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福岡市一般廃棄物処理計画(平成28年度実施計画) (500kbyte)

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福岡市一般廃棄物処理計画(平成28年度実施計画) (500kbyte)
福岡市一般廃棄物処理計画
(平成 28 年度実施計画)
環境局循環型社会推進部
循環型社会計画課
福岡市一般廃棄物処理計画(平成 28 年度実施計画)
第1
1
ごみ処理の方針
基本方針
「新循環のまち・ふくおか基本計画」を踏まえ,
「元気が持続する循環のまち・ふくおか」の実現に
向け,次の3つの基本方針に基づき取り組む。
(1) 循環型社会づくりのさらなる推進
(2) 処理の優先順位に基づく適正処理の推進
(3) 持続可能な社会の実現に向けた施策の推進
2
ごみの発生抑制・再使用・再生利用の推進のための方策
ごみの排出を抑制し,循環的利用を推進するために,市民・事業者・行政が適切な役割分担のもと
で,それぞれが計画を推進するための「4つの柱」に沿って,積極的に取り組む。
(1) 市民・事業者の自主的・自発的な取組みの促進
ごみ減量・リサイクルの推進に向け,市民・事業者が自ら考え,実践する取組みを促進する。
(2) 3R(リデュース(発生抑制)
・リユース(再使用)・リサイクル(再生利用)
)の基盤整備
資源化ルートの拡充や新たな支援の仕組みづくりなど,市民・事業者の自主的なごみ減量・リサ
イクルの取組みにつなげる基盤の整備を推進する。
(3) 経済的手法の活用
ごみ処理に係る市民・事業者の負担の公平性の確保を図るとともに,さらなるごみ減量・リサイ
クルを推進するため,ごみ処理手数料など経済的手法を活用する。
(4) 人づくり
ごみ減量・リサイクルに取り組む市民・事業者のリーダーなど人材の育成に向けた環境教育・学
習機会の提供や実践につながる情報発信を行う。
第2
1
ごみ処理計画
市民・事業者の自主的・自発的な取組みの促進
(1) 市民の自主的・自発的な取組みの促進
あらゆる場面で,市民が自主的・自発的に,3Rの優先順位に基づく,2R(リデュース(発生
抑制)
・リユース(再使用))に重点をおいた取組みの強化を図るため,好事例の紹介による啓発や
取り組む機会の充実を図る。
特に,日常生活の中で誰もが身近に取り組むことのできるリデュースの行動である「マイバッグ
持参によるレジ袋削減」の取組みを中心に,3Rの一層の推進を図る。
また,生ごみリサイクル促進事業や3Rステーションでの学習等の充実により,生ごみの減量及
び再資源化を促進する。
(2) エコ発する事業
環境市民ファンドを活用して,市民団体が自ら考え企画し,自主的に取り組む環境保全活動に対
して,財政支援及び広報支援を行う。
(3) エコアクション 21 取得支援事業
環境省が推奨している環境経営システムであるエコアクション 21 の普及を図ることにより,事
業者の自主的・積極的なごみ減量・リサイクル,省エネルギーなどの取組みを促進する。
(4) 販売店への要請等
販売店に対し,簡易包装,不必要なトレイの使用抑制を要請することにより,ごみの発生抑制
を推進する。
-1-
(5) 市の率先実行
市庁舎における古紙回収,大型シュレッダーを利用した機密書類の再資源化,空きびん・ペット
ボトル及び蛍光管の回収,ごみ箱ゼロ運動をさらに促進する。
また,環境負荷の小さな製品・サービスの優先的な利用を促進するため,市は率先してグリー
ン購入を行うとともに,市民・事業者への普及促進を図る。
(6) 自己搬入ごみ対策
ごみの自己搬入については,受付時に適正処理及び古紙の再資源化の指導を行い,ごみの減量や
工場への搬入量の平準化を図る。また,自己搬入ごみについて内容等の検査を強化し,不適物搬
入防止対策を推進する。
(7) 不法投棄防止対策
不法投棄防止について市民・事業者へ周知を図るとともに,不法投棄防止パトロールやカメラに
よる監視活動等を強化する。また,地域・警察と連携を図りながら不法投棄させないまちづくりを
推進する。
(8) 資源物持ち去り防止対策
家庭系不燃ごみからアルミ缶等の資源物を持ち去る行為を防止するため,夜間パトロールの強化
など資源物持ち去り防止対策に取り組む。
2
3Rの基盤整備
(1) 家庭系ごみ
ア
拠点での資源物回収
区役所・市民センター等の資源物回収ボックスで古紙・空きびん・空き缶・ペットボトル・紙
パック・生ごみ堆肥化物・食品トレイ・蛍光管・乾電池を,家電量販店で蛍光管・乾電池を,区
役所やスーパーマーケット等で小型電子機器を,スーパーマーケット等の民間協力店で空きび
ん・ペットボトルを回収するとともに,地域の資源物回収拠点として,地域の要望に応じ紙リサ
イクルボックスと校区紙リサイクルステーションの設置を進めていくことにより,資源物の回収
を促進する。
また,使用済食用油の回収を希望する市民団体と回収・再生事業者との調整を図る。
イ
資源物の店頭回収の促進
スーパーや百貨店等の販売店に対し,資源物の店頭回収について要請するとともに,店頭回収
を行っている店舗の情報を市民に提供することにより店頭回収の促進を図る。
ウ
その他
福岡市の特性である若年層,単身世帯を対象とした3Rを推進するため,単身世帯用マンショ
ンにおける古紙回収等に取り組む。
また,民間事業者による小型電子機器の回収を市民に広報・啓発する。
(2) 事業系ごみ
ア
古紙回収の推進
中小事業者等を対象として,業界団体と一体となって構築した古紙回収システムにより,効率
的,効果的に古紙回収を進めていく。また,インターネットを活用した小規模事業者と古紙回収
業者等を結び付けるマッチングサービスにより,さらなる古紙の再資源化を推進する。
イ
せん定枝等の再資源化
緑のリサイクルセンター及び西部埋立場内の中継保管施設に搬入されるせん定枝を,同セン
ターにおいてチップ化及び発酵処理し,再資源化を図る。また,西南部地区においては,民間事
業者施設(早良西造園協同組合,有限会社南部グリーンサービス,株式会社梶原組)の活用を図
る。
なお,民間事業者施設(中山リサイクル産業株式会社,木材開発株式会社)が木くずの処分を
-2-
開始した後は,緑のリサイクルセンター等で受入できない根株等についても再資源化を図る。
ウ
食品廃棄物の発生抑制・再資源化
発生抑制の取組みを推進し,飲食店などからの食品廃棄物を削減することを目的に,「もった
いない!食べ残しをなくそう福岡エコ運動」を実施する。
また,排出事業者への啓発強化を行うとともに,排出される食品廃棄物の一部について,市内
の民間施設(株式会社環境エイジェンシー)等で再資源化を図る。処理施設への搬入については,
食品廃棄物のみを収集対象品目とする限定許可業者を中心として行う。また,食品リサイクル法
の趣旨を踏まえ,市外の再資源化施設の活用を図る。
エ
事業所ごみ減量・再資源化指導
特定事業用建築物(事業用の延べ床面積が 1,000 ㎡を超える建築物)の所有者等に対し,適正排
出とともに,ごみ減量・リサイクルの啓発・指導を行う。
(3) 市による循環利用
ア
破砕選別処理による鉄・アルミの回収
破砕選別処理施設において,不燃ごみ・粗大ごみから鉄・アルミを回収し,再資源化を図る。
イ
空きびん・ペットボトル分別収集
家庭から排出される空きびん・ペットボトルを分別収集し,再資源化を図る。
ウ
せん定枝の再資源化
緑のリサイクルセンター及び西部埋立場内の中継保管施設に搬入されるせん定枝を,同セン
ターにおいてチップ化及び発酵処理し,再資源化を図る。
エ
焼却処理施設における古紙回収資源化事業
東部工場,西部工場及び臨海工場に搬入されるダンボール等の古紙を回収し,再資源化を図る。
オ
焼却処理施設における余熱利用
東部工場,西部工場及び臨海工場におけるごみ焼却の余熱を利用して発電を行い,施設内消費
分を除いて,公共施設等に供給するとともに,電力会社に売電する。
また,各工場のごみ焼却に伴う蒸気については,工場内で冷暖房などに利用するとともに,隣
接する公共施設などに供給する。
カ
コード類等の再資源化
破砕選別処理施設及び最終処分場に搬入されたコード類等を前処理工程において分別・回収し,
銅などの資源物を再資源化する。
キ
根株等の再資源化
最終処分場に搬入された根株等を分別し,民間事業者の施設にて再資源化するモデル事業を実
施する。
ク
粗大ごみの再使用,再資源化
収集する粗大ごみの再使用を検討するとともに,破砕選別処理施設に搬入された粗大ごみの一
部を分別・回収し,レアメタル等の再資源化を図る。
-3-
3
経済的手法の活用
(1) 家庭系ごみの有料制
ごみの排出者としての責任を明確にするとともに,負担の公平性を確保し,一人ひとりがごみ減
量・リサイクルの行動を起こすきっかけをつくるために導入した家庭系ごみの有料制を継続する。
(2)
環境市民ファンドによる支援
家庭系ごみの有料化を契機として創設した「環境市民ファンド」を活用し,市民の環境保全に関
する実践活動を支援するとともに,地域に根ざした環境保全活動を展開する。
ア
地域集団回収等報奨制度
集団回収等実施団体に対し,回収量等に応じた報奨金を交付し,より一層の回収促進と未実施
地域での実施促進を図る。
イ
その他
拠点での資源物回収事業や使用済小型電子機器回収事業などにも活用する。
(3) 事業系ごみの処理手数料制度
排出事業者責任の明確化,負担の公平性の確保,ごみ減量・リサイクルへの誘導を図るため,
事業系ごみ処理手数料の減免制度を段階的に廃止し,重量制を導入した。
(4) 事業系ごみ資源化推進ファンドによる支援
事業系ごみ処理手数料制度の見直しに伴い設立した「事業系ごみ資源化推進ファンド」を活用し,
事業者による資源化施設の整備等の自主的・主体的な取組みを支援することで,事業系ごみの再資
源化を推進する。
4
人づくり
(1) エコ・ウェイブ・ふくおか
「環境にやさしい行動の波を起こそう」というスローガンのもと,市民・事業者などとともに全
市的に省エネルギー・省資源など環境に配慮した取組みを進める。
(2) 環境教育・学習の推進
市内の小学校4年生への社会科副読本「ごみとわたしたち」の配布や,小学校にパッカー車を乗
り入れて分別やごみ減量・リサイクルの啓発などを行う環境学習支援,学校や地域における3R
をテーマとした出前講座の実施,若年層に対する環境啓発及び環境保全活動の支援や世代を超え
た団体の交流の場の設定など,あらゆる世代を対象とした環境教育・学習の充実を図る。
(3) 3Rステーションにおける情報の提供等
市内2か所の3Rステーションで,市民に対し,ごみ減量・リサイクル活動の場の提供,情報提
供,各種講座やイベントの開催等を行うとともに,衣類や書籍等の不用品の引取・提供を実施する。
(4) 環境フェスティバルふくおか
市民団体・学校・事業者・行政等が連携し,環境についての情報や体験を提供し,市民一人ひと
りの環境保全活動・行動を促進し,環境への負荷が小さいライフスタイルへの転換を図る。
(5)
循環のまち・ふくおか推進会議
市民,事業者,行政が一体となって循環型社会に向けた活動を推進するため,全市レベルの循環
のまち・ふくおか推進会議を開催するとともに,校区における循環型社会に向けた活動を促進する。
(6) 福岡市環境行動賞
ごみ減量・リサイクルや,地球温暖化防止などに積極的に取り組むなど,本市の環境保全に顕著
な功績のあった市民・事業者等を表彰し,広く市民に公表することで,本市全体の環境配慮行動を
推進する。隔年開催としており,平成 28 年度は表彰式を開催する。
(7) 学習の場や情報の提供機能の充実
環境リーダーなどの人材の育成や,環境情報ウェブサイト,出前講座などによる市民・事業者へ
の情報提供の充実を図る。
-4-
5
収集・運搬
(1) 収集・運搬計画
収集・運搬計画は,次表のとおりである。
種
類
処理主体
可燃ごみ
家
庭
系
ご
み
不燃ごみ
市(委託)
粗大ごみ
収集区域
収集回数
週2回
(定期収集)
月1回
原則と して戸別収
(定期収集)
市の区域
集(一部ステーショ
申込みの都度 ン収集)
空きびん・
ペットボトル
事
業
系
ご
み
月1回
(定期収集)
可燃ごみ
不燃ごみ
-
許可業者
又 は 排 出 市の区域
者
-
せん定枝など
公
共
系
ご
み
収集の方法
-
計画量
270,600トン
13,900トン
4,381トン
10,623トン
排出者 が自ら運搬
するか,又は許可業
者が戸 別に収集す
る。
可燃ごみ
252,841トン
27,980トン
4,101トン
3,520トン
市(直営・
市の区域 必要に応じて
委託)
-
不燃ごみ
920トン
備考
1
西区玄界島の粗大ごみについては,月1回の戸別収集とし,島内の粗大ごみ置き場に搬入し,
概ね年5回運搬するものとする。
2
西区小呂島の家庭系可燃ごみのうち,厨芥類については,排出者が島内の生ごみ処理機に運
搬・処理し,その他の可燃ごみについては,ステーション収集とし,概ね年7回運搬する。ま
た,家庭系不燃ごみ及び粗大ごみは,ステーション収集とし,概ね年3回運搬するものとする。
3
西区小呂島の家庭系ごみの空きびん及びペットボトルは,それぞれ不燃ごみ及び可燃ごみと
して収集する。
4
早良区板屋地区の家庭系可燃ごみについては,週1回の収集とする。
5
家庭系ごみの空きびん・ペットボトルの計画量には,拠点での資源物回収事業による収集量
を含む。
6 粗大ごみの申し込みは,1回につき 10 個まで,持ち出しサービスは5個までとする。
7 「許可業者」とは,廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和 45 年法律第 137 号)に規定す
る一般廃棄物収集運搬業者をいう。以下同じ。
(2) 家庭系ごみの排出にあたっての市民の義務等
ア
排出にあたっては,地域集団回収,地域の資源物回収拠点,スーパーマーケット等における店
頭回収の活用などにより,ごみの減量・リサイクルに努めること。
イ
市が定期収集するごみを排出するときは,市長が定めるごみ袋を用い,飛散,流出しないよう
にするとともに交通の妨げにならないように注意し,後述(3)の排出場所へ排出すること(西区
小呂島を除く。)。また,決められた日の日没から午前 0 時までに持ち出すものとする(西区玄界
島及び小呂島を除く。)。
ウ
収集区分に応じて適切に分別し,排出すること。特に,空きびん・ペットボトルが可燃ごみ又
は不燃ごみに混入しないようにすること。
エ
粗大ごみを排出するときは,事前に申込みを行い,必要な券面額の粗大ごみ処理券を貼付する
-5-
こと(西区玄界島及び小呂島を除く。)。
オ
臨時に発生する多量のごみ(定期収集日での排出ができないもの)は,市の処理施設へ自ら運
搬するか,許可業者に処理を依頼すること。
カ
市長が指定した適正処理困難物(平成9年福岡市告示第 236 号)を排出するときは,販売店に
引取りを依頼する等により,適正に処理すること。
キ
商品を購入するときは,繰り返し使用できる商品,耐久性に優れた商品及び再生品の選択に努
めるとともに,故障時の修理等によりなるべく長期間使用することに努め,その排出抑制を図る
こと。
ク 特定家庭用機器廃棄物(特定家庭用機器再商品化法(平成 10 年法律第 97 号)第2条第5項に
定める廃棄物をいう。以下同じ。)を排出するときは,同法の定めるところにより,小売業者等
に引き渡すこと。
ケ
家庭用電化製品(特定家庭用機器に該当するものを除く。)を排出するときは,販売店による
引取制度を利用する等により,ごみの減量に努めること。
コ
廃パーソナルコンピュータ(資源の有効な利用の促進に関する法律施行令(平成3年政令第
327 号)別表第6の1の項上欄に定めるパーソナルコンピュータが廃棄物となったものをいう。
以下同じ。)を排出するときは,製造業者等に引き渡すこと。
(3) 家庭系ごみの排出場所
ア
可燃ごみ,不燃ごみ,空きびん・ペットボトル
(ア) 「家庭ごみ収集経路図」で明示された道路等(以下「収集経路」という。
)に排出すること。
(イ) 住戸の数が 3 未満の住宅の場合は,敷地に面した収集経路に排出し,住戸の数が 3 以上の
共同住宅の場合は,収集経路に面した敷地内に設けられた一般廃棄物の保管場所(以下「ご
み置き場」という。)に排出すること。
(ウ) ごみ置き場が設置されていない共同住宅の場合は,敷地に面した収集経路に排出すること。
(エ) 敷地が収集経路に面していない場合は,最寄りの収集経路に排出すること。なお,排出場
所は地域で定められている場合があるので,自治会・町内会等に確認すること。
※「家庭ごみ収集経路図」は,各区生活環境課(博多区は自転車対策・生活環境課),西区西
部出張所,環境局収集管理課で確認することができる。
イ
粗大ごみ
(ア) 粗大ごみ受付センターが指示した場所に排出すること。
(4) 事業系ごみの排出に当たっての事業者の義務等
ア
原材料の選択や製造工程を工夫する等により,自ら排出する廃棄物の発生抑制に努めること。
イ
排出にあたっては,可燃ごみ及び不燃ごみの2分別に加えて,再生利用可能な古紙等はできる
限り分別を徹底して再資源化を図るなど,ごみの減量・リサイクルに努めること。
ウ
せん定枝は,他のごみと分別のうえ,緑のリサイクルセンターや民間事業者施設に運搬し,リ
サイクルに努めること。
エ
ごみの処理を他人に委託する場合は,必ず許可業者に委託すること。
オ
ごみの排出時に袋を使用する場合には,中身の見えない黒袋などは使用せず,中身の見える袋
によること。
カ
有害性のもの,危険性のあるもの等,市が行うごみ処理に支障を来すおそれのあるものを排出
しないこと。
キ
特定家庭用機器廃棄物を排出するときは,特定家庭用機器再商品化法の定めるところにより,
小売業者等に引き渡すこと。
ク
廃パーソナルコンピュータを排出するときは,製造業者等に引き渡すよう努めること。
-6-
6
中間処理
(1) 可燃ごみ
可燃ごみは,11-(1)-アに掲げる施設で焼却処理する。
焼却残さは,11-(2)に掲げる最終処分場で埋立処分する。
(2) 不燃ごみ及び粗大ごみ
不燃ごみ及び粗大ごみ(可燃性のものを除く。)は,11-(1)-ウに掲げる施設で破砕選別処理す
る。選別後の可燃物は東部工場又は西部工場で焼却処理し,不燃物は東部埋立場又は西部埋立場で
埋立処分し,鉄・アルミは回収して売却する。
(3) 空きびん・ペットボトル
空きびん・ペットボトルは,11-(1)-オに掲げる施設で選別等処理を行い,公益財団法人日本
容器包装リサイクル協会が委託する再商品化事業者(平成 27 年度 空きびん:大和株式会社・日
本耐酸壜工業株式会社・有限会社ヤマウチ,ペットボトル:西日本ペットボトルリサイクル株式会
社)に引き渡し再資源化する。(東部地区で収集されるびんを除く。)
(4) 食品廃棄物及びせん定枝
小呂島における食品廃棄物は 11-(1)-イに,市域内におけるせん定枝は 11-(1)-エに掲げる
施設において再資源化する。(民間事業者施設において再資源化するものは除く。
)
7
最終処分
排出者又は許可業者が運搬する事業系の不燃ごみ,破砕選別処理施設等における選別後の不燃物及
び焼却処理施設における焼却残さは,11-(2)に掲げる施設で全量を埋立処分する。ただし,福岡都市
圏南部最終処分場については,福岡都市圏南部工場における焼却残さのみを埋立処分する。
埋立は,セル方式によるものとし,搬入ごみ等は,埋立機材を使用して破砕・敷ならし・転圧を行
い,十分締め固めた後,即日覆土する。
浸出水は浸出水処理施設で処理したうえで,東部埋立場・福岡都市圏南部最終処分場は公共下水道
に,西部埋立場は河川に放流する。
8
その他の再資源化
使用済小型電子機器,食品廃棄物,根株の再資源化を推進するとともに,市外の処理施設において
再資源化する場合は,関係する市町村と連絡・調整のうえ行う。
9
市外からの受入
福岡市外からのごみの受入については,次のとおりとする。
種類
受入町
可燃ごみ
久山町
不燃ごみ
那珂川町,久山町
10 ごみ処理計画量(処理量の見込み)
593,484 トン(一般廃棄物と併せて処理する産業廃棄物及び他町から受託して処理するごみを含む。
別図第1参照。)
-7-
11 一般廃棄物処理施設の概要
(1) ごみ処理施設
ア
焼却処理施設
施設名
西部工場
臨海工場
玄界島焼却場
所在地
福岡市西区大字拾六町
1191番地
福岡市東区箱崎ふ頭四
丁目13番42号
福岡市西区大字玄界島
タテバサキ310-2
福岡市東区蒲田五丁目
11番2号
春日市大字下白水104番
地の5
型式
施設規模
発電能力
連続運転ストーカ式焼却炉 750トン/日
10,000kW
連続運転ストーカ式焼却炉 900トン/日
25,000kW
間欠運転ストーカ式焼却炉 1トン/8h
-
(株)福岡クリーンエナジー
連続運転ストーカ式焼却炉 900トン/日 29,200kW
東部工場
福岡都市圏南部
連続運転ストーカ式焼却炉 510トン/日 16,700kW
環境事業組合
福岡都市圏南部工場
※福岡都市圏南部環境事業組合は,福岡市,春日市,大野城市,太宰府市,那珂川町の4市1町で
構成する一部事務組合である。
イ 生ごみ処理施設
施
設
名
小呂島生ごみ処理場
所
在
地
処理方式
福岡市西区小呂島字神の下63番 生ごみ分解消滅処理
1号
(バイオ処理)
福岡市西区小呂島306-2番地
生ごみ分解消滅処理
(バイオ処理)
ウ 破砕選別処理施設
施
設
名
所
在
地
型
式
処理能力
30kg/日
20kg/日
処理能力
東部資源化センター
福岡市東区蒲田五丁目11番1号
回転式破砕機
100トン/5h
西部資源化センター
福岡市西区大字拾六町1191番地
回転式破砕機
100トン/5h
処理方式
処理能力
エ 緑のリサイクルセンター
施
設
名
所
在
地
緑のリサイクルセンター 福岡市東区蒲田五丁目14番2号 破砕野積み発酵方式
オ 空きびん・ペットボトル選別等処理施設
施
設
名
所
在
地
大和株式会社空きびん・
ペットボトル選別等処理 古賀市薬王寺1719番地の1
施設
株式会社環境開発空きび
ん・ペットボトル選別等 福岡市西区大字太郎丸801番地の1
処理施設
-8-
25トン/5h
処理能力
38トン/7h
38トン/8h
カ 中継保管施設
施
設
名
所
在
地
緑のリサイクルセンター
福岡市西区今津4439番地
中田中継所
空きびん・ペットボトル中
福岡市東区蒲田五丁目14番2号
継保管施設
ストックヤード
廃家電,廃蛍光管及び 福岡市東区蒲田五丁目11番1号
廃白色トレイ保管施設
キ
保管容量
面積
―
300平方メートル
341立方メートル
―
―
540平方メートル
民間事業者施設
(ア)せん定枝等再資源化施設
施
設
名
所
在
地
処理方式
株式会社梶原組
刈草,せん定枝葉等
福岡市城南区南片江六丁目21番8号
破砕・堆肥化
堆肥化施設
早良西造園協同組合
福岡市西区大字羽根戸786番地の1
破砕
せん定樹木破砕施設
有限会社南部グリーン
サービス
福岡市南区桧原五丁目17番30号
破砕
せん定樹木破砕施設
(イ)食品廃棄物再資源化施設
施
設
名
所
在
地
処理方式
福岡市西区大字太郎丸786番地1
株式会社環境エイジェンシー 福岡市西区大字太郎字上割786
攪拌・乾燥
番 地 1,789 番 地 1,795 番 地 1,795
食品廃棄物再資源化施設
番地2
(2) 最終処分場(埋立場)
埋立場名
所 在
地
東部(伏谷)
糟屋郡久山町大字山田1431番地の1
埋立場
西部(中田)
福岡市西区今津4439番地
埋立場
福岡都市圏南部
環境事業組合
大野城市大字中906-12番地
福岡都市圏南部
最終処分場
※残余容量は,平成 27 年 3 月末現在
(3)
処理能力
4.48トン
/8h
4.168トン
/8h
4.368トン
/8h
処理能力
38トン/16h
埋立面積
埋立容量
残余容量
約225,000
約510万トン 約221万トン
平方メートル
約180,000
約238万トン 約154万トン
平方メートル
約152,000
約52万m3
平方メートル
約52万m3
啓発施設
施設名
所
在
地
施設概要
ごみ減量・リサイクル活動の場の
提供,情報提供,各種講座やイベ
ントの開催等を行うとともに,衣
臨海リサイクルプラザ
福岡市東区箱崎ふ頭四丁目13番42号 類や書籍等の不用品の引取・提供
(臨海3Rステーション)
を実施する。
西部リサイクルプラザ
福岡市西区今宿青木1043番地の2
(西部3Rステーション)
-9-
第3
生活排水処理の基本方針
下水道処理を基本とし,引き続き下水道の整備を推進するとともに,排出者による処理に対しては,
生活雑排水からの汚濁物質の除去,浄化槽の適正な維持管理を指導し,適正な処理を図る。
第4
1
生活排水処理計画
し尿(くみ取り要するもの)及び浄化槽汚泥の処理
くみ取りを要するし尿については,市が収集・運搬及び処分を行い,浄化槽汚泥については,許可
業者が収集・運搬し,市が処分する。
(1) 収集・運搬計画
収集・運搬計画は,次表のとおりである。
種
類
収集区域
収集回数
し
尿
浄化槽汚泥
備考
収集の方法
市の区域 原則として月1回 市民の申込みにより市が戸別収集する。
市の区域
随
浄化槽清掃後の汚泥を許可業者が戸別収集する。
時
収集したし尿又は浄化槽汚泥は,6に掲げるし尿処理施設に運搬するものとする。
(2) 中間処理及び最終処分計画
中部汚泥再生処理センターに運搬されたし尿及び浄化槽汚泥は,全量を汚泥脱水機で固液分離し,
分離液は生物処理後希釈し,公共下水道へ放流する。脱水汚泥は,臨海工場又は東部工場,西部工
場で焼却処理し熱エネルギーを回収する。
2
し尿(くみ取りを要するものを除く)及び生活雑排水の処理
下水道処理(集落排水設備処理等を含む。)を基本とし,引き続き下水道の整備を推進するとともに,
排出者による処理に対しては,生活雑排水からの汚濁物質の除去,浄化槽の適正な維持管理等を指導
し,適正な処理を図る。
平成 28 年度末計画下水道処理区域人口(人口普及率)1,529,500 人( 99.65%)
※ 行政人口
3
1,534,900 人
生活排水の処理に関する市民及び事業者の義務等
(1) し尿のくみ取りについては,申込み(世帯人員の変更含む)又は解約を必ず行うこと。
(2) 多量の水を必要とする便器を設置しないようにすること。
(3) 浄化槽管理者は,次のア及びイに掲げるところにより浄化槽の保守点検及び清掃を実施するとと
もに,毎年1回,指定検査機関の行う法定検査を受けなければならない。
ア
保守点検は,処理対象人員及び処理方式に応じて6月ごとに1回以上から1週ごとに 1 回以上,
浄化槽保守点検業者に依頼して行うこと。
イ
清掃は,毎年1回以上(全ばっ気方式の浄化槽にあっては,おおむね6月ごとに1回以上),
浄化槽清掃業者に依頼して行うこと。
(4) 生活雑排水の排出にあたっては,調理くず及び油を除去する等により,その水質の汚濁を防止す
るように努めること。
- 10 -
4
市外からの受入
福岡市外からのし尿及び浄化槽汚泥の受入については,次のとおりとする。
種類
し尿及び浄化槽汚泥
5
受入町
久山町
計画処理量
19,700 キロリットル(他町から受託して処理するし尿及び浄化槽汚泥を含む。別図第2参照)
6
し尿処理施設の概要
施設名
所
在
地
中部汚泥再生
福岡市中央区那の津二丁目11番3号
処理センター
- 11 -
処理方式
資源化方式
固液分離処理方式
助燃剤
(下水道放流)
施設規模
65kL/日
別図第1 平成28年度ごみ処理計画量(処理量の見込み)
工場古紙
180 t
(
0 t/日)
270,600 t
( 741 t/日)
13,900 t
( 38 t/日)
4,381 t
粗大ごみ
( 12 t/日)
1,670 t
可燃
2,710 t
不燃
1t
リサイクル
10,623 t
びん・
ペットボトル
( 29 t/日)
2,240 t
拠点回収
8,240 t
戸別回収
143 t
ステーション回収
3t
蛍光管
4t
乾電池
2t
白色トレイ(拠点回収)
242,922 t
一般廃棄物
( 666 t/日)
中部汚泥再生処理センター
し尿脱水汚泥
546 t
( 1 t/日)
資源物残さ
1,863 t
( 5 t/日)
組合処理
30,700 t
福岡都市圏
南部工場
30,700 t
84 t/日)
(
(
埋立処分
2,579 t
7 t/日)
福岡都市圏
南部最終処分場
可燃性ごみ
1 家庭系ごみ
299,513 t
(
821 t/日)
2 事業系ごみ
284,922 t
(
781 t/日)
不燃性ごみ
可燃ごみ
532,631 t
( 1,459 t/日)
破砕可燃物
7,678 t
21 t/日)
(
直営収集
可燃
不燃
びん・ペットボトル
せん定枝
蛍光管
自己搬入
可燃
不燃
せん定枝
3,407
2,170
1,150
47
27
13
t
t
t
t
t
t
77,800
59,787
14,000
4,013
t
t
t
t
1t
蛍光管(委託)
東部工場
195,000 t
( 534 t/日)
西部工場
131,938 t
( 361 t/日)
福岡市処理
511,838 t
破砕選別処理
26,520 t
( 73 t/日)
不燃ごみ
46,110 t
(
126 t/日)
東部資源化センター
13,900 t
38 t/日)
(
西部資源化センター
12,620 t
35 t/日)
(
資源化
7,400 t
20 t/日)
6,213 t
鉄
アルミ 1,187 t
(
可燃
不燃
(資源化ごみ)
14,743 t
(
収集搬入量
593,484 t
( 1,626 t/日)
直接埋立
19,590 t
54 t/日)
蛍光管
17 t
42,000 t
( 115 t/日)
34,860 t
7,140 t
堆積ごみ
(
可燃
不燃
廃家電
3 公共系ごみ
4,449 t
(
12 t/日)
道路・街路
清掃ごみ
可燃
不燃
(
河川清掃ごみ
(
可燃
不燃
4 市外搬入ごみ
4,600 t
(
13 t/日)
可燃
不燃
せん定枝
3,489 t
10 t/日)
2,740 t
740 t
9t
焼却残灰
66,500 t
182 t/日)
東部資源化センター
3,614 t
10 t/日)
(
西部資源化センター
3,786 t
10 t/日)
(
破砕不燃物
11,442 t
( 31 t/日)
(
埋立処分
100,862 t
276 t/日)
東部(伏谷)埋立場
71,814 t
( 197 t/日)
西部(中田)埋立場
29,048 t
80 t/日)
(
乾電池
産業廃棄物
(
臨海工場
184,900 t
( 507 t/日)
161,714 t
156,024 t
5,690 t
許可業者収集
可燃
不燃
焼却処理
542,538 t
1,486 t/日)
(
4t
粗大リサイクル品
1t
平成28年度
総処理量
663,174 t
( 1,817 t/日)
730 t
2 t/日)
550 t
180 t
230 t
1 t/日)
230 t
0t
4,000 t
600 t
0t
1
2
3
びん・
ペットボトル
10,670 t
(
29 t/日)
資源化
6,680 t(びん
可燃性残さ
660 t
不燃性残さ
3,330 t
水分等
0t
せん定枝
4,040 t
(
11 t/日)
資源化
2,902 t
可燃性残さ
1,138 t
廃家電
9t
資源化
9t
白色トレイ
2t
資源化
2t
3,680 t ペット
3,000 t)
焼却処理
底チップ
65
t
埋立処分量
103,441 t
( 283 t/日)
焼却処理
1日当たりは、365日換算。
総処理量は、焼却処理量、埋立処分量及び資源化量の合計に不燃物譲渡を加えたもの。
単位未満は、原則として四捨五入しているため、総数と内訳の合計が合わない場合がある。
資源化量
17,195 t
47 t/日)
(
別図2 し尿処理計画 フロー図(平成28年度)
し 尿
市内収集量
17,500 KL
(
10,100 KL
(
28 KL/日)
48 KL/日)
平成28年度総処理量
(=搬入総量)
搬入総量
19,700 KL
(
54 KL/日)
(
19,700 KL
54 KL/日)
中部汚泥再生
処理センター
脱水機
脱水後水分
(
19,155 KL
52 KL/日)
下水管放流
希釈水及び洗浄水
28,733 KL
(
下水管放流量
浄化槽清掃汚泥
47,888 KL
(
脱水汚泥
7,400 KL
131 KL/日)
(
市外からの搬入量
2,200 KL
(
6 KL/日)
(注)1.一日当りは365日換算 20 KL/日)
546 t
(
1 t/日)
79
清掃工場
KL/日 )
(
47,888 KL
131 KL/日)
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