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巻末資料(PDFファイル 794KB)
巻 末 資 料 巻 末 資 料 1.三鷹市障がい福祉計画策定の経緯 年 月 日 平成 23 年 5 月 12 日 概 要 第 1 回 検討市民会議 ・検討市民会議の位置付けと検討内容について ・検討市民会議の進め方について 第 2 回 検討市民会議 ・障がい者(児)生活と福祉実態調査の概要について ・次期計画のまとめ方について 平成 23 年 6 月 8 日 ・第 3 次三鷹市基本計画の達成状況について ・健康福祉総合計画 2010(改定)の評価について ・自立支援協議会からの評価及び提案について ・骨格案作成に向けた意見交換 第 3 回 検討市民会議 ・計画の基本的な考え方について 平成 23 年 7 月 4 日 ・障がい者施策のビジョン及び視点について ・まちづくり指標について ・骨格案(たたき台)について 第 4 回 検討市民会議 ・委員意見について 平成 23 年 8 月 9 日 ・計画の基本的な考え方について ・障がい者施策のビジョン及び施策体系について ・障がい者計画(試案)について 第 5 回 検討市民会議 ・委員意見について 平成 23 年 10 月 13 日 ・第4次基本計画(骨格案)について ・障がい者計画(素案) (たたき台)について ・第 3 期障がい福祉計画について 第 6 回 検討市民会議 平成 23 年 11 月 10 日 ・委員意見について ・障がい者計画(最終素案)について ・第 3 期障がい福祉計画(最終素案)について 第 7 回 検討市民会議 平成 24 年 2 月 7 日 ・計画素案の主な修正内容について ・障がい福祉計画(第3期)巻末資料について ・パブリックコメントについて - 65 - 2.三鷹市障がい者計画検討市民会議委員名簿 氏 1 健康福祉審 名 朝日 雅也 所 属 埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉学科 議会委員(2 人) 三浦 明雄 三鷹市障がい者福祉懇談会(自立支援協議会副会長) 2 無作為抽出 市民 石井 道登 市民委員(2 人) 湯通堂 悟子 3 学識経験者 市民 西原 雄次郎 ルーテル学院大学総合人間学部社会福祉学科 南雲 潤 身体障害者相談員(肢体丌自由) 者及び家族会 野原 英裕 知的障害者相談員(家族) 関係 加藤 弘之 身体障害者相談員(視覚) (1 人) 4 障がい当事 (7 人) 松本 恵子 モンブランの会(家族) 鈴木 真由美 身体障がい当事者(聴覚) 檜垣 知子 知的障がい当事者 下村 明子 精神障がい当事者 5 障がい福祉 田尾 有樹子 社会福祉法人 巣立ち会 サービス事業者 宮城 永久子 障がい者地域自立生活支援センターぽっぷ 貝沼 寿夫 社会福祉法人 にじの会 等からの推薦 (8 人) 新納 麗子 社会福祉法人 むうぷ 瀧澤 勤 特定非営利活動法人みたか街かど自立センター 山田 義剛 三鷹ナース・ヘルパーセンター 松﨑 伸一 特定非営利活動法人三鷹はなの会 堀内 久美子 三鷹市障がい者就労支援センター かけはし 6 関係機関・ 兵馬 孝周 東京都立調布特別支援学校 団体からの推薦 松本 直樹 財団法人 井之頭病院 (7 人) 宮川 齊 三鷹市ボランティア連絡協議会 横山 博 三鷹市民生・児童委員協議会 木村 健二 三鷹公共職業安定所 荒木 広美 東京都多摩府中保健所 藤岡 康 北野ハピネスセンター運営委員会 計 27人 - 66 - 3.三鷹市障がい者計画検討市民会議設置要綱 (目的) 第 1 条 三鷹市障がい者計画(三鷹市健康福祉総合計画に包含される障がい者計画及び三鷹市障がい福 祉計画をいい、以下「計画」という。 )の策定に関し、広く障がい当事者を含む市民及び関係機関・ 団体等の参加を求め、市民の立場からの意見を計画に反映させるため、三鷹市障がい者計画検討市民 会議(以下「市民会議」という。 )を設置する。 (所掌事務) 第2条 市民会議の所掌事項は、計画の素案の検討及びその結果の市長への報告とする。 (構成) 第3条 市民会議は、次に掲げる委員27人以内をもって構成する。 (1)三鷹市健康福祉審議会委員 (2)無作為抽出市民委員 (3)学識経験者 2人 2人 1人 (4)障がい当事者及び家族会関係者 7人 (5)障がい福祉サービス事業者等からの推薦を受けた者 8人 (6)関係機関・団体の推薦を受けた者 7人 (委員の任期) 第4条 委員の任期は、平成23年5月12日から平成24年3月31日までとする。 (会長等) 第5条 市民会議に会長及び副会長2人を置く。 2 会長及び副会長は、委員の互選とする。 3 会長は、市民会議を代表し、会務を統拢する。 4 副会長は、会長を補佐し、会長に事敀があるときは、その職務を代理する。 (会議等) 第6条 会議は、会長が招集する。 2 市民会議は、必要に応じて分科会を設置することができる。 (庶務) 第7条 市民会議の庶務は、健康福祉部地域福祉課が所掌する。 (委任) 第8条 この要綱に定めるもののほか、市民会議に関し必要な事項は、市長が別に定める。 附 則 この要綱は、平成23年5月12日から施行し、同年4月19日から適用する。 - 67 - 4.障がい者関連団体等の現状 (1) 障がい者関連団体 障がい者関連団体の概況は、次のとおりです。 障がい者関連団体の概況 組織・団体名 設 立 1 三鷹市身体障がい者福祉協会 昭和 26 年 8 月 2 三鷹市心身障害者(児) 親の会 昭和 43 年 4 月 3 三鷹市視覚障がい者協会 昭和 52 年 9 月 4 三鷹市聴覚障がい者協会 昭和 53 年 4 月 5 三鷹市精神障がい者家族会 あおき会 昭和 63 年 10 月 6 三鷹市精神障がい者地域支援 連絡会 平成 7 年 8 月 7 三鷹市パーキンソン病友の会 昭和 51 年 8 三鷹サタデー学級 平成 4 年 6 月 9 三鷹おもちゃ図書館 昭和 56 年 5 月 概 要 身体障がい者同士の交流、各種イベントへ の参加 心身障がい者(児)の親同士の交流、研修、 相互支援、各種事業・イベント等への参加 視覚障がい者同士の交流、相互支援、各種 イベントへの参加 聴覚障がい者同士の交流、研修会、各種イ ベントへの参加 精神障がい者家族同士の交流、情報交換、 相互支援、各種イベントへの参加、講演 会・見学会の開催等 精神障がい者の地域支援を行う関連団体 との連携と啓発活動 パーキンソン病患者同士の交流、相互支 援、研修 知的障がい児・者の活動支援(スポーツ、 手芸、音楽、調理など) おもちゃを利用しての、障がい児とのレク リエーション、貸し出し 10 街かど喫茶 昭和 57 年 2 月 障がい児・者との地域交流 11 てのひらの会 昭和 56 年 5 月 布の絵本・遊具の制作・貸し出し 12 みんなの本箱 平成 2 年 10 月 障がい児への絵本の読み聞かせ 13 三鷹市特殊赤十字奉仕団 昭和 51 年 2 月 心身障がい児・者への水泳指導 14 みたか拡大写本グループ 昭和 61 年 10 月 15 三鷹きつつき会 三鷹図書館朗読 16 ボランティアグループ 朗読ボランティア 17 ういろうの会 昭和 54 年 9 月 18 手話サークル鷹の会 平成 4 年 4 月 19 おいしい会 平成 5 年 7 月 昭和 52 年 9 月 昭和 51 年 6 月 - 68 - 弱視者向けに拡大教科書・一般図書の拡大 本等の製作と提供 視覚障がい者への点訳サービスの提供 視覚障がい者へのテープ図書等の作成、対 面朗読サービス他 視覚障がい者、高齢者などへの朗読サービ ス他 手話学習および聴覚障がい者との交流、各 行事への参加 精神障がい者との地域交流(無料食事会)、 各種イベントへの参加 組織・団体名 20 ほのぼのふらっと Café 特定非営利活動法人 21 みたかハンディキャブ 22 特定非営利活動法人 なかよし会 23 特定非営利活動法人 花岡児童総合研究所 24 三鷹市医療と福祉をすすめる 会 特定非営利活動法人 25 エンゼルハート 26 特定非営利活動法人 三鷹陽だまり企画 特定非営利活動法人 27 障害者生活支援センター インみたか 28 特定非営利活動法人 三鷹はなの会 29 三鷹市の福祉をすすめる女性 の会 設 立 平成 8 年 10 月 団体設立 昭和 53 年 12 月 NPO 法人認証 平成 12 年 3 月 団体設立 昭和 61 年 6 月 NPO 法人認証 平成 14 年 10 月 団体設立 昭和 57 年 4 月 NPO 法人認証 平成 11 年 9 月 昭和 55 年 1 月 団体設立 平成 18 年 8 月 NPO 法人認証 平成 18 年 10 月 団体設立 平成 18 年 3 月 団体設立 平成 13 年 1 月 NPO 法人認証 平成 13 年 8 月 団体設立 平成 3 年 4 月 NPO 法人認証 平成 18 年 3 月 昭和 50 年 10 月 30 モンブランの会 平成 16 年 10 月 31 C-Café プロジェクト 平成 21 年 4 月 - 69 - 概 要 精神障がい者等との地域交流(お茶会、ふ ろしき市参加など)、スタッフと障がい者 が一緒にレクリエーションを行う 歩行困難な障がい者、高齢者への外出支 援、各種イベントへの参加など 心身障がい児・者の通所訓練 知的障がい児・者の活動支援、治療教育の 為の研修など 患者や障がいのある人たち、一般の方々を 対象とした医療・福祉の研修会、学習会の 実施 患者や障がいのある人たちの相談 など 知的障がい者(児)の移動支援、居宅介護、 重度訪問介護、有償福祉輸送(東京陸運支 局平成 20 年 12 月認可) 精神障がい者の方のグループホーム運営 相談業務 自立生活プログラム、ピア・カウンセリン グ、余暇活動の支援、介助者派遣の事業 就労継続支援 B 型、生活介護の事業所。共 同生活介護(ケアホーム)を運営 「人が輝く!街が輝く!」をめざし活動。 市民福祉大学、介護教室等の学習会を開催 自閉症児の親同士の交流、学習会、講演会、 各種事業・イベント等の開催 City(まち)・Community(コミュニティ ー)・Collaboration(協働)を創造する 場として設立。食と喫茶の交流スペース。 組織・団体名 設 立 32 三鷹市障がい者福祉懇談会 平成 5 年 9 月 33 三鷹市障がい者ワーククラブ 平成 6 年 4 月 34 特定非営利活動法人 障がい者ワーククラブみたか 特定非営利活動法人 35 福祉就労支援 ネット アイランド 平成 16 年 6 月 NPO 法人認証 平成 16 年 7 月 - 70 - 概 要 障がいがあっても、なくても誰もが安心・ 安全で心豊かに暮らせる街づくり、ユニバ ーサルな社会の実現をめざした活動を行 う。三鷹寄席、市長、市議会議員との懇談 会、心のバリアフリーのイベント等、市と 協働して活動を行っている。障がい者団体 29 団体と個人により構成。 障がい者が働くことを通じた社会参加を めざしての職業実施訓練を行う 市内の障がい者団体や個人に対しての就 労支援や雇用拡大を目的とする。主な活動 として、「三鷹市障がい者就労支援センタ ーかけはし」の運営、障がい者雇用にかか わる講演会や研修の実施。 障がい者施設・作業所への仕事の共同受注 を広域(三多摩地域)で行っている。 (2) 障がい者関連施設 障がい者関連施設の概況は、次のとおりです。 障がい者関連施設の概況 施設名 1 2 3 4 三鷹市 北野ハピネスセンタ ー 三鷹市福祉会館 権利擁護センター みたか みたか ボランティアセンタ ー 施設の種別 施設の概要 備 考 在宅障がい児者の福祉活動の拠 点として、専門病院・機関と家庭 の中間的役割を果たす施設と位 置付けられ、デイサービスをはじ め各種相談、療育訓練、日常生活 動作訓練等を行う。 昭和 58 年設置 老人福祉セン ター 市民の福祉向上を図ることを目 的とし、障がい者や高齢者のため の老人福祉センター、会議室、講 習室などが設けられている。 昭和 44 年 11 月開館 権利擁護セン ター 障がい者や高齢者など判断能力 が丌十分で、親族などの援助が徔 られない方に対して、福祉サービ スの利用手続きや日常生活の金 銭管理の援助、書類などの預かり サービス等、在宅の日常生活など の支援を行う。また、成年後見制 度の利用相談、支援も行ってい る。 平成 15 年 10 月開設 ボランティア センター 社会福祉協議会が運営し、ボラン ティア活動の普及、調査研究、講 座などの事業を行っている。ま た、センターを拠点として多くの グループが活動し、こうしたグル ープへの支援も行っている。 昭和 55 年 4 月開設 平成 15 年 10 月開設 一人ひとりのニーズに合わせて介護 相談や外出・移動手段、住宅改修など の助言、福祉機器の利用援助などを行 う。実際に自立生活している当事者等 も相談に応じることにより、在宅の障 がい者の自立と社会参加の促進を図 る。 生活介護 児童デイサー ビス 5 障がい者地域自立 生活支援センター ぽっぷ 障がい者 地域自立生活 支援センター 地域における障がい者の自立生 活を支援するため、身近な地域に おいて在宅福祉サービスの利用 援助、社会資源の活用や社会生活 力を高めるための支援、ピアカウ ンセリング、介護相談及び情報の 提供等総合的なサービス提供を 行う。 6 三鷹市障がい者 自立支援センター ゆー・あい 障がい者地域 活動支援セン ター(Ⅰ型) 指定相談支援 地域で生活する障がい者の住居、 就労などの日常生活の支援・相談 支援・情報提供やレクリエーショ ンなどの地域交流活動を行う。 平成 14 年 10 月 精神障がい者地域生 活支援センター開設 平成18 年 10 月 三鷹市障がい者地 域活動支援センター(Ⅰ型)に移行 主に精神障がい者の日常生活全 般に関する相談支援を行う。 平成 20 年 7 月開設 利用者の希望にそって、障がい福祉サ ービス等を利用しつつ、自立した日常 生活、社会生活を営むことができるよ う、相談支援・コーディネートを行う。 7 野の花 指定相談支援 - 71 - 施設名 8 三鷹はなの会 ワークセンター きょうどう 施設の種別 施設の概要 備 考 昭和 60 年 7 月設立 昭和 63 年 5 月公設化 平成 18 年法人化 平成 20 年 4 月新体系移行 就労の場のない心身障がい者に通所 による作業訓練を行うことにより就 労の場を提供すると同時に、集団生活 の中で社会性の発達を援助し、併せて 自立の力を養成する。 就労継続支援 B型事業所 下請け・内職作業、館内管理業務、館 内清掃、ネーム刺繍、 9 三鷹はなの会 ワークセンター いくせい工房 昭和 62 年 4 月設立 平成 6 年 12 月公設化 平成 18 年法人化 平成 19 年 4 月新体系移行 企業就労できない心身障がい者が社 会自立を図るため作業を通して職業、 生活指導を行う。 就労継続支援 B型事業所 知的障がい者で、雇用されること の困難な方を通所により、生活訓 練や作業訓練を行い、障がい者の 社会参加と自立を図るための施 設。 10 三鷹はなの会 ワークセンター ゆうゆう舎 就労継続支援 B型事業所 井の頭公園清掃、空き缶・電線リサイ クル作業、事務用封筒作成、自主製品 ポーチ・布ぞうりなどの作成。 平成 3 年 4 月設立 平成 6 年 12 月公設化 平成 18 年法人化 平成 19 年 4 月新体系移行 就労の場のない心身障がい者に対し、 通所による作業訓練を行い、障がい者 本人が努力することにより、自立労働 の喜びを徔、積極的に社会参加するこ とを目的とする。 ビデオテープ、空き缶リサイクル作 業、竹炭作り 11 三鷹はなの会 ワークセンター タートルステップ 平成 6 年 4 月設立 平成 9 年 11 月公設化 平成 18 年法人化 就労の場のない心身障がい者に対し、 通所により作業を行い、本人の努力に より、働く喜びや集団生活でのマナー を身に付け社会参加することを目的 とする。 心身障がい者 通所授産施設 下請け・内職作業 12 三鷹はなの会 わたしたちのいえ かごめかごめ 生活介護事業 所 在宅の心身障がい者(児)に対し て、その自立や育成を図るため に、通所により日常生活における 基本動作の指導や集団生活への 適応訓練などの事業を行う施設。 平成 11 年 6 月開設 平成 21 年 4 月新体系移行 障がい者(児)を中心に地域で生活する ために日常生活を基本に生活感のあ る活動を目的とする。 パウンドケーキ、調味料 - 72 - 施設名 13 三鷹ひまわり 第一共同作業所 施設の種別 施設の概要 平成 1 年 2 月開設(共同作業所を含む) 平成 14 年法人化 平成 20 年 4 月新体系移行 地域の人々とふれあいながら、仲間と 共に働き生活することを通して、精神 障がい者が自己決定しながら社会的に 自立し、社会参加することを支援する。 就労継続支援 B型事業所 一般就労は困難であるが、相当程 度の作業能力を有する精神障が い者を通所により、自活に必要な 訓練や指導を行い、社会復帰の促 進を図るための施設。 14 三鷹ひまわり 第二共同作業所 備 考 就労継続支援 B型事業所 生協の注文チラシの丁合い作業 平成 4 年 2 月開設(共同作業所を含む) 平成 14 年法人化 平成 20 年 4 月新体系移行 精神障がい者が仲間と共に働くことや さまざまな活動、地域のふれあいやつ ながりを通して、地域で心豊かに生活 できることを目的とする。 紙箱組み立て、紙製品の加工・空き缶 つぶしなどの下請け、内職作業、館内 や公園の清掃作業、ミシンによる雑巾 作り 15 三鷹ひまわり 第三共同作業所 平成 8 年 3 月開設(共同作業所を含む) 平成 14 年法人化 平成 20 年 4 月新体系移行 個人の尊厳を保持しつつ、地域社会に おいて自立した生活を営むことがで きるように支援する。 就労継続支援 B型事業所 旅行パンフレットの作成など下請け 作業、陶芸、クッキー・パウンドケー キ・マドレーヌなどの製造、販売、公 園の清掃 16 むうぷ舎中原 就労継続支援 B型事業所 一般就労は困難であるが、相当程 度の作業能力を有する精神障が い者の方を通所により、自活に必 要な訓練や指導を行い、社会復帰 の促進を図るための施設。 昭和 63 年 4 月開設(共同作業所を含む) 平成 15 年法人化 平成 20 年 4 月新体系移行 精神障がい者の人権、人格を尊重し、社 会復帰の促進を目標に生活相談、作業訓 練、就労援助等の事業、プログラムを通 して住み慣れた地域で自立した生活が できるよう支援する。 箱折、封入仕事、ビデオテープリサイク ル、クッキー・ミニケーキ作り 17 むうぷ舎新川 平成 5 年 4 月開設(共同作業所を含む) 平成 15 年法人化 平成 20 年 4 月新体系移行 精神障がい者が作業で徔られる自信や 賃金から生活の質の向上を目指すこと を促し、住み慣れた地域で自立した生活 ができるように利用者の個性を尊重し た施設運営に努める。 就労継続支援 B型事業所 ダイレクトメール事業、リサイクルショ ップ事業、昼食作り補助、みかん石鹸作 り - 73 - 施設名 18 食茶房むうぷ 施設の種別 就労継続支援 B型事業所 施設の概要 一般就労は困難であるが、相当程 度の作業能力を有する精神障が い者の方を通所により、自活に必 要な訓練や指導を行い、社会復帰 の促進を図るための施設。 備 考 平成 8 年 4 月開設(共同作業所を含む) 平成 15 年法人化 平成 20 年 4 月新体系移行 回復途上にある精神障がい者たちが、 作業やプログラムを通して個人や集 団、環境との適度な関わりを体験する ことで、住み慣れた地域で自立した生 活ができるように個性を尊重した施 設運営に努める。 自然食レストランの営業 19 巣立ち風 平成 5 年 4 月開設(共同作業所を含む) 平成 14 年法人化 平成 19 年 4 月新体系移行 地域活動を通じての社会復帰の促進 及び自立した地域生活の支援を行う。 就労継続支援 B型事業所 ビニールの袋詰、ダイレクトメールの 封入などの内職作業、ハウスクリーニ ングや公園ほかの清掃作業 20 巣立ち工房 平成 7 年 10 月開設(共同作業所を含む) 平成 14 年法人化 平成 19 年 4 月新体系移行 精神障がい者の社会復帰の促進、自立 した地域生活の援助、地域社会の活動 を通しての就労支援を行う。 就労継続支援 B型事業所 陶芸、内職作業、公園清掃、除草作業 21 22 23 24 三鷹市障がい者就労 支援センター かけはし リビングハウス マム なかよし教室 すきっぷ 区市町村障害 者就労支援事 業 就労継続支援 B型事業所 一般就労を目指す障がい者に対 し、就職準備、求職活動、職場定 着などの段階に応じた継続的な 支援を行う。 精神障がい者の社会復帰を図る ため、通所により、共同作業の場 を設けて、作業訓練、生活指導な どを行う施設。利用できる方は、 回復途上にある通院医療を継続 している人。 平成 18 年 12 月開設 支援の段階や障がい者のニーズなどに 応じて、福祉的就労の場、相談支援や 生活支援の事業所などと連携を行う。 平成 5 年 2 月開設(共同作業所を含む平 成 18 年法人化 平成 23 年 4 月新体系移行 アルコール依存症からの回復と自立・ 社会復帰を目指すことへの援助・相談 事業を行っている。 リサイクルショップ、名刺・はがき作 り、さき折り、木工、陶芸、石鹸作り 在宅の心身障がい児の方に対し て、その自立や育成を図るため に、通所により日常生活における 基本動作の指導や集団生活への 適応訓練などの事業を行う施設。 昭和 61 年設立 平成 3 年 12 月公設化 平成 14 年法人化 学齢期の成長において、数多くの経験 をさせ、仲間を通じて心身ともに豊に 育ち、将来に向けて社会性を身に付け させるために、自立に向けての日常生 活訓練を行う。 就労継続支援 B 障がい者の方が、通所により、作 型事業所 業や制作を通じて訓練、指導を行 生活介護事業 う施設。 所 平成 14 年法人化 平成 17 年開設 平成 23 年 4 月新体系移行 メール便配達、牛乳宅配、地元野菜の 販売、公園清掃、廃品回収など地域で 行う作業、個々に適した絵画、レザー クラフト、キルトなどの制作活動を行 います。 心身障がい児 通所訓練施設 - 74 - 施設名 25 26 みたか街かど自立 センター アクティビティ センターはばたけ 施設の種別 心身障がい者通 所訓練施設 生活介護事業 所 施設の概要 備 考 在宅の心身障がい者の方に対し て、その自立や育成を図るため に、通所により日常生活における 基本動作の指導や集団生活への 適応訓練などの事業を行う施設。 平成 3 年設立 平成 7 年 6 月公設化 平成 18 年法人化 重度障がい者が地域社会の中でより 快適・自由に生活し、活動していける ように、障がい者当事者が健常者とと もにニーズに合わせた対応をし、サポ ートする。 知的障がい者で、雇用されること の困難な方に、通所による作業活 動を通して「働きがい」や「生き がい」をもてるように支援し、社 会参加と自立を図るための施設。 昭和 57 年設立(はばたけ共同作業所) 昭和 61 年 10 月~平成 9 年公設化 平成 10 年 4 月開設 平成 24 年 3 月新体系移行 すべての人が人間としての尊厳を守 られ、平等に生きられるノーマライゼ ーションの実現や障がいのある人た ちが、働くことを軸とした豊かな生活 を築くことを目指す。利用者や関係者 の願いをもとに、魅力的な施設づく り、地域の人々と共に高環境、高福祉 の街づくりをすすめる。 玉ねぎの皮むき、手漉きはがき・名 刺・カード作り、さをり織り、クッキ ー・パウンドケーキ作り、公園清掃 27 工房 時 就労移行支援 知的障がい者を中心として、一般 事業所 企業での雇用や高い工賃を目指 就労継続支援 B す方の日中活動を支援する施設。 型事業所 平成 23 年 8 月開設 「おいしい」ものづくり・販売を通し て、地域や社会とのつながりを作る。 人との関わりと高い工賃によって、仕 事のやりがいや充実感が徔られる。 うどん店舗の営業、うどん麺製造、ク ッキー類製造、給食調理 28 未来工房にじ 就労継続支援 B 型事業所 知的障がい者で、雇用されること の困難な方を通所により、生活訓 練や作業訓練を行い、障がい者の 社会参加と自立を図るための施 設。 平成 15 年 4 月開設 平成 21 年 4 月新体系移行 誰もが互いに個人を大切にしあい、生 き生きと輝いていける社会をめざし、 障がい者も、住宅地や町並みの中で、 自分の生活スタイルを理解され自分 の力を出して生きていくことを実現 できるように支援する。 喫茶ショップでの販売接客 パン・マフィン、ジャム、手織物の製 造、園芸 29 大沢にじの里 施設入所支援 事業所 知的障がい者の方を入所により、 日常生活の自立のための生活指 導を行う施設。 - 75 - 平成 15 年 4 月開設 弊政 21 年 4 月新体系移行 誰もが互いに個人を大切にしあい、生 き生きと輝いていける社会をめざし、 障がい者も、住宅地や町並みの中で、 自分の生活スタイルを理解され自分 の力を出して生きていくことを実現 できるように支援する。 施設名 30 31 32 33 34 35 36 大沢にじの里 大沢にじの里 ワークショップハー モニー にじアート 集いの場・ アンリミテッド ショートステイ さくら ピアえきまえ 施設の種別 生活介護事業 所 短期入所事業 就労継続支援 A型事業所 就労移行支援 事業所 (知的障害が い者) 施設の概要 備 考 重度の障がい者の日中活動を支 援し、社会参加をすすめる施設。 平成 15 年 4 月開設 平成 21 年 4 月新体系移行 誰もが互いに個人を大切にしあい、生 き生きと輝いていける社会をめざし、 障がい者も、住宅地や町並みの中で、 自分の生活スタイルを理解され自分 の力を出して生きていくことを実現 できるように支援する。 在宅の知的障がい者の家族の休 養等の為や本人の共同生活の体 験の為に一時入所サービスを提 供する施設。 平成 15 年 6 月開設 平成 21 年 4 月新体系移行 誰もが互いに個人を大切にしあい、生 き生きと輝いていける社会をめざし、 障がい者も、住宅地や町並みの中で、 自分の生活スタイルを理解され自分 の力を出して生きていくことを実現 できるように支援する。 障害者自立支援法に基づき、就労 継続支援 A 型事業と就労移行支 援事業を行う。 平成 19 年 11 月開設 障がい者が働いて自立することを大 きな目標に掲げ、三鷹市として初めて 「就労継続 A 型」と「就労移行支援」 を行う。 喫茶ショップでの販売接客 パン・マフィン、ソーセージ・ハム・ ベーコン、ジャム、豆腐、豆乳プリン、 総菜等の製造 一般企業への就労のための能力向上 を支援 生活介護事業 所 重度の障がい者の日中活動を支 援し、社会参加をすすめる施設。 平成 18 年 2 月開設 平成 21 年 4 月新体系移行 誰もが互いに個人を大切にしあい、生 き生きと輝いていける社会をめざし、 障がい者も、住宅地や町並みの中で、 自分の生活スタイルを理解され自分 の力を出して生きていくことを実現 できるように支援する。 生活介護事業 所 障がいがあるために企業就労が 困難な人に、日中活動の場を提供 し、作業や生産活動の支援をし、 自立した生活を地域生活におい て営むことができるように支援 する施設。 平成 23 年 6 月設立 「ゆったりとした時間の中で、自分な りの自立を身につけ、楽しい心で生産 活動をし、未来への可能性を広げよ う」を活動方針としている。 知的障害者短 期入所施設 在宅の知的障がい者の家族の休 養等の為や本人の共同生活の体 験の為に一時入所サービスを提 供する施設。 平成 20 年 5 月開設 誰もが互いに個人を大切にしあい、生 き生きと輝いていける社会をめざし、 障がい者も、住宅地や町並みの中で、 自分の生活スタイルを理解され自分 の力を出して生きていくことを実現 できるように支援する。 東京都型ショー トステイ 平成 9 年 11 月開設 心身障がい者(児)のいる家庭で、 日帰り、宿泊の形態により障がい者 家族の出産、病気、冠婚葬祭など (児)を一時的に預かり介護すること のため、介護ができない場合の一 により福祉の増進を図ることを目的 時保護施設。 とする。 - 76 - 施設名 37 38 グループホーム・ ピアいのかしら ケアホームにじ 39 つなぐなかまの家 40 三鷹はなの会 グリーンコート 41 ホーム陽だまり 施設の種別 共同生活援助 共同生活介護 (知的障がい者) 共同生活援助 共同生活介護 (知的障がい者) 知的障がい者が身近な地域の中 で、世話人から食事や金銭管理な ど日常生活に必要な援助・介護を 受けながら共同生活を営む住居。 家賃、食費、光熱水費などは利用 者負担となる。 平成 18 年 3 月開設 共同生活を営む住居において、食事の 提供、相談その他日常生活上必要な支 援を行う。 平成 18 年 2 月開設 誰もが互いに個人を大切にしあい、生 き生きと輝いていける社会をめざし、 障がい者も、住宅地や町並みの中で、 自分の生活スタイルを理解され自分 の力を出して生きていくことを実現 できるように支援する。(平成 19 年 12 月、グループホームレインボーがす べて移行) 平成 18 年 4 月開設 知的障がい者が身近な地域の中 つなぐなかまの家は で、世話人から食事や金銭管理な ① つなぐなかまの家(三鷹市深大 どの日常生活の援助・介護を受け 寺) ながら、生活する共同住宅。家賃、 ② さくらハイツ(三鷹市井の頭) 食費、光熱水費などは利用者負担 からなる。 となる。 障がいのある人が、住みなれた地域 で安心して暮らせることを目指す。で きるだけ、普通の家庭的な生活がおく れるように支援している。 平成 23 年 4 月開設 地域の中で互いに尊重し合い、自分ら しく社会生活を送れるように支援す る。 共同生活介護 (知的障がい者) 共同生活援助共 同生活介護 (精神障がい者) 42 巣立ちホーム 43 巣立ちホーム 三鷹第2 共同生活援助 (精神障がい者) ひまわりの家 備 考 共同生活介護 (知的障がい者) 共同生活援助 (精神障がい者) 44 施設の概要 平成 10 年 7 月開設 ホーム陽だまりは ① グループホーム陽だまり荘 精神障がい者が身近な地域の中 ② グループホームかみれん で、世話人から食事や金銭管理な ③ ケアホーム大沢 からなる。 どの日常生活の援助・介護を受け (ケアホーム大沢については平成 20 ながら、生活する共同住宅。家賃、 年 12 月開設) 食費、光熱水費などは利用者負担 地域において共同して自立した日常 となる。 生活または社会生活を営むことが出 来るよう、共同生活住居において相談 その他日常生活上必要な支援を行う。 平成 4 年 6 月開設 地域での精神障がい者に生活の場を 提供し、地域生活での自立の援助を行 う。 一定程度の自活能力や収入があ り、通院治療をしている精神障が い者が、食事の相談など日常生活 の援助を受けながら生活する共 同住宅。家賃、食費、光熱水費な どは利用者負担となる。 共同生活援助 (精神障がい者) - 77 - 平成 17 年 10 月開設 地域での精神障がい者に生活の場を 提供し、地域生活での自立の援助を行 う。 平成 16 年 8 月開設 回復途上にある精神障がい者を対象 に、生活の場を提供し、日常生活にお ける援助を行うとともに、地域社会に おける自立を助長することを目的と する。 施設名 45 星と風のカフェ 施設の種別 障がい者施設等 自主製品開発・販 売ネットワーク (ぴゅあネット) 事業運営施設 施設の概要 備 考 障がい者施設所等の自主製品の アンテナショップとして、ネット ワークにより販売促進等の事業 を行う。 平成 20 年 7 月開設 市内の障がい者施設等の利用者の工 賃アップ・勤労意欲の向上を目的とす る。各施設で作成した代表的な自主製 品や新しく共同開発した製品等が並 ぶ。(NPO 法人三鷹はなの会が委託 運営を行う。) ※業務の種別でまとめました。 - 78 - 5.平成 22 年度 三鷹市 態調査の結果概要 ● 障がい者(児)の生活と福祉実 調査の概要 1)障がい者調査 ・対象者: 市内在住の 18 歳以上 65 歳未満の障害者手帳(身体障害者手帳、愛の手帳、精神 障害者保健福祉手帳)所持者の中から、手帳の種類ごとに2分の1を無作為抽出 対象者総数: 1,308 人 (身体:693 人、知的:246 人、精神:369 人) ・実施期間:平成 22 年 11 月~平成 23 年1月 ・調査方法:郵送調査 ・回収数: 686 票(回収率 52.4%) 2)障がい児調査 ・対象者: 市内在住の 18 歳未満の障害者手帳(身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健 福祉手帳)所持者の中から、手帳の種類ごとに2分の1を無作為抽出 対象者総数: 151 人 (身体:38 人、知的:111 人、精神:2 人) ・実施期間と調査方法: 障がい者調査と同じ ・回収数: 77 票(回収率 51.0%) (注:精神障がいの該当者からの返送はなかった) ● 障がい福祉サービスの利用状況と利用希望 サービスの内容や利用方法を知らせる工夫が必要 何らかの障がい福祉サービスを利用していた人は、障がい者で 31.2%、障がい児で 49.4%であ った。 障がい福祉サービスの利用 一方、サービスをまったく利用していない人は、障がい者では 41.4%、障がい児では 40.3%で あった。サービスを利用していない人にその理由をたずねたところ、障がい者・児ともに「必要が なかったため」が最も多かった。しかし、「内容がよくわからなかったため」という回答も障がい 者で 27.5%、障がい児で 35.5%みられた。特に精神障がいの方で「内容がよくわからない」ため - 79 - にサービス利用に結びついていない人が多くみられたことから、各障がいの特性に配慮し、それぞ れの方にわかりやすい方法で、サービスの内容や利用方法を知らせる工夫が必要である。 サービスを利用していない理由 ● 日常生活における援助ニーズ 「人とのコミュニケーション」 「バスや電車での外出」「銀行等での手続き」の援助が必要 日常生活で援助を要する事柄について「援助を十分に徔ることができているか」たずねた結果、 障がい者では「人とのコミュニケーション」 「バスや電車での外出」 「銀行等での手続き」に関して 4~5割の人が「もっと援助が必要」と答えていた。対人コミュニケーション支援や移動支援、地 域福祉権利擁護事業などのニーズがあると考えられる。 障がい児も概ね類似した結果であったが、身体障害者手帳と愛の手帳を両方所持している人では、 「入浴」について「もっと援助が必要」と感じている人が6割と多く、重複障がい児の入浴支援の 丌足が示唆された。 「もっと援助が必要」と答えた人の割合 (援助を要する人にのみ質問) 日常生活における援助ニーズ - 80 - ● 就労・就学・社会参加 働いていない人の4割が就労を希望。収入は月に 10 万円以下という人が半数。 障がい者では、働いていない人が4割強で、そのうちの4割が就労を希望しており、就労に向け ての支援が重要な課題となっている。 (%) 主な収入は「年金」という人が4割程度と最多で、月あたりの収入は 10 万円以下の人が半数を 占めた。 地域の活動にはほとんど参加しておらず、半数の人は平日の日中は主に自宅で過ごしていた。特 に身体障がいと精神障がいの方は自宅で過ごす人が多く、外出や社会参加の支援の必要性がうかが える。 - 81 - 通園・通学・放課後の過ごし方 障がい児では、約7割が「特別支援学級(校)」に通っていた。通園、通学する上で困っている ことや丌安なことは、 「通園・通学先が遠い」 「通園・通学の方法が丌便」といった往復の困難さに 関することや、 「職員や教員の数が丌足している」といった人員丌足の問題が多く指摘された。 放課後の主な過ごし方として、半数は「外出はあまりせずに自宅にいる」と答えていた。日中一 時支援事業や通所サービスの利用希望はいずれも約5割と高いので、放課後の過ごし方として、こ のようなサービスに対するニーズがあると考えられる。 ● 高齢障がい者(高齢者実態調査より) 要介護認定者における身体障害者手帳の所持状況 要支援・要介護認定を受けていた人のうち、32.4%は障害者手帳を所持していた。認定状況別に みると、要介護4や要介護5といった重度の要介護者では、半数の人が障害者手帳を持っていた。 所持していた手帳の種類は「身体障がい」がほとんどで、その他の種類の手帳所持者は尐数であっ た。このことから、身体障がいの場合は介護保険サービスへの移行が比較的しやすいものの、その 他の障がいについては介護保険サービスでの対応や移行が難しいことがうかがえる。 - 82 - ● 施策への要望 障がい者では「高齢になった時の生活場所の確保」が重要な政策課題 障がい者調査で半数以上の人が希望していた施策は、「高齢になって介護が必要になった時に生 活できる場所を確保すること」 「障がいのある人が安心して医療を受けられるようにすること」 「障 がいのある人もない人も、お互いに理解しあって協力していくこと」であった。その他に、身体障 がいの方は「道路や公共施設などの整備」や「就労支援」について、知的障がいの方は「グループ ホームやアパートなどの充実」 「通所施設やデイケア施設の充実」「相談窓口の充実」「災害時の情 報提供や安全対策の充実」 「就労支援」について、精神障がいの方では「相談窓口の充実」と「就 労支援」について要望が多かった。 施策への要望(障がい者) - 83 - 要望が多かった上位 10 項目 障がい児では「医療や福祉サービスの充実」 「就労支援」 「放課後の活動場所の確保」 障がい児では、 「障がいのある人もない人も互いに理解・協力」 「通所施設やデイケア施設の充実」 「企業などで働けるように支援」 「安心して医療を受けられるように」 「ショートステイや移動支援 の充実」 「放課後の活動場所の確保」について、半数以上の人が希望していた。 施策への要望(障がい児) - 84 - 要望が多かった上位 10 項目 6.障がい者施策のあゆみ [参考]障がい者施策のあゆみ 国際連合の対応 ○昭和 23 年の「世界人権宣言」の採択により、障がい者問題が基本的人権の保障に関わる 社会的な課題として捉えられる。 ○昭和 50 年の第 30 回国連総会において「障害者の権利に関する宣言」が採択されたのを受 け、障がい者福祉についての関心と理解を深めるための取り組みがすすめられる。 ○昭和 56 年を「国際障害者年」 (テーマ:完全参加と平等)とする。 ○昭和 57 年の国連総会において、 「国際障害者年」の趣旨をより具体的なものとするため、 「障害者に関する世界行動計画」を採択する。 ○ノーマライゼーションの理念に基づき障がい者の社会参加をすすめるため、昭和 58 年か ら平成 4 年までの 10 年間を「国連障害者の 10 年」とする。 ○平成 4 年、 「国連障害者の 10 年」に続く取り組みとして、アジア太平洋地域における障が い者への認識を高め、域内障がい者施策の質の向上を目指すために、国連アジア太平洋社 会経済委員会(UNESCAP)において、 「アジア太平洋障害者の 10 年」が採択される。 ○平成 14 年 5 月のESCAP総会において、我が国の主唱により、 「アジア太平洋障害者の 10 年」が 10 年延長される。 ○平成 14 年 10 月に滋賀県大津市で開催された最終年ハイレベル政府間会合において、この 新たな「アジア太平洋障害者の 10 年」の地域行動計画となる「びわこミレニアム・フレ ームワーク」が採択される。 ○平成 18 年1月に「障害者権利条約に関する国連総会アドホック委員会第7回会合」 が開 催(ニューヨーク国連本部) ○平成 18 年 12 月、障害者権利条約が第 61 回国連総会で採択され、平成 19 年 9 月、我が 国は、条約への署名を行った。 ○平成 20 年 5 月、 「アジア太平洋障害者の十年」 (2003~2012 年)の行動計画である「びわ こミレニアム・フレームワーク(BMF)」に係る後期5年間の行動指針として、 「びわこプ ラスファイブ」が国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)において採択された。 国の対応 ○昭和 25 年に「身体障害者福祉法」を施行する。 ○昭和 45 年に「心身障害者対策基本法」を施行する。 ○昭和 57 年に「障害者対策に関する長期計画」を策定する。 ○昭和 62 年に「障害者対策に関する長期計画後期重点施策」を決定する。 ○平成 4 年の「障害者対策に関する新長期計画~全員参加の社会づくりをめざして~」の策 定により、障がい者の自立と社会参加をより一層推進するための具体的な方策が示される。 ○平成 4 年 12 月に「心身障害者対策基本法」を改正し、法の対象として身体障がい・知的 - 85 - 障がいに新たに精神障がいを加えること、市町村は障がい者福祉計画を策定することなど を内容とする「障害者基本法」を施行する。これにより、「障害者対策に関する新長期計 画」は同法に基づく「障害者基本計画」として位置付けられる。 ○平成 7 年には、 「障害者基本法」の重点施策の実施計画である「障害者プラン~ノーマラ イゼイション 7 か年戦略~」を策定し、具体的な施策の推進を図る。 ○平成 12 年 5 月の「社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律」 成立に伴い、障がい福祉サービスに関わる社会福祉制度が再編され、行政が福祉サービス を決定する従来の「措置制度」から、福祉サービス利用に際して利用者と事業者が対等な 関係に基づき契約する「支援費制度」(平成 15 年 4 月施行)へと移行する。 ○平成 12 年 11 月には、身体障がい者や高齢者等が社会・経済活動への積極的な参加ができ るよう、気軽に安心して公共交通機関を利用し移動できることをめざした「高齢者、身体 障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー 法) 」が施行される。 ○平成 14 年 12 月、平成 15 年度からの新たな「障害者基本計画」を閣議決定、この新長期 計画を具体的に推進していくための前期重点施策実施計画として「重点施策実施5か年計 画(新障害者プラン) 」を障害者施策推進本部が決定する。 ○平成 16 年 5 月、 「障害者基本法」が改正される。 ○平成 16 年 10 月、社会保障審議会・障害者部会において、 「今後の障害保健福祉施策につ いて(改革のグランドデザイン案) 」が厚生労働省より示される。 ○平成 16 年 12 月に「発達障害者支援法」が成立、平成 17 年 4 月より施行される。 ○平成 17 年 6 月 厚生労働省「障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律」 の成立(18 年 4 月 1 日施行、17 年 10 月 1 日一部施行) ○平成 17 年 10 月、 「障害者自立支援法」が成立する。 ○平成 18 年 6 月文部科学省「学校教育法等の一部を改正する法律」の成立(19 年 4 月 1 日 施行) ○平成 18 年 6 月 国土交通省「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」 の成立 障害のある児童生徒等の個々のニーズに柔軟に対応し、適切な指導及び支援を行 う観点から、(1)複数の障害種別に対応した教育を実施することができる「特別支援学校」 の制度を創設、(2)小中学校等における特別支援教育を推進することにより、障害のある児 童生徒等の教育の充実を一層図る。 (平成 19 年 4 月 1 日施行) ○平成 18 年 12 月 障害者権利条約(仮称)の採択 障害者の権利及び尊厳を保護・促進す るための包拢的・総合的な国際条約である「障害者権利条約(仮称)」が第61回国連総 会において正式に採択された。 ○平成 18 年 12 月 バリアフリー法に基づく移動等円滑化の促進に関する基本方針 高齢者、 障害者等の移動等円滑化の意義及び目標に関する事項、移動等円滑化のために施設設置管 理者が講ずべき措置に関する基本的事項、市町村が作成する基本構想の指針となるべき事 項等が定められた。 ○平成 18 年 12 月、 「教育基本法」が全面的に改正され、同月から施行されたところであり、 障害のある児童生徒等についても、その障害の状態に応じ十分な教育を受けられるよう、 必要な支援を国及び地方公共団体が講じなければならない旨が、「教育の機会均等」に関 - 86 - する規定に新たに明記された。 ○平成 19 年 3 月 学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等に関す る政令 障害のある児童の就学先決定時における保護者からの意見聴取を義務付けた。 ○平成 19 年 9 月 「障害者権利条約」署名。 ○平成 19 年 12 月 障害者施策推進本部「重点施策実施5か年計画」の決定。 ○平成 20 年 3 月、施設や製品等について新しいバリアが生じないよう誰にとっても利用し やすいデザインにするという考え方であるユニバーサルデザインの浸透を踏まえ「バリア フリーに関する関係閣僚会議」において、「バリアフリー化推進要綱」を改定し、バリア フリーとともにユニバーサルデザインを併せて推進することを明確化した「バリアフリ ー・ユニバーサルデザイン推進要綱」が決定した。 ○平成 20 年 7 月 改正教育基本法の理念の実現に向け、今後おおむね 10 年先を見通した教 育の目指すべき姿と、20 年度から 24 年度までの 5 年間に政府が総合的かつ計画的に取り 組むべき施策について示した「教育振興基本計画」が 20 年 7 月に閣議決定された。 ○平成 20 年 12 月 中小企業における障害者雇用の一層の促進、短時間労働に対応した雇用 率制度の見直し等を内容とする「障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法 律」が平成 20 年 12 月に成立し、21 年 4 月から順次施行されている。 ○平成 21 年には新たに「障がい者制度改革推進本部」が 12 月に設置されるとともに、障害 当事者を中心とする「障がい者制度改革推進会議」が 22 年1月から開催されるなど、今 後の障害者施策を展望する上で平成 21 年末から 22 年にかけては、画期的な時期となった。 ○平成 22 年 6 月 29 日に閣議決定された「障害者制度改革の推進のための基本的な方向につ いて」において、障害保健福祉分野については、現行の「障害者自立支援法」を廃止し、 制度の谷間のない支援の提供、個々のニーズに基づいた地域生活支援体系の整備等を内容 とする「障害者総合福祉法」 (仮称)を制定することとされており、 「障がい者制度改革推 進会議」の下で開催されている「総合福祉部会」において議論されている。 ○障害者権利条約の批准に向けた国内法制度の整備の一環として、「障がい者制度改革推進 会議」等の意見を踏まえ、平成 22 年 12 月に「改正障害者自立支援法」、平成 23 年 6 月に 「障害者虐待防止法」 、平成 23 年 7 月に「改正障害者基本法」が成立した。 ○平成 23 年 8 月には「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言~新法の制定 を目指して~」が提言の形でまとめられ、公表された。この提言を受け、平成 25 年 8 月 には「障害者総合福祉法」が施行される予定である。 - 87 - 7.用語解説 あ 行 愛の手帳(p9 等) 「知的機能の障がいが発達期(おおむね 18 歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じている ために、なんらかの特別の援助を必要とする状態にある方」が一貫した指導・相談援助や各種福祉 サービスを受けやすくするための手帳。障がいの程度により1度(最重度) ・2度(重度) ・3度(中 度) ・4度(軽度)に区別される。 他道府県では、 「療育手帳」と呼ばれている。 (関連ワード:身体障害者手帳,精神障害者保健福 祉手帳) アスペルガー症候群(p10 等) ことばの遅れのない(知的障がいを伴わない)広汎性発達障がい。 ことばによる会話能力があるにもかかわらず、 「対人関係障がい(かかわりをとりずらい)」 、 「コ ミュニケーション障がい(他者の気持ちを推し量れない)」、「こだわり」という広汎性発達障がい の三つの特徴を併せ持つ。丌器用さのため、運動と生活動作において困難を伴うことが多い。(関 連ワード:広汎性発達障がい,発達障がい) インクルーシブ(p40 等) 全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、 社会の構成員として包み支え合うという理念。 インターンシップ(p32) 学生が一定期間企業などの中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制 度。 NPO 法人(p28 等) NPO(NonProfit Organization) 」とは、ボランティア活動などの社会貢献活動を行う、営利を 目的としない団体や組織。このうち「NPO 法人」とは、特定非営利活動促進法(NPO 法)に基づ き法人格を取徔した「特定非営利活動法人」の一般的な総称。障がい者関連団体(87 ページ~)の 中で、NPO 法人は 22 団体である。 か 行 ケアマネジメント(p48 等) 障がい者及びその家族に必要とする支援を迅速かつ効果的に提供できるよう、保健・医療・福祉 のほか、教育・就労等を含めた幅広いニーズと地域の社会資源を結びつけるために連携・調整・統 合を行うこと。 - 88 - ケースカンファレンス(p24) 要支援者の自立支援のために、その人をサポートする関係機関が集まり、支援の検討を行うこと。 要支援者への新規のサービス提供に向けた内容の検討、またサービスを受けている過程の中での状 態の変化や、新しい課題や問題点がないか、適切なサービスが提供されているかどうかについて、 サービスに携わっている人が集まり検討する会議のこと。必要に応じ、ケアプランなどの再検討を 行う。 高次脳機能障がい(p19 等) 疾病や事敀による脳の傷害のため、言語や思考、記憶、行為、学習、注意や感情などに障がいを 生じた状態をいう。症状は外見からはわかりにくいのが特徴で、認知や記憶、言語、行為等の障が いとしてあらわれる。一見しただけでは障がいがあることが分かりにくいため、周囲の理解を徔る のが難しく、社会復帰を困難にすることが多い。 広汎性発達障がい(p18 等) 自閉症、アスペルガー症候群などの自閉性障がいの総称。相手の意図を読めずうまくコミュニケ ーションをとれない(できない)場合が多い、限局的な常同運動(想像力に障がいがあり)、情緒 的理解や抽象的思考が苦手、自分の興味、関心に執着するといった特徴がある。その多くに知的障 がいを伴うが、アスペルガー症候群は伴わない。自閉症スペクトラムともよばれることがある。 (関 連ワード:アスペルガー症候群,発達障がい) さ 行 授産施設(p45 等) 一般就労が困難な障がい者に対し、雇用契約を結ばない形で生産活動等を行う施設。(関連ワー ド:福祉的就労) 障害者基本法(p1 等) 身体障がい、知的障がい又は精神障がいがあるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制 限を受ける者の自立と社会・経済・文化、その他あらゆる分野の活動への参加を促進することを目 的とする法律。 情報保障(p57) 年齢や障がいの有無や種類に関わらず、本人に合った手段・方法で必要な情報を用意すること、 伝えることをいいます。 身体障害者手帳(p3 等) 身体障害者福祉法に定める身体障がい者の証明書であり、その更生を援助し、福祉を増進するた めのもの。視覚・聴覚・平衡感覚・音声・言語・そしゃく機能・手足(肢体)・心臓・呼吸器・じ ん臓・ぼうこう・直腸・小腸・免疫機能に一定以上の永続する障がいのある方に、身体障がい者で あることを証する手帳。障がいの程度により1級から6級までの区分がある。(関連ワード:愛の - 89 - 手帳,精神障害者保健福祉手帳) 社会的入院(p21) 病状が安定して入院の必要性が低いのに、家族の事情や地域の居住環境・支援環境が丌十分なた めに、入院を続けている状態。 (関連ワード:退院可能精神障がい者) ストマ装具(p20 等) 直腸やぼうこうなどの疾患により、人工肛門や人工膀胱を造設した際に用いる排泄管理支援用具 のこと。 (関連ワード:日常生活用具給付事業) 精神障害者保健福祉手帳(p9 等) 精神保健福祉法に基づき精神障がいの状態にあることを証明するもので、精神障がい者の社会復 帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加を促進するための手帳。 障がいの程度により1級から3級までの区分がある。 (関連ワード:愛の手帳,身体障害者手帳) 精神科デイケア(p21) 精神障がいなどのため、社会生活上の様々な困難を持つ人たちが昼間、自宅から通い、グループ 活動などを行いながら、社会参加・社会復帰の促進を目指すリハビリテーション活動のこと。 成年後見制度(p24 等) 認知症や知的障がい者、精神障がい者等、判断能力が丌十分な方を法律面や生活面で保護、支援 する制度。支援する人(後見人等)を選任し、契約の締結等を代わりに行なったり、本人が誤った 判断に基づいて契約を締結した場合にそれを取り消すことができるようにすることなど、地域で安 心して生活できるように支援する仕組み。(関連ワード:権利擁護センター) た 行 第三者評価(p26) 市民が良質なサービスを選択したり、事業者の自己改善を促していくために東京都が認定した評 価機関(第三者)が実施する福祉サービスの評価事業。 地域ケア推進事業(p29) 子供から高齢者まで誰もが安心して暮らしていける地域の仕組みを作るために平成 16 年度から 推進している事業。市内に7つあるコミュニティ住区を基盤として、地域住民による様々な支え合 い活動と行政、市民、そして関係機関・団体等が「ネットワーク」を形成し、地域における生活課 題の解決に向けて協働して取り組んでいく。 平成 16 年度に井の頭地区で立ち上げたのを皮切りに、 平成 20 年度には新川中原地区と西部地区でそれぞれ地域ケアネットワークを設置した。市では、 今後全てのコミュニティ住区で立ち上げる予定。この他傾聴ボランティア等地域福祉の人財養成と 活動支援も実施している。 - 90 - 特殊寝台(p58) 背部または脚部の傾斜角度が調整できる機能や、床板の高さが調整できる機能を持ち、要介護者 等の自立を支援するとともに、介護者が身体を痛める危険性を避けるためにも用いられる。一般的 には介護ベッドまたは電動ベッドと言われる。 特別支援学校(p20 等) 障がい児等が「幼稚園,小学校,中学校,高等学校に準じた教育を受けること」と「学習上または生 活上の困難を克服し、自立が図られること」を目的とした学校である。旧盲学校,旧聾学校,旧養護 学校は、平成 19 年 4 月 1 日から学校種が「特別支援学校」となった。また、同じ目的で設置され る学級を従来は特殊学級と称していたが、同様に「特別支援学級」となった。三鷹市では、「教育 支援学級」と呼んでいる。 な 行 日常生活動作(ADL)(p20) 食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で丌可欠な基本的行動をさす。 (ADL=Activities of Daily Living) は 行 発達障がい(p10 等) 幼児期・児童期・青年期に初めて診断される、様々な発達の領域において遅れや歪み(機能上の 制限)のある状態(障がい)の総称で、広汎性発達障がい(自閉症)、高機能広汎性発達障がい(ア スペルガー症候群・高機能自閉症) 、注意欠陥多動性障がい(ADHD)、学習障がい(LD)、境界域知 的障がいなどが含まれる(ある)。小児科領域では脳性麻痺を含む肢体丌自由、視覚障がいや聴覚 障がいを含むことがある。 (関連ワード:アスペルガー症候群,広汎性発達障がい) 発達障害者支援法(p1 等) 発達障害者支援法は、平成 17 年 4 月 1 日から施行された法律。この法律における「発達障害」 とは、 「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい(LD)、注意欠陥多 動性障がい(ADHD) 、その他これに類する脳機能の障がいであってその症状が通常低年齢児に おいて発現するもの」をさす。 この法律は、発達障がいの定義と法的な位置付けの確立、乳幼児期から成人期までの地域におけ る一貫した支援の促進、専門家の確保と関係者の緊密な連携の確保、子育てに対する国民の丌安の 軽減を図るという目的で制定された。 (関連ワード:アスペルガー症候群,広汎性発達障がい,発 達障がい) バリアフリー(p20 等) 高齢者や障がい者の方が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去すること。段 差解消などハード面(施設)にとどまらず、障がい者の社会参加を困難にするソフト面での障がい - 91 - (制度、偏見等)の除去も含む。 ピアサポート(p29) 障がい者が自らの経験を活かし、悩みをもつ障がい者を支援すること。 福祉的就労(p21 等) 一般就労が困難な障がい者のために、施設などで継続的な就労機会の確保を目的として、生きが い・健康増進を図りながら工賃を徔る就労形態のこと。 (関連ワード:授産施設) ほのぼのネット(p29) 住み慣れた地域で、誰もが安心してより快適に暮らせるように、同じ地域に住む住民が「ほのぼ のネット員」となって「班」を組織し、主に高齢者の悩みごとの相談相手や見守りなどの活動を行 う三鷹市の独自制度。現在、市内では 28 班が活動している。 ま 行 みたかハンディキャブ(p28) 歩行困難な方が車イスのまま乗車できる福祉車両。 三鷹市では、市内のボランティアによる「特定非営利活動法人みたかハンディキャブ」の運営に よって、市内在住の障がい者、足の丌自由な高齢者を対象とした有償運送事業を実施している。 (関 連ワード:移動支援) や 行 ユニバーサル(p29 等) すべてに共通であるさま。 要約筆記者(p48 等) 難聴・中途失聴の方に話の内容をその場で文字にして伝える筆記通訳のこと。 ら 行 ライフスタイル(p1) 生活様式。特に環境・趣味・交際などを含めたその人の個性を表すような個人の生き方。(Life Style) ライフステージ(p25 等) 人生の各段階・年代のこと。また、それぞれの年代における生活状況のこと。 - 92 - リハビリテーション(p27 等) いろいろな障がいを持った人々に対し、全人的な権利の回復をめざし、身体的・精神的・社会的 にできる限り自立した生活が送れるように援助すること。 療育(p31 等) 医療と教育及び生活指導を通して、心身障がい者の障がいを軽減し、精神面の自立を図るため、 身体的な疾病の改善を目指す医療のみではなく、精神面や教育面、生活面あるいは社会・家庭復帰 や職業面の援助などを行うこと。 レスパイト(p20 等) 介護を要する高齢者や障がい者を持つ家族が一時的に、一定期間介護から放れ、それによって日 頃の身体的・精神的な疲れなどを回復すること。レスパイトサービスとしてはショートステイなど がある。 - 93 - 三鷹市障がい福祉計画 [第 3 期 ] 平成 24年3月 発行 三鷹市 編集 健康福祉部地域福祉課 〒181-8555 三鷹市野崎1-1-1 電話 0422-45-1151 内線 2618 FAX 0422-47-9577 E メール [email protected]