年版」によると首都バンコク周辺民間企業の平均年収は約14万バーツ。日系企業大卒非製
造業営業(35歳)の平均年収は約36万バーツ。また、旅行会社数社からの聴取の結果を勘案し、当調査では年収50万
バーツ超を高所得層、それ以下を低中所得層として分析した。
4
「YOKOSO!JAPAN Travel Fair」来場者アンケート調査結果
Ⅰ 調査の概要と回答者の属性
調 査 日:2007 年 9 月 20 日(木)~23 日(日)
調 査 地:Central World(タイ・バンコク中心部の大型ショッピングセンター)
調査対象:会場内で CLAIR 出展ブースに来場した主にタイ人
調査方法:調査票を回答者に手交し、その場で記入
有 効 回 答 数:614 票(1 日目 117 票、2 日目 118 票、3 日目 202 票、4 日目 177 票)
性
別:男性 35.1%、女性 62.8%
年 齢 層:若年層 (39 歳以下) 37.9%、中高年層 (40 歳以上) 47.7%
所 得 層:年収 20 万バーツ未満 22.5%、年収 20~50 万バーツ未満 37.3%、年収 50 万バーツ以上 33.6% 注1
Ⅱ 調査結果
各調査項目について、訪日旅行経験の有無や性別、年代、所得層別に比較し、特徴のある結果について
述べる。
1 日本への旅行予定の有無
(1)全 体 ~ 調査対象のほとんどが訪日旅行予定者
84.4%が「予定がある」
、13.7%が「関心があるが予定はない」としている。会場は富裕層が多く訪れ
ると言われるショッピングセンターであったが、具体的に日本への旅行予定のある人が、興味を持って
ブースを訪問している。
偏った集団ではあるが、逆に日本に対する具体的なイメージを持った集団による回答が得られたとも
考えられる。
(2)訪日旅行予定者の目的・訪問地・期間 ~ゴールデンルートの次は北海道・仙台・福岡・広島
観光目的の旅行者は 86.4%、平均旅行日数は 8.8 日であった。訪問予定地は東京、大阪、京都のいわ
ゆるゴールデンルート上の三大都市で半数を超え、人気が集中していた。これに北海道、仙台、バンコ
クから直行便のある福岡、広島が続く。
※ 次ページ図3のグラフ参照
2 日本への旅行経験の有無
図1 訪日リピーターの割合
(1)全 体 ~ リピーター率は 64.5%
全体の 61.6%が訪日旅行経験有りとしている。また、訪日旅行
予定者の中に占める訪日経験者の割合は 64.5%となっている。
(2)年代・所得層別
年代別には、中高年層のうち7割超(71.6%)が訪日旅行経験有り
としており、若年層の 54.6%を大きく上回る。また、所得別には、
高所得層の7割強(73.4%)が訪日経験有りとしている。
3 日本へ旅行経験した者の訪問地及び日本で困ったこと
(1)訪問地
複数回答可として答えてもらった結果、東京、大阪、京都の三大都市の合計で6割を超えた。次いで、
神奈川、奈良、北海道、愛知、広島、福岡などが続く。
注1「タイ国経済概況 2006/2007 年版」によると首都バンコク周辺民間企業の平均年収は約 14 万バーツ。日系企業大卒非製
造業営業(35 歳)の平均年収は約 36 万バーツ。また、旅行会社数社からの聴取の結果を勘案し、当調査では年収 50 万バー
ツ超を高所得層、それ以下を低中所得層として分析した。
-1-
(%)
45
図2 訪日経験者が訪れた地域名
(%) 図3 【P1-1-(2)】来場者が今後予定する日本の訪問地
40
40
35
神奈川
35
奈良
30
30
25
京都
25
20
東京
20
京都
東京
15
15
大阪
10
愛知
5
0
東北
関東
北陸
中部
近畿
中国
仙台
5
広島
北海道
大阪
10
四国
広島
福岡
0
九州
北海道
東北
関東
北陸
中部
近畿
中国
九州
全国
計画中
※ 全体の 2.0%以上を占める地名のみ表示
(2)日本への旅行中に困ったこと
日本への旅行中において困ったことを、
「言葉が通
じない」
「外国語案内が少ない」
「ツアー料金が高い」
(%)
図4 日本への旅行体験で困ったこと(所得層別)
45
「滞在費(交通費・食費等)が高い」
「両替所が少な
合計
高所得層
低中所得層
40
35
30
25
20
15
10
5
0
い」の中から複数選択可として答えてもらった。
全体で「滞在費が高い」33.8%が最も高く、次い
で「言葉が通じない」30.3%、
「外国語案内が少ない」
25.5%、
「ツアー料金が高い」12.9%の順となってい
る。属性別の順位に変動はなかったが、高所得層に
おいては、自由行動で直面することの多いと思われ
る「滞在費が高い」39.9%と「外国語案内が少ない」
言葉
外国語案内
ツアー料金
滞在費
両替所
33.5%に対する不満が高い。
4 日本への旅行を決定する際に重視するもの
旅行先として日本を選択する際に重視する要因を、
「訪問地」
「宿泊施設」
「食事」
「価格」
「時期」の中か
ら、複数選択可として回答してもらった。
(1)全 体 ~「価格」より「訪問地」
「時期」
「食事」を重視
78.8%が「訪問地」を挙げ1位。次いで「時期」49.2%「食事」35.3%の順となっており、
「価格」21.9%
「宿泊施設」21.7%は2割台となっている。
(2)性別・年代別 ~ 女性と若年層は旅行時期をより重視している
性別・年代別とも上述の順位は変わらない。しかし、
「時期」を重視する比率は、男性より女性が(44.8%
対 52.3%)
、中高年層より若年層(42.8%対 54.9%)が高いことが特徴的。
図 5-1 訪日旅行を決定する際に重視するもの(男女別)
(%)
合計
男性
女性
80
(%)
50
40
30
20
40
30
20
10
0
10
0
訪問地
宿泊施設
食事
価格
時期
合計
若年層
中高年層
訪問地
-2-
(年代層別)
80
70
60
50
70
60
図 5-2
宿泊施設
食事
価格
時期
(3)訪日旅行経験の有無別 ~ 訪日未経験者は「価格」に対する抵抗感あり
(%)
図 5-3 (訪日経験の有無別)
訪日経験の有無においても上述する順位に変わりはな
80
いが、
「価格」を重視する比率は、訪日未経験者の方が経
70
験者より高い(30.0%対 17.2%)
。一般的に高いと言わ
60
れる日本への旅行価格であるが、旅行を経験すると満足
50
度が高くその価値を認める旅行者が多いことが推測され
40
30
る。
合計
経験有
経験無
20
10
0
訪問地
5 日本への旅行における関心事
宿泊施設
食事
価格
時期
訪日旅行における関心事を、
「食事」
「歴史」
「自然」
「テーマパーク」
「温泉」
「ショッピング」
「スポーツ」
「イベント・祭り」の中から複数回答可として選択してもらった。
(1)全 体 ~「自然」へのニーズが高い
「自然」77.5%を筆頭に、
「食事」54.3%、歴史」46.4%「ショッピング」43.4%「温泉」40.9%の5
項目が 40 ポイントを超え、
「テーマパーク」30.7%が続く。
(2)男女別 ~ 男性は「歴史」
、女性は「ショッピング」
関心の高い項目の中で、特に男女間で関心の違いが目立つものを挙げると、男性がより関心を寄せる
ものは「歴史」
(50.1%対 43.8%)
「イベント・祭」
(38.7%対 34.3%)
、女性がより関心を寄せるものは「シ
ョッピング」(46.4%対 38.6%)「温泉」
(43.5%対 36.8%)という差が特徴的。
(3)年代・所得層別 ~ 若年齢層・低中所得層は「温泉」により関心を寄せている
年代別、所得別では「温泉」に対する関心度合いに差があり、年代別では若年層の方が中高年層より
高く(46.5%対 35.4%)
、所得層別では低中所得層の方が高所得層より高く(47.8%対 37.4%)
、さらに
関心の順位も高い(3位対5位)。
(4)訪日経験の有無別 ~ 訪日経験者は「ショッピング」への関心が高い
訪日経験者は未経験者に比べ「ショッピング」に対する関心が高く(48.1%対 35.7%)
、関心の順位
も高い(3位対6位)ことが特徴的である。
(%)
80
図 6-1 訪日旅行での関心事(男女別)
(%)
80
合計
男性
女性
70
60
50
60
50
40
30
20
20
10
10
0
0
食事
80
70
合計
若年層
中高年層
70
40
30
(%)
図 6-2 (年代層別)
歴史
自然
テーマパーク
温泉
ショッピング
スポーツ
食事
イベント
祭
図 6-3 (所得層別)
(%)
合計
高所得層
低中所得層
60
50
80
70
自然
テーマパーク
温泉
ショッピング
スポーツ
40
30
20
10
20
10
イベント
祭
図 6-4 (訪日経験の有無別)
合計
経験有
経験無
60
50
40
30
0
歴史
0
食事
歴史
自然
テーマパーク
温泉
ショッピング スポーツ
イベント
祭
食事
-3-
歴史
自然
テーマパーク
温泉
ショッピング スポーツ
イベント
祭
6 観光情報の入手先
訪日旅行に関する情報入手先を、
「ガイドブック・雑誌」
「新聞」
「テレビ・ラジオ」
「インターネット」
「旅行代理店」
「口コミ」
「旅行フェア・博覧会」の中から複数選択可として答えてもらった。
(1)全 体 ~「ガイドブック・雑誌」
「インターネット」が半数以上
「ガイドブック・雑誌」58.6%「インターネット」52.5%が半数を超え、
「旅行フェア・博覧会」37.1%
が続く。
(2)年代・所得層別 ~ 若年層は「インターネット」
、中高年層は「ガイドブック・雑誌」
年代別にみると、
「インターネット」は若年層で 62.9%、中高年層では 45.4%と差が大きい。逆に「旅
行代理店」16.7%は、全体としての比率は高くはないが、中高年層で 21.0%と高くなっている。所得層
別では「新聞」に対して差があり、高所得層が低中所得層より高く(21.7%対 12.6%)
、順位も高い(4
位対7位)
。
(%)
図 7-1 情報入手先(年代層別)
(%)
60
合計
若年層
中高年層
50
図 7-2 (所得層別)
60
合計
経験有
経験無
50
40
40
30
30
20
20
10
10
0
0
ガイド本
・雑誌
新聞
TV・ラジオ
インターネット
代理店
口コミ
ガイド本
・雑誌
旅行フェア
新聞
TV・ラジオ
インターネット
代理店
口コミ
旅行フェア
7 今後パンフレットやホームページで充実を望む情報
旅行者がパンフレットやホームページ上で充実を望んでいる情報について、
「観光地に関する詳細情報」
「観光地や食事等のビジュアル情報」
「交通手段」
「観光マップ」
「モデルルート」
「宿泊施設」
「イベント情
報」
「関係機関のリンク集」の中から複数選択可として答えてもらった。
(1)全 体 ~ 基本情報に対する充実が望まれている
「観光地に関する詳細情報」73.2%「観光地や食事等のビジュアル情報」57.1%「観光マップ」56.5%
「モデルルート」55.3%「宿泊施設」55.3%「交通手段」54.0%が過半数を超え、
「関係機関のリンク集」
25.3%、
「イベント情報」16.1%が低い値を示した。基本的な情報に対する充実が望まれており、必要な
情報自体が十分に得られていないことが示されている。
(2)訪日経験の有無別 ~ 訪日経験者は自由旅行の志向がより高い
多くの回答がなされた項目の中で、訪日未経験
者は「ビジュアル情報」60.4%が高く、
「宿泊施設」
(%)
52.8%はやや低めであるのに対し、自由旅行の志
80
向が高い訪日経験者は「ビジュアル情報」55.3%
70
より、
「観光マップ」57.3%、
「宿泊施設」56.7%
など、自分で旅程を作成する際に必要となる情報
60
図8 今後充実して欲しい情報(訪日経験の有無別)
合計
経験有
経験無
50
40
の充実を望む比率が高い。
30
20
10
0
詳細情報 ビジュアル 交通手段
-4-
マップ
モデルルート 宿泊施設
イベント
リンク集
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