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2013年ノートンレポート

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2013年ノートンレポート
2013年10月16日(水)
2013年ノートンレポート
株式会社シマンテック
マーケティング統括本部 本部長
岩瀬 晃
2013年ノートンレポート
調査対象国:24か国
オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、コロンビア、デンマーク、
フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、
ニュージーランド、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、
南アフリカ、スウェーデン、トルコ、アラブ首長国連邦、
イギリス、米国
調査対象者:18歳から64歳までのオンラインユーザー
対象人数: 13,022人 (日本は500人)
調査期間:2013年7月4日- 8月1日
サイバー犯罪から強い影響を受ける人々
被害者になりやすいのは:
男性 – 64%
(女性で被害にあった人は女性全体の58%)
ミレニアム世代 – 66%
(現在18歳―31歳の世代。
比較してベビーブーム世代は54%)
その他:
•モバイルデバイスの所有者– 63%
•ソーシャルネットワークのユーザー – 63%
•新興市場 – 68%
•8~17歳の子を持つ親 – 65%
被害者数が最も多い国:
ロシア
85%
中国
77%
南アフリカ
73%
全ての統計は、生涯における犠牲者の数を指しています
米国63%、カナダ68%、ブラジル60%、メキシコ71%、イギリス58%、フランス45%、ドイツ53%、イタリア56%、スウェーデン56%、ポーランド60%、オランダ50%、オーストラリア60%、インド65 %、日本19%、シ
ンガポール61%、ニュージーランド69%、トルコ63%、デンマーク50%、サウジアラビア62%、アラブ首長国連邦71%、コロンビア64%
レポートの主要な傾向
セキュリティを軽視しているタブレットとスマートフォンのユーザー
ほぼ半数のユーザーは、使用するモバイルデバイスにパスワード、セキュリティソフト、
またはファイルのバックアップなどの基本的な予防措置を講じていない
昨年、3分の1以上のユーザーがモバイルでのサイバー犯罪を経験
サイバー犯罪による全世界の被害額
毎年1,130億ドルの被害、サイバー犯罪の被害者あたりの被害額が50パーセント上昇
サイバー犯罪の規模
一日に100万人を超える被害者
仕事と娯楽の境界線が曖昧なるにつれ状況は深刻化
49%のユーザーが仕事と娯楽のために自らの私物デバイスを使用
約5人に1人が友人や家族と仕事に関する情報を共有
セキュリティを軽視する
スマートフォンとタブレットユーザー
1/2
約
のスマートフォン/タブレットユーザーは、手の届くところに
デバイスを置いて就寝
約
1/2
のユーザーは、自分のモバイルデバイスにパスワード、
セキュリティソフト、またはファイルのバックアップなどの基本的な予防
対策を講じていない*
わずか
26%
のスマートフォンユーザーしか、高度な
保護機能を備えたモバイルセキュリティソフトウェアを使用
していない
57%
のユーザーは、モバイルデバイス用の
セキュリティ製品が存在することを知らない*
*モバイルデバイスのユーザーにおける数
セキュリティを軽視する
スマートフォンとタブレットユーザー
1/2
約
のスマートフォン/タブレットユーザーは、手の届くところに
デバイスを置いて就寝
約
38 %
のユーザーは、自分のモバイルデバイスにパスワード、
セキュリティソフト、またはファイルのバックアップなどの基本的な
予防対策を講じていない*
わずか
19%
のスマートフォンユーザーしか、高度な
保護機能を備えたモバイルセキュリティソフトウェアを使用
していない
55%
のユーザーは、モバイルデバイス用の
セキュリティ製品が存在することを知らない*
*モバイルデバイスのユーザーにおける数
セキュリティIQ
パソコンユーザーは高め、モバイルユーザーは低め
知らない人からの
不審なメールは削除
する
少なくとも基本的なセ
キュリティ製品を利用
機密ファイルをオンライ
ン上に保存しない
90%
72%
78%
VS.
VS.
VS.
60%
42%
53%
VS.
VS.
VS.
56%
33%
48%
よくできま
した!
がんばりま
しょう!
がんばりま
しょう!
モバイルにおけるサイバー犯罪および損失
38%
過去12か月以内にモバイルにおける
サイバー犯罪の被害に遭ったユーザー*
27%
モバイルデバイスを紛失、
あるいは盗まれた経験があるユーザー
*スマートフォンユーザーにおける数
モバイルにおけるサイバー犯罪および損失
13%
過去12か月以内にモバイルにおける
サイバー犯罪の被害に遭ったユーザー*
3%
モバイルデバイスを紛失、
あるいは盗まれた経験があるユーザー
*スマートフォンユーザーにおける数
サイバー犯罪による全世界の被害額
1,130億ドル
約 11兆2977億 円 (1$=99.98円の場合)
平成24年度東京都の予算額の
約 2 倍弱に相当
直接的な金銭被害のうちの83%は、詐
欺、修理、盗難、および紛失が原因
その他
17%
詐欺
38%
修理
24%
盗難
紛失
18%
298
ドル
約 29,794 円
(1$=99.98円の場合)
被害者あたりの平均被害額
2012年と比較して50 %増加
金額はすべて米ドル
外挿法での計算を参照 *
サイバー犯罪による全世界の被害額
10億ドル
約 999億8000万 円 (1$=99.98円の場合)
2012年と比較して約126%増加
詐欺
24%
その他
33%
修理
25%
盗難
紛失
18%
直接的な金銭被害のうちの83%は、詐
欺、修理、盗難、および紛失が原因
294
ドル
約 29,394 円
(1$=99.98円の場合)
被害者あたりの平均被害額
2012年と比較して約512%増加
金額はすべて米ドル
外挿法での計算を参照 *
サイバー犯罪による全世界の被害額
10 億ドル
ロシア
約999億8,000万円
米国
380 億ドル
約3兆7,992億円
130 億ドル 370 億ドル
40億ドル
10 億ドル
ヨーロッパ
約1兆2,997億円
メキシコ
30 億ドル
約2,999億4,000万円
中国
インド
約3兆6,993億円
日本
約3,999億2,000万円
約999億8,000万円
ブラジル
80 億ドル
約7,998億4,000万円
オーストラリア
10億ドル
南アフリカ
3 億ドル
約999億8,000万円
約299億9,000万円
金額はすべて米ドル表示で、10億ドル単位で四捨五入
カナダ:30億ドル、シンガポール:10億ドル、ニュージーランド:1億ドル、トルコ:20億ドル、サウジアラビア:5億ドル、アラブ首長国連邦:3億ドル、コロンビア:5億ドル
サイバー犯罪の規模
年間
3億7,800万人の被害者
一年に生まれる赤ちゃんの数の約2.8倍
一日あたり100万人
を超える被害者
東京ドームを満杯にする人数の22倍以上
毎秒12人の被害者
外挿法での計算を参照 *
サイバー犯罪の規模
年間
400万人の被害者
一日あたり1万人
を超える被害者
10秒に1人の被害者
外挿法での計算を参照 *
サイバー犯罪の規模
50% のオンラインユーザー
過去1年間にサイバー犯罪および/またはオンライン上での不
快な出来事(他人からのヌード写真の送付、オンライン上での
いじめやストーカーなど)を経験
41%のオンラインユーザー
マルウェア、ウイルス、ハッキング、詐欺、および盗難による
被害を経験
サイバー犯罪の規模
14% のオンラインユーザー
過去1年間にサイバー犯罪および/またはオンライン上での不
快な出来事(他人からのヌード写真の送付、オンライン上での
いじめやストーカーなど)を経験
7%のオンラインユーザー
マルウェア、ウイルス、ハッキング、詐欺、および盗難による
被害を経験
仕事と娯楽の境界線が曖昧に
49%
36%
30%
仕事と娯楽に私物のデバイスを使用するユーザー*
私物のデバイスを仕事に使用する関連ポリシーが
会社にないと回答したユーザー*
仕事用のデバイスを子供に遊ばせたり、情報をダウンロードさせ
たり、オンラインショッピングさせたりしていると回答したユーザー**
49%
34%
27%
仕事用のデバイスを使い、
個人的な電子メールに
アクセス、あるいはメール
を送信*
仕事用のデバイスを
使用し、ソーシャル
ネットワークに
アクセス*
仕事用のデバイスに
個人情報を保存*
*社会人における数
**雇用者が提供するデバイスを使用している親における数
不適切な情報公開を誘発する
オンラインファイルストレージ
24%
同一のオンラインファイルストレージアカウントに
仕事と個人用の資料両方を保存しているユーザー
オンラインファイルストレージサイトを用いた仕事に関する情報の共有:
18%
友人と共有
21%
家族と共有
仕事と個人用の資料両方が危険にさらされている
仕事と娯楽の境界線が曖昧に
32%
42%
16%
仕事と娯楽に私物のデバイスを使用するユーザー*
私物のデバイスを仕事に使用する関連ポリシーが
会社にないと回答したユーザー*
仕事用のデバイスを子供に遊ばせたり、情報をダウンロードさせ
たり、オンラインショッピングさせたりしていると回答したユーザー**
30%
10%
8%
仕事用のデバイスを使い、
個人的な電子メールに
アクセス、あるいはメール
を送信*
仕事用のデバイスを
使用し、ソーシャル
ネットワークに
アクセス*
仕事用のデバイスに
個人情報を保存*
*社会人における数
**雇用者が提供するデバイスを使用している親における数
不適切な情報公開を誘発する
オンラインファイルストレージ
10%
同一のオンラインファイルストレージアカウントに
仕事と個人用の資料両方を保存しているユーザー
オンラインファイルストレージサイトを用いた仕事に関する情報の共有:
2%
友人と共有
6%
家族と共有
仕事と個人用の資料両方が危険にさらされている
ソーシャルメディア上でリスクの高い行動
?
ログアウト
39%
各セッション終了後に
ログアウトしない
ソーシャルメディアユーザー
****
?
?
1/4
31%
他人とソーシャルメディアの
パスワードを共有した
ソーシャルメディアユーザー
知らない人とつながっている
ソーシャルメディアユーザー
12%
何者かによってソーシャルネットワークのアカウントをハッキングされ、
なりすまし被害を受けた経験を持つソーシャルメディアユーザー
ソーシャルメディア上でリスクの高い行動
?
ログアウト
77%
各セッション終了後に
ログアウトしない
ソーシャルメディアユーザー
****
?
?
47%
66%
他人とソーシャルメディアの
パスワードを共有した
ソーシャルメディアユーザー
知らない人とつながっている
ソーシャルメディアユーザー
1%
何者かによってソーシャルネットワークのアカウントをハッキングされ、
なりすまし被害を受けた経験を持つソーシャルメディアユーザー
モバイルおよびソーシャルメディアの
ストレス要因
49%
1/4
モバイルデバイスを家に置きっ放
しで外出した場合に動揺したり、
懸念を感じたりすると回答した
ユーザー
他人と食事を共にしながらモバイル
デバイスをチェックすると
回答したユーザー
6/10
25%
食事中に他人がモバイルデバイス
をチェックすると苛立ちを感じると
回答したユーザー
目を覚ましてから15分以内に
ソーシャルネットワークをチェックすると
回答したユーザー
モバイルおよびソーシャルメディアの
ストレス要因
45%
13%
モバイルデバイスを家に置きっ放
しで外出した場合に動揺したり、
懸念を感じたりすると回答した
ユーザー
他人と食事を共にしながらモバイル
デバイスをチェックすると
回答したユーザー
43 %
19%
食事中に他人がモバイルデバイス
をチェックすると苛立ちを感じると
回答したユーザー
目を覚ましてから15分以内に
ソーシャルネットワークをチェックすると
回答したユーザー
安全性よりも利便性を優先させるユーザー
1/3
62%
常時つながっている利便性の
ほうがあらゆる潜在的なセキュ
リティリスクよりも優先されると
回答したユーザー
今日の世界では「オンラインプ
ライバシー」は実質存在しない
と回答したユーザー
以下のような理由
にもかかわらず...
46%
7/10
個人的なオンラインコンテンツ
の一部を完全に削除したいと
願っているユーザー
親または子供に見られたくない
と思うようなコンテンツは
ソーシャルネットワークに
載せないと回答したユーザー
安全性よりも利便性を優先させるユーザー
24%
43%
常時つながっている利便性の
ほうがあらゆる潜在的なセキュ
リティリスクよりも優先されると
回答したユーザー
今日の世界では「オンラインプ
ライバシー」は実質存在しない
と回答したユーザー
以下のような理由
にもかかわらず...
43%
個人的なオンラインコンテンツ
の一部を完全に削除したいと
願っているユーザー
56%
親または子供に見られたくない
と思うようなコンテンツは
ソーシャルネットワークに
載せないと回答したユーザー
結論
50%
過去1年間でサイバー犯罪
および/またはオンライン上の不快な
出来事の犠牲になった オンライン
ユーザー
一日に100万人を超える成人ユーザーがサイバー犯罪の被
害者になっている ― これは、毎秒12人の被害者にあたる
全世界でわずか12か月のうちに
1,130
億ドル
の直接的な被害額
約 11兆2977億円 (1$=99.98円の
場合)
安全保護を軽視しながらモバイルデバイス
に移行している消費者
消費者は、ますますモバイルデバイスやタブレットデバイスを使用
するようになっていますが、自身の安全保護対策を講じていませ
ん。デスクトップの保護に関しては消費者の意識は高いですが、サ
イバー犯罪者は消費者の予防意識が脆弱なモバイルとタブレット
デバイスに移っています。
モバイルデバイスの使用はますます増え続けているため、モバイ
ルへの依存度が高まり、サイバー犯罪による攻撃の機会が増加す
ることになります。特に日本ではソーシャルメディアに関してリスク
が高い行動がみられるため、注意が必要です。
仕事と娯楽の間でぼやけるモバイルデバイ
ス使用の境界線
私物のモバイルデバイスの仕事での使用機会が増えるにつれ、消
費者のライフスタイルがビジネス環境を危険にさらすようになって
います。モバイルデバイスの使用に関するポリシーを持たない会
社の数は、驚くほど多いのが現状です。当社の研究では、ポリ
シーがある場合でも従業員がそのポリシーを順守していないケー
スが多々見られます。
安全性よりも利便性を優先させる消費者
消費者の多くは、安全性を犠牲にしてまでも利便性を意識的に優
先させるような決定を行なっており、その他大勢の消費者が同様
のトレードオフを行っていることに気付いていません。しかしなが
ら、必ずしも「常時つながっていることは常に危険にさらされている
ことと等しい」という結果にはなりません。
金額はすべて米ドルです
シマンテックからのアドバイス
データを保護する
包括的なセキュリティスイートは、オンラインの脅威に対する強力な防御を実現します。
ノートン セキュリティ は、PC、スマートフォン、タブレットを単一で保護する製品です。
モバイルデバイスを小さなコンピュータだと考える
モバイルデバイスはサイバー犯罪者の標的となりつつあります。
お使いのモバイルデバイスを必ずパスワードで保護し、デバイスが盗難、紛失やサイバー犯罪から
確実に保護されるように予防措置を講じましょう。
クラウドの利用は慎重に
クラウドストレージソリューションはファイルの保存や共有に便利である一方、攻撃のための手段も提
供します。誰があなたのファイルへのアクセス権を持っているか注意し、可能であれば組み込みのセ
キュリティ機能を持つソリューションを使用しましょう。
接続後はダブルチェックする
不正な取引がないかどうか、定期的にクレジットカードや銀行取引明細書をチェックしましょう。
不審な活動を見つけた場合はプロバイダまたは警察に報告しましょう。
強力なパスワードを作成する
大文字と小文字、数字と記号を使用した強力なパスワードを作成し、定期的にパスワードを変
更しましょう。
ソーシャルネットワークでの自己防衛
ソーシャルネットワーク上のリンクは魅力的ですが、
疑わしいコンテンツをむやみにクリックするのは避けましょう。
ノートン セキュリティ について
ノートン 今年の製品テーマは
デバイスの種類に関係なく、安心してインターネットを利用したい!
でも複数の製品から選んだり、インストールが面倒なのは避けたい!
マルチデバイス
よりシンプルに
これ1本で、PC・スマホ・タブレットを守る。
ノートン セキュリティ
ノートン セキュリティ
with バックアップ
 1つのプロダクトキーでマルチデバイ
スを保護
 オンライン経由のデバイス管理機
能、ノートン マネージメントにより、
どのデバイスからでも簡単に最新
製品がインストール可能。
さらに柔軟なデバイスの追加、削除
も実現
オープン価格
(1年 3台版 6,980 円*)
オープン価格
(1年 3台版 8,980 円*)
ライセンス追加: 1,500円/台
ストレージ追加: 1,980円/10GB
* 価格はいずれも推定実売価格
 デバイスの追加購入可能が1デバイ
ス単位で可能。さらにバックアップス
ストレージ*の追加購入可能(10GB
単位)
* ノートン セキュリティ with バックアップのみ
質疑応答
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