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資料 - 神戸市

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資料 - 神戸市
平 成 27 年 度
事
業
概
神戸市危機管理室
要
目
次
頁
1
はじめに
1
組織及び事務分掌
(1)
危機管理室組織図
4
(2) 職 員 配 置 表
5
(3) 派 遣 職 員 一 覧 表
5
2
平成 27 年度予算概要
(1) 予 算 総 括 表
8
(2) 歳
入
予
算
9
(3) 歳
出
予
算
10
3
平成 27 年度事業
12
は
じ
め
に
南海トラフ巨大地震などの大規模広域災害や近年の激化する自然災害など、今までになく災
害リスクが高まっています。平成 26 年8月に発生した広島市の土砂災害の発生を受け、本市で
は、土砂災害対策に関する有識者会議を設置し、様々な分野の有識者から本市が取り組むべき
土砂災害対策について意見をいただきました。また、平成 23 年の東日本大震災の教訓や災害対
策基本法の改正、神戸市防災会議「南海トラフ地震・津波対策専門部会」の報告書を踏まえ、
平成 26 年 12 月に「自己決定力の向上」を基本理念とした神戸市地域防災計画の抜本改定を行
いました。
近年の激化する自然災害や大規模広域災害などに備えるためには、日ごろからの備えと災害
時の行動について、市民・事業者・市のそれぞれの立場から、自ら考えて備え、判断し、行動
する「自己決定力の向上」に取り組んでいくことが重要であるため、次のとおり施策を実施し
ます。
「危機管理体制の充実」では、土砂災害対策に関する有識者会議での意見や、土砂災害防止
法の改正等を踏まえ、地域防災計画の風水害対策編を中心とした改定を行うとともに、防災事
業計画である「安全都市づくり推進計画」の次期事業計画(平成 28 年度~32 年度)を策定し
ます。
また、有識者を交えた危機管理戦略研究会を設置し、様々な危機事象に関する調査、情報収
集・分析等を積極的に行うとともに、市内部や関係機関との訓練の強化・充実を図り、危機対
応力の向上を図っていきます。
さらに、災害発生時に初動期から災害の全容を的確に把握し、災害救助や応援要請等にかか
る意思決定、市民・関係機関等への情報提供を迅速かつ効率的に行えるよう、危機管理情報シ
ステムや関係機関とのネットワークの強化を図るとともに、防災行政無線など情報通信体制の
効果的な運用を行います。
「安全で安心なまちづくりの推進」では、地域防災計画の基本理念である「自己決定力の向
上」を市民や事業者に浸透させていくため、
「くらしの防災ガイド」に必要な内容を盛り込んで
いくとともに、土砂災害警戒区域やその周辺の市民に、避難経路を自ら書くことができる「避
難マップ」を配布し、適切な避難行動につなげ、市民の安全を確保していきます。
また、災害時における情報伝達網の整備については、特に土砂災害に重点をおいた対策とし
て、ひょうご防災ネットの加入促進に向けた取り組みをより一層強化するとともに、ケーブル
テレビ(J:COM)と連携した防災情報端末の普及等を行います。河川部においては、屋外
スピーカー型防災行政無線を整備します。
次に、災害対策基本法の改正に伴い、緊急避難場所を災害種別ごとに指定するとともに、適
切な避難行動がとれるよう、
わかりやすい現地表示板を緊急避難場所及び避難所に設置します。
帰宅困難者対策として、
「三宮駅周辺地域帰宅困難者対策協議会」において、帰宅困難者の
安全確保策等の検討と対策計画の作成を支援し、地域における帰宅困難者対策を推進します。
また、大学やNPO、企業等と協働で防災啓発イベントや震災教訓継承事業に取り組むことに
より、市民の防災意識の向上を図ります。
さらに、こうべまちづくり学校の運営や防犯カメラの設置補助を拡充し、地域防災力・防犯
力の維持向上を図るとともに、暴力団排除の取り組みや犯罪被害者への総合的な支援を行い、
市民の安全・安心を確保します。そのほか、交通安全教育や違法駐車対策など、交通安全施策
の充実を図ります。
最後に、被災自治体と連携しながら、東日本大震災の被災地復興支援に引き続き取り組んで
いくとともに、市内の避難者向けに様々な情報を提供し、生活再建の支援を行います。
1
1
組 織 及 び 事 務 分 掌
(1)危機管理室組織図
危機管理監・理事
(事)
ヒロ
セ
トモ
ヨシ
広
瀬
朋
義
(2900)
322-6230
危機管理室 兼務・併任職員等一覧表
危 機 管 理 室
室 長 (技)
(事)
ケン
ジ
長
岡
賢
二
(2901)
322-6234
(2910)
322-6231
シゲ
トシ
ロウ
藤
重
敏
郎
危機対応担当課長
(事)
サ サ キ
ショウ
イチ
佐々 木
昇
一
計画担当課長
(技)
シ
ミズ
ノボル
清
水
陽
地域安全推進担当課長
(事)
ハヤシ
ヒデ
カズ
林
秀
和
ミ
カワ
ヒロ
ヒデ
三
川
博
英
防災啓発担当係長
(事)
ミ
キ
カズ
ヒロ
三
木
一
弘
危機対応担当係長
(事)
オカ
ゲン
岡
玄
防災体制整備担当係長
(技)
ヒメ
シマ
ヤス
フミ
姫
嶋
康
文
ミ
ヤケ
ワタル
三
宅
亘
システム運用担当係長
(事)
ナカ
ノ
マナブ
中
野
学
地域防災計画担当係長
(技)
タケ
ダ
ショウ
ゴ
竹
田
衝
吾
安全安心まちづくり担当係長
(事)
ミヤ
ザキ
ユウ
イチ
宮
崎
祐
一
交通安全担当係長
(事)
係 長 (事)
係 長 (兼)
ニシ
モリ
マサ
シ
西
森
正
至
担当課長(兼)
ク
ドウ
ケン
イチ
工
藤
健
一
担当課長(兼)
イ
ズミ
トモ
ヒサ
和
泉
智
久
(2920)
322-6481
ナン
ブ
ノリ
ユキ
南
部
法
行
(2930)
322-6235
キシ
カミ
カ
ヨ
岸
上
佳
代
ヤ
ギ
マコト
八
木
真
カタ
ノ
アツ
ノブ
片
野
敦
靖
ヒサ
ヤス
タカ
ヒロ
久
安
隆
弘
ハ タ ノ
ノリ
オ
羽田野
紀
夫
ヤマ
サキ
ハツ
ミ
山
﨑
初
美
イイ
ジマ
ヨシ
オ
飯
島
義
雄
オオ
イシ
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
(2939)
322-6251
担当課長(兼)
(2911・2)
322-6232
(2913)
322-6487
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
(2921)
322-6456
担当課長(兼)
ナガ
ミ
トシ
ヤ
永
海
俊
也
ナカ
ニシ
ケン
イチ
中
西
健
一
ナカ
ヤマ
トオル
中
山
徹
担当課長(兼)
(2933)
322-6236
(2925)
322-6237
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
(2931)
322-6236
(2935)
322-6238
(2937)
322-5171
362-9815
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
(関西広域連合広域防災局)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
1 室の庶務並びに室内の事務の連
絡,調整及び改善
2 危機管理(大規模な災害,事故
又は事件により,市民の生命,身
体若しくは財産に重大な被害が生
じ,又は生じるおそれがある緊急
の事態への対処をいう。以下同
じ。)に係る事務の総括
3 神戸市防災会議及び神戸市国民
保護協議会
4 地域防災計画及び国民保護計画
5 災害警戒本部及び災害対策本部
6 防災指令
7 区の防災活動に係る連絡及び調
整
8 防災関係機関との連絡及び調整
9 危機管理教育
10 危機管理に係る訓練の実施
11 災害時相互応援協定及び災害応
援の総括
12 安全で安心なまちづくりの推進
及び支援
13 安全都市づくり推進計画の策定
及び調整
14 危機管理センターの防災展示
室・研修室及びオペレーションセ
ンターの管理運営
15 防災行政無線
16 神戸市危機管理情報システム
17 神戸市職員震災バンク
18 公益財団法人暴力団追放兵庫県
民センターとの連絡及び調整
19 交通安全対策の調査,研究及び
総合計画並びに連絡及び調整
20 交通安全思想の普及
21 違法駐車対策
22 交通事故の被害者の福祉対策
23 神戸市交通安全対策会議
タカシ
大
石
マエ
ダ
キン
ヤ
前
田
錦
也
隆
保健福祉局保健所長
(3401) 322-6783
みなと総局海岸防災担当部長
(5550) 322-6371
市長室秘書課長
(2010) 322-5006
市長室広報部広報課長
(2220) 322-5011
市長室広報部広報メディア企画担当課長
(2229) 322-5014
企画調整局政策企画部大都市・広域連携担当課長
(2319) 322-6676
行財政局行政監察部総務課長
(2410) 322-5061
行財政局職員部人事課長
(2510) 322-5087
市民参画推進局参画推進部区政振興課長
(2240) 322-5070
保健福祉局総務部総務課長
(3010) 322-5192
保健福祉局健康部健康危機管理対策担当課長
(3437) 322-6798
保健福祉局健康部環境保健研究所長
302-6197(代) 302-6195
地方独立行政法人 神戸市民病院機構
法人本部経営企画室総務グループマネジャー
940-0156(代) 940-0149
(2923)
322-6482
担当課長(兼)
防災体制整備担当係長
(技)
浩
担当課長(兼)
総務担当係長
(事)
ヒロ
昭
担当部長(兼)
オカ
フジ
アキ
担当部長(兼)
ナガ
総務担当課長
イ ヂ チ
伊地智
FAX(2967)
322-6031
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(兼)
担当課長(併)
担当課長(併)
担当課長(併)
担当課長(併)
担当課長(併)
担当課長(併)
担当課長(併)
担当課長(併)
担当課長(併)
タカ
ダ
高
田
フジ
イ
ジュン
純
トシ
ヒロ
藤
井
俊
宏
シュッ
タ
ヨシ
アキ
習
田
嘉
章
ウエ
ダ
クニ
ヒロ
上
田
ク ボ タ
久保田
ハラ
訓
弘
ユウ
ジ
裕
二
ショウ タロウ
正太郎
原
フク
ミズ
イチ
ロウ
福
水
一
郎
フジ
イ
ケン
イチ
藤
井
研
一
ナガ
タ
アキ
ヒコ
永
田
章
彦
ヤス
オカ
マサ
オ
安
岡
正
雄
イシ
ミツ
ヒロ
シ
石
光
博
吏
ナカ
モリ
シゲル
中
森
秀
ミ
タニ
タダ
ヒロ
三
谷
忠
弘
ヤマ
ウエ
ヨシ
テル
山
上
義
輝
ウ ニ ガメ
アキラ
雲丹亀
章
ナカ
タ
ミツ
オ
仲
田
光
男
ナカ
ノ
マサ
アキ
中
野
正
明
コ
バヤシ
フミ
アキ
小
林
史
明
イワ
ミ
ケン
ジ
岩
見
賢
治
ヨウ
ジ
ク ボ リ
久保利
洋
二
ハマ
ムネ
ノリ
ダ
こども家庭局こども企画育成部総務課長
(4810) 322-5209
環境局環境政策部総務課長
(3510) 322-5277
環境局環境保全部環境保全指導課長
(3620) 322-5302
産業振興局経済部総務課長
(3810) 322-5322
建設局総務課長
(4010) 322-5371
建設局防災部防災課長
(4050) 322-5428
建設局防災部河川課長
(4060) 322-5403
建設局防災部宅地開発指導課長
(4070) 322-5410
建設局下水道部浸水対策事業担当課長
(4359) 322-5496
住宅都市局総務課長
(4510) 322-5471
みなと総局経営企画部総務課長
(5310) 322-5652
みなと総局技術部海岸防災課須磨海岸担当課長
(5558) 322-6389
東灘区まちづくり推進部総務課長
841-4131(代) (内線911-202)
灘区まちづくり推進部総務課長
843-7001(代) (内線912-202)
中央区まちづくり推進部総務課長
232-4411(代) (内線913-202)
兵庫区まちづくり推進部総務課長
511-2111(代) (内線914-202)
北区まちづくり推進部総務課長
593-1111(代) (内線915-202)
長田区まちづくり推進部総務課長
579-2311(代) (内線916-202)
須磨区まちづくり推進部総務課長
731-4341(代) (内線917-202)
垂水区まちづくり推進部総務課長
708-5151(代) (内線918-202)
西区まちづくり推進部総務課長
929-0001(代) (内線919-202)
消防局警防部警防課長
濱
田
宗
徳
サダ
オカ
ヨシ
ノリ
定
岡
由
典
ミズ
ノ
アツシ
水
野
厚
ウエ
ヤマ
シゲリ
上
山
繁
ツチ
モト
カズ
ユキ
土
本
一
之
クリ
オカ
ヨシ
キ
栗
岡
由
樹
ヤマ
モト
トモ
ヤス
山
本
智
康
イソ
ガネ
カズ
キ
磯
兼
一
生
(6010) 322-5922
トヨ
ナガ
タ
ロウ
豊
永
太
郎
教育委員会事務局総務部総務課長
4
(5760) 325-8516
消防局警防部司令課長
(5770) 325-8518
消防局警防部司令第1担当課長
(5771) 325-8519
消防局警防部司令第2担当課長
(5771) 325-8519
消防局警防部司令第3担当課長
(5771) 325-8519
消防局警防部救急課長
(5780) 325-8520
水道局経営企画部総務課長
(5810) 322-5867
交通局総務課長
(6210) 322-5759
(2)職員配置表
(平成 27 年 5 月 1 日現在)
事務職員
技術職員
合計
23 人
8人
31 人
(2)
(2)
28 人
16 人
44 人
備考
()書きは派遣職員数を内書
兼務・併任職員
(3)派遣職員一覧表
職 氏 名
勤務場所
なかにし
危機管理室 担当係長 中西
ふ ど う
危機管理室 担当係長 不動
補職名
健一
けんいち
関西広域連合広域防災局
広域企画課
課長補佐
た ろ う
(公財)暴力団追放兵庫県民センター
広報相談課長
太郎
5
2
平 成 27 年 度 予 算 概 要
(1) 予算総括表
(単位 千円)
歳
入
款
項
16 国庫
支出金
60,000
額
487,706
1 総務費
1,500
金
487,706
316,736
1 市民費
316,736
146
2,413
諸収入
7
23
項
146
繰入金
1 特別会計
繰入金
22
款
1,500 3 市民費
寄附金
1 寄附金
20
額
出
60,000 2 総務費
2 補助金
19
金
歳
雑入
2,413
54,000
市債
1
市債
歳 入 合 計
54,000
118,059
歳 出 合 計
8
804,442
(2) 歳入予算
款 項 目 節
前年度
本年度
(単位 千円)
説明
比較
16 国庫支出金
60,000
29,000
31,000
2 補助金
60,000
29,000
31,000
60,000
29,000
31,000
60,000
29,000
31,000
1,500
1,800
△ 300
1,500
1,800
△ 300
1,500
1,800
△ 300
1,500
1,800
△ 300
146
150
△4
146
150
△4
146
150
△4
146
150
△4
22 諸収入
2,413
296
2,117
7 雑入
2,413
296
2,117
38
36
2
38
36
2
2,375
260
2,115
2,375
260
2,115
54,000
46,000
8,000
54,000
46,000
8,000
54,000
46,000
8,000
54,000
46,000
8,000
118,059
77,246
40,813
1 総務費補助
1 デジタル防災行政無線
整備事業費補助
19 寄附金
1 寄附金
2 其他寄附
2 危機管理室
20 繰入金
1 特別会計繰入金
5 下水道事業会計繰入金
1 一般経費繰入
6 受講料
23 こうべまちづくり学校専
修講座
9 雑入
2 危機管理室
23 市債
1 市債
9 其他
1 危機管理対策事業公債
歳入合計
9
デジタル防災行政無線
整備に係る補助金
防災対策充実のための
寄附
無停電電源装置の保守
点検に係る経費の繰入
こうべまちづくり学校受講
料
防災行政無線親局の改
修に係る事業者負担分
等
デジタル防災行政無線整備
に係る市債
起債承認見込額
(行財政局所管)
(3) 歳出予算
(単位 千円)
本年度の財源内訳
款 項 目
2 総務費
1 総務費
2 総務管理費
3 市民費
1 市民費
1 職員費
6 交通安全対策費
歳出合計
本年度
前年度
比 較
国 県
支出金
市債
その他
特定財源
一般財源
487,706
438,770
48,936
60,000
54,000
4,059
369,647
487,706
438,770
48,936
60,000
54,000
4,059
369,647
487,706
438,770
48,936
60,000
54,000
4,059
369,647
316,736
336,178
△ 19,442
-
-
-
316,736
316,736
336,178
△ 19,442
-
-
-
316,736
236,801
249,338
△ 12,537
-
-
-
236,801
79,935
86,840
△ 6,905
-
-
-
79,935
804,442
774,948
29,494
10
60,000
54,000
4,059
686,383
備考
3
平 成 27 年 度 事 業
神戸市防災会議・神戸市国民保護協議会の運営
災害・危機発生時の初動対応
危機管理に関する総合調整
関係機関との連携強化
神戸市地域防災計画の改定
防災事業計画(安全都市づくり推進計画)の策定
危機管理に関する計画の策定
業務継続計画(BCP)の策定
危機管理
体制の充実
危機管理戦略研究会の設置
訓練の強化・充実
危機対応力の向上
避難所の環境整備
オペレーションセンターの運営
危機管理情報システム・その他ネットワークの運用及
びデジタル防災行政無線の保守
情報通信体制等の運営
安全・安心情報の電子メールサービスの運営
被災者生活再建支援システムの運用
待機宿舎の運用
危
避難マップの作成・配布
機
土砂災害対策の推進
情報伝達網の拡充・強化
管
避難所表示板の整備
理
津波避難対策
都心部における防災対策の推進
の
帰宅困難者対策
充
防災啓発の推進
市民等への防災啓発の推進
実
震災教訓の発信・継承
防犯カメラ設置助成
青色防犯パトロール
神戸防犯協会への助成
地域活動への支援
区安全会議の実施支援
ともにつくる安全で安心なまちづくり賞の表彰
こうべまちづくり学校の運営
安全で安心
なまちづく
りの推進
神戸安全ネット会議への参画・運営
犯罪被害者等の支援
連携による安全なまちづくり
暴力団排除条例に基づく施策の推進
暴力団追放兵庫県民センターとの連携
総合的交通安全施策の推進
交通安全市民運動の推進
通学(園)路等の安全確保
交通安全施策の充実
違法駐車対策
交通安全教育の推進
交通事故被害者の福祉
東日本復興支援
東日本大震災被災地支援
東日本大震災市内避難者への情報提供
12
1
危機管理体制の充実
(1)
危機管理に関する
総合調整
ア
神戸市防災会
(ア) 学識経験者、防災関係機関・市職
議・神戸市国民保
員等により構成される防災会議を
護協議会の運営
運営し、神戸市域に関わる防災に関
する基本方針の決定並びに地域防
災計画の作成及びその実施の推進
を図る。
神戸市防災会議
(イ)
学識経験者、関係機関・市職員等により構成される国民保護協議会を
運営し、神戸市域における緊急対処事態(大規模テロ等)が発生した場
合の、国民の保護のための措置に関する施策の総合的な推進を図る。
イ 災害・危機発生時
の初動対応
災害・危機が発生し、また発生する恐れがある場合に、災害対策本部等を
設置し、危機管理監の下、被害状況等の情報収集を行うとともに、関係機関
等との連絡調整を行い、迅速かつ的確な災害・危機対応を実施する。
ウ
関係機関との連
携強化
庁内の各部局と調整を行い、市としての危機対策を推進する。
また、危機発生時において、兵庫県、警察、海上保安庁、自衛隊、日本赤
十字社等の関係機関と緊密に連携を行えるよう、日常から必要な情報交換を
行い、連携体制を強化する。
(2)
危機管理に関する
計画の策定
ア
神戸 市地域防災
計画の改定
神戸市防災会議において、防災に関して神戸市等の処理すべき業務に関
し、総合的かつ計画的な対策を定める神戸市地域防災計画に検討を加え、必
要に応じ、これを修正する。平成 27 年度においては、平成 26 年8月に発生
した広島市の土砂災害を受け設置した土砂災害対策に関する有識者会議で
の意見や土砂災害防止法の改正等を踏まえて、風水害対策編を中心とした改
定を行う。
イ
ウ
防災事業計画(安
市民の安全を推進するため、「神戸市民の安全の推進に関する条例」に基
全都市づくり推進
づき、神戸市地域防災計画の防災事業計画である「安全都市づくり推進計画」
計画)の策定
の次期事業計画(平成 28~32 年度)を策定する。
業務継続計画(B
CP)の策定
大規模災害により行政機能が低下する中で、市民生活への影響を最小限に
とどめるため、優先する事務に限られた資源を投入し、災害時の業務継続性
を確保する「業務継続計画(BCP)
」を策定する。
13
(3) 危機対応力の向上
ア
危機管理戦略研
究会の設置
市民の安全と安心を確保するため、有識者を交えた研究会を設置し、様々
な危機事象に関する調査、情報収集・分析等を積極的に行い、危機対応力の
向上を図る。
イ
訓練の強化・充実
様々な危機に迅速・的確に対応できるよう危機管理戦略研究会の助言も得
ながら効果的な訓練を実施し、また、訓練内容を評価し、課題の抽出や改善
を行い、職員の危機対応力の向上を図る。
ウ
避難所の環境整
備
大規模災害時における避難所開設等の応急対応に備え、男女双方や災害時
要援護者に配慮した避難所運営を行うための資材や、長期のエネルギー途絶
等に備える非常用電源や投光器等の緊急用物資を避難所等に備蓄する。
(4)
情報通信体制等の
運営
ア
オペレーション
センターの運営
災害・事故発生時の迅速な情報収
集・伝達を行うため、危機管理セン
ター2階にオペレーションセンター
を設置し、以下の各種情報通信設備
を運用している。
オペレーションセンター
イ
危機管理情報シ
(ア) 危機管理情報システム
ステム・その他ネッ
災害発生時に、災害の全容を早期に把握し、災害救助や市民・関係機関
トワークシステム
等への情報提供、市職員間の情報伝達・共有をいち早く効率的に行える危
の運用及びデジタ
機管理情報システムの保守・運用を行う。
ル防災行政無線の
保守
(イ) その他ネットワークシステム
a
防災携帯
災害発生時、電話が途絶・輻輳した場合においても、本市防災関係部
局間の情報連絡を確保・実施するため運用する。
防災携帯 173 台:区役所、建設事務所などに常置(携帯電話)
b
ホットライン
県警・海上保安庁・陸上自衛隊・海上自衛隊・日本赤十字社
c
衛星系システム
(a) 全国瞬時警報システム(J-ALERT)
緊急地震速報、津波警報、弾道ミサイル発射情報などが発表された
場合、通信衛星により瞬時に受信し、人手を介さず防災行政無線同報
14
系を起動して音声放送などを行う。
(b) 兵庫衛星通信ネットワーク(電話機・FAX)
d
災害映像
(a) 消防監視テレビシステム(監視カメラ 6 台)
平成 16 年度より、明石市の監視カメラ映像の取得も開始
平成 19 年度より、神戸空港の監視カメラ映像の取得も開始
(b) 消防ヘリコプター画像伝送システム
e
コンピュータシステム
(a) 兵庫県フェニックス防災システム
(b) 緊急情報ネットワークシステム(Em-Net)
(c) 建設局水防情報システム
f
その他
(a) 自動通報装置(防災指令伝達用)
(b) 庁内放送設備(防災指令伝達などに使用)
(ウ) デジタル防災行政無線の保守
緊急時における情報伝達を行うデジタル防災行政無線の円滑な運用を
図るため、老朽化した屋外スピーカー(拡声子局)を更新するとともに、
保守点検を行う。
a
防災行政無線同報系
地震・津波・風水害・大火災などの災害発生時、避難勧告発令などの
必要な情報を一斉に多数の市民に伝達するため運用する。
(a) 屋外スピーカー(拡声子局)
広域避難場所、海岸部、河川部等に設置 (計 145 か所)
(b) ラジオ型受信機(戸別受信機)
避難所(各公立小・中学校など)、福祉避難所、防災福祉コミュ
ニティ関係者宅等に設置(約 2,000 か所)
ウ
安全・安心情報の
ひょうご防災ネット(携帯電話eメール)を活用し、市民に対し気象情報
電子メールサービ
や避難勧告発令情報などを即時に発信する。また、携帯電話事業者(NTT
スの運営
ドコモ、au、ソフトバンク)の緊急速報メールとシステム連携し、市全域ま
たは行政区単位で配信エリア内の一時滞在者にも緊急情報を発信する。
エ
被災者生活再建
支援システムの運
災害時に速やかな罹災証明書の発行と、被災者台帳の整備による迅速な生
活支援が行える被災者生活再建支援システムの保守・運用を行う。
用
15
オ
待機宿舎の運用
災害対策本部等の迅速な立ち上げ
を図るため、中央消防署と合築した
待機宿舎を平成 12 年度から運営して
いる。
【待機宿舎の概要】
免震構造のSRC及びRC造
幹部用5室/係員用 50 室 計 55 室
待機宿舎
16
2
安全で安心なまちづ
くりの推進
(1)
土砂災害対策の推
進
ア
避難マップの作
成・配布
土砂災害警戒区域や緊急避難場所をわかりやすく記載し、避難経路等を自
ら書き入れることができる「避難マップ」を作成し、
「くらしの防災ガイド」
と一緒に配布する。
また、
「くらしの防災ガイド」について、避難に関する正しい理解と適切
な行動につながる内容や「災害・避難カード」を新たに盛り込む等の充実を
行い、市民の自己決定力の向上を図る。
イ
情報伝達網の拡
充・強化
土砂災害に重点をおいた対策として、ひょ
うご防災ネットの普及啓発、J:COMと連
携した防災情報端末の普及、防災行政無線の
自動電話応答装置の設置等を行う。
また、緊急度の高い河川浸水想定区域を中
心に防災行政無線の屋外スピーカーを設置し、
情報伝達網の拡充・強化を図る。
ウ
避難所表示板の
整備
J:COM防災情報端末
災害対策基本法の改正に伴い、緊急避難場所及び避難所を指定し、緊急避
難場所については、災害種別ごとの指定が必要となった。これに伴い、適切
な避難行動がとれるよう、わかりやすい現地表示板を緊急避難場所及び避難
所に設置する。
(2)
都心部における防
災対策の推進
ア
津波避難対策
南海トラフ巨大地震による津波浸水が想定される都心部において、来街者
への津波避難啓発を行う。また、平成 26 年9月に設立した「神戸駅周辺地
域津波避難等対策協議会」における、津波避難後の来街者への対策について
の検討と既存計画の充実化を支援する。
また、元町エリアにおいて津波避難誘導の現地表示を行う。
イ 帰宅困難者対策
平成 26 年1月に設立した「三宮駅周辺地域帰宅困難者対策協議会」にお
ける、帰宅困難者の安全確保策や支援策などについての検討と対策計画の作
成を支援し、地域における帰宅困難者対策を推進する。
また、中央区と平成 26 年度に共同で開発した防災・区政情報発信用スマ
ートフォンアプリケーション「KOBEまちの安全・安心アプリ~かもめん
navi」に、帰宅困難者支援機能を付与し、帰宅困難者対策を一層推進す
る。
17
(3) 市民等への防災啓
発の推進
ア
防災啓発の推進
南海トラフ巨大地震などの大規模広域災害や近年の激化する自然災害な
ど、様々な災害に備えるため、「くらしの防災ガイド」の充実を図るととも
に、大学、NPO、企業等と協働で防災啓発イベントなどに取り組む。
また、市民や関係機関等と連携した総合防災訓練を実施することにより、
市民へ防災啓発を行い、
「自己決定力の向上」を図る。
イ
震災教訓の発
信・継承
阪神・淡路大震災の教訓を風化させることなく次世代に引き継いでいくた
め、様々な防災情報を発信する地域防災シンポジウムを「市民防災の日(1
月 17 日)」前後に開催するとともに、市民・事業者・学校など幅広い主体が
参加できる「シェイクアウト訓練」を実施する。
また、NPOや大学と連携し、学生など若い世代の市民を対象とした震災
体験の語り部活動等に取り組み、震災教訓の継承を行う。
(4) 地域活動への支援
ア
防犯カメラ設置
助成
自治会などの地域団体が実施する防犯活動を支援するため、街頭犯罪の発
生の抑止が期待される防犯カメラ設置にかかる経費の補助を行う。また、自
立柱設置分に対する上乗せ補助を新たに導入し、補助内容を拡充する。
イ
青色防犯パトロ
ール
ウ
神戸防犯協会へ
の助成
エ
区安全会議の実
施支援
地域での見守り活動として実施する青色防犯パトロールについて、パトロ
ールに必要な物品の支給を行う。
地域の安全を確保するための活動を行う神戸防犯協会に助成を行い、防犯
啓発活動等での連携を深める。
区民が安心して暮らせる安全なまちづくりを進めるために、市民、事業者、
行政機関が、災害や事故等の情報を交換し、必要な対応策を検討する各区の
区安全会議の開催を支援する。
オ
ともにつくる安
事業者とコミュニティが一体となっ
全 で 安 心 な ま ち づ て行った、地域の安全・安心を確保す
くり賞の表彰
るための顕著な活動に対して、「とも
につくる安全で安心なまちづくり賞」
の表彰を実施する。
表彰式
18
カ
こうべまちづく
り学校の運営
安全なまちづくりを市民が主体的に進めることができるよう、まちづくり
の学習の場として、
「こうべまちづくり学校」を他局と共催する。
危機管理室では、防災・防犯につい
ての専門的知識を習得し、その知識を
地域の安全なまちづくりのために活用
する手法を身につける、「防災コミュ
ニティづくりコース」及び「防犯コミ
ュニティづくりコース」を開講する。
こうべまちづくり学校
(5)
連携による安全な
まちづくり
ア
神戸安全ネット
市・事業者等が協働して、危機管理
会議への参画・運営
に関する情報を交換し、連携体制づく
りに取り組む「神戸安全ネット会議」
に参画し、運営を行う。
講演
イ
犯罪被害者等の
支援
被害者に一日も早く平穏な日常生活を取り戻していただくため、「神戸市
犯罪被害者等支援条例」に基づき、総合的な支援を実施する。また、支援を
通して多くの市民が命や絆、規範意識の大切さに改めて気づき、互いに支え
合う地域社会づくりを推進する。
ウ
暴力団排除条例
安全で安心な市民生活を確保していくため、「神戸市における暴力団の排
に基づく施策の推
除の推進に関する条例」に基づき、県警などとの連携のもと、市民、事業者
進
と協働して、啓発活動や情報交換に取り組むことで、関心を高め暴力団排除
を推進する。
エ
暴力団追放兵庫
暴力団排除活動を推進し、暴力団に関する相談や被害者の救済支援活動を
県民センターとの
行っている「(公財)暴力団追放兵庫県民センター」に職員を派遣し、県警
連携
とも連携を図りながら、安全で安心なまちづくりを進める。
(6)
交通安全施策の充
実
ア
総合的交通安全
施策の推進
(ア) 神戸市交通安全実施計画の作成
第9次神戸市交通安全計画の最終年次にあたる、平成 27 年度の神戸市
関係部局の交通安全施策の概要を取りまとめる。
19
(イ) 神戸市交通安全対策推進協議会の運営
交通事故から市民を守り、交通問題に対応
するため、関係機関・団体が一体となって、
総合的・効果的な交通安全活動を推進する神
戸市交通安全対策推進協議会を運営する。
(神戸市交通安全シンボルマーク)
イ
交通安全市民運 (ア) 交通安全運動等の実施
動の推進
春と秋に交通安全運動を、夏と年末に交通事故防止運動を展開し、交通
安全思想の普及を図る。
平成 27 年度 交通安全運動
運 動 の 種 類
実 施 期 間 ( 予 定 )
春の全国交通安全運動
5月11日~ 5月20日
夏の交通事故防止運動
7月15日~ 7月24日
秋の全国交通安全運動
9月21日~ 9月30日
年 末 の 交 通 事 故 防 止 運 動 12月 1日~12月10日
(イ) 地域活動の支援
a
高齢者等の交通安全講座
老人クラブ、子ども会等を対象に、地域の集会所や広場で交通安全講
座を開催するとともに、幼稚園、保育所、小学校等に交通安全啓発資材
を配布する。
b 交通安全シルバーリーダーの養成
高齢者の事故防止を図るため、老人クラブの指導者を対象とした交通
安全講座を開催し、交通安全シルバーリーダーとして地域交通安全活動
の担い手を養成する。
ウ
通学(園)路等の
安全確保
エ
違法駐車対策
車の運転者に「とび出し」
「学童」「横断者」への注意を呼びかける「交通
安全啓発シート」や、とび出し事故防止のため、子どもにわかりやすく一旦
停止を習慣づける「ストップマーク」を設置する。
(ア) 違法駐車等防止条例の運用
自動車運転者のモラル向上のため、
「神戸市違法駐車等の防止に関する
条例」に基づき、所轄警察、区役所等と連携しながら、各種指導啓発、広
報活動を行う。
a
違法駐車等防止重点地域の指定及び指導・啓発
違法駐車等が著しく多いため一般交通その他市民の生活環境に重大
な支障を生じさせ、緊急に指導及び啓発活動等の措置を講ずる必要があ
ると認められる地域を重点地域として指定し、交通指導員による巡回指
導・啓発活動を実施する。
20
指定地域
b
六甲道・三宮・湊川・新長田
違法駐車等追放推進地域の指定及び活動補助
違法駐車等により一般交通その他市民の生活環境に支障が生じてい
る地域で、住民が自主的に違法駐車等の追放運動に取り組もうとしてい
る、または取り組んでいる地域を区長が推進地域として指定し、資材の
提供そのほか必要な助成を行い、住民運動を支援する。
(イ) 違法駐車等追放強化運動の実施
全市一斉の違法駐車等追放強化期間を設け、
各区で住民パトロールや街頭広報等を実施する
ことにより、駐車モラルの向上を図る。
実施時期 平成 27 年 11 月(予定)
“とめないで 道路はあなたの 車庫じゃない”
(神戸市違法・迷惑駐車追放統一スローガン)
(神戸市違法・迷惑駐車追放統一シンボルマーク)
オ
交 通 安 全 教 育 の (ア) 出張交通安全教室
推進
小学校等に自動車と自転車を持
ち込み、危険行為の実演を行うほ
か、横断歩道のわたり方、自転車の
乗り方等について参加・体験型の指
導を行う。
平成 26 年度指導実績
114 団体
37,429 人
(イ) 交通安全指導員による教育
神戸市交通安全指導員が、子どもや高齢者を対象に幼稚園、保育所、小
学校や地域等で交通安全教育を行う。
平成 26 年度指導実績 1,294 回 140,586 人
カ
交 通 事 故 被 害 者 (ア) 交通遺児奨学金
の福祉
交通事故により保護者が死亡又は身体もしくは精神に著しい障害を有
することとなった幼児(小学校就学1年前)
、小学生、中学生、高校生に
奨学金を支給する。
幼
支給額(月額)
21
児
小学生
中学生
高校生
3,700 円
4,200 円
4,900 円
8,700 円
(イ) 神戸交通遺児をみまもる会
市民からの寄附金をもとに市内交通遺児家庭の福祉の増進を図るため、
「神戸交通遺児をみまもる会」を設けており、レクリエーション行事を適
宜開催するほか、大学生への奨学金(月額2万円)の貸付、幼稚園等の卒
園時・小学校・中学校・高校卒業時の祝金(1万円~10 万円)の支給など
交通遺児家庭への支援を行う。
(7)
東日本大震災被災
地支援
ア
東日本復興支援
東日本大震災の被災自治体における復旧・復興事業への人的支援のニーズ
に応えるため、「(一財)神戸すまいまちづくり公社」とも連携し、支援を
行う。
イ
東日本大震災市
阪神・淡路大震災の教訓より生まれた「神戸市避難者登録制度」を活用し、
内 避 難 者 へ の 情 報 避難元の被災自治体情報や市内のイベント情報等を提供し、生活再建の支援
提供
を行う。
22
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