Comments
Transcript
Oracle Secure Enterprise Search 10gクイック・スタート・ガイド
Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド Oracle ホワイト・ペーパー 2006 年 9 月 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 1 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise –Quick Start Guide」の翻訳版です。 目次 はじめに ...................................................................................................................................................2 インストール ...........................................................................................................................................3 Windows の場合 .................................................................................................................................3 Unix / Linux の場合............................................................................................................................3 パブリック情報をクロールする - 第 1 テスト.............................................................................5 シンプルな検索 .................................................................................................................................8 ディレクトリに接続してセキュア検索を実行..............................................................................9 インストールの削除 .......................................................................................................................10 はじめに Oracle Secure Enterprise Search(Oracle SES)は、簡単で使いやすい 1 つのインタフェースから企業のデー タソース全体を検索できる、オラクルの製品です。インターネットを検索するように、簡単に企業デー タを検索できます。 Oracle SES のもっとも重要な設計目標の 1 つは、簡単なインストールとその実装でした。 本ガイドは、Oracle SES 10g(10.1.8)の基本的なインストール手順といくつかの簡単なクロールを実行 します。本ガイドは製品評価または検討目的で使用されるものであり、標準の Oracle SES ドキュメント・ ライブラリを置き換えるものではありません。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 2 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 インストール インストールは簡単です。システムおよびインストール・メディアの速度によりますが、15 分程度で終 了します。 Windows の場合 (必要に応じて)インストール CD を挿入すると、自動実行が開始します。自動実行がオフになっている 場合、またはダウンロードしたファイルからインストールする場合、ルート・ディレクトリ(または "Disk1")へ移動して、"setup.exe"ファイルを実行します。 Unix / Linux の場合 グラフィカルな X-Windows 環境を開いており、DISPLAY 環境変数が正しく設定されていることを確認 します。ターミナル・ウィンドウで"xterm"コマンドを実行して確認してください。xterm ウィンドウが 開いた場合(すぐに閉じることができます)、環境は正しく設定されています。 インストール・プログラムは"runInstaller"という名前で、インストール CD のルート・ディレクトリまた はダウンロードしたソフトウェアの"Disk1"ディレクトリにあります。 CD など、読取り専用メディアからインストールする場合、ユーザーのホーム・ディレクトリなどの書込 み可能ディレクトリから、runInstaller プログラムを実行する必要があります。例 $ cd $ /media/cdrom/runInstaller インストール・ファイルが書込み可能なファイル・システム上にある場合、この手順は必要ありません。 次のようなインストーラ画面が表示されます。 Oracle SES サーバー名、パスワード、接続ポート、およびファイルの場所を選択します。 複数の Oracle SES を 1 つの ID プラグインに接続する場合、名前に制限はありませんが、独自のものに 設定してください。デフォルト名をそのまま使用せず、たとえば、サーバーのホスト名などに変更します。 パスワードはすべての管理機能で使用します。変更はできますが、忘れた場合リセットできません。 ポート番号のデフォルトは、7777 です。これは Oracle Application Server と同様なので、Oracle Application Server を同じマシン上で使用する場合は、 異なるポート番号を選択してください。Oracle SES の URL でポー ト番号を使用することを避けるため、http のデフォルトであるポート番号 80 を選択してください。ただし、 ポート番号 80 は"ルート"ユーザーにのみ利用可能であるため、Unix および Linux ではこの選択で影響が 『Secure Enterprise Search インストレーションおよびアップグレード・ガイド 10g リ 出ます。詳しくは、 リース 1 (10.1.8) for Linux x86』を参照してください。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 3 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 "Destination Path"は、Oracle SES ソフトウェアとログ・ファイルのパスです。Oracle SES 10g(10.1.8)には、 約 1GB の容量が必要です。ログ・ファイルが増大することを考慮して、最低 1.2GB に設定してください。 "Data Storage Location"は、Oracle SES の(索引および構成データを格納する)データベース・ファイルとキャッ シュ・ファイルで使用します。このファイルは、索引付けされた全ドキュメントを HTML レンダリング したものです。ここに格納されたファイルは約 800MB から開始しますが、ソースがクロールされるたび に急速に増加します。実際に必要な容量はデータの種類によって異なります(たとえば、PDF や MS Word ファイルのキャッシュ・ファイルは元のファイルよりも大幅に小さいですが、HTML ファイルのキャッ シュは元のファイルと変わりません)。しかし、最低限索引付けされるデータセットの全体の容量は用 意する必要があります。 Oracle SES のプロンプトおよびメッセージを英語以外の言語で使用する場合は、「Product Languages」か らインストールするその他の言語を選択します。 完了したら、「Install」ボタンを押してインストールを開始します。すべての前提条件テストを通過した と仮定して、インストールを進めます(通過できない場合は、使用するプラットフォームのインストー ルおよびアップグレード・ガイドを参照してください)。 Unix および Linux では、インストールの途中にプロンプトが表示され、ルート・ユーザーとしてスクリ プトを実行するよう求められます。これは単に、マシン上の Oracle ソフトウェアの場所を探すファイル に対して、正しい権限を設定するものです。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 4 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 パブリック情報をクロールする - 第 1 テスト インストールが完了すると、2 つの URL が表示されます。1 つは管理画面で、もう 1 つは問合せ画面で す。Web ブラウザから管理 URL へ移動して、インストール時に設定したパスワードを入力します。パス ワードを忘れた場合は、再インストールする必要があります(本書の"インストールの削除"を参照して ください)。 管理画面にログインすると、(ほぼ空白の)概要情報が表示されます。左上にある「Sources」タブをク リックします。Sources ページに移動します。プルダウン・リストから「Web」を選択し(これはデフォ ルト設定です)、「Create」をクリックします。 第 1 のテストとして、Yahoo.com を索引付けします。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 5 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 Source Name に"Yahoo"、Starting URLs に"www.yahoo.com"と入力します。次に、「Create & Customize」 をクリックします。そして、「Crawling Parameters」タブをクリックしてから、"Number of Crawler Threads" を 1 に設定します(Yahoo のサーバーに過負荷をかけないための設定です。自分のデータソースをクロー ルする場合は、5 またはそれ以上に設定してください)。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 6 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 クローラ・スレッドの数値を変更したら、「Apply」をクリックします。 次に、クローラを起動するために"Schedules"へ移動します。左上にある「Schedules」タブをクリックし ます。Yahoo を選択して、「Start」を押します。ステータス列の"Scheduled"が"Launching"(または "Executing")に変更されます。「Launching」または「Executing」をクリックして、Schedule Status ペー ジへ移動します。Status ページの Status 列に"Executing"が表示されたら、"Statistics"の下にある鉛筆型の アイコンをクリックして、Crawler Progress Summary ページへ移動し、詳細を確認します。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 7 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 多くのドキュメントが拒否されています。原因はデフォルトの URL 境界ルールに一致しなかったためです。 URL に"www.yahoo.com"がないものは、すべて拒否されています(たとえば、http://news.yahoo.com/story1)。 変更するには、「Sources」→「Yahoo」→「Edit」→「URL boundary rules」へ移動して、"contains:yahoo.com" などの新規ルールを追加してください。 ドキュメントがまったく索引付けされない場合があります。この場合、プロキシを設定しなければなり ません。タブセットの右側にある「Global Settings」に移動して、「Sources」→「Proxy Settings」からプ ロキシを設定してください。 変更したら、「Home」→「Schedules」へ移動して、再度 Yahoo のスケジュールを開始します。 シンプルな検索 検索ウィンドウを起動するには、一番上にある「Search」リンクをクリックします(「Help」と「Logout」 の隣にあるリンクです。「Home」と「Global Settings」の間のタブではありません)。このほか、Windows であれば「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle」でサーバー名を選択し、「SES Search」を クリックします。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 8 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 ニュースの境界を拡張した場合、最近話題の用語(近年でいえば、"iraq"など)で検索できます。拡張し ない場合、"yahoo"でいくつかのヒットを確認できます。 他にも、「Browse Source Groups」をクリックして、索引付けしたドキュメントをすべて閲覧できます。 現段階ではソース・グループを定義していないため、すべてのドキュメントは"Miscellaneous Group"内に 表示されます。 ディレクトリに接続してセキュア検索を実行 ここまでは、簡単な索引付けの方法とパブリック・ソースの検索について説明しました。セキュアな検 索を実行するには、まず Oracle SES を ID プラグインに接続する必要があります。通常、これは Oracle Internet Directory(OID)または Microsoft Active Directory(AD)が対象となります。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 9 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 インストールの削除 Oracle SES のインストールを削除する方法は非常に簡単です。誤って実行しないように注意してください。 Windows であれば「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle あなたの SES の名前」→「Uninstall SES」をクリックします。 Linux であれば、$SES_DIR/install/deinstall_ses を実行します。$SES_DIR は、Oracle SES がインストール されたディレクトリです(インストール時は"Destination Path"です)。別のディレクトリからこのコマン ドを実行し、完全にインストールが削除されたことを確認します。 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 10 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。 Oracle Secure Enterprise Search の実装 2006 年 9 月 著者:Roger Ford 共著者:TBA Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. 海外からのお問合せ窓口: 電話: +1.650.506.7000 ファックス: +1.650.506.7200 www.oracle.com 本書は情報提供を唯一の目的とするものであり、契約とは 一切関係ありません。 Oracle は、オラクル社の登録商標です。このホワイト・ ペーパーで使用されているさまざまな製品名および サービス名には、オラクル社の商標が含まれています。 その他のすべての製品名およびサービス名は、それぞれ の会社の商標です。 Copyright ©2001 Oracle Corporation All rights reserved. Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック・スタート・ガイド 11 Oracle Corporation 発行「Oracle Secure Enterprise – Quick Start Guide」の翻訳版です。